JP2014226648A - 撹拌機 - Google Patents

撹拌機 Download PDF

Info

Publication number
JP2014226648A
JP2014226648A JP2013110618A JP2013110618A JP2014226648A JP 2014226648 A JP2014226648 A JP 2014226648A JP 2013110618 A JP2013110618 A JP 2013110618A JP 2013110618 A JP2013110618 A JP 2013110618A JP 2014226648 A JP2014226648 A JP 2014226648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stirring
liquid
baffle
stirring tank
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013110618A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6066199B2 (ja
Inventor
大亮 杉舩
Daisuke Sugifune
大亮 杉舩
隆宏 十川
Takahiro Sogawa
隆宏 十川
和田 誠
Makoto Wada
誠 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Izumi Food Machinery Co Ltd
Original Assignee
Izumi Food Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Izumi Food Machinery Co Ltd filed Critical Izumi Food Machinery Co Ltd
Priority to JP2013110618A priority Critical patent/JP6066199B2/ja
Publication of JP2014226648A publication Critical patent/JP2014226648A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6066199B2 publication Critical patent/JP6066199B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

【課題】簡易な構造で、液体を均一に混合撹拌できるようにするとともに、1台の装置で性状の異なる多種類、少量の液体に対応し、多種類の製品を製造することに適応できるようにした撹拌機を提供すること。【解決手段】回転撹拌手段として、撹拌槽1の中心軸の上方から鉛直方向に配設した回転軸20に底翼21を設けた上部回転撹拌手段2と、撹拌槽1の底壁の中心部に設けた多機能型の下部回転撹拌手段3とを備え、底翼21に下部回転撹拌手段3との干渉を防止する切欠部22を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、撹拌機に関し、特に、固形物を混入した液体を均一に混合撹拌することができるようにした撹拌機に関するものである。
従来、液体の混合や溶解等を目的とした撹拌機として、回転撹拌手段により、円筒状の側壁を備えた撹拌槽に貯留された液体に、撹拌槽の側壁に沿う上昇流と撹拌槽の中心付近で下降する下降流とからなる、流れに回転方向の成分(旋回流)を含む循環流を発生させるようにした撹拌機が汎用されている(例えば、特許文献1〜2参照。)。
ところで、上記撹拌機においては、回転撹拌手段の撹拌翼の形状を工夫したり(特許文献1〜2参照。)、補助的な回転撹拌手段を付設することにより(特許文献2参照。)、液体の混合や溶解が効率よく行われるようにしていた。
特開2009−220083号公報 特開2012−200623号公報
しかしながら、上記従来の撹拌機は、回転撹拌手段の撹拌翼の形状が複雑となったり、補助的な回転撹拌手段を付設することにより、撹拌機の製造コストが上昇するとともに、撹拌槽内の構造が複雑になるため、撹拌機の洗浄に手数を要するという問題があり、1台の装置で性状の異なる多種類、少量の液体に対応し、多種類の製品を製造することに適応できるものではなかった。
また、上記従来の撹拌機において、液体の流れを剪断するために設けられている棒状の腕翼棒(特許文献1参照。)は、液体の流れと同じ方向に、かつ、液中で回転することになるため、液体の性状や液体に混入される固形物の性状によっては、十分な剪断効果、ひいては、液体の混合や溶解効果を得にくいという問題があった。
