JP2017085367A - 無線通信システム及び無線機 - Google Patents

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Abstract

【課題】同報送信を実現できる無線通信システム及び無線機の提供。【解決手段】無線通信を行う複数の無線機を含み、各無線機は、他の無線機から送信される信号を受信可能である場合に、自機の識別子を含む識別子通知信号を間欠的に送信する識別子通知部を備え、他の無線機へ送信すべきデータを有しており、かつ、他の無線機から送信される識別子通知信号を受信した場合、他の無線機へデータを送信する無線通信システムにおいて、一の無線機は、他の複数の無線機に実行させるべき一斉処理に係る実行要求を受付ける受付部と、受付部にて実行要求を受付けた場合、他の複数の無線機から送信される識別子通知信号を受信する都度、識別子通知信号の送信元に対して前記実行要求の受信待ちを指示する指示部と、指示部により受信待ちを指示した前記他の複数の無線機に対し、実行要求を同報送信する同報送信部とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、メータにて計測されたガス、水道、電気などの使用量を無線網を利用してセンタ側の通信装置へ送信する無線通信システム及び無線機に関する。
ガス、水道、電気等の検針用に開発された無線テレメータシステムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。無線テレメータシステムは、センタ側の構成として、ホストコンピュータ、センタ網制御装置等を備え、端末側の構成として、無線親機、無線子機等を備える。センタ側のホストコンピュータと端末側の無線親機との間は、公衆電話網、PHS(Personal Handyphone System)網、FOMA(Freedom Of Mobile multimedia Access)網などの広域通信網を介して通信可能に接続される。また、端末側の無線親機及び各無線子機は狭域無線網を形成し、互いに通信可能に接続される。
各無線子機には、各需要家に供給されるガス、水道、電気等の供給物の使用量を計測するメータが接続される。各メータは、計測結果(検針値)を取得した場合、取得した検針値を含むパケットを送信する。各メータから送信されるパケットは、メータが接続された無線子機を含む1又は複数の無線子機、並びに無線親機を経由して、センタ側のホストコンピュータに到達する。
特開2004−341648号公報
無線テレメータシステムのネットワーク構成の1つとして、メッシュ型ネットワークが知られている。メッシュ型ネットワークでは、例えば、無線子機が外部から送信されたデータを受信可能な状況にあるとき、自機の識別子を含んだID通知信号(RNO)を間欠的に送信する。そして、送信すべきデータを有する無線親機又は他の無線子機がRNOを受信した場合、そのRNOの送信元に対してデータを送信する構成としている。
上記のようにRNOを間欠的に送信するネットワーク構成では、各無線機のデータの送信タイミングが周囲の通信状況に依存するので、時刻合わせ、検針処理などの各無線機に同時的に実行させるべき一斉処理の実行要求を同報送信することは困難であるという問題点を有している。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、RNOの間欠送信を採用したネットワーク構成であっても同報送信を実現できる無線通信システム及び無線機を提供することを目的とする。
本願の無線通信システムは、無線通信を行う複数の無線機を含み、各無線機は、他の無線機から送信される信号を受信可能である場合に、自機の識別子を含む識別子通知信号を間欠的に送信する識別子通知部を備え、前記他の無線機へ送信すべきデータを有しており、かつ、前記他の無線機から送信される識別子通知信号を受信した場合、前記他の無線機へ前記データを送信する無線通信システムにおいて、一の無線機は、他の複数の無線機に実行させるべき一斉処理に係る実行要求を受付ける受付部と、該受付部にて前記実行要求を受付けた場合、前記他の複数の無線機から送信される識別子通知信号を受信する都度、該識別子通知信号の送信元に対して前記実行要求の受信待ちを指示する指示部と、該指示部により受信待ちを指示した前記他の複数の無線機に対し、前記実行要求を同報送信する同報送信部とを備えることを特徴とする。
本願の無線通信システムは、前記他の複数の無線機への指示は、前記実行要求の受信を開始するまでの待機時間に係る情報を含み、前記他の複数の無線機は、前記指示を受付けた場合、前記待機時間の経過後に前記実行要求の受信待ちの状態に移行する状態移行部を備えることを特徴とする。
本願の無線通信システムは、前記他の複数の無線機への指示は、前記一斉処理の処理結果を前記一の無線機に返信する返信順序に係る情報を含み、前記他の複数の無線機は、前記実行要求を受信した場合に前記一斉処理を実行する処理実行部と、前記指示により指定された返信順序にて、前記処理実行部による処理結果を前記一の無線機へ返信する返信部とを備えることを特徴とする。
本願の無線通信システムは、前記一の無線機は、前記同報送信部より、前記他の複数の無線機のうち前記一の無線機からホップ数が1の隣接無線機に対して前記実行要求を同報送信し、前記一の無線機からホップ数が2の無線機に対する前記実行要求の同報送信を前記隣接無線機に指示する同報送信指示部を備えることを特徴とする。
本願の無線機は、他の複数の無線機と無線通信が可能であり、他の無線機から送信される信号を受信可能である場合に、自機の識別子を含む識別子通知信号を間欠的に送信する識別子通知部を備え、前記他の無線機へ送信すべきデータを有しており、かつ、前記他の無線機から送信される識別子通知信号を受信した場合、前記他の無線機へ前記データを送信する無線機において、他の複数の無線機に実行させるべき一斉処理に係る実行要求を受付ける受付部と、該受付部にて前記実行要求を受付けた場合、前記他の複数の無線機から送信される識別子通知信号を受信する都度、該識別子通知信号の送信元に対して前記実行要求の受信待ちを指示する指示部と、該指示部により受信待ちを指示した前記他の複数の無線機に対し、前記実行要求を同報送信する同報送信部とを備えることを特徴とする。
