JP2017090487A - 光コネクタ及び光コネクタ製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ケーブルを外被把持部材に入れる作業を容易にさせつつ、光ケーブルの把持固定を十分に行わせることが可能な光コネクタ及び光コネクタ製造方法を提供する。【解決手段】光ケーブル3の外被を把持する把持部331を内面に備えた一対の側壁部32を有し、一対の側壁部の間に収容した光ケーブルの外被を把持部により把持する外被把持部材と、外被把持部材を内部に挿入固定可能な固定部20を有する光コネクタ本体10とを備える光コネクタである。外被把持部材は、一対の側壁部の間に光ケーブルの外被を収容したときに外側に広がるように変形するように構成されている。外被把持部材は、固定部に挿入したときに、一対の側壁部の外面が固定部により押圧されて内側に変形することによって光ケーブルが外被把持部材に引き留められるように構成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、光コネクタ及び光コネクタ製造方法に関する。
光ファイバの端面同士を突き合わせることによって光ファイバを接続する装置として、例えば現場組立型光コネクタが知られている。現場組立型光コネクタは、光ファイバ敷設現場において光ケーブルの端末に容易に組み立て可能な構造の光コネクタである。組立前の光コネクタのフェルールには、工場にて予め内蔵ファイバが取り付けられているとともに、内蔵ファイバの端部がクランプ部(メカニカルスプライス部)に配置されている。組み立て作業現場において、外被把持部材に光ケーブルの外被を把持させるとともに、光ケーブルから口出しされた挿入ファイバの端部がクランプ部に挿入され、クランプ部において光ファイバ同士が突き合わせ接続されることになる。
特許文献1には、現場組立型光コネクタに用いられる外被把持部材の構造が記載されている。特許文献1記載の外被把持部材では、一対の側壁部の互いに対向する面に把持用突起が形成されており、把持用突起を光ケーブルの外被に食い込ませて、一対の側壁部の間に光ケーブルを把持固定させている。
国際公開第2013/129485号
把持用突起部に光ケーブルの外被を食い込ませて光ケーブルを把持固定させる場合、食い込み量が大きいと、光ケーブルを外被把持部材に入れる作業が困難になる。但し、食い込み量が小さいと、光ケーブルの把持固定が不十分になってしまう。
本発明は、光ケーブルを外被把持部材に入れる作業を容易にさせつつ、光ケーブルの把持固定を十分に行わせることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、光ケーブルの外被を把持する把持部を内面に備えた一対の側壁部を有し、前記一対の側壁部の間に収容した前記光ケーブルの外被を前記把持部により把持する外被把持部材と、前記外被把持部材を内部に挿入固定可能な固定部を有する光コネクタ本体とを備え、前記外被把持部材は、前記一対の側壁部の間に前記光ケーブルの外被を収容したときに外側に広がるように変形するように構成されており、前記外被把持部材は、前記固定部に挿入したときに、前記一対の側壁部の外面が前記固定部により押圧されて内側に変形することによって前記光ケーブルが前記外被把持部材に引き留められるように構成されていることを特徴とする光コネクタである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、光ケーブルを外被把持部材に入れる作業を容易にさせつつ、光ケーブルの把持固定を十分に行わせることができる。
図1Aは、光コネクタ100の斜視図である。図1Bは、介挿部材14とカバー40を外した光コネクタ100の斜視図である。 図2A及び図2Bは、光コネクタ本体10に外被把持部材30及び角型ケーブル3を取り付ける様子の斜視図である。図2Aには、固定部20の拡大図も示されている。 図3は、光コネクタ本体10に外被把持部材30及び丸型ケーブル5を取り付ける様子の斜視図である。 図4A及び図4Bは、外被把持部材30の斜視図である。 図5Aは、第1収容部33を角側外被収容側から見た図である。図5Bは、角型ケーブル3を第1収容部33に収容した外被把持部材30を光コネクタ本体10の固定部20に挿入する様子の説明図である。 図6A〜図6Cは、丸型ケーブル5の端末に光コネクタ本体10を組み立てる様子の説明図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
光ケーブルの外被を把持する把持部を内面に備えた一対の側壁部を有し、前記一対の側壁部の間に収容した前記光ケーブルの外被を前記把持部により把持する外被把持部材と、前記外被把持部材を内部に挿入固定可能な固定部を有する光コネクタ本体とを備え、前記外被把持部材は、前記一対の側壁部の間に前記光ケーブルの外被を収容したときに外側に広がるように変形するように構成されており、前記外被把持部材は、前記固定部に挿入したときに、前記一対の側壁部の外面が前記固定部により押圧されて内側に変形することによって前記光ケーブルが前記外被把持部材に引き留められるように構成されていることを特徴とする光コネクタが明らかとなる。このような光コネクタによれば、光ケーブルを外被把持部材に入れる作業を容易にさせつつ、光ケーブルの把持固定を十分に行わせることができる。
前記外被把持部材は、底壁部を有し、前記底壁部及び前記一対の側壁部によって断面U字状に構成されていることが望ましい。これにより、底壁部を支点として外側に倒れるように一対の側壁部を変形させることができる。
前記把持部の前記底壁部の側の端部と、前記側壁部の内面との間には、隙間が形成されていることが望ましい。これにより、光ケーブルが外れにくくなる。
前記固定部は、底部と一対の側部によって断面U字状に構成されており、前記外被把持部材は、前記底壁部の側を断面U字状の前記固定部の開放側に向けて、前記固定部に挿入されることが望ましい。これにより、光ケーブルが固定部の開放側から外れにくくなる。
前記底壁部には、スリットが形成されていることが望ましい。これにより、光ファイバの湾曲を緩やかにさせることができる。
前記外被把持部材は、前記光ケーブルの外被を収容する第1収容部とは別に、前記光ケーブルとは異なる外形の別の光ケーブルの外被を収容する第2収容部を有しており、前記第1収容部に前記光ケーブルの外被を収容させた前記外被把持部材を前記固定部に挿入するときと、前記第2収容部に前記別の光ケーブルの外被を収容させた前記外被把持部材を前記固定部に挿入するときとでは、前記外被把持部材が逆向きとなることが望ましい。これにより、光ケーブルの種類ごとに専用の外被把持部材を用意しなくて済む。
前記外被把持部材の前記一対の側壁部のうちの一方の側壁部に凸部が形成されているとともに、固定部の前記一対の側部のうちの一方の側部に前記凸部を前後方向に案内するための案内部が形成されていることが望ましい。これにより、逆向きに外被把持部材が誤挿入されることを防止できる。
