JP2017087794A - ハイブリッド車両の駆動制御装置 - Google Patents

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達也 今村
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Abstract

【課題】動力抜けを抑制することが可能なバイブリッド車両の駆動制御装置を提供する。
【解決手段】 シリーズパラレルモードからシリーズモードへ切り換えられるときに解放状態から係合状態に切り換えられる第1クラッチ機構と、シリーズモードからシリーズパラレルモードへ切り換えられるときに解放状態から係合状態に切り換えられる第2クラッチ機構と、車両の運転状態に基づいて走行モードの切り換えを制御するコントローラとを備える。コントローラは、シリーズモードからシリーズパラレルモードへ切り換えるときに、第1クラッチ機構が係合状態に切り換えられた後に第2クラッチ機構を解放状態に切り換えるとともに、シリーズパラレルモードからシリーズモードへ切り換えるときには、第2クラッチ機構が係合状態に切り換えられた後に第1クラッチ機構を解放状態に切り換えるように構成されている。
【選択図】図5

Description

この発明は、車両を走行させるための動力源として内燃機関と発電機能を有する電動機とを備えたハイブリッド車両の駆動制御装置に関するものである。
従来、内燃機関と発電機能を有する2つの電動機とを備えたハイブリッド車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。ハイブリッド車両は、内燃機関、発電機、電動機および駆動装置を備えている。駆動装置は、動力分割機構、変速機構、2つのクラッチおよびブレーキを備えている。動力分割機構および変速機構は、2つのクラッチとブレーキとによる動力の伝達と遮断とを切り替えることにより、内燃機関の動力と電動機の動力との使用形態を変更する。使用形態が異なる複数の走行モードは、例えばEV(Electric Vehicle)モード、シリーズモードおよびHV(Hybrid Vehicle)モードとなっている。EVモードは、内燃機関を停止させて2つのクラッチを共に解放することにより、電動機の動力のみで走行する。シリーズモードは、2つのクラッチを共に解放し、且つブレーキを係合することにより、内燃機関の動力によって発電機で発電し、発電機で発電した電力により電動機で発生する動力によって走行する。HVモードは、2つのクラッチのうち一方のクラッチを係合し、他方のクラッチを解放することにより、内燃機関の動力と電動機の動力とを使用して走行する。
特開2011−63136号公報
しかしながら、シリーズモードとHVモードとの間で走行モードを変更するときには、一つのクラッチとブレーキとのうちのいずれか一方を解放して、他方を係合させる。この解放と係合とのタイミングによって動力伝達系に動力の抜けが生じるおそれがある。このようになるとトルク変動によりショックが生じて運転者にトルク抜け感を与えてしまう。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、走行モードを変更するときに動力伝達系に生じる動力の抜けを抑制または防止することができるハイブリッド車両の駆動制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は、車両に搭載される内燃機関、第1モータおよび第2モータを備え、前記内燃機関および前記第2モータから出力される動力を出力部材に伝達して走行する第1走行モードと、前記第2モータから出力される動力を前記出力部材に伝達して走行する第2走行モードとのいずれかの走行モードに切り換え可能なハイブリッド車両の駆動制御装置において、前記第2走行モードから前記第1走行モードへ切り換えるときに係合状態に切り換えられる第1係合部と、前記第1走行モードから前記第2走行モードへ切り換えるときに係合状態に切り換えられる第2係合部と、前記車両の運転状態に基づいて前記走行モードの切り換えを制御するコントローラとを備え、前記コントローラは、前記第2走行モードから前記第1走行モードへ切り換えるときに、前記第1係合部の前記係合状態への切り換えが完了した後に前記第2係合部を解放状態に切り換えるとともに、前記第1走行モードから前記第2走行モードへ切り換えるときには、前記第2係合部の前記係合状態への切り換えが完了した後に前記第1係合部を解放状態に切り換えるように構成されていることを特徴とするものである。
この発明によれば、コントローラが走行モードを切り換えるときに、第1係合部と第2係合部との係合状態を一時的に重複する期間が設定されるように制御するため、例えば動力伝達系に動力が抜けることを抑制または防止することができる。
