JP2017080664A - 精米機 - Google Patents

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【課題】米袋に詰められた原料玄米を供給ホッパーへ張り込む作業が不要であり、また、手離れが良くて別の作業を行うことができる農家用の精米機を提供する。【解決手段】架台5上に精米機本体6を載置するとともに、該精米機本体6上部に原料玄米を一時貯留するための一時貯留ホッパー8を設け、該一時貯留ホッパー8上部には、原料玄米の詰められた容器41から原料玄米を直接吸引して前記一時貯留ホッパー8まで揚穀することのできる吸引式揚穀機9を設けたので、原料玄米の詰められた容器41から原料玄米を直接吸引して、精米機本体6に供給する原料玄米を一時貯留する一時貯留ホッパー8への揚穀が行われる。【選択図】図1

Description

本発明は、農家用の精米機に関する。
従来、農家用の精米機は、農家の納屋などに設置されていて、玄米保冷庫などで保管されている原料玄米(自家保有米として30kg用米袋に複数袋に詰められている。)を、その都度取り出し、一袋30kgを一単位として精米作業を行う場合が多い。したがって、農家用の精米機は、循環式であっても一回通し式であっても、モータの所要動力が0.4kw〜0.7kw程度(1馬力未満)に設定され、その処理能力は20kg/h〜40kg/h程度の小能力に設定されている。しかし、このような小型の精米機であっても、原料玄米のタンクへの張り込み時の作業負担の軽減化や、精米作業の能率化や、精米作業の連続作業化などを実現するために、精米機に原料揚穀機を付設するなどの工夫を凝らしたものがある。
例えば、特許文献1に開示されたものは(図8参照)、多孔壁除糠精白筒102内に回転自在に設けた中空状の主軸103に螺旋転子104と精白転子105とを軸装し、多孔壁除糠精白筒102と精白転子105とを主要部とする精白室106の一端を米粒供給口107に、他端を米粒排出口108にそれぞれ連絡した精米機101となし、該精米機101の機枠100内に、揚穀機125を立設し、該揚穀機125の排出口128と前記精米機101の米粒供給口107との間を樋130により連絡したことを特徴とするものである。
この構成により、精米機101の米粒排出口108を高位置に設置することができ、大型の精米取出用容器(例えば、紙袋)の使用が可能となる。このため、精米取出用容器を頻繁に取替える必要がなく、また精米の排出状態を常時監視する必要がなく精米作業を能率化することができるというメリットがある。
また、空気搬送機を利用したものとして、特許文献2に開示されたものは(図9参照)、上方位置に精米機203を、下方位置に石抜機206をそれぞれ配置し、該石抜機206と前記精米機203との間に、下方位置の石抜機206から上方位置の精米機203に向かって原料玄米が搬送されるようにエアー搬送機215を配置したことを特徴とするものである。
前記エアー搬送機215の詳細な構造を説明すると(図9参照)、エアー搬送機215は、穀物を受ける原料ホッパー230と、ジェットノズル225と、デヒューザ226と、該デヒューザ226と前記ジェットノズル225との間に形成した穀物流入口227とを備えて構成される。エアー搬送機215の上流側は、送風路216を介してブロワ205が連絡され、エア搬送機215の下流側は、空気揚穀路217を介して精米機203の原料供給ホッパー207に連絡されていて、さらに、この原料供給ホッパー207上部には、前記ブロワ205の空気抜き用のフィルター218が設けられている。
