JP2017079376A - 伝送端末、自動応答方法、及びプログラム - Google Patents

伝送端末、自動応答方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コンテンツデータの伝送の開始要求に対して簡易に応答すること。【解決手段】外部の伝送端末から送信されたコンテンツデータの伝送の開始要求に応答し、前記コンテンツデータの伝送を実行する伝送端末において、前記伝送端末が所定の外部装置に接続されているか否かを判断する判断部と、前記判断部により前記所定の外部装置に接続されていると判断された場合、前記開始要求に応答する応答部と、を備える。【選択図】図13

Description

本発明は、伝送端末、自動応答方法、及びプログラムに関する。
例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)等の通信ネットワークを介して、複数の拠点の間で伝送端末を用いてテレビ会議を行うテレビ会議システムが普及している。現場に出向かずに、遠隔地からロボットを操作して移動させ、人と会話したり会議に参加したりすることができるテレビ会議システムも知られている。これは、例えばテレプレゼンス・ロボットと称されている。
また、特許文献1には、予め設定している会議開催の予約時刻に、予め設定している端末からの着呼があると、自動で応答する技術が開示されている。
しかし、従来技術には、伝送端末が、例えばテレビ会議等によるコンテンツデータの伝送の開始要求を受信した場合、当該伝送端末にて周囲のユーザーが応答操作を行うか、会議開催の予約時刻が予め設定されていないと応答できないという問題がある。
そこで、コンテンツデータの伝送の開始要求に対して簡易に応答できる技術を提供することを目的とする。
外部の伝送端末から送信されたコンテンツデータの伝送の開始要求に応答し、前記コンテンツデータの伝送を実行する伝送端末において、前記伝送端末が所定の外部装置に接続されているか否かを判断する判断部と、前記判断部により前記所定の外部装置に接続されていると判断された場合、前記開始要求に応答する応答部と、を備える。
開示の技術によれば、コンテンツデータの伝送の開始要求に対して簡易に応答することが可能となる。
一実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。 端末のハードウェア構成例を示す図である。 管理システム、及び中継装置のハードウェア構成例を示す図である。 移動装置のハードウェア構成例を示す図である。 通信システムの機能構成例を示す図である。 端末の自動応答処理部の機能構成例を示す図である。 時間帯情報管理テーブルの一例を示す図である。 自動応答許可フラグの設定画面の一例を示す図である。 管理システムが管理する情報の例を示す図(1)である。 管理システムが管理する情報の例を示す図(2)である。 管理システムが管理する情報の例を示す図(3)である。 伝送の開始要求に自動で応答する際の通信システムのシーケンス図である。 自動応答判断処理のフローチャートである。 通信システムの準備段階の処理の例を示すシーケンス図である。 通信システムの通信処理の詳細な例を示すシーケンス図である。 端末の表示画面の例を示す図である。
本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施例は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施例に限られない。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<システム構成>
図1は、一実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。通信システム1は、複数の端末(10A,10B,10C,10D,10E)、移動装置20、中継装置30、及び、管理システム50等を有する。なお、以下の説明の中で、複数の端末(10A,10B,10C,10D,10E)のうち、任意の端末を示す場合「端末10」を用いる。また、図1の端末10の数は一例である。
端末10、中継装置30、管理システム50は、それぞれ、通信ネットワーク2を介して、他の端末、装置、システムとの間で通信可能に接続されている。通信ネットワーク2は、例えば、LAN(Local Area Network)、インターネット、携帯電話網、あるいは専用線等を含んでいても良い。
端末(伝送端末)10は、例えば、タブレット端末、スマートフォン、PC(Personal Computer)等の汎用の情報端末、又は専用のテレビ会議装置等の端末である。端末10は、他の1つ以上の端末との間で、例えば、画像データ、音声データ等を送受信することにより、例えば、テレビ会議等を行うことができる。
また、図1において、端末10Bは、移動装置20と無線又は有線で通信可能に接続されており、通信システム1に対応するアプリケーションプログラム(以下、アプリと呼ぶ)を実行することにより、移動装置20の移動機能を制御することができる。あるいは、端末10Bは、移動装置20と一体化された移動可能な端末10であっても良い。
他の端末10、例えば、端末10Aは、通信システム1に対応するアプリを実行することにより、端末10Bとテレビ会議を行うと共に、端末10Bを介して、移動装置20を遠隔操作することができる。例えば、端末10Aは、テレビ会議の表示画面に表示された操作ボタンを操作することにより、端末10Bを搭載した移動装置20を、例えば、前後、左右等に移動させることができる。
移動装置20は、移動装置20に取り付けられた端末10Bからの制御に応じて、例えば、複数の車輪や足を駆動することにより、「前進」、「後退」、「右旋回」、「左旋回」等の移動を行う移動機能を有する装置である。なお、図1に示す移動装置20の外観はあくまで一例である。移動装置20は、移動装置20に取り付けられた端末10Bからの制御情報に応じて、端末10Bと共に移動可能であれば良い。なお、移動装置20は、端末10Bが制御する機器の一例である。なお、移動装置20と端末10Bは、別体の装置を無線やケーブルで接続する構成としても良いし、一体の装置として構成しても良い。
中継装置30は、例えば、情報処理装置、又は1つ以上の情報処理装置を含むシステムであり、複数の端末10間で送受信されるコンテンツデータを中継する。
管理システム(通信管理システム)50は、例えば、情報処理装置、又は1つ以上の情報処理装置を含むシステムである。管理システム50は、例えば、端末10からのログイン認証、端末10の通信状況の管理、宛先リストの等の管理、及び複数の端末10間で中継装置30を介して通信を行うセッションの制御等を行う。
一実施形態において、セッションは、中継装置30が、複数の端末10間で画像データ、及び音データを含むコンテンツデータを中継することで実現される。
上記の構成において、例えば、端末10Aの利用者は、端末10Bと通信を行い、端末10B及び移動装置20を遠隔操作により移動させることができる。これにより、端末10Aの利用者は、端末10B及び移動装置20を任意の利用者の近くに移動させて、テレビ会議等を行うことができる。
さらに、本実施形態では、端末10は、テレビ会議等のコンテンツデータの伝送の開始要求を受信した際等に、端末10が所定の外部装置(例えば、移動装置20)に接続されているか否かを判断する。そして、端末10は、所定の外部装置に接続がされている場合、開始要求に自動で応答する。
なお、本実施形態では、コミュニケーションシステムの一例としてのビデオ会議システム、コミュニケーション管理システムの一例としてのテレビ会議管理システム、及びコミュニケーション端末の一例としてのテレビ会議端末を想定し、通信システム1、管理システム50、及び端末10について説明する。即ち、端末10及び管理システム50は、テレビ会議システムに適用されるだけでなく、他のコミュニケーションシステムにも適用される。例えば、通信システム1は電話システムであり、端末10は、IP(Internet Protocol)電話機、インターネット電話機、PC(Personal Computer)、ノートPC、スマートフォンやタブレット端末等のモバイル端末等であっても良い。
