JP2017075210A - 熱可塑性樹脂シートおよびこれを用いた容器 - Google Patents

熱可塑性樹脂シートおよびこれを用いた容器 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の熱可塑性樹脂シートは良好な成形性、水蒸気バリア性及びノッチ折れ性を確保しながら、さらに良好な剛性を有する熱可塑性樹脂シートを提供する。【解決手段】ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレンから選択される少なくとも1種類以上のスチレン系樹脂60〜95質量%、オレフィン系樹脂1〜30質量%、スチレン系熱可塑性エラストマー1〜10質量%及び平均粒径2〜20μmのタルク1〜20質量%を含む混合樹脂層を含む熱可塑性樹脂シートを用いる。【選択図】 なし

Description

本発明は、熱可塑性樹脂シートおよびこれを用いた容器に関する。
従来から、清涼飲料水や果汁飲料、嗜好飲料食品等の容器の樹脂材料として、容器に成形した際に必要とされる剛性を備え、また熱成形性やトリミングにおける打ち抜き性に優れるスチレン系樹脂が用いられてきた。しかし、スチレン系樹脂シートは水蒸気透過性が高いために、水分の多いミルクやガムシロップ等の液状食品が充填された容器に使用される場合、保存している間にその水分蒸発により内容物が目減りし、品質低下が起こる等の問題があった。
このような問題を解決するために、スチレン系樹脂層に、水蒸気バリア性を有するポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂層を積層した多層樹脂シートが提案されてきた(特許文献1、2)。
また、他の例としては、スチレン系樹脂とポリプロピレンの混合物からなる層の両面にポリスチレンからなる層を配置することによって、水蒸気バリア性に加え、トリミング性にも優れる多層樹脂シートが提案されている(特許文献3)。
さらには、ポーション容器等のノッチ導入部で容易に割れる性能(以下、ノッチ折れ性と略す)を必要とする食品容器への適用を想定し、質量平均分子量が特定されたスチレン系樹脂と、オレフィン系樹脂を含有する混合樹脂層を含む熱可塑性樹脂シートが提案されている。このシートは、シート全体における前記スチレン系樹脂と、オレフィン系樹脂の含有割合を特定範囲に限定することで、前記混合樹脂層のみの単層シートであってもよく、更に他の層を積層した多層シートであってもよい(特許文献4)。
しかしながら、スチレン系樹脂にオレフィン系樹脂を積層した多層樹脂シートや、スチレン系樹脂とオレフィン系樹脂の混合物からなるシート、或いは前記混合物からなる層を含む多層樹脂シートを用い、成形して得られる容器に十分な水蒸気バリア性を確保するとなると、靱性の高いオレフィン系樹脂がそれ相応に必要になる為、容器の剛性を低下させてしまうことがあり、その解決策が待たれていた。
特開2003−231515公報 特開平11−58632公報 特開2009−292504公報 WO2015/012012号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、良好な成形性、水蒸気バリア性及びノッチ折れ性を確保しながら、さらに良好な剛性を有する熱可塑性樹脂シートを提供することを目的とする。また、この熱可塑性樹脂シートを用いて、良好な水蒸気バリア性及びノッチ折れ性を確保しながら、さらに良好な剛性を有する容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、下記より構成される。
(1)ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレンから選択される少なくとも1種類以上のスチレン系樹脂60〜95質量%、オレフィン系樹脂1〜30質量%、スチレン系熱可塑性エラストマー1〜10質量%及び平均粒径2〜20μmのタルク1〜20質量%を含有する混合樹脂層を含む熱可塑性樹脂シート。
(2)前記混合樹脂層の両面にスチレン系樹脂層を積層してなる、前記(1)に記載の熱可塑性樹脂シート。
