JP2017081376A - 搬送台車及び搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送用台車及びその搬送用台車を備えた搬送装置において、レール等の異形走行路と平坦な路面とを、共通の車輪を使用して走行可能とすることにより、操作性に優れ、かつ、製造コストも抑制可能な搬送台車及び搬送装置を提供する。【解決手段】車軸11を中心に回転する車輪本体12と、車輪本体12の周方向に複数連なって設けられ、車軸11に対して一定角度で傾斜した回転軸回りに回転する小径のローラ13とを備えたメカナムホイール15を使用し、車軸11を受ける軸受け部17に荷台18を固定して設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送台車とその搬送台車を備えた搬送装置に関する。
従来、荷台を備えた搬送台車が提案されている。例えば、下記の特許文献1には、路上走行用の車輪を軌道走行用の車輪に対して上下動させることにより、前記路上走行用の車輪と前記軌道走行用の車輪とを切り替えて使用可能な運搬用トロが提案されている。
特開2010−89571号公報
しかしながら、特許文献1に記載の運搬用トロは、路上走行用の車輪と軌道走行用の車輪とを切り替えて使用する必要があり、操作性に課題があった。また、特許文献1に記載の運搬用トロは、路上走行用の車輪と軌道走行用の車輪との両方を設ける必要があり、製造コストが上昇するという課題があった。本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、レール等の異形走行路と平坦な路面とを、共通の車輪を使用して走行可能な搬送台車及びその搬送台車を備えた搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の搬送台車は車輪本体(12)と、ローラ(13)と、荷台(18,25,55)と、を備える。車輪本体は、車軸(11,21A,22A,23A,24A)を中心に回転する。ローラは、前記車輪本体の周方向に複数連なって設けられ、前記車軸に対して非平行な回転軸回りに回転し、前記車輪本体より小径に構成されている。荷台は、前記ローラにより前記車輪本体及び前記車軸を介して支持される。
このように構成された搬送台車は、前記車軸を中心にして車輪本体を回転させることにより、平坦な路面や床面を走行することができる。また、搬送台車が、車輪本体の直径よりも狭い間隙で平行配置された一対のレール上に、当該一対のレールと前記車軸とを平行にした状態で載置されたとき、当該搬送台車は、各レールにいずれかのローラが当接することによって支持される。その場合、一対のレールに当接している各ローラを回転させることにより、搬送台車は前記一対のレール上を走行することができる。また、一対のレールの間隙は車輪本体の直径よりも狭い。このため、各レールにはいずれかのローラが当接する。よって、搬送台車は一対のレール上を安定して走行することができる。従って、搬送台車は、レール上と平坦な路面又は床面行とを、共通の車輪を使用して走行可能となる。
なお、本明細書において、平行配置された一対のレールにおける互いに近接する端縁同士の距離を「間隙」と呼び、平行配置された一対のレールにおける中心軸同士の距離を「間隔」と呼んで区別する。すなわち、「間隙」は英語で言う「gap」であり、「間隔」は英語で言う「interval」である。
本発明の搬送装置は、前記搬送台車(10)とその搬送台車を案内する一対のレール(R1,R2)とを備える。一対のレールは、前記車輪本体の直径よりも狭い間隙で平行配置される。そして、一対のレールと前記車軸とを平行にした状態で搬送台車が一対のレール上に載置されたとき、前記各レールにいずれかの前記ローラが当接することによって前記搬送台車が支持される。このため、前述のように、搬送台車は、レール上と平坦な路面又は床面とを、共通の車輪を使用して走行可能となる。
また、本発明の搬送装置は、搬送台車(20,30,50)とその搬送台車を案内する一対のレール(R11,R12,R51,R52)とを備え、次のように構成されてもよい。搬送台車は、前記搬送台車の構成に加え、前記車軸(21A,22A,23A,24A)が平行に一対設けられる。また、前記各車軸毎に前記車輪本体及び前記複数のローラがそれぞれ設けられ、荷台(25,55)は、複数の前記ローラにより前記各車輪本体及び前記各車軸を介して支持される。
この場合も、搬送台車は、各車軸を中心にして各車輪本体を回転させることにより、平坦な路面や床面を走行することができる。また、一対のレールは、前記一対の車軸の間隔とは異なる間隔で平行配置される。一対のレールと前記各車軸とを平行にした状態で搬送台車が一対のレール上に載置されたとき、各レールには、互いに異なる前記車軸に車輪本体を介して設けられたローラのいずれかが当接することによって、搬送台車が支持される。すなわち、一対のレールの間隔は、前記一対の車軸の間隔に各車輪本体の半径をそれぞれ足した値よりも小さく、前記一対の車軸の間隔から各車輪本体の半径をそれぞれ引いた値よりも大きい。
このため、一対のレールに当接している各ローラを回転させることにより、搬送台車は前記一対のレール上を走行することができる。また、一対のレールの間隔は前記一対の車軸の間隔とは異なる。このため、各レールから搬送台車に対して水平方向に作用する力の成分を互いに逆方向にすることができる。よって、搬送台車は一対のレール上を安定して走行することができる。従って、搬送台車は、レール上と平坦な路面又は床面とを、共通の車輪を使用して走行可能となる。
