JP2017087600A - プリント配線基板、液体吐出ヘッドおよびプリント配線基板の製造方法 - Google Patents
プリント配線基板、液体吐出ヘッドおよびプリント配線基板の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017087600A JP2017087600A JP2015221851A JP2015221851A JP2017087600A JP 2017087600 A JP2017087600 A JP 2017087600A JP 2015221851 A JP2015221851 A JP 2015221851A JP 2015221851 A JP2015221851 A JP 2015221851A JP 2017087600 A JP2017087600 A JP 2017087600A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiring board
- wiring
- printed wiring
- convex structure
- electric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/17526—Electrical contacts to the cartridge
- B41J2/1753—Details of contacts on the cartridge, e.g. protection of contacts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2/1433—Structure of nozzle plates
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/17553—Outer structure
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/11—Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
- H05K1/111—Pads for surface mounting, e.g. lay-out
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/10—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2002/14491—Electrical connection
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K2201/00—Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
- H05K2201/20—Details of printed circuits not provided for in H05K2201/01 - H05K2201/10
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Structure Of Printed Boards (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
Abstract
【課題】レジスト層の塗布工程を増加せず、プリント配線基板と接合した電気配線基板のボンディングパッドの傾きを抑制することができるプリント配線基板、液体吐出ヘッドおよびプリント配線基板の製造方法を提供すること。
【解決手段】プリント配線基板の配線パターンに沿って配線パターンの配線と略同一の厚さの凸形状の構造物を設ける。
【選択図】図2
【解決手段】プリント配線基板の配線パターンに沿って配線パターンの配線と略同一の厚さの凸形状の構造物を設ける。
【選択図】図2
Description
本発明は、ボンディングワイヤ接続に用いるボンディングパッドを備えたプリント配線基板、それを備えた液体吐出ヘッドおよびプリント配線基板の製造方法に関する。
プリント配線基板および電気配線基板のパッド同士を接続する接続方法としてワイヤボンディングによる接続が知られている。ワイヤボンディングによる接続では、プリント配線基板上のパッドの近傍に電気配線基板を接合した後、プリント配線基板、電気配線基板双方のパッド同士をボンディングワイヤで接続する。ワイヤボンディングするためには、双方のボンディングパッドを可能な限り水平に保つ必要がある。このため、電気配線基板はプリント配線基板上の平坦な部分に接合することが望ましい。
プリント配線基板の製造では、その配線の上から基板全体をレジストで覆うが、配線の厚さ、配線の幅、配線間の間隔およびその上に覆われるレジストの厚さによって、レジスト表層に配線の凹凸由来の傾きが生じることがある。特許文献1には、導電層を形成した後に、絶縁層(レジスト)を形成する工程を複数回行うことで、配線によるレジスト表層の凹凸や傾きを抑制する方法が開示されている。
しかし、特許文献1のようにレジスト層を複数層配置する場合、レジスト層の塗布工程や除去工程が増加し、製造効率が悪化する。
