JP2017089887A - 作動流体から熱遮断を増加するように構成された流れ変更構造体を有するエネルギーを伝達するために、剪断力を用いる装置及び関連方法 - Google Patents

作動流体から熱遮断を増加するように構成された流れ変更構造体を有するエネルギーを伝達するために、剪断力を用いる装置及び関連方法 Download PDF

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Abstract

【課題】熱境界層などの乱流混合が可能性のない作動流体から熱を遮断するように構成する流体の剪断力を用いる伝動装置
【解決手段】エネルギーを伝達するために剪断力を用いる装置は、外側ハウジング組立体24、ディスク及びリザーバを含む。ディスクは、外側ハウジング組立体内に収容され、外側ハウジング組立体に対して回転可能である。作動キャビティは、ディスクのロータ部30と外側ハウジング組立体内に形成され、作動流体は剪断力を発生するように収容される。複数の流れ変更構造体は、外側ハウジング組立体上に配置され、流れ変更構造体に局所的な領域に作動キャビティ内に作動流体の境界層の厚さを減少させるように構成される。
【選択図】図4

Description

本開示は、作動流体から熱遮断を増加するように構成された流れ変更構造体を含む、粘性流体クラッチなどのエネルギーを伝達するために、剪断力を用いる装置に関する。
本セックションは、必ずしも先行技術ではない本発明に係わる背景情報を提供する。
米国ミシガン州オーバーンヒルズのボーグワーナー社(BorgWarner Inc)によって、商業的に製造されているVISCTRONIC(商標)ファンドライブは、回転力を伝達するために、作業流体に対する剪断力を用いる装置の例である。このような装置において、比較的高点性の作動流体、例えば、シリコーン流体は、ディスクと外側ハウジング組立体との間の作動キャビティ内に伝達される。前記ディスクは、一体に回転するための入力部材に結合される一方、外側ハウジング組立体は、共同に回転するためのファンに結合され得る。ディスクを駆動する入力部材は、エンジンのクランクシャフトによって駆動されるフロントエンジンの補機ドライブのベルトによって駆動され得る。ディスク及び外側ハウジング組立体は、協働して作動流体中に剪断力を発生するように構成された流路を形成し、これは、結局、外側ハウジング組立体を駆動する(すなわち、回転する)トルクを発生させる。作動流体における剪断力の発生は、特に比較的高いレベルのトルクを所望の場合に、作動流体中に熱を発生する。
これらの装置から熱を遮断することを助けるために、通常に、アルミニウムで形成される外側ハウジングは、複数の冷却フィンで形成され得る。冷却フィンは、外側ハウジング組立体の外部面の表面積を効果的に増加させ、伝導、対流及び放射を介して大気に熱を遮断するこれらの装置の能力を増加させる。しかし、冷却フィンは、熱を作動流体から外側ハウジング組立体に伝達することを決して促進しない。
外側ハウジング組立体が入力部材に対して滑るときに発生される熱は、通常に、“スリップ熱(slip heat)”と呼ぶ。所定の作動条件で発生された“スリップ熱”の大きさは、前記条件及び関連した“スリップ速度”(すなわち、入力部材と出力部材のと間の回転速度差)でファントルクの積と対等である。従って、“スリップ熱”は、0%スリップ及び100%スリップの極限条件で最小である。これらの限界の間で、入力対出力速度比が50%〜60%の前後の領域において、“スリップ熱”は、その最大速度で発生される。このような最悪の場合、“スリップ熱”の条件で、利用可能な作動流体の小さい部分だけが作動キャビティ内に存在し;流体のこのような小さい部分の大部分は、ローター(ディスク)のODに隣接する領域に存在する。これは、特に難しい問題を解決するようにし;高い“スリップ熱”の大きさは、出力ハウジングの壁と接触する比較的小さな湿潤面を有する流体の比較的小さな容積に入っていく。このような問題は、1950年〜1960年代頃に自動車エンジン冷却におけるこれらの使用を開始した以後に、すべての粘性ファンドライブで存在して来た。
我々は、当該技術分野において、通常の技術を有する者が“スリップ熱”が固有の問題であり、また、入力面と出力面との間の代表的な流体剪断間隙が一般的に非常に小さい(約0.4mm)ため、前述した最悪の場合、“スリップ熱”条件が簡単に、大略的に設計されるべきであるということを推定したし、高い熱勾配が小さな剪断領域に存在することができたということが類推できないことを理解する。流体材料の最近の進歩は、CFD(計算流体力学)を用いて可能になった。所定の粘性ファンクラッチで我々の発明を最適化する方法を理解するための努力で、我々は(一般的に異なる回転速度で回転する)ディスクと外側ハウジング組立体との間の薄い剪断領域に存在する熱勾配を調査した。薄い流体剪断領域に存在する熱勾配に対する我々の調査は、熱エネルギーを層から層に効果的に輸送しない完全に層流剪断層が設定されるということを明かにした。さらに、我々は、勾配分布が非常に非直線的な傾向があるということを観察したし、これは、温度と剪断速度の両方で薄いシリコーン作動流体の非ニュートン性質に起因するものとして我々は思う。我々は、このような非直線性が出力ハウジングのより冷たい壁に隣接して境界層を例外的に薄くし、断熱されるようにするということを観察した。
米国特許第5,577,555号は、水溶液(例えば、“界面活性剤を含む臭化リチウム水溶液”)を伝達するように構成された固定管を有する熱交換器を開示している。前記管は、その内部に形成された複数の“凹部”を有する熱交換壁を定義する。前記“凹部”は、管壁の厚さよりも大きい0.6〜2.0mmの深さを有すると記載されている。管の大きさは、記載されていないが、管を通って流れる水溶液の流量比は、“好ましくは0.7〜0.25kg/(m×s)”である。前記‘555特許は、“凹部”が管を通って流れる水溶液に及ぶ影響に対して記載していないが、“凹部”は、管の壁近くにある水溶液の流れの一部で層流から乱流への転換を誘発するものとして我々には見える。臭化リチウムの水溶液が1500kg/mの密度、0.006Pa・secの動粘度、及び0.475kg/secの質量流量比を有するものとして推定し、前記管径が25mmであるものとして推定する場合、平均流速は、0.645m/sである。相応するレイノルズ数は、4031である。
流体力学において、レイノルズ数として知られる無次元量は、流れパターンを予測するために使用される。レイノルズ数は、慣性力対粘性力の比であり、次の式で計算することができる:
Re=(V・L)/v
ここで、Reはレイノルズ数であり、Vは流速であり、Lは特性長さであり、vは流体の動粘度である。パイプにおいて、層流は、約2000未満のレイノルズ数と関連つけており、乱流は、約4000超過のレイノルズ数に関連つけている。
従って、前記‘555特許に記載された管において層流から乱流への転換を誘導することは、水溶液の比較的高い速度(これは、レイノルズ数の計算式で比較的大きな分子を提供することを助ける)、及び水溶液の比較的低い動粘度(これは、レイノルズ数の計算式で比較的小さな分母を提供する)のため、可能なものとして見える。
一方、前述したファンドライブにおいて作動流体は、高粘性である(すなわち、レイノルズ数のための式の分母で媒介変数vは、比較的大きい)。それゆえに、レイノルズ数の式で分母は比較的大きくて、得られたレイノルズ数は比較的小さく、従って、乱流の誘導は可能でない。例えば、ファンドライブは、1500rpmのスリップ速度で50%スリップ条件で作動し、ここで、前記ディスクは、118mmのディスク半径を有し、前記ディスクと前記外側ハウジング組立体との間の半径方向剪断間隙は、1.2mmであり、作動流体の動粘度は、周囲温度で500cStであり、得られたレイノルズ数は44.5であり、これは、2000を超過するレイノルズ数で開始する乱流への転換よりも著しく低い。
前記の技術内容を考慮して、当該分野には、熱境界層などの乱流混合が可能性のない作動流体から熱を遮断するように構成されるのがより良い、エネルギーを伝達する剪断力を用いる装置に対する必要性が存在する。
このセクションは、本開示の一般的な概要を提供し、その全体範囲またはその特徴などの包括的開示ではない。
