JP2017088496A - 皮膚外用剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】加齢に伴う皮膚の老化や紫外線暴露により促進される皮膚の様々な障害の進行阻止に有効な皮膚外用剤であって、より安定で、かつ、抗酸化作用および抗炎症効果に優れる医薬品、医薬部外品(例えば軟膏剤)および化粧料等の皮膚外用剤を提供する。【解決手段】主剤、および下記一般式(1)で表されるクロマノール誘導体を含有する皮膚外用剤。(式中、R1〜R10は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシル基、炭素数が1〜12のアルキル基または炭素数が2〜12のアルケニル基を示し、R1〜R10のうち少なくとも1つはヒドロキシル基を示す。)【選択図】なし
Description
本発明は、皮膚外用剤に関し、詳しくは加齢に伴う皮膚の老化や紫外線暴露により促進される皮膚の様々な障害の進行阻止、改善に有効な医薬品、医薬部外品(例えば軟膏剤)および化粧料等の皮膚外用剤に関する。
ビタミンCとして知られているアスコルビン酸およびその誘導体は、安全かつ有用な抗酸化剤であり、優れた美白作用、コラーゲン産生促進作用、抗老化作用、抗炎症作用を有する成分である。しかしながら、熱、光、酸素、金属イオン等に対して不安定であり、分解や着色などの問題があった。
コエンザイムQ10に代表されるユビキノンは、補酵素と呼ばれ、細胞が働くためのエネルギーを生み出すうえで必要な栄養素である。例えば、コエンザイムQ10は、抗酸化作用、免疫力の向上、心臓機能の維持、動脈硬化の予防、血栓防止、悪玉コレステロールの減少、疲労回復、肌トラブルの改善(皮膚老化防止、皮膚へのうるおいや弾力付与、しわ防止)などに有効な成分である。しかしながら、コエンザイムQ10は、光等により分解されやすいという問題があった。
アスタキサンチンやビタミンAなどのカロテノイドは、抗酸化作用に優れ、皮膚老化防止効果を有する成分である。特に、アスタキサンチンは、抗酸化能力が高く、活性酸素による疾患の予防・治療効果、抗炎症効果、皮膚老化防止効果、シミやしわの形成予防効果を有する成分である。しかしながら、アスタキサンチンは、光等により分解されやすいという問題があった。
また、ビタミンEとして知られているトコフェロール(α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール及びこれらの誘導体)は、抗酸化作用を有することが知られており、抗酸化剤や安定化剤として化粧料、医薬品、食品等の分野で広く使用されている。
そこで、製剤の安定化のために、ビタミンAとα−トコフェロールを併用する方法(特許文献1)、ビタミンCとトコフェロールグリシンエステルを併用する方法(特許文献2)、カロテノイド、アスコルビン酸類およびトコフェロール類のうち2種以上を併用する方法(特許文献3)などが報告されている。
そこで、製剤の安定化のために、ビタミンAとα−トコフェロールを併用する方法(特許文献1)、ビタミンCとトコフェロールグリシンエステルを併用する方法(特許文献2)、カロテノイド、アスコルビン酸類およびトコフェロール類のうち2種以上を併用する方法(特許文献3)などが報告されている。
しかしながら、より安定で、かつ、抗酸化作用および抗炎症効果に優れる医薬品、医薬部外品(例えば軟膏剤)および化粧料等の皮膚外用剤の開発が望まれている。
本発明が解決しようとする課題は、加齢に伴う皮膚の老化や紫外線暴露により促進される皮膚の様々な障害の進行阻止に有効な皮膚外用剤であって、より安定で、かつ、抗酸化作用および抗炎症効果に優れる医薬品、医薬部外品(例えば軟膏剤)および化粧料等の皮膚外用剤を提供することである。
本発明者らは、α−トコフェロールの基本骨格であるクロマン骨格に注目して鋭意検討した結果、特定のクロマノール誘導体をアスコルビン酸またはその誘導体、ユビキノンおよびカロテノイド等の抗老化剤や抗炎症剤と併用することにより、より優れた安定化効果を得ることができ、かつ、抗酸化機能および抗炎症機能を増強できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明の要旨は以下のとおりである。
すなわち、本発明の要旨は以下のとおりである。
[1] 主剤、および下記一般式(1)で表されるクロマノール誘導体を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
(式中、R1〜R10は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシル基、炭素数が1〜12のアルキル基または炭素数が2〜12のアルケニル基を示し、R1〜R10のうち少なくとも1つはヒドロキシル基を示す。)