また、本発明の搬送装置は、前述の搬送台車(20,50)とその搬送台車が走行する異形走行路(40,60,70)とを備え、次のように構成されてもよい。この場合も、搬送台車は、各車軸を中心にして各車輪本体を回転させることにより、平坦な路面や床面を走行することができる。
異形走行路は、当該異形走行路の幅方向中心を挟んで反対方向に傾斜した傾斜面(41,61,71)を備える。前記一対の車軸が前記異形走行路の伸張方向と平行配置され、かつ、前記反対方向に傾斜した各傾斜面上に前記各車軸が配設されるように、搬送台車は、異形走行路上に支持される。
このため、各傾斜面に当接している各ローラを回転させることにより、搬送台車は前記異形走行路上を走行することができる。また、各傾斜面は反対方向に傾斜している。このため、各傾斜面から搬送台車に対して水平方向に作用する力の成分を互いに逆方向にすることができる。よって、搬送台車は異形走行路上を安定して走行することができる。従って、搬送台車は、異形走行路上と平坦な路面又は床面とを、共通の車輪を使用して走行可能となる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態における搬送台車の構成を表す側面図である。 第1実施形態における搬送装置の構成を表す平面図である。 その搬送装置の構成を表すIII−III線断面図である。 第2実施形態における搬送台車の構成を表す側面図である。 その搬送台車の構成を表す下面図である。 第2実施形態における搬送装置の構成を表す平面図である。 その搬送装置の構成を表すVII−VII線断面図である。 第3実施形態における搬送装置の構成を表す平面図である。 その搬送装置の構成を表すIX−IX線断面図である。 第4実施形態における搬送装置の構成を表す側面図である。 第5実施形態における搬送台車の構成を表す側面図である。 その搬送台車の構成を表す下面図である。 第6実施形態における搬送装置の構成を表す側面図である。 第7実施形態における搬送装置の構成を表す側面図である。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.搬送台車10の構成]
図2,図3に示す第1実施形態の搬送装置1は、図1に示す搬送台車10と、レールR1〜R4とを備える。図1に示すように、搬送台車10は、車軸11を中心に回転する車輪本体12と、車輪本体12の周方向に複数連なって設けられたローラ13とを備える。ローラ13は、車輪本体12よりも小径で、車軸11に対して一定角度θ(但し、0°<θ<90°)で傾斜した回転軸回りに回転するように、車輪本体12に支持されている。例えば、ローラ13の回転軸は、車軸11に対して45°の角度で傾斜してもよい。
すなわち、車輪本体12と、その周方向に連なって設けられた複数のローラ13とは、いわゆるメカナムホイール15を構成する。また、各ローラ13は、軸方向の中心部が軸方向両端に比べて大径に構成された樽状に構成されている。
このメカナムホイール15の車軸11は、図1,図3に示すように一対の軸受け部17を介して荷台18に装着されている。荷台18は矩形の板状に構成されている。一対の軸受け部17は、全体として、荷台18よりも一回り小さい矩形の板状に構成されている。一対の軸受け部17は、メカナムホイール15の幅よりも広い幅を開けて荷台18の下面に対して垂直に固定されている。なお、メカナムホイール15の幅とは、メカナムホイール15の車軸11方向における大きさをいう。荷台18に対する軸受け部17の固定方法は、接着,溶接等、適宜の周知の方法が適用される。この軸受け部17は、メカナムホイール15の車軸11を回転可能に支持する。また、荷台18の上面には、逆U字状の形状をした周知の手押し用ハンドル19が立設されている。
[1−2.搬送装置1の構成]
図1及び図2に示すように、搬送装置1におけるレールR1,R2は、断面円形の直線状に構成され、車輪本体12の直径よりも狭い間隙で平行配置されている。なお、レールR1,R2の間隙は、メカナムホイール15の幅よりも広い。
図2,図3に示すように、レールR1,R2の一部は、水平な路面S上に直接敷設されている。レールR1,R2の他の部分は、路面Sが途切れて谷になった位置に、複数の支柱Pを介して宙に浮いた状態で支持されている。但し、レールR1,R2は、全体に亘って水平に配設されている。
路面Sには、レールR3,R4が敷設されている。レールR1は、レールR3と、路面S上で直角に接続されている。レールR2は、レールR4と、路面S上で直角に接続されている。レールR3,R4の間隙は、レールR1,R2の間隙と等しい。レールR1,R3が接続された角部は、レールR2,R4が接続された角部の外側に来るように、各レールR1〜R4が配設されている。
