JP2017077750A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両運動制御の実施中におけるABS制御の応答性と精度を向上させることができる車両制御装置を提供すること。【解決手段】車両制御装置は、各車輪に対して他と独立して駆動力または回生制動力を発生させる制駆動力発生機構と、各車輪に対して摩擦制動力を付与する摩擦制動機構と、ECU70と、を備え、ECU70は、運転者が要求する要求制動力を演算する要求制動力演算部71と、各車輪の要求制動力における回生制動力および摩擦制動力の割合を演算する制動力割合演算部72と、制駆動力発生機構に駆動力または回生制動力を発生させる車両運動制御力を演算する車両運動制御力演算部73と、運転者によって制動操作が行われており、かつ車両運動制御およびABS制御を行う際に、制動力割合演算部72によって演算された回生制動力および摩擦制動力の割合のうち、回生制動力の割合を大きくする制動力割合変更部74と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、車両制御装置に関する。
車両の各車輪におけるホイール内部またはその近傍にモータを配置し、各車輪の駆動力および制動力を独立して制御するインホイールモータ方式の車両が知られている。例えば特許文献1には、インホイールモータ方式の車両において、駆動輪の駆動力および制動力を制御して車体に発生する車両運動(例えばヨー運動、ロール運動等)を制御(車両運動制御)する車両制御装置が開示されている。
特開2009−273275号公報
特許文献1に示すようなインホイールモータ方式の車両では、前記した車両運動制御に加えて、車両の制動時に、インホイールモータによる回生制動力と、油圧ブレーキ機構による摩擦制動力とを協調制御して所望の制動力を発生させる回生摩擦協調ブレーキ制御を行っている。
ここで、一般的なハイブリッド車の場合、車輪のロックによるスリップを制御するABS(Antilock Brake System)制御は、油圧ブレーキ機構による摩擦ブレーキを利用して行われる。一方、インホイールモータ方式の車両の場合、ABS制御は前記した回生摩擦協調ブレーキ制御、すなわちインホイールモータによる回生ブレーキと、油圧ブレーキ機構による摩擦ブレーキの両方を利用して行われる。
前記した回生ブレーキは、摩擦ブレーキと比較して制御の応答性と精度が優れているため、回生摩擦協調ブレーキ制御における回生ブレーキの割合が大きいほど、インホイールモータによるABS制御の制御範囲が広くなり、ABS制御の応答性と精度が高くなる。しかしながら、現状の回生摩擦協調ブレーキ制御では、摩擦ブレーキの割合が大きいため、インホイールモータによるABS制御の制御範囲が狭く、ABS制御の応答性と精度が損なわれる可能性があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両運動制御の実施中におけるABS制御の応答性と精度を向上させることができる車両制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両制御装置は、車両の各車輪に設けられており、前記各車輪に対して他と独立して駆動力または回生制動力を発生させる制駆動力発生機構と、前記各車輪に設けられており、前記各車輪に対して摩擦制動力を付与する摩擦制動機構と、前記制駆動力発生機構および前記摩擦制動機構を制御するとともに、前記摩擦制動機構によって前記各車輪のスリップ状態を制御するABS制御を実行可能な制御手段と、を備える車両制御装置において、前記制御手段は、運転者の制動操作に基づいて、前記運転者が要求する要求制動力を演算する要求制動力演算手段と、前記要求制動力に基づいて、前記各車輪の前記要求制動力における前記回生制動力および前記摩擦制動力の割合を演算する制動力割合演算手段と、前記制駆動力発生機構によって前記車両のヨー運動およびロール運動を含む車両運動を制御する車両運動制御を行うための制御力であって、前記制駆動力発生機構に前記駆動力または前記回生制動力を発生させる車両運動制御力を演算する車両運動制御力演算手段と、前記運転者によって制動操作が行われており、かつ前記車両運動制御および前記ABS制御を行う際に、前記制動力割合演算手段によって演算された前記回生制動力および前記摩擦制動力の割合のうち、前記回生制動力の割合を大きくする制動力割合変更手段と、を備えることを特徴とする。
