JP2017079669A - 作物収穫装置 - Google Patents

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村並 昌実
Masami Muranami
村並  昌実
高木 真吾
Shingo Takagi
高木  真吾
英明 黒瀬
Hideaki Kurose
英明 黒瀬
伸一 松家
Shinichi Matsuie
伸一 松家
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Abstract

【課題】堀取り部を備えてタマネギ等の鱗茎作物を堀出しつつ回収する作物収穫装置を提供する。
【解決手段】作物収穫機は、圃場から作物を拾い上げて搬送する拾上げ搬送装置(22)と、この拾上げ搬送装置(22)に圃場面から作物を掻き込む掻込装置(55)とを備えて構成され、前記拾上げ搬送装置(22)の前側で作物を土中から掘り取る掘取り部材(74)と、この掘取り部材(74)を前後に揺動させる揺動装置(65)とを設け、前記掘取り部材(74)は、作物を掘り起こす掘起し板(74a)と、作物を前記拾上げ搬送装置(22)に案内する作物持上げ板(74b)とで構成し、この作物持上げ板(74b)は、前記掘起し板(74a)よりも大きい傾斜角度で後上がりに配置することにより、作物の堀出しと回収とを共に可能とするものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、堀取り部を備えてタマネギ等の鱗茎作物を収穫する作物収穫装置に関する。
先行特許文献1に示す作物収穫装置は、圃場から作物を拾い上げて搬送する拾上げ搬送装置と、作物を拾上げ搬送装置に掻き込む掻込装置と、作物を回収する回収容器を載置する回収部を備えている。これにより、乾燥等のために圃場に掘り起こしていた作物の拾い上げ及び回収を能率的に行うことができる。
特開2011−182694号公報
しかしながら、作物種別や作業体系によっては、作物を圃場から掘り起こすと同時に収穫することがあり、掘り起こしのために別の作業機を用意するか、あるいは手作業で作物を圃場から掘り起こす必要がある。
また、作物収穫装置は、複数の搬送バーを所定間隔毎に配置し、作物と共に拾い上げられる土砂等の夾雑物を下方に落下させるものであるが、作物のサイズが小さい場合、搬送バーの前後間から拾い上げた作物が落下することがあり、拾い上げ作業後に圃場に残された作物を手作業で回収しなければならず、作業者の労力が増大する問題がある。
さらに、拾上げ搬送装置と掻込装置は畝幅と略同じ左右幅を有しているが、作物を機体内側(機体中央部)に寄せる機構を備えていないので、畝の端の作物が転げ落ちると畝溝に移動してしまい、走行装置で作物を踏み潰してしまう問題や、畝溝に落下した作物を手作業で回収しなければならなくなる問題がある。
本発明は、堀取り部を備えてタマネギ等の鱗茎作物を堀出しつつ回収する作物収穫装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、圃場から作物を拾い上げて搬送する拾上げ搬送装置(22)と、この拾上げ搬送装置(22)に圃場から作物を掻き込む掻込装置(55)とを設けた作物収穫装置において、前記拾上げ搬送装置(22)の前側で作物を土中から掘り取る掘取り部材(74)と、この掘取り部材(74)を前後に揺動させる揺動装置(65)とを設け、前記掘取り部材(74)は、作物を掘り起こす掘起し板(74a)と、作物を前記拾上げ搬送装置(22)に案内する作物持上げ板(74b)とで構成し、この作物持上げ板(74b)は、前記掘起し板(74a)よりも大きい傾斜角度で後上がりに配置することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記作物持上げ板(74b)の左右両側に作物を機体内側に案内する作物案内板(74c,74c)を設け、これら作物案内板(74c,74c)の前端部は、前記掘起し板(74a)及び前記作物持上げ板(74b)の前端部よりも機体前側に延出することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記左右の作物案内板(74c,74c)は、機体外側に向かう上方傾斜姿勢で配置し、前記掘起し板(