[1−3.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1A)搬送台車10は、車軸11を中心にしてメカナムホイール15を回転させることにより、平坦な路面や床面を走行することができる。例えば、図2に矢印A1,A2で示すように、搬送台車10は、レールR3,R4の間の路面Sを走行することができる。また、レールR1,R2における支柱Pによって支持された箇所に、当該のレールR1,R2と車軸11とを平行にした状態で載置されたとき、搬送台車10は、図1に示すように、各レールR1,R2にいずれかのローラ13が当接することによって支持される。その場合、レールR1,R2に当接している各ローラ13を回転させることにより、搬送台車10はレールR1,R2上を走行することができる。また、レールR1,R2の間隙は車輪本体12の直径よりも狭い。このため、レールR1,R2にはいずれかのローラ13が確実に当接する。よって、図2,図3に矢印A3,A4で示すように、搬送台車10は、レールR1,R2上を安定して走行することができる。なお、搬送台車10は、矢印A1〜A4のいずれの方向へ走行する場合にも、手押し用ハンドル19を介して人力が加えられることによって走行する。
このように、本実施形態の搬送装置1では、搬送台車10は、レールR1,R2上の走行と平坦な路面Sの走行とを、共通のメカナムホイール15を使用して実行可能となる。このため、引用文献1のように路上走行用の車輪と軌道走行用の車輪との両方を設けることによる製造コストの上昇を抑制することができる。また、搬送台車10は、路上走行用の車輪と軌道走行用の車輪とを切り替える作業を引用文献1のようにしなくても、レールR1,R2上の走行と平坦な路面Sの走行とを実行することができる。このため、搬送装置1及び搬送台車10の操作性は極めて優れている。
(1B)また、メカナムホイール15は、レールR1,R2の間を車軸11方向に移動することも、レールR3,R4の間を車軸11と直交する方向に移動することも可能である。従って、搬送台車10は、レールR1,R2とレールR3,R4とが直交配置された領域を、メカナムホイール15の方向を変えずに走行することができる。
[2.第2実施形態]
[2−1.搬送台車20の構成]
図6,図7に示す第2実施形態の搬送装置2は、図4,図5に示す搬送台車20と、レールR11〜R15とを備える。図4,図5に示すように、搬送台車20は、搬送台車10と同様のメカナムホイール15を4つ備えた点、各メカナムホイール15を回転駆動するための回転機21〜24を備えた点など、種々の点で搬送台車10とは異なる。
4つのメカナムホイール15は、平行な2本の直線に沿った車軸に対して2つずつ設けられている。すなわち、図5に示すように、回転機21と回転機22とは、それぞれの回転軸21A,22Aが、同一直線上に配設され、かつ、相反する方向に突出するように設けられている。この回転軸21A,22Aには、それぞれメカナムホイール15の車輪本体12が装着されている。これらのメカナムホイール15は、当該メカナムホイール15が装着された回転軸21A,22Aと一体に回転する。
回転機23と回転機24とは、それぞれの回転軸23A,24Aが、前記直線と平行な同一直線上に配設され、かつ、相反する方向に突出するように設けられている。この回転軸23A,24Aには、それぞれメカナムホイール15の車輪本体12が装着されている。これらのメカナムホイール15は、当該メカナムホイール15が装着された回転軸23A,24Aと一体に回転する。すなわち、回転軸21A〜24Aは車軸に対応する。
回転機21〜24は、例えばモータによって構成され、回転軸21A〜24Aを任意の方向へ任意の速度で回転させることができる。また、回転機21〜24は、ブラケット21B〜24Bを介して荷台25の下面に固定されている。荷台25は矩形の板状に構成され、荷台25の下面から各回転軸21A〜24Aまでの距離はいずれも等しい。また、回転機21,24に装着されたメカナムホイール15と、回転機22,23に装着されたメカナムホイール15とでは、車輪本体12に装着されたローラ13の傾斜方向が逆になっている。但し、回転軸21A〜24Aに対するローラ13の傾斜角度の絶対値はいずれのメカナムホイール15も同じである。また、図5では、図6における説明の便宜上、各メカナムホイール15が、回転軸21A〜24Aの突出方向に荷台25の下方から突出して配置されているものとした。しかしながら、各メカナムホイール15は、荷台25の下方に重畳して配置されてもよい。
また、荷台25の下面には、姿勢制御装置26,姿勢推定装置27,蓄電装置28が装着されている。蓄電装置28は、回転機21〜24を駆動するための電力を蓄電する。姿勢推定装置27は、ジャイロセンサ及び加速度センサを備えた周知の構成により、荷台25の姿勢を推定する。姿勢制御装置26は、CPU,ROM,RAMを備えたマイクロコンピュータとして構成されている。姿勢制御装置26は、姿勢推定装置27が推定した荷台25の姿勢に応じて、回転機21〜24を駆動することにより、荷台25を水平に維持する。
すなわち、姿勢制御装置26が実行する制御は次のようなものである。本実施形態の搬送装置2では、図4に示すように、レールR11,R12の間隔が、回転軸21A,23Aの間隔及び回転軸22A,24Aの間隔よりも狭く設定されている。このため、レールR11,R12と回転軸21A〜24Aとを平行にした状態で搬送台車20がレールR11,R12上に載置されたとき、各レールR11,R12から搬送台車20に対して水平方向に作用する力の成分を互いに逆方向にすることができる。よって、回転軸21Aと回転軸23Aとを相反する方向に回転させて、それぞれに装着されたメカナムホイール15を相反する方向に回転させることにより、レールR11,R12の上で搬送台車20のバランスを取ることができる。また、回転軸22Aと回転軸24Aとを相反する方向に回転させて、それぞれに装着されたメカナムホイール15を相反する方向に回転させることによっても、レールR11,R12の上で搬送台車20のバランスを取ることができる。