本発明は、上記従来の撹拌機の有する問題点に鑑み、簡易な構造で、液体を均一に混合撹拌できるようにするとともに、1台の装置で性状の異なる多種類、少量の液体に対応し、多種類の製品を製造することに適応できる撹拌機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の撹拌機は、回転撹拌手段により、円筒状の側壁を備えた撹拌槽に貯留された液体に、撹拌槽の側壁に沿う上昇流と撹拌槽の中心付近で下降する下降流とからなる、流れに回転方向の成分を含む循環流を発生させるようにした撹拌機において、回転撹拌手段として、撹拌槽の中心軸の上方から鉛直方向に配設した回転軸に撹拌翼を設けた上部回転撹拌手段と、撹拌槽の底壁の中心部に設けた多機能型の下部回転撹拌手段とを備え、撹拌翼に下部回転撹拌手段との干渉を防止する切欠部を形成したことを特徴とする。
この場合において、循環流に剪断力を作用させるバッフルを、撹拌槽内に撹拌槽の側壁から離れた位置に鉛直方向に配設することができる。
また、バッフルを、棒状又は板状の部材から構成することができる。
また、バッフルを、液面の上方から液中に垂設することができる。
また、バッフルを、撹拌槽の底壁から液中に垂設することができる。
また、回転撹拌手段の撹拌翼に、撹拌槽の底壁から液中に垂設したバッフルが通過する切欠部を形成することができる。
本発明の撹拌機によれば、回転撹拌手段として、撹拌槽の中心軸の上方から鉛直方向に配設した回転軸に撹拌翼を設けた上部回転撹拌手段と、撹拌槽の底壁の中心部に設けた多機能型の下部回転撹拌手段とを備え、撹拌翼に下部回転撹拌手段との干渉を防止する切欠部を形成することにより、簡易な構造で、液体を均一に混合撹拌できるようにするとともに、1台の装置で性状の異なる多種類、少量の液体に対応し、多種類の製品を製造することに適応できる。
また、循環流に剪断力を作用させるバッフルを、撹拌槽内に撹拌槽の側壁から離れた位置に鉛直方向に配設することにより、簡易な構造で、液体に十分な剪断作用を及ぼして、液体を均一に混合撹拌することができる。
これにより、撹拌機の製造コストが上昇したり、撹拌槽内の構造が複雑になるため、撹拌機の洗浄に手数を要するといった従来の撹拌機の有する問題点を解消することができる。
また、バッフルを、棒状又は板状の部材から構成することにより、洗浄性の良い簡易な形状で、液体に十分な剪断作用を及ぼして、液体を均一に混合撹拌することができる。
また、バッフルを、液面の上方から液中に垂設することにより、液面に浮上しやすい固形物を混入した液体を、液面に浮上した固形物を液中に引き込むようにして、均一に混合撹拌することができる。
また、バッフルを、撹拌槽の底壁から液中に垂設することにより、剪断作用を及ぼすことにより均一に混合撹拌した液体を、そのまま撹拌槽の底壁に形成した排出部から排出することができ、特に、バッチ処理の場合には、払い出しの最後まで液体に剪断作用を及ぼして均一に混合撹拌することができる。
また、回転撹拌手段の撹拌翼に、撹拌槽の底壁から液中に垂設したバッフルが通過する切欠部を形成することにより、回転撹拌手段により循環流を効率よく発生させるようにしながら、撹拌翼と撹拌槽の底壁から液中に垂設したバッフルとの干渉を防止することができる。
本発明の撹拌機の一実施例を示す、(a)は平面図、(b)は正面断面図である。 本発明の撹拌機の実施例の変形例を示す、(a)は平面図、(b)は正面断面図である。
以下、本発明の撹拌機の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の撹拌機の一実施例を示す。
この撹拌機は、円筒状の側壁を備えた撹拌槽1に貯留された液体に、撹拌槽1の側壁に沿う上昇流と撹拌槽1の中心付近で下降する下降流とからなる、流れに回転方向の成分を含む循環流を発生させる回転撹拌手段、具体的には、上部回転撹拌手段2と、下部回転撹拌手段3とを備え、回転撹拌手段2には、撹拌槽1の内面に摺接するスクレーパ4を配設し、さらに、循環流に剪断力を作用させるバッフル、具体的には、上部バッフル5aと、下部バッフル5bを、撹拌槽1内に撹拌槽1の側壁から離れた位置に鉛直方向に配設するようにしている。
この場合において、撹拌槽1は、円筒状の側壁と、底壁とを備え、底壁には排出部6を形成するようにしている。
このため、底壁は、液体の排出を円滑にできるように、コニカル(円錐台又は円錐)で構成しているが、平板又は鏡板で構成することもできる。
また、側壁は、必要に応じて、ジャケット構造(図示省略)とし、ジャケット内に熱媒体を流通させることにより、撹拌槽1に貯留された液体を加熱又は冷却するようにすることができる。
上部回転撹拌手段2は、撹拌槽1の中心軸の上方から鉛直方向に配設した回転軸20の下端に、撹拌翼としての板状や放射状等の翼片からなる底翼21を設けることによって、撹拌槽1に貯留された液体に、流れに回転方向の成分を含む循環流を発生させる撹拌機能を備えたものからなる。
底翼21は、撹拌槽1の周壁の内径に対して0.70〜0.98倍、好ましくは、0.90〜0.95倍程度の翼径を有するとともに、撹拌槽1の底壁に対して均一で微小な隙間を維持して回転するように、下辺を撹拌槽1の底壁に沿った形状に形成し、隙間の寸法は、撹拌槽1の周壁の内径の0.02〜0.05倍程度となるように設定するようにしている。
ここで、底翼21は、翼径をできるだけ大きくした方が、また、撹拌槽1の底壁と底翼21の隙間はできるだけ小さくした方が、撹拌効率が向上し、低速の回転による撹拌が可能となる(これにより、例えば、焼肉のたれの粒ゴマは壊さずに形状を維持するようにすることができる。)が、スクレーパ4を取り付ける際の作業性等を考慮して設定するようにする。