そこで本発明は、レジスト層の塗布工程を増加することなく、プリント配線基板と接合した電気配線基板のボンディングパッドの傾きを抑制することができるプリント配線基板、液体吐出ヘッドおよびプリント配線基板の製造方法を提供することを目的とする。
そのため本発明の液体吐出ヘッドは、電気信号が供給される素子基板と、前記素子基板と接続され、前記素子基板に電気信号を供給可能な電気配線基板と、前記電気配線基板と部分的に重なって接合され、前記電気配線基板に、絶縁層で覆われた配線を介して電気信号を供給可能なプリント配線基板と、を備えた液体吐出ヘッドにおいて、前記プリント配線基板は、前記配線に沿って前記配線の厚さと略同一の厚さの凸形状の構造物が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、レジスト層の塗布工程を増加せず、プリント配線基板と接合した電気配線基板のボンディングパッドの傾きを抑制することができるプリント配線基板、それを備えた液体吐出ヘッドおよびプリント配線基板の製造方法を実現することができる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態を適用可能な液体吐出ヘッド1を示した斜視図である。液体吐出ヘッド1は、液体を吐出する液体吐出基板(素子基板)2、電気配線基板4、プリント配線基板3、筐体5等から構成されている。電気信号を伝達可能な電気配線基板4は、液体吐出基板2に対して液体を吐出するための電気信号を印加する(電気信号を供給可能な)電気信号経路が形成されている。電気配線基板4の端部には、電気信号を受け取るための外部信号入力端子を有するプリント配線基板3と電気的接続を行うための電気端子接続部6が形成されている。電気配線基板4とプリント配線基板3とは接続部で部分的に重なっており、電気配線基板4の電気端子接続部6とプリント配線基板3とは、ワイヤボンディングによって電気接続されている。
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態を適用可能な液体吐出ヘッド1を示した斜視図である。液体吐出ヘッド1は、液体を吐出する液体吐出基板(素子基板)2、電気配線基板4、プリント配線基板3、筐体5等から構成されている。電気信号を伝達可能な電気配線基板4は、液体吐出基板2に対して液体を吐出するための電気信号を印加する(電気信号を供給可能な)電気信号経路が形成されている。電気配線基板4の端部には、電気信号を受け取るための外部信号入力端子を有するプリント配線基板3と電気的接続を行うための電気端子接続部6が形成されている。電気配線基板4とプリント配線基板3とは接続部で部分的に重なっており、電気配線基板4の電気端子接続部6とプリント配線基板3とは、ワイヤボンディングによって電気接続されている。
図2は、プリント配線基板3の製造過程の一部を示した図であり、図2(a)は、レジストを塗布する前の図であり、図2(b)は、レジストを塗布した後を示した図である。以下、プリント配線基板3の製造方法について説明する。まず、基板31の材質としては、ガラスエポキシなどが用いられる。配線パターン7には銅箔が用いられることが多く、その厚さは10〜100μm程度が一般的である。本実施形態においては、基板31としてガラスエポキシ、配線パターン7に厚さ25μmの銅箔を用い、配線パターン7の幅は70μmとした。本実施形態では、図2(a)のように、配線パターン7の配線の列の配列方向であり列の外側に、凸形状の構造物79が形成されている。なお、構造物79の製造にあたっては、製造工程の簡略化を目的として、配線パターン7の形成と同一工程で、厚さ25μmの銅箔によって配線パターン7と同じ幅の凸形状の構造物79を形成した。その後、配線パターン7と凸形状の構造物79が形成された基板31上に絶縁層としてのレジスト38を塗布した。この時、図2(b)のように、配線パターン7のうち、電気配線基板4(他の部材)との接続に用いられるボンディングパッド77に相当する部分および後述するメッキ工程における通電を行うための端子78部分は、パターニングによってレジストを除去した。レジスト38としては、ポリアミド樹脂や熱硬化性エポキシ樹脂などの電気伝導性の低い材料が用いられることが多く、液体材料を塗布した後、加熱するなどして硬化させる場合が多い。また、その厚さは、想定される使用環境下において配線の腐食を防止し、配線間の絶縁性を保つのに十分な厚さが必要であり、10〜100μm程度であることが多い。本実施形態においては、レジスト38の材料として液状の熱硬化性エポキシ樹脂を用い、その厚みが30μmとなるように塗布した後、加熱することで硬化させた。次に、ボンディングパッド77の部分をメッキ液に浸漬し、端子78から通電することでボンディングパッド77に電解メッキを施した。電解メッキの目的は、配線パターン7のレジスト38から外部に露出している部分、すなわちボンディングパッド77の腐食を防止するとともに、ボンディングパッド77のボンディング性を向上させることである。本実施形態ではメッキ材料として金を用いた。なお、本実施形態ではボンディングパッド77部のみにメッキを施したが、配線パターン7の全部、もしくは一部にも同様にメッキを施してもよい。