このため、荷台25を水平に維持して貨物の落下を抑制することができる。また、前記バランスを取ることにより、搬送台車20自身がレールR11,R12から転落するのも抑制することができる。
なお、本明細書でいうメカナムホイール15の回転方向又は回転軸22A〜24Aの回転方向とは、回転機22〜24を基準とした回転方向ではなく、搬送台車20を外から見た場合の回転方向をいう。
こうしてバランスを取ることにより、搬送台車20をレールR11,R12によって安定して支持し、かつ、荷台25を水平に維持することができる。姿勢制御装置26は、姿勢推定装置27が推定した荷台25の姿勢に応じて回転機21〜24を駆動することにより、このような制御を実行する。このような制御は、周知のフィードバック制御として実行可能であるので、制御の詳細については説明を割愛する。
また、このようにバランスが取られたときに、姿勢制御装置26及び姿勢推定装置27及び蓄電装置28はレールR11,R12の上方に配設されてレールR11,R12と接触しないように、それらの大きさ及び配置が規定されている。
[2−2.搬送装置2の構成]
図4,図6に示すように、搬送装置2におけるレールR11,R12は、断面円形の直線状に構成され、回転軸21A,23Aの間隔及び回転軸22A,24Aの間隔よりも狭い間隔で平行配置されている。
図6,図7に示すように、レールR11,R12は、路面Sが途切れて谷になった位置に、複数の支柱Pを介して宙に浮いた状態で支持されている。但し、レールR11,R12は、全体に亘って水平に配設されている。
水平な路面S側のレールR11,R12端部は、平面視円弧状に湾曲したレールR13によって連結されている。このレールR13は、路面S上に敷設されている。レールR11,R12における他方の端部は、平面視円弧状に湾曲したレールR14,R15を介して、図示しない他のレールと連結されている。他のレールとしては、例えば、レールR11,R12と同様の間隔でレールR11,R12に平行配置されたレール等が考えられる。なお、レールR11〜R15は、断面円形の一連の線材を、適宜の箇所で湾曲させて構成されてもよく、断面円形の線材を接続して構成されてもよい。
[2−3.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(2A)搬送台車20は、回転軸21A〜24Aを中心にしてメカナムホイール15を同一方向に回転させることにより、平坦な路面や床面を走行することができる。例えば、図6に矢印A11,A12で示すように、搬送台車20は路面Sを走行することができる。支柱Pによって支持されたレールR11,R12上に搬送台車20が載置される場合、レールR11,R12と回転軸21A〜24Aとを平行にした状態で搬送台車20が載置される。その場合、各レールR11,R12に、異なるメカナムホイール15に設けられたローラ13のいずれかが当接することによって、搬送台車20は前述のようにバランスを取ってレールR11,R12上に支持される。
また、その場合、回転機21,24に装着されたメカナムホイール15と回転機22,23に装着されたメカナムホイール15とが逆方向に回転駆動される場合がある。その場合、搬送台車20は、次のような原理により、図6,図7に示す矢印A13方向又は矢印A14方向に自走することができる。
メカナムホイール15には、複数のローラ13が回転軸21A〜24Aに対して一定角度で傾斜した回転軸回りに回転するように設けられている。このため、メカナムホイール15が回転機21〜24によって駆動されることにより、当該メカナムホイール15とレールR11又はR12との間には、当該メカナムホイール15を回転軸21A〜24Aに沿って移動させる力が発生する。
また、回転機21,24に装着されたメカナムホイール15と、回転機22,23に装着されたメカナムホイール15とでは、車輪本体12に装着されたローラ13の傾斜方向が逆になっている。このため、回転機21,24に装着されたメカナムホイール15と、回転機22,23に装着されたメカナムホイール15とを逆方向に回転させて前述のようにバランスを取りながら、搬送台車20を矢印A13又はA14で示す方向へ走行させることができる。
なお、搬送台車20は、回転機21〜24を停止させた状態で、搬送台車10と同様に人力によって矢印A3方向又はA4方向に移動されてもよい。その場合、各メカナムホイール15における一部のローラ13が、レールR11,R12に当接して回転することになる。
このように、本実施形態の搬送装置2では、搬送台車20は、レールR11,R12上の走行と平坦な路面Sの走行とを、共通のメカナムホイール15を使用して実行可能となる。このため、第1実施形態における(1A)と同様の効果が生じる。また、前記走行は、回転機21〜24が駆動されることによって、人力を加えなくても実行されることができる。