なお、実施形態において、「テレビ会議」は、「ビデオ会議」と置き換え可能に用いられる。
<ハードウェア構成>
(端末のハードウェア構成)
図2は、端末のハードウェア構成例を示す図である。端末10は、一般的なコンピュータの構成を含み、例えば、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、フラッシュメモリ104、及びSSD(Solid State Drive)105等を有する。また、端末10は、メディアI/F(Interface)107、入力部108、表示部109、ネットワークI/F111、カメラ112、撮像素子I/F113、マイク114、スピーカ115、及び音声入出力I/F116等を有する。さらに、端末10は、外部機器接続I/F117、近距離無線通信部118、及びバス119等を有する。
CPU101は、例えば、ROM102や、フラッシュメモリ104等からプログラムやデータを読出し、処理を実行することで、端末10が備える各機能を実現する演算装置である。ROM102は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の起動に用いられるプログラム等を予め記憶した不揮発性のメモリである。RAM103は、CPU101のワークエリア等として利用される揮発性のメモリである。
フラッシュメモリ104は、例えば、OS(Operating System)、アプリケーションプログラム、及び各種のデータ等を記憶するストレージデバイスである。SSD105は、CPU101の制御に従ってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し、書き込みを制御する。メディアI/F107は、例えば、メモリカード等の記憶媒体である記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
入力部108は、例えば、タッチパネル、キーボード、ポインティングデバイス等の利用者からの入力操作を受け付けるための入力装置である。表示部109は、利用者に向けた各種の表示を行う表示装置である。なお、入力部108、及び表示部109は、例えば、タッチパネルとディスプレイが一体化されたタッチパネルディスプレイ等の表示入力部110であっても良い。
ネットワークI/F111は、端末10が通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするための通信インタフェースである。カメラ112は、CPU101の制御に従って被写体を撮像するための撮像素子を含む。撮像素子I/F113は、カメラ112による撮像を制御すると共に、撮像したデータを所定の画像データに変換する。マイク114は、収音した音声を電気信号に変換する。スピーカ115は、音声信号を音声に変換して出力する。音声入出力I/F116は、マイク114及びスピーカ115による音声の入出力を制御する。
外部機器接続I/F117は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等により外部装置を接続するためのインタフェースである。外部装置には、例えば、図1の移動装置20等が含まれる。
近距離無線通信部118は、例えば、Bluetooth(登録商標)や、Bluetooth Low Energy等の近距離無線通信により、外部装置(例えば移動装置20)と通信するための通信インタフェースである。バス119は、上記の各構成に共通に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種の制御信号等を伝達する。
(管理システム、中継装置のハードウェア構成)
図3は、管理システムのハードウェア構成例を示す図である。管理システム50は、一般的なコンピュータの構成を有しており、例えば、CPU501、ROM502、RAM503、HD504、HDD(Hard Disk Drive)505、メディアドライブ507、及びディスプレイ508等を有する。また、管理システム50は、ネットワークI/F509、キーボード511、マウス512、CD−ROMドライブ514、及びバス510等を有する。
CPU501は、例えば、ROM502、HD504等に格納されたプログラムやデータを読出し、処理を実行することにより、管理システム50が備える各機能を実現する演算装置である。ROM502は、IPL等のCPU501の起動に用いられるプログラム等を予め記憶した不揮発性のメモリである。RAM503は、CPU501のワークエリア等として利用される揮発性のメモリである。
HD504は、例えば、OSや、アプリケーションプログラム等のプログラムや、各種のデータを記憶するストレージ装置である。HDD505は、CPU501の制御に従って、HD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ508は、例えば、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像等の各種の情報を表示する表示装置である。
ネットワークI/F509は、通信ネットワーク2を利用してデータ通信を行うための通信インタフェースである。キーボード511は、利用者による文字、数値、各種指示などの入力操作を受け付けるための入力装置の一例である。マウス512は、利用者による各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動等の操作を受け付けるポインティングデバイスの一例である。
メディアドライブ507は、例えば、メモリカード等の記録メディア506に対するデータの読み出しや、書き込み(記憶)を制御する。CD−ROMドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのディスク513に対するデータの読み出し又は書き込みを制御する。バス510は、上記の各構成要素を電気的に接続し、アドレス信号、データ信号、及び各種の制御信号等を伝達する。
なお、上記のコンピュータのハードウェア構成はあくまで一例である。例えば、ディスプレイ208、キーボード211、マウス212等は、管理システム50の外部に外付けされているものであっても良い。
中継装置30は、管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているものとする。なお、端末10、中継装置30、及び管理システム50用の各プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルによって、コンピュータで読み取り可能な記録メディアに記録されて流通されるようにしても良い。また、上記記録メディアの例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等が挙げられる。また、各プログラムが記憶されたCD−ROM等の記録メディア、並びに、これらプログラムが記憶されたHD504は、プログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることができる。
(移動装置のハードウェア構成)
図4は、移動装置のハードウェア構成例を示す図である。移動装置20は、例えば、CPU401、RAM402、ROM403、外部機器I/F404、近距離無線通信部405、車輪駆動部406、操舵部407等を有する。
CPU401は、ROM403等に格納されたプログラムを実行することにより、移動装置20の各機能を実現する演算装置である。RAM402は、CPU401のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM403は、移動装置20のプログラム等を記憶する不揮発性のメモリである。ROM403は、例えば、フラッシュROM等の書き換え可能な不揮発性メモリであっても良い。
外部機器I/F404は、図2に示した端末10の外部機器接続I/F117等と有線接続し、通信を行うための有線通信インタフェースである。