これにより、車両制御装置は、車両運動制御中にABS制御を行う場合において、回生摩擦協調ブレーキ制御における回生ブレーキの割合を大きくすることにより、インホイールモータによるABS制御の制御範囲を広げることができる。
本発明に係る車両制御装置によれば、インホイールモータによるABS制御の制御範囲を広げることができるため、ABS制御の応答性と精度を向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る車両制御装置を備える車両の構成を模式的に示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る車両制御装置のECUの構成を模式的に示すブロック図である。 図3は、従来技術に係る車両制御装置による制動時の車両運動制御およびABS制御において、各車輪に作用する力を示す図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る車両制御装置における、制動時の車両運動制御およびABS制御を示すフローチャートである。 図5は、本発明の第1実施形態に係る車両制御装置による制動時の車両運動制御およびABS制御において、各車輪に作用する力を示す図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る車両制御装置による制動時の車両運動制御およびABS制御において、各車輪に作用する力を示す図である。
本発明の実施形態に係る車両制御装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
車両制御装置は、インホイールモータ方式の車両に搭載されるものである。この車両1は、図1に示すように、車輪11,12,13,14と、4つのインホイールモータ(制駆動力発生機構)20と、モータドライバ21と、4つのブレーキ機構30と、ブレーキアクチュエータ31と、サスペンション機構40と、バッテリ50と、操作状態検出装置61と、車両状態検出装置62と、ECU(Electronic Control Unit:制御手段)70と、を備えている。ここで、車両制御装置は、少なくともインホイールモータ20と、ブレーキ機構30と、ECU70とを含んで構成される。
車輪11,12,13,14は、図1に示すように、それぞれ独立したサスペンション機構40を介して車体10に懸架されている。また、車輪11,12,13,14のホイール内部には、インホイールモータ20がそれぞれ設けられている。
インホイールモータ20は、車輪11,12,13,14のそれぞれに設けられ、車輪11,12,13,14に対して他と独立して駆動力または制動力(以下、回生制動力という)を発生させる。インホイールモータ20は、例えばブラシレスモータ等により構成され、モータドライバ21を介して蓄電装置であるバッテリ50に接続されている。
モータドライバ21は、例えばインバータであり、バッテリ50から供給される直流電力を交流電力に変換し、その交流電力を各インホイールモータ20に供給する。これにより各インホイールモータ20が駆動制御され、車輪11,12,13,14に対して駆動力を付与する。このように、インホイールモータ20に電力を供給して駆動トルクを発生させる動作のことを力行という。
また、インホイールモータ20は発電機としても機能し、車輪11,12,13,14の回転エネルギーにより発電した電力を、モータドライバ21を介してバッテリ50に回生することができる。そしてこのようなインホイールモータ20の発電により発生する制動トルクは、車輪11,12,13,14に対して回生制動力を付与する。
ブレーキ機構(摩擦制動機構)30は、車輪11,12,13,14のそれぞれに設けられ、車輪11,12,13,14に対して摩擦制動力を付与することができるように構成されている。ブレーキ機構30は、例えばディスクブレーキ等により構成され、ブレーキアクチュエータ31に接続されている。ブレーキアクチュエータ31は、図示しないマスタシリンダから圧送される油圧により、ブレーキ機構30に摩擦制動力を発生させる。
