JP2017083792A - カラオケ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】歌唱者に対してボイストレーニング機能の項目を提示することができるカラオケ装置を提供する。【解決手段】ボイストレーニング機能を有するカラオケ装置であって、歌唱音声に基づいて特徴情報を取得する取得部、取得された特徴情報を歌唱者情報に関連付けて記憶させる第1の記憶処理部、歌唱者がボイストレーニング機能を利用した場合、その項目を歌唱者情報に関連付けて記憶させる第2の記憶処理部、取得された特徴情報と同一または類似する別の歌唱者の特徴情報が記憶されているかを判定する判定部、同一または類似する別の歌唱者の特徴情報が記憶されている場合、当該特徴情報に関連付けられている項目を表示部に表示させる表示制御部を有するカラオケ装置。【選択図】図3

Description

本発明はカラオケ装置に関する。
カラオケ装置は、カラオケ楽曲を演奏する以外にも様々な機能を有している。たとえば、カラオケ装置はボイストレーニング機能を備えている。
ボイストレーニング機能は、所定の項目(たとえば、「音程」、「リズム」や「ビブラート」、「しゃくり」、「こぶし」などのテクニック)について個別に練習することによって、カラオケ歌唱のスキルを向上させるための機能である。
特許文献1には、このようなボイストレーニング機能を有するカラオケ装置が開示されている。
特開2007−322934号公報
ところで、上述の通り、カラオケ装置は様々な機能を有している。そのため、一般の歌唱者は、カラオケ装置にボイストレーニング機能が備わっていること自体を知らない場合が多い。従って、ボイストレーニング機能が有効に活用されていない。
本発明の目的は、歌唱者に対してボイストレーニング機能の項目を提示することが可能なカラオケ装置を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、歌唱練習を行うための複数の項目を含むボイストレーニング機能を有するカラオケ装置であって、楽曲の演奏に合わせて歌唱者がカラオケ歌唱を行った際に得られる歌唱音声に基づいて、当該歌唱者の歌唱に関する特徴を示す特徴情報を取得する取得部と、取得された前記特徴情報を、当該歌唱者を示す歌唱者情報に関連付けて記憶部に記憶させる第1の記憶処理部と、前記記憶部に記憶されている歌唱者情報が示す歌唱者が前記ボイストレーニング機能を利用した場合、利用したボイストレーニング機能の項目を、当該歌唱者情報に関連付けて前記記憶部に記憶させる第2の記憶処理部と、ある歌唱者がカラオケ歌唱を行った際に取得された特徴情報と同一または類似する別の歌唱者の特徴情報が前記記憶部に記憶されているかを判定する判定部と、前記同一または類似する別の歌唱者の特徴情報が記憶されていると判定された場合、当該特徴情報に関連付けられている前記項目を表示部に表示させる表示制御部とを有することを特徴とするカラオケ装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、歌唱者に対してボイストレーニング機能の項目を提示することができる。
第1実施形態に係るカラオケ装置の概略を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ本体のハードウェア構成例を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ本体のソフトウェア構成例を示す図である。 第1実施形態に係るテーブルデータの例を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るカラオケ本体のソフトウェア構成例を示す図である。 第2実施形態に係るテーブルデータの例を示す図である。 第2実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るテーブルデータの例を示す図である。 第3実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。 その他の例に係るテーブルデータの例を示す図である。 その他の例に係るテーブルデータの例を示す図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
歌唱練習を行うための複数の項目を含むボイストレーニング機能を有するカラオケ装置であって、楽曲の演奏に合わせて歌唱者がカラオケ歌唱を行った際に得られる歌唱音声に基づいて、当該歌唱者の歌唱に関する特徴を示す特徴情報を取得する取得部と、取得された前記特徴情報を、当該歌唱者を示す歌唱者情報に関連付けて記憶部に記憶させる第1の記憶処理部と、前記記憶部に記憶されている歌唱者情報が示す歌唱者が前記ボイストレーニング機能を利用した場合、利用したボイストレーニング機能の項目を、当該歌唱者情報に関連付けて前記記憶部に記憶させる第2の記憶処理部と、ある歌唱者がカラオケ歌唱を行った際に取得された特徴情報と同一または類似する別の歌唱者の特徴情報が前記記憶部に記憶されているかを判定する判定部と、前記同一または類似する別の歌唱者の特徴情報が記憶されていると判定された場合、当該特徴情報に関連付けられている前記項目を表示部に表示させる表示制御部と、を有することを特徴とするカラオケ装置が明らかとなる。このようなカラオケ装置によれば、歌唱者に対してボイストレーニング機能の項目を提示することができる。
