JP2017094220A - ミキサーヘッド及びインペラ - Google Patents

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Abstract

【課題】流体に対する分散対象物の比重に関係なく、極めて短時間で分散対象物を流体に均一分散させることができるミキサーヘッドを提供すること。
【解決手段】本発明のミキサーヘッド1は、回転軸を中心に回転可能となっているインペラ6と、インペラ6を内部に収容可能となっており、回転軸の軸線方向両側に開口と、流体及び分散対象物を回転軸から放射状に放出可能な孔が形成された側周面とを有する収容空間とを備える。インペラ6の回転によって、収容空間内で分散対象物が切断又は粉砕され、収容空間の側周面に向かう流体及び分散対象物の流れが生成され、インペラ6の回転軸から放射状に収容空間から流体及び分散対象物が放出されることによって、軸線方向両側の開口から流体及び分散対象物が収容空間に吸引されるようになっている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、流体の中に挿入可能となっており、流体を分散対象物とともに撹拌することによって、流体内に分散対象物を均一に分散させるミキサーヘッド、及び、撹拌用のインペラに関する。
流体内に分散対象物を均一に分散させる技術は、食品工業や化学工業等の様々な分野で求められている。食品工業分野では、流体である液体に、分散対象物である固体を投入し撹拌することで、固体を液体中に均一に分散させる技術が使用されている。食品工業分野において、固体が均等に分散した液体の例として、バッター液、調味液又は各種ソースがある。
このような固体が均等に分散した液体を製造するミキサー装置として、特許文献1に示すものがある。
特許文献1のミキサー装置は、例えば、流体である液体及び分散対象物である粉材を撹拌混合するような場合において、液体中に存在する凝集した粉材等の固形分を、極めて短時間で粉砕して液体中に均一分散させることができる。
特開2009−72687号公報
しかし、特許文献1のミキサー装置は、流体に対して分散対象物の比重が小さいと、分散対象物や分散対象物が凝集した凝集体が流体表面に浮遊する。この浮遊する分散対象物や凝集体を流体中に取り込むことが困難となる場合がある。そのため、極めて短時間で分散対象物を流体に均一分散させることができないという問題がある。
また、流体に対して分散対象物の比重が大きいと、撹拌を行う容器の底に分散対象物が沈む。そのため、極めて短時間で分散対象物を流体に均一分散させることができないという問題がある。
流体の粘性が大きくなると、分散対象物を極めて短時間で流体に均一分散させることがさらに困難となる。また、分散対象物の粘着性によって、分散対象物及び流体を投入した容器の内面に付着してしまうことがある。
撹拌を行う容器の形状によっては、撹拌における流体の流れによって、例えば容器の角などの特定の位置に分散対象物が集まり、分散対象物が凝集しやすくなってしまう。
そこで、上記点より本発明は、流体に対する分散対象物の比重に関係なく、極めて短時間で分散対象物を流体に均一分散させることができるミキサーヘッド及びインペラを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1のミキサーヘッドは、流体の中に挿入可能となっており、流体を分散対象物とともに撹拌することによって、流体内に分散対象物を均一に分散させるミキサーヘッドにおいて、前記流体の中に挿入可能となっており、分散対象物を粉砕して液体中に均等混合させるミキサーヘッドにおいて、回転軸を中心に回転可能となっているインペラと、このインペラを内部に収容可能となっており、前記インペラの回転軸の軸線方向両側に開口と、流体及び分散対象物を前記インペラの回転軸から放射状に放出可能な孔が形成された側周面とを有する収容空間とを備え、前記インペラの回転によって、前記収容空間内で前記分散対象物が切断又は粉砕され、前記収容空間の前記側周面に向かう流体及び分散対象物の流れが生成され、前記インペラの回転軸から放射状に収容空間から流体及び分散対象物が放出されることによって、前記インペラの前記軸線方向両側の開口から流体及び分散対象物が前記収容空間に吸引されるようになっている。
