JP7396265B2 - 送水ユニット、接続システム及び浄水システム - Google Patents

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Description

本発明は、湯水混合水栓装置に用いられ、水道水用元バルブから水栓に水を供給するための原水流路に配置される送水ユニット、及びこの送水ユニットを備える接続システム並びに浄水システムに関する。
湯及び水を混合して吐出する湯水混合水栓装置が一般家庭に広く普及している。また、顧客の要望に応じてこの種の湯水混合水栓装置に浄水器が搭載され、この浄水器を通じて原水(水道水)を濾過し水が提供されることもよく知られるようになった(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1、2に記載の湯水混合水栓装置は、既存の水栓本体に浄水器を搭載可能にしたものである。具体的には、水栓本体の水導入管の下端部と水導入管への原水流路を開閉する止水栓との間に、逆止弁、T型管継手及び電動三方弁が設けられる。そして、T型管継手に、逆止弁を介して浄水器の浄水出口部が接続され、電動三方弁に浄水器の原水入口部が接続されている。また、特許文献2に記載の湯水混合水栓も同様に、原水流路に分岐流路を設け、この分岐流路に浄水路が設けられて、既存の水栓本体に浄水器をそのまま搭載可能に構成されている。
日本国登録実用新案第3027934号公報 日本国特開平7-171559号公報
ところで、特許文献1、2に記載の湯水混合水栓装置は、作業者が現場において逆止弁、T型管継手及び電動三方弁などを順番に接続していく必要があり、接続作業に大幅な時間が取られるため、接続作業性の向上が望まれている。また、湯水混合水栓装置の浄水器にかかる水圧には規定値(例えば上限値)が定められており、過度な水圧がかかる場合、水栓本体との連結部分から漏水したり浄水器が早期に劣化して破損したりする可能性がある。この点、上記特許文献1、2の湯水混合水栓装置では十分考慮されておらず、改善の余地があった。さらに、近年、流し台周りのスペース確保に対する顧客要求も高まっており、省スペース化も実現する必要がある。
そこで、本発明者らは、鋭意検討の結果、湯水混合水栓装置に用いられ、水道水用元バルブから水栓に水を供給するための原水流路に配置される送水部分のユニット化に着目し、接続作業性の向上、過度な水圧の回避及び省スペース化を実現できる可能性を見出した。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、水栓本体との接続作業性を向上できるとともに、浄水器に過度な水圧がかかる現象を防止でき、既存の水栓本体にも接続することができ、且つ省スペース化を実現することができる送水ユニット、及びこの送水ユニットを備える接続システム並びに浄水システムを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)水道水用元バルブから水栓に水を供給するための原水流路に配置され、前記水栓と浄水器とに接続される送水ユニットであって、
前記浄水器を経由せずに前記水栓へ水を供給するための本管流路と、
前記浄水器の原水入口部に接続する流路が接続される浄水器原水側接続部と、
前記浄水器の浄水出口部からの流路が接続される浄水器浄水側接続部と、
前記本管流路を開閉するためのバルブと、
を備えることを特徴とする送水ユニット。
(2)前記バルブが、電動式のモーターにより構成される
ことを特徴とする上記(1)に記載の送水ユニット。
(3)前記バルブが、電磁式のソレノイドにより構成される
ことを特徴とする上記(1)に記載の送水ユニット。
(4)上記(1)~(3)のいずれか1つに記載の送水ユニットと、
前記送水ユニットと前記水栓を接続する管と、
前記送水ユニットと前記原水流路の水道水用元バルブとを接続する管と、
前記送水ユニットと前記浄水器の原水入口部とを接続する管と、
前記送水ユニットと前記浄水器の浄水出口部とを接続する管と、
を備える接続システム。
(5)上記(4)に記載の接続システムと、
前記バルブを開閉するための操作部と、
を備え、
前記操作部が、前記送水ユニットから離れて配置される
ことを特徴とする浄水システム。
上記(1)の送水ユニットの構成によれば、水栓へ水を供給するための本管流路と、浄水器の原水入口部に接続する流路が接続される浄水器原水側接続部と、浄水器の浄水出口部からの流路が接続される浄水器浄水側接続部と、本管流路を開閉するためのバルブと、を備える。このため、送水ユニットが取り付けられる水栓本体に対し、送水ユニットのバルブで開閉するので、送水ユニット側で水圧を受けることができる。これにより、浄水器に過度な水圧がかかる現象を防止することができる。また、送水ユニットは、水栓本体との接続部分も含めユニット化されているため、既存の水栓本体にも接続することができ、且つ、従来のように作業者が現場で部品を1つ1つ接続していく場合と比較して、水栓本体との接続作業性が向上し、部品同士を接続するための構成を大幅に省略できるので省スペース化を実現することもできる。
上記(2)の送水ユニットの構成によれば、バルブが、電動式のモーターにより構成されるため、モーターの回転動作で流量を調整することができ、且つシール性も高めることができる。
