JP2017082474A - 水栓装置 - Google Patents

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貴文 井上
健司 城戸
Kenji Kido
健司 城戸
幸徳 窪園
Yukinori Kubozono
幸徳 窪園
村橋 利行
Toshiyuki Murahashi
利行 村橋
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Abstract

【課題】飲用水吐水部と機能水吐水部を有する水栓装置において、機能水を吐水することで水栓装置の周辺の機器を清潔に維持し、使用者が誤って機能水を飲んでしまうことを防止可能な水栓装置を提供する。【解決手段】飲用水吐水部12と機能水吐水部13とを有する水栓装置1であって、機能水吐水部13からの吐水に光を照射する光照射手段15をさらに備え、機能水吐水部13から機能水を吐水する機能水吐水モードを実行中にのみ、コントローラ40は光照射手段15に信号を送信し光を照射するように実行する。【選択図】図6

Description

本発明は、水栓装置に係り、特に機能水を吐出可能な水栓装置に関する発明である。
従来から、除菌機能を有する電解水などの機能水を吐水する水栓装置が知られている。特許文献1には、上記のような機能水を吐水することが可能な水栓装置が開示されている。
特開平11−241381
飲用可能な水を吐水する飲用水吐水部を有した水栓装置において、上記特許文献1のような飲用に不適な機能水を吐水する機能水吐水部を設けてしまうと、飲用水と機能水との区別がつかず、使用者が誤って機能水を飲んでしまう恐れがある。飲用水吐水部と機能水吐水部を近くに配置してしまうと使用者が誤って機能水を飲んでしまう可能性が格段に上がってしまう。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、飲用水吐水部と機能水吐水部を有する水栓装置において、機能水を吐水することで水栓装置の周辺の機器を清潔に維持し、使用者が誤って機能水を飲んでしまうことを防止可能な水栓装置を提供するものである。
上記目的を達成するための本発明においては、飲用水を吐水するための飲用水吐水部を有する飲用水吐水水栓と、飲用に不適な機能水を吐水するための機能水吐水部を有する機能水吐水水栓と、を備えた水周り機器であって、前記機能水吐水部からの吐水に光を照射する光照射手段と、前記光照射手段を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記機能水吐水部から機能水が吐水されている場合において、前記機能水吐水部から吐水される機能水に光を照射するよう前記光照射手段を制御することを特徴とする。
このような本発明によれば、水周り機器の飲用吐水部からの吐水で手洗いやうがいを行ったあと、手洗いやうがいで飛散した水が水周り機器に存在してしまうと菌が繁殖してしまうが、機能水吐水部から機能水を吐水することで菌の繁殖を抑制でき、水周り機器を清潔な状態に保つことができる。さらに、水周り機器に飲用水吐水部と機能水吐水部の両方を設けることで、使用者が機能水を飲用水と誤認し、誤って機能水を飲んでしまう恐れがあるが、機能水吐水部から機能水が吐水されている際に機能水吐水部から吐水される機能水に光を照射することで、飲用に不適な機能水が吐水されていることを使用者に認識させることができ、使用者が誤って機能水を飲んでしまうことを防止することができる。
本発明において、好ましくは、前記光照射手段は、前記機能水吐水水栓を正面から見た場合において、前記機能水吐水部の前方側もしくは後方側に設けたことを特徴とする。
このように構成された本発明においては、光照射手段を機能水吐水部の左右方向に配置してしまうと、左右方向の大きさが大きくなってしまい機能水吐水水栓や飲用水吐水水栓の下方で行われる洗浄動作時の機能水吐水水栓が邪魔になり、使用者が直視できる範囲が狭くなってしまうが、機能水吐水部の前後方向に配置することで左右方向において使用者が直視できる範囲が狭くなることを防止できる。
本発明において、好ましくは、前記機能水吐水部は、前記機能水吐水部から所定角度にて広がっていくように水滴を噴射することを特徴とする。
