JP2017090602A - 金属配線付光学フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】他の部材と高精度に貼り合せることが可能であり、かつ、裁断工程に供される際に、裁断位置が精度よく決定される金属配線付光学フィルムを提供すること。【解決手段】本発明の金属配線付光学フィルムは、金属配線と、第1のアライメントマークと、第2のアライメントマークが形成された光学フィルムであって、該金属配線は、該光学フィルム上に配列された複数の金属配線領域内に、形成され、該第1のアライメントマークは、該金属配線領域の近傍において、点状に形成され、該第2のアライメントマークは、光学フィルムの平面視において所定の方向を向いた直線を規定するように設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、金属配線付光学フィルムに関する。
従来、タッチパネル等の電子機器の電極等には、金属配線が施されたフィルムが多用されているところ、近年においては、電子機器の多様化、薄型化等に対応するため、金属配線が施され、かつ、光学的な機能を有するフィルム(例えば、金属配線付の輝度向上フィルム)が求められている。このようなフィルムを製造するにあたっては、生産効率、製品間バラツキ(例えば、金属配線形成位置の不均一性)等の問題がある。
特開2007−4174号公報
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、他の部材と高精度に貼り合せることが可能であり、かつ、裁断工程に供される際に、裁断位置が精度よく決定される金属配線付光学フィルムを提供することにある。
本発明の金属配線付光学フィルムは、金属配線と、第1のアライメントマークと、第2のアライメントマークが形成された光学フィルムであって、該金属配線は、該光学フィルム上に配列された複数の金属配線領域内に、形成され、該第1のアライメントマークは、該金属配線領域の近傍に形成され、該第2のアライメントマークは、光学フィルムの平面視において所定の方向を向いた直線を規定するように設けられている。
1つの実施形態においては、1つの金属配線領域につき、2つの第1のアライメントマークが形成されている。
1つの実施形態においては、上記第2のアライメントマークが、実線、点線または破線である。
1つの実施形態においては、上記第2のアライメントマークに規定される直線が、光学フィルムに形成された複数点のマークにより規定される直線である。
1つの実施形態においては、上記光学フィルムが、矩形状または正方形状であり、上記第2のアライメントマークに規定される直線が、光学フィルムの一辺と平行である。
1つの実施形態においては、第2のアライメントマークに規定される直線が、直線状に配列する金属配線領域の重心を結ぶ線と平行である。
1つの実施形態においては、上記光学フィルムが、輝度向上フィルムである。
1つの実施形態においては、上記輝度向上フィルムが、反射軸を有し、該反射軸と、上記第2のアライメントマークに規定される直線とが平行である。
本発明によれば、役割の異なる複数種のアライメントマークを設けることにより、他の部材と高精度に貼り合せることが可能であり、かつ、裁断工程に供される際に、裁断位置が精度よく決定される金属配線付光学フィルムを提供することができる。
1つの実施形態による金属配線付光学フィルムの概略平面図である。 輝度向上フィルムとしての直線偏光分離フィルムの一例を示す概略斜視図である。 1つの実施形態による本発明の金属配線付光学フィルムの使用形態を説明する図である。 1つの実施形態による本発明の金属配線付光学フィルムの使用形態を説明する図である。
図1は、本発明の1つの実施形態による金属配線付光学フィルムの概略平面図である。金属配線付光学フィルムは、光学フィルム10を備える。光学フィルム10には、金属配線20と、第1のアライメントマーク30と、第2のアライメントマーク40とが形成されている。金属配線付光学フィルムにおいては、金属配線20を含む複数の金属配線領域21が複数個配列している。該金属配線付光学フィルムは、ひとつの金属配線領域を有する金属配線付光学フィルム片(または金属配線付光学フィルム片を含む光学積層体片)を製造する際の製造中間体であり得る。
