JP2017087159A - 塗装ブース - Google Patents

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亮太 齋藤
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Abstract

【課題】塗装ブース内に流下させるエアーの安定した流量制御を行うことが可能な塗装ブースを提供する。【解決手段】本発明の塗装ブース10では、本発明の「エアー供給部」に相当する第1ダクト33が内側上部の全体ではなく、内側上部の一部(中央)に配置されているので、内側上部全体がエアー供給部となった従来の塗装ブースに比べて、エアー供給部、即ち、第1ダクト33内の容積を小さくすることができる。これにより、サイドエアー噴出部36から塗装ブース10内の流下させるエアーの流量を小さくしても、第1ダクト33内の内圧が従来のように過度に低下することがなくなり、安定したエアーの流量制御が可能になる。【選択図】図2

Description

本発明は、霧状塗料でワークの塗装を行う塗装処理領域を内側に有し、内側上部に備えたエアー供給部からエアーが流下してワークに未塗着な霧状塗料を除去する塗装ブースに関する。
従来、この種の塗装ブースとして、天井全体がメッシュにフィルターマットを重ねた構造をなし、天井裏が加圧状態にされて天井全体から鉛直下方にエアーを流下するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−266988号公報(図1〜図3)
ところで、塗装ブース内で使用される塗装ガンは、塗料を霧化するためにシェーピングエアーと呼ばれるエアーを噴出する構造になっているが、近年、静電式の塗装ガンでシェーピングエアーの噴出圧を低減される改良がなされてきている。これに対し、塗装ブースを流下するエアーの流速が従来通りであると、塗装ガンから噴出される霧化塗料がワークに塗着する前に下方に吹き流されてしまうので、エアーの流速を抑えるために、塗装ブース内で流下させるエアーの流量も低減されてきている。しかしながら、上記した従来の塗装ブースで単にエアーの流量を低減させると、天井裏の内圧が低くなり過ぎて、塗装ブース内を流下させるエアーの安定した流量制御を行うことが困難になるという問題が生じていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、塗装ブース内に流下させるエアーの安定した流量制御を行うことが可能な塗装ブースの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、霧状塗料でワークの塗装を行う塗装処理領域を内側に有し、内側上部に備えたエアー供給部からエアーが流下してワークに未塗着な霧状塗料を除去する塗装ブースにおいて、前記塗装処理領域を挟んで、第1の水平方向で互いに対向する1対の第1内側面と、前記内側上部における前記第1の水平方向の中央寄り位置から前記1対の第1内側面の上端部まで下るように傾斜した1対の第1傾斜天井面とを備え、前記エアー供給部は、前記内側上部における前記第1の水平方向の中央に配置されると共に、そのエアー供給部には、前記1対の第1傾斜天井面にエアーを吹き付けるサイドエアー噴出部が設けられている塗装ブースである。
請求項2の発明は、前記塗装ブースの平面形状は、前記第1の水平方向よりそれと直交する第2の水平方向に長い長方形をなし、前記第2の水平方向に延びかつ前記内側上部における前記第1の水平方向の中央から下方に突出した前記エアー供給部としての給気ダクトを備え、前記サイドエアー噴出部は、前記吸気ダクトの側面に形成された開口をフィルター、メッシュその他、圧力損失を伴ってエアーが通過する通気性減圧部材で覆ってなる請求項1に記載の塗装ブースである。
請求項3の発明は、霧状塗料でワークの塗装を行う塗装処理領域を内側に有し、内側上部に備えたエアー供給部からエアーが流下してワークに未塗着な霧状塗料を除去する塗装ブースにおいて、前記塗装処理領域を側方から包囲する筒状の側部包囲壁と、前記側部包囲壁の上端全体から前記側部包囲壁の中心部の上方に向かって窄むように傾斜した錐形天井壁とを備え、前記エアー供給部は、前記錐形天井壁の上端中心部に配置されると共に、そのエアー供給部には、前記錐形天井壁にエアーを吹き付けるサイドエアー噴出部が設けられている塗装ブースである。
請求項4の発明は、前記エアー供給部は、前記錐形天井壁の上端中心部から下方に突出し、前記サイドエアー噴出部は、前記エアー供給部の側面全体に設けられて、放射状にエアーを噴出する請求項3に記載の塗装ブースである。