本願によれば、RNOの間欠送信を採用したネットワーク構成であっても、各無線機に同時的に実行させるべき一斉処理に係る実行要求を同報送信することができる。
本実施の形態1に係る無線テレメータシステムの全体構成を示すブロック図である。 ゲートウェイ無線機の内部構成を示すブロック図である。 無線機の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る無線テレメータシステムの動作を説明するタイミングチャートである。 実施の形態2に係る無線テレメータシステムの動作を説明するタイミングチャートである。 実施の形態3に係る無線テレメータシステムの動作を説明するタイミングチャートである。 実施の形態4に係る無線テレメータシステムの動作を説明するタイミングチャートである。 同報管理テーブルの一例を示す概念図である。
以下、本発明に係る無線通信システムを無線テレメータシステムに適用した形態について、図面を用いて具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る無線テレメータシステムの全体構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る無線テレメータシステムは、端末側の構成として、ゲートウェイ無線機21、複数の無線機22A〜22G、各無線機22A〜22Gにそれぞれ接続されるメータ23,23,…,23を備える。メータ23は、例えば個人宅、会社、各種施設等の需要家毎に設置され、ガス、水道、電気等の使用量を計測し、計測結果(検針値)を出力する計測器である。無線テレメータシステムでは、メータ23,23,…,23より得られる検針値、無線機22A〜22Gの動作状態を示すデータ等を含んだパケットを、無線通信を利用してセンタ10へ送信すると共に、無線機22A〜22Gの動作を制御するための制御指令等を含んだパケットをセンタ10から端末側へ送信する。
センタ10は、例えば、PHS網、FOMA網などの広域無線網N1を介して端末側のゲートウェイ無線機21と通信を行う通信装置、端末側から送信されるデータを蓄積する記憶装置を含む(不図示)。
ゲートウェイ無線機21は、広域無線網N1への接続を可能とするためにNCU(Network Control Unit)の機能を有しており、広域無線網N1を介してセンタ10と無線通信を行う。なお、ゲートウェイ無線機21とセンタ10との間の通信は無線通信に限らず、有線の通信であってもよい。この場合、ゲートウェイ無線機21及びセンタ10は有線の通信網により接続される。
また、ゲートウェイ無線機21は、無線機22A〜22Gと共にメッシュ型の狭域無線網N2を形成する。ゲートウェイ無線機21は、広域無線網N1で使用される通信プロトコルと、狭域無線網N2で使用される通信プロトコルとの間でプロトコル変換を行うゲートウェイ機能を備える。
狭域無線網N2内における通信経路は、ゲートウェイ無線機21及び無線機22A〜22Gのそれぞれのルーティング機能により動的に決定される。図1の例は、1つのゲートウェイ無線機21及び7つの無線機22A〜22Gが狭域無線網N2に接続された状態を示している。直接的に通信可能な通信経路(すなわち、隣接無線機間の経路)は破線により示されている。例えば、ゲートウェイ無線機21は、2つの無線機22A,22Bと通信可能に接続されており、これらの無線機22A,22Bと直接的に通信可能であることを示している。他の隣接無線機間の経路についても図1に示す通りである。
狭域無線網N2内における通信経路は、基本的には宛先までのホップ数が最も少ない通信経路が優先的に選択される。例えば、ゲートウェイ無線機21から無線機22Cへ送信するパケットの通信経路は、宛先までのホップ数が最も少なくなるように、ゲートウェイ無線機21から無線機22A,22Cの順にパケットを転送する経路が優先的に選択される。しかしながら、経由する各無線機の稼働状況、電波状況、通信状況等に応じて適宜通信経路を変更してもよい。例えば、ゲートウェイ無線機21と無線機22Aと間の電波状況が良くない状況下では、ゲートウェイ無線機21から無線機22B,22D,22Cの順にパケットを転送する経路が選択されてもよい。
このようにして動的に決定される通信経路を通じて、各無線機22A〜22Gは、センタ側から送信されるパケットをゲートウェイ無線機21経由で受信することができる。また、同様にして、各無線機22A〜22Gは、夫々に接続されたメータ23から検針値を取得した場合、検針値を含むパケットをゲートウェイ無線機21経由でセンタ側へ送信することができる。
以下の説明では、無線機22A〜22Gを区別して説明する必要がない場合、無線機22とも記載する。また、ゲートウェイ無線機21と無線機22A〜22Gとを区別して記載する必要がない場合には、単に無線機とも記載する。
なお、図1に示す例では、1つのゲートウェイ無線機21と7つの無線機22A〜22Gを接続した形態について示したが、狭域無線網N2内の無線機の設置数及び接続形態は、図1に示した例に限定されるものではなく、通信仕様等により規定されている最大設置数、無線機1台当たりの最大接続数の範囲内で適宜変更され得る。
図2はゲートウェイ無線機21の内部構成を示すブロック図である。ゲートウェイ無線機21は、制御部210、記憶部211、広域無線通信部212、狭域無線通信部213、表示部214、操作部215などを備える。ゲートウェイ無線機21が備えるハードウェア各部は、図に示していない内蔵電池又は外部電源から供給される電力により動作するように構成されている。