近距離無線通信部405は、例えば、図2に示した端末10の近距離無線通信部118と同じ無線通信方式により無線通信を行うための無線通信インタフェースである。移動装置20は、例えば、外部機器I/F404、又は近距離無線通信部405により、端末10と通信可能であれば良い。
車輪駆動部406は、移動装置20を移動させるための車輪を駆動させる駆動装置の一例である。車輪駆動部406には、例えば、モータ等が含まれる。
操舵部407は、車輪駆動部406によって移動する移動装置20の操舵を行う操舵装置の一例である。操舵部407は、例えば、車輪の向きを変えるものであっても良いし、左右の車輪の回転数や、速度等を制御することにより、移動装置20の向きを変えるもの等であっても良い。
[第1の実施形態]
<機能構成>
図5は、実施形態に係る通信システムの機能構成例を示す図である。
(端末10Aの機能構成)
端末10Aは、例えば、移動装置20等の機器の制御機能を持たない端末10の一例である。
端末10Aは、送受信部11、操作入力受付部12、通信制御部13、撮像部14、音声入力部15a、音声出力部15b、表示制御部16、記憶部17、及び自動応答処理部18を有している。これらの各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された端末10用のプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。
(端末10Bの機能構成)
端末10Bは、例えば、移動装置20等の機器の制御機能を有する端末10の一例である。端末10Bは、前述した端末10Aの機能構成に加えて、操作指示受信部19a、操作指示認証部19b、機器制御部19c、及び機器間通信部19d等を有する。
(端末10の各機能構成)
次に、端末10(端末10A及び端末10B)の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10の各機能構成を説明するにあたって、図2に示されている各構成要素のうち、端末10の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部11は、図2に示されているCPU101からの命令によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。この送受信部11は、所望の宛先端末と通話を開始する前から、管理システム50より、宛先候補としての各端末の状態を示す各状態情報の受信を開始する。なお、この状態情報は、各端末10の稼動状態(ONラインかOFFラインかの状態)だけでなく、ONラインの場合、さらに通話可能であるか、通話中であるか等の詳細な状態を示す。
操作入力受付部12は、図2に示されているCPU101からの命令によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。例えば、利用者が、入力部108等を用いて、端末10の電源をONさせる操作を行うと、図5に示されている操作入力受付部12が操作を受け付けて、電源をONに制御する。
通信制御部13は、図2に示されているCPU101からの命令によって実現される。通信制御部13は、例えば、上記電源ONの受付を契機として、送受信部11から通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、及び要求元端末の現時点のIPアドレスを自動的に送信する。また、利用者が、端末10の電源をOFFする操作を行うと、送受信部11が管理システム50へ電源をOFFする旨の状態情報を送信した後に、操作入力受付部12が電源をOFFにする。これにより、管理システム50側では、端末10が電源ONから電源OFFになったことを把握することができる。
また、通信制御部13は、中継装置30を介して、他の端末10とコンテンツデータの送受信を行う通信セッションの確立や、切断等、様々な通信制御を行う。なお、本実施形態に係る通信制御部13は、管理システム50に送信するセッションの制御情報(例えば、後述する開始要求情報、開始応答情報等)に、端末10の端末ID(Identification)を含めて送信する。
端末IDは、端末10を用いてコンテンツデータの伝送を行うセッションに参加可能なアカウントの識別情報の一例である。端末IDは、例えば、利用者の識別情報である利用者ID、アプリの識別情報であるアプリID、端末10の契約者の識別情報である契約ID等であっても良い。
撮像部14は、図2に示されているCPU101からの命令、並びに図2に示されているカメラ112及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して得られた撮像データを、所定の画像(映像)データに変換して出力する。
音声入力部15aは、図2に示されているCPU101からの命令、及び図2に示されている音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によって利用者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号を所定の音声データに変換して出力する。音声出力部15bは、図2に示されているCPU101からの命令、及び図2に示されている音声入出力I/F116等によって実現され、音声データを音声信号に変換してスピーカに出力して、スピーカ115から音声を出力させる。
表示制御部16は、図3に示されているCPU101からの命令によって実現される。表示制御部16は、例えば、端末10が受信したコンテンツデータに含まれる画像データを表示部109、又は表示入力部110等に表示させる。また、表示制御部16は、管理システム50から受信した宛先リストの情報を表示部109に送信して、表示部109に宛先リストを表示させることができる。
記憶部17には、例えば、前述した端末IDと端末IDに対応するパスワード等の認証情報が記憶される。また、記憶部17には、管理システム50から通知された、端末10B及び移動装置20の操作権に関する様々な情報(例えば、操作権、譲渡権等)が記憶される。さらに、記憶部17には、宛先端末との通話を行う際に受信される画像データ及び音声データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによって表示部109等に画像が表示され、上書きされる前の音声データによってスピーカ115から音声が出力される。
なお、本実施形態の端末ID、後述の中継装置ID等は、それぞれ端末10、中継装置30等を一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情報の一例を示す。また、端末ID及び中継装置IDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしるしのうち、少なくとも2つが組み合わされた識別情報であっても良い。
自動応答処理部18は、図2に示されているCPU101からの命令によって実現される。自動応答処理部18は、図6に示すように、要求元管理部181、時間帯管理部182、自動応答設定受付部183、自動応答判断部184、及び自動応答部185を有する。図6は、端末10の自動応答処理部18の機能構成例を示す図である。
要求元管理部181は、例えば、管理システム50にログインした際等に管理システム50から取得する、または、操作入力受付部12を用いたユーザーの設定操作等により設定される、他の端末10の端末IDを含む自動応答許可リストを、記憶部17に格納する。自動応答許可リストは、例えば、「01ab」、「01ac」、・・・等の、自動応答を許可する要求元の端末IDのリストである。
時間帯管理部182は、例えば、管理システム50にログインした際等に管理システム50から取得する、または、操作入力受付部12を用いたユーザーの設定操作等により設定される、自動応答を指定された時間帯を、記憶部17に格納する。
図7は、時間帯管理部182が記憶部17に格納する、自動応答を許可する時間帯の情報を格納する時間帯情報管理テーブルの一例を示す図である。図7の例では、自動応答を行う日にちまたは曜日と、自動応答を行う時間帯の開始時間及び終了時間を、対応付けて管理される。
