JP2015113651A - 吐水装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気駆動弁によって吐水が制御される吐水装置において、電力の供給が受けられない場合にも、水を取り出すことができる吐水装置を提供する。【解決手段】装置本体2と、水源と電気駆動弁との間に接続される供給管11とを備えた吐水装置1であり、装置本体2は、内部に電気駆動弁を有しており、この電気駆動弁によって吐出口58からの吐水・止水が切り替えられ、供給管11には、手動開閉弁81と、手動開閉弁81の下流側に配置された取水部82とが設けられ、取水部82は、手動開閉弁81を開放することで水を取り出し可能に構成される。【選択図】図1
Description
本発明は、吐水装置に関する。
特許文献1には、従来の吐水装置が開示されている。この特許文献1記載の吐水装置は、電磁弁を備えており、電磁弁により給水と給水停止とが切り替えられるように構成されている。
ところでこの種の吐水装置は、ユーザーによって吐水開始の操作がなされると、電気的に制御される弁(以下、電気駆動弁という)によって、止水状態から吐水状態へと切り替えられる。このため、従来の吐水装置では、停電時のように電力の供給が受けられないと、電気駆動弁を駆動させることができず、水を取り出すことができないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電気駆動弁によって吐水が制御される吐水装置において、電力の供給が受けられない場合にも、水を取り出すことができる吐水装置を提供することにある。
本発明の吐水装置は、内部に電気駆動弁を有しこの電気駆動弁によって吐出口からの吐水・止水が切り替えられる装置本体と、水源と前記電気駆動弁との間に接続される供給管とを備えた吐水装置であって、前記供給管には、手動開閉弁と、この手動開閉弁の下流側に配置された取水部とが設けられており、前記取水部は、前記手動開閉弁を開放することで水を取り出し可能に構成されたものであることを特徴とする。
またこの吐水装置において、前記装置本体にはハンドシャワーが着脱自在に取り付けられており、前記取水部には、前記ハンドシャワーが接続可能な接続部が設けられていることが好ましい。
またこの吐水装置において、前記装置本体には前記供給管を覆う配管カバーが着脱自在に取り付けられており、前記取水部および前記手動開閉弁が、前記配管カバー内に配置されていることが好ましい。
本発明の吐水装置によれば、電力の供給が受けられない場合にも、水を取り出すことができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
本実施形態の吐水装置1は、浴室の壁面に取り付けられるシャワー付きの湯水混合栓である。吐水装置1は、図1に示すように、前面に操作部6が設けられている。操作部6は、ハンドルによって回動操作されるものではなく、タクタイルスイッチによって押圧操作されるものである。この操作部6は、後述の収納ケース内に収納された制御部4に電気的に接続されている。
この吐水装置1は、装置本体2と、配管カバー14と、供給管11と、取水装置8とを備えている。なお、供給管11は、給湯器(図示せず)に連通する給湯管13と、水道管に連通する給水管12とを含む。
装置本体2は、供給管11から供給された湯および冷水を混合し、設定された温度の湯水を吐出口58から吐出する(以下、この吐出口58から吐出される湯水を吐水という)。装置本体2は、図2に示すように、制御部4と、この制御部4に制御される吐水機構部3と、この制御部4および吐水機構部3を収容する外郭部5とを備えている。
吐水機構部3は、吐水の温度や流量を変化させる機能を有する。吐水機構部3には供給管11が接続されており、吐水機構部3の下流側には吐出口58が接続されている。吐水機構部3は、制御部4に電気的に接続されている。吐水機構部3は、制御部4から供給された電力によって駆動する。また、吐水機構部3は、吐水の温度と流量とを、制御部4からの信号に基づいて変化させる。吐水機構部3は、湯水混合弁31、電気駆動弁32、流路切替弁33、流量センサー34を備えている。
湯水混合弁31には、供給管11が接続される。つまり、湯水混合弁31には、給湯管13および給水管12が接続される。湯水混合弁31は、流入した湯と冷水との混合割合を変えて、制御部4により指示された温度(設定温度)の吐水を生成する。
電気駆動弁32は、湯水混合弁31によって生成された吐水の給水と止水とを切り替え、また、吐水の流量を変更する。この電気駆動弁32は、制御部4から電力の供給を受けて駆動する開閉弁であり、本実施形態においては、電動弁(電動モータによって開閉駆動する)によって構成されている。電気駆動弁32は、制御部4に電気的に接続されており、制御部4によって制御される。制御部4は、流量センサー34から入力された流量値に基づいて、電気駆動弁32の駆動制御を行う。
なお、本実施形態の電気駆動弁32は電動弁によって構成されていたが、電磁弁によって構成されてもよい。電気駆動弁32として電磁弁が用いられる場合、流量調整を行うために流量調整弁を追加して設けてもよい。
流路切替弁33は、シャワー吐水にするか、カラン吐水にするかを切り替えるための弁である。流路切替弁33は、制御部4に電気的に接続されており、制御部4によってシャワー吐水とカラン吐水との切り替えが制御される。なお、図中の符号35は、ハンドシャワーに連通する配管であり、符号36は、カラン用の吐出口58に連通する配管である。