この構成により、ブロワ205を終始回転させておくと、石抜機206より穀物が排出されたときは、エアー搬送機215の穀物流入口227より穀物が吸引供給されて精米機203の原料供給ホッパー207に供給され、原料供給ホッパー207のフィルター218からは空気のみが機外に排気される。これにより、穀物を円滑に連続搬送(揚穀)することができるというメリットがある。
特開昭63−242352号公報 特開平8−215589号公報
上述したように、小型の精米機に原料揚穀機を付設する際に、スクリュー式の揚穀機を採用したり(特許文献1)、エアー搬送式の揚穀機を採用したり(特許文献2)、種々のものを適用することができる。しかし、スクリュー式の揚穀機であっても、エアー搬送式の揚穀機であっても、該搬送機構の前段には、原料供給ホッパー(特許文献1では供給ホッパー123、特許文献2では供給ホッパー212や、原料ホッパー230)が設けられていて、都度張り込み作業が必要となるものである。
例えば、農家では、精米する場合は、玄米保冷庫から30kg用米袋を取り出すとともに、米袋を開封して、前記供給ホッパー123,212,230に張り込む(投入する)作業が必要となる。
この際、供給ホッパー123の設置高さが、わずか20〜40cm程度の高さであったとしても、30kg用米袋を持ち上げる作業は、高齢の農家にとっては大きな労力の負担になる。
また、上記のような供給ホッパー123への原料米の張り込み作業は、作業が完了するまでは農家が精米機に付き添っていなければならず、別の作業が行えないといった問題があった。
本発明は上記問題点にかんがみ、30kg用米袋に詰められた原料玄米を供給ホッパーへ張り込む作業が不要であり、また、手離れが良くて別の作業を行うことができる農家用の精米機を提供することを技術的課題とする。
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、架台上に精米機本体を載置するとともに、該精米機本体上部に原料玄米を一時貯留するための一時貯留ホッパーを設け、該一時貯留ホッパー上部には、原料玄米の詰められた容器から原料玄米を直接吸引して前記一時貯留ホッパーまで揚穀することのできる吸引式揚穀機を設ける、という技術的手段を講じた。
請求項2に記載の発明は、前記吸引式揚穀機は、前記精米機本体が最低の搗精処理能力以上で搗精が行われるよう、少なくとも前記精米機本体の最低の搗精処理能力以上の揚穀処理能力を有するように設定されていることを特徴とする。
そして、請求項3に記載の発明は、前記吸引式揚穀機が、原料玄米の詰められた容器内に挿入することのできる吸引ノズルと、該吸引ノズルに接続された長尺状の吸込ホースと、該吸込ホース内を吸引する吸引機構と、該吸引機構によって揚穀された原料玄米の一定量を収集して前記一時貯留ホッパーへ供給する米粒供給機構とを備えて形成されることを特徴とする。
さらに、請求項4記載の発明は、前記米粒供給機構が、米粒を収集する米粒収集ホッパーと、該米粒収集ホッパーの米粒排出口を開閉させる開閉蓋と、前記吸引機構が作動時は前記開閉蓋を閉鎖させ、前記吸引機構が非作動時は前記開閉蓋を開放させる蓋開閉機構とを備えたものであることを特徴とする。
請求項5記載の発明では、前記吸引式揚穀機が、原料玄米の詰められた容器から原料玄米を揚穀する際に、前記吸引機構の駆動を複数回繰り返して行う間欠的な制御とすることを特徴とする。
請求項6記載の発明では、前記吸引式揚穀機の間欠的な制御が、前記吸引機構の駆動時間を制御するタイマーと、前記一時貯留ホッパー内の原料玄米が満了であるか否かを検知するフォトセンサーとにより電気的に制御されることを特徴とする。
請求項7記載の発明では、前記吸引ノズルが、中空円筒部と、該中空円筒部の先端部付近の内部を上下に二分する仕切壁とを備え、該仕切壁の一方の空間を原料玄米の吸引通路となし、他方の空間を吸引風を起風するための空気貯留室に形成することを特徴とする。