A.光学フィルム
光学フィルム10としては、任意の適切な光学フィルムが用いられる。光学フィルム10を構成するフィルムとしては、例えば、光学異方性を有し、光学軸を有するフィルムが用いられ得る。1つの実施形態においては、幅方向に光学軸(例えば、輝度向上フィルムの反射軸)を有する長尺状光学フィルムを長尺方向に直交する切断線で切断して得られた光学フィルムが用いられる。別の実施形態においては、幅方向とのなす角度が42°〜48°(好ましくは45°)である光学軸(例えば、位相差フィルムの遅相軸)を有する長尺状光学フィルムを長尺方向に直交する切断線で切断して得られた光学フィルムが用いられる。上記光学フィルム10を構成するフィルムとしては、例えば、輝度向上フィルムとして機能し得る直線偏光分離フィルム、位相差フィルム等が挙げられる。位相差フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート系樹脂、シクロオレフィン系樹脂等から構成されるフィルムが挙げられる。位相差フィルムは、延伸フィルムであってもよい。輝度向上フィルムの詳細については、後述する。
光学フィルム10は、単層構成であってもよく、多層構成であってもよい。1つの実施形態においては、輝度向上フィルムまたは位相差フィルムと、導電層との積層体が用いられる。導電層としては、例えば、金属ナノワイヤを含む導電層、ITO等の金属酸化物から形成される導電層、金属メッシュを含む導電層、導電性ポリマーから構成される導電層等が挙げられる。また、光学フィルム10は、片面最外側または両面最外側に粘着剤層を備えていてもよい。
上記金属ナノワイヤとは、材質が金属であり、形状が針状または糸状であり、径がナノメートルサイズの導電性物質をいう。金属ナノワイヤを含む導電層、金属ナノワイヤが網の目状となることにより、少量の金属ナノワイヤであっても良好な電気伝導経路を形成することができ、電気抵抗の小さい導電層を形成することができる。さらに、金属ナノワイヤが網の目状となることにより、網の目の隙間に開口部を形成して、光透過率の高い導電層を形成することができる。
上記金属ナノワイヤを構成する金属としては、導電性金属である限り、任意の適切な金属が用いられ得る。上記金属ナノワイヤを構成する金属としては、例えば、銀、金、銅、ニッケル等が挙げられる。また、これらの金属にメッキ処理(例えば、金メッキ処理)を行った材料を用いてもよい。なかでも好ましくは、導電性の観点から、銀、銅または金であり、より好ましくは銀である。
上記金属ナノワイヤを含む導電層は、ポリマーマトリックスを含んでいてもよい。 上記ポリマーマトリックスは、光学フィルムを構成するフィルム上に金属ナノワイヤからなる層を形成した後、該層上に、ポリマー溶液を塗布し、その後、塗布層を乾燥または硬化させて、形成され得る。この操作により、ポリマーマトリックス中に金属ナノワイヤが存在した導電層が形成される。
光学フィルム10の形状は任意の適切な形状であり得る。光学フィルム10の形状としては、例えば、矩形状、正方形状、多角形状、円形状、楕円形状等が挙げられる。好ましくは、矩形状または正方形状である。以下、本明細書において、光学フィルムの平面内所定方向をX方向とし、X方向に直交する方向をY方向とする。光学フィルム10が矩形状または正方形状の場合、X方向は該光学フィルムの所定の辺と平行となる方向である。1つの実施形態においては、X方向は、光学フィルムの光学軸(例えば、透過軸、遅相軸)と平行または直交となる方向である。なお、本明細書においては、「平行」とは、実質的に平行である場合も含み、すなわち、2直線のなす角度が、0°±2°である場合を包含し、好ましくは0°±1°である。「直交」とは、実質的に直交である場合も含み、すなわち、2直線のなす角度が、90°±2°である場合を包含し、好ましくは90°±1°である。
