JP6582791B2 - 籾摺機 - Google Patents

籾摺機 Download PDF

Info

Publication number
JP6582791B2
JP6582791B2 JP2015185534A JP2015185534A JP6582791B2 JP 6582791 B2 JP6582791 B2 JP 6582791B2 JP 2015185534 A JP2015185534 A JP 2015185534A JP 2015185534 A JP2015185534 A JP 2015185534A JP 6582791 B2 JP6582791 B2 JP 6582791B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
air
main
rice
blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015185534A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017056442A (ja
Inventor
通和 岩井
通和 岩井
高橋 努
努 高橋
丸岡 政司
丸岡  政司
清家 丈晴
丈晴 清家
喜安 一春
一春 喜安
生裕 大家
生裕 大家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2015185534A priority Critical patent/JP6582791B2/ja
Publication of JP2017056442A publication Critical patent/JP2017056442A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6582791B2 publication Critical patent/JP6582791B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Description

この発明は、籾摺機に関するもので、吸引ブロワを有して、籾摺装置部から脱ぷされる摺出米を吸引風選しながら,籾殻、排塵物を機外へ排出する形態において、この吸引ブロワの吸引風力を利用して、籾摺機体の除塵清掃を簡単、容易に行わせるものである。
吸引ブロワを有した籾摺機に着脱自在の除塵機を設ける技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。
特開2009ー95694号公報
籾摺機の籾摺選別用の吸引ブロワは、籾殻風選用の吸引ブロワフアンの回転に設定されていて、これを清掃用、乃至掃除機用ブロワとして利用するも、吸引ブロワフアンの回転数に限界があって、十分な吸引風圧を得難い。又、籾摺機の外周部に、付着されている塵埃は、圧風、ノズル噴出風圧によっては、効果的に吹き掃うことができる場合がある。
請求項1に記載の発明は、機体前部に搭載の籾摺装置1と後部に搭載の揺動選別装置2との間に、前記籾摺装置1で脱ぷした摺出米を流下させて風選する主選別風路3と、この主選別風路3の上端部に連通して吸引排塵する吸引ブロワ4を設ける籾摺機において、
前記吸引ブロワ4の排塵筒5部を開閉可能の開閉弁6と、この開閉弁6の閉鎖位置よりも上手側位置の取風口7を設け、この取風口7に噴風ホース8を連結可能に設けたことを特徴とする。
籾摺作業時は、吸引ブロワ4の駆動によって、主選別風路3に上昇吸引風が流れ、籾摺装置1から摺出された摺出米を風選し、籾殻、塵埃を、上部の吸引ブロワ4、及び開閉弁7の開かれた排塵筒5から機外へ排出する。籾摺作業終了後に、清掃用の噴風ホース8を用いて籾摺機の清掃を行うときは、排塵筒5の取風口7に噴風ホース8の口端部を連結して、開閉弁6を閉鎖する。吸引ブロワ4を回転した状態では、主選別風路3から吸引ブロワ4へ吸引した外気は、排塵筒5へ吹き出されて、前記排塵筒5を閉鎖している開閉弁6により取風口7から噴風ホース8へ吹出される。このような吸引ブロワ4による排塵排風作用における送風力は、籾摺風選作用時の吸引ブロワ4の回転状態を維持して、排塵筒5の取風口7への吹出風力を高く維持することができ、噴風ホース8を経て噴出される圧風を籾摺機外周面に強く吹き当てて、清掃効果を高めることができる。
