JP2017092234A - 薄膜トランジスタアレイ基板および薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタアレイ基板および薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷法を用いても、半導体層を狙いのパターン通り形成できる薄膜トランジスタアレイ基板およびその製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】薄膜トランジスタアレイ基板は、基板と、基板上に形成されたゲート電極と、基板とゲート電極との上に形成されたゲート絶縁体層と、ゲート絶縁体層上に形成されたソース電極、ソース電極と接続したソース配線、ドレイン電極およびドレイン電極と接続した画素電極と、ソース電極、ソース配線、ドレイン電極および画素電極の表面を覆う撥液性を有するシリコーンオイルを含んだ層と、少なくとも前記ゲート絶縁体層上のソース電極とドレイン電極とが対向した領域であるチャネル部に形成された半導体層と、半導体層上に形成された保護層とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は薄膜トランジスタアレイ基板および薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法に関する。
薄膜トランジスタアレイの製造過程において、半導体層および保護層のパターンを形成するために、半導体層および保護層を全面に形成した上に、レジストでパターンを形成し、エッチング液を用いてエッチングすることでパターンを形成する方法がある。しかし、この方法では、各々のパターンを形成する度にレジストの成膜およびエッチングが必要となり、工程数が増えてしまう。
例えば特許文献1では、隔壁層を設け半導体層を上部と下部とに分裂させるように構成されている。その上に保護層を積層し、レジストによるパターン形成、エッチングを行うことで、工程数を減らした半導体層および保護層のパターニングを行っている。しかし、レジストによるパターンの形成およびエッチングの工程自体は省略できていない。
一方で、半導体層および保護層のパターンを形成する際に印刷法を用いることで、フォトリソグラフィ工程を省略することができる。この場合、特に半導体層および保護層が液体である場合、パターンを形成するにあたって、印刷面の濡れ性が大きく影響する。
図5には、印刷法を用いて半導体層および保護層のパターンを形成した結果、半導体溶液が狙いのパターンを形成できずに拡がってしまった従来技術に係る薄膜トランジスタアレイ基板を示す。図5の(a)は、薄膜トランジスタアレイ基板の平面図であり、(b)は、D−D’で切断した断面図である。ボトムゲート、ボトムコンタクト構造の薄膜トランジスタの場合、半導体層6を形成する被印刷面はゲート絶縁体層3、ソース電極4およびドレイン電極5からなり、ソース電極4とドレイン電極5とを形成する印刷法としては、スクリーン印刷法などが用いられる。このような場合、半導体層6の被印刷面の濡れ性が大きいと、半導体溶液が図5に示すように狙いのパターンよりも広がってしまうことがある。また、ソース電極4およびドレイン電極5に半導体溶液が引き寄せられ、チャネル部12に半導体層6が形成できないこともある。
このようにして、半導体層6が、ゲート電極2がない領域においてソース電極4とドレイン電極5との間で繋がってしまうと、リーク電流が流れ、オフ電流が上がってしまい、十分なオンオフ比が得られなくなる。
また、ソース電極4及びドレイン電極5に半導体溶液が引き寄せられてしまうと、チャネル部に十分な半導体層を形成することができず、薄膜トランジスタとしての機能を持たなくなる。
半導体層6の形成パターンを制御する方法として、親液撥液処理を行う方法や、バンクを形成する方法などがある。しかし、これらの方法を用いると工程が増えてしまう。
特開2010−258118号公報
そこで本発明は、印刷法を用いても、半導体層を狙いのパターン通り形成できる薄膜トランジスタアレイ基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明の一局面は、基板と、基板上に形成されたゲート電極と、基板とゲート電極との上に形成されたゲート絶縁体層と、ゲート絶縁体層上に形成されたソース電極、ソース電極と接続したソース配線、ドレイン電極およびドレイン電極と接続した画素電極と、ソース電極、ソース配線、ドレイン電極および画素電極の表面を覆う撥液性を有するシリコーンオイルを含んだ層と、少なくとも前記ゲート絶縁体層上のソース電極とドレイン電極とが対向した領域であるチャネル部に形成された半導体層と、半導体層上に形成された保護層とを有する薄膜トランジスタアレイ基板である。
