JP2017080310A - 演出装置 - Google Patents

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【課題】 メダルの投入を疑似的に表現する演出装置において、手によるメダルの投入動作に近い表示をすることのできる演出装置の提供。【解決手段】 回胴式遊技機に取り付けられて重ねられたメダルが順次、投入位置に送り込まれる動作を疑似的に表現する演出装置であって、一端側にメダルを保持した第1乃至第3アーム部材を重ね合わせて他端側で同軸に回転軸に軸支させ、第1アーム部材は第2アーム部材に対する相対的回動を第1の相対角度範囲に規制され、第2アーム部材は第3アーム部材に対する相対的回動を第2の相対角度範囲に規制されており、第1乃至第3アーム部材が重ね合わされた状態から、第3アーム部材が第2の相対角度範囲で回動した後、第2アーム部材は第3アーム部材との相対角度を維持したまま第1アーム部材に対して第1の相対角度範囲で回動することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、回胴式遊技機に取り付けられる演出装置に関し、特にメダルの投入の動作を擬似的に表現する演出装置に関する。
回胴式遊技機において、封入式と呼ばれる遊技機が知られている。ここで、「封入式」との呼称は、弾球式遊技機における呼称に倣ったものである。弾球式遊技機において封入式の遊技機は、遊技球を遊技台内に封入して遊技を行わせ、遊技媒体である遊技球の投入や払い出しを廃して、差玉を電子情報で管理し、これを遊技者に向けて表示するものである。すなわち、回胴式遊技機において「封入式」とは、遊技媒体であるメダルの投入や払い出しを廃して、遊技媒体を用いずに差玉の管理を電子情報で行う、いわゆる「メダルレス」の回胴式遊技機のことである。
封入式の回胴式遊技機では、上記したように差玉を電子情報で管理する。すなわち、メダルの投入や払い出しを行わずにメダルの貸与枚数、投入枚数及び払い出し枚数などに基づいて遊技者の獲得したメダルの増減に相当する差玉を算出し、これを遊技者に提示する。そのため、差玉の情報を正確に数値で示すことができるものの、遊技者においては、メダルを使用しないために差玉の増減を体感しづらくなり、臨場感が欠如してしまう。そこで、メダルの投入を再現して臨場感を与えようとする演出装置が提案されている。
例えば特許文献1では、メダルを保持した回転体によりメダルの投入の動作を疑似的に表現する演出装置を開示している。遊技者に回転軸を向けて設置される円板状の回転体(サーキットホッパ)は、回転軸の周囲の3箇所に、透明なカバー部材を用いてメダルを回転体の主面に平行になるように収容したメダル保持部を有する。メダルの貸し出し又は払い出しに相当する入力が行われると、回転体に接続されたステッピングモータにより貸し出し又は払い出し枚数に相当するだけ、すなわち1回転毎に3枚として、回転体を回転させる。さらに、回転体の回転により所定の位置を通過したメダルの枚数をカウントし、カウントした分だけ遊技者のメダル所持枚数の一部を示すクレジット表示に加算し、メダルの投入を演出するのである。つまり、回転体はメダルの払い出しの動作に併せてメダルの投入の動作も表現している。
また、特許文献2でも、円板状の回転体の主面に平行となるよう複数のメダルを保持する演出装置を開示している。同演出装置では、回転体に保持される複数のメダルのうち一部のみを遊技者に視認可能とするよう、回転体の上部以外を隠している。かかる上部の回転方向の端部にはメダルの通過する位置を覆うように疑似投入口が形成される。回転体の回転に伴い疑似投入口にメダルを通過させて、遊技者に疑似投入口へメダルを投入しているように見せることができる。かかる演出装置ではベット数に合わせて回転体を回転させてメダルの疑似投入口への投入を演出している。
さらに、特許文献3では、遊技機とメダルサンド(メダル貸し機)との間のメダルのやり取りを疑似的に表現して、メダルの投入を演出する演出装置を開示している。鉛直方向の回転軸周りに回転する円板状の回転体の外周面に、主面を外周に向けるようにしてメダルを複数枚固定し、メダルの貸し出しの枚数に応じて回転体を回転させて、貸し出しに伴うクレジット表示の加算、すなわちメダルの投入を演出するのである。
特開2005−279012号公報 特開2013−188275号公報 特開2013−183991号公報
