JP2017085969A - 混合飼料の撹拌装置、及び撹拌装置用のリールミキサ - Google Patents

混合飼料の撹拌装置、及び撹拌装置用のリールミキサ Download PDF

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Abstract

【課題】飼料の撹拌回転時にリールミキサの捻じれを抑制する。【解決手段】一方面に支軸20A、20Bを有した二つの回転板2A、2Bと、一方面に対して軸方向で表裏の関係となる、回転板2A、2Bの他方面にわたって架設された複数の撹拌体2Cを備える。撹拌体2Cは、支軸20A、20Bの軸を中心として螺旋を描く二つの螺旋部20C、21Cと、軸方向で隣り合う二つの螺旋部20C、21Cの間に配設された直線部22Cとを備える。二つの螺旋部20C、21Cの一方は、回転板2A側から直線部22Cに向って螺旋を描くように形成され、他方は、回転板2B側から直線部22Cに向って螺旋を描くように形成され、二つの螺旋部20C、21Cの螺旋方向が互いに逆向きにされているリールミキサ2である。【選択図】図1

Description

本発明は、複数種の飼料を混合する混合飼料の製造に用いられる撹拌装置、及び撹拌装置用のリールミキサに関する。
複数種の飼料を混合する混合飼料の製造に用いられる従来の混合飼料の撹拌装置は、下記、特許文献1、及び非特許文献1に示すように、飼料が投入されるホッパ内に回転自在に軸支されたリールミキサと、このリールミキサと径方向で隣り合うように、ホッパ内に回転自在に軸支された上下2本のオーガと、下側のオーガによって混合飼料が排出される排出部とを備えたものが知られている。
この撹拌装置は、リールミキサが、ホッパの両側壁に夫々独立して軸支された二つの回転板(第1ハブ、第2ハブ)と、二つの回転板にわたると共に、この回転板の周方向に沿って間隔を空けて架設された複数の撹拌体(棒)と備えてなるものである。
すなわち、リールミキサは、二つの回転板にわたると共に、モータに連結されて回転する連結回転軸を備えず、二つの回転板の一方を軸支する回転軸をモータで回転させることで、この一方の回転板の回転が、撹拌体を介して他方の回転板に伝わって、リールミキサ全体が回転するようになっている。
また、リールミキサの撹拌体が、リールミキサの軸を中心とする螺旋を描く形状に形成されており、リールミキサの回転による撹拌時に、螺旋を描くように形成された撹拌体が、飼料を軸方向に沿って移動させながら撹拌すると共に、オーガ方向に移動させるようにされている。
米国特許出願公開第2012/0014208号、米国公開特許和文抄録
エム・エス・ケー株式会社、[平成27年2月6日検索]インターネット〈URL:http://www.mskfm.co.jp/product/download/pdf/workmachine/mixer_kuhnknight_reelauggie.pdf〉
特許文献1、及び非特許文献1に記載された従来の撹拌装置によると、リールミキサの二つの回転板にわたる連結回転軸がないので、リールミキサの撹拌回転中に、連結回転軸の上方、且つ撹拌体の内側に飼料が停滞するブリッジ現象を防止することができ、これにより、飼料の混合を確実に行うことができる。
また、従来の撹拌装置に備えられたリールミキサは、螺旋を描くように形成された撹拌体が、飼料を軸の一方向に沿って移動させながら撹拌すると共に、オーガ方向に移動させるようにされているため、リールミキサの軸方向に平行な直線的な撹拌体に比較して、飼料の撹拌効率が向上すると共に、オーガへの飼料移動を安定よく行うことができる。
