JP2017077956A - 用紙検出装置及びプリンタ - Google Patents

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Yasuyuki Mori
靖幸 森
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Abstract

【課題】用紙検出装置において、摺動部材を所定の位置に安定して配置した状態とする。【解決手段】用紙検出ユニット6(用紙検出装置)は、ラベル用紙90(用紙)の搬送方向Fに直交するラベル用紙90の幅方向Wに沿って延びたフレーム7(ガイド部材)と、幅方向Wに沿って移動可能にフレーム7に取り付けられた、ラベル用紙90のラベル紙を検出するための光センサ9b(光学素子)及びフレーム7の内面7aに接する摺動部材11を有するセンサホルダ8(可動部)と、を備え、摺動部材11は、フレーム7の内面7aに接する接触面部11aと、接触面部7aに対して屈曲し、センサホルダ8の本体8bに形成された摺動部材収容部8i(凹部)に挿入される脚部11bと、が形成されている。【選択図】図7

Description

本発明は、用紙検出装置及びプリンタに関する。
例えばラベルプリンタは、長尺の台紙に印字用のラベル紙が複数並んで貼付された用紙を長手方向に搬送し、そのラベル紙の部分に印字を行う。そして、ラベルプリンタは、搬送中のラベル紙の通過を検出する用紙検出装置を備えている。
用紙検出装置は、例えば、用紙のうちラベル紙が貼付されている部分とラベル紙が貼付されずに台紙だけの部分とで光透過率の差異があることを利用したものがある。また、用紙によっては一定の長さごとに、光反射率が低いブラックマークが記されたものもあり、この場合は、用紙検出装置は光反射率の差異を利用している。
ラベル紙の貼付されている位置やブラックマークの記されている位置は用紙によって異なる場合がある。このため、用紙検出装置における光学素子等のセンサは、用紙の搬送方向に直交する方向、すなわち用紙の幅方向に沿って動かせるようになっている。
そして、センサを含む可動部は、用紙の幅方向に沿って延びたガイド部材との間で、適度な摩擦抵抗が与えられて、幅方向の各位置で停止した状態を維持する(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−146482号公報
ところで、可動部を動かす際に生じる摩擦抵抗を、例えば可動部の本体に形成された凹部に収容された摺動部材を、ガイド部材に接触させる構成により実現した場合、摺動部材が凹部から外れてガイド部材と可動部の本体との間に挟まって、可動部の動きを阻害するおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであって、摺動部材を所定の位置に安定して配置した状態とすることができる用紙検出装置及びプリンタを提供することを目的とする。
本発明の第1は、用紙が搬送される方向に直交する方向に延びたガイド部材と、前記ガイド部材の延びた方向に沿って移動可能に前記ガイド部材に取り付けられた、前記用紙を検出するための光学素子及び前記ガイド部材の面に接する摺動部材を有する可動部と、を備え、前記摺動部材は、前記ガイド部の面に接する接触面部と、前記接触面部に対して屈曲し、前記可動部の本体に形成された凹部に挿入される脚部と、が形成されている用紙検出装置である。
本発明に係る用紙検出装置は、前記摺動部材の脚が、前記接触面部の、前記ガイド部材の延びた方向の両端に連なって形成されていることが好ましい。
この場合、本発明に係る用紙検出装置は、前記可動部が、前記摺動部材の接触面部を前記ガイド部材の面に押しつける弾性部材を備え、前記弾性部材が、前記凹部に収容された状態での自然長における、前記凹部の縁から突出し、前記摺動部材の前記脚が、前記凹部の縁から突出した寸法よりも長く形成されていることが好ましい。