以下、光学フィルム10が矩形状または正方形状である場合を代表例として、本発明の構成を説明する。1つの実施形態においては、光学フィルム10は、長尺状の光学フィルムを切断して得られ、長尺状の光学フィルムの長尺方向がY方向に相当する。
光学フィルム10の長さ(Y方向長さ)は、例えば、500mm〜1500mmである。光学フィルムの幅(X方向長さ)は、例えば、500mm〜2000mmである。
(輝度向上フィルム)
1つの実施形態においては、上記のとおり、光学フィルムとして、輝度向上フィルムが用いられる。輝度向上フィルムは、入射する光を直交する2つの偏光成分に分離し、一方の偏光成分を透過させ、他方の偏光成分(反射軸方向の偏光成分)を反射させる機能を有する。図2は、輝度向上フィルムとしての直線偏光分離フィルムの一例を示す概略斜視図である。好ましくは、直線偏光分離フィルムは、複屈折性を有する層Aと複屈折性を実質的に有さない層Bとが交互に積層された多層積層体である。例えば、図示例では、A層のx軸方向の屈折率n(x)がy軸方向の屈折率n(y)より大きく、B層のx軸方向の屈折率n(x)とy軸方向の屈折率n(y)とは実質的に同一である。したがって、A層とB層との屈折率差は、x軸方向において大きく、y軸方向においては実質的にゼロである。その結果、x軸方向が反射軸となり、y軸方向が透過軸となる。A層とB層とのx軸方向における屈折率差は、好ましくは0.2〜0.3である。
上記A層は、好ましくは、延伸により複屈折性を発現する材料で構成される。このような材料の代表例としては、ナフタレンジカルボン酸ポリエステル(例えば、ポリエチレンナフタレート)、ポリカーボネートおよびアクリル系樹脂(例えば、ポリメチルメタクリレート)が挙げられる。なかでも、低透湿性の点から、ポリエチレンナフタレートまたはポリカーボネートが好ましい。上記B層は、好ましくは、延伸しても複屈折性を実質的に発現しない材料で構成される。このような材料の代表例としては、ナフタレンジカルボン酸とテレフタル酸とのコポリエステルが挙げられる。
上記直線偏光分離フィルムは、A層とB層との界面において、第1の偏光方向を有する光(例えば、p波)を透過し、第1の偏光方向とは直交する第2の偏光方向を有する光(例えば、s波)を反射する。反射した光は、A層とB層との界面において、一部が第1の偏光方向を有する光として透過し、一部が第2の偏光方向を有する光として反射する。直線偏光分離フィルムの内部において、このような反射および透過が多数繰り返されることにより、光の利用効率を高めることができる。
好ましくは、直線偏光分離フィルムは、図2に示すように、最外層として反射層Rを含む。反射層Rを設けることにより、最終的に利用されずに直線偏光分離フィルムの最外部に戻ってきた光をさらに利用することができるので、光の利用効率をさらに高めることができる。反射層Rは、代表的には、ポリエステル樹脂層の多層構造により反射機能を発現する。
上記直線偏光分離フィルムの全体厚みは、目的、直線偏光分離フィルムに含まれる層の合計数等に応じて適切に設定され得る。直線偏光分離フィルムの全体厚みは、好ましくは50μm以下であり、より好ましくは40μm以下であり、さらに好ましくは10μm〜40μmであり、さらに好ましくは20μm〜40μmである。このような範囲であれば、水分透過性の低い直線偏光分離フィルムの形成と、偏光板の薄型化とを両立させることができる。
上記直線偏光分離フィルムとしては、例えば、特表平9−507308号公報に記載のものが使用され得る。
B.金属配線
金属配線20は、光学フィルム10上に配列された複数の金属配線領域21内に、形成される。
1つの実施形態においては、1枚の光学フィルム10に対して、複数(例えば、2〜8;図示例においては8)の金属配線領域21が形成される。個々の金属配線領域21を規定する線22(仮想線)は、上記光学フィルムまたは光学フィルムを含む光学積層体が裁断工程に供される場合の裁断線に相当する。