しかしながら、従来技術の撹拌装置は、撹拌体が飼料を軸の一方向に沿って移動させるようにされているため、攪拌されながら軸の一方向に移動する飼料が、ホッパの片側(飼料の移動方向下流側)に溜まり易く、溜まった飼料が滞留することで、攪拌が不十分となると共に、オーガへの移動が不安定となってしまうという問題がある。
更に、滞留した飼料により、撹拌体の片側(飼料の移動方向下流側)に大きな抵抗が作用し、この抵抗によって、撹拌体が回転方向に捻じれてしまい、捻じれによる撹拌体の変形や破損が生じるという問題があった。
この捻じれを抑制するために、撹拌体の厚みを厚くする、あるいは捻じれに強い金属材を用いて撹拌体を形成する等の手段を用いることで、撹拌体の強度を上げて捻じれに対する耐久性を向上するという手段が考えられるが、この手段では、リールミキサの重量が増えることによるメンテナンスや組立等の取り扱い性が劣ってしまうばかりでなく、材料費が嵩むことでコスト高となるという問題がある。
本発明は、このような問題に対処することを課題とするものである。すなわち、飼料の撹拌回転時における飼料の滞留を防止できること、この飼料の滞留の防止によって、十分に飼料の撹拌ができると共に、飼料のオーガへの移動を安定して行うことができること、リールミキサの捻じれを抑制して、リールミキサの破損や変形等を抑制することができると共に、取り扱い性が劣るばかりでなく、製造コスト高となるリールミキサの強度を上げる手段を用いることなく、耐久性の向上を実現できること、等が本発明の目的である。
前記目的を達成するため、本発明は、下記の構成を具備するものである。
撹拌装置用のリールミキサであって、一方面に支軸を有した二つの回転板と、前記一方面に対して軸方向で表裏の関係となる、前記回転板の他方面にわたって架設された複数の撹拌体を備え、前記回転板は、前記支軸を同軸として、前記他方面同士を前記支軸の軸方向で向かい合うように配され、前記撹拌体は、前記支軸の軸を中心として螺旋を描く二つの螺旋部と、軸方向で隣り合う二つの螺旋部の間に配設された直線部とを備え、前記二つの螺旋部は、一方の前記螺旋部が、一方の前記回転板から前記直線部に向って螺旋を描くように形成されていると共に、他方の前記螺旋部が、他方の前記回転板から前記直線部に向って螺旋を描くように形成され、且つ前記二つの螺旋部の螺旋方向が互いに逆向きにされていることを特徴とする撹拌装置用のリールミキサである。
前述のリールミキサを備えた混合飼料の撹拌装置であって、排出口を備えたホッパと、前記ホッパ内に、回転自在に軸支された前記リールミキサと、前記リールミキサの軸と平行な軸を有して軸支されたオーガとを具備したことを特徴とする混合飼料の撹拌装置である。
本発明に係る実施形態の撹拌装置の要部を示す斜視図であり、駆動構造を省略して示す。 図1の(2)-(2)線断面図である。 図1の平面図である。 図1の一側面図である。 図1の他側面図である。 リールミキサの斜視図である。 図6の平面図である。 図7の(8)-(8)線断面図である。 リールミキサの他の例を示す断面図である。 リールミキサの他の例を示す斜視図である。
本発明のリールミキサは、前記直線部の位置が、前記二つの回転板の一方側寄りに設定されていることが好ましい。
また、本発明のリールミキサは、前記撹拌体を複数備え、複数の前記撹拌体が、前記回転板の軸を中心とする周方向に沿って等間隔で配置されていることが好ましい。
また、本発明のリールミキサは、前記回転板の軸を中心とする周方向に沿うように形成された環状板が、複数の前記撹拌体の前記直線部にわたるように配置されていることが好ましい。
本発明でいう混合飼料は、複数種の異なる各種飼料(トウモロコシ、牧草、各種サイレージ、配合飼料等)を、種々の家畜に対応した成分となるように混合してなるものである。
以下、本発明に係る一実施形態の混合飼料の撹拌装置、及びリールミキサを図1〜図9に基づいて説明する。尚、以下で説明する各実施形態は、本発明を限定するものではない。
