JP4151953B2 - インクジェット記録装置および副走査送り量補正方法 - Google Patents

インクジェット記録装置および副走査送り量補正方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、副走査方向の送り量を調整可能にしたインクジェット記録装置に関し、媒体上で、ヘッドを縦横に相対移動させて画像形成する画像形成装置などに好適な技術である。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録装置(プリンタ)は、インクを噴射するヘッドを左右に移動させるとともに、インクの噴射方向に置いた紙を、ヘッドの移動方向と直交する方向に移動させることにより、紙面上に作像する。このときのヘッドの移動を主走査、紙面の移動を副走査という。
【0003】
ところで、一般的なプリンタは、組み付け時のモータ駆動軸と副走査搬送ローラ軸を結ぶベルトのテンションのバラツキ、副走査搬送ローラ径のバラツキ、印刷媒体の副走査搬送時のスベリ等により、副走査エンコーダーパルスから入力されるパルス数を基に理論的に導かれる印刷媒体の搬送量と実際の印刷媒体の副走査搬送量とに誤差が生じる。
【0004】
なお、この種の関連する技術としては、記録ヘッドの搭載位置のずれを自動的に補正するようにした記録装置などがある(例えば、特許文献1、2を参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−238339号公報
【特許文献2】
特開2000−127360号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特に、画質の高い画像を印刷しようとする場合、画像データを数回の走査に分割して重ね塗りをするマルチパス方式や、ヘッドを高精度に制御して1回目の印刷ドット間に更に複数のドットを印刷して高解像画像を再現するインタレース方式などを採用した場合には、印刷媒体の副走査移動量に誤差が生じると、画像に白スジや黒スジといった印字ムラが発生する。このため、印刷媒体の副走査移動量に対しては高い精度が要求される。
【0007】
本発明は上記した問題点に鑑みてなされたもので、
本発明の目的は、印刷媒体の副走査方向の送り量を適切に補正することにより、印刷媒体の副走査方向の移動量を高精度に調整可能としたインクジェット記録装置および副走査送り量補正方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明では、副走査送り量調整シートをその時点での副走査送り量の補正量合計値を加えて実際に印刷することにより、実際の印刷における搬送誤差を測定し、副走査送り量の補正量相対値をPCより入力することによりインクジェット記憶装置に送られ、副走査送り量の補正量合計値に加算され、不揮発性記憶装置に格納することにより、印刷媒体の副走査送り量を適切に補正して印刷媒体の副走査移動量を高精度に調整する。
【0009】
また、本発明では、副走査送り量調整シートを印刷する際に、評価線および基準線に用いる一部のノズルが詰まっていても、副走査送り量の調整を可能とする。
【0010】
また、本発明では、副走査送り量調整幅が広い場合でも少ない回数で調整を完了する。
【0011】
また、本発明では、副走査送り量調整目盛が荒い場合でも細かな調整を可能とする。
【0012】
また、本発明では、副走査送り量調整シートの評価線と基準線の境目を認識可能にする。
【0013】
また、本発明では、副走査送り量調整シートの調整結果の判定を可能とする。
【0014】
また、本発明では、副走査送り量調整シートの印刷に用いる印刷データをA4縦、A4横、レター縦、レター横のそれぞれについて印刷データを用意する必要がなく、かつ同一の結果、同一の調整方法を提供する。
【0015】
また、本発明では、印刷媒体の種類毎に副走査送り量のバラツキを補正する。
【0016】
また、本発明では、温度による副走査搬送ローラー径の膨張・収縮による送り量のバラツキを補正する。
【0017】