図3(a)〜(c)は、プリント配線基板3の一部を示す模式図および模式断面図である。ボンディングパッド77に電解メッキを施した後、図3(a)のように基板31を切断することで、配線パターン7同士の連結を解除してプリント配線基板3が完成する。完成したプリント配線基板3の配線パターンは、ボンディングパッド77を挟んで、製品使用時に使用される配線71とメッキ電解工程の通電に用いられる配線(以下、メッキ配線ともいう)73とに分けられる。すなわち、図3(a)の状態では配線パターン7は基板31の端部まで延在している。本実施形態では、凸形状の構造物79は、メッキ配線73の配列方向と交差する方向に延在するメッキ配線73の長さと略同一の長さを備えている。
図3(b)は、図3(a)のIIIB−IIIBにおける断面図である。メッキ配線73を覆うレジスト38の表面は、メッキ配線73の上部と構造物79のメッキ配線73の配列の内側部分の上部では平坦に形成されている。また、構造物79のメッキ配線73の配列の外側部分の上部では段差が生じており、その段差部分を繋ぐようにメッキ配線73の配列の外側に向かうにつれて低くなる斜面61が形成されている。斜面61によって形成される段差の高さは20μm程度であった。図3(c)は、図3(a)のIIIC−IIICにおける断面図である。製品使用時に使用される配線71の外側には、構造物79を設けていない。そのため配線71を覆うレジスト38の上面は、配線71の外側両端部を除く内側の配線の上部では平坦に形成されている。しかし、外側両端部の配線の上部では段差が生じており、その段差部分を繋ぐように配線71の配列の外側に向かうにつれて低くなる斜面61が形成されている。このように、配線71の上部に斜面61が有る場合、そこに電気配線基板4を接合すると、接合後の電気配線基板4を水平に保つことが難しくなる。
しかし、本実施形態では、凸形状の構造物79を設けているメッキ配線73の領域の上部に電気配線基板4を接合することで、メッキ配線73の上部に斜面が形成されることなく平坦な面が形成される。これにより、配線73の上部では、接合した電気配線基板4を容易に水平に保持することができる。なお、レジスト層を形成した後、凸形状の構造物79の一部もしくは全部を除去してもかまわない。
次に、上述した方法により作製したプリント配線基板3を用いた液体吐出ヘッド1の構成および製造方法を説明する。
図4(a)は、プリント配線基板3に電気配線基板4を接合した状態を示す模式図であり、図4(b)は、図4(a)のIVB−IVBにおける断面図である。プリント配線基板3のメッキ配線73の上部に、熱硬化性接着剤を用いて電気配線基板4を接合する。電気配線基板4としてはFPCやTABなどが用いられる。本実施形態において電気配線基板4は、プリント配線基板3のボンディングパッド77と同数のボンディングパッド41が配置されたFPCを用いた。プリント配線基板3のボンディングパッド77に電気配線基板4のボンディングパッド41が対向するように、電気配線基板4を精度よく接合している。この時、凸形状の構造物79の上部に位置するレジストの斜面61と、端部のボンディングパッド41との間には平坦面が存在し、電気配線基板4は平坦面に接合されている。そのため、電気配線基板4のプリント配線基板3との接合面の裏面側では、端部を含めた電気配線基板4上の全てのボンディングパッド41も傾くことなく略水平に保持されている。
プリント配線基板3と電気配線基板4とを接合した後、プリント配線基板3のボンディングパッド77と電気配線基板4のボンディングパッド41とをワイヤボンディングで電気接続した。端部のボンディングパッド41は傾いていないため、ワイヤボンディング時に適切な荷重でボンディングが行われることで、良好なボンディングが成される。さらに、吐出口と吐出圧力発生素子とが形成された半導体チップに電気配線基板4を電気接続することで液体吐出ヘッド1を形成する。
図5(a)は、プリント配線基板3に電気配線基板4がずれて接合された状態を示す模式図であり、図5(b)は、図5(a)のVB−VBにおける断面図である。ここまでは、電気配線基板4を良好な位置精度で接合した場合を説明したが、電気配線基板4の接合に要する時間を短縮するために位置合わせを簡略化した場合、電気配線基板4の接合位置精度が悪化する場合がある。以下、電気配線基板4の接合位置がボンディングパッドの幅の1つ分程度ずれた状態を図5(a)、(b)を参照しながら説明する。
凸形状の構造物79を配線73の外側に配置したことで、図5(a)のように電気配線基板4の接合位置がボンディングパッドの幅の1つ分ずれても、電気配線基板4のボンディングパッド41が斜面61に係ることを防ぐことができる。そのため、プリント配線基板3と電気配線基板4とを接合すると、図5(b)のように、ボンディングパッド41が傾くことを抑制できる。このように本実施形態によると、位置合わせを簡略化した場合にもボンディングパッド41が傾くことを抑制でき、良好なボンディングを行うことができる。