前記外被把持部材は、光ファイバと外被との間に繊維状抗張力体の配置された丸型ケーブルを収容可能に構成されており、前記外被把持部材は、前記丸型ケーブルの外被の端部と接触する位置決め部と、前記繊維状抗張力体を外部に排出する排出溝とを有し、前記排出溝は、前記位置決め部よりも前記丸型ケーブルの光ファイバ端部側に配置されていることが望ましい。これにより、繊維状抗張力体を排出溝から排出させつつ、丸型ケーブルの位置決めがしやすくなる。
前記外被把持部材は、光ファイバと外被との間に繊維状抗張力体の配置された丸型ケーブルを収容可能に構成されており、前記固定部は、前記繊維状抗張力体を巻き付ける係留部を有することが望ましい。これにより、丸型ケーブルを繋ぎ留めることができるとともに、丸型ケーブルを引き留める力を調整しやすくなる。
前記光コネクタは、前記固定部に挿入された前記外被把持部材を後側から抑えるカバーを有し、前記カバーを前記固定部に取り付けると、前記係留部に巻き付けられた前記繊維状抗張力体が前記カバーの前縁によって抑えられることが望ましい。これにより、係留部に巻き付けられた繊維状抗張力体が解けにくくなる。
前記カバーの前記前縁には、凹部が形成されていることが望ましい。これにより、凹部から繊維状抗張力体の端部を外部に排出させることができる。
光ケーブルの外被を把持する把持部を内面に備えた一対の側壁部を有し、前記一対の側壁部の間に収容した前記光ケーブルの外被を前記把持部により把持する外被把持部材と、前記外被把持部材を内部に挿入固定可能な固定部を有する光コネクタ本体とを準備する工程と、前記外被把持部材の前記一対の側壁部の間に前記光ケーブルを収容させ、外側に広がるように前記外被把持部材を変形させる工程と、前記固定部に前記外被把持部材を挿入し、前記一対の側壁部の外面を前記固定部により押圧させて内側に変形させることによって前記光ケーブルを前記外被把持部材に引き留める工程と、を行うことを特徴とする光コネクタ製造方法が明らかとなる。このような光コネクタ製造方法によれば、光ケーブルを外被把持部材に入れる作業を容易にさせつつ、光ケーブルの把持固定を十分に行わせることができる。
===第1実施形態===
<光コネクタ100の基本構造>
図1Aは、光コネクタ100の斜視図である。図1Bは、介挿部材14とカバー40を外した光コネクタ100の斜視図である。図2A及び図2Bは、光コネクタ本体10に外被把持部材30及び角型ケーブル3を取り付ける様子の斜視図である。図2Aには、固定部20の拡大図も示されている。図3は、光コネクタ本体10に外被把持部材30及び丸型ケーブル5を取り付ける様子の斜視図である。
以下の説明では、図1Aに示すように各方向を定義する。すなわち、光ケーブルや光ファイバの光軸方向を「前後方向」とし、光ケーブルの延び出た側を「後」とし、逆側(光コネクタ100の不図示のフェルールの端面側)を「前」とする。また、介挿部材14の挿抜方向を上下方向とし、光コネクタ本体10から見て介挿部材14の側を「上」とし、逆側を「下」とする。なお、角型ケーブル3の断面の長辺方向は、上下方向に平行な方向である。また、前後方向及び上下方向に垂直な方向を「左右方向」とし、後側から前側を見たときの右側を「右」とし、左側を「左」とする。なお、角型ケーブル3の断面の短辺方向は、左右方向に平行な方向である。
光コネクタ100は、メカニカルスプライス法により光ファイバを接続する現場組立型光コネクタであり、光ケーブルの端末に組み立てられる光コネクタである。光コネクタ100は、例えばSC形光コネクタ(JIS C5973に制定されるF04形光コネクタ)である。
光コネクタ100には、角型ケーブル3の光ファイバ4を接続できる。角型ケーブル3は、断面矩形状の光ケーブルであり、例えばドロップケーブルやインドアケーブルである。角型ケーブル3は、光ファイバ4及び一対の線状の抗張力体が外被で一括被覆された光ケーブルである。一対の抗張力体は、光ファイバ4を挟むように配置されている。一対の抗張力体が光ファイバ4を挟む方向が、角型ケーブル3の断面の長辺方向となる。
また、本実施形態の光コネクタ100は、角型ケーブル3の光ファイバ4だけでなく、図3に示すように丸型ケーブル5の光ファイバ6も接続可能である。丸型ケーブル5は、断面円形状の光ケーブルであり、光ファイバ6と外被との間に繊維状抗張力体7が配置された光ケーブルである。繊維状抗張力体7は、例えばケブラー(登録商標)である。
光コネクタ100は、光コネクタ本体10と、介挿部材14と、外被把持部材30と、カバー40とを有する。
光コネクタ本体10は、不図示のフェルール及びメカニカルスプライス部を備えている。フェルールは、ここでは単心光コネクタに使用される円筒形状のフェルールである。内蔵ファイバ(不図示)の前側の端部は、フェルールに内挿固定されるとともに、フェルールとともに端面が研磨されている。内蔵ファイバの後側の端部は、メカニカルスプライス部の調心溝に配置されている。
光コネクタ本体10は、不図示のフェルール及びメカニカルスプライス部の他に、前側ハウジング11と、後側ハウジング12とを備えている。前側ハウジング11及び後側ハウジング12は、不図示のフェルール及びメカニカルスプライス部を収容するハウジングである。前側ハウジング11は、プラグフレーム及びカップリングから構成されている。後側ハウジング12は、ストップリングとして機能を有し、後退可能に収容されたフェルールを前側に付勢するスプリング(不図示)の後端と接触している。
光コネクタ本体10の後側には、外被把持部材30(及び光ケーブル)を固定するための固定部20が設けられている。ここでは、固定部20は後側ハウジング12(ストップリング)に設けられているが、ストップリングとなる部材に固定部20が設けられていなくても良い。
固定部20は、外被把持部材30を内部に挿入固定可能な部位である。固定部20は、底部21と一対の側部22とを有し、底部21及び一対の側部22によって断面U字状に構成されている。底部21及び一対の側部22の内面で囲まれた空間によって、外被把持部材30を収容するための収容空間が形成されている。底部21及び一対の側部22の内面で囲まれた収容空間は、前後方向に沿った溝状に形成されており、この収容空間の後端側の開口は、外被把持部材30を挿入するための挿入口23となる。固定部20にカバー40を回転させて取り付けられるようにするため、固定部20の外周面は、前後方向を軸とする円柱面状に形成されている。
固定部20の下面には、カバー40を取り付けるための係止凸部24が形成されている(図2B参照)。また、固定部20の下面には、交差マーク25が形成されている(図2B参照)。
底部21は、前後方向に沿って固定部20の下部を構成する部位である。底部21の上面は、溝状の収容空間を構成する面となる。また、底部21の上面は、外被把持部材30を前後方向にスライドさせるスライド面となる。底部21の左右の両縁から上側に立ち上がるように側部22が形成されている。