封入式ではない通常の回胴式遊技機において、メダルを遊技者の手によって投入する場合、一般に複数のメダルを重ねて手で持ち、これを投入口の直上でずらすようにスライドさせつつ1枚ずつ連続的に投入する。つまり、重なっていたメダルが順次、投入位置に送り込まれるのである。これに対して、上記したような回転体にメダルを保持させる演出装置では、複数のメダルを重ならないように1枚ずつ並べて配置し、回転体と一体となるよう回転移動させる。つまり、メダルは常に重なることなく表示され、手によるメダルの投入動作とは大きく異なる表示をされるのである。
本発明は、以上のような状況に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、メダルの投入を疑似的に表現する演出装置において、手によるメダルの投入動作に近い表示をすることのできる演出装置を提供することにある。
本発明による演出装置は、回胴式遊技機に取り付けられて重ねられたメダルが順次、投入位置に送り込まれる動作を疑似的に表現する演出装置であって、一端側に前記メダルを保持した第1乃至第3アーム部材を重ね合わせて他端側で同軸に回転軸に軸支させ、前記第1アーム部材は前記第2アーム部材に対する相対的回動を第1の相対角度範囲に規制され、前記第2アーム部材は前記第3アーム部材に対する相対的回動を第2の相対角度範囲に規制されており、前記第1乃至第3アーム部材が重ね合わされた状態から、前記第3アーム部材が前記第2の相対角度範囲で回動した後、前記第2アーム部材は前記第3アーム部材との相対角度を維持したまま前記第1アーム部材に対して前記第1の相対角度範囲で回動することを特徴とする。
かかる発明によれば、メダルを重ねた状態からずらした状態にさせて、順次、投入位置に送り込まれるように表示させ得て、手によるメダルの投入動作に近い表示をすることができる。
上記した発明において、前記第2アーム部材及び前記第3アーム部材の前記他端側には前記回転軸を包囲するように壁体を有し、前記壁体はそれぞれ前記第1及び第2の相対角度範囲に対応する切り欠きを有し、前記第1及び第2アーム部材が前記切り欠き内にあってその側面を前記壁体に当接させることで前記相対的回動を第1及び第2の相対角度範囲に規制させることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、簡単な構成で手によるメダルの投入動作に近い表示をすることができる。
上記した発明において、前記第1アーム部材及び前記第3アーム部材にそれぞれを回転駆動させる駆動手段を接続したことを特徴としてもよい。かかる発明によれば、簡単な構成で手によるメダルの投入動作に近い表示をすることができる。
本発明における1つの実施例による演出装置の正面図である。 本発明における1つの実施例による演出装置の底面図(一部断面図)である。 第1アームの(a)背面図及び(b)側面図である。 演出装置の要部の斜視図である。 第2アームの(a)背面図及び(b)断面図である。 演出装置の表示例の図である。 演出装置の(a)正面図及び(b)要部の側面図である。
本発明による1つの実施例としての演出装置について、図1乃至5を用いて説明する。なお、演出装置1を正面から見て、左をX方向、上をZ方向、手前(前方)をY方向とする(図1参照)。
図1及び図2に示すように、演出装置1は略円筒形の上面を前方(Y方向)に向けた本体ケース2とその背面側(−Y側)の駆動部ケース40とを含む。また、本体ケース2内には本体ケース2の中心軸を回転軸Rとする回転可能な第1アーム10、第2アーム20及び第3アーム30を収容し、これらを回転させて透明部材からなる表示窓3から正面側に向けて表示できる。表示窓3はこの形状に限られないが、本実施例においては、本体ケース2の外周近傍まで外周を拡げた中心角180度の扇形の中心部分を小円で切り取った形状(円錐台の側面を展開した形状)とされ、扇形の辺をX−Z平面で(1,1)方向、すなわち左上に向けている。つまり、表示窓3は本体ケース2の前方面の右上側に位置している。
駆動部ケース40は、下部を角箱形とするとともに、その内部に前後を仕切る隔壁41を備え、隔壁41の前方(Y方向)の下部に2つのモータ42a及び42bを収容し、隔壁41の後方(−Y方向)に平歯車からなるモータギア43a及び43bと、平歯車からなる第1アームギア44a及び第3アームギア44bとを収容している。モータ42a及び42bは図示しない制御基板に接続され、その動作を制御可能とされる。なお、図2は本体ケース2、表示窓3、駆動部ケース40及び隔壁41のみを断面表示した断面図である。