本発明では、副走査方向に配置した複数のノズルを有するヘッドと、ヘッドに対向する位置に配置される印刷媒体と、前記ヘッドと前記印刷媒体の相対的な位置を主走査方向と副走査方向に交互に変化させる手段とを備え、所要の解像度の画像を印刷するインクジェット記録装置において、印刷媒体の副走査方向の送り量の補正量の合計値をインクジェット記録装置内部の不揮発性記憶装置に記憶する記憶手段、印刷媒体の副走査方向の送り量を調整するために、送り量補正相対値の目盛とヘッドの中心から対称にN個の間隔を明けたノズル2本を用いて評価線と基準線の同時印刷と、副走査方向の印刷媒体の送り量を前記送り量の補正量合計値を加算しつつ段階的に送り量変化させておくる副走査送り動作を交互に繰り返して、副走査送り量補正の調整シートを印刷する印刷手段、上記の副走査送り量の調整シート印刷をPCから通常印刷データと同様に送信し、インクジェット記録装置で副走査送り量の調整シート印刷を行う、副走査送り量調整シート印刷データ送信手段、補正の調整シートから、基準線と評価線が一致している値を読み取り、読み取った値をPCから入力する副走査の送り量補正相対値入力手段、PCに入力された副走査の送り量補正相対値をインクジェット記録装置に送信する送信手段、PCから送信された副走査の送り量補正相対値を受信する受信手段、前記副走査の送り量補正相対値を前記副走査方向の送り量の補正量合計値に加算してインクジェット記録装置内部の不揮発性記憶装置に記憶する記憶手段、前記印刷媒体の副走査方向の送り量の補正量合計値を用いて印刷時の副走査送り量の補正を行う印刷手段を備えている。
【0018】
本発明のインクジェット記録装置において、一部のノズルの目詰まり時にも送り量を補正可能とするために、前記調整シートを印刷する際に評価線・基準線で用いる2本のノズルの組をM組用いて、評価線・基準線をM組主走査方向に並ぶように一度に印刷する印刷手段を備えている。
【0019】
本発明のインクジェット記録装置において、前記副走査調整シートの調整値の目盛が階差等比数列になっている副走査送り量調整シートと、調整シート印刷データの評価線間の副走査の送り量が、階差等比数列になっている副走査送り量調整シート印刷データを備えている。
【0020】
本発明のインクジェット記録装置において、前記調整シートを印刷する際に評価線・基準線の境目を判断可能なように、送り量補正シートの先端、後端に境界を示す副走査方向に平行な線を印刷する印刷手段、前記調整シートを印刷する際に評価線・基準線の境目を判断可能なように、送り量補正シートの先端、後端に境界を示す副走査方向に平行な線を印刷する副走査送り量調整シート印刷データを備えている。
【0021】
本発明のインクジェット記録装置において、前記副走査調整シートを曲げて、最大と最少の調整値の部分を重ね合わせて、基準線および評価線のズレ量が均一であることもしくは、どちらかに調整が偏っていることを判断する、調整値判断方法を備えている。
【0022】
本発明のインクジェット記録装置において、前記調整シートを印刷する際の印刷媒体のサイズが、A4縦(210mmx297mm)、A4横(297mmx210mm)、レター縦(8.5インチx11インチ)、レター横(11インチx8.5インチ)のいずれにおいても、変倍の必要なく、調整シート画像を同じ大きさで印刷する印刷手段、前記調整シートを印刷する際の印刷媒体のサイズが、A4縦(210mmx297mm)、A4横(297mmx210mm)、レター縦(8.5インチx11インチ)、レター横(11インチx8.5インチ)のいずれにおいても、変倍の必要なく、調整シート画像を同じ大きさで印刷する副走査送り量調整シート印刷データを備えている。
【0023】
本発明のインクジェット記録装置において、前記調整シートを印刷する際の印刷媒体が普通紙、インクジェット専用紙、光沢紙、コート紙、OHP、厚紙等の場合に、印刷媒体毎の副走査方向の送り量の補正量の合計値をインクジェット記録装置内部の不揮発性記憶装置に記憶する記憶手段、印刷媒体の副走査方向の送り量を調整するために、送り量補正相対値の目盛とヘッドの中心から対称にN個の間隔を明けたノズル2本を用いて評価線と基準線の同時印刷と、副走査方向の印刷媒体の送り量を前記印刷媒体の種類に該当する送り量の補正量合計値を加算しつつ段階的に送り量変化させて送る副走査送り動作を交互に繰り返して、印刷媒体の種類にそくした副走査送り量補正の調整シートを印刷する印刷手段、上記印刷媒体の種類にそくした副走査送り量の調整シート印刷をPCから通常印刷データと同様に送信し、インクジェット記録装置で印刷媒体の種類にそくした副走査送り量の調整シート印刷を行う、副走査送り量調整シート印刷データ送信手段、印刷媒体の種類にそくした補正の調整シートから、基準線と評価線が一致している値を読み取り、読み取った値をPCから入力する印刷媒体の種類にそくした副走査の送り量補正相対値入力手段、PCに入力された印刷媒体の種類にそくした副走査の送り量補正相対値をインクジェット記録装置に送信する送信手段、PCから送信された印刷媒体の種類にそくした副走査の送り量補正相対値を受信する受信手段、前記印刷媒体の種類にそくした副走査の送り量補正相対値を前記印刷媒体の種類にそくした副走査方向の送り量の補正量合計値に加算してインクジェット記録装置内部の不揮発性記憶装置に記憶する記憶手段、前記印刷媒体の種類にあった副走査方向の送り量の補正量合計値を用いて印刷時の副走査送り量の補正を行う印刷手段を備えている。