74a)と前記作物持上げ板(74b)は、それぞれの前縁を直刃状に形成し、前記揺動装置(65)は、前記作物持上げ板(74b)と前記左右の作物案内板(74c,74c)の前端部が、前記掘起し板(74a)の前端部の前後に亘って往復移動することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から3のいずれか1項に係る発明において、前記拾上げ搬送装置(22)の後方に作物を回収する回収容器を載置する作物回収台(39)と、前記拾上げ搬送装置(22)の搬送端から前記作物回収台(39)に作物を移動案内する引継シュータ(37)と、前記拾上げ搬送装置(22)の後方で且つ左右片側端部に配置の操縦部(12)とを設け、この操縦部(12)よりも機体内側に前記引継シュータ(37)及び前記作物回収台(39)を配置し、前記拾上げ搬送装置(22)の片側に寄せてガイドするガイドカバー(36)を設けて前記引継シュータ(37)に搬送案内することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から4のいずれか1項に係る発明において、前記拾上げ搬送装置(22)は、複数の搬送バー(21)を所定間隔で周回配置したスラットコンベアによって構成し、各搬送バー(21)に間隙切替板(21b)を軸支して隣接の搬送バー(21)との間の間隙を開閉可能に構成するとともに、搬送行程に限って前記間隙切替板(21b)を閉鎖角度位置に回動制御するガイドプレート(21c)を前記複数の搬送バー(21)の巻回域内に設けたことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に係る発明において、前記拾上げ搬送装置(22)の左右両側に拾上げ搬送カバー(23,23)を設け、これら両拾上げ搬送カバー(23,23)に前記ガイドプレート(21c,21c)を上下位置調節可能に支持したことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項5または6に係る発明において、前記間隙切替板(21b)の左右方向に亘って所定間隔毎に切欠部(21d)を形成したことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項2または3に係る発明において、前記左右の作物案内板(74c,74c)は、土砂が通過する通過空間部(74e)をそれぞれ形成するとともに、それぞれの傾斜角度を変更可能に軸支したことを特徴とする。
請求項1に係る発明により、掘取り部材(74)を掘起し板(74a)と作物持上げ板(74b)とで構成したことにより、揺動装置(65)による掘取り部材(74)の前後揺動量を大きくすることができるので、作物の周囲の土砂が崩れずに土中に作物が残されることが防止される。
また、後上がり姿勢の作物持上げ板(74b)を掘起し板(74a)よりも大きい傾斜に配置することにより、作物持上げ板(74b)で作物を持ち上げて拾上げ搬送装置(22)に確実に搬送することができるので、掘り起こされた作物が拾上げ搬送装置(22)まで移動せずに圃場に落下することが防止される。
請求項2に係る発明により、請求項1に係る発明の効果に加え、左右の作物案内板(74c,74c)の前端部が作物持上げ板(74b)及び掘起し板(74a)の前端部よりも機体前側に延出することにより、畝端の作物を掘り起こしながら機体内側に寄せることができるので、掘り起こされた作物が機体内側に寄らず畝溝に落下することが防止され、拾上げ搬送装置(22)に作物を確実に誘導できる。
請求項3に係る発明により、請求項2に係る発明の効果に加え、前記左右の作物案内板(74c,74c)の姿勢を、機体外側に向かう上方傾斜に配置したことにより、掘り取られた作物を機体内側に確実に寄せることができるので、掘り起こした作物が畝溝に落下することが防止され、畝溝に落下した作物の回収作業が不要になる。
また、作物持上げ板(74b)と左右の作物案内板(74c,74c)の前端部が、掘起し板(74a)の前端部の前後位置に亘って往復移動することにより、作物持上げ板(74b)で掘り起こされた作物を拾上げ搬送装置(22)に移動させることができるので、作物持上げ板(74b)と拾上げ搬送装置(22)の間で作物が停滞することが防止され、作業能率が向上する。
