JP2017085946A - 低分子アルギン酸によって離水が抑制されたゲル組成物 - Google Patents

低分子アルギン酸によって離水が抑制されたゲル組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2017085946A
JP2017085946A JP2015218917A JP2015218917A JP2017085946A JP 2017085946 A JP2017085946 A JP 2017085946A JP 2015218917 A JP2015218917 A JP 2015218917A JP 2015218917 A JP2015218917 A JP 2015218917A JP 2017085946 A JP2017085946 A JP 2017085946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gel composition
calcium
acid
sodium alginate
molecular weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015218917A
Other languages
English (en)
Inventor
誠 中馬
Makoto Chuma
誠 中馬
船見 孝博
Takahiro Funemi
孝博 船見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
San Ei Gen FFI Inc
Original Assignee
San Ei Gen FFI Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by San Ei Gen FFI Inc filed Critical San Ei Gen FFI Inc
Priority to JP2015218917A priority Critical patent/JP2017085946A/ja
Publication of JP2017085946A publication Critical patent/JP2017085946A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Abstract

【課題】保水性・保湿性が維持され、離水という品質上望ましくない現象が抑制されたゲル組成物の提供。【解決手段】重量平均分子量(Mw)70,000 g/mol以下でかつグルロン酸含有率が60%以上である低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムを、カルシウムによってゲル化する多糖類と併用することによってゲル組成物を調製する。【選択図】 図1

Description

本発明は、重量平均分子量(M)70,000g/mol以下でかつグルロン酸含有率が60%以上であるアルギン酸ナトリウムを、カルシウムによってゲル化する多糖類と併用することにより、長期にわたり保水性・保湿性が維持され、離水が抑制された、カルシウムによってゲル化する多糖類を用いて得られたゲル組成物に関する。
本発明に係るゲル組成物は、離水が有意に抑制されるために、長期に亘る保存によっても食品や化粧品、医薬品の本来の感触や使用感を損なわず、香気成分、色素、調味料、薬効成分などの流出が抑制される。従って本発明は特に安定な長期保管を必要とするゲル組成物を全部又は一部に用いる加工製品全般に対して有益である。
アルギン酸、ローメトキシルペクチン等、ゲル化に際してカルシウムを必要とする多糖類を含有するゼリー状(ゲル状)の食品や医薬品(以下、「ゲル組成物」とする)は、カップ等の容器に充填密封され、殺菌して市場に流通・供給されることが多いが、冷蔵もしくは常温保存中に該食品から経時的に水分が流出するいわゆる「離水」が起こる。このため、こうしたゲル組成物を長期間保管するとゲル組成物に含まれる水分含量が減少して食感や使用感が損なわれたり、香気成分、色素、薬効成分などが流出する等の問題があり、また保管期間が長期でなくても製造直後から離水は起こるため、製造後すぐに消費者に販売された場合でも消費者が容器を開けたり蓋をはがす際に離水した水分が飛び散る等の問題があった。更に、カルシウムによってゲル化する多糖類は近年、柔軟性容器に充填された柔らかいゼリーを直接飲み口から飲用する、いわゆるゼリー状飲食品のゲル化剤としても用いられるが、このような柔らかくてくずし易いゲル組成物は、一般にゲル化剤の濃度が低く、そのため離水性の抑制が一層難しいという問題があった。
ゲル組成物は、通常その内部に大量の液体を保持するものであるため、経時的に離水が生じるが、特にゲル化して成形した後に切断・破断等の、構造破壊が一部にでもあると、離水の程度がより大きくなる。このようなゲル組成物の離水による品質低下を抑制するために、従来からゲル化剤の配合量を多くしたり、イオタカラギーナン、グアガム、ペクチン、タマリンド、ネイティブ型ジェランガム等の多糖類を併用する方法等が提案されている。
