JP6552424B2 - 無線テレメータシステム及び中継装置 - Google Patents

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Description

本発明は、メータにて計測されたガス、水道、電気などの使用量を無線網を利用してセンタ側の通信装置へ送信する無線テレメータシステム及び中継装置に関する。
ガス、水道、電気等の検針用に開発された無線テレメータシステムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。無線テレメータシステムは、センタ側の構成として、ホストコンピュータ、センタ網制御装置等を備え、端末側の構成として、無線親機、無線子機等を備える。センタ側のホストコンピュータと端末側の無線親機との間は、公衆電話網、PHS(Personal Handyphone System)網、FOMA(Freedom Of Mobile multimedia Access)網などの広域通信網を介して通信可能に接続される。また、端末側の無線親機及び各無線子機は狭域無線網を形成し、互いに通信可能に接続される。
各無線子機には、各需要家に供給されるガス、水道、電気等の供給物の使用量を計測するメータが接続される。各メータは、計測結果(検針値)を取得した場合、取得した検針値を含むパケットを送信する。各メータから送信されるパケットは、メータが接続された無線子機を含む1又は複数の無線子機、並びに無線親機を経由して、センタ側のホストコンピュータに到達する。
特開2004−341648号公報
従来の無線テレメータシステムでは、無線親機は、各メータから検針値を含むセンタ宛のパケットを受信する都度、センタ側への発呼を行い、セッションを開始させた後にメータからのパケットをセンタ側へ転送する構成としていた。このため、検針時期において、無線親機は、センタへの発呼を繰り返して行い、重複する内容を含んだパケットを何度も送信しなければならず、通信効率が低いという問題点を有していた。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、検針時の通信効率を向上させることができる無線テレメータシステム及び中継装置を提供することを目的とする。
本願の無線テレメータシステムは、メータが接続される複数の無線機、及び、該複数の無線機と無線網を介して通信可能であると共に、前記無線網とは異なる通信網に接続された通信装置と通信可能である中継装置を備え、前記無線機に接続されたメータによる計測結果と、送信元を識別する前記メータの識別子とを含み、前記メータから前記通信装置へ送信されるべきパケットを1又は複数の無線機及び前記中継装置が中継する無線テレメータシステムにおいて、前記中継装置は、前記無線網内で各無線機を識別する無線機番号と、各無線機に接続されたメータの識別子とを関連付けて記憶する記憶部と、前記メータから受信したパケットに含まれる前記メータの識別子を、該識別子に関連付けて前記記憶部に記憶されている無線機番号に書き換えたパケットを生成するパケット生成部と、生成したパケットを前記通信装置へ送信する送信部とを備えることを特徴とする。
本願の無線テレメータシステムは、前記中継装置は、設定したタイミングに達するまでに各メータから受信したパケットに含まれる計測結果を、各メータの識別子に関連付けて前記記憶部に記憶し、前記タイミングに達した場合、前記パケット生成部は、前記記憶部を参照して、各メータによる計測結果を含み、各メータの識別子を対応する無線機の無線機番号に書き換えたパケットを生成することを特徴とする。
本願の無線テレメータシステムは、前記タイミングは、予め設定された時刻、パケットを受信してからの経過時間、パケットの受信時間間隔、又は前記記憶部に計測結果を記憶したメータの台数に基づいて設定してあることを特徴とする。
本願の無線テレメータシステムは、前記パケット生成部は、前記パケットに計測結果を格納可能な前記メータの上限数毎、又は前記メータが属する事業者毎にパケットを生成し、前記送信部は、前記パケット生成部が生成した複数のパケットを、同一のセッションにて継続して送信することを特徴とする。
本願の中継装置は、メータが接続される複数の無線機と無線網を介して通信可能であると共に、前記無線網とは異なる通信網に接続された通信装置と通信可能であり、前記無線機に接続されたメータによる計測結果と、送信元を識別する前記メータの識別子とを含み、前記メータから前記通信装置へ送信されるべきパケットを中継する中継装置において、前記無線網内で各無線機を識別する無線機番号と、各無線機に接続されたメータの識別子とを関連付けて記憶する記憶部と、前記メータから受信したパケットに含まれる前記メータの識別子を、該識別子に関連付けて前記記憶部に記憶されている無線機番号に書き換えたパケットを生成するパケット生成部と、生成したパケットを前記通信装置へ送信する送信部とを備えることを特徴とする。
本願によれば、同時期に送信されてくる複数のメータからの計測結果を纏めてセンタ側へ送信することができ、検針時の通信効率を高めることができる。
実施の形態1に係る無線テレメータシステムの全体構成を示すブロック図である。 NCUの内部構成を示すブロック図である。 ゲートウェイ無線機の内部構成を示すブロック図である。 メータ管理テーブルの一例を示す概念図である。 無線機の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る無線テレメータシステムの動作を説明するタイミングチャートである。 一括パケットの構成例を示す概念図である。 参考例として示す他の一括パケットの概念図である。 実施の形態2における一括パケットの送信タイミングを説明するフローチャートである。 実施の形態3における一括パケットの送信タイミングを説明するフローチャートである。 実施の形態4における一括パケットの送信タイミングを説明するフローチャートである。 実施の形態5における一括パケットの送信タイミングを説明するフローチャートである。 実施の形態6に係る無線テレメータシステムの動作を説明するタイミングチャートである。 実施の形態6における一括パケットの構成例を示す概念図である。 実施の形態7に係る無線テレメータシステムの動作を説明するタイミングチャートである。 実施の形態7における一括パケットの構成例を示す概念図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る無線テレメータシステムの全体構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る無線テレメータシステムは、端末側の構成として、NCU20(NCU : Network Control Unit)、ゲートウェイ無線機21、複数の無線機22,22,…,22及びメータ23,23,…,23を備える。メータ23は、例えば個人宅、会社、各種施設等の需要家毎に設置され、ガス、水道、電気等の使用量を計測し、計測結果(検針値)を出力する計測器である。無線テレメータシステムでは、メータ23の検針値を示すデータ、無線機22の動作状態を示すデータなど端末側から出力される各種データを、無線通信を利用してセンタ装置10へ送信すると共に、無線機22及びメータ23の動作を制御するための制御指令等を含んだ各種データをセンタ装置10から端末側へ送信する。