また、前記歌唱音声の巧拙を評価して採点結果を算出する採点部と、歌唱者が楽曲を歌唱した歌唱時刻及びその採点結果を前記歌唱者情報に関連付けて前記記憶部に記憶させる第3の記憶処理部と、を更に有し、前記第2の記憶処理部は、前記ボイストレーニング機能を利用したボイストレーニング時刻を前記項目に関連付けて記憶させ、前記判定部は、前記同一または類似する別の歌唱者の特徴情報が記憶されていると判定した場合、前記歌唱時刻及び前記ボイストレーニング時刻に基づいて、当該特徴情報に関連付けられている前記項目のうち、前記採点結果がアップする間に利用された項目があるかどうかを判定し、前記表示制御部は、前記採点結果がアップする間に利用された項目があると判定された場合、当該項目を前記表示部に表示させることを特徴とするカラオケ装置が明らかとなる。このようなカラオケ装置によれば、実際に歌唱スキルのアップに効果があったボイストレーニング機能の項目を提示できる。
また、前記歌唱音声の巧拙を評価して採点結果を算出する採点部と、歌唱者が歌唱した楽曲を示す楽曲情報、当該楽曲を歌唱した歌唱時刻及びその採点結果を前記歌唱者情報に関連付けて前記記憶部に記憶させる第3の記憶処理部と、を更に有し、前記第2の処理部は、前記ボイストレーニング機能を利用したボイストレーニング時刻を前記項目に関連付けて記憶させ、前記判定部は、ある歌唱者がカラオケ歌唱を行った際に取得した特徴情報と同一または類似する別の歌唱者の特徴情報が前記記憶部に記憶されていると判定した場合、ある歌唱者が歌唱した楽曲と同じ楽曲を示す楽曲情報が当該別の歌唱者を示す歌唱者情報に関連付けられているかどうか、及び前記歌唱時刻及び前記ボイストレーニング時刻に基づいて、当該特徴情報に関連付けられている前記項目のうち、前記同じ楽曲の採点結果がアップする間に利用された項目があるかどうかを判定し、前記表示制御部は、前記同じ楽曲を示す楽曲情報が別の歌唱者を示す歌唱者情報に関連付けられており、且つ前記同じ楽曲の採点結果がアップする間に利用された項目があると判定された場合、当該項目を前記表示部に表示させることを特徴とするカラオケ装置が明らかとなる。このようなカラオケ装置によれば、実際に歌唱スキルのアップに効果があったボイストレーニング機能の項目をより正確に提示できる。
また、前記表示制御部は、前記項目と併せて前記採点結果がどれくらいアップしたかを示す値を前記表示部に表示させることを特徴とするカラオケ装置が明らかとなる。このようなカラオケ装置によれば、歌唱者は提示されたボイストレーニング機能による効果を具体的な値として把握することができる。
<第1実施形態>
図1〜図5Bを参照して、第1実施形態に係るカラオケ装置1について説明する。
==カラオケ装置==
(ハードウェア構成)
カラオケ装置1は、カラオケ演奏及び歌唱者が歌唱を行うための装置である。図1に示すように、カラオケ装置1は、カラオケ本体10、スピーカ20、表示装置30、マイク40、及びリモコン装置50を備える。
カラオケ本体10は、選択された楽曲の演奏制御、歌詞や背景映像等の表示制御、マイク40を通じて入力された歌唱音声信号の処理といった、カラオケ歌唱に関する各種の制御を行う。図2はカラオケ本体10のハードウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、制御部11、通信部12、記憶部13、音響処理部14、表示処理部15及び操作部16を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
制御部11は、CPU11aおよびメモリ11bを備える。CPU11aは、メモリ11bに記憶された動作プログラムを実行することにより各種の制御機能を実現する。メモリ11bは、CPU11aに実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行時に各種情報を一時的に記憶したりする記憶装置である。
通信部12は、ルーター(図示なし)を介してカラオケ本体10を通信回線に接続するためのインタフェースを提供する。
記憶部13は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置であり、たとえばハードディスクドライブなどである。
記憶部13は、カラオケ装置1によりカラオケ演奏を行うための楽曲データを複数記憶する。カラオケ装置1が楽曲データに基づいて楽曲を演奏することにより、利用者はカラオケの歌唱が可能となる。楽曲データは、楽曲毎に所定の楽曲IDが付与されている。楽曲データは、MIDIデータ、リファレンスデータ等が含まれる。MIDIデータは、電子楽器の音源を自動演奏させるためのカラオケ演奏データであり、時系列のノート情報によって構成される。リファレンスデータは、利用者によるカラオケ歌唱を採点する際の基準となるデータであり、各音符の音高及び音長を表す時系列の情報によって構成されている。また、記憶部13は、カラオケ楽曲に対応する歌詞テロップを表示装置30等に表示させるための歌詞テロップデータ、及びカラオケ演奏時に表示装置30等に表示される背景画像等の背景画像データを記憶する。楽曲IDは「楽曲情報」の一例である。
また、本実施形態において、記憶部13は、ボイストレーニングデータを記憶する。ボイストレーニングデータは、カラオケ装置1でボイストレーニング機能を実現するために使用されるデータである。
ボイストレーニングデータは、歌唱練習を行うための複数の項目ごとに設けられる。複数の項目は、たとえば、音程練習用の項目、リズム練習用の項目、ビブラート練習用の項目等、歌唱スキルを向上させるための具体的な内容を示す。たとえば、ビブラート練習用のボイストレーニングデータは、ビブラート箇所を有するメロディを含むMIDIデータ、ボイストレーニング中の背景画像データ、歌詞データ等を含む。各項目は、難易度等によって複数のステップが設けられていてもよい(たとえば、レベル1(簡単)〜レベル3(難しい))。
ボイストレーニングは、たとえば、リモコン装置50のディスプレイに表示されるユーザーインターフェースで「ボイストレーニング」アイコンを選択し、表示された所定の項目を選ぶことで実行される。