(3)前記混合樹脂層と前記スチレン系樹脂層の間に中間層が配置され、該中間層がスチレン系樹脂、オレフィン系樹脂及びスチレン系熱可塑性エラストマーを含むとともに、該中間層における全樹脂成分100質量%中のオレフィン系樹脂の含有割合が、混合樹脂層における全樹脂成分100質量%中のオレフィン系樹脂の含有割合よりも低く、且つシート全体の厚みに対して、混合樹脂層の厚みが50〜90%、中間層の合計厚みが5〜25%及びスチレン系樹脂層の合計厚みが5〜25%の割合であることを特徴とする前記(2)に記載の熱可塑性樹脂シート。
(4)前記(1)〜前記(3)のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂シートを成形した食品包装容器。
本発明の熱可塑性樹脂シートは、良好な成形性、水蒸気バリア性及びノッチ折れ性を確保しながら、さらに良好な剛性を有する等の効果を奏することができる。また、本発明の熱可塑性多層樹脂シートを用いた成形容器は、良好な水蒸気バリア性及びノッチ折れ性を確保しながら、さらに良好な剛性を有する等の効果を奏することができる。
本発明に係る熱可塑性樹脂シートは、ポリスチレン(以下、「GPPS」と略す)及びハイインパクトポリスチレン(以下、「HIPS」と略す)から選択される少なくとも1種類以上のスチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、スチレン系熱可塑性エラストマー及び無機フィラーを特定の割合で含有する混合樹脂層を必須に含むが、別の層を含むか否か、別の層を含む場合にはいかなる層を含むかによって、様々な実施形態をとる。以下、熱可塑性樹脂シートの種々の実施形態を説明し、ついで熱可塑性樹脂シートの製造及び容器について説明するが、一実施形態について説明した特定の説明が他の実施形態についても当てはまる場合には、他の実施形態においてはその説明を省略している。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態に係る熱可塑性樹脂シートは、GPPS、HIPSから選択される少なくとも1種類以上のスチレン系樹脂60〜95質量%、オレフィン系樹脂1〜30質量%、スチレン系熱可塑性エラストマー1〜10質量%及び平均粒径2〜20μmのタルク1〜20質量%を含む混合樹脂層のみからなる単層の熱可塑性樹脂シートである。
<混合樹脂層>
混合樹脂層は、水蒸気バリア性をシートに付与するために重要な層で、基本的には、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、スチレン系熱可塑性エラストマー及びタルクを混合してなる樹脂組成物から形成される。
スチレン系樹脂としては、成形性、ノッチ折れ性、剛性を損なわない範囲でGPPS若しくはHIPSをそれぞれ単独に、又はこれらを混合して用いる。
混合樹脂層におけるスチレン系樹脂の含有割合は、60〜95質量%であり、好ましくは65〜90質量%、より好ましくは70〜85質量%である。スチレン系樹脂の含有割合が95質量%を上回ると水蒸気バリア性が悪化する恐れがあり、60質量%を下回ると容器成形性が悪化する恐れがある。
オレフィン系樹脂としては、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ホモポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、ポリα―オレフィン、エチレン−プロピレン−ジエンターポリマー(三元共重合体)等が挙げられる。特に使用を限定するものでは無いが、水蒸気バリア性、成形加工性、剛性等のバランスに優れるホモポリプロピレンの使用が好ましい。
混合樹脂層におけるオレフィン系樹脂の含有割合は、1〜30質量%であり、好ましくは5〜25質量%、より好ましくは10〜20質量%である。オレフィン系樹脂の含有割合が30質量%を上回るとノッチ折れ性が悪化する恐れがあり、1質量%を下回ると水蒸気バリア性が悪化する恐れがある。
スチレン系熱可塑性エラストマーは、前述のオレフィン系樹脂の分散性を向上させる目的で使用され、スチレンとブタジエンとの共重合体或いはその水添物、スチレンとイソプレンとの共重合体或いはその水添物、スチレンとブタジエンとイソプレンとの共重合体或いはその水添物より選ばれる少なくとも1種類以上であることが好ましい。