また、底翼21には、後述の撹拌槽1の底壁に設けた下部回転撹拌手段3及び下部バッフル5bと干渉しないように切欠部22、23を形成するようにしている。
ここで、上記切欠部22、23は、できるだけ小さくした方が、撹拌効率が向上し、低速の回転による撹拌が可能となるが、ブレによる干渉や摩耗、メンテナンスの際の作業性等を考慮して設定する(例えば、下部回転撹拌手段3に対応する切欠部22の上端は、撹拌槽1の底壁から撹拌槽1の周壁の内径の0.15〜0.25倍程度が好ましい。)ようにする。
下部回転撹拌手段3は、撹拌槽1の底壁の中心部に設けた多機能型、本実施例においては、撹拌槽1に貯留された液体に、流れに回転方向の成分を含む循環流を発生させる撹拌機能に加え、粉砕機能と、剪断機能とを備えたものからなる。
回転撹拌手段3は、具体的には、撹拌槽1の中心軸の下方から鉛直方向に配設した回転軸30の上端に設けた固形物を粉砕するためのカッタ歯31と、その下方に設けた撹拌槽1に貯留された液体に下降流を生じさせる半椀状の液体導入部32aを形成した円板32と、液体導入部32aから導入された液体に剪断力を作用させて分散や乳化を行う円板32に下向きに垂設した回転子33aと、撹拌槽1の底壁に上向きに垂設した固定子33bとで構成するようにしている。
ここで、回転子33a及び固定子33bは、周面に多数のスリットや小孔を形成した円筒体や隙間をあけて円形に配列したバー部材で構成するようにしている。
この場合、下部回転撹拌手段3の回転軸30の回転数は、上部回転撹拌手段2の回転軸20の回転数よりも高速回転するように、それぞれの駆動手段(いずれも図示省略)を構成するようにする。
また、カッタ歯31、液体導入部32aを形成した円板32、回転子33a及び固定子33bの形状や設置の有無は、適宜選択することができ、例えば、固形物の粉砕の有無及びその程度、液体の混合と粉体の溶解(ダマをつぶす)の程度、乳化の有無等に応じて任意に決定することができる。
スクレーパ4は、撹拌槽1の周壁及び底壁に付着した物質を掻き取るためのもので、上部回転撹拌手段2の底翼21に撹拌槽1の周壁に沿うように取り付けたスクレーパアーム41及び底翼21自体に、底翼21の回転に伴って液体の圧力で先端側が撹拌槽1の周壁及び底壁側に付勢されるように合成樹脂製のスクレーパブレード42を揺動自在に設けて構成するようにしている。
この場合、スクレーパブレード42は、撹拌槽1の周壁又は底壁に摺接するように設置するほか、撹拌槽1の周壁又は底壁と微小な隙間を隔てて移動するように設置することもできる。
なお、スクレーパブレード42が、撹拌槽1の周壁又は底壁に摺接する場合には、スクレーパブレード42の周速が3m/s以下となるように上部回転撹拌手段2の回転軸20の回転数を設定し、スクレーパブレード42の極度の摩耗を防止することが好ましい。
循環流に剪断力を作用させる上部バッフル5aは、撹拌槽1に貯留された液体の液面WLの上方から液中に垂設するようにしている。
このため、上部バッフル5aは、撹拌槽1の上壁若しくは上蓋又は撹拌槽1の側壁に設けたブラケット(いずれも図示省略)から下向きに垂設するようにする。
なお、上部バッフル5aは、溶接により固設するほか、着脱可能に配設することもでき、これよりの配設位置や配設数を変更することができる。
この場合、上部バッフル5aは、端部を閉塞したパイプ、丸棒、断面形状が正方形、長方形、六角形等の多角形、半円形等の曲面を含む異形の棒状の部材や平板(湾曲したものを含む。)等の板状の部材で構成することができるが、撹拌槽1をCIP(Cleaning in Place=定置洗浄)することを考慮すると、洗浄性の良いパイプ又は丸棒で構成することが好ましく、また、剪断作用を高めるためには、断面形状を大きくしたり、板状の部材をその長辺側が液体の流れの方向を向くように設置するようにする。
また、上部バッフル5aは、配設数を多くすることにより、剪断作用を高めることができるが、循環流に与える抵抗値の増加による循環流の流速の低下や原料投入口等のアクセサリ(図示省略)の撹拌槽1の上壁又は上蓋への配置等を考慮すると、配設数は1〜4程度とし、等角度間隔に配設するようにすることが好ましい。本実施例においては、配設数を2とし、直径が撹拌槽1の周壁の内径の0.03〜0.10倍、好ましくは、0.04〜0.08倍程度、下端が底翼21の上辺近傍に達する長さのパイプ又は丸棒を、同内径の0.6〜0.9倍、好ましくは、0.7〜0.8倍程度の円周上に、等角度間隔に配設するようにしている。
循環流に剪断力を作用させる下部バッフル5bは、撹拌槽1の底壁から液中に垂設するようにしている。
なお、下部バッフル5bは、溶接により固設するほか、着脱可能に配設することもでき、これよりの配設位置や配設数を変更することができる。
この場合、下部バッフル5bは、端部を閉塞したパイプ、丸棒、断面形状が正方形、長方形、六角形等の多角形、半円形等の曲面を含む異形の棒状の部材や平板(湾曲したものを含む。)等の板状の部材で構成することができるが、下部バッフル5bとの干渉を防止するために底翼21に形成する切欠部23との関係(切欠部23が大きくなると底翼21の撹拌力が低下することとなる。)から、小さい断面形状で高い剪断作用を得ることができる断面形状が多角形の棒状の部材や平板(湾曲したものを含む。)等の板状の部材で構成することが好ましい。
