JP2017083064A - 管状ガスバーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼中に不測に消火してしまうトラブルの発生を回避しながらも、電気ヒータを作動させるための電気消費量を減少させることができる管状ガスバーナを提供する。【解決手段】2列に並ぶ状態でバーナ本体1の周壁部に形成される炎孔の両横側脇の夫々に分散して位置する状態で設けられる一対の保炎用突出部Hと、一対の保炎用突出部Hの間の燃焼空間に設けられる棒状の電気ヒータ5と、燃焼空間の温度を検出する温度センサ10とが設けられ、燃焼制御部Mが、燃焼開始指令が指令されると、電気ヒータ5に通電し、その後、温度センサ10の検出温度がガス燃料Gの発火温度よりも高い設定燃焼開始温度以上になると、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給を開始し、かつ、温度センサ10の検出温度をガス燃料の発火温度よりも高い設定保炎用温度に維持すべく、電気ヒータ5の通電量を変更制御するように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、管状のバーナ本体と、当該バーナ本体の長手方向に沿って2列に並ぶ状態で前記バーナ本体の周壁部に形成される炎孔と、2列に並ぶ前記炎孔の両横側脇の夫々に分散して位置しかつ前記バーナ本体の外方に向けて突出する状態で設けられる一対の保炎用突出部と、ガス燃料と燃焼用空気との混合ガスを前記バーナ本体の内部に供給する混合ガス供給部と、2列に並ぶ前記炎孔の間に位置させる状態で前記一対の保炎用突出部の間の燃焼空間に設けられる棒状の電気ヒータと、前記燃焼空間の温度を検出する温度センサと、燃焼制御部と、が設けられ、
前記燃焼制御部が、燃焼開始指令が指令されると、前記混合ガス供給部からの混合ガスの供給を停止した状態で、前記電気ヒータの加熱作動を開始させ、その後、前記温度センサにて検出される検出温度がガス燃料の発火温度よりも高い設定燃焼開始温度以上になると、前記混合ガス供給部からの混合ガスの供給を開始させるように構成されている管状ガスバーナに関する。
かかる管状ガスバーナは、燃焼開始指令が指令されると、電気ヒータを加熱作動させて、燃焼空間の温度をガス燃料の発火温度よりも高い設定燃焼開始温度以上となるように昇温し、その後、2列の炎孔から混合ガスを噴出させるものであるから、ガス燃料を自然発火状態で確実に燃焼開始させることができるため、点火器が不要となり、構成の低廉化を図ることができるものである。
このような管状ガスバーナの従来例として、燃焼開始指令に基づいて、電気ヒータの加熱作動を開始し、その後、混合ガスの燃焼中においても、電気ヒータの加熱作動を継続するように構成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
ちなみに、特許文献1においては詳細な説明が省略されているが、燃焼開始指令に基づいて、電気ヒータの加熱作動を開始する際に、電気ヒータの通電量を、燃焼空間の温度をガス燃料の発火温度よりも高い設定燃焼開始温度以上に迅速に昇温するための大きな設定通電量に制御し、その後、混合ガスの燃焼中においても、その設定通電量を維持するように構成されている。
尚、特許文献1には、別実施形態として、燃焼開始指令に基づいて、電気ヒータの加熱作動を開始した後において、燃焼空間の温度が設定燃焼開始温度(例えば、760℃)よりも高い設定加熱停止温度(例えば、850℃)であることが温度センサにて検出されると、電気ヒータの加熱作動を停止させる形態に構成することも記載されている。
つまり、この構成の場合には、ガス燃料が燃焼を開始すると、燃焼熱により、燃焼空間の温度が高温に維持されるため、燃焼空間の温度が設定加熱停止温度であることが温度センサにて検出されると、電気ヒータの加熱作動を停止させるようにするものである。
しかしながら、電気ヒータの加熱作動を停止すると、保炎性が低下するため、燃焼中に不測に消火してしまうトラブルを生じることが全くないとは言えないものであり、この構成は実用し難いものである。
特開2014―238244号公報
従来の管状ガスバーナにおいては、電気ヒータの加熱作動を開始する際に、電気ヒータの通電量を、燃焼空間の温度をガス燃料の発火温度よりも高い設定燃焼開始温度以上に迅速に昇温するための設定通電量に制御し、その後、混合ガスの燃焼中においても、その設定通電量を維持するものであるから、保炎性が確保されているため、燃焼中に不測に消火してしまうトラブルの発生を適切に回避できるものである。
しかしながら、この構成の場合には、電気ヒータの通電量を、燃焼空間の温度をガス燃料の発火温度よりも高い設定燃焼開始温度以上に迅速に昇温するための設定通電量に維持するものであるから、単位時間当たりに電気ヒータが消費する電気消費量が多いため、電気ヒータを作動させるための電気消費量が多くなる不都合があり、改善が望まれるものであった。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、燃焼中に不測に消火してしまうトラブルの発生を適切に回避しながらも、電気ヒータを作動させるための電気消費量を減少させることができる管状ガスバーナを提供する点にある。