[2] 主剤に対して、クロマノール誘導体を1重量%〜100重量%含有する[1]に記載の皮膚外用剤。
[3] 主剤が、抗老化剤および/または抗炎症剤である[1]又は[2]に記載の皮膚外用剤。
[4] 抗老化剤および/または抗炎症剤が、アスコルビン酸類、ユビキノンおよびカロテノイドからなる群より選ばれる1種以上である[3]に記載の皮膚外用剤。
[5] 抗老化剤および/または抗炎症剤が、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、コエンザイムQ10およびアスタキサンチンからなる群より選ばれる1種以上である[4]に記載の皮膚外用剤。
本発明によれば、加齢に伴う皮膚の老化や紫外線暴露により促進される皮膚の様々な障害の進行阻止、改善に有効な皮膚外用剤であって、より安定で、かつ、抗酸化作用および抗炎症効果に優れる医薬品、医薬部外品(例えば軟膏剤)および化粧料等の皮膚外用剤を提供することができる。
以下に本発明の皮膚外用剤の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の皮膚外用剤は、主剤と、下記一般式(1)で表されるクロマノール誘導体を含有することを特徴とする。
(式中、R1〜R10は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシル基、炭素数が1〜12のアルキル基または炭素数が2〜12のアルケニル基を示し、R1〜R10のうち少なくとも1つはヒドロキシル基を示す。)
上記一般式(1)において、R1およびR2は、それぞれ独立して、好ましくは、水素原子、ヒドロキシル基、炭素数が1〜8のアルキル基または炭素数が2〜8のアルケニル基であり、より好ましくは、炭素数が1〜6のアルキル基または炭素数が2〜6のアルケニル基である。具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、第3級ブチル基、イソブチル基、4−メチルペント−3−エニル基などが挙げられ、特にメチル基または4−メチルペント−3−エニル基が好ましい。
R3およびR4は、それぞれ独立して、好ましくは、水素原子、ヒドロキシル基、炭素数が1〜8のアルキル基または炭素数が2〜8のアルケニル基であり、より好ましくは、水素原子または炭素数1〜4のアルキル基である。具体的には、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、第3級ブチル基、イソブチル基などが挙げられ、特に好ましくは水素原子である。
R5およびR6は、それぞれ独立して、好ましくは、水素原子、ヒドロキシル基、炭素数が1〜8のアルキル基または炭素数が2〜8のアルケニル基であり、より好ましくは、水素原子または炭素数1〜4のアルキル基である。具体的には、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、第3級ブチル基、イソブチル基などが挙げられ、特に好ましくは、水素原子またはイソプロピル基である。
R7、R9およびR10は、それぞれ独立して、好ましくは、水素原子、ヒドロキシル基、炭素数が1〜8のアルキル基または炭素数が2〜8のアルケニル基であり、より好ましくは、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基である。具体的には、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、第3級ブチル基、イソブチル基などが挙げられ、特に好ましくは、水素原子、メチル基または第3級ブチル基が挙げられる。
R8は、好ましくは、水素原子、ヒドロキシル基、炭素数が1〜8のアルキル基または炭素数が2〜8のアルケニル基であり、より好ましくは、水素原子、ヒドロキシル基、炭素数1〜4のアルキル基である。具体的には、水素原子、ヒドロキシル基、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、第3級ブチル基、イソブチル基などが挙げられ、特に好ましくは、ヒドロキシル基である。
一般式(1)で表されるクロマノール誘導体は、好ましくは6−ヒドロキシクロマン化合物(一般式(1)において、R8がヒドロキシル基であるクロマノール誘導体)であり、より好ましくは、以下の化合物が挙げられる。