自動応答設定受付部183は、ユーザから所定の操作を受け付けた際、後述する自動応答判断部184に、端末10が所定の外部装置に接続されているか否かを判断させる。そして、所定の外部装置に接続されていると判断された場合は、例えば図8のような設定画面を表示し、ユーザーから操作入力受付部12の操作等に応じて、自動応答を許可するか否かを指定する自動応答許可フラグの設定を受け付ける。
自動応答設定受付部183は、所定の外部装置に接続されていると判断されない場合は、当該設定画面を表示しない等により、当該設定を受け付けない。
自動応答判断部184は、伝送端末10が、所定の外部装置と接続されている場合に、映像、音声等のコンテンツデータの伝送の開始要求に自動で応答すると判断する自動応答判断処理を行う。なお、自動応答判断処理は、開始要求の受信時にしてもよいし、端末10の起動時や管理システム50へログインした際に行う構成としてもよい。
自動応答判断部184は、自動応答判断処理において、例えば他の装置からの通信により制御される移動機能を有する移動装置20等の所定の外部装置に、Bluetooth(登録商標)や無線LAN等の近距離無線、またはUSBやLAN等のケーブルにより接続されているか否かを判断する。
自動応答判断部184は、自動応答判断処理において、通信可能に接続された外部装置から取得した情報に基づいて、当該外部装置が、所定の外部装置であるか否かを判断する。例えば、外部装置から、外部装置の種別、名称、型番、識別情報、または外部装置が通信で用いる識別情報を取得し、当該情報に基づいて、当該外部装置が所定の外部装置であるか判断する。外部装置が通信で用いる識別情報として、例えば、MACアドレスや無線LANのSID(Service Set Identifier)等を用いる構成としてもよい。
自動応答判断部184は、自動応答判断処理において、自動応答設定受付部183により、自動応答許可フラグがオンに設定されている場合に、自動で応答すると判断する。
自動応答判断部184は、自動応答判断処理において、移動装置20等である外部装置から、移動機構(例えば、車輪駆動部406)が使用するバッテリーの残量の情報を取得する。そして、取得したバッテリーの残量が所定の閾値以上であるか判断し、所定の閾値以上である場合に、自動で応答すると判断する。なお、所定の閾値以上でない場合は、自動で応答すると判断しない。
自動応答判断部184は、自動応答判断処理において、移動装置20等である外部装置から、少なくとも移動機構(例えば、車輪駆動部406)が故障しているか否かの情報を取得する。そして、取得した情報に基づいて、故障しているか判断し、故障していない場合に、自動で応答すると判断する。なお、故障している場合は、自動で応答すると判断しない。
自動応答判断部184は、自動応答判断処理において、開始要求の要求元の端末10の端末IDが、自動応答許可リストに含まれる場合に、自動で応答をすると判断する。
自動応答判断部184は、自動応答判断処理において、開始要求を受信した時刻が、時間帯管理部182にて管理された時間帯に含まれる場合に、自動で応答をすると判断する。
自動応答部185は、自動応答判断部184により、自動で応答すると判断された場合に、他の端末10からの開始要求に、自動で応答し、コンテンツデータの伝送を開始する。
続いて、端末10Bに含まれる各機能構成について説明する。
操作指示受信部19aは、例えば、図2に示されているCPU101からの命令によって実現され、送受信部11aを介して、他の端末10から端末10Bに機器(外部装置)の制御を要求する操作指示情報を受信する。この操作指示情報には、例えば、操作指示情報を送信した端末10の端末ID、及び要求する制御内容を示す制御情報等が含まれる。
操作指示認証部19bは、例えば、図2に示されているCPU101からの命令によって実現され、操作指示受信部19aが受信した操作指示情報が、端末10Bの操作権を有する端末10からの情報であるかどうかを認証する。例えば、操作指示認証部19bは、管理システム50から通知された、端末10Bの操作権を有する端末10の端末IDを記憶部17に記憶しておく。また、操作指示認証部19bは、操作指示受信部19aが操作指示情報を受信すると、受信した操作指示情報に含まれる端末IDと、記憶部17に記憶された端末10の操作権を有する端末10の端末IDとを比較し、一致した場合に認証を許可する。
機器制御部19cは、例えば、図2に示されているCPU101からの命令によって実現され、操作指示受信部19aで受信され、操作指示認証部19bで認証が許可された操作指示情報に含まれる制御情報に基づいて、移動装置20を制御する。
機器間通信部19dは、例えば、図2に示されているCPU101からの命令、及び図2の近距離無線通信部118、又は外部機器接続I/F117等によって実現される。本実施形態では、機器間通信部19dは、近距離無線通信部118を用いて移動装置20と通信を行うものとして以下の説明を行う。
(移動装置の機能構成)
外部装置の一例である移動装置20は、例えば、機器間通信部21、及び走行制御部22等を有する。
機器間通信部21は、例えば、図4に示されているCPU401からの命令、及び外部機器I/F404、又は近距離無線通信部405等によって実現される。ここでは、機器間通信部21は、近距離無線通信部405を用いて端末10Bと通信を行うものとする。
走行制御部22は、例えば、図4に示されているCPU401からの命令によって実現される。走行制御部22は、例えば、図4の車輪駆動部406、及び操舵部407を制御することにより、移動装置20を前進、後退、左旋回、右旋回等の移動(走行)を制御する。
(管理システムの機能構成)
管理システム50は、送受信部51、端末認証部52、端末管理部53、宛先リスト管理部54、セッション管理部55、機器操作権管理部56、及び記憶・読出部57等を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された管理システム50用のプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、管理システム50は、図3に示されているHD204等により実現される記憶部5000を有している。
(管理システムの各機能構成)
次に、管理システム50の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、管理システム50の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、管理システム50の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部51は、図3に示されているCPU201からの命令、及び図3に示されているネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
端末認証部52は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現される。端末認証部52は、例えば、送受信部51を介して受信されたログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードの組合せが、認証管理DB(Database)5002に含まれるか否かを判断することにより端末10の認証を行う。
端末管理部53は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現され、端末管理DB5003に、端末ID毎の、宛先名、稼動状態、要求情報等の受信日時、及び要求元端末のIPアドレス等を関連付けて記憶して、管理する。例えば、端末管理部53は、利用者が端末10の電源をONからOFFにすることで、端末10から送られてきた、電源をOFFする旨の状態情報に基づいて、端末管理DB5003のONラインを示す稼動状態をOFFラインに変更する。なお、端末管理DB5003については後述する。
また、端末管理部53は、ログイン要求した要求元端末の端末IDをキーとして、宛先リスト管理DB5004を検索し、要求元端末と通話することができる宛先端末の端末IDを抽出する。さらに、端末管理部53は、ログイン要求してきた要求元端末の端末IDをキーとして、宛先リスト管理DB5004を検索し、上記要求元端末の端末IDを宛先端末の候補として登録している他の要求元端末の端末IDも抽出する。