撹拌装置Aは、上方に飼料投入用の開口部10を備えると共に、側壁10Bに混合飼料が排出される排出口11を備えたホッパ1と、ホッパ1内に、回転自在に軸支されたリールミキサ2、及び排出オーガ3、並びに撹拌オーガ4とを備えている。
また、攪拌装置Aは、図3〜図5に示すように、撹拌オーガ4から排出オーガ3を経てリールミキサ2に至るように配置され、撹拌オーガ4の回転をリールミキサ2と排出オーガ3とに伝えるように設けられた回転伝達部5を備えている。
更に、攪拌装置Aは、図3〜図5に示すように、走行車(図示せず)の駆動部(図示せず)の駆動力を出力するPTO(Power Take Off)軸Bを接続し、このPTO軸Bの駆動力を撹拌オーガ4の回転として伝えるように設けられた駆動回転伝達部6とが備えられている。
すなわち、攪拌装置Aは、PTO軸Bの駆動力を、駆動回転伝達部6が撹拌オーガ4に伝えて撹拌オーガ4を回転させ、撹拌オーガ4の回転を、回転伝達部5が排出オーガ3、及びリールミキサ2に伝えて、排出オーガ3、及びリールミキサ2を回転させることで、飼料の撹拌を行うと共に、飼料を排出口11から排出するようにされている。
ホッパ1は、図1〜図5に示すように、リールミキサ2が軸支された第1撹拌空間1Aと、排出オーガ3、及び撹拌オーガ4が軸支される第2撹拌空間1Bとが確保され、リールミキサ2、及び排出オーガ3、及び撹拌オーガ4の軸方向に長い平面長方形状に形成されている。
排出口11は、第2撹拌空間1Bの長手側の側壁11Aの、短手側の側壁11Bの近傍、且つ第2撹拌空間1Bの下方に軸支された排出オーガ3の側面と対向する位置に開口されている。
排出口11には、この排出口11と連続するように、側壁11Aの外側に突設されたシュート110が備えられている。
リールミキサ2は、図1〜図3、及び図6〜図8に示すように、ホッパ1の短手側の両側壁11B、11Cに夫々独立して軸支された二つの回転板2A、2Bと、回転板2A、2Bにわたると共に、回転板2A、2Bの周方向に沿って一定間隔を空けて架設された4本の撹拌体2Cと備えている。
回転板2A、2Bは、側壁11B、11Cと対面する一方面の中心に、支軸20A、20Bが互いに同軸となるように突設されており、この支軸20A、20Bを側壁11B、11Cに対して回転自在に貫通状に軸支することで、支軸20A、20Bの回転に伴って回転するようにされている。
図2〜図5に示すように、側壁11B、11Cの外側に突出した支軸20A、20Bには、回転伝達部5の一部を構成するスプロケット(回転体)50、51が、支軸20A、20Bと一体回転するように軸支されている。
4本の撹拌体2Cは、回転板2A、2Bの一方面(支軸20A、20Bがと設された面)に対して、軸方向で表裏の関係となり、互いに軸方向で向かい合う回転板2A、2Bの他方面にわたって架設されている。
また、4本の撹拌体2Cは、回転板2A、2Bの軸を中心とする周方向に沿って等間隔で配置されている。
また、4本の撹拌体2Cは、全て、同じ形態のものであり、支軸20A、20Bの軸を中心として螺旋を描く二つの螺旋部20C、21Cと、軸方向で隣り合う二つの螺旋部20C、21Cの間に配設された直線部22Cとを備えている。
尚、撹拌体2Cの本数は、例示した4本に限らない。
螺旋部20C、21Cは、主に、飼料を支軸20A、20Bの軸方向に移動させながら撹拌する機能を有するものであり、この移動撹拌中に、飼料を少しずつ第2撹拌空間1B方向に移動させる機能も有している。
螺旋部20Cは、回転板2A側から直線部22Cに向って螺旋を描くように形成され、一方、螺旋部21Cは、回転板2B側から直線部22Cに向って螺旋を描くように形成されている。