側部22は、前後方向に沿って固定部20の側面を構成する部位である。側部22の内面は、溝状の収容空間を構成する面となる。一対の側部22が、左右方向に対向するように間隔をあけて配置されている。一対の側部22の内面は、外被把持部材30を前後方向にスライドさせるスライド面となる。なお、本実施形態では、スライド面となる側部22の内面に段差が形成されることによって、側部22の内面と外被把持部材30との接触面積が低減され、これにより、一対の側部22の間に外被把持部材30を挿入しやすくなっている。但し、側部22の内面に段差が形成されなくても良い。また、本実施形態では、後述するように、一対の側部22の間に外被把持部材30が挿入され、一対の側部22が左右両側から外被把持部材30を内側に押圧することになる。
それぞれの側部22の上縁には、爪部221が形成されている。爪部221は、外被把持部材30の上抜けを防止する部位であり、側部22の上縁から内側に向かって突出して形成されている。一対の爪部221は、外被把持部材30の幅よりも狭い間隔をあけて配置されており、外被把持部材30の上側に配置される。
一方の側部22(ここでは右側の側部22)の内面には、案内溝222が形成されている。案内溝222は、外被把持部材30の凸部351を前後方向に案内するための溝である。一方の側部22にのみ案内溝222が形成されているため、外被把持部材30の上下の向きが特定され、上下逆向きに外被把持部材30が誤挿入されることを防止できる。
案内溝222の形成された側部22(ここでは右側の側部22)には、係合穴223が形成されている。係合穴223は、側部22を左右方向に貫通する穴であり、案内溝222に形成されている。外被把持部材30の凸部351が案内溝222によって案内された後、外被把持部材30の凸部351が係合穴223に入り込むことによって、外被把持部材30が固定部20に固定されることになる。
それぞれの側部22には、排出溝224が形成されている。排出溝224は、丸型ケーブル5の繊維状抗張力体7を固定部20の外へ排出させる部位である(後述:図6A参照)。排出溝224は、側部22の上縁から下方向に形成された切り込み状の部位である。
それぞれの側部22には、係留部225が形成されている。係留部225は、丸型ケーブル5の繊維状抗張力体7を巻き付けて(後述:図6B参照)、外被把持部材30及び丸型ケーブル5を固定部20に繋ぎ留める部位である。係留部225は、側部22の外面から左右外側に突出して形成されている。係留部225は、排出溝224よりも前側に配置されている。
係留部225の上下には係留溝225Aが形成されている。巻き付けられた繊維状抗張力体7が係留溝225Aに配置されることにより、繊維状抗張力体7が解けることを抑制できる。上下の係留溝225Aと係留溝225Aとの間の部位は、繊維状抗張力体7が巻き付けられる巻付部225Bとなる。
介挿部材14は、光コネクタ本体10のメカニカルスプライス部(不図示)の隙間を開閉させる部材である。光コネクタ本体10の上面には挿通穴が形成されており、この挿通穴に、介挿部材14の下側から延び出た介挿片(くさび:不図示)が挿通される。
外被把持部材30は、角型ケーブル3の外被を把持する部材である。なお、本実施形態の外被把持部材30は、丸型ケーブル5も把持可能である。外被把持部材30の形状については、後述する。
カバー40は、固定部20に収容された外被把持部材30の後抜けを防止する部材である。カバー40は、本体部41と、抑え部42とを有する。
本体部41は、筒状の部位であり、固定部20を覆いつつ固定部20に固定される部位である。本体部41は、取付部411を有する。取付部411は、カバー40を固定部20に取り付けるための部位である。取付部411は、導入溝411Aと、係止受け部411Bとを有する。導入溝411Aは、固定部20の係止凸部24を導入するために形成されたL字状の溝である。係止受け部411Bは、導入溝411Aの端部に形成された部位であり、固定部20の係止凸部24を引っ掛けて固定する部位である。L字状の導入溝411Aの端部の係止受け部411Bに固定部20の係止凸部24を引っ掛けるため、カバー40を固定部20に取り付ける際には、カバー40を回転させることになる。
本体部41の前縁412には、凹部412Aが形成されている。後述するように、凹部412Aは、係留部225に巻き付けた繊維状抗張力体7を外部に排出するための部位である(図6C参照)。
抑え部42は、固定部20に収容された外被把持部材30を後側から抑える部位である。抑え部42は、筒状の本体部41の後縁に形成された略円板状の部位である。抑え部42の前面は、外被把持部材30の後端の少なくとも一部と対向し、外被把持部材30の後抜けを防止する。抑え部42の中央には、光ケーブルを挿通させる挿通穴42Aが形成されている。
角型ケーブル3の端末に光コネクタ100を組み込む手順は、およそ次の通りである。
まず、作業者は、外被把持部材30に角型ケーブル3の外被を把持させる(図2A参照)。このとき、作業者は、角型ケーブル3から口出しされた光ファイバ4の端部の被覆を除去し、光ファイバ4の端部をカットする。これにより、所定寸法の光ファイバ4(裸光ファイバ部4A及び被覆部4B)が外被把持部材30から前側に延び出ているとともに、所定寸法の裸光ファイバ部4Aが光ファイバ4の端部に設けられる。次に、作業者は、角型ケーブル3を把持させた外被把持部材30を固定部20の挿入口23から挿入させる。このとき、外被把持部材30の凸部351を固定部20の案内溝222に合わせて案内させながら外被把持部材30が固定部20に挿入されると、角型ケーブル3の光ファイバ4が、光コネクタ本体10のメカニカルスプライス部(不図示)の調心溝に挿入される。外被把持部材30の凸部351が固定部20の係合穴223に入るまで外被把持部材30が固定部20に挿入されると、内蔵ファイバの端面と角型ケーブル3の光ファイバ4の端面とが調心溝上で突き合わされた状態になり、角型ケーブル3の光ファイバ4が若干撓んだ状態になる。作業者は、外被把持部材30の凸部351を固定部20の係合穴223に入り込ませて外被把持部材30を固定部20に固定した後、角型ケーブル3の光ファイバ4が撓んだ状態であることを確認した上で、光コネクタ本体10から介挿部材14を外し、メカニカルスプライス部によって内蔵ファイバ及び角型ケーブル3の光ファイバ4を固定する。また、作業者は、カバー40の導入溝411Aに固定部20の係止凸部24を合わせながらカバー40を前方向に移動させた後、カバー40を固定部20に対して回転させて係止受け部411Bに係止凸部24を引っ掛けることによって、固定部20にカバー40を取り付ける。なお、カバー40は、介挿部材14を外す前に取り付けても良いし、介挿部材14を外した後に取り付けても良い。
<外被把持部材30>
図4A及び図4Bは、外被把持部材30の斜視図である。図4Aには、外被把持部材30に把持された角型ケーブル3が二点鎖線で仮想的に示されている。同様に、図4Bには丸型ケーブル5が二点鎖線で仮想的に示されている。