請求項4に係る発明により、請求項1から3のいずれか1項に係る発明の効果に加え、前記拾上げ搬送装置(22)の左右片側端部に操縦部(12)を設けると共に、この操縦部(12)よりも作物回収台(39)を機体内側に配置することにより、操縦部(12)の周囲に作業者が移動するスペースを確保することができるので、操作性が向上する。
また、拾上げ搬送装置(22)にガイドカバー(36)を設けて引継シュータ(37)に搬送案内することにより、作物を機体内側に寄せながら搬送することができるので、引継シュータ(37)の左右幅が短くなり、機体のコンパクト化が図られる。
請求項5に係る発明により、請求項1から4のいずれか1項に係る発明の効果に加え、拾上げ搬送装置(22)の搬送行程では間隙切替板(21b)がガイドプレート(21c)によって隣接の搬送バー(21)との間を閉じることにより、小径の作物が搬送バー(21)の前後間隔部から落下することを防止できるので、様々な品種やサイズの異なる作物の掘取作業に対応することができる。
また、戻り行程では間隙切替板(21b)が開放されることにより、拾上げ搬送装置(22)の内部に入り込んだ土砂等の夾雑物を落下させることができるので、拾上げ搬送装置(22)の内部に入り込んだ夾雑物の除去作業に要する労力が軽減される。
請求項6に係る発明により、請求項5に係る発明の効果に加え、ガイドプレート(21c)の上下位置調節により、作物の平均的なサイズや品種に合わせて間隙切替板(21b)の回動量を変更し、間隙切替板(21b)が搬送バー(21)の前後間隔部を塞ぐ量を変更することができるので、搬送作用域でも土砂等の夾雑物を除去することができ、収穫後の作物から夾雑物を除去する作業に要する労力の軽減が図られる。
また、ガイドプレート(21c,21c)を左右の拾上げ搬送カバー(23,23)に支持することにより、作物が搬送される部分の搬送バー(21)の前後間隔部をガイドプレート(21c)が塞ぐことがないので、夾雑物が拾上げ搬送装置(22)に残りにくくなり、除去作業に要する労力が軽減される。
請求項7に係る発明により、請求項5または6に係る発明の効果に加え、間隙切替板(21b)の左右方向に所定間隔で複数の切欠部(21d)を形成したことにより、間隙切替板(21b)が搬送バー(21)の前後間隔部を完全に塞いでいても、複数の切欠部(21d)から細かい夾雑物を除去することができるので、収穫後の作物から夾雑物を除去する作業に要する労力の軽減が図られる。
また、回収容器に夾雑物が入り込むことを防止できるので、回収容器の容量一杯に作物を回収することができ、回収容器の交換頻度の低減が図られる。
請求項8に係る発明により、請求項2または3に係る発明の効果に加え、左右の作物案内部材(74c,74c)に通過空間部(74e)をそれぞれ形成したことにより、作物に付着していた土砂を拾上げ搬送装置(22)に移動させる前に除去することができるので、拾上げ搬送装置(22)に引き継がれる土砂の量が減少し、機体に付着した土砂の除去作業に要する労力が軽減される。
また、左右の作物案内板(74c,74c)の傾斜角度を変更可能に軸支したことにより、土質や作物のサイズが異なる圃場でも作物を機体内側に案内することができるので、掘り起こされた作物が機体内側に寄らず畝溝に落下することが防止され、拾上げ搬送装置(22)に作物を確実に誘導できる。
作物収穫装置の平面図(a)および要部側面図(b) 堀取り部材周りの拡大側面図 堀取り部材周りの拡大正面図 堀取り部材周りの拡大平面図 別構成の堀取り部材周りの拡大側面図 別構成の堀取り部材周りの拡大正面図 別構成の堀取り部材周りの拡大平面図
上記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について以下に図面を参照しつつ説明する。なお、説明においては、作物収穫装置の前進方向に向って前後、左右という。
本発明に係る作物収穫装置1は、その平面図(a)および要部側面図(b)を図1に示すように、後ろ上がりに傾斜する拾上げ搬送装置22と、その先端上方配置の掻込装置55とを不図示の機体フレームに支持するとともに、左右のクローラ9L,9Rによって圃場走行可能に支持し、また、機体の片側方(図示例は右側方)に容器載置台42を張出して空の回収容器38…を載置し、作物回収台39を機体後部に配置するとともに、容器載置台42の反対側に操縦部12を配置して構成される。