請求項5の発明は、前記エアー供給部の下面に、前記サイドエアー噴出部より遅い流速でエアーを鉛直下方に噴出するボトムエアー噴出部が備えている請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の塗装ブースである。
請求項1の塗装ブースでは、エアー噴出部を有するエアー供給部が内側上部の全体ではなく、内側上部の一部に配置されているので、内側上部全体がエアー供給部となった従来の塗装ブースに比べて、エアー供給部内の容積を小さくすることができる。これにより、エアー噴出部から塗装ブース内に流下させるエアーの流量を小さくしても、エアー供給部の内圧が従来のように過度に低下することがなくなり、安定したエアーの流量制御が可能になる。また、塗装ブースの内側上部には、エアー供給部の両側に1対の第1傾斜天井面が備えられ、エアー供給部には、1対の第1傾斜天井面にエアーを吹き付けるサイドエアー噴出部が設けられているので、第1傾斜天井面から第1内側面へとエアーがスムーズに流下し、塗料が第1内側面に塗着することを防ぐことができる。
また、塗装ブースが、第1の水平方向より第2の水平方向に長く、例えば塗装ラインにしようされるようなものである場合には、エアー供給部として第2の水平方向に延びる給気ダクトを設け、その給気ダクトの下面の両側部にサイドエアー噴出部を配置して傾斜天井面にエアーを吹き付けてもよいし、請求項2の塗装ブースのように、給気ダクトを下方に突出させて、その側面にサイドエアー噴出部を設けて第1傾斜天井面にエアーを吹き付けてもよい。
請求項3の塗装ブースも、請求項1の発明と同様に、エアー噴出部を有するエアー供給部が内側上部の一部に配置されているので、内側上部全体がエアー供給部となった従来の塗装ブースに比べてエアー供給部内の容積を小さくすることができ、エアー供給部の内圧が従来のように過度に低下することがなくなり、安定したエアーの流量制御が可能になる。また、塗装ブースの内側上部のうちエアー供給部の周りには、錐形天井壁が備えられ、エアー供給部には、錐形天井壁にエアーを吹き付けるサイドエアー噴出部が設けられているので、錐形天井壁をガイドにして側部包囲壁上をエアーがスムーズに流下し、塗料が側部包囲壁に塗着することを防ぐことができる。
また、上記したように側部包囲壁が筒状をなした塗装ブースでは、エアー供給部の下面に環状のエアー噴出部を設けて錐形天井壁にエアーを吹き付けてもよいし、請求項4の塗装ブースのように、エアー供給部を錐形天井壁の上端中心部から下方に突出させると共にそのエアー供給部の側面全体にサイドエアー噴出部を設けて錐形天井壁にエアーを吹き付けてもよい。
なお、上記した各請求項のエアー供給部の下面に、サイドエアー噴出部より遅い流速でエアーを鉛直下方に排出するボトムエアー噴出口を設けて、緩やかな気流によってワークの周りの余剰塗料を排除してもよい(請求項5の発明)。
本発明の第1実施形態に係る塗装ブースの斜視図 塗装ブースの長手方向の中間位置における側断面図 塗装ブースの短手方向の中間位置における側断面図 エアー供給部の一部を拡大した側断面図 第2実施形態に係る塗装ブースの斜視図 本発明の変形例に係る塗装ブースの側断面図 本発明の変形例に係るエアー供給部の一部を拡大した側断面図
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の塗装ブース10は、平面形状が長方形をなし、その長方形の短手方向が本発明に係る第1の水平方向H1をなす一方、長手方向が本発明に係る第2の水平方向H2をなしている。塗装ブース10のうち第2の水平方向H2(長手方向)で対向する1対の短辺側壁11には、搬出入口11A,11Aがそれぞれ形成されている。そして、図2に示した搬送路12が両搬出入口11A,11Aを貫通し、例えば車両ボディであるワークWを搭載した台車13が搬送路12上を一方に移動して塗装ブース10内を通過するようになっている。
なお、塗装ブース10内の各搬出入口11Aの上側開口縁には、例えば、複数のエアーノズルを横並びに備えたエアーカーテン生成器11B(図3参照)が取り付けられて、搬出入口11Aがエアーカーテンによって覆われている。
塗装ブース10内における搬送路12の両側にはスノコ板20が備えられ、それらスノコ板20の上には、図3に示すように大中小と高さが異なる複数の支持台14A,14B,14Cがそれぞれ備えられている。そして、それら支持台14A,14B,14C上にそれぞれ塗装ロボット15が取り付けられて、これら塗装ロボット15群に囲まれた塗装処理領域R1でワークWが塗装される。
