JP2017090792A - モーションブラー補償装置、撮像システム、および、モーションブラー補償方法 - Google Patents

モーションブラー補償装置、撮像システム、および、モーションブラー補償方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被写体または撮像装置が高速で移動するときでも、モーションブラーを低減した鮮明な画像を低コストで撮像すること。
【解決手段】モーションブラー補償装置100は、走査鏡の角度をモータで制御する走査鏡制御装置113に対して、走査鏡の制御量である揺動振幅および周波数の組み合わせごとの揺動振幅の増幅度を示す走査鏡のゲイン特性データを参照して、入力された揺動振幅の増幅度を決定するゲイン制御器115と、ゲイン制御器115が決定した増幅度に従って入力された揺動振幅を増幅し、その増幅された揺動振幅を走査鏡制御装置113に入力することで、増幅された揺動振幅に従って走査鏡の角度を制御させる増幅器102と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モーションブラー補償装置、撮像システム、および、モーションブラー補償方法に関する。
走査鏡を用いた撮像装置は、動く被写体に対して走査鏡の回転角度、すなわちミラー角度を調整すれば、被写体の光が走査鏡に反射して、被写体を撮像することができる。これを実現するために、ミラー角度はモータにより細かく制御される。しかし、被写体または撮像装置が高速で移動する場合には、画像に映る被写体にはモーションブラーと呼ばれる被写体ぶれが発生してしまう。これはミラー角度を被写体に向けるための調整が間に合わないことが原因である。従来のカメラの手ぶれ補正程度では、被写体の速度に追従できず、解決は困難である。
そこで、特許文献1には、対象領域又は対象物に対する撮像カメラ部の相対速度を検出し、相対速度を実質的に相殺するように駆動部を制御することで、カメラが移動する環境下であっても、ブラーの少ない画像を連続的に取得できる撮像システムが記載されている。
また、特許文献2には、ガルバノミラーの周波数応答特性として、400Hz程度の周波数を超えて高い周波数領域になると駆動振幅が減衰することで撮像画像の画質が劣化してしまうという問題に対し、ガルバノミラーの位置を検出し、その位置信号の振幅を入力駆動信号の振幅に追従させるように補正するフィードバック制御を行う画像取得装置が記載されている。
特開2015−082710号公報 特開2000−356745号公報
被写体または撮像装置が高速で移動するときに、モーションブラーを低減した鮮明な画像を撮像することは、困難である。まず、既製品の走査鏡とその制御器を使用するだけでは、前記したガルバノミラーの周波数応答特性により、モーションブラーを低減可能な被写体速度に限界がある。例えば、1画素あたり0.5mm相当の望遠で被写体を撮像する場合、被写体速度が50km/h以上の撮像はミラーの応答性が低下してしまうので、モーションブラーが発生してしまう。
また、被写体や撮像装置が高速かつ安定しない速度で撮像する場合、その速度変化に連動して走査鏡のミラー制御用の入力パラメータ(振幅など)も時々刻々と大きく変化させる必要がある。しかし、特許文献2のようなミラーの揺動振幅をフィードバック制御にて補償する技術では、ミラーの現在位置を観測してから期待の出力へ収束させるまでには、遅延が発生してしまう。よって、速度の安定しない高速移動の被写体を撮像するときには、収束遅延が間に合わず、期待の出力を得ることは困難である。
さらに、走査鏡を用いた撮像装置はすでにある程度普及しているため、既製の撮像装置の内部実装を大きく修正するような開発コストの負担が大きいシステムよりは、既製の撮像装置への修正コストが小さいシステムが望まれる。例えば、走査鏡の制御部のパラメータを撮像対象に合わせて最適化することで、応答性を限界まで改善させ、画像の品質(モーションブラーの量と明るさ)を向上させることを検討する。
しかし、走査鏡は制御部が既製品であることが多く、パラメータを再調整する場合は特注となり、修正コストが増大する。また、再調整を開発者側で対応する場合、メーカからの仕様が非公開であったり、ユーザ側では調整が不可能であったり制約があることが多く、調整が可能であったとしても、既製制御部の内部定数の調査やその調整など、多大な開発工数を要する。