サスペンション機構40としては、例えばショックアブソーバを内蔵したストラット、コイルスプリングおよびサスペンションアーム等から構成されるストラット型サスペンションや、コイルスプリング、ショックアブソーバおよび上下のサスペンションアーム等から構成されるウィッシュボーン型サスペンション等を用いることができる。
操作状態検出装置61は、例えば図示しない操舵ハンドルに対する運転者の操作量(操舵角)を検出する操舵角センサ、図示しないアクセルペダルに対する運転者による操作量(踏み込み量、角度、圧力等)を検出するアクセルセンサ、図示しないエンジンに設けられてアクセルペダルの操作に応じて作動するスロットルの開度を検出するスロットルセンサ、図示しないブレーキペダルに対する運転者による操作量(踏み込み量、角度、圧力等)を検出するブレーキセンサ等から構成される。
車両状態検出装置62は、例えば車体10(バネ上)の上下方向における上下加速度を検出するバネ上上下加速度センサや、車体10の左右方向における横加速度を検出する横加速度センサ、車体10の車速を検出する車速センサ、各車輪11,12,13,14の回転速度(車輪速度)を検出する車輪速度センサ、車体10に発生したヨーレートを検出するヨーレートセンサ、車体10に発生したピッチレートを検出するピッチレートセンサ、車体10に発生したロールレートを検出するロールレートセンサ等から構成される。
ECU70は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータを主要構成部品とするものであり、各種プログラムを実行するものである。ECU70には、図1に示すように、操作状態検出装置61および車両状態検出装置62を構成する各種センサからの信号、およびモータドライバ21からの信号が入力される。これにより、ECU70は車両1の走行状態および車両運動状態を把握して制御することが可能となる。また、ECU70は、車両1の走行状態に基づいて、車輪11,12,13,14のロックによるスリップ状態を制御するABS制御を実施可能である。
ECU70は、図2に示すように、要求制動力演算部(要求制動力演算手段)71と、制動力割合演算部(制動力割合演算手段)72と、車両運動制御力演算部(車両運動制御力演算手段)73と、制動力割合変更部(制動力割合変更手段)74と、を備えている。なお、これら構成の説明については後記する。
(回生摩擦協調ブレーキ制御の詳細)
以下、車両1において実施される回生摩擦協調ブレーキ制御について、図3を参照しながら説明する。例えば運転者がブレーキペダルを踏んで制動操作を行った場合、操作状態検出装置61によってその操作量が検出され、ECU70によって、当該操作量に基づいて運転者が要求する要求制動力が車輪11,12,13,14に対してそれぞれ演算される(同図の破線矢印参照)。
その後、ECU70は、車輪11,12,13,14における要求制動力を、インホイールモータ20による回生制動力(図3のドット矢印参照)と、ブレーキ機構30による摩擦制動力(同図の黒矢印参照)とに配分する。なお、同図では、説明の便宜上、車輪11,12,13,14における回生制動力と摩擦制動力との割合を全て同じ割合で示しているが、車輪11,12,13,14における回生制動力と摩擦制動力との割合は、実際には例えば要求制動力の大きさ、前後加速度等に基づいて演算される。
続いて、ECU70は、モータドライバ21を介してインホイールモータ20を制御し、前記配分された割合で回生制動力を発生させる。同時に、ECU70は、ブレーキアクチュエータ31を介してブレーキ機構30を制御し、前記配分された割合で摩擦制動力を発生させる。このように、回生摩擦協調ブレーキ制御では、インホイールモータ20による回生制動力と、ブレーキ機構30による摩擦制動力とを協調制御して運転者が要求する要求制動力を発生させる。
(車両運動制御の詳細)
次に、車両1において実施される車両運動制御について、図3を参照しながら説明する。以下では、車両1が左方向に旋回を行う場合において、車体10に作用するヨー運動およびロール運動を制御する場合を説明する。
車両運動制御は、各車輪11,12,13,14に設けられたインホイールモータ20を利用して行われる。すなわち、車両1の制動中にヨー運動およびロール運動等の車両運動が発生した場合、ECU70によって各車輪11,12,13,14のインホイールモータ20をそれぞれ独立に制御し、各車輪11,12,13,14に対して駆動力または制動力を発生させることにより車両運動を制御する。