本発明の請求項1のように構成することにより、吸引式揚穀機を駆動すると、原料玄米の詰められた容器から原料玄米を直接吸引して、精米機本体に供給する原料玄米を一時貯留する一時貯留ホッパーへの揚穀が行われるから、30kg用米袋(容器)に詰められた原料玄米を供給ホッパーへ張り込む作業が不要となり、また、原料玄米の張込作業や精米の排出状態を常時監視する必要がなくなり、手離れが良くて作業者は別の作業を行うことができる。
また、請求項2のように構成することにより、吸引式揚穀機の揚穀処理能力が、精米機本体の搗精処理能力を下回ることがないので、精米機本体への原料玄米の供給が確保され、原料が途切れてムラ搗きが生じたり、詰まりが生じるなどの不具合の発生を抑制することができる。
さらに、請求項3のように構成することにより、原料玄米の詰められた容器内に作業者が吸引ノズルを挿入しておくだけで、原料玄米の一定量を吸引し、精米機本体に供給するための原料玄米を一時貯留する一時貯留ホッパーへの揚穀を簡便に行うことができる。
そして、請求項4のように構成することにより、前記吸引機構の作動時は開閉蓋を閉鎖させて原料玄米を米粒収集ホッパーに貯留し、前記吸引機構の非作動時は開閉蓋を開放させて原料玄米を前記一時貯留ホッパーに供給することができ、吸引機構の作動・非作動に応じて米粒収集ホッパーへの原料玄米の貯留又は排出を行うことができる。
請求項5のように構成することにより、吸引式揚穀機の揚穀能力が過剰であっても、一回の揚穀量を少なくした間欠的な制御を行うことで、オーバーフロー、溢流、詰まり現象などの危険を防止することができる。
請求項6のように構成することにより、間欠的な揚穀動作のオン・オフ始動の自動化が可能となる。
また、請求項7のように構成することにより、吸引ノズルの吸引の閉塞現象を解消し、空気貯留室内の吸い込み空気の存在により吸引風を起風させて、円滑な吸引動作を実現することができる。
本発明の実施形態を示す精米機の概略正面図である。 同上の精米機の内部構造を示す一部破断概略側面図である。 一時貯留ホッパー及び吸引式揚穀機の内部構造を示す縦断面図である。 吸引式揚穀機の電気的な制御構成を示す回路図である。 吸引式揚穀機の制御フローを示すフローチャートである。 吸引ノズルの内部構造を示す断面図である。 吸引ノズルの作用図である。 スクリュー式搬送機を利用した揚穀機付精米機の公知例を示す断面図である。 空気式搬送機を利用した揚穀機付精米機の公知例を示す断面図である。
以下、本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1は本発明の実施形態を示す精米機の概略正面図であり、図2は精米機の内部構造を示す一部破断概略側面図である。図1及び図2において、本実施形態の精米機1は、底面に複数の移動用のキャスタ2を備えるとともに、中間位置に精品用容器3(紙袋)の載置台4を突出させた架台5上に、横軸型の精米機本体6が載置されていて、該精米機本体6の原料供給筒7上部に、原料の一時貯留用の一時貯留ホッパー8と吸引式揚穀機9とを重設したことを特徴とするものである。
前記精米機本体6は(図2参照)、カバー体10内に横設した搗精部11と、該搗精部11の米粒排出口側に設けられる、バネ付勢により米粒出口に抵抗を付与する抵抗調節部12と、該抵抗調節部12に抗して流出した精品を機外に誘導する精品排出樋13と、前記搗精部11の精米作用により生じた糠を機外に排出する糠排出樋14と、前記搗精部11の原料供給側に設けられる原料供給筒7と、前記搗精部11の搗精ロール及び送穀スクリューを回転させるモータ15とから主要部が形成される。