本発明の管状ガスバーナは、管状のバーナ本体と、当該バーナ本体の長手方向に沿って2列に並ぶ状態で前記バーナ本体の周壁部に形成される炎孔と、2列に並ぶ前記炎孔の両横側脇の夫々に分散して位置しかつ前記バーナ本体の外方に向けて突出する状態で設けられる一対の保炎用突出部と、ガス燃料と燃焼用空気との混合ガスを前記バーナ本体の内部に供給する混合ガス供給部と、2列に並ぶ前記炎孔の間に位置させる状態で前記一対の保炎用突出部の間の燃焼空間に設けられる棒状の電気ヒータと、前記燃焼空間の温度を検出する温度センサと、燃焼制御部と、が設けられ、
前記燃焼制御部が、燃焼開始指令が指令されると、前記混合ガス供給部からの混合ガスの供給を停止した状態で、前記電気ヒータの加熱作動を開始させ、その後、前記温度センサにて検出される検出温度がガス燃料の発火温度よりも高い設定燃焼開始温度以上になると、前記混合ガス供給部からの混合ガスの供給を開始させるように構成されているものであって、その特徴構成は、
前記燃焼制御部が、前記燃焼開始指令が指令されると、前記電気ヒータに通電し、かつ、前記混合ガス供給部からの混合ガスの供給を開始させた後においては、前記温度センサにて検出される検出温度をガス燃料の前記発火温度よりも高い設定保炎用温度に維持すべく、前記電気ヒータの通電量を変更制御するように構成されている点にある。
すなわち、燃焼開始指令が指令されると、燃焼制御部が、電気ヒータに通電することになる。
燃焼開始指令が指令されたときに電気ヒータに通電する通電量(設定初期通電量)は、燃焼空間の温度をガス燃料の発火温度よりも高い設定燃焼開始温度以上に迅速に昇温するための大きな通電量に設定することになる。
燃焼制御部は、温度センサの検出温度が設定燃焼開始温度以上になると、混合ガス供給部からの混合ガスの供給を開始させることになり、そして、混合ガス供給部からの混合ガスの供給を開始させた後においては、温度センサにて検出される検出温度をガス燃料の発火温度よりも高い設定保炎用温度に維持すべく、電気ヒータの通電量を変更制御することになる。
設定保炎用温度は、設定燃焼開始温度と同じ温度に設定してもよく、また、設定燃焼開始温度よりも高く設定することや、低く設定することが可能であるが、要は、保炎性を確保する温度に設定することになる。
つまり、炎孔から噴出される混合ガスの燃焼中において、何等かの原因により、不測に火炎が消えそうになっても、電気ヒータの加熱により燃焼空間の温度が設定保炎用温度に維持されるため、消火することなく燃焼が継続されることになり、燃焼中に不測に消火してしまうトラブルを適切に回避することができるのである。
そして、混合ガス供給部からの混合ガスの供給を開始させた後において、温度センサにて検出される検出温度をガス燃料の発火温度よりも高い設定保炎用温度に維持すべく、電気ヒータに通電するにあたり、その通電量は、燃焼空間が混合ガスの燃焼により加熱されるため、燃焼開始指令が指令されたときの通電量(設定初期通電量)よりも十分に小さな通電量となるのであり、電気ヒータを作動させるための電気消費量を減少させることができる。
つまり、燃焼開始指令が指令されたときの通電量(設定初期通電量)は、混合ガスが燃焼していない状態において、電気ヒータの発熱量のみにて、燃焼空間の温度をガス燃料の発火温度よりも高い設定燃焼開始温度以上に迅速に昇温する必要上、かなり大きな通電量になるが、混合ガスの燃焼状態において、燃焼空間の温度を設定保炎用温度に維持するために電気ヒータに通電する通電量は、燃焼開始指令が指令されたときの通電量(設定初期通電量)よりもかなり小さなものとなるため、電気ヒータを作動させるための電気消費量を減少させることができるのである。
要するに、本発明の管状ガスバーナによれば、燃焼中に不測に消火してしまうトラブルの発生を適切に回避しながらも、電気ヒータを作動させるための電気消費量を減少させることができる。
また、本発明の管状ガスバーナの更なる特徴構成は、前記燃焼制御部が、前記混合ガス供給部からの混合ガスの供給を開始させてから設定経過時間が経過した後において、前記電気ヒータの通電量が着火判別用設定値以下に減少しないときには、燃焼異常であると判別するように構成されている点にある。
すなわち、燃焼制御部は、温度センサの検出温度が設定燃焼開始温度以上になると、混合ガス供給部からの混合ガスの供給を開始させることになり、そして、混合ガス供給部からの混合ガスの供給を開始させた後においては、温度センサにて検出される検出温度をガス燃料の発火温度よりも高い設定保炎用温度に維持すべく、電気ヒータの通電量を変更制御することになる。