音響処理部14は、制御部11の制御に基づき、カラオケ楽曲に対する演奏の制御およびマイク40を通じて入力された音声信号の処理を行う。音響処理部14は、たとえばMIDI音源、ミキサ、アンプ(いずれも図示なし)を含む。MIDI音源は、楽曲データに基づいて楽音信号を生成する。ミキサは、当該音楽信号およびマイク40から出力される音声信号を適当な比率でミキシングしてアンプに出力する。アンプは、ミキサからのミキシング信号を増幅し、放音信号としてスピーカ20へ出力する。これにより、スピーカ20からは放音信号に基づくカラオケ演奏音およびマイク40からの歌唱音声が放音される。
表示処理部15は、制御部11の制御に基づき、表示装置30やリモコン装置50における各種表示に関する処理を行う。たとえば、表示処理部15は、カラオケ演奏時における背景映像に歌詞テロップや各種アイコンが重ねられた映像を表示装置30に表示させる制御を行う。また、本実施形態における表示処理部15は、制御部11の制御に基づいて、ボイストレーニングの項目を表示装置30等に表示させる(詳細は後述)。
操作部16は、パネルスイッチおよびリモコン受信回路などからなり、歌唱者によるカラオケ装置1のパネルスイッチあるいはリモコン装置50の操作に応じて予約信号、演奏中止信号などの操作信号を制御部11に対して出力する。制御部11は、操作部16からの操作信号を検出し、対応する処理を実行する。
スピーカ20はカラオケ本体10からの放音信号に基づいて放音するための構成である。表示装置30はカラオケ本体10からの信号に基づいて映像や画像を画面に表示するための構成である。マイク40は歌唱者の音声(歌唱音声)をアナログの音声信号に変換してカラオケ本体10に入力するための構成である。リモコン装置50は、カラオケ本体10に対する各種操作をおこなうための装置である。歌唱者はリモコン装置50を用いてカラオケ装置1の起動、楽曲の予約等を行うことができる。リモコン装置50のディスプレイには各種操作の指示入力を行うためのアイコンが表示される。表示装置30またはリモコン装置50のディスプレイは、「表示部」の一例である。
(ソフトウェア構成)
図3はカラオケ本体10のソフトウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、取得部100、第1の記憶処理部110、第2の記憶処理部120、判定部130及び表示管理部140を備える。取得部100、第1の記憶処理部110、第2の記憶処理部120、判定部130及び表示管理部140は、CPU11aがメモリ11bに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
[取得部]
取得部100は、楽曲の演奏に合わせて歌唱者がカラオケ歌唱を行った際に得られる歌唱音声に基づいて、当該歌唱者の歌唱に関する特徴を示す特徴情報を取得する。
特徴情報は、声の大きさ、メロディの抑揚、力強さ、音程、音域、リズム、ビブラート、しゃくり、こぶし、声質等を所定の基準で評価したものである。評価の方法としては、たとえば数値化がある。特徴情報を数値化する方法としては、特開2009−162818号公報等に記載の技術を利用することができる。
また評価の方法として、具体的な数値でなく、段階評価であってもよい。たとえば、声の大きさについて「30デシベル以下:レベル1」、「31〜50デシベル以下:レベル2」、「51〜70デシベル以下:レベル3」、「71〜90デシベル以下:レベル4」、「91デシベル以上:レベル5」といった具合に予め5段階にレベル分けをしておく。そして、取得部100は、得られた歌唱音声の大きさが80デシベルの場合、当該歌唱者の声の大きさは「レベル4」であるとする。
或いは、ビブラート、しゃくりといった歌唱テクニックの項目については、その有無や数で評価してもよい。たとえば、取得部100は、得られた歌唱音声にビブラートのテクニックを用いている箇所がいくつ含まれているかをカウントし、所定数以上の場合には、「ビブラートあり」とする。
上記の評価方法を組み合わせて特徴情報とすることでもよい。たとえば、声の大きさや音域等は数値化し、力強さやリズムは段階評価し、ビブラートやこぶしについては、その有無で評価することでもよい。
[第1の記憶処理部]
第1の記憶処理部110は、取得された特徴情報を、当該歌唱者を示す歌唱者情報に関連付けて記憶部13に記憶させる。歌唱者情報は、特徴情報を取得した楽曲を歌唱した歌唱者を示す歌唱者ID等である。なお、歌唱者IDはリモコン装置50等から歌唱者に直接入力させたり、歌唱者IDが記憶されたICカードを読み取らせたりすることで取得できる。
[第2の記憶処理部]
第2の記憶処理部120は、記憶部13に記憶されている歌唱者情報が示す歌唱者がボイストレーニング機能を利用した場合、利用したボイストレーニング機能の項目を、当該歌唱者情報に関連付けて記憶部13に記憶させる。
たとえば、カラオケ装置1において歌唱者Xがリズム練習用の項目を選択してボイストレーニングをおこなったとする。この場合、第2の記憶処理部120は、歌唱者Xを示す歌唱者IDが記憶部13に記憶されているかを確認する。歌唱者Xを示す歌唱者IDが記憶されている場合、第2の記憶処理部120は、所定の項目「リズム練習」を歌唱者Xの歌唱者IDに関連付けて記憶させる。歌唱者が複数の項目を選択した場合には、それぞれの項目について歌唱者の歌唱者IDに関連付けて記憶させる。図4は、歌唱者ID、各歌唱者の特徴情報、利用されたボイストレーニング項目(「ボイトレ項目」)を記録したテーブルデータTD1の例を示す。
[判定部]
判定部130は、ある歌唱者がカラオケ歌唱を行った際に取得された特徴情報と同一または類似する別の歌唱者の特徴情報が記憶部13に記憶されているかを判定する。