金属配線領域21の形状は、任意の適切な形状であり得る。例えば、矩形状、正方形状、多角形状、円形状、楕円形状等が挙げられる。好ましくは、金属配線領域21は、X方向に平行な直線とY方向に平行な直線とから構成される長方形または正方形である。また、好ましくは、金属配線領域21は、X方向およびY方向において直線状に配列される。直線状に配列されるとは、X方向またはY方向に配列した金属配線領域21の重心を結ぶ線が、直線となることを意味する。X方向に配列した金属配線領域21の重心を結ぶ線が直線であり、該直線がX方向と平行であることが好ましい。また、より好ましくは、Y方向に配列した金属配線領域21の重心を結ぶ線が直線であり、該直線がY方向と平行である。
好ましくは、金属配線領域21は、X方向およびY方向において、等間隔に配列される。隣り合う金属配線領域の間隔は、好ましくは5mm〜50mmであり、より好ましくは10mm〜30mmである。
上記のとおり、金属配線領域21内には、金属配線20が形成される。金属配線20を構成する金属としては、導電性を有する限り、任意の適切な金属が用いられる。例えば、銀、金、銅、ニッケル等が挙げられる。金属配線の形成方法としては、任意の適切な方法が採用される。例えば、スパッタ法、蒸着法、フォトリソグラフィー法、スクリーン印刷法等が挙げられる。
金属配線20の形成パターンの形状は、任意の適切な形状であり得る。金属配線20のパターン形状としては、例えば、矩形状または正方形状(例えば、金属配線領域の内側において、該領域の外周に沿った線により規定される形状)、該矩形状または正方形状の一部を排除した形状等が挙げられる。1つの実施形態においては、複数ある金属配線領域21に形成された金属配線20はそれぞれ、同じパターン形状である。
上記金属配線20は、任意の適切な樹脂から構成される樹脂層に保護されていてもよい。該樹脂層を構成する樹脂としては、例えば、酸フリーの樹脂、耐湿性の高い樹脂等が好ましく用いられる。このような樹脂としては、例えば、フッ素系樹脂、イミド系樹脂、エステル系樹脂等が挙げられる。
C.第1のアライメントマーク
金属配線領域21の近傍(例えば、金属配線領域から1mm〜30mm離れた位置)には、第1のアライメントマーク30が設けられる。1つの実施形態においては、第1のアライメントマーク30は点状に形成される。なお、本明細書において「点状」とは、アライメントマークを検出する装置が点として認識し得る形状を意味し、金属配線領域よりも小面積である十字状、多角形状、丸状、楕円状等も含む概念である。第1のアライメントマーク30は、光学フィルム10または光学フィルムを含む光学積層体が裁断工程に供される場合において、裁断位置決定の基準となるマークである。本発明においては、第1のアライメントマーク30を形成することにより、効率よく、かつ、高精度に裁断され得る光学フィルム10を得ることができる。
1つの実施形態においては、図示例のように、1つの金属配線領域21につき、2つの第1のアライメントマーク30が形成される。これらの第1のアライメントマークは、金属配線領域21のY方向両側(図示例)またはX方向両側に配置され得る。1つの金属配線領域21につき、2つの第1のアライメントマーク30を形成することにより、該第1のアライメントマーク30を結ぶ線を基準にして、裁断する際の打ち抜き刃の向きを調整することができる。好ましくは、これら2つの第1のアライメントマーク30を結ぶ直線は、光学フィルムの所定の辺と平行である(すなわち、X方向またはY方向と平行である)。このように第1のアライメントマークを配置すれば、光学フィルムと光学軸を有する他のフィルム(例えば、偏光板)とを含む光学積層体を裁断する際、金属配線20の形成位置・向きに多少のバラツキがある場合にも、該第1のアライメントマークを基準とすることにより、積層されるフィルムの光学軸が適切に設定された光学積層体を得ることができる。さらに、X方向またはY方向に配列した金属配線領域21の重心を結ぶ線と、2つの第1のアライメントマーク30を結ぶ直線とが、直交または平行であること好ましい。したがって、特に好ましくは、X方向またはY方向に配列した金属配線領域21の重心を結ぶ線と、2つの第1のアライメントマークを結ぶ直線とが、直交または平行であり、かつ、2つの第1のアライメントマークを結ぶ直線が、光学フィルムの所定の辺と平行である(すなわち、X方向またはY方向と平行である)。