請求項1のミキサーヘッドによれば、インペラの軸線方向両側の開口から流体及び分散対象物が収容空間に吸引されるので、流体表面に浮遊する分散対象物や撹拌を行う容器の底に沈む分散対象物を効率よく流体内に均一に分散させることができる。
請求項2のミキサーヘッドは、請求項1のミキサーヘッドにおいて、前記インペラは、前記回転軸周りに回転する回転盤と、基端が前記回転盤の前記軸線方向に対向する面に固定されている立設部と、前記立設部の基端が固定されている前記回転盤の面と所定間隔をあけて対向するように前記立設部の先端から回転方向に向かって延出する延出部とを有する。
請求項2のミキサーヘッドによれば、請求項1のミキサーヘッドと同様に作用する上に、
収容空間内において開口に向かう流体及び分散対象物の流れが発生しても、その流れは延出部に衝突しインペラの回転による遠心力で収容空間の側周面に案内される。これにより、流体及び分散対象物は収容空間の側周面から放出され、収容空間内が負圧となり、開口からの流体及び分散対象物の吸引がスムーズに行われる。
請求項3のミキサーヘッドは、請求項2のミキサーヘッドにおいて、前記回転盤の外周縁部に複数のカッター刃が形成されている。
請求項3のミキサーヘッドによれば、請求項2のミキサーヘッドと同様に作用する上に、インペラの回転によって、回転盤の複数のカッター刃が分散対象物及び凝集した分散対象物を細分化することができる。
請求項4のミキサーヘッドは、請求項2又は3のミキサーヘッドにおいて、前記延出部の回転方向の周縁部にカッター刃が形成されている。
請求項4のミキサーヘッドによれば、請求項2又は3のミキサーヘッドと同様に作用する上に、インペラの回転によって、延出部のカッター刃が分散対象物及び凝集した分散対象物を細分化することができる。
請求項5のミキサーヘッドは、請求項2乃至4のいずれかのミキサーヘッドにおいて、前記立設部の前記基端と前記先端の間に鋸刃状部が形成されている。
請求項5のミキサーヘッドによれば、請求項2乃至4のいずれかのミキサーヘッドと同様に作用する上に、インペラの回転によって、立設部の鋸刃状部が分散対象物及び凝集した分散対象物を細分化することができる。
請求項6のミキサーヘッドは、請求項1乃至5のいずれかのミキサーヘッドにおいて、前記収容空間は、前記軸線方向に開口し、その側周面に孔が形成された筒状のストレーナに囲まれている。
請求項6のミキサーヘッドによれば、請求項1乃至5のいずれかのミキサーヘッドと同様に作用する上、ストレーナの孔を通過する際に流体にせん断力が発生し、このせん断力によって分散対象物及び凝集した分散対象物を細分化することができる。
請求項7のミキサーヘッドは、請求項6のミキサーヘッドにおいて、前記ストレーナは、前記ミキサーヘッドに対して着脱自在となっている。
請求項7のミキサーヘッドによれば、請求項6のミキサーヘッドと同様に作用する上、ストレーナを取り外して容易に洗浄できる。またストレーナを取り外すことで露出したインペラ―も容易に洗浄できる。また、流体及び分散対象物に応じで、孔の形状が異なるストレーナの交換を容易に行うことができる。
請求項8のミキサーヘッドは、請求項1乃至7のいずれかのミキサーヘッドにおいて、前記収容空間は、さらに、前記軸線方向の一方の開口側が傘状部材に覆われており、この傘状部材は、前記収容空間の前記側周面に向かう流体及び分散対象物の流れの一部を反射して、軸線方向の他方の開口側へ方向転換させる。
請求項8のミキサーヘッドによれば、請求項1乃至7のいずれかのミキサーヘッドと同様に作用する上、傘状部材が収容空間から放出された流体の流れを案内することによって、撹拌を行う容器内で強制対流を生じさせることができる。
請求項9のミキサーヘッドは、請求項8のミキサーヘッドにおいて、前記傘状部材は、前記インペラに対して、前記軸線方向にスライドして変位可能となっている。
請求項9のミキサーヘッドは、請求項8のミキサーヘッドと同様に作用する上、傘状部材をインペラに対して軸線方向にスライドさせることで、露出したインペラを容易に洗浄できる。
請求項10のインペラは、回転軸周りに回転する回転盤と、基端が前記回転盤の前記軸線方向に対向する面に固定されている立設部と、前記基端が固定されている回転盤の面と所定間隔をあけて対向するように立設部の先端から回転方向に向かって延出する延出部とを有する。
請求項10のインペラは、インペラの回転によって、回転軸の軸線方向よりも、インペラの回転軸から放射状の方向に流体の流れが案内される。これにより、インペラで撹拌を行う容器内で強制対流を生じさせることができる。