例えば車両1が図3における左方向に旋回を行う場合、ECU70は、旋回内輪側の車輪11,13に設けられたインホイールモータ20に対して回生制御力(同図の下向きの斜線矢印参照)を付与する。これにより、旋回内輪側の車輪11,13に回生制動力が発生する。なお、前記した「回生制御力」とは、インホイールモータ20を回生させるための制御力(制御指令値)のことを示しており、この回生制御力をインホイールモータ20に付与することにより、対応する車輪に、当該回生制御力に対応した回生制動力が発生する。また、この回生制御力と後記する力行制御力とを併せたものを、ここでは「車両運動制御力」と定義する。
ここで、回生制御力はあくまで各車輪11,12,13,14に回生制動力を発生させるための制御指令値であり、厳密には回生制動力とは異なる。しかしながら図3では、説明の便宜上、下向きの斜線矢印を、ECU70からインホイールモータ20に付与される制御指令値としての「回生制御力」と、当該回生制御力によって車輪11,13に発生する力としての「回生制動力」と、の2つの意味で用いている。
また、ECU70は、図3に示すように、旋回外輪側の車輪12,14に設けられたインホイールモータ20に対して力行制御力(同図の上向きの斜線矢印参照)を付与する。これにより、旋回外輪側の車輪12,14に駆動力が発生する。なお、前記した「力行制御力」とは、インホイールモータ20を力行させるための制御力(制御指令値)のことを示しており、この力行制御力をインホイールモータ20に付与することにより、対応する車輪に、当該力行制御力に対応した駆動力が発生する。
ここで、力行制御力はあくまで各車輪11,12,13,14に駆動力を発生させるための制御指令値であり、厳密には駆動力とは異なる。しかしながら図3では、説明の便宜上、上向きの斜線矢印を、ECU70からインホイールモータ20に付与される制御指令値としての「力行制御力」と、当該力行制御力によって車輪12,14に発生する力としての「駆動力」と、の2つの意味で用いている。
なお、図3において白抜き矢印で示した「合成力」とは、要求制動力(同図の破線矢印参照)と、回生制御力に対応した回生制動力(あるいは力行制御力に対応した駆動力の合力(ベクトル和)のことを示している。また、同図において破線丸枠で示した「使用モータ力」とは、回生摩擦協調ブレーキ制御における回生制動力(同図のドット矢印参照)と、車両運動制御における回生制御力に対応した回生制動力(あるいは力行制御力に対応した駆動力、同図の斜線矢印参照)とを足し合わせた、インホイールモータ20で使用されるモータ力のことを示している。
このように、インホイールモータ20によって各車輪11,12,13,14に回生制動力または駆動力を発生させると、旋回内輪側の前輪11には鉛直方向下向きの力(沈ませる力)が、旋回外輪側の前輪12には鉛直方向上向きの力(浮き上がらせる力)が、旋回内輪側の後輪13には鉛直方向下向きの力が、旋回外輪側の後輪14には鉛直方向上向きの力が、それぞれ作用する。このような上下力が発生するのは、前輪11,12側のサスペンション機構40の瞬間回転中心と後輪13,14側のサスペンション機構40の瞬間回転中心との位置関係に起因している(詳細は、例えば特開2015−80323号公報を参照)。
そして、このように前輪11に下向きの力が、前輪12に上向きの力が、後輪13に下向きの力が、後輪14に上向きの力がそれぞれ作用すると、前輪11,12側と後輪13,14側とに、異なる方向の2つのロールモーメントが発生する。そこで、ECU70は、この前後輪の2つのロールモーメントが等しくなる(ロールモーメントを釣り合わせる)ように、各車輪11,12,13,14のインホイールモータ20に付与する力行制御力および回生制御力の大きさをそれぞれ調整することにより、ロール運動を制御する。
ここで、従来の車両制御装置では、車両運動制御の実施中にABS制御を行う場合、回生摩擦協調ブレーキ制御における摩擦ブレーキの割合が大きいため、インホイールモータ20によるABS制御の制御範囲が狭く、ABS制御の応答性と精度が損なわれるおそれがあった。
そこで、本実施形態に係る車両制御装置は、制動時に車両運動制御を行う場合において、回生摩擦協調ブレーキ制御における回生制動力の割合を変更することにより、上記問題を回避することとした。以下、図2〜図5を参照しながら本実施形態に係る車両制御装置による制御について説明する。