外被把持部材30の説明では、図4Aに示すように各方向を定義する。すなわち、光ファイバ4の光軸方向を「長手方向」とする。また、一対の側壁部32の対向方向を「幅方向」とする。また、長手方向及び幅方向に垂直な方向を上下方向とする。外被把持部材30を光コネクタ本体10の固定部20に装着するときには、角型ケーブル3か丸型ケーブル5かに関わらず、長手方向は図1Aの前後方向と平行になり、幅方向は図1Aの左右方向に平行になり、図4Aの上下方向は図1Aの上下方向に平行になる。
図4Aと図4Bとを比較して理解できる通り、角型ケーブル3と丸型ケーブル5とでは、長手方向(前後方向)を逆転させて外被把持部材30が用いられる。以下の説明では、長手方向に関して、角型ケーブル3の外被部分が収容される側を「角型外被収容側」と呼び、丸型ケーブル5の外被部分が収容される側を「丸型外被収容側」と呼ぶことがある。
また、図2Aと図3とを比較して理解できる通り、角型ケーブル3と丸型ケーブル5とでは、上下方向を逆転させて外被把持部材30が用いられる。以下の説明では、上下方向に関して、断面U字状の外被把持部材30の底壁部31の側を「底側」と呼び、逆側を「開放側」と呼ぶことがある。
角型ケーブル3の場合、外被把持部材30の角型外被収容側を後側とし、外被把持部材30の底側を上側として、外被把持部材30を光コネクタ本体10の固定部20に装着することになる(図2A及び図2B参照)。一方、丸型ケーブル5の場合、外被把持部材30の丸型外被収容側を後側とし、外被把持部材30の開放側を上側として、外被把持部材30を光コネクタ本体10の固定部20に装着することになる(図3参照)。
外被把持部材30は、底壁部31と、一対の側壁部32とを有し、底壁部31及び一対の側壁部32によって断面U字状に構成されている。外被把持部材30の底壁部31及び一対の側壁部32は、例えばプラスチック製の一体成形品である。
底壁部31及び一対の側壁部32の内面で囲まれた溝状の空間が長手方向に沿って形成されている。この長手方向に沿った溝状の空間のうち、長手方向の一方側(角型外被収容側)の端部が角型ケーブル3の外被部分を収容するための収容空間となり、他方側(丸型外被収容側)の端部が丸型ケーブル5の外被部分を収容するための収容空間となる。
底壁部31は、長手方向に沿って外被把持部材30の底を構成する部位である。底壁部31は、長手方向に長い長方形状の板状の部位である。
底壁部31には、前後方向に沿ったスリット31Aが形成されている。スリット31Aは、第1収容部33の側(角型外被収容側)とは反対側(丸型外被収容側)の端部に形成されており、底壁部31の端部でスリット31Aが開口している。底壁部31にスリット31Aが形成されることにより、突き合わせ時に撓んだ光ファイバ4をスリット31Aから逃がすことができ、光ファイバ4の湾曲を緩やかにさせることができる。
側壁部32は、長手方向に沿って外被把持部材30の側面を構成する部位である。側壁部32は、長手方向に長い長方形状の板状の部位である。また、側壁部32は、底壁部31の幅方向の両縁から立ち上がるように形成された部位である。一対の側壁部32は、幅方向に対向するように間隔をあけて配置されている。一対の側壁部32の内面は、第1収容部33及び第2収容部34を構成する面となる。側壁部32の外面は、固定部20の側部22から内側に押圧される面となる。
外被把持部材30は、第1収容部33と、第2収容部34と、中央部35とを有する。第1収容部33、第2収容部34及び中央部35は、いずれも底壁部31及び一対の側壁部32によって断面U字状に構成されている。
第1収容部33は、角型ケーブル3の外被部分を収容するための部位である(図4A参照)。第1収容部33は、外被把持部材30の長手方向の一方側(角型外被収容側)の端部に形成された部位である。第1収容部33は、丸型ケーブル5の光ファイバ6を挿通させる部位にもなる(図4B参照)。
第1収容部33を構成する一対の側壁部32の内面には、把持爪331が形成されている。把持爪331は、角型ケーブル3の外被に食い込んで外被把持部材30に角型ケーブル3を固定(把持)させるための部位(把持部)である。把持爪331が角型ケーブル3の外被に食い込むことによって、角型ケーブル3が外被把持部材30に対して長手方向にズレにくくなる。なお、光ケーブルを把持する把持部は、把持爪33の形状に限られるものではない。
把持爪331は、側壁部32の内面から内側に突出し、上下方向に沿った凸条である。把持爪331は、上下方向から見たとき、突出側(内側)が鋭くなるように断面略三角形状に形成されている。すなわち、把持爪331は、幅(長手方向の幅)が徐々に狭くなるように内側へ突出して形成されている。把持爪331の稜線は、上下方向に平行である。これにより、開放側から底側へ向かって第1収容部33に角型ケーブル3を押し込みやすくなるとともに、第1収容部33に収容された角型ケーブル3は長手方向にはズレにくくなる。
それぞれの側壁部32には、複数の把持爪331が長手方向に沿って間隔をあけて配置されている。複数の把持爪331のそれぞれの稜線は、互いに平行である。一方の側壁部32の複数の把持爪331は、他方の側壁部32の複数の把持爪331と対向するように配置されている。このように把持爪331を対向配置させることによって、角型ケーブル3の外被に幅方向の両側から把持爪331を食い込ませやすくなる。
図5Aは、第1収容部33を角側外被収容側から見た図である。
把持爪331は、主部331Aとテーパ部331Bとを有する。主部331Aは、側壁部32の内面からの突出寸法(突出量、突出高さ)が一定の部位である。テーパ部331Bは、主部331Aの開放側に形成され、側壁部32の内面からの突出寸法が開放側ほど小さくなる部位である。テーパ部331Bが主部331Aの開放側に形成されることによって、開放側から第1収容部33に角型ケーブル3を押し込み易くなる。
幅方向に対向する側壁部32の間隔W1は、角型ケーブル3の幅W0よりも大きい(W1>W0)。これにより、第1収容部33に角型ケーブル3を収容することが可能である。一方、幅方向に対向する把持爪331の隙間の幅W2(主部331Aにおける稜線の間隔)は、角型ケーブル3の幅W0よりも小さい(W2<W0)。これにより、角型ケーブル3の外被に幅方向の両側から把持爪331を食い込ませることが可能である。
本実施形態では、図5Aの点線に示すように、開放側から第1収容部33に角型ケーブル3を押し込んで第1収容部33に角型ケーブル3の外被を収容することになる。第1収容部33の一対の側壁部32の間に角型ケーブル3の外被が収容されたとき、把持爪331の隙間の幅W2が角型ケーブル3の幅W0よりも小さいことを利用して、一対の側壁部32が底壁部31を支点として外側に倒れるように若干変形するように、外被把持部材30が構成されている。一対の側壁部32が外側に広がるように変形するため、この段階では、把持爪331が角型ケーブル3の外被に食い込む量が減り、外被把持部材30による角型ケーブル3の把持力は減少することになる。但し、把持爪331の食い込み量が減るため、角型ケーブル3を第1収容部33に押し込む力が少なくて済むので、角型ケーブル3を外被把持部材30に入れる作業は容易になる。