制御部210は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)などを備える。制御部210内のCPUは、ROMに予め格納された制御プログラムを実行することにより、上述したハードウェア各部の動作を制御し、機器全体を本発明に係るゲートウェイ無線機として機能させる。また、制御部210は、日時情報を出力する時計手段、計測開始指示を与えてから計測終了指示を与えるまでの経過時間を計測するタイマ、数をカウントするカウンタ等の機能を備えていてもよい。
記憶部211は、例えば、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリにより構成されており、ゲートウェイ無線機21の動作に関する設定情報、ゲートウェイ無線機21の固有の識別子であるNCU−ID、ゲートウェイ無線機21が使用する無線機番号等を記憶すると共に、各無線機22に至るまでのホップ数を記憶するホップ数テーブル等を備える。ここで、無線機番号とは、狭域無線網N2内で各無線機を識別するための識別子である。
ホップ数テーブルは、ゲートウェイ無線機21の無線機番号を含む1又は複数の無線機番号と、当該無線機番号により識別される無線機に至るまでのホップ数とを関連付けて記憶する。ゲートウェイ無線機21が備えるホップ数テーブルは、初期状態では、ゲートウェイ無線機21の無線機番号と、ゲートウェイ無線機21に至るまでのホップ数(=0)とを関連付けて記憶する。各無線機22の接続後、ゲートウェイ無線機21は、隣接無線機(直接的に通信可能な無線機22)とホップ数テーブルの交換を適宜行うことにより、ホップ数が1以上の無線機22の無線機番号と各無線機22に至るホップ数の情報を取得し、取得した情報を基に自機のホップ数テーブルを更新する。
広域無線通信部212は、アンテナ212aを通じて電波を発信または受信することによって、センタ10との通信を行う。例えば、無線機22から送信される検針値を含んだパケットを受信した場合、広域無線通信部212は、アンテナ212aを駆動して電波を発信させることより、広域無線網N1の通信規格に準拠した形式のパケットをセンタ10へ送信する。
また、広域無線通信部212は、アンテナ212aにて電波を受信した場合、受信した電波をデコードすることにより所定の形式のデータを取得する。広域無線通信部212は、受信電波をデコードして得られるデータを制御部210へ出力する。制御部210は、広域無線通信部212から出力されたデータを取得した場合、そのデータに基づいて各種の制御を行う。
狭域無線通信部213は、アンテナ213aを通じて電波を発信または受信することによって、無線機22,22,…,22と所定の無線通信方式にて無線通信を行う。無線通信方式としては、例えばUバスエアの規格に準拠した通信方式が採用される。ゲートウェイ無線機21の狭域無線通信部213は、無線機22から送信されるパケットを受信することが可能である場合、ゲートウェイ無線機21の無線機番号を含むID通知信号(RNO)を間欠的に送信する。また、狭域無線通信部213は、無線機22から送信されるRNOを受信した場合であって、自機が送信すべきパケットを有するとき、当該パケットをRNOの送信元へ送信する。
表示部214は、LEDランプ(LED : Light Emitting Diode)、液晶表示パネル等により構成されており、制御部210から出力される制御信号に基づいて、ゲートウェイ無線機21の設置作業及び保守作業を行う作業員等に通知すべき情報を表示する。
操作部215は、ディップスイッチ等の各種スイッチ、ボタンにより構成されており、作業員等による各種の設定操作を受付ける。制御部210は、操作部215から入力される設定内容を基に適宜の制御を行い、必要に応じて設定内容を記憶部211に記憶させる。
図3は無線機22の内部構成を示すブロック図である。無線機22は、制御部220、記憶部221、狭域無線通信部222、接続ポート223、表示部224、操作部225などを備える。無線機22が備えるハードウェア各部は、電池229から供給される電力により動作するように構成されている。
制御部220は、例えば、CPU、ROMなどを備える。制御部220内のCPUは、ROMに予め格納された制御プログラムを実行することにより、上述したハードウェア各部の動作を制御し、機器全体を本発明に係る無線機として機能させる。また、制御部220は、日時情報を出力する時計手段、計測開始指示を与えてから計測終了指示を与えるまでの経過時間を計測するタイマ、数をカウントするカウンタ等の機能を備えていてもよい。
記憶部221は、例えば、EEPROMなどの不揮発性メモリにより構成されており、各種動作に関する設定情報、自機に付与された無線機番号、接続ポート223に接続されたメータ23のメータID等を記憶する。また、記憶部221は、自機に付与された無線機番号を含む1又は複数の無線機番号と、当該無線機番号により識別される無線機に至るまでのホップ数とを関連付けて記憶するホップ数テーブルを備える。
無線機22が備えるホップ数テーブルは、初期状態では、ゲートウェイ無線機21から自機宛に発行された無線機番号と、自機に至るまでのホップ数(=0)とを関連付けて記憶する。各無線機22の接続後、各無線機22は、隣接無線機(直接的に通信可能なゲートウェイ無線機21又は無線機22)とホップ数テーブルの交換を適宜行うことにより、ホップ数が1以上の無線機の無線機番号と各無線機に至るホップ数の情報を取得し、取得した情報を基に自機のホップ数テーブルを更新する。
狭域無線通信部222は、アンテナ222aを通じて電波を発信または受信することによって、ゲートウェイ無線機21及び他の無線機22,22,…,22との間で所定の無線通信方式にて無線通信を行う。無線通信方式としては、例えばUバスエアの規格に準拠した通信方式が採用される。無線機22の狭域無線通信部222は、自機がゲートウェイ無線機21又は他の無線機22から送信されるデータを受信することが可能である場合、自機のID(無線機番号)を含むRNOを間欠的に送信する。また、狭域無線通信部222は、ゲートウェイ無線機21又は他の無線機22から送信されるRNOを受信した場合であって、自機が送信すべきパケットを有するとき、当該パケットをRNOの送信元へ送信する。