一形態において、本教示は、エネルギーを伝達するために、剪断力を用いる装置を提供する。この装置は、外側ハウジング組立体、ディスク及びリザーバを含む。外側ハウジング組立体は、第1環状壁、第2環状壁、及び前記第1環状壁と第2環状壁との間に配置され、これらの壁を連結する円周方向に延びる壁によって境界を有する作動キャビティを有する。前記第1環状壁は、複数の第1同心流体溝を有する。ディスクは、外側ハウジング組立体内に回転可能に収容され、作動キャビティ内に収容されるロータ部を有する。前記ロータ部は、第1側面、第2側面及び外周面を有する。第1側面は、複数の第1同心リブを有し、第1同心リブは、それぞれ前記複数の第1同心流体溝などの一つの関連する溝内に収容される。前記リザーバは、その内部に作動流体を有し、作動キャビティと流体連通状態で連結される。作動流体流路がリザーバと作動キャビティとの間に延び、前記外側ハウジング組立体の第1環状壁と前記ロータ部の第1側面との間に軸方向に配置された第1間隙、前記外側ハウジング組立体の第2環状壁と前記ロータ部の第2側面のと間に軸方向に配置された第2間隙、及び前記外側ハウジング組立体の円周方向に延びる壁の半径方向内側面と前記ロータ部の外側円周面との間に半径方向に配置された第3間隙を含む。前記第1環状壁と前記円周方向に延びる壁のうち、少なくとも一つは、ディスクが外側ハウジング組立体に対して回転し、前記作動流体の一部が作動流体流路内にあるとき、流れ変更構造体に局所的な位置から前記円周方向に延びる壁と前記第1環状壁とのうち、少なくとも一つに隣接して作動流体の境界層の厚さを減少させるように構成された複数の流れ変更構造体を含む。作動流体の境界層の厚さの減少は、前記複数の流れ変更構造体を含まない前記円周方向に延びる壁と前記第1環状壁とのうち、少なくとも一つの構成に対するものである。
このように、前記装置の構成は、剪断領域の全般にわたってより均一な温度勾配を達成するために、剪断層の全体的な結合を誘導することができ、及び/または前記装置が完全な層流と関連つけられる流れ条件(すなわち、500より著しく少ないレイノルズ数)下で比較的薄い剪断間隙で比較的高い剪断速度で超高粘度、非ニュートン剪断薄化及び温度薄化作動流体を介して回転力を伝達するとき、外側ハウジング組立体の比較的より冷たい壁に対する境界層を薄くすることができる。
流れ変更構造体は、円周方向に延びる壁の半径方向内側面内に形成されたキャビティを含み、前記キャビティのそれぞれは、円周方向に延びる壁の半径方向内側面の半径方向外側に延びる。各キャビティは、円周方向に延びる壁の半径方向内側面と少なくとも部分的に同心である半径方向外側壁を有することができる。
前記キャビティのそれぞれは、半径方向外側壁の対向側に配置される1対の端セグメント(end segment)を有することができ、従って、端セグメントうちの一つの少なくとも一部分が円周方向に延びる壁の半径方向内側面と半径方向外側壁との間にテーパ状となる。
キャビティのそれぞれは、半径方向外側壁へ対向側に配置される1対の端セグメントを有することができ、従って、前記端セグメントのそれぞれは、円周方向に延びる壁の半径方向内側面に半径方向外側壁を連結し、前記端セグメントの少なくとも一つは、少なくとも部分的には半径で定義される。
前記キャビティのそれぞれは、円周方向に延びる壁の半径方向内側面に対する半径方向の深さが0.2mmより大きいか等しく、3.5mmより小さいか等しいといえる。キャビティの半径方向の深さは、0.5mmより大きいか等しく、2.8mmより小さいか等しいといえる。好ましくは、キャビティの半径方向の深さは、0.8mmより大きいか等しく、2.5mmより小さいか等しい。
理論的円筒(theoretical cylinder)は、円周方向に延びる壁の半径方向内側面によって定義されることができ、ここで、前記流れ変更構造体は、連続領域内から円周方向に延びる壁の内側面上に配置される。流れ変更構造体は、連続領域内の流れ変更構造体が連続領域内にある理論的円筒面の表面積の少なくとも50%に配置されるように連続領域で大きさを設定して組み立てることができる。好ましくは、流れ変更構造体は、連続領域内の流れ変更構造体が連続領域内にある理論的円筒面の表面積の少なくとも75%に配置されるように連続領域で大きさを設定して組み立てることができる。
キャビティのそれぞれは、式AR=C/Rで定義されるアスペクト比を有することができ、ここで、Cは円周方向に延びる壁の半径方向内側面で測定されたキャビティの最大円周長さであり、Rはディスクの回転軸と交差するラインに沿って取ったロータ部の一面とキャビティの半径方向最外側面との間の半径方向距離であり、また、前記アスペクト比は、0.2より大きいか等しく、4.0より小さいか等しい。好ましくは、アスペクト比は、0.25より大きいか等しく、2.75より小さいか等しい。より好ましくは、アスペクト比は、0.5より大きいか等しく、2.5より小さいか等しい。さらに好ましくは、アスペクト比は、1.0より大きいか等しく、1.5より小さいか等しい。
前記複数の流れ変更構造体は、円周方向に延びる壁上に配置される数量が少なくとも五つ(5)であり得る。
前記複数の流れ変更構造体の少なくとも一部は、これらが円周方向に延びる壁の円周に対して均一に離隔されないように、円周方向に延びる壁上に配置される。
前記装置は、流れ変更構造体のいずれも少なくとも70度に跨って延びる円周方向壁のセクタ(sector)に配置されないように構成することができる。
第1同心流体溝は、それぞれ平坦な環状ルート面を定義することができ、ここで、前記流れ変更構造体は、平坦な環状ルート面の少なくとも一つと交差する外側ハウジング組立体内に形成された環状壁キャビティを含むことができる。
環状壁キャビティのそれぞれは、キャビティ側壁及び前記キャビティ側壁によって境界を有するキャビティ底壁を有することができ、キャビティ底壁の少なくとも一部は、平坦な環状ルート面の少なくとも一つに平行であることができる。
環状壁キャビティのそれぞれは、一対の対向円周端部を有することができ、前記円周端部の少なくとも一つは、前記円周端部が平坦な環状ルート面などの一つの関連する面と交差する位置で少なくとも部分的には半径によって定義され得る。
環状壁キャビティのそれぞれは、0.2mmより大きいか等しく、3.5mmより小さいか等しい平坦な環状ルート面などの一つの関連する面に対する深さを有することができる。好ましくは、環状壁キャビティの深さは、0.5mmより大きいか等しく、2.8mmより小さいか等しい。より好ましくは、環状壁キャビティの深さは、0.8mmより大きいか等しく、2.5mmより小さいか等しい。
前記環状壁キャビティのそれぞれは、キャビティ側壁を有することができ、ここで、前記キャビティ側壁の少なくとも一部分は、前記キャビティの側壁の一部分が平坦な環状ルート面などの一つの関連する面と交差する位置で平坦なルート面などの一つの関連する面に垂直である。
第1環状壁上の流れ変更構造体は、一つ以上の領域内に配置されることができ、ここで、前記領域のそれぞれは、平坦な環状ルート面などの一つの関連する面と一致し、平坦な環状形状または環状セグメント形状を有する。流れ変更構造体は、前記一つ以上の領域内の流れ変更構造体が前記一つ以上の領域の表面積の少なくとも50%以上に配置されるように、前記一つ以上の領域内に大きさを設定して組み立てることができる。好ましくは、流れ変更構造体は、前記一つ以上の領域内の流れ変更構造体が前記一つ以上の領域の表面積の少なくとも75%の上に配置されるように、前記一つ以上の領域内に大きさを設定して組み立てることができる。
環状壁キャビティのそれぞれは、式AR=C/Rで定義されるアスペクト比を有することができ、ここで、Cは平坦な環状ルート面などの一つの関連する面で測定された環状壁キャビティの最大円周長さであり、Rは環状壁キャビティの一面と、外側ハウジングに対してディスクが回転する軸に平行に取った第1同心リブなどの一つの関連するリブの一面との間の半径方向距離であり、また、前記アスペクト比(AR)は、0.2より大きいか等しく、4.0より小さいか等しい。好ましくは、アスペクト比は、0.25より大きいか等しく、2.75より小さいか等しい。より好ましくは、アスペクト比は、0.5より大きいか等しく、2.5より小さいか等しい。さらに好ましくは、アスペクト比は、1.0より大きいか等しく、1.5より小さいか等しい。
前記複数の流れ変更構造体の少なくとも一部は、これらが第1環状壁の円周に対して均一に離隔されないように第1環状壁上に配置され得る。例えば、前記装置は、前記流れ変更構造体のいずれも少なくとも70度に跨って延びる第1環状壁のセクタに配置されないように構成することができる。
前記装置は、リザーバ及び作動キャビティと流体連通するバルブを含むことができる。前記バルブは、一体に回転するためのディスクに結合され得る。
前記作動流体は、シリコーンを含むことができる。
前記リザーバは、少なくとも部分的にはディスクによって定義され得る。
