JP2003217067A - 無線システム、無線親機および無線子機 - Google Patents

無線システム、無線親機および無線子機

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JP2003217067A
JP2003217067A JP2002009780A JP2002009780A JP2003217067A JP 2003217067 A JP2003217067 A JP 2003217067A JP 2002009780 A JP2002009780 A JP 2002009780A JP 2002009780 A JP2002009780 A JP 2002009780A JP 2003217067 A JP2003217067 A JP 2003217067A
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線子機が自局の省電力を図ること。 【解決手段】 無線システムは、無線親機と複数の無線
子機とからなり、無線親機は、無線子機と予め決められ
た順番で通信する一斉通信モード時の無線子機の順番を
記憶する子機記憶部と、一斉通信モードの場合、一斉通
信モードを示すコマンドを含む呼出信号を送信する呼出
信号送信部とを備え、無線子機は、一斉通信モード時の
自局の順番を記憶する順番記憶部221と、間欠的に呼
出信号を検知する間欠キャリアセンス部212と、検知
された呼出信号に一斉通信モードを示すコマンドが含ま
れる場合、順番記憶部221に記憶された自局の順番に
基づき求められる所定の時間、間欠キャリアセンス部2
12による検知を禁止させるキャリアセンス制御部24
1とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線システム、無
線親機および無線子機に関し、特に、無線子機の省電力
に適した無線システム、無線親機および無線子機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、無線テレメータシステムでは、メ
ータで測定された電気、ガス、水道などの使用量の検針
データおよびメータの異常情報などが、無線回線で無線
子機から無線親機に送信され、有線回線で無線親機から
端末側網制御装置(T−NCU)およびセンター側網制
御装置を介して、ホストコンピュータに送信されて、ホ
ストコンピュータで処理される。
【0003】このような無線テレメータシステムの一例
が、たとえば、特開平11−296776号公報に開示
されている。同公報に示された無線自動検針システムに
よれば、無線子機は、他の通信やノイズの影響を受ける
ことなく、自無線機に対する無線呼出のみを適確かつ短
時間で識別し、電池の消耗を低減することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の無線テレメータ
システムでは、無線子機は、自局以外の無線子機が通信
をしている間は、間欠キャリアセンスを停止していた。
しかし、無線子機は、自局以外の無線子機が通信を終了
するたびに、間欠キャリアセンスを再開する。このた
め、たとえば、決まった順番で検針を行なう場合に、自
局の順番以外でも間欠キャリアセンスを再開し、無線子
機の電力を無駄に消耗するという問題がある。
【0005】この発明は上述の問題点を解決するために
なされたもので、この発明の目的の1つは、無線子機が
自局の省電力を図ることが可能な無線システム、無線親
機および無線子機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明のある局面によれば、無線システムは、
無線親機と複数の無線子機とからなり、無線親機は、無
線子機と予め決められた順番で通信する一斉通信モード
時の無線子機の順番を記憶する子機記憶手段と、一斉通
信モードの場合、一斉通信モードを示すコマンドを含む
呼出信号を送信する呼出信号送信手段とを備え、無線子
機は、一斉通信モード時の自局の順番を記憶する順番記
憶手段と、間欠的に呼出信号を検知する間欠キャリアセ
ンス手段と、検知された呼出信号に一斉通信モードを示
すコマンドが含まれる場合、順番記憶手段に記憶された
自局の順番に基づき求められる所定の時間、間欠キャリ
アセンス手段による検知を禁止させるキャリアセンス制
御手段とを備える。
【0007】この発明に従えば、無線親機は、無線子機
と予め決められた順番で通信する一斉通信モード時の無
線子機の順番を記憶し、一斉通信モードの場合、一斉通
信モードを示すコマンドを含む呼出信号を送信する。ま
た、無線子機は、一斉通信モード時の自局の順番を記憶
し、間欠的に呼出信号を検知し、検知された呼出信号に
一斉通信モードを示すコマンドが含まれる場合、記憶さ
れた自局の順番に基づき求められる所定の時間、間欠キ
ャリアセンスを停止する。
【0008】このため、自局の順番以外は、間欠キャリ
アセンスを停止することができる。その結果、無線子機
が自局の省電力を図ることが可能な無線システムを提供
することができる。
【0009】好ましくは、無線子機のキャリアセンス制
御手段は、一斉通信を示すコマンドを含む呼出信号を検
知してから自局の通信が開始されるまでの時間を演算す
る演算手段を含む。
【0010】この発明に従えば、無線子機は、一斉通信
を示すコマンドを含む呼出信号を検知してから自局の通
信が開始されるまでの時間を演算して、間欠キャリアセ
ンスを停止することができる。その結果、無線子機が自
局の省電力を図ることができる。
【0011】好ましくは、無線親機の呼出信号送信手段
は、一斉通信モードの場合、一斉通信の対象となる無線
子機の台数を呼出信号にさらに含めて送信し、無線子機
のキャリアセンス制御手段は、自局の順番と無線子機の
台数とに基づき、自局の通信が終了してから最後の無線
子機の通信が終了するまでの時間を演算する演算手段を
含む。
【0012】この発明に従えば、無線親機は、一斉通信
モードの場合、一斉通信の対象となる無線子機の台数を
呼出信号にさらに含めて送信する。また、無線子機は、
自局の順番と無線子機の台数とに基づき、自局の通信が
終了してから最後の無線子機の通信が終了するまでの時
間を演算して、間欠キャリアセンスを停止することがで
きる。その結果、無線子機が自局の省電力を図ることが
できる。
【0013】好ましくは、無線親機は、一斉通信モード
時の無線子機の順番を無線子機に送信する順番送信手段