2,2−ジメチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,5−トリメチル−7−第3級ブチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,5−トリメチル−8−第3級ブチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,7,8−テトラメチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,5,7−テトラメチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,5,8−テトラメチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2−ジメチル−7−第3級ブチル−6−ヒドロキシクロマン、
4−イソプロピル−2,2,5−トリメチル−7−第3級ブチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,5,7,8−ペンタメチル−6−ヒドロキシクロマン、
4−イソプロピル−2,2−ジメチル−7−第3級ブチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2−ジメチル−5−第3級ブチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,5,7,8−テトラメチル−2−(4−メチルペント−3−エニル)−6−ヒドロキシクロマン、
2,5−ジメチル−8−第3級ブチル−2−(4−メチルペント−3−エニル)−6−ヒドロキシクロマン、
2−メチル−2−(4−メチルペント−3−エニル)−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,5−トリメチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,7−トリメチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,8−トリメチル−6−ヒドロキシクロマン。
2,2−ジメチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,5−トリメチル−7−第3級ブチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,5−トリメチル−8−第3級ブチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,7,8−テトラメチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,5,7−テトラメチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,5,8−テトラメチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2−ジメチル−7−第3級ブチル−6−ヒドロキシクロマン、
4−イソプロピル−2,2,5−トリメチル−7−第3級ブチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,5,7,8−ペンタメチル−6−ヒドロキシクロマン、
4−イソプロピル−2,2−ジメチル−7−第3級ブチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2−ジメチル−5−第3級ブチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,5,7,8−テトラメチル−2−(4−メチルペント−3−エニル)−6−ヒドロキシクロマン、
2,5−ジメチル−8−第3級ブチル−2−(4−メチルペント−3−エニル)−6−ヒドロキシクロマン、
2−メチル−2−(4−メチルペント−3−エニル)−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,5−トリメチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,7−トリメチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2,8−トリメチル−6−ヒドロキシクロマン。
これらの中でも、特に、2,2,5,7,8−ペンタメチル−6−ヒドロキシクロマンが好ましい。
一般式(1)で表されるクロマノール誘導体は、例えば、国際公開WO1999/18154号パンフレットに記載の方法により製造することができる。
本発明の皮膚外用剤は、これらのクロマノール誘導体の1種のみを含むものであってもよく、2種以上を含むものであってもよい。
本発明の皮膚外用剤は、主剤として、好ましくは抗老化剤および/または抗炎症剤を含有する。
