JP2017078216A - 耐熱性アルミニウム合金材の製造方法 - Google Patents

耐熱性アルミニウム合金材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高温強度に優れたアルミニウム合金材の製造方法を提供する。【解決手段】本発明の耐熱性アルミニウム合金材の製造方法は、Cu:3.0質量%〜5.5%質量%、Mg:1.1質量%〜2.5質量%、Ni:0.6質量%〜2.6質量%、Fe:0.5質量%〜1.5質量%、Mn:0.1質量%〜0.4質量%、Zr:0.01質量%〜0.3質量%、Si:0.3質量%未満、Ti:0.06質量%未満、残部:Alおよび不可避不純物の合金組成を備えた連続鋳造材に対し、熱処理を行った後、塑性加工を行うことによって、交線法によるアルミニウム結晶粒長が250μm〜2000μmに調整された耐熱性アルミニウム合金材を得るようにしている。【選択図】図1

Description

この発明は、自動車等における輸送機器の内燃機関としてのターボチャージャーのターボコンプレッサーインペラー用の材料等に用いられる耐熱性アルミニウム合金材の製造方法およびその関連技術に関する。
自動車の内燃機関としてのターボチャージャーにおけるコンプレッサーホイール等のコンプレッサーインペラーは、150℃程度の高温状況下において10000rpmを超える高速回転が与えられるため、高温下において高強度および高剛性を有することが要求される。加えてコンプレッサーインペラーは、エネルギー損失の低減を図るために軽量化も要求されるとともに、高速回転に耐えことができる強度も要求される。
例えば従来において、コンプレッサーインペラーは、2618合金(Cu:1.9質量%〜2.7質量%、Mg:1.3質量%〜1.8質量%、Ni:0.9質量%〜1.2質量%、Fe:0.9質量%〜1.3質量%、Si:0.1質量%〜0.25質量%、Ti:0.04質量%〜0.1質量%、Al:残部)の合金組成を備えた鋳造・鍛造品を切削加工して製造していた。しかしながら近年における切削加工の高速化により、アルミニウム合金押出材の切削品化が進んできており、切削性の向上、高温強度の改善がさらに必要となってきた。
例えば下記特許文献1には、高温である160℃での強度が従来以上に向上したAl−Cu−Mg系アルミニウム合金押出材を提供する技術が開示されている。
特許第5284935号
しかしながら、自動車等の内燃機関の技術分野においてコンプレッサーインペラーは、今以上の高速回転化が求められ、使用温度のさらなる上昇に耐えることができるアルミニウム合金材が求められているのが現状である。
この発明は、高温使用に十分に耐えることができ、高温強度に優れた耐熱性アルミニウム合金材の製造方法およびその関連技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の構成を要旨とするものである。
[1]Cu:3.0質量%〜5.5%質量%、Mg:1.1質量%〜2.5質量%、Ni:0.6質量%〜2.6質量%、Fe:0.5質量%〜1.5質量%、Mn:0.1質量%〜0.4質量%、Zr:0.01質量%〜0.3質量%、Si:0.3質量%未満、Ti:0.06質量%未満、残部:Alおよび不可避不純物の合金組成を備えた連続鋳造材に対し、熱処理を行った後、塑性加工を行うことによって、交線法によるアルミニウム結晶粒長が250μm〜2000μmに調整された耐熱性アルミニウム合金材を得るようにしたことを特徴とする耐熱性アルミニウム合金材の製造方法。
[2]前記塑性加工により得られた塑性加工材に対し切削加工を行って耐熱性アルミニウム合金材を得るようにした前項1に記載の耐熱性アルミニウム合金材の製造方法。
[3]前記塑性加工材に対し切削加工を施す前に熱処理を施すようにした前項2に記載の耐熱性アルミニウム合金材の製造方法。
[4]前記熱処理として、溶体化処理、焼き入れ処理および時効処理を順次行う一方、