をさらに備え、無線子機は、一斉通信モード時の自局の
順番を無線親機から受信する順番受信手段をさらに備え
る。
【0014】この発明に従えば、無線親機は、一斉通信
モード時の無線子機の順番を無線子機に送信する。ま
た、無線子機は、一斉通信モード時の自局の順番を無線
親機から受信する。このため、無線親機で設定された無
線子機の順番を無線子機に通知することができる。その
結果、無線子機の順番の整合性を良くすることができ
る。
【0015】この発明の他の局面によれば、無線システ
ムは、無線親機と複数の無線子機とからなり、無線親機
は、予め決められた無線子機の順番を記憶する子機記憶
手段と、各ビットが無線子機の順番に対応し、通信の対
象であるか否かを示すビット列を含む呼出信号を送信す
る呼出信号送信手段とを備え、無線子機は、自局の順番
を記憶する順番記憶手段と、間欠的に呼出信号を検知す
る間欠キャリアセンス手段と、検知された呼出信号に含
まれるビット列の自局の順番に対応するビットが通信の
対象であることを示す値の場合、ビット列に基づき求め
られる所定の時間、間欠キャリアセンス手段による検知
を禁止させるキャリアセンス制御手段とを備える。
【0016】この発明に従えば、無線親機は、予め決め
られた無線子機の順番を記憶し、各ビットが無線子機の
順番に対応し、通信の対象であるか否かを示すビット列
を含む呼出信号を送信する。また、無線子機は、自局の
順番を記憶し、間欠的に呼出信号を検知し、検知された
呼出信号に含まれるビット列の自局の順番に対応するビ
ットが通信の対象であることを示す値の場合、ビット列
に基づき求められる所定の時間、間欠キャリアセンスを
停止する。
【0017】このため、自局の順番以外は、間欠キャリ
アセンスを停止することができる。その結果、無線子機
が自局の省電力を図ることが可能な無線システムを提供
することができる。
【0018】好ましくは、無線子機のキャリアセンス制
御手段は、呼出信号を検知してから自局の通信が開始さ
れるまでの時間を演算する第1の演算手段を含む。
【0019】好ましくは、無線子機のキャリアセンス制
御手段は、自局の通信が終了してから最後の無線子機の
通信が終了するまでの時間を演算する第2の演算手段を
含む。
【0020】好ましくは、無線子機のキャリアセンス制
御手段は、検知された呼出信号に含まれるビット列の自
局の順番に対応するビットが通信の対象でないことを示
す値の場合、呼出信号を検知してから最後の無線子機の
通信が終了するまでの時間を演算する演算手段を含む。
【0021】このため、自局の順番以外は、間欠キャリ
アセンスを停止することができる。その結果、無線子機
が自局の省電力を図ることができる。
【0022】好ましくは、間欠キャリアセンス手段は、
緊急の発呼要因が発生した場合、間欠キャリアセンス停
止中であっても、キャリアセンスを再開する。このた
め、緊急時にも通信を行うことができる。
【0023】この発明のさらに他の局面によれば、無線
親機は、無線子機と予め決められた順番で通信する一斉
通信モードを有し、一斉通信モード時の無線子機の順番
を記憶する子機記憶手段と、一斉通信モードの場合、一
斉通信モードを示すコマンドを含む呼出信号を送信する
呼出信号送信手段とを備える。
【0024】この発明に従えば、無線親機は、無線子機
と予め決められた順番で通信する一斉通信モードを有
し、一斉通信モード時の無線子機の順番を記憶し、一斉
通信モードの場合、一斉通信モードを示すコマンドを含
む呼出信号を送信する。
【0025】このため、無線親機は、無線子機に一斉通
信に対応した動作をさせることができるので、無線子機
は、自局の順番以外は、間欠キャリアセンスを停止する
ことができる。その結果、無線子機に省電力を図らせる
ことが可能な無線親機を提供することができる。
【0026】この発明のさらに他の局面によれば、無線
子機は、予め決められた順番で無線親機と通信する一斉
通信モードを有し、一斉通信モード時の自局の順番を記
憶する順番記憶手段と、間欠的に呼出信号を検知する間
欠キャリアセンス手段と、検知された呼出信号に一斉通
信モードを示すコマンドが含まれる場合、順番記憶手段
に記憶された一斉通信モード時の自局の順番に基づき求
められる所定の時間、間欠キャリアセンス手段による検
知を禁止させるキャリアセンス制御手段とを備える。
【0027】この発明に従えば、無線子機は、予め決め
られた順番で無線親機と通信する一斉通信モードを有
し、一斉通信モード時の自局の順番を記憶し、間欠的に
呼出信号を検知し、検知された呼出信号に一斉通信モー
ドを示すコマンドが含まれる場合、記憶された一斉通信
モード時の自局の順番に基づき求められる所定の時間、
間欠キャリアセンスを停止する。
【0028】このため、自局の順番以外は、間欠キャリ
アセンスを停止することができる。その結果、自局の省
電力を図ることが可能な無線子機を提供することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。なお、図中同一符号は同一ま
たは相当する部材を示し、重複する説明は繰返さない。
【0030】[第1の実施の形態]以下、本実施の形態
における第1の実施の形態について説明する。
【0031】図1は、本発明の第1の実施の形態の1つ
における無線テレメータシステムの構成の概略を示すブ
ロック図である。図1を参照して、無線テレメータシス
テムは、複数の無線親機100,100A,100B
と、無線親機100,100A,100Bに通信回線1
60を介して接続されたホストコンピュータ150と、
無線親機100と無線で接続された複数の無線子機20
0,200A,200Bとを含み、無線子機200,2
00A,200Bは、それぞれメータ250,250
A,250Bに接続されている。
【0032】なお、第1の実施の形態においては、ホス
トコンピュータ150から予め決められた順番でメータ
を検針する一斉検針モードを指定された無線親機100
と無線子機200とが、一斉通信モードで検針データな
どのデータを送受信する場合について説明する。
【0033】無線親機100は、ホストコンピュータ1
50から受信した一斉検針モードを示すコマンドを含む
信号を一斉検針モードを示すコマンドを含む呼出信号に
変換し、変換した呼出信号を無線子機200,200
A,200Bに無線回線で送信する。また、無線親機1
00は、無線子機200,200A,200Bに接続さ
れたメータ250,250A,250Bで測定された電
