JP2017081634A - 容器 - Google Patents

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水嶋 博
Hiroshi Mizushima
水嶋  博
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Abstract

【課題】収納部のデットスペースを有効活用できかつ取り出し易い容器を提供する。【解決手段】底壁部13と底壁部13の周縁から立ち上がる周壁部14とを有し、上部に開口部Sが区画、形成された容器本体11と、開口部Sを覆う蓋体12と、を備える容器であって、容器本体11および蓋体12の少なくとも一方は、揺動自在に一体連結されるとともに引き起こしにより容器の吊り下げを可能とする吊下げ部23を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、底壁部と該底壁部の周縁から立ち上がる周壁部とを有し、上部に開口部が区画、形成された容器本体と、前記開口部を覆う蓋体と、を備える容器に関する。
この種の容器としては特許文献1に記載されたものがあり、バターやマーガリン、クリームチーズ等の食品、あるいはウエットティシュ、洗剤等を入れる容器として広く使用されている。
特開2003−252358号公報
例えば、バターやマーガリン、クリームチーズ等の食品は冷蔵庫内で保存する必要がある。冷蔵庫内には通常、庫内空間を複数段に仕切るトレイや引出しケース等が設けられ、異なる大きさのものを収容できるようになっている。しかしながら、上記容器の場合、底面を下にして載置する収納方法に限られるため整理整頓には工夫が必要となり、また、容器の上に別のものを積み重ねて収納した場合には当該容器を取り出すのが煩雑であり時間も要する。また、このような問題は食品用の容器に限ったことではなく、限られたスペースに効率よくかつ取り出し易く収納するのは容易なことではない。
それゆえ、本発明は収納部のデットスペースを有効活用できかつ取り出し易い容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の容器は、底壁部と該底壁部の周縁から立ち上がる周壁部とを有し、上部に開口部が区画、形成された容器本体と、前記開口部を覆う蓋体と、を備える容器であって、前記容器本体および前記蓋体の少なくとも一方に、揺動自在に一体連結されるとともに引き起こしにより容器の吊り下げを可能とする吊下げ部を設けたことを特徴とするものである。
なお、本発明の容器にあっては、前記吊下げ部はその傾倒姿勢にて容器本体または蓋体の外面に対して面一であることが好ましい。
さらに、本発明の容器にあっては、前記吊下げ部は、前記蓋体に設けられており、該吊下げ部はその引き起こし姿勢にて蓋体の自立を可能とする剛性を有することが好ましい。
さらに、本発明の容器にあっては、前記吊下げ部の傾倒姿勢にて該吊下げ部に係合し、該姿勢を保持する係合部を有することが好ましい。
さらに、本発明の容器にあっては、前記容器本体および前記蓋体の少なくとも一方は外面にインモールドラベルが設けられており、前記吊下げ部は該インモールドラベルの一部によって形成されていることが好ましい。
さらに、本発明の容器にあっては、前記吊下げ部は、前記容器本体または前記蓋体を構成する壁部の一部によって形成されており、当該容器は、前記容器本体または前記蓋体の内面に被着され、前記吊下げ部の形成に伴い形成される壁部の開口をシールするインモールドラベルを有することが好ましい。
加えて、本発明の容器にあっては、前記インモールドラベルは、前記吊下げ部に対応する部分を除く周縁部分が前記容器本体または前記蓋体の内面に接着されていることが好ましい。
本発明によれば、容器本体および蓋体の少なくとも一方に、引き起こし可能な吊下げ部を設けたことにより、この吊下げ部を冷蔵庫や壁等に設けられたフック等に引っ掛けて容器を吊り下げ状態で収納することができる。したがって、冷蔵庫等の収納部のデットスペースを有効に活用することができるとともに、容器10の取り出しも楽である。