センタ装置10は、例えば、PHS網、FOMA網などの広域無線網N1を介して端末側と通信を行う通信装置、端末側から送信されるデータを蓄積する記憶装置を含む(不図示)。
NCU20は、広域無線網N1に接続され、広域無線網N1を介してセンタ装置10と無線通信を行う。なお、NCU20とセンタ装置10との間の通信は無線通信に限らず、有線の通信であってもよい。この場合、NCU20及びセンタ装置10は有線の通信網により接続される。
ゲートウェイ無線機21とNCU20とは、Uバス等のバスラインを介して接続される。ゲートウェイ無線機21は、バスラインを介して接続されたNCU20を通じて、センタ装置10と通信が行えるように構成されている。また、ゲートウェイ無線機21は、無線機22,22,…,22により構築される狭域無線網N2に参加することにより、各無線機22,22,…,22と通信が行えるように構成されている。
各無線機22は、それぞれに接続されているメータ23から検針値を含むパケット(検針パケットともいう)をバスラインを通じて受信した場合、狭域無線網N2を介してゲートウェイ無線機21へ送信する。このとき、各無線機22から送信されるパケットは、直接的又は1又は複数の他の無線機22を経由して、ゲートウェイ無線機21に到達する。ゲートウェイ無線機21は、狭域無線網N2を通じて無線機22から送信されるパケットを受信した場合、及び自機においてセンタ装置10へ通知すべきイベントが発生した場合等において、NCU20を通じてセンタ装置10との通信を行い、所望のパケットをセンタ装置10へ送信する。
図2はNCU20の内部構成を示すブロック図である。NCU20は、制御部200、記憶部201、広域無線通信部202、接続部203、表示部204、操作部205などを備える。NCU20が備えるハードウェア各部は、図に示していない内蔵電池又は外部電源から供給される電力により動作するように構成されている。
制御部200は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)などを備える。制御部200内のCPUは、ROMに予め格納された制御プログラムを実行することにより、上述したハードウェア各部の動作を制御する。
記憶部201は、例えば、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリにより構成されており、NCU20の動作に関する設定情報、接続部203に接続されたゲートウェイ無線機21のアドレス等の情報などを記憶する。
広域無線通信部202は、アンテナ202aを通じて電波を発信または受信することによって、センタ装置10との通信を行う。例えば、メータ23から送信されるパケットをゲートウェイ無線機21を通じて受信した場合、広域無線通信部202は、アンテナ202aを駆動して電波を発信させることより、広域無線網N1の通信規格に準拠した形式のパケットをセンタ装置10へ送信する。
また、広域無線通信部202は、アンテナ202aにて電波を受信した場合、受信した電波をデコードすることにより所定の形式のデータを取得する。広域無線通信部202は、受信電波をデコードして得られるデータを制御部200へ出力する。制御部200は、広域無線通信部202から出力されたデータを取得した場合、そのデータに基づいて各種の制御を行う。
接続部203は、Uバスなどのバスラインを介して各種機器を接続するインタフェースを備える。本実施の形態では、後述するゲートウェイ無線機21が接続部203に接続されているものとする。
表示部204は、LEDランプ(LED : Light Emitting Diode)、液晶表示パネル等により構成されており、制御部200から出力される制御信号に基づいて、NCU20の設置作業及び保守作業を行う作業員等に通知すべき情報を表示する。
操作部205は、ディップスイッチ等の各種スイッチ、ボタンにより構成されており、作業員等による各種の設定操作を受付ける。制御部200は、操作部205から入力される設定内容を基に適宜の制御を行い、必要に応じて設定内容を記憶部201に記憶させる。
図3はゲートウェイ無線機21の内部構成を示すブロック図である。ゲートウェイ無線機21は、制御部210、記憶部211、接続部212、狭域無線通信部213、表示部214、操作部215などを備える。ゲートウェイ無線機21が備えるハードウェア各部は、図に示していない内蔵電池又は外部電源から供給される電力により動作するように構成されている。
制御部210は、例えば、CPU、ROMなどを備える。制御部210内のCPUは、ROMに予め格納された制御プログラムを実行することにより、機器全体を本願の中継装置として機能させる。また、制御部210は、日時情報を出力する時計手段、計測開始指示を与えてから計測終了指示を与えるまでの経過時間を計測するタイマ、数をカウントするカウンタ等の機能を備えていてもよい。
記憶部211は、例えば、EEPROMなどの不揮発性メモリにより構成されており、ゲートウェイ無線機21の動作に関する設定情報等を記憶すると共に、自機から各無線機22に至るまでのホップ数を記憶するホップ数テーブル、各無線機22,22,…,22に接続されたメータ23,23,…,23を管理するメータ管理テーブル等を備える。
ホップ数テーブルは、各無線機22,22,…,22の無線機番号と、自機から各無線機22,22,…,22に至るホップ数とを関連付けて記憶するテーブルである。ここで、無線機番号は、狭域無線網N2内で各無線機22,22,…,22を識別するために、番号発行無線機(不図示)により付与される狭域無線網N2内で固有の番号であり、例えば2バイトで表される。
メータ管理テーブルは、各無線機22,22,…,22に付与されている無線機番号と、各無線機22,22,…,22に接続されている各メータ23,23,…,23の識別子(メータID)とを関連付けて記憶するテーブルである。ここで、メータIDは、各メータ23,23,…,23が有する固有の識別子であり、例えば14バイトで表される。図4はメータ管理テーブルの一例を示す概念図である。図4の例では、無線機22の無線機番号である「01」,「02」,…,「2F」と、無線機22に接続されているメータ23のメータIDである「11111111111111」,「22222222222222」,…,「99999999999999」とを関連付けてメータ管理テーブルに記憶した状態を示している。
