JP2008278620A - 速度制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転体の速度変動の抑制と長時間の安定駆動を実現し、画像の劣化要因である「色ずれ」や「ピッチムラ」を低減する速度制御装置及び画像形成装置の提供。
【解決手段】回転体101と、ステッピングモータ103と、エンコーダA 105と、制御ユニット109とを有し、制御ユニット109は、回転体101の速度変動成分が予め設定された所定範囲内に収束した時点で補正値の更新を停止し、すべての補正値を固定する第一の補正テーブルと、固定された第一の補正テーブルに基づきステッピングモータ103により回転体101を駆動した場合、回転体101が1回転する間の平均速度と、ステッピングモータ103に対して予め設定された目標速度との差分を補正する第二の補正テーブルとを有し、第一の補正テーブル及び第二の補正テーブルに基づいて、フィードフォワード補正制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、速度制御装置及び画像形成装置に関し、特に感光ドラム等の回転体の速度変動を補正する制御技術に関する。
電子写真プロセスを用いた複写機やプリンタ等の画像形成装置において、感光ドラム等の回転体の速度変動が画像を劣化させる要因となることが知られている。
ここで、本発明の前提となる電子写真プロセスを用いた画像形成装置について概説する。
図17は画像形成装置の概略構成断面図である。
図17において、画像形成装置は、Y(黄)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の各色の画像を形成する4組の画像形成部1200Y,1200M,1200C,1200Kが設けられている(以降、色を表わすY,M,C,Kは省略することもある)。各画像形成部1200は、感光ドラム1201、現像器1206、ドラムクリーナ1207、帯電器1208、一次転写ローラ1209、レーザ光学系1210を有し、それぞれ異なる色の画像を中間転写ベルト1202上に形成する。
画像形成動作はシステムコントローラ1220によって制御され、画像読取装置1221や画像処理装置1222から供給されるカラー画像データが各画像形成部1200に供給される。各画像形成部1200の感光ドラム1201には、光の照射によって電気的特性が変化する光半導体層が形成されており、画像形成動作中は定速で回転しながら、下記(1)〜(7)のステップに従って動作する。
(1)帯電:帯電器1208により感光ドラム1201の光半導体層を均一に帯電させる。
(2)レーザ露光:感光ドラム1201に向けて(感光体上に)、レーザ光学系1210により画像パターン(静電潜像)を照射する(破線部B)。
(3)現像:現像器1206により静電潜像にトナーを付着させる。
(4)一次転写:一次転写ローラ1209により中間転写ベルト1202上に転写させる。
上記(1)〜(4)の動作を各画像形成部1200において行う。
(5)二次転写:二次転写器1211により、中間転写ローラ1204により駆動される中間転写ベルト1202上のトナー像を記録紙Pに転写させる。
(6)定着:定着器1212により記録紙Pの加熱及び加圧を行い、トナーを記録紙P上に定着させた後、外部に排出する。
(7)クリーニング:中間転写ベルト1202上に転写しきれずに、感光ドラム1201上に残ったトナーをドラムクリーナ1207により除去する。また、記録紙Pに対して転写しきれずに、中間転写ベルト1202上に残ったトナーをベルトクリーナ1213により除去する。
上述した二次転写器1211とベルトクリーナ1213は、画像形成装置が停止状態にあるときは、中間転写ベルト1202から離間した状態にある。
二次転写器1211の離間は、画像形成装置において「紙詰まり」等が発生したときに、二次転写部において、ユーザがこの記録紙を除去するための空間を確保する必要があるためである。また、ベルトクリーナ1213の離間は、次のような理由による。すなわち、ベルトクリーナ1213が、例えばウェブのようにクリーニング紙を押し当てることによってクリーニングを行う機構の場合、停止時に長期間中間転写ベルト1202と接することによる中間転写ベルト1202の劣化を防止するためである。
そして、画像形成動作開始の準備回転(前回転)駆動開始時に中間転写ベルト1202に対して、二次転写器1211とベルトクリーナ1213の着動作が行われる。
上記一連の動作によって中間転写ベルト1202上には各画像形成部1200Y,1200M,1200C,1200Kのトナー像が重なり合って形成される。
このとき、感光ドラム1201及び中間転写ベルト1202の回転速度変動は、形成されるトナー像の画像サイズが変化するといった、いわゆる「倍率変動」を発生させる。なおかつ、ある色のトナー像を形成したときの中間転写ベルト1202の移動速度と、次のトナー像を形成したときの中間転写ベルト1202の移動速度とが一致していなければ、それぞれのトナー像がずれてしまうといった、所謂「色ずれ」が発生する。
このような「倍率変動」、「色ずれ」を発生させる感光ドラム1201や中間転写ベルト1202のような回転体の主な速度変動成分は、定常的に存在し且つ比較的周波数の低い成分である。つまり、「色ずれ」は、速度変動における時間積分値(変位)が大きくなる回転体の回転ムラ、又は回転体を駆動ギアを介して駆動する場合には、そのギア比倍の回転ムラに起因している。
また、回転体の回転時には、上述した低周波数成分の回転ムラと共に、ギアピッチや回転体の固有振動、回転体にかかる負荷変動等による比較的周波数の高い成分の速度変動も同時に発生している。これらの速度変動成分は、主に「ピッチムラ」と呼ばれる画像の劣化要因となる。
上記回転ムラを補正する技術が特許文献1に記載されている。これは駆動ギアの歯数からエンコーダのパルス数を決定して単純移動平均処理により低周波成分を抽出し、低周波成分をフィードフォワード制御(駆動パターンを固定する)により補正すると同時に、高周波成分をフィードバック制御により補正するものである。
特開平10−066373号公報
しかしながら、上記特許文献1では、次のような問題を有する。すなわち、回転ムラの要因となる低周波成分とピッチムラの要因となる高周波成分、つまりフィードフォワード制御を行う周波数帯域とフィードバック制御を行う周波数帯域とを明確に分離できないため、制御上発散しやすい。
また、上記補正制御を画像形成装置の感光ドラムや中間転写ローラの回転制御に適用した場合、画像形成動作上、感光ドラムや中間転写ローラには高圧印加、トナー転写、ユニット着脱等による負荷変動が常に発生している。このため、上述した問題により安定した回転駆動を行えない可能性が高い。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その課題は、回転体の速度変動の抑制と長時間の安定駆動を実現し、画像形成装置において画像の劣化要因である「倍率変動」「色ずれ」や「ピッチムラ」を低減する速度制御装置及び画像形成装置を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明の速度制御装置及び画像形成装置は、以下の構成を備える。