したがって、混合ガスが着火して燃焼を開始すると、燃焼空間が混合ガスの燃焼により加熱されるため、電気ヒータに通電する通電量は、燃焼開始指令が指令されたときの通電量(設定初期通電量)よりも減少することになるものであるから、着火判別用設定値を、混合ガスが燃焼を開始した状態(燃焼中の状態)に対応させた値に設定することにより、混合ガスが適正通り燃焼しているか否かを判別することができる。
つまり、混合ガスが適正通り燃焼しているときには、電気ヒータに通電する通電量が着火判別用設定値以下となるが、何らかの原因により、万が一混合ガスが適正通り燃焼しない、換言すれば消火したときには、電気ヒータに通電する通電量が着火判別用設定値以下にはならないため、燃焼異常であると判別できるのである。
そして、燃焼制御部が電気ヒータの通電量を変更制御する構成を有効利用して、燃焼異常を判別するものであるから、着火センサ等の着火を検出するためのセンサ類を装備することなく、簡素な構成にて燃焼異常を判別することができる。
要するに、本発明の管状ガスバーナの更なる特徴構成によれば、簡素な構成にて燃焼異常を判別することができる。
また、本発明の管状ガスバーナの更なる特徴構成は、前記燃焼制御部が、前記燃焼異常であると判別したときには、前記混合ガス供給部からの混合ガスの供給を停止し、かつ、前記電気ヒータの加熱作動を停止するように構成されている点にある。
すなわち、燃焼制御部が、燃焼異常であると判別したときには、混合ガス供給部からの混合ガスの供給を停止し、かつ、電気ヒータの加熱作動を停止するものであるから、燃焼異常状態でありながらも、混合ガスの供給や電気ヒータによる加熱が継続されるのを的確に抑制して、混合ガスの外部への漏れ等の燃焼異常に起因するトラブル発生を未然に防止することができる。
要するに、本発明の管状ガスバーナによれば、燃焼異常に起因するトラブル発生を未然に防止することができる。
また、本発明の管状ガスバーナの更なる特徴構成は、前記燃焼制御部が、前記燃焼異常であると判別したときには、警報装置を警報作動させるように構成されている点にある。
すなわち、燃焼制御部が、燃焼異常であると判別したときには、警報装置を警報作動させるものであるから、燃焼異常が発生したことを、適切に使用者に知らせて、メンテナンス作業を適切に行わせることができる。
要するに、本発明の管状ガスバーナの更なる特徴構成によれば、メンテナンス作業を適切に行わせることができる。
管状ガスバーナの一部切欠側面図 図1のII−II線矢視図 保炎用板を外した状態のバーナ本体の平面図 加熱装置の概略縦断側面図 運転制御回路図
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(管状ガスバーナの全体構成)
図1に示すように、管状ガスバーナBは、管状のバーナ本体1、及び、ガス燃料Gと 燃焼用空気Aとの混合ガスをバーナ本体1の内部に供給する混合ガス供給部Kを備える 形態に構成されている。
バーナ本体1は、円筒状のパイプを用いて、先端部が閉塞されかつ基端部が開口され る状態に形成され、基端部には、混合ガス供給部Kの構成要素として機能するベンチュ リー管構造の混合ガス供給管2が接続されている。
ちなみに、本実施形態の混合ガス供給部Kは、空気比が1.0未満の混合ガスを供給 するものであって、その具体構成は後述する。
バーナ本体1の周壁部における上方側部分には、図2及び図3に示すように、バーナ 本体1の長手方向に沿って2列に並ぶ状態で複数の炎孔3が形成されている。
そして、図1及び図2に示すように、一対の保炎用突出部Hが、2列に並ぶ炎孔3の両脇の夫々に分散して位置しかつバーナ本体の外方(上方)に向けて突出する状態で設けられている。
一対の保炎用突出部Hは、本実施形態においては、一対の保炎板4をバーナ本体1に装着することによって構成されている。
つまり、一対の保炎板4は、バーナ本体1の外周面に沿う形状の基端側部分4aと、バーナ本体1の外方に突出する保炎作用部分4bとからなり、基端側部分4aが、バーナ本体1にビス止めされている。
図2に示すように、一対の保炎板4が備える一対の保炎作用部分4bが、バーナ本体1の長手方向視にて、先端側ほど間隔が狭くなる姿勢で設けられている。
そして、2列の炎孔3が、バーナ本体1の長手方向視にて、バーナ本体1の中心Poから放射状に伸びる2つの線Psの夫々に沿う状態で、かつ、隣接する保炎作用部分4bの根元部に対向する状態で形成されている。
尚、本実施形態においては、バーナ本体1が、呼び径が32Aのパイプにて形成されている。
そして、炎孔3の径が、2.5mmであり、放射状に伸びる2つの線Psの間の角度が、45度に定められている。
また、炎孔3が、6mmの間隔で列状に並ぶ状態に形成されている。
上述の如く、混合ガス供給部Kからバーナ本体1に対して、空気比が1.0未満の混合ガスが供給されるため、一対の保炎板4の横外側部に、二次空気流動用空間Qが設けられている(図2参照)。
また、本実施形態においては、2列の炎孔3から噴出される混合ガスにて形成される燃焼炎が、保炎板4よりも外方(上方)に伸びる状態で形成されるように構成されている。