一方のモータ42aに接続されるモータギア43aは、前方の第1アームギア44aと噛み合っている。第1アームギア44aは、隔壁41及び本体ケース2の後方壁を貫通する管体軸45に固定される。管体軸45は3つのアームのうち最も後方の第1アーム10に固定される。管体軸45は、駆動部ケース40及び本体ケース2によって図示しないブッシュ等を介して軸支され、回転軸Rの周りで回転可能である。すなわち、モータ42aを駆動させることで、モータギア43a、第1アームギア44a及び管体軸45を介して第1アーム10を回転駆動できる。
他方のモータ42bに接続されるモータギア43bは、後方の第3アームギア44bと噛み合っている。第3アームギア44bは、軸体46に固定される。軸体46は、管体軸45に挿通されるとともに、さらに第1アーム10及び第2アーム20を貫通して最も前方の第3アーム30に固定される。軸体46は、管体軸45の内周によって軸支され、回転軸Rの周りで管体45とは別個に回転可能である。すなわち、モータ42bを駆動させることで、モータギア43b、第3アームギア44b及び軸体46を介して第3アーム30を回転駆動できる。
ここで、モータ42a及び42bは、第1アーム10及び第3アーム30の回転角度を制御できるステッピングモータの如きが好ましい。また、第1アームギア44a及び第3アームギア44bなどの特定の位置の通過を検知するセンサーを設けるなどして、第1アーム10及び第3アーム30の回転角度を検出できるようにすることが好ましい。
図3に示すように、第1アーム10は、正面視で略だるま状の形状を有する板状体からなるアーム本体11と、これを前方から覆う同じく略だるま状の形状を有する透明部材からなるカバー体12とを備える。アーム本体11は、大径部分であるメダル保持部11aと小径部である環状部11bとからなり、メダル保持部11aとカバー体12との間にメダルMを保持し、前方(Y方向)からメダルを視認可能である。なお、メダル保持部11aの径はメダルMを保持しつつも、なるべく小さくして、メダルMの直径に近くすることが好ましい。環状部11bは回転軸Rの周りに回転可能とされるよう管体軸45に固定されるとともに、カバー体12の小径部とともにその内側に上記したように軸体46を貫通させる(図2参照)。
図4に示すように、第2アーム20及び第3アーム30も第1アーム10と同様に、略だるま形状の板状体からなるアーム本体21及び31と、透明部材からなるカバー体22及び32とをそれぞれ備え、これらの間にそれぞれメダルMを保持し、前方からメダルMを視認可能とし、大径部分を第1アーム10とほぼ同寸とされている。また、第1アーム10の環状部11b及び第2アーム20の環状部21b(図5参照)はこれらのカバー体12及び22とともに回転軸Rに沿って軸体46を貫通させている(図2参照)。そして、軸体46はその端部を第3アーム30の環状部31bに嵌合され固定されている。一方、第1アーム10の環状部11bは、上記したように、その背面側(−Y側)を管体軸45の端部に貼り付けるなどして固定されている。
図5を併せて参照すると、第2アーム20の環状部21bの背面側(−Y側)には断面略半円形の突条21cが形成され、第1アーム10の環状部11bの前方(Y側)の面に当接して互いの相対的な回動を滑らかにするようにされている。第3アーム30においても、同様の突条が形成され、第2アーム20との相対的な回動を滑らかにするようにされている。
第2アーム20の環状部21bには、その外周に沿って回転軸Rを包囲するように延びて背面側(−Y側)に突出した壁体から一部を切り欠いた形状のストッパー23が設けられる。ストッパー23は、このような切り欠きによる一方の端面23aをカバー部材22の大径側の外周に沿った位置に備える。これにより、端面23aに第1アーム10のカバー部材12を当接させることで、第1アーム10及び第2アーム20を互いに重ねた状態とするようにその相対位置を定めることができる。また、ストッパー23の他方の端面23bは、カバー部材22の大径部の外周に沿った位置より小径部側に設けられる。これにより、端面23bに第1アーム10のカバー部材12を当接させることで第1アーム10及び第2アーム20を互いにずらした状態とするようにその相対位置を定めることができる。つまり、ストッパー23によって、第1アーム10と第2アーム20とは互いに重なった位置からずれた位置までの、ストッパー23の切り欠きに対応した所定の相対角度範囲でのみ相対的に回動可能である。