このように構成された本発明においては、機能水吐水部から所定角度に広がっていくように水滴を噴射することで、機能水が着水する領域を広くすることができ、清潔に保てる領域も広くすることができる。また、水滴を噴射することで、使用者は噴射されているか認識しづらくなるが、光照射手段によって光が照射されるため、機能水吐水が噴射されていることを認識することができる。
上記目的を達成するための本発明において、機能水を吐水可能な水栓装置であって、飲用水を吐水するための飲用水吐水部と、飲用に不適な機能水を吐水するための機能水吐水部と、前記機能水吐水部に機能水を供給する機能水供給部と、前記機能水供給部と前記機能水吐水部とをつなぐ機能水流路と、前記水栓装置を制御する制御部と、前記機能水吐水部からの吐水に光を照射する光照射手段と、を備え、前記制御部は、前記機能水吐水部から機能水を吐水する機能水吐水モードと、前記飲用水吐水部から飲用水を吐水する飲用水吐水モードと、を実行可能であり、さらに、前記制御部は、前記機能水吐水モードを実行中のみ前記機能水吐水部から吐水される機能水に光を照射するよう前記光照射手段を制御することを特徴とする。
このように構成された発明によれば、水栓装置の飲用吐水部からの吐水で手洗いやうがいを行ったあと、手洗いやうがいで飛散した水が水栓装置の周辺機器に存在してしまうと菌が繁殖してしまうが、機能水吐水部から機能水を吐水することで菌の繁殖を抑制でき、水栓装置の周辺機器を清潔な状態に保つことができる。さらに、水栓装置に飲用水吐水部と機能水吐水部の両方を設けることで、使用者が機能水を飲用水と誤認し、誤って機能水を飲んでしまう恐れがあるが、機能水吐水部から機能水が吐水されている際に機能水吐水部から吐水される機能水に光を照射することで、飲用に不適な機能水が吐水されていることを使用者に認識させることができ、使用者が誤って機能水を飲んでしまうことを防止することができる。
本発明において、好ましくは、前記光照射手段は、前記機能水吐水水栓を正面から見た場合において、前記機能水吐水部の前方側もしくは後方側に設けたことを特徴とする。
このように構成された本発明においては、光照射手段を機能水吐水部の左右方向に配置してしまうと、左右方向の大きさが大きくなってしまい水栓装置の下方で行われる洗浄動作時の水栓装置が邪魔になり、使用者が直視できる範囲が狭くなってしまうが、機能水吐水部の前後方向に配置することで左右方向において使用者が直視できる範囲が狭くなることを防止できる。
本発明において、好ましくは、前記機能水吐水部は、前記機能水吐水部から所定角度にて広がっていくように水滴を噴射することを特徴とする。
このように構成された本発明においては、機能水吐水部から所定角度に広がっていくように水滴を噴射することで、機能水が着水する領域を広くすることができ、清潔に保てる領域も広くすることができる。また、水滴を噴射することで、使用者は噴射されているか認識しづらくなるが、光照射手段によって光が照射されるため、機能水吐水が噴射されていることを認識することができる。
本発明によれば、飲用水吐水部と機能水吐水部を有する水栓装置において、機能水を吐水することで水栓装置の周辺の機器を清潔に維持し、使用者が誤って機能水を飲んでしまうことを防止可能な水栓装置を提供することができる。
本発明の実施形態による水栓装置を適用した手洗器を斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施形態による水栓装置の構成を具体的に説明するための図であり、図2(A)は、この水栓装置を斜め下方から見た斜視図であり、図2(B)は、この水栓装置を図2(A)中のIIB−IIB線に沿って見た断面図である。 本発明の実施形態による機能水吐水部の噴霧吐水の原理を説明するための、 この機能水吐水部の縦断面図である。 本発明の実施形態による機能水吐水部の吐水範囲と光照射手段の照射範囲との関係を説明するための、本発明の実施形態による水栓装置の断面図である。 本発明の実施形態による飲用水吐水部と機能水吐水部とセンサとの配置関係を説明するための、本発明の実施形態による水栓装置の断面図である。 本発明の実施形態による水栓装置の機能構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施形態による制御部のフローチャートである。
まず、図1は、本発明の実施形態による水栓装置を適用した手洗器を斜め上方から見た斜視図である。図1に示すように、手洗器5は、主に、人体などの被検知物の検知状態に応じて吐水と吐水の停止とを自動で行う水栓装置1と、この水栓装置1から吐水された水を受け止め、図示しない排水口から排水するボウル3と、を有する。