そこで、本発明は、被写体または撮像装置が高速で移動するときでも、モーションブラーを低減した鮮明な画像を低コストで撮像することを、主な課題とする。
前記課題を解決するために、本発明のモーションブラー補償装置は、
被写体からの入射光を撮像素子に受光させるための走査鏡の角度をモータで制御する走査鏡制御装置に対して、前記走査鏡の制御量である揺動振幅および周波数の組み合わせごとの揺動振幅の増幅度を示す前記走査鏡のゲイン特性データを参照して、入力された揺動振幅の増幅度を決定するゲイン制御器と、
前記ゲイン制御器が決定した増幅度に従って前記入力された揺動振幅を増幅し、その増幅された揺動振幅を前記走査鏡制御装置に入力することで、増幅された揺動振幅に従って前記走査鏡の角度を制御させる増幅器と、を有することを特徴とする。
その他の手段は、後記する。
本発明によれば、被写体または撮像装置が高速で移動するときでも、モーションブラーを低減した鮮明な画像を低コストで撮像することができる。
本発明の一実施形態に関するモーションブラー補償装置の構成図である。 図2(a)は、横軸を周波数とし縦軸をゲインとする周波数特性を示す。図2(b)は、期待の揺動振幅を横軸にとり、事前に増幅すべき振幅を縦軸とするゲイン特性を示す。 本発明の一実施形態に関するビジュアルフィードバック制御系のモーションブラー補償装置の構成図である。 図4(a)は、モーションブラー補償装置を車両に搭載した例である。図4(b)は、モーションブラー補償装置を製造ラインに適用した例である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、モーションブラー補償装置100の構成図である。
モーションブラー補償装置100は、増幅器102と、ゲイン制御器115と、走査鏡制御装置113と、撮像素子111とを含めて構成される。
走査鏡制御装置113は、走査鏡106と、モータ制御器104と、角度センサ108とを有する。このような走査鏡制御装置113は、例えば、特許文献1の撮像システムとして実現される。
走査鏡106には、撮像用に被写体からの入射光110が経由して撮像素子111に受光させるためのミラーと、そのミラーの角度を調節するためのモータが付されている。走査鏡106のモータは、モータ制御器104からのモータへの入力量105により制御される。走査鏡106のミラーの角度は、角度センサ108により測定され、その角度センサの測定量109はモータ制御器104へと出力される。
被写体に対して、モータからの出力量に応じて制御されるミラーの角度107により、撮像素子111の光軸すなわち、視線が走査される。その走査結果である被写体からの入射光110は、走査鏡106を経由して(ミラーで反射するなどして)撮像素子111により画像データ112として撮像される。撮像素子111は、モータ制御器104によるミラー制御に同期した露光制御トリガ114を受けて露光制御を実施し、正弦波内における線形性の高いタイミングで撮像を行い、モーションブラーが低減された画像データ112を得る。
増幅器102は、モータ制御器104の制御内容(走査鏡106のミラー制御内容)を示す周波数(ミラーの可動周期)および振幅(ミラーの可動範囲)をもとに、入力される振幅の目標制御量101を、増幅された制御量103のレベルにまで増幅してから、モータ制御器104へ出力する。そして、ゲイン制御器115は、目標制御量101から増幅された制御量103までの増幅度を決定して、その増幅度に従った増幅処理を増幅器102に指示する。
このように、走査鏡制御装置113の前段に増幅器102、ゲイン制御器115を設けることにより、ゲインの減少度合いを相殺させて目標制御量101に近づくようにあらかじめ増幅された制御量103を走査鏡制御装置113に入力することができる。よって、目標制御量101をそのままモータ制御器104に入力する方式に比べ、実際に目標制御量101に近いミラー制御が可能になることで、応答性を改善させることができる。
まず、図2(a)のグラフは、横軸のミラー制御の周波数201が高くなるほど、縦軸のゲイン202が減少するため、期待の出力が得られなくなる一般的な周波数特性を示す。例えば、グラフ線a5は、周波数Fbにおいて、ゲインGaからゲインGbまでゲインが減少してしまう。