すなわち、図2に示すように、混合ガス供給部Kからバーナ本体1に対して、空気比が1.0未満の混合ガスが供給されて、2列の炎孔3から噴出される混合ガス中のガス燃料Gが、保炎板4よりも外方に突出する状態の燃焼炎を形成して一次燃焼し、そして、一次燃焼した燃焼炎に、二次空気流動用空間Qを通して二次燃焼用空気Ajが供給されて、ガス燃料Gの二次燃焼が行われる、いわゆる、ブンゼン燃焼が行われるように構成されている。
図1〜図3に示すように、一対の保炎板4の間の燃焼空間に、棒状の電気ヒータ5が、2列に並ぶ炎孔3の間に位置させる状態で設けられている。
この電気ヒータ5は、燃焼炎にて加熱されることになるため、石英管等の保護管に入ったヒータ線を用いて構成されている。
ちなみに、本実施形態においては、燃焼炎が、保炎板4よりも外方(上方)に伸びる状態で形成されるものであるから、2列の炎孔3から噴出される混合ガスが燃焼する燃焼空間は、一対の保炎板4の間の空間と、一対の保炎板4の外方(上方)に位置する空間とを加えた空間であり、電気ヒータ5は、一対の保炎板4よりも少し上方に突出する状態で設けられている。
尚、バーナ本体1の一対の保炎板4の間に位置する上側部分における最頂部に対して、一対の保炎板4が、6mm程度突出するように設けられ、電気ヒータ5の外径が、例えば、10mmである。
(混合ガス供給部の構成)
図1に示すように、都市ガス等のガス燃料Gを供給するガス燃料路6からのガス燃料Gを噴出するガスノズル7が設けられ、このガスノズル7が、混合ガス供給管2の入口部にガス燃料Gを噴出するように構成されている。
ガス燃料路6には、ガス燃料Gの供給を断続する開閉弁8と、ガス燃料Gの供給量を調整する手動調節式の燃料調節弁9とが設けられている。
したがって、混合ガス供給部Kは、ガスノズル7が混合ガス供給管2に対してガス燃料Gを噴出するに伴って、エジェクタ作用によって、燃焼用空気Aを混合ガス供給管2に導入し、導入された燃焼用空気Aとガスノズル7から噴射されたガス燃料Gとを、混合ガス供給管2の内部にて混合した後、バーナ本体1の内部に供給するように構成されている。
また、混合ガス供給部Kは、開閉弁8の開閉により、混合ガスを供給する状態と混合ガスの供給を停止する状態とに切換えられ、かつ、手動操作式の燃料調節弁9の開度調整により、燃焼量を調整できるように構成されている。
(燃焼制御の構成)
図1に示すように、燃焼制御部としての制御装置Mが設けられ、燃焼空間の温度を検出する温度センサ10の検出情報が、制御装置Mに入力されている。
制御装置Mは、燃焼開始指令が指令されると、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給を停止した状態で、電気ヒータ5の加熱作動を開始させ、その後、温度センサにて検出される検出温度がガス燃料の発火温度よりも高い設定燃焼開始温度以上になると、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給を開始させるように構成されている。
つまり、制御装置Mは、燃焼開始指令が指令されると、開閉弁8を閉じ状態に維持して、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給を停止した状態で、電気ヒータ5の加熱作動を開始する。
その後、制御装置Mは、温度センサ10の検出温度情報に基づいて、燃焼空間の温度がガス燃料Gの発火温度よりも高い設定燃焼開始温度以上になっていることを判別すると、開閉弁8を開き状態に操作して、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給を開始させるように構成されている。
このように、燃焼空間の温度がガス燃料Gの発火温度よりも高い設定燃焼開始温度以上になっている状態において、燃焼空間に混合ガスを供給するものであるから、点火器にて点火させなくても、混合ガス中のガス燃料Gが自然に発火して燃焼することになるため、点火器が不要である。
ちなみに、本実施形態においては、設定燃焼開始温度が、「工業用ガス燃焼設備の安全技術指標:社団法人日本ガス協会 平成21年1月」の記載内容に合わせて、760℃以上の温度(例えば、800℃)に設定されている。
さらに、制御装置Mは、燃焼停止指令が指令されると、開閉弁8を閉じ状態に操作して燃焼を停止し、かつ、電気ヒータ5の加熱作動を停止するように構成されている。
つまり、本実施形態においては、燃焼開始指令に基づいて、電気ヒータ5の加熱作動を開始すると、燃焼停止指令が指令されるまで、電気ヒータ5の加熱作動を継続するように構成されている。
(制御装置の詳細)
図5に示すように、制御装置Mは、リレーシーケンス回路を備える形態として構成されている。
すなわち、燃焼開始指令を指令する常開型の押しボタン式の起動スイッチ11、燃焼停止指令を指令する常閉型の押しボタン式の停止スイッチ12、及び、常閉型の押しボタン式のリセットスイッチ13が設けられている。
また、第1リレーR1、第2リレーR2、オンディレータイマT、運転ランプ14、及び、警報装置としての警報ランプ15が設けられている。