また、第3アーム30にも同様のストッパー33が設けられ、第2アーム20と第3アーム30とを互いに重なった位置からずれた位置までの間でのみ相対的に回動可能としている。なお、本実施例においては、第1アーム10に対して第2アーム20を重なった位置から正面視で(Y方向から見て)時計回りに約45度だけ相対的な回動をさせた位置をずれた位置としている。第2アーム20に対する第3アーム30においても同様に重なった位置からずれた位置までの相対角度範囲は45度である。なお、第3アーム30の第2アーム20に対する相対角度範囲と、第2アーム20の第1アーム10に対する相対角度範囲とは異ならせることもできる。
すなわち、第1アーム10を正面視で(Y方向から見て)時計回りに回転駆動させると、ストッパー23の端面23a及びストッパー33の端面33aがそれぞれカバー部材12及び22に当接して、第1アーム10〜第3アーム30を重ねたまま時計回りに回転させることができる。第1アーム10を正面視で反時計回りに回転駆動させると、端面23b及びストッパー33の図示しない他方の端面がそれぞれカバー部材12及び22に当接して、第1アーム10〜第3アーム30を互いにずらした位置に保持して反時計回りに回転させることができる。つまり、第1アーム10〜第3アーム30に保持される3枚のメダルMを重ねた状態とずらした状態とでそれぞれ回転させることができる。これとは反対に、第3アーム30を回転駆動させる場合は、時計回りの場合に3枚のメダルMをずらした状態、反時計回りの場合に重ねた状態として回転させることができる。
すなわち、演出装置1は、第1アーム10及び第3アーム30のそれぞれの回転角度を制御しつつ駆動させることで、任意の位置において3枚のメダルを重ねた状態とずらした状態とのそれぞれに変化させ得るとともに、重ねた状態及びずらした状態のいずれの状態であっても、時計回り及び反時計回りのいずれの方向にも回転させ得る。これにより、演出装置1は、メダルの投入を疑似的に表現する上で、手によるメダルの投入動作に近い表示をすることができる。
次に、演出装置1の動作について図2及び図6を用いて説明する。
演出装置1は、上記したように、表示窓3を遊技者に向けるようにして図示しない回胴式遊技機に取り付けられ、同遊技機のメダルの投入を疑似的に表現する演出を行う装置である。回胴式遊技機は遊技媒体としてメダルを使用しないいわゆる封入式(メダルレス)の回胴式遊技機であることが好ましいが、メダルを遊技媒体として用いる通常の遊技機であっても演出装置1を使用して投入枚数を別途表示させることもできる。
例えば、演出装置1の取り付けられた回胴式遊技機のマックスベットボタンの押下などに伴い、3枚投入の信号を演出装置1の制御基板が受信した場合について説明する。
図6(a)に示すように、初期位置として、3枚のメダルMを重ねた状態で表示窓3と反対側(左下方向)に位置させているとする。このとき、メダルMは表示窓3の後方には位置しておらず、遊技者から視認できない。
図2を併せて参照すると、3枚投入の信号を制御基板が受信した場合に、かかる信号に基づいてモータ42a及び42bを駆動させ、第1アーム10及び第3アーム30をそれぞれの回転角度を制御しつつ以下のように回転駆動させる。
まず、図6(b)に示すように、第1アーム10を上(Z方向)に向けた位置まで正面視で時計回りに回転させる。このとき、第1アーム10を時計回りに回転させるので、3枚のメダルMを重ねた状態のまま回転させることになる。なお、第1アーム10の回転を阻害しないよう、第3アーム30も同期して回転させる。これにより、遊技者は重なった状態で表示窓3の一端から出現する3枚のメダルMを視認できる。
次いで、図6(c)に示すように、第1アーム10を回転させずに、第3アーム30を右(−X方向)に向けた位置まで時計回りに回転させる。第3アーム30を時計回りに回転させるので、3枚のメダルMをずらした状態にさせる。これにより、遊技者は重ねた状態からずらした状態へ変化する3枚のメダルMを視認できる。
さらに、図6(d)に示すように、第3アーム30を時計回りに回転させて初期位置まで回転させる。このとき、第1アーム10は第3アーム30に対して90度遅れた位置で同期させて時計回りに回転させる。これにより、遊技者は、ずらした状態のまま表示窓3の他端を通過して行く3枚のメダルMを視認できる。