また、ゲート絶縁体層、シリコーンオイルを含んだ層および保護層の上に層間絶縁体層をさらに有し、層間絶縁体層は、画素電極に対応した部位に開口部を有してもよい。
また、層間絶縁体層の上に上部画素電極をさらに備え、上部画素電極は、開口部を介して画素電極と接続されていてもよい。
また、本発明の他の局面は、基板上にゲート電極を形成する工程と、ゲート電極を含む基板上にゲート絶縁体層を形成する工程と、ゲート絶縁体層上にソース配線、ソース電極、ドレイン電極および画素電極を一括して形成する工程と、少なくとも前記ゲート絶縁体層上の前記ソース電極と前記ドレイン電極との間のチャネル部に半導体層を形成する工程と、少なくとも前記半導体層上に保護層を形成する工程とを含む薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法であって、ソース配線、ソース電極、ドレイン電極および画素電極を形成する工程において、ソース配線、ソース電極、ドレイン電極および画素電極がシリコーンオイルを含有するシリコーンブランケットを用いるオフセット印刷法により形成される薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法である。
また、半導体層を形成する工程において、半導体層が液状インクを用いる印刷法により形成されてもよい。
また、保護層を形成する工程において、保護層が液状インクを用いる印刷法により形成されてもよい。
また、前記半導体層を形成する工程において形成された半導体層が、ソース配線、ソース電極、ドレイン電極および画素電極の表面を覆わず、チャネル部でソース電極およびドレイン電極の側面と接して形成されてもよい。
本発明によれば、印刷法を用いても、半導体層を狙いのパターン通り形成できる薄膜トランジスタアレイ基板およびその製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法の一部を模式的に示した断面図 本発明の一実施形態に係る薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法の一部を模式的に示した平面図(a)およびA−A’で切断した断面図(b) 本発明の一実施形態に係る薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法の一部を模式的に示した平面図(a)およびB−B’で切断した断面図(b) 本発明の一実施形態に係る薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法の一部を模式的に示した平面図(a)、(b)およびC−C’で切断した断面図(c) 従来技術に係る薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法の一部を模式的に示した平面図(a)およびD−D’で切断した断面図(b)
本発明の実施形態について、以下に図面を使用して詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る薄膜トランジスタアレイ基板30の製造方法は、基板1上にゲート配線2’およびゲート電極2を形成する工程と、ゲート電極2を含む基板1上にゲート絶縁体層3を形成する工程と、ゲート絶縁体層3上にソース配線4’、ソース電極4、ドレイン電極5および画素電極8を一括して形成する工程と、少なくともゲート絶縁体層3上のソース電極4とドレイン電極5との間のチャネル部12に半導体層6を形成する工程と、少なくとも半導体層6上に保護層7を形成する工程とを含む。ソース配線4’、ソース電極4、ドレイン電極5および画素電極8を形成する工程において、ソース配線4’、ソース電極4、ドレイン電極5および画素電極8がシリコーンオイル13を含有するシリコーンブランケット20を用いるオフセット印刷法により形成される。