次に、図2乃至図6を参照して、本発明の実施形態による水栓装置の詳細について説明する。
図2は、本発明の実施形態による水栓装置の構成を具体的に説明するための図である。図2(A)は、本発明の実施形態による水栓装置を斜め下方から見た斜視図であり、図2(B)は、この水栓装置を図2(A)中のIIB−IIB線に沿って見た断面図である。ここでは、本実施形態による水栓装置1の吐水部付近の構成について主に説明する。
図2(A)に示すように、水栓装置1は、湾曲した管状部材である吐水管11を有する。この吐水管11の先端部には、図2(A)及び図2(B)に示すように、飲用水吐水口12aから泡沫吐水を行うように構成された飲用水吐水部12と、機能水吐水口13aから噴霧吐水(言い換えるとミスト吐水)を行うように構成された、ノズル状の機能水吐水部13と、被検知物を検知する、赤外線などを利用したセンサ14と、光を照射する光照射手段(LED(Light Emitting Diode))15と、が配設されている。具体的には、吐水管11の先端部には、上から下に向かって、センサ14、飲用水吐水口12a、光照射手段15、機能水吐水口13aの順に、これらが配設されている。また、吐水管11の内部には、飲用水吐水部12に接続されており、飲用水吐水部12に対して水を供給する飲用水流路17と、機能水吐水部13に接続されており、機能水吐水部13に対して機能水水を供給する機能水流路18と、が配設されている。
ここで、飲用水吐水部12は、泡沫吐水として、フィルタにより空気を混ぜて、吐出させる水流に泡を含ませた泡沫状の吐水を行う。他方で、機能水吐水部13は、噴霧吐水として、機能水吐水口13aから所定角度をもって水が広がっていくような、言い換えると機能水吐水口13aの断面積(径)よりも広い範囲に水が広がっていくような、霧状の吐水を行う。また、機能水吐水部13は、飲用水吐水部12よりも少ない流量で噴霧吐水すると共に、飲用水吐水部12よりも速い流速で噴霧吐水する。1つの例では、飲用水吐水部12は、毎分2リットルで水を泡沫吐水し、機能水吐水部13は、毎分0.3リットルで水を噴霧吐水する。
次に、図3を参照して、本実施形態による機能水吐水部13の噴霧吐水の原理について説明する。図3は、水の流れ方向に沿って見た、機能水吐水部13の縦断面図である。
図3に示すように、機能水吐水部13においては、上端部に設けられた機能水流入口13bから流入した水によって、内部流路13d内に直進流(矢印A11参照)が生じると共に、内部流路13dの上端部の外周面に形成されたスリット部13cから流入した水によって、内部流路13d内に旋回流(矢印A12参照)が生じる。このような直進流と旋回流との相乗効果によって、内部流路13dの下端部の1つの機能水吐水口13aから、フルコーン状に噴霧吐水が行われる。具体的には、機能水吐水口13aの断面積(径)よりも大きな範囲に広がって水が吐出される。この場合、機能水吐水口13aから吐出角度θにて水が広がって吐出される。上記した飲用水吐水部12による泡沫吐水では、飲用水吐水口12aの断面積(径)とほぼ同じ範囲にて水が吐出されるため、機能水吐水部13の機能水吐水口13aからの吐出角度θは、飲用水吐水部12の飲用水吐水口12aからの吐出角度よりも大きい。
次に、図4を参照して、本実施形態による機能水吐水部13の吐水範囲と光照射手段15の照射範囲との関係について説明する。図4は、図2(B)と同様の、本実施形態による水栓装置1の断面図である。
図4に示すように、本実施形態では、機能水吐水部13によって噴霧吐水された水の吐水範囲R11を光照射手段15からの光によって利用者に知らせるために、光照射手段15による光の照射範囲R12が、機能水吐水部13による吐水範囲R11とほぼ一致するように、光照射手段15の設置角度や光照射手段15の照射範囲を設定している。例えば、光照射手段15の中心軸線が機能水吐水部13の中心軸線とほぼ平行になるように、光照射手段15が配設されている。
次に、図5を参照して、本実施形態による飲用水吐水部12と機能水吐水部13とセンサ14との配置関係について説明する。図5は、図2(B)と同様の、本実施形態による水栓装置1の断面図である。
