JP2017080733A - 浄水器用原水供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】浄水器用原水供給装置において、浄水器を水道配管に連結することが難しい環境でも、浄水器に原水を円滑に供給できるようにする。
【解決手段】この浄水器用原水供給装置100は、ハウジング101の内部に、浄水器200に水を供給するため原水を貯蔵する原水タンク110を有している。さらに、ハウジング101の内部に、原水タンク110に貯蔵された原水を浄水器200に圧送するポンプ120を含んでいる。また、ハウジング101の内部に、浄水器200で逆浸透膜210を通過しない廃水を廃水流路165を通して貯蔵する廃水タンク160を含んでいる。
【選択図】図1

Description

本発明は、室内または室外で使用される浄水器に適用される原水供給装置、すなわち浄水器用原水供給装置に関するものである。
一般的に、この種の浄水器は、水道配管に連結されて原水が供給された後、この原水を浄化して使用者に浄水(浄化された水)を供給する機能を備えている。そのため、この浄水器は、原水を浄化するためのフィルターと、このフィルターで浄化された水(浄水)を使用者に提供するための貯水容器などから構成されている。そして、この貯水容器に保存された浄水の水位を基に原水遮断バルブを動作させて原水供給を調節している(例えば、特許文献1、2参照)。
韓国公開特許第10−1998−0030379号公報 韓国公開特許第10−2011−0128635号公報
したがって、浄水器を水道配管に連結することが難しい環境では、浄水器に原水を円滑に供給しにくいため、浄水器を使用することが難しくなる。また、原水供給の調節が浄水の水位に基づいて行われることから、原水遮断バルブの開閉によって原水が浄水器に供給されることにより、浄水器内に流入する原水の圧力が高くなるため、浄水器の部品が損傷して浄水器が故障することがある。さらに、浄水器内に流入する原水の圧力を調節しにくい場合がある。
本発明は、このような不都合を解消することが可能な浄水器用原水供給装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ハウジングの内部に設置されており、浄水器に水を供給するため原水を貯蔵する原水タンクと、前記ハウジングの内部に設置されており、前記原水タンクに貯蔵された原水を浄水器に圧送するポンプと、前記ハウジングの内部に設置されており、前記浄水器で逆浸透膜を通過しない廃水を廃水流路を通して貯蔵する廃水タンクと、を含む浄水器用原水供給装置としたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記廃水タンクは、その下部に前記廃水流路が接続されており、前記廃水を前記廃水流路を介して前記廃水タンクの下方から流入させるように構成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加え、前記廃水タンクは、着脱自在となっており、前記ハウジングの内部の設置位置に前記廃水タンクが設置されているときには開放状態となって前記廃水流路から前記廃水タンク内に前記廃水が流入可能となり、前記ハウジングから前記廃水タンクを取り外した状態では閉鎖状態となって前記廃水が前記廃水タンクの下部から流出することを防止する遮断バルブを具備していることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の構成に加え、前記廃水タンクは、着脱自在となっており、前記廃水タンクを取り外したときに前記廃水流路から廃水が漏れることを防止する漏れ防止バルブを具備していることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の構成に加え、前記ハウジングの内部に設置されており、前記廃水タンクの水位を感知する廃水水位感知センサーをさらに含むことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の構成に加え、前記ハウジングには開閉可能なドアを具備しており、該ドアは、前記ハウジングの前後方向にスライドして開閉されうるように設置されており、前記ドアの内側にはトレーが一体に具備されており、前記原水タンクおよび前記廃水タンクは、前記トレーに載置されていることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