前記吸引ブロワ4の排塵筒5は、前、後方向側の籾摺装置1と揺動選別装置2との間の主選別風路3上部に配置されているため、取風口7の位置を機体の略中央部位置に形成して、この取風口7に連結する噴風ホース8を、機体の前側部から後側部の全域に亘って巡らせることができ、清掃作業を行い易くする。
請求項2に記載の発明は、前記揺動選別装置2で選別された玄米を揚穀して取出す玄米昇降機9には、前記吸引ブロワ4の吸引ダクト10を介して吸引風選する玄米風選路11を設け、前記吸引ダクト10の途中部に取風口12を設けて、この取風口12に外気を吸引する吸引ホース13を連結可能に設ける。
籾摺作業において、前記主選別風路3に摺り出された摺出米は、吸引ブロワ4の回転によって上方へ流れる吸引風によって風選される。このとき排塵筒5の開閉弁6は開放されていて、籾殻排塵物は、排塵筒5を経て機外へ排出される。又、吸引ブロワ4の駆動によって、玄米昇降機9の玄米風選賂11には、吸引ダクト10を経る吸引風が作用して、玄米の風選作用が行われる。この玄米風選賂11で吸引除却された塵埃は、吸引ダクト10を介して吸引ダクト4へ吸引されて、主選別風路3から排出される籾殻等を共に、排塵筒5を経て機外へ排出される。
籾摺作業後に清掃作業を行うときは、前記開閉弁6を閉止して、取風口7に噴風ホース8を連結することによって、前記同様に噴風ホース8による噴風を機体周面に吹き付けて、付着塵埃を噴掃する。又は、吸引ホース13を吸引ダクト10の取風口12に連結して、この吸引ホース13による吸引清掃を行うときは、吸引ブロワ4の吸引力が吸引ダクト10にも作用しているため、取風口12及び吸引ホース13を介して外気を吸引して、機体に付着する塵埃を吸引除却することができ、吸引ブロワ4を介して排塵筒5から排出することができる。
請求項3に記載の発明は、前記吸引ブロワ4のファン14を軸装するファンケース15の両側部に吸引口16を形成し、この吸引口16の外側には、下端部を前記主選別風路3に連通する主吸引口室17を形成すると共に、この上側部には前記吸引ダクト10を連結可能の副吸引口室18を形成して、各々吸引ブロワ4へ吸引可能に連通構成し、前記主吸引口室17には、この主吸引口室17の開口度を変更して吸引風量を調節する調節弁19を設ける。
前記吸引ブロワ4の駆動によって、ファンケース15の左右両側部の吸引口16から、主吸引口室17の選別風が吸引されると共に、副吸引口室18の選別風が吸引される。これらファンケース15内へ吸引された排塵風は、排塵筒5を経て機外へ排出される。又、主吸引口室17の下方に連通する主選別風路3には吸引風が上昇されて、前記籾摺装置1から摺出された摺出米を風選して、籾殻や塵埃を吸引ブロワ4内へ吸引する。又、副吸引口室18に吸引ダクト10を連結して、前記玄米昇降機9の玄米風選路11部の風選を行う場合は、副吸引口室18へ吸引された排塵物が吸引口16からファンケース15内へ吸引されて、主吸引口室17側から吸引される排塵物と合流されて、排塵筒5へ排出される。
主選別風路3の風量を変更したり、吸引ダクト10、及び玄米風選路11の風量を変更するときは、前記主吸引口室17における調節弁19を回動調節することによって、行うことができる。
請求項4に記載の発明は、前記ファンケース15の主吸引口室17部に設ける調節弁19は、このファンケース15の外周部をクランク状形態に迂回形成の湾曲部21を介して連結される調節弁軸20によって軸支して、左、右調節弁19を一体として回動調節可能に軸装する。
前記主吸引口室18に設けられる調節弁19は、クランク状形態の調節弁軸20を介して一体的に回動調節できるため、この調節弁軸20を左、右いずれかの一側部から操作回動することによって、同様に回動操作することができ、操作性を高めることができる。左、右調節弁19間に形成されるファンケース15部の外周部を迂回するように調節弁軸20のクランク状形態の湾曲部21を形成している。又、前記調節弁軸20の左右両端部には、操作用のハンドル部22を設けて、機体の左右いずれの側からでも操作可能の形態としている。