上記(3)の送水ユニットの構成によれば、バルブが、電磁式のソレノイドにより構成されるため、水の流れの開閉動作を高速で行うことができ、且つ軽量化及び小型化が可能で省スペース化をさらに図ることができる。
上記(4)の接続システムの構成によれば、浄水器に過度な水圧がかかる現象を防止するとともに、既存の水栓本体にも接続することができ、且つ水栓本体との接続作業性及び省スペース化を実現することができる接続システムを提供することができる。
上記(5)の浄水システムの構成によれば、操作部が、送水ユニットから離れて配置されるため、水栓の使用者の利便性を向上させることができる。
本発明によれば、送水ユニットは、水栓へ水を供給するための本管流路と、浄水器の原水入口部に接続する流路が接続される浄水器原水側接続部と、浄水器の浄水出口部からの流路が接続される浄水器浄水側接続部と、本管流路を開閉するためのバルブと、を備える。このため、水栓本体との接続作業性を向上できるとともに、浄水器に過度な水圧がかかる現象を防止でき、既存の水栓本体にも接続することができ、且つ省スペース化を実現することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る浄水システムを説明する概略流路構成図である。 図2(A)及び図2(B)は、図1に示す送水ユニットの外観を示す斜視図である。 図3は、図1に示す送水ユニットの流路構成を説明する模式図である。 図4は、図1に示す操作部の構成を示す模式図である。 図5は、図1に示す制御部の構成を示す概略回路構成図である。 図6(A)~図6(C)は、図1に示す送水ユニットの動作を説明する模式図である。 図7は、本発明の実施形態に係る送水ユニットの変形例を説明する概略流路構成図である。
本発明の送水ユニット、接続システム及び浄水システムに関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
なお、図面は符号の向きに合わせてそれぞれ見るものとする。
<接続システム及び浄水システムの構成について>
まず図1を参照して、本発明に係る実施形態の接続システム40及び浄水システム1の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る浄水システム1を説明する概略流路構成図である。
図1に示すように、本実施形態の浄水システム1は、流し台2の天板3上に配置される湯水混合水栓(以下、単に「水栓」ともいう。)10に取り付けられ、浄水器20を通じて浄水を吐出するために用いられる。本実施形態の浄水システム1は、浄水器20を含む、いわゆる湯水混合水栓装置として構成される。また、浄水システム1は、後述する複数の電動バルブ33,61,62の開閉を操作及び制御するために、操作部70及び制御部80をさらに有する。操作部70の本体(筐体71)は、流し台2の天板3の上面に配置される。制御部80の本体は、流し台2の天板3の下面(裏面)に配置されて流し台2の内部に収容される。
また、操作部70の配置は、流し台2の天板3の上面に限定されず、水栓10の使用者が操作容易な場所であれば特に限定されない。例えば、壁面や使用者の足下(床置き)など適宜変更して設置(固定)可能である。操作部70が天板3又は壁面などに固定されることにより、操作部70が流し台2のシンク部分に滑落して破損したり、子供の悪戯などで流し台2(例えば台所)から離れて持って行かれて紛失したりすることを防止可能である。また、操作部70が壁面に分離して配置される場合、操作部70に水がかかって故障することを防止したり、流し台2の美観向上やスペース確保を実現したりすることが可能である。操作部70が足下に配置される場合、操作部70をフットスイッチにより構成すると利便性が向上する。
なお、操作部70は、固定されず任意の場所に動かして操作できるリモコンのように、可動式であってもよい。操作部70を送水ユニット50や流し台2と分離して可動式にすることで、使用者の操作しやすい場所で操作することができる。固定設置又は可動式のいずれかがよいかは、使用者の要望に応じて適宜選択される。
浄水器20は、筐体21と、筐体21に内蔵されるフィルター(不図示)と、筐体21の一端面で互いに離間して配置される原水入口部22及び浄水出口部23と、を有している。また、浄水器20は、流し台2の内部に収容されており、流し台2の天板3より下方で所定の取付治具などによって固定される。浄水器20のフィルターは、カートリッジ式であり、外部から取替可能に設けられる。また、浄水器20は、フィルターを収納する筐体21の代わりに、原水入口部22及び浄水出口部23を有する接続部を備え、接続部にフィルターを嵌め込んで固定する形態であってもよい。この形態では、フィルターを直接持って操作しやすく、フィルター交換作業が容易になる。あるいは浄水器20は、筐体がフィルターと一体であってもよい。一体化されていることでコンパクトな形状となり、シンク下のスペースを有効に活用することができる。この形態では、フィルター交換の際は筐体とフィルターとを一緒に交換する。浄水器20の材質や構造などはその機能を実現できれば特に限定されず、種々のものを適宜採用可能である。