気、ガス、水道などの使用量を示す検針データを含む信
号を無線子機200,200A,200Bから受信し、
通信回線で送信するための信号に変換して、通信回線1
60を介して、ホストコンピュータ150に送信する。
【0034】ホストコンピュータ150は、汎用機およ
びワークステーションなどのコンピュータであり、一斉
検針モードを示すコマンドを含む信号を送信し、電気、
ガス,水道などの使用量を示す検針データを受信し集計
する。また、異常情報を受信し、無線子機200,20
0A,200Bおよびメータ250,250A,250
Bの異常に対応した動作を行なう。
【0035】通信回線160は、無線親機100,10
0A,100Bとホストコンピュータ150との間の通
信のために用いられる。通信回線160は、電話回線の
ような公衆回線であってもよいし、専用回線であっても
よい。
【0036】無線子機200,200A,200Bは、
無線親機100から一斉検針モードを示すコマンドを含
む呼出信号を受信し、メータ250,250A,250
Bから受信した使用量を示す検針データを含む信号を生
成し、生成された信号を無線回線で無線親機100に送
信する。
【0037】メータ250,250A,250Bは、電
気、ガス、水道などの使用量を計測して、電気信号に変
換し、検針データとして無線子機200,200A,2
00Bに送信する。
【0038】無線親機100が複数の無線子機200,
200A,200Bと予め決められた順番に検針する一
斉検針モードの場合、一斉検針モードを示すコマンドを
含む信号が、ホストコンピュータ150から通信回線1
60を介して、無線親機100に送信される。そして、
無線親機100で一斉検針モードを示すコマンドを含む
呼出信号に変換され、変換された呼出信号が無線回線で
無線親機100から無線子機200,200A,200
Bに無線回線で送信される。一斉検針モードを示すコマ
ンドを含む呼出信号を受信した無線子機200,200
A,200Bは一斉検針に対応した動作を行なう。
【0039】また、メータ250,250A,250B
で測定された電気、ガス、水道などの使用量を示す検針
データおよびメータ250,250A,250Bの異常
情報などは、メータ250,250A,250Bに接続
された無線子機200,200A,200Bから、無線
回線で無線親機100に送信される。そして、無線親機
100から通信回線160を介して、ホストコンピュー
タ150に送信されて、ホストコンピュータ150で処
理される。
【0040】図2は、第1の実施の形態における無線親
機100の構成を示すブロック図である。なお、図1の
無線親機100A,100Bは、無線親機100と同じ
構成である。図2を参照して、無線親機100は、無線
通信を行なう無線ユニット110と、無線信号を送受信
するアンテナ111と、所定の情報を記憶する記憶部1
20と、ホストコンピュータ150と通信する通信部1
30と、無線親機100の全体を制御する制御部140
とを含む。
【0041】無線ユニット110は、制御部140から
受信した一斉検針モードを示すコマンドを含む呼出信号
をアンテナ111に送信する。また、アンテナ111か
ら受信した検針データを含む信号を制御部140に送信
する。
【0042】アンテナ111は、無線ユニット110か
ら受信した一斉検針モードを示すコマンドを含む呼出信
号を無線子機200,200A,200Bに送信して、
無線子機200,200A,200Bから送信された検
針データを含む信号を受信し、無線ユニット110に送
信する。
【0043】記憶部120は、自局の呼出IDと、自局
に属する無線子機の呼出IDと、一斉検針モード時にお
ける無線子機の検針の順番とを記憶する。
【0044】通信部130は、通信回線160に接続さ
れ、ホストコンピュータ150から一斉検針モードを示
すコマンドを含む信号を受信し、ホストコンピュータ1
50に検針データを含む信号を送信する。
【0045】制御部140は、通信部130から一斉検
針モードを示すコマンドを含む信号を受信し、無線送信
のための一斉検針モードを示すコマンドを含む呼出信号
に変換して、無線ユニット110に送信する。また、各
無線子機200,200A,200Bに対して個別に検
針データを含む信号を送信することを要求するための無
線信号を作成し、無線ユニット110に送信する。さら
に、無線ユニット110から受信した検針データを含む
信号を通信部130に送信する。
【0046】図3は、第1の実施の形態における無線子
機200の構成を示すブロック図である。なお、図1の
無線子機200A,200Bは、無線子機200と同じ
構成である。図3を参照して、無線子機200は、無線
通信を行なう無線ユニット210と、無線信号を送受信
するアンテナ211と、所定の情報を記憶する記憶部2
20と、メータ250と通信する通信部220と、無線
子機200の全体を制御する制御部240とを含む。
【0047】無線ユニット210は、制御部240から
受信した無線送信のための無線信号をアンテナ211に
送信する。また、アンテナ211から受信した無線信号
を制御部240に送信する。さらに、アンテナ211を
介して、搬送波が送信されているか否かを検知するキャ
リアセンスを行なう。
【0048】アンテナ211は、無線ユニット210か
ら受信した無線信号を無線親機100に送信して、無線
親機100から送信された無線信号を受信し、無線ユニ
ット210に送信する。
【0049】記憶部220は、自局の呼出IDと、自局
が属する無線親機の呼出IDと、一斉検針モード時にお
ける自局の検針の順番とを記憶する。
【0050】通信部230は、メータ250に接続さ
れ、メータ250から検針データを含む信号を受信す
る。
【0051】制御部240は、無線ユニット210から
一斉検針モードを示すコマンドを含む呼出信号を受信
し、通信部230に検針データを含む信号を送ることを
要求する信号を送信する。また、通信部230から検針
データを含む信号を受信し、検針データを含む信号を無
線送信のための無線信号に変換して、無線ユニット21
0に送信する。
【0052】図4は、第1の実施の形態における無線親
機100の制御部140と記憶部120との機能の概略
を示す機能ブロック図である。図4を参照して、制御部
140は、呼出信号送信部141と、順番送信部142
とを含む。また、記憶部120は、一斉検針モード時の
各無線子機の順番を記憶する子機記憶部121を含む。
【0053】呼出信号送信部141は、通信部130か