ゲートウェイ無線機21の接続部212は、NCU20側の接続部203に接続するためのインタフェースを備える。ゲートウェイ無線機21は、バスラインを介して接続部212接続されたNCU20を通じて、センタ装置10との通信を行う。
狭域無線通信部213は、アンテナ213aを通じて電波を発信または受信することによって、無線機22,22,…,22と所定の無線通信方式にて無線通信を行う。無線通信方式としては、例えばUバスエアの規格に準拠した通信方式が採用される。ゲートウェイ無線機21の狭域無線通信部213は、無線機22から送信されるパケットを受信することが可能である場合、ゲートウェイ無線機21の無線機番号を含むID通知信号(RNO)を間欠的に送信する。また、狭域無線通信部213は、無線機22から送信されるRNOを受信した場合であって、自機が送信すべきパケットを有するとき、当該パケットをRNOの送信元へ送信する。
表示部214は、LEDランプ、液晶表示パネル等により構成されており、制御部210から出力される制御信号に基づいて、ゲートウェイ無線機21の設置作業及び保守作業を行う作業員等に通知すべき情報を表示する。
操作部215は、ディップスイッチ等の各種スイッチ、ボタンにより構成されており、作業員等による各種の設定操作を受付ける。制御部210は、操作部215から入力される設定内容を基に適宜の制御を行い、必要に応じて設定内容を記憶部211に記憶させる。
なお、本実施の形態では、NCU20及びゲートウェイ無線機21を個別に備える構成としたが、NCU20及びゲートウェイ無線機21を一体として備える構成であってもよい。
図5は無線機22の内部構成を示すブロック図である。無線機22は、制御部220、記憶部221、狭域無線通信部222、接続ポート223、表示部224、操作部225などを備える。無線機22が備えるハードウェア各部は、電池229から供給される電力により動作するように構成されている。
制御部220は、例えば、CPU、ROMなどを備える。制御部220内のCPUは、ROMに予め格納された制御プログラムを実行することにより、機器全体を本発明に係る無線機として機能させる。
記憶部221は、例えば、EEPROMなどの不揮発性メモリにより構成されており、各種動作に関する設定情報、自機に付与された無線機番号、接続ポート223に接続されたメータ23のメータID等を記憶する。また、記憶部221は、狭域無線網N2内の各無線機22の無線機番号と、当該無線機22に至るまでのホップ数とを関連付けて記憶するホップ数テーブルを備える。
狭域無線通信部222は、アンテナ222aを通じて電波を発信または受信することによって、ゲートウェイ無線機21及び他の無線機22,22,…,22との間で所定の無線通信方式にて無線通信を行う。無線通信方式としては、例えばUバスエアの規格に準拠した通信方式が採用される。無線機22の狭域無線通信部222は、自機がゲートウェイ無線機21又は他の無線機22から送信されるデータを受信することが可能である場合、自機の無線機番号を含むRNOを間欠的に送信する。また、狭域無線通信部222は、ゲートウェイ無線機21又は他の無線機22から送信されるRNOを受信した場合であって、自機が送信すべきパケットを有するとき、当該パケットをRNOの送信元へ送信する。
接続ポート223は、ガス、水道、電気等の使用量を計測するためのメータ23を接続する。接続ポート223は、接続されたメータ23から送信されるパケットを受信すると共に、狭域無線通信部222を通じてメータ23宛のパケットを受信した場合、受信したパケットをメータ23へ転送する。
表示部224は、LEDランプ、液晶表示パネル等により構成されており、制御部220から出力される制御信号に基づいて、無線機22の設置作業及び保守作業を行う作業員等に通知すべき情報を表示する。
操作部225は、ディップスイッチ等の各種スイッチ、ボタンにより構成されており、作業員等による各種の設定操作を受付ける。制御部220は、操作部225から入力される設定内容を基に適宜の制御を行い、必要に応じて設定内容を記憶部221に記憶させる。
図6は実施の形態1に係る無線テレメータシステムの動作を説明するタイミングチャートである。なお、図6に示すタイミングチャートでは、NCU20及び各無線機22,22,…,22を省略して示している。センタ装置10は、各メータ23,23,…,23から送信されるパケットを受信するのに先立ち、ゲートウェイ無線機21に対してメータ管理テーブルの送信を要求する(ステップS101)。センタ装置10からの要求は、広域無線網N1及びNCU20を介してゲートウェイ無線機21に到達する。
ゲートウェイ無線機21は、センタ装置10からの要求をNCU20を介して受信した場合、記憶部211に記憶されたメータ管理テーブルをセンタ装置10へ送信する(ステップS102)。ゲートウェイ無線機21から送信されるメータ管理テーブルは、NCU20及び広域無線網N1を介してセンタ装置10に到達する。なお、センタ装置10は、ゲートウェイ無線機21との間の通信により、メータ管理テーブルを取得する構成としたが、設定器等の外部機器を用いてゲートウェイ無線機21からメータ管理テーブルを読み出し、読み出したメータ管理テーブルをセンタ装置10に登録する構成であってもよい。
無線機22に接続されたメータ23は、メータ23毎に予め設定された検針タイミングに従って検針値を取得し(ステップS103−1)、取得した検針値を含み、センタ装置10へ送信されるべきパケットとして、自機のIDを送信元アドレス、当該パケットを中継するゲートウェイ無線機21のIDを宛先アドレスに含むパケットを生成する。メータ23は、自機が接続された無線機22を通じて、生成したパケットをゲートウェイ無線機21へ送信する(ステップS104−1)。
メータ23から送信されるパケットは、当該メータ23が接続された無線機22を含む1又は複数の無線機22を介してゲートウェイ無線機21に到達する。ゲートウェイ無線機21は、パケット収集期間内にメータ23からのパケットを受信した場合、受信したことを示す応答をメータ23へ返信すると共に、受信したパケットから検針値のデータを取り出し、取り出した検針値のデータをパケットの送信元アドレス(すなわちメータ23のメータID)に関連付けて記憶部211に記憶する(ステップS105−1)。
他の無線機22に接続されたメータ23,…,23についても同様であり、メータ23,…,23は、それぞれに設定された検針タイミングに従って検針値を取得し(ステップS103−2,…,S103−n)、検針値、送信元アドレス、宛先アドレスを含むパケットを生成してゲートウェイ無線機21へ送信する(S104−2,…,S104−n)。ゲートウェイ無線機21は、他の無線機22,…,22に接続されたメータ23,…,23からの検針パケットをパケット収集期間内に受信した場合、受信したパケットに含まれる検針値のデータ、及びパケットの送信元アドレス(メータID)を記憶部211に記憶する(ステップS105−2,…,S105−n)。