このような構成の吐水機構部3は、流量センサー34・湯水混合弁31・電気駆動弁32・流路切替弁33の順に、上流側から配管を介して接続されている。また、本実施形態の吐水機構部3には、電気駆動弁32と流路切替弁33との間にバッファタンク37が設けられている。各部品を接続する配管は、例えば、銅管であってもよいし、フレキシブル配管であってもよい。また、流量センサー34の位置は、本実施形態の位置に限定されない。
制御部4は、操作部6に電気的に接続される。制御部4は、操作部6からの信号が入力されると、吐水機構部3に制御信号を出力し、これにより吐水機構部3を制御する。制御部4は、例えば、制御基板に実装されたマイクロプロセッサを主構成要素とする。
外郭部5は、吐水機構部3と制御部4とを内部に収容する。外郭部5は、図1に示すように、天面部51,前面部52,底面部53、側面部56,背面部57を備え、箱形状に形成される。なお、底面部53は、上底面54と下底面55とに段状に形成されている。上底面54には、吐出口58が設けられている。下底面55には、供給管11が挿通される挿通孔59が設けられている。
前面部52には、操作部6が設けられている。操作部6は、収納ケースの前面部52に沿って配置される。操作部6は、表示部61と、押しボタン62とを備えている。表示部61は、液晶パネルによって構成されており、制御部4によって表示が制御される。押しボタン62は、上述のように、タクタイルスイッチによって構成されている。押しボタン62は、押圧操作されると、制御部4に信号を出力するように構成されている。
また、外郭部5には、ハンドシャワー7を取り付けるためのシャワー接続部21が設けられている。シャワー接続部21は、流路切替弁33に連通接続されている。シャワー接続部21は、流路切替弁33によってカラン吐水に切り替えられると、電気駆動弁32を流通した吐水が流通するように構成される。
ハンドシャワー7は、シャワー接続部21に着脱自在に取り付けられる。ハンドシャワー7は、ホース72と、シャワーヘッド71とを備えている。シャワーヘッド71は、ホース72の下流側の端部に取り付けられている。ホース72の上流側の端部には、シャワー接続部21に着脱自在に接続される被接続部73が設けられている。
このような構成の装置本体2には、供給管11が接続されている。供給管11は、水源(本実施形態では、水道管または給湯器)と吐水機構部3との間に連通接続されている。言い換えると、供給管11は、水源と電気駆動弁32との間に接続されている。
この供給管11には、図3に示すように、取水装置8が取り付けられている。取水装置8は、電気駆動弁32が停電や故障等で駆動不能となった場合に、供給管11から水を取り出すためのものである。この取水装置8は、手動開閉弁81と、取水部82と、逆止弁86とを備えている。
手動開閉弁81は、ユーザーが手動操作することで、供給管11の流路を開閉できる弁である。手動開閉弁81の操作部は、ハンドルが設けられておらず、所定の工具(本実施形態では、マイナスドライバー)を用いることで操作可能に構成されている。
取水部82は、手動開閉弁81の下流側に配置されている。取水部82は、吐出部83と、この吐出部83を閉塞するキャップ84とを備えている。吐出部83は、供給管11に連通している。キャップ84は、吐出部83に着脱自在となっている。キャップ84は、吐水装置1の通常使用時には、吐出部83に取り付けられ、吐出部83からの水の流出を阻止する。
吐出部83には接続部85が設けられている。接続部85は、吐出部83の先端に形成されている。接続部85は、ハンドシャワー7の被接続部73が接続できるように構成されている。なお、本実施形態の接続部85は、吐出部83の外周面に雄ねじが設けられることで構成されている。
逆止弁86は、水源から装置本体2に向かう方向への水の流通を許容し、その反対側の水の流通を規制する。逆止弁86は、電気駆動弁32によって供給管11を流通する水を止めた場合に、装置本体2側から供給管11側に向かって水が流出するのを防ぐ。
本実施形態の取水装置8は、給水管12に取り付けられており、給湯管13には取り付けられていない。しかしながら、取水装置8は、給水管12と給湯管13との両方に取り付けられてもよい。なお、本実施形態の吐水装置1においては、逆止弁86と手動開閉弁81のみ給湯管13に取り付けられている。
配管カバー14は、図4に示すように、装置本体2の下端部に着脱自在に取り付けられる。配管カバー14は、浴室の壁内から浴室内に向かって配管された供給管11を覆う。また、配管カバー14内には、取水装置8が収納配置される。配管カバー14は、ケーシングに取り付けられると、配管カバー14の前面がケーシングの前面に面一となり、配管カバー14の側面がケーシングの側面と面一となる。
停電等のように電気駆動弁32に電力の供給ができない場合、電気駆動弁32を駆動させることができず、吐出口58からの給水を行うことができない。このとき、ユーザーは、例えば、次のようにすれば、供給管11から水を取り出すことができる。
ユーザーは、配管カバー14を装置本体2から取り外し、手動開閉弁81を操作することによって供給管11内の水の流通を停止させる。次いで、ユーザーは、工具(例えば、スパナ)を用いて、吐出部83からキャップ84を取り外す。この後、ユーザーは、ハンドシャワー7を使用したい場合には、図5に示すように、接続部85にハンドシャワー7の被接続部73を取り付ける。
この状態で、ユーザーは、手動開閉弁81を開放させる。これによりユーザーは、供給管11から水を取り出すことができる。なお、吐出部83からの水の吐出を止水したい場合には、手動開閉弁81を操作して止水させればよい。