接続ポート223は、ガス、水道、電気等の使用量を計測するためのメータ23を接続する。無線機22の制御部220は、メータ23からの検針値を接続ポート223を通じて取得する。
表示部224は、LEDランプ、液晶表示パネル等により構成されており、制御部220から出力される制御信号に基づいて、無線機22の設置作業及び保守作業を行う作業員等に通知すべき情報を表示する。
操作部225は、ディップスイッチ等の各種スイッチ、ボタンにより構成されており、作業員等による各種の設定操作を受付ける。制御部220は、操作部225から入力される設定内容を基に適宜の制御を行い、必要に応じて設定内容を記憶部221に記憶させる。
以下、実施の形態1に係る無線テレメータシステムの動作について説明する。
図4は実施の形態1に係る無線テレメータシステムの動作を説明するタイミングチャートである。センタ10は、狭域無線網N2に接続された複数の無線機22,22,…,22に一斉処理を実行させる場合、一斉処理に係る実行要求を広域無線網N1を介してゲートウェイ無線機21へ送信する。一斉処理には、例えば、各無線機22のCPUが備える時計手段の時刻を合わせる調時処理、各無線機22の接続ポート223に接続されたメータ23から検針値を取得する検針処理等が含まれる。
ゲートウェイ無線機21は、センタ10より送信される一斉処理に係る実行要求を広域無線通信部212にて受信する(ステップS101)。なお、ゲートウェイ無線機21は、一斉処理に係る実行要求を操作部215にて受け付ける構成であってもよい。
ゲートウェイ無線機21は、例えば無線機22A,22B(ゲートウェイ無線機21からホップ数が1の無線機)に実行させるべき一斉処理に係る実行要求をセンタ10から受信した場合、無線機22A,22Bから送信されるRNOを一定時間受信する受信期間に移行する(ステップS102)。
一方、無線機22A,22Bは、それぞれが外部から送信される信号を受信することが可能な状態にある場合(例えば他の無線機22と通信を行っていない場合)、狭域無線通信部222を通じてRNOを間欠的に送信する(ステップS103,S106)。
ゲートウェイ無線機21は、無線機22A,22Bより送信されるRNOを狭域無線通信部213にて受信した場合、一斉処理に係る実行要求の受信待ちを指示するために、無線機22A,22Bに対して同報指示を送信する(ステップS104,S107)。
無線機22A,22Bは、ゲートウェイ無線機21から送信される同報指示を狭域無線通信部222にて受信した場合、一斉処理に係る実行要求を待ち受ける受信待ちの状態に移行する(ステップS105,S108)。
ゲートウェイ無線機21は、各無線機22A,22Bへ同報指示を送信した後の適宜のタイミングで、一斉処理に係る実行要求を狭域無線通信部213より同報送信し(ステップS109)、各無線機22A,22Bから処理結果の返信を待ち受けるために受信期間に移行する(ステップS110)。ゲートウェイ無線機21から同報送信された実行要求は、狭域無線網N2を通じて無線機22A,22Bに到達する。
無線機22A,22Bは、ゲートウェイ無線機21より同報送信される実行要求を受信した場合、実行要求により要求された処理をそれぞれ実行する(ステップS111,S112)。例えば、実行要求により調時処理が要求されている場合、制御部220はCPUに内蔵された時計手段の時刻を調整する処理を実行する。また、実行要求により検針処理が指定されている場合、制御部220は、接続ポート223に接続されたメータ23から検針値を取得する処理を行う。
無線機22A,22Bは、実行要求で指定された処理を実行し、処理結果(調時の成否、検針値等)を取得した場合、それぞれ狭域無線通信部222よりRNOを間欠的に送信する(ステップS113,S116)。
ゲートウェイ無線機21は、無線機22A,22Bから送信されるRNOを受信した場合、ゲートウェイ無線機21は、無線機22A,22Bに対して処理結果の送信を要求する(ステップS114,S117)。
無線機22A,22Bは、ゲートウェイ無線機21から処理結果の送信要求を受信した場合、それぞれS111,S112で実行した処理の処理結果をゲートウェイ無線機21へ送信する(ステップS115,S118)。
以上のように、本実施の形態に係る無線テレメータシステムでは、送信先から間欠的に送信されるRNOを受信したことを条件として通信を開始させる通信形態であっても、一斉処理に係る実行要求を複数の無線機22,22,…,22に対して同報送信することができ、複数の無線機22,22,…,22に一斉処理を実行させることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、無線機22A,22Bにおいて同報指示を受信した後、受信待ちの状態に移行する前に、待機状態に移行させる構成について説明する。
なお、無線テレメータシステムのシステム構成、ゲートウェイ無線機21及び無線機22の内部構成については実施の形態1と同様であるため、それらの説明を省略する。
図5は実施の形態2に係る無線テレメータシステムの動作を説明するタイミングチャートである。センタ10は、狭域無線網N2に接続された複数の無線機22,22,…,22に一斉処理を実行させる場合、一斉処理に係る実行要求を広域無線網N1を介してゲートウェイ無線機21へ送信する。一斉処理には、例えば、各無線機22のCPUが備える時計手段の時刻を合わせる調時処理、各無線機22の接続ポート223に接続されたメータ23から検針値を取得する検針処理等が含まれる。
ゲートウェイ無線機21は、センタ10より送信される一斉処理に係る実行要求を広域無線通信部212にて受信する(ステップS201)。なお、ゲートウェイ無線機21は、一斉処理に係る実行要求を操作部215にて受け付ける構成であってもよい。
ゲートウェイ無線機21は、例えば無線機22A,22B(ゲートウェイ無線機21からホップ数が1の無線機)に実行させるべき一斉処理に係る実行要求をセンタ10から受信した場合、無線機22A,22Bから送信されるRNOを一定時間受信する受信期間に移行する(ステップS202)。