他の形態において、本教示は、外側ハウジング組立体、ディスク及びリザーバを備えた装置を提供する段階であって、前記外側ハウジング組立体は、作動キャビティを有し、前記ディスクは、外側ハウジング組立体内で回転可能であり、前記ディスクは、作動流体内に回転可能に収容されるロータ部を有し、前記作動流体は、前記リザーバと流体連通するものである段階;前記外側ハウジング組立体内にロータを回転させて作動キャビティを通って作動流体の流れを発生させ、作動キャビティを通って流れる作動流体に剪断力を印加する段階;及び第1環状面に隣接する作動流体の境界層に横断方向へ外側ハウジング組立体上に複数の位置で作動流体の移動を誘導する段階を含む方法を提供する。
第1面は、外側ハウジング組立体の環状壁に、または外側ハウジング組立体の円周方向に延びる壁に形成され得る。
第1面が外側ハウジング組立体の円周方向に延びる壁である場合に、前記方法は、更に、前記作動流体が前記装置の作動中に作動キャビティを通過することに応じて、作動キャビティの第2面に隣接する第2領域で作動流体の層流に乱流を誘導する段階を含むことができる。第2面は、前記外側ハウジング組立体の環状壁に形成され得る。
前記方法は、更に、前記外側ハウジング組立体に複数の流れ変更構造体を形成する段階を含むことができる。流れ変更構造体は、複数の同心流体溝を定義する外側ハウジング組立体の一部と一体に形成され得る。
流れ変更構造体は、キャビティとして形成され得る。
前記方法は、更に、外側ハウジング組立体の一部をキャスティングするとき、キャビティの少なくとも一部分が前記外側ハウジング組立体の一部分に形成されるように外側ハウジング組立体の少なくとも一部をキャスティングする段階を含むことができる。
外側ハウジング組立体上の位置は、作動キャビティを通った作動流体の流れが100未満のレイノルズ数を有する位置であることができる。
前記方法は、更に、前記外側ハウジング組立体の一部分から材料を除去してキャビティの少なくとも一部分を形成する段階を含むことができる。材料は、ミーリング、ドリリング、エッチング、ブローチング及び放電加工からなる群から選択された操作で、外側ハウジング組立体の一部分から除去することができる。
前記方法は、更に、一つ以上の流れ変更構造体を形成するために、スタンピング(stamping)、エンボシング(embossing)、鍛造作業(forging)、 ファインブランキング(fine blanking)及びローレット加工(knurling)からなる郡から選択された操作で、外側ハウジング組立体の一部を形成する段階を含むことができる。
他の形態において、本教示は、外側ハウジング組立体、前記外側ハウジング組立体で回転可能なディスク及びリザーバを含む装置を提供する。前記外側ハウジング組立体は、第1環状壁、第2環状壁及び第1環状壁と第2環状壁との間に配置され、これらと連結する円周方向に延びる壁によって境界を有する作動キャビティを有する。前記第1環状壁は、複数の第1同心流体溝を有する。第2環状壁は、複数の第2同心流体溝を有する。前記ディスクは、作動キャビティ内に収容されるロータ部を有する。ロータ部は、第1側面、第2側面、及び外周面を有する。第1側面は、複数の第1同心リブを有し、第2側面は、複数の第2同心リブを有する。第1同心リブのそれぞれは、前記複数の同心流体溝などの一つの関連する溝内に収容される。第2同心リブのそれぞれは、前記複数の第2同心流体溝などの一つの関連する溝内に収容される。リザーバは、その内部に作動流体を有し、また、作動キャビティと流体連通状態で結合される。作動流体流路は、リザーバと作動キャビティとの間に延び、また、外側ハウジング組立体の第1環状壁と前記ロータ部の第1側面との間に軸方向に配置される第1間隙、外側ハウジング組立体の第2環状壁とロータ部の第2側面との間に軸方向に配置される第2間隙、及び外側ハウジング組立体の円周方向に延びる壁とロータ部の外側円周面との間に、半径方向に配置される第3間隙を含む。第1環状壁と円周方向に延びる壁の少なくとも一つは、前記ディスクが外側ハウジング組立体に対して回転し、前記作動流体の一部分が作動流体流路にあるとき、流れ変更構造体に局所的な領域で第1間隙と第2間隙との一つ、または一つなどの関連間隙内に作動流体の層流で乱流を促進するように構成された複数の流れ変更構造体を含む。
また他の形態において、本教示は、外側ハウジング組立体、ディスク及びリザーバを備えた装置を提供する段階であって、前記外側ハウジング組立体は、作動キャビティを有し、前記ディスクは、外側ハウジング組立体内で回転可能であり、前記ディスクは、作動流体内に回転可能に収容されるロータ部を有し、前記作動流体は、前記リザーバと流体連通するものである段階;及び前記装置の作動中に前記作動流体が作動キャビティを通過することに応じて、作動キャビティの第1表面に隣接した第1領域に作動流体の層流で乱流を誘導する段階を含む方法を提供する。
更なる領域の適用可能性は、本明細書に提供された記載から明らかになるだろう。この概要における説明及び特定の実施例は、単に、例示目的として意図され、本開示の範囲を限定するものとして意図しない。
本明細書に記載される図面は、可能なすべての実施形態ではなく、単に、選択された実施形態などの例示の目的のためのものであり、本開示の範囲を限定することを意図しない。
本発明の教示に従って構成された例示的な粘性ファンクラッチの正面図であり、粘性ファンクラッチは、例示的なファンと連動する関係として示される。 図1のファンクラッチの分解斜視図である。 図1のファンクラッチの縦断面図である。 図3の拡大部分である。 本開示の教示に従って構成された他のファンクラッチの部分断面透視図である。 外側ハウジング組立体の一部をより詳細に示す、図1のファンクラッチの一部の分解斜視図である。 外側ハウジング組立体の一部をより詳細に示すファンクラッチ組立体の一部分の背面図である。 図7の拡大部分である。 外側ハウジング組立体の代替構成部分を示すことを除き、図7と類似の図面である。 外側ハウジング組立体の代替構成部分を示すことを除き、図8と類似の図面である。 外側ハウジング組立体の代替構成部分を示すことを除き、図8と類似の図面である。 本開示の教示に従って構成された他の外側ハウジング組立体の一部を示す斜視図である。 本開示の教示に従って構成された他の外側ハウジング組立体の一部を示す斜視図である。 図13の前記外側ハウジング組立体の一部の背面図である。 図13の前記外側ハウジング組立体の一部を切り取った断面図である。 本開示の教示に従って構成された他の外側ハウジング組立体の一部分の背面図である。 本開示の教示に従って構成された他の外側ハウジング組立体の一部の斜視図である。 図17の外側ハウジング組立体の一部の拡大図である。 図17の外側ハウジング組立体を採用する粘性ファンクラッチの縦断面図の一部である。 ディスクと外側ハウジング組立体との間の間隙で作動流体を示す先行技術の粘性ファンクラッチの一部分の概路図であり、前記作動流体は、先行技術の外側ハウジング組立体に隣接して比較的薄い境界層を形成する。 ディスクと外側ハウジング組立体との間の間隙で作動流体を示す図19の粘性ファンクラッチの一部分の概路図であり、前記作動流体は、前記外側ハウジング組立体に隣接して比較的薄い境界階を形成する。 所定の最大温度で先行技術の粘性ファンクラッチと図19の粘性ファンクラッチの入力及び出力速度の等温組み合わせを示すプロットであり、ここて、これらのクラッチにおける作動流体の温度は、所定の温度に制限される。
対応する参照符号は、図面のいくつかの面を介して対応する部分を示す。
図1を参照すると、本開示の教示に従って回転エネルギーを伝達するために、剪断力を用いるように構成された例示的な装置は、一般的に参照番号10で表示される。提示された特定の実施例において、前記装置は、ファン12と連動する関係で示された粘性ファンクラッチであるが、本開示の教示が制限されないが、クラッチ、ヒーター及びポンプを含む他の装置に適用されるということが認識されるだろう。
図2及び図3を参照すると、装置10は、入力シャフト20、ディスク22、外側ハウジング組立体24、及びリザーバ26を含むことができる。入力シャフト20は、装置10の入力部材として機能することができ、回転力源として直接駆動されることができ(例えば、入力シャフト20は、電気モータの出力シャフトに直接結合されるとか、またはこれと一体に形成され得る)、または、無端動力伝達手段を介して回転力源に結合され得る。無端動力伝達手段は、ベルト(図示せず)、例えば、V−ベルト、またはポリV−ベルトを含むことができ、これは、通常的なフロントエンジンの補機駆動システム(FEAD)の一部になり得る。FEADのベルトは、一体に回転するためのエンジンクランクシャフトに結合され得るクランクシャフトプーリ、及び共同に回転するために、入力シャフト20に取り付けられ得る補助プーリを含む複数のエンジンクランクシャフト(図示せず)に取り付けられ得る。無端動力伝達手段は、チェーン及びスプロケット(sprocket)を含むことができるとか、または複数の噛み合うギヤを含むことができる。