請求項1乃至9いずれかのミキサーヘッド、及び、請求項10のインペラは、流体に対する分散対象物の比重に関係なく、極めて短時間で分散対象物を流体に均一分散させることができる効果を有する。
本発明の一実施形態のミキサーヘッドを有するスタンドミキサーの側面図である。 図1の部分拡大図である。 ミキサーヘッドの内部構造を示した部分断面図である。 インペラの斜視図である。 図2の状態からストレーナを取り外して、ステータをスライドさせた状態を示す部分拡大図である。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1に示すように、スタンドミキサー1は、主に、本体フレーム2と、被撹拌混合物である流体及び分散対象物を収容する容器5と、その容器5に収容される流体及び分散対象物を撹拌混合するミキサーヘッド4と、このミキサーヘッド4を駆動させる駆動装置3とを備えている。
本体フレーム2は、ミキサーヘッド4及び駆動装置3が搭載される支持構造体である。本体フレーム2は、その下端部に前後方向(図1左右方向)延設される一対の脚部21と、各脚部21の後部側(図1右側)に略垂直姿勢で立設される直立部22を備えている。
一対の脚部21は、本体フレーム2の幅方向(図1の紙面に対する垂直方向)両側にそれぞれ1本ずつ設けられている。一対の脚部21下面にはキャスター23が取り付けられている。キャスター23によって本体フレーム2は床面を容易に移動可能となっている。
直立部22には制御盤24が配設されている。制御盤24には、駆動装置3を電気的に制御する制御回路が内蔵されており、この制御盤24の前面には、スタンドミキサー1の運転条件を設定するための操作パネル24aが設けられている。使用者は、操作パネル24aでスタンドミキサー1の運転条件を設定し、この設定条件に基づいて制御回路が駆動装置3の運転を制御することができる。
また、本体フレーム2の直立部22からは前方へ向けて延出されるアーム部25が設けられている。このアーム部25の先端部には図1中の矢印R方向に揺動可能な駆動装置3が取り付けられている。駆動装置3は、アーム部25に対して、任意の取り付け角度に変更することができる。この取り付け角度を変更することで、駆動装置3と連結されているミキサーヘッド4の姿勢を変更することができる。
さらに、このアーム部25は、本体フレーム2の直立部22に内蔵される昇降用モータによって鉛直方向に昇降移動可能に構成されている。この昇降用モータは、操作パネル24aの操作に基づいて制御回路によって制御される。使用者は、操作パネル24aを操作すれば、アーム部25を自在に昇降させることができる。アーム部25、駆動装置3及びミキサーヘッド4は、一体となって昇降可能であり、ミキサーヘッド4を昇降方向の任意の位置とすることが可能となる。
駆動装置3は、主として、電源からの給電によって回転力を発生する電動モータ31と、その電動モータ31の回転力を減速してドライブシャフト32に伝達する減速機33と、ドライブシャフト32を回転自在に軸支する軸受ユニット34とを備えている。以下、「ドライブシャフト32の回転軸の軸線方向」を、単に「軸線方向」として説明する。
軸受ユニット34は、減速機33から略鉛直下方へ垂設されており、ドライブシャフト32は、この軸受ユニット34の内周部において、同心状に遊挿されている。また、ドライブシャフト32は、その軸線方向の上側の基端が減速機33に連結されており、ドライブシャフト32の下側半分は、軸受ユニット34の軸線方向下端よりも更に下方に延出している。
ミキサーヘッド4を容器5内に入れた場合に、軸受ユニット34は、その軸線方向先端部が容器5内の流体及び分散対象物の表面よりも上方となる。駆動装置3のドライブシャフト32以外の構成要素が、容器5の流体及び分散対象物に接触することがない。したがって、駆動装置3のドライブシャフト32以外の構成要素を水密性のあるものにする必要もなく、流体及び分散対象物が食用である場合の衛生管理も容易となる。
容器5は、本体フレーム2とは別体に形成される有底無蓋の略直方体状の容器体であって、その容器5内部に流体及び分散対象物を投入可能となっている。この容器5の下面にはキャスター5aが取り付けられている。キャスター5aによって容器5は床面を容易に移動可能となっている。
図2に示すように、軸受ユニット34は、ドライブシャフト32を内周部で回転自在に軸支する円筒状の軸受スリーブ34aと、その軸受スリーブ34aの下端部外周に周設される支持フランジ34bとを有する。