(1)回転体と、前記回転体を駆動する駆動手段と、前記回転体の速度を検出する検出手段と、前記検出手段により検出される前記回転体の速度データに基づいて前記駆動手段に出力する駆動信号の周波数を決定し、決定された前記駆動信号をさらに補正して前記駆動手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記回転体が回転する際の前記速度データから、単数または複数の周波数成分を有する速度変動成分を抽出し、抽出された前記速度変動成分を目標値に収束させるために前記駆動信号の補正テーブルを用いたフィードフォワード補正制御を行う速度制御装置であって、前記制御手段は、前記速度変動成分が予め設定された所定範囲内に収束した時点で補正値の更新を停止し、すべての補正値を固定する第一の補正テーブルと、前記固定された第一の補正テーブルに基づき前記駆動手段により前記回転体を駆動した場合、前記回転体が回転する際の平均速度と、前記駆動手段に対して予め設定された目標速度との差分を補正する第二の補正テーブルと、を有し、前記第一の補正テーブル及び前記第二の補正テーブルに基づいて、前記フィードフォワード補正制御を行うことを特徴とする速度制御装置。
(2)回転体と、前記回転体を駆動する駆動手段と、前記回転体の速度を検出する検出手段と、前記検出手段により検出される前記回転体の速度データに基づいて前記駆動手段に出力する駆動信号の周波数を算出し、算出された前記駆動信号を補正して前記駆動手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記回転体が1回転する間の速度データから、単数または複数の周波数成分を有する速度変動成分を抽出し、抽出された前記速度変動成分を目標値に収束させるために前記駆動信号の補正テーブルを用いたフィードフォワード補正制御を行う速度制御装置であって、前記制御手段は、前記速度変動成分が予め設定された所定範囲内に収束した時点で補正値の更新を停止し、すべての補正値を固定する第一の補正テーブルと、前記固定された第一の補正テーブルに基づき前記駆動手段により前記回転体を駆動した場合、前記回転体が1回転する間の平均速度と、前記駆動手段に対して予め設定された目標速度との差分を補正する第二の補正テーブルとを有し、前記第一の補正テーブル及び前記第二の補正テーブルに基づいて、前記フィードフォワード補正制御を行うことを特徴とする速度制御装置。
(3)回転体と、前記回転体を駆動する駆動手段と、前記回転体の速度を検出する検出手段と、前記検出手段により検出される前記回転体の速度データに基づいて前記駆動手段に出力する駆動信号の周波数を算出し、算出された前記駆動信号を補正して前記駆動手段を制御する制御手段と、を有する速度制御装置であって、前記制御手段は、前記検出手段により所定のタイミングにおいて検出された速度データと、予め設定された目標速度との差分に対して、予め設定された第一の所定係数を乗じて算出される第一の補正値と、前記検出手段により所定の時間領域において検出された速度データの総和と、予め設定された目標速度の総和との差分に対して、予め設定された第二の所定係数を乗じて算出される第二の補正値とを有し、前記第一の補正値及び前記第二の補正値に基づいて、フィードバック補正制御を行うことを特徴とする速度制御装置。
(4)回転体と、前記回転体を駆動する駆動手段と、前記回転体の速度を検出する検出手段と、前記検出手段により検出される前記回転体の速度データに基づいて前記駆動手段に出力する駆動信号の周波数を算出し、算出された前記駆動信号を補正して前記駆動手段を制御する制御手段とを有する速度制御装置であって、前記制御手段は、複数の周波数成分を有する第一の速度変動成分と、前記第一の速度変動成分とは異なる周波数成分を有する速度変動成分とを抽出し、抽出された前記第一の速度変動成分が予め設定された所定範囲内に収束した時点で補正値の更新を停止し、すべての補正値を固定する第一の補正テーブルと、前記固定された第一の補正テーブルに基づき前記駆動手段により前記回転体を駆動した場合の前記回転体が1回転する間の平均速度と、前記駆動手段に対して予め設定された目標速度の差分を補正する第二の補正テーブルとを有し、前記第一の補正テーブル及び前記第二の補正テーブルに基づいて、フィードフォワード補正制御を行い、かつ、前記フィードフォワード補正制御により前記回転体を駆動している状態において、前記検出手段により所定のタイミングにおいて検出された速度データと、予め設定された目標速度との差分に対して、予め設定された第一の所定係数を乗じて算出される第一の補正値と、前記検出手段により所定の時間領域において検出された速度データの総和と、予め設定された目標速度の総和との差分に対して、予め設定された第二の所定係数を乗じて算出される第二の補正値とを有し、前記フィードフォワード補正制御における前記第一及び第二の補正テーブルの該当する補正値に、前記第一の補正値及び前記第二の補正値を付加することにより、フィードバック補正制御を行うことを特徴とする速度制御装置。
(5)感光体及び転写体を互いに摺擦するように回転速度を制御し、前記感光体上に形成された静電潜像を前記転写体に転写する画像形成装置において、前記(4)に記載の速度制御装置を備え、前記回転体は、前記感光体及び前記転写体であり、前記制御手段は、前記感光体及び前記転写体のいずれか一方が1回転する間の速度データから、第1の周波数による速度変動成分を抽出し、前記第1の周波数による速度変動成分を目標値に収束させるために、前記フィードフォワード補正制御を行い、前記感光体及び前記転写体のいずれか他方が1回転する間の速度データから、第1の周波数による速度変動成分を抽出し、前記第1の周波数による速度変動成分を目標値に収束させるために、前記フィードフォワード補正制御を行い、前記感光体及び前記転写体が1回転する間の速度データから、第2の周波数による速度変動成分を抽出し、前記第2の周波数による速度変動成分を目標値に収束させるために、前記フィードバック補正制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
(6)感光体及び転写体を互いに摺擦するように回転速度を制御して、前記感光体上に形成された静電潜像を前記転写体に転写する画像形成装置において、前記(1)ないし(4)のいずれかに記載の速度制御装置を備え、前記回転体は、前記感光体及び前記転写体であり、前記速度制御装置は、前記感光体及び前記転写体を制御することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、回転体の速度変動の抑制と長時間の安定駆動を実現し、画像形成装置において画像の劣化要因である「倍率変動」「色ずれ」や「ピッチムラ」を低減することができる。
以下に、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