さらに、図2(a)では、グラフ線a1〜a5という5本のグラフ線を例示しているが、グラフ線a1が最もミラー角度の揺動振幅が小さい例を示し、a2,a3,a4,a5の順に振幅が大きくなる。つまり、同じ周波数201でも、振幅が大きくなるほど、ゲイン202の減少度合いが大きくなってしまう。
よって、ミラー制御の周波数を上げるほどゲインが低下してしまうので、ゲイン制御器115は、より増幅度を大きくする必要がある。また、ミラー制御の波形の振幅を大きくするほどゲインが低下してしまうので、ゲイン制御器115は、より増幅度を大きくする必要がある。
そこで、ゲイン制御器115は、入力される周波数および振幅の組み合わせを元に、その振幅の増幅度を計算する。ゲイン制御器115によって与えるゲインは、周波数特性のゲインの減少を相殺するもの、すなわち周波数特性のゲインの逆数を与える。
図2(b)のように、横軸の期待の振幅301(目標制御量101)と縦軸の増幅すべき振幅302(増幅された制御量103)との間の特性を、走査鏡の揺動振幅および周波数に対するゲイン特性データとして、管理者などがあらかじめゲイン制御器115に入力しておく。図2(a)のグラフと図2(b)のグラフとでは、縦横の軸は異なるが、同じゲイン特性データを示す。このゲイン特性データは、モーションブラー補償装置100内の記憶手段に書き込まれる。
なお、図2(b)では、グラフ線b1〜b5という5本のグラフ線を例示しており、グラフ線b1が最もミラー制御の周波数が小さい例を示し、b2,b3,b4,b5の順に周波数が大きくなる。
ゲイン制御器115は、図2(b)のグラフを参照し、目標制御量101の周波数から5本のグラフ線のいずれか1つを特定する(例えば、グラフ線b2)。次に、ゲイン制御器115は、目標制御量101の振幅をX座標とし(例えば、振幅Ax)、特定したグラフ線b2の点のY座標(例えば、振幅Ay)を増幅された制御量103とする。つまり、今回の増幅度は「Ay÷Ax」である。
なお、ラスタスキャンでは、三角波やのこぎり波を用いることで、線形性を得ることが一般的に行われている。しかし、これらの波形は複数の周波数成分の合成波であり、高周波成分を含む。この高周波成分によるモータに過電流が発生してしまい、モータの寿命を縮める恐れがある。
さらに、三角波やのこぎり波を用いてしまうと、それらの波形はさまざまな周波数成分を含んでしまっている。よって、例えば、あるのこぎり波が100〜500[Hz]の各成分を同レベルで強く含む場合、図2(b)のグラフ線b1〜b5のうち、どの曲線を選択すればよいかを、ゲイン制御器115が決めることが困難である。
そこで、目標制御量101の周波数は、単一の周波数で構成される正弦波を使用することが望ましい。これにより、適切なゲインを一意に決定し、制御の煩雑さをなくし、高速に希望の波形に即追従することが可能である。
また、走査鏡106でモーションブラーを補償した画像データ112を取得するには、走査鏡106のミラー角度を線形に揺動制御する必要がある。そこで、正弦波は曲線で構成されているが、局所的には線形性が得られる。被写体の動特性が非常に高速であるときには、撮像時間が微小となるため、正弦波の局所的な線形部を、より近似的に得ることができる。
さらに、ゲイン制御器115は、高周波ではない単一の正弦波を使用して、期待の振幅301を周期ごとに動的に補償する揺動制御を増幅器102に指示することで、走査鏡のモータの負荷を軽減できるとともに、モーションブラーを低減した鮮明な撮像が可能となる。
なお、図2(b)のグラフ線b1=100[Hz]、グラフ線b2=200[Hz]、グラフ線b3=300[Hz]、グラフ線b4=400[Hz]、グラフ線b5=500[Hz]が事前に用意されていても、入力される周波数が333[Hz]であるときには、ゲイン制御器115は、333[Hz]をどのグラフ線にも対応付けることができない。その場合は、ゲイン制御器115は、入力される周波数の333[Hz]に最も近いグラフ線b3=300[Hz]を代用してもよいし、より精度を上げるためにグラフ線b3=300[Hz]と、グラフ線b4=400[Hz]との間を補間する333[Hz]のグラフ線を、既存の5本のグラフ線から新たに推定(連続的な周波数特性を求める)してもよい。
また、撮像時に被写体が高速に移動することで被写体と撮像素子111との距離が動的に変化することもある。そのときに、図2(b)のグラフとして、期待の振幅301と、増幅すべき振幅302との対応データを予め用意しておくことで、被写体との距離に応じた期待の振幅301の変化が激しいときでも、ゲイン制御器115は、その都度、増幅すべき振幅302(増幅度)を高速に特定することができる。