混合樹脂層におけるスチレン系熱可塑性エラストマーの含有割合は、1〜10質量%であり、好ましくは2〜9質量%、より好ましくは3〜8質量%である。スチレン系熱可塑性エラストマーの含有割合が10質量%を上回るとシートが軟質化し、剛性が低下したり、ノッチ折れ性が悪化する恐れがあり、1質量%を下回るとオレフィン系樹脂の分散性が低下し、ノッチ折れ性が悪化する恐れがある。
タルクとは滑石を粉砕して得られる粉末で、化学名を含水ケイ酸マグネシウムと言い、その化学式は[MgSi10(OH)]である。
本発明において、樹脂組成物中の分散性を高め、かつ樹脂分解作用を低減する目的で、最表面に被覆層が形成されているタルクも好適に使用することもできる。
タルクは、本発明の熱可塑性樹脂シートに剛性を確保するために、重要な役割を果たすものである。また、その形状が鱗片状であることから、本発明の熱可塑性樹脂シートに水蒸気バリア性を付与する観点からも、有利に働いているものと考えられる。
混合樹脂層に配合するタルクの平均粒径は2〜20μmの範囲であり、好ましくは、4〜15μm、より好ましくは、5〜10μmである。平均粒径が2μm未満であると、良好なノッチ折れ性および剛性が発現せず、20μmを超えると容器成形時に外観不良となる恐れがある。
なお、本発明におけるタルクの平均粒径とは、レーザー回折散乱法により測定される粒度分布に基づく、全粒子の体積に対する累積体積が50%になるときの粒子径(体積平均粒径:d50)を意味する。
混合樹脂層におけるタルクの含有割合は、1〜20質量%であり、好ましくは3〜18質量%、より好ましくは5〜15質量%である。タルクの含有割合が20質量%を上回ると容器成形性が悪化したり、実用強度が弱くなる恐れがあり、1質量%を下回ると剛性が低下したり、ノッチ折れ性が悪化する恐れがある。
混合樹脂層には、その目的と用途に応じ、実用物性を損なわない範囲で、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤等の添加剤の他、樹脂ビーズ、シリカビーズ、石英ビーズ、酸化チタン、炭酸カルシウム、カーボンブラック等の充填材、顔料等を添加することができる。特に添加量を限定するものではないが、混合樹脂層100質量%中に対し、10質量%以内である事が好ましい。
[第二実施形態]
本発明の熱可塑性樹脂シートは、前述の混合樹脂層のみで構成される単層シートとしても使用することが可能だが、当該シートを使用した容器と蓋材との良好なシール強度を実現する上で、前述の混合樹脂層の両面にスチレン系樹脂を主体とするスチレン系樹脂層を付与することが好ましい。
すなわち、本発明の第二実施形態に係る熱可塑性シートは、GPPS、HIPSから選択される少なくとも1種類以上のスチレン系樹脂60〜95質量%、オレフィン系樹脂1〜30質量%、スチレン系熱可塑性エラストマー1〜10質量%及び平均粒径2〜20μmのタルク1〜20質量%を含有する混合樹脂層を含み、スチレン系樹脂を主体とするスチレン系樹脂層を前記混合樹脂層の両面に積層してなる熱可塑性樹脂シートである。
<スチレン系樹脂層>
スチレン系樹脂層に使用されるスチレン系樹脂としては、GPPSおよびHIPSが挙げられ、成形性、ノッチ折れ性、剛性を損なわない範囲でこれらを単独、あるいは混合して用いることができる。
第二の実施形態において、シート全体の厚みに対する混合樹脂層の厚み及びスチレン系樹脂層の合計厚みの割合は、シートの全厚にもよるが、混合樹脂層の厚みが50〜95%及びスチレン系樹脂層の合計厚みが5〜50%の割合である事が好ましく、より好ましくはそれぞれ70〜90%及び10〜30%である。混合樹脂層の厚みの割合が50%を下回ると、水蒸気バリア性とノッチ折れ性、剛性が十分に得られず、95%を超えるとスチレン系樹脂層が薄くなりすぎてしまい、メルトフラクチャー等によるシート外観の不良を生じ易くなる為、好ましくない。
スチレン系樹脂層には、その目的と用途に応じ、実用物性を損なわない範囲で、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤等の添加剤の他、樹脂ビーズ、シリカビーズ、石英ビーズ、酸化チタン、タルク、炭酸カルシウム、カーボンブラック等の充填材、顔料等を添加することができる。特に添加量を限定するものではないが、スチレン系樹脂層100質量%中に対し、10質量%以内である事が好ましい。