本発明に従う一実施形態の容器を示す斜視図である。 図1に示す容器において、吊下げ部を引き上げるとともに蓋体を取り外した様子を示す斜視図である。 図1および図2に示す容器において、吊下げ部をスタンドとして利用し蓋体を自立させた様子を示す断面図である。 本発明に従う他の実施形態の容器を示す斜視図である。 図4に示す容器において、吊下げ部をスタンドとして利用し蓋体を自立させた様子を示す断面図である。 本発明に従うさらに他の実施形態の容器を示し、(a)は斜視図、(b)は図6(a)中のA−A線に沿う断面図である。 本発明に従うさらに他の実施形態の容器を示し、(a)は斜視図、(b)は図7(a)中のB−B線に沿う断面図である。 図7に示した容器において、蓋体を裏面(内面)側から示した斜視図である。 本発明に従うさらに他の実施形態の容器を示す斜視図である。 本発明に従うさらに他の実施形態の容器を示す斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。ここで、図1は、本発明に従う一実施形態の容器を示す斜視図であり、図2は図1に示す容器において、吊下げ部を引き上げるとともに蓋体を取り外した様子を示す斜視図であり、図3は図1および図2に示す容器において、吊下げ部をスタンドとして蓋体を自立させた様子を示す断面図である。
本実施形態の容器10は、図1に示すように、偏平箱型の容器本体11と、この容器本体に被さる蓋体12とを備えており、これらの各構成部材には、ポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性合樹脂が用いられ、射出成型等により成形される。この容器10では、内容物として、例えばバターやマーガリン、クリームチーズ等のペースト体(半固形物)や粉状体、粒状体、液状体を収容する。
容器本体11は、図2に示すように、底壁部13と該底壁部13の周縁から立ち上がる周壁部14とを有し、内側に内容物の収容空間Mを区画、形成し、上面に広口の開口部Sを有する。本例では、周壁部14は底壁部13に沿う断面形状が角の丸い略矩形または略楕円形であり、容器本体11上面の開口部Sも同様に角の丸い略矩形または略楕円形であるが、容器本体11の形状はこれに限定されず、矩形、円形または多角形であってもよい。
周壁部14の上部外面には全周に亘ってフランジ状の鍔部16が形成されている。鍔部16の上面には蓋体12が嵌合される嵌合壁17が上方に突設されている。嵌合壁17外面には全周に亘ってまたは間欠的に嵌合リブ19が形成されている。なお、嵌合壁17を省略し、蓋体12を鍔部16の外縁に直接嵌合させるようにしてもよい。
蓋体12は容器本体11の開口部Sを覆う天板21と該天板21の周縁から下方に延びる垂下壁22とを有している。垂下壁22の内面には容器本体11の嵌合壁17外面の嵌合リブ19に嵌合して蓋体12の閉塞状態を保持する嵌合リブ(図示省略)が全周に亘ってまたは間欠的に形成されている。
蓋体12の一方の短辺側には、天板21上面の周縁手前から垂下壁22に跨るように、蓋体12の略半分程の厚みの小片状の吊下げ部23が設けられており、この吊下げ部23はヒンジ24を介して揺動(傾倒および引き起こし)可能に蓋体12に片持ち支持されている。吊下げ部23は、本例では中央に吊下げ用の孔23aが形成された輪状の形態であるが、これに限らずフック状のものでもよい。なお、吊下げ部23は、容器本体11に設けてもよく、あるいは蓋体12および容器本体11の両方に設けてもよい。
蓋体12の天板21上面および垂下壁22外面の、吊下げ部23に対応する領域は局所的に減肉され、吊下げ部23の傾倒姿勢にて該吊下げ部23を収める凹部25が形成されている。凹部25は、図1に示すように吊下げ部23を収めた状態にて吊下げ部23の上面が天板22上面と面一となる深さとするのが好ましい。また、凹部25中央には、図2に示すように、吊下げ部23の傾倒姿勢にて吊下げ用の孔23aに嵌まり込み当該傾倒姿勢を保持する、係合部としての嵌合凸部26が突設されている。これらの吊下げ部23、凹部25および嵌合凸部26は蓋体12の射出成型と同時に成形することができる。
本実施形態の容器10によれば、容器本体11には上述のようなバターやマーガリン等の内容物を入れることができ、容器本体11の開口部Sに蓋体12を被せて閉蓋すると蓋体12の垂下壁22が容器本体11の嵌合壁17に嵌合され、容器10は密閉状態は保持される。容器10を冷蔵庫等に収納する場合、吊下げ部23が凹部25内に収められたままにすることで、容器10の上にさらに別のものを置くこともできるが、図2に示すように、吊下げ部23を引き起こすことで、冷蔵庫の側壁等に設けられたフック等に吊下げ部23を引っ掛けて容器10を吊り下げることができ、冷蔵庫等の収納部のデットスペースを有効に活用することができるとともに、容器10の取り出しも楽である。