の構成に加え、前記原水タンクが載置されているか否かを感知する原水タンク感知センサーと、前記原水タンク内部の原水の有無を感知する原水感知センサーと、前記廃水タンクとの接触を通じ、前記廃水タンクが載置されているか否かを感知する廃水タンク感知センサーと、前記原水タンク感知センサーによる前記原水タンクが載置されていることの感知、前記原水感知センサーによる前記原水が有ることの感知、前記廃水タンク感知センサーによる前記廃水タンクが載置されていることの感知の全てが感知されたときに前記ポンプを作動させるように制御する制御部とをさらに含むことを特徴とする。
本発明に係る浄水器用原水供給装置によれば、原水タンクから浄水器に原水をポンプで圧送することができるので、浄水器を水道配管に連結することが難しい環境でも、浄水器に原水を円滑に供給することが可能な浄水器用原水供給装置を提供することができる。また、浄水器から廃水タンクに廃水を送ることができるので、浄水器を廃水設備に連結することが難しい環境でも、浄水器を円滑に使用することが可能な浄水器用原水供給装置を提供することができる。
また、浄水器に供給される水の圧力に基づいて圧力スイッチでポンプの作動を制御することができるので、浄水器内に流入する原水の圧力を抑制することにより、浄水器の部品の損傷による故障を未然に防止することが可能となる。さらに、浄水器内に流入する原水の圧力を調節することが容易になる。
本発明の実施の形態1に係る浄水器用原水供給装置が浄水器に連結された状態を概略的に示す構成図である。 同実施の形態1に係る浄水器用原水供給装置の斜視図である。 同実施の形態1に係る浄水器用原水供給装置の正面図である。 図3のB−B線による断面図である。 同実施の形態1に係る浄水器用原水供給装置のドアが開放された状態を示す斜視図である。 図5の側面図に浄水器を載せた状態を示す図である。 図6のA−A線による断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図7には、本発明の実施の形態1を示す。なお、この実施の形態1において、構成要素の用語は、その構成要素の機能を考慮して命名したものであるため、本発明の技術的範囲を限定する意味で理解してはならない。
図1を参照すると、この実施の形態1に係る浄水器用原水供給装置100は、原水タンク110に貯蔵された原水を浄水器200に供給するための装置であり、原水タンク110、ポンプ120、圧力スイッチ130、アダプタ140および圧力タンク150を含めて構成される。
なお、この実施の形態の浄水器200は、逆浸透膜210を有するものであり、この逆浸透膜210を通過する浄水と通過しない廃水とに分けられる構成となっている。そして、この逆浸透膜210を通過した浄水が浄水流路220を通って蛇口等に導かれ、逆浸透膜210を通過しない廃水が廃水流路165を通って廃水タンク160に導かれるようになっている。
原水タンク110は、浄水器200に供給される原水が貯蔵される容器であり、第一原水タンク110Aおよび第二原水タンク110Bで成り立ち、内部に貯蔵された原水をポンプ120側に供給する。
ポンプ120は、原水タンク110の原水を浄水器200に圧送して供給する。
圧力スイッチ130は、浄水器200に供給される水の圧力によってスイッチを開閉し、ポンプ120の動作を制御する。ここで、圧力スイッチ130は、浄水器200に供給される水の圧力が予め定められた圧力以上の場合にスイッチを開放し、ポンプ120の動作を停止させることができ、予め定められた圧力未満の場合には、スイッチを閉鎖し、ポンプ120を稼動させることができる。例えば、予め定められた圧力は、約0.5kg/cm 2〜約6.0kg/cm 2(つまり、約4.9N/cm 2〜約58.8N/cm 2)にすることができ、このような範囲にあると、浄水器に原水を適切な水圧で円滑に供給することができる。
アダプタ140は、ポンプ120に入力される電圧を定格電圧に変換する。例えば、浄水器用原水供給装置100を作動させるため、浄水器用原水供給装置100のプラグ106が100V〜250Vの交流電圧が供給されるコンセントに連結された場合、アダプタ140は、交流電圧をポンプ120を作動させるための定格電圧24Vの直流電圧に変換させることができる。
圧力タンク150は、ポンプ120から圧送された原水を一時的に貯蔵する。