別の実施形態においては、X方向またはY方向に並ぶ金属配線領域を1つのグループとして、1つの金属配線領域グループのY方向両側に、2つの第1のアライメントマークが形成される。
上記第1のアライメントマーク30の形成方法としては、任意の適切な方法が採用され得る。例えば、フィルムマスクまたはメタルマスクを用いて、蒸着またはスパッタによりアライメントマークを形成する方法、化学エッチングまたはフォトリソグラフィーでアライメントマークを形成する方法、パターン印刷でアライメントマークを形成する方法等が挙げられる。
D.第2のアライメントマーク
第2のアライメントマーク40は、光学フィルムの平面視において所定の方向を向いた直線を規定するように設けられる。当該第2のアライメントマーク40は、光学フィルム10と他のフィルムとを積層する際に、これら両フィルムの位置合わせのために用いられ得る。「光学フィルムの平面視において所定の方向を向いた直線」は、光学フィルム1枚に、1本形成され得る。該直線は、光学フィルムの一辺と平行となるように(すなわち、X方向またはY方向と平行となるように)形成され得る。また、該直線は、直線状に配列する(好ましくは、X方向またはY方向において直線状に配列する)金属配線領域21の重心を結ぶ線と平行であることが好ましい。
1つの実施形態においては、第2のアライメントマーク40に規定される直線は、光学フィルムの光学軸例(例えば、輝度向上フィルムの反射軸、位相差フィルムの遅相軸)と平行となるように設けられる。例えば、光学フィルムとして輝度向上フィルムを用いる場合、第2のアライメントマーク40は、該輝度向上フィルムの反射軸と第2のアライメントマーク40に規定される直線とが平行となるように、形成され得る。
1つの実施形態においては、第2のアライメントマーク40は、実線、点線または破線である。
別の実施形態においては、第2のアライメントマークに規定される直線(すなわち、光学フィルムの平面視において所定の方向を向いた直線)は、光学フィルムに形成された複数点(例えば、2点〜10点)のマークにより規定される。
第2のアライメントマーク40を形成する方法としては、第1のアライメントマーク30を形成する方法と同様の方法が挙げられる。
E.光学フィルムの使用
上記のように第1のアライメントマークおよび第2のアライメントマークが形成された光学フィルムを用いれば、該光学フィルムと他のフィルム(好ましくは長尺状フィルム、例えば、長尺状偏光板)とを積層する際の位置合わせ精度を向上させることができ、かつ、該積層により得られた光学積層体を裁断する際の裁断精度を向上させることができる。以下、図3〜4を用いて、本発明の光学フィルムの使用例(加工例)のひとつを説明する。以下の例では、光学フィルムが、光学フィルムと長尺状偏光板とを積層する積層工程、および、積層工程により得られた金属配線付光学積層体を裁断する裁断工程に供される。長尺状偏光板50としては、任意の適切な偏光板が用いられ得る。長尺状偏光板50の長さは、例えば、300m〜3000mであり、幅は、例えば、600mm〜2000mmである。1つの実施形態においては、長尺状偏光板は、その長尺方向に吸収軸を有する。
(積層工程)
光学フィルム10と長尺状偏光板50とは、光学フィルム10のX方向と、長尺状偏光板の長尺方向とが平行となるようにして、積層される(図3)。1つの実施形態においては、光学フィルムとして輝度向上フィルムを用い、該輝度向上フィルムの透過軸と長尺状偏光板の透過軸が平行となるようにして、光学フィルム10と長尺状偏光板50とが積層される。別の実施形態においては、光学フィルムとして位相差フィルムを用い、該位相差フィルムの遅相軸と長尺状偏光板の吸収軸とのなす角度が42°〜48°(好ましくは45°)となるようにして、光学フィルム10と長尺状偏光板50とが積層される。枚葉の光学フィルム10と長尺状偏光板50とを積層する(いわゆる、ロールツーシートにより積層する)ことにより、光学異方性を有する光学フィルム10の光学軸の方向と、長尺状偏光板50の透過軸の方向との関係を適切に設定することができる。