パケット収集期間が終了した場合、ゲートウェイ無線機21の制御部210は、パケット収集期間内に記憶部211に記憶した各メータ23からの検針値を含む一括パケットを生成する(ステップS106)。
図7は一括パケットの構成例を示す概念図である。一括パケットは、例えば、ヘッダ、電文種別、無線機番号(i)及び検針値(i)の組(i=1〜n)、並びにBCC(Block Check Character)により構成されている。ここで、ヘッダには、ゲートウェイ無線機21が接続されているNCU20のID等の情報が含まれ、電文種別には、一括検針のパケットであることを示す情報が含まれる。無線機番号(i)は、検針値(i)の送信元であるメータ23が接続されている無線機22の無線機番号を示す。すなわち、ゲートウェイ無線機21の制御部210は、メータ23から受信したパケットに送信元アドレスとして含まれる前記メータ23のメータIDを、メータ管理テーブルに関連付けて記憶されている無線機番号に書き換えたパケットを生成する。各メータ23が個別にパケットを送信する場合と比較して、一括パケットでは、ヘッダ部分を共通化することができるので、通信データ量を削減することができる。
図8は参考例として示す他の一括パケットの概念図である。図8に示す一括パケットは、ヘッダ、電文種別、メータID(i)及び検針値(i)の組(i=1〜n)、並びにBCCにより構成されている。すなわち、メータ23から受信したパケットのメータIDを無線機番号に置き換えることなく、そのままメータIDを一括パケットに含んだ構成を示している。
一括パケットのヘッダを16バイト、電文種別を3バイト、メータIDを14バイト、検針値等のデータを64バイト、BCCを1バイトとした場合、メータIDを使用した一括パケットには、14台分のメータ23の検針値を含めることができるのに対し、メータIDを無線機番号に書き換えることにより、1台につき12バイトの削減が可能となるため、無線機番号を使用した一括パケットには、18台分のメータ23の検針値を含めることが可能となる。
ゲートウェイ無線機21は、ステップS106で一括パケットを生成した後、一括パケットをNCU20を通じてセンタ装置10へ送信する(ステップS107)。このとき、NCU20は、センタ装置10への発呼を行い、NCU20とセンタ装置10との間で回線接続を行う。
センタ装置10は、ゲートウェイ無線機21から送信される一括パケットを受信した場合、受信した一括パケットから無線機番号及び検針値を取り出し、各メータ23の検針値を記憶装置(不図示)に記憶させる(ステップS108)。センタ装置10は、メータ管理テーブルをゲートウェイ無線機21から事前に取得しているので、無線機番号を手掛かりとして、取得した検針値の送信元(メータ23)を把握することができる。なお、センタ装置10は、検針値を記憶装置に記憶させる際、無線機番号に関連付けてメータ管理テーブルに記憶されているメータIDを読み出し、読み出したメータIDと当該メータIDを有するメータ23から送信されてきた検針値とを関連付けて記憶装置に記憶させることが好ましい。
次いで、センタ装置10は、ゲートウェイ無線機21に対してセッション終了を通知する(ステップS109)。セッション終了通知を受信したゲートウェイ無線機21は、NCU20に対して指示を与えることにより、センタ装置10との間の回線接続を切断する。
以上のように、実施の形態1では、ゲートウェイ無線機21が各メータ23,23,…,23から送信されるパケットをパケット収集期間に受信した場合、個別にセンタ装置10へ送信することなく、各パケットに含まれる検針値のデータを記憶部211に記憶させる。また、ゲートウェイ無線機21の制御部210は、一括パケットを生成する際、メータIDを無線機番号に書き換える処理を行う。
よって、本願の無線テレメータシステムでは、端末側からセンタ側への発呼回数を減らすことができ、センタ装置10及びNCU20の通信負荷を低減することが可能となる。また、本願の無線テレメータシステムでは、一括パケットを生成する際に例えば14バイトのメータIDを2バイトの無線機番号に書き換えると共に、ヘッダの内容を共通化することができるので、通信データ量及び通信時間を低減することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、一括パケットの送信タイミングを時刻に基づいて設定した構成について説明する。
なお、以下の実施の形態2〜7において、無線テレメータシステムの全体構成、センタ装置10、NCU20、ゲートウェイ無線機21、無線機22、及びメータ23の各構成は実施の形態1と同様であるため、その説明を省略することとする。
図9は実施の形態2における一括パケットの送信タイミングを説明するフローチャートである。ゲートウェイ無線機21の制御部210は、メータ23から送信されるパケットを狭域無線通信部213を通じて受信した場合(ステップS201)、受信したパケットに含まれる検針値を抽出し、抽出した検針値を記憶部211に記憶させる。
次いで、制御部210は、内蔵の時計手段を参照し、現在時刻が送信タイミングとして設定された時刻(例えば毎日12時)であるか否かを判断する(ステップS202)。現在時刻が送信タイミングとして設定された時刻でないと判断した場合(S202:NO)、制御部210は、処理をステップS201へ戻す。
現在時刻が送信タイミングとして設定された時刻であると判断した場合(S202:YES)、制御部210は、パケット収集期間(実施の形態2では、前回の送信タイミングから今回の送信タイミングに達するまでの期間)内に収集した各メータ23からの検針値を含む一括パケットを生成する(ステップS203)。次いで、制御部210は、生成した一括パケットをNCU20を介してセンタ装置10へ送信する(ステップS204)。ステップS203で一括パケットを生成した場合、又はステップS204で一括パケットを送信した場合、制御部210は、記憶部211に記憶してある各メータ23からの検針値を削除する。
以上のように、実施の形態2では、時刻に基づいて設定した送信タイミングにて、それまでに収集した各メータ23からの検針値を含む一括パケットを送信することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、一括パケットの送信タイミングを、最初に検針値を取得してからの経過時間に基づいて設定した構成について説明する。
図10は実施の形態3における一括パケットの送信タイミングを説明するフローチャートである。ゲートウェイ無線機21の制御部210は、メータ23から送信されるパケットを狭域無線通信部213を通じて受信した場合(ステップS301)、受信したパケットに含まれる検針値を抽出し、抽出した検針値を記憶部211に記憶させる。