なお、本実施形態では配線パターン7の外側に、配線パターン7と同じ幅の凸形状の構造物79を各1つずつ配置したが、その形状および数量はこの限りではない。つまり、電気配線基板4接合時の接合位置精度を想定し、電気配線基板4の接合位置が最大幅ずれた場合においてもレジスト38の斜面61に端部のボンディングパッド41が配置されないようにすればよい。すなわち、凸形状の構造物79の形状と数量を考慮し、レジスト38の斜面61の位置を制御すればよい。
図6は、複数の凸形状の構造物を配置したプリント配線基板を示す模式図とその断面図である。例えば最大でボンディングパッド41の幅3つ分の接合位置ずれが想定される場合、メッキ配線73と同程度の幅の凸形状の構造物79をメッキ配線73の列の外側に各3つずつ、メッキ配線73と同程度のピッチで配置すればよい。このように構造物79を配置することで、電気配線基板4の接合位置がボンディングパッドの幅3つ分ずれても、レジスト38の斜面61に端部のボンディングパッド41が配置されることはなく、端部のボンディングパッド41が傾くことが抑制される。
図7は、幅の広い凸形状の構造物79を配置したプリント配線基板に電気配線基板4を接合した状態を示す模式断面図である。凸形状の構造物79の幅は、メッキ配線73の幅と同程度である必要はなく、メッキ配線73よりも幅を広くして、凸形状の構造物79の数量を減らしてもよい。
図8は、長さの短い凸形状の構造物79を配置したプリント配線基板を示す模式図である。レジスト38の斜面61に、電気配線基板のボンディングパッド41が配置されない範囲で、凸形状の構造物79の配線パターン7の列の配列方向と交差する方向の長さをメッキ配線73よりも短くしてもよい。
図9は、凸形状の構造物79を片側にのみ配置したプリント配線基板を示す模式図である。これまでは、配線パターン7の列の両外側に凸形状の構造物79を配置する構成を説明したが、図9に示すように、配線パターンの列の片側にのみ凸形状の構造物79を配置してもよい。この場合、電気配線基板4を凸形状の構造物79寄りに接合することで、レジストの斜面61にボンディングパッド41が配置されることを避けることができる。
図10は、配線パターン7にダミー配線として配線パターン7と接続して設けられた凸形状の構造物79を備えた基板31を示した模式図である。凸形状の構造物79は、図10のように配線パターン7両端部の配線の外側に、ダミー配線として、配線パターン7と接続して設けてもよい。
なお、本実施形態では、配線パターン7の形成と同一工程で、凸形状の構造物79を形成したが、これに限定するものではなく、高さの管理をしながら凸形状の構造物79を基板31に接着する等で設けてもよい。
また、配線パターン7の配線の列の間隔が離れており、配線パターン7の配線の列の間の上部で、配線パターン7の配線を覆うレジスト38の上面に凹凸が生じるような場合は、配線パターン7の配線の列の間に凸形状の構造物79を設けてもよい。
このように、プリント配線基板の配線パターンに沿って配線パターンの配線と略同一の厚さの凸形状の構造物を設ける。これにより、電気配線基板が接合されるプリント配線基板の表面を平坦な面とすることができる。これによってレジスト層の塗布工程を増加せず、プリント配線基板と接合した電気配線基板のボンディングパッドの傾きを抑制することができるプリント配線基板、それを備えた液体吐出ヘッドおよびプリント配線基板の製造方法を実現することができた。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
図11(a)は、本実施形態のプリント配線基板の模式図であり、図11(b)は、図11(a)のXIB−XIBにおける断面図である。本実施形態では、メッキ配線73の両端部の配線の幅を広くすることで、レジストの斜面61の位置を電気配線基板4の接合位置から遠ざける。つまり、本実施形態では、凸形状の構造物79をメッキ配線73の両端部の配線と一体で形成している。図11(a)、(b)に示すように、本実施形態では、複数のメッキ配線73のうち最外部のメッキ配線74の幅を他のメッキ配線よりも広くしている。最外部のメッキ配線74の幅は、電気配線基板4の接合時の接合位置精度を想定して決定すればよい。すなわち、電気配線基板4の接合位置が最大幅ずれた場合でもレジストの斜面61に電気配線基板4のボンディングパッド41が配置されないように最外部のメッキ配線74の幅を決めればよい。
本実施形態では、電気配線基板4の接合における最大ずれ量を200μmと想定し、他のメッキ配線73の幅70μmに対し、最外部のメッキ配線74の幅を300μmとした。
なお、本実施形態においては、メッキ配線73列の更に外側に凸形状の構造物は配置していないがこの限りではなく、必要に応じて構造物を配置してもよい。
図12は、本実施形態のプリント配線基板に電気配線基板を接合した状態を示した模式図である。本実施形態によれば、メッキ配線73における最外部のメッキ配線74の幅を広くすることで、レジストの斜面61の位置を電気配線基板4の接合位置から遠ざける。これによって、図12のように電気配線基板4の接合位置がずれても、レジストの斜面61に端部のボンディングパッド41が配置されることを防ぐことができる。これにより、ボンディングパッド41が傾くことを抑制し、良好なボンディングを行うことができる。