詳細には、支持台14A,14B,14Cは、例えば、上下方向に真っ直ぐの延びた柱状をなして第2の水平方向H2に間隔を空けて並べられると共に、図2に示すように第1の水平方向H1では、塗装ブース10の1対の長辺側壁30,30に隣接している。また、各塗装ロボット15は、所謂、垂直多関節ロボットであって、水平に旋回する旋回ベースに、第1アーム、第2アーム、リストを連ねて備え、そのリストの先端部に静電式の塗装ガン16が取り付けられている。塗装ガン16は、例えば、特開2013−166113号公報に開示されたものと同様の構造を有し、霧状塗料を帯電した状態で噴出し、静電気の吸引力を利用して霧状塗料をワークWに塗着させる。
スノコ板20の下方は、床下室21をなし、さらにその下方は床下仕切板22にて床下室21から仕切られた吸引室23になっている。また、床下仕切板22には、第1の水平方向H1の両側部に複数の連通孔24が形成され、それら連通孔24の開口縁から上方に環状突条24Aが突出している。そして、床下仕切板22の上面に環状突条24Aの高さまで水が張られた状態で、吸引室23に接続された排気ダクト25からエアーが吸引される。その吸引されるエアーの流量は、後述する第1ダクト33から塗装ブース10内に噴出されるエアーの流量と略同じになっている。
図2に示すように、塗装ブース10の内側上部は、1対の傾斜屋根31,31の間に二段ダクト32を備えた構造になっている。1対の傾斜屋根31,31は、1対の長辺側壁30,30の上端部から塗装ブース10における第1の水平方向H1の中央寄り位置に向かって上る傾斜した平板状をなしている。また、1対の傾斜屋根31,31の内面である本発明の1対の第1傾斜天井面31A,31Aと、1対の長辺側壁30,30の内面である本発明の1対の第1内側面30A,30Aとは、例えば概ね45度の角度で交差している。
二段ダクト32は、断面が横長の長方形をなした第1ダクト33の上に同形状の断面形状をなした第2ダクト34を重ねてなる。それら第1ダクト33と第2ダクト34との接合面は、例えば、丁度、傾斜屋根31,31の上端部に位置し、第1ダクト33が塗装ブース10内で下方に突出して傾斜屋根31,31の上端部間に配置される一方、第2ダクト34が塗装ブース10の上方に突出した状態になっている。
第1ダクト33は、本発明に係る「エアー供給部」に相当し、第1ダクト33の両側面には本発明に係るサイドエアー噴出部36,36が設けられている。具体的には、第1ダクト33の長手方向における複数位置において、図4に示すように第1ダクト33の両側壁における上下の縁部を除いた略全体が切除されて複数の連通口33Kが第1ダクト33の長手方向の全体に形成されている。そして、第1ダクト33の両側壁の内面の略全体にメッシュ33Aが敷設されると共に、さらにそのメッシュ33Aの内側にフィルターマット33Bを重ねて敷設され、第1ダクト33の両側面の略全体がサイドエアー噴出部36,36になっている。
なお、本実施形態では、これらメッシュ33Aとフィルターマット33Bとから本発明に係る「通気性減圧部材」が構成されている。
第1ダクト33及び第2ダクト34の互いに重ね合わされた部分には、サイドエアー噴出部36と同様の構造のエアー通過部37が設けられている。即ち、エアー通過部37は、第1ダクト33及び第2ダクト34のうち互いに重ね合わされた部分に複数の連通口32Kを形成し、その連通口32Kをメッシュ34Aとフィルターマット34Bとで覆った構造をなしている。
また、図1に示すように、第2ダクト34の一側面における長手方向の略中央には導入部35が設けられて図示しない空調装置が接続されている。その空調装置は、前述の排気ダクト25で吸引したエアーに外気を混合したものを、加熱、冷却及び加湿等して所定の湿度及び温度に調整してから第2ダクト34へと送給する。
本実施形態の塗装ブース10の構成に関する説明は以上である。次に、この塗装ブース10の作用効果について説明する。塗装ブース10を作動させると、空調装置から送給される圧縮エアーが、図2に示した第2ダクト34に取り込まれてからエアー通過部37を通過して本発明の「エアー供給部」に相当する第1ダクト33に取り込まれる。ここで、第2ダクト34内では、空調装置からエアーを取り込む導入部35とそこから遠い部分とで内圧が大きく相違し得るが、第1ダクト33内では、第2ダクト34の長手方向全体からエアー通過部37を通してエアーを取り込んでいるので、第1ダクト33内の位置に応じた内圧のばらつきが第2ダクト34内より緩和されて略均一になる。そして、第1ダクト33の内圧に応じて1対のサイドエアー噴出部36,36から両側方にエアーが噴出されて、両第1傾斜天井面31A,31Aに吹き付けられる。