図5乃至図7を参照すると、原水タンク110は、上下に積層される第一原水タンク110Aおよび第二原水タンク110Bを含める。そして、第一原水タンク110Aは、上部に開閉可能なキャップ111を具備し、下部に排出流路112を具備する。また、第二原水タンク110Bは、上部に流入流路113を具備し、下部に排出流路112を具備する。ここで、第一原水タンク110Aと第二原水タンク110Bが積層されると、第一原水タンク110Aの排出流路は、第二原水タンク110Bの流入流路113に連結され、第一原水タンク110Aと第二原水タンク110Bとが互いに連通する。
一方、第一原水タンク110Aと第二原水タンク110Bは、上部に回動ができるように設置された取っ手114が具備される。この取っ手114が回動されて原水タンク110に密着すると、原水タンク110と取っ手114は全体的に六面体形状になる。すなわち、取っ手114は、原水タンク110および別の構成要素と干渉しないように構成される。
図4および図7を参照すると、第一原水タンク110Aと第二原水タンク110Bは、それぞれ、内部の原水の流出を防止する遮断バルブ115を具備する。遮断バルブ115は、第一原水タンク110Aと第二原水タンク110Bの下部に具備された排出流路112の上部に設置される。
そして、第一原水タンク110Aは、第二原水タンク110Bの上側に載置された状態では、遮断バルブ115が上昇して遮断機能が発揮されないため、排出流路112が開放されて第二原水タンク110Bと互いに連通し、第二原水タンク110Bの上側に載置されていない状態では、第一原水タンク110Aの内部に原水が入っている場合、この原水の圧力とスプリングの力により、遮断バルブ115が下降して遮断機能が発揮されるため、排出流路112が閉鎖されて内部の原水の流出が防止される。
また、第二原水タンク110Bは、トレー105上に載置された状態では、遮断バルブ115が上昇して遮断機能が発揮されないため、排出流路112が開放されて浄水器200に原水を供給可能となり、トレー105上に載置されていない状態では、第二原水タンク110Bの内部に原水が入っている場合、この原水の圧力とスプリングの力により、遮断バルブ115が下降して遮断機能が発揮されるため、排出流路112が閉鎖されて内部の原水の流出が防止される。
また、第二原水タンク110Bは、逆流防止バルブ116を具備する。逆流防止バルブ116は、第二原水タンク110Bの下部に具備された排出流路112の下部に設置される。すなわち、逆流防止バルブ116は、第二原水タンク110Bに具備された遮断バルブ115の下に設置される。この逆流防止バルブ116は、第一原水タンク110Aからポンプ120側に排出される原水が再び第一原水タンク110A側に流入するのを防止する。
図7を参照すると、第一原水タンク110Aと第二原水タンク110Bは、内部の水が円滑に供給および遮断されるように通気孔117が具備される。この通気孔117は、原水タンク110の上部一側に、正確にはキャップ111の一側に形成される。そして、この通気孔117の内部にはフローティングバルブ118が具備される。このフローティングバルブ118は原水タンク110内部の原水により浮遊し、原水の水位により通気孔117を開放または遮断する。
図1、図4乃至図7を参照すると、本発明による浄水器用原水供給装置100は、ハウジング101の内部に設置される廃水タンク160がさらに含まれる。廃水タンク160は、原水タンク110と隣接して設置され、浄水器200で逆浸透膜210を通過しない廃水を廃水流路165を通して貯蔵する役割を果たす。この廃水タンク160は、原水タンク110と同じように、ハウジング101に対して着脱自在となっており、上部に開閉可能なキャップ161が設置され、ハウジング101から取り外した際にこのキャップ161を開けて廃水を廃水タンク110から捨てることができるようになっている。
また、廃水タンク160は、廃水流路165とその下部において接続されており、浄水器200からの廃水を廃水流路165を介して廃水タンク160の下方から流入させるようになっている。このとき、廃水タンク160に廃水を流入させる圧力は、浄水器200からの水圧のみで賄っており、原水を浄水器200に圧送するポンプ120とは別のポンプは不要な構成となっている。