前記搗精部11は、カバー体10内に横設された多孔壁除糠精白筒16と、該多孔壁除糠精白筒16内に回転自在に設けた主軸17と、該主軸17に軸装した送穀スクリュー18及び搗精ロール19と、前記多孔壁除糠精白筒16と搗精ロール19との間に形成される精白室20と、前記多孔壁除糠精白筒16の外側に形成される除糠室21とにより構成されている。
前記精白室20は、その一端側を米粒供給口22に連絡し、他端側は米粒排出口23にそれぞれ連絡されている。前記米粒排出口23側に設けられる抵抗調節部12は、米粒排出口23を塞ぐ抵抗板24と、該抵抗板24に抵抗となるバネ圧を付与するバネ部材25と、バネ部材25のバネ圧を調整するダイヤル26とから構成される。この構成により、ダイヤル26を回すと、抵抗板24のバネ圧が調整され、精米の白度を段階的に設定することができる。
前記主軸17の端部には、駆動プーリ27が軸着される一方、前記モータ15のモータ軸にはモータプーリ28が軸着され、該モータプーリ28と駆動プーリ27との間はベルト29が巻回されている。これにより、モータ15を駆動することで、主軸17に軸着された送穀スクリュー18及び搗精ロール19が回転駆動され、米粒供給口22に供給された玄米は、搗精部11を通過する間に搗精されて精白される。一方、玄米から剥離された糠は、多孔壁除糠精白筒16から外側に漏出し、除糠室21及び糠排出樋14を介して糠回収容器(紙袋)30に収集されることになる。
精白米は、米粒排出口23を塞ぐ抵抗板24に抗して機外に排出されることになり、精品排出樋13を介して精品用容器3(紙袋)に収集されることになる。
次に、精米機本体6の上部に重設される一時貯留ホッパー8及び吸引式揚穀機9の詳細構造につき、図3を参照して説明する。図3は、一時貯留ホッパー及び吸引式揚穀機の要部を示す縦断面図である。
図3に示すように、精米機本体6の原料供給筒7上部には、漏斗状の一時貯留ホッパー8が重設され、さらに、該一時貯留ホッパー8の上部に吸引式揚穀機9が重設される。
吸引式揚穀機9は、吸引機35及び米粒分離通路36を備えた吸引機構Aと、米粒収集ホッパー38及び開閉蓋開閉機構40を備えて、収集した米粒を前記一時貯留ホッパー8に供給する米粒供給機構Bと、吸引ホース部Cとにより主要部が構成される。
前記吸引機構Aは、筐体31Aの中央に内装される吸風口32及び排風口33を有する上下方向の吸引筒部34、該吸引筒部34に内装したモータ及び吸引ファンからなる吸引機35、及び、該吸引筒部34の外周側に形成され、米粒を旋回させながら米粒と空気とを分離する米粒分離通路36を備えたものである。
前記米粒供給機構Bは、筐体31Bに内装されるとともに、前記米粒分離通路36と連通され、米粒を旋回させる米粒旋回通路37、該米粒旋回通路37から分離された米粒を収集する米粒収集ホッパー38、及び、前記吸引機35が作動時は開閉蓋39が閉鎖し、非作動時(通常時)は開閉蓋39が開放される蓋開閉機構40を備えたものである。そして、前記米粒供給機構Bは、前記吸引機構Aとは分割可能となっていて、例えば、前記筐体31A側の両側壁に突起部45,45を突設する一方、前記筐体31B側の両側壁に簡易型のパッチン鍵46,46を付設する構成とするとよい。
また、前記吸引ホース部Cは、原料玄米が詰め込まれた容器(30kg用米袋)41内に挿入することのできる吸引ノズル42(図1又は図2参照)、該吸引ノズル42に接続された長尺状の吸込ホース43、及び、吸込ホース43の基端側を前記米粒分離通路36に連通することのできる差込口44を備えたものとなっている。