(2B)路面Sの上では、レールR11,R12の端部が円弧状のレールR13によって接続されている。すなわち、路面Sに敷設されたレールR13は、搬送台車20が路面S上に進行するに従って各メカナムホイール15から離れる方向に湾曲している。このため、搬送台車20が矢印A14方向に走行して路面Sに達すると、メカナムホイール15はレールR11〜R13から円滑に離れることができる。
従って、搬送台車20は、レールR11,R12上を矢印A13,A14方向に走行する走行モードから、路面Sを矢印A11,A12方向に走行する走行モードへ、円滑に移行することができる。また、図6に対する左右方向の位置に、レールR11〜R13と同様にレールが配置されている場合、搬送台車20は、各メカナムホイール15を同一方向に回転させて路面Sを走行し、当該レールの位置まで移動することができる。その後、回転機21,24に装着されたメカナムホイール15と、回転機22,23に装着されたメカナムホイール15とを逆方向に回転させることにより、搬送台車20は当該レール上を走行することができる。
(2C)搬送台車20には、姿勢制御装置26,姿勢推定装置27,蓄電装置28が荷台25の下面に装着されている。このため、荷台25を有効に活用して、より多くの貨物を積載することができる。
[3.第3実施形態]
[3−1.第2実施形態との相違点]
第3実施形態は、基本的な構成は第2実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第2実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第2実施形態の搬送装置2では、搬送台車20における回転軸21A,23Aの間隔及び回転軸22A,24Aの間隔が、レールR11,R12の間隔よりも広く設定された。これに対し、第3実施形態の搬送装置3では、搬送台車30における回転軸21A,23Aの間隔及び回転軸22A,24Aの間隔が、図8,図9に示すようにレールR11,R12の間隔よりも狭く設定されている。
また、第2実施形態の搬送装置2では、路面S側のレールR11,R12端部が平面視円弧状に湾曲したレールR13によって連結された。これに対し、第3実施形態の搬送装置3では、路面Sから離れた側のレールR11,R12端部が、平面視円弧状に湾曲したレールR17によって連結されている。路面S側のレールR11,R12端部は、平面視円弧状に湾曲したレールR18,R19を介して、図示しない他のレールと連結されている。他のレールとしては、例えば、レールR11,R12と同様の間隔でレールR11,R12に平行配置されたレール等が考えられる。
[3−2.効果]
このように構成された第3実施形態の搬送装置3でも、第2実施形態の搬送装置2と同様の効果が生じる。すなわち、回転軸21A,23Aの間隔及び回転軸22A,24Aの間隔が、レールR11,R12の間隔よりも狭い場合も、各レールR11,R12から搬送台車20に対して水平方向に作用する力の成分を互いに逆方向にすることができる。よって、回転軸21A,24Aと回転軸22A,23Aとを相反する方向に回転させることにより、搬送台車20は、レールR11,R12の上でバランスを取りながら矢印A15又はA16方向へ走行することができる。また、搬送台車20は、回転軸21A〜24Aを同一方向に回転させることにより、矢印A11又はA12で示すように路面Sを走行することができる。従って、本実施形態でも、前記(2A)(2C)と同様の効果が生じる。
また、本実施形態でも、路面Sに敷設されたレールR18,R19は、搬送台車30が路面S上に進行するに従って各メカナムホイール15から離れる方向に湾曲している。従って、本実施形態でも、前記(2B)と同様の効果が生じる。
[4.第4実施形態]
[4−1.第2実施形態との相違点]
第4実施形態は、基本的な構成は第2実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第2実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施形態の搬送装置4では、第2実施形態と同様の搬送台車20が使用される。但し、搬送台車20は、レールや平坦な床面ではなく、図10に模式的に示すような異形走行路40を走行する。異形走行路40は、図10の紙面に垂直方向に伸張しており、図10における左右方向が道幅方向となる。図10に示すように、異形走行路40は、道幅方向中心を頂点として、その中心を挟んで反対方向に傾斜した一対の傾斜面41を有している。このため、異形走行路40は、断面が二等辺三角形状に構成される。
搬送装置4では、回転軸21A〜24Aが異形走行路40の伸張方向と平行配置されるように、搬送台車20が異形走行路40上に支持される。また、このとき、一方の各傾斜面41上に回転軸21A,22Aが、他方の傾斜面41上に回転軸23A,24Aが、それぞれ配設されるように、搬送台車20が配置される。
[4−1.効果]
この場合、傾斜方向の異なる各傾斜面41から搬送台車20に対して水平方向に作用する力の成分を互いに逆方向にすることができる。よって、回転軸21A,24Aと回転軸22A,23Aとを相反する方向に回転させることにより、搬送台車20はバランスを取りながら異形走行路40を伸張方向に走行することができる。従って、本実施形態でも、前記(2A)(2C)と同様の効果が生じる。