[第三実施形態]
混合樹脂層の両面にスチレン系樹脂を積層させる場合、層間密着性を向上させる目的で、混合樹脂層とスチレン系樹脂層の間に、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂及びスチレン系熱可塑性エラストマーを含む中間層を付与することができる。
すなわち、本発明の第三実施形態に係る熱可塑性シートは、GPPS、HIPSから選択される少なくとも1種類以上のスチレン系樹脂60〜95質量%、オレフィン系樹脂1〜30質量%、スチレン系熱可塑性エラストマー1〜10質量%及び平均粒径2〜20μmのタルク1〜20質量%を含有する混合樹脂層を含み、スチレン系樹脂を主体とするスチレン系樹脂層を前記混合樹脂層の両面に積層してなり、混合樹脂層とスチレン系樹脂層の間に、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂及びスチレン系熱可塑性エラストマーを含む中間層が介在される熱可塑性樹脂シートである。
<中間層>
中間層に用いるスチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、スチレン系熱可塑性エラストマーは、いずれも前述の混合樹脂層に用いることができるスチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、スチレン系熱可塑性エラストマーを、成形性、ノッチ折れ性、剛性を損なわない範囲で同様に使用することができるが、スチレン系樹脂層と中間層の層間密着性を向上させる観点からは、中間層における全樹脂成分100質量%中のオレフィン系樹脂の含有割合は、混合樹脂層における全樹脂成分100質量%中のオレフィン系樹脂の含有割合よりも低いことが好ましい。中間層における全樹脂成分100質量%中のオレフィン系樹脂の含有割合が、混合樹脂層における全樹脂成分100質量%中のオレフィン系樹脂の含有割合よりも高いと、スチレン系樹脂層と中間層の層間密着性が十分に得られない恐れがある。
第三の実施形態において、シート全体の厚みに対する混合樹脂層の厚み、中間層の合計厚み及びスチレン系樹脂層の合計厚みの割合は、シートの全厚にもよるが、混合樹脂層の厚みが50〜90%、中間層の合計厚みが5〜25%及びスチレン系樹脂層の合計厚みが5〜25%の割合である事が好ましく、より好ましくはそれぞれ55〜85%、7〜20%及び7〜20%である。混合樹脂層の厚みの割合が50%を下回ると、水蒸気バリア性とノッチ折れ性、剛性が十分に得られず、90%を超えると中間層、スチレン系樹脂層が薄くなりすぎてしまい、メルトフラクチャー等によるシート外観の不良を生じ易くなる為、好ましくない。
中間層には、その目的と用途に応じ、実用物性を損なわない範囲で、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤等の添加剤の他、樹脂ビーズ、シリカビーズ、シリカビーズ、石英ビーズ、酸化チタン、タルク、炭酸カルシウム、カーボンブラック等の充填材、顔料等を添加することができる。特に添加量を限定するものではないが、混合樹脂層100質量%中に対し、10質量%以内である事が好ましい。
[熱可塑性樹脂シート]
本発明の熱可塑性樹脂シートの厚みは、前述の第一実施形態、第二実施形態及び第三実施形態のいずれの場合であっても、好ましくは400〜1000μm、より好ましくは500〜800μmである。400μm未満であると、熱成形して得られた容器の強度が不十分となる恐れがあり、1000μmを超えると、真空成形等の容器成形時の成形加工性が悪化する恐れがあるばかりか、容器の製造コストが高くなる恐れがある。