ら一斉検針モードを示すコマンドを含む信号を受信し、
無線送信のための、一斉検針を示すコマンドを含む呼出
信号に変換する。そして、変換した呼出信号を無線ユニ
ット110に送信する。
【0054】順番送信部142は、子機記憶部121か
ら各無線子機の順番を読み出し、各無線子機の順番を含
んだ呼出信号を生成し、生成した呼出信号を各無線子機
に送信する。
【0055】図5は、第1の実施の形態における無線子
機200の制御部240と無線ユニット210と記憶部
220との機能の概略を示す機能ブロック図である。図
5を参照して、無線ユニット210は、間欠的に呼出信
号を検知する間欠キャリアセンス部212を含む。記憶
部220は、一斉検針モード時の自局の順番を記憶する
順番記憶部221を含む。また、制御部240は、キャ
リアセンス制御部241を含み、キャリアセンス制御部
241は、演算部242を含む。
【0056】キャリアセンス制御部241は、順番記憶
部221に記憶された自局の順番に基づき求められる所
定の時間、間欠キャリアセンス部212による検知を禁
止させる。
【0057】演算部242は、自局の順番と一斉検針の
対象である無線子機の台数とに基づき、自局の順番以外
の間欠キャリアセンスを禁止する時間を演算する。
【0058】図6は、第1の実施の形態において無線親
機100から無線子機200に送信される呼出信号50
0の構成を示す図である。図6を参照して、呼出信号5
00は、ARIB STD−T67で規定されている部
分510と、接続要求信号520と、情報部550とを
含む。ARIB(Association of Radio Industriesand
Businesses)は、社団法人「電波産業会」の略称あ
る。また、ARIB STDは、ARIBが加盟する国
際通信連合(ITU)で取り決められた標準規格をその
まま国内規格として採用した規格である。
【0059】ARIB STD−T67で規定されてい
る部分510は、105ビットのビット同期信号511
と、31ビットのフレーム同期信号512と、自局呼出
IDと誤り訂正冗長ビットとを含む63ビットの自局呼
出符号513とを含む。ARIB STD−T67で規
定されている部分510は、規格が変更された場合は、
変更に応じた構成としてもよい。また、以前の規格、た
とえば、RCR STDに応じた構成であってもよい。
RCR STDは、ARIBの前身である電波システム
開発センター(RCR,Research and Development Cen
ter for RadioSystems)が国内規格として採用していた
規格である。
【0060】接続要求信号520は、繰返し送信される
複数のパケット530を含む。パケット530は、同期
信号531とグループ識別符号532と端末識別符号5
33とを含む。
【0061】同期信号531は、呼出信号500を受信
した無線子機200が呼出信号500を送信している無
線親機100と同期をとるための17ビットの信号であ
る。
【0062】グループ識別符号532は、12桁の無線
親機100の呼出IDの下4桁をRCR2進数に変換し
た16ビット(=4ビット×4桁)の符号である。呼出
信号500を受信した無線子機200は、自局が記憶し
ている無線親機100の呼出IDの下4桁と、受信した
呼出信号に含まれるグループ識別符号532とを比較す
ることにより、受信した呼出信号500が自局が属する
無線親機100から送信された呼出信号であるかを概略
的に判断する。
【0063】RCR2進数は、次に示す表1のように1
0進数から変換される4ビットの2進数である。
【0064】
【表1】
【0065】端末識別符号533は、12桁の無線子機
の呼出IDの下4桁をRCR2進数に変換した16ビッ
ト(=4ビット×4桁)の符号である。呼出信号500
を受信した無線子機200は、自局が記憶している自局
の呼出IDの下4桁と、受信した呼出信号500に含ま
れる端末識別符号533とを比較することにより、受信
した呼出信号500が自局に対して送信された呼出信号
であるかを概略的に判断する。
【0066】情報部550は、呼出信号500を送信し
ている無線親機100を特定する自局呼出ID551
と、呼出信号500を受信する無線子機200を特定す
る相手局呼出ID552と、無線親機100から無線子
機200に渡されるデータ553とを含む。
【0067】自局呼出ID551は、呼出信号500を
送信した自局である無線親機100を特定する12桁の
番号をRCR2進数に変換した48ビットの符号であ
る。
【0068】相手局呼出ID552は、呼出信号500
の相手局である無線子機200を特定する12桁の番号
をRCR2進数に変換した48ビットの符号である。
【0069】図7は、第1の実施の形態における一斉検
針モード時に無線親機100から送信される呼出信号5
00に含まれ繰返し送信される接続要求信号520のパ
ケット530の第1の構成を示す図である。図7を参照
して、パケット530Aは、同期信号531と、グルー
プ識別符号532と、端末識別符号533と、一斉検針
コマンド541と、一斉検針の台数を示す符号542と
を含む。
【0070】一斉検針コマンド541は、無線子機20
0と予め決められた順番で通信する一斉通信モードを示
す4ビットのコマンドである。呼出信号500を受信し
た無線子機200は、グループ識別符号532および端
末識別符号533により、受信した呼出信号500が自
局が属する無線親機100から自局に対して送信された
呼出信号500であると概略的に判断し、さらに、一斉
検針コマンド541を検出した場合は、一斉検針に対応
した動作を行なう。具体的には、無線子機200は、順
番記憶部221に記憶された自局の順番に基づき、一斉
検針コマンド541を受信してから自局の検針が開始さ
れるまでの時間、間欠キャリアセンスを停止し、自局の
検針の呼出信号が送信される時に間欠キャリアセンスを
再開する。一斉検針コマンド541は、RCR2進数で
使用されない4ビットの符号、たとえば、「000
0」、「0001」、「0010」、「1101」、
「1110」および「1111」のうちの1つである
「0001」で示される。
【0071】一斉検針の台数を示す符号542は、一斉
検針を行なう無線子機200の台数をRCR2進数に変
換した12ビット(=4ビット×3桁)の符号である。
呼出信号500を受信した無線子機200は、グループ
識別符号532および端末識別符号533により、受信