本発明の第2は、用紙を収容する用紙収容部と、前記用紙収容部に収容された前記用紙を搬送する搬送機構と、前記用紙に印字データを印字する印字機構と、搬送される前記用紙を検出する本発明に係る用紙検出装置と、を備えたプリンタである。
本発明に係る用紙検出装置及びプリンタによれば、摺動部材を所定の位置に安定して配置した状態とすることができる。
本発明に係るプリンタの一実施形態であるラベルプリンタを示す斜視図であり、本体カバーを閉じた状態を示す。 本発明に係るプリンタの一実施形態であるラベルプリンタを示す斜視図であり、本体カバーを開き、かつ印字ユニットを開いた状態を示す。 用紙検出ユニットを示す斜視図である。 図3Aの矢視Aによる側面図である。 センサホルダに組み込まれた摺動部材及びコイルスプリングを、センサホルダの本体部から分離して表した分解斜視図で、本体部の上方から見た図である。 センサホルダに組み込まれた摺動部材及びコイルスプリングを、センサホルダの本体部から分離して表した分解斜視図で、本体部の下方から見た図である。 センサホルダに組み込まれた摺動部材及びコイルスプリングを、センサホルダの本体部に組み込んだ状態を示す斜視図である。 センサホルダのスプリング収容部にコイルスプリングが収容された状態を示す断面図である。 摺動部材が自然長のコイルスプリングに載せられた状態を示す要部断面図である。 図6Aの状態から、コイルスプリングを圧縮させるように摺動部材に荷重を作用させて、摺動部材をスプリング収容リブの縁に突き当てた状態を示す要部断面図である。 センサホルダがフレームに組み付けられて、摺動部材の接触面部がフレームの内面に接触した状態を示す要部断面図である。
以下、本発明に係る用紙検出装置及びプリンタの実施形態について、図面を用いて説明する。
<ラベルプリンタの構成>
図1は、本発明に係るプリンタの一実施形態であるラベルプリンタ1を示す斜視図であり、本体カバー2を閉じた状態を示す。図2は、ラベルプリンタ1を示す斜視図であり、本体カバー2を開き、かつ印字ユニット4(印字機構の一例)を開いた状態を示す。
図1に示したラベルプリンタ1は、正面に、操作部1b及び表示部1cが配置されている。正面側から本体カバー2を上方に向けて開くと、本体カバー2は、図2に示すように、背面側の軸回りに後方に向けて回動して開く。
本体カバー2が開いた状態のラベルプリンタ1は、内部に用紙収容部3が形成されていて、用紙収容部3には、ロール状に巻かれた長尺のラベル用紙90が収容される。
ラベル用紙90は、長尺の台紙に、その台紙の長手方向に沿って、所定の間隔で複数のラベル紙が貼付されている。
ラベルプリンタ1は、用紙収容部3に収容されたラベル用紙90を、その長手方向に搬送する搬送機構20と、搬送されたラベル用紙90のラベル紙に印字する印字ユニット4を有している。印字ユニット4は、熱転写用のインクリボンとサーマルヘッド等を備えている。印字ユニット4は、サーマルヘッドの熱によって溶融されたインクリボンのインクを、プラテン5上の通過するラベル紙に転写することで、ラベル紙に、印字データの印字を行う。ラベル紙に印字されたラベル用紙90は、図1に示した排紙口1aから排紙される。
印字ユニット4は、図2に示すように、ラベル用紙90の幅方向W(ラベル用紙90の搬送方向Fに直交する方向)の一方の端部側を中心にして回動して開かれた状態で、用紙収容部3のラベル用紙90がプラテン5上まで引き出され、印字ユニット4がプラテン5に対向する位置まで戻されて、印字ユニット4とプラテン5との間にラベル用紙90を配置した状態で、ラベル用紙90への印字が可能となる。
<用紙検出ユニット>