一方、無線機22A,22Bは、それぞれが外部から送信される信号を受信することが可能な状態にある場合(例えば他の無線機22と通信を行っていない場合)、狭域無線通信部222を通じてRNOを間欠的に送信する(ステップS203,S206)。
ゲートウェイ無線機21は、無線機22A,22Bより送信されるRNOを狭域無線通信部213にて受信した場合、一斉処理に係る実行要求の受信待ちを指示するために、無線機22A,22Bに対して同報指示を送信する(ステップS204,S207)。実施の形態2では、各無線機22A,22Bにおいて一斉処理に係る実行要求の受信を開始するまでの時間(待機時間)を同報指示により指定する。
無線機22A,22Bは、ゲートウェイ無線機21から送信される同報指示を狭域無線通信部222にて受信した場合、それぞれ一斉処理に係る実行要求を受信開始するまで待機状態に移行する(ステップS205,S208)。無線機22A,22Bは、待機状態において、狭域無線通信部222等の動作を停止させ、より消費電力が少ない省電力モードに移行してもよい。
無線機22A,22Bは、待機状態に移行してから、同報指示により指定された待機時間が経過したと判断した場合、ゲートウェイ無線機21から送信される実行要求を待ち受ける受信待ちの状態へ移行する(ステップS209,S210)。
ゲートウェイ無線機21は、各無線機22A,22Bへ同報指示を送信した後の適宜のタイミングで、一斉処理に係る実行要求を狭域無線通信部213より同報送信し(ステップS211)、各無線機22A,22Bから処理結果の返信を待ち受けるために受信期間に移行する(ステップS212)。ゲートウェイ無線機21から同報送信された実行要求は、狭域無線網N2を通じて無線機22A,22Bに到達する。
無線機22A,22Bは、ゲートウェイ無線機21より同報送信される実行要求を受信した場合、実行要求により要求された処理をそれぞれ実行する(ステップS213,S214)。例えば、実行要求により調時処理が要求されている場合、制御部220はCPUに内蔵された時計手段の時刻を調整する処理を実行する。また、実行要求により検針処理が指定されている場合、制御部220は、接続ポート223に接続されたメータ23から検針値を取得する処理を行う。
無線機22A,22Bは、実行要求で指定された処理を実行し、処理結果(調時の成否、検針値等)を取得した場合、それぞれ狭域無線通信部222よりRNOを間欠的に送信する(ステップS215,S218)。
ゲートウェイ無線機21は、無線機22A,22Bから送信されるRNOを受信した場合、ゲートウェイ無線機21は、無線機22A,22Bに対して処理結果の送信を要求する(ステップS216,S219)。
無線機22A,22Bは、ゲートウェイ無線機21から処理結果の送信要求を受信した場合、それぞれS213,S214で実行した処理の処理結果をゲートウェイ無線機21へ送信する(ステップS217,S220)。
以上のように、実施の形態2に係る無線テレメータシステムでは、一斉処理に係る実行要求を各無線機22A,22Bにて受信開始するまでの時間(待機状態の時間)をゲートウェイ無線機21が指定することが可能である。この結果、各無線機22A,22Bが同報送信を待ち受ける受信待ちの状態となる時間を短くすることができ、各無線機22,22Bにおける消費電力の増大を抑えることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、各無線機22A,22Bによる処理結果の返信順序をゲートウェイ無線機21から指定する構成について説明する。
なお、無線テレメータシステムのシステム構成、ゲートウェイ無線機21及び無線機22の内部構成については実施の形態1と同様であるため、それらの説明を省略する。
図6は実施の形態3に係る無線テレメータシステムの動作を説明するタイミングチャートである。センタ10は、狭域無線網N2に接続された複数の無線機22,22,…,22に一斉処理を実行させる場合、一斉処理に係る実行要求を広域無線網N1を介してゲートウェイ無線機21へ送信する。一斉処理には、例えば、各無線機22のCPUが備える時計手段の時刻を合わせる調時処理、各無線機22の接続ポート223に接続されたメータ23から検針値を取得する検針処理等が含まれる。
ゲートウェイ無線機21は、センタ10より送信される一斉処理に係る実行要求を広域無線通信部212にて受信する(ステップS301)。なお、ゲートウェイ無線機21は、一斉処理に係る実行要求を操作部215にて受け付ける構成であってもよい。
ゲートウェイ無線機21は、例えば無線機22A,22B(ゲートウェイ無線機21からホップ数が1の無線機)に実行させるべき一斉処理に係る実行要求をセンタ10から受信した場合、無線機22A,22Bから送信されるRNOを一定時間受信する受信期間に移行する(ステップS302)。
一方、無線機22A,22Bは、それぞれが外部から送信される信号を受信することが可能な状態にある場合(例えば他の無線機22と通信を行っていない場合)、狭域無線通信部222を通じてRNOを間欠的に送信する(ステップS303,S306)。
ゲートウェイ無線機21は、無線機22A,22Bより送信されるRNOを狭域無線通信部213にて受信した場合、一斉処理に係る実行要求の受信待ちを指示するために、無線機22A,22Bに対して同報指示を送信する(ステップS304,S307)。実施の形態3では、各無線機22A,22Bにおいて一斉処理に係る実行要求の受信を開始するまでの時間(待機時間)を同報指示により指定する。また、実施の形態3では、処理結果の返信順序を同報指示により指定する。なお、処理結果の返信順序については、例えば処理結果の送信タイミングを個別に設定することにより、返信順序を指定することができる。
無線機22A,22Bは、ゲートウェイ無線機21から送信される同報指示を狭域無線通信部222にて受信した場合、それぞれ一斉処理に係る実行要求を受信開始するまで待機状態に移行する(ステップS305,S308)。無線機22A,22Bは、待機状態において、狭域無線通信部222等の動作を停止させ、より消費電力が少ない省電力モードに移行してもよい。