加えて、温度センサ10の検出温度が設定燃焼開始温度(例えば、800℃)以上になると常開型の第1制御スイッチS1を閉じ操作する温度監視回路16が設けられ、また、電気ヒータ5に対する通電を断続しかつ通電状態において電気ヒータ5に対する通電量を変更制御する電気ヒータ駆動制御回路17が設けられている。
電気ヒータ駆動制御回路17は、燃焼開始指令が指令されると、電気ヒータ5の通電量(設定初期通電量)を基準通電量(100%)に制御し、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給が開始された後においては、温度センサ10にて検出される検出温度をガス燃料の発火温度よりも高い設定保炎用温度に維持すべく、電気ヒータ5の通電量を変更制御するように構成されている。
本実施形態においては、電気ヒータ駆動制御回路17は、燃焼開始指令として、通電が開始されると、電気ヒータ5の通電量を基準通電量(100%)に制御し、そして、温度監視回路16が温度センサ10の検出温度が設定燃焼開始温度(例えば、800℃)以上であることを検出すると、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給が開始されるものであるとして、温度センサ10にて検出される検出温度をガス燃料の発火温度よりも高い設定保炎用温度に維持すべく、電気ヒータ5の通電量を変更制御する。
ちなみに、本実施形態では、設定保炎用温度を、設定燃焼開始温度と同じ温度(例えば、800℃)に設定するが、設定保炎用温度を、設定燃焼開始温度とは異なる温度に設定してもよい。
さらに、電気ヒータ駆動制御回路17における電気ヒータ5に対する通電量が基準通電量(100%)から30%減少した着火判別用設定値以下になると常開型の第2制御スイッチS2を閉じ操作する通電量監視回路18が設けられている。
電源Vが接続された一対の電源ラインの間に、運転ランプ14が配置された第1回路部分L1、警報ランプ15が配置された第2回路部分L2、電気ヒータ駆動制御回路17が配置された第3回路部分L3、及び、開閉弁8が配置された第4回路部分L4が設けられている。
第1回路部分L1には、起動スイッチ11、第2リレーR2にて開き操作される常閉型の第2リレー接点R2b、停止スイッチ12、及び、第1リレーR1が直列に接続された状態で設けられ、加えて、第1リレーR1にて閉じ操作される常開型の第1リレー接点R1aが、起動スイッチ11と並列に配置され、運転ランプ14が、第1リレーR1と並列に配置されている。
第2回路部分L2には、第2リレーR2にて閉じ操作される常開型の第2リレー接点R2a、リセットスイッチ13、及び、第2リレーR2が直列に接続された状態で設けられ、加えて、オンディレータイマTのタイマ接点T1と通電量監視回路18の第2制御スイッチS2とを直列に接続した回路部分が、第2リレー接点R2aと並列に配置され、警報ランプ15が、第2リレーR2と並列に配置されている。
尚、オンディレータイマTの遅れ時間が、例えば30秒に設定されている。
第3回路部分L3には、第1リレーR1にて閉じ操作される常開型の第1リレー接点R1a、及び、電気ヒータ駆動制御回路17が直列に接続された状態で設けられている。
ちなみに、電気ヒータ駆動制御回路17は、第1リレー接点R1aが閉じ操作されることにより通電を開始することになり、その通電の開始により、電気ヒータ5の通電量を基準通電量(100%)にする形態で電気ヒータ5への通電を開始する。
そして、電気ヒータ駆動制御回路17は、電気ヒータ5に対する通電を開始した後、温度センサ10の検出温度が設定燃焼開始温度(例えば、800℃)以上になると、上述の如く、温度センサ10にて検出される検出温度をガス燃料の発火温度よりも高い設定保炎用温度(例えば、800℃)に維持すべく、電気ヒータ5の通電量を変更制御することになる。
さらに、電気ヒータ駆動制御回路17は、第1リレー接点R1aが開き操作されると、電気ヒータ5に対する通電を停止することになる。
尚、燃焼空間の温度が設定燃焼開始温度(例えば、800℃)以上になると、後述の如く、開閉弁8が開き状態に操作されて、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給が開始されるものであるから、燃焼空間の温度が設定燃焼開始温度(例えば、800℃)以上になることは、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給を開始することに相当する。
第4回路部分L4には、第1リレーR1にて閉じ操作される常開型の第1リレー接点R1a、温度監視回路16の第1制御スイッチS1、及び、開閉弁8が直列に接続され、加えて、オンディレータイマTが、開閉弁8と並列に配置されている。
(制御装置の制御作動)
管状ガスバーナBの燃焼停止状態において、起動スイッチ11を入り操作すると、第1回路部分L1の第1リレーR1が作動して、第1回路部分L1、第3回路部分L3及び第4回路部分L4の夫々に設けた常開型の第1リレー接点R1aが閉じ操作されることになる。