この製造方法は、半導体層6を形成する工程において、半導体層6が液状インクを用いる印刷法により形成されてもよい。また、保護層6を形成する工程において、保護層7が液状インクを用いる印刷法により形成されてもよい。さらに、半導体層6を形成する工程において、形成された半導体層6が、ソース配線4’、ソース電極4、ドレイン電極5および画素電極8の表面を覆わず、チャネル部12でソース電極4およびドレイン電極5の側面と接するように形成してもよい。
このように製造された薄膜トランジスタアレイ基板30は、基板1と、基板1上に形成されたゲート電極2およびゲート配線2’と、基板1とゲート電極2との上に形成されたゲート絶縁体層3と、ゲート絶縁体層3上に形成されたソース電極4、ソース電極4と接続したソース配線4’、ドレイン電極5およびドレイン電極5と接続した画素電極8と、ソース電極4、ソース配線4’、ドレイン電極5および画素電極8の表面を覆う撥液性を有するシリコーンオイル13を含んだ層と、少なくともゲート絶縁体層3上のソース電極4とドレイン電極5とが対向した領域であるチャネル部12に形成された半導体層6と、半導体層6上に形成された保護層7とを有する。
また、薄膜トランジスタアレイ基板30は、ゲート絶縁体層3、シリコーンオイル13を含んだ層および保護層7の上に層間絶縁体層9をさらに有し、層間絶縁体層9は、画素電極8に対応した部位に開口部10を有してもよい。さらに、薄膜トランジスタアレイ基板30は、層間絶縁体層9の上に上部画素電極11をさらに備え、上部画素電極11は、開口部10を介して画素電極8と接続されてもよい。
以下に、本発明の第1の実施形態について図1乃至図4を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る薄膜トランジスタアレイ基板30の製造方法の一部である「ソース配線4’、ソース電極4、ドレイン電極5および画素電極8を一括して形成する工程」を模式的に示した断面図である。
図1に示すように、本工程では、ソース電極4、ソース配線4’、ドレイン電極5および画素電極8のパターンが形成されているシリコーンオイル13を含有するシリコーンブランケット20を用いて、これらをオフセット印刷法によりゲート絶縁体層3上に形成する。この結果、ソース電極4、ソース配線4’、ドレイン電極5および画素電極8のシリコーンブランケット20と接していた面には、シリコーンオイル13が付着し、撥インク性となる。
図2は、上述の工程により、ソース配線4’、ソース電極4、ドレイン電極5および画素電極8が形成された薄膜トランジスタアレイ基板30を模式的に示した平面図(a)およびA−A’で切断した断面図(b)である。
図2の(a)に示すように、薄膜トランジスタアレイ基板30を平面配置的に見て、ソース配線4’はゲート配線2’に直交するように形成されている。
ソース電極4とドレイン電極5とは、個々の薄膜トランジスタのチャネル部12となる一定間隔のスリット部12を形成するように対向して形成されている。なお、スリット部12は、マトリクス状に配置された薄膜トランジスタからなる薄膜トランジスタアレイの周期に対応して形成されている。
図2の(b)に示したように、基板1上に、ゲート電極2およびゲート配線2’が形成され、その上がゲート絶縁体層3で覆われている。更にその上に表面がシリコーンオイル13で覆われたソース電極4、ソース配線4’、ドレイン電極5および画素電極8が形成されている。
図3の(a)は、実施形態に係る薄膜トランジスタアレイ基板30の製造方法の一部である「半導体層6を形成する工程」および「半導体層6上に保護層7を形成する工程」を模式的に示した平面図である。図3の(b)は、(a)においてB−B’で切断した断面図である。図3に示すように、半導体層6は、ゲート絶縁体層3上のソース電極4’とドレイン電極5との間のチャネル部12内に、ソース電極4とドレイン電極5の側面と接して形成される。保護層7は、半導体層6全体を覆うように形成される。
ゲート絶縁体層3は親インク性の材料を用いて形成され、ソース電極4、ソース配線4’、ドレイン電極5、画素電極8の表面は上述のようにシリコーンオイル13で覆われているため撥インク性である。このため、半導体層6を印刷するために液状のインクを用いても、被印刷面がインクを弾き、薄膜トランジスタのチャネル部12に狙いパターン通りに半導体層6を形成することができる。
半導体層6を形成する際に、ゲート電極2に平面視において重ならない領域においてソース電極4とドレイン電極5との間で半導体層6が繋がってしまうと、リーク電流が流れ、オフ電流が上がってしまい、十分なオンオフ比が得られなくなってしまうが、薄膜トランジスタアレイ基板30の製造方法によれば、チャネル部12に狙いパターン通りに半導体層6を形成することができるため、十分なオンオフ比を得ることができる。