抗老化剤および/または抗炎症剤としては、アスコルビン酸類、ユビキノンおよびカロテノイドからなる群より選ばれる1種以上を用いることができる。
アスコルビン酸類は、L−アスコルビン酸またはその誘導体である。誘導体としては、アスコルビン酸の酢酸エステル、安息香酸エステル、高級脂肪酸エステル、リン酸エステル、硫酸エステルなどが挙げられる。これらの中でも、高級脂肪酸エステルは油溶性で、アスコルビン酸活性はL−アスコルビン酸とほとんど変わらず持続性があり好適に使用できる。例えば、テトラ2−へキシルデカン酸アスコルビル等のテトラヘキシルデカン酸アスコルビル、モノステアリン酸アスコルビル、モノパルミチン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビルなどの油溶性アスコルビン酸誘導体が好ましく、特に、テトラ2−へキシルデカン酸アスコルビルが好ましい。テトラ2−へキシルデカン酸アスコルビルは、分岐脂肪酸によりアスコルビン酸のすべてのヒドロキシル基をエステル化したものであり、アスコルビン酸の持つ美白作用、コラーゲン産生促進作用、抗老化作用、抗炎症作用を損なうことなく、安定性が改良されたものである。
ユビキノンとしては、1〜12個のイソプレン単位からなるイソプレノイド鎖を側鎖として有するものが挙げられる。具体的には、コエンザイムQ6、コエンザイムQ7、コエンザイムQ8、コエンザイムQ9、コエンザイムQ10が挙げられ、特にコエンザイムQ10が好ましい。コエンザイムQ10は、10個のイソプレン単位からなるイソプレノイド鎖を側鎖として有するベンゾキノン誘導体であり、広く自然界に分布しており、動植物等においては、ミトコンドリア内で酸化的リン酸化の電子伝達系に関与する。コエンザイムQ10としては、生体、例えば哺乳動物、中でもヒトが摂取、適用可能なものであればよく、特に限定されるものではない。例えば、一般的に用いられている工業的合成品、発酵法により得られる酵母抽出品等の菌体抽出品、イワシ、ブタ、ウシ、ニワトリ、ブロッコリー、ナス、ニンニク、キャベツ等の動植物からの抽出品等を使用することができる。
カロテノイドは、化学式C40H56の基本構造を持つ化合物の誘導体である。カロテノイドは、炭素原子及び水素原子のみで形成されるカロテンと、炭素原子及び水素原子以外の原子を含むキサントフィルとに分類される。カロテンとしては、具体的には、α−カロテン、β−カロテン、γ−カロテン、δ−カロテン、リコピン等が挙げられる。キサントフィルとしては、具体的には、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、ルテイン、クリプトキサンチン、ツナキサンチン、サルモキサンチン、パラシロキサンチン、ビオラキサンチン、アンテラキサンチン、ククルビタキサンチン、ディアトキサンチン、アロキサンチン、ペクテノール、ペクテノロン、マクトラキサンチン、カプサンチン、カプサンチノール、フコキサンチン、フコキサンチノール、ペリジニン、ハロシンチアキサンチン、アマロウシアキサンチン、カンタキサンチン、エキネノン、ロドキサンチン、ビキシン、ノルビキシン、及びこれらのエステル体が挙げられる。これらの中でも、アスタキサンチンが特に好ましい。
これらのカロテノイドは、化学合成されたものでもよいし、植物、動物、微生物などの天然物から抽出、精製されたものでもよい。カロテノイドを含む天然物としては、藻類、酵母菌、植物プランクトン、果実、野菜、ハーブ、甲殻類、卵等があるが、特に限定されない。
アスタキサンチンとしては、アスタキサンチン及びアスタキサンキチンのエステル等の誘導体を用いることができる。
アスタキサンチンは、化学合成されたものでもよいし、植物類、藻類、甲殻類及びバクテリア等の天然物のものでもよい。天然物であるアスタキサンチンは、例えば、赤色酵母ファフィア、緑藻ヘマトコッカス、海洋性細菌、オキアミ等から得られる。また、その培養物からの抽出物として得ることが出来る。
アスタキサンチンは、化学合成されたものでもよいし、植物類、藻類、甲殻類及びバクテリア等の天然物のものでもよい。天然物であるアスタキサンチンは、例えば、赤色酵母ファフィア、緑藻ヘマトコッカス、海洋性細菌、オキアミ等から得られる。また、その培養物からの抽出物として得ることが出来る。
本発明の皮膚外用剤は、上記の主剤の1種のみを含むものであってもよく、2種以上を含むものであってもよい。
本発明の皮膚外用剤において、クロマノール誘導体の含有量は、主剤に対して好ましくは1重量%〜100重量%、より好ましくは5重量%〜90重量%、特に好ましくは10重量%〜80重量%である。クロマノール誘導体の含有量が1重量%より少ない場合は、本発明の効果が十分得られない可能性がある。また、100重量%より多い場合は配合量に見合った効果が得られない可能性があり、また、場合によっては皮膚外用剤の形態や使用に悪影響を及ぼす可能性がある。