図3は、モーションブラー補償装置400の構成図である。このモーションブラー補償装置400は、図1のモーションブラー補償装置100に計算機402を加えた構成である。計算機402は、前記した増幅器102、ゲイン制御器115に加え、画像処理部401を有する。
画像処理部401は、画像データ112を入力として目標制御量101をゲイン制御器115に出力する。画像処理部401の計算方法の一例として、例えば、先行文献1の「トラッキング部31」に記載されているように、画像データ112内に撮像された被写体をトラッキング(追跡)するように、換言すると、被写体を撮像し続けるように、目標制御量101を決定する方法が挙げられる。
計算機402は、今回の画像データ112の内容を次の増幅された制御量103へと反映させるビジュアルフィードバック制御系である。計算機402は、モータ制御、撮像、画像処理、制御量演算を1回ないし複数の周期で実行する。また、図2を参照して説明したように、ゲイン制御器115は、単純なゲイン調整によるフィードフォワード制御で構成されている。これにより、数百Hzという高周波の領域においても、制御振幅量を毎周期変更可能であるため、被写体との相対速度が動的に変化しても、モーションブラーを安定して低減可能である。
図4(a)は、モーションブラー補償装置400を車両501に搭載した例である。高速に走行する車両501に搭載したモーションブラー補償装置400は、車両501周囲の(図では車両上部の)トンネル壁面502やトンネル壁面のヒビ503を鮮明に撮像することができる。
図4(b)は、モーションブラー補償装置400を製造ラインに適用した例である。固定されたモーションブラー補償装置400は、ベルトコンベア601上を移動する検査対象物602(の移動経路)を撮像する。モーションブラー補償装置400は高速に移動する検査対象物602を鮮明に撮像できるので、通常よりも高速な移動量で撮像が可能となり、生産効率の向上を図ることが可能である。また、ベルトコンベア601のエンコーダと連動することは必須ではなく、これにより、設備の改造も回避することができる。無論、ベルトコンベア601にエンコーダを搭載し、より高精度な制御を行なうこともできる。
以上説明した本実施形態では、既存の走査鏡制御装置113の外側(前段部)に増幅器102とゲイン制御器115とを備えるモーションブラー補償装置100,400を示した。ゲイン制御器115は走査鏡制御装置113内の走査鏡106の揺動振幅および周波数に対するゲイン特性を元に、増幅器102の増幅度を制御する。この増幅度で増幅された制御量103で走査鏡106のモータを走査鏡制御装置113に制御させることで、ゲイン特性の劣化を事前に低減することができるため、被写体または撮像装置が高速で移動するときでも、モーションブラーを低減した鮮明な画像を撮像することができる。
さらに、増幅器102とゲイン制御器115とは、走査鏡制御装置113の内部に改造をせずに、外付けで構成できるため、低コストで撮像することができる。
一方、特許文献1のような撮像素子の視線を制御するための走査鏡に対して、特許文献2のように径の小さいレーザを走査するための走査鏡はサイズが小さく、特許文献2の技術を特許文献1に適用しても、例えば数百Hzで毎周期振幅を動的に調整することは困難である。
さらに、特許文献2のようなフィードバック制御の場合、期待動作に追従するまでの遅延量が発生するため、1回の周期内で期待の出力波形を得ることは困難であり、実現できても通常は低周波の領域に限られる。
また、三角波やのこぎり波でフィードバック制御を行なう場合、誤差追従により更に負荷が増大するが、本実施形態のモーションブラー補償装置100では、ゲインによるフィードフォワード制御で誤差追従も発生しないため、負荷の余計な増加は発生しない。
さらに、高速で移動する被写体を撮像するためには、走査鏡の応答性を向上させる必要がある。応答性を向上させる簡易的な比較例として、ミラーのサイズを縮小させて軽量化することで走査鏡のイナーシャを下げる例と比較する。比較例では、ミラーのサイズを小さくするほど、走査鏡の応答性はよくなるが、得られる画像の画質は落ちてしまう。ミラーのサイズを縮小させると、撮像素子への光量が確保できず、得られる画像は暗く高雑音なものとなってしまう。一方、画像の明るさを優先するためにミラーのサイズを大きくすると、走査鏡の応答性が低下し、モーションブラーの増加につながってしまう。