【0024】
本発明のインクジェット記録装置において、副走査搬送ローラー径の温度による膨張・収縮に際し、温度による副走査搬送ローラー径の膨張・収縮に対する副走査方向の送り量の補正値を算出する送り量温度補正値算出手段、印刷実行時の副走査搬送ローラー径の温度補正に用いる温度を検出する温度検出手段、前記印刷媒体の種類にあった副走査方向の送り量の補正量合計値に前記送り量温度補正値加算して印刷時の副走査送り量の補正を行う印刷手段を備えている。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を用いて具体的に説明する。
【0026】
図1は、本発明が適用されるインクジェット記録装置の作像機構の概要を示す図である。図において、101は画像が印写される用紙であり、用紙を搬送する副走査電動機およびローラ104に支持され、ローラ104の回転方向に移動させることができる。102は印刷時に用紙101にインクを噴射する機構を含むヘッドであり、ヘッド駆動ベルト105に接続されている。ベルト105は主走査電動機103に接続され、主走査電動機103が回転することで、用紙の移動方向と直交する方向にヘッドを移動させることができる。
【0027】
主走査によってヘッド102が横方向に移動しながら印刷し、副走査によって用紙101が送られ、次の印刷を行う。このプロセスを繰り返すことにより、用紙上に作像していく。
【0028】
図2は、インクを吐出する機構を含むヘッドの構成を示す。ヘッド102には、インクの吐出口であるノズル201が図2(b)のように、副走査方向に複数配置されており、1つのノズル列を構成している。このノズル列は、図2(a)に示すように各インク色毎に1個ないし複数個用意され、主走査方向に並んでいる。
【0029】
図2のヘッド例では、シアン(C)、ブラック(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のノズルが配置され、各色について副走査方向に例えば192個のノズルが設けられている。また、ノズル間の間隔は例えば1/150インチである。
【0030】
図3は、本発明に係る、副走査送り量調整シートを示す。境界線301,304は、基準線303と評価線302の境界を示す。目盛305は副走査送り量の相対補正値を示し、単位は副走査方向の解像度R(dpi)の1ドットである。
【0031】
後述するように、目盛305(−14ドット、−6ドット、−2ドット、0、+2ドット、+6ドット、+14ドット)と基準線303と評価線302は、副走査方向に複数並べてブラックインクで印刷される。基準線303、評価線302、境界線301、304は、主走査方向に1ないし複数個並べて印刷される。
【0032】
なお、調整シートの目盛(0、2、6、14)は、階差等比数列にする。これにより、調整幅が大きい場合でも少ない調整回数で調整が完了できる。
【0033】
上記したように、例えば、ノズル201の間隔が1/150インチの場合、ノズル201−25とノズル201−175の間隔は1インチになる。
【0034】
このノズル間隔を尺度として用い、
基準線303−1−1〜303−1−7をノズル201−25、評価線302−1−1〜302−1−7をノズル201−175、
基準線303−2−1〜303−2−7をノズル201−30、評価線302−2−1〜302−2−7をノズル201−180、
基準線303−3−1〜303−3−7をノズル201−35、評価線302−3−1〜302−3−7をノズル201−185で印刷するように、PCからインクジェットプリンタに送られる調整シート印刷データが予め構成されている。なお、例えばノズル201−25とは、図2において上から25番目にあるノズルを意味し、ノズル201−175は175番目のノズルであり、以下同様である。
【0035】
本発明では、上記したように、ヘッドの中心から上下対称にK個(150)の間隔をあけたノズル2本(例えばノズル201−25とノズル201−175)を用いて評価線と基準線を一回のヘッドの主走査移動で印刷(例えば、評価線302−1−1と基準線303−1−2)している。このように、本発明では、ヘッドの中心に近く、かつ中心から等距離にあるノズルを使用して評価線と基準線を印刷しているので、ヘッド位置にバラツキがあってもその影響を受けない。
【0036】