具体的には、ネイティブ型ジェランガムを含むことにより離水の抑制されたゲル組成物(特許文献1)、カラギーナンをゲル化剤とするゲル状組成物において、ゲル化助剤としてキサンタンガム及びローカストビーンガムを含有し、離水抑制剤として変性ポリアルキレンオキサイドを含有する水性ゲル状組成物(特許文献2)、同じく離水抑制剤としてN-ビニルアセトアミド重合体を含有する水性ゲル状組成物(特許文献3)、カラギーナン含有ゲルにおいて3価以上の金属イオンまたはカルシウム以外の2価金属イオンを含有させることで、従来使用されてきたカリウムイオンまたはナトリウムイオン等を含むゲルより、離水の少ないゲルを作製する方法(特許文献4)、寒天含有ゲルにおいてカラギナン、ジェランガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、タラガム、グアーガム、タマリンドガム、コンニャクマンナン、ファーセレラン及びペクチンのうちから選ばれる1種類以上の糊料と、デキストリンとを含む凝固点が無菌充填可能な程度に低く、かつ常温流通時の離水の発生を抑制したゼリー飲料(特許文献5)などが開示されている。また、アルギン酸を含むポリカルボン酸又はこれらの部分分解物によって架橋されたカルボキシアルキル化ガラクトマンナンを主成分として含んだ吸水材も開発されている(特許文献6)。
特開平10−150933号公報 特開2003−268156号公報 特開2003−277253号公報 特開2008−1655号公報 特開2007−68519号公報 特開2005-305236号公報
しかしながら、ゲル化剤の配合量を多くする方法では、ゲルが堅く、脆くなるなど物性に変化が生じ、柔らかくてくずし易い感触が保てず、数種類のゲル化剤を併用する方法では、特にゲル化剤としてカルシウムによってゲル化する多糖類を使用する場合において離水減少効果が十分に満足し得るものではなかった。また、アルギン酸を含むポリカルボン酸又はこれらの部分分解物によって架橋されたカルボキシアルキル化ガラクトマンナンを主成分とする場合、化学合成されている物質であるため、食品用途では使用できない。
上記食品を始めとするカルシウムによってゲル化する多糖類を全部又は一部に含むゲル組成物において、離水を有意に防止・抑制できる簡便な方法の開発が求められていた。
本発明は、かかる事情に鑑みて開発されたもので、離水が有意に防止・抑制されたゲル組成物を提供することを目的とする。
また本発明は、ゲル組成物の保水性・保湿性を維持することにより長期保存によっても実質的に離水を生じさせない方法、つまりゲル組成物の離水を抑制する方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねる過程において、アルギン酸ナトリウム(M100,000g/mol以上ものもの)を用いてゲル組成物を製造する際に、重量平均分子量(M)70,000g/mol以下でかつグルロン酸含有率が60%以上である低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムを配合したところ、遠心分離による虐待試験においても、ゲル組成物からの離水が抑制され、製造時における瑞々しさをそのまま維持し、好ましい感触を有していることを見出した。
すなわち、本発明は低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムとカルシウムによってゲル化する多糖類を含有することにより、離水の抑制されたゲル組成物である。また本発明は、低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムとカルシウムによってゲル化する多糖類を併用することを特徴とするゲル組成物の離水抑制方法である。
本発明は、以下の態様を有する;
項1
カルシウムによってゲル化する多糖類と、重量平均分子量(M)70,000g/mol以下でかつグルロン酸含有率が60%以上であるアルギン酸ナトリウムを含有することを特徴とする、離水の抑制されたゲル組成物。
項2
カルシウムによってゲル化する多糖類が重量平均分子量(M)100,000g/mol以上のアルギン酸ナトリウムである、項1記載の離水の抑制されたゲル組成物。
項3
重量平均分子量(M)70,000g/mol以下でかつグルロン酸含有率が60%以上であるアルギン酸ナトリウムが、カルシウムによってゲル化する多糖類に対して0.15〜0.75倍の含有量である項1又は2に記載のゲル組成物。
項4
カルシウムによってゲル化する多糖類と、重量平均分子量(M)70,000g/mol以下でかつグルロン酸含有率が60%以上であるアルギン酸ナトリウムを併用することを特徴とする、ゲル組成物の離水抑制方法。
項5
カルシウムによってゲル化する多糖類が重量平均分子量(M)100,000g/mol以上のアルギン酸ナトリウムである、項4に記載のゲル組成物の離水抑制方法。
項6
重量平均分子量(M)70,000g/mol以下でかつグルロン酸含有率が60%以上であるアルギン酸ナトリウムが、カルシウムによってゲル化する多糖類に対して0.15〜0.75倍の含有量である項4又は5に記載のゲル組成物の離水抑制方法。
本発明により、カルシウムによってゲル化する多糖類をゲル化剤として用いて調製されたゲル組成物の短期的、長期的な離水を抑制することができる。また、本発明の技術を使用することによって離水による品質低下が抑制された食品、化粧品、医薬品を製造することができる。
1.カルシウムによってゲル化する多糖類
本発明に用いられるカルシウムによってゲル化する多糖類として、具体的にはアルギン酸又はその塩、もしくはローメトキシルペクチン等が挙げられる。
アルギン酸はウロン酸から構成される直鎖状の酸性多糖類であり、α−L−グルロン酸(以後、単にグルロン酸ということもある)とβ−D−マンヌロン酸(以後、単にマンヌロン酸ということもある)とからなる共重合体であり、このα−L−グルロン酸(以後、単にグルロン酸ということもある)とカルシウムが結合してエッグボックス構造を形成し、分子鎖が凝集することによりゲル化する。食品や医薬品に用いられる所謂バルクゲルを形成するためには、アルギン酸のMが100,000g/mol以上であることが好ましく、これ以下になるとゲル化しにくくなる。ゲル組成物中のアルギン酸もしくはその塩の含有率は好ましくは0.05%〜5.0%であり、より好ましくは0.1%〜3.0%であり、さらに好ましくは、0.2%〜2.0%である。