図3及び図4を参照すると、ディスク22は、一体に回転する入力シャフト20に取り付けられ得る。ディスク22は、第1側面32、第2側面34、及び外側円周面36を有することができるロータ部30を含むことができる。第1側面32は、入力シャフト20の回転軸Aに対して同心に配置された複数の第1同心リブ42を有することができる。提示された実施例において、第1同心リブ42のそれぞれは、回転軸Aに平行な方向でロータ部30の本体44の軸方向一側面から延び、第1同心リブ42のそれぞれは、回転軸Aに垂直である第1リブ端部面46を縦端する。選択的に、第2側面34は、回転軸Aに対して同心に配置され得る複数の第2同心リブ54を有することができる。提示された実施例において、第2同心リブ54のそれぞれは、回転軸Aに平行な方向で前記ロータ部30の本体44の対向軸方向側面から延び、前記第2同心リブ54のそれぞれは、回転軸Aに垂直である第2リブ端部面56で縦端する。第1同心リブ42の構成及び/または第2同心リブ54(含む場合)の構成は、本明細書に示される特定の構成から外れることができるということが認識されるだろう。
外側ハウジング組立体24は、提示された実施例における装置10の出力部材であり、ディスク22と入力シャフト20と独立的に回転軸Aに対して回転可能となるように、前記入力シャフト20上に取り付けられた一つ以上の軸受58によって支持される。外側ハウジング組立体24は、第1環状壁62、第2環状壁64、及び前記第1及び第2環状壁62、64の間に配置され、これらの壁を連結する円周方向に延びる壁66によって境界を有する作動キャビティ60を定義することができる。例示された実施例において、外側ハウジング組立体24は、第1ハウジング部材70及び作動キャビティ60を形成するように協働する第2ハウジング部材72を含む。第1環状壁62は、回転軸Aに対して同心に配置され得る複数の第1同心流体溝74を定義することができる。提示された実施例において、第1同心流体溝74のそれぞれは、回転軸Aに平行な方向で第1ハウジング部材70に延び、第1同心流体溝74のそれぞれは、回転軸Aに垂直である第1ルート面で終端し、第1ルート面76のそれぞれは、共通の平面に配置される。ディスク22が第2同心リブ54を含む場合、第2環状壁64は、回転軸Aに対して同心に配置され得る複数の第2同心流体溝86を定義することができる。提示された実施例において、第2同心流体溝86のそれぞれは、回転軸Aに平行な方向で第2ハウジング部材72に延び、第2同心流体溝86のそれぞれは、回転軸Aに垂直である第2ルート面88で終端し、第2ルート面88のそれぞれは、共通の平面に配置される。第1同心流体リブ74の構成及び/または第2同心流体リブ86(含む場合)の構成は、本明細書に示される特定の構成から外れることができるということが認識されるだろう。
ディスク22は、ロータ部30が作動キャビティ60内に配置されるように外側ハウジング組立体24内に収容され得る。第1同心リブ42のそれぞれは、第1同心流体溝など74の一つの関連溝内に収容されることができ、また、ロータ部30が第2同心リブ54を含む場合、第2同心リブ54のそれぞれは、第2同心流体溝86などの一つの関連溝内に収容され得る。
リザーバ26は、作動キャビティ60と流体連通して結合されることができ、その内部にシリコーン流体などの適切な作動流体を保持することができる。より具体的に、作動流体流路は、リザーバ26と作動キャビティ60との間に延びることができ、第1環状壁62とロータ部30の第1側面32との間に軸方向に配置される第1間隙90、第2環状壁64とロータ部30の第2側面34との間に軸方向に配置される第2間隙92、円周方向に延びる壁66の半径方向内側面98とディスク22の外側円周面36との間に半径方向に配置される。第1、第2及び第3間隙90、92、94は、典型的に、(ディスク22の直径に対して)非常に小さく、典型的に、幅3mm未満である(すなわち、第1、第2及び第3間隙90、92、94のうち、いずれかで外側ハウジング組立体24とディスクとの間の間隔は、典型的に、寸法3mm未満である)。
リザーバ26は、任意の所望の位置に配置されることができ、外側ハウジング組立体24内に配置される必要はない。提示された実施例において、リザーバ26は、部分的には、ディスク22によって定義され、また、部分的には、外側ハウジング組立体24の第1ハウジング部材70によって定義される。所望の場合、バルブ100は、リザーバ26と作動キャビティ60との間の流体連通を調節するために使用することができる。提示された実施例において、バルブ100は、一体に回転するためのディスク22に結合される。バルブ100は、例えば、バイメタル素子、電磁石、または空気圧シリンダと任意の所望の方法で作動することができる。作動キャビティ60を抜け出る流体は、リターンライン102を経ってリザーバ26にリターンすることができる。リターンライン102は、図3に示されたように、例えば、第1ハウジング部材70で外側ハウジング組立体24内に形成され得る。代替的に、リターンライン102′は、図5に示されたように、ディスク22′を通って半径方向に形成され得る。
図3、図4及び図6を参照すると、外側ハウジング組立体24は、ディスク22が外側ハウジング組立体24に対して回転し、作動流体の一部が作動流体流路内にあるとき、外側ハウジング組立体24に隣接して作動流体の境界層の厚さを局所的に減少させるように構成される複数の流れ変更構造体110を含むことができる。提示された実施例において、流れ変更構造体110は、円周方向に延びる壁66に配置されるが、流れ変更構造体110は、円周方向に延びる壁66に追加して、または前記壁の代わりに第1環状壁62及び/または第2環状壁64に配置され得る。また、提示された実施例において、流れ変更構造体110は、円周方向に延びる壁66に配置される数量が少なくても五つ(5)である。
図9を参照すると、流れ変更構造体110′は、外側ハウジング組立体24′の内側面98′から延びる突出部として形成され得る。しかし、図6〜図8の実施例において、流れ変更構造体110は、円周方向に延びる壁66の半径方向内側面98に形成されるキャビティ120を含む。キャビティ120のそれぞれは、円周方向に延びる壁66の半径方向内側面98の半径方向外側に延びる。
キャビティ120の構成は、様々な目的、例えば、キャビティ120を形成することができる容易性及び方式、作動流体がキャビティ120に引き込まれる方式、及び/または作動流体がキャビティ120から排出する方式で適合に変化することができる。例えば、図10を参照すると、それぞれのキャビティ120は、必要に応じて、円周方向に延びる壁66の半径方向内側面98と少なくとも部分的に同心である半径方向外側壁130を有することができる。キャビティ120のそれぞれは、半径方向外側壁130の対向方向に配置される1対の端セグメント132を有することができる。端セグメント132の一つまたは二つは、場合によって半径方向外側壁130と円周方向に延びる壁66の半径方向内側面98との間に全体的に、または部分的にテーパ状であることができる。他の実施例として、図11を参照すると、端セグメント132のそれぞれは、円周方向に延びる壁66の半径方向内側壁98に半径方向外側壁130を連結することができ、場合によって端セグメント132の一つまたは二つは、少なくとも部分的に半径によって定義され得る。
再び、図6〜図8を参照すると、キャビティ120の深さDは、任意の所望の深さに設定することができる。しかし、我々は、キャビティ120が、0.2mmより大きいか等しく、3.5mmより小さいか等しい、円周方向に延びる壁66の半径方向内側面98に対する半径方向の深さDを有する場合に、最も実用的であるということを明かにした。好ましくは、キャビティ120の半径方向の深さは、0.5mmより大きいか等しく、2.8mmより小さいか等しいといえる。より好ましくは、キャビティ120の半径方向の深さは、0.8mmより大きいか等しく、2.5mmより小さいか等しいといえる。