次に、前記米粒供給機構Bの蓋開閉機構40の構造を説明する。蓋開閉機構40を形成する開閉蓋39は、一端が回動軸47により回動自在に取り付けられ、他端が自由端に形成されている。これにより、通常時は開閉蓋39の自重により垂れ下がった状態(図3の実線位置)で、米粒収集ホッパー38の米粒排出口48が開放状態になる。一方で、吸引機35を作動させると、吸風口32から排風口33に向けて吸引が行われるから、米粒収集ホッパー38内が負圧になり、開閉蓋39が自重に抗して米粒排出口48が閉鎖される(図3の二点鎖線位置)。この状態で吸引機35を作動し続けると、吸引ホース部Cの吸引ノズル42から容器(30kg用米袋)41内の米粒が吸引されて揚穀され、差込口44から米粒分離通路36に米粒が供給されるのである。
前記精米機本体6の搗精の処理能力と、前記吸引式揚穀機9の揚穀の処理能力とを比較した場合、吸引式揚穀機9は、少なくとも精米機本体6の最低の搗精処理能力以上で搗精が行われるように、最低の搗精処理能力以上の揚穀処理能力を発揮するものを採用しなければならない。
例えるならば、精米機本体6の搗精の処理能力が最低で20kg/h,最高で40kg/hであったとすると、吸引式揚穀機9の揚穀の処理能力は、それぞれの搗精処理能力の約10倍の200kg/h乃至400kg/hの能力とするのが望ましい。しかしながら、米粒の揚穀能力が過剰であると、精米機本体6、一時貯留タンク8及び吸引式揚穀機9に対するオーバーフロー、溢流、詰まり現象などの危険が生じるが、一回の揚穀量を少なくし、タイマーを付設した間欠的な揚穀動作を繰り返すようにすれば、このような問題は生じない。また、タイマーによる揚穀動作と、一時貯留タンク8の満了とを検知して揚穀動作を停止する電気制御に形成すると、間欠的な揚穀動作のオン・オフ始動の自動化が可能となる。それゆえ、前記蓋開閉機構40(図3参照)の開閉蓋39直下には、一時貯留ホッパー8内の米粒の溜まり量が満了であるか否かにつき、米粒の有無の検知・判別を行うフォトセンサ49を設けるとよい。すなわち、一時貯留タンク8の溜まり量がL1(図3の二点鎖線)のときは、揚穀動作を継続しても十分な状況にあるが、溜まり量がL2(図3の二点鎖線)のときは、これ以上の揚穀動作を継続すれば、オーバーフロー、溢流、詰まり現象などの危険が生じる限界位置とみなして揚穀動作を停止する制御とすればよい。溜まり量がL1に減少したら揚穀動作を再開するように制御してもよい。
次に、図1、図4を参照して吸引式揚穀機9の電気的な制御構成を説明する。図1に示すように、吸引式揚穀機9の吸込ホース43には、吸引ノズル42を容器41内に差し入れる操作を行う操作ハンドル50が介装されるとともに、該操作ハンドル50上に操作用の押しボタンスイッチ51が設けられている。該押しボタンスイッチ51は、操作パネル基板52上に配置された、自動ボタン53、手動ボタン54及び停止ボタン55の三種からなる。
そして、図4に示すように、前記押しボタンスイッチ51の操作による吸引機35の手動オン・オフ制御や、吸引機35のタイマー制御や、フォトセンサ49の検知による吸引機35の自動オン・オフ制御を行う制御部56が中央に位置している。すなわち、制御部56はタイマー回路57が備えられていて、前記吸引機35のモータ35aがAC電源58を介して制御部56に電気的に接続され、前記フォトセンサ49が制御部56に電気的に接続され、前記押しボタンスイッチ51が制御部56に電気的に接続されている。符号59は電源が通電していると赤色を点灯する電源ランプであり、符号60は前記吸引機モータ35aが駆動され運転中であると緑色を点灯する運転ランプであり、いずれも、制御部56に電気的に接続されている。
図5は吸引式揚穀機の制御フローを示すフローチャートである。図5の詳細な説明は後述するが、操作パネル基板52上の自動ボタン53を押したときは、前記フォトセンサ49と前記タイマー回路57とを関連付けて吸引式揚穀機9の間欠的な揚穀動作のオン・オフ始動の自動化が実現され、操作パネル基板52上の手動ボタン54を押したときは、タイマー回路57による吸引式揚穀機9の揚穀量がタイマーによって制限される。