この発明に適用されるハイブリッド車両の一例を示すスケルトン図である。 図1の車両の駆動制御装置の入出力関係を示す説明図である。 駆動制御装置が実施するモード切換制御の作動係合表を示す図である。 モード切換線図の一例を模式的に示す図である。 モード切換制御を実施する手順を示すフローチャートである。 両駆動モードの前進走行時での動作状態を説明するための共線図である。 両駆動モードの後進走行時での動作状態を説明するための共線図である。 シリーズモードの前進走行時での動作状態を説明するための共線図である。 シリーズモードの後進走行時での動作状態を説明するための共線図である。 無段変速モードでの動作状態を説明するための共線図である。 固定段変速モードでの動作状態を説明するための共線図である。 シリーズパラレルモードへの切換動作を示すタイムチャートである。 シリーズモードへの切換動作を示すタイムチャートである。 他の実施例の車両を示すスケルトン図である。 図14に示した車両のモード切換制御の作動係合表を示す図である。 図15に示した両駆動モードの動作状態を説明するための共線図である。 図15に示したモードの後進動作状態を説明するための共線図である。 図15のシリーズモードの動作状態を説明するための共線図である。 図15の無段変速モードでの動作状態を説明するための共線図である。 図15の固定段変速モードでの動作状態を説明するための共線図である。
以下、図面を用いて実施例を説明する。図1は、この発明に適用されるハイブリッド車両(以下「車両」と称す)の一例を示す。図1に示すように、車両9は、動力源としてエンジン11、第1モータ12および第2モータ13を有する。車両9は、駆動装置10を備えている。駆動装置10は、エンジン11、第1モータ12、第2モータ13、動力分割機構14、デファレンシャル15および駆動輪37等を備え、動力分割機構14の入力軸16と第2モータ13のロータ17とが異なる軸上に配置された複軸式となっている。なお、車両9は、外部電源により充電可能なプラグインハイブリッド車両でもよい。
第1モータ12は、発電機能のあるモータ(モータ・ジェネレータ)により構成される。駆動装置10は、第1モータ12が発電した電力を使用して第2モータ13を駆動し、第2モータ13が出力する動力を走行のための動力に加えるように構成する。第2モータ13は、発電機能のあるモータ(モータ・ジェネレータ)により構成される。エンジン11は、内燃機関の一例である。
エンジン11は、燃料を燃焼して動力を出力軸11aに出力する。出力軸11aは、入力軸16に接続されている。入力軸16は、出力軸11aと同軸上で、かつ出力軸11aの延長線上に配置されている。動力分割機構14は、エンジン11が出力した動力を第1モータ12側と出力側との経路に分割する機構であり、例えば3つの回転要素により差動作用を行うシングルピニオン型の遊星歯車機構19を含む。出力側の経路は、例えばカウンタドライブギヤ18から駆動輪37へ動力を伝達する経路となっている。動力分割機構14は、遊星歯車機構19に加えて、第1クラッチ機構20、第2クラッチ機構21およびブレーキ機構22を備える。遊星歯車機構19は、サンギヤ23、ピニオンギヤ24、リングギヤ25およびキャリア26を備える。なお、遊星歯車機構19としては、ダブルピニオン型のものを使用してもよい。
ピニオンギヤ24は、サンギヤ23およびリングギヤ25にそれぞれ噛合している。ピニオンギヤ24は、キャリア26により回転自在に支持されている。キャリア26は、第1クラッチ機構20を介して入力軸16に連結されており、例えば3つの回転要素のうちの入力要素となっている。第1クラッチ機構20は、入力軸16とキャリア26とを選択的に連結する。ピニオンギヤ24は、入力軸16の中心軸線周りに公転可能であり、かつキャリア26により支持されてピニオンギヤ24の中心軸線周りに自転可能である。サンギヤ23には、第1モータ12のロータ27が連結されており、例えば3つの回転要素のうちの反力要素となっている。第2クラッチ機構21は、サンギヤ23と入力軸16とを選択的に連結する。
第1クラッチ機構20および第2クラッチ機構21は、油圧の供給を制御することにより係合状態あるいは解放状態に切り換えられる、例えば摩擦係合式のクラッチ機構になっている。係合状態のうち摩擦係合要素同士のスリップ量が略ゼロに近い状態を以下では完全係合状態と称す。完全係合状態の第1クラッチ機構20は、入力軸16とキャリア26とを一体的に回転させる。完全係合機構の第2クラッチ機構21は、サンギヤ23と入力軸16とを一体的に回転させる。なお、わずかなスリップを有する係合状態(イナーシャ相終了の前後を含む)と完全係合状態とを含む状態がこの発明の係合状態の一例である。以下では、完全係合状態を含めた状態を係合状態として説明する。