請求項1に記載の発明は、籾摺機の吸引ブロワ4の吸引側に、吸引ダクト10の取風口12を形成し、排出側には、排塵筒5部に取風口7を形成するため、籾摺機の清掃形態に応じて、これらの取風口12、7に吸引ホース13、又は噴風ホース8を選択連結して、吸引清掃、噴風清掃を簡単、容易に切替選択して、的確な清掃を行うことができる。前記排塵筒5の取風口7に噴風ホース8を取付けて、噴風清掃するときは、この排塵筒5内を閉鎖する開閉弁6を切替操作することによって、吸引ブロワ4の噴風圧を取風口7へ有効に働かせることができ、又、吸引ダクト10の取風口12に吸引ホース13を連結して、吸引清掃するときは、この開閉弁6を開いて排塵筒5の排風抵抗を小さくすることによって、吸引ホース13による吸引清掃効果を高く維持することができる。
このような噴風ホース8や、吸引ホース13の連結する取風口7、12は、籾摺機体の上部に形成するため、これらホース8、13の着脱構成、及び操作を簡単化し、容易化し、排塵筒5の取風口7や、吸引ダクト10の取風口12等に直接連結する形態として、噴風ホース8、及び吸引ホース13の先端噴風ノズルや、吸込口部等の、清掃時の振払い移動操作を行い易くすることができ、メンテナンス性を高めることができる。又、前記取風口7、12は、籾摺機体上部の上側部に配置して、ホース8、13部を吊下げ形態にして移動操作するため、これらに連結して清掃作業する噴風ホース8や、吸引ホース13の引出移動や前後作業域への巡らせる移動を行い易くすることができ、これらホース8、13長さを短く形成することができる。
請求項2に記載の発明は、前記排塵筒5や、吸引ダクト10の配置構成位置を機体上部の高い位置に構成して、これら排塵筒5、及び吸引ダクト10に形成する取風口7、12に、噴風ホース8、及び吸引ホース13の基端部を連結するものであるから、籾摺機上側部の前、後、乃至左、右いずれの方向からの噴風ホース8、又は吸引ホース13の接続、連結を可能として、清掃作業を行い易くすることができる。そして、噴風か、吸引かの除塵形態を籾摺作業状態や、作業個所等に応じて選択しながら清掃作業を行い易くすることができる。
請求項3に記載の発明は、吸引ブロワ4のファンケース15を中央部に形成し、この左右両側部に吸引口16と連通する主吸引口室17、及び副吸引口18を形成するため、吸引抵抗を小さくして、吸引ブロワ4における吸引力を強くし、各取風口7、12における噴風力、吸引力を強く維持することができる。又、調節弁19の開閉によって、吸引ダクト10からの吸引力を加減して、玄米風選路11における風選状態を調節できると共に、この調節弁19の傾斜角度変更によって、主選別風路3上端部の風路棚角度を変えながら、各取風口7、又は取風口12における噴風、吸引除塵作用力を調節して、的確な清掃を行わせることができる。
又、前記副吸引口室18は、ファンケース15の左右両側部に形成するため、左、右いずれか一側部の副吸引口室18部に、玄米風選路11との間を連通する吸引ダクト10を連結し、他側部の副吸引口室18部に、吸引ホース13を連結する取風口12を直接形成することも可能である。
請求項4に記載の発明は、前記ファンケース15の左右両側部の主吸引口室17に設ける調節弁19は、このファンケース15の外周部を迂回するようにクランク状形態に湾曲部21を形成される調節弁軸20によって一体回動されるため、この調節弁軸20を左端部、又は右端部のいずれの側端部からでも同様に回動操作することができ、操作性を高めることができる。又、調節弁19をファンケース15の左右外側部の主吸引口室17毎に分割構成しながら、調節弁軸20によって一体回動調節可能に構成するため、構成を簡潔的にして、操作を簡単容易化することができる。
籾摺機の側面図。 その一部吸引ブロワ部の側面図。 その一部吸引ブロワ部の別実施例を示す側面図。 その背断面図。 その調節弁部の斜視図。 籾摺機の外観前斜視図。 その外観後斜視図。 そのコントロールパネル部の正面図。 籾摺機の伝動機構を示す平面図図。