図3において、目盛(−14)の位置で、基準線303−1−1と評価線302−1−1との間が、−14ドットのズレがあるようにPCからの印刷データによって印刷される。基準線303−2−1と評価線302−2−1との間、基準線303−3−1と評価線302−3−1との間も同様に−14ドットのズレがある。
【0037】
目盛(−6)の位置も同様に、基準線303−1−2と評価線302−1−2との間が、−6ドットのズレがあり、基準線303−2−2と評価線302−2−2との間、基準線303−3−2と評価線302−3−2との間も同様に−6ドットのズレがある。
【0038】
目盛が+の位置では、例えば+14の位置では、基準線と評価線との間には、+14ドットのズレがある。
【0039】
また、前述したように、基準線303−1−2と、評価線302−1−1との間隔は1インチである。いま、副走査解像度が4800dpiとすると、1インチ=4800dpiとなるから、基準線303−1−1と、基準線303−1−2との間隔は、4800ドット−14ドット(=4786ドット)となる。
【0040】
同様に、基準線303−1−3と、評価線302−1−2との間隔は1インチであり、基準線303−1−2と、基準線303−1−3との間隔は、4800ドット−6ドット(=4794ドット)となる。
【0041】
また、印刷媒体の先端(図3の上端)を原点として、副走査座標Yを印刷媒体の先端(図3の上端)から印刷媒体の後端(図3の下端)方向にとったとき、基準線303−1−1の副走査座標をY1とする。この副走査座標Y1は、PCから印刷データとしてプリンタに送られ、その座標位置に基準線303−1−1が印刷される。
【0042】
次の基準線303−1−2の副走査座標をY2とすると、Y2=4800−14+Y1となる、副走査座標Y2がPCから印刷データとしてプリンタに送られ、その座標位置に基準線303−1−2が印刷される。
【0043】
さらに、次の基準線303−1−3の副走査座標をY3とすると、Y3=4800−6+Y2=4800×2−14−6+Y1となる、副走査座標Y3がPCから印刷データとしてプリンタに送られ、その座標位置に基準線303−1−3が印刷される。以下、同様である。なお、調整シート印刷データの評価線間の副走査の送り量は、階差等比数列になっている。
【0044】
図4は、本発明の実施例の構成を示す。図において、401はPC(パソコン)、402はインクジェット記録装置、403は不揮発性記憶装置、404は制御部、405は主・副走査部、406は温度センサ、407は印字部(ヘッドおよびヘッド駆動回路)、408は副走査送り量調整シート、409は副走査送り量の補正相対値である。
【0045】
図5は、本発明に係る、副走査送り量調整シートを印刷処理するフローチャートである。図4、5を参照して本発明を説明する。まず、ユーザがインクジェット記録装置の副走査送り量を補正するために、PCからインクジェット記録装置に対して副走査送り量調整シートの印刷を指示する。
【0046】
制御部404は、インクジェット記録装置402内部の不揮発性記憶装置403から、印刷媒体毎の副走査方向の送り量の補正量の合計値(以下、これをf+uとする。ただしu=0)を読み出す。この補正量の合計値f+uとは、例えば本製品について複数回の調整(図3の調整シートを使用して調整する)が行われ、調整が完了した時点での副走査方向の送り量の補正値の合計値であり、この値をPC401から不揮発性記憶装置403に予め書き込んでおく。値uはユーザの調整により書き換えられる。値fと値uは、それぞれ別々に不揮発性記憶装置403に登録される。
【0047】
また、温度によって副走査搬送ローラー径が膨張・収縮し、これによる送り量のバラツキを補正するために、制御部404は、温度センサ406によって検出された温度に応じた、副走査ローラー径の搬送量補正値(以下、この値をbとする)を算出する。
【0048】
そして、制御部404は、上記した補正量の合計値f+uと搬送量補正値bとを加算し(f+u+b)、機械固有の補正量(以下、この値をcとする)を求める。
【0049】
そして、求めた補正量cは、印刷媒体上に配置(印刷)される画像の副走査座標を、印刷媒体の先端からの副走査エンコーダー上の搬送時のパルス数に換算する際に用いられる。
【0050】
すなわち、図6に示すように、いま、ヘッドが副走査座標(Y1)にあるとし、次の画像データの副走査座標をYとする。この副走査座標Yを、上記補正量cを用いて、用紙先端からのパルス数Pに変換する。
【0051】
P=Y*4800/(4800−c) 式(1)
ただし、上記した式(1)は、副走査解像度が4800dpiの場合である。