ペクチンは主鎖にガラクツロン酸から構成されるガラクツロナン領域と、ガラクツロン酸とラムノースが存在するラムノガラクツロナン領域をもち、主鎖中のラムノースに中性糖を中心とした側鎖が結合する構造をとっている。また、主鎖の大部分を構成するガラクツロン酸の一部がメチル基もしくはアセチル基でエステル化されている。ペクチン中のエステル化されていないガラクツロン酸は、アルギン酸中のグルロン酸と同様にカルシウムが結合してエッグボックス構造を形成し、分子鎖が凝集することによりゲル化する。ローメトキシルペクチンは、エステル化されているガラクツロン酸の含有率が50%以下、すなわち、エステル化されていないガラクツロン酸の含有率が50%を超えるペクチンである。ゲル組成物中のペクチンの含有率は好ましくは0.03%〜4.0%であり、より好ましくは0.05%〜2.0%であり、さらに好ましくは0.1%〜1.5%である。
2.低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウム
本発明では「重量平均分子量(M)が70,000g/mol以下でかつグルロン酸含有率が60%以上であるアルギン酸ナトリウム」(以下、低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムと記載する)が用いられる。
本発明で用いられる低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムもまた、上述のアルギン酸と同様グルロン酸とマンヌロン酸とからなる共重合体であり、食品添加物として使用可能な物質として知られている。以下、本明細書中において、グルロン酸(G)とマンヌロン酸(M)の全モル数に対するグルロン酸のモル含有率(%)をグルロン酸含有率もしくはG含有率と称する。すなわち、「グルロン酸含有率が60%以上」もしくは「G含有率が60%以上」という場合、モル含有率で60%以上のグルロン酸(G)と40%未満のマンヌロン酸(M)からなるアルギン酸ナトリウムを示す。
低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムは、商業的に入手可能である一般のアルギン酸及び/又はそのナトリウム塩(以下、アルギン酸原料と記載する)を酸もしくは酵素で加水分解し、これを特定のpH条件で沈殿させる処理を行ったもの、またはマンヌロン酸をグルロン酸に変換する酵素で処理したもの、といった処理を経ることによって製造、精製(単離)して得ることができる。
アルギン酸原料としては、食品添加物として使用可能な、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸カルシウムが使用でき、アルギン酸、アルギン酸ナトリウムを使用することが好ましい。これらのアルギン酸原料は、褐藻類から抽出することもできるが、一般にも市販されており、アルギン酸の例としては、サンサポートTM P−90(商品名、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社)が、アルギン酸ナトリウムの例としては、サンサポートTM P−70、P−71、P−72、P−81、及びP−82(商品名、いずれも三栄源エフ・エフ・アイ株式会社)が挙げられる。低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムの製造において、アルギン酸原料のMは低いほうがよく、好ましくは200,000g/mol以下であり、より好ましくは150,000g/mol以下である。また、アルギン酸原料のG含有率は高いほうがよく、好ましくは60%以上、より好ましくは70%以上である。
次に、アルギン酸原料から低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムを調製する方法の例を示すが、本発明に用いられる低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムの製造方法は、これに限定されるものではない。
褐藻類より抽出されたアルギン酸原料のMは、110,000〜400,000 g/molであり、市販されている殆どのアルギン酸原料のMもこの範囲に入っている。本発明の低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムは、これらのアルギン酸原料のMが70,000g/mol以下となるように、分解処理等を行い低分子化することによって調製される。アルギン酸原料の低分子化には、酸加水分解もしくは酵素分解が用いられる。酸加水分解においては、0.1〜1.0Mに希釈した塩酸、硫酸等無機酸溶液にアルギン酸原料を懸濁させ、これを加熱することによってウロン酸糖鎖を加水分解することができる。一方、酵素分解においては、アルギン酸原料溶液にアルギン酸リアーゼ等のアルギン酸のウロン酸糖鎖を加水分解する酵素を添加し、温度、pHを調整した状態で撹拌することにより、ウロン酸糖鎖を加水分解することができる。