図面に基づいて、籾摺機は、機台23の中央部に主選別風路3を設けて、この上端部に吸引ブロワ4の吸引口16を連通し、下端部には混合米受樋24を設ける。この主選別風賂3の前側には、籾供給ホッパ25、籾摺ロール26、摺出米移送棚27、及び電動モータ28等を設けて、この摺出米移送棚27の後下端部を主選別風路3にのぞませて、この主選別風路3で摺出米を風選するように構成している。又、主選別風路3の後側には、多段揺動選別棚形態の揺動選別装置2や、この上部に摺出米を供給する摺出米ホッパー37、この揺動選別装置2で選別された摺出米を、玄米口30と、籾口31と、混合米口32とに仕切って取り出して、玄米は玄米受板33上面に流下し、籾は籾受板34に流下し、玄米と籾との混合した混合米は混合米受板35上面に流下させることができる。この玄米受板33上面に流下される玄米は、後側端部に設けられる玄米昇降機9に供給される。又、混合米受板35上面に流下される混合米は、混合米受樋24に受けられて、前記摺出米移送棚27から主選別風路3に流下されて風選された摺出米と合流して、この受樋24の内部で回転するオーガラセン38によって一側端の摺出米昇降機36の下端内部に送込まれる。この摺出米昇降機36の上端排出口に前記摺出米ホッパー37が設けられる。
前記籾口31から流出される籾を受ける籾受板34には、二番ラセン29、及び二番揚穀機39が設けられて、取出された籾を二番揚穀機39を介して籾供給ホッパー25へ還元して再脱ぷ処理することができる。
前記主選別風路3の上端部に連通する吸引ブロワ4の駆動によって、吸引口16から吸引される風圧は、摺出米移送棚27や、混合米受板35、及び籾受板34等の先端部や、上側面等を、主選別風路3上方へ向けて流れることによって、各部の風選作用が行われる。この風選作用によって発生する籾殻や、塵埃は、吸引口16から吸引ブロワ4内へ吸引されて、排塵筒5から機外へ排出される。
前記玄米受板33の途中位置には切替弁40が設けられて、玄米口30に選別された玄米を、混合米受樋24側へ流下させたり、又は、玄米受板33側へ流下させるように切替えることができる。又、この玄米受板33から玄米昇降機9を経て玄米風選賂11へ揚穀された玄米は、この玄米排出口41へ流下する間の玄米風選賂11行程で、吸引ダクト10との連通口42から吸引される吸引風によって、吸引ブロワ4の吸引口16へ向けて吸引風選される。そして、玄米に混入する籾殻や、塵埃等は、この吸引ダクト10を経て吸引ブロワ4側へ吸引搬送されて、排塵筒5から機外へ排出される。
前記吸引ダクト10は、風筒形態で、玄米風選賂11の連通口42から下降する下降経路43を形成し、この下端部に取風口12と、この取風口12を開閉できる開閉弁45とを設ける。この吸引ダクト10は、下降経路43の下端部と前方の吸引ブロワ4の吸引口16との間に亘って、略水平状に連通する水平経路を形成している。吸引ブロワ4の吸引風力によって、玄米風選賂11内部の流下玄米を風選する。この吸引ダクト10の取風口12は、開閉弁45によって閉鎖されていて、玄米風選賂11部の風選行程においてこの取風口12側から外気を吸引しないように封鎖している。籾摺作業後において籾摺機外周部の付着塵埃の清掃作業を行うときは、この開閉弁45を開いて、取風口13を開けると共に、玄米風選賂11側の吸引ダクト10部を閉鎖する。そして、吸引搬送用の吸引ホース13の基部を取付け連結することができる。
籾摺機のコントローラ44は、入力側には、モータ28等を起動して、籾摺機運転起動する運転スイッチ46や、このモータ28等の起動を停止する停止スイッチ47を設けて、出力側のモータ28等を作動させる。又、コントロールパネル48には、籾摺機運転通電時に点灯の電源ランプ49や、一対の籾摺ロール26間のロール間隙を開、閉調節するためのロール開スイッチ50、ロール閉スイッチ51、間隙表示ランプ52、及び、モータ28の負荷を表示するモータ負荷ランプ53等を設けている。