浄水システム1の水栓10は、筒状に形成され、天板3に対し上方に延びて設けられる水栓本体11と、水栓本体11の先端部に設けられる水栓レバー12と、水栓本体11の側面の一部からその径方向外側に延びて設けられる吐出口部13と、を有する。また、水栓10は、湯及び水を混合して吐出するために湯流路24及び原水流路26に接続されている。
湯流路24はその一端で湯用元バルブ25に接続される。原水流路26はその一端で水道水用元バルブ27に接続される。そのため、湯流路24及び原水流路26は、後述する複数の管31,32,41,42,43,44を有する接続システム30,40をそれぞれ含んで構成される。すなわち、本実施形態の浄水システム1は、湯流路側接続システム30及び原水流路側接続システム40の2系統を有する。そして、本実施形態の水栓10では、湯流路24から供給される湯と原水流路26から供給される水(原水)とが、水栓レバー12の操作に応じて所望の比率で混合され吐出口部13から吐出される。あるいは、原水流路26から浄水器20を介して供給される水(浄水)が水栓レバー12の操作に応じて吐出口部13から吐出される。
湯流路側接続システム30は、湯流路24を開閉するための湯側電動バルブ33と、湯側電動バルブ33と水栓10を接続する第1管31と、湯側電動バルブ33と湯流路24とを接続する第2管32と、を備える。湯側電動バルブ33には、その水栓10側(下流側)端部、換言すると湯側電動バルブ33と第1管31との接続部分に逆止弁34が一体に設けられる。湯側電動バルブ33は、電動式のモーターにより構成され、操作部70及び制御部80の指令に従って自動で湯の通路を開閉して、湯用元バルブ25から供給される湯の通過又は停止を切り替える。
湯流路側接続システム30の第1管31及び第2管32は、断面中空(パイプ)状に形成されており、その内部が流路として湯が通過可能に設けられる。第1管31及び第2管32は、湯が通過可能であればその材質などは限定されず、例えば金属製の硬質の配管部材やポリエチレンなどのオレフィン系樹脂製やシリコーン樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩ビ樹脂等の軟質のものなどを適宜採用可能である。また、その継手や接続部分についても漏水なく接続可能であれば、その構造や材質などは同様に限定されない。例えば、六角ナット接続式、カプラー接続式又はクリップ接続式や、クイックファスナー式などの接続構造を適宜採用可能である。六角ナット接続式を採用した場合、世界的な汎用性があるため、各国の取り付け径に応じた六角ナットを準備すれば、多くの国における設置が容易になる。
原水流路側接続システム40は、送水ユニット50と、送水ユニット50と水栓10を接続する第1管(管)41と、送水ユニット50と原水流路26の水道水用元バルブ27とを接続する第2管(管)42と、送水ユニット50と浄水器20の原水入口部22とを接続する第3管(管)43と、送水ユニット50と浄水器20の浄水出口部23とを接続する第4管(管)44と、を備える。原水流路側接続システム40の第1~第4管41,42,43,44は、湯流路側接続システム30の第1及び第2管31,32と同様に、その材質や接続構造などはその機能を実現できれば特に限定されず、種々のものを適宜採用可能である。
また、カプラー接続式、クリップ接続式、クイックファスナー式、又はバヨネット式を採用した場合には、原水流路側接続システム40への送水ユニット50の接続がより一層容易になり、作業性が一段と向上する。また、各国で不慣れな作業者が取り付け作業に従事したとしても、従来のように各部品をそれぞれ接続していく場合と異なり、スムーズに送水ユニット50の設置作業を終えることができる。
なお、本実施形態では、第1管41、第2管42、第3管43、及び第4管44とそれぞれ接続する、後述の水栓側接続部54、原水側接続部56、浄水器原水側接続部59、浄水器浄水側接続部57の接続部分は六角ナット接続式によって設けられる場合を示している(図2参照)。
<送水ユニットの構成について>
次に図2(A)、図2(B)及び図3を参照して送水ユニット50の構成について説明する。図2(A)及び図2(B)は、図1に示す送水ユニット50の外観を示す斜視図である。図3は、図1に示す送水ユニット50の流路構成を説明する模式図である。
図2(A)及び図3に示すように、送水ユニット50は、金属製の筐体51と、筐体51の内部に設けられ、水栓10へ水を供給するための本管流路52及び分岐流路53と、水栓10に接続する第1管41(流路)が接続される水栓側接続部54と、水道水用元バルブ27に接続する第2管42(流路)が接続される原水側接続部56と、浄水器20の原水入口部22に接続する第3管43(流路)が接続される浄水器原水側接続部59と、浄水器20の浄水出口部23からの第4管44(流路)が接続される浄水器浄水側接続部57と、本管流路52及び分岐流路53を開閉するための第1水側電動バルブ(バルブ)61及び第2水側電動バルブ62と、流量センサー60と、を備える。
本管流路52は、水栓10へ原水を直接供給するために筐体51の長手方向に沿って設けられる。分岐流路53は、本管流路52の迂回路として本管流路52の側方に設けられており、浄水器20を通じて原水を濾過した上で水栓10へ供給する。すなわち、分岐流路53は、浄水器原水側接続部59、浄水器浄水側接続部57、第3管43、第4管44、及び浄水器20を含んで構成される。