上記構成の作物収穫装置1は、畝を跨いで機体が前進することにより、掻込装置55と合わせて拾上げ搬送装置22がタマネギ等の作物を堀取り搬送し、容器載置台42から作物回収台39に空の回収容器38が自動装填されて収穫作物が収容され、作物回収台39の回収端39aから回収容器38を圃場に降ろすことにより、収穫作物の回収が可能となる。
(掘取部)
拾上げ搬送装置22の前側には、掘取り部材周りの拡大側面図、拡大正面図、および拡大平面図を順に図2から図4に示すように、作物を土中から掘り取る掘取り部材74と、この掘取り部材74を前後に揺動させて地面に前後振動を伝える揺動装置65とを設ける。
掘取り部材74は、圃場の浅い位置の作物を掘り起こす掘起し板74aと、その上側で作物を拾上げ搬送装置22に案内する作物持上げ板74bとによる2重構造とし、この作物持上げ板74bは、掘起し板74aよりも大きい傾斜角度で後上がりに配置する。また、揺動装置65は、拾上げ搬送装置22の巻回軸と連結するクランク機構によって構成する。
このように、掘取り部材74を掘起し板74aと作物持上げ板74bとで構成したことにより、揺動装置65による掘取り部材74の前後揺動量を大きくすることができるので、作物の周囲の土砂が崩れずに土中に作物が残されることが防止される。
また、後上がり姿勢の作物持上げ板74bを掘起し板74aよりも大きい傾斜に配置することにより、作物持上げ板74bで作物を持ち上げて拾上げ搬送装置22に確実に搬送することができるので、掘り起こされた作物が拾上げ搬送装置22まで移動せずに圃場に落下することが防止される。また、側面視で上下に角度差があり、上側の作物持上げ板74bの方が急傾斜であることから、収穫作物を速やかに搬送部に案内することができる。
作物持上げ板74bの左右両側部には、作物を機体内側に案内する作物案内部材である作物案内板74c,74cを設け、この作物案内板74c,74cの前端部は、掘起し板74a及び作物持上げ板74bの前端部よりも機体前側に突出する。
例えば、左右の作物案内板74c,74cの前端部を中央より株間の1/2前に出すことにより、収穫幅の左右端部が先に上動するので、中央に寄せる案内力が作用する。
このように、左右の作物案内板74c,74cの前端部が作物持上げ板74b及び掘起し板74aの前端部よりも機体前側に延出することにより、畝端の作物を掘り起こしながら機体内側に寄せることができるので、掘り起こされた作物が機体内側に寄らず畝溝に落下することが防止され、拾上げ搬送装置22に作物を確実に誘導できる。
左右の作物案内板74c,74cは、機体外側に向かう上方傾斜姿勢で配置し、掘起し板74aと作物持上げ板74bの前縁を直刃状に形成し、揺動装置65は、作物持上げ板74bと左右の作物案内板74c,74cの前端部が、掘起し板74aの前端部の前後に亘って往復移動するように駆動する。
このように、左右の作物案内板74c,74cの両側を高く傾斜することにより、掘り取られた作物を機体内側に確実に寄せることができるので、掘り起こした作物が畝溝に落下することが防止され、畝溝に落下した作物の回収作業が不要になる。
また、作物持上げ板74bと左右の作物案内板74c,74cの前端部が、掘起し板74aの前端部の前後位置に亘って往復移動することにより、作物持上げ板74bで掘り起こされた作物を拾上げ搬送装置22に移動させることができるので、作物持上げ板74bと拾上げ搬送装置22の間で作物が停滞することが防止され、作業能率が向上する。
(収容部)
拾上げ搬送装置22には、ガイドカバー36を設けて収穫幅内に配置の操縦部12を避けて搬送線を側方に寄せるように傾斜ガイドし、その搬送終端から、作物回収台39上の所定の受け位置まで案内する引継シュータ37を設けることにより、所定位置に自動装填される回収容器38に収穫作物が収容される。
収穫作業走行において操縦部12を操作する作業者は、収容済の回収容器38を作物回収台39の回収端39aに移動して圃場に降ろすことができ、このとき、次の回収容器38が自動装填されて搬送作物を収容することができる。
このように、拾上げ搬送装置22の左右片側端部に操縦部12を設けると共に、この操縦部12よりも作物回収台39を機体内側に配置することにより、操縦部12の周囲に作業者が移動するスペースを確保することができるので、操作性が向上する。