一方、本実施形態では、走査鏡制御装置113内の走査鏡106のミラーのサイズではなく、走査鏡制御装置113の制御内容(ミラーの振幅の増幅度)を変更することにより、走査鏡の応答性を向上させつつ、得られる画像の画質低下を防ぐことができる。
なお、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段などは、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。
また、前記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイルなどの情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)などの記録装置、または、IC(Integrated Circuit)カード、SDカード、DVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100 モーションブラー補償装置
101 目標制御量
102 増幅器
103 増幅された制御量
104 モータ制御器
105 モータへの入力量
106 走査鏡
107 走査鏡の角度
108 角度センサ
109 角度センサの測定量
110 被写体からの入射光
111 撮像素子
112 画像データ
113 走査鏡制御装置
114 露光制御トリガ
115 ゲイン制御器
201 周波数
202 ゲイン
301 期待の振幅
302 増幅すべき振幅
400 モーションブラー補償装置
401 画像処理部
402 計算機
501 車両
502 トンネル壁面
503 トンネル壁面のヒビ
601 ベルトコンベア
602 検査対象物

Claims (6)

  1. 被写体からの入射光を撮像素子に受光させるための走査鏡の角度をモータで制御する走査鏡制御装置に対して、前記走査鏡の制御量である揺動振幅および周波数の組み合わせごとの揺動振幅の増幅度を示す前記走査鏡のゲイン特性データを参照して、入力された揺動振幅の増幅度を決定するゲイン制御器と、
    前記ゲイン制御器が決定した増幅度に従って前記入力された揺動振幅を増幅し、その増幅された揺動振幅を前記走査鏡制御装置に入力することで、増幅された揺動振幅に従って前記走査鏡の角度を制御させる増幅器と、を有することを特徴とする
    モーションブラー補償装置。
  2. 前記ゲイン制御器は、前記走査鏡の制御量である周波数を単一の周波数とする正弦波に対して、前記揺動振幅の増幅度を一意に決定することを特徴とする
    請求項1に記載のモーションブラー補償装置。
  3. 前記ゲイン制御器は、前記正弦波に対する揺動振幅の増幅度を周期ごとに決定することを特徴とする
    請求項2に記載のモーションブラー補償装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のモーションブラー補償装置と前記走査鏡制御装置とを移動体に搭載し、移動中の前記移動体の周囲を前記走査鏡制御装置に撮像させることを特徴とする
    撮像システム。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のモーションブラー補償装置と前記走査鏡制御装置とを所定の位置に固定し、被写体を移動させる搬送手段のうちの前記被写体の移動経路を前記走査鏡制御装置に撮像させることを特徴とする
    撮像システム。
  6. モーションブラー補償装置は、ゲイン制御器と、増幅器とを有しており、
    前記ゲイン制御器は、被写体からの入射光を撮像素子に受光させるための走査鏡の角度をモータで制御する走査鏡制御装置に対して、前記走査鏡の制御量である揺動振幅および周波数の組み合わせごとの揺動振幅の増幅度を示す前記走査鏡のゲイン特性データを参照して、入力された揺動振幅の増幅度を決定し、
    前記増幅器は、前記ゲイン制御器が決定した増幅度に従って前記入力された揺動振幅を増幅し、その増幅された揺動振幅を前記走査鏡制御装置に入力することで、増幅された揺動振幅に従って前記走査鏡の角度を制御させることを特徴とするモーションブラー補償方法。
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