また、廃水タンク160の下部の廃水流路165と接続される箇所には、遮断バルブ162が設置されている。この遮断バルブ162は、ハウジング101の内部の設置位置に廃水タンク160が設置されているときには、開放状態となって廃水流路165から廃水タンク160内に廃水が流入可能となるように構成されている。また、ハウジング101から廃水タンク160を取り外して廃水流路165との接続が外れたときには、閉鎖状態となって廃水が廃水タンク165の下部から流出することを防止するように構成されている。
また、廃水流路165における廃水タンク160との接続箇所付近には、漏れ防止バルブ163が設置されている。この漏れ防止バルブ163は、ハウジング101の内部の設置位置に廃水タンク160が設置されているときには、開放状態となって、遮断バルブ162と同様に、廃水流路165から廃水タンク160内に廃水が流入可能となるように構成されている。また、ハウジング101から廃水タンク160を取り外して廃水タンク160との接続が外れたときには、閉鎖状態となって廃水流路165に残っている廃水が廃水タンク160との接続箇所から漏れることを防止するように構成されている。また、廃水タンク160は、原水タンク110の取っ手114と同じ構造の取っ手164を具備する。
また、廃水タンク160にも、第一原水タンク110Aと第二原水タンク110Bと同様に、通気孔(図示省略)が具備される。この通気孔は、廃水タンク160の上部一側に、正確にはキャップ161の一側に形成される。
また、ハウジング101の内壁には、廃水タンク160の内部の水位を感知する廃水水位感知センサー171が設置される。この廃水水位感知センサー171としては、例えば、廃水タンク160側に赤外線を照射する赤外線センサーを採用することができる。このような廃水水位感知センサー171の感知結果に基づいて、廃水タンク160を空ける時期を知ることができる。
一方、図5および図6を参照すると、ハウジング101に設置されたドア102は、ハウジング101の内部から前後方向にスライドして開閉されうるように構成される。そのため、このドア102は、ハウジング101の内側壁に沿って水平方向に案内されるスライディングラック103を具備し、スライディングラック103の前方下側には車輪104が具備される。そして、ドア102の内側でスライディングラック103の上部にはトレー(受け台)105が一体で具備される。また、前述した原水タンク110および廃水タンク160は、このトレー105上に載置され、ドア102の開放時にハウジング101の外部に引き出される。
また、図6に示すように、この実施の形態の第二原水タンク110Bの排出流路112から浄水器200に繋がる流路と浄水器200から廃水タンク160に繋がる廃水流路165は、トレー105の下部を通るようになっており、当該箇所は、双方の流路が可動する部材からなる可動保護部材107で覆われている。
そして、トレー105がスライドして開閉することによって、可動保護部材107がその動きに追随して可動するようになっており、中の2つの流路もスムーズにトレー105の開閉に伴って移動するようになっている。
再び図4および図7を参照すると、本発明による浄水器用原水供給装置100は、原水タンク110が載置されているか否かを感知する原水タンク感知センサー172、原水タンク110の内部の原水の有無を感知する原水感知センサー173、廃水タンク160が載置されているか否かを感知する廃水タンク感知センサー174、ドア102の開閉を感知するドア感知センサーを具備する。
原水タンク感知センサー172は、ハウジング101の前方側内壁上に設置され、原水タンク110がトレー105に載置されたとき、原水タンク110と接触して原水タンク110が載置されているか否かを感知する。原水感知センサー173は、第二原水タンク110Bの下部に具備された排出流路112上に設置され、この排出流路112を通過する原水の有無を感知する。廃水タンク感知センサー174は、ハウジング101の後方側内壁上に設置され、廃水タンク160と接触して廃水タンク160が載置されているか否かを感知する。一方、ドア感知センサーは、別途のセンサーでハウジング101に具備することも可能であるが、本発明では、廃水タンク感知センサー174を通じてドア感知センサーの役割を果たすことができる。例えば、廃水タンク感知センサー174は、廃水タンク160と接触した場合、ドア102が閉鎖されたと判断することができる。すなわち、廃水タンク感知センサー174は、廃水タンク160が接触しているか否かを通じて廃水タンク160が載置されているか否かおよびドア閉鎖状態を感知することができる。