前記運転スイッチ46のON操作によって、モータ28を起動して、籾摺機を運転状態にすることができる。籾摺作業中は吸引ブロワ4の駆動回転によって、主選別風路3や、吸引ダクト10等の選別風の流れによって、摺出米や、玄米、混合米、及び籾等の風選作用が行われて、各部で風選された籾殻や、塵埃が、主選別風路3、及び吸引ダクト10から吸引口16へ吸引されて、排塵筒5から機外へ排出される。停止スイッチ47を押すことによって、籾摺機の運転を停止することができる。
ここにおいて、機体前部に搭載の籾摺装置1と後部に搭載の揺動選別装置2との間に、前記籾摺装置1で脱ぷした摺出米を流下させて風選する主選別風路3と、この主選別風路3の上端部に連通して吸引排塵する吸引ブロワ4を設ける籾摺機において、
前記吸引ブロワ4の排塵筒5部を開閉可能の開閉弁6と、この開閉弁6の閉鎖位置よりも上手側位置の取風口7を設け、この取風口7に噴風ホース8を連結可能に設ける。
籾摺作業時は、吸引ブロワ4の駆動によって、主選別風路3に上昇吸引風が流れ、籾摺装置1から摺出された摺出米を風選し、籾殻、塵埃を、上部の吸引ブロワ4、及び開閉弁7の開かれた排塵筒5から機外へ排出する。籾摺作業終了後に、清掃用の噴風ホース8を用いて籾摺機の清掃を行うときは、排塵筒5の取風口7に噴風ホース8の口端部を連結して、開閉弁6を閉鎖する。吸引ブロワ4を回転した状態では、主選別風路3から吸引ブロワ4へ吸引した外気は、排塵筒5へ吹き出されて、前記排塵筒5を閉鎖している開閉弁6により取風口7から噴風ホース8へ吹出される。このような吸引ブロワ4による排塵排風作用における送風力は、籾摺風選作用時の吸引ブロワ4の回転状態を維持して、排塵筒5の取風口7への吹出風力を高く維持することができ、噴風ホース8を経て噴出される圧風を籾摺機外周面に強く吹き当てて、清掃効果を高めることができる。
前記吸引ブロワ4の排塵筒5は、前、後方向側の籾摺装置1と揺動選別装置2との間の主選別風路3上部に配置されているため、取風口7の位置を機体の略中央部位置に形成して、この取風口7に連結する噴風ホース8を、機体の前側部から後側部の全域に亘って巡らせることができ、清掃作業を行い易くする。
又、前記揺動選別装置2で選別された玄米を揚穀して取出す玄米昇降機9には、前記吸引ブロワ4の吸引ダクト10を介して吸引風選する玄米風選路11を設け、前記吸引ダクト10の途中部に取風口12を設けて、この取風口12に外気を吸引する吸引ホース13を連結可能に設ける。
籾摺作業において、前記主選別風路3に摺り出された摺出米は、吸引ブロワ4の回転によって上方へ流れる吸引風によって風選される。このとき排塵筒5の開閉弁6は開放されていて、籾殻排塵物は、排塵筒5を経て機外へ排出される。又、吸引ブロワ4の駆動によって、玄米昇降機9の玄米風選賂11には、吸引ダクト10を経る吸引風が作用して、玄米の風選作用が行われる。この玄米風選賂11で吸引除却された塵埃は、吸引ダクト10を介して吸引ダクト4へ吸引されて、主選別風路3から排出される籾殻等を共に、排塵筒5を経て機外へ排出される。
籾摺作業後に清掃作業を行うときは、前記開閉弁6を閉止して、取風口7に噴風ホース8を連結することによって、前記同様に噴風ホース8による噴風を機体周面に吹き付けて、付着塵埃を噴掃する。又は、吸引ホース13を吸引ダクト10の取風口12に連結して、この吸引ホース13による吸引清掃を行うときは、吸引ブロワ4の吸引力が吸引ダクト10にも作用しているため、取風口12及び吸引ホース13を介して外気を吸引して、機体に付着する塵埃を吸引除却することができ、吸引ブロワ4を介して排塵筒5から排出することができる。
又、前記吸引ブロワ4のファン14を軸装するファンケース15の両側部に吸引口16を形成し、この吸引口16の外側には、下端部を前記主選別風路3に連通する主吸引口室17を形成すると共に、この上側部には前記吸引ダクト10を連結可能の副吸引口室18を形成して、各々吸引ブロワ4へ吸引可能に連通構成し、前記主吸引口室17には、この主吸引口室17の開口度を変更して吸引風量を調節する調節弁19を設ける。