第1回路部分L1の第1リレー接点R1aが閉じ操作されると、起動スイッチ11が開状態になっても、第1リレーR1に対する通電が維持されることになり、そして、第1リレーR1に対する通電が維持されている間は、運転ランプ14が点灯することになる。
第3回路部分L3の常開型の第1リレー接点R1aが閉じ操作されることにより、電気ヒータ駆動制御回路17が、電気ヒータ5の通電量を基準通電量(100%)にする形態で電気ヒータ5への通電を開始する。
電気ヒータ5への通電が開始されると、燃焼空間の温度が上昇することになり、燃焼空間の温度を検出する温度センサ10の検出温度が設定燃焼開始温度(例えば、800℃)以上になると、第4回路部分L4に設けた温度監視回路16の第1制御スイッチS1が閉じ操作される。
したがって、第4回路部分L4においては、第1リレー接点R1aに加えて、第1制御スイッチS1が閉じ状態になることにより、オンディレータイマTが作動し、かつ、開閉弁8が開き操作されることになる。
そして、開閉弁8が開き操作されることにより、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給が開始され、燃焼空間の温度がガス燃料の発火温度よりも高い設定燃焼開始温度(例えば、800℃)以上であるため、ガス燃料が発火して、燃焼が開始されることになる。
また、上述の説明から明らかな如く、燃焼空間の温度がガス燃料の発火温度よりも高い設定燃焼開始温度(例えば、800℃)以上になると、電気ヒータ駆動制御回路17が、温度センサ10にて検出される検出温度をガス燃料の発火温度よりも高い設定保炎用温度(例えば、800℃)に維持すべく、電気ヒータ5の通電量を変更制御することになる。
燃焼空間はガス燃料の燃焼熱にて加熱されるものであるため、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給を開始させてから設定経過時間(例えば、30秒)が経過したときには、通常は、電気ヒータ5の通電量が、基準通電量(100%)から30%減少した着火判別用設定値以下になるため、通電量監視回路18の第2制御スイッチS2が閉じ操作されることはない。
しかしながら、トラブルの発生により、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給が開始されてから設定経過時間(例えば、30秒)が経過したのちにおいて、電気ヒータ5の通電量が、基準通電量(100%)から30%減少した着火判別用設定値以下にならない場合には、通電量監視回路18の第2制御スイッチS2が閉じ操作されることになる。
したがって、第2回路部分L2においては、オンディレータイマTのタイマ接点T1に加えて、第2制御スイッチS2が閉じられるため、第2リレーR2が作動し、かつ、警報ランプ15が点灯作動することになる。
第2リレーR2が作動すると、第2回路部分L2の常開型の第2リレー接点R2bが閉じ操作されるため、第2制御スイッチS2が開き状態となっても、警報ランプ15の点灯作動が継続されることになり、リセットスイッチ13を開き操作することにより、警報ランプ15の点灯作動が停止する。
また、第2リレーR2が作動することにより、第1回路部分L1の常閉型の第2リレー接点R2bが開き状態になるため、第1リレーR1の作動が停止し、運転ランプ14の点灯作動が停止される。
第1リレーR1の作動が停止すると、第3回路部分L3の第1リレー接点R1aが開くことにより、電気ヒータ駆動制御回路17が電気ヒータ5への通電を開始停止し、また、第4回路部分L4の第1リレー接点R1aが開くことにより、開閉弁8が閉じられて、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給が停止される。
そして、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給が開始されてから設定経過時間(例えば、30秒)が経過した後において(設定経過時間が経過した時点やその後において)、電気ヒータ5の通電量が、基準通電量(100%)から30%減少した着火判別用設定値以下になる場合には、通電量監視回路18の第2制御スイッチS2が開き状態に維持されるため、第2リレーR2が作動されることなく、管状ガスバーナBの燃焼が継続されることになる。
また、管状ガスバーナBが燃焼状態であるときに、停止スイッチ12を開き状態に操作すると、管状ガスバーナBの燃焼が停止されることになる。
すなわち、停止スイッチ12を開き状態に操作すると、第1回路部分L1の第1リレーR1に対する通電が停止されることになり、その結果、第3回路部分L3の常開型の第1リレー接点R1aが開き状態になって、電気ヒータ駆動制御回路17が電気ヒータ5に対する通電を停止し、また、第4回路部分L4の常開型の第1リレー接点R1aが開き状態になって、開閉弁8が開き状態に操作されて、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給が停止される。