また、本発明による浄水器用原水供給装置100は、前述した原水タンク感知センサー172による原水タンク110が載置されていることの感知、原水感知センサー173による原水が有ることの感知、廃水タンク感知センサー174による廃水タンク160が載置されていることの感知の全てが感知されたときにポンプ120を作動させるように制御する制御部(図示せず)を含める。
望ましくは、図2、図5および図6を参照すると、本発明による浄水器用原水供給装置100は、前述した制御部からの指令に基づいて、前述した原水タンク感知センサー172、原水感知センサー173、廃水水位感知センサー171、廃水タンク感知センサー174の感知結果に基づく現在状況を表示するLED(発光ダイオード)表示部180を含める。すなわち、LED表示部180は、原水タンク110が載置されているか否か、原水タンク110内部の原水の有無、廃水タンク160の水位、廃水タンク160が載置されているか否かおよびポンプ120の作動状態などに関する情報を表示することができる。
浄水器用原水供給装置100は以上のような構成を有するので、この浄水器用原水供給装置100を用いて浄水器200に原水を供給する際には、図1および図6に示すように、浄水器用原水供給装置100が浄水器200に連結された状態で、ポンプ120の作動により、原水タンク110の内部の原水が排出流路112から排出され、圧力タンク150および圧力スイッチ130を順に経由して浄水器200に圧送されて供給される。
浄水器200では、逆浸透膜210を原水が通過するようになっており、この逆浸透膜210を通過した水が浄水として浄水流路220を通って蛇口等に供給され、逆浸透膜210を通過しない水が廃水として廃水流路165を通って廃水タンク160に貯蔵される。
このとき、廃水タンク160がハウジング101の内部の設置位置に設置されていることで、遮断バルブ162及び漏れ防止バルブ163が開放状態となっており、浄水器200から廃水流路165を通ってきた廃水が廃水タンク160にスムーズに流入するようになっている。
そして、廃水水位感知センサー171で、廃水タンク160の内部の水位が所定以上になったことを感知すると、LED表示部180でその旨表示して、使用者に知らせる。
すると、使用者はトレー105をスライドさせて開けて、トレー105に設置された廃水タンク160を取り外し、上部のキャップ161を開けて中の廃水タンク160内の廃水を捨て、再びキャップ161を閉めて、トレー105に設置するものである。このとき、廃水タンク160がハウジング101から取り外されて廃水流路165との接続が外れるが、それと同時に遮断バルブ162が閉鎖状態となって廃水が廃水タンク160の下部から流出することを防止するようになっている。また、廃水タンク160がハウジング101から取り外されて廃水流路165との接続が外れると同時に漏れ防止バルブ163も閉鎖状態となって廃水流路165に残っている廃水が廃水タンク160との接続箇所から漏れることを防止するようになっている。
なお、このとき、第一原水タンク110Aと第二原水タンク110Bとは、上述したとおり、上下に積層されて互いに連通しているので、第二原水タンク110Bの内部の原水が排出流路112から排出された分だけ第一原水タンク110Aから第二原水タンク110Bに原水が供給される。したがって、浄水器用原水供給装置100の使用に伴って第一原水タンク110Aの内部の原水が減少するが、第一原水タンク110Aが空になるまでは、第二原水タンク110Bは満水状態を維持する。
このように、この浄水器用原水供給装置100では、原水タンク110から浄水器200に原水をポンプ120で圧送することができるので、浄水器200を水道配管に連結することが難しい環境でも、浄水器200に原水を円滑に供給することが可能となる。
また、浄水器用原水供給装置100には、圧力タンク150から浄水器200に至る給水経路上に圧力スイッチ130が設けられているため、この圧力スイッチ130により、浄水器200に供給される水の圧力に基づいてポンプ120の作動を制御することができる。したがって、浄水器200内に流入する原水の圧力を抑制することにより、浄水器200の部品の損傷による故障を未然に防止することが可能となる。さらに、浄水器200内に流入する原水の圧力を調節することが容易になる。