前記吸引ブロワ4の駆動によって、ファンケース15の左右両側部の吸引口16から主吸引口室17の選別風が吸引されると共に、副吸引口室18の選別風が吸引される。これらファンケース15内へ吸引された排塵風は、排塵筒5を経て機外へ排出される。又、主吸引口室17の下方に連通する主選別風路3には吸引風が上昇されて、前記籾摺装置1から摺出された摺出米を風選して、籾殻や塵埃を吸引ブロワ4内へ吸引する。又、副吸引口室18に吸引ダクト10を連結して、前記玄米昇降機9の玄米風選路11部の風選を行う場合は、副吸引口室18へ吸引された排塵物が吸引口16からファンケース15内へ吸引されて、主吸引口室17側から吸引される排塵物と合流されて、排塵筒5へ排出される。
主選別風路3の風量を変更したり、吸引ダクト10、及び玄米風選路11の風量を変更するときは、前記主吸引口室17における調節弁19を回動調節することによって、行うことができる。
更には、前記ファンケース15の主吸引口室17部に設ける調節弁19は、このファンケース15の外周部をクランク状形態に迂回形成の湾曲部21を介して連結される調節弁軸20によって軸支して、左、右調節弁19を一体として回動調節可能に軸装する。
前記主吸引口室18に設けられる調節弁19は、クランク状形態の調節弁軸20を介して一体的に回動調節できるため、この調節弁軸20を左、右いずれかの一側部から操作回動することによって、同様に回動操作することができ、操作性を高めることができる。左、右調節弁19間に形成されるファンケース15部の外周部を迂回するように調節弁軸20のクランク状形態の湾曲部21を形成している。又、前記調節弁軸20の左右両端部には、操作用のハンドル部22を設けて、機体の左右いずれの側からでも操作可能の形態としている。
前記モータ28による籾摺機各部の伝動構成(図9参照)は、モータ28からベルト54を介して籾摺ロール26軸を伝動し、この籾摺ロール26軸からベルト55を介して、摺出米移送棚27揺動軸、摺出米昇降機36連動軸、二番ラセン29軸、及び揺動選別装置2連動軸等を伝動する。前記昇降機36連動軸からベルト56を介して、摺出米昇降機36軸と、混合米ラセン38軸を伝動し、前記二番ラセン29軸からベルト57を介して、吸引ブロワ4のファン14軸を伝動し、前記揺動選別装置2連動軸60からベルト58を介して揺動クランク軸61を伝動し、ベルト59を介して玄米昇降機9軸を伝動する形態である。
籾摺機の外周部一側(図6参照)には、各機構部の外側を覆うカバーを着脱、乃至開閉回動可能に設けてしる。機体前部のモータ28室の横側にはモータカバー62を設け、この上側の摺出米移送棚27室の横側には前カバー63を設けている。主選別風路3の横側には風路カバー64、及びコントロールパネル48を設け、この上側部の吸引ブロワ4の外周部上を覆う排塵ボックスカバー65を設ける。機体後部上の揺動選別装置2の上外周部を覆う選別カバー66を設け、この選別カバー59には透明板からなる点検窓67を形成している。又、これと反対側(図7参照)には、前記伝動ベルト54、55等の外側を覆うカバー68、69や、揺動選別装置2の外側部覆う選別カバー70、点検窓71等を設けている。又、前記玄米昇穀機9、摺出米昇降機36の伝動機構の外側を覆う昇穀機カバー72、73設けて、作業者の足元部を保護している。
籾摺機の外周面は、構成部分各部の形状、形態に応じた凹凸面を形成し、塵埃が溜り易く、又、清掃し難い形態個所を形成することが多い。このような籾摺機外観の形態に応じて、清掃に適した、噴風形態の噴風ホース8を使用するか、又は、吸引形態の吸引ホース13を使用するかを選択して、これら選択した噴風ホース8、又は吸引ホース13の連結可能の取風口7、12に取付け連結して清掃作業を行うことができる。
又、籾摺機の外周面は、前記のように凹凸面が多く形成され、各連動機構部間に亘って伝動ベルト機構が掛け渡されているため、これらを覆うカバー(ケース)が着脱(又は、開閉)可能に構成する(図6、図7参照)ことが多いが、このような形態にあっても、カバー内部には、塵埃が溜り易いため、この各カバーを取外して、又は開いて、籾摺機体の外周面を露出しながら、外装面を清掃する。