また、螺旋部20C、21Cの螺旋方向は、互いに逆向きにされており、リールミキサ2の撹拌回転(図4において反時計方向)において、螺旋部20Cによる飼料の搬送方向を回転板2A側から直線部22Cへ向かう方向とし、螺旋部21Cによる飼料の搬送方向を回転板2B側から直線部22Cへ向かう方向としている。
直線部22Cは、主に、飼料を第2撹拌空間1B方向に移動させる機能を有するものであり、リールミキサ2の撹拌回転中に、飼料を撹拌する機能も有している。
この直線部22Cは、図2、図3、及び図8に示すように、幅方向が支軸20A、20Bの軸の経線に沿い、長手方向が支軸20A、20Bの軸に対して平行となるように配置されており、リールミキサ2の撹拌回転中に、第1撹拌空間1Aの底側の飼料を持ち上げるように、第2撹拌空間1Bに移動させると共に、第1撹拌空間1A内の飼料を撹拌するようにされている。
ここで、幅方向とは、支軸20A、20Bの軸と交差する方向であり、長手方向とは、支軸20A、20Bの軸方向である。
直線部22Cの位置は、図1〜図3に示すように、側壁11B寄り、且つ排出口11の近傍に設定されており、移動させた飼料の排出を効率よく行えるようにしている。
具体的には、直線部22Cの側壁11C側の角部23Cの位置が、ホッパ1の長手方向の中央部Cに設定されていると共に、直線部22Cの側壁11B側の角部23Dの位置が、排出口11の側壁11C側の縁近傍に設定されている。
また、直線部22Cと螺旋部20C、21Cの境界となる角部23C、23Dは、90°以上に開く角度で設定されており、この開き角にしたことによって、撹拌時における角部23C、23Dでの飼料の停滞、及び停滞による飼料の固まりを防ぐことができるようになっている。
ここで、直線部22Cの位置を側壁11B寄り、且つ排出口11の近傍に設定することによる作用効果を説明する。
基本的に、排出口11を側壁11Aの中央部よりも側壁11B寄りに配しているのは、撹拌装置Aを走行車に載せて使用する場合、側壁11Bを運転席側に位置させて、排出口11を運転席に近づけることによって、排出口11から飼料の排出状態を運転席から確認しやすくするためである。
このように排出口11の位置を側壁11B寄りに配した場合、直線部22Cの位置をリールミキサ2の中央部に設定すると、直線部22Cが排出口11から遠ざかるため、排出オーガ3が飼料を排出口11へ搬送する距離が長くなり、飼料の排出効率が低下してしまう。
そのため、直線部22Cの位置を側壁11B寄り、且つ排出口11の近傍に設定することによって、排出オーガ3が飼料を排出口11へ搬送する距離を短くすることができ、これにより、飼料の排出効率を向上させることができる。
リールミキサ2の回転方向は、図4において、反時計回りであり、螺旋部20C、21C、及び直線部22Cが第1撹拌空間1Aに投入された飼料を撹拌すると共に、螺旋部20C、21Cが飼料を直線部22C方向に移動させ、且つ直線部22Cが第1撹拌空間1Aの底側に位置する飼料をすくい上げながら、径方向で隣り合う第2撹拌空間1Bへ移動させることができるようになっている。
リールミキサ2の他の形態として、図9、図10に示すように、4本の撹拌体2Cの直線部22Cにわたるように、回転板2A、2Bの軸と同軸となるように補強部材23Eを配した構成が挙げられる。
補強部材23Eは、4本の撹拌体2C同士を連結することで、撹拌体2Cの撹拌回転方向に作用する飼料の圧力に対する補強を行うことができ、これによって、リールミキサ2の変形や破損を防止することができる。
また、撹拌体2Cの肉厚等を薄くしたり、強度は低いが軽量な素材を使用したりしても、補強部材23Eによる補強によって、リールミキサ2の変形や破損を防止することができると共に、撹拌体2Cの軽量化を図ることができる。