1つの実施形態においては、長尺状偏光板50は、光学フィルム10の金属配線が形成されていない側に、積層される。積層方法としては、任意の適切な方法が採用され得る。例えば、一対のロールの間を通過するように長尺状偏光板50を搬送させ、当該ロール間に光学フィルム10を順次供給して、長尺状偏光板50と光学フィルム10とを積層する。なお、上記のように、光学フィルム10の金属配線20が形成されていない側に粘着剤層が形成されていれば、積層工程を容易に行うことができる。長尺状偏光板50の搬送速度は、例えば、3m/min〜10m/minである。
1つの実施形態においては、第2のアライメントマーク40に規定される直線と、長尺状偏光板50の長尺方向が平行となるように、両部材の進行方向を調整して、両部材が積層される。進行方向の調整方法としては、例えば、第2のアライメントマークに規定される直線の方向を、任意の適切な検出手段(例えば、カメラ)で検出し、検出された直線の方向に関する情報に基づいて、光学フィルムの供給方向を調整する方法が挙げられる。光学フィルムの供給方向は、例えば、上記一対のロールの上流側に、光学フィルム供給装置60を配置し、該光学フィルム供給装置60による光学フィルムの搬送方向を微調整することにより行われ得る。
長尺状偏光板50上で隣り合う光学フィルム10の間隔は、例えば、1mm〜20mmである。1つの実施形態においては、長尺状偏光板50に積層される複数の光学フィルム10は、等間隔に配列している。別の実施形態においては、複数の光学フィルム10の間隔は厳密に制御されずに(すなわち、異なる間隔で複数の光学フィルム10が配列するように)金属配線付光学積層体70が形成される。本発明の光学フィルムを用いれば、第1のアライメントマーク30が形成されているため、光学フィルム10の間隔が一定でなくとも、後の光学積層体裁断工程における裁断位置を正確に決めることができる。
上記のように、長尺状偏光板50と、複数枚の光学フィルム10とを積層して、金属配線付光学積層体70が形成される。得られた金属配線付光学積層体70は、積層工程でロール状に巻き取られてもよく、巻き取られることなくそのまま次工程(裁断工程)に供給されてもよい。
(裁断工程)
上記のようにして形成された長尺状の金属配線付光学積層体70は、裁断工程において、金属配線領域21ごとに裁断される(図4)。
1つの実施形態においては、金属配線付光学積層体70の被裁断部分を裁断位置にまで搬送した後、該金属配線付光学積層体70の搬送を停止し、検出手段により上記第1のアライメント31の位置を検出し、第1のアライメント21の位置を基準にして裁断手段80の位置決めを行い、その後、金属配線付光学積層体70を裁断する。
上記被裁断部分は、1回の金属配線付光学積層体の搬送停止において裁断可能な金属配線領域21を含む。1つの実施形態においては、金属配線付光学積層体の幅方向(光学フィルムのY方向)に配列された金属配線領域の1列が被裁断部分に相当する。別の実施形態においては、金属配線付光学積層体70の幅方向(光学フィルムのY方向)に配列された金属配線領域21の複数列(例えば、2列〜5列;図示例では2列)が被裁断部分に相当する。
1つの実施形態においては、被裁断部分中の第1のアライメントマーク30が、裁断位置に到達したことを検知して、金属配線付光学積層体70の搬送停止が行われる。
第1のアライメントマーク30を検知する手段としては、任意の適切な検知手段が用いられる。検知手段としては、例えば、透過光検知センサ、反射光検知センサ等のセンサ、透過光撮影タイプのカメラ、反射光撮影タイプのカメラ等のカメラ等が挙げられる。