支持フランジ34bの上面には、3つの円筒状のガイドスリーブ34cが立設されている。各ガイドスリーブ34cと支持フランジ34bには、それぞれスライドロッド35が貫通している。スライドロッド35は、軸線方向と平行に延びる軸体である。スライドロッド35は、軸線方向と平行にスライド可能となっている。
各スライドロッド35の軸線方向の上端には、ガイドスリーブ34cの上端面に引っ掛かることでスライドロッド35が支持フランジ34bから抜脱することが防止するストッパが設けられている。
ガイドスリーブ34cの側周面には、スライドロッド35を押圧することで、ガイドスリーブ34cに対してスライドロッド35を固定できるハンドル付固定ネジ34dが設けられている。
ミキサーヘッド4は、流体の中に挿入可能となっており、流体を分散対象物とともに撹拌することによって、流体内に分散対象物を均一に分散させる。図3に示すように、ミキサーヘッド4は、ドライブシャフト32の回転軸を中心に回転可能となっているインペラ6と、このインペラ6を内部に収容可能な収容空間とを備える。
図4に示すように、インペラ6は、回転盤61、立設部62及び延出部63を有する。
回転盤61はドライブシャフト32の下端に固定されている。回転盤61は、ドライブシャフト32と一体となって、ドライブシャフト32の回転軸周りに回転する。回転盤61の外周縁部に複数のカッター刃61aが周方向に等間隔に形成されている。
回転盤61の軸線方向に対向する上面及び下面には、それぞれ3個ずつ立設部62の基端が固定されている。下面に基端が固定されている立設部62は、基端と先端の間に鋸刃状部62aが形成されている。
各立設部62の先端からは、延出部63が回転方向に向かって延出している。各延出部63は、各立設部62の基端が固定されている回転盤61の面と所定間隔をあけて対向している。延出部63の周縁部には、カッター刃63aが形成されている。
図2に示すように、スライドロッド35の軸線方向の下端には、ステータが取り付けられている。図3に示すように、ステータは、傘状部材8と、抱持プレート91と、補強リング92と、ストレーナ7とを有する。
図3に示すように、傘状部材8は、中央に開口83があるリング部81とこのリング部81の外縁から下方に傾斜しながら延出する傾斜板部82とを有する。スライドロッド35の軸線方向の下端は、傘状部材8のリング部81の上面に固定されている。傘状部材8の開口83にはドライブシャフト32が挿通されている。傾斜板部82には複数のひし形の孔84が周方向に等間隔で形成されている。
傘状部材8のリング部81下面及び傾斜板部82の下面には、3枚の抱持プレート91の上端が固定されている。図5を参照して分かるように、3枚の抱持プレート91は、傘状部材8から下方に向かって三脚状に延出する。3枚の抱持プレート91の各下端には補強リング92が固定されている。3枚の抱持プレート91は、上端と下端の間において、ストレーナ7を抱え込むように保持して固定すること、及び、抱持プレート91からのストレーナ7の取り外しが可能となっている。
図3に示すように、ストレーナ7は、その側周面である円筒体の周壁体71と、周壁体71の下端部外周に一体的に設けられている円筒状の係合リング72とを有する。このストレーナ7の周壁体71全体には、ひし形の孔73が多数形成されている。
ストレーナ7は、この係合リング72を介して3枚の抱持プレート91に対して回転不能かつ取り外し可能に係合及び固定される。つまり、ストレーナ7はミキサーヘッド4に対して着脱自在となっている。ストレーナ7はミキサーヘッド4から取り外して洗浄することができ、ストレーナ7に付着した固液混合物の残留物を容易かつ確実に除去できる。
傘状部材8がストレーナ7の軸線方向上側にある。傘状部材8の開口83及びストレーナ7の軸線方向の下側の開口は、収容空間のインペラ6の回転軸の軸線方向両側の開口に当たる。
インペラ6が収容される収容空間の側周面は、周壁体71に孔73が形成された筒状のストレーナ7及び傘状部材8の傾斜板部82に囲まれている。
ミキサーヘッド4は、傘状部材8のひし形の孔84及びストレーナ7のひし形の孔73を通して、流体及び分散対象物をインペラ6の回転軸から放射状に収容空間から放出可能となっている。
インペラ6が回転することで、収容空間内で回転盤61のカッター刃61a、立設部62の鋸刃状部62a及び延出部63のカッター刃63aによって、分散対象物が切断又は粉砕される。
