JP2002355540A - 撹拌機 - Google Patents

撹拌機

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JP2002355540A
JP2002355540A JP2001160843A JP2001160843A JP2002355540A JP 2002355540 A JP2002355540 A JP 2002355540A JP 2001160843 A JP2001160843 A JP 2001160843A JP 2001160843 A JP2001160843 A JP 2001160843A JP 2002355540 A JP2002355540 A JP 2002355540A
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JP
Japan
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turbine
cylindrical stator
stator
fixed
perforated
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Pending
Application number
JP2001160843A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Morimoto
勇 森本
Yasuko Haba
康子 幅
Akira Furuichi
章 古市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokushu Kika Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokushu Kika Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステータ内でタービンを回転させる形式の撹
拌機の撹拌性能を向上させる。 【解決手段】 回転軸5にタービン8を固定し、固定ロ
ッド6に多孔円筒ステータ9を固定する。多孔円筒ステ
ータ9の多孔円筒9aの全面に噴出孔9a1が貫通さ
れ、多孔円筒ステータ9の上下にカバーリング11が固
定されて付勢室12が形成される。このように構成した
撹拌部7を処理液中に沈めてタービン8を高速回転する
と、処理液は、タービン8に連れ回りし、付勢室12内
で高速回転して撹拌され、特に隙間10内ではロータ8
とステータ9の速度差で高速の剪断作用を受けて細分化
される。更に前記高速回転による遠心力で圧力が上が
り、噴出孔9a1から分割して噴出して撹拌を助長す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧品、医薬品、
食品、化学品等の材料となる物質を撹拌して、混合、細
分化、乳化、マイクロカプセル化等の処理をするための
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】前記の処理をするための技術としては、
例えば図5(a)(b)に示される撹拌機が知られてい
る。同図(a)の撹拌機は、傾斜羽根をもつタービンa
を、ステータbのタービン室b1内で回転し、処理液を
撹拌しながらステータb内を軸方向に流動させるもので
あり(特開平6-7913号公報参照)、同図(b)の撹拌機
は、ステータbのタービン室b1の周壁に、縦方向の流
出溝b2を多数設け、傾斜羽根をもつタービンaをター
ビン室b1内で回転し、処理液を軸方向に吸入して撹拌
し、流出溝b2から放射方向に流動させるものである
(特許第3828464 号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の各従来技術は、
従来の利用分野における技術的要求を一応は満たしてい
るが、最近は多くの利用分野で、処理液の成分を短時間
で一層細分化できる技術が要望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題の解決手段
は、各請求項に記載したとおりであり、請求項1の撹拌
機は、回転軸の下端にアームを介して同心に固定された
タービンと、不動部材に固定されて前記タービンの周囲
を僅かの隙間を介在させて囲む多孔円筒ステータを備
え、前記多孔円筒ステータは、円筒部の全面に多数の小
径の噴出孔を備え、タービンのこの多孔円筒ステータの
上下部に、タービンの外周側の端面を覆うカバーリング
を設けたことを特徴とする。
【0005】この手段によれば、処理液は、タービンか
ら回転エネルギを受けて撹拌されると共に、多孔円筒ス