金属配線付光学積層体70を裁断する裁断手段80は、任意の適切な形態であり得る。1つの実施形態においては、上記裁断手段として、切り抜き刃(例えば、トムソン刃、腐食刃)が用いられる。切り抜き刃の形状(すなわち、裁断して得られる金属配線付光学積層体の形状)は、任意の適切な形状であり得る。例えば、矩形状、正方形状、多角形状、円形状、楕円形状等が挙げられる。好ましくは、矩形状または正方形状である。
上記裁断手段80は、金属配線付光学積層体70の幅方向(光学フィルムのY方向)に移動可能なように、あるいは、金属配線付光学積層体70の幅方向および長尺方向に移動可能なように構成される。また、上記裁断手段80は、裁断の向きを調整し得るように、所定点を中心に回転可能なように構成され得る。1つの実施形態においては、1つの金属配線領域21につき、2つの第1のアライメントマーク30が形成され、該第1のアライメントマーク30を結ぶ線に基づいて、裁断手段80の向き(すなわち、裁断の向き)が決定される。
複数の裁断手段80を用いて、複数の金属配線領域21を一度に裁断してもよい。例えば、金属配線付光学積層体70の幅方向および/または長尺方向に、1列または複数列配列された金属配線領域を一度に裁断すべく、複数の裁断手段80が用いられ得る。なお、図示例においては、金属配線付光学積層体70の幅方向に2列、長尺方向に2列配列された金属配線領域21(2×2=4個の金属配線領域)を一度に裁断すべく、4個の裁断手段80が用いられている。
複数の裁断手段を用いる場合、第1のアライメントの位置を検出手段は、1つであってもよく、複数であってもよい。1つの実施形態においては、裁断手段ごとに検出手段が設けられ、すなわち、裁断手段と同数の検出手段が用いられる。
搬送〜搬送停止〜第1のアライメント検出〜裁断手段の位置決め〜裁断を1サイクルとし、該サイクルを繰り返して、供給された光学フィルムを金属配線領域ごとに裁断する。
上記のようにして、1枚につき1つの金属配線領域を含む金属配線付光学積層体(金属配線付光学積層体片)71が得られる。
10 光学フィルム
20 金属配線
21 金属配線領域
30 第1のアライメントマーク
40 第2のアライメントマーク
50 長尺状偏光板
70 金属配線付光学積層体

Claims (8)

  1. 金属配線と、第1のアライメントマークと、第2のアライメントマークが形成された光学フィルムであって、
    該金属配線は、該光学フィルム上に配列された複数の金属配線領域内に、形成され、
    該第1のアライメントマークは、該金属配線領域の近傍に形成され、
    該第2のアライメントマークは、光学フィルムの平面視において所定の方向を向いた直線を規定するように設けられている、
    金属配線付光学フィルム。
  2. 1つの金属配線領域につき、2つの前記第1のアライメントマークが形成されている、請求項1に記載の光学配線付光学フィルム。
  3. 前記第2のアライメントマークが、実線、点線または破線である、請求項1または2に記載の光学配線付光学フィルム。
  4. 前記第2のアライメントマークに規定される直線が、光学フィルムに形成された複数点のマークにより規定される直線である、請求項1または2に記載の光学配線付光学フィルム。
  5. 前記光学フィルムが、矩形状または正方形状であり、
    前記第2のアライメントマークに規定される直線が、光学フィルムの一辺と平行である、
    請求項1から4のいずれかに記載の光学配線付光学フィルム。
  6. 前記第2のアライメントマークに規定される直線が、直線状に配列する前記金属配線領域の重心を結ぶ線と平行である、請求項1から5のいずれかに記載の光学配線付光学フィルム。
  7. 前記光学フィルムが、輝度向上フィルムである、請求項1から6のいずれかに記載の光学配線付光学フィルム。
  8. 前記輝度向上フィルムが、反射軸を有し、
    該反射軸と、前記第2のアライメントマークに規定される直線とが平行である、
    請求項7に記載の光学配線付光学フィルム。

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