さらに、浄水器用原水供給装置100には、ポンプ120から圧力スイッチ130に至る給水経路上に圧力タンク150が設けられているため、この圧力タンク150により、ポンプ120から圧送された原水が圧力スイッチ130を通過する前に、この原水を一時的に貯蔵することができる。したがって、圧力スイッチ130とポンプ120から反復起動によって発生する騒音を減らすとともに、ポンプ120による脈動現象を低減することが可能となる。その結果、脈動現象による圧力スイッチ130とポンプ120の動作を最小化し、浄水器用原水供給装置100の部品の使用寿命を延ばすことができる。
また、原水タンク110には、上述したとおり、その上部一側に通気孔117が形成されているので、排出流路112からの原水の排出動作、ひいては、浄水器200への原水の供給動作を円滑に行うことができる。
また、この浄水器用原水供給装置100の使用に伴い、原水タンク110の内部の原水が減少して第一原水タンク110Aが空になったときには、それを原水感知センサー173が感知し、前述した制御部からの指令に基づいて、第一原水タンク110Aが空になった旨の状況がLED表示部180に表示される。この表示を見て、使用者は原水タンク110に原水を補給する。
このとき、浄水器用原水供給装置100は、上述したとおり、原水タンク110が上下に積層される第一原水タンク110Aおよび第二原水タンク110Bから構成されており、その使用に伴って上側の第一原水タンク110Aから下側の第二原水タンク110Bへ原水が供給される。したがって、原水タンク110への原水の補給作業は、第一原水タンク110Aが空になった時点で、第二原水タンク110Bは置いたまま、第一原水タンク110Aのみに原水を補給すれば済む。具体的には、ドア102を開けて空の第一原水タンク110Aをハウジング101から取り出し、この第一原水タンク110Aに原水供給源(水道配管など)から原水を補給した後、この第一原水タンク110Aをハウジング101に戻してドア102を閉める。
そのため、第一原水タンク110Aおよび第二原水タンク110Bが一体化された原水タンク110(以下、これを「一体型タンク」という。)を備えている場合に比べて、原水タンク110への原水の補給作業を円滑に行うことができる。すなわち、一体型タンクより低くなるので、例えば、シンク(台所の流しの水槽)で水道の蛇口から原水を補給する場合には、このシンクに設置しやすくなるため、原水の補給作業が容易になる。その上、原水が補給された第一原水タンク110Aを浄水器用原水供給装置100まで持ち運ぶときには、一体型タンクより軽量化されるので、非力な女性や子供でも楽に持ち運ぶことができる。
また、第一原水タンク110Aには、上述したとおり、通気孔117にフローティングバルブ118が設けられており、このフローティングバルブ118が原水の補給によって上昇して通気孔117を遮断するので、第一原水タンク110Aを持ち運ぶ際に、原水が通気孔117から流れ出してしまう不都合を回避することができる。
さらに、この浄水器用原水供給装置100では、原水タンク110がドア102の後方の近傍に配置されているので、ドア102を少し引き出して開けるだけで原水タンク110を出し入れすることができる。その結果、原水タンク110への原水の補給作業を迅速に行うことができる。
また、この浄水器用原水供給装置100では、原水タンク110および廃水タンク160がドア102の後方に前後に並んで配置されているので、原水タンク110と廃水タンク160のいずれの一方を出し入れするときも他方が邪魔するようなことはなく、原水タンク110および廃水タンク160を容易に出し入れすることができる。
なお、ここで説明した本発明の実施例は、本発明の技術思想を例示的に見せたに過ぎず、本発明の技術的範囲は、特許請求範囲により解釈されるのが望ましい。また、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者なら、本発明の本質的な特性から離脱してない範囲で多様な修正および変形が可能であるので、本発明と同等な範囲内にあるすべての技術思想は、本発明の技術的範囲に含まれると解釈すべきである。
例えば、前記した実施の形態では、原水タンク110が上下2段に設けられていたが、これに限るものではなく、原水タンクが3つ以上で構成されている場合もあり、1つで構成されている場合もある。
また、前記した実施の形態では、廃水タンク160に対して下方から廃水が流入する構成となっていたが、これに限るものではなく、廃水タンクの上方や側方等から廃水が流入する構成であっても良い。