図13は、本実施形態におけるプリント配線基板を示した図である。最外部のメッキ配線74は、必ずしもその全長において他のメッキ配線よりも幅が広い必要はない。すなわち、図13のように、レジストの斜面61の上部に端部のボンディングパッド41が配置されないように、最外部のメッキ配線74の一部分の幅のみを他のメッキ配線よりも広くしてもよい。
また、図11、12において、両端のメッキ配線74の幅を広くする構成を示したが、片側の端部メッキ配線74の幅のみを広くしてもよい。
以上の構成によると、既存の製品などであっても、メッキ配線74全体のレイアウトを変更することなく、最外部のメッキ配線74のみの幅を変更するだけで本発明の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
以下、図面を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
図14は、本実施形態のプリント配線基板に電気配線基板を接合した状態を示した模式図である。本実施形態では、メッキ配線73の配列幅(B)に対し、電気配線基板のボンディングパッド41の配列幅(A)が大きい場合について説明する。メッキ配線73の配列幅(B)に対し電気配線基板のボンディングパッド41の配列幅(A)が大きい場合、両側の凸形状の構造物79の配置距離(C)が、ボンディングパッド41の配列幅(A)よりも大きくなるように凸形状の構造物79を配置する。なお、電気配線基板4とプリント配線基板3との接合面に直交する方向から見て、凸形状の構造物79の少なくとも一部が電気配線基板4のボンディングパッド41よりも配列幅方向における外側に位置していればよい。
なお、配置距離(C)および凸形状の構造物79の形状、数量は、電気配線基板4の接合位置が最大幅ずれた場合においてもレジストの斜面61の上部に端部のボンディングパッド41が配置されることがないよう決めればよい。
また、第2の実施形態のように、最外部のメッキ配線の幅を広げる場合も同様であり、電気配線基板のボンディングパッド41の配列幅(A)および電気配線基板4の接合位置のずれを考慮して、最外部のメッキ配線の幅を決定すればよい。
1 液体吐出ヘッド
3 プリント配線基板
4 電気配線基板
7 配線パターン
31 基板
38 レジスト
41 ボンディングパッド
73 メッキ配線
79 構造物
3 プリント配線基板
4 電気配線基板
7 配線パターン
31 基板
38 レジスト
41 ボンディングパッド
73 メッキ配線
79 構造物
Claims (14)
- 電気信号が供給される素子基板と、
前記素子基板と接続され、前記素子基板に電気信号を供給可能な電気配線基板と、
配線と前記配線を覆う絶縁層とを有し、前記配線を介して電気信号を供給可能なプリント配線基板と、を備えた液体吐出ヘッドにおいて、
前記プリント配線基板には、前記配線の厚さと略同一の厚さを有し、前記絶縁層に覆われた凸形状の構造物が前記配線に沿って設けられており、前記プリント配線基板の前記配線が設けられた部分の前記絶縁層の側に前記電気配線基板の一部が接合されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 前記プリント配線基板は、配列された複数の前記配線を備えており、前記凸形状の構造物は、配列された複数の前記配線の列の端部に配された前記配線に沿って、配列された複数の前記配線の外側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記凸形状の構造物は、配列された複数の前記配線の列の両端部に配された前記配線に沿って設けられていることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記凸形状の構造物は、前記配線と同じ材質であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記配線は、外部に露出するパッドを有し、前記プリント配線基板の端部まで延在しており、
前記凸形状の構造物は、前記配線の延在する方向における前記パッドから前記端部までの前記配線の長さと略同一の前記方向の長さを備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。 - 前記配線は、外部に露出するパッドを有し、前記プリント配線基板の端部まで延在しており、
前記凸形状の構造物は、前記配線の延在する方向における前記パッドから前記端部までの前記配線の長さよりも短い前記方向の長さを備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。 - 前記凸形状の構造物は、配列された複数の前記配線の列の端部に配された前記配線と一体で形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記凸形状の構造物は、複数の前記配線が配列された前記配線の配列方向における前記配線の幅よりも広い前記配列方向の幅を備えていることを特徴とする請求項2ないし請求項7のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記素子基板は、液体を吐出する複数の吐出口を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記電気配線基板の一部が接合される前記プリント配線基板の部分では、前記配線と前記凸形状の構造物とを覆う前記絶縁層が平坦な表面を形成していることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記プリント配線基板に接合される前記電気配線基板の前記一部の、前記プリント配線基板との接合面の裏面には、前記プリント配線基板に電気接続されるパッドが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記電気配線基板と前記プリント配線基板との接合面に直交する方向から見て、前記凸形状の構造物の少なくとも一部は、複数の前記配線が配列された前記配線の配列方向において前記電気配線基板の前記パッドよりも外側に位置することを特徴とする請求項11に記載の液体吐出ヘッド。
- 電気信号を伝達可能な電気配線基板と部分的に重なって接合され、前記電気配線基板に、絶縁層で覆われた配線を介して電気信号を供給可能なプリント配線基板において、
前記配線に沿って前記配線の厚さと略同一の厚さの凸形状の構造物が設けられていることを特徴とするプリント配線基板。 - 他の部材に、絶縁層で覆われた配線を介して電気信号を供給可能なプリント配線基板の製造方法において、
前記配線に沿って、前記配線の厚さと略同一の厚さの凸形状の構造物を設ける工程を備えていることを特徴とするプリント配線基板の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015221851A JP2017087600A (ja) | 2015-11-12 | 2015-11-12 | プリント配線基板、液体吐出ヘッドおよびプリント配線基板の製造方法 |
US15/346,390 US9950512B2 (en) | 2015-11-12 | 2016-11-08 | Liquid discharge head |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015221851A JP2017087600A (ja) | 2015-11-12 | 2015-11-12 | プリント配線基板、液体吐出ヘッドおよびプリント配線基板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017087600A true JP2017087600A (ja) | 2017-05-25 |
Family
ID=58690724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015221851A Pending JP2017087600A (ja) | 2015-11-12 | 2015-11-12 | プリント配線基板、液体吐出ヘッドおよびプリント配線基板の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9950512B2 (ja) |
JP (1) | JP2017087600A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019001072A (ja) * | 2017-06-15 | 2019-01-10 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッドとその製造方法 |
TWI693867B (zh) * | 2018-08-30 | 2020-05-11 | 大陸商 業成科技(成都)有限公司 | 接合墊的區域結構 |
WO2020175476A1 (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 住友電工プリントサーキット株式会社 | プリント配線板及びプリント配線板の製造方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD823941S1 (en) * | 2016-03-22 | 2018-07-24 | Dataprint Technology, Inc. | Postage meter printer module |
JP1569395S (ja) * | 2016-07-15 | 2017-02-13 | ||
JP1569397S (ja) * | 2016-07-15 | 2017-02-13 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6903464B2 (en) * | 2003-01-30 | 2005-06-07 | Micron Technology, Inc. | Semiconductor die package |
JP2010186769A (ja) | 2009-02-10 | 2010-08-26 | Japan Electronic Materials Corp | プローブ基板の製造方法 |