すると、エアーは、図4に示すように、第1傾斜天井面31A,31Aにガイドされて斜め下方に向かい、やがて図2に示すように、長辺側壁30,30の内側面である第1内側面30A,30Aに到達して鉛直下方に向かう。そして、塗装ロボット15及び支持台14A,14B,14Cの周囲を通過してスノコ板20の下方に吸い込まれる。その際、塗装ロボット15及び支持台14A,14B,14Cの周囲の霧状塗料もスノコ板20の下方に吸い込まれる。また、塗装ロボット15群に囲まれた塗装処理領域R1では、上記したようにその周囲でエアーが流下しているので、それに伴って緩やかに下方に流れる。これにより、塗装処理領域R1でワークWに塗着しなかった霧状塗料もスノコ板20の下方へと排出される。
ここで、本実施形態の塗装ブース10では、本発明の「エアー供給部」に相当する第1ダクト33が内側上部の全体ではなく、内側上部の一部(中央)に配置されているので、内側上部全体がエアー供給部となった従来の塗装ブースに比べて、エアー供給部、即ち、第1ダクト33内の容積を小さくすることができる。これにより、サイドエアー噴出部36から塗装ブース10内の流下させるエアーの流量を小さくしても、第1ダクト33の内圧が従来のように過度に低下することがなくなり、安定したエアーの流量制御が可能になる。また、第1ダクト33からその両側方の1対の第1傾斜天井面31A,31Aへとエアーが噴出し、それら第1傾斜天井面31A,31Aをガイドにして第1内側面30A,03Aへとエアーがスムーズに流下するので、塗料が第1内側面30A,30Aに塗着することを防ぐことができる。しかも、第1ダクト33から真下にはエアーが流下されず、第1ダクト33の真下の塗装処理領域R1では、その周囲のエアーの流下に伴う極めて低速なエアーの流れしか生じないので、シェーピングエアーの噴出圧が比較的小さい塗装ガン16であっても高品質の塗装を行うことができる。
[第2実施形態]
本実施形態の塗装ブース10Vは、図5に示されており、円筒状の側部包囲壁40の上側に円錐状の錐形天井壁41を備えた構造をなし、錐形天井壁41の中心部に二段スリーブ42を備えている。二段スリーブ42は、錐形天井壁41の上端部を上下に貫通する円筒状をなし、内側の上下方向の中間位置に仕切板42Aが有し、その仕切板42Aにより二段スリーブ42が上段側スリーブ44と本発明の「エアー供給部」に相当する下段側スリーブ43とに区画されている。
仕切板42Aには、上記第1実施形態のエアー通過部37と同様の構造の図示しないエアー通過部が備えられ、上段側スリーブ44の側面には空調装置(図示せず)が接続された導入部45が備えられている。また、下段側スリーブ43は、本発明の「エアー供給部」に相当し、その周面全体にサイドエアー噴出部46を備えている。具体的には、下段側スリーブ43の筒壁における周方向の複数位置には、上下の縁部を除く中間部を切除して複数の矩形窓が形成され、それら矩形窓群を図示しないメッシュとフィルターマットとによって覆ってサイドエアー噴出部46が前記第1実施形態のサイドエアー噴出部36と同じ構造に形成されている。
本実施形態の塗装ブース10Vにおいても、本発明に係る「エアー供給部」としての下段側スリーブ43が内側上部の一部に配置されているので、内側上部全体がエアー供給部となった従来の塗装ブースに比べて、エアー供給部内の容積を小さくすることができる。これにより、サイドエアー噴出部46から塗装ブース10V内に流下させるエアーの流量を小さくしても、エアー供給部内の内圧が従来のように過度に低下することがなくなり、安定したエアーの流量制御が可能になる。また、塗装ブース10Vの内側上部のうちエアー供給部、即ち、下段側スリーブ43の周りには、錐形天井壁41が備えられているので、錐形天井壁41をガイドにして側部包囲壁40上をエアーがスムーズに流下し、塗料が側部包囲壁40やその内側に隣接する図示しない塗装ロボットに塗着することを防ぐことができる。しかも、下段側スリーブ43から真下にはエアーが流下されず、下段側スリーブ43の真下の塗装処理領域では、その周囲のエアーの流下に伴う極めて低速なエアーの流れしか生じないので、シェーピングエアーの噴出圧が比較的小さい塗装ガンであっても高品質の塗装を行うことができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1実施形態の塗装ブース10では、「エアー供給部」に相当する第1ダクト33が傾斜屋根31,31の上端部の間に配置されていたが、図6に示した塗装ブース10Wのように傾斜屋根31,31より上方にダクト33Vを「エアー供給部」として備え、そのダクト33Vの下面の両側縁部にサイドエアー噴出部36V,36Vを設けた構成してもよい。この場合、例えば傾斜屋根31,31の上端部の間に天井板36Kを設けて、その天井板36Kの両側面を対向する各傾斜屋根31と平行になるように傾斜させて傾斜屋根31,31と天井板36Kとの間に送風路36R,36Rを形成する。そして、図7に示すようにダクト33Vの内側から送風路36Rをメッシュ39Aとフィルターマット39Bとで覆ってサイドエアー噴出部36Vとすればよい。