無線機22A,22Bは、待機状態に移行してから、同報指示により指定された待機時間が経過したと判断した場合、ゲートウェイ無線機21から送信される実行要求を待ち受ける受信待ちの状態へ移行する(ステップS309,S310)。
ゲートウェイ無線機21は、各無線機22A,22Bへ同報指示を送信した後の適宜のタイミングで、一斉処理に係る実行要求を狭域無線通信部213より同報送信し(ステップS311)、各無線機22A,22Bから処理結果の返信を待ち受けるため受信期間に移行する(ステップS312)。ゲートウェイ無線機21から同報送信された実行要求は、狭域無線網N2を通じて無線機22A,22Bに到達する。
無線機22A,22Bは、ゲートウェイ無線機21より同報送信される実行要求を受信した場合、実行要求により要求された処理をそれぞれ実行する(ステップS313,S314)。例えば、実行要求により調時処理が要求されている場合、制御部220はCPUに内蔵された時計手段の時刻を調整する処理を実行する。また、実行要求により検針処理が指定されている場合、制御部220は、接続ポート223に接続されたメータ23から検針値を取得する処理を行う。
無線機22B,22Aは、実行要求で指定された処理を実行し、処理結果(調時の成否、検針値等)を取得した場合、それぞれ狭域無線通信部222よりRNOを間欠的に送信する(ステップS315,S318)。このとき、各無線機22A,22Bは、同報指示により指定された返信順序に従って、自機からRNOを送信すべきタイミングであるか否かの判断を行い、送信すべきタイミングと判断した場合にのみRNOを間欠的に送信する。なお、図6では、無線機22B,22Aの順に返信順序が指定された状態を示している。
ゲートウェイ無線機21は、無線機22B,22Aから送信されるRNOを受信した場合、ゲートウェイ無線機21は、無線機22B,22Aに対して処理結果の送信を要求する(ステップS316,S319)。
無線機22B,22Aは、ゲートウェイ無線機21から処理結果の送信要求を受信した場合、それぞれS314,S313で実行した処理の処理結果をゲートウェイ無線機21へ送信する(ステップS317,S320)。
以上のように、実施の形態3に係る無線テレメータシステムでは、各無線機22A,22Bが処理結果を返信する順序を制御することが可能となるため、複数の無線機22A,22Bから一斉に返信結果が送信されることに伴う輻輳を回避することができる。
(実施の形態4)
実施の形態1〜3では、ゲートウェイ無線機21からホップ数が1の複数の無線機22(無線機22A,22B)に対して、一斉処理に係る実行要求を同報送信する構成について説明したが、ホップ数が1の無線機22に対して同報送信を依頼(指示)することにより、ホップ数が2の無線機22に対しても一斉処理を実行要求することができる。
実施の形態4では、ホップ数が2の無線機22に対して一斉処理に係る実行要求を同報送信する構成について説明する。なお、無線テレメータシステムのシステム構成、ゲートウェイ無線機21及び無線機22の内部構成については実施の形態1と同様であるため、それらの説明を省略する。
以下、ゲートウェイ無線機21からホップ数が1の無線機22Aに対し、ホップ数が2の無線機22C,22Dに対する同報送信を依頼する手順について説明する。
図7は実施の形態4に係る無線テレメータシステムの動作を説明するタイミングチャートである。ゲートウェイ無線機21は、自機からホップ数が1の無線機22A,22Bに対して一斉処理に係る実行要求を送信するまでの処理を実施の形態1〜3と同様の手順にて実行する。ゲートウェイ無線機21は、一斉処理に係る実行要求を狭域無線通信部213より同報送信し(ステップS401)、各無線機22A,22Bから処理結果の返信を待ち受けるため受信期間に移行する(ステップS402)。ゲートウェイ無線機21から同報送信された実行要求は、狭域無線網N2を通じて無線機22A,22Bに到達する。
無線機22Aは、実行要求で指定された処理を実行し(ステップS403)、処理結果(調時の成否、検針値等)を取得した場合、それぞれ狭域無線通信部222よりRNOを間欠的に送信する(ステップS404)。
ゲートウェイ無線機21は、無線機22Aから送信されるRNOを受信した場合、ゲートウェイ無線機21は、無線機22Aに対して処理結果の送信を要求する(ステップS405)。
無線機22Aは、ゲートウェイ無線機21から処理結果の送信要求を受信した場合、ステップS403で実行した処理の処理結果をゲートウェイ無線機21へ送信する(ステップS406)。
ゲートウェイ無線機21は、無線機22Aから処理結果を受信した場合、同報管理テーブルを更新する。図8は同報管理テーブルの一例を示す概念図である。同報管理テーブルは、同報送信の進行状況を管理するためのテーブルであり、例えば、センタ10から一斉処理に係る実行要求を受信した際に作成され、ゲートウェイ無線機21の記憶部211に記憶されるものとする。同報管理テーブルでは、一斉処理の実行主体となっている各無線機22,22,…,22の無線機番号に関連付けて、処理結果の取得状況、同報送信の進行状況等を記憶する。図8Aでは、無線機番号「1」及び「2」の無線機22(例えば、無線機22A,22B)から処理結果を取得済みであり、他の無線機22(例えば、無線機22C〜22G)から処理結果を未取得であることを表している。
ゲートウェイ無線機21は、記憶部211内の同報管理テーブルを参照し、処理結果を未取得の無線機番号を無線機22Aに通知する(ステップS407)。図8Aの例では、ゲートウェイ無線機21は、処理結果を未取得の無線機22の無線機番号である「3」〜「7」を通知する。
無線機22Aは、ゲートウェイ無線機21から通知される無線機番号のうち、自機にて対応可能な無線機番号をゲートウェイ無線機21に通知する(ステップS408)。図1に示すように、無線機22Aが無線機22C,22Dと直接的に無線通信を行える場合、無線機22Aが対応可能な無線機22の無線機番号として、無線機22C,22Dの無線機番号(「3」及び「4」)をゲートウェイ無線機21に通知する。