図5Bは、角型ケーブル3を第1収容部33に収容した外被把持部材30を光コネクタ本体10の固定部20に挿入する様子の説明図である。
図5Bの点線に示すように、外被把持部材30の一対の側壁部32は、角型外被収容側ほど幅方向の寸法が広がることになる。角型ケーブル3の場合、外被把持部材30の角型外被収容側を後側として外被把持部材30を光コネクタ本体10の固定部20に挿入することになるため、外被把持部材30の一対の側壁部32は、後側ほど外側に広がっていることになる。このため、固定部20の一対の側部22の間に外被把持部材30を後から前に向かって徐々に挿入していくと、固定部20の一対の側部22が左右両側から外被把持部材30の一対の側壁部32を内側に徐々に押圧していくことになる。これにより、外被把持部材30の把持爪331が徐々に角型ケーブル3の外被に食い込んでいき、外被把持部材30による角型ケーブル3の把持力が徐々に増加することになる。そして、外被把持部材30が固定部20に固定されたときには(外被把持部材30の凸部351が固定部20の係合穴223に入り込んだときには)、外被把持部材30は、角型ケーブル3を十分な把持力で把持することができる。
なお、本実施形態では、外被把持部材30は、異なる大きさの2種類の角型ケーブル3を把持可能である。具体的には、本実施形態の外被把持部材30は、断面が3.1mm×2.0mmの角型ケーブルと、断面が2.0mm×1.6mmの小型の角型ケーブルとを把持可能である。この場合、幅方向に対向する側壁部32の間隔W1は、大きい方の角型ケーブルの幅である2.0mmよりも大きい。また、幅方向に対向する把持爪331の隙間の幅W2は、小さい方の角型ケーブルの幅である1.6mmよりも小さい。但し、把持爪331の隙間の幅W2が小さい方の角型ケーブルの幅よりも小さく設定すると、大きい方の角型ケーブルを第1収容部33に押し込み難くなるという問題が顕著になる。このため、一対の側壁部32が広がるように変形できるように外被把持部材30を構成することは、外被把持部材30が異なる大きさの角型ケーブル3を把持する場合に特に有利となる。
本実施形態では、図5Aに示すように、把持爪331は、底壁部31から離れて形成されている。つまり、把持爪331の主部331Aの底側の端部と、底壁部31の内面との間が隙間Xをあけて離れている。これにより、角型ケーブル3の底面が把持爪331よりも底側になるまで角型ケーブル3を一旦押し込めば、角型ケーブル3が第1収容部33の開放側から外れにくくなる。すなわち、隙間Xでは外被は把持爪331から幅方向に圧迫を受けないため、隙間Xでは外被の幅が元に戻ろうとして把持爪331の隙間の幅W2よりも広がり、この広がった部位が把持爪331の底側の端部に引っ掛かり、この結果、角型ケーブル3が開放側にズレにくくなる。なお、幅方向に把持爪331を対向させて配置されている場合には、把持爪331から圧迫を受けている外被の幅(W2に相当)と、隙間Xでの外被の幅との差が大きくなるため、外被が把持爪331の端部に引っ掛かりやすくなるので、更に角型ケーブル3が外れにくくなる。
また、本実施形態では、図5B(図2A及び図2Bも参照)に示すように、外被把持部材30の底壁部31を上側にして、外被把持部材30が固定部20に固定されることになる。これにより、固定部20の一対の側部22の間の収容空間の上側が外被把持部材30の底壁部31で塞がれるため、角型ケーブル3が上側から外れにくくなる。これに対し、仮に外被把持部材30の底壁部31を下側にした場合には、外被把持部材30の開放側が固定部20の一対の側部22の間の収容空間の上側を向くため、角型ケーブル3が上側から外れやすくなってしまう。
更に、本実施形態では、図5B(図2A及び図2Bも参照)に示すように、外被把持部材30の底壁部31を上側にしているため、幅の広がった開放側の側壁部32(図5A参照)を、固定部20の側部22の底部21側の部位(外側に変形しにくい部位)で押圧できるため、把持爪331に角型ケーブル3の外被を十分に食い込ませることができる。これに対し、仮に外被把持部材30の底壁部31を下側にした場合には、幅の広がった開放側の側壁部32(図5A参照)が、固定部20の側部22の上側の部位を押圧するため、固定部20の側部22が底部21を支点として外側に倒れるように若干変形してしまい、この変形分だけ把持爪331が角型ケーブル3の外被に食い込む量が減ってしまう。
また、本実施形態では、図5Bに示すように、底壁部31の前側(丸型外被収容側)にスリット31Aが形成されている。光ファイバ4の突き合わせ時に角型ケーブル3の光ファイバ4が撓むため、底壁部31にスリット31Aを形成することによって、図5Bの紙面手前側に撓んだ光ファイバ4をスリット31Aから逃がすことができるため、光ファイバ4の湾曲を緩やかにさせることができる。なお、本実施形態では、外被把持部材30の底壁部31を上側にして外被把持部材30が固定部20に固定されるため、底壁部31にスリット31Aが形成されている。仮に外被把持部材30の底壁部31を下側にする場合には、外被把持部材30の一対の側壁部32の開放側が上側になるため、撓んだ光ファイバ4を一対の側壁部32の開放側から逃がすことができ、撓んだ光ファイバ4の湾曲を緩やかにさせることができるので、底壁部31のスリット31Aは不要になる。
第2収容部34は、丸型ケーブル5の外被部分を収容するための部位である(図4B参照)。第2収容部34は、第1収容部33とは反対側(丸型外被収容側)の長手方向の端部に形成された部位である。第2収容部34は、角型ケーブル3の光ファイバ4を挿通させる部位にもなる(図4A参照)。これにより、角型ケーブル3のときとは前後方向を逆向きにすることによって外被把持部材30を丸型ケーブル5にも使用できる。
第2収容部34を構成する一対の側壁部32の開放側の縁には、保持爪341が形成されている。保持爪341は、丸型ケーブル5が開放側から外れることを防止する部位である。保持爪341は、側壁部32の開放側の縁から内側に向かって突出して形成されている。一対の保持爪341は、丸型ケーブル5の径よりも狭い間隔をあけて配置されており、丸型ケーブル5の上側に配置される。
なお、第2収容部34には、第1収容部33の把持爪331のような凸条が形成されていない。これは、丸型ケーブル5の光ファイバ6と外被との間には繊維状抗張力体7の層が形成されているため、繊維状抗張力体7の層によって外被が変形しやすく、外被が柔らかいので、一対の側壁部32によって両側から把持しても、十分な把持力が得られないためである(これに対し、角型ケーブル3は、外被が光ファイバ4と抗張力体を一括被覆しているため、丸型ケーブル5の外被よりも外被が硬く、外被に把持爪331を食い込ませて把持しやすい)。このため、丸型ケーブル5の外被を第2収容部34に収容させただけでは、丸型ケーブル5は外被把持部材30に把持されておらず、丸型ケーブル5は外被把持部材30に対して前後方向にズレやすい状態である。