また、ラベルプリンタ1は、搬送方向Fに搬送されているラベル用紙90のうちラベル紙の通過を検出する用紙検出ユニット6を備えている。用紙検出ユニット6は、本発明に係る用紙検出装置の一例である。
図3Aは、用紙検出ユニット6を示す斜視図である。図3Bは、図3Aの矢視Aによる側面図である。
用紙検出ユニット6、図3Aに示すように、ラベル用紙90の幅方向Wに沿って延びた金属製のフレーム7(ガイド部材の一例)と、光センサ9bが配置されたセンサホルダ8(可動部の一例)と、を備えている。
センサホルダ8は樹脂製であり、図3Aに示すように、本体部8bと、本体部8bからフレーム7に対して搬送方向Fの前方側に突出した突出部8aとが一体に形成されている。
本体部8bは、図3Bに示すようにラベル用紙90の幅方向に直交する断面輪郭形状がフレーム7の断面輪郭形状に噛み合って、フレーム7の長手方向(幅方向W)に沿って移動可能にフレーム7に取り付けられている。
なお、本体部8bには図示を省略した板ばねが取り付けられていて、この板ばねが、フレーム7の長手方向に沿って形成された波状の凹凸部7bに噛み合うことにより、センサホルダ8を幅方向Wに移動した際に、センサホルダ8を適当な間隔で停止させる目安となるクリック感(節度感)を発生させている。
本体部8bの外面には、センサホルダ8を幅方向Wに沿って動かす際に指を掛けて荷重を作用させる、ラベル用紙90の搬送方向Fに沿って延びた複数の指掛けリブ8zが形成されている。
突出部8aには、図3Bに示すように、搬送方向Fに搬送中のラベル用紙90の図示下方に配置された発光部9aから発光した光を、ラベル用紙90の図示上方で検出する透過型の光センサ9b(光学素子の一例)が組み付けられている。
光センサ9bは、ラベル用紙90を透過して受光した光量の違いによって、ラベル紙の通過を検出する。具体的には、光センサ9bの受光した光量が相対的に大きい場合はラベル紙の貼付がなく台紙のみの部分が通過している状態を検出し、受光した光量が相対的に小さい場合は、ラベル紙が貼付された部分が通過している状態を検出する。
ここで、ラベル紙の貼付されている幅方向Wの位置は、ラベル用紙90の種類等によって異なる場合があるが、用紙検出ユニット6は、センサホルダ8をフレーム7に対して幅方向Wに沿って移動させて、ラベル紙の貼付されている幅方向Wの位置に光センサ9bの位置を合わせることで、ラベル用紙90の種類に応じて、ラベル用紙90の幅方向Wのいずれかの位置において、ラベル紙の通過を検出することができる。
なお、突出部8aの上面には、図3Aに示すように、突出部8aにおける光センサ9bの位置に対応して、三角形状のセンサガイド8cが形成されている。このセンサガイド8cは、幅方向Wにおける光センサ9bの設置位置の目印となり、センサホルダ8を幅方向Wに移動したときの光センサ9bの位置の目安となる。
光センサ9bは、幅方向Wの同じ位置にある発光部9aで発光した光を受光するため、発光部9aも幅方向Wに沿って移動可能に構成されている。本実施形態においては、発光部9aはセンサホルダ8とは独立して移動可能となっているが、センサホルダ8の移動に連動するように連動機構を設けた構成として、発光部9aと光センサ9bとが自動的に幅方向Wの同じ位置に配置されるようにしてもよい。
なお、光センサ9bが、フレーム7とは上下方向(図3B参照)に重ならない突出部8aに配置されていることで、発光部9aから発光された光をフレーム7に遮光されることなく、光センサ9が検出することができ、搬送方向Fに搬送されるラベル用紙90におけるラベル紙の位置の検出を行うことができる。
図4Aは、センサホルダ8に組み込まれた摺動部材11及びコイルスプリング10を、センサホルダ8の本体部8bから分離して表した分解斜視図で、本体部8bの上方から見た図である。図4Bは、センサホルダ8に組み込まれた摺動部材11及びコイルスプリング10を、センサホルダ8の本体部8bから分離して表した分解斜視図で、本体部8bの下方から見た図である。図4Cは、センサホルダ8に組み込まれた摺動部材11及びコイルスプリング10を、センサホルダ8の本体部8bに組み込んだ状態を示す斜視図である。