また、下部バッフル5bは、配設数を多くすることにより、剪断作用を高めることができるが、循環流に与える抵抗値の増加による循環流の流速の低下や排出部6、温度計、レベル計等のアクセサリの撹拌槽1の底壁への配置等を考慮すると、配設数は1〜4程度とし、等角度間隔に配設するようにすることが好ましい。本実施例においては、配設数を3とし、一辺が撹拌槽1の周壁の内径の0.03〜0.10倍、好ましくは、0.04〜0.08倍程度、撹拌槽1の周壁に対する上端の高さが同内径の0.2倍程度の角棒又は平板を、同内径の0.4〜0.6倍、好ましくは、0.45〜0.55倍程度の円周上に、等角度間隔に配設するようにしている。
撹拌槽1をCIPする場合は、下部バッフル5bが浸されるまで洗浄液を張り、底翼21を低速で回転させることで十分に洗浄することができる。
ここで、本実施例の撹拌機を構成する上記各機構は、必要に応じて省略することができる。
例えば、撹拌槽1の周壁及び底壁に物質が付着しにくい液体(粘度1000mPa・s以下の液体)を対象とし、撹拌槽1に貯留された液体を加熱処理しない場合は、スクレーパ4を省略することができる。
また、図2に示すように、上部バッフル5a及び下部バッフル5b(又はそのいずれか一方)を省略することもできる。
なお、下部バッフル5bを省略する場合には、下部バッフル5bと干渉しないように底翼21に形成するようにしていた切欠部23も省略するようにする。
本実施例の撹拌機の奏する作用効果は、以下のとおりである。
・回転撹拌手段に、上部回転撹拌手段2及び多機能型の下部回転撹拌手段3を備えることにより、水相当の粘度の液体から、高粘度(粘度20000mPa・s以上)の液体を均一に混合でき、特に、多機能型の下部回転撹拌手段3によって、増粘材等の難溶性の粉体の溶解、水と油の分散や乳化、チョコレート、バター、チーズ、野菜等の固形物の破砕、ペースト化を併せて行うことが可能となり、また、少ない仕込量でもすべてのプロセスが可能となるため、1台の装置で性状の異なる多種類、少量の液体に対応し、多種類の製品、例えば、固形物入り製品やスラリー製品を製造することができる。
・循環流に剪断力を作用させる上部バッフル5a及び下部バッフル5bを、撹拌槽1内に撹拌槽1の側壁から離れた位置に鉛直方向に配設することにより、簡易な構造で、液体に十分な剪断作用を及ぼして、循環流の回転方向の成分から上下循環流を作り出すことができ、比重差の大きい固形物を混入した液体、例えば、粒ゴマを混入した焼肉のたれ、固形物の混入割合が高いスラリー状の液体、低粘度(粘度1000mPa・s以下)の固形物を混入した液体等を均一に混合撹拌することができる。これにより、撹拌機の製造コストが上昇したり、撹拌槽1内の構造が複雑になるため、撹拌機の洗浄に手数を要するといった従来の撹拌機の有する問題点を解消することができる。
・上部バッフル5aを、液面の上方から液中に垂設することにより、液面に浮上しやすい固形物を混入した液体、例えば、粒ゴマを混入した焼肉のたれを、液面に浮上した固形物を液中に引き込むようにして、均一に混合撹拌することができる。
・下部バッフル5bを、撹拌槽1の底壁から液中に垂設することにより、剪断作用を及ぼすことにより均一に混合撹拌した液体、例えば、粒ゴマを混入した焼肉のたれを、そのまま撹拌槽1の底壁に形成した排出部6から排出することができ、特に、バッチ処理の場合には、払い出しの最後まで液体に剪断作用を及ぼして均一に混合撹拌することができ、さらに、必要に応じて、撹拌槽から直接容器に充填するようにすることもできる。
・スクレーパ4を備えることにより、撹拌槽1の周壁及び底壁に付着した物質を掻き取るとともに、撹拌槽1の周壁及び底壁付近での液体の滞留を防止することができ、特に、撹拌槽1に貯留された液体をジャケット内に熱媒体を流通させることにより加熱処理する場合に、焦げが発生することを防止できる。
・底翼21の翼径を撹拌槽1の周壁の内径に対して0.70倍以上とすることにより、高粘度(粘度20000mPa・s以上)の液体を均一に混合できるとともに、撹拌効率を高めることができ、これにより、スクレーパブレード42の周速を3m/s以下となるように上部回転撹拌手段2の回転軸20の回転数を設定することが可能となり、スクレーパブレード42の極度の摩耗を防止することができる。
以上、本発明の撹拌機について、複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の撹拌機は、簡易な構造で、液体を均一に混合撹拌できるとともに、1台の装置で性状の異なる多種類、少量の液体に対応し、多種類の製品を製造することに適応できるという特性を有していることから、固形物を混入した液体を均一に混合撹拌する用途、具体的には、各種ドレッシング、マヨネーズ、たれ、ケチャップ、各種ソース類等の調味料、調味食品、液状調理食品、液状食品添加物等の製造工程(撹拌槽から直接容器に充填するようにすることもできる。)に好適に用いることができるほか、各種液体の混合や溶解等を目的とした撹拌の用途に広く用いることができる。
1 撹拌槽
2 上部回転撹拌手段(回転撹拌手段)
20 回転軸
21 底翼(撹拌翼)