図4の(a)、(b)はそれぞれ、実施形態に係る薄膜トランジスタアレイ基板30の製造方法の一部である「層間絶縁体層9を形成する工程」および「上部画素電極11を形成する工程」を模式的に示した平面図である。図4の(c)は、(b)においてC−C’で切断した断面図である。
図4の(c)に示すように、保護層7まで形成した薄膜トランジスタアレイ基板30の上に層間絶縁体層9を形成する。この時、画素電極8上の層間絶縁体層9は開口部10を有する。この場合、層間絶縁体層9の開口部10が有効な画素領域となる。あるいは、さらに上部画素電極11を層間絶縁体層9上に形成し、上部画素電極11が画素電極8と接続されることにより、上部画素電極11が有効な画素領域となる。
図4の(a)は、保護層7まで形成した薄膜トランジスタアレイ基板30の上に層間絶縁体層9を形成し、必要な部分に開口部10を設けた状態の一例を示す概略平面図である。図4の(b)は、層間絶縁体層9の上に、上部画素電極11を形成した状態の一例を示す概略平面図である。上部画素電極11は、図4の(c)に示すように、層間絶縁体層9の開口部10を介して、画素電極8と上部画素電極11を接続した状態を示している。
基板1に用いる材料は特に限定されるものではなく、一般に用いられる材料として、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)やポリイミド、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネートなどのフレキシブルなプラスチック材料、石英などのガラス基板やシリコンウェハーなどがある。しかしながら、フレキシブル化や各プロセス温度などを考慮すると、基板としてPENやポリイミドなどを用いることが望ましい。
ゲート電極2、ゲート配線2’、ソース電極4、ソース配線4’、ドレイン電極5および画素電極8の電極材料として用いられる材料は特に限定されるものではないが、一般に用いられる材料には、金、白金、ニッケル、インジウム錫酸化物などの金属あるいは酸化物の薄膜若しくはポリ(エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホネート(PEDOT/PSS)やポリアニリンなどの導電性高分子や金や銀、ニッケルなどの金属コロイド粒子を分散させた溶液若しくは銀など金属粒子を導電材料として用いた厚膜ペーストなどを挙げることができる。ゲート電極2、ゲート配線2’を形成する方法としては、インクジェット法、フレキソ印刷、スクリーン印刷、ディスペンサ、オフセット印刷などがある。
ゲート絶縁体層3として用いられる材料は特に限定されるものではないが、一般に用いられる材料にはポリビニルフェノール、ポリメタクリル酸メチル、ポリイミド、ポリビニルアルコールなどの高分子溶液、アルミナやシリカゲルなどの粒子を分散させた溶液などがある。
半導体層6の半導体材料として用いられる材料は特に限定されるものではないが、一般に用いられる材料としてポリチオフェン、ポリアリルアミン、フルオレンビチオフェン共重合体、およびそれらの誘導体のような高分子有機半導体材料、およびペンタセン、テトラセン、銅フタロシアニン、ペリレン、およびそれらの誘導体のような低分子有機半導体材料を用いることができるが、低コスト化、フレキシブル化、大面積化を考慮すると印刷法が適用できる有機半導体を用いることが望ましい。半導体層6を形成する方法としては、インクジェット法、フレキソ印刷、スクリーン印刷、ディスペンサなどがある。
保護層7の材料として用いられる材料は特に限定されるものではない。一般に用いられる材料としてはフッ素系樹脂やポリビニルアルコールなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、保護層7には必要に応じて遮光性を付与することも出来る。保護層7を形成する方法としては、インクジェット法、フレキソ印刷、スクリーン印刷、ディスペンサなどがある。
層間絶縁体層10の材料としては、ポリビニルフェノール、アクリル、エポキシ、ポリイミド等が使用可能である。層間絶縁体層10の形成方法としては、スクリーン印刷が好適であるが、感光性の層間絶縁体層を形成後、露光・現像によって形成してもよい。