第1クラッチ機構20は、車両9の走行モードが、例えばシリーズモードからシリーズパラレルモードに切り換えるときに係合状態に切り換えられるもので、第1係合部の一例である。第2クラッチ機構21は、例えばシリーズパラレルモードからシリーズモードに切り換えるときに係合状態に切り換えられるもので、第2係合部の一例である。また、シリーズパラレルモードは第1走行モードの一例であり、シリーズモードは第2走行モードの一例である。ブレーキ機構22は、入力軸16と固定部材28との間に配置され、入力軸16の回転を選択的に規制する。リングギヤ25は、カウンタドライブギヤ18に接続されており、3つの回転要素のうちの出力要素となっている。カウンタドライブギヤ18は、リングギヤ25と一体的に回転する。
カウンタドライブギヤ18は、カウンタドリブンギヤ30に歯合している。カウンタドリブンギヤ30は、カウンタシャフト31によりドライブピニオンギヤ32と一体的に回転する。カウンタドリブンギヤ30は、リダクションギヤ33に歯合している。リダクションギヤ33は、第2モータ13のロータ17に接続されている。第2モータ13の動力は、リダクションギヤ33を介してカウンタドリブンギヤ30に伝達される。リダクションギヤ33は、カウンタドリブンギヤ30よりも小径に設定されているため、第2モータ13の回転を減速してカウンタドリブンギヤ30に伝達する。カウンタドリブンギヤ30は、出力部材の一例である。ドライブピニオンギヤ32は、デファレンシャル15を構成するデフリングギヤ35に歯合している。デファレンシャル15は、駆動軸36を介して一対の駆動輪37に接続されている。なお、図1では、図面の煩雑化を防ぐために一方の駆動輪37を省略している。
第1モータ12および第2モータ13は、インバータ38を介してバッテリ39と接続されている。第1モータ12および第2モータ13は、バッテリ39から供給される電力を機械的な動力に変換して出力することができるとともに、入力される動力により駆動されて機械的な動力を電力に変換することができる。第1モータ12および第2モータ13により発電された電力は、バッテリ39に蓄電可能である。第1モータ12および第2モータ13は、例えば交流同期型のモータ・ジェネレータを用いることができるが、これに限定されることはない。
図2は、図1に示した車両9の駆動制御装置が実施する電気信号の入出力関係を示す。図2に示すように、車両9は、駆動装置10と駆動制御装置40とを備える。駆動制御装置40は、駆動装置10を統括的に制御するもので、HV_ECU(Electronic Control Unit)41、MG(Motor Generator)_ECU42およびエンジン_ECU43を備える。各ECU41〜43は、例えば中央演算装置(CPU(Central Processing Unit))、読み出し専用メモリ(ROM(Read Only Memory))、ランダムアクセスメモリ(RAM(Random Access Memory))及び入出力インタフェース(いずれも図示なし)を備えている。HV_ECU41は、MG_ECU42およびエンジン_ECU43にそれぞれ電気的に接続されており、MG_ECU42およびエンジン_ECU43を統括的に制御する。MG_ECU42、エンジン_ECU43およびHV_ECU41は、コントローラの一例である。
MG_ECU42は、第1モータ12および第2モータ13の駆動を制御する。例えばMG_ECU42は、MG1電流信号を出力して第1モータ12に対して供給する電流値を調節し、第1モータ12の出力トルクを制御する。MG_ECU42は、MG2電流信号を出力して第2モータ13に対して供給する電流値を調節し、第2モータ13の出力トルクを制御する。エンジン_ECU43は、エンジン11の出力トルクを制御する。エンジン_ECU43は、電子スロットル弁信号をエンジン11に出力してエンジン11に設けられた電子スロットル弁44の開度を制御し、また、点火信号をエンジン11に出力してエンジン11に設けられた点火プラグ45の点火制御等を行う。
HV_ECU41には、車速センサ46、アクセル開度センサ47、MG1回転数センサ48、MG2回転数センサ49、出力軸回転数センサ50、バッテリセンサ51等が接続されている。車速センサ46は車速、アクセル開度センサ47はアクセル開度、MG1回転数センサ48は第1モータ12の回転数(MG1回転数)およびMG2回転数センサ49は第2モータ13の回転数(MG2回転数)の情報をそれぞれHV_ECU41に出力する。また、出力軸回転数センサ50はカウンタシャフト31の回転数(出力軸回転数)の情報を、バッテリセンサ51はバッテリ39の残容量(SOC(state of charge))の情報をHV_ECU41に出力する。