中央部35は、第1収容部33と第2収容部34との間の部位である。中央部35には、凸部351と、位置決め部352と、排出溝353とが形成されている。
凸部351は、外被把持部材30を前後方向に案内するための突起である。凸部351は、固定部20の案内溝222に合わせることによって、外被把持部材30を前後方向に案内する。凸部351は、一方の側壁部32にのみ形成されている。固定部20の案内溝222も一方の側部22にのみ形成されているため、外被把持部材30の上下の向きが特定され、上下逆向きに外被把持部材30が誤挿入されることを防止できる。本実施形態では、角型ケーブル3と丸型ケーブル5とでは長手方向を逆転させて外被把持部材30が用いられるため、外被把持部材30の一方の側壁部32に凸部351を形成し、固定部20の一方の側部22に案内溝222を形成することによって、角型ケーブル3と丸型ケーブル5とで上下方向を逆転させて外被把持部材30を用いることを使用者に促すことができる。このため、本実施形態によれば、上下方向を逆転させて外被把持部材30が用いられるにも関わらず、上下逆向きに外被把持部材30が誤挿入されることを防止できる。
位置決め部352は、丸型ケーブル5の外被の口出し部(外被の端部)と接触する部位である。丸型ケーブル5の外被の口出し部を位置決め部352に接触させることによって、外被把持部材30に対する丸型ケーブル5の前後方向の位置を合わせることができる。
排出溝353は、丸型ケーブル5の繊維状抗張力体7を側壁部32の外側へ排出させる部位である(後述:図6A参照)。排出溝353は、側壁部32の開放側の縁から形成された切り込み状の部位である。排出溝353は、外被把持部材30が固定部20に固定されたときに固定部20の排出溝224とほぼ同じ位置になるように、形成されている。
本実施形態では、排出溝353は、位置決め部352よりも、長手方向において光ファイバ端部側(角型外被収容側)に配置されている。これにより、丸型ケーブル5の繊維状抗張力体7を排出溝353から外側に排出させつつ、丸型ケーブル5の外被の口出し部を位置決め部352に接触させやすくなる。仮に排出溝353が位置決め部352よりも長手方向において外被側(丸型外被収容側)に配置された場合には、丸型ケーブル5の口出し部から延び出た繊維状抗張力体7を排出溝353から出すときに、繊維状抗張力体7が排出溝353側に引っ張られて、丸型ケーブル5の口出し部が排出溝353に向かってに移動してしまい、これにより丸型ケーブル5が丸型外被収容側に移動してしまうため、丸型ケーブル5の外被の口出し部が位置決め部352から離れてしまう(この結果、丸型ケーブル5の前後方向の位置がズレやすくなってしまう)。
ところで、図3に示すように丸型ケーブル5の外被を外被把持部材30の第2収容部34に収容させただけでは、既に説明したように、丸型ケーブル5は外被把持部材30に対して前後方向にズレやすい状態である。そこで、丸型ケーブル5の外被を第2収容部34に収容させた後、次に説明するようにして、丸型ケーブル5を光コネクタ本体10に固定する。
図6A〜図6Cは、丸型ケーブル5の端末に光コネクタ本体10を組み立てる様子の説明図である。
作業者は、丸型ケーブル5の外被を外被把持部材30の第2収容部34に収容させた後(図3参照)、光コネクタ本体10の固定部20の後側の挿入口23から外被把持部材30を挿入する。なお、丸型ケーブル5の場合、外被把持部材30の丸型外被収容側を後側として、外被把持部材30を固定部20に挿入することになる。作業者は、外被把持部材30の凸部351が固定部20の係合穴223に入るまで外被把持部材30を固定部20に挿入し、凸部351を係合穴223に入り込ませて外被把持部材30を固定部20に固定する。外被把持部材30が固定部20に固定されると、外被把持部材30の排出溝353と固定部20の排出溝224がほぼ同じ位置に配置されている。作業者は、図6Aに示すように、外被把持部材30の排出溝353と固定部20の排出溝224から丸型ケーブル5の繊維状抗張力体7を外側に排出させる。このとき、排出溝353が位置決め部352よりも前側に配置されているため、丸型ケーブル5の口出し部から延び出た繊維状抗張力体7が排出溝353の側に引っ張られても、丸型ケーブル5の外被の口出し部(外被の端部)と位置決め部352との接触が維持される。但し、この段階では、丸型ケーブル5は外被把持部材30に対して後側に抜けやすい状態である。
次に、作業者は、図6Bに示すように、繊維状抗張力体7を固定部20の側部22の係留部225に巻き付ける。これにより、丸型ケーブル5が固定部20に繋ぎ留められるため、外被把持部材30や固定部20からの丸型ケーブル5の後抜けを防止できる。
ところで、丸型ケーブル5を固定部20に繋ぎ留める方法として、繊維状抗張力体7を固定部20の係留部225に巻き付ける代わりに、固定部20とカバー40との間に繊維状抗張力体7を挟み込む方法がある。例えば、固定部20とカバー40とを嵌合させる構成や、固定部20に形成された雄ネジ部とカバー40に形成された雌ねじ部とを螺合させて固定部20とカバー40とをネジ留めさせる構成などを採用した場合には、固定部20の外周面とカバー40の内周面との間に繊維状抗張力体7を挟み込む(締め込む)ことによって、丸型ケーブル5を固定部20に繋ぎ留めることが可能である。但し、固定部20とカバー40との間に繊維状抗張力体7を挟み込む構成では、繊維状抗張力体7にかかる張力を作業者が把握しにくいため、丸型ケーブル5を固定部20に引き留める力を調整することが難しい。
これに対し、本実施形態では、作業者は、繊維状抗張力体7に加える張力を調整しながら繊維状抗張力体7を係留部225に巻き付けることができるため、丸型ケーブル5を固定部20に引き留める力を調整することができる。
本実施形態では、図6Bに示すように、左右の排出溝224から排出させた繊維状抗張力体7は、固定部20の下面で交差して、排出溝224の側とは反対側の係留部225に巻き付けられている。これにより、丸型ケーブル5を固定部20に強固に繋ぎ留めることができる。また、本実施形態では、固定部20の下面に交差マーク25が形成されているため、繊維状抗張力体7を固定部20の下面で交差させることを作業者に促すことができる。
次に、作業者は、図6Cに示すように、固定部20にカバー40を取り付ける。このとき、作業者は、図6Cに示すように、カバー40の前縁412の凹部412Aから、係留部225に巻き付けた繊維状抗張力体7の端部を外部に排出させる。凹部412Aから繊維状抗張力体7を排出させることによって、カバー40の前縁412と係留部225との間に繊維状抗張力体7が挟み込まれてカバー40の前縁412と係留部225との間に隙間があいてしまうことを抑制できるため、固定部20の係止凸部24にカバー40の係止受け部411Bを引っ掛けやすくなる。