次いで、制御部210は、メータ23から受信したパケットがパケット収集期間中に最初に受信したパケットであるか否かを判断する(ステップS302)。パケット収集期間中に最初に受信したパケットでるか否かは、例えば、メータ23からパケットを受信したタイミングで、他のメータ23による検針値が記憶部211に記憶されているか否かにより判断することができる。パケット収集期間中に最初に受信したパケットでないと判断した場合(S302:NO)、制御部210は、ステップS304以降の処理を実行する。
パケット収集期間中に最初に受信したパケットであると判断した場合(S302:YES)、制御部210は、内蔵のタイマを作動させて最初に検針値を取得してからの経過時間を経時する(ステップS303)。
次いで、制御部210は、タイマを参照し、予め設定された設定時間(例えば1時間)が経過したか否かを判断する(ステップS304)。設定時間が経過していないと判断した場合(S304:NO)、制御部210は、処理をステップS301へ戻す。
設定時間が経過したと判断した場合(S304:YES)、制御部210は、パケット収集期間(実施の形態3では、最初に検針値を取得してから設定時間が経過するまでの期間)内に収集した各メータ23からの検針値を含む一括パケットを生成する(ステップS305)。次いで、制御部210は、生成した一括パケットをNCU20を介してセンタ装置10へ送信する(ステップS306)。ステップS305で一括パケットを生成した場合、又はステップS306で一括パケットを送信した場合、制御部210は、記憶部211に記憶してある各メータ23からの検針値を削除する。
以上のように、実施の形態3では、最初に検針値を取得してからの経過時間に基づいて設定した送信タイミングにて、それまでに収集した各メータ23からの検針値を含む一括パケットを送信することができる。
(実施の形態4)
実施の形態4では、一括パケットの送信タイミングを、パケットの受信時間間隔に基づいて設定した構成について説明する。
図11は実施の形態4における一括パケットの送信タイミングを説明するフローチャートである。ゲートウェイ無線機21の制御部210は、メータ23から送信されるパケットを狭域無線通信部213を通じて受信した場合(ステップS401)、受信したパケットに含まれる検針値を抽出し、抽出した検針値を記憶部211に記憶させる。
次いで、制御部210は、内蔵のタイマをリセットし、パケットを受信してからの経過時間を経時する(ステップS402)。
次いで、制御部210は、他のメータ23から送信される新たなパケットを狭域無線通信部213を通じて受信したか否かを判断する(ステップS403)。新たなパケットを受信したと判断した場合(S403:YES)、制御部210は、処理をステップS402に戻す。
新たなパケットを受信していない場合(S403:NO)、制御部210は、タイマを参照し、前回パケットを受信してから予め設定された設定時間(例えば1時間)が経過したか否かを判断する(ステップS404)。設定時間が経過していないと判断した場合(S404:NO)、制御部210は、処理をステップS403へ戻す。
設定時間が経過したと判断した場合(S404:YES)、制御部210は、パケット収集期間(実施の形態4では、前回パケットを受信してから今回新たにパケットを受信するまでの受信時間間隔)内に収集した各メータ23からの検針値を含む一括パケットを生成する(ステップS405)。次いで、制御部210は、生成した一括パケットをNCU20を介してセンタ装置10へ送信する(ステップS406)。ステップS405で一括パケットを生成した場合、又はステップS406で一括パケットを送信した場合、制御部210は、記憶部211に記憶してある各メータ23からの検針値を削除する。
以上のように、実施の形態4では、パケットの受信時間間隔に基づいて設定した送信タイミングにて、それまでに収集した各メータ23からの検針値を含む一括パケットを送信することができる。
(実施の形態5)
実施の形態5では、一括パケットの送信タイミングを、検針値を取得したメータ23の台数により設定した構成について説明する。
図12は実施の形態5における一括パケットの送信タイミングを説明するフローチャートである。ゲートウェイ無線機21の制御部210は、メータ23から送信されるパケットを狭域無線通信部213を通じて受信した場合(ステップS501)、受信したパケットに含まれる検針値を抽出し、抽出した検針値を記憶部211に記憶させる。
次いで、制御部210は、記憶部211に検診値を記憶させたメータ23の台数が上限値に達したか否かを判断する(ステップS502)。この上限値は、一括パケットで一度に検針値を送信することができるメータ23の台数(例えば18台)に従って予め定められているものとする。上限値に達していない場合(S502:NO)、制御部210は、処理をステップS501へ戻す。
上限値に達したと判断した場合(S502:YES)、制御部210は、パケット収集期間(実施の形態5では、検針値を受信したメータ23の台数が上限値に達するまでの期間)内に収集した各メータ23からの検針値を含む一括パケットを生成する(ステップS503)。次いで、制御部210は、生成した一括パケットをNCU20を介してセンタ装置10へ送信する(ステップS504)。ステップ503で一括パケットを生成した場合、又はステップS504で一括パケットを送信した場合、制御部210は、記憶部211に記憶してある各メータ23からの検針値を削除する。
以上のように、実施の形態5では、検針値を取得したメータ23の台数に基づいて設定した送信タイミングにて、それまでに収集した各メータ23からの検針値を含む一括パケットを送信することができる。
なお、実施の形態5では、検針値を取得したメータ23の台数が上限値に達した場合、一括パケットを生成してセンタ装置10へ送信する構成としたが、実施の形態5に開示した送信タイミングの設定方法と、実施の形態2〜4に開示した送信タイミングの設定方法とを組み合わせて使用しても良い。例えば、ゲートウェイ無線機21の制御部210は、検針値を取得したメータ23の台数が上限値に達する前に、予め設定した時刻となったと判断した場合、最初の検針値を受信してから設定時間が経過したと判断した場合、又は前回のパケットを受信してから新たにパケットを受信するまで設定時間が経過したと判断した場合、一括パケットを生成してセンタ装置10へ送信してもよい。
(実施の形態6)
実施の形態6では、一括パケットを継続して複数回送信する構成について説明する。
図13は実施の形態6に係る無線テレメータシステムの動作を説明するタイミングチャートである。なお、図13に示すタイミングチャートでは、NCU20及び各無線機22,22,…,22を省略して示している。また、センタ装置10は、ゲートウェイ無線機21の記憶部211に記憶されているメータ管理テーブルを事前に取得しているものとする。