(4A)また、本実施形態では、各メカナムホイール15と各傾斜面41との接点45では、ローラ13と傾斜面41とが線接触に近い状態で接触する。このため、傾斜面41に対する把持力が向上する。これに対して、一般の四輪車を異形走行路40の伸張方向に走行させる場合は、車輪と各傾斜面41との接触は点接触となる。このため、傾斜面41に対する把持力は、本実施形態に比べて弱い。従って、本実施形態では、一般の四輪車との比較においても、異形走行路40に対する優れた走行安定性が得られる。
[5.第5実施形態]
[5−1.第2実施形態との相違点]
第5実施形態は、基本的な構成は第2実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第2実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図11,図12に示すように搬送台車50は、荷台55の下面に、搬送台車20と同様の姿勢制御装置26,姿勢推定装置27,蓄電装置28に加えて、凹凸切り替え選択部59が装着されている点で、搬送台車20と異なる。
凹凸切り替え選択部59は、図13に示すような凸面上で荷台55のバランスを取るときと、図14に示すような凹面で荷台55のバランスを取るときとで、姿勢制御装置26による前記フィードバック制御を異ならせるための手段である。この凹凸切り替え選択部59は、スイッチ類によって構成されてもよく、姿勢制御装置26に内包されるように設けられてもよい。
[5−2.効果]
本実施形態の搬送台車50も、図11に示すように、レールR51,R52上に、当該レールR51,R52と回転軸21A〜24Aとを平行にした状態で載置されることができる。レールR51,R52の間隔は、回転軸21A,23Aの間隔及び回転軸22A,24Aの間隔よりも狭く設定されている。この場合、第2実施形態と同様に、(2A)(2C)の効果が生じる。
[6.第6実施形態]
[6−1.第5実施形態との相違点]
第6実施形態は、基本的な構成は第5実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第5実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施形態の搬送装置6では、第5実施形態と同様の搬送台車50が使用される。但し、搬送台車50は、レールや平坦な床面ではなく、図13に模式的に示すような異形走行路60を走行する。異形走行路60は、断面楕円形の柱状に構成され、水平方向に伸張している。このため、図13における左右方向が、異形走行路60の道幅方向となる。異形走行路60の上面61は、道幅方向中心に対して対称に湾曲しており、当該中心を挟んで反対方向に傾斜した一対の傾斜面を構成する。
搬送装置6では、回転軸21A〜24Aが異形走行路60の伸張方向と平行配置されるように、搬送台車50が上面61上に支持される。また、このとき、上面61のうち一方の側に傾斜した部分に回転軸21A,22Aが、上面61のうち他方の側に傾斜した部分に回転軸23A,24Aが、それぞれ配設されるように、搬送台車50が配置される。
[6−1.効果]
この場合、上面61のうち傾斜方向の異なる各部から搬送台車50に対して水平方向に作用する力の成分を互いに逆方向にすることができる。よって、回転軸21A,24Aと回転軸22A,23Aとを相反する方向に回転させることにより、搬送台車50はバランスを取りながら異形走行路60を伸張方向に走行することができる。従って、本実施形態でも、前記(2A)(2C)と同様の効果が生じる。
また、一般の四輪車を異形走行路60の伸張方向に走行させる場合、車輪と上面61との接触は点接触となる。これに対し、本実施形態では、各メカナムホイール15と上面61とは線接触に近い状態で接触する。このため、本実施形態でも、前記(4A)と同様の効果が生じる。
(6A)また、本実施形態では、凹凸切り替え選択部59により、上面61が凸面であることを予め設定しておくことができる。このため、前述のようにバランスを取るための姿勢制御装置26におけるフィードバック制御を、一層円滑に行うことができる。
[7.第7実施形態]
[7−1.第6実施形態との相違点]
第7実施形態は、基本的な構成は第6実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第6実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施形態の搬送装置7では、異形走行路60に代えて、異形走行路70が使用される。異形走行路70は、断面楕円形の管状に構成され、水平方向に伸張している。このため、図14における左右方向が、異形走行路70の道幅方向となる。異形走行路70の内壁下面71は、道幅方向中心に対して対称に湾曲しており、当該中心を挟んで反対方向に傾斜した一対の傾斜面を構成する。
搬送装置7では、回転軸21A〜24Aが異形走行路70の伸張方向と平行配置されるように、搬送台車50が内壁下面71上に支持される。また、このとき、内壁下面71のうち一方の側に傾斜した部分に回転軸21A,22Aが、内壁下面71のうち他方の側に傾斜した部分に回転軸23A,24Aが、それぞれ配設されるように、搬送台車50が配置される。
[7−1.効果]
この場合も、内壁下面71のうち傾斜方向の異なる各部から搬送台車50に対して水平方向に作用する力の成分を互いに逆方向にすることができる。従って、本実施形態でも、前記(2A)(2C)と同様の効果が生じる。また、一般の四輪車を異形走行路70の伸張方向に走行させる場合、車輪と内壁下面71との接触は点接触となる。これに対し、本実施形態では、各メカナムホイール15と内壁下面71とは線接触に近い状態で接触する。このため、本実施形態でも、前記(4A)と同様の効果が生じる。また、本実施形態では、凹凸切り替え選択部59により、内壁下面71が凹面であることを予め設定しておくことができる。このため、前記(6A)と同様の効果が生じる。
なお、上面61及び内壁下面71は、4つのメカナムホイール15とは接して荷台55や姿勢制御装置26等とは接触しない曲率に構成されていればよく、そのような曲率であれば、搬送台車50はどのような曲面でも走行可能である。
[8.特許請求の範囲の要素との対応]
前記各実施形態において、姿勢制御装置26が制御部に対応し、姿勢推定装置27が姿勢推定部に対応する。また、前記各実施形態において、回転機21,22が第1の駆動部に、回転軸21A,22Aに装着された車輪本体12が第1車輪本体に、回転機23,24が第2の駆動部に、回転軸23A,24Aに装着された車輪本体12が第2車輪本体に、それぞれ対応する。なお、本明細書において、「異形走行路」とは、異形走行路40,60,70のように断面が三角状又は楕円状であるものの他、レールR1〜R52等、路面が実質的に平坦でない各種走行路を含んでいる。但し、「道幅方向中心を挟んで反対方向に傾斜した傾斜面」を備えた異形走行路としては、前記各実施形態では異形走行路40,60,70が対応する。
[9.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。
(9A)搬送台車20,30,50では、姿勢制御装置26,姿勢推定装置27,蓄電装置28,凹凸切り替え選択部59を荷台25,55の下面に設けたが、これに限定されるものではない。例えば、これらの構成は、荷台の上面に設けられてもよい。その場合、メカナムホイール15が路面S上を走行する際に泥等がはねたとしても、これらの構成が汚損されるのを抑制することができる。また、前記各実施形態のように、これらの構成を荷台25,55の下面に設ける場合も、その表面に防水加工等を施しておくのが望ましい。
(9B)搬送台車10は人力によって走行するものとしたが、搬送台車10のメカナムホイール15も回転機によって駆動されてもよい。その場合も、車輪本体12が回転することによってレールR1,R2に沿った推進力が生じる。さらに姿勢推定装置を搭載すると、例えばセグウェイのように、姿勢変化を入力とし推進力を出力とする機能を付加することが可能となる。なお、セグウェイは登録商標である。
(9C)前記各実施形態では、搬送台車10,20,30,50にはメカナムホイール15のみを設けているが、これに限定されるものではない。例えば、搬送台車の姿勢を維持するための補助輪等が、市販のキャスター等を用いて追加されてもよい。その場合、当該補助輪は、例えば路面S上でのみ有効に機能するものであってもよい。
(9D)また、搬送台車20,30,50では、移動経路の一部においてメカナムホイール15の一部が推進力を発生しなくてもよい。例えば、回転機21及び22に接続されたメカナムホイール15は、路面Sに敷設された第1実施形態と同様のレールR1,R2上を走行してもよい。その場合、回転機23及び24に接続されたメカナムホイール15が路面Sを引きずられてもよい。
(9E)前記各実施形態の搬送台車10,20,30,50では、荷台18,25,55を、車軸に対応する回転軸21A〜24A又は車軸11の上方に設けたが、これに限定されるものではない。例えば、荷台は車軸の下に設けられてもよい。
(9F)前記各実施形態において、メカナムホイール15の代わりに、ローラ13の回転軸が車軸11に対して90°の角度で傾斜したいわゆるオムニホイールが用いられてもよい。但し、その場合、オムニホイールを回転機21〜24で回転させても回転軸21A〜24A方向の推進力は生じない。その場合であっても、回転機21〜24は前記バランスを取るためだけに使用され、搬送台車の走行は手押しによってなされてもよい。
(9G)搬送台車20,30,50では、第1の駆動部及び第2の駆動部に相当する構成として電動式のモータからなる回転機21〜24が適用されたが、これに限定されるものではない。第1の駆動部又は第2の駆動部としては、車輪本体12を回転駆動するものであれば種々のものが適用でき、例えば、流体によって回転されるモータが適用されてもよい。また、搬送台車20,30,50では、姿勢推定部に相当する構成として、ジャイロセンサ及び加速度センサを備えた姿勢推定装置27が適用されたが、これに限定されるものではない。姿勢推定部としては、荷台の姿勢を推定するものであれば種々のものが適用でき、例えば、水準器を用いたものが適用されてもよい。また、搬送台車20,30,50では、制御部に相当する構成として、CPU,ROM,RAMを備えたマイクロコンピュータとして構成された姿勢制御装置26が適用されたが、これに限定されるものではない。制御部としては、姿勢推定部が推定した姿勢に基づいて荷台を水平に維持する制御を実行するものであれば種々のものが適用でき、例えば、論理回路等によるハードウェア回路が適用されてもよい。