次いで、ゲートウェイ無線機21は、無線機22C,22Dに対する実行要求の同報送信を無線機22Aに依頼する(ステップS409)。ゲートウェイ無線機21は、無線機22C,22Dに対する同報送信を無線機22Aに依頼した場合、同報管理テーブルを更新する。例えば、ゲートウェイ無線機21は、無線機番号「3」及び「4」の状態を「未取得」から「1に依頼中」に更新する。
同報送信の依頼を受信した無線機22Aは、無線機22C,22Dから送信されるRNOを一定時間受信する受信期間に移行する(ステップS410)。
一方、無線機22C(22D)は、それぞれが外部から送信される信号を受信することが可能な状態にある場合(例えば他の無線機22と通信を行っていない場合)、狭域無線通信部222を通じてRNOを間欠的に送信する(ステップS411)。
無線機22Aは、無線機22C(22D)より送信されるRNOを狭域無線通信部213にて受信した場合、一斉処理に係る実行要求の受信待ちを指示するために、無線機22C(22D)に対して同報指示を送信する(ステップS412)。
無線機22C(22D)は、無線機22Aから送信される同報指示を狭域無線通信部222にて受信した場合、一斉処理に係る実行要求を待ち受ける受信待ちの状態に移行する(ステップS413)。
無線機22Aは、各無線機22C(22D)へ同報指示を送信した後の適宜のタイミングで、一斉処理に係る実行要求を狭域無線通信部213より同報送信する(ステップS414)。無線機22Aから同報送信された実行要求は、狭域無線網N2を通じて無線機22C(22D)に到達する。
無線機22C(22D)は、無線機22Aより同報送信される実行要求を受信した場合、実行要求により要求された処理をそれぞれ実行する(ステップS415)。例えば、実行要求により調時処理が要求されている場合、制御部220はCPUに内蔵された時計手段の時刻を調整する処理を実行する。また、実行要求により検針処理が指定されている場合、制御部220は、接続ポート223に接続されたメータ23から検針値を取得する処理を行う。
無線機22C(22D)は、実行要求で指定された処理を実行し、処理結果を取得した場合、ゲートウェイ無線機21への発呼処理を通じて、処理結果をゲートウェイ無線機21へ送信する(ステップS416)。ゲートウェイ無線機21は、無線機22C(22D)から送信される処理結果を受信した場合、同報管理テーブルを更新する。例えば、ゲートウェイ無線機21は、無線機番号「3」及び「4」の状態を「1に依頼中」から「取得済み」に更新する。
なお、図7に示す通信手順では、ゲートウェイ無線機21から無線機22Aに対して同報送信を依頼する構成について説明したが、無線機22Bについても同様の手順にて同報送信を依頼することができる。
以上のように、実施の形態4では、ゲートウェイ無線機21からホップ数が1の無線機22A,22Bに同報送信を依頼することにより、一斉処理の要求先をホップ数2の無線機22C〜22Fまで拡張することができる。よって、無線機間の処理タイミングのずれを抑えつつ、通信の効率化を図ることができる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施の形態では、ゲートウェイ無線機21から同報送信を行う構成について説明したが、無線機22A〜22Gの何れか1つから同報送信を行う構成であってもよい。
また、本実施の形態では、本発明の無線通信システムを無線テレメータシステムに適用した形態について説明したが、無線テレメータシステム以外の任意の無線通信システムに適用することが可能である。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
本願の無線通信システムは、無線通信を行う複数の無線機(21,22)を含み、各無線機(21,22)は、他の無線機(21,22)から送信される信号を受信可能である場合に、自機の識別子を含む識別子通知信号を間欠的に送信する識別子通知部(213,222)を備え、前記他の無線機(21,22)へ送信すべきデータを有しており、かつ、前記他の無線機(21,22)から送信される識別子通知信号を受信した場合、前記他の無線機(21,22)へ前記データを送信する無線通信システムにおいて、一の無線機(21)は、他の複数の無線機(22)に実行させるべき一斉処理に係る実行要求を受付ける受付部(212)と、該受付部(212)にて前記実行要求を受付けた場合、前記他の複数の無線機(22)から送信される識別子通知信号を受信する都度、該識別子通知信号の送信元に対して前記実行要求の受信待ちを指示する指示部(213)と、該指示部(213)により受信待ちを指示した前記他の複数の無線機に対し、前記実行要求を同報送信する同報送信部(213)とを備えることを特徴とする。
本願では、送信先から間欠的に送信される識別子通知信号を受信したことを条件として通信を開始させる通信形態であっても、一斉処理に係る実行要求を複数の無線機に対して同報送信することができ、複数の無線機に一斉処理を実行させることができる。よって、無線機間の処理タイミングのずれを抑えつつ、通信の効率化を図ることができる。
本願の無線通信システムは、前記他の複数の無線機(22)への指示は、前記実行要求の受信を開始するまでの待機時間に係る情報を含み、前記他の複数の無線機(22)は、前記指示を受付けた場合、前記待機時間の経過後に前記実行要求の受信待ちの状態に移行する状態移行部(220)を備えることを特徴とする。
本願では、一斉処理に係る実行要求を各無線機にて受信開始するまでの時間(待機状態の時間)を一の無線機から指定することが可能である。この結果、各無線機が同報送信を待ち受ける受信待ちの状態となる時間を短くすることができ、各無線機における消費電力の増大を抑えることができる。