22 切欠部
23 切欠部
3 下部回転撹拌手段(回転撹拌手段)
30 回転軸
31 カッタ歯
32 円板
32a 液体導入部
33a 回転子
33b 固定子
4 スクレーパ
5a 上部バッフル(バッフル)
5b 下部バッフル(バッフル)
6 排出部

Claims (6)

  1. 回転撹拌手段により、円筒状の側壁を備えた撹拌槽に貯留された液体に、撹拌槽の側壁に沿う上昇流と撹拌槽の中心付近で下降する下降流とからなる、流れに回転方向の成分を含む循環流を発生させるようにした撹拌機において、回転撹拌手段として、撹拌槽の中心軸の上方から鉛直方向に配設した回転軸に撹拌翼を設けた上部回転撹拌手段と、撹拌槽の底壁の中心部に設けた多機能型の下部回転撹拌手段とを備え、撹拌翼に下部回転撹拌手段との干渉を防止する切欠部を形成したことを特徴とする撹拌機。
  2. 循環流に剪断力を作用させるバッフルを、撹拌槽内に撹拌槽の側壁から離れた位置に鉛直方向に配設したことを特徴とする請求項1記載の撹拌機。
  3. バッフルが、棒状又は板状の部材からなることを特徴とする請求項1記載の撹拌機。
  4. バッフルを、液面の上方から液中に垂設したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の撹拌機。
  5. バッフルを、撹拌槽の底壁から液中に垂設したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の撹拌機。
  6. 回転撹拌手段の撹拌翼に、撹拌槽の底壁から液中に垂設したバッフルが通過する切欠部を形成したことを特徴とする請求項5記載の撹拌機。
JP2013110618A 2013-05-27 2013-05-27 撹拌機 Active JP6066199B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013110618A JP6066199B2 (ja) 2013-05-27 2013-05-27 撹拌機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013110618A JP6066199B2 (ja) 2013-05-27 2013-05-27 撹拌機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014226648A true JP2014226648A (ja) 2014-12-08
JP6066199B2 JP6066199B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=52126978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013110618A Active JP6066199B2 (ja) 2013-05-27 2013-05-27 撹拌機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6066199B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016158826A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 株式会社イズミフードマシナリ 連続抽出装置及び連続抽出システム
JP2016158825A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 株式会社イズミフードマシナリ 連続抽出装置及び連続抽出システム
JP2016165348A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 株式会社イズミフードマシナリ 連続抽出装置、連続抽出システム及び連続抽出方法
CN106426544A (zh) * 2016-11-04 2017-02-22 浙江工贸职业技术学院 一种真空练泥机
JP2020011080A (ja) * 2019-09-04 2020-01-23 株式会社イズミフードマシナリ 連続抽出装置及び連続抽出システム
CN112573673A (zh) * 2020-12-15 2021-03-30 南京峻尧环境技术有限公司 一种循环水阻垢剂及制备与应用
CN112868962A (zh) * 2021-01-29 2021-06-01 重庆品正食品有限公司 一种白桃味苏打水配制工艺
CN115301098A (zh) * 2022-08-05 2022-11-08 王文辉 一种工厂生产的功能陶瓷的制备装置
US20220410027A1 (en) * 2019-10-09 2022-12-29 Mitsubishi Chemical Engineering Corporation Treatment apparatus for waste cleaning liquid and treatment method for waste cleaning liquid
CN116477727A (zh) * 2023-03-24 2023-07-25 山东蓝湾新材料有限公司 一种木质素基聚合物絮凝剂的生产废水处理装置