無線機22に接続されたメータ23,…,23は、メータ23毎に予め設定された検針タイミングに従って検針値を取得し(ステップS601−1,…,S601−n)、取得した検針値を含み、センタ装置10へ送信されるべきパケットとして、それぞれのメータIDを送信元アドレス、当該パケットを中継するゲートウェイ無線機21のIDを宛先アドレスに含むパケットを生成する。メータ23,…,23は、それぞれが接続された無線機22を通じて、生成したパケットをゲートウェイ無線機21へ送信する(ステップS602−1,…,S602−n)。
メータ23から送信されるパケットは、当該メータ23が接続された無線機22を含む1又は複数の無線機22を介してゲートウェイ無線機21に到達する。ゲートウェイ無線機21は、パケット収集期間内にメータ23,…,23からのパケットを受信した場合、受信したことを示す応答をメータ23,…,23へ返信すると共に、受信したパケットから検針値のデータを取り出し、取り出した検針値のデータをパケットの送信元アドレス(メータID)に関連付けて記憶部211に記憶する(ステップS603−1,…,S603−n)。
他の無線機22に接続されたメータ23,…,23についても同様であり、メータ23,…,23は、それぞれに設定された検針タイミングに従って検針値を取得し(ステップS604−1,…,S604−m)、検針値、送信元アドレス、宛先アドレスを含むパケットを生成してゲートウェイ無線機21へ送信する(S605−1,…,S605−m)。ゲートウェイ無線機21は、他の無線機22,…,22に接続されたメータ23,…,23からの検針パケットをパケット収集期間内に受信した場合、受信したパケットに含まれる検針値のデータ、及びパケットの送信元アドレス(メータID)を記憶部211に記憶する(ステップS606−1,…,S606−m)。
パケット収集期間が終了した場合、ゲートウェイ無線機21の制御部210は、パケット収集期間内に記憶部211に記憶した各メータ23からの検針値を含む一括パケットを生成する(ステップS607)。ゲートウェイ無線機21の制御部210は、一括パケットを生成する際、14ビットのメータIDを2ビットの無線機番号に書き換えることにより、1つの一括パケットにより検針値を送信できるメータ23の台数を増やしている。しかしながら、1つの一括パケットにより送信できるメータ23の台数には上限値(例えば18台)が存在するため、パケット収集期間中に受信した検針値の数が上限値を超える場合には、全ての検針値を1つの一括パケットで送信することはできない。そこで、実施の形態6では、パケット収集期間中に受信した検針値を複数の一括パケットに分割して格納する。
図14は実施の形態6における一括パケットの構成例を示す概念図である。ゲートウェイ無線機21の制御部210は、1つ目の一括パケットとして、上限値までの台数分(図14Aの例ではn台分)の検針値及び無線機番号をデータ部分に格納すると共に、一括パケットが更に続くことを示す情報(継続フラグ)を例えば電文種別の後に付加した一括パケットを生成する。また、制御部210は、2つ目の一括パケットとして、上限値までの台数分(図14Bの例ではm台分。ただしm≦nとする)の検針値及び無線機番号をデータ部分に格納すると共に、この一括パケットで送信が終了することを示す情報(終了フラグ)を例えば電文種別の後に付加した一括パケットを生成する。
3つ以上の一括パケットに分割して検針値及び無線機番号を格納する場合についても同様であり、制御部210は、1〜N−1(N≧3)個目の一括パケットには継続フラグを付加し、N個目の一括パケットには終了フラグを付加する。
ゲートウェイ無線機21は、ステップS607で一括パケットを生成した後、継続フラグを付加した一括パケットをNCU20を通じてセンタ装置10へ送信する(ステップS608)。このとき、NCU20は、センタ装置10への発呼を行い、NCU20とセンタ装置10との間で回線接続を行う。
センタ装置10は、ゲートウェイ無線機21から送信される一括パケットを受信した場合、受信した一括パケットから無線機番号及び検針値を取り出し、各メータ23の検針値を記憶装置(不図示)に記憶させる(ステップS609)。また、受信した一括パケットに継続フラグが付加されている場合、更に続く一括パケットの存在を示しているので、センタ装置10は、広域無線網N1を通じて次の一括パケットをゲートウェイ無線機21に要求する(ステップS610)。
ゲートウェイ無線機21は、センタ装置10から一括パケットの要求を受信した場合、1つ目の一括パケットに続く一括パケット(例えば終了フラグを付加した一括パケット)をNCU20を通じてセンタ装置10へ送信する(ステップS611)。
センタ装置10は、ゲートウェイ無線機21から送信される一括パケットを受信した場合、受信した一括パケットから無線機番号及び検針値を取り出し、各メータ23の検針値を記憶装置(不図示)に記憶させる(ステップS612)。また、受信した一括パケットに終了フラグが付加されている場合、更に続く一括パケットが存在しないことを示しているので、センタ装置10は、ゲートウェイ無線機21に対してセッション終了を通知する(ステップS613)。セッション終了通知を受信したゲートウェイ無線機21は、NCU20に対して指示を与えることにより、センタ装置10との間の回線接続を切断する。
以上のように、実施の形態6では、一括パケットにより検針値を一度に送信することができるメータ23の台数を超えて検針値を収集した場合であっても、一括パケットを送信する都度、回線接続及び回線切断を繰り返す必要はなく、発呼を継続させて連続的に一括パケットを送信することができる。
(実施の形態7)
実施の形態7では、同一事業者に属するメータ23,23,…,23からの検針値を1つの一括パケットにより送信し、他の事業者に属するメータ23,23,…,23からの検針値を別の一括パケットにより送信する構成について説明する。
図15は実施の形態7に係る無線テレメータシステムの動作を説明するタイミングチャートである。なお、図15に示すタイミングチャートでは、NCU20及び各無線機22,22,…,22を省略して示している。また、センタ装置10は、ゲートウェイ無線機21の記憶部211に記憶されているメータ管理テーブルを事前に取得しているものとする。
事業者Aによって設置されたメータ23,…,23は、メータ23毎に予め設定された検針タイミングに従って検針値を取得し(ステップS701−1,…,S701−n)、取得した検針値を含み、センタ装置10へ送信されるべきパケットとして、それぞれのメータIDを送信元アドレス、当該パケットを中継するゲートウェイ無線機21のIDを宛先アドレスに含むパケットを生成する。なお、パケットには事業者を識別するコード(事業者コード)が含まれるものとする。メータ23,…,23は、それぞれが接続された無線機22を通じて、生成したパケットをゲートウェイ無線機21へ送信する(ステップS702−1,…,S702−n)。