そして、図2(A)に示すように、送水ユニット50の筐体51は略箱形状に形成され、その長手方向が水平方向となるように設置される。筐体51の上面の一端部には、水栓側接続部54が水栓10に向かって突出して設けられる。筐体51の下面の他端部には、原水側接続部56が水道水用元バルブ27に向かって突出して設けられる。そして、筐体51の一側面(図中で表側側面)には、浄水器原水側接続部59及び浄水器浄水側接続部57がその水平方向(図中で左右方向)に沿って並んで設けられる。また、浄水器原水側接続部59及び浄水器浄水側接続部57は、浄水器20に向かってその一端面から突出して設けられる。このように、筐体51の長手方向を水平方向とすると、送水ユニット50から水栓10までの距離を稼ぐことができるので、管41を曲げることに起因して管41や水栓10に加わる負荷を低減することが可能となる。なお、送水ユニット50から水栓10までの距離が十分に確保できる場合には、図2(B)に示すように、筐体51の長手方向が鉛直方向となるように設置してもよい。また、水栓側接続部54及び原水側接続部56の一方あるいは両方が筐体51の周方向に対し可動となるように、すなわち、例えば図2(A)に示す位置と図2(B)に示す位置との間で可動となるようにすることにより、筐体51を設置する際の長手方向の向きも、図2(A)に示す向きと図2(B)に示す向きとの間で自由となる。例えば、水栓側接続部54をU字状に曲げて設置することにより、水栓10に接続する第1管41は曲げる必要がなくなり、水栓に過剰な応力がかかって水漏れが生じることを防止することができる。筐体51や各接続部54,56,57,59に使用される材質や構造などはその機能を実現できれば特に限定されず、種々のものを適宜採用可能である。
また、送水ユニット50の接続部54,56,57,59は、例えばいずれもパイプ状に一体に設けられる。また、接続部54,56,57,59と管41,42,43,44との接続部分それぞれは、上述したように六角ナット接続式で設けられるが、これに限定されない。その他、カプラー接続式又はクリップ接続式や、クイックファスナー式、バヨネット式などの接続構造を適宜採用可能である。その材質についても、その機能を実現できれば特に限定されず、種々のものを適宜採用可能である。
図3に示すように、送水ユニット50の流路において流量センサー60が原水側接続部56に隣接して配置される。流量センサー60は、送水ユニット50を通過する原水の量を計測し、その計測結果を制御部80に送信する。
第1及び第2水側電動バルブ61,62は、電動式のモーターにより構成され、操作部70及び制御部80の指令に従って自動で送水ユニット50の流路52,53を開閉する。この開閉により、第1及び第2水側電動バルブ61,62は、後述するように、水道水用元バルブ27から供給される水の、本管流路52又は分岐流路53への通過又は停止を適宜切り替える。
第1水側電動バルブ61は、全閉の際、送水ユニット50に入り込む水を分岐流路53側に案内可能に本管流路52の中間部に配置される。そして、第2水側電動バルブ62は、全閉の際、送水ユニット50に入り込む水が浄水器20側、すなわち分岐流路53を通過しないように、浄水器原水側接続部59の内部に配置される。また、水栓側接続部54の内部には、水が送水ユニット50側に逆流しないように逆止弁55が配置される。浄水器浄水側接続部57の内部にも同様に、水が浄水器20側に逆流しないように逆止弁58が配置される。また、逆止弁が配置されることにより、浄水器20のフィルターを交換するときに、フィルター内の滞留水等が水漏れする量を減らすことができる。
なお、本実施形態では、第1及び第2水側電動バルブ61,62は電動式のモーターにより構成されるが、その代わりに電磁式のソレノイドにより構成されてもよい。この場合、水の流れの開閉動作を高速で行うことができ、且つ軽量化及び小型化が可能で省スペース化を図ることができる。一方、電動式のモーターを使用した場合には、電磁式のソレノイドを使用した場合よりも開閉動作が遅くなるものの、ウォーターハンマー現象を抑制しやすくなる。更に、電磁式のバルブで口径を大きくすると、閉止するために大きな電磁力を必要とするので、コイルが大きくなり大型化するのに対し、電動式のバルブを用いることで全体のユニットサイズは維持したままで口径を大きくして低圧損、大流量にできる。
<操作部及び制御部の構成について>
次に図4及び図5を参照して操作部70及び制御部80の構成について説明する。図4は、図1に示す操作部70の構成を示す模式図である。図5は、図1に示す制御部80の構成を示す概略回路構成図である。
図4に示すように、操作部70は、薄箱状の筐体71から設けられ、この筐体71の表側に3つのLEDランプ72と、第1及び第2スイッチセンサー73,74と、ディスプレー部75と、マイク部76と、スピーカー部77と、を有している。
操作部70の筐体71は、例えば樹脂製の箱体により構成される。操作部70の筐体71は防汚加工、抗菌加工又は防水加工が施されており、LEDランプ72や第1及び第2スイッチセンサー73,74などの隙間に汚れが付着したり、水が入り込んで漏電するのを防止する。また、筐体71の表面には、「湯」、「原水」及び「浄水」の印字が筐体71の縦方向に並んで配置される。また、これら「湯」、「原水」及び「浄水」の印字群に対し「出/停」の印字が筐体71の縦方向で離間して配置される。