さらに、端末管理部53は、抽出された宛先端末の候補の端末IDを検索キーとして、前述した端末管理DB5003を検索し、抽出された端末ID毎に稼動状態を読み出す。これにより、端末管理部53は、ログイン要求してきた要求元端末と通話することができる宛先端末の候補の稼動状態を取得することができる。また、端末管理部53は、抽出された端末IDを検索キーとして、前述した端末管理DB5003を検索し、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態も取得する。
宛先リスト管理部54は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現され、宛先リスト管理DB5004の各要求元端末の端末ID毎に、宛先端末の端末IDを追加又は削除する。なお、宛先リスト管理DB5004については後述する。
セッション管理部55は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現され、管理システム50が管理するセッションの制御を行う。セッションの制御には、例えば、セッションを確立するための制御、確立されたセッションに端末10を参加させる制御、セッションを切断する制御、セッションIDの生成等が含まれる。また、セッション管理部55は、セッションの識別情報であるセッションIDに対応づけて、セッションの開始を要求した端末10の要求元端末ID、及び宛先の端末10の宛先端末ID等を、セッション管理DB5005に記憶して、管理する。なお、セッション管理DB5005については後述する。
機器操作権管理部56は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現され、例えば、移動装置20等の機器の制御を行う端末10(以下、機器制御端末と呼ぶ場合がある)の操作を行う権利である操作権を管理する。例えば、機器操作権管理部56は、機器制御端末との間の通信を介して移動装置20等の機器を操作可能な端末10が端末10Aである設定から端末10Bである設定に変更する。
機器操作権管理部56は、機器制御端末の操作権を他の端末10に譲渡する権利である譲渡権の管理も行う。
機器操作権管理部56は、例えば、機器制御端末を管理する利用者や、機器制御端末の操作に慣れている利用者等、予め定められた機器操作の担当者の端末10である「機器操作担当端末」の情報(例えば端末ID)の管理も行う。
記憶・読出部57は、図3に示されているCPU201からの命令及びHDD205によって実現され、又はCPU201からの命令によって実現される。記憶・読出部57は、記憶部5000への各種データを記憶、及び記憶部5000からの各種データの読み出しを行う。
(中継装置)
中継装置30は、セッションの識別情報であるセッションIDに基づいて、同じセッションに参加する複数の端末10間のコンテンツデータの送受信を中継する。なお、中継装置30の機能は、従来の中継装置30と同様なので、詳細な機能構成の説明は省略する。なお、中継装置30の機能は、例えば、図3に示されているCPU201からの命令によって実現される。
<管理システムが管理する情報の例>
ここで、管理システム50の記憶部5000に記憶されている各管理DBについて説明する。
図9、10、11は、管理システム50が管理する情報の例を示す図である。
(自動応答リスト管理テーブル)
管理システム50の記憶部5000に記憶された自動応答リスト管理DB5006には、例えば、図9に示されているような自動応答リスト管理テーブル801が含まれる。この自動応答リスト管理テーブル801では、テレビ会議における通信の開始を要求される宛先端末の端末IDに対して、自動で応答してもよい要求元の端末の端末ID(自動応答許可端末ID)が関連付けられて管理される。図9に示す例では、端末IDが「01ab」である宛先端末は、端末IDが「01aa」、「01ca」、及び「01cb」の端末からの開始要求に、自動で応答することができる。
(機器操作権管理テーブル)
管理システム50の記憶部5000に記憶された機器操作権管理DB5001には、例えば、図10(A)に示されているような機器操作権管理テーブル601が含まれる。この機器操作権管理テーブル601では、例えば、移動装置20等の機器の制御を行う機器制御端末の端末IDに対応づけて、「譲渡権保有端末」、「操作権保有端末」、及び「機器操作担当端末」等の情報が管理されている。
「譲渡権保有端末」の情報は、機器制御端末を操作する権利である機器操作権を譲渡する権利(以下、譲渡権と呼ぶ)を有する端末10を識別するための情報(例えば端末ID)である。機器操作権管理部56は、例えば、機器制御端末と最初にセッションを確立した端末10の端末IDを、譲渡権保有端末として記憶し、管理する。また、機器操作権管理部56は、機器操作権を譲渡された端末10から、機器操作権が返却された場合、譲渡権を持った端末10を、操作権保有端末として記憶し、管理する。
「操作権保有端末」の情報は、機器制御端末を操作する権利である機器操作権を有する端末10を識別するための情報(例えば端末ID)である。機器操作権管理部56は、例えば、現在、機器制御端末の機器操作権を有している端末10の端末IDを、「操作権保有端末」として記憶し、管理する。
「機器操作担当端末」の情報は、例えば、機器制御端末を管理する利用者や、機器制御端末の操作に慣れている利用者等の予め定められた機器操作の担当者が利用する端末10を識別するための情報(例えば端末ID)である。「機器操作担当端末」の情報には、例えば、機器制御端末毎に、予め決められた担当者の端末IDが記憶されている。
なお、機器操作権管理テーブル601の情報のうち、「未使用」は、機器制御端末が現在使用されていない(セッションに参加していない)ことを示している。また、機器操作権管理テーブル601の情報のうち、「未対応端末」は、機器制御端末ではないことを示している。
(認証管理テーブル)
管理システム50の記憶部5000に記憶された認証管理DB5002には、例えば、図10(B)に示されているような認証管理テーブル602が含まれる。この認証管理テーブル602では、管理システム50によって管理される端末10の端末IDと、端末IDに対応するパスワードとが関連付けられて管理されている。例えば、図10(B)に示されている認証管理テーブル602において、端末IDが「01aa」の端末10のパスワードは、「aaaa」であることが示されている。
(端末管理テーブル)
管理システム50の記憶部5000に記憶された端末管理DB5003には、例えば、図10(C)に示されているような端末管理テーブル603が含まれる。この端末管理テーブル603では、端末10の端末ID毎に、各端末10を宛先とした場合の宛先名、各端末10の稼動状態、後述のログイン要求情報が管理システム50で受信された受信日時、及び端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。例えば、図10(C)に示されている端末管理テーブル603において、端末IDが「01aa」の端末10は、端末名が「日本 東京事業所 AA端末」で、稼動状態が「ONライン(通信可能)」であることが示されている。また、端末IDが「01aa」の端末10は、管理システム50でログイン要求情報が受信された日時が「20xx年4月10日の13時40分」で、IPアドレスが「1.2.1.3」であることが示されている。
(宛先リスト管理テーブル)
管理システム50の記憶部5000に記憶された宛先リスト管理DB5004には、例えば、図11(A)に示されているような宛先リスト管理テーブル701が含まれる。この宛先リスト管理テーブル701では、テレビ会議における通信の開始を要求する要求元端末の端末IDに対して、宛先端末の候補として登録されている宛先端末の端末IDが全て関連付けられて管理される。例えば、図11(A)に示されている宛先リスト管理テーブル701において、端末IDが「01ab」である要求元端末から通信の開始を要求することができる宛先端末の候補は、端末IDが「01aa」、「01ca」、及び「01cb」の端末である。この宛先端末の候補は、任意の要求元端末から管理システム50に対する追加又は削除の要請により、宛先リスト管理部54によって追加又は削除されることで更新される。