本発明の皮膚外用剤における主剤の含有量は、目的に応じて所望の効果を発揮することができる量であれば、特に限定されない。
例えば、アスコルビン酸またはその誘導体の配合量は、皮膚外用剤全量に対して、通常、0.01重量%〜50重量%、好ましくは0.1重量%〜30重量%、より好ましくは0.5重量%〜10重量%である。コエンザイムQ10などのユビキノンの配合量は、皮膚外用剤全量に対して、通常、0.0001重量%〜50重量%、好ましくは0.0005重量%〜30重量%、より好ましくは0.001重量%〜10重量%である。アスタキサンチンなどのカロテノイドの配合量は、皮膚外用剤全量に対して、通常、0.00001重量%〜10重量%、好ましくは0.00005重量%〜5重量%、より好ましくは0.0001重量%〜1重量%である。
主剤の含有量がこの範囲より少ない場合は、主剤による所望の効果が得られない可能性がある。この範囲より多い場合は、配合量に見合った効果が得られない可能性があり、また、場合によっては皮膚外用剤の形態や使用に悪影響を及ぼす可能性がある。
例えば、アスコルビン酸またはその誘導体の配合量は、皮膚外用剤全量に対して、通常、0.01重量%〜50重量%、好ましくは0.1重量%〜30重量%、より好ましくは0.5重量%〜10重量%である。コエンザイムQ10などのユビキノンの配合量は、皮膚外用剤全量に対して、通常、0.0001重量%〜50重量%、好ましくは0.0005重量%〜30重量%、より好ましくは0.001重量%〜10重量%である。アスタキサンチンなどのカロテノイドの配合量は、皮膚外用剤全量に対して、通常、0.00001重量%〜10重量%、好ましくは0.00005重量%〜5重量%、より好ましくは0.0001重量%〜1重量%である。
主剤の含有量がこの範囲より少ない場合は、主剤による所望の効果が得られない可能性がある。この範囲より多い場合は、配合量に見合った効果が得られない可能性があり、また、場合によっては皮膚外用剤の形態や使用に悪影響を及ぼす可能性がある。
本発明の皮膚外用剤には、上記必須成分のほか、本発明の効果を損なわない範囲で、通常、皮膚外用剤に配合される成分、例えば、油性原料、水、アルコール類、界面活性剤、高分子化合物、紫外線吸収剤、薬剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、保湿剤、香料、色素、増粘剤、防腐剤などを必要に応じて適宜配合することができる。
本発明の皮膚外用剤の製造方法は特に限定されず、所望の剤型に応じて適宜選択することができ、上記必須成分および任意成分を用いて、公知の混合または配合方法により製造することができる。
本発明の皮膚外用剤の剤型は任意であり、例えば、ローションなどの水溶性系や可溶化系、カラミンローションなどの分散系、クリームや乳液などの乳化系、粉末系、軟膏系、油液系、ジェル系、水−油二層系、水−油−粉末三層系など種々の剤型で提供することができる。
具体的には、乳液、クリーム、ローション、化粧水、パック、美容液、ジェル、洗浄剤、メイクアップ化粧料などの各種化粧料;液剤、軟膏、粉末、エアゾール剤、貼付剤、パップ剤などの様々な形態の化粧料、医薬部外品や医薬品などが例示できる。
具体的には、乳液、クリーム、ローション、化粧水、パック、美容液、ジェル、洗浄剤、メイクアップ化粧料などの各種化粧料;液剤、軟膏、粉末、エアゾール剤、貼付剤、パップ剤などの様々な形態の化粧料、医薬部外品や医薬品などが例示できる。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
[抗老化機能の評価]
抗老化機能は、UVB誘導MMP−1産生抑制作用を指標として評価した。
まず、3D皮膚モデルSkin EthicTM RHE (RHE)をGrowth mediumを用いて馴化した。一方、正常ヒト繊維芽細胞を5重量/容積%仔牛血清含有ダルベッコ変法MEM培地を用いて12穴プレートに2.0×105cells/wellの密度にて播種した。馴化後のRHEの培地をHank’s buffered solutionに交換し、角層側から200mJ/cm2のUVBを照射し、専用の支持体を用いて正常ヒト繊維芽細胞を播種した12穴プレートに設置した。次いで、指定濃度の主剤と抗酸化剤(2,2,5,7,8−ペンタメチル−6−ヒドロキシクロマン又はα−トコフェロール)を含有する高分子(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30)クロスポリマー)乳化製剤約150mg(乳化製剤A)を角質層から適用し、48時間培養した。