また、蓋体12を容器本体11から取り外す際には、吊下げ部23をそのまま摘みとして利用することができ、従来、滑り易く難しかった蓋体の取り外し作業を、指掛かりとなる吊下げ部(摘み)23によって容易に行うことができる。また、吊下げ部23を蓋体12の射出成型時に一緒に成形することで、吊下げ部23に十分な厚み、つまり剛性を付与することができるので、図3に示すように、引き起こされた吊下げ部23を蓋体12を自立させるスタンドとして用いることができ、蓋体12の下面に内容物が付着している場合でもテーブル等を汚す心配がない。
次いで、本発明に従う他の実施形態の容器について図4および図5を参照して説明する。なお、容器本体および蓋体の基本的な構造は先の実施形態のものと同じであるため、同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
図4に示すように、本実施形態の容器30では、蓋体12の天板21に外周縁に沿う周方向スリット31が略半周に亘って形成されており、蓋体12の垂下壁22の一部(図4において手前側の略半周部分)が天板21から分離されている。また、垂下壁22の、周方向スリット31の両終端位置には縦スリット32が形成されており、垂下壁22の上記一部(略半周部分)は垂下壁22から分離されている。垂下壁22の分離された部分は、周方向スリット31と縦スリット32の間の部分に形成されたヒンジ35、36を介して揺動可能に蓋体12に連結、支持されて、吊下げ部33を構成する。
吊下げ部33は、その傾倒姿勢では容器本体11の嵌合壁17に嵌合され、この状態において吊下げ部33の上辺部33aは蓋体12の天板21上面と面一となる。吊下げ部33の前面中央には吊下げ部33を引き起こす際の指掛かりとなる凹部37が形成されている。
本実施形態の容器30によれば、容器30を冷蔵庫等に収納する場合、吊下げ部33を容器本体11の嵌合壁17に嵌合させておくことで、容器30の上にさらに別のものを置くこともできるが、図4に破線で示すように、吊下げ部33を引き起こすことで、冷蔵庫の側壁等に設けられたフック等に吊下げ部33を引っ掛けて容器30を吊り下げることができ、冷蔵庫等の収納部のデットスペースを有効に活用することができるとともに、容器30の取り出しも楽である。
また、蓋体12を容器本体11から取り外す際には、吊下げ部33をそのまま摘みとして利用することができ、従来、滑り易く難しかった蓋体の取り外し作業を、指掛かりとなる吊下げ部(摘み)33によって容易に行うことができる。また、吊下げ部33を蓋体12の射出成型時に一緒に成形することで、吊下げ部33に十分な厚み、つまり剛性を付与することができるので、図5に示すように、引き起こされた吊下げ部33を蓋体12を自立させるスタンドとして用いることができ、蓋体12の下面に内容物が付着している場合でもテーブル等を汚す心配がない。
次いで、本発明に従うさらに他の実施形態の容器について図6を参照して説明する。なお、容器本体および蓋体の基本的な構造は先の実施形態のものと同じであるため、同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
図6(a)に示すように、本実施形態の容器40では、蓋体12の外面(天板21上面)にインモールドラベル41が被設され、該インモールドラベル41の一部によって略C字薄帯状の吊下げ部43が形成されている。吊下げ部43の両端部(ヒンジ)43a、43bはインモールドラベル41の他の部分に一体的に繋がり、支持されている。
このような吊下げ部43は、図6(b)に示すように、蓋体12に外装されるラベル41に吊下げ部43の輪郭に沿った切り込み44またはミシン目を予め形成するとともに、該ラベル41の下面に吊下げ部43となる部分を除いて接着剤層45を形成し、これをインサート材として金型キャビティの金型面に吸着セットし、金型キャビティ内に溶融樹脂を射出、充填することにより、蓋体12を成形すると同時にラベル41を貼着することで製作することができる。インモールドラベル41からなる吊下げ部43は、天板21の外面には接着されていないため天板21から引き剥がすことができるが、両端部(ヒンジ)43a、43bにおいてインモールドラベル41の他の部分に繋がっているため蓋体12に保持されている。
インモールドラベル41の材料としては特に限定はなく、ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂フィルムを用いることができる。