HV_ECU41は、取得した情報に基づいて車両9に対する要求駆動力や要求パワー、要求トルク等を算出する。HV_ECU41は、算出した要求値に基づいて、第1モータ12の出力トルク(以下、「MG1トルク」と称す)、第2モータ13の出力トルク(以下、「MG2トルク」と称す)およびエンジン11の出力トルク(以下、「エンジントルク」と称す)を決定する。HV_ECU41は、MG1トルクの指令値およびMG2トルクの指令値をMG_ECU42に対して出力する。また、HV_ECU41は、エンジントルクの指令値をエンジン_ECU43に対して出力する。
HV_ECU41は、走行モードを切り換える制御(以下、「モード切換制御」と称す)等に基づいて、第1クラッチ機構20、第2クラッチ機構21およびブレーキ機構22に供給する油圧を制御する。HV_ECU41は、第1クラッチ機構20に対する供給油圧の指令値(PbCS指令値)、第2クラッチ機構21に対する供給油圧の指令値(PbC0指令値)およびブレーキ機構22に対する供給油圧の指令値(PbB0指令値)を油圧制御装置52に出力する。油圧制御装置52は、各指令値PbCS,PbC0,PbB0に応じて第1クラッチ機構20、第2クラッチ機構21およびブレーキ機構22に対する供給油圧を制御する。
図3は、図2に示した駆動制御装置40が実施するモード切換制御の作動係合表を示す。駆動制御装置40は、図3に示すように、EVモード(モードNo.1〜No.3)あるいはHVモード(モードNo.4〜No.7)を選択的に実行可能である。HVモードは、エンジン11および第2モータ13を動力源として車両9を走行させる走行モードである。なお、図3の係合表において、丸印は係合状態を表し、空欄は解放状態を表す。また、括弧付き丸印は、係合状態に切り換えられる場合があることを表す。
HVモードは、シリーズモード(モードNo.4)とシリーズパラレルモード(モードNo.5〜No.7)とを有する。シリーズモード(モードNo.4)は、エンジン11で第1モータ12を回転駆動して発電しながら第2モータ13から出力される動力をカウンタドリブンギヤ30に伝達する走行モードである。シリーズパラレルモード(モードNo.5〜No.7)は、エンジン11と、第1モータ12または第2モータ13とから出力される動力をカウンタドリブンギヤ30に伝達する走行モードである。
シリーズモード(モードNo.4)からシリーズパラレルモード(モードNo.5,No.7)へ切り換えるときには、解放側クラッチとなる第2クラッチ機構21を完全係合状態に維持したまま、係合側クラッチとなる第1クラッチ機構20が解放状態から完全係合状態に切り換えられる。このとき完全係合状態が同時に実施される。同時に係合された状態(同時係合状態)から一定時間経過後に、第2クラッチ機構21が解放状態に切り換えられる。シリーズパラレルモード(モードNo.5,No.7)からシリーズモード(モードNo.4)へ切り換えるときには、解放側クラッチとなる第1クラッチ機構20を完全係合状態に維持したまま、係合側クラッチとなる第2クラッチ機構21が解放状態から完全係合状態に切り換えられ、同時係合状態から一定時間経過後に、第1クラッチ機構20が解放状態に切り換えられる。なお、重複する状態は完全係合状態に限らず係合状態としてもよい。
シリーズパラレルモードは、車両9を前進させる前進走行の場合、無段モード(モードNo.5)と固定段モード((両駆動)(モードNo.6))とを有する。無段モードは、第1クラッチ機構20を係合状態にするモードである。この場合、遊星歯車機構19は、電気的な無段変速機として差動する。なお、シリーズモード(モードNo.4)の後進走行については、前進走行と同様または同じであるので詳しい説明を省略する。無段モード(モードNo.5)は、エンジン11の回転速度を制御する機構として第1モータ12を機能させることにより、エンジン11の回転速度と駆動軸36の回転速度との比となる変速比を連続的あるいは予め決めた変速比ごとに段階的に変化させることが可能な変速モードである。固定段モード(モードNo.6)は、第1クラッチ機構20とともに第2クラッチ機構21を係合状態に切り換えることで、変速比が一義に規定される変速モードである。シリーズパラレルモードのうちの前進走行の無段モード(モードNo.4)およびシリーズパラレルモードの後進走行モード(モードNo.7)がこの発明のシリーズパラレルモードの一例である。なお、ブレーキ機構22は、省略してもよい。また、EVモード(モードNo.1〜3)およびシリーズパラレルモードの固定段モード(モードNo.6)は、省略してもよい。
EVモード(モードNo.1〜3)は、第1モータ12と第2モータ13とのいずれか一方を動力源として走行する走行モードである。EVモードは、ブレーキ機構22を係合状態にしてエンジン11の回転をゼロにして走行する両駆動モード(モードNo.3)を有する。この場合、第1クラッチ機構20を係合状態にするときがある。単独駆動モード(モードNo.1,2)は、第1モータ12を切り離すMG1切離モード(モードNo.1)を有する。この場合、第2クラッチ機構21を係合状態に切り換えるときがある。また、単独駆動モード(モードNo.1,2)は、第1クラッチ機構20を係合状態に切り換えて第1モータ12を引き摺るMG1引摺モード(モードNo.2)を有する。