センサホルダ8には、図4A、図4B及び図4Cに示すように、摺動部材11とコイルスプリング10(弾性部材の一例)とが組み付けられている。摺動部材11は、樹脂(例えばポリカーボネート)製で、図3Bに示すように、センサホルダ8の本体部8bの内面8dに対向するフレーム7の内面7aに接するように配置されている。
摺動部材11が、フレーム7の内面7aに接することで、センサホルダ8がフレーム7に対して幅方向Wに移動される際に、摺動部材11とフレーム7の内面7aとの間で摩擦力が発生し、センサホルダ8が移動する際の抵抗となって、センサホルダ8の意図しない移動が防止ないし抑制されている。
コイルスプリング10は、センサホルダ8の本体部8bと摺動部材11との間に配置され、自然長から縮められた復元力である弾性力によって、摺動部材11をフレーム7の内面7aに押しつける。
コイルスプリング10の弾性力により、摺動部材11がフレーム7の内面7aに接する荷重が増大し、摺動部材11とフレーム7の内面7aとの間で発生する摩擦力が増大し、センサホルダ8の意図しない移動の防止ないし抑制の効果をさらに高めている。また、コイルスプリング10の弾性係数を変えたり、自然長からの縮み量を変えたりすることで、弾性力を変化させて、摺動部材11がフレーム7の内面7aに接する荷重を変化させることもできる。
コイルスプリング10は、図4B及び図4Cに示すように、センサホルダ8の本体部8bに円筒状に形成されたスプリング収容リブ8eで囲まれた内側のスプリング収容部8fに収容されている。
図5は、センサホルダ8のスプリング収容部8fにコイルスプリング10が収容された状態を示す断面図である。スプリング収容部8fに収容されたコイルスプリング10は、図5に示すように、倒れることなくコイルスプリング10の軸線方向に沿って起立した状態の姿勢に維持される。
なお、コイルスプリング10は、スプリング収容部8fに収容された状態で、軸線方向に圧縮及び引張りの荷重を受けない自然長で、スプリング収容リブ8eの縁8gから長さL1(寸法)だけ突出するように形成されている。
摺動部材11は、図4A及び図4Bに示すように、フレーム7の内面7aに接する接触面部11aと、接触面部11aに対して屈曲した2つの脚部11bとが形成されている。2つの脚部11bは、接触面部11aの端縁に連なって形成されていて、摺動部材11は、全体として断面輪郭が、底部が平らのU字状となっている。
各脚部11bは、細長い矩形板状の摺動部材11の両端側は屈曲させることによって形成された両端部であり、接触面部11aと屈曲した各脚部11bとが連なる部分11cは、曲げRが形成されている。
図6Aは、摺動部材11が自然長のコイルスプリング10に載せられた状態を示す要部断面図であり、図6Bは、図6Aの状態から、コイルスプリング10を圧縮させるように摺動部材11に荷重fを作用させて、摺動部材11をスプリング収容リブ8eの縁8gに突き当てた状態を示す要部断面図である。
また、2つの脚部11bは、図6A及び図6Bに示すように、接触面部11aの、ラベル用紙90の幅方向Wの両端に連なって形成されている。
摺動部材11は、図6A及び図6Bに示すように、センサホルダ8の本体部8bの、スプリング収容部8fよりも外側に形成された摺動部材収容リブ8hで囲まれた内側の摺動部材収容部8i(凹部の一例)に脚部11bが挿入されている。なお、スプリング収容部8fは、摺動部材収容部8iの内部に形成された部分となる。
摺動部材11の脚部11bの長さL2は、コイルスプリング10の、スプリング収容リブ8eの縁8gから突出した長さL1(図6A参照)よりも長く形成されている。