図9に示す補強部材23Eは、4本の撹拌体2Cの直線部22Cの径方向外側面にわたるように配された形態であり、図10に示す補強部材23Eは、回転方向と対向する直線部22Cの面同士にわたるように配された形態である。
いずれの形態の補強部材23Eでも、リールミキサ2の変形や破損を防止することができると共に、撹拌体2Cの軽量化を図ることができる。
例示したリールミキサ2における撹拌体2Cは、回転板2A、2B間における螺旋部21Cの範囲を、回転板2A、2B間の範囲に対して1/2の範囲に、螺旋部20Cの範囲を、回転板2A、2B間の範囲に対して1/4の範囲に、直線部22Cの範囲を回転板2A、2B間の範囲に対して1/4の範囲に設定されている。
尚、撹拌体2Cにおける螺旋部20C、21C及び直線部22Cの範囲は、例示した範囲に限らない。
この撹拌体2Cにおける、螺旋部20C、21C、及び直線部22Cの範囲、及び位置の設定は、排出口11の開口位置に応じて変更するとよく、例えば、排出口11が側壁11Aの中央部に開口されている場合には、直線部22Cがリールミキサ2の中央部Cに位置し、且つ回転板2A、2B間の範囲に対して適正な割合の範囲として設定するとよい(図示せず)。
排出オーガ3は、図1、及び図3〜図5に示すように、第2撹拌空間1Bの下側に、撹拌オーガ4は、第2撹拌空間1Bの上側に、互いに平行な軸となるように配置されている。
排出オーガ3は、回転伝達部5を介して伝達される回転によって回転し、排出口11側に位置する短手側の側壁11Bから、反対側の短手側の側壁11Cに向かって、飼料を搬送しながら撹拌する方向(図3において二点鎖線の矢印方向)に設けられた螺旋部30Sと、この螺旋部30Sと逆向きの螺旋であり、螺旋部30Sと逆方向に飼料を搬送しながら撹拌する方向(図1において一点鎖線の矢印方向)に設けられた螺旋部31Sの二つ螺旋部30S、31Sを有した構造のスクリュ3Sを備えたものである。
また、排出オーガ3は、螺旋部30Sと螺旋部31Sとの間に、且つ排出口11と正対する位置に、スクリュ3Sの螺旋羽根が存在しない飼料排出空間32Sが確保されており、螺旋部30Sと螺旋部31Sが、夫々飼料排出空間32Sに向かって飼料を搬送し、この飼料排出空間32Sから排出オーガ3で撹拌、及び搬送される飼料を排出口11に案内するようにされている。
撹拌オーガ4は、排出オーガ3と同様に、螺旋部40S、41Sの二つの螺旋部と、螺旋部40S、41Sの間に飼料排出空間42Sを有した構造のスクリュ4Sを備えたものである。
飼料排出空間42Sは、側壁11C寄りに設定されており、螺旋部40Sが側壁11B側から飼料排出空間42S方向に飼料を撹拌しながら搬送し、螺旋部41Sが側壁11C側から飼料排出空間42S方向に飼料を撹拌しながら搬送するようにされている。
すなわち、撹拌オーガ4は、排出オーガ3の上方にあって、駆動回転伝達部6を介してPTO軸Bから出力される駆動力によって回転し、この回転によって、螺旋部40Sと螺旋部41Sが、飼料を撹拌しながら飼料排出空間42Sに向かって搬送し、搬送された飼料を飼料排出空間42Sから撹拌オーガ3に移動させることができるようになっている。
そして、リールミキサ2、及び撹拌オーガ4によって排出オーガ3に移動した飼料は、この排出オーガ3の螺旋部30S、31Sが、攪拌しながら飼料排出空間32Sに向かって搬送し、搬送された飼料を飼料排出空間32Sから排出口11へ排出するようにされている。
回転伝達部5は、リールミキサ2、及び排出オーガ3、並びに撹拌オーガ4に軸支されたスプロケット(回転体)と、スプロケット(回転体)に巻き掛けられたチェーン(伝達体)とからなるチェーン機構である。