提示された特定の実施例において、円周方向に延びる壁66の半径方向内側面98は、流れ変更構造体110が組み立てられる理論的(右側円形)円筒を定義することができる。流れ変更構造体110は、一つ以上の連続領域で、及び一つ以上の所望の組み立て密度(population density)で理論的円筒の表面に組み立てられ得る。このような説明の目的として、a)任意の連続領域の幅は、回転軸Aに垂直に延びる平行な面によって定義され、ここで、各面は、流れ変更構造体110の少なくとも一つに少なくとも一つの点に接し、前記連続領域内に流れ変更構造体110の全ては、二つの平行な面などの間に軸方向に配置され;b)理論的円筒の表面の全体よりも小さい領域にわたって延びる任意の連続領域は、回転軸Aを含み、理論的円筒の表面を通って延びる交差面によって形成された(直線)端部を有し、これは、円周方向に延びる壁66の半径方向内側面98と一致し、ここで、交差平面のそれぞれは、流れ変更構造体110の少なくとも一つに少なくとも一つの点に接し、前記連続領域内に流れ変更構造体110の全ては、二つの交差平面などの間に軸方向に配置される。
例えば、流れ変更構造体110は、理論的円筒の全周を延びる単一領域内に配置され得る(すなわち、流れ変更構造体110は、円周方向に延びる壁66の半径方向内側面98の全体にわたって分布され得る)。代替的に、流れ変更構造体110は、一つ以上の連続領域で、及び一つ以上の所望の組み立て密度で理論円筒の表面に対して組み立てられ得る。従って、理論的円筒の表面の一つ以上の領域は、流れ変更構造体110の任意のものが組み立てられない。図7の実施例において、理論的円筒の表面の領域は、流れ変更構造体110が作動流体のリターンライン102への変換を干渉しないように保障するために流れ変更構造体110の任意のものに組み立てられない(図6)。この実施例において、流れ変更構造体110は、円周方向に延びる壁66の部分にわたって単一連続領域に配置され、流れ変更構造体110のいずれも少なくとも70度に跨って円周方向に延びる壁66の残り部分に配置される。提示された特定の実施例において、組み立てられない円周方向に延びる壁66の残り部分は、約90度に跨って延びる。これと同様な構成は、例えば、作動キャビティ60(図4)と交差するリターンライン102(図6)の端部に向かうため、ワイパー素子W(図12)を使用する装置10(図1)の構成において、リターンライン(図6)に近接して好ましくない特性の形成に対して案内するが、特定の状況で必要であるとか、好ましいことができる。
しかし、流れ変更構造体110は、図12に示されたように、円周方向に延びる壁66の境界に対して完全にまたはほぼ完全に延びるセクタに跨って一つの隣接領域に配置されることができるということが認識されるだろう。さらに、ワイパー要素を使用しない装置10(図1)の構成、例えば、ディスク22′を通って半径方向に延びるリターンライン102′を使用する図5の実施形態は、円周方向に延びる壁の半径方向内側面98の全周に跨って延びる一つの連続領域に流れ変更構造体110が配置される構成から有益ができる。
図7に戻って、円周方向に延びる壁66のセクタは、流れ変更構造体110に組み立てられないため、流れ変更構造体110は、円周方向に延びる壁66の円周に対して不均一な方式で離隔されると考えられる。代替的に、連続領域内に配置される流れ変更構造体110などの間の可変性または変化された間隔は、流れ変更構造体110の不均一な間隔を提供するために使用することができる。
流れ変更構造体110で組み立てられる連続領域内において、流れ変更構造体110は、連続領域で流れ変更構造体110が連続領域内にある理論的円筒の表面積の少なくとも50%に配置されるように、円周方向に延びる壁66の半径方向内側面98に大きさを設定して組み立てることができる。より特に、連続領域内に流れ変更構造体110は、連続領域内にある理論的円筒の表面積の少なくとも75%に配置され得る。
再び、図7及び8を参照すると、流れ変更構造体110が円周方向に延びる壁66の半径方向内側面98に形成されるキャビティ120である場合、キャビティ120のそれぞれは、次の式で定義されるアスペクト比(AR)を有することができる:
AR=C/R
ここで、Cは円周方向に延びる壁66の半径方向内側面98で測定したキャビティ120の最大円周長さであり、Rはディスク22(図3)の回転軸Aと交差するラインに沿って取ったキャビティ120の半径方向最外側面とロータ部30(図4)の外側円周面36(図4)との間の半径方向長さである。一部の形態において、アスペクト比(AR)は、0.2より大きいか等しく、4.0より小さいか等しいといえる。好ましくは、アスペクト比は、0.25より大きいか等しく、2.75より小さいか等しいといえる。より好ましくは、アスペクト比は、0.5より大きいか等しく、2.5より小さいか等しいといえる。さらに好ましくは、アスペクト比は、1.0より大きいか等しく、1.5より小さいか等しいといえる。
図13〜図15の実施例において、流れ変更構造体110aは、第1環状壁62aに配置される。流れ変更構造体110aは、第1環状壁62aから軸方向に延びる突出部を含むことができるが、提示された特定の実施例において、流れ変更構造体110aは、外側ハウジング組立体24a内に形成され、第1ルート面76の少なくとも一つと交差する環状壁キャビティ120aを含むことができる。
環状壁キャビティ120aのそれぞれは、0.2mmより大きいか等しく、3.5mmより大きいか等しい第1ルート面76の一つの関連する面に対する深さを有することができる。好ましくは、環状壁キャビティ120aの深さは、0.5mmより大きいか等しく、2.8mmより小さいか等しい。より好ましくは、環状キャビティ壁120aの深さは、0.8mmより大きいか等しく、2.5mmより小さいか等しい。
環状壁キャビティ120aのそれぞれは、キャビティ側壁140及びキャビティ側壁140によって境界を有することができるキャビティ底壁142を有することができる。所望の場合、キャビティ側壁140の少なくとも一部は、キャビティ側壁140の一部が第1ルート面76の一つの関連する面と交差する位置で第1ルート面76の一つの関連する面と垂直であることができる。環状壁キャビティ120aは、キャビティ底壁142の少なくとも一部が第1ルート面76の少なくとも一つに平行になるように構成され得る。環状壁キャビティ120aのそれぞれは、更に、一対の対向円周方向端部144を有することができる。円周方向端部144の少なくとも一つは、円周方向端部144が第1ルート面76の一つの関連する面と交差する位置で少なくとも部分的には半径によって定義され得る。
環状壁キャビティ120aは、それぞれ次の式で定義されるアスペクト比(AR)を有することができる。
AR=C/R
ここで、Cは第1ルート面76の一つの関連する面で測定した環状壁キャビティ120aの最大円周方向長さであり、Rはディスク22(図3)が外側ハウジング組立体24aに対して回転する回転軸A(図3)に平行に取った底壁142と第1同心リブ42(図4)の一つの関連するリブの第1リブ端部面46との間の最大長さである。一部の実施例において、アスペクト比(AR)は、0.2より大きいか等しく、4.0より小さいか等しいといえる。好ましくは、アスペクト比は、0.25より大きいか等しく、2.75より小さいか等しいといえる。より好ましくは、アスペクト比は、0.5より大きいか等しく、2.5より小さいか等しいといえる。さらに好ましくは、アスペクト比は、1.0より大きいか等しく、1.5より小さいか等しいといえる。
第1環状壁62a上の流れ変更構造体110aは、一つ以上の領域内に配置されることができ、前記領域のそれぞれは、第1ルート面76の一つの関連する面と一致し、平坦な環状形状または環状セグメント形状を有する。各領域内に流れ変更構造体110aは、一つ以上の領域内に流れ変更構造体110aが前記一つ以上の領域の表面積の少なくとも50%以上に配置され得るように、一つ以上の領域で大きさを設定して組み立てられ得る。好ましくは、流れ変更構造体110aは、一つ以上の領域内に流れ変更構造体110aが前記一つ以上の領域の表面積の少なくとも75%に配置され得るように、一つ以上の領域で大きさを設定して組み立てられ得る。これと等しい説明の目的として、第1環状壁62aに対する領域が第1環状壁62aの周りに完全に延びない場合、前記領域は、互いに交差する一対の平面によって境界を有することができ、前記平面のそれぞれは、一つ以上の地点で流れ変更構造体110aの一つ以上に接することができ、前記領域内に流れ変更構造体110aの全ては、前記一対の交差平面の間に配置される。