本実施形態に係る車両制御装置は、まず図4に示すように、操作状態検出装置61によって運転者の操作状態を検出するとともに、車両状態検出装置62によって車両運動状態を検出する(ステップS1)。具体的には、ECU70は、操作状態検出装置61のセンサ値から得られるブレーキ操作量、操舵操作量等を取得するとともに、車両状態検出装置62により検出されるセンサ値から得られる車速や、車体10の運動状態(ヨー運動、ロール運動、ピッチ運動、ヒーブ運動等)の程度を表す運動状態量を取得する。
続いて、ECU70の要求制動力演算部71は、運転者の制動操作に基づいて、すなわち操作状態検出装置61から取得したブレーキ操作量に基づいて、運転者が要求する要求制動力を演算する(ステップS2)。ここで、ECU70は、ブレーキ操作量から要求制動力を導くための、マップ等の関係付けデータを予め記憶している。そして、要求制動力演算部71はこの関係付けデータを用いて、図3の破線矢印に示すように、各車輪11,12,13,14における要求制動力を演算する。
続いて、ECU70の制動力割合演算部72は、摩擦回生ブレーキ配分を演算する(ステップS3)。すなわち、制動力割合演算部72は、図3に示すように、例えば要求制動力の大きさに基づいて、各車輪11,12,13,14の要求制動力(同図の破線矢印参照)における回生制動力(同図のドット矢印参照)および摩擦制動力(同図の黒矢印参照)の割合を演算する。なお、前記した「摩擦回生ブレーキ配分」とは、回生摩擦協調ブレーキ制御における各車輪11,12,13,14についての摩擦制動力と回生制動力との割合のことを示している。
続いて、ECU70の車両運動制御力演算部73は、各車輪11,12,13,14の車両運動制御力を演算する(ステップS4)。すなわち、車両運動制御力演算部73は、インホイールモータ20によって車両1のヨー運動およびロール運動を含む車両運動を制御する車両運動制御を行うための制御力であって、インホイールモータ20に対応する車輪11,12,13,14に駆動力または回生制動力を発生させる車両運動制御力(力行制御力または回生制御力)を演算する。
続いて、ECU70は、摩擦回生ブレーキ配分変更条件が成立するか否かを判定する(ステップS5)。この摩擦回生ブレーキ配分変更条件は、運転者によって制動操作が行われており、かつ車両運動制御およびABS制御を行う必要がある場合に成立する。運転者によって制動操作が行われているか否かは、操作状態検出装置61によって検出可能である。また、車両運動制御を行う必要があるか否かは、例えば操舵角および車速等に基づいて設定される理想ヨーレートおよび理想ロールレートと、ヨーレートセンサおよびロールレートセンサによって検出されたヨーレートおよびロールレートとの偏差が予め定めた許容値を超えるか否かによって判定する。
また、ABS制御を行う必要があるか否かは、車輪11,12,13,14のスリップ率が予め定めた許容値を超えるか否かによって判定する。なお、各車輪11,12,13,14のスリップ率は、車両状態検出装置62によって検出された各車輪11,12,13,14の回転速度に基づいて算出可能である。また、「ABS制御を行う必要がある」とは、具体的には、車輪11,12,13,14が既にロックされている状態と、車輪11,12,13,14がロックされる寸前の状態と、の2つを示しており、前記した許容値もこの2つの状態を考慮して設定される。
ECU70は、前記した摩擦回生ブレーキ配分変更条件が成立しない場合(ステップS5でNo)、制動力割合演算部72によって演算された摩擦回生ブレーキ配分に従って、インホイールモータ20を駆動させるとともに、ブレーキ機構30を作動させる(ステップS7)。すなわち、この場合は図3に示した摩擦回生ブレーキ配分のままで回生摩擦協調ブレーキ制御を実施し、ABS制御を行う。
一方、ECU70は、前記した摩擦回生ブレーキ配分変更条件が成立する場合(ステップS5でYes)、制動力割合変更部74によって、摩擦回生ブレーキ配分を変更する(ステップS6)。すなわち、制動力割合変更部74は、図5に示すように、運転者によって制動操作が行われており、かつ車両運動制御およびABS制御を行う際に、制動力割合演算部72によって演算された回生制動力および摩擦制動力の割合(図3参照)のうち、回生制動力の割合を大きくする。