前記清掃用ホースとして使用される噴風ホース8は、蛇腹可撓性のホースの基端部に、排埃筒5の取風口7に着脱して連結できるホース口を形成し、先端部に噴風ノズルを形成している。又、吸引ホース13は、可撓性のホースの基端部に、吸引ダクト10の取風口12に着脱して連結できるホース口を形成し、先端部には吸気口、及び清掃ブラシ等を形成する如き形態が、好適に使用される。
前記吸引ブロワ4のファンケース15の左右両側部に、吸引口16の下半部に連通する主吸引口室17と、この吸引口16の上半部に連通する副吸引口室18とを形成している。前記左、右主吸引口室17の下端面を、主選別風路3の上端部に連通して、この上端左右両側部の吸引口16から中央部側のファンケース15内部へ吸引するように排風処理される。前記調節弁19は、このファンケース15の左、右両側部に位置する主吸引口室17幅部の中央部に設けられて、左右横方向の調節弁軸20の回りに回動して、主吸引口室17の前半部幅を開、閉するように構成し、後半部には適宜幅を部分開放した状態の常時開放させて、この調節弁19の調節角度によって、上側面を案内されて吸引口16側へ排出される被選別物の流れ角度が調節されるもので、吸引口16における吸引風量を調節すると共に、選別状態を調節することができる。
又、この調節弁19は、主吸引口室17の全幅に亘って開、閉する形態に構成することも可能である。従って、この主吸引口室17を調節弁19で全閉するときは、主選別風路3からの吸引風が無くなり、全吸引風圧を吸引ダクト10側へ働かせて、吸引風圧を高めることができる。
前記排塵筒5内部に開閉弁6を設ける位置は、取風口7を設ける排塵筒5の背面側75位置と対向する腹面側76位置に設けて、排塵風の強く当たる背面側75筒内側面部の排塵物排出の抵抗を少くし、かつ噴風ホース8への噴風作用を円滑に行わせる。
1 籾摺装置
2 揺動選別装置
3 主選別風路
4 吸引ブロワ
5 排塵筒
6 開閉弁
7 取風口
8 噴風ホース
9 玄米昇降機
10 吸引ダクト
11 玄米風選路
12 取風口
13 吸引ホース
14 フアン
15 フアンケース
16 吸引口
17 主吸引口室
18 副吸引口室
19 調節弁
20 調節弁軸
21 湾曲部
22 ハンドル部

Claims (4)

  1. 機体前部に搭載の籾摺装置と後部に搭載の揺動選別装置との間に、前記籾摺装置で脱ぷした摺出米を流下させて風選する主選別風路と、この主選別風路の上端部に連通して吸引排塵する吸引ブロワを設ける籾摺機において、
    前記吸引ブロワの排塵筒部を開閉可能の開閉弁と、この開閉弁の閉鎖位置よりも上手側位置取風口を設け,この取風口に噴風ホースを連結可能に設けたことを特徴とする籾摺機。
  2. 前記揺動選別装置で選別された玄米を揚穀して取出す玄米昇降機には、前記吸引ブロワの吸引ダクト10を介して吸引風選する玄米風選路11を設け、前記吸引ダクト10の途中部に取風口12を設けて、この取風口12に外気吸引ホース13を連結可能に設けたことを特徴とする請求項1に記載の籾摺機。
  3. 前記吸引ブロワのファン14を軸装するファンケース15の両側部に吸引口16を形成し、この吸引口16の外側には、下端部を前記主選別風路に連通する主吸引口室17を形成すると共に、この上側部には前記吸引ダクト10を連結可能の副吸引口室18を形成して、各々吸引ブロワへ吸引可能に連通構成し、前記主吸引口室17には、この主吸引口室17の開口度を変更して吸引風量を調節する調節弁19を設けたことを特徴とする請求項2に記載の籾摺機。
  4. 前記ファンケース15の主吸引口室17部に設ける調節弁19は、このファンケース15の外周部をクランク状形態に迂回形成の湾曲部21を介して連結される調節弁軸20によって軸支して、左右調節弁19を一体として回動調節可能に軸装したことを特徴とする請求項3に記載の籾摺機。