また、本発明は、後述する速度変動成分補正制御を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給することによっても実現できる。この場合、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって達成されるものである。
[第1の実施形態(速度制御装置)]
図1は、本発明に係る実施形態の速度制御装置のブロック図である。
図1において、101は回転体である。102は回転体101の駆動軸に対して同心に取り付けられた駆動ギアであり、モータ103(駆動手段)の出力軸に対して予め設計された減速比となるよう所定の歯数N_gear(N_gearは任意の正整数)を有する。103は回転体101を駆動するモータであり(図中、STMと記す)、出力軸には駆動ギア102に噛み合う所定の歯数N_shaft(N_shaftは任意の正整数)のギアが形成されている。本実施形態ではモータ103をステッピングモータ(パルスモータ)とするが(以下、ステッピングモータ103とする)、これに限定されない。
ステッピングモータ103は、モータに出力される駆動信号(以下、駆動パルスとする)の周波数F_stm(Pulse Per Second:1秒当りのパルス数:以下、ppsとする)に応じて駆動される。ステッピングモータ103は、駆動パルスにおける1パルス当りの回転角度θ0[rad]が規定されている。ステッピングモータ103が1回転に必要なパルス数M_stm(任意の正整数)は以下の式(1)により与えられる。
M_stm=2π/θ0 (1)
よって、ステッピングモータ103の回転速度V_stm(Revolution Per Minute:1分当りの回転数:以下、rpmとする)は、以下の式(2)により与えられる。
V_stm=(F_stm/M_stm)×60[Second] (2)
例えば、2相ステッピングモータの場合には、1パルス当りの回転角度θ0[rad]=0.01π[rad]である。よって、1回転当りに必要なパルス数M_stmは200パルスとなり、駆動周波数F_stm=3000[pps]とすると、回転速度V_stm=900[rpm]となる。
従って、ステッピングモータ103により駆動ギア102を駆動して回転体101を回転させる場合、回転体101の回転角速度(=回転周波数)V_rot[rpm]は、以下の式(3)により与えられる。
V_rot=V_stm/(N_gear/N_shaft)=V_stm/R_gear (3)
ここで、R_gear(=N_gear/N_shaft)は駆動ギア102とステッピングモータ103の出力軸に形成されたギアとのギア比(減速比:任意の正整数)である。前述の例において、ギア比=10とすると、回転体101の回転角速度Vrot=900/10=90[rpm]となる。
105,106は回転体101の駆動軸の端部に対して同心に取り付けられたエンコーダである。エンコーダ105,106(検出手段)は、予め設計された所定幅L_wheel[m]のスリットパターンを所定数N_wheel有するコードホイール107のスリットパターン入力間隔に同期したエンコーダ信号を出力する。また、105はエンコーダA、106はエンコーダBとし、互いに相反する位相に設定されている。このようにした理由は、通常、回転体101の回転速度は、回転体自体の偏心成分やコードホイール107の偏心成分による速度変動の影響を受けるので、これらをキャンセルするためである。つまり、回転体101の角速度を基準にすることが多く、本実施形態においても同様に以下の式(4)に基づき回転体101の角速度変動を検出することを目的としているからである。ここで、回転体101の角速度ω_Rは、エンコーダA 105からの信号により検出される速度データV_encA、エンコーダB 106からの信号により検出される速度データV_encBとすると、以下の式(4)により与えられる。
ω_R=(V_encA+V_encB)/2 (4)
108は、回転体101の基準位相を検出するホームポジションセンサである。109は制御ユニット(制御手段)であり、後述する速度補正制御演算を行って駆動機構全体を制御するCPU110を有する。111,112は基準クロックC0[Hz](1クロックの周期=1/C0[sec])により、エンコーダA 105、エンコーダB 106の出力信号を用いてコードホイール107のスリットパターン入力間隔をカウントするカウンタである。なお、111がエンコーダA 105に対するカウンタA、112がエンコーダB 106に対するカウンタBである。113はステッピングモータ103を駆動するための駆動パルスをモータドライバ104(図中、単にドライバと記す)に出力するパルス発生器である。
制御ユニット109におけるCPU110が、パルス発生器113に対して設定する値をS_pls(S_plsは任意の整数)とすると、パルス発生器113が出力するパルス信号の周波数F_stm[pps]は、以下の式(5)により与えられる。
F_stm=C0/S_pls (5)
図2は、エンコーダA 105,エンコーダB 106の各出力信号を用いて回転体101の角速度変動を検出する方法を説明するタイミングチャートである。
まず、図2(a)は、カウンタA 111(又はカウンタB 112)の基準クロックを表している(図中、カウンタ基準クロックと記す)。図2(b)は、回転体101のホームポジション(HP)入力信号を表しており、立ち上がりエッジにてHPが検知される。図2(c)はエンコーダA 105(又はエンコーダB 106)入力を表しており、ホームポジション入力信号(以下、HP信号とする)が検知された後のエンコーダ出力信号を0番目の入力としている。なお、エンコーダ出力信号は、エンコーダA 105または、エンコーダB 106のどちらか一方を基準とする。本実施例では、エンコーダA 105の信号入力を基準とする。図2(d)は、エンコーダ出力信号の立ち上がりエッジを基準として計測されたカウント数を表している。なお、カウンタA 111は、エンコーダ入力間隔をカウンタ基準クロックの個数で計測する。図2(e)は、カウント数によって検出される速度データを表している(図中、例えばe1_data=7など)。
CPU110は、任意のn番目のエンコーダ出力信号の立ち上がりエッジが計測されると、n−1番目のエンコーダデータe(n−1)_dataを取得する。ここで、CPU110が取得するエンコーダデータe(n−1)_dataは、「時間:Second」と同義であり、n−1番目の速度データV_e(n−1)は、以下の式(5)により与えられる。
V_e(n−1)=L_wheel[m]/e(n−1)_data[sec] (5)
ここで、L_wheelは一定値であるため、取得したエンコーダデータにより任意の位相における回転体101の角速度変動が検出可能である。
次に、本実施形態による回転体の角速度変動補正制御について説明する。
図3は本実施形態による回転体101の角速度変動補正制御(図中、単に速度変動制御と記す)を示すフローチャートである。
図3のフローは、制御ユニット109のCPU110が内部メモリに格納された制御プログラムを実行することで実現される。