上述の如く、本実施形態の制御装置Mは、燃焼開始指令が指令されると、電気ヒータ5の通電量(設定初期通電量)を基準通電量(100%)に制御し、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給を開始させた後においては、温度センサ10にて検出される検出温度をガス燃料の発火温度よりも高い設定保炎用温度(例えば、800℃)に維持すべく、電気ヒータ5の通電量を変更制御するように構成されている。
また、制御装置Mは、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給を開始させてから設定経過時間(例えば、30秒)が経過した後において、電気ヒータ5の通電量が着火判別用設定値以下に減少しないときには、燃焼異常であると判別するように構成されている。
さらに、制御装置Mは、燃焼異常であると判別したときには、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給を停止し、かつ、前記電気ヒータ5の加熱作動を停止し、加えて、警報装置としての警報ランプ15を点灯作動(警報作動)させるように構成されている。
(加熱装置の構成)
上述した管状ガスバーナBを用いた加熱装置Dを、図4に基づいて説明する。
この加熱装置Dは、大型の鍋等の加熱対象物20を載置する装置本体21の内部に、複数本のバーナ本体1(管状ガスバーナB)を水平方向に並べた形態に構成されている。
そして、隣接するバーナ本体1の間に相当する箇所や並び方向において端部に位置するバーナ本体1の横外方箇所に、二次燃焼用空気Ajを流動させる二次空気流動用空間Qが形成されている。
ちなみに、この加熱装置Dにおいては、制御装置Mが、各管状ガスバーナBについて、燃焼を開始させる際には、先ず、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給を停止した状態で、電気ヒータ5の加熱作動を開始させ、その後、燃焼空間の温度がガス燃料の発火温度よりも高い設定燃焼開始温度以上になると、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給を開始させることになる。
具体的には、燃焼開始指令が指令されると、電気ヒータ5に通電し、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給を開始させた後においては、温度センサ10にて検出される検出温度をガス燃料の発火温度よりも高い設定保炎用温度(例えば、800℃)に維持すべく、電気ヒータ5の通電量を変更制御する。
また、制御装置Mは、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給を開始させてから設定経過時間(例えば、30秒)が経過しても、電気ヒータ5の通電量が着火判別用設定値以下に減少しないときには、燃焼異常であると判別し、燃焼異常であると判別したときには、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給を停止し、かつ、前記電気ヒータ5の加熱作動を停止し、加えて、警報装置としての警報ランプ15を点灯作動(警報作動)させることになる。
尚、加熱装置Dには、加熱装置Dの全体の運転を管理する制御部が設けられており、複数の管状ガスバーナBの夫々に設けた温度センサ10の検出値が、断線等のトラブル発生により、規定範囲を外れる場合には、制御部が、複数の管状ガスバーナBの燃焼を停止し、かつ、警報装置を作動させるように構成されている。
尚、制御部は、複数の管状ガスバーナBへのガス燃料の供給を一挙に停止する元ガス弁を閉じ、かつ、複数の管状ガスバーナBの電気ヒータ5への通電を停止すべく、制御装置Mの通電を停止することによって、複数の管状ガスバーナBの燃焼を停止するように構成されている。
〔別実施形態〕
次に、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態においては、混合ガス供給部Kを、空気比が1.0未満の混合ガスを供給するように構成して、ブンゼン燃焼を行わせる形態を例示したが、混合ガス供給部Kを、空気比が1.0以上の混合ガスを供給するように構成して、全一次燃焼を行わせる形態で実施してもよい。
このように、全一次燃焼を行わせる場合には、一対の保炎用突出部Hのバーナ本体1からの突出高さを高くして、燃焼炎が一対の保炎用突出部Hの間の空間に収まる状態で燃焼させるようにする形態、つまり、一対の保炎用突出部Hの間の空間のみにて、燃焼空間を形成する形態で実施できる。
(2)上記実施形態においては、混合ガス供給部Kが、ガスノズル7が混合ガス供給管2にガス燃料Gを噴出するときに、エジェクタ作用によって、燃焼用空気Aを導入する形態に構成される場合を例示したが、混合ガス供給部Kを、燃焼用空気Aを送風する送風機、及び、燃焼用空気Aとガス燃料Gとを混合する混合器を備えさせて、強制通風式に構成してもよい。