メータ23から送信されるパケットは、当該メータ23が接続された無線機22を含む1又は複数の無線機22を介してゲートウェイ無線機21に到達する。ゲートウェイ無線機21は、パケット収集期間内にメータ23,…,23からのパケットを受信した場合、受信したことを示す応答をメータ23,…,23へ返信すると共に、受信したパケットから検針値のデータを取り出し、取り出した検針値のデータをパケットの送信元アドレス(メータID)に関連付けて事業者別に記憶部211に記憶する(ステップS703−1,…,S703−n)。
他の事業者(事業者B)によって設置されたメータ23,…,23についても同様であり、メータ23,…,23は、それぞれに設定された検針タイミングに従って検針値を取得し(ステップS704−1,…,S704−m)、事業者コード、検針値、送信元アドレス、宛先アドレスを含むパケットを生成してゲートウェイ無線機21へ送信する(S705−1,…,S705−m)。ゲートウェイ無線機21は、メータ23,…,23からの検針パケットをパケット収集期間内に受信した場合、受信したパケットに含まれる検針値のデータ、及びパケットの送信元アドレス(メータID)を事業者別に記憶部211に記憶する(ステップS706−1,…,S706−m)。
パケット収集期間が終了した場合、ゲートウェイ無線機21の制御部210は、パケット収集期間内に記憶部211に記憶した各メータ23からの検針値を含む一括パケットを生成する(ステップS707)。実施の形態7では、事業者別に検針値を格納した複数の一括パケットを生成する。
図16は実施の形態7における一括パケットの構成例を示す概念図である。ゲートウェイ無線機21の制御部210は、1つ目の一括パケットとして、事業者Aに属するメータ23からの検針値及び無線機番号をデータ部分に格納すると共に、事業者Aを識別する情報(事業者Aの事業者コード)及び一括パケットが更に続くことを示す情報(継続フラグ)を例えば電文種別の後に付加した一括パケットを生成する(図16Aを参照)。また、制御部210は、2つ目の一括パケットとして、事業者Bに属するメータ23からの検針値及び無線機番号をデータ部分に格納すると共に、事業者Bを識別する情報(事業者Bの事業者コード)及びこの一括パケットで送信が終了することを示す情報(終了フラグ)を例えば電文種別の後に付加した一括パケットを生成する(図16Bを参照)。
ゲートウェイ無線機21は、ステップS707で一括パケットを生成した後、事業者Aに属するメータ23の検針値を含み、継続フラグを付加した一括パケットをNCU20を通じてセンタ装置10へ送信する(ステップS708)。このとき、NCU20は、センタ装置10への発呼を行い、NCU20とセンタ装置10との間で回線接続を行う。
センタ装置10は、ゲートウェイ無線機21から送信される一括パケットを受信した場合、受信した一括パケットから無線機番号及び検針値を取り出し、各メータ23の検針値を事業者別に記憶装置(不図示)に記憶させる(ステップS709)。また、受信した一括パケットに継続フラグが付加されている場合、更に続く一括パケットの存在を示しているので、センタ装置10は、広域無線網N1を通じて次の一括パケットをゲートウェイ無線機21に要求する(ステップS710)。
ゲートウェイ無線機21は、センタ装置10から一括パケットの要求を受信した場合、1つ目の一括パケットに続く一括パケット(例えば事業者Bに属するメータ23の検針値を含み、終了フラグを付加した一括パケット)をNCU20を通じてセンタ装置10へ送信する(ステップS711)。
センタ装置10は、ゲートウェイ無線機21から送信される一括パケットを受信した場合、受信した一括パケットから無線機番号及び検針値を取り出し、各メータ23の検針値を事業者別に記憶装置(不図示)に記憶させる(ステップS712)。また、受信した一括パケットに終了フラグが付加されている場合、更に続く一括パケットが存在しないことを示しているので、センタ装置10は、ゲートウェイ無線機21に対してセッション終了を通知する(ステップS713)。セッション終了通知を受信したゲートウェイ無線機21は、NCU20に対して指示を与えることにより、センタ装置10との間の回線接続を切断する。
以上のように、実施の形態7では、事業者別に纏めて検針値を送信することが可能であると共に、一括パケットを送信する都度、回線接続及び回線切断を繰り返す必要はなく、発呼を継続させて連続的に一括パケットを送信することができる。
なお、実施の形態7では、複数の事業者に属する各メータ23からの検針値を同一のセンタ装置10へ送信する構成としたが、事業者毎に異なるセンタ装置が用意されている場合、ゲートウェイ無線機21が、各事業者毎のセンタ装置へ一括パケットを送信する構成としてもよい。
また、実施の形態7では、事業者を識別する情報の例として、事業者コードを用いた形態について説明したが、事業者毎に異なるネットワークIDを割り当てている場合、事業者コードに代えてネットワークIDを用いる構成としてもよい。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
本願の無線テレメータシステムは、メータ(23)が接続される複数の無線機(22)、及び、該複数の無線機(22)と無線網(N2)を介して通信可能であると共に、前記無線網(N2)とは異なる通信網(N1)に接続された通信装置(10)と通信可能である中継装置(21)を備え、前記無線機(22)に接続されたメータ(23)による計測結果と、送信元を識別する前記メータ(23)の識別子とを含み、前記メータ(23)から前記通信装置(10)へ送信されるべきパケットを1又は複数の無線機(22)及び前記中継装置(21)が中継する無線テレメータシステムにおいて、前記中継装置(21)は、前記無線網(N2)内で各無線機(22)を識別する無線機番号と、各無線機(22)に接続されたメータ(23)の識別子とを関連付けて記憶する記憶部(211)と、前記メータ(23)から受信したパケットに含まれる前記メータ(23)の識別子を、該識別子に関連付けて前記記憶部(211)に記憶されている無線機番号に書き換えたパケットを生成するパケット生成部(210)と、生成したパケットを前記通信装置(10)へ送信する送信部(212)とを備えることを特徴とする。
本願では、メータの識別子(例えば14バイト)を対応する無線機の無線機番号(例えば2バイト)に書き換えるので、通信データ量及び通信時間を低減することができる。