また、インペラ6が回転することで、立設部62及び延出部63によって収容空間の側周面であるストレーナ7及び傘状部材8の傾斜板部82に向かう流体及び分散対象物の流れが生成される。インペラ6の回転軸から放射状に収容空間から流体及び分散対象物が放出されることによって、収容空間内が負圧となる。
収容空間が負圧となることで、インペラ6の軸線方向両側の開口である傘状部材8の開口83及びストレーナ7の軸線方向の下側の開口から流体及び分散対象物が収容空間に吸引されるようになっている。収容空間中の局所的な負圧の発生により、傘状部材8の開口83及びストレーナ7の軸線方向の下側の開口以外から流体及び分散対象物が収容空間に吸引される可能性はゼロであるとは言い切れない。しかし、インペラ6の回転中は、傘状部材8の開口83及びストレーナ7の軸線方向の下側の開口からの流体及び分散対象物の吸引が支配的である。
ストレーナ7及び傘状部材8の傾斜板部82に向かう流体及び分散対象物の流れが、傘状部材8のひし形の孔84及びストレーナ7のひし形の孔73を通過することによって、分散対象物が細分化される。
傘状部材8の傾斜板部82に向かう流体及び分散対象物の流れの一部は傾斜板部82で反射され、軸線方向の他方の開口側であるストレーナ7の軸線方向の下側の開口側へ方向転換される。
この流体及び分散対象物の流れの一部を転換することによって、収容空間から放出された流体及び分散対象物の流れが、傘状部材8の開口83からの流体及び分散対象物の吸引を妨げることを抑制できる。そのため、流体及び分散対象物の比重の違いにより、流体の表面に分散対象物が浮遊する場合でも、流体の表面に近い傘状部材8の開口83から流体の表面に浮遊する分散対象物を効率よく収容空間に吸引することができる。
ミキサーヘッド4からストレーナ7を取り外した後に、軸受ユニット34の各ガイドスリーブ34cのハンドル付固定ネジ34dを緩めて、各スライドロッド35を軸受スリーブ34aの軸線方向基端側へスライドさせることが可能となっている。
図5は、ストレーナ7を取り外したステータを、インペラ6を残したままドライブシャフト32の軸線方向に沿って、ドライブシャフト32の軸線方向基端側へスライド移動させた状態である。
このようにステータをスライド移動させれば、インペラ6のみが、ドライブシャフト32の軸線方向先端部に残される。したがって、インペラ6に付着した流体及び分散対象物の残留物を洗浄によって容易かつ確実に除去することができるのである。
上記実施形態では、容器5が本体フレーム2とは別体に形成される有底無蓋の略直方体状の容器体である場合について説明したが、これに限定されることはない。容器は、有底無蓋の略円筒状、お碗状等の別の形状の容器体であってもよい。
上記実施形態では、回転盤61の回転軸の軸線方向に対向する上下両面に立設部62の基端が固定されている場合について説明したが、これに限定されることはない。回転盤の回転軸の軸線方向に対向する両面の一方にのみ立設部の基端が固定されており、その立設部の先端から回転方向に向かって延出部が延出していてもよい。
上記実施形態では、インペラ6は、回転盤61の外周縁部に複数のカッター刃61aが形成されている場合について説明したが、これに限定されることはない。本発明のインペラは、回転盤の外周縁部に複数のカッター刃が形成されていなくてもよい。
上記実施形態では、インペラ6は、立設部62の基端と先端の間に鋸刃状部62aが形成されている場合について説明したが、これに限定されることはない。本発明のインペラは立設部の基端と先端の間に鋸刃状部が形成されていなくてもよい。
上記実施形態では、インペラ6は、延出部63の周縁部にはカッター刃63aが形成されている場合について説明したが、これに限定されることはない。本発明のインペラは、延出部の周縁部にはカッター刃が形成されていなくてもよい。
上記実施形態では、ステータは、傘状部材8を有する場合について説明したが、これに限定されることはない。本発明のミキサーヘッドは、傘状部材を有しておらず、インペラ全体がストレーナに収容されており、ストレーナの軸線方向両側の開口が、インペラの回転軸の軸線方向両側に開口であってもよい。
上記実施形態では、傘状部材8がストレーナ7の軸線方向上側にある場合について説明したが、これに限定されることはない。流体及び分散対象物の比重によっては、分散対象物が容器の底部に沈む場合に、傘状部材がストレーナの軸線方向下側にあってもよい。