また、拾上げ搬送装置22にガイドカバー36を設けて引継シュータ37に搬送案内することにより、作物を機体内側に寄せながら搬送することができるので、引継シュータ37の左右幅が短くなり、機体のコンパクト化が図られる。
(搬送部)
拾上げ搬送装置22は、左右の無端チェーン22a,22a間に複数の搬送バー21…を周回配置したスラットコンベアによって構成し、各搬送バー21に間隙切替板21bを軸支して隣接の搬送バー21との隙間(略50mm)を開閉可能に構成するとともに、搬送作用域に限って前記間隙切替板21bを閉鎖角度位置に回動制御するガイドプレート21cを複数の搬送バー21の巻回域内に設ける。
このようにガイドプレート21cによって間隙切替板21bを開閉制御することにより、搬送作用行程では間隙切替板21bが隣接の搬送バー21との間を閉じるので、小径の作物が搬送バー21の前後間隔部から落下することを防止できる。したがって、様々な品種やサイズの異なる作物の掘取作業に対応することができる。
また、間隙切替板21bが開放される帰還行程では、拾上げ搬送装置22の内部に入り込んだ土砂等の夾雑物を落下させることができるので、拾上げ搬送装置22の内部に入り込んだ夾雑物の除去作業に要する労力が軽減される。
また、拾上げ搬送装置22の左右両側に拾上げ搬送カバー23,23を設け、これら両拾上げ搬送カバー23,23に前記ガイドプレート21c,21cを上下位置調節可能に支持する。
このように、ガイドプレート21cを上下位置調節可能に装着することにより、作物の平均的なサイズや品種に合わせて間隙切替板21bの回動量を変更し、間隙切替板21bが搬送バー21の前後間隔部を塞ぐ量を変更することができるので、搬送作用域でも土砂等の夾雑物を除去することができ、収穫後の作物から夾雑物を除去する作業に要する労力の軽減が図られる。
また、拾上げ搬送カバー23にガイドプレート21cを設けることにより、作物が通過する部分の搬送バー21の前後間隔部をガイドプレート21cが塞ぐことがないので、夾雑物が拾上げ搬送装置22に残りにくくなり、除去作業に要する労力が軽減される。
また、間隙切替板21bには、左右方向に亘って所定間隔毎に切欠部21dを形成することにより、間隙切替板21bが搬送バー21の前後間隔部を完全に塞いでいても、この切欠部21dから細かい夾雑物を除去することができるので、収穫後の作物から夾雑物を除去する作業に要する労力の軽減が図られ、また、回収容器に夾雑物が入り込むことを防止できるので、回収容器の容量一杯に作物を回収することができ、回収容器の交換頻度の低減が図られる。
(別構成例)
次に、掘取り部材の別の構成例74αについて、拾上げ搬送装置22の前部の拡大側面図、拡大正面図、および拡大平面図を順に図5から図7に示すように、左右の作物案内板74c,74cには、土砂が通過可能な櫛歯状またはスリット状の通過空間部74eを形成するとともに、左右の作物案内板74c,74cの内側部に支軸74d,74dを設けて傾斜可能に軸支し、高さ調節可能に左右のころ74e,74eを設けて傾斜調節可能に支持する。
このように、左右の作物案内板74c,74cに左右方向の複数のスリット状または外側を開放した櫛歯状の通過空間部74eを形成することにより、拾上げ搬送装置22に移動させる前に作物に付着していた土砂を除去することができるので、拾上げ搬送装置22に引き継がれる土砂の量が減少し、機体に付着した土砂の除去作業に要する労力が軽減される。
また、左右の作物案内板74c,74cの傾斜角度を変更可能としたことにより、土質や作物のサイズが異なる圃場でも作物を機体内側に案内することができるので、掘り起こされた作物が機体内側に寄らず畝溝に落下することが防止され、拾上げ搬送装置22に作物を確実に誘導できる。また、一方の傾斜を大きくすることにより、搬送中心位置を他方側に寄せることができる。
左右の作物案内板74c,74cは、後退角をつけた櫛歯状に形成することにより、外側が後退する通過空間部によって作物をスムーズに搬送部に送ることができ、さらに、左右の作物案内板74c,74cを側面視で後ろ上がりに傾斜することで、後方位置ほど作物を押上げて土と分離することができる。