図3において、回転体101の駆動を開始すると、図2で述べたエンコーダデータを用いて回転体101の角速度変動を検出する(ステップS201、以下ステップを省略する)。図4は、実験により得られた回転体101の角速度変動データプロファイルを示し、横軸がエンコーダ入力回数を、縦軸が速度データであるエンコーダデータe(n)_dataを表している。また、図4は、回転体の2周分、つまりエンコーダ入力回数=コードホイール107の1周のスリット数N_wheel(N_wheelは任意の正整数)2周分のデータプロファイルを示している。また、図5は、回転体101の角速度変動データプロファイルのFFT演算(高速フーリエ演算)結果を示す図である。図5では、図4に示す角速度変動データプロファイルから回転体101が有する角速度変動の周波数成分比を分析するために、以下の式(6)に基づいてFFT演算を行った結果を示している。
ここで、FFT演算について概説する(参考文献:デジタル信号処理入門)。
X(k)=Σx(n)×exp(−2πknj/N) (6)
ここで、x(n)は取得されたn数の標本化データであり、本実施形態ではe(n)_dataが相当する。jは虚数単位で、j=√(−1)である。また、kは周波数成分変換後の周波数軸単位を表し、X(k)は、周波数kにおいて算出されたパワースペクトル(該当周波数成分の強度:任意単位)を示している。
図5に示すように、回転体101は、様々な要因の周波数成分をもって回転しており、主な周波数成分とそれから算出される成分は、回転体101の1回転ムラF_rとステッピングモータ103の1回転ムラF_g0である(単数または複数の周波数成分)。また、1回転ムラF_rから算出される成分は、回転体101のギア比倍にて生じるF_g0=F_r×R_gear、ステッピングモータ103の駆動軸と駆動ギア102との噛み合いに起因する周波数成分F_g1、回転体自体の固有振動成分F_pである。
上記各周波数成分において、比較的周波数が低い1回転ムラF_r、回転体101のギア比倍にて生じる1回転ムラF_g0は、背景技術で述べたように角速度変動に対する時間積分値が大きくなる。このため、図17に示す画像形成装置における回転体として、感光ドラム1201や中間転写ローラ1204に上記周波数成分F_rやF_g0が生じる場合には、「倍率変動」「色ずれ」の主要因となる。しかしながら、これら周波数成分F_r,F_g0は回転体101の駆動時において、定常的に安定したパワースペクトルを示す場合が多い。このため、本実施形態においては、上記周波数成分F_r,F_g0を低周波速度変動成分(第一の速度変動成分)と定義する。そして、この低周波速度変動成分を補正するための補正駆動テーブル生成方法及び補正駆動方法について、以下に述べる。なお、補正駆動テーブルとは、回転体101が1回転する間の位相毎に、パルス発生器113に対して設定する設定値が格納された低周波速度変動成分補正テーブルであり、以下補正テーブルとする。
図3のS202では、上記補正テーブルを生成するために、検出されたエンコーダデータe(n)_dataに対して、図6に示す低周波成分通過型フィルタ Filter0を用いてデジタル信号処理演算を行う。ここで図6は、回転体101の角速度変動データプロファイルのFFT演算結果と低周波成分通過型フィルタ Filter0との関係を示す図である。低周波成分通過型フィルタ Filter0は遮断周波数F_cと減衰特性を有するデジタルフィルタである。
ここで、図6に示すデジタルフィルタの遮断周波数F_cは、以下の条件式(7)を満たすとする。
F_r<F_g0<F_c<F_g1,F_p (7)
式(7)に示す条件は、本発明を限定するものではない。
以下に、S202でのデジタル信号処理演算(フィルタ演算)について概説する。
デジタル信号処理演算は、以下の式(8)に示すように、検出される標本化データ(エンコーダデータe(n)_dataに相当)と、図7に示す低周波成分通過型フィルタ Filter0の係数プロファイルhMの積和演算として定義される。なお、図7は低周波成分通過型フィルタの係数プロファイルを示す図である。
ここで、図8はデジタルフィルタの信号処理ブロックを示す図である。図8に示すように、検出された元のエンコーダデータ(e(n)_data)をバッファリングするメモリエリアData_Original[n](フィルタ係数hMの数M+1と同サイズ)の先頭番地に“現在”のデータが入力される。そうすると、以下の式(8)による積和演算が実行され、フィルタ係数テーブルによる演算後のエンコーダデータData_FilterPass[n]が出力される。
フィルタ係数値h0〜hMは、合計すると“1”になるように設計されている。また、図7に示すように、フィルタ係数は中心値が最も大きくなるように重み付けされており、信号処理の際に任意点におけるデータに対して重み付け係数を変化させる。つまり、デジタルフィルタの周波数特性を変化させることにより、必要とする周波数成分のみを持つデータプロファイルが得られる。
図9は、図4に示す検出エンコーダデータに対して上記フィルタ演算を行った結果を示し、図10は、図9に示すフィルタ演算により得られたエンコーダデータプロファイルに対してFFT演算を行った結果を示している。すなわち、図10は、本発明である低周波速度変動成分補正制御(フィードフォワード補正制御)実施時のエンコーダデータプロファイルである。
図9及び図10に示すフィルタ演算結果から、低周波成分の抽出と高周波成分の除去とが正確に行われていることがわかる。
そして、低周波成分が抽出されたエンコーダデータから、回転体101の1回転毎に基準となる速度値に対して予め設定された補正ゲインをかけたモータ駆動パルスの周波数に相当する設定値S1_plsを算出し、回転体101の次の回転に反映させる。以下に算出式(9)を示す。
S1_pls_New(n)=(e(n)_data−e_target)×Gain×S1_pls_Now(n) (9)
e(n)_data:“現在”の回転においてn番目に検出されたエンコーダデータ
e_target:エンコーダデータの目標値
Gain:補正ゲイン
S1_pls_New(n):“次”の回転においてn番目に与えられるステッピングモータ103の駆動パルスの設定値
S1_pls_Now(n):次のn+1番目に反映されるステッピングモータ103の補正後の駆動パルスの設定値(補正値)
ここで、CPU110内においては、コードホイール107の1周分のスリット数N_wheelと同数の、式(9)により算出されたモータ駆動パルスの設定値が格納できる補正テーブル(第一の補正テーブルとする)を有する。そして、HP信号または、エンコーダ信号の入力数を基準として、エンコーダが入力されるに従って、つまり回転体101の位相に基づいて、第一の補正テーブルにおける上記駆動パルスの設定値を格納するアドレスを更新する。
上記制御により、数回転後には低周波成分のエンコーダデータを予め設定された目標として所定の変動範囲内(所定範囲内)に収束させることができる。