本発明の熱可塑性樹脂シートの製造方法は特に限定されない。第一実施形態に係る熱可塑性樹脂シートの場合、例えば原料の全部又は一部をバンバリーミキサー、2軸混練機、2軸押出機等を用いて公知の方法で溶融混練してペレット化し、そのペレットを用いて一般的な押出成形にてTダイ法等でシートを押出し冷却し引取ることによって得ることができる。原料の一部を溶融混練する場合は、例えば、スチレン系樹脂とタルク、スチレン系樹脂とオレフィン系樹脂の混合物を別々に混練し、その混練物を最後に一括して混練するといった様に段階的に混練してペレット化することも可能であるし、別々に混練して得られたペレットを押出機によって熱可塑性樹脂シートとする際に同時に混練することも可能である。
また、第二実施形態及び第三実施形態に係る熱可塑性樹脂シートの場合、例えば、各層それぞれを別々の押出機によりシート若しくはフィルム状に成形した後、熱ラミネート法、ドライラミネート法、押出ラミネート法等により段階的に積層することによって得ることも可能であるし、またフィードブロック、マルチマニホールドダイ等を使用した多層共押出により一括して得ることも可能である。
[成形容器]
本発明の成形容器は、本発明の熱可塑性樹脂シートを熱成形してなる。熱成形方法としては、一般的な真空成形、圧空成形やこれらの応用として、シートの片面にプラグを接触させて成形を行うプラグアシスト法、又、シートの両面に一対をなす雄雌型を接触させて成形を行う、いわゆるマッチモールド成形と称される方法等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、成形前にシートを加熱軟化させる方法として非接触加熱である赤外線ヒーター等による輻射加熱等、公知のシート加熱方法を適応することができる。
以下、実施例により、本発明を説明するが、これらの実施例は本発明を限定するものではない。
実施例で用いた原料は以下の通りである。
(1)スチレン系樹脂
HIPS:「トーヨースチロールH850N」(東洋スチレン社製、ブタジエン含有量9.0質量%)
GPPS:「HRM18」(東洋スチレン社製)
(2)オレフィン系樹脂
ポリプロプレン:「プライムポリプロF107DJ」(プライムポリマー社製、ホモ)
(3)スチレン系熱可塑性エラストマー
「タフテックP2000」(旭化成ケミカルズ社製)
(4)タルク
「D−1000」(日本タルク社製、平均粒径1μm)
「SG−95」(日本タルク社製、平均粒径2.5μm)
「P−2」(日本タルク社製、平均粒径7μm)
「SWE」(日本タルク社製、平均粒径19μm)
「MS−KY」(日本タルク社製、平均粒径23μm)
なお、タルクの平均粒径は、島津製作所社製レーザー回折式粒度分布測定装置:SALD−2000を用い、累積体積が50%になるときの粒子径(体積平均粒径:d50)を求めた。
<実施例1>
HIPS「トーヨースチロールH850N」、GPPS「トーヨースチロールHRM18」、スチレン系熱可塑性エラストマー「タフテックP2000」、ポリプロプレン「プライムポリプロF107DJ」及びタルク「P−2」を表1に示す配合割合で、二軸押出機(池貝鉄鋼所社製)により溶融混練し、樹脂ペレットを得た。更に、この樹脂ペレットを用いて65mm単軸押出機(東芝機械社製)を用い、厚み700μmの第一実施形態に係る熱可塑性樹脂シートを得た。
<実施例2〜9>
各原料の配合割合、タルクの品種(平均粒径)を表1及び表2に示すように変化させて、実施例1と同様の方法で第一実施形態に係る熱可塑性樹脂シートを得た。
<実施例10>
各原料を表2に示す配合割合とし、実施例1と同様にして、混合樹脂層用の樹脂ペレットを得た。また、HIPS「トーヨースチロールH850N」及びGPPS「トーヨースチロールHRM18」を表2に示す配合割合で、二軸押出機(池貝鉄鋼所社製)により溶融混練し、スチレン系樹脂層用の樹脂ペレットを得た。次に、これらの樹脂ペレットを用い、2台の40mm単軸押出機(プラコー社製)を使用し、フィードブロック法により、スチレン系樹脂層35μm/混合樹脂層630μm/スチレン系樹脂層35μmという層構成(シート全体の厚みに対して、混合樹脂層の厚みが90%、スチレン系樹脂層の合計厚みが10%)を有する厚み700μmの第二実施形態に係る熱可塑性樹脂シートを得た。
<実施例11>