48時間培養後、培地を回収し、培地中のMMP−1量をELISA法にて測定した。
まず、キャプチャー抗体Anti−human MMP−1 antibody(Goat)を高吸着型ELISAプレートに入れ、室温にて一昼夜コーティングした。洗浄後、1重量/容積%牛血清アルブミン(BSA)溶液を用いて室温にて1時間ブロッキングした。洗浄後、回収した培地と検量線用Recombinant human MMP−1を添加し、室温にて2時間反応させた。次いで、ビオチン標識抗体Anti−human MMP−1 biotinylated antibody(Goat)を入れ、室温にて1.5時間反応させた。洗浄後、Horseradish peroxidase標識ストレプトアビジンを添加し、室温にて30分間反応させた。最後に、0.3mg/mlの2,2−Azinobis(3−ethylbenzothiazoline−6−sulfonic acid)diammounium saltおよび0.03重量/容積%の過酸化水素を含むリン酸−クエン酸緩衝液(0.1mol/L、pH4.0)を加えて30分間反応させ、マイクロプレートリーダーにて405nmの吸光度を測定した。培地中のMMP−1量は、Recombinant human MMP−1にて作成した検量線から算出し、対照とした主剤、抗酸化剤未添加時(比較例1)のMMP−1産生量を(a)、抗酸化剤添加のMMP−1産生量を(b)とし、UVB照射時のMMP−1産生抑効果を以下の計算式(主剤、抗酸化剤未添加時(比較例1)のMMP−1産生量を100とする。)で算出した。下記計算式の値が低い程、MMP−1産生抑制効果は高いことを表す。
UVB照射時のMMP−1産生抑制効果=(b)/(a) ×100
上記抗老化機能の評価はそれぞれ3回行い、各回の結果と平均値を求めた。
抗老化機能は、UVB誘導MMP−1産生抑制作用を指標として評価した。
まず、3D皮膚モデルSkin EthicTM RHE (RHE)をGrowth mediumを用いて馴化した。一方、正常ヒト繊維芽細胞を5重量/容積%仔牛血清含有ダルベッコ変法MEM培地を用いて12穴プレートに2.0×105cells/wellの密度にて播種した。馴化後のRHEの培地をHank’s buffered solutionに交換し、角層側から200mJ/cm2のUVBを照射し、専用の支持体を用いて正常ヒト繊維芽細胞を播種した12穴プレートに設置した。次いで、指定濃度の主剤と抗酸化剤(2,2,5,7,8−ペンタメチル−6−ヒドロキシクロマン又はα−トコフェロール)を含有する高分子(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30)クロスポリマー)乳化製剤約150mg(乳化製剤A)を角質層から適用し、48時間培養した。
48時間培養後、培地を回収し、培地中のMMP−1量をELISA法にて測定した。
まず、キャプチャー抗体Anti−human MMP−1 antibody(Goat)を高吸着型ELISAプレートに入れ、室温にて一昼夜コーティングした。洗浄後、1重量/容積%牛血清アルブミン(BSA)溶液を用いて室温にて1時間ブロッキングした。洗浄後、回収した培地と検量線用Recombinant human MMP−1を添加し、室温にて2時間反応させた。次いで、ビオチン標識抗体Anti−human MMP−1 biotinylated antibody(Goat)を入れ、室温にて1.5時間反応させた。洗浄後、Horseradish peroxidase標識ストレプトアビジンを添加し、室温にて30分間反応させた。最後に、0.3mg/mlの2,2−Azinobis(3−ethylbenzothiazoline−6−sulfonic acid)diammounium saltおよび0.03重量/容積%の過酸化水素を含むリン酸−クエン酸緩衝液(0.1mol/L、pH4.0)を加えて30分間反応させ、マイクロプレートリーダーにて405nmの吸光度を測定した。培地中のMMP−1量は、Recombinant human MMP−1にて作成した検量線から算出し、対照とした主剤、抗酸化剤未添加時(比較例1)のMMP−1産生量を(a)、抗酸化剤添加のMMP−1産生量を(b)とし、UVB照射時のMMP−1産生抑効果を以下の計算式(主剤、抗酸化剤未添加時(比較例1)のMMP−1産生量を100とする。)で算出した。下記計算式の値が低い程、MMP−1産生抑制効果は高いことを表す。
UVB照射時のMMP−1産生抑制効果=(b)/(a) ×100
上記抗老化機能の評価はそれぞれ3回行い、各回の結果と平均値を求めた。
[抗炎症機能の評価]
抗炎症機能は、UVB誘導PGE2産生抑制作用を指標として評価した。