溶体化処理において485℃〜530℃の温度で0.5時間〜6時間加熱し、焼き入れ処理において10℃〜90℃の水で冷却し、時効処理において170℃〜230℃で1時間〜20時間加熱するようにした前項3に記載の耐熱性アルミニウム合金材の製造方法。
[5]前記塑性加工における軸方向の加工率が20%〜80%である前項1〜4のいずれか1項に記載の耐熱性アルミニウム合金材の製造方法。
[6]前記塑性加工は軸方向に圧縮する据込加工である前項1〜5のいずれか1項に記載の耐熱性アルミニウム合金材の製造方法。
[7]前記塑性加工は型鍛造である前項1〜6のいずれか1項に記載の耐熱性アルミニウム合金材の製造方法。
[8]Cu:3.0質量%〜5.5%質量%、Mg:1.1質量%〜2.5質量%、Ni:0.6質量%〜2.6質量%、Fe:0.5質量%〜1.5質量%、Mn:0.1質量%〜0.4質量%、Zr:0.01質量%〜0.3質量%、Si:0.3質量%未満、Ti:0.06質量%未満、残部:Alおよび不可避不純物の合金組成を備えた連続鋳造材に対し、熱処理を行った後、塑性加工を行って塑性加工材を得るとともに、
その塑性加工材に対し切削加工を行うことによって、交線法によるアルミニウム結晶粒長が250μm〜2000μmに調整されたコンプレッサーインペラーを得るようにしたことを特徴とするコンプレッサーインペラーの製造方法。
[9]Cu:3.0質量%〜5.5%質量%、Mg:1.1質量%〜2.5質量%、Ni:0.6質量%〜2.6質量%、Fe:0.5質量%〜1.5質量%、Mn:0.1質量%〜0.4質量%、Zr:0.01質量%〜0.3質量%、Si:0.3質量%未満、Ti:0.06質量%未満、残部:Alおよび不可避不純物の合金組成を備えた連続鋳造材に対し、熱処理および塑性加工されて得られ、かつ交線法によるアルミニウム結晶粒長が250μm〜2000μmに調整されていることを特徴とするコンプレッサーインペラー用アルミニウム合金材。
[10]Cu:3.0質量%〜5.5%質量%、Mg:1.1質量%〜2.5質量%、Ni:0.6質量%〜2.6質量%、Fe:0.5質量%〜1.5質量%、Mn:0.1質量%〜0.4質量%、Zr:0.01質量%〜0.3質量%、Si:0.3質量%未満、Ti:0.06質量%未満、残部:Alおよび不可避不純物の合金組成を備えた連続鋳造材に対し、熱処理および型鍛造されて得られ、かつ交線法によるアルミニウム結晶粒長が250μm〜2000μmに調整されていることを特徴とするコンプレッサーインペラー用鍛造素形材。
[11]Cu:3.0質量%〜5.5%質量%、Mg:1.1質量%〜2.5質量%、Ni:0.6質量%〜2.6質量%、Fe:0.5質量%〜1.5質量%、Mn:0.1質量%〜0.4質量%、Zr:0.01質量%〜0.3質量%、Si:0.3質量%未満、Ti:0.06質量%未満、残部:Alおよび不可避不純物の合金組成を備えた連続鋳造材に対し、熱処理、型鍛造および切削加工されて得られ、かつ交線法によるアルミニウム結晶粒長が250μm〜2000μmに調整されていることを特徴とするコンプレッサーインペラー。
発明[1]の耐熱性アルミニウム合金材の製造方法によれば、高温使用に十分に耐えることができて高温強度に優れ、かつコンプレッサーインペラー用の材料として好適な耐熱性アルミニウム合金材を得ることができる。
発明[2]〜[7]の耐熱性アルミニウム合金材の製造方法によれば、上記の効果をより確実に得ることができる。
発明[8]のコンプレッサーインペラーの製造方法によれば、高温使用に十分に耐えることができて高温強度に優れたコンプレッサーインペラーを得ることができる。
発明[9]のコンプレッサーインペラー用アルミニウム合金材によれば、高温使用に十分に耐えることができ、かつ優れた高温強度を備えている。
発明[10]のコンプレッサーインペラー用鍛造素形材によれば、高温使用に十分に耐えることができ、かつ優れた高温強度を備えている。