ここで、例えば車両1の旋回時は旋回内輪側の車輪11,13に作用する摩擦力が減少する。そのため、旋回時に制動操作を行うと、旋回内輪側の車輪11,13がロックしやすくなるため、旋回内輪側の車輪11,13に対するABS制御の応答性と精度を高めることが好ましい。従って、図5に示すように、制動力割合変更部74は、制動力割合演算部72によって旋回内輪側の車輪11,13に対して演算された回生制動力の割合を大きくすることが好ましい。
続いて、ECU70は、制動力割合変更部74によって変更された摩擦回生ブレーキ配分に従って、インホイールモータ20を駆動させるとともに、ブレーキ機構30を作動させる(ステップS7)。すなわち、この場合は図5に示した摩擦回生ブレーキ配分で回生摩擦協調ブレーキ制御を実施し、ABS制御を行う。
これにより、本実施形態に係る車両制御装置は、車両運動制御中にABS制御を行う場合において、回生摩擦協調ブレーキ制御における回生ブレーキの割合を大きくすることにより、インホイールモータ20によるABS制御の制御範囲を広げることができる。従って、ABS制御の応答性と精度を向上させることができる。
[第2実施形態]
前記した第1実施形態に係る車両制御装置による制御では、制動力割合演算部72によって演算された回生制動力および摩擦制動力の割合(図3参照)のうち、旋回内輪側の車輪11,13の回生制動力の割合を大きくしていたが、それとは反対に、図6に示すように、旋回外輪側の車輪12,14の回生制動力の割合を大きくしてもよい。
本実施形態に係る車両制御装置による制御では、図6に示すように、前記した図4のステップS6において、制動力割合変更部74が、制動力割合演算部72によって演算された回生制動力および摩擦制動力の割合(図3参照)のうち、旋回外輪側の車輪12,14の回生制動力の割合を大きくして摩擦制動力の割合を小さくする。
これにより、本実施形態に係る車両制御装置は、車両運動制御中にABS制御を行う場合において、回生摩擦協調ブレーキ制御における回生ブレーキの割合を大きくすることにより、インホイールモータ20によるABS制御の制御範囲を広げることができる。従って、ABS制御の応答性と精度を向上させることができる。
以上、本発明に係る車両制御装置について、発明を実施するための形態により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
例えば、第1,2実施形態に係る車両制御装置による制御では、制動力割合演算部72によって演算された回生制動力および摩擦制動力の割合(図3参照)のうち、旋回内輪側の車輪11,13、あるいは旋回外輪側の車輪12,14の回生制動力の割合を大きくしていたが、摩擦制動力の割合をゼロにし、全てを回生制動力としてもよい。
これにより、車両制御装置は、車両運動制御中に回生ブレーキのみでABS制御を行うことにより、インホイールモータ20によるABS制御の制御範囲を最大限に広げることができる。
また、第1実施形態に係る車両制御装置による制御では、制動力割合演算部72によって演算された回生制動力および摩擦制動力の割合(図3参照)のうち、旋回内輪側の車輪11,13の回生制動力の割合を大きくしていたが、旋回内輪側の前輪11の摩擦制動力の割合をゼロにし、全てを回生制動力としてもよい。
旋回内輪側の前輪11は、車両運動制御における回生制動力(回生制御力)が大きいため、ABS制御状態に入りやすい。一方、前記したように旋回内輪側の前輪11の制動を回生ブレーキのみで行うことにより、旋回内輪側の前輪11に対するABS制御の制御範囲を最大限に広げることができる。
また、第2実施形態に係る車両制御装置による制御では、制動力割合演算部72によって演算された回生制動力および摩擦制動力の割合(図3参照)のうち、旋回外輪側の車輪12,14の回生制動力の割合を大きくしていたが、旋回外輪側の前輪12の摩擦制動力の割合をゼロにし、全てを回生制動力としてもよい。
旋回外輪側の前輪12は、車両運動制御における駆動力(力行制御力)が大きいため、ABS制御状態となっても、前輪12側にすぐに回生制動力を発生させることができない場合がある。一方、前記したように旋回内輪側の前輪11の制動を回生ブレーキのみで行うことにより、ABS制御状態において、前輪12側にすぐに回生制動力を発生させることができる。