流れ変更構造体110aは、任意の所望の方式で第1環形壁62aに配置され得る。例えば、流れ変更構造体110aの少なくとも一部は、これらが第1環状壁62aの円周に対して均一に離隔されないように、第1環状壁62aに対して配置され得る。このような観点から、流れ変更構造体110aの間の変化または可変間隔が利用されることができ、及び/または流れ変更構造体110aの領域または領域などは、これらが第1環状壁62aの円周に対して完全に延長されないように構成され得る。提示された特定の実施例において、流れ変更構造体110aは、第1環状壁62aのセクタに跨って一つの連続領域に配置され、ここで、流れ変更構造体62aのいずれも少なくとも70度に跨って延びる第1環状壁62aの残りセクタに配置される。提示された特定の実施例において、組み立てられていない第1環状壁62aの残りセクタは、約90度に跨って延びる。
粘性ファンクラッチの分野において、第1同心流体溝74の半径方向最外側溝74aが第1同心流体溝74の半径方向最外側溝74aの半径方向内側にある第1同心流体溝74より何かもっと広いことが比較的有り勝ちな場合である。従って、第1環状壁62aで流れ変更構造体110aが第1同心流体溝74の半径方向最外側溝74a内のみに配置されることならば、外側ハウジング組立体24aを製造することのがさらに容易になり得る。しかし、本開示の教示は、流れ変更構造体などが第1同心流体溝74の半径方向最外側溝74aの半径方向内側にある第1同心流体溝74の一つ以上のみに局限される状況だけでなく、流れ変更構造体などが第1同心流体溝74の半径方向最外側溝74a及びその半径方向内側にある第1同心流体溝74の一つ以上に配置される状況まで流れ変更構造体110aの使用を拡張できるということが認識されるだろう。
当業者は、流れ変更構造体110aが第1環状壁62aに対して前述したものと類似の方式で第2環状壁64(図3)に配置されることができ、第2環状壁64上に流れ変更構造体110aの使用が第1環状壁62a上に配置された流れ変更構造体110aに追加するとか、または代わりに可能であるということが認識されるだろう。
流れ変更構造体110aが第1同心流体溝74内に、またはその上に配置される円周方向に延びるキャビティ120aであるものとして説明されたが、当業者らは、流れ変更構造体110aが何か異なって形成され得るということを認識するだろう。例えば、流れ変更構造体110a′は、図16に示されたように、半径方向に延びるように第1環状面62a′上に形成され得る。この実施例において、流れ変更構造体110a′は、複数の第1同心流体溝74と交差するキャビティ120a′である。
図17及び図18を参照すると、本開示の教示に従って構成された他の外側ハウジング組立体24bの一部が示される。外側ハウジング組立体24bは、流れ変更構造体110bが円周方向に延びる壁66bと前記第1環状壁62b内の第1同心流体溝74の半径方向最外側74aの両方に形成されることを除いて、前述した外側ハウジング組立体の任意のものと類似することができる。この実施例において、流れ変更構造体110bのそれぞれは、円周方向に延びる壁66bの半径方向内側面98に形成されたキャビティ120b−1からなされた第1部分、及び第1環状壁62b内で第1同心流体溝74の半径方向最外側溝74aの第1ルート面76内に形成された環状壁キャビティ120b−1からなされた第2部分を含む。提示された特定の実施例で流れ変更構造体110bは、エンドミル(図示せず)を介して形成されたが、当業者らは、流れ変更構造体110bがキャスティング(例えば、ダイキャスティング、インベストメントキャスティング、サンドキャスティング)を含んだ任意の適切な方法で形成され得るということを認識するだろう。流れ変更構造体110bの大きさ設定、組み立て密度などは最初の二つの実施形態に対して説明されたものと類似または同一できるということを理解するだろう。
図19を参照すると、図17の方式で構成された外側ハウジング組立体24bを有する装置10bは、回転力がディスク22を駆動するために、入力シャフト20に提供される操作で例示され、バルブ100は、作動流体流路を介してリザーバ26から作動キャビティ60へ流体連通を許容する開放状態で作動する。作動中に、作動流体経路を通って移動する流体は、第1及び第2間隙90、92の間に移動し、外側ハウジング組立体24bに対してディスク22の回転は、第1及び第2間隙90、92で作動流体内の剪断力を生じさせる。このような剪断力は、外側ハウジング組立体24bに対して適用されるトルクを発生し、外側ハウジング組立体24bが回転軸Aに対して回転する原因となる。剪断力は、また、作動流体内に熱を発生する。第1及び第2間隙90、92で作動流体は、それが第3間隙94内に収容されるまで半径方向外側方向に漸進的に作動する。第3間隙で作用流体は、結局、リターンライン102の入口に向かうようになり、リザーバ26にリターンする。作動流体の比較的高い粘土及び第1、第2及び第3間隙90、92、94の比較的小さい大きさによって、作動キャビティ60を通って延びる作動流体流路の一部で作動流体のレイノルズ数は、100未満であり、これは、層流から乱流への転換より著しく低く、我々はこれが約2000のレイノルズ数で発生すると思う。参考に、我々は、完全な乱流が約4000のレイノルズ数で発生するということをさらに理解する。
図20を参照すると、通常的に構成された(すなわち、先行技術)粘性ファンクラッチPAVFCの作動流体の流路を大きく拡大した部分が示される(CFDソフトウェアの助けで作成する)。これと同一の論議の目的のために、先行技術の粘性ファンクラッチPAVFCが前述した流れ変更構造体などの任意のものを使用または含まないことを除いて、図19の装置10bと同一である。示されたように、先行技術の外側ハウジング組立体OHAの円周方向に延びる壁CEWの半径方向内側面RISと従来技術のロータ部RPの外側円周面OCSとの間の作動流体の比較的厚い絶縁性境界層は、先行技術の外側ハウジング組立体OHAの半径方向内側面RISに対して積もり続ける。境界層BL−1の比較的薄い寸法は、先行技術の組立体OHAの作動流体と半径方向内側面RISとの間の熱伝逹を制限する。この実施例において、先行技術のロータ部RPの外側円周面OCSに隣接した作動流体は、251℃の温度を有し、境界層BL−1の開始付近の指示された地点で作動流体は、219℃の温度を有し、先行技術の外側ハウジング組立体OHAの半径方向内側面RISに隣接した作動流体は、104℃の温度を有する。
図21を参照すると、図19の装置10bの作動流体の流路で作動流体を大きく拡大した部分は、図20で使用されたデータを生成するために使用されたものと同一の入力及び出力条件で示す。容易に分かるように、流れ変更構造体110bに局所的な円周方向に延びる壁66bの半径方向内側面98に隣接する作動流体の境界層BL−2は、厚さが著しく小さく、これは、作動流体から回転する外側ハウジング組立体24bに熱を遮断できる速度を大幅に増加させる。この実施例において、ロータ部30の外側円周面36に隣接した作動流体は、164℃の温度を有し、境界層BL−2の開始に近接した指示された地点で作動流体は、151℃の温度を有し、外側ハウジング組立体24bの半径方向内側面98に隣接した作動流体は、107℃の温度を有する。図20の先行技術の粘性ファンクラッチPAVFCに比べて、ロータ部30の外側円周面36と円周方向に延びる壁66bの半径方向内側面98との間に延びる作動流体の温度差(流れ変更構造体110bに局所的な領域で)は、44℃であり、これは、先行技術の粘性ファンクラッチPAVFC(図20)によって得られた差(すなわち、115℃)から71℃の減少である。さらに、熱遮断(作動流体から外側ハウジング組立体へ)の速度増加のため、作動流体の最大温度は、先行技術の粘性ファンクラッチPAVFC(図20)に比べて装置10bで87℃に減少した。
図22でプロットは、一対の様々な粘性ファンクラッチ(すなわち、本開示の教示に従って構成され、流れ変更構造体を有する第1または先行技術の粘性ファンクラッチ及び第2粘性ファンクラッチ)の等温組み合わせを示し、これは、これらのクラッチで作動流体の温度を所定の最大温度に制限する。提示された特定の実施例において、前記所定の最大温度は、232℃であり、従って、プロット200、202のそれぞれは、クラッチのそれぞれに対する作動速度境界(スリップ熱馬力換算で表示)を示し、これを越えるとシリコーン作動流体が急速に低下してクラッチの故障の原因となる。二つのプロットは、ベースラインプロット202と異なるプロット200からなり、前記ベースラインプロット202は、図20の先行技術の粘性ファンクラッチがその内部の作動流体が最大臨界温度に到逹する前に耐えることができる最大スリップ熱馬力(すなわち、先行技術のファン粘性クラッチの作動境界)を示し、前記他のプロット200は、図19の粘性ファンクラッチが前記作動流体が最大臨界温度に到逹する前に耐えることができる最大スリップ熱馬力(すなわち図19の粘性ファンクラッチの作動境界)を示す。プロットのそれぞれは、粘性ファンクラッチの人力速度またはファンクラッチの出力速度の関数として粘性クラッチのそれぞれの最大スリップ熱馬力を示す。前記データは、部品番号010023275(φ25インチ×9×2.52インチ)でボーグワーナー社によって製造されたファンであり、テストCS−47438.0によって生成し、φ26インチ(660.4mm直径)リングは、ベースラインプロット202を生成するために使用される部品番号010026784でボーグワーナー社によって製造された先行技術のモデル664粘性ファンクラッチと関連して、または、部品番号010026784でボーグワーナー社によって製造され、図19の実施例で記述されたように、変形されたモデル664粘性ファンクラッチと関連して粉砕した。ライン(すなわち、50%ライン210)は、粘性ファンクラッチのファンまたは出力速度が粘性ファンクラッチの入力速度の半分(すなわち、50%)である状況を示す。二つのプロット202、200から明らかなように、先行技術の粘性ファンクラッチPAVFEC(図20)の最大スリップ熱馬力は、3.4HPであり、ここで、ベースラインプロット202は、50%ライン210と交差する一方、本開示の教示に従って構成された粘性ファンクラッチ10b(図19)の最大スリップ熱馬力は、4.0HPであり、ここで、プロット200は、50%ライン210と交差する。最大スリップ熱馬力は、本開示の教示によって提供される増加された熱遮断能力に直接起因することができる17%増加である。
前記論議を考慮して、外側ハウジング組立体、ディスク及びリザーバを備えた装置を提供する段階であって、前記外側ハウジング組立体は、作動キャビティを有し、前記ディスクは、外側ハウジング組立体内で回転可能であり、前記ディスクは、作動流体内に回転可能に収容されるロータ部を有し、前記作動流体は、前記リザーバと流体連通するものである段階;前記外側ハウジング組立体内にロータを回転させ、作動キャビティを通って作動流体の流れを発生させ、作動キャビティを通って流れる作動流体に剪断力を印加する段階;及び第1環状面に隣接する作動流体の境界層に横断方向で外側ハウジング組立体上に複数の別の位置で作動流体の移動を誘導する段階を含む方法を提供する。外側ハウジング組立体に対する位置は、作動キャビティを通った作動流体の流れが100未満のレイノルズ数を有する位置であることができる。
第1面は、外側ハウジング組立体の環状壁上に形成され得る。追加的にまたは代替的に、第1面は、外側ハウジング組立体の円周方向に延びる壁上に形成され得る。このように、本方法は、さらに、前記作動流体が前記装置の作動中に作動キャビティを通過するによって作動キャビティの第2面に隣接した第2領域で作動流体の層流で乱流を誘導する段階を含むことができる。
前記方法は、さらに、外側ハウジング組立体上に複数の流れ変更構造体を形成する段階を含むことができる。流れ変更構造体は、複数の同心流体溝を定義する外側ハウジング組立体の一部分と一体に形成されることができ、流れ変更構造体は、場合に応じてキャビティとして形成され得る。流れ変更構造体がキャビティとして形成される場合、前記方法は、さらに、前記外側ハウジング組立体の少なくとも一部分をキャスティングする段階を含むことができ、ここで、キャビティの少なくとも一部分は、外側ハウジング組立体の一部分をキャスティングするとき、外側ハウジング組立体の一部分に形成される。追加的にまたは代替的に、前記方法は、さらに、前記外側ハウジング組立体の一部分から材料を除去してキャビティの少なくとも一部分を形成する段階を含むことができる。材料は、ミーリング、ドリリング、エッチング、ブローチング及び放電加工からなる群から選択された操作で、外側ハウジング組立体の一部分から除去することができる。
追加的にまたは代替的に、この方法は、さらに、一つ以上の流れ変更構造体を形成するために、スタンピング(stamping)、エンボシング(embossing)、鍛造作業(forging)、 ファインブランキング(fine blanking)及びローレット加工(knurling)からなる郡から選択された操作で、外側ハウジング組立体の一部を形成することを含むことができる。
実施形態の前述した説明は、例示及び説明の目的で提供された。これは、網羅するとか開示を限定することを意図しない。特定実施形態の個別要素または特徴は、一般的に、特定の実施形態に制限されるものではないが、適用可能な場合、互いに交換的であり、具体的に示すとか記述されていなくても選択された実施形態で使用することができる。これは、また多くの方法で変化させることができる。このような変形は、本開示を逸脱するものとして見なされるべきではなく、このようなすべての変形は、本開示の範囲内に含まれるものとして意図される。

Claims (50)

  1. 外側ハウジング組立体、ディスク及びリザーバを含む装置であって、
    前記外側ハウジング組立体は、第1環状壁、第2環状壁及び前記第1環状壁と第2環状壁のと間に配置され、これらの壁を連結する円周方向に延びる壁によって境界を有する作動キャビティを有し、前記第1環状壁は、複数の第1同心流体溝を有し;
    前記ディスクは、外側ハウジング組立体内に回転可能に収容され、前記ディスクは、作動キャビティ内に収容されるロータ部を有し、前記ロータ部は、第1側面、第2側面及び外周面を有し、前記第1側面は、複数の第1同心リブを有し、第1同心リブのそれぞれは、前記複数の第1同心流体溝などの一つの関連する溝内に収容され;
    前記リザーバは、その内部に作動流体を有し、前記リザーバは、作動流体流路を介して作動キャビティと流体連通状態で連結され、前記作動流体流路は、前記外側ハウジング組立体の第1環状壁と前記ロータ部の第1側面との間に軸方向に配置された第1間隙、前記外側ハウジング組立体の第2環状壁と前記ロータ部の第2側面との間に軸方向に配置された第2間隙、及び前記外側ハウジング組立体の円周方向に延びる壁と前記ロータ部の外側円周面との間に半径方向に配置された第3間隙を含み、
    前記第1環状壁と、前記円周方向に延びる壁とのうちの少なくとも一つは、前記ディスクが外側ハウジング組立体に対して回転し、前記作動流体の一部が作動流体流路内にあるとき、流れ変更構造体に局所的な位置から前記円周方向に延びる壁と、前記第1環状壁とのうち少なくとも一つに隣接して作動流体の境界層の厚さを減少させるように構成された複数の流れ変更構造体を含む、装置。
  2. 前記流れ変更構造体は、円周方向に延びる壁の半径方向内側面内に形成されたキャビティを含み、前記キャビティのそれぞれは、円周方向に延びる壁の半径方向内側面の半径方向外側に延びる、請求項1に記載の装置。
  3. 各キャビティは、円周方向に延びる壁の半径方向内側面と少なくとも部分的に同心である半径方向外側壁を有する、請求項2に記載の装置。
  4. 前記キャビティのそれぞれは、半径方向外側壁の対向側に配置される1対の端セグメントを有し、ここで、前記端セグメントうちの一つの少なくとも一部分が円周方向に延びる壁の半径方向内側壁と半径方向外側壁との間にテーパ状となる、請求項2に記載の装置。
  5. 前記キャビティのそれぞれは、半径方向外側壁に対向側に配置される1対の端セグメントを有し、前記端セグメントのそれぞれは、円周方向に延びる壁の半径方向内側面に半径方向外側壁を連結し、前記端セグメントの少なくとも一つは、少なくとも部分的には半径によって定義される、請求項2に記載の装置。
  6. 前記キャビティのそれぞれは、円周方向に延びる壁の半径方向内側面に対する半径方向の深さが、0.2mmより大きいか等しく、3.5mmより小さいか等しい、請求項2に記載の装置。
  7. 前記キャビティの半径方向の深さは、0.5mmより大きいか等しく、2.8mmより小さいか等しい、請求項6に記載の装置。
  8. 前記キャビティの方向深さは、0.8mmより大きいか等しく、2.5mmより小さいか等しい、請求項7に記載の装置。
  9. 理論的円筒(theoretical cylinder)は、円周方向に延びる壁の半径方向内側面によって定義され、ここで、前記流れ変更構造体は、連続領域内から円周方向に延びる壁の半径方向内側面上に配置され、前記流れ変更構造体は、連続領域内の前記流れ変更構造体が連続領域内にある理論的円筒面の表面積の少なくとも50%に配置されるように連続領域で大きさを設定して組み立てられる、請求項2に記載の装置。