本実施形態の容器40によれば、容器40を冷蔵庫等に収納する場合、吊下げ部43がインモールドラベル41の一部によって形成されて蓋体12の外面はフラットであり、容器40の上にさらに別のものを置くこともできるが、図6(a)に示すように、吊下げ部43を引き上げることで、冷蔵庫の側壁等に設けられたフック等に吊下げ部43を引っ掛けて容器40を吊り下げることができ、冷蔵庫等の収納部のデットスペースを有効に活用することができるとともに、容器40の取り出しも楽である。
また、蓋体12を容器本体11から取り外す際には、吊下げ部43をそのまま摘みとして利用することができ、従来、滑り易く難しかった蓋体の取り外し作業を、指掛かりとなる吊下げ部(摘み)43によって容易に行うことができる。さらに、吊下げ部43を肉厚に形成することで、引き起こされた吊下げ部43を蓋体12を自立させるスタンドとして用いることができ、蓋体12の下面に内容物が付着している場合でもテーブル等を汚す心配がない。
図7は、本発明に従うさらに他の実施形態の容器を示している。容器本体および蓋体の基本的な構造は先の実施形態のものと同じであるため、同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
図7(a)に示すように、本実施形態の容器50は、蓋体12の天板21の一部によって略C字帯状の吊下げ部53が形成されている。吊下げ部53はその両端部においてヒンジ54、55を介して天板21に一体的に繋がり、支持されている。吊下げ部53と天板21との間にはヒンジ54、55の箇所を除いて吊下げ部53の輪郭を形成するスリット56、57(図7(b))が形成されていて、吊下げ部53は天板21から分離されるとともにヒンジ54、55を介して揺動(引き起こしおよび傾倒)可能である。吊下げ部53の傾倒姿勢では、吊下げ部53の上面は天板21の上面と面一である。
また、図7(b)および図8に示すように、蓋体12の裏面(内面)には、吊下げ部53およびスリット56、57を囲むようにインモールドラベル58が貼着されており、容器50の内部は密封されている。インモールドラベル58の周縁上面(天板21の裏面と向き合う面)には接着剤層59が形成され天板21裏面に接着されているが、インモールドラベル58の、吊下げ部53に対向する上面部分には接着剤層59は形成されていないため、吊下げ部53はインモールドラベル58から剥離可能である。インモールドラベル58の材料としては特に限定はなく、ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂フィルムを用いることができる。
本実施形態の容器50によれば、吊下げ部53は天板21の一部によって形成されていて天板21上面はフラットであるため、容器50を冷蔵庫等に収納する場合、吊下げ部53を傾倒させることで、容器50の上に別のものを置くこともできるが、図7(a)に示すように、吊下げ部53を引き起こすことで、冷蔵庫の側壁等に設けられたフック等に吊下げ部53を引っ掛けて容器50を吊り下げることができ、冷蔵庫等の収納部のデットスペースを有効に活用することができるとともに、容器50の取り出しも楽である。
また、蓋体12を容器本体11から取り外す際には、吊下げ部53をそのまま摘みとして利用することができ、従来、滑り易く難しかった蓋体の取り外し作業を、指掛かりとなる吊下げ部(摘み)53によって容易に行うことができる。また、吊下げ部53は蓋体12の射出成型時に一緒に成形されるため、吊下げ部53に十分な厚み、つまり剛性を付与することができるので、引き起こされた吊下げ部53を蓋体12を自立させるスタンド(図示は省略するが、図3や図5と同様に使用することができる)として用いることができ、蓋体12の下面に内容物が付着している場合でもテーブル等を汚す心配がない。
さらに、蓋体12の裏面の、吊下げ部53が形成された箇所を囲むようにインモールドラベル58が被設されているため、容器50内を密封することができる。
図9は、本発明に従うさらに他の実施形態の容器を示している。容器本体および蓋体の基本的な構造は先の実施形態のものと同じであるため、同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