した呼出信号500が自局が属する無線親機100から
自局に対して送信された呼出信号500であると概略的
に判断し、さらに、一斉検針コマンド541を検出した
場合は、順番記憶部221に記憶された自局の順番と一
斉検針の台数とに基づき、自局の検針が終了してから最
後の無線子機の検針が終了するまでの時間、間欠キャリ
アセンスを停止し、最後の無線子機の検針が終了する時
に間欠キャリアセンスを再開する。
【0072】図7で説明した一斉検針コマンド541と
一斉検針を行なう無線子機200の台数を示す符号54
2は、後述する図8および図9で示す構成で、呼出信号
500のパケット530に含まれてもよい。
【0073】図8は、第1の実施の形態における一斉検
針モード時に無線親機100から送信される呼出信号5
00に含まれ繰返し送信される接続要求信号520のパ
ケット530の第2の構成を示す図である。図8を参照
して、パケット530Bは、同期信号531と、グルー
プ識別符号532と、一斉検針コマンド541と、一斉
検針の台数を示す符号542とを含む。
【0074】同期信号531は、無線子機200との同
期をとるための17ビットの信号である。
【0075】グループ識別符号532は、12桁の無線
親機100の呼出IDの下4桁をRCR2進数に変換し
た16ビット(=4ビット×4桁)の符号である。
【0076】一斉検針コマンド541は、無線子機20
0と予め決められた順番で通信する一斉通信モードを示
す4ビットのコマンドである。
【0077】一斉検針の台数を示す符号542は、一斉
検針を行なう無線子機200の台数をRCR2進数に変
換した12ビット(=4ビット×3桁)の符号である。
【0078】同期信号531と、グループ識別符号53
4と、一斉検針コマンド541と、一斉検針の台数を示
す符号542との作用については、図7で説明した通り
である。
【0079】図9は、第1の実施の形態における一斉検
針モード時に無線親機100から送信される呼出信号5
00に含まれ繰返し送信される接続要求信号520のパ
ケット530の第3の構成を示す図である。図9を参照
して、パケット530Cは、同期信号531と、グルー
プ識別符号534と、一斉検針コマンド541と一斉検
針の台数を示す符号543とを含む。
【0080】同期信号531は、無線子機200との同
期をとるための17ビットの信号である。
【0081】グループ識別符号534は、12桁の無線
親機100の呼出IDの下3桁をRCR2進数に変換し
た12ビット(=4ビット×3桁)の符号である。
【0082】一斉検針コマンド541は、無線子機20
0と予め決められた順番で通信する一斉通信モードを示
す4ビットのコマンドである。
【0083】一斉検針の台数を示す符号543は、一斉
検針を行なう無線子機200の台数をRCR2進数に変
換した16ビット(=4ビット×4桁)の符号である。
【0084】同期信号531と、グループ識別符号53
4と、一斉検針コマンド541と、一斉検針の台数を示
す符号543との作用については、図7で説明した通り
である。
【0085】図10は、第1の実施の形態における無線
親機100の送受信の時間的な流れおよび無線子機20
0の送受信とキャリアセンスとの時間的な流れの一例を
示すタイムチャートである。ここでは、無線親機100
と、一斉検針の順番が1番目の無線子機200aと、一
斉検針の順番がm番目の無線子機200mと、一斉検針
の順番が最後であるn番目の無線子機200nとの送受
信の時間的な流れを説明する。また、無線親機100が
送信する呼出信号の間隔は90秒とし、無線親機が呼出
信号を送信してから、無線子機が検針データを応答し
て、無線親機が終了信号を送信するまでの時間は60秒
とする。図10を参照して、 (1)無線子機200a,200m,200nは、間欠
キャリアセンスを行なっている。
【0086】(2)無線親機100は、呼出信号(一斉
通信)500を送信する。 (3)無線子機200a,200m,200nは呼出信
号(一斉通信)500を間欠キャリアセンスで検知す
る。
【0087】(4)無線子機200aは、自局の順番が
1番目であるので、呼出信号(一斉検針)500を検知
してから自局の検針が開始されるまでの90×1秒間、
間欠キャリアセンスを停止する。
【0088】(5)無線子機200mは、自局の順番が
m番目であるので、呼出信号(一斉検針)500を検知
してから自局の検針が開始されるまでの90×m秒間、
間欠キャリアセンスを停止する。
【0089】(6)無線子機200nは、自局の順番が
n番目であるので、呼出信号(一斉検針)500を検知
してから自局の検針が開始されるまでの90×n秒間、
間欠キャリアセンスを停止する。
【0090】(7)無線親機100は、呼出信号(1台
目)501を送信する。 (8)無線子機200aは、間欠キャリアセンスを再開
し、呼出信号(1台目)501を検知する。
【0091】(9)中略 (10)無線親機100は、終了信号(m−1台目)7
01を送信する。
【0092】(11)無線親機100は、呼出信号(m
台目)502を送信する。 (12)無線子機200mは、間欠キャリアセンスを再
開し、呼出信号(m台目)502を検知する。
【0093】(13)無線子機200mは、検針データ
を含む応答信号602を送信する。 (14)無線親機100は、応答信号602を受信す
る。
【0094】(15)無線親機100は、終了信号70
2を送信する。 (16)無線子機200mは、終了信号702を受信す
る。
【0095】(17)無線子機200mは、最後の無線
子機200nの検針が終了するまでの90×(n−m)
秒間、間欠キャリアセンスを停止する。
【0096】(18)無線親機100は、呼出信号(m
+1台目)503を送信する。 (19)中略 (20)無線親機100は、呼出信号(n台目)504
を送信する。
【0097】(21)無線子機200nは、間欠キャリ
アセンスを再開し、呼出信号(n台目)504を検知す
る。
【0098】(22)無線子機200nは、検針データ
を含む応答信号604を送信する。 (23)無線親機100は、応答信号604を受信す
る。
【0099】(24)無線親機100は、終了信号70
4を送信する。 (25)無線子機200nは、終了信号704を受信す
る。
【0100】(26)無線子機200a,200m,2
00nは、間欠キャリアセンスを再開する。
【0101】以上、説明したように、第1の実施の形態