図4は、モード切換制御で使用するモード切換線図(モード切換マップ)の一例を模式的に示す。図4に示すように、モード切換マップは、車速(Km/h)およびアウトプットトルク(出力トルク)(N・m)を横軸および縦軸とする動作領域で表される。動作領域は、シリーズモードおよびシリーズパラレルモードの領域に区画されている。モード切換マップは、例えばHV_ECU41が使用するROM(図示なし)に予め記憶されている。モード切換制御は、例えば車速と出力トルクとの組み合わせで表される車両9の動作点が到達すべき目標動作点に設定されることで、設定された目標動作点が含まれる領域に対応するモードに車両9の走行モードを切り替える。
HV_ECU41は、エンジン11を始動する制御として、例えば第2クラッチ機構21を係合状態にして第1モータ12の駆動力によりエンジン11のクランキングを実施する。エンジン11を始動することで、EVモードからHVモードに走行モードが切り換えられる。このとき、HV_ECU41は、車両9の運転状態、例えば車両9の目標動作点がシリーズモード領域に遷移されることで走行モードをシリーズモードに切り換える制御を実施する。
図5は、HV_ECU41がモード切換制御を実施する手順を示す。なお、図5は、エンジン11の始動後にHVモードへの移行が完了した後の手順となっている。図5に示すように、ステップS1では、モード切換制御がシリーズモード(図3で説明したモードNo.4)とシリーズパラレルモード(図3で説明したモードNo.5またはNo.7)との間での切り換えか否かが判定される。肯定(Y側)の場合にはステップS2に移行される。ステップS2では、シリーズモードからシリーズパラレルモードに走行モードを切り換えるモード切換制御を実施するか否かが判定される。肯定(Y側)の場合には、ステップS3に移行される。ステップS3では、第1クラッチ機構20の係合状態への切り換えが完了した後に第2クラッチ機構21を解放状態に切り換えるモード切換制御が実施される。ステップS2の判定で否定(N側)の場合には、ステップS4に移行される。ステップS4では、シリーズパラレルモード(図3で説明したモードNo.5またはNo.7)からシリーズモード(図3で説明したモードNo.4)へ切り換えるモード切換制御を実施するか否かが判定される。肯定(Y側)の場合には、ステップS5に移行される。ステップS5では、第2クラッチ機構21の係合状態への切り換えが完了した後に第1クラッチ機構20を解放状態に切り換えるモード切換制御が実施される。ステップS1およびステップS4にて否定(N側)の場合には、リターンに移行される。
このようにシリアルモード(図3で説明したモードNo.4)とシリアルパラレルモード(図3で説明したモードNo.5またはNo.7)との間で走行モードを切り換える場合には、第1クラッチ機構20と第2クラッチ機構21とを完全係合状態に維持する期間が一時的に設定されるようにモード切換制御が実施される。これにより、動力分割機構14での動力の抜けを抑制または防止することができる。なお、この発明の「完全係合状態への切り換えが完了した後」との記載は、完全係合状態への切り換えが完了した時点、および前記時点から一定時間経過後の時点を含む。
図6は、EVモードにおける両駆動モード(図3で説明したモードNo.3)の前進走行時での動作状態を説明するための共線図である。なお、以下に示す共線図において、符号S、C、Rはそれぞれサンギヤ23、キャリア26、リングギヤ25を表し、符号CS、C0、B0はそれぞれ第1クラッチ機構20、第2クラッチ機構21、ブレーキ機構22を表す。また、共線図に記載のMG1、ENG、MG2、OUTは、それぞれ第1モータ12、エンジン11、第2モータ13、カウンタドリブンギヤ(出力部材)30を表す。
EVモードは、図6に示すように、エンジン11の回転がゼロにされ、第2モータ13から出力される動力がカウンタドリブンギヤ30に伝達されて走行するモードである。両駆動モードでは、HV_ECU41がブレーキ機構22を係合状態に、第1クラッチ機構20を係合状態にそれぞれ切り換えており、これにより、キャリア26の回転がゼロになる。HV_ECU41は、第1モータ12および第2モータ13にそれぞれ走行用のトルクを出力させる。キャリア26は回転が規制されるため、第1モータ12から出力されるトルクは、サンギヤ23に入力され、前記サンギヤ23の反力となってリングギヤ25から出力される。第1モータ12は、前進走行時に負のトルクが出力される負の回転で駆動されることで、リングギヤ25から正のトルクを出力させることができる。図7は、両駆動モード(図3で説明したモードNo.3)の後進走行時での動作状態を説明するための共線図である。図7に示すように、後進走行時には、第1モータ12は、正のトルクを出力して正回転することで、リングギヤ25から負のトルクを出力させる。