各原料を表2に示す配合割合とし、実施例1と同様にして、混合樹脂層用の樹脂ペレットを得た。また、各原料を表2に示す配合割合とし、実施例10と同様にして、スチレン系樹脂層用の樹脂ペレットを得た。更に、HIPS「トーヨースチロールH850N」、GPPS「トーヨースチロールHRM18」、スチレン系熱可塑性エラストマー「タフテックP2000」及びポリプロプレン「プライムポリプロF107DJ」を表2に示す配合割合で、二軸押出機(池貝鉄鋼所社製)により溶融混練し、中間層用の樹脂ペレットを得た。次に、これらの樹脂ペレットを用い、1台の65mm単軸押出機(東芝機械社製)及び2台の40mm単軸押出機(プラコー社製)を使用し、フィードブロック法により、スチレン系樹脂層35μm/中間層35μm/混合樹脂層560μm/中間層35μm/スチレン系樹脂層35μmという層構成(シート全体の厚みに対して、混合樹脂層の厚みが80%、中間層の合計厚みが10%、スチレン系樹脂層の合計厚みが10%)を有する厚み700μmの第三の実施形態に係る熱可塑性樹脂シートを得た。
<実施例12>
中間層の各原料の配合割合を表2に示すように変化させて、実施例11と同様の方法で第三の実施形態に係る熱可塑性樹脂シートを得た。
<実施例13>
各層の厚みをスチレン系樹脂層91μm/中間層91μm/混合樹脂層336μm/中間層91μm/スチレン系樹脂層91μm(シート全体の厚みに対して、混合樹脂層の厚みが48%、中間層の合計厚みが26%、スチレン系樹脂層の合計厚みが26%)とした以外は、実施例11と同様の方法で第三の実施形態に係る熱可塑性樹脂シートを得た。
<比較例1〜10>
各原料の配合割合、タルクの品種(平均粒径)を表3及び表4に示すように変化させて、実施例1と同様の方法で熱可塑性樹脂シートを作製した。
各実施例、比較例で得た熱可塑性樹脂シート(以下、単に「シート」と略すこともある)の各種評価は以下の方法に従った。結果を表1〜表4にまとめて示す。
(1)混合樹脂層、中間層及びスチレン系樹脂層の厚み割合
実施例10及び11で得た第二及び第三実施形態に係る熱可塑性樹脂シートについて、生産方向の端部から同方向に約1m分のシートを裁断し、裁断部(シート幅方向に一致し、長さ300mm)の両端および中央部より20mm角の切片を切り出した。これら3切片の、前記裁断部にあたる端面について、平滑にした後、実施例10については混合樹脂層及びスチレン系樹脂層の厚みを、実施例11については混合樹脂層、中間層及びスチレン系樹脂層の厚みを、キーエンス社製顕微鏡「VK−X100」にて測定した。前記作業を3回実施し、計9点測定した混合樹脂層、中間層及びスチレン系樹脂層の厚みの算術平均値を、各層の厚みとし、シート全厚に対する各層の厚み(%)を厚み割合とした。なお、二層を有する中間層及びスチレン系樹脂層については、二層の合計厚みを以て厚み割合を求めた。
(2)水蒸気バリア性
シートの水蒸気透過率を、以下の機器、方法、条件及び基準で測定及び評価した。
使用機器:「L80−5000」水蒸気透過度計(Systech Instruments社製)
測定方法:JIS K7129法
測定条件:温度40℃、相対湿度90%
評価基準:
良:4g/m・24h未満
可:4g/m・24h以上6g/m・24h未満
不良:6g/m・24h以上
(3)容器の成形性
単発真空成形機(浅野研究所社製)によって、開口部径50mm、底部径50mm、高さ50mmであり、側面部の厚みがシート全厚の10%以上30%以下、底面部の厚みがシート全厚の25%以上40%以下であるカップ状成形容器を成形した。熱盤温度は600℃(上熱盤及び下熱盤とシートとの距離をそれぞれ90mm及び120mmに設定して非接触加熱)、成形時間は20秒とした。容器の底面とコーナー(底面と側面との接する部分)の外観を目視観察して、下記の基準で評価した。
良:均一に伸びて、均一な厚みに成形されている。
可:底面又はコーナーの一部に厚みムラがある。
不良:底面又はコーナーの一部に破れがある。
(4)容器の剛性
上記(3)で得た成形容器の座屈強度を、23℃相対湿度50%の環境にて測定した。尚、座屈強度はJIS K 7181に従い圧縮測定を行った際の、最大点荷重とした。測定機器、圧縮条件および座屈強度の判定基準を以下に記す。
使用機器:「ストログラフVE1D」引張圧縮試験機(東洋精機社製)
圧縮速度:50mm/min
判定基準:
良:座屈強度が50N以上である。
可:座屈強度が30N以上50N未満である。
不良:座屈強度が30N未満である。
(5)ノッチ折れ性