JP2015185534A 2015-09-18 2015-09-18 籾摺機 Expired - Fee Related JP6582791B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015185534A JP6582791B2 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 籾摺機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015185534A JP6582791B2 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 籾摺機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017056442A JP2017056442A (ja) 2017-03-23
JP6582791B2 true JP6582791B2 (ja) 2019-10-02

Family

ID=58388830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015185534A Expired - Fee Related JP6582791B2 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 籾摺機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6582791B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107138207B (zh) * 2017-05-26 2018-12-21 武汉轻工大学 多倍体稻谷分级砻谷系统及多倍体稻谷砻谷方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS609545U (ja) * 1983-06-30 1985-01-23 ヤンマー農機株式会社 籾すり機における掃除用送風の取出し装置
JP2006095434A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Iseki & Co Ltd 籾摺選別機の仕上米吸塵装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017056442A (ja) 2017-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011025159A (ja) 籾摺精米機
JP2003204904A5 (ja)
JP6582791B2 (ja) 籾摺機
CN203108585U (zh) 一种组合碾米机
JP4668035B2 (ja) 製茶揉乾ライン並びにその運転制御方法
JP6142694B2 (ja) 籾摺選別機の吸塵装置
CN207951538U (zh) 一种用于多功能组合碾米机的去石机与砻谷机以及提升机装置
JP2020093235A (ja) 籾摺選別機
CN109482491A (zh) 一种谷物除杂机
JP6644251B2 (ja) 穀粒乾燥機
JP2022000307A (ja) 籾摺選別機
JP2006034241A (ja) コンバイン
JP2009095694A (ja) 籾摺選別装置
CN207951537U (zh) 一种用于多功能组合碾米机的混合糠粉碎装置
CN207951536U (zh) 一种用于多功能组合碾米机的比重筛和碾米机装置
JP2012148224A (ja) 籾摺機
CN207951535U (zh) 一种多功能组合碾米机
JP3797943B2 (ja) 脱穀装置
JP2006204138A (ja) 脱穀装置の副選別風ファン
CN201565322U (zh) 组合砻谷碾米机
JP2019042722A (ja) 籾摺選別機
JP4355086B2 (ja) 揺動籾摺機の除塵装置
CN216094859U (zh) 一种风选式谷物除杂机
JP6191738B2 (ja) 籾摺選別機
CN209359061U (zh) 稻谷复脱设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6582791

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees