JPH10131991A - 回転継手装置 - Google Patents

回転継手装置

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JPH10131991A
JPH10131991A JP28867496A JP28867496A JPH10131991A JP H10131991 A JPH10131991 A JP H10131991A JP 28867496 A JP28867496 A JP 28867496A JP 28867496 A JP28867496 A JP 28867496A JP H10131991 A JPH10131991 A JP H10131991A
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JP
Japan
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fin
housing
fins
cuts
rotary joint
Prior art date
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Pending
Application number
JP28867496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Yoshida
田 裕 徳 吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱効果を低減させることなく、且つ重量の
軽い回転継手装置を提供すること。 【解決手段】 駆動源に連結する駆動軸と、駆動軸と相
対回転可能に支承されるハウジングと、ハウジングの表
面で、少なくとも一つが駆動軸を中心として放射状に形
成される複数のフィンと、を備える回転継手装置であっ
て、フィンに切り込みが設けられ、且つこの切り込みの
幅がフィンの板厚以下である回転継手装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転継手装置に関し、
特にトルク伝達の結果として熱が発生し、かつ装置のト
ルク伝達能力を示す要素としての上記の熱を消散させる
回転継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転継手装置として、特開昭61
−252923号公報に開示される技術がある。図4に
上記従来技術のフィンを示す。この技術は、ハウジング
を形成するカバー部材の前面にフィンを備えた回転継手
装置において、複数のフィンが複数のグループのフィン
として配置構成され、各グループのフィンが略半径方向
に指向配置される一つのフィンを備え、残りのフィンが
一つの半径方向に指向配置されたフィンに対して略平行
に、かつその長さの大部分にわたって延長して、所定の
フィン領域内での可能な総フィン長さを実質的に増大し
て、熱消散量を増大させるようにしたものである。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
公報に開示された回転継手装置では、所定のフィン領域
内での総フィン長さを実質的に増大することにより熱消
散量を増大させるているが、総フィン長さを増大させる
とフィン重量が増大する。フィン重量が増大すると駆動
軸が受ける荷重が大きくなり、駆動軸とハウジングの間
に配設されるベアリングや装置を支持する部材等、回転
継手装置の耐久性の確保が難しい。
【0004】そこで本発明は、上記従来技術の問題点を
省みて、放熱効果を低減させることなく、且つ重量の軽
い回転継手装置を提供することを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに請求項1は、駆動源に連結する駆動軸と、駆動軸と
相対回転可能に支承されるハウジングと、ハウジングの
表面で、少なくとも一つが駆動軸を中心として放射状に
形成される複数のフィンと、を備える回転継手装置にお
いて、フィンに切り込みを設けた。
【0006】請求項1によると、フィンに切り込みを設
けたことでフィンの体積が減少し、減少した体積分の重
量が低減する。尚、この場合に切り込みの幅がフィンの
板厚以下であれば、フィンの表面積、つまり放熱効率は
増加するか或は変化せずに、軽量な回転継手装置を提供
することが可能になる。更に、切り込みを設ける位置や
数を任意に設定することにより、装置の回転によってフ
ィンが発生する乱流を低減して放熱効果を向上させるこ
とも可能である。
【0007】請求項2は、請求項1において、切り込み
の幅をフィンの板厚以下とした。
【0008】請求項2によると、請求項1の作用に加え
て、切り込みの幅をフィンの板厚以下としたことで、放
熱面積を低減することなく、軽量な回転継手装置を提供
することが可能になる。
【0009】請求項3は、請求項1及び請求項2の回転
継手装置において、切り込みが形成される位置を、隣り
合うフィン同士でそれぞれ異なる位置に形成したもので
ある。
【0010】請求項3によると、隣り合うフィン同士で
の切り込みの位置が異なるので、切り込みを通過する乱
流が軸方向の同じ径で循環することがなく、回転継手装
置の回転によって発生する乱流を低減することができ
る。
【0011】
【実施の形態】本発明の第1の実施の形態について図面
を用いて説明する。図1は第1の実施の形態の回転継手
装置10の断面図、図2は図1のA視図である。
【0012】先ず構成について説明する。第1の実施の
形態では回転継手装置として粘性流体継手装置を用いて
説明する。
【0013】駆動軸11は図示しない駆動源に連結され
ており、駆動軸11とハウジングとが互いに相対回転可
能に係合している。ハウジングは、ベアリング28に係
合する第1ハウジング部12と、第1ハウジング部12
に係合して内部空間15を形成する第2ハウジング部1
4より構成される。第2ハウジング部14の表面から
は、駆動軸11を中心として複数のフィン29が放射状
に形成され、フィン29には切り込み29a、29bが
設けられている。また、第2ハウジング部14にはプレ
ート18の外周端部が固定されており、内部空間15を
貯蔵室16と作動室17とに区画している。作動室17
内には、駆動軸11の一端にカシメ固定されたロータ1
9が収容され、第1ハウジング部12の内周端面とロー
タ19との相対部分及びプレート18とロータ19との
相対部分にはそれぞれラビリンス溝20が形成されてい
る。
【0014】プレート18には貯蔵室16と作動室17
とを連通する2つの連通孔18a、18bが形成されて
おり、感温部材であるバイメタル21が作動するとロッ
ド22を介して回動されるバルブ手段23により開閉さ
れる。また、プレート18外周部にはポンプ機構24が
設けられている。バルブ手段23は帯状鋼板により形成
され、プレート18と隙間なく配設されている。
【0015】ポンプ機構24は、プレート18の外周部
にロータ19と間隔をおいてポンプ突起26を形成し、
ポンプ突起26のロータ19回転方向上流側にポンプ孔
27の入口を設けて形成される。尚、このポンプ機構2
4は任意の数に設定することができる。ここで、ポンプ
孔27はロータ19の回転方向上流側から下流側に沿っ
て形成されているので、図1の断面図ではポンプ孔27
の入口のみが図示される。
【0016】内部空間15には適量の粘性流体が封入さ
れており、第2ハウジング部14には図示しないラジエ
タ冷却ファンがボルト25により取り付けられている。
【0017】上記の構成を有する回転継手装置10の作
動について説明する。
【0018】図示しないエンジンのクランクシャフトに
よりベルトを介して駆動される駆動軸11が回転する
と、ロータ19も一体的に回転する。従って、作動室1
7内の粘性流体は順次貯蔵室16へと導出される。
【0019】回転継手装置の前面の空気温度、即ちバイ
メタル21が感知する温度に応じて、バイメタル21は
バルブ手段23を回動させて連通孔18a、18bの開
閉を制御することにより、貯蔵室16から作動室17へ
の粘性流体の供給、遮断を制御する。作動室17内への
粘性流体の供給量に対応して、駆動軸11から第1ハウ
ジング部12及び第2ハウジング部14へのトルク伝達
が行われ、第2ハウジング部14に固定されたファンが
回転する。
【0020】本発明の主旨であるフィン29について詳
細に説明する。フィン29は第2ハウジング部14上で
駆動軸11を中心にして放射状に形成されており、隣り
合うフィン同士は所定の間隔(第1の実施の形態では5
°)をもって均等に形成されている。フィン29は一体
成形により第2ハウジング部14と一体に成形されてい
るために形成されるフィン29の枚数には限界があり、
1枚おきにフィン29の長さを短くしている。本実施の
形態ではフィン29には切り込み29a、29bが交互
に設けられており、この切り込みの幅はフィン29の板
厚より小さくなっている。したがって、フィン29の表
面積は切り込み29a、29bを設けたことにより増大
することになる。フィン29の表面積が大きいほど放熱
効率は大きくなり、切り込み29aa、29bを設けた
ことによって放熱効率が大きくなる。また、第1の実施
の形態では、隣り合うフィン同士での切り込み29aと
29bとの径方向位置が異なるので、切り込みを通過す
る空気の流れが軸方向における同じ径の所で循環するこ
とがなく、空気通風性の向上、乱流発生による放熱効率
の向上を図ることができる。
【0021】次に、本発明の別の実施の形態のについて
説明する。図3は本発明の第2の実施の形態におけるフ
ィンの正面図である。フィン以外の構成については上記
第1の実施の形態と同じであるので、説明を省略する。
【0022】第2の実施の形態では、複数のフィン30
が例えばグループ30A、30B、30Cというように
9つのグループのフィンとして配置構成され、各グルー
プのフィンが略半径方向に指向配置される一つのフィン
を備え、残りのフィンが一つの半径方向に指向配置され
たフィンに対して略平行に、かつその長さの大部分にわ
たって延長して、所定のフィン領域内での可能な総フィ
ン長さを実質的に増大して、熱消散量を増大させるよう
にしたものであり、各フィン30には切欠き30aと3
0bが交互にもうけられている。尚、第2の実施の形態
における各フィン30の配置は、従来技術にて説明した
回転継手装置と同じである。第2の実施の形態による
と、所定のフィン領域内での総フィン長さを実質的に増
大しているので、放熱効率を向上することはできる。総
フィン長さの増大によりフィンの重量は第1の実施の形
態より増大するが、切欠き30a、30bを設けてフィ
ンの体積を減少しているので、過度の重量増大にはなら
ず、放熱効果を優先してフィンを構成する場合には、こ
の第2の実施の形態が有効である。
【0023】以上、本発明の実施の形態として上記の2
つのフィンについて説明したが、本発明の主旨としては
切り込みの位置や数については特に限定する意図はな
く、フィンに切り込みが形成されて、放熱効率を低減す
ることなく装置の軽量化を可能にするものであればよ
い。
【0024】また、本発明の一実施の形態として上記の
形式の回転継手装置を用いて説明したが、特にこの形式
の継手装置に限定する意図はなく、フィンを用いて放熱
を行っている形式のものであれば、どのような回転継手
装置に対しても本発明のフィンを用いることができる。
【0025】
【効果】請求項1によると、フィンに切り込みを設けた
ことでフィンの体積が減少し、減少した体積分の重量が
低減する。尚、この場合に切り込みの幅がフィンの板厚
以下であれば、フィンの表面積、つまり放熱効率は増加
するか或は変化せずに、軽量な回転継手装置を提供する
ことが可能になる。更に、切り込みを設ける位置や数を
任意に設定することにより、空気通風性の向上、乱流発
生による放熱効率の向上を図ることも可能である。
【0026】請求項2によると、切り込みの幅をフィン
の板厚以下としたことで、放熱面積を低減することな
く、軽量な回転継手装置を提供することが可能になる。
【0027】請求項3によると、隣り合うフィン同士で
の切り込みの位置が異なるので、切り込みを通過する空
気の流れが軸方向における同じ径で循環することがな
く、空気通風性の向上、乱流発生による放熱効率の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における回転継手装置の断面図
【図2】図1のA視図
【図3】図2の要部を示す図
【図4】従来の粘性継手装置におけるフィンを示す図
【符号の説明】
10・・・粘性流体継手装置(回転継手装置) 11・・・駆動軸 12・・・第1ハウジング部 14・・・第
2ハウジング部 15・・・内部空間 16・・・貯
蔵室 17・・・作動室 18・・・プ
レート 19・・・ロータ 20・・・ラ
ビリンス溝 21・・・バイメタル 22・・・ロ
ッド 23・・・バルブ手段 24・・・ポ
ンプ機構 25・・・ボルト 26・・・ポ
ンプ突起 27・・・ポンプ孔 28・・・ベ
アリング 29、30・・・フィン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源に連結する駆動軸と、 該駆動軸と相対回転可能に支承されるハウジングと、 該ハウジングの表面で、少なくとも一つが前記駆動軸を
    中心として放射状に形成される複数のフィンと、 を備える回転継手装置であって、 前記フィンに切り込みが設けられることを特徴とする回
    転継手装置。
  2. 【請求項2】 前記切り込みの幅は、フィンの板厚以下
    であることを特徴とする請求項1記載の回転継手装置。
  3. 【請求項3】 前記切り込みが形成される位置は、隣り
    合うフィン同士でそれぞれ異なる位置に形成されること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    回転継手装置。
JP28867496A 1996-10-30 1996-10-30 回転継手装置 Pending JPH10131991A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106677880A (zh) * 2015-11-10 2017-05-17 博格华纳公司 采用剪切力传递能量并具有构造成增加工作流体排热的流量改变结构的设备及相关方法

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