図8は、HVモードにおけるシリーズモード(図3で説明したモードNo.4)の前進走行時での動作状態を説明するための共線図である。シリーズモードでは、図8に示すように、第2クラッチ機構21が係合状態になっており、入力軸16と第1モータ12のロータ27とが連結される。エンジン11が出力するトルクにより第1モータ12が回転して発電される。第2モータ13は、第1モータ12が発電する電力を利用して負のトルクを出力する。第2モータ13から出力されるトルクは、リングギヤ25から正のトルクとなってカウンタドリブンギヤ30に出力される。
図9は、シリーズモード(図3で説明したモードNo.4)の後進走行時での動作状態を説明するための共線図である。後進走行時には、第1モータ12が発電する電力を利用して第2モータ13が正のトルクを出力し、第2モータ13から出力されるトルクがリングギヤ25から負のトルクとなってカウンタドリブンギヤ30に出力される。
図10は、シリーズパラレルモードの無段モード(図3で説明したモードNo.5)での動作状態を説明するための共線図である。シリーズパラレルモードでは、図10に示すように、第1クラッチ機構20が係合状態になっており、入力軸16とキャリア26とが一体的に連結される。これにより、カウンタドリブンギヤ30には、エンジン11から出力されるトルクと第2モータ13から出力されるトルクとの差動動力が伝達される。変速比の調節は、例えば第1モータ12の回転数の制御により行われる。HV_ECU41は、入力軸16とカウンタドライブギヤ18との間の変速比を無段階に変化させるように第1モータ12の駆動を制御する。これにより動力分割機構14が電気的無段変速機として作動する。
図11は、シリーズパラレルモードの固定段モード(図3で説明したモードNo.6)での動作状態を説明する共線図を示す。シリーズパラレルモードでは、図11に示すように、第1クラッチ機構20および第2クラッチ機構21が係合状態になっている。エンジン11から出力されるトルクと第2モータ13から出力されるトルクとがカウンタドリブンギヤ30に伝達されるか、または、第2モータ13から出力されるトルクと第1モータ12から出力されるトルクとがカウンタドリブンギヤ30に伝達される。
図12は、パワーオンに伴いシリーズモード(図3で説明したモードNo.4)からシリーズパラレルモード(図3で説明したモードNo.5)に切り換える制御の動作を示すタイムチャートである。なお、図12では、走行モードがシリーズモードで、例えば平坦路を走行している場面を想定している。時間t1では、アクセル開度Aに表れているようにアクセルが踏み込まれてエンジン11の回転数(エンジン回転数B)が増加している。シリーズモードは、エンジン11の駆動で第1モータ12を回転させる。よって、エンジン回転数Bが増加するに伴い第1モータ12の回転量(MG1回転数C)が増加して第1モータ12の発電量が高められていく。第2モータ13の回転数(MG2回転数D)は、車速Eに基づいて決まるため急速には増加しないが、MG2トルクFに表れているように第2モータ13のトルクは増加する。
時間t2では、アクセルの踏み込み量がさらに増加する。これにより、目標動作点がシリーズパラレルモード領域に設定されて走行モードをシリーズパラレルモードに切り換える指令が出力される。時間t3では、第1クラッチ機構20を解放状態から係合状態に切り換える制御が実施される。第1クラッチ機構20は、シリーズパラレルモードに切り換えるときに係合側クラッチとなる。第1クラッチ機構20の係合量が増加することで、キャリア26の回転数が増加していく。キャリア26の回転数が増加すると、遊星歯車機構19にイナーシャトルクが発生する。このため、時間t3では、MG2トルクFに符号F1で記したように、イナーシャトルクの分に応じて第2モータ13の出力トルクを一時的に増加させてアウトプットトルクHの落ち込みを低減する。
時間t3から時間t4までの期間では、エンジン11の出力トルク(エンジントルクJ)がカウンタドリブンギヤ30に伝達されていくため、MG2トルクF線上に符号F2で記したように第2モータ13の出力トルクが漸減している。時間t3から時間t4の期間までは、CS油圧Kが油圧を高めたハイレベルの状態に保持されて第2クラッチ機構21が係合状態に維持されている。時間t4のときには、第1クラッチ機構20が係合状態に切り換わる。時間t4の直後または時間t4から一定時間経過後には、CS油圧Kに示すように、油圧を低下させて第2クラッチ機構21の係合状態から解放状態への係合状態の切換えが開始される。第2クラッチ機構21は、シリーズパラレルモードに切り換えるときの解放側クラッチとなる。また、時間t4では、第2クラッチ機構21が係合状態に近づくため、MG1トルクIの線上に符号I1で記したように、HV_ECU41が第1モータ12のトルクを低下させる制御を実施する。