図5に示すように、本実施形態では、機能水吐水部13の機能水吐水口13aが、飲用水吐水部12の飲用水吐水口12aよりも後方側に配設され、飲用水吐水口12aからの水垂れが機能水吐水口13aにかからないようにしている。この場合、機能水吐水部13の機能水吐水口13aは、当該機能水吐水口13aから噴霧吐水された水が飲用水吐水部12の飲用水吐水口12aにかからないようにも配設されている。加えて、機能水吐水部13の機能水吐水口13aは、ボウル3の排水口付近(図5では図示せず)に向かって噴霧吐水するように配設されている。また、本実施形態では、人がそれほど奥にまで手を伸ばさなくてもセンサ14によって手が適切に検知されるように、センサ14が、機能水吐水部13の機能水吐水口13aよりも前方側に配設されている。言い換えると、機能水吐水口13aがセンサ14よりも後方側に配設されている。こうすることで、機能水吐水口13aから噴霧吐水された水が利用者の腕や体などの濡らしたくない部分にかかりにくくなる。
更に、本実施形態では、センサ14が機能水吐水部13の機能水吐水口13aから噴霧吐水された水を検知しないような、センサ14と機能水吐水部13との向きの関係を採用している。具体的には、センサ14の検知精度が、センサ14から離れていくほど低下するので、センサ14における被検知物の検知に関する検知方向A23に対応する指向範囲R13(センサ14の検知範囲を含む範囲であり、詳しくは検知範囲を前方に延長した範囲に相当する)が、機能水吐水部13の吐水範囲R11と前方側の離れた位置で交わるような、センサ14と機能水吐水部13との向きの関係を採用している。詳しくは、センサ14の検知方向A23が機能水吐水部13の吐水方向A22から離れていく方向に向くように、センサ14が配設されている。言い換えると、センサ14の検知方向A23に沿ったラインL13(典型的にはセンサ14の中心軸線に相当する)が、機能水吐水部13の機能水吐水口13aの中心から鉛直方向に延びるラインL12(典型的には機能水吐水部13の中心軸線に相当する)と前方側で交わらないように、センサ14が配設されている。
更に、本実施形態では、機能水吐水部13の機能水吐水口13aから噴霧吐水された水が利用者にかかりにくいような、飲用水吐水部12と機能水吐水部13との向きの関係を採用している。具体的には、飲用水吐水部12の吐水方向A21と機能水吐水部13の吐水方向A22とが互いに離れていく方向に向くように、飲用水吐水部12及び機能水吐水部13のそれぞれが配設されている。言い換えると、飲用水吐水部12の飲用水吐水口12aの中心から鉛直方向に延びるラインL11(典型的には飲用水吐水部12の中心軸線に相当する)と、機能水吐水部13の機能水吐水口13aの中心から鉛直方向に延びるラインL12(典型的には機能水吐水部13の中心軸線に相当する)とが前方側で交わらないように、飲用水吐水部12及び機能水吐水部13のそれぞれが配設されている。
次に、図6を参照して、本発明の実施形態による水栓装置の機能構成について説明する。図6は、本発明の実施形態による水栓装置の機能構成を概略的に示すブロック図である。
図6に示すように、本実施形態による水栓装置1は、上記した飲用水流路17及び機能水流路18(図2等参照)の両方の上流側に共通流路21が接続されている。この共通流路21には、一般的な水道水(都市水)などの通常の水(本明細書では、この水を電解水と区別するために適宜「通常水」と表記する。)が供給される。共通流路21上には、上流側から順に、共通流路21における通常水の流通を遮断するための止水栓22、通常水に混ざり込んだ異物などを取り除くフィルタ23、二次側の流量を一定に保つ定流量弁24が設けられており、共通流路21の下流端において飲用水流路17と機能水流路18とに分岐している。
飲用水流路17には、開閉することにより、当該飲用水流路17における通常水の流通と遮断とを切り替える第1の電磁弁25が設けられている。この第1の電磁弁25が開弁している場合には、飲用水流路17に通常水が流れて、飲用水流路17の下流端に接続された飲用水吐水部12から通常水が泡沫吐水される。
他方で、機能水流路18には、上流側から順に、第2の電磁弁28、調圧弁29、安全弁30、逆止弁35、電解槽37(機能水供給部)が設けられている。第2の電磁弁28は、開閉することにより、機能水流路18における通常水の流通と遮断とを切り替える。この第2の電磁弁28が開弁している場合には、機能水流路18に通常水が流れて、機能水流路18の下流端に接続された機能水吐水部13から噴霧吐水が行われる。調圧弁29は、水圧を所望の圧力(噴霧吐水を行うのに適した圧力)に調節する弁である。安全弁30は、機能水流路18内の圧力が所定圧以上となった場合(例えば機能水吐水口13aが塞がれて機能水流路18の圧力が急上昇した場合)に開弁し、機能水流路18内の水をバイパス流路31を介して飲用水流路17に流して、機能水流路18内の圧力を減圧させる弁である。逆止弁35は、水の逆流を防止する弁である。電解槽37は、通電されることにより、通常水を電気分解して電解水を生成する。なお、電解槽37の下流側に、フィルタを更に設けてもよい。