本実施形態の容器70では、吊下げ部73は容器本体11の周壁部14の短辺側部分に設けられている。吊下げ部73は略U字形であり、その両端部においてヒンジ74、75を介して容器本体11の周壁部14下端または底壁部13に一体に連結されている。吊下げ部73はその傾倒姿勢において周壁部14に設けられた対応するU字形の凹部76内に収められ、周壁部14の外面に対して面一となる。また、この状態において吊下げ部73は、U字形の凹部76の内側で突出する、係合部としての嵌合凸部77に嵌合して当該傾倒姿勢は維持される。
本例では、図1に示した例と同様に吊下げ部73は周壁部14に設けられた対応するU字形の凹部76および嵌合凸部77とともに容器本体11の射出成型時に同時に成形されるが、これに限らず、図6で示した例に倣って、容器本体11の周壁部14外面にインモールドラベルを被着し、このインモールドラベルの一部によって吊下げ部73を形成してもよい。あるいは、図7および図8で示した例に倣って、吊下げ部73を容器本体11の周壁部14の一部によって形成するとともに、吊下げ部73の形成に伴い周壁部14に形成された開口を裏側からインモールドラベルでシールするようにしてもよい。
本実施形態の容器70によれば、冷蔵庫の側壁等に設けられたフック等に吊下げ部73を引っ掛けて容器70を吊り下げることができ、冷蔵庫等の収納部のデットスペースを有効に活用することができるとともに、容器70の取り出しも楽である。また、吊下げ部73は容器本体11に設けられているため、蓋体12の装飾可能な部位が限定されることもない。また、蓋体12を取り外す際には、容器本体11の吊下げ部73を押えとして使用することで、蓋体12の取り外し作業を安定して行うことができる。
図10は、本発明に従うさらに他の実施形態の容器を示している。容器本体および蓋体の基本的な構造は先の実施形態のものと同じであるため、同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
図10に示すように、本実施形態の容器80では、第1の吊下げ部83Aは容器本体11の周壁部14の短辺側部分に設けられている。第1の吊下げ部83Aは略U字形であり、その両端部においてヒンジ84、85を介して容器本体11の周壁部14の上端部に一体に連結されている。第1の吊下げ部83Aはその傾倒姿勢において周壁部14に設けられた対応するU字形の凹部86内に収められ、周壁部14の外面に対して面一となる。また、この状態において第1の吊下げ部83Aは、U字形の凹部86の内側で突出する、係合部としての嵌合凸部87に嵌合して当該傾倒姿勢は維持される。
本例では、第1の吊下げ部83Aは、図1に示した例と同様に周壁部14に設けられた対応するU字形の凹部86および嵌合凸部87とともに容器本体11の射出成型時に同時に成形されるが、これに限らず、図6で示した例に倣って、容器本体11の周壁部14外面にインモールドラベルを被着し、このインモールドラベルの一部によって第1の吊下げ部83Aを形成してもよい。あるいは、図7および図8で示した例に倣って、第1の吊下げ部83Aを容器本体11の周壁部14の一部によって形成するとともに、第1の吊下げ部83Aの形成に伴い周壁部14に形成される開口を裏側からインモールドラベルでシールするようにしてもよい。
また、本例では、図10に示すように、蓋体12側にも第2の吊下げ部83Bが設けられている。第2の吊下げ部83Bは天板21周縁の手前から垂下壁22に跨るように略U字形に形成されていて、両端のヒンジ91、92を介して蓋体12に一体に連結されている。
本例では、図1に示した例と同様に第2の吊下げ部83Bは蓋体12に設けられた対応するU字形の凹部93および嵌合凸部94とともに蓋体12の射出成型時に同時に成形されるが、これに限らず、図6で示した例のように、蓋体12の外面にインモールドラベルを被着し、このインモールドラベルの一部によって第2の吊下げ部83Bを形成してもよい。あるいは、図7および図8で示した例のように、第2の吊下げ部83Bを蓋体12の一部によって形成するとともに、第2の吊下げ部83Bの形成に伴い天板21および垂下壁22に形成される開口を裏側からインモールドラベルでシールするようにしてもよい。