における無線テレメータシステムでは、無線親機100
は、無線子機200と予め決められた順番で通信する一
斉検針モード時の無線子機の順番を記憶し、一斉検針モ
ードの場合、一斉検針モードを示すコマンドを含む呼出
信号500を送信する。また、無線子機200は、一斉
検針モード時の自局の順番を記憶し、間欠的に呼出信号
500を検知し、検知された呼出信号500に一斉検針
モードを示すコマンドが含まれる場合、記憶された自局
の順番に基づき求められる所定の時間、間欠キャリアセ
ンスを停止する。
【0102】このため、無線テレメータシステムの無線
子機は、自局の順番以外は、間欠キャリアセンスを停止
することができる。その結果、無線テレメータシステム
において、無線子機が自局の省電力を図ることができ
る。
【0103】また、無線親機100は、一斉通信モード
時の無線子機200の順番を無線子機200に送信す
る。そして、無線子機200は、一斉通信モード時の自
局の順番を無線親機100から受信する。
【0104】このため、無線親機は、無線親機100で
設定された無線子機200の順番を無線子機200に通
知することができる。その結果、無線子機の順番の整合
性を良くすることができる。
【0105】なお、第1の実施の形態においては、無線
テレメータシステムにおける無線システムについて説明
したが、図7〜図9で説明したパケット530A〜53
0Cのいずれかを含む呼出信号500を送信する無線親
機100、および、図7〜図9で説明したパケット53
0A〜530Cを含む呼出信号500を受信して、自局
の順番以外は間欠キャリアセンスを停止する無線子機2
00として発明を捕らえることができる。
【0106】[第2の実施の形態]続いて、本実施の形
態における第2の実施の形態について説明する。
【0107】本発明の第2の実施の形態の1つにおける
無線テレメータシステムの構成の概略は、図1に示し
た、第1の実施の形態の1つにおける無線テレメータシ
ステムの構成の概略と同様である。
【0108】第2の実施の形態における無線親機100
の構成は、図2で示した第1の実施の形態における無線
親機100の構成と同様である。
【0109】第2の実施の形態における無線子機200
の構成は、図3で示した第1の実施の形態における無線
子機200の構成と同様である。
【0110】第2の実施の形態における無線親機100
の制御部140と記憶部120との機能の概略は、図4
で示した第1の実施の形態における無線親機100の制
御部140と記憶部120との機能の概略と同様であ
る。
【0111】第2の実施の形態における無線子機200
の制御部240と無線ユニット210と記憶部220と
の機能の概略は、図5で示した第1の実施の形態におけ
る無線子機200の制御部240と無線ユニット210
と記憶部220との機能の概略と同様である。
【0112】第2の実施の形態において無線親機100
から無線子機200に送信される呼出信号500の構成
は、図6で示した第1の実施の形態において無線親機1
00から無線子機200に送信される呼出信号500の
構成と同様である。
【0113】第2の実施の形態が第1の実施の形態と異
なる点は、一斉検針モード時に無線親機100から送信
される呼出信号500に含まれ繰返し送信される接続要
求信号520のパケット530の構成である。したがっ
て、その点について説明する。
【0114】なお、第2の実施の形態においては、ホス
トコンピュータ150から指定されたメータを検針する
指定検針モードを指定された無線親機100と無線子機
200とが、指定通信モードで検針データなどのデータ
を送受信する場合について説明する。
【0115】図11は、第2の実施の形態における指定
検針モード時に無線親機100から送信される呼出信号
500に含まれ繰返し送信される接続要求信号520の
パケット530の構成を示す図である。図11を参照し
て、パケット530Dは、同期信号531と、グループ
識別符号534と、指定検針コマンド544と、ビット
列545とを含む。
【0116】同期信号531は、呼出信号500を受信
した無線子機200が呼出信号500を送信している無
線親機100と同期をとるための17ビットの信号であ
る。
【0117】グループ識別符号534は、12桁の無線
親機100の呼出IDの下3桁をRCR2進数に変換し
た12ビット(=4ビット×3桁)の符号である。呼出
信号500を受信した無線子機200は、自局が記憶し
ている無線親機100の呼出IDの下3桁と、受信した
呼出信号に含まれるグループ識別符号534とを比較す
ることにより、受信した呼出信号500が自局が属する
無線親機100から送信された呼出信号であるかを概略
的に判断する。
【0118】指定検針コマンド544は、指定した無線
子機200を順番に検針する指定検針モードを示す4ビ
ットのコマンドである。
【0119】ビット列545は、各ビットが各無線子機
に対応し、通信の対象であるか否かを示す16ビットの
符号である。この場合は、各ビットが無線親機100に
属する16台の無線子機にそれぞれ対応するが、ビット
列545を長くすることによって、16台以上の無線子
機に対応することもできる。
【0120】呼出信号500を受信した無線子機200
は、グループ識別符号534により、受信した呼出信号
500が自局が属する無線親機100から送信された呼
出信号500であると概略的に判断し、さらに、指定検
針コマンド541を検出した場合は、ビット列545に
基づき、間欠キャリアセンスを停止する。
【0121】自局の順番に対応するビットが通信の対象
であることを示す場合、呼出信号500を検知してから
自局の検針が開始されるまでの時間、および、自局の検
針が終了してから最後の無線子機の検針が終了するまで
の時間、間欠キャリアセンスを停止する。
【0122】自局の順番に対応するビットが通信の対象
でないことを示す場合、呼出信号500を検知してから
最後の無線子機の検針が終了するまでの時間、間欠キャ
リアセンスを停止する。
【0123】図12は、第2の実施の形態における指定
検針モード時の呼出信号500に含まれるビット列54
5の一例を示す図である。ここでは、値が1であるビッ
トに対応する無線子機が検針の対象であることを示すも
のとする。図12(A)を参照して、ビット列545A
のうち5番目と10番目と15番目とのビットの値が1
であるので、ビット列545Aは、順番記憶部221に
記憶された順番が5番と10番と15番とである無線子