(セッション管理テーブル)
管理システム50の記憶部5000に記憶されたセッション管理DB5005には、例えば、図11(B)に示されているようなセッション管理テーブル702が含まれる。このセッション管理テーブル702には、セッションの識別情報であるセッションID毎に、中継に使用される中継装置30の中継装置ID、要求元端末の端末ID、宛先端末の端末ID、及びセッションの開始日時等の情報が管理される。例えば、図11(B)に示されているセッション管理テーブル702において、セッションID「se2」のセッションは、要求元端末ID「01ad」と宛先通信「01ca」との間で行われていることが示されている。また、セッションID「se2」のセッションは、中継装置ID「111b」の中継装置を介して、「20xx/4/10 13:11:11」に開始されたことが示されている。
<処理>
次に、図12を参照して、伝送の開始要求に自動応答する際の、通信システム1の動作の概要を説明する。図12は、伝送の開始要求に自動で応答する際の通信システムのシーケンス図である。ここでは、一例として、端末10Aが、端末10Bに、セッションの開始を要求する場合について説明する。
通話(テレビ会議)の要求元の端末10Aは、ユーザーの発信操作に基づいて、図示しない管理システム50を介して、宛先の端末10Bに、開始要求を送信する(ステップS101)。
宛先の端末10Bは、後述する自動応答判断処理により、端末10Bが外部装置に設置されているか等に基づいて自動応答するか否かを判断し(ステップS102)、自動応答すると判断した場合は自動で、自動応答すると判断しない場合はユーザーの応答操作に応じて、応答処理を行い(ステップS103)、図示しない管理システム50を介して、要求元の端末10Aに、応答を送信する(ステップS104)。そして、図示しない中継装置30を介して、要求元の端末10Aと宛先の端末10Bとの間の通話が開始される(ステップS105)。
次に、図13を参照して、図12のステップS102の、自動応答判断部184による自動応答判断処理の詳細例について説明する。図13は、自動応答判断処理のフローチャートである。
自動応答判断部184は、自動応答許可フラグがオンであるか判断し(ステップS201)、オンでなければ(ステップS201でNO)、処理を終了する。
自動応答許可フラグがオンであれば(ステップS201でYES)、外部装置と接続しているか判断する(ステップS202)。接続していない場合(ステップS202でNO)、処理を終了する。
接続している場合(ステップS202でYES)、外部装置側から取得した情報が、所定の情報と一致するか判断する(ステップS203)。一致しない場合(ステップS203でNO)、処理を終了する。
一致する場合(ステップS203でYES)、外部装置側から取得した、外部装置のバッテリー残量が所定値以上であるか判断する(ステップS204)。所定値以上でない場合(ステップS204でNO)、処理を終了する。
所定値以上である場合(ステップS204でYES)、外部装置側から取得した、外部装置の稼働状況が正常であるか判断する(ステップS205)。正常でない場合(ステップS205でNO)、処理を終了する。
正常である場合(ステップS205でYES)、要求元の端末10Aが、自動応答許可リストに含まれているか判断する(ステップS206)。含まれていない場合(ステップS206でNO)、処理を終了する。
含まれている場合(ステップS206でYES)、現在時刻が、自動応答許可時間であるか判断する(ステップS207)。自動応答許可時間でなければ(ステップS207でNO)、処理を終了する。
自動応答許可時間であれば(ステップS207でYES)、自動応答すると判断し(ステップS208)、処理を終了する。
なお、自動応答判断部184による自動応答判断処理にて、図13のステップS208で自動応答すると判断された場合、自動応答部185は、他の端末10からの開始要求に、自動で応答し、コンテンツデータの伝送を開始する。自動応答すると判断されない場合は、端末10は、例えば、着信を報知し、応答ボタン等をユーザーが押下された場合は、開始要求に応答する。
<処理の流れ>
次に、通信システム1の詳細な処理の流れの例について説明する。
(準備段階の処理)
図14は、実施形態に係る通信システムの準備段階の処理の例を示すシーケンス図である。ここでは、一例として、端末10A、端末10B、及び端末10Cによる、セッションを開始する前の準備段階における処理について説明する。なお、以下の説明の中で、端末10Aの端末IDは「01aa」、端末10Bの端末IDは「01ab」、端末10Cの端末IDは「01ac」であるものとする。また、図14では管理情報用セッションによって、各種管理情報が送受信されるものとする。
まず、要求元端末である端末10Bの利用者が、例えば、端末10の電源をONにする操作を行うと、図5に示されている操作入力受付部12が電源ONにする操作を受け付けて、端末10Bの電源をONにする(ステップS21)。そして、通信制御部13は、上記の電源ONを契機とし、送受信部11から通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログインを要求するログイン要求情報を送信する(ステップS22)。なお、ログイン要求情報が、端末10Bの電源をONにする操作によって送信されるのは一例であって、例えば、利用者による入力部108への操作や、アプリの起動等によって送信されるものであっても良い。
また、ログイン要求情報には、要求元としての自端末である端末10Bを識別するための端末ID(要求元端末ID)及びパスワードが含まれている。これら端末ID及びパスワードは、例えば、記憶部17から読み出された情報である。また、端末10Bから管理システム50へログイン要求情報が送信される際に、受信側である管理システム50は、送信側である端末10BのIPアドレスを把握することができる。
次に、管理システム50の端末認証部52は、送受信部51を介して受信したログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとして、前述した認証管理テーブル602を検索する。端末認証部52は、端末10Bから受信したログイン要求情報に含まれる端末ID及びパスワードの組合せが、認証管理テーブル602に含まれるか否かによって認証を行う(ステップS23)。
端末認証部52により、正当な利用権限を有する端末10Bからのログイン要求であると判断された場合、端末管理部53は、端末管理テーブル603に記録されている端末10Bの端末ID「01ab」の稼働状態を、「ONライン(通信可能)」に変更する。このとき、端末管理部53は、受信日時を更新し、また、必要に応じて、端末10のIPアドレスを更新する(ステップS24)。これにより、端末管理テーブル603には、端末10Bの端末ID「01ab」に、稼動状態「ONライン(通信可能)」、受信日時「20xx.4.10.13:40」及び端末10BのIPアドレス「1.2.1.4」が関連付けて管理される。
そして、管理システム50の送受信部51は、上記の端末認証部52によって得られた認証結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求してきた要求元端末である端末10Bに送信する(ステップS25)。ここでは、端末認証部52によって正当な利用権限を有する端末であると判断された場合について、以下で説明する。
管理システム50の端末管理部53は、ログイン要求した要求元端末(端末10B)の端末ID「01ab」を検索キーとして、宛先リスト管理テーブル701を検索する。これにより、端末管理部53は、要求元端末(端末10B)と通信することができる宛先端末の候補の端末IDを抽出する(ステップS26)。ここでは、一例として、要求元端末(端末10B)の端末ID「01ab」に対応する宛先端末の端末IDとして、「01aa」、「01ca」、「01cb」が抽出されるものとする。