図4に示すテーブルデータTD1を例に説明する。歌唱者Aがカラオケ装置1を利用してある楽曲を歌唱したとする。この場合、取得部100は、歌唱者Aの特徴情報(声の大きさ:80、力強さ:60、リズム:30、ビブラート:70、こぶし:40)を取得する。判定部130は、取得した歌唱者Aの特徴情報と同一または類似する別の歌唱者の特徴情報がテーブルデータTD1に記憶されていないかを判定する。この例では、歌唱者Aの特徴情報は、テーブルデータTD1に記憶されている歌唱者Xの特徴情報と同一である。この場合、判定部130は、歌唱者Aの特徴情報が歌唱者Xの特徴情報と同一であったことを示す信号を表示管理部140に出力する。
なお、特徴情報は、完全に同一でなくてもよい。たとえば、テーブルデータTD1において、歌唱者Xの声の大きさ(80)に対し、歌唱者Aの声の大きさが75〜85の範囲にある場合には、「歌唱者Aと類似する歌唱者Xの特徴情報が記憶部13に記憶されている」としてもよい。或いは、特徴情報を構成する複数の項目のうち、半数以上が同一または類似する場合を「歌唱者Aと類似する歌唱者Xの特徴情報が記憶部13に記憶されている」として判定してもよい。
また、第1の記憶処理部110は、新たに特徴情報を取得した歌唱者Aの情報をテーブルデータに加える処理を行ってもよい。
[表示管理部]
表示管理部140は、表示処理部15を制御し、同一または類似する別の歌唱者の特徴情報が記憶されていると判定された場合、当該特徴情報に関連付けられている項目をリモコン装置50のディスプレイ等に表示させる。
たとえば、上記例において、判定部130は、歌唱者Aの特徴情報と同一の特徴情報がテーブルデータTD1に記憶されていると判定している。この場合、表示管理部140は、判定部130からの入力に基づいて、テーブルデータTD1に記憶されている歌唱者Xの「ボイストレーニング項目」を参照し、該当する項目「リズム練習」を特定する。表示管理部140は、当該項目をリモコン装置50のディスプレイに表示させる。
表示は、様々な方法で行うことができる。たとえば、表示管理部140は、表示処理部15を制御し、リモコン装置50のディスプレイに「貴方と同じ特徴を持った人は『リズム練習』のトレーニングを行っています」という文字を表示させ、併せてボイストレーニング機能を利用する画面に移行するためのアイコンを表示させることができる。表示処理部15及び表示管理部140は、「表示制御部」の一例である。
なお、判定部130によって、ある歌唱者の特徴情報と同一または類似する別の歌唱者の特徴情報が記憶されていると判定された場合であっても、別の歌唱者がボイストレーニング機能を利用していない可能性もありうる。この場合、別の歌唱者の歌唱情報にはボイストレーニング機能の項目は関連付けられていない。従って、表示管理部140は、当該別の歌唱者情報に項目が関連付けられていない場合には項目の表示は行わない。
==カラオケ装置1の動作について==
次に、図5A、図5Bを参照して本実施形態におけるカラオケ装置1の動作の具体例について述べる。図5Aは、カラオケ装置1においてボイストレーニングを行う際の動作例を示すフローチャートである。図5Bは、カラオケ装置1において、項目を表示する際の動作例を示すフローチャートである。
[ボイストレーニングを行う際の動作]
歌唱者Xは、カラオケ装置1を介して所望の楽曲を選択し、カラオケ歌唱を行う(歌唱者Xによるカラオケ歌唱。ステップ10)。
取得部100は、ステップ10で得られた歌唱音声に基づいて、歌唱者Xの特徴情報を取得する(歌唱者Xの特徴情報を取得。ステップ11)。
第1の記憶処理部110は、ステップ11で取得された特徴情報を、歌唱者Xを示す歌唱者IDに関連付けて記憶部13に記憶させる(特徴情報の記憶。ステップ12)。
ここで、歌唱者Xがボイストレーニング機能を利用した場合、第2の処理部120は、歌唱者Xが利用したボイストレーニング機能の項目を、歌唱者Xの歌唱者IDに関連付けて記憶部13に記憶させる(ボイストレーニング項目の記憶。ステップ13)。
カラオケ装置1は、これらの処理を繰り返すことにより、複数の歌唱者の歌唱特徴及び利用したボイストレーニング機能の項目が記憶されたテーブルデータを作成することができる。
[項目を表示する際の動作]
ここで、歌唱者Aが、カラオケ装置1を介して所望の楽曲を選択し、カラオケ歌唱を行ったとする(歌唱者Aによるカラオケ歌唱。ステップ20)。
取得部100は、ステップ20で得られた歌唱音声に基づいて、歌唱者Aの特徴情報を取得する(歌唱者Aの特徴情報を取得。ステップ21)。
判定部130は、ステップ21で取得された特徴情報と同一の別の歌唱者の特徴情報が記憶部13に記憶されているかを判定する(同一の特徴情報の判定。ステップ22)。
同一の特徴情報が記憶部13に記憶されていた場合(ステップ23でYの場合)、表示管理部140は、表示処理部15を制御し、当該特徴情報に関連付けられている項目をリモコン装置50のディスプレイに表示させる(項目の表示。ステップ24)。
このように、本実施形態に係るカラオケ装置1によれば、歌唱者に対してボイストレーニング機能の項目を提示することができる。従って、ボイストレーニング機能を知らない歌唱者に対してもボイストレーニング機能の存在を周知できる。また、表示されるボイストレーニング機能の項目は、同一または類似の歌唱特徴に基づいて決定されている。従って、歌唱者は、自己と同じまたは類似の歌唱特徴を有する歌唱者が利用したボイストレーニング機能の項目を知ることができる。
<第2実施形態>
図6〜図8Bを参照して、第2実施形態に係るカラオケ装置1について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