このチェーン機構による回転伝達部5を詳述すると、図3〜図5に示すように、リールミキサ2の回転板2A、2Bの支軸20A、20Bに、同軸、且つ一体回転するように軸支されたスプロケット50、51と、排出オーガ3の支軸30A、30Bに、同軸、且つ一体回転するように軸支されたスプロケット52、53、及び支軸30Aに、同軸、且つ一体回転するように軸支されたスプロケット54と、撹拌オーガ4の支軸40Aに、同軸、且つ一体回転するように軸支されたスプロケット55とを備えている。
更に、回転伝達部5は、スプロケット50、52にわたって巻き掛けられたチェーン5Aと、スプロケット51、53にわたって巻き掛けられたチェーン5Bと、スプロケット54、55にわたって巻き掛けられたチェーン5Cとを備えている。
スプロケット50、51は、互いに同じ径とするものであり、スプロケット52、53は、互いに同じ径であると共に、スプロケット50、51の径よりも小径とするものであって、スプロケット50、51に対して、スプロケット52、53の回転を減速して伝えると共に、同じ回転数で伝えるようにされている。
また、スプロケット55の径は、スプロケット54の径よりも小径とするものであって、スプロケット54に対してスプロケット55の回転を減速して伝えるようにされている。
駆動回転伝達部6は、ホッパ1の底部の外側に、リールミキサ2の軸と平行な軸を有して軸支されたプロペラシャフト60(駆動回転出力部)と、プロペラシャフト60のPTO軸B側(側壁11B側)の端部に、プロペラシャフト60と同軸で設けられたPTO軸接続部(接続部)61と、プロペラシャフト60のPTO軸接続部61と反対側の端部から攪拌オーガ4の支軸40Aにわたって配設されたチェーン機構6Aを備えており、PTO軸接続部61に接続されたPTO軸Bからの駆動力でプロペラシャフト60が回転すると共に、プロペラシャフト60の回転を、チェーン機構6Aを介して撹拌オーガ4に伝えるようにされている。
チェーン機構6Aは、複数のスプロケット(駆動回転体、従動回転体)と、このスプロケットに巻き掛けられる複数のチェーン(駆動回転伝達体)を備えた構成のものである。
このチェーン機構6Aの具体的な構成は、プロペラシャフト60に、プロペラシャフト60と同軸、且つ一体回転するように軸支されたスプロケット(駆動回転体)60Aと、攪拌オーガ4の支軸40Aに、支軸40と同軸で一体回転するように軸支されたスプロケット60B(従動回転体)と、スプロケット60A、60Bの間に回転自在に軸支されたスプロケット(従動回転体)60C、60Dと、スプロケット60A、60Cにわたって巻き掛けられたチェーン60Eと、スプロケット60B、60Dにわたって巻き掛けられたチェーン60Fとを備えており、プロペラシャフト60の回転を、スプロケット60Aからスプロケット60Dまでチェーン60E、60Fを介して伝えるようにされている。
また、スプロケット60C、60Dは、側壁11Cに回転自在に突設された支軸60Gに、同軸で一体回転自在に軸支されている。
スプロケット60Dの径は、スプロケット60Bの径よりも小径とするものであって、スプロケット60Bに対して、スプロケット60Dの回転を減速して伝えるようにされている。
以上の構成とした撹拌装置Aによると、PTO軸接続部61から入力される駆動力で回転するプロペラシャフト60の回転に伴うスプロケット60Aの回転を、駆動回転伝達部6によって撹拌オーガ4に伝え、このスプロケット60Dの回転によって、撹拌オーガ4を回転させることができる。
そして、撹拌オーガ4の回転に伴って回転伝達部5が作動して、撹拌オーガ4の回転を排出オーガ3、リールミキサ2に伝えることができ、これによって、リールミキサ2、排出オーガ3を回転させることができる。