テータとタービンの間の隙間では、両部材の速度差で剪
断作用を受けて激しく撹拌される。また処理液の回転に
伴う遠心力でカバーリング間で形成される付勢室内の圧
力が上がり、多孔円筒ステータの噴出孔から噴出して撹
拌部外の処理液と混合し撹拌する。
【0006】また、請求項2の撹拌機は、請求項1にお
いて、前記多孔円筒ステータは、斜め上方を向く噴出孔
と、斜め下方を向く噴出孔を交互に備えることを特徴と
する。この手段によれば、多孔円筒ステータから斜め上
向きに噴出する処理液と斜め下向きに噴出する処理液が
交差混合するので、請求項1の撹拌機の撹拌作用が助長
される。
【0007】請求項3の撹拌機は、請求項1において、
前記多孔円筒ステータは、タービンの回転方向からみて
後退方向を向く噴出孔を備えることを特徴とする。この
手段によれば、多孔円筒ステータの噴出孔を通る処理液
は、流通方向が変化するので撹拌作用が増加され、噴出
後は、撹拌部外の処理液に回転運動を与えるので、請求
項1の撹拌機の撹拌作用が助長される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1で1は本発明の撹拌機であ
り、減速機を内設した撹拌機本体2に台座3とモータ4
が一体に設けられ、撹拌機本体2から伸びる回転軸5と
台座6から伸びる固定ロッド6の下端に撹拌部7が配置
されている。撹拌部7は、回転軸5に固定したタービン
8と固定ロッド6に固定した多孔円筒ステータ9からな
り、両部材8、9の間には僅かの隙間10が形成され、
多孔円筒ステータ9の上下の端部には流入口11aをも
つカバーリング11が固定され、処理液に対する付勢室
12を形成しており、撹拌槽13内の処理液L中に沈め
て使用される。
【0009】図2において、タービン8は、円筒部8a
を備えるもので、この円筒部8aは、アーム8bにより
スリーブ14に固定され、スリーブ14は、キー15、
固定具16で回転軸5の小径部5aに固定されている。
【0010】なお、タービン8としては、図示の円筒部
8aを備えるものに限らず、処理液を連れ回りして回転
エネルギを与え得るものであれば、その構造は任意であ
る。
【0011】多孔円筒ステータ9は、多孔円筒9aを要
部とするもので、その上下に補強フランジ17、17が
溶接され、更に、前記カバーリング11、11が添設さ
れており、これらの内周縁で形成される流入口11a,
11aを含む仮想円筒面とステータの多孔円筒9aに囲
まれる空間が付勢室12となっており、ここで処理液が
上下方向に流れるのを防止しながら、タービン8の回転
エネルギを処理液に有効に伝えることができる。
【0012】上部のフランジ17とカバーリング11
は、枠体18にボルト19で固定され、下部のカバーリ
ング11は、フランジ17にボルト20で固定される。
前記枠体18には、周囲に3個の取り付け部18aが突
設され、固定ロッド6の小径部6aに固定具21で固定
されている。そして多孔円筒9aには、全面に多数の噴
出孔9a1が貫通されている。
【0013】上記の撹拌部7の各部の寸法は、例えば、
タービンの円筒8aの外径を100mm、両円筒8a、
9aの板厚を3mm、噴出孔9a1の内径を3mm、隙
間10を0.5〜1.0mmとすることができる。
【0014】上記の撹拌機1にあって、モータ4を起動
して回転軸5を回転し、タービン8を例えば周速30m
/sで回転させると、処理液は、タービン8の円筒8a
及びアーム8bに連れ回りして遠心力が発生し、半径方
向外方へ移動する。すなわちタービン8は、処理液を撹
拌部7の上下から付勢室12内に矢印A1、A2に示す
ように吸入して撹拌し、付勢室12内では前記の遠心力
で圧力を上昇させ、多孔円筒9aから矢印B方向に噴出
させる。
【0015】一方、多孔円筒ステータ9は停止している
ので、タービン8と多孔円筒ステータ9との間に大きい
速度差があり、隙間10内でタービン8に連れ回りする
処理液に急激な剪断作用を生じさせ、激しい細分化と撹
拌が行なわれる。次いで、この隙間10内及び付勢室1
2内の圧力で多孔円筒ステータ9の噴出孔9a1から分
割されて撹拌槽13内の処理液中に矢印B方向に噴出す
るからここでも撹拌が行なわれる。
【0016】撹拌槽13内の処理液は、矢印A1、A
2、B方向に撹拌部7を通過して全体的に循環すること
により順次撹拌され、例えば油分濃度25%のパラフィ
ン混合液2.0リットルを処理液として、前記例示の寸
法をもつ撹拌機で撹拌乳化したとき、この乳化物は、撹
拌時間15分で平均粒径1.5μmに細分化された。
【0017】なお、前記の実施の形態において、多孔円
筒ステータ9の噴出孔9a1は、半径方向に向けられて
いるが、この方向を適宜変更することができる。図3に