上部画素電極11の材料としては、Al、Cr、Au、Ag、Ni、Cu等の金属や、ITO等の透明導電膜等を用いることができる。上部画素電極11の形成方法としては、蒸着、スパッタ等の成膜後にフォトリソ、エッチングする等の方法も可能であるが、Agインク、Niインク、Cuインク等をスクリーン印刷するのが好適である。
なお、ゲート電極2およびゲート配線2’と同じ層に図示しないキャパシタ電極およびキャパシタ配線を有していてもよい。キャパシタ電極がゲート絶縁体層3をはさんで画素電極9と重なってストレージキャパシタとなる。ストレージキャパシタは、画素の電位を保つ働きがある。
以下に本発明の実施例について具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
[薄膜トランジスタアレイ基板の作製]
本発明者は、図1に示した通りゲート電極2およびゲート配線2’とゲート絶縁体層3が形成された基板1上に、シリコーンオイルを含有するシリコーンブランケットを用いたオフセット印刷法により、表面の水の接触角が40°となるようにソース電極4とソース配線4’とドレイン電極5および画素電極8を形成した。塗布法にて複数のトランジスタにわたってチャネル部に半導体層6を形成した。次いで塗布法にて複数のトランジスタにわたって少なくとも前記半導体層6の全てを覆うように保護層7を形成した。
<実施例1>
実施例1に係るボトムゲート・ボトムコンタクト型の薄膜トランジスタの製造方法について説明する。まず、基板1の材料として、ポリエチレンナフタレート(PEN)、厚さ125μmを用いた。
次に、ゲート電極2およびゲート配線2’の材料として、ナノ銀とポリエチレングリコール#200との重量比が8:1であるナノ銀インキを用いた。ナノ銀インキを転写印刷法によりPEN基板1上に印刷し、180℃で1時間ベークしてゲート電極2およびゲート配線2’を形成した。
次に、ゲート絶縁体層3の材料として、ポリビニルフェノールをシクロヘキサノンに10重量%溶解させた溶液を用いた。ゲート絶縁体層3の溶液をダイコータ法により塗布し、180℃で1時間乾燥させて形成した。
次に、ソース電極4、ソース配線4’、ドレイン電極5および画素電極8の材料として、ナノ銀とポリエチレングリコール#200との重量比が8:1であるナノ銀インキを用いた。少なくともソース電極4及びドレイン電極5の表面の水の接触角が40°となるように、ナノ銀インキを、シリコーンオイル13を含有するシリコーンブランケット20を用いたオフセット印刷法により印刷し、180℃で1時間乾燥させてソース電極4及びドレイン電極5を形成した。この結果、ソース電極4及びドレイン電極5の表面には、撥液性を有するシリコーンオイルを含んだ層が形成された。
次に、半導体層6の材料として、フルオレン−ビチオフェンコポリマー(F8T2)をテトラリンで1.0重量%になるように溶解した溶液を用いた。半導体層6は、塗布法を用いて複数の薄膜トランジスタのチャネル部12に塗布し、100℃で1時間乾燥させて形成した。
次に、保護層7の材料としてポリビニルアルコールを純水に5重量%で溶解させたインキを用い、半導体層6の直上に塗布法を用いて保護層7を形成した。
<実施例2>
ソース電極4、ソース配線4’、ドレイン電極5および画素電極8の表面の水の接触角が45°となるようにシリコーンオイルを含んだ層を形成した点以外は実施例1と同様とした。
<実施例3>
ソース電極4、ソース配線、ドレイン電極5および画素電極8の表面の水の接触角が50°となるようにシリコーンオイルを含んだ層を形成した点以外は実施例1と同様とした。
<実施例4>
ソース電極4、ソース配線、ドレイン電極5および画素電極8の表面の水の接触角が55°となるようにシリコーンオイルを含んだ層を形成した点以外は実施例1と同様とした。
<実施例5>
ソース電極4、ソース配線、ドレイン電極5および画素電極8の表面の水の接触角が60°となるようにシリコーンオイルを含んだ層を形成した点以外は実施例1と同様とした。
<比較例1>
ソース電極4、ソース配線、ドレイン電極5および画素電極8の表面の水の接触角が35°となるようにこれらをスクリーン印刷法により印刷し、シリコーンオイルを含んだ層を形成しなかった点以外は実施例1と同様とした。
<比較例2>
ソース電極4、ソース配線、ドレイン電極5および画素電極8の表面の水の接触角が30°となるようにこれらをスクリーン印刷法により印刷し、シリコーンオイルを含んだ層を形成しなかった点以外は実施例1と同様とした。