発明[11]のコンプレッサーインペラーによれば、高温使用に十分に耐えることができ、かつ優れた高温強度を備えている。
図1は実施例および比較例に採用された供試材を示す斜視図であって、図(a)は製作方法1によって得られた供試材を示す斜視図、図(b)は製作方法2〜5によって得られた供試材を示す斜視図である。 図2は実施例および比較例の供試材に対する試験片の位置関係を説明するための図であって、図(a−1)は製作方法1による供試材に対する試験片の位置関係を説明するための斜視図、図(a−2)は製作方法1による供試材に対する試験片の位置関係を説明するための側面図、図(b−1)は製作方法2〜4による供試材に対する試験片の位置関係を説明するための斜視図、図(b−2)は製作方法2〜4による供試材に対する試験片の位置関係を説明するための側面図である。 図3は実施例および比較例の供試材に対するJIS4号試験片の位置関係を説明するための図であって、図(a−1)は製作方法1による供試材に対するJIS4号試験片の位置関係を説明するための斜視図、図(a−2)は製作方法1による供試材に対するJIS4号試験片の位置関係を説明するための平面図、図(b−1)は製作方法2〜4による供試材に対するJIS4号試験片の位置関係を説明するための斜視図、図(b−2)は製作方法2〜4による供試材に対するJIS4号試験片の位置関係を説明するための平面図である。
次に本発明に関連したコンプレッサーインペラーの製造方法について詳細に説明する。
本発明のコンプレッサーインペラーは、Al−Cu−Mg系の合金からなる耐熱性アルミニウム合金材によって構成されている。
本発明の耐熱性アルミニウム合金材は、Cu:3.0質量%〜5.5%質量%、Mg:1.1質量%〜2.5質量%、Ni:0.6質量%〜2.6質量%、Fe:0.5質量%〜1.5質量%、Mn:0.1質量%〜0.4質量%、Zr:0.01質量%〜0.3質量%、Si:0.3質量%未満、Ti:0.06質量%未満、残部:Alおよび不可避不純物の合金組成を備えている。
上記の合金組成において、Cuは常温強度および高温強度を向上させるために添加する必要がある元素である。このCuの含有量が3.0%質量未満では十分な強度向上の効果を得ることができず、好ましくない。またCuの含有量が5.5質量%を超えると強度は飽和状態となり、それ以上の添加は無意味である。従ってCuの含有量は3.0質量%〜5.5質量%とする必要があり、好ましくは3.2質量%〜4.7質量%とするのが良い。
MgはCuと同様、常温強度および高温強度を向上させるのに添加する必要がある元素である。このMgの含有量が1.1質量%未満では十分な強度向上の効果を得ることができず、好ましくない。またMgの含有量が2.5質量%を超えると、鍛造加工性等の塑性加工性や鋳造性が劣化するため好ましくない。従ってMg含有量は1.1質量%〜2.5%質量%とする必要がある。
Niは常温強度および高温強度を向上させるために添加する元素である。Niの含有量は0.6質量%未満では十分な強度向上の効果を得ることができず、好ましくない。またNiの含有量が2.6質量%を超えると合金中のCuと結びつき晶出物となり、逆に強度が低下するため好ましくない。従ってNiの含有量は0.6質量%〜2.6質量%とする。
Feは高温強度を向上させるために添加する元素である。Feの含有量が0.5質量%未満では十分な強度向上の効果を得ることができず、好ましくない。またFeの含有量が1.5質量%を超えると巨大晶出物が発生し、逆に強度は低下してしまい、好ましくない。従って、Feの含有量は0.5質量%〜1.5質量%とする必要があり、好ましくは0.8質量%〜1.2質量%とするのが良い。
Mnは高温強度を向上させるために添加する元素である。Mnの含有量が0.1質量%未満では十分な強度向上の効果を得ることができず、好ましくない。またMnの含有量が0.4質量%を超えると巨大晶出物が発生し、逆に強度は低下してしまい、好ましくない。従ってMnの含有量は0.1質量%〜0.4質量%とする必要があり、好ましくは0.2質量%〜0.35質量%とするのが良い。