  10. 前記流れ変更構造体は、連続領域内の流れ変更構造体が連続領域内にある理論的円筒面の表面積の少なくとも75%に配置されるように連続領域で大きさを設定して組み立てられる、請求項9に記載の装置。
  11. 前記キャビティのそれぞれは、下記式で定義されるアスペクト比を有する、請求項2に記載の装置。
    AR=C/R
    ここで、Cは円周方向に延びる壁の半径方向内側面で測定されたキャビティの最大円周長さであり、Rはディスクの回転軸と交差するラインに沿って取ったロータ部とキャビティの半径方向最外側面との間の半径方向距離であり、また、前記アスペクト比(AR)は、0.2より大きいか等しく、4.0より小さいか等しい。
  12. 前記アスペクト比は、0.25より大きいか等しく、2.75より小さいか等しい、請求項11に記載の装置。
  13. 前記アスペクト比は、0.5より大きいか等しく、2.5より小さいか等しい、請求項12に記載の装置。
  14. 前記アスペクト比は、1.0より大きいか等しく、1.5より小さいか等しい、請求項13に記載の装置。
  15. 前記複数の流れ変更構造体は、円周方向に延びる壁上に配置される数量が少なくとも五つ(5)である、請求項1に記載の装置。
  16. 前記複数の流れ変更構造体の少なくとも一部は、これらが円周方向に延びる壁の円周に対して均一に離隔されないように、円周方向にこれらが延びる壁上に配置される、請求項1に記載の装置。
  17. 前記流れ変更構造体のいずれも、少なくとも70度に跨って延びる円周方向壁のセクタ(sector)に配置されない、請求項16に記載の装置。
  18. 前記流れ変更構造体は、外側ハウジング組立体の第1環状壁内に形成された環状壁キャビティを含む、請求項1に記載の装置。
  19. 前記第1同心流体溝は、それぞれ平坦な環状ルート面を定義し、前記環状壁キャビティのそれぞれは、平坦な環状ルート面の少なくとも一つと交差する、請求項18に記載の装置。
  20. 前記環状壁キャビティのそれぞれがキャビティ側壁、及び前記キャビティ側壁によって境界を有するキャビティ底面を有し、前記キャビティ底面の少なくとも一部は、平坦な環状ルート面の少なくとも一つに平行である、請求項19に記載の装置。
  21. 前記環状壁キャビティのそれぞれは、一対の対向円周端部を有し、前記円周端部の少なくとも一つは、前記円周端部が平坦な環状ルート面などの一つの関連する面と交差する位置で少なくとも部分的には半径によって定義される、請求項19に記載の装置。
  22. 前記環状壁キャビティのそれぞれは、0.2mmより大きいか等しく、3.5mmより大きいとか等しい平坦な環状ルート面などの一つの関連する面に対する深さを有する、請求項19に記載の装置。
  23. 前記環状壁キャビティの深さは、0.5mmより大きいか等しく、2.8mmより小さいか等しい、請求項22に記載の装置。
  24. 前記環状壁キャビティの深さは、0.8mmより大きいか等しく、2.5mmより小さいか等しい、請求項23に記載の装置。
  25. 前記環状壁キャビティのそれぞれは、キャビティ側壁を有し、ここで、前記キャビティ側壁の少なくとも一部分は、前記キャビティの側壁の一部分が平坦な環状ルート面などの一つの関連する面と交差する位置で平坦なルート面などの一つの関連する面に垂直である、請求項19に記載の装置。
  26. 前記第1環状壁上の流れ変更構造体は、一つ以上の領域内に配置され、ここで、前記領域のそれぞれは、平坦な環状ルート面などの一つの関連する面と一致し、平坦な環状形状または環状セグメント形状を有し、前記流れ変更構造体は、前記一つ以上の領域内の流れ変更構造体が前記一つ以上の領域の表面積の少なくとも50%以上に配置されるように前記一つ以上の領域内に大きさを設定して組み立てられる、請求項19に記載の装置。
  27. 前記流れ変更構造体は、前記一つ以上の領域内の流れ変更構造体が前記一つ以上の領域の表面積の少なくとも75%に配置されるように前記一つ以上の領域内に大きさを設定して組み立てられる、請求項26に記載の装置。
  28. 前記環状壁キャビティのそれぞれは、下記式で定義されるアスペクト比を有する、請求項19に記載の装置。
    AR=C/R
    ここで、Cは平坦な環状ルート面などの一つの関連する面で測定された環状壁キャビティの最大円周長さであり、Rは環状壁キャビティの一面と、外側ハウジングに対してディスクが回転する軸に平行に取った第1同心リブなどの一つの関連するリブの一面との間の半径方向距離であり、また、前記アスペクト比(AR)は、0.2より大きいか等しく、4.0より小さいか等しい。
  29. 前記アスペクト比が0.25より大きいか等しく、2.75より小さいか等しい、請求項28に記載の装置。
  30. 前記アスペクト比が0.5より大きいか等しく、2.5より小さいか等しい、請求項29に記載の装置。
  31. 前記アスペクト比が1.0より大きいか等しく、1.5より小さいか等しい、請求項30に記載の装置。
  32. 前記複数の流れ変更構造体の少なくとも一部は、これらが第1環状壁の円周に対して均一に離隔されないように第1環状壁上に配置される、請求項1に記載の装置。
  33. 前記流れ変更構造体のいずれも、少なくとも70度に跨って延びる第1環状壁の部分に配置されない、請求項32に記載の装置。
  34. 更に、前記リザーバ、及び前記作動キャビティと流体連通するバルブを含む、請求項1に記載の装置。
  35. 前記バルブは、一体に回転するためのディスクに結合される、請求項34に記載の装置。
  36. 前記作動流体がシリコーンを含む、請求項1に記載の装置。
  37. 前記リザーバが少なくとも部分的にはディスクによって定義される、請求項1に記載の装置。
  38. 外側ハウジング組立体、ディスク及びリザーバを備えた装置を提供する段階であって、前記外側ハウジング組立体は、作動キャビティを有し、前記ディスクは、外側ハウジング組立体内で回転可能であり、前記ディスクは、作動流体内に回転可能に収容されるロータ部を有し、前記作動流体は、前記リザーバと流体連通するものである段階;
    前記外側ハウジング組立体内にロータを回転させて作動キャビティを通って作動流体の流れを発生させ、作動キャビティを通って流れる作動流体に剪断力を印加する段階;及び
    第1環状面に隣接する作動流体の境界層に横断方向で外側ハウジング組立体上の複数の位置で作動流体の移動を誘導する段階を含む、方法。
  39. 前記第1面は、外側ハウジング組立体の環状壁に形成される、請求項38に記載の方法。
  40. 前記第1面は、外側ハウジング組立体の円周方向に延びる壁に形成される、請求項38に記載の方法。
  41. 更に、前記作動流体が前記装置の作動中に作動キャビティを通過することによって、作動キャビティの第2面に隣接する第2領域で作動流体の層流に乱流を誘導する段階を含む、請求項40に記載の方法。
  42. 前記第2面が前記外側ハウジング組立体の環状壁に形成される、請求項41に記載の方法。
  43. 更に、前記外側ハウジング組立体上に複数の流れ変更構造体を形成することを含む、請求項38に記載の方法。
  44. 前記流れ変更構造体は、複数の同心流体溝を定義する外側ハウジング組立体の一部と一体に形成される、請求項43に記載の方法。
  45. 前記流れ変更構造体は、キャビティとして形成される、請求項43に記載の方法。
  46. 更に、外側ハウジング組立体の一部をキャスティングするとき、キャビティの少なくとも一部分が前記外側ハウジング組立体の一部分に形成されるように外側ハウジング組立体の少なくとも一部をキャスティングする段階を含む、請求項45に記載の方法。
  47. 更に、前記外側ハウジング組立体の一部分から材料を除去してキャビティの少なくとも一部分を形成する段階を含む、請求項45に記載の方法。
  48. 材料は、ミーリング、ドリリング、エッチング、ブローチング及び放電加工からなる群から選択された操作で、外側ハウジング組立体の一部分から除去される、請求項47に記載の方法。
  49. 更に、一つ以上の流れ変更構造体を形成するために、スタンピング(stamping)、エンボシング(embossing)、鍛造作業(forging)、 ファインブランキング(fine blanking)及びローレット加工(knurling)からなる郡から選択された操作で、外側ハウジング組立体の一部を形成する段階を含む、請求項38に記載の方法。
  50. 前記外側ハウジング組立体上の位置は、作動キャビティを通った作動流体の流れが100未満のレイノルズ数を有する、請求項38に記載の方法。
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