時間t5では、第1クラッチ機構20が解放状態に切り換わり、この時、MG1トルクIの線上に符号I2で記したように、第1モータ12の出力(反力)を増加させて発電量を増加させる制御が実施される。このときに生じる電力を第2モータ13に供給して、MG2トルクFの線上に符号F3で記したように、第2モータ13の出力トルクを増加させる。これにより、シリアルパラレルモードの無段変速モードへの切り変わりが完了する。
第1クラッチ機構20の油圧量(C0油圧G)と第2クラッチ機構21の油圧量(CS油圧K)とを表した線上に記した二点鎖線は、係合状態を重複させずに解放側クラッチと係合側クラッチとの切換制御を実施するときの油圧量を表している。この場合には、アウトプットトルクHに二点鎖線で示したように、時間t3から時間t5の期間でトルクダウン(動力の抜け)が生じている。これに対し、図5で説明したように係合状態を重複させて解放側クラッチと係合側クラッチとの切換制御を実施する場合には、図12で説明したアウトプットトルクHに実線で示したように、動力の抜けが抑制または防止されている。
図13は、パワーオフに伴いシリーズパラレルモード(図3で説明したモードNo.5,No.7)からシリーズモード(図3で説明したモードNo.4)に切り換える動作を示すタイムチャートである。なお、図13では、走行モードがシリーズパラレルモードで、例えば降板路を走行している場面を想定している。時間t1では、アクセル開度Aに示すように、アクセルの踏み込み量が減少している。これに伴い、エンジン回転数Bが減少してエンジントルクJが低下している。第2モータ13の回転数(MG2回転数D)は、車速Eに基づいて決まるため急速には減少していない。時間t2では、アクセルの踏み込みがさらに戻されている。これにより、目標動作点がシリーズモード領域に設定されて走行モードがシリーズモードに切り換える指令が出力される。
時間t3では、CS油圧Kに示すように、第2クラッチ機構21に対して供給油圧を高めて、解放状態から係合状態に向けて係合量を高める制御が開始される。これにより、MG1回転数Cの線上に符号C1で記したように、第1モータ12の回転数が増加する。また、時間t3では、MG2トルクFの線上に符号F1で記したように、第2モータ13の出力トルクが減少される。そして、時間t1〜時間t4までは、C0油圧Gが高いハイレベルに保持されて第1クラッチ機構20を係合状態に維持してアウトプットトルクHの落ち込みが低減されている。
時間t4に到達すると、第2クラッチ機構21が係合状態に切り換わる。時間t4の直後または時間t4から一定時間経過後は、C0油圧Gに示すように、第1クラッチ機構20に供給する油圧を低下させていき、係合状態から解放状態に向けて第1クラッチ機構20の係合量を減少させる制御が開始される。これによりキャリア26の回転数が減少していく。時間t4のときには、MG1トルクIの線上に符号I1で記したように、第1モータ12のトルクを低下させる。また、キャリア26の回数が減少することに伴って遊星歯車機構19にイナーシャトルクが発生する。このため、時間t4のときには、MG2トルクFの線上に符号F2で記したように、イナーシャトルクの分に応じて第2モータ13の出力トルクを一時的に低減させてアウトプットトルクHの増加を低減する制御が実施される。
時間t5では、第1クラッチ機構20の解放状態への切り換えが完了する。この時、MG1トルクIの線上に符号I2で記したように、第1モータ12の出力トルクを増加して、第1モータ12の発電量を増加する制御が実施される。この電力を第2モータ13に供給して、MG2トルクFの線上に符号F3で記したように、第2モータ13の出力トルクが増加される。これにより、シリアルモードへの切り換えが完了する。
第1クラッチ機構20の油圧量(C0油圧G)と第2クラッチ機構21の油圧量(CS油圧K)とを表す線上に記した二点鎖線は、係合状態を重複させずに解放側クラッチと係合側クラッチとの切換制御を実施するときの油圧量を表している。この場合には、アウトプットトルクHに二点鎖線で示したように、時間t3から時間t5の期間でトルクダウン(動力の抜け)が生じている。これに対し、図5で説明したように係合状態を重複させて解放側クラッチと係合側クラッチとの切換制御を実施する場合には、アウトプットトルクHに実線で示したように、動力の抜けが抑制または防止される。
図14は、他の実施例の駆動装置59を示すスケルトン図である。駆動装置59は、図1で説明したものと同様または同じに複軸式となっている。なお、図14では、図1で説明した部材と同じまたは同様な部材に同符号を付与して説明を省略し、以下では主に異なる部分について説明する。