操作部70は、制御部80と同様にマイクロコントローラにより構成され、単独でも情報処理することが可能である。また、操作部70は無線通信回路78が内蔵されており、制御部80又はインターネット回線に対し無線を通じて外部装置と通信可能に設けられる。また、無線方式としてはWi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)などを適宜採用可能である。
3つのLEDランプ72は、上述の「湯」、「原水」及び「浄水」の印字群に対し一方側(図中で左側)に配置される。3つのLEDランプ72のうちいずれかが点灯することによって、吐出口部13から吐出された水の種類が使用者に知らされる。
第1及び第2スイッチセンサー73,74は、非接触式の光学センサーであり、発光部及び受光部を有して構成される。これにより、使用者は直接操作部70に触れることなく浄水システム1を操作可能である。そのため、汚れた手で操作部70の筐体71を触ることを防止することができ、また、筐体71が汚れていたとしても手で筐体71に触れる必要がなくなる。また、操作部70が故障などで漏電した場合、操作部70には感電防止機能が設置されているものの、非接触式であればより確実に使用者の感電を防止することも可能である。
なお、本実施形態は、第1及び第2スイッチセンサー73,74は光学センサーにより構成したが、これに限定されない。例えばAR(Augmented Reality)技術を用いて空間内に浮いたスイッチの像を投影したり天板3などにスイッチの像を投影してその機能を実現してもよい。
また、第1及び第2スイッチセンサー73,74は、操作部70の筐体71の表側において筐体71の縦方向に並んで配置される。第1スイッチセンサー73は、「湯」、「原水」及び「浄水」の文字表記群の他方側(図中で右側)に配置される。第2スイッチセンサー74は、「出/停」の文字表記の他方側に配置される。使用者が第1スイッチセンサー73の近傍に手をかざすと、操作部70は、無線通信回路78を通じて吐出される水を「湯」、「原水」又は「浄水」に切り替えるように制御部80に指示を送信する。その一方、使用者が第2スイッチセンサー74の近傍に手をかざすと、操作部70は、無線通信回路78を通じて水の吐出又は停止を切り替えるように制御部80に指示を送信する。
なお、第1及び第2スイッチセンサー73,74による切り替えは、手をかざす回数によって順に「湯」、「原水」、「浄水」や「水の吐出/停止」を切り替えてもよいし、手をかざす位置によって切り替えるなど、適宜使用者の要望により選択される。
また、本実施形態では、第1及び第2スイッチセンサー73,74により操作するが、センサーではなく物理的な押しボタンスイッチ等、使用者の要望により、既存技術を組み合わせて使用できる。
ディスプレー部75は、液晶ディスプレーにより構成されており、種々の情報を使用者に提示する。例えば、ディスプレー部75は、LEDランプ72以外でも水栓10より吐出されている水の種類が浄水か原水かを文字情報として表示する。このとき、比較的大きいサイズの字で表示するとよい。勿論、イラスト情報など文字情報以外の情報によって表示するようにしてもよい。また、ディスプレー部75は、浄水器20によって濾過された水量(浄水量)を表示して浄水の出し過ぎを防止したり、浄水量の積算値を表示して浄水器20のフィルター交換時期の目安を知らせたりする。
なお、浄水量に関する情報は、制御部80において流量センサー60の計測結果、及び電動バルブ33,61,62の開閉状態に基づき算出され、制御部80から操作部70に送信される。また、浄水量は、水量そのものを計測してもよいし、浄水が流れた時間から概算表示してもよい。
また、フィルター交換時期や管31,32,41,42,43,44の洗浄・交換の時期に到達した際、操作部70はディスプレー部75を通じてその交換時期を知らせて、機能が劣化したフィルターや管の使用を防止させる。また、浄水器20の滞留水を使用させないように、操作部70は、水栓10から吐出し始めて暫(しばら)くの間、その吐出水が捨て水の状態であることを知らせる。ただし、前回の使用からあまり時間が経過していない場合、例えば最後に浄水から原水に切り替わって一昼夜経っていない場合には、操作部70は捨て水の状態であることを必ずしも知らせなくてもよい。また、使用者が誤って水栓10を湯側で使用した場合、操作部70はその誤使用状態であることを知らせる。フィルターに識別用ICタグ等を取り付け、他社フィルターが接続されていることを表示したり、さらに他社フィルターが接続されている場合には浄水側に切り替わらない設定とすることもできる。
なお、フィルターの交換時期を知らせる際、操作部70はインターネット回線に接続してディスプレー部75に所定のWebサイトや、推奨する交換フィルター品番を表示させ、このWebサイトでフィルターを購入可能に構成されてもよい。