この後、作業者は、凹部412Aから延び出た繊維状抗張力体7の端部を切断する。係留部225に巻き付けられた繊維状抗張力体7はカバー40の前縁412によって抑えられているため、凹部412Aから延び出た繊維状抗張力体7が切断されても、繊維状抗張力体7は係留部225から解けにくい。係留部225に巻き付けられた繊維状抗張力体7をカバー40の前縁412で抑え易くするために、上下の係留溝225Aと係留溝225Aとの間の寸法H1(図2A拡大図参照:巻付部225Bの上下方向の寸法)は、カバー40の凹部412Aの上下方向の寸法H2(図6B参照)よりも大きいことが望ましい(H1>H2)。
<小括>
上記の本実施形態によれば、光コネクタ100は、内面に把持爪331(把持部)を備えた一対の側壁部32の間に収容した角型ケーブル3の外被を把持爪331により把持する外被把持部材30と、外被把持部材30を内部に挿入可能な固定部20を有する光コネクタ本体10とを備えている。外被把持部材30は、図5A及び図5Bに示すように、一対の側壁部32の間に角型ケーブル3の外被を収容したときに、外側に広がるように変形するように構成されている。このため、角型ケーブル3を押し込む力が少なくて済むため、角型ケーブル3を外被把持部材30に入れる作業は容易である。また、外被把持部材30は、固定部20に挿入したときに、一対の側壁部32の外面が固定部20により押圧されて内側に変形することによって、角型ケーブル3が外被把持部材30に引き留められるように構成されている。これにより、外被把持部材30は、把持爪331(把持部)を角型ケーブル3の外被に食い込ませることができ、角型ケーブル3を十分な把持力で把持することができ、角型ケーブル3に引っ張り力が働いても角型ケーブル3を外被把持部材30に引き留めることができる。このように、本実施形態では、角型ケーブル3を外被把持部材30に入れる作業を容易にさせつつ、光コネクタ本体10の固定部20に対して角型ケーブル3の把持固定を十分に行わせることができる。
なお、外被把持部材30は、一対の側壁部32が角型ケーブル3の外被を収容したときに、後側ほど外側に広がるように変形するように構成されている。一方、固定部20は、図5Bに示すように、一対の側部22の間に外被把持部材30を後側から前側へ挿入するように構成されている。このため、固定部20の一対の側部22の間に外被把持部材30を徐々に挿入していくと、固定部20の一対の側部22の内面が外被把持部材30の一対の側壁部32の外面を内側に徐々に押圧していくことになる。このため、外被把持部材30を固定部20の内部に挿入する作業が容易になる。
また、本実施形態によれば、図5Aに示すように、外被把持部材30は、底壁部31及び一対の側壁部32によって断面U字状に構成されている。これにより、図5Aに示すように、底壁部31を支点として外側に倒れるように一対の側壁部32を変形させることができる。
また、本実施形態によれば、図5Aに示すように、把持爪331の底側(底壁部31の側)の端部と、底壁部31の内面との間に隙間Xが形成されている。これにより、角型ケーブル3の底面が把持爪331よりも底側になるまで角型ケーブル3を一旦押し込めば、隙間Xにおいて幅の広がった外被が把持爪331の底側の端部に引っ掛かるため、角型ケーブル3が外れにくくなる。
また、本実施形態によれば、図5B(図2A及び図2Bも参照)に示すように、外被把持部材30は、底壁部31を上側(断面U字状の固定部20の開放側)に向けて、固定部20に固定されている。これにより、固定部20の一対の側部22の間の収容空間の上側が外被把持部材30の底壁部31で塞がれるため、角型ケーブル3が上側から外れにくくなる。
また、本実施形態によれば、図5Bに示すように、外被把持部材30の底壁部31の前側にスリット31Aが形成されている。これにより、光ファイバ4の突き合わせ時に図5Bの紙面手前側に撓んだ光ファイバ4をスリット31Aから逃がすことができ、光ファイバ4の湾曲を緩やかにさせることができる。
また、本実施形態によれば、図4A及び図4Bに示すように、前後方向を逆向きにすることによって外被把持部材30を角型ケーブル3にも丸型ケーブル5にも使用できる。これにより、光ケーブルの種類ごとに専用の外被把持部材30を用意しなくて済む。
また、本実施形態によれば、外被把持部材30の一対の側壁部32のうちの一方の側壁部32のみに凸部351が形成されているとともに、固定部20の一対の側部22のうちの一方の側部22のみに案内溝222が形成されている。これにより、外被把持部材30の向きを使用者に促すことができるため、逆向きに外被把持部材30が誤挿入されることを防止できる。
また、本実施形態によれば、図4Bに示すように、排出溝353が、位置決め部352よりも丸型ケーブル5の光ファイバ端部側に配置されている。これにより、丸型ケーブル5の繊維状抗張力体7を排出溝353から外側に排出させつつ、丸型ケーブル5の外被の口出し部を位置決め部352に接触させやすくなる。
また、本実施形態によれば、図6Bに示すように、固定部20は、繊維状抗張力体7を巻き付ける係留部225を有する。これにより、外被把持部材30によって丸型ケーブル5を把持できていなくても、丸型ケーブル5を固定部20に繋ぎ留めることができ、外被把持部材30や固定部20からの丸型ケーブル5の後抜けを防止できる。また、本実施形態によれば、繊維状抗張力体7に加える張力を調整しながら繊維状抗張力体7を係留部225に巻き付けることができるため、丸型ケーブル5を固定部20に引き留める力を調整しやすい構造となる。
また、本実施形態によれば、図6B及び図6Cに示すように、カバー40を固定部20に取り付けると、係留部225に巻き付けられた繊維状抗張力体7がカバー40の前縁412によって抑えられる。これにより、係留部225に巻き付けられた繊維状抗張力体7が解けにくくなる。
また、本実施形態によれば、図6Bに示すように、カバー40の前縁412には凹部412Aが形成されている。これにより、図6Cに示すように、カバー40の前縁412の凹部412Aから、係留部225に巻き付けた繊維状抗張力体7の端部を外部に排出させることができる。
===別の実施形態===
上記の実施形態では、外被把持部材30が、角型ケーブル3及び丸型ケーブル5の両方を収容可能に構成されていた。但し、外被把持部材30が角型ケーブル3のみを把持するように構成されていても良い。この場合、外被把持部材30が、第2収容部34を備えていなくても良いし、位置決め部352や排出溝353を備えていなくても良い。このように、外被把持部材30が角型ケーブル3のみを把持するように構成されている場合においても、外被把持部材30が、角型ケーブル3の外被を収容したときに一対の側壁部32の後側ほど外側に広がるように構成されていれば(図5A及び図5B参照)、角型ケーブル3を押し込む力が少なくて済むため、角型ケーブル3を外被把持部材30に入れる作業は容易になる。