次に、端末管理部53は、抽出された宛先端末の候補の端末ID(「01aa」、「01ca」、「01cb」)を検索キーとして、端末管理テーブル603を検索する。これにより、抽出された端末ID毎に稼動状態を読み出すことにより、端末ID(「01aa」、「01ca」、「01cb」)の各稼動状態を取得する(ステップS27)。
次に、送受信部51は、宛先端末の候補の端末ID(「01aa」、「01ca」、「01cb」)のそれぞれの稼働状態が含まれた宛先状態情報を、要求元端末(端末10B)に送信する(ステップS28)。これにより、要求元端末(端末10B)は、この要求元端末(端末10B)の宛先端末の候補となる端末ID(「01aa」、「01ca」、「01cb」)の現時点の稼動状態を把握することができる。
管理システム50の端末管理部53は、ログイン要求した要求元端末(端末10B)の端末ID「01ab」を検索キーとして、自動応答リスト管理テーブル801を検索する。これにより、端末管理部53は、要求元端末(端末10B)が自動で応答を許可できる端末の端末ID(自動応答許可リスト)を抽出する(ステップS29)。ここでは、一例として、要求元端末(端末10B)の端末ID「01ab」に対応する端末の端末IDとして、「01aa」、「01ca」、「01cb」が自動応答許可リストとして抽出されるものとする。
次に、送受信部51は、自動応答許可リストを、要求元端末(端末10B)に送信する(ステップS30)。
要求元端末(端末10B)の要求元管理部181は、受信した自動応答許可リストを記憶する(ステップS31)。
さらに、管理システム50の端末管理部53は、ログイン要求してきた要求元端末(端末10A)の端末ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理テーブル701を検索する。これにより、端末管理部53は、要求元端末(端末10A)の端末ID「01aa」を宛先端末の候補として登録している他の要求元端末IDを抽出する(ステップS32)。図11(A)に示されている宛先リスト管理テーブル701では、抽出される他の要求元端末の端末IDは、「01ab」、「01ac」、及び「01ad」である。
次に、管理システム50の端末管理部53は、上記ログイン要求して来た要求元端末(端末10A)の端末ID「01aa」を検索キーとして、端末管理テーブル603を検索する。これにより、端末管理部53は、ログイン要求してきた要求元端末(端末10A)の稼動状態を取得する(ステップS33)。
そして、送受信部51は、上記ステップS29で抽出された端末ID(「01ab」、「01ac」、「01ad」)のうち、端末管理テーブル603で稼動状態が「ONライン(通信可能)」となっている端末ID(「01ab」、「01ac」)を抽出する。また、送受信部51は、抽出された端末ID(「01ab」、「01ac」)に対応する端末10B、端末10Cに、要求元端末(端末10A)の端末ID「01aa」と稼動状態「ONライン(通信可能)」が含まれる宛先状態情報を送信する(ステップS34−1、2)。
なお、送受信部51が端末10B、10Cに宛先状態情報を送信する際に、各端末ID(「01ab」、「01ac」)に基づいて、端末管理テーブル603で管理されている端末のIPアドレスを参照する。これにより、ログイン要求した要求元端末(端末10A)を宛先として通信することができる宛先端末(端末10B、10C)のそれぞれに、要求元端末(端末10A)の端末ID「01aa」、及び稼動状態「ONライン」を伝えることができる。
一方、他の端末10でも、例えば、利用者による電源ONの操作等に応じて、上記ステップS22〜S31−1、2の処理と同様の処理を行う。
(通信処理)
図15は、通信システムの通信処理の詳細な例を示すシーケンス図である。ここでは、端末10Aと、移動装置20を制御可能な機器制御端末である端末10Bとの間で通信を開始する通信管理方法の例について説明する。
ステップS901において、端末10Aは、端末10Aの利用者による、宛先端末(端末10B)の選択操作を受付すると、管理システム50にセッションの開始を要求する開始要求情報を送信する(ステップS902)。この開始要求情報には、例えば、要求元端末である端末10Aの端末IDである要求元端末ID、宛先端末である端末10Bの端末IDである宛先端末ID等が含まれる。また、開始要求情報には、端末10AのIPアドレス(要求元IPアドレス)等の情報も含まれる。
ステップS903において、端末10Aから開始要求情報を受信した管理システム50の端末管理部53は、開始要求情報に含まれる要求元端末(端末10A)の端末ID「01aa」に基づいて、端末管理DB5003を更新する。例えば、端末管理部53は、端末10Aの端末ID「01aa」に対応する稼働状態の情報を「ONライン(通信中)」に変更し、受信日時の情報も更新する。
ステップS904において、管理システム50のセッション管理部55は、宛先端末である端末10Bにセッションの開始を要求する開始要求情報を送信する。この開始要求情報には、例えば、要求元端末である端末10Aの要求元端末IDが含まれる。
ステップS905において、端末10Bは、図13に示した自動応答判断処理を行う。
ステップS906において、自動応答すると判断した場合は自動で、自動応答すると判断しない場合はユーザーの応答操作に応じて、応答処理を行う。
ステップS907において、管理システム50から開始要求情報を受信した端末10Bは、管理システム50に開始応答情報を送信する。この開始応答情報には、例えば、端末10Bの宛先端末ID等が含まれる。
ステップS908において、端末10Bから開始応答情報を受信した管理システム50の端末管理部53は、開始応答情報に含まれる端末10Bの端末ID「01ab」に基づいて、端末管理DB5003を更新する。例えば、端末管理部53は、端末10Bの端末ID「01ab」に対応する稼働状態の情報を「ONライン(通信中)」に変更し、受信日時の情報を更新する。
ステップS909において、管理システム50のセッション管理部55は、セッションを識別するための識別情報であるセッションIDを作成する。また、セッション管理部55は、作成されたセッションIDを、要求元端末ID(端末10Aの端末ID)、及び宛先端末ID(端末10Bの端末ID)と対応づけてセッション管理DB5005に記憶する。
ステップS910において、管理システム50の機器操作権管理部56は、要求元端末である端末10Aを、機器制御端末である端末10Bの操作権、及び譲渡権を有する端末10として、機器操作権管理DB5001に記憶する。例えば、機器操作権管理部56は、図9(A)の機器操作権管理テーブル601において、機器制御端末「01ab」に対応する「譲渡権保有端末」、及び「操作権保有端末」に、端末10Aの端末ID「01aa」を記憶する。
ステップS911において、管理システム50のセッション管理部55は、中継装置30に、セッション情報を送信する。このセッション情報には、例えば、ステップS909で作成されたセッションID等の情報が含まれる。
ステップS912aにおいて、管理システム50のセッション管理部55は、端末10Aにセッションの開始を指示する開始指示情報を送信する。同様に、ステップS912bにおいて、管理システム50のセッション管理部55は、端末10Bにセッションの開始を指示する開始指示情報を送信する。
これらの開始指示情報には、例えば、セッションID、及び端末10Bの譲渡権、操作権に関する情報が含まれる。この端末10Bの譲渡権、操作権に関する情報は、例えば、図9(A)の機器操作権管理テーブル601の「譲渡権保有端末」、「操作権保有端末」等に対応する情報である。
上記の処理により、管理システム50、端末10A、及び端末10Bは、端末10Bの操作権、及び譲渡権に関する情報を保有する。
なお、オプションとして、端末10Aに送信される開始指示情報には、図9(A)の機器操作権管理テーブル601の「機器操作担当端末」に対応する情報が含まれていても良い。
ステップS913aにおいて、端末10Aは、受信した開始指示情報に基づいて、中継装置30との間で通信セッションを確立する。同様に、ステップS1311bにおいて、端末10Bは、受信した開始指示情報に基づいて、中継装置30との間で通信セッションを確立する。