図6は、図1の吸引ノズル42の内部構造を示す断面図であり、図6(a)は図1の吸引ノズル42をA−A線で破断したときの横断面図、図6(b)は図6(a)のB−B線で破断したときの縦断面図である。
図1、図6(a)、(b)に示すように、吸引ノズル42は、中空円筒部61のノズル先端部付近に空気貯留室65を設けることで、吸引による閉塞現象を解消することができるものである。
すなわち、前記吸引ノズル42は、長尺状の中空円筒部61と、該中空円筒部61の内部を上下に二分する仕切壁62とを備えて、該仕切壁62により仕切られる前記中空円筒部61の一方の空間を米粒の吸引通路63となし、他方の空間を吸引風を起風するための空気貯留室64に形成するものである。
前記吸引通路63は、前記中空円筒部61先端部に半円形の米粒の主吸引口65が設けられるとともに、中空円筒部61の一方の円筒側壁部61aにも米粒の副吸引口66が設けられている。
前記空気貯留室64は、中空円筒部61の他方の円筒側壁部61bに形成された多孔状の第一空気取込部67と、前記中空円筒部61先端部に形成された多孔状の第二空気取込部68と、前記仕切壁62とにより囲繞される空間となしている。符号69は前記吸引通路63と前記空気貯留室64とを連通する連通口であり、吸引通路63から吸引すると、連通口69を介して前記空気貯留室64の空気が吸い込まれる。したがって、空気貯留室64を設けていないと吸い込み空気が極端に少ないために閉塞してしまうが、空気貯留室64を設けると吸い込み空気の存在により吸引風を起風させることができる。
次に、上記構成における動作の一例について図2、図3、図5及び図7に基づき説明する。
まず、農家などの作業者は、玄米保冷庫などで保管されている原料玄米の容器(30kg用米袋)41(図2参照)を一袋を取り出し、架台5付近に移動させて開封しておく。そして、精米用容器(紙袋)3の開口端を容器開口端支え金具70で支えて載置台4にセットするとともに、糠回収容器(紙袋)30を架台5上にセットする。また、容器(30kg用米袋)41内には、吸引ノズル42を挿し込んで精米作業を開始する。
次に、作業者は精米機本体6の抵抗調節部12のダイヤル26を回して精米の白度を適宜設定するとともに、モータ15を駆動して送穀スクリュー18及び搗精ロール19を回転駆動させておく。この状態で、吸引式揚穀機9を駆動させて、原料玄米の揚穀を行う。
すなわち、図5を参照すると、作業者が吸引式揚穀機9の自動ボタン53を押すと、制御部56が、どのボタンが押されたのかを判断し(図5のS1)、自動ボタン53が押されたことが確認されると(図5のS2)、一時貯留ホッパー8に米粒が溜まっているか否かの確認がフォトセンサ49により行われる(図5のS3)。フォトセンサ49に米粒が溜まっていないことが確認されると、吸引機35が駆動される(図5のS4)。
吸引機35を駆動したときは、吸風口32から排風口33に向けて吸引が行われるから(図3参照)、米粒収集ホッパー38内が負圧になり、開閉蓋39が吸い寄せられるように回動して米粒排出口48が閉鎖されるようになる(図3の符号39の二点鎖線位置参照)。この状態で吸引機35が作動され続けると、吸引ノズル42から容器41内の米粒が吸引されて揚穀されることになる。
容器41では、米粒どうしが圧縮されて密集して詰め込まれているから、空気層が形成されていない。しかし、図6に示す空気貯留室65を設けた吸引ノズル42を容器41に挿入すれば、空気貯留室64内の空気が吸引通路63に吸引されて、吸引風が起風され、吸引風とともに米粒を揚穀することができるのである(図7参照)。