上記実施形態では、傘状部材8の孔84及びストレーナ7の孔73がひし形である場合について説明したが、これに限定されることはない。傘状部材の孔及びストレーナの孔を通過する際に分散対象物が細分化される形状であればよい。
1 スタンドミキサー
2 本体フレーム
3 駆動装置
4 ミキサーヘッド
5 容器
5a キャスター
6 インペラ
7 ストレーナ
8 傘状部材
21 脚部
22 直立部
23 キャスター
24 制御盤
24a 操作パネル
25 アーム部
31 電動モータ
32 ドライブシャフト
33 減速機
34 軸受ユニット
34a 軸受スリーブ
34b 支持フランジ
34c ガイドスリーブ
34d ハンドル付固定ネジ
35 スライドロッド
61 回転盤
61a カッター刃
62 立設部
62a 鋸刃状部
63 延出部
63a カッター刃
71 周壁体
72 係合リング
73 孔
81 リング部
82 傾斜板部
83 開口
84 孔
91 抱持プレート
92 補強リング

Claims (10)

  1. 流体の中に挿入可能となっており、流体を分散対象物とともに撹拌することによって、流体内に分散対象物を均一に分散させるミキサーヘッドにおいて、
    流体の中に挿入可能となっており、分散対象物を粉砕して液体中に均等混合させるミキサーヘッドにおいて、
    回転軸を中心に回転可能となっているインペラと、
    このインペラを内部に収容可能となっており、前記インペラの回転軸の軸線方向両側に開口と、流体及び分散対象物を前記インペラの回転軸から放射状に放出可能な孔が形成された側周面とを有する収容空間とを備え、
    前記インペラの回転によって、前記収容空間内で前記分散対象物が切断又は粉砕され、前記収容空間の前記側周面に向かう流体及び分散対象物の流れが生成され、
    前記インペラの回転軸から放射状に前記収容空間から流体及び分散対象物が放出されることによって、前記インペラの前記軸線方向両側の開口から流体及び分散対象物が前記収容空間に吸引されるようになっていることを特徴とするミキサーヘッド。
  2. 前記インペラは、
    前記回転軸周りに回転する回転盤と、
    基端が前記回転盤の前記軸線方向に対向する面に固定されている立設部と、
    前記立設部の基端が固定されている前記回転盤の面と所定間隔をあけて対向するように前記立設部の先端から回転方向に向かって延出する延出部とを有することを特徴とする請求項1に記載のミキサーヘッド。
  3. 前記回転盤の外周縁部に複数のカッター刃が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のミキサーヘッド。
  4. 前記延出部の回転方向の外縁部にカッター刃が形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のミキサーヘッド。
  5. 前記立設部の前記基端と前記先端の間に鋸刃状部が形成されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のミキサーヘッド。
  6. 前記収容空間は、前記軸線方向に開口し、その側周面に孔が形成された筒状のストレーナに囲まれていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のミキサーヘッド。
  7. 前記ストレーナは、前記ミキサーヘッドに対して着脱自在となっていることを特徴とする請求項6に記載のミキサーヘッド。
  8. 前記収容空間は、さらに、前記軸線方向の一方の開口側が傘状部材に覆われており、
    この傘状部材は、前記収容空間の前記側周面に向かう流体及び分散対象物の流れの一部を反射して、軸線方向の他方の開口側へ方向転換させることを特徴とする請求項1乃至7に記載のミキサーヘッド。
  9. 前記傘状部材は、前記インペラに対して、前記軸線方向にスライドして変位可能となっていることを特徴とする請求項8に記載のミキサーヘッド。
  10. 回転軸周りに回転する回転盤と、
    基端が前記回転盤の前記軸線方向に対向する面に固定されている立設部と、
    前記基端が固定されている回転盤の面と所定間隔をあけて対向するように立設部の先端から回転方向に向かって延出する延出部とを有することを特徴とするインペラ。
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