マイク部76及びスピーカー部77は、操作部70の筐体71の隅部で横方向に並んで配置される。また、操作部70は、このマイク部76及びスピーカー部77を有することにより、対話型の音声操作に対応したAI支援機能付のスピーカー(所謂スマートスピーカー)として機能することが可能である。すなわち、操作者は使用者から発話された音声をマイク部76で集音し、音声認識した上で情報処理する。具体的には、使用者は、上述した第1及び第2スイッチセンサー73,74での操作に代わり、操作部70のマイク部76に向かって音声にて指示することにより水の種類の切り替えなどを行うことが可能である。この場合も同様に、汚れた手で操作部70の筐体71などに触れる必要がなく、また漏電の心配もない。なお、スマートスピーカーは、操作部70と別体であってもよく、この場合、操作部70又は制御部80とWi-Fiなどの無線通信により通信可能とする。また、操作部70は、制御部80からの送信情報に基づき吐出されている水の種類を常時把握しており、湯である場合、「お湯になっています」などとスピーカー部77から音声出力して警告する。
また、操作部70は、音声認識の際に登録された音声にのみ反応するように構成することも可能である。例えば、使用者(例えば大人)の音声のみを操作部70に登録しておき、それ以外の者(例えば子供)には反応しないように設定してもよい。この場合、子供などの他者が湯に不意に接触することを防止することが可能となる。また、操作部70のディスプレー部75とは別に、表示機能を有するリモコンがさらに設けられていてもよい。
この場合、使用者が流し台2の周辺にいない場合でも浄水システム1の状態を確認することが可能となる。また、LEDランプ72やディスプレー部75は、送水ユニット50の筐体51に設けられていてもよい。
図5に示すように、制御部80は、マイクロコントローラで構成され、CPU81(中央演算回路)と、ROM82(読出し専用記憶回路)と、RAM83(書き込み可能な記憶回路)と、インターフェイス回路85と、無線通信回路84と、これら回路を相互に接続するバス86と、を有する。また、制御部80は、インターフェイス回路85を通じて、電動バルブ33,61,62が電気的に接続される。電動バルブ33,61,62それぞれは、制御部80の指示に従って開閉動作する。また、制御部80は同様に、流量センサー60にも接続されており、流量センサー60での計測結果が入力される。
CPU81は、ROM82及びRAM83に格納されるプログラム及びデータを適宜実行したり読み出したりして、流量センサー60及び電動バルブ33,61,62を制御する。ROM82は、その機能を実現するための各種プログラムなどが格納される。RAM83は、CPU81がプログラムを実行する際、中間的に生成されるデータを一時的に保存する。インターフェイス回路85は、各種外部機器と間の物理的なインターフェイス機能を有する。本実施形態では、インターフェイス回路85は、流量センサー60及び電動バルブ33,61,62などの回路に対し電気信号を仲介して相互に通信可能とする。無線通信回路84は、無線通信としてのインターフェイス機能を有しており、操作部70又はインターネット回線との間で種々の情報を送受信可能である。
このように構成される制御部80では、流量センサー60の計測結果、及び電動バルブ33,61,62の開閉状態に基づき水栓10の吐出口部13から吐出されている水が捨て水か否かが判定される。捨て水であると判定される場合、制御部80は電動バルブ62を全開に制御し、水栓10からの流量を最大にする。この場合、捨て水を早期に吐出することが可能となる。また、制御部80では浄水量が時系列で算出及び記憶保持される。そのため、一回の操作での浄水量が設定された閾値以上である場合、制御部80は過剰な浄水の使用であると判定して使用者に通知するようにしてもよいし、ある設定された範囲内であれば最適流量であると判定して使用者に通知するようにしてもよい。
また、制御部80は、操作部70が故障したことを検知した場合、原水が直接通過可能に電動バルブ33,61,62などを制御するように指示するとよい。これにより、異常時において浄水器20が使用できなくても水栓10を使用可能とするので、使用者の安心感を高めることが可能である。なお、電動バルブ33,61,62が、操作部70や制御部80の故障時や停電時などにおいて、原水が使用可能となる状態に自発的に移行するよう、つまり非通電時における電動バルブ33,61,62の位置が、原水を通過可能とする位置となるように構成してもよい。
<操作ユニットの動作について>
次に図6を参照して、上述のように構成された送水ユニット50の動作について説明する。図6は、図1に示す送水ユニット50の動作を説明する模式図である。
図6(A)に示すように、制御部80は、第1及び第2水側電動バルブ61,62を制御し、第1水側電動バルブ61を全開、第2水側電動バルブ62を全閉にする。この場合、浄水器20側には原水は供給されず、原水は本管流路52を通過し、水栓10の吐出口部13からは原水がそのまま吐出される。
なお、このとき、水栓側接続部54及び浄水器浄水側接続部57ではその逆止弁55,58によって原水は逆流することはない。また、逆止弁が配置されることにより、浄水器20のフィルターを交換するときに、フィルター内の滞留水等が水漏れする量を減らすことができる。
図6(B)に示すように、制御部80は、第1及び第2水側電動バルブ61,62を制御し、第1水側電動バルブ61を全閉、第2水側電動バルブ62を全開にする。この場合、原水は本管流路52側は通過せず、浄水器20側に原水が供給される。そして、浄水器20のフィルターによって濾過された原水、すなわち浄水は送水ユニット50に戻る。これにより、水栓10の吐出口部13からは浄水が吐出される。あるいは、閉めきりにならないように、第2水側電動バルブ62を先に開いてから、第1水側電動バルブ61を閉じてもよい。