これにより、ステップS914において、端末10Aと端末10Bは、同じセッションIDの通信セッションに参加し、画像データや音声データ等のコンテンツデータを送受信することにより、例えば、テレビ会議を行うことができる。また、端末10Aは、確立された通信セッションを用いて、端末10Bとの間で機器(例えば移動装置20)の操作に関する情報を送受信することができる。
なお、機器の操作に関する情報の送受信は、通信セッションを用いずに、管理システム50を介した制御セッションを用いて送受信されるものであっても良いし、通信ネットワーク2等を介して、端末10Aと端末10Bとの間で送受信されるものであっても良い。
ここでは、端末10Aは、確立された通信セッションを用いて、端末10Bとの間で機器(例えば移動装置20)の操作に関する情報を送受信するものとして以下の説明を行う。
ステップS915において、端末10Aの利用者が、機器の操作画面に入力を行うと、入力された操作に応じた操作指示情報が、通信セッションを用いて送信される。この操作指示情報には、例えば、端末10Aの端末ID、及び利用者の操作内容に応じた制御情報等が含まれる。
ステップS916おいて、端末10Bの操作指示受信部19aが、端末Aから送信された操作指示情報を受信すると、操作指示認証部19bは、受信した操作指示情報の認証処理を行う。例えば、操作指示認証部19bは、操作指示情報に含まれる端末IDと、管理システム50から通知された端末10Bの操作権を保有する端末の端末IDとを比較し、両者が一致した場合、操作指示情報の認証を許可する。また、操作指示認証部19bは、認証が許可された操作指示情報を機器制御部19cに通知する。
ステップS917において、端末10Bの操作指示認証部19bは、認証結果を端末10Aに通知する。ここでは、ステップS914の認証結果がOK(許可)であるものとして以下の説明を行う。
ステップS918において、端末10Bの機器制御部19cは、通知された操作指示情報に含まれる制御情報に基づいて、機器間通信部19dを介して、機器(移動装置20)を制御する。
図16は、端末の表示画面の例を示す図である。機器操作端末である端末10Aの表示画面1001には、例えば、端末10Bの撮像部14が撮像した画像1002、端末10Aの撮像部14が撮像した画像1003、及び機器操作画面1004等が含まれる。
端末10Aの利用者は、画像1002、1003を見ながら、端末10B側の利用者とテレビ会議を行うことができる。また、端末10Aの利用者は、機器操作画面1004を用いて、端末10Bを介して、移動装置20を遠隔操作することができる。
図16の例では、機器操作画面1004には、機器操作をON/OFFを切り替えるスイッチ1005、移動装置20の移動速度を切り替えるスイッチ1006等が表示されている。
端末10Aの利用者は、機器操作をON/OFFを切り替えるスイッチ1005により、移動装置20の操作を行うか否かを選択することができる。一例として、機器操作画面1004は、機器操作アイコン1011を選択することにより表示され、スイッチ1005をOFFにすることにより、非表示となるものであっても良い。
また、端末10Aの利用者は、移動装置20の移動速度を切り替えるスイッチ1006により、移動装置20の移動速度を、高速、又は低速に切り替えることができる。
また、機器操作画面1004には、前進ボタン1007、左旋回ボタン1008、右旋回ボタン1009、及び後退ボタン1010等が表示されている。
端末10Aの利用者は、これらのボタンを選択することにより、移動装置を、「前進」、「左旋回」、「右旋回」、又は「後退」させることができる。
端末10Aの利用者は、例えば、端末10B及び移動装置20を直接目視することができない場合でも、端末10Bの撮像部14が撮像した画像1002に基づいて、端末10B及び移動装置20を遠隔操作により移動させることができる。
上述したように、実施形態の通信システム1によれば、例えば、多拠点会議が可能な通信システムで、移動装置20と端末10Bを有するテレプレゼンス・ロボット等を利用する場合に、当該ロボットの近辺に人がいない場合であっても、自動で応答を行うことができる。
[その他の実施形態]
なお、上記の各実施形態では、機器制御端末(端末10B)が移動装置20に接続される例について説明を行ったが、これは好適な一例であり、機器制御端末が接続される所定の機器(外部装置)は、移動機能を有していない機器であっても良い。
例えば、端末10Bが、工場やオフィスで、所定の工作機械やパーソナルコンピュータに接続されている場合に、自動応答する構成としてもよい。
なお、上述した実施形態におけるシステム構成は一例であり、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。
1 通信システム
10 端末(伝送端末)
18 自動応答処理部
181 要求元管理部
182 時間帯管理部
183 自動応答設定受付部
184 自動応答判断部(判断部)
185 自動応答部(応答部)
19a 操作指示受信部
19b 操作指示認証部
19c 機器制御部
20 移動装置(所定の外部装置の一例)
50 管理システム
55 セッション管理部
特許第2974730号

Claims (10)

  1. 外部の伝送端末から送信されたコンテンツデータの伝送の開始要求に応答し、前記コンテンツデータの伝送を実行する伝送端末であって、
    前記伝送端末が所定の外部装置に接続されているか否かを判断する判断部と、
    前記判断部により前記所定の外部装置に接続されていると判断された場合、前記開始要求に応答する応答部と、
    を備える伝送端末。
  2. 前記判断部は、通信可能に接続された外部装置から取得した、種別、名称、型番、識別情報、又は当該外部装置が通信にて用いる識別情報に基づいて、当該外部装置が、前記所定の外部装置であるか否かを判断する、
    請求項1記載の伝送端末。
  3. 前記接続がされている場合に、前記応答を許可する設定を受け付ける受付部を備え、
    前記判断部は、前記設定がされている場合に、前記応答をすると判断する、
    請求項1又は2記載の伝送端末。
  4. 前記所定の外部装置は、他の装置からの通信により制御される移動機能を有する移動装置である、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の伝送端末。
  5. 前記判断部は、前記移動装置が使用するバッテリーの残量が所定の閾値以上の場合に、前記応答をすると判断する、
    請求項4記載の伝送端末。
  6. 前記判断部は、前記移動装置が故障していない場合に、前記応答をすると判断する、
    請求項4又は5記載の伝送端末。
  7. 他の端末の識別情報を含む自動応答許可リストを管理する要求元管理部を備え、
    前記判断部は、前記開始要求の要求元の識別情報が、前記自動応答許可リストに含まれる場合に、前記応答をすると判断する、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の伝送端末。
  8. 指定された時間帯の情報を管理する時間帯管理部を備え、
    前記判断部は、前記開始要求を受信した時刻が、前記指定された時間帯に含まれる場合に、前記応答をすると判断する、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の伝送端末。
  9. 外部の伝送端末から送信されたコンテンツデータの伝送の開始要求に応答し、前記伝送を実行する伝送端末が、
    前記伝送端末が所定の外部装置に接続されているか否かを判断するステップと、
    前記所定の外部装置に接続されていると判断された場合、前記開始要求に応答するステップと、
    を実行する自動応答方法。
  10. 外部の伝送端末から送信されたコンテンツデータの伝送の開始要求に応答し、前記伝送を実行する伝送端末に、
    前記伝送端末が所定の外部装置に接続されているか否かを判断するステップと、
    前記所定の外部装置に接続されていると判断された場合、前記開始要求に応答するステップと、
    を実行させるプログラム。
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