示すものは、前記噴出孔9a1を、斜め上向きと斜め下
向きに交互に設けたものであり、このようにすると、処
理液の噴出方向が交差するので相互に干渉して大きい撹
拌作用が生じる。
【0018】また図4に示すものは、前記噴出孔9a1
を、多孔円筒8aの回転方向と逆方向に後退角αをもた
せて設けたものである。これにより、処理液は、急激に
噴出方向が変化するから、ここでも撹拌作用が生じ、更
に、噴出孔9a1から略接線方向に噴出するため、周囲
の処理液に旋回作用と混合作用を発生させるから、撹拌
作用が助長される。
【0019】
【発明の効果】請求項1の手段によれば、処理液は、タ
ービンの回転に連れ回りして激しく撹拌されると共に、
タービンと多孔円筒ステータの間の隙間で、両部材の速
度差により激しい剪断作用を受けて細分化される。また
回転に伴う遠心力で、カバーリングで区画された付勢室
内の圧力が上昇するから、多孔円筒ステータの噴出孔を
通るとき再び細分化され、短時間で極めて微細な粒子が
均等に分布した撹拌物を得ることができる効果がある。
【0020】請求項2の手段によれば、多孔円筒ステー
タの噴出孔から出る処理液は、噴出方向が交差するので
大きい撹拌作用が生じ、撹拌部の作用が助長される効果
がある。
【0021】請求項3の手段によれば、多孔円筒ステー
タの噴出孔に後退角が付されているので、処理液は、急
激に噴出方向が変化して撹拌作用が生じ、更に、この噴
出孔から処理液が略接線方向に噴出するため、周囲の処
理液に旋回作用を発生させ、これにより撹拌部の作用が
助長される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の縦断面図
【図2】 同じく要部拡大図
【図3】 タービンの一部断面図
【図4】 撹拌部7の一部断面図
【図5】 従来技術の説明図
【符号の説明】
1 撹拌機 5 回転軸 6 固定ロッド 7 撹拌部 8 タービン 9 多孔円筒ステータ 9a1 噴出孔 10 隙間 11 カバーリング 12 付勢室
フロントページの続き (72)発明者 古市 章 大阪府大阪市福島区海老江8−16−43 特 殊機化工業株式会社内 Fターム(参考) 3H022 AA08 BA04 BA07 CA01 CA49 DA00 4G078 AA01 AB05 BA05 CA01 CA06 CA10 CA12 CA17 DA30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の下端にアームを介して同心に固
    定されたタービンと、不動部材に固定されて前記タービ
    ンの周囲を僅かの隙間を介在させて囲む多孔円筒ステー
    タを備え、前記多孔円筒ステータは、円筒部の全面に多
    数の小径の噴出孔を備え、この多孔円筒ステータの上下
    部に、タービンの外周側の端面を覆うカバーリングを設
    けたことを特徴とする撹拌機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記多孔円筒ステー
    タは、斜め上方を向く噴出孔と、斜め下方を向く噴出孔
    を交互に備えることを特徴とする撹拌機。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記多孔円筒ステー
    タは、タービンの回転方向からみて後退方向を向く噴出
    孔を備えることを特徴とする撹拌機。
JP2001160843A 2001-05-29 2001-05-29 撹拌機 Pending JP2002355540A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009072687A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Mycook Inc ミキサー装置
KR101364300B1 (ko) * 2009-10-23 2014-02-18 도요타지도샤가부시키가이샤 교반 장치
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JP2017051925A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 ヤマテック株式会社 攪拌用回転体および攪拌装置
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CN114504990A (zh) * 2022-02-23 2022-05-17 上海福佑斯电器有限公司 一种贴片保险丝加工用原料混合装置

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