<比較例3>
ソース電極4、ソース配線、ドレイン電極5および画素電極8の表面の水の接触角が20°となるようにこれらをスクリーン印刷法により印刷し、シリコーンオイルを含んだ層を形成しなかった点以外は実施例1と同様とした。
<比較例4>
ソース電極4、ソース配線、ドレイン電極5および画素電極8の表面の水の接触角が65°となるようにこれらをスクリーン印刷法により印刷し、シリコーンオイルを含んだ層を形成しなかった点以外は実施例1と同様とした。
<比較例5>
ソース電極4、ソース配線、ドレイン電極5および画素電極8の表面の水の接触角が70°となるようにこれらをスクリーン印刷法により印刷し、シリコーンオイルを含んだ層を形成しなかった点以外は実施例1と同様とした。
<比較例6>
ソース電極4、ソース配線、ドレイン電極5および画素電極8の表面の水の接触角が80°となるようにこれらをスクリーン印刷法により印刷し、シリコーンオイルを含んだ層を形成しなかった点以外は実施例1と同様とした。
[評価方法]
(光学顕微鏡によるチャネル部の観察)
光学顕微鏡を用いて、作製した薄膜トランジスタアレイ基板30のチャネル部12を観察した。50素子観察したうち、チャネル部12内に半導体層6が形成されている素子の割合が90%以上100%以下のであるものを◎、70%以上90%未満であるものを○、0%以上70%未満であるものを×、として評価した。
(光学顕微鏡によるソース電極及びドレイン電極表面の観察)
光学顕微鏡を用いて薄膜トランジスタアレイ基板30のソース電極4及びドレイン電極5の表面を観察した。ソース電極4及びドレイン電極5表面を覆う半導体層6の面積が、ソース電極4及びドレイン電極5の全表面積の70%以内であれば、トランジスタ特性に影響を与えないため、ソース電極4及びドレイン電極5を覆う半導体層6の面積がソース電極4及びドレイン電極5の全表面積の70%以内である素子が、50素子中70%以上100%以下であるものを◎、0%以上70%未満であるものを×として評価した。
(トランジスタ特性の測定)
作製した薄膜トランジスタアレイ基板30のトランジスタ特性を測定した。50素子測定したうち、オンオフ比が10を超えた素子の割合が90%以上100%以下のであるものを◎、70%以上90%未満であるものを○、0%以上70%未満であるものを×、として評価した。
(総合評価)
3つの評価方法のうち、いずれか1つでも×があった場合、不合格とする。
[評価結果]
表1に実施例1〜5及び比較例1〜6の評価結果を示す。
実施例1および5より、シリコーンオイルを含んだ層の表面の水の接触角が40°または60°の場合には、半導体層6がチャネル部12を形成できている素子が50素子中70%以上90%未満であり、半導体層5がソース電極4およびドレイン電極5表面を覆っている面積が70%以内である素子が50素子中70%以上100%以下であり、トランジスタ特性のオンオフ比が10を超える素子が、50素子中70%以上90%未満であり、合格となった。
実施例2および4より、シリコーンオイルを含んだ層の表面の水の接触角が45°または55°の場合には、半導体層6がチャネル部12を形成できている素子が50素子中70%以上90%未満であり、半導体層6がソース電極4およびドレイン電極5表面を覆っている面積が70%以内である素子が50素子中70%以上100%以下であり、トランジスタ特性のオンオフ比が10を超える素子が、50素子中90%以上100%以下であり、合格となった。
実施例3より、シリコーンオイルを含んだ層の表面の水の接触角が50°の場合には、半導体層6がチャネル部12を形成できている素子が50素子中90%以上100%以下であり、半導体層6がソース電極4およびドレイン電極5表面を覆っている面積が70%以内である素子が50素子中70%以上100%以下であり、トランジスタ特性のオンオフ比が10を超える素子が、50素子中90%以上100%以下であり、合格となった。
比較例1および4より、ソース電極4、ソース配線4’、ドレイン電極5および画素電極8の表面の水の接触角が35°または65°の場合には、半導体層6がチャネル部12を形成できている素子が50素子中70%以上90%未満であり、半導体層6がソース電極4およびドレイン電極5表面を覆っている面積が70%以内である素子が50素子中70%以上100%以下であったが、トランジスタ特性のオンオフ比が10を超える素子が、50素子中0%以上70%未満であったので、不合格となった。