DE112022004004T5 (de) 2021-08-18 2024-06-13 Sumitomo Heavy Industries Process Equipment Co., Ltd. Rührwerk

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1854732A (en) * 1928-04-25 1932-04-19 Celanese Corp Apparatus for carrying out chemical reactions
JPS502085A (ja) * 1973-02-16 1975-01-10
JPS51134872U (ja) * 1975-04-22 1976-10-30
JPH01139826U (ja) * 1988-03-15 1989-09-25
JPH02135085A (ja) * 1988-11-17 1990-05-23 Yokoyama Eng:Kk 酒造米液化装置における撹拌翼
JPH037933U (ja) * 1989-06-09 1991-01-25
US6030113A (en) * 1996-01-12 2000-02-29 Kvaerner Pulping Ab Mixing apparatus and method for mixing black liquor from cellulose production with ash from flue gases formed from combustion of black liquor
DE10110910C1 (de) * 2001-03-07 2002-11-14 Berents Gmbh & Co Kg A Mischer zum Herstellen pastöser Produkte wie Salben, Cremes und Emulsionen
JP2004292630A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Tetsuo Masui 廃プラスチック油化装置の熱分解槽
JP2008012449A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Akira Kiko Kk 攪拌造粒装置
JP2012200623A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Kao Corp 攪拌装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1854732A (en) * 1928-04-25 1932-04-19 Celanese Corp Apparatus for carrying out chemical reactions
JPS502085A (ja) * 1973-02-16 1975-01-10
JPS51134872U (ja) * 1975-04-22 1976-10-30
JPH01139826U (ja) * 1988-03-15 1989-09-25
JPH02135085A (ja) * 1988-11-17 1990-05-23 Yokoyama Eng:Kk 酒造米液化装置における撹拌翼
JPH037933U (ja) * 1989-06-09 1991-01-25
US6030113A (en) * 1996-01-12 2000-02-29 Kvaerner Pulping Ab Mixing apparatus and method for mixing black liquor from cellulose production with ash from flue gases formed from combustion of black liquor
DE10110910C1 (de) * 2001-03-07 2002-11-14 Berents Gmbh & Co Kg A Mischer zum Herstellen pastöser Produkte wie Salben, Cremes und Emulsionen
JP2004292630A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Tetsuo Masui 廃プラスチック油化装置の熱分解槽
JP2008012449A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Akira Kiko Kk 攪拌造粒装置
JP2012200623A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Kao Corp 攪拌装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016158826A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 株式会社イズミフードマシナリ 連続抽出装置及び連続抽出システム