このようにして低分子化されたアルギン酸ナトリウムのグルロン酸含有率が60%未満である場合、選択的沈殿法もしくは、酵素法を用いることでグルロン酸含有率を高めることができる。選択的沈殿法は、特定のpHにおける溶解度がアルギン酸糖鎖中のグルロン酸およびマンヌロン酸の結合様式により異なる性質を利用する方法である。アルギン酸は、2.5未満のpH領域において、グルロン酸とマンヌロン酸が交互に現れる領域(GMブロック)の溶解度が高く、グルロン酸が主として存在する領域(Gブロック)およびマンヌロン酸が主として存在する領域(Mブロック)の溶解度は低い。また、pHが2.7以上3.8未満のpH領域においては、GMブロックおよびMブロックの溶解度が高く、Gブロックの溶解度が低い。この性質を利用して、Gブロックを選択的に沈殿させこれを回収することにより、結果としてアルギン酸糖鎖中のG含有率を高めることができる。アルギン酸を沈殿させる際のpHは3.8以下である必要があり、好ましくは2.8以上3.8未満、より好ましくは3.0以上3.6未満である。一方、酵素法においては、マンヌロン酸をグルロン酸に変換する、C5エピメラーゼとよばれる酵素を用いる。アルギン酸原料溶液にC5エピメラーゼを添加し、温度、pHを調整した状態で撹拌することにより、糖鎖中のマンヌロン酸をグルロン酸に変換し、結果としてG含有率を高めることができる。
こうして調製された低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムの分子量は70,000g/mol以下であることが必要であり、より好ましくは1,000〜60,000g/molであり、更に好ましくは2,000〜50,000g/molである。 また、低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムのグルロン酸含有率は60%以上であることが必要であり、より好ましくは70%以上、更に好ましくは80%以上である。
また、これらの低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムのゲル組成物中の好ましい含有量は、使用されるカルシウムによってゲル化する多糖類の含有量に依存し、好ましくは使用されるカルシウムによってゲル化する多糖類の0.15〜0.75倍、より好ましくは0.2〜0.6倍、更に好ましくは0.25〜0.5倍である。低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムの量が少ない場合は離水抑制効果が低く、多い場合はゲル化を阻害することがある。
3.離水の抑制されたゲル組成物の調製
本発明の離水の抑制されたゲル組成物は、低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムを、カルシウムによってゲル化する多糖類とともに分散させた分散液に、カルシウムを添加することによって調製される。
具体的には、例えば、香料、調味料、色素、薬効成分、栄養成分を添加した水溶液又は水分散液を調製し、これに低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムとカルシウムによってゲル化する多糖類を添加及び混合し、これにカルシウムを添加することよって本発明のゲル組成物を得ることができる。カルシウムの供給源として炭酸カルシウム、リン酸カルシウム等の水に不溶なものを用いる場合は、低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムとカルシウムによってゲル化する多糖類を添加する前の溶液に、予め炭酸カルシウム等を分散させておき、低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムとカルシウムによってゲル化する多糖類を添加した後に、pHを低下させることによってゲル組成物を調製することもできる。
本発明のゲル組成物は、実際には、カルシウムの供給源を含有するが、このカルシウムの供給源の形態は、特に限定されず、例えば、塩又はイオンであることができる。具体的には、例えば、硫酸カルシウム、クエン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、焼成(うに殻、貝殻、骨、造礁サンゴ、乳性、卵殻)カルシウム、未焼成(貝殻、骨、サンゴ、真珠層、卵殻)カルシウム、炭酸カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、リン酸三水素カルシウム及びそれらの水和物から選択される1種以上、好ましくは、硫酸カルシウム、クエン酸カルシウム、炭酸カルシウム、及びリン酸一水素カルシウムから選択される1種以上を用いることができる。カルシウムの供給源は、1種単独であってもよく、2種以上の組み合わせであってもよい。
本発明のゲル組成物における好ましいカルシウムの含有量は、ゲル化に用いられるカルシウムによってゲル化する多糖類中のグルロン酸もしくはエステル化されていないガラクツロン酸のモルに依存し、好ましくはカルシウムによってゲル化する多糖類のモル数の0.25〜5.0倍、より好ましくは0.5〜3.0倍、更に好ましくは、0.7倍〜2.0倍である。
本発明のゲル組成物としては、(1)ドリンクゼリー、ワインゼリー、コーヒーゼリー、フルーツゼリー、水ようかん等のゼリー類; イチゴジャム、マーマレード等のジャム類;パスタ、ラーメン、うどん、そば等の麺類や食パン、コッペパン、菓子パン、揚げパン、バターロール、惣菜パン等のパン類(小麦粉等の穀物粉やデンプン中にゲル化剤を混ぜ、水を加えて練り込む際にゲル化させる);ソーセージ、ハム、豚カツ、ハンバーグ等の水畜産加工品(ピックル液として加工品内に打ち込んだのちにゲル化させる)、肉まん類やサンドイッチ等の具材;練りわさび、練りカラシ、練りショウガ等の練り製品;ヨーグルト、プリン(ゲル化剤が配合されているもの)等を含む食品、(2)化粧クリーム、ヘアクリーム、日焼け止めクリーム、水性軟膏、ワックス等のクリーム状化粧品、シャンプー、リンス、石鹸、洗顔剤、乳液剤等をゲル化させたジェル状化粧品、ムースなどの泡状化粧品等を含む化粧品、(3)創傷治癒剤、点眼剤、洗眼剤、うがい薬、洗口剤等を薬効成分として含むクリーム剤、軟膏剤、液剤、ゲル剤、ローション剤、チック剤、パップ剤、プラスター剤、テープ剤、パッチ剤等の医薬品が例示される。