(2)前記第2実施形態の塗装ブース10Vは、側部包囲壁40が円筒状で、錐形天井壁41が円錐状になっていたが、側部包囲壁が角筒状で、錐形天井壁が角錐状になっていてもよい。また、それに伴い、下段側スリーブが角筒状であってもよい。
(3)前記第1及び第2の実施形態におけるエアー供給部(第1ダクト33,下段側スリーブ43)の下面に、サイドエアー噴出部36,46より遅い流速でエアーを鉛直下方に噴出するボトムエアー噴出部を設けて、そのボトムエアー噴出部からのエアーによって、塗装処理領域R1に緩やかな気流を発生させてワークWの周りの余剰塗料を排除してもよい。
(4)前記各実施形態では、本発明に係る通気性減圧部材がメッシュとフィルターマットで構成されていたが、メッシュのみ又はフィルターマットのみ或いは、圧力損失を伴ってエアーが通過可能なものであれば、メッシュ、フィルターマット以外のものであってもよい。
10,10V,10W 塗装ブース
24B フィルターマット
25 排気ダクト
30A 第1内側面
31 傾斜屋根
31A 第1傾斜天井面
33 第1ダクト(エアー供給部)
33A,39A メッシュ(通気性減圧部材)
33B,39B フィルターマット(通気性減圧部材)
33V ダクト(エアー供給部)
36,36V,46 サイドエアー噴出部
40 側部包囲壁
41 錐形天井壁
43 下段側スリーブ(エアー供給部)
H1 第1の水平方向
H2 第2の水平方向
R1 塗装処理領域
W ワーク

Claims (5)

  1. 霧状塗料でワークの塗装を行う塗装処理領域を内側に有し、内側上部に備えたエアー供給部からエアーが流下してワークに未塗着な霧状塗料を除去する塗装ブースにおいて、
    前記塗装処理領域を挟んで、第1の水平方向で互いに対向する1対の第1内側面と、
    前記内側上部における前記第1の水平方向の中央寄り位置から前記1対の第1内側面の上端部まで下るように傾斜した1対の第1傾斜天井面とを備え、
    前記エアー供給部は、前記内側上部における前記第1の水平方向の中央に配置されると共に、そのエアー供給部には、前記1対の第1傾斜天井面にエアーを吹き付けるサイドエアー噴出部が設けられている塗装ブース。
  2. 前記塗装ブースの平面形状は、前記第1の水平方向よりそれと直交する第2の水平方向に長い長方形をなし、
    前記第2の水平方向に延びかつ前記内側上部における前記第1の水平方向の中央から下方に突出した前記エアー供給部としての給気ダクトを備え、
    前記サイドエアー噴出部は、前記吸気ダクトの側面に形成された開口をフィルター、メッシュその他、圧力損失を伴ってエアーが通過する通気性減圧部材で覆ってなる請求項1に記載の塗装ブース。
  3. 霧状塗料でワークの塗装を行う塗装処理領域を内側に有し、内側上部に備えたエアー供給部からエアーが流下してワークに未塗着な霧状塗料を除去する塗装ブースにおいて、
    前記塗装処理領域を側方から包囲する筒状の側部包囲壁と、
    前記側部包囲壁の上端全体から前記側部包囲壁の中心部の上方に向かって窄むように傾斜した錐形天井壁とを備え、
    前記エアー供給部は、前記錐形天井壁の上端中心部に配置されると共に、そのエアー供給部には、前記錐形天井壁にエアーを吹き付けるサイドエアー噴出部が設けられている塗装ブース。
  4. 前記エアー供給部は、前記錐形天井壁の上端中心部から下方に突出し、
    前記サイドエアー噴出部は、前記エアー供給部の側面全体に設けられて、放射状にエアーを噴出する請求項3に記載の塗装ブース。
  5. 前記エアー供給部の下面に、前記サイドエアー噴出部より遅い流速でエアーを鉛直下方に噴出するボトムエアー噴出部が備えている請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の塗装ブース。
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