そして、図6(C)に示すように、浄水の吐出状態(図6(B)参照)から原水の吐出状態(図6(A)参照)に移行するには、制御部80は第1水側電動バルブ61に対し全閉から全開に切り替わる制御を行う。同時に、制御部80は第2水側電動バルブ62に対し全開から全閉に切り替わる制御を行う。あるいは、閉めきりにならないように、第1水側電動バルブ61を先に開いてから、第2水側電動バルブ62を閉じてもよい。つまり、このような切り替え制御により、水栓10の吐出口部13において浄水から原水に切り替わって原水が吐出される。
<本実施形態の利点について>
以上説明したように本実施形態の送水ユニット50によれば、水栓10へ水を供給するための本管流路52と、浄水器20の原水入口部22に接続する流路が接続される浄水器原水側接続部59と、浄水器20の浄水出口部23からの流路が接続される浄水器浄水側接続部57と、本管流路52を開閉するための第1水側電動バルブ(バルブ)61と、を備える。このため、送水ユニット50が取り付けられる水栓本体11に対し、送水ユニット50の第1水側電動バルブ(バルブ)61で開閉するので、送水ユニット50側で水圧を受けることができる。これにより、浄水器20に過度な水圧がかかる現象を防止することができる。また、送水ユニット50は、水栓本体11との接続部分も含めユニット化されているため、既存の水栓本体11にも接続することができ、且つ、従来のように作業者が現場で部品を1つ1つ接続していく場合と比較して、水栓本体11との接続作業性が向上し、部品同士を接続するための構成を大幅に省略できるので省スペース化を実現することもできる。
また、本実施形態の送水ユニット50によれば、第1及び第2水側電動バルブ(バルブ)61,62が、電動式のモーターにより構成されるため、モーターの回転動作で流量を調整することができ、且つシール性も高めることができる。
また、本実施形態の接続システム40によれば、浄水器20に過度な水圧がかかる現象を防止するとともに、既存の水栓本体11にも接続することができ、且つ水栓本体11との接続作業性及び省スペース化を実現することができる接続システム40を提供することができる。また、本実施形態の浄水システム1によれば、操作部70が、送水ユニット50から離れて配置されるため、水栓10の使用者の利便性を向上させることができる。
特に、従来は逆止弁、T型管継手及び電動三方弁などが個別の部品として繋ぎ合わされていたので、電力を取り込むための部品の設置が容易でないのに対し、本実施形態の浄水システム1では、送水ユニット50によりユニット化されたことにより、ユニット内へのバッテリの設置や、生ごみ処理器、食洗器などに用いられる電源からの電力の引き込みが容易になる。したがって、浄水システム1は、上記や下記変形例に記載のような様々な電子部品の追加が容易になり、これら電子部品間で情報を送受信し利用者に適切なサービスを提供するIoTとの親和性が高くなる。
<変形例>
次に図7を参照して、本実施形態の変形例について説明する。図7は、本実施形態に係る送水ユニット50の変形例を説明する概略流路構成図である。
図7に示すように、本実施形態の変形例として、送水ユニット50には第1及び第2水側電動バルブ61,62は設けられず、その代わりに本管流路52及び分岐流路53の分岐部分に1つの電動三方弁90が配置されてもよい。この場合、1つの弁装置の配置で済むので送水ユニット50の構造だけではなく制御部80での制御プロセスも簡素化することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記実施形態と同様である。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明の態様は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良などが可能である。
例えば、送水ユニット50に圧抜き機構をさらに配置してもよい。この場合、浄水器20が一定以上の水圧とならないようにすることができ、安全性をさらに高めることができる。
また、水栓10の吐出口部13に温度計が設けられ、この温度計での計測結果が操作部70のディスプレー部75に表示されるように構成されてもよい。この場合、使用者は、ディスプレー部75の温度表示を参照しながら水栓10のレバーを用いて、吐出される水を所望の温度に調整することができる。
また、操作部70での使用者の指示に応じて浄水が一定量(例えばコップ一杯分)で吐出可能に、操作部70及び制御部80が構成されてもよい。この場合、使用者は計量カップを用いなくても必要量の浄水を容易に得ることができる。このとき、例えばインターネットを通じて提供されるレシピ情報と連動して、所定の料理に必要な分量の浄水が自動で吐出可能に構成されてもよい。また吐出する際、点滴のように断続的に少量ずつ(例えば所定単位量ずつ)吐出可能に設けられてもよい。
また、操作部70にチャイルドロック用のスイッチが配置されてもよい。この場合、制御部80がそのスイッチのON/OFFに基づき子供などの悪戯で浄水が吐出された状態で放置されることを防止することができる。