JP6143486B2 (ja) * | 2013-02-08 | 2017-06-07 | キヤノン株式会社 | 電気接続方法 |
-
2015
- 2015-11-12 JP JP2015221851A patent/JP2017087600A/ja active Pending
-
2016
- 2016-11-08 US US15/346,390 patent/US9950512B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019001072A (ja) * | 2017-06-15 | 2019-01-10 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッドとその製造方法 |
JP7001373B2 (ja) | 2017-06-15 | 2022-01-19 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッドとその製造方法 |
TWI693867B (zh) * | 2018-08-30 | 2020-05-11 | 大陸商 業成科技(成都)有限公司 | 接合墊的區域結構 |
WO2020175476A1 (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 住友電工プリントサーキット株式会社 | プリント配線板及びプリント配線板の製造方法 |
CN113474853A (zh) * | 2019-02-27 | 2021-10-01 | 住友电工印刷电路株式会社 | 印刷配线板及印刷配线板的制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US9950512B2 (en) | 2018-04-24 |
US20170142826A1 (en) | 2017-05-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2017087600A (ja) | プリント配線基板、液体吐出ヘッドおよびプリント配線基板の製造方法 | |
US11723153B2 (en) | Printed circuit board and method of fabricating the same | |
CN104602446A (zh) | 基板结构及其制作方法 | |
US20160027578A1 (en) | Method of manufacturing multilayer board, multilayer board, and electromagnet | |
JP4786976B2 (ja) | 配線基板及びその製造方法、並びに半導体装置 | |
US10847695B2 (en) | Light emitting device | |
CN104684253A (zh) | 布线基板以及半导体元件向布线基板的安装方法 | |
TW201405936A (zh) | 晶片型天線及其製造方法 | |
US10051734B2 (en) | Wiring board and method for manufacturing the same | |
CN103338590A (zh) | 软性电路板及其制造方法 | |
US20140167276A1 (en) | Substrate for semiconductor package, semiconductor package using the substrate, and method of manufacturing the semiconductor package | |
CN103620776A (zh) | 半导体装置 | |
US9275970B1 (en) | Wire bonds for electronics | |
US8675367B2 (en) | Module incorporating electronic component | |
US10512168B2 (en) | Electronic device and method of manufacturing the same | |
JP6498974B2 (ja) | 回路基板と電子部品との接合構造、電子回路基板、回路基板の製造方法 | |
JP2014022486A (ja) | ワイヤボンディング構造、及びその製造方法 | |
JP2019050090A (ja) | バスバーアッセンブリ | |
JP4728032B2 (ja) | 半導体装置および半導体装置の製造方法 | |
JP5037398B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP4964526B2 (ja) | 混成集積回路基板の製造方法 | |
JP2010021471A (ja) | 半導体装置および半導体装置の製造方法 | |
JP2010027856A (ja) | 半導体装置 | |
CN206481491U (zh) | 部件安装基板 | |
JP2007273540A (ja) | 配線基板、半導体装置とその製造方法 |