本願の無線通信システムは、前記他の複数の無線機(22)への指示は、前記一斉処理の処理結果を前記一の無線機に返信する返信順序に係る情報を含み、前記他の複数の無線機(22)は、前記実行要求を受信した場合に前記一斉処理を実行する処理実行部(220)と、前記指示により指定された返信順序にて、前記処理実行部による処理結果を前記一の無線機へ返信する返信部(222)とを備えることを特徴とする。
本願では、各無線機が処理結果を返信する順序を制御することが可能であるため、複数の無線機から一斉に返信結果が送信されることに伴う輻輳を回避することができる。
本願の無線通信システムは、前記一の無線機(21)は、前記同報送信部(213)より、前記他の複数の無線機(22)のうち前記一の無線機(21)からホップ数が1の隣接無線機(22A,22B)に対して前記実行要求を同報送信し、前記一の無線機(21)からホップ数が2の無線機(22C〜22F)に対する前記実行要求の同報送信を前記隣接無線機(22A,22B)に指示する同報送信指示部(213)を備えることを特徴とする。
本願では、一の無線機からホップ数が1の無線機に同報送信を依頼することにより、一斉処理の要求先をホップ数2の無線機まで拡張することができる。
本願の無線機(21)は、他の複数の無線機(22)と無線通信が可能であり、他の無線機(22)から送信される信号を受信可能である場合に、自機の識別子を含む識別子通知信号を間欠的に送信する識別子通知部(213)を備え、前記他の無線機(22)へ送信すべきデータを有しており、かつ、前記他の無線機(22)から送信される識別子通知信号を受信した場合、前記他の無線機(22)へ前記データを送信する無線機(21)において、他の複数の無線機(22)に実行させるべき一斉処理に係る実行要求を受付ける受付部(212)と、該受付部(212)にて前記実行要求を受付けた場合、前記他の複数の無線機(22)から送信される識別子通知信号を受信する都度、該識別子通知信号の送信元に対して前記実行要求の受信待ちを指示する指示部(213)と、該指示部(213)により受信待ちを指示した前記他の複数の無線機(22)に対し、前記実行要求を同報送信する同報送信部(213)とを備えることを特徴とする。
本願では、送信先から間欠的に送信される識別子通知信号を受信したことを条件として通信を開始させる通信形態であっても、一斉処理に係る実行要求を複数の無線機に対して同報送信することができ、複数の無線機に一斉処理を実行させることができる。よって、無線機間の処理タイミングのずれを抑えつつ、通信の効率化を図ることができる。
10 センタ
21,ゲートウェイ無線機
22 無線機
23 メータ
220,220 制御部
211,221 記憶部
212 広域無線通信部
213,222 狭域無線通信部
214,224 表示部
215,225 操作部
223 接続ポート
229 電池

Claims (5)

  1. 無線通信を行う複数の無線機を含み、各無線機は、他の無線機から送信される信号を受信可能である場合に、自機の識別子を含む識別子通知信号を間欠的に送信する識別子通知部を備え、前記他の無線機へ送信すべきデータを有しており、かつ、前記他の無線機から送信される識別子通知信号を受信した場合、前記他の無線機へ前記データを送信する無線通信システムにおいて、
    一の無線機は、
    他の複数の無線機に実行させるべき一斉処理に係る実行要求を受付ける受付部と、
    該受付部にて前記実行要求を受付けた場合、前記他の複数の無線機から送信される識別子通知信号を受信する都度、該識別子通知信号の送信元に対して前記実行要求の受信待ちを指示する指示部と、
    該指示部により受信待ちを指示した前記他の複数の無線機に対し、前記実行要求を同報送信する同報送信部と
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記他の複数の無線機への指示は、前記実行要求の受信を開始するまでの待機時間に係る情報を含み、
    前記他の複数の無線機は、
    前記指示を受付けた場合、前記待機時間の経過後に前記実行要求の受信待ちの状態に移行する状態移行部
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記他の複数の無線機への指示は、前記一斉処理の処理結果を前記一の無線機に返信する返信順序に係る情報を含み、
    前記他の複数の無線機は、
    前記実行要求を受信した場合に前記一斉処理を実行する処理実行部と、
    前記指示により指定された返信順序にて、前記処理実行部による処理結果を前記一の無線機へ返信する返信部と
    を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記一の無線機は、
    前記同報送信部より、前記他の複数の無線機のうち前記一の無線機からホップ数が1の隣接無線機に対して前記実行要求を同報送信し、
    前記一の無線機からホップ数が2の無線機に対する前記実行要求の同報送信を前記隣接無線機に指示する同報送信指示部
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1つに記載の無線通信システム。
  5. 他の複数の無線機と無線通信が可能であり、他の無線機から送信される信号を受信可能である場合に、自機の識別子を含む識別子通知信号を間欠的に送信する識別子通知部を備え、前記他の無線機へ送信すべきデータを有しており、かつ、前記他の無線機から送信される識別子通知信号を受信した場合、前記他の無線機へ前記データを送信する無線機において、
    他の複数の無線機に実行させるべき一斉処理に係る実行要求を受付ける受付部と、
    該受付部にて前記実行要求を受付けた場合、前記他の複数の無線機から送信される識別子通知信号を受信する都度、該識別子通知信号の送信元に対して前記実行要求の受信待ちを指示する指示部と、
    該指示部により受信待ちを指示した前記他の複数の無線機に対し、前記実行要求を同報送信する同報送信部と
    を備えることを特徴とする無線機。
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