比較例2、3、5および6より、ソース電極4、ソース配線4’、ドレイン電極5および画素電極8の表面の水の接触角が20°〜30°又は70°〜80°の場合には、半導体層6がチャネル部12を形成できている素子が50素子中0%以上70%未満であったが、半導体層6がソース電極4およびドレイン電極5表面を覆っている面積が70%以内である素子が50素子中0%以上70%未満であり、トランジスタ特性のオンオフ比が10を超える素子が、50素子中0%以上70%未満であったので、不合格となった。
本発明に係る薄膜トランジスタアレイ基板は、電子ペーパーや液晶等を用いた表示装置の駆動に有用である。
1 基板
2 ゲート電極
2’ ゲート配線
3 ゲート絶縁体層
4 ソース電極
4’ ソース配線
5 ドレイン電極
6 半導体層
7 保護層
8 画素電極
9 層間絶縁体層
10 層間絶縁体層の開口部
11 上部画素電極
12 チャネル部
13 シリコーンオイル
20 シリコーンブランケット
30 薄膜トランジスタアレイ基板

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成されたゲート電極と、
    前記基板とゲート電極との上に形成されたゲート絶縁体層と、
    前記ゲート絶縁体層上に形成されたソース電極、ソース電極と接続したソース配線、ドレイン電極およびドレイン電極と接続した画素電極と、
    前記ソース電極、ソース配線、ドレイン電極および画素電極の表面を覆う撥液性を有するシリコーンオイルを含んだ層と、
    少なくとも前記ゲート絶縁体層上の前記ソース電極とドレイン電極とが対向した領域であるチャネル部に形成された半導体層と、
    前記半導体層上に形成された保護層とを有する、薄膜トランジスタアレイ基板。
  2. 前記ゲート絶縁体層、前記シリコーンオイルを含んだ層および保護層の上に層間絶縁体層をさらに有し、
    前記層間絶縁体層は、前記画素電極に対応した部位に開口部を有する、請求項1記載の薄膜トランジスタアレイ基板。
  3. 前記層間絶縁体層の上に上部画素電極をさらに備え、
    前記上部画素電極は、前記開口部を介して前記画素電極と接続されている、請求項2記載の薄膜トランジスタアレイ基板。
  4. 基板上にゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極を含む前記基板上にゲート絶縁体層を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁体層上にソース配線、ソース電極、ドレイン電極および画素電極を一括して形成する工程と、
    少なくとも前記ゲート絶縁体層上の前記ソース電極と前記ドレイン電極との間のチャネル部に半導体層を形成する工程と、
    少なくとも前記半導体層上に保護層を形成する工程とを含む薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法であって、
    前記ソース配線、ソース電極、ドレイン電極および画素電極を形成する工程において、前記ソース配線、ソース電極、ドレイン電極および前記画素電極がシリコーンオイルを含有するシリコーンブランケットを用いるオフセット印刷法により形成される、薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  5. 前記半導体層を形成する工程において、前記半導体層が液状インクを用いる印刷法により形成される、請求項4記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  6. 前記保護層を形成する工程において、前記保護層が液状インクを用いる印刷法により形成される、請求項4又は5記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  7. 前記半導体層を形成する工程において形成された前記半導体層が、前記ソース配線、ソース電極、ドレイン電極および画素電極の表面を覆わず、前記チャネル部で前記ソース電極およびドレイン電極の側面と接して形成される、請求項4〜6のいずれかに記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
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