これにより、スプリング収容リブ8eの縁8gの高さ位置と摺動部材収容リブ8hの縁8jの高さ位置とが同じ場合には、図6Aに示すように、スプリング収容部8fに収容された自然長のコイルスプリング10の先端に摺動部材11の接触面部11aを載せた状態で、摺動部材11の各脚部11bが摺動部材収容部8iに挿入され、各脚部11bの先端は摺動部材収容リブ8hの縁8jより低い位置となる。
なお、本実施形態のラベルプリンタ1は、図6Aに示した左側の摺動部材収容リブ8hの縁8jが、右側の摺動部材収容リブ8hの縁8jよりも高い位置に形成されていて、右側の摺動部材収容リブ8hの縁8jがスプリング収容リブ8eの縁8gと同じ高さ位置となっているが、これら両摺動部材収容リブ8hの縁8jの高さは同じであってもよい。
図6Aに示すように、センサホルダ8に、コイルスプリング10及び摺動部材11が組み付けられた状態では、摺動部材11の2つの脚部11bがそれぞれ摺動部材収容部8iに収容された状態となる。
そして、用紙検出ユニット6は、図6Aに示した状態から図6Bに示す摺動部材11の接触面部11aがスプリング収容リブ8eの縁8gに突き当たるまでコイルスプリング10を押し縮める荷重fを作用させた状態で、センサホルダ8がフレーム7に組み付けられる。
図7は、センサホルダ8がフレーム7に組み付けられて、摺動部材11の接触面部11aがフレーム7の内面7aに接触した状態を示す要部断面図である。センサホルダ8がフレーム7に組み付けられた後は、コイルスプリング10の弾性力によって、図7に示すように、摺動部材11の接触面部11aがフレーム7の内面7aに押し付けられた状態となる。
なお、図6Aに示した状態と図6Bに示した状態との間で、すなわち、コイルスプリング10の伸縮に伴う摺動部材11の上下動では、両脚部11bがそれぞれ摺動部材収容リブ8hの面に案内されて上下動する。
<用紙検出ユニットの作用>
以上のように構成された用紙検出ユニット6によると、図7に示すように、摺動部材11の接触面部11aがフレーム7の内面7aに押し付けられた状態で、摺動部材11の脚部11bが摺動部材収容部8iに十分な長さだけ収容されている。
すなわち、摺動部材11が仮に平板状の接触面部11aのみから形成されていて、脚部11bを有しないものであれば、接触面部11aの厚さの一部のみが摺動部材収容リブ8hに引っ掛かって、摺動部材収容部8iにかろうじて留められている状態となる。
この場合、センサホルダ8を幅方向Wに移動させた際に、仮にセンサホルダ8のわずかな傾きなどによって、摺動部材収容リブ8hの縁8jとフレーム7の内面7aとの間の隙間が広がる事態が発生すると、摺動部材11(接触面部11a)が摺動部材収容部8iから外れてしまったり、摺動部材収容リブ8hの縁8jとフレーム7の内面7aとの隙間に摺動部材11(接触面部11a)が噛みこんだりするおそれがあった。
しかし、本実施形態の用紙検出ユニット6は、摺動部材11に脚部11bが形成されていて、脚部11bは接触面部11aの厚さよりも十分に長いため、摺動部材11の脚部11bが摺動部材収容リブ8hに十分な長さ引っ掛かっていて、センサホルダ8を幅方向Wに移動させた場合も、摺動部材11を摺動部材収容部8iに安定して収容した状態とすることができる。
したがって、用紙検出ユニット6は、摺動部材11の厚さを厚くすることなく、摺動部材11が摺動部材収容部8iから外れてしまったり、摺動部材収容リブ8hの縁8jとフレーム7の内面7aとの隙間に摺動部材11が噛みこんだりするのを防止ないし抑制することができる。
しかも、摺動部材11は、両脚部11bがそれぞれ摺動部材収容リブ8hに案内されることで上下動するため、上下動の際に摺動部材11の姿勢が傾くのを防止ないし抑制することもできる。これにより、接触面部11aの傾きが発生しにくいため、接触面部11aとフレーム7の内面7aとの摩擦による抵抗力を一定に保ち易い。