Zrは塑性変形させた連続鋳造材(連鋳材)の再結晶化を抑制し、かつ常温から高温において強度を向上させるために添加する元素である。Zrの含有量が0.01質量%未満ではその効果を十分に得ることができず、好ましくない。またZrの含有量が0.3質量%を超えると、巨大晶出物が発生して強度が低下するため好ましくない。従ってZrの含有量は0.01質量%〜0.3質量%とする必要があり、好ましくは0.1質量%〜0.25質量%とするのが良い。
SiはMgと金属間化合物MgSiを生成し、高温での使用が続くうちに粗大化し、これにより特に高温強度が低下する可能性がある。従って本発明では添加元素または不可避不純物としてのSiの含有量を0.3質量%未満(0質量%を含む)に制限することにより、MgSiの生成そのものを抑えて高温使用に伴うMgSiの粗大化を回避し、高温強度および疲労強度の低下(高温不安定性)を防止することができる。好ましくはSiの含有量は0.1質量%以下とするのが良い。
Tiは鋳塊組織の結晶粒を微細化して機械的性質を安定化させる元素であるが、本発明では結晶粒を微細化させずに積極的に粗大化させることで、高温変形時の粒界すべりを抑制するようにしている。従って本発明においてはTiの含有量を0.06質量%未満(0質量%を含む)に制限する必要がある。すなわちTiの含有量をこのように制限することにより、AlTiの生成を回避し、結晶粒の微細化を防ぐことができ、十分な高温強度を確実に得ることができる。特に本発明においてTiの含有量を0.04質量%未満に制限する場合には、結晶粒長を後述する規定範囲内により確実に調整することができる。
ところで、実操業で得られるアルミニウム合金には、種々の不可避不純物元素が含まれる。本発明に係るAl−Cu−Mg系アルミニウム合金材においても、JIS2000系アルミニウム合金とほぼ同様な不可避不純物元素が含まれているが、特に悪影響が及ぶことはない。具体的には本発明のアルミニウム合金材の合金組成においては、Cr、Znが個々に0.05質量%未満、Pb、Bi、Snが個々に0.01質量%未満、その他の元素が個々に0.05質量%未満、Siを除く不可避不純物トータルで0.15質量%未満であれば特に問題は生じない。
本発明においては例えば、周知の方法で溶製することによって上記の合金組成の連続鋳造材(ビレット)を製作して、その連続鋳造材に対し熱処理を行い、さらに鍛造加工等の塑性加工を行うことによって、本発明に関連したコンプレッサーインペラー用の耐熱性アルミニウム合金材が得られるものである。
上記熱処理は、溶体化処理、焼き入れ処理および時効処理であり、上記連続鋳造材に対しこの順で処理される。
溶体化処理においては加熱温度を485℃〜530℃とし、処理時間を0.5時間(hr)〜6時間とするのが良い。
焼き入れ処理においては10℃〜90℃の水で急冷するのが良い。
時効処理においては加熱時間を170℃〜230℃とし、処理時間を1時間〜20時間加熱するのが良い。
こうして熱処理されたアルミニウム合金連続鋳造材が適宜の寸法に切断されて、塑性加工用素材(鍛造素材)を得た後、その素材に対し塑性加工が行われる。本発明において塑性加工としては、据込加工や型鍛造等の鍛造加工が実施される。
例えば鍛造素材に対し型鍛造が行われることによって得られた鍛造素形材が、本発明のコンプレッサーインペラー用の鍛造素形材として構成されるものである。
また本発明の塑性加工においては軸方向の加工率(据込率)を20%〜80%に設定するのが良い。この加工率を上記の規定範囲内に設定することにより、十分な常温強度および高温強度を確実に得ることができる。換言すると、加工率が上記の規定範囲を逸脱する場合には、十分な常温強度および高温強度を確実に得ることができないおそれがある。