また、水栓装置1は、水栓装置1内の構成部を制御するコントローラ40(制御部)40を更に有する。制御部は、AC電源39からの電力によって作動すると共に、AC電源39の電力を、センサ14、光照射手段15、第1の電磁弁25、第2の電磁弁28、及び電解槽37のそれぞれに供給する制御を行う。具体的には、コントローラ40は、センサ14による被検知物の検知状態を示すセンサ信号を取得し、このセンサ信号に基づいて、光照射手段15のオン/オフを切り替える制御、第1の電磁弁25の開閉を切り替える制御、第2の電磁弁28の開閉を切り替える制御、及び、電解槽37による電解水の生成の実行/停止を切り替える制御を行う。
ここで、電解槽37によって生成される機能水について説明する。
本実施形態で用いる機能水としては、電気分解によって得られる除菌機能を有する水であれば何でもよい。機能水の代表的なものとして次亜塩素酸を含有する機能水が挙げられる。一般に上水又は中水は塩素イオンを含有するため、電気分解により遊離塩素が生成される。遊離塩素は、酸性では次亜塩素酸(HClO)として存在し、この形態ではアルカリ性での存在形態である次亜塩素酸イオン(ClO - )と比較して約10倍殺菌力が強い。また、中性でもその中間程度の強力な殺菌力が得られる。従って、連続式電気分解槽で電気分解された水は、強力な殺菌力を有する殺菌水となっている。
上述したように一般的に利用されている上水又は中水は塩素イオンを含有しているが、塩素イオン濃度が低い地域で利用する場合や、強力な殺菌作用が必要な場合には、食塩などの塩化物を添加することで塩素イオンを補うことができる。
塩素発生に用いられる電極としては、導電性基材に塩素発生用触媒を担持したものか、塩素発生用触媒からなる導電性材料が利用される。塩素発生用触媒の種類により、例えば、フェライト等の鉄系電極、パラジウム系電極、ルテニウム系電極、イリジウム系電極、白金系電極、ルテニウム−スズ系電極、パラジウム−白金系電極、イリジウム−白金系電極、ルテニウム−白金系電極、イリジウム−白金−タンタル系電極等がある。導電性基材に塩素発生用触媒を担持したものは、構造を担う基材部を安価なチタン、ステンレス等の材料で構成できるので、製造コスト上有利である。
塩素以外に、ハロゲンイオンを含有する水を電気分解することによって得られる次亜ハロゲン酸であってもよい。
その他の機能水としては、電極として銀を利用することで得られる銀イオン水を挙げることができる。銀イオンは、細菌の細胞膜にある酵素に吸着し、酵素の作用を阻害するため、細菌が生命維持できなくなると言われている。接触する基材表面をコートする作用もあり、細菌が基材表面で繁殖しにくくなる。銀イオンは基材表面をコートして、細菌の付着を防ぐことができ、かつ殺菌力を有しているため、基材表面での細菌の増殖を効果的に抑制できる。その際、排水トラップの置換率を高める洗浄方法と組み合わせることで、長期間、排水口のぬめりや匂いを抑制することが可能となる。
その他、特に電気分解用の電極として二酸化鉛(β型)を用いることにより陽極側で酸素の発生と共に高濃度のオゾンを発生させるオゾン水など、様々な種類の機能水を好適に用いることが可能である。
更に、機能水以外の除菌水としては、各種の除菌成分を溶解させた水溶液が挙げられる。溶解される除菌成分としては、固体、液体、気体の何れを用いてもよい。液体の除菌成分を用いる場合には、例えば、エタノールや、イソプロパノールなどのアルコール類や、過酸化水素などを適用すればよい。また、気体の除菌成分を用いる場合には、例えば、オゾンを微細気泡として水中に溶解させることでオゾン水を作り出せばよい。また、固体の除菌成分を用いる場合には、例えば次亜塩素酸ナトリウムなどを適用すればよい。
ここで、本明細書においては、「除菌」の文言は、菌を減らす意味だけでなく(この場合、菌を除去して減らす意味だけなく、菌を殺して減らす意味も含まれる)、菌を減らさないまでも菌の増殖を抑制する意味も含む広義の概念として用いている。本発明における「機能水」は、このような意味での除菌機能を、所定の処理によって通常の水に対して付加した水を意味するものとする。