これらはいずれも貯蔵時等の離水が問題となるものであって、これにより視覚的及び味覚的に商品価値が低下するものである。
実験例1における、ゲル組成物の保水率の測定結果を示したグラフである。 実験例2における、ゲル組成物の保水率の測定結果を示したグラフである。
以下、本発明の内容を以下の実施例を用いて具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。尚、実施例中の「部」「%」は、それぞれ「質量部」「質量%」であることを意味する。
<低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムおよび低分子低グルロン酸含有アルギン酸ナトリウム調製>
本発明の実施例では、低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムおよび低分子低グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムを調製するためのアルギン酸ナトリウム原料として、サンサポートTMP−80(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社、以後ALGと表記する)を用いた。
また、以下の方法で2種類の低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムであるLMw−GUL1、LMw−GUL2を調製した。さらに、対照としてMwが70,000g/mol以下であるが、G含有量が60%未満である低分子低グルロン酸含有アルギン酸ナトリウム、LMw−MAN1、LMw−MAN2を調製した。
乾燥重量20gのALGを200mlの0.3Mの塩酸に懸濁後、25℃で17時間攪拌した。この上清をデカントで除き、50mlの0.3M塩酸を加えて95℃で5時間加熱した。懸濁液を750×gで15分間遠心分離し、上清を除き50mlの超純水に懸濁し、この操作を2回繰り返した。沈殿を50mlの超純水に懸濁し、0.5MのNaOHを用いてpHを3.5に調整し、これを25℃で17時間攪拌した。懸濁液を750×gで15分間遠心分離し、上清と沈殿に分けた。沈殿を100mlの超純水に懸濁後、4.0MのNaOHを用いてpHを7.0に調整し、沈殿を溶解させた。この溶液をGF/Aガラスフィルター(孔径1.6μm)でろ過後、フリーズドライにより粉末試料を回収し、これをLM−GUL1とした。また、上清のpHを2.6に調整し、沈殿が生成するまで25℃で1時間以上静置した。この懸濁液を750×gで15分間遠心分離し、沈殿を100mlの超純水に懸濁後、4.0MのNaOHを用いてpHを7.0に調整し、沈殿を溶解させた。この溶液をGF/Aガラスフィルターでろ過後、フリーズドライにより粉末試料を回収し、これをLM−MAN1とした。
また、乾燥重量20gのALGを200mlの0.3Mの塩酸に懸濁後、25℃で17時間攪拌した。この上清をデカントで除き、50mlの0.3M塩酸を加えて95℃で1時間加熱した。懸濁液を750×gで15分間遠心分離し、上清を除き50mlの超純水に懸濁し、この操作を2回繰り返した。沈殿を50mlの超純水に懸濁し、0.5MのNaOHを用いてpHを3.8に調整し、これを25℃で17時間攪拌した。懸濁液を750×gで15分間遠心分離し、上清と沈殿に分けた。沈殿を100mlの超純水に懸濁後、4.0MのNaOHを用いてpHを7.0に調整し、沈殿を溶解させた。この溶液をGF/Aガラスフィルターでろ過後、フリーズドライにより粉末試料を回収し、これをLM−GUL2とした。また、上清のpHを2.4に調整し、沈殿が生成するまで25℃で1時間以上静置した。この懸濁液を750×gで15分間遠心分離し、沈殿を100mlの超純水に懸濁後、4.0MのNaOHを用いてpHを7.0に調整し、沈殿を溶解させた。この溶液をGF/Aガラスフィルター(孔径1.6μm)でろ過後、フリーズドライにより粉末試料を回収し、これをLM−MAN2とした。
なお、以下に記載の方法で測定したALGおよび調製された低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムおよび低分子低グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムの重量平均分子量(M)とグルロン酸含有率(G含有率)を表1に記した。
<M測定法>
乾燥重量1.5gのALG、LM−GUL1、LM−GUL2、LM-MAN1もしくはLM−MAN2を98.5gの超純水に添加し、ポリトロン式攪拌機を使用して、回転速度26,000rpmで1分間攪拌することによって1.5%(w/w)の分散液を調製した。この分散液を1g量りとりこれに29gの0.05MのNaNO水溶液を加えて、ポリトロン式攪拌機を使用して、回転速度26,000rpmで1分間攪拌することによって0.05%(w/w)の分散液を調製した。この分散液を、孔径0.45mのPTFE製メンブランフィルターを用いてろ過することによって不溶物を除去した後、100μlをゲルろ過クロマトグラフィーに供した。なお、カラムとしてポリマー樹脂(ポリヒドロキシメタクリレート)製のOHpak SB−806M HQ(Shodex)、溶離液に50mM NaNOを用い、カラム温度25℃、送液速度0.5ml/minで溶離させた後、多角度光散乱検出器(DAWN−EOS、Wyatt technology)及び屈折率検出器(RI−101、Shodex)で測定した。得られた値を解析ソフトウェアであるASTRA ver.4.9、Wyatt technologyを用いて解析し、重量平均分子量:M(g/mol)を算出した。