【0052】
用紙先端から、現在(Y1)までの副走査の実際の移動量(搬送パルス数)をP1とすると、求める副走査移動量(搬送パルス数)Pnは、
Pn=P−P1となり、
求めた搬送パルス数Pnだけ、副走査方向に印刷媒体を搬送する。
【0053】
PC401から送信される副走査送り量調整シート(図3)の印刷データは、あらかじめインクジェット記録装置402が下記の印刷を行うように、機械差を含まない印刷データになっている。
【0054】
PC401が副走査送り量調整シートの印刷を実行すると、前記印刷データがインクジェット記録装置402に送信される。インクジェット記録装置402では、受信した印刷データに従って印刷を行う。
【0055】
まず、主・副走査部405によって印刷媒体が給紙されて、PC401から送られてきた調整シート印刷データに含まれる、最初の画像位置である副走査搬送量だけ搬送されて副走査移動が停止する(ステップ501)。
【0056】
その後、境界線301−1〜301−3、目盛305−1(つまり、(−14))、基準線303−1−1〜303−3−1(図3の一番上の基準線)が一度の主走査方向のヘッド移動によって印刷される(ステップ502)。ここで、基準線303−1−1〜303−3−1の副走査座標をY1とする。
【0057】
次に、n=0、n=n+1として(ステップ503,504)、以下の処理を行う。PCから送られてきた調整シート印刷データには、次の基準線303−1−2〜303−3−2の副走査座標(これをY2とする)が含まれている。
【0058】
制御部404では、印刷媒体上に配置(印刷)する画像の副走査座標Y2を、上記した式(1)を用いて、印刷媒体の先端からの副走査エンコーダー上の搬送時のパルス数に換算し、それまでに(つまりY1)印刷媒体先端から搬送した搬送パルス数を減算し、求めた搬送パルス数だけ、副走査方向に印刷媒体を搬送する(ステップ505)。
【0059】
主走査ヘッドを移動させて、目盛305−2(値−6を印字)、基準線303−1−2〜303−3−2、評価線302−1−1〜302−3−1を印刷する(ステップ506)。基準線303−1−2と、評価線302−1−1は、互いに1インチ離れた2本のノズル201−25とノズル201−175で印刷される。他の基準線と評価線についても同様である。
【0060】
以上の処理を目盛305の総数(この例では、目盛305は7個)だけ繰り返し(ステップ507)、最後に評価線302−1−7〜302−3−7、境界線304−1〜304−3を印刷した後(ステップ508、509)、排紙する(ステップ510)。
【0061】
印刷された調整シート408の評価線302と基準線303が一致している、もしくは近い目盛を読取り、一致している場合はその目盛の値を、一致していないが近い場合は、その目盛の前後の適切な値を、副走査送り量の補正相対値δとしてPC401から入力する。例えば、図3において、評価線302と基準線303が目盛(+6)で一致している場合には、副走査送り量の補正相対値δとして、+6がPC401から入力される。
【0062】
なお、副走査の解像度が高く、調整が適切か否かを判定することが難しい場合には、調整シートを曲げて、最大と最小の目盛のところの基準線を重ね合わせて見ることにより、評価線が一致していれば調整済みであり、一致していなければ、調整値の入力すべき値を推定することが可能となる。
【0063】
PCから入力された副走査送り量の補正相対値δは、インクジェット記録装置402に送信される。インクジェット記録装置402は、副走査送り量の補正相対値δを、不揮発性記憶装置403に格納されている副走査送り量の補正量uに加算し(u+δ=u’)、副走査送り量の補正量u’を不揮発性記憶装置403に格納する。
【0064】
ユーザが通常の印刷データを印刷する場合、インクジェット記録装置側では、受信した印刷データに従って印刷媒体上に配置(印刷)される画像の副走査座標を、上記した式(1)に従って印刷媒体の先端からの副走査エンコーダー上の搬送時のパルス数に換算し、それまでに印刷媒体先端から搬送した搬送パルス数を減算し、求めた搬送パルス数だけ、副走査方向に印刷媒体を搬送した後、主走査方向のヘッド移動によって画像を形成する。このように、通常の印刷時には、副走査の送り量が補正される。
【0065】
なお、上記した調整シートによる副走査送り量の調整は、調整が完了するまで何度でも行われる。
【0066】