また、制御部80に水感知センサーや湿度センサーなどがさらに設けられて、制御部80が流し台2の内部の漏水を検知可能に構成されてもよい。この場合、流し台2の内部が水浸しになることを防止することができる。制御部80を送水ユニット50と一体化して、センサー等を含んださらにコンパクトな形状とし、制御部を別に設置することなく省スペース化を図ることもできる。
また、制御部80は、流量センサー60の計測結果、及び電動バルブ33,61,62の開閉状態に基づき浄水、原水、及び湯それぞれでの使用量を算出し、無線通信回路84を通じて所定のクラウドサービスにその使用量に関する情報を提供可能に構成されてもよい。この場合、使用者はこのクラウドサービスを通じてその使用量をグラフ表示などで確認することができる。また、クラウドサービスが、年間使用量をグラフ表示などによって可視化したり、節水量や節約金額などをペットボトル数に換算して表示したりしてもよい。また、使用者のスマートフォン等が、クラウドサービスからの通知を自動的に表示するようにすれば、使用者が、該当のアプリケーションで使用量を確認できるだけでなく、送水ユニットや接続配管やホース等の定期メンテナンスのお知らせなどを容易に知ることができる。また、スマートフォン等は、フィルターの交換時期、推奨する交換フィルターの品番および購入サイトへのリンクバナーを表示することもできる。
また、操作部70の第1及び第2スイッチセンサー73,74やマイク部76の認識範囲が設定されてもよい。この場合、第1及び第2スイッチセンサー73,74が誤作動したり、マイク部76が不要な音声を集音したりすることを防止して、認識精度を高めることができる。また、操作部70の追加的構成としてワイヤレスマウスを用いてもよい。この場合、例えば左右のクリックに応じて原水と浄水とが切り替わるようにする。
また、湯流路24が、送水ユニット50の筐体51内を通るようにしてもよい。この場合、湯側電動バルブ33も筐体51内に設置するようにすると、浄水システム1全体をコンパクト化できる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
なお、本出願は、2019年2月4日出願の日本特許出願(特願2019-017880)に基づくものであり、その内容は本出願の中に参照として援用される。
1 浄水システム
2 流し台
3 天板
10 水栓
11 水栓本体
12 水栓レバー
13 吐出口部
20 浄水器
21 筐体
22 原水入口部
23 浄水出口部
24 湯流路
25 湯用元バルブ
26 原水流路
27 水道水用元バルブ
30 湯流路側接続システム
31 第1管
32 第2管
33 湯側電動バルブ
34 逆止弁
40 原水流路側接続システム(接続システム)
41 第1管(管)
42 第2管(管)
43 第3管(管)
44 第4管(管)
50 送水ユニット
51 筐体
52 本管流路
53 分岐流路
54 水栓側接続部
55 逆止弁
56 原水側接続部
57 浄水器浄水側接続部
58 逆止弁
59 浄水器原水側接続部
60 流量センサー
61 第1水側電動バルブ(バルブ)
62 第2水側電動バルブ
70 操作部
71 筐体
72 LEDランプ
73 第1スイッチセンサー
74 第2スイッチセンサー
75 ディスプレー部
76 マイク部
77 スピーカー部
78 無線通信回路
80 制御部
81 CPU
82 ROM
83 RAM
84 無線通信回路
85 インターフェイス回路
86 バス
90 電動三方弁(バルブ)

Claims (3)

  1. 水道水用元バルブから水栓に水を供給するための原水流路に配置され、前記水栓と浄水器とに接続される送水ユニットであって、
    前記浄水器を経由せずに前記水栓へ水を供給するための本管流路と、
    前記本管流路の側方に設けられた分岐流路と、
    前記浄水器の原水入口部に接続する流路が接続される浄水器原水側接続部と、
    前記浄水器の浄水出口部からの流路が接続される浄水器浄水側接続部と、
    前記本管流路を開閉するための電動式のモーターもしくは電磁式のソレノイドにより構成される第1水側バルブおよび前記浄水器原水側接続部の内部に配置された電動式のモーターもしくは電磁式のソレノイドにより構成される第2水側バルブ、または前記本管流路および分岐流路の分岐部分に1つの電動式のモーターもしくは電磁式のソレノイドにより構成される三方弁と、
    を備えることを特徴とする送水ユニット。
  2. 請求項に記載の送水ユニットと、
    前記送水ユニットと前記水栓を接続する管と、
    前記送水ユニットと前記原水流路の水道水用元バルブとを接続する管と、
    前記送水ユニットと前記浄水器の原水入口部とを接続する管と、
    前記送水ユニットと前記浄水器の浄水出口部とを接続する管と、
    を備える接続システム。
  3. 請求項に記載の接続システムと、
    前記第1水側バルブおよび前記第2水側バルブ、または前記三方弁を開閉するための操作部と、
    を備え、
    前記操作部が、前記送水ユニットから離れて配置される
    ことを特徴とする浄水システム。
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