また、回転伝達部5の回転伝達動作では、撹拌オーガ3の回転に伴うスプロケット52、53の回転を、スプロケット50、51の双方に対して、同じ回転数で、同時に伝えることで、リールミキサ2を、その軸方向両側から入力される駆動力で回転させることができるため、リールミキサ2の駆動回転時に撹拌体2Cに作用する飼料の抵抗による撹拌体2Cの捻じれを防止することができる。
したがって、リールミキサ2の駆動回転時に撹拌体2Cに作用する飼料の抵抗による撹拌体2Cの捻じれを防止することができるため、撹拌体2Cやリールミキサ2全体の破損や変形等を防止できると共に、製造コスト高となる撹拌体2Cを含むリールミキサ2を構成する各部の強度を上げる手段を用いることなく、高い耐久性を備えたリールミキサ2を備えた撹拌装置Aを提供することができる。
尚、例示した撹拌装置Aは、走行車の駆動部の駆動を動力源として作動するものであるが、本発明では、モータ(図示せず)のモータ軸(図示せず)をプロペラシャフト60に接続し、このモータの動力によって、プロペラシャフトを回転させるようにしてもよい。
また、例示した回転伝達部5、及び駆動回転伝達部6は、チェーン機構を利用した構成としているが、本発明では、チェーン機構に換えて、回転体、及び駆動回転体、並びに従動回転体をプーリとし、駆動回転伝達体を、前述のプーリに巻き掛けられるタイミングベルトとするベルト機構、或いは回転体、及び駆動回転体、並びに従動回転体を歯車とし、駆動回転伝達体を、前述の歯車に噛み合う歯車として構成される歯車列を有する歯車機構、更には、チェーン機構、ベルト機構、歯車機構の全て、又はいずれか二つを組み合わせてなるものとしてもよい。
A:撹拌装置 1:ホッパ 2:リールミキサ 3:排出オーガ 4:撹拌オーガ
2A:回転板 2B:回転板 2C:撹拌体 20A:支軸 20B:支軸
20C:螺旋部 21C:螺旋部 22C:直線部 11:排出口 11B:側壁
11C:側壁

Claims (5)

  1. 撹拌装置用のリールミキサであって、一方面に支軸を有した二つの回転板と、前記一方面に対して軸方向で表裏の関係となる、前記回転板の他方面にわたって架設された複数の撹拌体を備え、前記回転板は、前記支軸を同軸として、前記他方面同士を前記支軸の軸方向で向かい合うように配され、前記撹拌体は、前記支軸の軸を中心として螺旋を描く二つの螺旋部と、軸方向で隣り合う二つの螺旋部の間に配設された直線部とを備え、前記二つの螺旋部は、一方の前記螺旋部が、一方の前記回転板から前記直線部に向って螺旋を描くように形成されていると共に、他方の前記螺旋部が、他方の前記回転板から前記直線部に向って螺旋を描くように形成され、且つ前記二つの螺旋部の螺旋方向が互いに逆向きにされていることを特徴とする撹拌装置用のリールミキサ。
  2. 前記直線部の位置が、前記二つの回転板の一方側寄りに設定されていることを特徴とする請求項1記載のリールミキサ。
  3. 前記撹拌体を複数備え、複数の前記撹拌体が、前記回転板の軸を中心とする周方向に沿って等間隔で配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載のリールミキサ。
  4. 請求項3に記載のリールミキサであって、前記回転板の軸を中心とする周方向に沿うように形成された環状板が、複数の前記撹拌体の前記直線部にわたるように配置されていることを特徴とするリールミキサ。
  5. 請求項1乃至請求項4いずれか1項記載のリールミキサを備えた混合飼料の撹拌装置であって、排出口を備えたホッパと、前記ホッパ内に、回転自在に軸支された前記リールミキサと、前記リールミキサの軸と平行な軸を有して軸支されたオーガとを具備したことを特徴とする混合飼料の撹拌装置。
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