図11は低周波成分のエンコーダデータにより速度変動補正を行った実験結果を示している。図11に示すプロファイルにおいて、ラインCが目標速度の中心値(目標値)、ラインUが目標速度の上限値、ラインLが目標速度の下限値をそれぞれ表している。図11において、回転体101の5周後には、回転体101の速度が上限値及び下限値の範囲内に収束している。ここで、第一の補正テーブルにおいて格納されているすべてのモータ駆動パルスの設定値を固定する。
このとき、第一の補正テーブルに格納された設定値に基づいて回転体101の駆動を行った場合、理想的には、ステッピングモータ103及び回転体101の平均速度は、上記制御を行わない場合と同じであるはずである。しかし、実際には、式(9)に基づいて個々の補正値を算出する際に、量子化誤差が発生するため、この誤差によって平均速度のズレが生じることがある。このような平均速度のズレは、本発明である速度制御装置を用いて、画像形成装置(図15参照)における感光ドラム1201または、中間転写ベルト1202、及び中間転写ローラ1204を駆動した場合において、大きな「色ずれ」要因となる。本実施形態に係る実験においては、図15に示す画像形成装置における中間転写ローラ1204の平均速度が、予め設定された目標速度に対して、約0.01%程度のズレを有する場合、100μm以上の「色ずれ」を生じさせる場合がある。なお、解像度1200dpiの画像形成装置の場合、1dot=約21.2μmであり、色ずれの数値として100μm以上は、各色のトナー像がまったく重ならない状態であり、大きな画像劣化となる。
よって、本発明では、上述したステッピングモータ103及び回転体101の平均速度のズレを補正するための第二の補正テーブルを生成する。第二の補正テーブルは、第一の補正テーブルと同数(=N_wheel)の設定値格納領域を有する。
以下に、第二の補正テーブルの算出方法について述べる。
第一の補正テーブルが固定された時点で、第一の補正テーブルに基づいて回転体101を駆動した場合の平均速度を算出する。この平均速度(平均値)を算出するために、第一の補正テーブルに格納されているモータ駆動パルスの設定値の合計値Sum_S1_plsと、モータ駆動パルスの基準値S_targetの合計値との差分Diffを算出する。
Diff=Sum_S1_pls−(S_target×N_wheel) (10)
また、差分Diffの算出方法としては、次のようにすることも可能である。すなわち、第一の補正テーブルに基づいて、回転体101を1周(1回転する間)駆動したときのエンコーダデータ1周分の合計値Sum_e_dataと、エンコーダデータの目標値(e_target)(目標速度)の合計値との差分を用いることも可能である。
Diff=Sum_e_data−(e_target×N_wheel) (11)
なお、差分算出手法に関しては、本発明を限定するものではない。
この算出された差分Diffが平均速度のズレに相当するため、この差分Diffを第二の補正テーブルに分散させて格納する。
そして、生成された第一の補正テーブルと第二の補正テーブルに基づいて、実際に回転体101の駆動のためにパルス発生器113へ与えられる駆動周波数の設定値S_pls_Tは、
S_pls_T(n)=S1_pls(n)+S2_pls(n) (12)
となる。この設定値に基づいて、回転体101を駆動することにより(S203)、低周波成分による速度変動を抑制して回転体101を安定して回転させることができる。
ここで、第二の補正テーブルを生成する際に、差分Diffを分散格納する理由は、回転体101の各位相における補正値の偏りを回避し、回転体101の回転駆動における急峻な駆動周波数変化を防ぐためである。なぜなら、急峻な駆動周波数の変化は、ステッピングモータ103や回転体101の駆動系が追従できずに脱調、もしくは回転制御系が発振に至る可能性が高くなるためである。
分散させる具体的方法として、第二の補正テーブルに格納されている初期値をまずすべて“0”とする。そして、次に第二の補正テーブルに格納する補正値の最小単位(例えば“1”)ずつ、第二の補正テーブルの先頭アドレスから予め設定された所定間隔毎に、補正値の最小単位を格納していく。そして、差分Diff値が、補正テーブル格納数を超えた場合には、既に格納されている補正値に加算していく手法が挙げられる。
なお、上述した第一の補正テーブル及び第二の補正テーブルを用いた回転体101の速度制御を、低周波速度変動成分補正制御(フィードフォワード制御)と定義する。このように、図3のフローチャートのS203においてこのフィードフォワード制御を行う。また、S206に、前述の第一の補正テーブル、第二の補正テーブルを用いた補正制御であることを示す。
次に、S203で回転体101に対して低周波速度変動成分補正制御を実行している状態で、随時検出されるエンコーダデータが予め設定された範囲内に収まっているか判定する(S204)。そして、予め設定された範囲内(設定範囲は“0”の場合も含む)にない場合は、フィードフォワード制御とともに、後述する高周波速度変動成分補正制御(リアルタイムフィードバック制御)(フィードバック補正制御)を実行する(S205)。一方、予め設定された範囲内にある場合は(S204 YES)、低周波速度変動成分補正制御の第一及び第二の補正テーブルを用いたフィードフォワード制御を継続する。
ここで、S205における高周波速度変動成分補正制御について説明する。
図12は、高周波速度変動成分補正制御を示し、回転体101の状態を時系列(任意のn番目から順次)で示している。
図12(a)は低周波速度変動成分補正テーブル(前述したフィードフォワード制御)により設定されたモータ駆動パルスを表している。図12(b)はステッピングモータ103に供給されるモータ作動クロックを表している。図12(c)は回転体101の回転によるエンコーダ入力信号を表している。図12(d)は、高周波速度変動成分補正値の算出タイミングを表している。
エンコーダ信号の入力に同期して、補正値の算出、モータ作動クロックの供給が行われる。制御ユニット109は、n番目のエンコーダ信号が入力されると(所定のタイミング)、n−1番目のエンコーダデータe(n−1)_dataを取得する。ここで、n−1番目のエンコーダデータが予め設定された範囲にない場合には(S204 NO)、以下の式(13)を用いて高周波速度変動成分補正値Cfを算出する。
Cf(n−1)=(e(n−1)_data−e_target)×Gain_f×CE (13)
ここで、e_targetは目標速度から算出した基準となるエンコーダデータである。Gain_fは補正値を算出するときの反映係数(第一の所定係数)である。CEは補正値をモータ駆動パルスに換算する係数である。
上記補正値の演算処理をn番目のエンコーダ信号入力中に行う。そして、n+1番目のエンコーダ信号入力時に、低周波速度変動成分補正テーブルのモータ駆動パルスの設定値S_pls_T(n+1)(式(12)参照)に対してオフセットした値をモータ駆動パルスとして供給する。よって、実際に回転体101の駆動のためにパルス発生器113へ与えられる駆動周波数の設定値S_pls_Aは、式(14)により与えられる。