吸引ノズル42から吸引された米粒は、吸込ホース43及び差込口44を介して米粒分離通路36に流入する。該米粒分離通路36に流入した米粒は、米粒旋回通路37を旋回して固気分離され、米粒は米粒収集ホッパー38内に沈降して集積されるようになる。
前記吸引機35の駆動時間は、タイマー回路57により所定時間(約25秒間)駆動されるよう制御されていて(図5のS4)、このために、米粒収集ホッパー38には溜まり量がL3(図3の二点鎖線)の位置まで堆積される。次に、吸引機35の駆動は所定時間(約10秒間)停止されることになる(図5のS5)。この際、米粒収集ホッパー38内の負圧が解消されるので、開閉蓋39が自重により下方向に回動し、米粒排出口48が開放されるようになる(図3の符号39の実線位置参照)。これにより、米粒は米粒収集ホッパー38から流出し、次の一時貯留ホッパー8に供給されるようになる(溜まり量はL2(図3の二点鎖線))。
米粒の溜まり量がL2の位置まであるとき、精米機本体6は稼動中であり、溜まり量はL2の位置からL1の位置に次第に減少していくことになる(図3参照)。そして、再度、一時貯留ホッパー8に米粒が溜まっているか否かの確認がフォトセンサ49により行われる(図5のS6)。溜まり量がL1の位置であれば、フォトセンサ49は米粒が無いと判断して、第一回目の揚穀動作(1回の揚穀量は原料玄米10kg分である。)を終了とみなして、図5のステップ7に至る(図5のS7)。ここでカウントアップし、次に、カウント値が3以上であるか否かが判断される(図5のS8)。カウント値が3未満であれば、第二回目以降の揚穀動作を行うように図5のステップS4にリターンする。カウント値が3以上であれば、容器(30kg用米袋)41内の原料玄米30kg分の揚穀動作が完了したとみなして終了に至る。
図5のステップS6において、溜まり量がL2の位置のままであり、フォトセンサ49でも米粒が有ると判断すれば、時間をおいて再度フォトセンサ49による米粒の有無の確認を行う(図5のステップS9)。ステップS9においても、米粒が有ると判断されれば、さらに、時間をおいてフォトセンサ49による米粒の有無の確認を行う(ステップS10)。それでも米粒が有ると判断されれば、例えば、精米機本体6が停止しているなどの不具合の可能性があるため、終了に至る。
作業者が吸引式揚穀機9の手動ボタン54を押せば、どのボタンが押されたのかの判断がなされ(図5のS1)、手動ボタン54が押されたことが確認されれば(図5のS11)、一時貯留ホッパー8に米粒が溜まっているか否かの確認がフォトセンサ49により行われる(図5のS12)。フォトセンサ49に米粒が溜まっていないことが確認されると、吸引機35が駆動される(図5のS13)。吸引機35の駆動時間は、タイマー回路57により所定時間(約30秒間)駆動されるよう制御されていて、所定時間経過したか否かが判断される(図5のS14)。所定時間経過すれば揚穀動作が完了したと判断して吸引機35が停止され(図5のS15)、終了に至る。
以上のように本実施形態によれば、架台5上に精米機本体6を載置するとともに、該精米機本体6上部に原料玄米を一時貯留するための一時貯留ホッパー8を設け、該一時貯留ホッパー8上部には、原料玄米の詰められた容器41から原料玄米を直接吸引して前記一時貯留ホッパー8まで揚穀することのできる吸引式揚穀機9を設けたので、原料玄米の詰められた容器41から原料玄米を直接吸引して、精米機本体6に供給する原料玄米を一時貯留する一時貯留ホッパー8への揚穀が行われるから、容器41に詰められた原料玄米を供給ホッパーへ張り込む作業が不要となり、また、原料玄米の張込作業や精米の排出状態を常時監視する必要がなくなり、手離れが良くて作業者は別の作業を行うことができるようになった。また、精米作業終了後は、納屋等の作業場の床面に散乱した原料玄米を吸引し、床面を清掃することができるメリットもある。