ボイストレーニング機能は、苦手な項目を練習することにより、歌唱スキルを向上させるために利用されることが多い。従って、ある歌唱者に対してボイストレーニング機能の項目を提示する際には、歌唱スキルが向上する可能性のある項目を優先的に提示することが好ましい。このような状況に鑑み、本実施形態では、歌唱音声の巧拙を評価して得られる採点結果を利用し、表示する項目を選択するカラオケ装置1について述べる。
(ソフトウェア構成)
図6はカラオケ本体10のソフトウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、取得部100、第1の記憶処理部110、第2の記憶処理部120、判定部130、表示管理部140、採点部150、及び第3の記憶処理部160を備える。取得部100、第1の記憶処理部110、第2の記憶処理部120、判定部130、表示管理部140、採点部150、及び第3の記憶処理部160は、CPU11aがメモリ11bに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
[採点部]
採点部150は、歌唱音声の巧拙を評価して採点結果を算出する。採点結果の算出は公知の手法を用いることができる。たとえば、採点部150は、歌唱者がある楽曲を歌唱した場合、当該歌唱に基づく歌唱音声信号を取得する。採点部150は、記憶部13から対応する楽曲のリファレンスデータを読み出し、取得した歌唱音声信号とリファレンスデータとを比較することにより、音高に基づく採点結果を算出する。採点結果は、たとえば、0〜100点の範囲の数値情報として算出される。なお、採点部150は、音高に基づく採点結果だけでなく、歌唱の音量やタイミング(リズム)、さらには歌唱技法の評価結果等を組み合わせた総合評価を採点結果として算出してもよい。採点部150で得られた歌唱技法等の評価結果は、取得部100で取得した特徴情報の一部として利用してもよい。
[第3の記憶処理部]
第3の記憶処理部160は、歌唱者が楽曲を歌唱した歌唱時刻及びその採点結果を歌唱者情報に関連付けて記憶部13に記憶させる。歌唱時刻は、たとえば楽曲の演奏が開始された時を示す年月日及び時刻である。
具体例として、歌唱者Xがある楽曲を歌唱した場合、採点部150は、当該歌唱の採点を行い、採点結果を算出する。第3の記憶処理部160は、歌唱者Xがある楽曲を歌唱した歌唱時刻を取得し、その採点結果と併せて歌唱者Xの歌唱者IDに関連付けて記憶する。歌唱者Xが様々な楽曲を歌唱した場合に、各歌唱に対応する歌唱時刻及びその採点結果を順次記憶させる。
[第2の記憶処理部]
本実施形態に係る第2の記憶処理部120は、ボイストレーニング機能を利用したボイストレーニング時刻を項目に関連付けて記憶させる。ボイストレーニング時刻は、たとえばボイストレーニングの項目を選択した時を示す年月日及び時刻である。
具体例として、歌唱者Xがリズム練習用の項目を選択してボイストレーニングをおこなったとする。この場合、第2の記憶処理部120は、所定の項目「リズム練習」を歌唱者Xの歌唱者IDに関連付けて記憶させるだけでなく、利用した時刻も併せて記憶させる。図7は、歌唱者ID、各歌唱者の特徴情報、利用されたボイストレーニング項目及び利用した時刻、歌唱時刻及びその採点結果を記録したテーブルデータTD2の例を示す。
[判定部]
本実施形態に係る判定部130は、ある歌唱者の特徴情報と同一または類似する別の歌唱者の特徴情報が記憶されていると判定した場合、歌唱時刻及びボイストレーニング時刻に基づいて、当該特徴情報に関連付けられている項目のうち、採点結果がアップする間に利用された項目があるかどうかを判定する。
図7に示すテーブルデータTD2を例に説明する。また、この例では、歌唱者Aの特徴情報がテーブルデータTD2に記憶されている歌唱者Xの特徴情報と同一であったとする。この場合、判定部130は、歌唱者Xに対応するデータに含まれている歌唱時刻とボイストレーニング時刻とを特定する。テーブルデータTD2には、歌唱者Xに対応するデータとして、3つの歌唱時刻((1)2015年8月30日20時00分、(2)2015年9月12日22時30分、(3)2015年9月30日19時15分)及び2つのボイストレーニング時刻(『リズム練習』の時刻:2015年9月10日20時45分、『こぶし練習』の時刻:2015年9月29日17時30分)が含まれている。また、歌唱時刻(1)における歌唱の採点結果は80点、歌唱時刻(2)における歌唱の採点結果は85点、歌唱時刻(3)における歌唱の採点結果は75点である。
判定部130は、特定した歌唱時刻及びボイストレーニング時刻に基づいて、歌唱者Xの特徴情報に関連付けられている項目(リズム練習、こぶし練習)のうち、採点結果がアップ(80点→85点)している歌唱時刻(1)と歌唱時刻(2)の間に利用された項目(リズム練習)があると判定する。判定部130は、判定した項目(リズム練習)の情報を表示管理部140に出力する。なお、該当する項目が無い場合(たとえば、歌唱者がボイストレーニング機能を利用していない場合等)、判定部130は、表示管理部140に対して情報の出力を行わない。
[表示管理部]
本実施形態に係る表示管理部140は、表示処理部15を制御し、採点結果がアップする間に利用された項目があると判定された場合、当該項目をリモコン装置50のディスプレイ等に表示させる。
たとえば、上記例において、判定部130は、歌唱者Aの特徴情報と同一の歌唱者Xの特徴情報がテーブルデータTD2に記憶されており、且つ採点結果がアップする間に利用された項目(リズム練習)があると判定している。この場合、表示管理部140は、判定部130から入力された項目「リズム練習」をリモコン装置50のディスプレイに表示させる。