本実施形態の容器80によれば、冷蔵庫の側壁等に設けられたフック等に第1および第2の吊下げ部83A、83Bを引っ掛けて容器80を吊り下げることができ、冷蔵庫のデットスペースを有効に活用することができるとともに、容器80の取り出しも楽である。また、容器本体および蓋体の双方に吊下げ部83A、83Bが設けられているため、重量の重い内容物を収納した容器80も確実に吊り下げ収納することができる。また、蓋体12を容器本体11から取り外す際には、第2の吊下げ部83Bをそのまま摘みとして利用することができ、従来、滑り易く難しかった蓋体の取り外し作業を、指掛かりとなる吊下げ部(摘み)83Bによって容易に行うことができる。この際、容器本体11における第1の吊下げ部83Aは押えとして使用することで蓋体12の取り外し作業を安定して行うことができる。さらに、蓋体12における第2の吊下げ部83Bを蓋体12を自立させるスタンドとして用いることもでき、蓋体12の下面に内容物が付着している場合でもテーブル等を汚す心配がない。
以上、図示例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態のものに限定されず、特許請求の範囲の記載内で適宜変更、修正が可能である。例えば、上記実施形態では、吊下げ部は、容器の短辺側に設けられているが、長辺側に設けてもよく、あるいは短辺側および長辺側の両方にそれぞれ吊下げ部を設けるようにしてもよい。
かくして本発明により、収納部のデットスペースを有効活用できかつ取り出し易い容器を提供することが可能になった。
10、30、40、50、70、80 容器
11 容器本体
12 蓋体
13 底壁部
14 周壁部
16 鍔部
17 嵌合壁
21 天板
22 垂下壁
23、33、43、53、73、83A、83B 吊下げ部
24、35、36、54、55、74、75、84、85、91、92 ヒンジ
25 凹部
26、77、87、94 嵌合凸部(係合部)
31 周方向スリット
32 縦スリット
41、58 インモールドラベル
56、57 スリット
76、86、93 凹部
M 収容空間
S 開口部

Claims (7)

  1. 底壁部と該底壁部の周縁から立ち上がる周壁部とを有し、上部に開口部が区画、形成された容器本体と、前記開口部を覆う蓋体と、を備える容器であって、
    前記容器本体および前記蓋体の少なくとも一方に、揺動自在に一体連結されるとともに引き起こしにより容器の吊り下げを可能とする吊下げ部を設けたことを特徴とする容器。
  2. 前記吊下げ部はその傾倒姿勢にて容器本体または蓋体の外面に対して面一である、請求項1に記載の容器。
  3. 前記吊下げ部は、前記蓋体に設けられており、該吊下げ部はその引き起こし姿勢にて蓋体の自立を可能とする剛性を有する、請求項1または2に記載の容器。
  4. 前記吊下げ部の傾倒姿勢にて該吊下げ部に係合し、該姿勢を保持する係合部を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の容器。
  5. 前記容器本体および前記蓋体の少なくとも一方は外面にインモールドラベルが設けられており、前記吊下げ部は該インモールドラベルの一部によって形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の容器。
  6. 前記吊下げ部は、前記容器本体または前記蓋体を構成する壁部の一部によって形成されており、
    前記容器本体または前記蓋体の内面に被着され、前記吊下げ部の形成に伴い形成される壁部の開口をシールするインモールドラベルを有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の容器。
  7. 前記インモールドラベルは、前記吊下げ部に対応する部分を除く周縁部分が前記容器本体または前記蓋体の内面に接着されている、請求項6に記載の容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020138754A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 大日本印刷株式会社 インモールドラベル容器、蓋体付インモールドラベル容器およびインモールドラベル容器の製造方法

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JP2020138754A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 大日本印刷株式会社 インモールドラベル容器、蓋体付インモールドラベル容器およびインモールドラベル容器の製造方法

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