S_pls_A(n+1)=S_pls_T(n+1)+Cf(n−1) (14)
式(13)にて算出される補正値Cfは、Gain_fを大きく設定すると、算出される補正値が大きくなる、つまり、ステッピングモータ103に与えられる駆動パルスの変化が大きくなってしまい、回転動作が不安定になる可能性が生じてしまう。
よって、本発明は、式(13)により算出される補正値Cfを、第一の補正値とする。この補正値に加えて更に、第二の補正値Csを定義する。第二の補正値Csは、次のようにして算出される。任意の時間領域(所定の時間領域)において検出された速度データの総和(エンコーダデータe_data数K個分の合計値、Kは正整数)と、予め設定された目標速度データの総和との差分に対して、予め設定された第二の所定係数を乗じて算出される。制御ユニット109は、第一の補正値Cfと第二の補正値Csとの、両方の補正値に基づいて高周波速度変動成分補正制御を行う。実際にパルス発生器113に与えられる駆動パルスの設定値は、先に示した式(14)に代えて、改めて以下の式(14)により算出される。
S_pls_A(n+1)=S_pls_T(n+1)+Cf(n−1)+Cs (14)
ここで、第二の補正値Csの算出方法について以下に述べる。まず、式(15)に示すように、Csは次のように算出される。すなわち、予め設定された任意の時間領域に相当するK個のエンコーダデータの合計値と、予め設定された目標となるエンコーダデータのK個分の合計値との差分Diff_sに対して、Gain_sを乗じた値に基づいて算出される。ここで、Gain_sは、予め設定された補正ゲイン(第二の所定係数)である。
Cs(n)=[{e(n−K)_data+e(n−K+1)_data+e(n−K+2)_data+・・・+e(n−1)_data}−(e_target×K)]×Gain_s (15)
ここで、Cs(n)はエンコーダ入力のn番目に算出された補正値であり、算出元のデータは、n番目に対して過去K個分のエンコーダデータを基に算出される。
また、式(16)に示すように、実際のステッピングモータ103に対して設定する設定値は、第一の補正値Cfと、第二の補正値Csの両方を反映させるため、二つの補正ゲインの合計は“1”を超えないように設定する(1以下とする)。これにより、目標速度に対してオーバーシュート要因を低減可能である。
Gain_f+Gain_s<=1 式(16)
また、第一の補正値Cfの反映時と同様に、第二の補正値Csにおいても補正値算出直後に、モータ駆動パルスへ反映させた場合、ステッピングモータ103に与えられる駆動パルスの変化が大きくなってしまい、回転動作が不安定になる可能性が生じてしまう。
よって、実際の反映方法としては、予め設定された時間領域Mに分散され、かつ予め設定された所定の重み付け係数を乗じた値を随時(所定のタイミング)反映させる。
また、予め設定された時間領域Mは、第二の補正値を分散させた時に、分散後の値は予め設定された値を超えないように設定(予め設定された所定値以下となるように設定)することにより、回転動作を安定させることができる。
図13にM=3、反映時のM個の重み付け係数(所定の重み付け係数)をm1、m2、m3としたときの値の算出・反映を示した模式図を示す。
図13(a)がエンコーダ入力、図13(b)は式(15)に基づいて算出される第二の補正値Csである。また、図13(c)は第二の補正値Csを予め設定された反映幅Mに重み付け係数m1〜m3にて分散させた値、図13(d)が実際にモータ駆動時にパルス発生器113に設定値として与えられる、過去M個の補正分散値の合計値Cs_Dである。
ここで、重み付け係数mM(図13ではM=3、mMはm1〜m3)は、合計すると“1”となるように設計されており、実際に制御を行う駆動系の特性に応じて変化させることが可能である。
このように上述した第一の補正値Cfと第二の補正値Cs_Dとを用いた回転体101の速度制御を、高周波速度変動成分補正制御(リアルタイムフィードバック制御)と定義する。
第一の補正値Cfは、理論上、エンコーダ入力信号の周波数、つまりサンプリング周波数Fsと同程度の速度変動成分の補正が可能であり、制御系のリアルタイム応答性を確保できる。
また、予め設定した範囲を超えるエンコーダ信号がm回(mは任意の正整数)連続して入力された場合に、上記高周波速度変動成分補正制御を行うことによって、この制御が追従する周波数成分をFs/mとすることができる。このため、負荷変動の種類、つまり様々な高周波成分に対する追従性を比較的簡易に設定することができる。
更に、上記制御の応答性の検証は、ステップ応答特性と呼ばれる所定の負荷変動を与えたときの速度変動周波数成分を解析し、この成分の速度変動が収束する時間を検証することにより可能となる。
第二の補正値Csは、理論上常に、任意の時間領域における平均速度を一定にするように補正値が算出されるため、回転体101の速度変動により生じた位置ズレ量を常に、そして限りなく“0”に近づけることが可能となる。
図14に、回転体101の速度変動に伴う位置ズレ量に対するリアルタイムフィードバック制御の補正効果を示す。図14(a)が回転体101の速度を、図14(b)がステッピングモータ103に与えるモータ駆動パルスの周波数(図中、モータ駆動周波数と記す)を表わす。また、図14(a)では縦軸を速度、図14(b)では縦軸を駆動周波数(任意単位)、いずれも横軸を時間としている。回転体101に対して図14(a)に示すような速度変動が生じた場合、上述したリアルタイムフィードバック制御においては、次のように補正される。すなわち、この変動により生じる位置ズレ分Aは、主に第一の補正値Cfによって、位置ズレ分Bは、主に第二の補正値Csによって補正駆動される。
よって、本発明である速度制御装置は、図3のS206+S207、式(17)に示すように、二つの補正テーブルによるフィードフォワード制御と、二つの補正値によるリアルタイムフィードバック制御の組み合わせ(付加)により、機能する。そして、これらの制御により、回転体101の速度変動の抑制と長時間の安定駆動を実現することが可能となる。
S_Pls_A(n)=[S1_pls(n)+S2_pls(n)]+[Cf(n)+Cs(n)_D] (17)
[第2の実施形態]
次に、第1の実施形態で説明した本発明である速度変動制御を画像形成装置の回転体(感光ドラム(感光体)及び中間転写ローラ(中間転写体))の制御に適用した第2の実施形態について説明する。
図15は、第1の実施形態の速度制御装置を画像形成装置に適用した構成を示している。なお、図15において、図17と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図15において、1223は、図1に示す速度制御装置のエンコーダA 105、エンコーダB 106、コードホイール107、HPセンサ108、ステッピングモータ103、モータドライバ104(図中、単にドライバと記す)を含む速度変動制御部である。制御ユニット109は、システムコントローラ1220からの指令に応じて各画像形成部1200Y,1200M,1200C,1200Kの感光ドラム1201及び中間転写ローラ1204(第1の実施形態の回転体101に相当)の回転を制御する。