<G含有率測定法>
乾燥重量0.2gのALG、LM−GUL1、LM−GUL2、LM-MAN1もしくはLM−MAN2を約5gの重水に溶解した後凍結乾燥をした。この操作を3回繰り返し、交換可能なプロトンを除いた後、更に24時間凍結乾燥した。この乾燥物を10.0mlの重水に溶解し、内部標準としてトリメチルシリルプロピオン酸ナトリウム(TSP)を添加し、2.0%(w/v)の測定試料を調製した。測定試料を石英製のサンプル管に入れ、フィールド磁場強度14.096T、周波数600MHzのNMR測定装置ECA600(JEOL)を用い、パルス角度45°、パルス時間6.75μs、リラクゼーション時間5.0s、積算回数128回、測定温度70℃で1Hのスペクトルを測定した。測定された1Hのスペクトルにおけるグルロン酸の1位炭素に結合したプロトンに由来する5.00〜5.15ppmのピーク面積とマンヌロン酸の1位の炭素に結合したプロトンに由来する4.60〜4.75ppmのピーク面積を求め、以下の式からG含有率(%)を求めた。
G含有率(%)
=グルロン酸由来のピーク面積/(グルロン酸由来のピーク面積+マンヌロン酸由来のピーク面積)×100
実験例1
以下のゲル組成物調製法1に記載の方法で実施例1、2、比較例1、2及び3のゲル組成物を調製し、これらの保水率を測定した。
<ゲル組成物調製法1>
乾燥重量0.50gのアルギン酸ナトリウム(および0.125gのLM−GUL1,LM−GUL2,LM−MAN1,LM−MAN2)を約30mlの20 mM酢酸緩衝液(pH5.0)に添加撹拌し、分散させた後に上記の酢酸緩衝液で全量を50.0mlに定容した。この分散液40.0mlに5mlの200mM CaCOと5.0mlの200mMのグルコノデルタラクトンを添加混合した。混合直後(流動性を保っている間)に、底面をプラスチック平板で閉鎖した6個の内径20.0mm、高さ10.0mmの円筒形のガラスリング内に注ぎ、円筒の上面をプラスチック平板で封鎖し、20℃で2時間以上静置することによりゲル化させて直径20.0mm×高さ10.0mmのゲル(実施例1、2、比較例1、2及び3)を調製した。これらの試料ゲルのALGの最終添加濃度は0.8%であり、低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムもしくは低分子低グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムの最終添加濃度はそれぞれ0.2%である。実施例1、2および比較例1〜3に用いられたALG、LM−GUL1、LM−GUL2、LM−MAN1、LM−MAN2の最終添加濃度を表2に記載した。
<保水率測定法>
実施例1、2、比較例1、2及び3のゲルの重量(A g)を測定した。また、遠心分離チューブ(ファルコン社製)に、下から、直径22mmの金属製目皿、同サイズのPTFE製メンブレンフィルター(ポアサイズ0.45μm)、ゲルの順に重ねて入れ、210×gで30、60、90、120分間遠心分離した。遠心分離後、ゲルから流出した水はチューブ底部に分離される。 遠心分離のゲルの重量(B g)を測定し、下式からゲルの保水率(%)を算出した。
保水率(%)=(1−(A−B)/A)×100
<結果1>
上記の方法で測定されたゲル組成物の保水率の結果を表3および図1に記載した。
LM−ALGを添加しない0.8% ALG(比較例1)は210×gの遠心分離により脱水し、30、60、90、120分間遠心分離したときの保水率は順に60.56%、37.32%、31.31%、29.59%となり120分間の遠心分離でほぼ一定になることが確認された。LM−MAN1を0.2%添加したゲル組成物(比較例2)もしくは LM−MAN2を0.2%添加したゲル組成物(比較例3)の保水率も120分間の遠心分離によりほぼ一定となり、その値は順に32.32%、34.24%となり、0.8% ALG単独(比較例1)の場合とほぼ同じであった。一方、LM−GUL1を0.2%添加したゲル組成物(実施例1)もしくはLM−GUL2を0.2%添加したゲル組成物(実施例2)の保水率の減少速度は、比較例1の場合より低く、120分後における保水率も順に47.91%、43.34%となり、0.8% ALG単独(比較例1)や0.2%のLM−MANが添加されたゲル組成物(比較例2、3)に比べて高い保水性を有しており、実施例のゲル組成物の離水が抑制されていることが確認された。
実験例2
以下のゲル組成物調製法2に記載の方法で実施例1、3、比較例1、4及び5のゲル組成物を調製し、これらの保水率を測定した。
<ゲル組成物調製法2>
乾燥重量0.50gのアルギン酸ナトリウム(および0.0625、0.125、0.25、0.5gのLM−GUL1)を約30mlの20mM酢酸緩衝液(pH5.0)に添加撹拌し、分散させた後に上記の酢酸緩衝液で全量を50.0 mlに定容した。この分散液40.0mlに5mlの200mM CaCOと5.0mlの200mMのグルコノデルタラクトンを添加混合した。混合直後(流動性を保っている間)に、底面をプラスチック平板で閉鎖した6個の内径20.0mm、高さ10.0mmの円筒形のガラスリング内に注ぎ、円筒の上面をプラスチック平板で封鎖し、20℃で2時間以上静置することによりゲル化させて直径20.0mm×高さ10.0mmのゲル(実施例1、3、比較例1、4及び5)を調製した。これらの試料ゲルのALGの最終添加濃度は0.8%であり、低分子高グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムもしくは低分子低グルロン酸含有アルギン酸ナトリウムの最終添加濃度はそれぞれ順に0.2、0.4、0、0.1、0.8%である。実施例1、3および比較例1、4、5に用いられたALG、LM−GUL1の最終添加濃度を表4に記載した。
