JP2017091787A - ねじ取り付け式の操作スイッチ又は表示灯 - Google Patents

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芳弘 高野
Yoshihiro Takano
芳弘 高野
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Abstract

【課題】組立時間を短くできる多条ねじを採用しながらも緩みには強いねじ締結構造を備えた操作スイッチ又は表示灯を提案する。
【解決手段】ねじ取り付け式の操作スイッチ又は表示灯は、操作部20が、パネルHに、ナット30を用いたねじ締結構造によって取り付けられる。ねじ締結構造の雄ねじを有する操作部20は、操作部の外囲に3条ねじとしたねじ山21を形成してあり、雌ねじであるナット30は、内周に操作部20の3条のねじ山21に相応する3条のねじ山31を形成してある。これら多条ねじとしたねじ山21,31は、30°以下のフランク角をもつ。
【選択図】図2

Description

ここに開示する技術は、産業機器で利用されるパネル取付機器である操作スイッチ又は表示灯に関し、特に、当該部品を取り付けるためのねじ締結構造に関する。
図5〜図7に、従来のねじ締結構造をもった操作スイッチを示す。例として押しボタン式の操作部を有する操作スイッチを示すが、表示灯も同構造にて取り付けられる。
操作スイッチの操作部2は、制御盤や操作盤などのパネルHに、ナット3を用いたねじ締結構造によって取り付けられる。操作スイッチのねじ締結構造を構成する雄ねじを有する操作部2は、操作部2の外囲に1条のねじ山2aを形成してあり、この操作部2の先端部2b(本例ではネジ山2aを形成してない)が、スイッチ部1に係合して該スイッチ部1を保持する。当該ねじ締結構造を構成する雌ねじであるナット3は、内周に操作部2のねじ山2aに相応する1条のねじ山3aを形成してある。なお、雌ねじは、操作スイッチのスイッチ部1に凹設されたものである場合もある。
操作スイッチをパネルHに取り付けるには、操作部2にパッキン4を通し、そしてパネルHの裏側から操作部2のねじ山2aにナット3のねじ山3aを螺合させてナット3を締め込んで固定した後、操作部2の先端部2bにスイッチ部1を係着して保持させる。
図7に、操作部2及びナット3のねじ山2a,3aを部分拡大して示す。両ねじ山2a,3aとも、一般的なフランク角60°の1条ねじとして形成され、したがってピッチ=リードであり、本例の場合、ピッチ=1mm=リードである。
以上のねじ締結構造を有する操作スイッチの場合、ピッチ=リード=1mmなので、ナット3は、1回転で1mmだけ、操作部2のねじ軸方向へ移動する。一例として、パネルHの板厚が6mmであると、厚さ3mmのナット3を操作部2に締め付けるには、最低でもねじ軸方向へ3mm締め込まなければならないので、少なくとも3回転はナット3を回転させる必要がある。同じ操作部2に対してパネルHの板厚が1mmになれば、厚さ3mmのナット3の締め付けに、最低でもねじ軸方向へ8mm締め込まなければならないので、必要なナット3の回転数は、少なくとも8回転になる。すなわち、2.7倍ほども締め付け時間を浪費する計算である。パネルHの板厚について適用可能範囲を広げることは好都合であるが、パネルの板厚が薄くなると部品取り付けにかかる組立時間が増えるというのは、不利益である。
この点に鑑み、ねじ山のリード、つまり1回転あたりの移動量が大きい多条ねじ(特許文献1参照)を利用することも考えられる。しかし、操作部2及びナット3のねじ山2a,3aについて、例えば単純に1条から3条の多条ねじとした場合、リード(リード角)が3倍となってしまうので、摩擦係数が同じであれば緩みやすくなり、振動や衝撃に対する耐性が低下するという課題がある。
特開2011−106578号公報
上記背景に鑑みて、組立時間に関して有利な多条ねじを採用しながらも緩みには強いねじ締結構造を備えた操作スイッチ又は表示灯を提案する。
当課題に関して提案する、ねじ取り付け式の操作スイッチ又は表示灯は、雄ねじ及び雌ねじを多条ねじとしたねじ締結構造を備え、前記多条ねじのねじ山が30°以下のフランク角をもつことを特徴とする。
この多条ねじのねじ山は、30°以下のフランク角をもつ台形に形成することができる。また、当該ねじ締結構造には、雄ねじと雌ねじに対して緩み止め方向の負荷をかける弾性ワッシャを組み入れることもできる。
本発明に係る操作スイッチ又は表示灯は、多条ねじを採用したねじ締結構造を備えることにより、雄ねじと雌ねじの螺合において1回転あたりの移動量が大きくなるので、組立時間に関して有利である。その一方で、該多条ねじを30°以下のフランク角のねじ山にすることにより、従来品(60°フランク角)と同じ締め付けトルクにおいてねじの推力が増加し、面圧力が上がって緩み難くなる。したがって、多条ねじを採用しながらも緩み難いねじ締結構造を得ることができる。
ねじ締結構造を備えた操作スイッチの実施形態を取り付け状態で示した斜視図。 図1の操作スイッチの分解斜視図。 図1の操作スイッチにおける操作部の多条ねじを説明する図。 図1の操作スイッチにおける雄ねじ及び雌ねじのフランク角、ピッチ、リードを説明する概略断面図。 従来技術に係るねじ締結構造を備えた操作スイッチを取り付け状態で示した斜視図。 図5の操作スイッチの分解斜視図。 図5の操作スイッチにおける雄ねじ及び雌ねじのフランク角、ピッチ、リードを説明する概略断面図。