また本発明の鍛造素形材(塑性加工材)においては、交線法によるアルミニウム結晶粒長が250μm〜2000μmに調整する必要がある。すなわち結晶粒長が250μmに満たない場合には、クリープ変形により高温使用に耐えることができず、十分な高温強度を得ることができないおそれがあり、結晶粒長が2000μmを超える場合には、冷間鍛造等の塑性加工における成形性が低下するおそれがあるため、好ましくない。
本発明においては、上記のコンプレッサーインペラー用の鍛造素形材を切削加工することによって、ターボチャージャーのコンプレッサーホイール等のコンプレッサーインペラーを製作するものである。
以上のように製造された本発明のコンプレッサーインペラー用鍛造素形材においては、常温強度、高温強度、剛性に優れ、とりわけ軸方向(L方向)に対して直交する径方向(LT方向)の強度が高くなる。従ってこの鍛造素形材を用いてターボチャージャーのコンプレッサーホイール等のコンプレッサーインペラーを製造すれば、全体的に室温強度(常温強度)、高温強度に優れると同時に、高速回転時の動的バランスに優れ、しかも各部分についての、それぞれ異なる要求特性や望まれる特性に応じた最適な性能を有し、特に羽根部の強度、剛性、とりわけ羽根部先端(チップエッジ部)の強度、剛性が高いコンプレッサーインペラーを得ることができる。具体的には、高速回転に伴う170℃程度での高温使用に耐えることができ、耐熱強度に優れたコンプレッサーインペラーを得ることができる。
このように本発明の製造方法によれば、上記の優れた性能を有するコンプレッサーインペラー用の耐熱性アルミニウム合金材および鍛造素形材や、コンプレッサーインペラーを製造することができる。
以下、本発明に関連した実施例および実施例と対比する比較例について詳細に説明する。
Figure 2017078216
表1に示すように、合金組成がAタイプとBタイプとの2種類の合金を準備した。なお合金組成自体は、Aタイプの合金もBタイプの合金も共に本発明の要旨に含まれるものではあるが、Bタイプの合金は、Aタイプの合金と比較してTiの含有量がより少量に制限されている。
Figure 2017078216
<実施例1〜5>
表2に示すようにBタイプの合金組成を有するアルミニウム合金を直径φ50mmの棒状に鋳造し、さらに470℃×7hrのソーキングを行い連続鋳造材を得た。
このBタイプの合金組成を有する連続鋳造棒を所定の長さに切断して切断品を得る方法を製作方法1とし、この製作方法1によって図1(a)に示すように軸方向Lの長さ(厚み)Tが50mmの実施例1の円柱状の供試材(熱処理前の供試材)Wを製作した。
また表2に示すように製作方法1によって得られた切断品に対し、25%の加工率で軸方向Lに熱間据込鍛造を行って熱間据込鍛造品を得る方法を製作方法2とし、この製作方法2によって図1(b)に示すように厚みTが37.5mmの実施例2の太鼓状の供試材(熱処理前の供試材)Wを製作した。
また表2に示すように製作方法1によって得られた切断品に対し、50%、75%、90%の加工率で軸方向に熱間据込鍛造を行って熱間据込鍛造品を得る方法をそれぞれ製作方法3〜5とし、各製作方法3〜5によって図1(b)に示すように、厚みTが25mm、12.5mm、5mmの実施例3〜5の太鼓型の供試材(熱処理前の供試材)Wをそれぞれ製作した。
<比較例1〜5>
表2に示すようにAタイプの合金組成を有するアルミニウム合金を用いて上記実施例と同様に、連続鋳造材を得た。このAタイプの合金組成を有する連続鋳造棒に対し、上記実施例と同様の製作方法1〜5をそれぞれ適用して比較例1〜5の円筒状ないし太鼓状の供試材(熱処理前の供試材)Wをそれぞれ製作した。
<熱処理>
次いで、製作方法1〜5で得られた実施例1〜5および比較例1〜5の熱処理前の供試材を510℃で3時間加熱する溶体化処理を施した後、80℃の水で急冷する焼入処理を施し、さらに200℃で10時間加熱する時効処理を行って実施例1〜5および比較例1〜5の供試材W(熱処理後の供試材)をそれぞれ製作した。