本願の無線テレメータシステムは、前記中継装置(21)は、設定したタイミングに達するまでに各メータから受信したパケットに含まれる計測結果を、各メータの識別子に関連付けて前記記憶部(211)に記憶し、前記タイミングに達した場合、前記パケット生成部(210)は、前記記憶部(211)を参照して、各メータ(23)による計測結果を含み、各メータ(23)の識別子を対応する無線機(22)の無線機番号に書き換えたパケットを生成することを特徴とする。
本願では、中継装置から通信装置へ計測結果を送信する回数を減らすことができ、中継装置及び通信装置の通信負荷を低減することが可能となる。また、本願の無線テレメータシステムでは、ヘッダ等の一部の内容が重複するパケットをその都度通信装置へ送信する必要がないため、通信データ量及び通信時間を低減することができる。
本願の無線テレメータシステムは、前記タイミングは、予め設定された時刻、パケットを受信してからの経過時間、パケットの受信時間間隔、又は前記記憶部(211)に計測結果を記憶したメータ(23)の台数に基づいて設定してあることを特徴とする。
本願では、現在時刻が予め設定された時刻となった場合、最初の計測結果を受信してから設定時間が経過した場合、前回受信時から新たなパケットを受信することなく設定時間が経過した場合、又は計測結果を記憶したメータの台数が上限値に達した場合、メータの識別子を対応する無線機の無線機番号に書き換えたパケットを生成し、生成したパケットを通信装置へ送信することができる。
本願の無線テレメータシステムは、前記パケット生成部(210)は、前記パケットに計測結果を格納可能な前記メータの上限数毎、又は前記メータが属する事業者毎にパケットを生成し、前記送信部(212)は、前記パケット生成部(210)が生成した複数のパケットを、同一のセッションにて継続して送信することを特徴とする。
本願では、一度に送信できるメータの上限値の範囲内、又は事業者別に纏めて計測結果を送信することが可能であると共に、パケットを送信する都度、回線接続及び回線切断を繰り返す必要はなく、発呼を継続させて連続的にパケットを送信することができる。
本願の中継装置は、メータ(23)が接続される複数の無線機(22)と無線網(N2)を介して通信可能であると共に、前記無線網(N2)とは異なる通信網(N1)に接続された通信装置(10)と通信可能であり、前記無線機(22)に接続されたメータ(23)による計測結果と、送信元を識別する前記メータ(23)の識別子とを含み、前記メータ(23)から前記通信装置(10)へ送信されるべきパケットを中継する中継装置(21)において、前記無線網(N2)内で各無線機(22)を識別する無線機番号と、各無線機(22)に接続されたメータ(23)の識別子とを関連付けて記憶する記憶部(211)と、前記メータ(23)から受信したパケットに含まれる前記メータ(23)の識別子を、該識別子に関連付けて前記記憶部(211)に記憶されている無線機番号に書き換えたパケットを生成するパケット生成部(210)と、生成したパケットを前記通信装置(10)へ送信する送信部(212)とを備えることを特徴とする。
本願では、メータの識別子(例えば14バイト)を対応する無線機の無線機番号(例えば2バイト)に書き換えるので、通信データ量及び通信時間を低減することができる。
10 センタ装置
20 NCU
21 ゲートウェイ無線機
22 無線機
23 メータ
200,210,220 制御部
201,211,221 記憶部
202 広域無線通信部
203,212 接続部
204,214,224 表示部
205,215,225 操作部
213,222 狭域無線通信部
223 接続ポート
229 電池

Claims (5)

  1. メータが接続される複数の無線機、及び、該複数の無線機と無線網を介して通信可能であると共に、前記無線網とは異なる通信網に接続された通信装置と通信可能である中継装置を備え、前記無線機に接続されたメータによる計測結果と、送信元を識別する前記メータの識別子とを含み、前記メータから前記通信装置へ送信されるべきパケットを1又は複数の無線機及び前記中継装置が中継する無線テレメータシステムにおいて、
    前記中継装置は、
    前記無線網内で各無線機を識別する無線機番号と、各無線機に接続されたメータの識別子とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記メータから受信したパケットに含まれる前記メータの識別子を、該識別子に関連付けて前記記憶部に記憶されている無線機番号に書き換えたパケットを生成するパケット生成部と、
    生成したパケットを前記通信装置へ送信する送信部と
    を備えることを特徴とする無線テレメータシステム。
  2. 前記中継装置は、
    設定したタイミングに達するまでに各メータから受信したパケットに含まれる計測結果を、各メータの識別子に関連付けて前記記憶部に記憶し、
    前記タイミングに達した場合、前記パケット生成部は、前記記憶部を参照して、各メータによる計測結果を含み、各メータの識別子を対応する無線機の無線機番号に書き換えたパケットを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線テレメータシステム。
  3. 前記タイミングは、予め設定された時刻、パケットを受信してからの経過時間、パケットの受信時間間隔、又は前記記憶部に計測結果を記憶したメータの台数に基づいて設定してあることを特徴とする請求項2に記載の無線テレメータシステム。
  4. 前記パケット生成部は、
    前記パケットに計測結果を格納可能な前記メータの上限数毎、又は前記メータが属する事業者毎にパケットを生成し、
    前記送信部は、
    前記パケット生成部が生成した複数のパケットを、同一のセッションにて継続して送信する
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の無線テレメータシステム。
  5. メータが接続される複数の無線機と無線網を介して通信可能であると共に、前記無線網とは異なる通信網に接続された通信装置と通信可能であり、前記無線機に接続されたメータによる計測結果と、送信元を識別する前記メータの識別子とを含み、前記メータから前記通信装置へ送信されるべきパケットを中継する中継装置において、
    前記無線網内で各無線機を識別する無線機番号と、各無線機に接続されたメータの識別子とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記メータから受信したパケットに含まれる前記メータの識別子を、該識別子に関連付けて前記記憶部に記憶されている無線機番号に書き換えたパケットを生成するパケット生成部と、
    生成したパケットを前記通信装置へ送信する送信部と
    を備えることを特徴とする中継装置。
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