機が検針の対象であることを示している。また、ビット
列545Aは、指定検針が、5番の無線子機、10番の
無線子機、15番の無線子機の通信順序で行われること
を示している。
【0124】図12(B)を参照して、ビット列545
Bのうちすべてのビットの値が1であるので、ビット列
545Bは、無線親機100に属するすべての無線子機
が検針の対象であることを示している。また、ビット列
545Bは、指定検針が各無線子機の順番記憶部221
に記憶された順番通りの通信順序で行われることを示し
ている。この場合は、第1の実施の形態における一斉検
針に相当する。
【0125】図13は、第2の実施の形態における無線
親機100の送受信の時間的な流れおよび無線子機20
0の送受信とキャリアセンスとの時間的な流れの一例を
示すタイムチャートである。ここでは、無線親機100
が図12(A)で示されるビット列545Aを含む呼出
信号500を送信した場合における、送受信とキャリア
センスとの時間的な流れを説明する。図12(A)で示
されるビット列545Aで検針を指定された無線子機
は、順番記憶部221に記憶された順番が5番と10番
と15番とである無線子機200C,200D,200
Eである。参考のために、図12(A)で示されるビッ
ト列545Aで検針を指定されていない無線子機の送受
信とキャリアセンスとの時間的な流れについても説明す
る。
【0126】また、無線親機100が送信する呼出信号
の間隔は90秒とし、無線親機100が呼出信号500
を送信してから、無線子機200C,200D,200
Eが検針データを応答して、無線親機100が終了信号
を送信するまでの時間は60秒とする。図13を参照し
て、 (1)無線子機200C,200D,200Eおよびそ
の他の無線子機は、間欠キャリアセンスを行なってい
る。
【0127】(2)無線親機100は、呼出信号(指定
検針)500を送信する。 (3)無線子機200C,200D,200Eおよびそ
の他の無線子機は呼出信号(指定検針)500を間欠キ
ャリアセンスで検知する。
【0128】(4)無線子機200Cは、検針順序が1
番目であるので、呼出信号(指定検針)500を検知し
てから自局の検針が開始されるまでの90×1秒間、間
欠キャリアセンスを停止する。
【0129】(5)無線子機200Dは、検針順序が2
番目であるので、呼出信号(指定検針)500を検知し
てから自局の検針が開始されるまでの90×2秒間、間
欠キャリアセンスを停止する。
【0130】(6)無線子機200Eは、検針順序が3
番目であるので、呼出信号(指定検針)500を検知し
てから自局の検針が開始されるまでの90×3秒間、間
欠キャリアセンスを停止する。
【0131】(7)その他の無線子機は、検針の指定を
されていないので、呼出信号(指定検針)500を検知
してから、検針順序が3番目である最後の無線子機20
0Eの検針が終了するまでの90×4−30秒間、間欠
キャリアセンスを停止する。
【0132】(8)無線親機100は、呼出信号(5
番)505を送信する。 (9)無線子機200Cは、間欠キャリアセンスを再開
し、呼出信号(5番)505を検知する。
【0133】(10)無線子機200Cは、検針データ
を応答信号605として、送信する。
【0134】(11)無線親機100は、応答信号60
5を受信する。 (12)無線親機100は、終了信号705を送信す
る。
【0135】(13)無線子機200Cは、終了信号7
05を受信する。 (14)無線子機200Cは、最後の無線子機200E
の検針が終了するまでの90×2秒間、間欠キャリアセ
ンスを停止する。
【0136】(15)以下、無線子機200D,200
Eについて、無線子機200Cに対する(8)〜(1
4)までの処理と同様の処理が行なわれる。
【0137】(16)無線子機200C,200D,2
00Eおよびその他の無線子機は、間欠キャリアセンス
を再開する。
【0138】以上、説明したように、第2の実施の形態
における無線テレメータシステムでは、無線親機は、予
め決められた無線子機の順番を記憶し、各ビットが無線
子機の順番に対応し、通信の対象であるか否かを示すビ
ット列を含む呼出信号を送信する。また、無線子機は、
自局の順番を記憶し、間欠的に呼出信号を検知し、検知
された呼出信号に含まれるビット列の自局の順番に対応
するビットが通信の対象であることを示す値の場合、ビ
ット列に基づき求められる所定の時間、間欠キャリアセ
ンスを停止する。
【0139】このため、無線テレメータシステムの無線
子機は、自局の順番以外は、間欠キャリアセンスを停止
することができる。その結果、無線テレメータシステム
において、無線子機が自局の省電力を図ることができ
る。
【0140】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって、制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請
求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味
および、範囲内でのすべての変更が含まれることが意図
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の1つにおける無
線テレメータシステムの構成の概略を示すブロック図で
ある。
【図2】 第1の実施の形態における無線親機の構成を
示すブロック図である。
【図3】 第1の実施の形態における無線子機の構成を
示すブロック図である。
【図4】 第1の実施の形態における無線親機の制御部
と記憶部との機能の概略を示す機能ブロック図である。
【図5】 第1の実施の形態における無線子機の制御部
と無線ユニットと記憶部との機能の概略を示す機能ブロ
ック図である。
【図6】 第1の実施の形態において無線親機から無線
子機に送信される呼出信号の構成を示す図である。
【図7】 第1の実施の形態における一斉検針モード時
に無線親機から送信される呼出信号に含まれ繰返し送信
される接続要求信号のパケットの第1の構成を示す図で
ある。
【図8】 第1の実施の形態における一斉検針モード時
に無線親機から送信される呼出信号に含まれ繰返し送信
される接続要求信号のパケットの第2の構成を示す図で
ある。
【図9】 第1の実施の形態における一斉検針モード時
に無線親機から送信される呼出信号に含まれ繰返し送信
される接続要求信号のパケットの第3の構成を示す図で
ある。