また、第1実施形態に係る車両制御装置において、制動力割合変更部74は、旋回内輪側の車輪11,13の回生制動力の割合を大きくする際に、旋回内輪側の前輪11に対する割合の変更速度または割合の変更量を、旋回内輪側の後輪13よりも大きくしてもよい。なお、「旋回内輪側の前輪11に対する割合の変更量を旋回内輪側の後輪13よりも大きくする」とは、例えば、旋回内輪側の前輪11における回生制動力と摩擦制動力との割合を5:5から8:2に変更するのに対して、旋回内輪側の後輪13における回生制動力と摩擦制動力との割合を5:5から7:3に変更することを示している。また、第2実施形態に係る車両制御装置において、制動力割合変更部74は、旋回外輪側の車輪12,14の回生制動力の割合を大きくする際に、旋回外輪側の前輪12に対する割合の変更速度または割合の変更量を、旋回外輪側の後輪14よりも大きくしてもよい。
これにより、車両制御装置は、車両運動制御中にABS制御を行う場合において、インホイールモータ20によるABS制御の制御範囲を迅速に広げることができる。
また、第1実施形態に係る車両制御装置による制御では、図4のステップS5において摩擦回生ブレーキ配分変更条件が成立しない場合、制動力割合演算部72によって演算された摩擦回生ブレーキ配分を変更せずに、図3に示した摩擦回生ブレーキ配分のままで回生摩擦協調ブレーキ制御を実施してABS制御を行うとしたが、この場合においても摩擦回生ブレーキ配分を変更しても構わない。
例えば図4のステップS5において摩擦回生ブレーキ配分変更条件が成立しない場合であっても、運転者によって制動操作が行われており、かつ車両運動制御を行っている場合であれば、制動力割合変更部74によって摩擦回生ブレーキ配分を変更する。但し、この場合、制動力割合変更部74は、制動力割合演算部72によって演算された回生制動力および摩擦制動力の割合(図3参照)のうち、旋回内輪側の車輪11,13の摩擦制動力の割合を大きくして回生制動力の割合を小さくする。
このように旋回内輪側の車輪11,13の摩擦制動力の割合を大きくするのは、車両運動制御は行っているものの、例えば車体10に作用する横加速度がそこまで高くない場合等、ABS制御を行う必要がない場合は、インホイールモータ20による回生制動力をなるべく利用せず、車両運動制御のために余力を残しておくことが好ましいためである。
1 車両
10 車体
11,12 車輪(前輪)
13,14 車輪(後輪)
20 インホイールモータ(制駆動力発生機構)
21 モータドライバ
30 ブレーキ機構(摩擦制動機構)
31 ブレーキアクチュエータ
40 サスペンション機構
50 バッテリ
61 操作状態検出装置
62 車両状態検出装置
70 ECU(制御手段)
71 要求制動力演算部(要求制動力演算手段)
72 制動力割合演算部(制動力割合演算手段)
73 車両運動制御力演算部(車両運動制御力演算手段)
74 制動力割合変更部(制動力割合変更手段)

Claims (1)

  1. 車両の各車輪に設けられており、前記各車輪に対して他と独立して駆動力または回生制動力を発生させる制駆動力発生機構と、
    前記各車輪に設けられており、前記各車輪に対して摩擦制動力を付与する摩擦制動機構と、
    前記制駆動力発生機構および前記摩擦制動機構を制御するとともに、前記摩擦制動機構によって前記各車輪のスリップ状態を制御するABS制御を実行可能な制御手段と、
    を備える車両制御装置において、
    前記制御手段は、
    運転者の制動操作に基づいて、前記運転者が要求する要求制動力を演算する要求制動力演算手段と、
    前記要求制動力に基づいて、前記各車輪の前記要求制動力における前記回生制動力および前記摩擦制動力の割合を演算する制動力割合演算手段と、
    前記制駆動力発生機構によって前記車両のヨー運動およびロール運動を含む車両運動を制御する車両運動制御を行うための制御力であって、前記制駆動力発生機構に前記駆動力または前記回生制動力を発生させる車両運動制御力を演算する車両運動制御力演算手段と、
    前記運転者によって制動操作が行われており、かつ前記車両運動制御および前記ABS制御を行う際に、前記制動力割合演算手段によって演算された前記回生制動力および前記摩擦制動力の割合のうち、前記回生制動力の割合を大きくする制動力割合変更手段と、
    を備えることを特徴とする車両制御装置。
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