シートの中央部より50mm四方の正方形状試験片を採取し、一方の頂点から他方の頂点へ対角線上に、シート厚みに対し50%深さの切込みを入れノッチを形成した。23℃相対湿度50%の環境にて、ノッチを入れた面に対し、ノッチを入れた面から150度折り曲げた際の破断の有無より、ノッチ折れ性を以下の基準に従い評価した。
良:1回目の折り曲げで、ノッチ部より破断を生じた。
可:2、3回目の折り曲げで、ノッチ部より破断を生じた。
不良:3回目までの折り曲げでは、ノッチ部からの破断を生じなかった。
(6)シール性
市販のポーションミルク用蓋材を使用し、シールコテ(コテ幅15mm×厚み2mm)を用い、シール温度225℃、シール圧力(ゲージ圧力)3.6MPaで蓋材をシートに熱シールした。この線状(15mm×2mm)に熱シールした部分が、試験片の長さ方向の中央部で長さ方向に直交(幅方向に一致)して位置するように、長さ200mm×幅15mmの試験片を切り出し、東洋精機社製引張圧縮試験機「ストログラフVE1D」を使用して、23℃環境下、引張速度200mm/minで、JIS K 6854−2に従い、180度方向の剥離を行い、剥離荷重(剥離強度)が安定している際の剥離強度の平均値を求めた。シール性を以下の基準に従い評価した。
良:剥離強度の平均値が5[N/15mm]以上である。
可:剥離強度の平均値が2[N/15mm]以上5[N/15mm]未満である。
不良:剥離強度の平均値が2[N/15mm]未満である。
(層間密着性の評価)
実施例10及び11で得た第二及び第三実施形態に係る熱可塑性樹脂シートについて、シート中央部より長さ(シート生産方向に一致)200mm×幅(シート幅方向に一致)15mmの試験片を採取し、前者は混合樹脂層とスチレン系樹脂層の界面、後者は混合樹脂層と中間層の界面、及び中間層とスチレン系樹脂層の界面それぞれにおいて、東洋精機社製引張圧縮試験機「ストログラフVE1D」を使用して、23℃環境下、引張速度200mm/minで、JIS K 6854−2に従い、180度方向の剥離を行い、層間密着性を以下の基準に従い評価した。
良:いずれの界面の剥離強度も20[N/15mm]以上である。
可:いずれの界面の剥離強度も10N以上で、一箇所以上の界面の剥離強度が20[N/15mm]未満である。
不良:一箇所以上の界面の剥離強度が10[N/15mm]未満である。
Figure 2017075210
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表1から表4の結果から、本発明の熱可塑性樹脂シートは、良好な成形性、水蒸気バリア性及びノッチ折れ性を確保しながら、シール性にも優れ、さらにそれを用いて得られる成形容器は良好な剛性を有するので、ミルクポーション容器をはじめとする各種容器に好適に使用することができる。

Claims (4)

  1. ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレンから選択される少なくとも1種類以上のスチレン系樹脂60〜95質量%、オレフィン系樹脂1〜30質量%、スチレン系熱可塑性エラストマー1〜10質量%及び平均粒径2〜20μmのタルク1〜20質量%を含有する混合樹脂層を含む熱可塑性樹脂シート。
  2. 前記混合樹脂層の両面にスチレン系樹脂層を積層してなる、請求項1の熱可塑性樹脂シート。
  3. 前記混合樹脂層と前記スチレン系樹脂層との間に中間層が配置され、該中間層がスチレン系樹脂、オレフィン系樹脂及びスチレン系熱可塑性エラストマーを含むとともに、該中間層における全樹脂成分100質量%中のオレフィン系樹脂の含有割合が、混合樹脂層における全樹脂成分100質量%中のオレフィン系樹脂の含有割合よりも低く、且つシート全体の厚みに対して、混合樹脂層の厚みが50〜90%、中間層の合計厚みが5〜25%及びスチレン系樹脂層の合計厚みが5〜25%の割合であることを特徴とする請求項2に記載の熱可塑性樹脂シート。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂シートを成形した食品包装容器。
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