【図10】 第1の実施の形態における無線親機の送受
信の時間的な流れおよび無線子機の送受信とキャリアセ
ンスとの時間的な流れの一例を示すタイムチャートであ
る。
【図11】 第2の実施の形態における指定検針モード
時に無線親機から送信される呼出信号に含まれ繰返し送
信される接続要求信号のパケットの構成を示す図であ
る。
【図12】 第2の実施の形態における指定検針モード
時の呼出信号に含まれるビット列の一例を示す図であ
る。
【図13】 第2の実施の形態における無線親機の送受
信の時間的な流れおよび無線子機の送受信とキャリアセ
ンスとの時間的な流れの一例を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
100 無線親機、110 無線ユニット、111 ア
ンテナ、120 記憶部、121 子機記憶部、130
通信部、140 制御部、141 呼出信号送信部、
142 順番送信部、150 ホストコンピュータ、2
00 無線子機、210 無線ユニット、211 アン
テナ、212 間欠キャリアセンス部、220 記憶
部、221 順番記憶部、230 通信部、240 制
御部、241 キャリアセンス制御部、242 演算
部。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線親機と複数の無線子機とからなる無
    線システムであって、 前記無線親機は、 前記無線子機と予め決められた順番で通信する一斉通信
    モード時の前記無線子機の順番を記憶する子機記憶手段
    と、 前記一斉通信モードの場合、前記一斉通信モードを示す
    コマンドを含む呼出信号を送信する呼出信号送信手段と
    を備え、 前記無線子機は、 前記一斉通信モード時の自局の順番を記憶する順番記憶
    手段と、 間欠的に前記呼出信号を検知する間欠キャリアセンス手
    段と、 前記検知された呼出信号に前記一斉通信モードを示すコ
    マンドが含まれる場合、前記順番記憶手段に記憶された
    自局の順番に基づき求められる所定の時間、前記間欠キ
    ャリアセンス手段による検知を禁止させるキャリアセン
    ス制御手段とを備えた、無線システム。
  2. 【請求項2】 前記無線子機のキャリアセンス制御手段
    は、前記一斉通信を示すコマンドを含む呼出信号を検知
    してから前記自局の通信が開始されるまでの時間を演算
    する演算手段を含む、請求項1に記載の無線システム。
  3. 【請求項3】 前記無線親機の前記呼出信号送信手段
    は、前記一斉通信モードの場合、前記一斉通信の対象と
    なる無線子機の台数を前記呼出信号にさらに含めて送信
    し、 前記無線子機のキャリアセンス制御手段は、前記自局の
    順番と前記無線子機の台数とに基づき、前記自局の通信
    が終了してから最後の無線子機の通信が終了するまでの
    時間を演算する演算手段を含む、請求項1に記載の無線
    システム。
  4. 【請求項4】 前記無線親機は、前記一斉通信モード時
    の前記無線子機の順番を前記無線子機に送信する順番送
    信手段をさらに備え、 前記無線子機は、前記一斉通信モード時の自局の順番を
    前記無線親機から受信する順番受信手段をさらに備え
    た、請求項1に記載の無線システム。
  5. 【請求項5】 無線親機と複数の無線子機とからなる無
    線システムであって、 前記無線親機は、 予め決められた前記無線子機の順番を記憶する子機記憶
    手段と、 各ビットが前記無線子機の順番に対応し、通信の対象で
    あるか否かを示すビット列を含む呼出信号を送信する呼
    出信号送信手段とを備え、 前記無線子機は、 前記自局の順番を記憶する順番記憶手段と、 間欠的に前記呼出信号を検知する間欠キャリアセンス手
    段と、 前記検知された呼出信号に含まれる前記ビット列の自局
    の順番に対応するビットが通信の対象であることを示す
    値の場合、前記ビット列に基づき求められる所定の時
    間、前記間欠キャリアセンス手段による検知を禁止させ
    るキャリアセンス制御手段とを備えた、無線システム。
  6. 【請求項6】 前記無線子機のキャリアセンス制御手段
    は、前記呼出信号を検知してから自局の通信が開始され
    るまでの時間を演算する第1の演算手段を含む、請求項
    5に記載の無線システム。
  7. 【請求項7】 前記無線子機のキャリアセンス制御手段
    は、前記自局の通信が終了してから最後の無線子機の通
    信が終了するまでの時間を演算する第2の演算手段を含
    む、請求項6に記載の無線システム。
  8. 【請求項8】 前記無線子機のキャリアセンス制御手段
    は、前記検知された呼出信号に含まれる前記ビット列の
    自局の順番に対応するビットが通信の対象でないことを
    示す値の場合、前記呼出信号を検知してから最後の無線
    子機の通信が終了するまでの時間を演算する演算手段を
    含む、請求項5に記載の無線システム。
  9. 【請求項9】 前記間欠キャリアセンス手段は、緊急の
    発呼要因が発生した場合、前記間欠キャリアセンス停止
    中であっても、前記キャリアセンスを再開する、請求項
    1に記載の無線システム。
  10. 【請求項10】 無線子機と予め決められた順番で通信
    する一斉通信モードを有する無線親機であって、 前記一斉通信モード時の前記無線子機の順番を記憶する
    子機記憶手段と、 前記一斉通信モードの場合、前記一斉通信モードを示す
    コマンドを含む呼出信号を送信する呼出信号送信手段と
    を備えた、無線親機。
  11. 【請求項11】 予め決められた順番で無線親機と通信
    する一斉通信モードを有する無線子機であって、 前記一斉通信モード時の自局の順番を記憶する順番記憶
    手段と、 間欠的に前記呼出信号を検知する間欠キャリアセンス手
    段と、 前記検知された呼出信号に前記一斉通信モードを示すコ
    マンドが含まれる場合、前記順番記憶手段に記憶された
    前記一斉通信モード時の自局の順番に基づき求められる
    所定の時間、前記間欠キャリアセンス手段による検知を
    禁止させるキャリアセンス制御手段とを備えた、無線子
    機。
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