こうして得られた実施例1〜4および比較例1〜4の熱処理後の供試材Wに対して、結晶粒長、室温引張強度および高温引張強度を、下記要領で測定した。その結果を表2に併せて示す。なお実施例5および比較例5の供試材Wについては、加工率(据込率)が90%と非常に高く、素形材の歩留まりが悪くなるため、実用に不向きである。この実用上の理由から、実施例5および比較例5の供試材Wについては、下記の測定は実施しなかった。
<結晶粒長の測定>
図2(a−1)(a−2)は製作方法1による供試材Wに対する試験片S1の位置関係を説明するための図、図2(b−1)(b−2)は製作方法2〜4による供試材Wに対する試験片S1の位置関係を説明するための図である。これらの図に示すように実施例1〜4および比較例1〜4の各供試材Wの軸方向Lおよび径方向(軸方向Lに対し直交するLT方向)の中心部から15mm角に削り出して実施例1〜4および比較例1〜4のサイコロ状(立方形状)の各試験片S1を得た。さらにこれらの各試験片S1を研磨および電解エッチングした後、軸方向Lに垂直な面を観察面として、倍率25倍の偏光顕微鏡により試料表面の顕微鏡像を取得した。
こうして取得した実施例1〜4および比較例1〜4の各試験片S1の顕微鏡像に対し画像解析を行い、JISG0551に規定された切断法に準じて各試験片S1の金属組織を構成する結晶粒の平均粒長を求めた。その結晶粒長は軸方向Xに対し垂直とする。
<室温引張強度の測定>
図3(a−1)(a−2)は製作方法1による供試材Wに対するJIS4号試験片S2の位置関係を説明するための図、図3(b−1)(b−2)は製作方法2〜4による供試材Wに対するJIS4号試験片S2の位置関係を説明するための図である。これらの図に示すように供試材Wの軸方向の中心部から、径方向に沿って延びるJIS4号試験片S2をそれぞれ切り出し、各JIS4号試験片S3に対し、JISZ2241の規定に準拠して室温で引張試験を行い、引張強度を測定した。
<150℃引張強度の測定>
上記室温引張強度の測定と同様に供試材Wから切り出したJIS4号試験片S2(図3参照)に対し、150℃×100hr保持した後、同温度においてJISZ2241の規定に準拠して引張試験を行い、引張強度を測定した。
<170℃引張強度の測定)
上記室温引張強度の測定と同様に供試材Wから切り出したJIS4号試験片S3(図3参照)に対し、170℃×100hr保持した後、同温度においてJISZ2241の規定に準拠して引張試験を行い、引張強度を測定した。
<評価>
表2から明らかなように、比較例1〜4の試験片は、結晶粒長が全て250μm未満であり、本件発明の規定範囲を逸脱するものであった。そのため比較例1〜4のものは、クリープ変形によって高温使用に耐えられず、高温強度が低下するおそれがあると思われる。
これに対し実施例1〜4の試験片は、結晶粒長が全て250μm以上であり、本件発明の要旨に含まれるものである。従ってクリープ変形を抑制できるため、高温使用に耐えることができ、十分な高温高強を確保できると判断できる。よって本件発明に関連した実施例のアルミニウム合金材は、特に常温強度および高温強度に優れているため、コンプレッサーインペラー用の材料として好適である。
また既述した通り、加工率が90%の実施例5および比較例5は、素形材の歩留まりが悪くなるため、実用には不向きであると思われる。
この発明の製造方法は、コンプレッサーインペラー用の材料として用いられる耐熱性アルミニウム合金材を製造する際に好適に用いることができる。
L:軸方向

Claims (11)

  1. Cu:3.0質量%〜5.5%質量%、Mg:1.1質量%〜2.5質量%、Ni:0.6質量%〜2.6質量%、Fe:0.5質量%〜1.5質量%、Mn:0.1質量%〜0.4質量%、Zr:0.01質量%〜0.3質量%、Si:0.3質量%未満、Ti:0.06質量%未満、残部:Alおよび不可避不純物の合金組成を備えた連続鋳造材に対し、熱処理を行った後、塑性加工を行うことによって、交線法によるアルミニウム結晶粒長が250μm〜2000μmに調整された耐熱性アルミニウム合金材を得るようにしたことを特徴とする耐熱性アルミニウム合金材の製造方法。