動力分割機構60は、第1クラッチ機構61および第2クラッチ機構62を備える。第1クラッチ機構61は、シリーズモードからシリーズパラレルモードへ切り換えるときに係合状態に切り換えられるものであり、第1係合部の一例である。第1クラッチ機構61は、遊星歯車機構19のリングギヤ25とカウンタドライブギヤ18とを選択的に連結する。第2クラッチ機構62は、シリーズパラレルモードからシリーズモードへ切り換えるときに係合状態に切り換えられるものであり、第2係合部の一例である。第2クラッチ機構62は、第1モータ12のロータ27とキャリア26とを選択的に連結する。第1モータ12のロータ27は、サンギヤ23に連結されている。キャリア26には、入力軸16が接続されている。第1クラッチ機構61、第2クラッチ機構62およびブレーキ機構22は、油圧制御装置52に接続されている。
図15は、図14に示した車両の駆動制御装置が実施するモード切換制御の作動係合表を示す。HV_ECU64は、シリーズモード(モードNo.4)からシリーズパラレルモード(モードNo.5,No.7)へ切り換えるときに、第1クラッチ機構61の係合状態への切り換えが完了した後に第2クラッチ機構62を解放状態に切り換える。HV_ECU64は、シリーズパラレルモード(モードNo.5、No.7)からシリーズモード(モードNo.4)へ切り換えるときに、第2クラッチ機構62の係合状態への切り換えが完了した後に第1クラッチ機構61を解放状態に切り換える。
図16は、図15で説明したEVモードの両駆動モード(モードNo.3)の前進走行時での動作状態を説明するための共線図である。図16は、図6で説明した動作状態と同様または同じであるので、ここでは詳しい説明を省略する。図17は、図15で説明した両駆動モード(モードNo.3)の後進走行時での動作状態を説明するための共線図である。図17は、図7で説明したモードの動作状態と同様または同じあるので、ここでは詳しい説明を省略する。
図18は、図15で説明したHVモードのシリーズモード(モードNo.4)での動作状態を説明するための共線図である。シリーズモードでは、第2クラッチ機構62が係合状態になっており、第1モータ12のロータ27がキャリア26に連結される。図19は、図15で説明したシリーズパラレルモードの無段変速モード(モードNo.5)での動作状態を説明するための共線図である。シリーズパラレルモードでは、第1クラッチ機構61が係合状態になっており、リングギヤ25とカウンタドライブギヤ18とが連結される。図20は、図15で説明したシリーズパラレルモードの固定段変速モード(モードNo.6)での動作状態を説明する共線図を示す。図20は、図11で説明した動作状態と同様または同じであるので、ここでは詳しい説明を省略する。
以上、各実施例に基づいて説明したが、この発明は上述した各実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。例えば上記各実施例で説明した第1クラッチ機構20,61および第2クラッチ機構21,62は、遊星歯車機構の出力要素の回転を規制する状態と出力要素の回転を許容する状態とを切り換えることができるものであればいずれでもよい。また、上記各実施例では、動力分割機構14が遊星歯車機構19として説明しているが、これに限定されない。動力分割機構14は、他の公知の差動機構や複数のギヤ比に切り替えることが可能なギヤ機構であってもよい。
9…車両、 10…駆動装置、 11…エンジン、 12…第1モータ、 13…第2モータ、 30…カウンタドリブンギヤ、 20,61…第1クラッチ機構、 21,62…第2クラッチ機構、 41,64…HV_ECU。

Claims (1)

  1. 車両に搭載される内燃機関、第1モータおよび第2モータを備え、前記内燃機関および前記第2モータから出力される動力を出力部材に伝達して走行する第1走行モードと、前記第2モータから出力される動力を前記出力部材に伝達して走行する第2走行モードとのいずれかの走行モードに切り換え可能なハイブリッド車両の駆動制御装置において、
    前記第2走行モードから前記第1走行モードへ切り換えるときに係合状態に切り換えられる第1係合部と、前記第1走行モードから前記第2走行モードへ切り換えるときに係合状態に切り換えられる第2係合部と、前記車両の運転状態に基づいて前記走行モードの切り換えを制御するコントローラとを備え、
    前記コントローラは、前記第2走行モードから前記第1走行モードへ切り換えるときに、前記第1係合部の前記係合状態への切り換えが完了した後に前記第2係合部を解放状態に切り換えるとともに、前記第1走行モードから前記第2走行モードへ切り換えるときには、前記第2係合部の前記係合状態への切り換えが完了した後に前記第1係合部を解放状態に切り換えるように構成されていることを特徴とするハイブリッド車両の駆動制御装置。
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