以上説明したように、本実施形態の吐水装置1は、装置本体2と、供給管11とを備えている。装置本体2は、内部に電気駆動弁32を有しており、この電気駆動弁32によって吐出口58からの給水・止水が切り替えられる。供給管11は、水源と電気駆動弁32との間に接続される。供給管11には、手動開閉弁81と、この手動開閉弁81の下流側に配置された取水部82とが設けられている。取水部82は、手動開閉弁81を開放することで水を取り出し可能に構成されている。
このため、本実施形態の吐水装置1によれば、電気駆動弁32が停電等で駆動不能となった場合であっても、ユーザーは、手動開閉弁81を手動操作することで、取水部82から水を取り出すことができる。
また、本実施形態の吐水装置1は、装置本体2にはハンドシャワー7が着脱自在に取り付けられている。取水部82には、ハンドシャワー7が接続可能な接続部85が設けられている。
このため、本実施形態の吐水装置1によれば、仮に電力の供給が受けられない状況において、ユーザーがハンドシャワー7を使用したい場合であっても、ハンドシャワー7を接続部85に付け替えるだけで、ハンドシャワー7を使用することができる。吐水装置1に取り付けられたハンドシャワーは、例えば浴槽に貯水する等、多目的に利用できる。
また、本実施形態の吐水装置1は、装置本体2には供給管11を覆う配管カバー14が着脱自在に取り付けられている。そして、取水部82および手動開閉弁81が、配管カバー14内に配置されている。
このため、本実施形態の吐水装置1は、通常使用時に、手動開閉弁81や取水部82を誤って操作してしまうのを防ぐことができる。また、手動開閉弁81や取水部82が外観に露出しないので、外観が損なわれるのを防ぐことができる。
1 吐水装置
11 供給管
12 給水管
13 給湯管
14 配管カバー
2 装置本体
21 シャワー接続部
3 吐水機構部
32 電気駆動弁
4 制御部
5 外郭部
6 操作部
61 表示部
62 押しボタン
7 ハンドシャワー
71 シャワーヘッド
72 ホース
73 被接続部
8 取水装置
81 手動開閉弁
82 取水部
83 吐出部
84 キャップ
85 接続部
86 逆止弁
11 供給管
12 給水管
13 給湯管
14 配管カバー
2 装置本体
21 シャワー接続部
3 吐水機構部
32 電気駆動弁
4 制御部
5 外郭部
6 操作部
61 表示部
62 押しボタン
7 ハンドシャワー
71 シャワーヘッド
72 ホース
73 被接続部
8 取水装置
81 手動開閉弁
82 取水部
83 吐出部
84 キャップ
85 接続部
86 逆止弁
Claims (3)
- 内部に電気駆動弁を有しこの電気駆動弁によって吐出口からの給水・止水が切り替えられる装置本体と、
水源と前記電気駆動弁との間に接続される供給管と
を備えた吐水装置であって、
前記供給管には、手動開閉弁と、この手動開閉弁の下流側に配置された取水部とが設けられており、
前記取水部は、前記手動開閉弁を開放することで水を取り出し可能に構成されたものである
ことを特徴とする吐水装置。 - 前記装置本体にはハンドシャワーが着脱自在に取り付けられており、
前記取水部には、前記ハンドシャワーが接続可能な接続部が設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の吐水装置。 - 前記装置本体には前記供給管を覆う配管カバーが着脱自在に取り付けられており、
前記取水部および前記手動開閉弁が、前記配管カバー内に配置されている
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の吐水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013257475A JP2015113651A (ja) | 2013-12-12 | 2013-12-12 | 吐水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013257475A JP2015113651A (ja) | 2013-12-12 | 2013-12-12 | 吐水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015113651A true JP2015113651A (ja) | 2015-06-22 |
Family
ID=53527718
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2013257475A Pending JP2015113651A (ja) | 2013-12-12 | 2013-12-12 | 吐水装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015113651A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020162153A1 (ja) * | 2019-02-04 | 2020-08-13 | 東レ株式会社 | 送水ユニット、接続システム及び浄水システム |
-
2013
- 2013-12-12 JP JP2013257475A patent/JP2015113651A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020162153A1 (ja) * | 2019-02-04 | 2020-08-13 | 東レ株式会社 | 送水ユニット、接続システム及び浄水システム |
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