<保水率測定法>
実験例1に記載の「保水率測定法」に準じて、保水率を測定した。
<結果2>
上記の方法で測定されたゲル組成物の保水率の結果を表5および図2に記載した。
LM−GUL1を0.2%添加したゲル(ALG/LM−GUL1:0.25倍、実施例1)もしくは0.4%添加したゲル(ALG/LM−GUL1:0.5倍、実施例3)の保水率の減少速度は、ALG単独のゲル組成物(比較例1)の場合より低く、120分後における保水率も順に47.91%、45.66%となり、ALG単独(比較例1)のゲル組成物に比べて高い保水性を有しており、実施例のゲル組成物の離水が抑制されていることが確認された。一方、LM−GUL1を0.1%添加したゲル組成物(ALG/LM−GUL1:0.125倍、比較例4)の120分後における保水率は32.49%となり、比較例1よりは、わずかに保水性が高かったが十分に離水が抑制されてはいなかった。また、LM−GUL1を0.8%添加したゲル組成物(ALG/LM−GUL1:1倍、比較例5)は、ALGのゲル化が阻害されている為、保形成が低く、120分間の遠心分離後の保水率も14.76%と比較例1より低くなった。

Claims (6)

  1. カルシウムによってゲル化する多糖類と、重量平均分子量(M)70,000g/mol以下でかつグルロン酸含有率が60%以上であるアルギン酸ナトリウムを含有することを特徴とする、離水の抑制されたゲル組成物。
  2. カルシウムによってゲル化する多糖類が重量平均分子量(M)100,000g/mol以上のアルギン酸ナトリウムである、請求項1記載の離水の抑制されたゲル組成物。
  3. 重量平均分子量(M)70,000g/mol以下でかつグルロン酸含有率が60%以上であるアルギン酸ナトリウムが、カルシウムによってゲル化する多糖類に対して0.15〜0.75倍の含有量である請求項1又は2に記載のゲル組成物。
  4. カルシウムによってゲル化する多糖類と、重量平均分子量(M)70,000g/mol以下でかつグルロン酸含有率が60%以上であるアルギン酸ナトリウムを併用することを特徴とする、ゲル組成物の離水抑制方法。
  5. カルシウムによってゲル化する多糖類が重量平均分子量(M)100,000g/mol以上のアルギン酸ナトリウムである、請求項4に記載のゲル組成物の離水抑制方法。
  6. 重量平均分子量(M)70,000g/mol以下でかつグルロン酸含有率が60%以上であるアルギン酸ナトリウムが、カルシウムによってゲル化する多糖類に対して0.15〜0.75倍の含有量である請求項4又は5に記載のゲル組成物の離水抑制方法。


JP2015218917A 2015-11-06 2015-11-06 低分子アルギン酸によって離水が抑制されたゲル組成物 Pending JP2017085946A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015218917A JP2017085946A (ja) 2015-11-06 2015-11-06 低分子アルギン酸によって離水が抑制されたゲル組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015218917A JP2017085946A (ja) 2015-11-06 2015-11-06 低分子アルギン酸によって離水が抑制されたゲル組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017085946A true JP2017085946A (ja) 2017-05-25

Family

ID=58766628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015218917A Pending JP2017085946A (ja) 2015-11-06 2015-11-06 低分子アルギン酸によって離水が抑制されたゲル組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017085946A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03273002A (ja) * 1990-03-22 1991-12-04 Otsuka Chem Co Ltd アルギン酸分解物
JP2000514854A (ja) * 1996-07-12 2000-11-07 ノルスク・ヒドロ・アーエスアー Gブロック多糖類の使用
JP2002332248A (ja) * 2001-03-08 2002-11-22 Rohto Pharmaceut Co Ltd Gリッチなアルギン酸含有組成物
JP2005145885A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Japan Science & Technology Agency アルギン酸オリゴマーからなる免疫機構賦活剤
JP2006000056A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Nagase & Co Ltd 食品改質剤