このように、混合ガス供給部Kを強制通風式に構成する場合には、燃焼制御部としての制御装置Mは、最初に燃焼を開始するときには、ガス燃料Gの供給を停止した状態で、送風機からの空気をバーナ本体1に供給するプレパージを行うことになるものの、温度の制御のために燃焼を一時停止した後に再点火する場合等の再点火時においては、上述したプレパージを省略して、直ちに、電気ヒータ5の加熱作動を開始させて、燃焼空間の温度がガス燃料Gの発火温度よりも高い設定燃焼開始温度以上になると、混合ガス供給部Kからの混合ガスの供給を開始させることになる。
(3)上記実施形態においては、燃焼制御部としての制御装置Mが、リレーシーケンス回路を主要部として構成される場合を例示したが、例えば、マイクロコンピュータを用いて構成する等、制御装置Mの具体構成は各種変更できる。
(4)上記実施形態においては、一対の保炎用突出部Hが、バーナ本体1に一対の保炎板4を装着することによって構成される場合を例示したが、保炎用突出部Hの具体構成は各種変更できる。
例えば、バーナ本体1を、肉厚の大きなパイプ材にて形成し、そのバーナ本体1の周壁部の一部(例えば、上側部分)に、径方向内方に向けて凹入する4角状の凹溝を形成し、その凹溝の底部に、2列に並ぶ炎孔3を形成し、その凹溝の両側面を、一対の保炎用突出部Hとする形態で実施してもよい。
(5)上記実施形態においては、バーナ本体1が、円筒状のパイプを用いて構成される場合を例示した、バーナ本体1は、例えば、横断面形状が4角や6角のパイプ等、種々の形状のパイプを用いて構成できる。
(6)上記実施形態においては、2列に並ぶ炎孔3の夫々が、隣接する保炎用突出部Hに混合ガスを当て付けるように噴出する形態に形成される場合を例示したが、2列に並ぶ炎孔3の夫々を、保炎用突出部Hの突出方向と平行な方向に沿って混合ガスを噴出する形態に形成して実施してもよい。
(7)上記実施形態においては、管状ガスバーナBを、鍋等の加熱対象物20を下方より加熱する加熱装置Dに装備する場合を例示したが、本発明の管状ガスバーナBは、パン製造用のオーブンや塗装膜乾燥用の乾燥炉等、種々の用途に適用できるものである。
(8)上記実施形態では、設定燃焼開始温度や設定保炎用温度を、「工業用ガス燃焼設備の安全技術指標:社団法人日本ガス協会 平成21年1月」の記載内容に鑑みて、760℃よりも高い温度として、例えば、800℃に設定する場合を例示したが、設定燃焼開始温度や設定保炎用温度は、800℃よりも高い温度や低い温度に設定することができるものであり、要は、ガス燃料Gを的確に燃焼させることができる温度に設定すればよい。
1 バーナ本体
3 炎孔
5 電気ヒータ
11 温度検出センサ
H 保炎用突出部
K 混合ガス供給部
M 燃焼制御部
Q 二次空気流動用空間

Claims (4)

  1. 管状のバーナ本体と、当該バーナ本体の長手方向に沿って2列に並ぶ状態で前記バーナ本体の周壁部に形成される炎孔と、2列に並ぶ前記炎孔の両横側脇の夫々に分散して位置しかつ前記バーナ本体の外方に向けて突出する状態で設けられる一対の保炎用突出部と、ガス燃料と燃焼用空気との混合ガスを前記バーナ本体の内部に供給する混合ガス供給部と、2列に並ぶ前記炎孔の間に位置させる状態で前記一対の保炎用突出部の間の燃焼空間に設けられる棒状の電気ヒータと、前記燃焼空間の温度を検出する温度センサと、燃焼制御部と、が設けられ、
    前記燃焼制御部が、燃焼開始指令が指令されると、前記混合ガス供給部からの混合ガスの供給を停止した状態で、前記電気ヒータの加熱作動を開始させ、その後、前記温度センサにて検出される検出温度がガス燃料の発火温度よりも高い設定燃焼開始温度以上になると、前記混合ガス供給部からの混合ガスの供給を開始させるように構成されている管状ガスバーナであって、
    前記燃焼制御部が、前記燃焼開始指令が指令されると、前記電気ヒータに通電し、かつ、前記混合ガス供給部からの混合ガスの供給を開始させた後においては、前記温度センサにて検出される検出温度をガス燃料の前記発火温度よりも高い設定保炎用温度に維持すべく、前記電気ヒータの通電量を変更制御するように構成されている管状ガスバーナ。
  2. 前記燃焼制御部が、前記混合ガス供給部からの混合ガスの供給を開始させてから設定経過時間が経過した後において、前記電気ヒータの通電量が着火判別用設定値以下に減少しないときには、燃焼異常であると判別するように構成されている請求項1記載の管状ガスバーナ。
  3. 前記燃焼制御部が、前記燃焼異常であると判別したときには、前記混合ガス供給部からの混合ガスの供給を停止し、かつ、前記電気ヒータの加熱作動を停止するように構成されている請求項2記載の管状ガスバーナ。
  4. 前記燃焼制御部が、前記燃焼異常であると判別したときには、警報装置を警報作動させるように構成されている請求項2又は3に記載の管状ガスバーナ。
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