また、上記の実施形態では、光コネクタ本体10の固定部20が、角型ケーブル3及び丸型ケーブル5の両方に対応可能に構成されていた。但し、固定部20が、角型ケーブル3のみに対応するように構成されていても良い。この場合、固定部20は、排出溝224や係留部225を備えていなくても良い。このように、光コネクタ本体10の固定部20が角型ケーブル3のみに対応するように構成されている場合においても、一対の側部22の間に外被把持部材30を後側から前側へ挿入するときに、固定部20の一対の側部22の内面が外被把持部材30の一対の側壁部32の外面を内側に徐々に押圧すれば、把持爪331を角型ケーブル3の外被に食い込ませることによって、角型ケーブル3を十分な把持力で把持することができる。
なお、外被把持部材30及び光コネクタ本体10を丸型ケーブル5のみに対応するように構成しても良い。この場合には、外被把持部材30は、位置決め部352や排出溝353は備えていることが望ましい。また、光コネクタ本体10の固定部20は、排出溝224や係留部225を備えていることが望ましい。これにより、外被把持部材30によって丸型ケーブル5を把持できていなくても、丸型ケーブル5を固定部20に繋ぎ留めることができる。また、繊維状抗張力体7を係留部225に巻き付けることができれば、丸型ケーブル5を固定部20に引き留める力を調整しやすい構造となる。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
3 角型ケーブル、4 光ファイバ、
4A 裸光ファイバ部、4B 被覆部、
5 丸型ケーブル、6 光ファイバ、7 繊維状抗張力体、
10 光コネクタ本体、11 前側ハウジング(プラグフレーム)、
12 後側ハウジング(ストップリング)、14 介挿部材、
20 固定部、21 底部、22 側部、
221 爪部、222 案内溝、223 係合穴、
224 排出溝、225 係留部、
225A 係留溝、225B 巻付部、
23 挿入口、24 係止凸部、25 交差マーク、
30 外被把持部材、31 底壁部、31A スリット、
32 側壁部、33 第1収容部、
331 把持爪、331A 主部、331B テーパ部、
34 第2収容部、341 保持爪、
35 中央部、351 凸部、
352 位置決め部、353 排出溝、
40 カバー、41 本体部、
411 取付部、411A 導入溝、411B 係止受け部、
412 前縁、412A 凹部、
42 抑え部、42A 挿通穴、
100 光コネクタ(現場組立型光コネクタ)

Claims (12)

  1. 光ケーブルの外被を把持する把持部を内面に備えた一対の側壁部を有し、前記一対の側壁部の間に収容した前記光ケーブルの外被を前記把持部により把持する外被把持部材と、
    前記外被把持部材を内部に挿入固定可能な固定部を有する光コネクタ本体と
    を備え、
    前記外被把持部材は、前記一対の側壁部の間に前記光ケーブルの外被を収容したときに外側に広がるように変形するように構成されており、
    前記外被把持部材は、前記固定部に挿入したときに、前記一対の側壁部の外面が前記固定部により押圧されて内側に変形することによって前記光ケーブルが前記外被把持部材に引き留められるように構成されている
    ことを特徴とする光コネクタ。
  2. 請求項1に記載の光コネクタであって、
    前記外被把持部材は、底壁部を有し、前記底壁部及び前記一対の側壁部によって断面U字状に構成されていることを特徴とする光コネクタ。
  3. 請求項2に記載の光コネクタであって、
    前記把持部の前記底壁部の側の端部と、前記側壁部の内面との間には、隙間が形成されていることを特徴とする光コネクタ。
  4. 請求項2又は3に記載の光コネクタであって、
    前記固定部は、底部と一対の側部によって断面U字状に構成されており、
    前記外被把持部材は、前記底壁部の側を断面U字状の前記固定部の開放側に向けて、前記固定部に挿入される
    ことを特徴とする光コネクタ。
  5. 請求項4に記載の光コネクタであって、
    前記底壁部には、スリットが形成されていることを特徴とする光コネクタ。
  6. 請求項4又は5に記載の光コネクタであって、
    前記外被把持部材は、前記光ケーブルの外被を収容する第1収容部とは別に、前記光ケーブルとは異なる外形の別の光ケーブルの外被を収容する第2収容部を有しており、
    前記第1収容部に前記光ケーブルの外被を収容させた前記外被把持部材を前記固定部に挿入するときと、前記第2収容部に前記別の光ケーブルの外被を収容させた前記外被把持部材を前記固定部に挿入するときとでは、前記外被把持部材が逆向きとなる
    ことを特徴とする光コネクタ。
  7. 請求項6に記載の光コネクタであって、
    前記外被把持部材の前記一対の側壁部のうちの一方の側壁部に凸部が形成されているとともに、
    固定部の前記一対の側部のうちの一方の側部に前記凸部を前後方向に案内するための案内部が形成されていることを特徴とする光コネクタ。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の光コネクタであって、
    前記外被把持部材は、光ファイバと外被との間に繊維状抗張力体の配置された丸型ケーブルを収容可能に構成されており、
    前記外被把持部材は、前記丸型ケーブルの外被の端部と接触する位置決め部と、前記繊維状抗張力体を外部に排出する排出溝とを有し、
    前記排出溝は、前記位置決め部よりも前記丸型ケーブルの光ファイバ端部側に配置されている
    ことを特徴とする光コネクタ。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の光コネクタであって、
    前記外被把持部材は、光ファイバと外被との間に繊維状抗張力体の配置された丸型ケーブルを収容可能に構成されており、
    前記固定部は、前記繊維状抗張力体を巻き付ける係留部を有する
    ことを特徴とする光コネクタ。
  10. 請求項9に記載の光コネクタであって、
    前記光コネクタは、前記固定部に挿入された前記外被把持部材を後側から抑えるカバーを有し、
    前記カバーを前記固定部に取り付けると、前記係留部に巻き付けられた前記繊維状抗張力体が前記カバーの前縁によって抑えられる
    ことを特徴とする光コネクタ。
  11. 請求項10に記載の光コネクタであって、
    前記カバーの前記前縁には、凹部が形成されていることを特徴とする光コネクタ。
  12. 光ケーブルの外被を把持する把持部を内面に備えた一対の側壁部を有し、前記一対の側壁部の間に収容した前記光ケーブルの外被を前記把持部により把持する外被把持部材と、前記外被把持部材を内部に挿入固定可能な固定部を有する光コネクタ本体とを準備する工程と、
    前記外被把持部材の前記一対の側壁部の間に前記光ケーブルを収容させ、外側に広がるように前記外被把持部材を変形させる工程と、
    前記固定部に前記外被把持部材を挿入し、前記一対の側壁部の外面を前記固定部により押圧させて内側に変形させることによって前記光ケーブルを前記外被把持部材に引き留める工程と、
    を行うことを特徴とする光コネクタ製造方法。
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