櫛歯状に形成した左右の作物案内板74c,74cを振動ブレードに装着し、揺動カムの側面の凹凸に沿って振動ブレードを上下動作可能に構成することにより、一体に前後動作して上下にはばたくことで作物を中央に寄せることができ、振動ブレードの先端を正面視でV字状に形成することでも、同様に中央寄せが可能となり、後端を水平形状とすることで、作物をスムーズに搬送部に引継ぐことができる。
1 作物収穫装置
12 操縦部
21 搬送バー
21b 間隙切替板
21c ガイドプレート
21d 切欠部
22 拾上げ搬送装置
23 搬送カバー
36 ガイドカバー
37 引継シュータ
39 作物回収台
55 掻込装置
65 揺動装置
74 掘取り部材
74a 掘起し板(掘取り部材)
74b 作物持上げ板(掘取り部材)
74c 作物案内板
74e 通過空間部

Claims (8)

  1. 圃場から作物を拾い上げて搬送する拾上げ搬送装置(22)と、この拾上げ搬送装置(22)に圃場面から作物を掻き込む掻込装置(55)とを設けた作物収穫装置において、
    前記拾上げ搬送装置(22)の前側で作物を土中から掘り取る掘取り部材(74)と、この掘取り部材(74)を前後に揺動させる揺動装置(65)とを設け、前記掘取り部材(74)は、作物を掘り起こす掘起し板(74a)と、作物を前記拾上げ搬送装置(22)に案内する作物持上げ板(74b)とで構成し、この作物持上げ板(74b)は、前記掘起し板(74a)よりも大きい傾斜角度で後上がりに配置することを特徴とする作物収穫装置。
  2. 前記作物持上げ板(74b)の左右両側に作物を機体内側に案内する作物案内板(74c,74c)を設け、これら作物案内板(74c,74c)の前端部は、前記掘起し板(74a)及び前記作物持上げ板(74b)の前端部よりも機体前側に延出することを特徴とする請求項1に記載の作物収穫装置。
  3. 前記左右の作物案内板(74c,74c)は、機体外側に向かう上方傾斜姿勢で配置し、前記掘起し板(74a)と前記作物持上げ板(74b)は、それぞれの前縁を直刃状に形成し、前記揺動装置(65)は、前記作物持上げ板(74b)と前記左右の作物案内板(74c,74c)の前端部が、前記掘起し板(74a)の前端部の前後に亘って往復移動することを特徴とする請求項2に記載の作物収穫装置。
  4. 前記拾上げ搬送装置(22)の後方に作物を回収する回収容器を載置する作物回収台(39)と、前記拾上げ搬送装置(22)の搬送端から前記作物回収台(39)に作物を移動案内する引継シュータ(37)と、前記拾上げ搬送装置(22)の後方で且つ左右片側端部に配置の操縦部(12)とを設け、この操縦部(12)よりも機体内側に前記引継シュータ(37)及び前記作物回収台(39)を配置し、前記拾上げ搬送装置(22)の片側に寄せてガイドするガイドカバー(36)を設けて前記引継シュータ(37)に搬送案内することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の作物収穫装置。
  5. 前記拾上げ搬送装置(22)は、複数の搬送バー(21)を所定間隔で周回配置したスラットコンベアによって構成し、各搬送バー(21)に間隙切替板(21b)を軸支して隣接の搬送バー(21)との間の間隙を開閉可能に構成するとともに、搬送行程に限って前記間隙切替板(21b)を閉鎖角度位置に回動制御するガイドプレート(21c)を前記複数の搬送バー(21)の巻回域内に設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の作物収穫装置。
  6. 前記拾上げ搬送装置(22)の左右両側に拾上げ搬送カバー(23,23)を設け、これら両拾上げ搬送カバー(23,23)に前記ガイドプレート(21c,21c)を上下位置調節可能に支持したことを特徴とする請求項5に記載の作物収穫装置。
  7. 前記間隙切替板(21b)の左右方向に亘って所定間隔毎に切欠部(21d)を形成したことを特徴とする請求項5または6に記載の作物収穫装置。
  8. 前記左右の作物案内板(74c,74c)は、土砂が通過する通過空間部(74e)をそれぞれ形成するとともに、それぞれの傾斜角度を変更可能に軸支したことを特徴とする請求項2または3に記載の作物収穫装置。
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