さらに、第3アーム30を初期位置に停止させたまま、第1アーム10を時計回りに初期位置まで回転させる。第1アーム10を時計回りに回転させるので、3枚のメダルMをずらした状態から重ねた状態にさせ、初期位置に戻すことができる。これにより遊技者は全てのメダルMが表示窓3の他端を通過したことを視認できる。
以上のように、演出装置1は、重ねた状態からずらした状態へ変化して表示窓3を通過して行く3枚のメダルMを遊技者に視認させることができ、手によるメダルの投入動作に近い表示をすることができる。つまり、表示窓3の他端を投入位置とみなすようにさせ、メダルが順次、投入位置に送り込まれる動作を疑似的に表現できる。なお、演出装置1は、上記したように、任意の位置で重ねた状態とずらした状態との変化を可能とし、回転方向も任意とできるので、他の表示も可能である。例えば、上記した動作において3つのアームを重ねたまま移動させる位置を投入位置の直前としてもよい。また、例えば、第1アーム10と第3アーム30とを速度差を付けて回転させることで、全てのアームを回転させながら重ねた状態とずらした状態とを変化させることなどもできる。
なお、図7に示すように、ずらした状態で第2アーム20のカバー部材22と第3アーム30のメダル保持部31aとの対向する位置に、2つの磁石29及び39を互いに引き合うようにそれぞれに埋め込んでもよい。これによれば、第2アーム20と第3アーム30とが互いにずれた位置を保持し易くなる。例えば、ずらした状態から重ねた状態への変化において、先に第1アーム10と第2アーム20とを重ねた状態とし、その後に第2アーム20と第3アーム30とを重ねた状態とするのである。また、重ねた状態からずらした状態への変化においても、互いに引き合う磁石29及び39によって、先に第2アーム20と第3アーム30とをずらした状態とし、その後に第1アーム10と第2アーム20とをずらした状態とする。つまり、常にその順序で、ずらした状態から重ねた状態又は重ねた状態からずらした状態へ変化させ得る。
上記した実施例では、第1アーム10〜第3アーム30の3つのアームを使用したが、4つ以上のアームを用いても、同様にメダルMを重ねた状態とずらした状態とで回転させ得る。すなわち、上記したように各アーム間には互いの相対的な回動角度を制限するストッパーを設けて、最も前方(Y方向)のアームと最も後方(−Y方向)のアームとをそれぞれ回転駆動させるのである。
また、上記した実施例では、ストッパーによりアーム同士の相対的な回動角度の範囲を制限したが、例えば全てのアームを回転駆動して、それぞれの回転角度を個別に制御することでこれらを連動させ、メダルMを重ねた状態とずらした状態に制御しつつ回転させることもできる。
ここまで本発明による代表的実施例及びこれに基づく改変例を説明したが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の主旨又は添付した請求項の範囲を逸脱することなく種々の代替実施例及び改変例を見出すことができるであろう。
1 演出装置
3 表示窓
10 第1アーム
20 第2アーム
30 第3アーム
M メダル
R 回転軸

Claims (3)

  1. 回胴式遊技機に取り付けられて重ねられたメダルが順次、投入位置に送り込まれる動作を疑似的に表現する演出装置であって、
    一端側に前記メダルを保持した第1乃至第3アーム部材を重ね合わせて他端側で同軸に回転軸に軸支させ、
    前記第1アーム部材は前記第2アーム部材に対する相対的回動を第1の相対角度範囲に規制され、前記第2アーム部材は前記第3アーム部材に対する相対的回動を第2の相対角度範囲に規制されており、
    前記第1乃至第3アーム部材が重ね合わされた状態から、前記第3アーム部材が前記第2の相対角度範囲で回動した後、前記第2アーム部材は前記第3アーム部材との相対角度を維持したまま前記第1アーム部材に対して前記第1の相対角度範囲で回動することを特徴とする演出装置。
  2. 前記第2アーム部材及び前記第3アーム部材の前記他端側には前記回転軸を包囲するように壁体を有し、前記壁体はそれぞれ前記第1及び第2の相対角度範囲に対応する切り欠きを有し、前記第1及び第2アーム部材が前記切り欠き内にあってその側面を前記壁体に当接させることで前記相対的回動を第1及び第2の相対角度範囲に規制させることを特徴とする請求項1記載の演出装置。
  3. 前記第1アーム部材及び前記第3アーム部材にそれぞれを回転駆動させる駆動手段を接続したことを特徴とする請求項1又は2に記載の演出装置。
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