また、前記した実施の形態では、浄水器200から廃水を廃水タンク160に流入させるのに、原水を浄水器200に圧送するポンプ120とは別のポンプを必要としない構成となっていたが、これに限るものではなく、浄水器、廃水タンク等の構成によっては、廃水を廃水タンクに流入させるための別のポンプを有している場合もある。
本発明は、室内または室外で使用される各種の浄水器に広く適用することができる。
100……浄水器用原水供給装置
101……ハウジング
102……ドア
105……トレー
107……可動保護部材
110……原水タンク
110A……第一原水タンク
110B……第二原水タンク
111……キャップ
112……排出流路
113……流入流路
115……遮断バルブ
116……逆流防止バルブ
117……通気孔
118……フローティングバルブ
120……ポンプ
130……圧力スイッチ
160……廃水タンク
162……遮断バルブ
163……漏れ防止バルブ
165……廃水流路
171……廃水水位感知センサー
172……原水タンク感知センサー
173……原水感知センサー
174……廃水タンク感知センサー
180……LED表示部
200……浄水器
210……逆浸透膜
220……浄水流路

Claims (7)

  1. ハウジングの内部に設置されており、浄水器に水を供給するため原水を貯蔵する原水タンクと、
    前記ハウジングの内部に設置されており、前記原水タンクに貯蔵された原水を浄水器に圧送するポンプと、
    前記ハウジングの内部に設置されており、前記浄水器で逆浸透膜を通過しない廃水を廃水流路を通して貯蔵する廃水タンクと、
    を含むことを特徴とする浄水器用原水供給装置。
  2. 前記廃水タンクは、その下部に前記廃水流路が接続されており、前記廃水を前記廃水流路を介して前記廃水タンクの下方から流入させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の浄水器用原水装置。
  3. 前記廃水タンクは、着脱自在となっており、
    前記ハウジングの内部の設置位置に前記廃水タンクが設置されているときには開放状態となって前記廃水流路から前記廃水タンク内に前記廃水が流入可能となり、前記ハウジングから前記廃水タンクを取り外した状態では閉鎖状態となって前記廃水が前記廃水タンクの下部から流出することを防止する遮断バルブを具備していることを特徴とする請求項2に記載の浄水器用原水供給装置。
  4. 前記廃水タンクは、着脱自在となっており、
    前記廃水タンクを取り外したときに前記廃水流路から廃水が漏れることを防止する漏れ防止バルブを具備していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の浄水器用原水供給装置。
  5. 前記ハウジングの内部に設置されており、前記廃水タンクの水位を感知する廃水水位感知センサーをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の浄水器用原水供給装置。
  6. 前記ハウジングには開閉可能なドアを具備しており、該ドアは、前記ハウジングの前後方向にスライドして開閉されうるように設置されており、前記ドアの内側にはトレーが一体に具備されており、前記原水タンクおよび前記廃水タンクは、前記トレーに載置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の浄水器用原水供給装置。
  7. 前記原水タンクが載置されているか否かを感知する原水タンク感知センサーと、
    前記原水タンク内部の原水の有無を感知する原水感知センサーと、
    前記廃水タンクとの接触を通じ、前記廃水タンクが載置されているか否かを感知する廃水タンク感知センサーと、
    前記原水タンク感知センサーによる前記原水タンクが載置されていることの感知、前記原水感知センサーによる前記原水が有ることの感知、前記廃水タンク感知センサーによる前記廃水タンクが載置されていることの感知の全てが感知されたときに前記ポンプを作動させるように制御する制御部とをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の浄水器用原水供給装置。
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