図16は、本発明に係る画像形成装置(図15)による画像形成動作時の感光ドラム1201及び中間転写ローラ1204の制御シーケンスを示すタイミングチャートである。
図16で、制御ユニット109は、システムコントローラ1220から画像形成動作開始(ON命令)を受信すると(S1301)、ステッピングモータ103の出力軸の加速を開始し、予め設定された目標速度に到達した後に定速で駆動させる(S1302)。
次に、感光ドラム1201及び中間転写ローラ1204に対して第1の実施形態で説明した低周波(第1の周波数)による速度変動成分に対する低周波速度変動成分補正制御(フィードフォワード制御)を実行する。ここでは、感光ドラム1201と中間転写ローラ1204とを同時に制御しないようにしている。これは、低周波速度変動成分補正制御では、制御過渡期において回転体としての感光ドラム1201及び中間転写ローラ1204の平均速度が目標値に対して異なって回転している状態が存在する。そして、感光ドラム1201と中間転写ベルト1202のように互いに摺擦した状態で回転していると、摺擦部分における摩擦係数の変動によって想定外の負荷変動を及ぼし、補正テーブルの生成(収束)に長時間を要することになるからである。
制御ユニット109は、最初に感光ドラム1201(いずれか一方)に対して補正制御を実施する(S1303)。そして、感光ドラム1201の補正テーブルが固定された時点で(S1304)、中間転写ローラ1204(いずれか他方)に対して同様の補正制御を実施する(S1305)。
感光ドラム1201と中間転写ローラ1204の各速度変動が安定した時点(各補正テーブルが固定された時点)で(S1306)、制御ユニット109は、システムコントローラ1220からの命令に従って画像形成動作を開始する(S1307)。そして、例えば、電子写真プロセスに必要な高圧が、帯電器1208、現像器1206、一次転写ローラ1209に印加される。一方、ベルトクリーナ1213及び二次転写器1211の着動作を行う(S1308)。
このとき、感光ドラム1201及び中間転写ベルト1202に対して大きく負荷変動を及ぼす動作例として、二次転写器1211及びベルトクリーナ1213の「着」動作がある。しかし、この負荷変動は着動作後所定時間後に収束するため、本実施形態による高周波速度変動成分補正制御(リアルタイムフィードバック制御)によって追従させる必要はない場合が多い。
よって制御ユニット109は、図16のS1308とS1310の間の時間帯において、感光ドラム1201及び中間転写ローラ1204に対して高周波(第2の周波数)速度変動成分補正制御を実行する(S1309)。すなわち、二次転写器1211及びベルトクリーナ1213の「着」動作時の負荷変動収束後(S1308後)で且つ画像形成動作にトナー像を形成する(トナー像転写)所定時間前(S1310前)の時間帯に、高周波速度変動成分補正制御を実行する。
以上のように、低周波速度変動成分補正制御及び高周波速度変動成分補正制御を感光ドラム1201及び中間転写ローラ1204に対して実行することで、画像形成部1200により形成されるトナー像の倍率変動や色ずれ、ピッチムラを低減できる。そして、長期間にわたり画質の安定化を実現することができる。
本発明に係る実施形態の速度制御装置のブロック図 エンコーダの出力信号を用いて回転体の角速度変動を検出する方法を説明するタイミングチャートで、(a)カウンタ基準クロックを示すタイミングチャート、(b)回転体のホームポジション入力信号を示すタイミングチャート、(c)エンコーダ入力を示すタイミングチャート、(d)エンコーダ出力信号の立ち上がりエッジを基準として計測されたカウント数を表すタイミングチャート、(e)カウント数によって検出される速度データを表す図 本発明の実施形態に係る回転体の角速度変動補正制御を示すフローチャート 本発明の実施形態に係る実験により得られた回転体の角速度変動データプロファイルを示す図 回転体の角速度変動データプロファイルのFFT演算結果を示す図 回転体の角速度変動データプロファイルのFFT演算結果と低周波成分通過型フィルタとの関係を示す図 低周波成分通過型フィルタの係数プロファイルを示す図 デジタルフィルタの信号処理ブロックを示す図 検出エンコーダデータに対してフィルタ演算を行った結果を示す図 本発明に係る低周波速度変動成分補正制御(フィードフォワード制御)実施時のエンコーダデータプロファイルを示す図 低周波成分のエンコーダデータにより速度変動補正を行った実験結果を示す図 (a)低周波速度変動成分補正テーブルにより設定されたモータ駆動パルスを表す図、(b)ステッピングモータに供給されるモータ作動クロックを表す図、(c)回転体の回転によるエンコーダ入力信号を表す図、(d)高周波速度変動成分補正値の算出タイミングを表す図 本発明に係るリアルタイムフィードバック制御における第二の補正値算出及び反映方法を示した模式図で、(a)エンコーダ入力を示す図、(b)第二の補正値を示す図、(c)第二の補正値の分散値を示す図、(d)実際に設定される補正値を示す図 回転体の速度変動に伴う位置ズレ量に対するリアルタイムフィードバック制御の補正効果を示した概略図で、(a)回転体の速度を示す図、(b)モータ駆動周波数を表わす図 第1の実施形態の速度制御装置を画像形成装置に適用した構成を示す図 本発明に係る画像形成装置による画像形成動作時の感光ドラム及び中間転写ローラの制御シーケンスを示すタイミングチャート 従来例に係る画像形成装置の概略構成断面図
符号の説明
101 回転体
102 駆動ギア
103 ステッピングモータ(駆動手段)
104 モータドライバ
105 エンコーダA(検出手段)
106 エンコーダB(検出手段)
107 コードホイール
108 ホームポジションセンサ
109 制御ユニット(制御手段)
110 CPU
111 カウンタA
112 カウンタB
113 パルス発生器
1201 感光ドラム(感光体)(回転体)
1202 中間転写ベルト(中間転写体)(回転体)
1220 システムコントローラ
1223 速度変動制御部

Claims (10)

  1. 回転体と、前記回転体を駆動する駆動手段と、前記回転体の速度を検出する検出手段と、前記検出手段により検出される前記回転体の速度データに基づいて前記駆動手段に出力する駆動信号の周波数を決定し、決定された前記駆動信号をさらに補正して前記駆動手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記回転体が回転する際の前記速度データから、単数または複数の周波数成分を有する速度変動成分を抽出し、抽出された前記速度変動成分を目標値に収束させるために前記駆動信号の補正テーブルを用いたフィードフォワード補正制御を行う速度制御装置であって、