JP2016158825A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 株式会社イズミフードマシナリ 連続抽出装置及び連続抽出システム
JP2016165348A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 株式会社イズミフードマシナリ 連続抽出装置、連続抽出システム及び連続抽出方法
CN106426544A (zh) * 2016-11-04 2017-02-22 浙江工贸职业技术学院 一种真空练泥机
CN106426544B (zh) * 2016-11-04 2018-11-09 浙江工贸职业技术学院 一种真空练泥机
JP2020011080A (ja) * 2019-09-04 2020-01-23 株式会社イズミフードマシナリ 連続抽出装置及び連続抽出システム
US20220410027A1 (en) * 2019-10-09 2022-12-29 Mitsubishi Chemical Engineering Corporation Treatment apparatus for waste cleaning liquid and treatment method for waste cleaning liquid
CN112573673A (zh) * 2020-12-15 2021-03-30 南京峻尧环境技术有限公司 一种循环水阻垢剂及制备与应用
CN112868962A (zh) * 2021-01-29 2021-06-01 重庆品正食品有限公司 一种白桃味苏打水配制工艺
DE112022004004T5 (de) 2021-08-18 2024-06-13 Sumitomo Heavy Industries Process Equipment Co., Ltd. Rührwerk
CN115301098A (zh) * 2022-08-05 2022-11-08 王文辉 一种工厂生产的功能陶瓷的制备装置
CN115301098B (zh) * 2022-08-05 2024-05-24 湖南维尚科技有限公司 一种工厂生产的功能陶瓷的制备装置
CN116477727A (zh) * 2023-03-24 2023-07-25 山东蓝湾新材料有限公司 一种木质素基聚合物絮凝剂的生产废水处理装置
CN116477727B (zh) * 2023-03-24 2024-05-17 山东蓝湾新材料有限公司 一种木质素基聚合物絮凝剂的生产废水处理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6066199B2 (ja) 2017-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6066199B2 (ja) 撹拌機
CA2040009C (en) Agitator
JP6155157B2 (ja) 攪拌装置
CN205252924U (zh) 一种均质乳化机
JP6633299B2 (ja) 撹拌処理装置
US3172645A (en) Agitator for foods of a liquid form containing solids
CN210645916U (zh) 一种乳化分散机
WO2017127194A1 (en) Apparatus for processing slurry and a process thereof
JP2013094697A (ja) 撹拌装置
JP6265766B2 (ja) 攪拌装置及び攪拌方法
JP6173043B2 (ja) 撹拌機及びその洗浄方法
JP6515390B2 (ja) ミキサーヘッド
JP5763247B2 (ja) 食品撹拌装置
KR101955286B1 (ko) 입자 생성용 용기 및 입자 생성 방법
JP4766905B2 (ja) パドル翼及び該パドル翼を備える攪拌装置
JP5755474B2 (ja) 攪拌装置
CN210448920U (zh) 一种化妆品原料搅拌桨
Niranjan et al. Mixing processes for agricultural and food materials: Part 5, review of mixer types
CN205435556U (zh) 双轴搅拌机
CN206424822U (zh) 一种用于制备豆泥的搅拌装置
CN109772209A (zh) 一种乳制品搅拌装置
CN220715469U (zh) 一种搅拌机
CN212167110U (zh) 一种纺织浆液搅拌装置
RU2535043C1 (ru) Аппарат для перемешивания фаз
JPS63199202A (ja) 立形2軸撹拌装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20150915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160816

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6066199

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150