次に、図7を参照して本発明の実施形態においてコントローラ40によって実行される制御について具体的に説明する。
コントローラ40は、センサ14からの信号を受け取ると、飲用水吐水部12から吐水を開始する飲用水吐水モードと機能水吐水部13から機能水を吐水する機能水吐水モードを実行する。
図7(A)は機能水吐水モード時のフローチャートである。
コントローラ40は、機能水吐水モードが開始されると、光照射手段15によって光照射を開始する。その後、電解槽37にて電解を開始し機能水を生成するとともに第2の電磁弁28を開ける(すなわち機能水吐水部13から機能水の吐水が開始される)。機能水吐水部13から機能水の吐水が開始されてから所定時間が経過するまでは、光照射開始に戻る。機能水吐水部13から機能水の吐水が開始されてから所定時間が経過すると光照射手段15の光照射が終了し、さらに電解槽37での電解を終了し、第2の電磁弁28を閉じる(すなわち機能水吐水部13からの機能水の吐水が終了する)。
図7(B)は、飲用水吐水モード時のフローチャートである。
コントローラ40は、飲用水吐水モードが開始されると、第1の電磁弁25を開ける(すなわち、飲用水吐水部12から飲用水の吐水が開始される)。飲用水吐水部12から飲用水の吐水が開始されてから所定時間経過するまでは、第1の電磁弁25を開けた状態を維持する。飲用水吐水部12から飲用水の吐水が開始されてから所定時間経過すると、第1の電磁弁25を閉じる(すなわち飲用水吐水部12から飲用水の吐水が終了する)。
このように、機能水吐水モードを実行中にのみ、光照射手段15から光を照射することで飲用に不適な機能水が吐水されていることを認識することができ、誤って機能水を飲んでしまうことを防止できる。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施形態に関して、当業者が適宜設計変更をくわえたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、水栓装置1については、自動で吐止水する自動水栓装置を実施形態に挙げたが、使用者が使用する度に操作する水栓装置であってもよい。
また、飲用水吐水部12と機能水吐水部13とを有する1つの水栓装置1を実施形態に挙げたが、飲用水吐水部12を有する水栓装置と飲用水吐水部12を有する水栓装置とは別の水栓装置に機能水吐水部13を設けてもよい。すなわち、飲用水吐水部12と機能水吐水部13とを有する1の水栓装置だけでなく、別々の水栓装置の形態も本発明の範囲に包含される。
なお、本発明における「飲用に不適」の意味するところとしては、飲用を推奨しない程度でよく、必ずしも飲用することで直ちに健康被害を生じることを意味しない。
1 水栓装置
3 ボウル
5 手洗器
11 吐水管
12 飲用水吐水部
12a 飲用水吐水口
13 機能水吐水部
13a 機能水吐水口
14 センサ
15 光照射手段(LED)
17 飲用水流路
18 機能水流路
21 共通流路
25 第1の電磁弁
28 第2の電磁弁
37 電解槽(機能水供給部)
40 コントローラ(制御部)

Claims (3)

  1. 機能水を吐水可能な水栓装置であって、
    飲用水を吐水するための飲用水吐水部と
    飲用に不適な機能水を吐水するための機能水吐水部と、
    前記機能水吐水部に機能水を供給する機能水供給部と、
    前記機能水供給部と前記機能水吐水部とをつなぐ機能水流路と、
    前記水栓装置を制御する制御部と、
    前記機能水吐水部からの吐水に光を照射する光照射手段と、を備え、
    前記制御部は、前記機能水吐水部から機能水を吐水する機能水吐水モードと、
    前記飲用水吐水部から飲用水を吐水する飲用水吐水モードと、を実行可能であり、
    さらに、前記制御部は、前記機能水吐水モードを実行中のみ前記機能水吐水部から吐水される機能水に光を照射するよう前記光照射手段を制御することを特徴とする水栓装置。
  2. 前記光照射手段は、前記水栓装置を正面から見た場合において、前記機能水吐水部の前方側もしくは後方側に設けたことを特徴とする請求項1に記載の水栓装置。
  3. 前記機能水吐水部は、前記機能水吐水部から所定角度にて広がっていくように水滴を噴射することを特徴とする請求項2に記載の水栓装置。
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