図1〜図4に、本発明の操作スイッチの実施形態を示している。押しボタン式の操作部を有する操作スイッチを一例として示すが、セレクタ式の操作部を有する操作スイッチや、照光部を備えた表示部を有する表示灯も同構造で取り付け可能である。
操作スイッチの押しボタン式の操作部20は、制御盤や操作盤などのパネルHに、ナット30を用いたねじ締結構造によって取り付けられる。操作スイッチのねじ締結構造を構成する雄ねじを有する操作部20は、操作部20の外囲に多条ねじ(2条以上のねじ)、本実施形態では3条ねじとしたねじ山21を形成してあり、この操作部20の先端部22(本実施形態ではネジ山21を形成してない)が、スイッチを内蔵したスイッチユニットを備えるスイッチ部10の係合凹部11に係合してスイッチ部10を保持する。他方、当該ねじ締結構造を構成する雌ねじであるナット30は、内周に操作部20の3条のねじ山21に相応する3条のねじ山31を形成してある。なお、多条ねじの雌ねじは、スイッチ部10の係合凹部11の内周面に形成されたものである場合もある。
パネルHへの操作スイッチ取り付けに際しては、パッキン40を通した操作部20を、パネルHの表側から締結孔Haに通し、パネルHの裏側へ貫通させる。裏側へ貫通させた操作部20に弾性ワッシャ50を通し、そして、ねじ山21にナット30のねじ山31を螺合させ、該ナット30を締め込んで固定する。この後、操作部20の先端部22にスイッチ部10を係着して保持させる。
弾性ワッシャ50は、その弾性により緩み止め方向の負荷を操作部20及びナット30にかけるために挿入される。弾性ワッシャ50には皿ばね座金等を利用することができ、本実施形態に係る弾性ワッシャ50は、ほぼ正方形の金属又はプラスチック製板材から形成され、その2辺の縁部51,52に、弾力を生成する反りを入れてある。この弾性ワッシャ50をパネルHとの間に挟んでナット30を締め付けることで、締結した操作部20及びナット30に対して緩み止めの方向に負荷をかけることができる(戻りトルクの増大)。
図3に、雄ねじである操作部20に設けた3条のねじ山21について示してある。雌ねじであるナット30のねじ山31も相応の形状に形成される。図3(A)は操作部20の側面図、図3(B)は操作部20の端面図である。3条あるうちの第1条ねじの開始部21aから120°ずらして第2条ねじの開始部21bが位置し、そして、この第2条ねじの開始部21bから120°ずらして第3条ねじの開始部21cが位置する。つまり、3条ねじの各開始位置は120°の等間隔で配置されている。
この操作部20のねじ山21とこれに相応するナット30のねじ山31は、図4に示すフランク角、ピッチ、リードを有する。両ねじ山21,31とも、従来品のフランク角60°の半分、すなわち30°のフランク角をもつ台形に形成してある。ねじ山21,31のフランク角は、30°よりも小さい角度とすることもできるが、あまり小さくするとナット30を締め込むときにより大きな力が要ることになるので、30°とするのが適している。また、本実施形態の場合、ねじ山21,31を台形に形成することで、従来の60°フランク角の1条ねじ山と同じピッチを得ている。
図7に示す従来品の1条ねじ山と同じくピッチ=1mmである場合、図4に示す本実施形態に係る3条のねじ山21,31は、ピッチの3倍のリード=3mmを有する。したがって、螺合時のナット30は1回転で従来の3倍進み、締め付け時間が短くなって組立時間に関し有利に働く。
一方、例えばM22の操作部20に関し、ピッチ=1mmの1条ねじを同ピッチの3条ねじにした場合、そのリード角は0.000252°から0.000758°(3倍)になり、摩擦係数が同じであれば緩み易くなる。そこで、本実施形態の操作部20及びナット30のねじ山21,31は、フランク角を30°とした台形にしてある。フランク角を30°にしたことにより、同じ締め付けトルクで比較してねじの推力は60°フランク角の約1.77倍に増加し、面圧力が上がって緩み難くなる。したがって、振動、衝撃などによる戻り回転の緩みに対して強くなっている。
10 スイッチ部
11 係合凹部
20 操作部
21 3条のねじ山
22 先端部
30 ナット
31 3条のねじ山
40 パッキン
50 弾性ワッシャ
H パネル
Ha 締結孔

Claims (3)

  1. ねじ取り付け式の操作スイッチ又は表示灯であって、
    雄ねじ及び雌ねじを多条ねじとしたねじ締結構造を備え、前記多条ねじのねじ山が30°以下のフランク角をもつことを特徴とする、操作スイッチ又は表示灯。
  2. 請求項1に記載の操作スイッチ又は表示灯であって、
    前記ねじ締結構造の前記ねじ山が30°以下のフランク角をもつ台形に形成してある、操作スイッチ又は表示灯。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の操作スイッチ又は表示灯であって、
    前記雄ねじと前記雌ねじに対して緩み止め方向の負荷をかける弾性ワッシャを前記ねじ締結構造に組み入れてある、操作スイッチ又は表示灯。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111022473A (zh) * 2019-11-08 2020-04-17 南昌大学 一种螺栓、基于光通信的智能检测系统及检测方法

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