図3では、副走査送り量が調整されているが(評価線302と基準線303が目盛0の位置で一致している)、例えば副走査送り量が大きくなった場合(副走査搬送ローラ径が大きくなる場合)について説明する。この場合には、基準線303−1−1から基準線303−1−2への送り量が大きいので、基準線303−1−2から1インチの位置に印刷される評価線302−1−1と基準線303−1−1とのズレが−14ドット以下となる。同様に、目盛(−6)の位置でも、評価線302−1−2と基準線303−1−2とのズレが−6ドット以下となる。そして、例えば目盛(−2)の位置で、評価線と基準線がほぼ一致したとする。副走査送り量の補正相対値δとして値(−2)がPCからインクジェット記録装置に送信される。u=0で、u+δ=u’=−2となるから、式(1)によって搬送パルス数Pが少なくなり、これにより副走査送り量が調整される。
【0067】
また、印刷媒体の種類毎(例えば、普通紙、インクジェット専用紙、光沢紙、コート紙、OHP、厚紙等)に、副走査送り量の補正量を不揮発性記憶装置403に格納し、PCより印刷媒体の種類毎に設定する。例えば、印刷媒体が普通紙のとき、副走査送り量の補正量としてαを設定し、光沢紙のときβを設定する。これにより、印刷時に印刷媒体の種類に応じた適切な副走査送り量の補正を行うことができる。
【0068】
本発明の副走査送り量調整シートの印刷データは、副走査送り量調整シートの印刷部分が210mm×210mmの範囲に収まり、かつ印刷媒体の主走査方向中央に印刷されるよう構成されている。従って、調整シートを印刷する際の印刷媒体のサイズが、A4縦(210mmx297mm)、A4横(297mmx210mm)、レター縦(8.5インチx11インチ)、レター横(11インチx8.5インチ)のいずれにおいても、変倍の必要なく、調整シート画像を同じ大きさで印刷することができる。
【0069】
なお、上記した実施例では、ユーザが評価線と基準線が一致する目盛を目視で確認したが、調整シートを光学的に読み取ることにより副走査送り量の補正相対値などをPCに自動的に入力するようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、以下のような効果が得られる。
(1)副走査送り量調整シートをその時点での副走査送り量の補正量を加えて実際に印刷することにより、実際の印刷における搬送誤差を測定し、副走査送り量の補正量相対値をPCより入力することによりインクジェット記録装置に送られ、副走査送り量の補正量合計値に加算され、不揮発性記憶装置に格納し、通常印刷時に副走査移動量を補正しているので、組み付け時のモータ駆動軸と副走査搬送ローラ軸を結ぶベルトのテンションのバラツキ、副走査搬送ローラ径のバラツキ、印刷媒体の副走査搬送時のスベリ等による副走査の搬送誤差を抑えることができる。
(2)評価線と基準線の組を複数調整シート上に別のノズルで印刷しているので、副走査送り量調整シートを印刷する際に評価線および基準線に用いる一部のノズルが詰まっていても、副走査送り量の調整が可能となる。
(3)副走査送り量調整シートの目盛を階差等比数列にすることにより、調整幅が大きい場合でも少ない調整回数で調整を完了できる。
)副走査送り量調整シートの評価線と基準線の境界線を調整シートの先端と後端に印刷しているので、評価線と基準線の境界が認識可能になり、接合部分をより明確に把握することが可能になる。
)副走査の解像度が高く、調整が適切かどうか判定するのに、調整シートを曲げて、最大と最小の目盛のところの基準線を重ね合わせて見ることにより、評価線が一致していれば調整済みであり、一致していなければ、調整値の入力すべき値を推定することが可能となる。
)副走査送り量調整シートの印刷が210mm×210mmの範囲に収まり、かつ印刷媒体の主走査方向中央に印刷されるので、A4縦、A4横、レター縦、レター横のそれぞれについて印刷データを用意しなくても良く、かつ同一の印刷結果、同一の調整方法で済む。
)印刷媒体の種類毎に副走査送り量の補正合計値を不揮発性記憶装置に格納し、PCより印刷媒体の種類毎に設定でき、かつ印刷時に印刷媒体の種類に応じた適切な副走査送り量の補正を行っているので、印刷媒体の種類による印刷媒体の副走査搬送時のスベリ等による搬送誤差を抑えることが可能になる。
)温度によって副走査搬送ローラー径が膨張・収縮し、送り量にバラツキが生じてもそれを補正することにより、温度変化に対しても安定した副走査の送り量の精度が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されるインクジェット記録装置の作像機構の概要を示す。
【図2】 インクを吐出する機構を含むヘッドの構成を示す。
【図3】 本発明に係る、副走査送り量調整シートを示す。