また、センサホルダ8をフレーム7に組み付ける際、図6Bに示すように、摺動部材11を摺動部材収容部8iに押し込んだ状態とするが、このとき、接触面部11aの厚さに比べて十分な長さの脚部11bが摺動部材収容リブ8hに引っ掛かった状態となるため、フレーム7との組み付けの際に、摺動部材11を摺動部材収容部8iに安定させて押し込んだ状態とすることができる。
したがって、用紙検出ユニット6は、組み立ての作業を容易にすることができる。
また、センサホルダ8をフレーム7に組み付ける際、図6Aに示すように、スプリング収容部8fに収容された自然長のコイルスプリング10の先端に摺動部材11の接触面部11aを載せた状態とする。このとき、摺動部材11の各脚部11bが摺動部材収容部8iに挿入され、各脚部11bの先端は摺動部材収容リブ8hの縁8jより低い位置となる。
したがって、摺動部材11に、コイルスプリング10を押し縮めさせる荷重を作用させなくても、すなわち摺動部材11から手を離しても、摺動部材11がセンサホルダ8から脱落するのを防止ないし抑制することができ、組み立ての作業をさらに容易にすることができる。
また、本実施形態の用紙検出ユニット6は、図7に示すように、2つの脚部11bが、接触面部11aの、ラベル用紙90の幅方向Wの両端に連なって形成されている。したがって、センサホルダ8をフレーム7に対して幅方向Wに相対移動させたとき、接触面部11aと各脚部11bとが連なる部分11cのうちいずれか一方は、移動方向の前端となる。
そして、この前端となる部分11cには、曲げRが形成されているため、フレーム7の内面7aに突出した分が形成されていたり、又はゴミ等が付着して出っ張った部分があったりした場合にも、曲げRが、それらの突出した部分や出っ張った部分に乗り上げて通過するため、摺動部材11がそれらの突出した部分や出っ張った部分に引っ掛かるのを防止ないし抑制することができる。
同様に、フレーム7の内面7aの表面粗さが粗い場合にも、摺動部材11がその表面粗さの粗いフレーム7の内面7aに引っ掛かるのを防止ないし抑制することができる。
また、本実施形態のラベルプリンタ1は、上述した用紙検出ユニット6を備えているため、上述した用紙検出ユニット6により発揮される効果を得ることができる。
<構成の変形例>
本実施形態の用紙検出ユニット6は、ラベルプリンタ1に収容されたラベル用紙90におけるラベル紙の通過を検出するものであるが、本発明に係る用紙検出装置は、ラベル用紙におけるラベル紙の通過を検出するものに限定されない。
すなわち、本発明に係る用紙検出装置は、一定の長さごとに光反射率が低いブラックマークが記された用紙の、当該ブラックマークの通過を検出するものであってもよい。この場合は、ブラックマークを検出する構成として、透過光を検出するための光センサ9bに代えて、発光部と発光部から出射しブラックマークで反射した光を検出するための光学素子を、センサホルダ8に設けた構成とすればよい。
また、この場合、本発明に係るプリンタの例としては、ラベルプリンタ1に限定されない。
本実施形態の用紙検出ユニット6及びラベルプリンタ1は、摺動部材11をフレーム7に押し付ける弾性部材の一例としてコイルスプリング10を適用したが、弾性部材としては、コイルスプリング10に限定されず、板ばねやその他のばね部材、またはゴム等の弾性材料で形成されたものを適用することもできる。また、摺動部材11自体が、荷重に応じて伸縮して弾性部材の弾性変形と実質的に同等に変形する部分を備えていてもよい。
なお、本発明の用紙検出ユニット及びプリンタは、必ずしも弾性部材を備えたものでなくてもよい。
本実施形態の用紙検出ユニット6及びラベルプリンタ1は、摺動部材11として、樹脂製のものを適用したが、樹脂製ではなく金属やその他の材料で形成されたものであってもよい。