抗老化機能の評価と同様にして培養した培地を回収し、PGE2量をProstaglandin E2 Express EIA Kitを用いて測定した。
対照とした主剤、抗酸化剤未添加時(比較例14)のPGE2産生量を(c)、抗酸化剤添加のPGE2産生量を(d)とし、UVB照射時のPGE2産生抑制効果を以下の計算式(主剤、抗酸化剤未添加時(比較例14)のPGE2産生量を100とする。)で算出した。下記計算式の値が低い程、PGE2産生抑制効果は高いことを表す。
UVB照射時のPGE2産生抑制効果=(d)/(c) ×100
上記抗炎症機能の評価はそれぞれ3回行い、各回の結果と平均値を求めた。
抗炎症機能は、UVB誘導PGE2産生抑制作用を指標として評価した。
抗老化機能の評価と同様にして培養した培地を回収し、PGE2量をProstaglandin E2 Express EIA Kitを用いて測定した。
対照とした主剤、抗酸化剤未添加時(比較例14)のPGE2産生量を(c)、抗酸化剤添加のPGE2産生量を(d)とし、UVB照射時のPGE2産生抑制効果を以下の計算式(主剤、抗酸化剤未添加時(比較例14)のPGE2産生量を100とする。)で算出した。下記計算式の値が低い程、PGE2産生抑制効果は高いことを表す。
UVB照射時のPGE2産生抑制効果=(d)/(c) ×100
上記抗炎症機能の評価はそれぞれ3回行い、各回の結果と平均値を求めた。
[主剤・抗酸化剤]
2,2,5,7,8−ペンタメチル−6−ヒドロキシクロマン、コエンザイムQ10およびα−トコフェロールはそれぞれSIGMA−ALDRICH社製のものを使用した。
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(テトラ2−へキシルデカン酸アスコルビル)は、日光ケミカルズ社製「NIKKOL VC−IP EX」を使用した。
アスタキサンチンは武田紙器社製「ASTOTOS−S」を使用した。
2,2,5,7,8−ペンタメチル−6−ヒドロキシクロマン、コエンザイムQ10およびα−トコフェロールはそれぞれSIGMA−ALDRICH社製のものを使用した。
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(テトラ2−へキシルデカン酸アスコルビル)は、日光ケミカルズ社製「NIKKOL VC−IP EX」を使用した。
アスタキサンチンは武田紙器社製「ASTOTOS−S」を使用した。
[実施例1〜9、比較例1〜13]
表1に示す配合で乳化製剤Aを調製し、抗老化機能の評価を行い、結果を表1に示した。
表1に示す配合で乳化製剤Aを調製し、抗老化機能の評価を行い、結果を表1に示した。
なお、以下の表1及び後掲の表2中、2,2,5,7,8−ペンタメチル−6−ヒドロキシクロマン、α−トコフェロール、アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30)クロスポリマーは、それぞれ「クロマノール」、「トコフェロール」、「クロスポリマー」と記載する。
[実施例10〜12、比較例14〜18]
表2に示す配合で乳化製剤Aを調製し、抗炎症機能の評価を行い、結果を表2に示した。
表2に示す配合で乳化製剤Aを調製し、抗炎症機能の評価を行い、結果を表2に示した。
表1および2より、本発明によれば、主剤である抗老化剤や抗炎症剤の安定性を高め、抗酸化作用および抗炎症効果に優れる皮膚外用剤を提供することができることが分かる。
Claims (5)
- 主剤に対して、クロマノール誘導体を1重量%〜100重量%含有する請求項1に記載の皮膚外用剤。
- 主剤が、抗老化剤および/または抗炎症剤である請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
- 抗老化剤および/または抗炎症剤が、アスコルビン酸類、ユビキノンおよびカロテノイドからなる群より選ばれる1種以上である請求項3に記載の皮膚外用剤。
- 抗老化剤および/または抗炎症剤が、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、コエンザイムQ10およびアスタキサンチンからなる群より選ばれる1種以上である請求項4に記載の皮膚外用剤。
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JP2014056731A JP2017088496A (ja) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | 皮膚外用剤 |
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