【図4】 本発明の実施例の構成を示す。
【図5】 本発明に係る、副走査送り量調整シートを印刷処理するフローチャートである。
【図6】 副走査座標をパルス数に変換する動作を説明する図である。
【符号の説明】
101 用紙
102 ヘッド
103 主走査電動機
104 副走査電動機およびローラ
105 ヘッド駆動ベルト
301、304 境界線
302 評価線
303 基準線
305 目盛
401 PC
402 インクジェット記録装置
403 不揮発性記憶装置
404 制御部
405 主・副走査部
406 温度センサ
407 印字部
408 副走査送り量調整シート
409 副走査送り量の補正相対値

Claims (8)

  1. 副走査方向に配置した複数のノズルを有するヘッドと、ヘッドに対向する位置に配置される印刷媒体と、前記ヘッドを主走査方向に移動させる手段と、前記印刷媒体を副走査方向に移動させる手段とを備え、所定解像度の画像を印刷するインクジェット記録装置であって、前記印刷媒体の副走査方向の送り量の第1の補正量として、副走査送り量補正の初期設定値とユーザの調整により書き換えられる値の合計に基づいて決められる量を記憶する記憶手段と、前記印刷媒体の副走査方向の送り量を前記第1の補正量で補正しながら、調整シート上に、副走査方向に沿って基準線と基準線との間隔がそれぞれ異なる間隔にある複数の基準線と、各基準線からそれぞれ異なる量だけずらした位置に複数の評価線とを印刷する印刷手段と、前記印刷された調整シート上で前記基準線と評価線が一致しているときの調整値を、副走査送り量の相対補正値として、前記第1の補正量と加算し、加算された第2の補正量を前記記憶手段に記憶し、前記第2の補正量を用いて印刷時の副走査方向の送り量の補正を行う制御手段とを備え、前記印刷手段は、ヘッドの中心から対称にK個の間隔をあけた2本のノズルの組をM組用いて前記評価線と基準線を印刷することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記調整シートには、前記評価線と基準線の境目を示す線が印刷されていることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記境目を示す線は、前記調整シートの先端と後端に印刷される、副走査方向に平行な線であることを特徴とする請求項記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記記憶手段には、前記印刷媒体の種類毎に、副走査送り量の補正量が記憶されていることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  5. さらに、温度検出手段を備え、前記制御手段は検出された温度に応じて副走査方向の送り量を補正することを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  6. 副走査方向に配置した複数のノズルを有するヘッドと、ヘッドに対向する位置に配置される印刷媒体と、前記ヘッドを主走査方向に移動させる手段と、前記印刷媒体を副走査方向に移動させる手段とを備え、所定解像度の画像を印刷するインクジェット記録装置において、前記印刷媒体の副走査方向の送り量を補正する方法であって、前記印刷媒体の副走査方向の送り量の第1の補正量として、副走査送り量補正の初期設定値とユーザの調整により書き換えられる値の合計に基づいて決められる量を記憶するステップと、前記印刷媒体の副走査方向の送り量を前記第1の補正量で補正しながら、調整シート上に、副走査方向に沿って基準線と基準線との間隔がそれぞれ異なる間隔にある複数の基準線と、各基準線からそれぞれ異なる量だけずらした位置に複数の評価線とを印刷するステップと、前記印刷された調整シート上で前記基準線と評価線が一致しているときの調整値を、副走査送り量の相対補正値として、前記第1の補正量と加算し、加算された第2の補正量を用いて印刷時の副走査方向の送り量の補正を行うステップとを含み、前記印刷するステップにおいて、ヘッドの中心から対称にK個の間隔をあけた2本のノズルの組をM組用いて前記評価線と基準線を印刷することを特徴とする副走査送り量補正方法。
  7. 前記調整シートには、前記評価線と基準線の境目を示す線が印刷されていることを特徴とする請求項記載の副走査送り量補正方法。
  8. 前記境目を示す線は、前記調整シートの先端と後端に印刷される、副走査方向に平行な線であることを特徴とする請求項記載の副走査送り量補正方法。
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