  2. 前記塑性加工により得られた塑性加工材に対し切削加工を行って耐熱性アルミニウム合金材を得るようにした請求項1に記載の耐熱性アルミニウム合金材の製造方法。
  3. 前記塑性加工材に対し切削加工を施す前に熱処理を施すようにした請求項2に記載の耐熱性アルミニウム合金材の製造方法。
  4. 前記熱処理として、溶体化処理、焼き入れ処理および時効処理を順次行う一方、
    溶体化処理において485℃〜530℃の温度で0.5時間〜6時間加熱し、焼き入れ処理において10℃〜90℃の水で冷却し、時効処理において170℃〜230℃で1時間〜20時間加熱するようにした請求項3に記載の耐熱性アルミニウム合金材の製造方法。
  5. 前記塑性加工における軸方向の加工率が20%〜80%である請求項1〜4のいずれか1項に記載の耐熱性アルミニウム合金材の製造方法。
  6. 前記塑性加工は軸方向に圧縮する据込加工である請求項1〜5のいずれか1項に記載の耐熱性アルミニウム合金材の製造方法。
  7. 前記塑性加工は型鍛造である請求項1〜6のいずれか1項に記載の耐熱性アルミニウム合金材の製造方法。
  8. Cu:3.0質量%〜5.5%質量%、Mg:1.1質量%〜2.5質量%、Ni:0.6質量%〜2.6質量%、Fe:0.5質量%〜1.5質量%、Mn:0.1質量%〜0.4質量%、Zr:0.01質量%〜0.3質量%、Si:0.3質量%未満、Ti:0.06質量%未満、残部:Alおよび不可避不純物の合金組成を備えた連続鋳造材に対し、熱処理を行った後、塑性加工を行って塑性加工材を得るとともに、
    その塑性加工材に対し切削加工を行うことによって、交線法によるアルミニウム結晶粒長が250μm〜2000μmに調整されたコンプレッサーインペラーを得るようにしたことを特徴とするコンプレッサーインペラーの製造方法。
  9. Cu:3.0質量%〜5.5%質量%、Mg:1.1質量%〜2.5質量%、Ni:0.6質量%〜2.6質量%、Fe:0.5質量%〜1.5質量%、Mn:0.1質量%〜0.4質量%、Zr:0.01質量%〜0.3質量%、Si:0.3質量%未満、Ti:0.06質量%未満、残部:Alおよび不可避不純物の合金組成を備えた連続鋳造材に対し、熱処理および塑性加工されて得られ、かつ交線法によるアルミニウム結晶粒長が250μm〜2000μmに調整されていることを特徴とするコンプレッサーインペラー用アルミニウム合金材。
  10. Cu:3.0質量%〜5.5%質量%、Mg:1.1質量%〜2.5質量%、Ni:0.6質量%〜2.6質量%、Fe:0.5質量%〜1.5質量%、Mn:0.1質量%〜0.4質量%、Zr:0.01質量%〜0.3質量%、Si:0.3質量%未満、Ti:0.06質量%未満、残部:Alおよび不可避不純物の合金組成を備えた連続鋳造材に対し、熱処理および型鍛造されて得られ、かつ交線法によるアルミニウム結晶粒長が250μm〜2000μmに調整されていることを特徴とするコンプレッサーインペラー用鍛造素形材。
  11. Cu:3.0質量%〜5.5%質量%、Mg:1.1質量%〜2.5質量%、Ni:0.6質量%〜2.6質量%、Fe:0.5質量%〜1.5質量%、Mn:0.1質量%〜0.4質量%、Zr:0.01質量%〜0.3質量%、Si:0.3質量%未満、Ti:0.06質量%未満、残部:Alおよび不可避不純物の合金組成を備えた連続鋳造材に対し、熱処理、型鍛造および切削加工されて得られ、かつ交線法によるアルミニウム結晶粒長が250μm〜2000μmに調整されていることを特徴とするコンプレッサーインペラー。
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