また、摺動部材11の脚部11bは、接触面部11aの、幅方向Wに沿った両端部に形成されたものに限定されない。したがって、脚部11bは、接触面部11aの、搬送方向Fに沿った両端部に形成されていてもよいし、接触面部11aの両端に限定されずに中央部に形成されていてもよい。また、脚部11bは2つでなくてもよく、1つであってもよいし、3つでも、4つでもよい。
本実施形態の用紙検出ユニット6及びラベルプリンタ1は、接触面部11aと脚部11bとが連なる部分11cに曲げRが形成されているが、この部分11cは、曲げRではなく、外側に凸となる曲面で形成されてもよい。また、この部分11cは、曲げRや曲面などで形成されていなくてもよく、直角等の角で形成されていてもよい。
本実施形態の用紙検出ユニット6及びラベルプリンタ1は、摺動部材11の脚部11bの長さL2が、コイルスプリング10の、スプリング収容リブ8eの縁8gから突出した長さL1よりも長く形成されているが、脚部11bの長さL2は、コイルスプリング10の、スプリング収容リブ8eの縁8gから突出した長さL1よりも短くてもよい。
また、脚部11bの長さL2が、コイルスプリング10の、スプリング収容リブ8eの縁8gから突出した長さL1よりも短い場合は、スプリング収容部8fに収容された自然長のコイルスプリング10の先端に摺動部材11が載せられた状態で、摺動部材11が摺動部材収容部8iに収容された状態(図6Aに示した姿勢で、脚部11bの先端が、摺動部材収容リブ8hの縁8jよりも低い位置となる状態)となるように、摺動部材収容リブ8hの高さが設定されていることが好ましい。
1 ラベルプリンタ
6 用紙検出ユニット(用紙検出装置)
7 フレーム(ガイド部材)
7a 内面
8 センサホルダ(可動部)
8b 本体部
8f スプリング収容部
8g 縁
8i 摺動部材収容部(凹部)
9b 光センサ(光学素子)
10 コイルスプリング(弾性部材)
11 摺動部材
11a 接触面部
11b 脚部
90 ラベル用紙
F 搬送方向
W 幅方向

Claims (4)

  1. 用紙が搬送される方向に直交する方向に延びたガイド部材と、
    前記ガイド部材の延びた方向に沿って移動可能に前記ガイド部材に取り付けられた、前記用紙を検出するための光学素子及び前記ガイド部材の面に接する摺動部材を有する可動部と、を備え、
    前記摺動部材は、前記ガイド部の面に接する接触面部と、前記接触面部に対して屈曲し、前記可動部の本体に形成された凹部に挿入される脚部と、が形成されている用紙検出装置。
  2. 前記摺動部材の脚は、前記接触面部の、前記ガイド部材の延びた方向の両端に連なって形成されている請求項1に記載の用紙検出装置。
  3. 前記可動部は、前記摺動部材の接触面部を前記ガイド部材の面に押しつける弾性部材を備え、
    前記弾性部材は、前記凹部に収容された状態での自然長における、前記凹部の縁から突出し、
    前記摺動部材の前記脚は、前記凹部の縁から突出した寸法よりも長く形成されている請求項2に記載の用紙検出装置。
  4. 用紙を収容する用紙収容部と、
    前記用紙収容部に収容された前記用紙を搬送する搬送機構と、
    前記用紙に印字データを印字する印字機構と、
    搬送される前記用紙を検出する請求項1から3のうちいずれか1項に記載の用紙検出装置と、を備えたプリンタ。
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JP2019043725A (ja) * 2017-09-01 2019-03-22 株式会社沖データ 媒体検出装置および画像形成装置

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