    前記制御手段は、前記速度変動成分が予め設定された所定範囲内に収束した時点で補正値の更新を停止し、すべての補正値を固定する第一の補正テーブルと、前記固定された第一の補正テーブルに基づき前記駆動手段により前記回転体を駆動した場合、前記回転体が回転する際の平均速度と、前記駆動手段に対して予め設定された目標速度との差分を補正する第二の補正テーブルと、を有し、
    前記第一の補正テーブル及び前記第二の補正テーブルに基づいて、前記フィードフォワード補正制御を行うことを特徴とする速度制御装置。
  2. 回転体と、前記回転体を駆動する駆動手段と、前記回転体の速度を検出する検出手段と、前記検出手段により検出される前記回転体の速度データに基づいて前記駆動手段に出力する駆動信号の周波数を算出し、算出された前記駆動信号を補正して前記駆動手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記回転体が1回転する間の速度データから、単数または複数の周波数成分を有する速度変動成分を抽出し、抽出された前記速度変動成分を目標値に収束させるために前記駆動信号の補正テーブルを用いたフィードフォワード補正制御を行う速度制御装置であって、
    前記制御手段は、前記速度変動成分が予め設定された所定範囲内に収束した時点で補正値の更新を停止し、すべての補正値を固定する第一の補正テーブルと、前記固定された第一の補正テーブルに基づき前記駆動手段により前記回転体を駆動した場合、前記回転体が1回転する間の平均速度と、前記駆動手段に対して予め設定された目標速度との差分を補正する第二の補正テーブルと、を有し、
    前記第一の補正テーブル及び前記第二の補正テーブルに基づいて、前記フィードフォワード補正制御を行うことを特徴とする速度制御装置。
  3. 請求項2に記載の速度制御装置において、
    前記第二の補正テーブルを算出するために基準となる前記回転体が1回転する間の平均速度は、前記検出手段により検出される速度データに基づいて算出された平均値、または、前記第一の補正テーブルにおける補正値に基づいて算出された平均値、から算出されることを特徴とする速度制御装置。
  4. 回転体と、前記回転体を駆動する駆動手段と、前記回転体の速度を検出する検出手段と、前記検出手段により検出される前記回転体の速度データに基づいて前記駆動手段に出力する駆動信号の周波数を算出し、算出された前記駆動信号を補正して前記駆動手段を制御する制御手段と、を有する速度制御装置であって、
    前記制御手段は、前記検出手段により所定のタイミングにおいて検出された速度データと、予め設定された目標速度との差分に対して、予め設定された第一の所定係数を乗じて算出される第一の補正値と、前記検出手段により所定の時間領域において検出された速度データの総和と、予め設定された目標速度の総和との差分に対して、予め設定された第二の所定係数を乗じて算出される第二の補正値と、を有し、
    前記第一の補正値及び前記第二の補正値に基づいて、フィードバック補正制御を行うことを特徴とする速度制御装置。
  5. 請求項4に記載の速度制御装置において、
    前記第一の所定係数と前記第二の所定係数との和が、1以下とすることを特徴とする速度制御装置。
  6. 請求項4に記載の速度制御装置において、
    前記制御手段は、前記算出された第二の補正値を予め設定された時間領域に分散し、かつ予め設定された所定の重み付け係数を乗じた値を、新たな第二の補正値とすることを特徴とする速度制御装置。
  7. 請求項6に記載の速度制御装置において、
    前記予め設定された時間領域は、前記第二の補正値を分散させた値が、予め設定された所定値以下となるように設定されることを特徴とする速度制御装置。
  8. 回転体と、前記回転体を駆動する駆動手段と、前記回転体の速度を検出する検出手段と、前記検出手段により検出される前記回転体の速度データに基づいて前記駆動手段に出力する駆動信号の周波数を算出し、算出された前記駆動信号を補正して前記駆動手段を制御する制御手段と、を有する速度制御装置であって、
    前記制御手段は、複数の周波数成分を有する第一の速度変動成分と、前記第一の速度変動成分とは異なる周波数成分を有する速度変動成分とを抽出し、抽出された前記第一の速度変動成分が予め設定された所定範囲内に収束した時点で補正値の更新を停止し、すべての補正値を固定する第一の補正テーブルと、前記固定された第一の補正テーブルに基づき前記駆動手段により前記回転体を駆動した場合の前記回転体が1回転する間の平均速度と、前記駆動手段に対して予め設定された目標速度の差分を補正する第二の補正テーブルと、を有し、
    前記第一の補正テーブル及び前記第二の補正テーブルに基づいて、フィードフォワード補正制御を行い、
    かつ、
    前記フィードフォワード補正制御により前記回転体を駆動している状態において、前記検出手段により所定のタイミングにおいて検出された速度データと、予め設定された目標速度との差分に対して、予め設定された第一の所定係数を乗じて算出される第一の補正値と、前記検出手段により所定の時間領域において検出された速度データの総和と、予め設定された目標速度の総和との差分に対して、予め設定された第二の所定係数を乗じて算出される第二の補正値と、を有し、
    前記フィードフォワード補正制御における前記第一及び第二の補正テーブルの該当する補正値に、前記第一の補正値及び前記第二の補正値を付加することにより、フィードバック補正制御を行うことを特徴とする速度制御装置。
  9. 感光体及び転写体を互いに摺擦するように回転速度を制御し、前記感光体上に形成された静電潜像を前記転写体に転写する画像形成装置において、
    請求項8に記載の速度制御装置を備え、
    前記回転体は、前記感光体及び前記転写体であり、
    前記制御手段は、前記感光体及び前記転写体のいずれか一方が1回転する間の速度データから、第1の周波数による速度変動成分を抽出し、前記第1の周波数による速度変動成分を目標値に収束させるために、前記フィードフォワード補正制御を行い、
    前記感光体及び前記転写体のいずれか他方が1回転する間の速度データから、第1の周波数による速度変動成分を抽出し、前記第1の周波数による速度変動成分を目標値に収束させるために、前記フィードフォワード補正制御を行い、
    前記感光体及び前記転写体が1回転する間の速度データから、第2の周波数による速度変動成分を抽出し、前記第2の周波数による速度変動成分を目標値に収束させるために、前記フィードバック補正制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  10. 感光体及び転写体を互いに摺擦するように回転速度を制御して、前記感光体上に形成された静電潜像を前記転写体に転写する画像形成装置において、
    請求項1ないし8のいずれかに記載の速度制御装置を備え、
    前記回転体は、前記感光体及び前記転写体であり、
    前記速度制御装置は、前記感光体及び前記転写体を制御することを特徴とする画像形成装置。
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