なお、表示管理部140は、表示処理部15を制御し、項目と併せて採点結果がどれくらいアップしたかを示す値をリモコン装置50のディスプレイ等に表示させることも可能である。たとえば、上記例において、表示管理部140は、採点結果がアップした値(5点)を取得し、リモコン装置50のディスプレイに「貴方と同じ特徴を持った人は『リズム練習』のトレーニングを行うことで採点値が『5点』アップしています」という文字を表示させることができる。
==カラオケ装置1の動作について==
次に、図8A、図8Bを参照して本実施形態におけるカラオケ装置1の動作の具体例について述べる。図8Aは、カラオケ装置1においてボイストレーニングを行う際の動作例を示すフローチャートである。図8Bは、カラオケ装置1において、項目を表示する際の動作例を示すフローチャートである。
[ボイストレーニングを行う際の動作]
歌唱者Xは、カラオケ装置1を介して所望の楽曲を選択し、カラオケ歌唱を行う(歌唱者Xによるカラオケ歌唱。ステップ30)。
取得部100は、ステップ30で得られた歌唱音声に基づいて、歌唱者Xの特徴情報を取得する(歌唱者Xの特徴情報を取得。ステップ31)。
第1の記憶処理部110は、ステップ31で取得された特徴情報を、歌唱者Xを示す歌唱者IDに関連付けて記憶部13に記憶させる(特徴情報の記憶。ステップ32)。
ここで、歌唱者Xがボイストレーニング機能を利用した場合、第2の処理部120は、歌唱者Xが利用したボイストレーニング機能の項目及びその項目を利用した時刻(ボイストレーニング時刻)を、歌唱者Xの歌唱者IDに関連付けて記憶部13に記憶させる(ボイストレーニング項目及び時刻の記憶。ステップ33)。
更に、歌唱者Xがある楽曲を歌唱した場合、採点部150は、歌唱音声の巧拙を評価して採点結果を算出する(採点結果の算出。ステップ34)。
第3の記憶処理部160は、ステップ34で算出された採点結果,及びある楽曲を歌唱した歌唱時刻を歌唱者Xの歌唱者IDと関連付けて記憶させる(歌唱時刻及び採点結果の記憶。ステップ35)。
カラオケ装置1は、これらの処理を繰り返すことにより、複数の歌唱者の歌唱特徴、利用したボイストレーニング機能の項目、歌唱時刻及び採点結果が記憶されたテーブルデータを作成することができる。なお、上記ステップは必ずしもその順に行われる必要はない。たとえば、ボイストレーニング機能を利用する前に、ある楽曲の歌唱が行われた場合、その歌唱を採点して採点結果等を記憶することでもよい。
[項目を表示する際の動作]
ここで、歌唱者Aが、カラオケ装置1を介して所望の楽曲を選択し、カラオケ歌唱を行ったとする(歌唱者Aによるカラオケ歌唱。ステップ40)。
取得部100は、ステップ40で得られる歌唱音声に基づいて、歌唱者Aの特徴情報を取得する(歌唱者Aの特徴情報を取得。ステップ41)。
判定部130は、ステップ41で取得された特徴情報と同一の別の歌唱者の特徴情報が記憶部13に記憶されているかを判定する(同一の特徴情報の判定。ステップ42)。
同一の特徴情報が記憶部13に記憶されていた場合(ステップ43でYの場合)、判定部130は、記憶部13に記憶されている歌唱時刻及びボイストレーニング時刻に基づいて、当該特徴情報に関連付けられている項目のうち、採点結果がアップする間に利用された項目があるかどうかを判定する(項目の判定。ステップ44)。
該当する項目がある場合(ステップ45でYの場合)、表示管理部140は、表示処理部15を制御し、該当する項目をリモコン装置50のディスプレイに表示させる(項目の表示。ステップ46)。
このように、本実施形態に係るカラオケ装置1によれば、実際にボイストレーニングの効果があった(採点結果が向上した)項目を歌唱者に対して選択的に提示することができる。従って、歌唱者は効果のあるボイストレーニング項目を把握できる。
<第3実施形態>
図9〜図10Bを参照して、第3実施形態に係るカラオケ装置1について説明する。なお、第1実施形態等と同様の構成については詳細な説明を省略する。
ボイストレーニング機能の効果の有無を正確に確認するためには、ボイストレーニング前後で同じ楽曲を歌唱し、その採点結果を比較することが妥当である。すなわち、歌唱スキルが向上する可能性のあるボイストレーニング機能の項目を提示する際は、同じ楽曲の採点結果を利用することがより好ましい。本実施形態では、同じ楽曲の採点結果を利用し、表示する項目を選択するカラオケ装置1について述べる。
(ソフトウェア構成)
本実施形態に係るカラオケ本体10は、第2実施形態と同様、取得部100、第1の記憶処理部110、第2の記憶処理部120、判定部130、表示管理部140、採点部150、第3の記憶処理部160を備える。
[第3の記憶処理部]
本実施形態に係る第3の記憶処理部160は、歌唱者が歌唱した楽曲を示す楽曲情報、当該楽曲を歌唱した歌唱時刻及びその採点結果を歌唱者情報に関連付けて記憶部13に記憶させる。
たとえば、歌唱者Xが楽曲αを歌唱した場合、第3の記憶処理部160は、楽曲αを示す楽曲ID、楽曲αの歌唱時刻及びその採点結果を歌唱者Xの歌唱者IDに関連付けて記憶する。歌唱者Xが様々な楽曲を歌唱した場合に、各歌唱に対応する楽曲ID、歌唱時刻及びその採点結果を順次記憶させる。
[判定部]
本実施形態に係る判定部130は、ある歌唱者がカラオケ歌唱を行った際に取得した特徴情報と同一または類似する別の歌唱者の特徴情報が記憶部13に記憶されていると判定した場合、ある歌唱者が歌唱した楽曲と同じ楽曲を示す楽曲情報が当該別の歌唱者を示す歌唱者情報に関連付けられているかどうかを判定する。また、判定部130は、歌唱時刻及びボイストレーニング時刻に基づいて、当該特徴情報に関連付けられている項目のうち、同じ楽曲の採点結果がアップする間に利用された項目があるかどうかを判定する。
図9に示すテーブルデータTD3を例に説明する。この例では、歌唱者Aが楽曲αを歌唱したとする。また、歌唱者Aの特徴情報がテーブルデータTD3に記憶されている歌唱者Xの特徴情報と同一であったとする。この場合、判定部130は、歌唱者Xに対応するデータ中に楽曲αを示す楽曲情報が関連付けられているかを判定する。ここでは、楽曲αを示す楽曲情報が関連付けられていたとする。