(9H)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(9I)上述した搬送台車又は搬送装置の他、当該搬送台車又は搬送装置を構成要素とするシステム、貨物の搬送方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1,2,3,4,5,6,7…搬送装置 10,20,30,50…搬送台車
11…車軸 12…車輪本体
13…ローラ 15…メカナムホイール
18,25,55…荷台 21,22,23,24…回転機
21A,22A,23A,24A…回転軸 26…姿勢制御装置
27…姿勢推定装置 28…蓄電装置
40,60,70…異形走行路 41…傾斜面
R1,R2,R3,R4,R11,R12,R13,R14,R15…レール
R17,R18,R19,R51,R52…レール S…路面

Claims (7)

  1. 車軸(11,21A,22A,23A,24A)を中心に回転する車輪本体(12)と、
    前記車輪本体より小径で、前記車輪本体の周方向に複数連なって設けられ、前記車軸に対して非平行な回転軸回りに回転するローラ(13)と、
    前記ローラにより前記車輪本体及び前記車軸を介して支持される荷台(18,25,55)と、
    を備えた搬送台車。
  2. 前記各ローラの回転軸は、0°より大きく90°より小さい一定角度で前記車軸に対して傾斜したことを特徴とする請求項1に記載の搬送台車。
  3. 前記車軸(21A,22A,23A,24A)は互いに平行に複数設けられ、
    前記各車軸毎に前記車輪本体及び前記複数のローラがそれぞれ設けられ、
    前記荷台は、複数の前記ローラにより前記各車輪本体及び前記各車軸を介して支持されることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送台車。
  4. 搬送台車(10)とその搬送台車を案内する一対のレール(R1,R2)とを備えた搬送装置であって、
    前記搬送台車は、
    車軸(11)を中心に回転する車輪本体(12)と、
    前記車輪本体より小径で、前記車輪本体の周方向に複数連なって設けられ、前記車軸に対して非平行な回転軸回りに回転するローラ(13)と、
    前記ローラにより前記車輪本体及び前記車軸を介して支持される荷台(18)と、
    を備え、
    前記一対のレールは、前記車輪本体の直径よりも狭い間隙で平行配置され、
    前記一対のレールと前記車軸とを平行にした状態で前記搬送台車が前記一対のレール上に載置されたとき、前記各レールにいずれかの前記ローラが当接することによって前記搬送台車が支持されることを特徴とすることを特徴とする搬送装置。
  5. 搬送台車(20,30,50)とその搬送台車を案内する一対のレール(R11,R12,R51,R52)とを備えた搬送装置であって、
    前記搬送台車は、
    一対の平行な車軸(21A,22A,23A,24A)を中心に回転する複数の車輪本体(12)と、
    前記各車輪本体より小径で、前記各車輪本体の周方向に複数連なって設けられ、前記各車軸に対して非平行な回転軸回りに回転するローラ(13)と、
    複数の前記ローラにより前記各車輪本体及び前記各車軸を介して支持される荷台(25,55)と、
    を備え、
    前記一対のレールは、前記一対の車軸の間隔とは異なる間隔で平行配置され、
    前記一対のレールと前記各車軸とを平行にした状態で前記搬送台車が前記一対のレール上に載置されたとき、前記各レールには、互いに異なる前記車軸に前記車輪本体を介して設けられた前記ローラのいずれかが当接することによって、前記搬送台車が支持されることを特徴とすることを特徴とする搬送装置。
  6. 搬送台車(20,50)とその搬送台車が走行する異形走行路(40,60,70)とを備えた搬送装置であって、
    前記搬送台車は、
    一対の平行な車軸(21A,22A,23A,24A)を中心に回転する複数の車輪本体(12)と、
    前記各車輪本体より小径で、前記各車輪本体の周方向に複数連なって設けられ、前記各車軸に対して非平行な回転軸回りに回転するローラ(13)と、
    複数の前記ローラにより前記各車輪本体及び前記各車軸を介して支持される荷台(25,55)と、
    を備え、
    前記異形走行路は、当該異形走行路の道幅方向中心を挟んで反対方向に傾斜した傾斜面(41,61,71)を備え、
    前記一対の車軸が前記異形走行路の伸張方向と平行配置され、かつ、前記反対方向に傾斜した各傾斜面上に前記各車軸が配設されるように、前記搬送台車が前記異形走行路上に支持されることを特徴とすることを特徴とする搬送装置。
  7. さらに、
    一方の前記車軸(21A,22A)を中心に回転する前記車輪本体としての第1車輪本体(12)を回転駆動する第1の駆動部(21,22)と、
    他方の前記車軸(23A,24A)を中心に回転する前記車輪本体としての第2車輪本体(12)を、前記第1の駆動部とは独立して駆動する第2の駆動部(23,24)と、
    前記荷台の姿勢を推定する姿勢推定部(27)と、
    前記姿勢推定部が推定した姿勢に基づいて前記第1の駆動部及び前記第2の駆動部を制御することにより、前記荷台を水平に維持する制御部(26)と、
    を備えた請求項5又は6に記載の搬送装置。
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