JP2010037469A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Kao Corp アルギン酸又はその塩の精製方法
JP2012121963A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Meiji Univ ポリグルロン酸の製造方法、ポリマンヌロン酸の製造方法、ポリグルロン酸、及びポリマンヌロン酸

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03273002A (ja) * 1990-03-22 1991-12-04 Otsuka Chem Co Ltd アルギン酸分解物
JP2000514854A (ja) * 1996-07-12 2000-11-07 ノルスク・ヒドロ・アーエスアー Gブロック多糖類の使用
JP2002332248A (ja) * 2001-03-08 2002-11-22 Rohto Pharmaceut Co Ltd Gリッチなアルギン酸含有組成物
JP2005145885A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Japan Science & Technology Agency アルギン酸オリゴマーからなる免疫機構賦活剤
JP2006000056A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Nagase & Co Ltd 食品改質剤
JP2010037469A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Kao Corp アルギン酸又はその塩の精製方法
JP2012121963A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Meiji Univ ポリグルロン酸の製造方法、ポリマンヌロン酸の製造方法、ポリグルロン酸、及びポリマンヌロン酸

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101001538B (zh) 用于增强饮料中胶体稳定性的钙稳定的高酰基吉兰糖胶
TW304867B (ja)
Nussinovitch et al. Cooking innovations: Using hydrocolloids for thickening, gelling, and emulsification
US9936721B2 (en) Drink stabilizer composition and stabilized drink compositions
FR2480138A1 (fr) Extrait modifie de l'algue eucheuma cottonii et lait chocolate stabilise par cet extrait
JP6771608B2 (ja) 耐酸性を有するクチナシ色素製剤
JP2023134684A (ja) 高い加工耐性を有するアルファ化澱粉、ならびにその製造及び使用方法
JP2014518075A (ja) ゲル組成物
JP2020533447A (ja) 微結晶セルロース及びアルギン酸塩のコロイド状組成物、それらの調製、並びにそれらから得られる製品
Wang et al. Textural and structural properties of a κ‐carrageenan–konjac gum mixed gel: effects of κ‐carrageenan concentration, mixing ratio, sucrose and Ca2+ concentrations and its application in milk pudding
JP6026874B2 (ja) コラーゲン含有酸性ゲル状飲食品
CN105795170A (zh) 一种食品乳化稳定保水增稠剂
JP5770011B2 (ja) 酸性ゲル状食品調製用キット
TWI505782B (zh) 用來製造供吞嚥困難病人用之消耗品之組成物及方法
JP2017085946A (ja) 低分子アルギン酸によって離水が抑制されたゲル組成物
US6987182B2 (en) Process for producing cold-gelling hydrocolloids
CN113995044B (zh) 一种冰淇淋稳定剂及其使用方法
JP6618698B2 (ja) 改質カードラン増粘多糖類
JP2012139148A (ja) 分散剤及びそれを用いた飲料
Edwards-Stuart et al. Hydrocolloid Usages as Gelling and Emulsifying Agents for Culinary and Industrial Applications
JP2000069907A (ja) 酸性乳飲料およびその製造方法
JP6817013B2 (ja) 分散安定剤
JP6716417B2 (ja) ゼリー剤組成物及びゼリー状食品
Lugovska et al. Aromatic emulsion beverage catering and industrial production
WO2016003894A1 (en) Aqueous pigment suspensions

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191008

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200407