更に、判定部130は、歌唱者Xに対応するデータに含まれている楽曲αの歌唱時刻とボイストレーニング時刻とを特定する。テーブルデータTD3には、歌唱者Xに対応するデータとして、楽曲αを歌唱した2つの歌唱時刻((1):2015年9月10日19時00分、(2):2015年9月25日20時30分)及び2つのボイストレーニング時刻(『リズム練習』の時刻:2015年9月10日18時30分、『こぶし練習』の時刻:2015年9月25日18時30分)が含まれている。また、歌唱時刻(1)における歌唱の採点結果は70点、歌唱時刻(2)における歌唱の採点結果は85点である。
判定部130は、特定した歌唱時刻及びボイストレーニング時刻に基づいて、歌唱者Xの特徴情報に関連付けられている項目(リズム練習、こぶし練習)のうち、楽曲αの採点結果がアップ(70点→85点)している歌唱時刻(1)と歌唱時刻(2)の間に利用された項目(こぶし練習)があると判定する。判定部130は、判定した項目(こぶし練習)の情報を表示管理部140に出力する。なお、該当する項目が無い場合(たとえば、歌唱者がボイストレーニング機能を利用していない場合等)、判定部130は、表示管理部140に対して情報の出力を行わない。
[表示管理部]
本実施形態に係る表示管理部140は、表示処理部15を制御し、同じ楽曲を示す楽曲情報が別の歌唱者を示す歌唱者情報に関連付けられており、且つ同じ楽曲の採点結果がアップする間に利用された項目があると判定された場合、当該項目をリモコン装置50のディスプレイ等に表示させる。
たとえば、上記例において、判定部130は、歌唱者Aの特徴情報と同一の歌唱者Xの特徴情報がテーブルデータTD3に記憶されており、且つ同じ楽曲の採点結果がアップする間に利用された項目(こぶし練習)があると判定している。この場合、表示管理部140は、判定部130から入力された項目「こぶし練習」をリモコン装置50のディスプレイに表示させる
==カラオケ装置1の動作について==
次に、図10A、図10Bを参照して本実施形態におけるカラオケ装置1の動作の具体例について述べる。図10Aは、カラオケ装置1においてボイストレーニングを行う際の動作例を示すフローチャートである。図10Bは、カラオケ装置1において、項目を表示する際の動作例を示すフローチャートである。
[ボイストレーニングを行う際の動作]
歌唱者Xは、カラオケ装置1を介して所望の楽曲を選択し、カラオケ歌唱を行う(歌唱者Xによるカラオケ歌唱。ステップ50)。
取得部100は、ステップ50で得られた歌唱音声に基づいて、歌唱者Xの特徴情報を取得する(歌唱者Xの特徴情報を取得。ステップ51)。
第1の記憶処理部110は、ステップ51で取得された特徴情報を、歌唱者Xを示す歌唱者IDに関連付けて記憶部13に記憶させる(特徴情報の記憶。ステップ52)。
ここで、歌唱者Xがボイストレーニング機能を利用した場合、第2の処理部120は、歌唱者Xが利用したボイストレーニング機能の項目及びその項目を利用した時刻(ボイストレーニング時刻)を、歌唱者Xの歌唱者IDに関連付けて記憶部13に記憶させる(ボイストレーニング項目及び時刻の記憶。ステップ53)。
更に、歌唱者Xが楽曲αを歌唱した場合、採点部150は、歌唱音声の巧拙を評価して採点結果を算出する(採点結果の算出。ステップ54)。
第3の記憶処理部160は、歌唱された楽曲αの楽曲ID、ステップ54で算出された採点結果、及び楽曲αを歌唱した歌唱時刻を歌唱者Xの歌唱者IDと関連付けて記憶させる(楽曲ID、歌唱時刻及び採点結果の記憶。ステップ55)。
カラオケ装置1は、これらの処理を繰り返すことにより、複数の歌唱者の歌唱特徴、利用したボイストレーニング機能の項目、楽曲情報、歌唱時刻及び採点結果が記憶されたテーブルデータを作成することができる。
[項目を表示する際の動作]
ここで、歌唱者Aが、カラオケ装置1を介して楽曲αを選択し、カラオケ歌唱を行ったとする(歌唱者Aによるカラオケ歌唱。ステップ60)。
取得部100は、ステップ60で得られた歌唱音声に基づいて、歌唱者Aの特徴情報を取得する(歌唱者Aの特徴情報を取得。ステップ61)。
判定部130は、ステップ61で取得された特徴情報と同一の別の歌唱者の特徴情報が記憶部13に記憶されているかを判定する(同一の特徴情報の判定。ステップ62)。
同一の特徴情報が記憶部13に記憶されていた場合(ステップ63でYの場合)、判定部130は、歌唱者Aが歌唱した楽曲αと同じ楽曲を示す楽曲情報が当該別の歌唱者を示す歌唱者情報に関連付けられているかどうかを判定する(楽曲の判定。ステップ64)。
同じ楽曲を示す楽曲情報が関連付けられていた場合(ステップ65でYの場合)、判定部130は、記憶部13に記憶されている歌唱時刻及びボイストレーニング時刻に基づいて、当該特徴情報に関連付けられている項目のうち、楽曲αの採点結果がアップする間に利用された項目があるかどうかを判定する(項目の判定。ステップ66)。
該当する項目がある場合(ステップ67でYの場合)、表示管理部140は、表示処理部15を制御し、該当する項目をリモコン装置50のディスプレイに表示させる(項目の表示。ステップ68)。
このように、本実施形態に係るカラオケ装置1によれば、実際にボイストレーニングの効果があった(採点結果が向上した)項目を同じ楽曲の採点結果に基づいて選択的に提示することができる。従って、歌唱者に対し、実際に歌唱スキルのアップに効果があったボイストレーニング機能の項目をより正確に提示できる。
<その他>
同じ歌唱者であっても楽曲によって得意・不得意があったり、歌唱ジャンルによっても歌唱方法が異なる場合がある。この場合、取得部100で取得される歌唱特徴は異なる。このような場合、第1の記憶処理部110は、同じ歌唱者情報に対し、複数の特徴情報を関連付けて記憶させることが可能である。