本発明は、農家用の精米機に適用することができる。
1 精米機
2 キャスタ
3 精品用容器(紙袋)
4 載置台
5 架台
6 精米機本体
7 原料供給筒
8 一時貯留ホッパー
9 引式揚穀機
10 カバー体
11 搗精部
12 抵抗調節部
13 精品排出樋
14 糠排出樋
15 モータ
16 多孔壁除糠精白筒
17 主軸
18 送穀スクリュー
19 搗精ロール
20 精白室
21 除糠室
22 米粒供給口
23 米粒排出口
24 抵抗板
25 バネ部材
26 ダイヤル
27 駆動プーリ
28 モータプーリ
29 ベルト
30 糠回収容器(紙袋)
31 筐体
32 吸風口
33 排風口
34 吸引筒部
35 吸引機
36 米粒分離通路
37 米粒旋回通路
38 米粒収集ホッパー
39 開閉蓋
40 蓋開閉機構
41 容器(30kg用米袋)
42 吸引ノズル
43 吸込ホース
44 差込口
45 突起部
46 パッチン鍵
47 回動軸
48 米粒排出口
49 フォトセンサ
50 操作ハンドル
51 押しボタンスイッチ
52 操作パネル基板
53 自動ボタン
54 手動ボタン
55 停止ボタン
56 制御部
57 タイマー回路
58 AC電源
59 電源ランプ
60 運転ランプ
61 中空円筒部
62 仕切壁
63 吸引通路
64 空気貯留室
65 主吸引口
66 副吸引口
67 第一空気取込部
68 第二空気取込部
69 連通口
70 容器開口端支え金具

Claims (7)

  1. 架台上に精米機本体を載置するとともに、該精米機本体上部に原料玄米を一時貯留するための一時貯留ホッパーを設け、該一時貯留ホッパー上部には、原料玄米の詰められた容器から原料玄米を直接吸引して前記一時貯留ホッパーまで揚穀することのできる吸引式揚穀機を設けたことを特徴とする精米機。
  2. 前記吸引式揚穀機は、前記精米機本体が最低の搗精処理能力以上で搗精が行われるよう、少なくとも前記精米機本体の最低の搗精処理能力以上の揚穀処理能力を有するように設定されている請求項1記載の精米機。
  3. 前記吸引式揚穀機は、原料玄米の詰められた容器内に挿入することのできる吸引ノズルと、該吸引ノズルに接続された長尺状の吸込ホースと、該吸込ホース内を吸引する吸引機構と、該吸引機構によって揚穀された原料玄米の一定量を収集して前記一時貯留ホッパーへ供給する米粒供給機構とを備えてなる請求項1又は2記載の精米機。
  4. 前記米粒供給機構は、米粒を収集する米粒収集ホッパーと、該米粒収集ホッパーの米粒排出口を開閉させる開閉蓋と、前記吸引機構が作動時は前記開閉蓋を閉鎖させ、前記吸引機構が非作動時は前記開閉蓋を開放させる蓋開閉機構とを備えたものである請求項3記載の精米機。
  5. 前記吸引式揚穀機は、原料玄米の詰められた容器から原料玄米を揚穀する際に、前記吸引機構の駆動を複数回繰り返して行う間欠的な制御としてなる請求項3又は4に記載の精米機。
  6. 前記吸引式揚穀機の間欠的な制御は、前記吸引機構の駆動時間を制御するタイマーと、前記一時貯留ホッパー内の原料玄米が満了であるか否かを検知するフォトセンサーとにより電気的に制御される請求項5記載の精米機。
  7. 前記吸引ノズルは、中空円筒部と、該中空円筒部の先端部付近の内部を上下に二分する仕切壁とを備え、該仕切壁の一方の空間を原料玄米の吸引通路となし、他方の空間を吸引風を起風するための空気貯留室に形成してなる請求項3記載の精米機。
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