たとえば、歌唱者Xについて、楽曲αの歌唱と楽曲βの歌唱で異なる特徴情報が取得された場合を考える。この場合、第1の記憶処理部110は、図11のテーブルデータTD4に示すように、歌唱者Xの歌唱者IDに対し、楽曲αの特徴情報と楽曲βの特徴情報をそれぞれ関連付ける。
また、同じ特徴情報を有する歌唱者が複数存在する場合もありうる。一方、同じ特徴情報を有する歌唱者が同じボイストレーニング機能を利用しているとは限らない。たとえば、図12のテーブルデータTD5に示すように、歌唱者X1及び歌唱者Xnは同じ特徴情報を有する。一方、ボイストレーニング機能の項目として、歌唱者X1は「リズム練習」、「ビブラート練習」を利用し、歌唱者Xnは、「リズム練習」、「こぶし練習」を利用しているとする。
この場合、表示管理部140は、項目を表示させる際に歌唱者X1及び歌唱者Xnが利用した全ての項目(「リズム練習」、「ビブラート練習」、「こぶし練習」)を表示させてもよいし、重複する項目(「リズム練習」)だけを表示させてもよい。
上記実施形態は、プログラムが前述した各種の処理をコンピュータ又はマイクロプロセッサに実行させることにより実現可能である。この場合、全ての処理をプログラムとして準備していてもよいし、一部の処理をハードウエアに処理させ残りの処理をプログラムとして準備していてもよい。また、実行可能なプログラムが記憶された非一時的なコンピューター可読媒体を用いて、コンピュータにプログラムを供給することも可能である。なお、非一時的なコンピュータの可読媒体の例は、磁気記録媒体、CD−ROM等がある。
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 カラオケ装置
10 カラオケ本体
11 制御部
13 記憶部
15 表示処理部
30 表示装置
50 リモコン装置
100 取得部
110 第1の記憶処理部
120 第2の記憶処理部
130 判定部
140 表示管理部

Claims (4)

  1. 歌唱練習を行うための複数の項目を含むボイストレーニング機能を有するカラオケ装置であって、
    楽曲の演奏に合わせて歌唱者がカラオケ歌唱を行った際に得られる歌唱音声に基づいて、当該歌唱者の歌唱に関する特徴を示す特徴情報を取得する取得部と、
    取得された前記特徴情報を、当該歌唱者を示す歌唱者情報に関連付けて記憶部に記憶させる第1の記憶処理部と、
    前記記憶部に記憶されている歌唱者情報が示す歌唱者が前記ボイストレーニング機能を利用した場合、利用したボイストレーニング機能の項目を、当該歌唱者情報に関連付けて前記記憶部に記憶させる第2の記憶処理部と、
    ある歌唱者がカラオケ歌唱を行った際に取得された特徴情報と同一または類似する別の歌唱者の特徴情報が前記記憶部に記憶されているかを判定する判定部と、
    前記同一または類似する別の歌唱者の特徴情報が記憶されていると判定された場合、当該特徴情報に関連付けられている前記項目を表示部に表示させる表示制御部と、
    を有することを特徴とするカラオケ装置。
  2. 前記歌唱音声の巧拙を評価して採点結果を算出する採点部と、
    歌唱者が楽曲を歌唱した歌唱時刻及びその採点結果を前記歌唱者情報に関連付けて前記記憶部に記憶させる第3の記憶処理部と、
    を更に有し、
    前記第2の記憶処理部は、前記ボイストレーニング機能を利用したボイストレーニング時刻を前記項目に関連付けて記憶させ、
    前記判定部は、前記同一または類似する別の歌唱者の特徴情報が記憶されていると判定した場合、前記歌唱時刻及び前記ボイストレーニング時刻に基づいて、当該特徴情報に関連付けられている前記項目のうち、前記採点結果がアップする間に利用された項目があるかどうかを判定し、
    前記表示制御部は、前記採点結果がアップする間に利用された項目があると判定された場合、当該項目を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
  3. 前記歌唱音声の巧拙を評価して採点結果を算出する採点部と、
    歌唱者が歌唱した楽曲を示す楽曲情報、当該楽曲を歌唱した歌唱時刻及びその採点結果を前記歌唱者情報に関連付けて前記記憶部に記憶させる第3の記憶処理部と、
    を更に有し、
    前記第2の記憶処理部は、前記ボイストレーニング機能を利用したボイストレーニング時刻を前記項目に関連付けて記憶させ、
    前記判定部は、ある歌唱者がカラオケ歌唱を行った際に取得した特徴情報と同一または類似する別の歌唱者の特徴情報が前記記憶部に記憶されていると判定した場合、ある歌唱者が歌唱した楽曲と同じ楽曲を示す楽曲情報が当該別の歌唱者を示す歌唱者情報に関連付けられているかどうか、及び前記歌唱時刻及び前記ボイストレーニング時刻に基づいて、当該特徴情報に関連付けられている前記項目のうち、前記同じ楽曲の採点結果がアップする間に利用された項目があるかどうかを判定し、
    前記表示制御部は、前記同じ楽曲を示す楽曲情報が別の歌唱者を示す歌唱者情報に関連付けられており、且つ前記同じ楽曲の採点結果がアップする間に利用された項目があると判定された場合、当該項目を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
  4. 前記表示制御部は、前記項目と併せて前記採点結果がどれくらいアップしたかを示す値を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2または3記載のカラオケ装置。
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