JP2017074737A - ドット記録装置、ドット記録物の生産方法、コンピュータープログラム - Google Patents

ドット記録装置、ドット記録物の生産方法、コンピュータープログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ドット群を用いる手法において、コックリングによる画質劣化を抑制すること。【解決手段】共通領域に含まれるドットの記録を複数回の前記主走査パスで実行し、各主走査パスにおいて、境界線の少なくとも一部が前記主走査方向と前記副走査方向との何れにも平行でない一塊のドット群であるスーパーセルを記録する第1記録と、前記第1記録が実行される前記主走査方向の位置とは異なる前記主走査方向の位置において、前記第1記録によって記録される前記スーパーセルよりも小さくなるようにドットを記録する第2記録と、を実行するドット記録装置。【選択図】図6

Description

本発明は、ドットの記録に関する。
異なる色のインクを吐出する複数の記録ヘッドを記録材に対し往復動させ、その往動時及び復動時に主走査を実行して印字を実行する場合に、1回の主走査で印字可能な領域を、m×nのドット群を単位として、このドット群が隣接しない様に配列され、且つ互いに補完的な配列関係にある複数の間引きパターンを用いて複数回の主走査を実行して記録する手法が知られている(特許文献1)。
上記の手法では、個々のドット群が矩形形状を形成する。この矩形の境界線は、主走査方向に平行な辺と、副走査方向に平行な辺とで構成されている。よって、隣接するドット群の境界線の集合によって、主走査方向に伸びる長い境界線と、副走査方向に伸びる長い境界線とが形成される。
他の手法として、ドット群の境界線が主走査方向と副走査方向との何れにも平行にならないように、ドット群を形成する手法が知られている(特許文献2)。この手法では、ドット群を、第1領域に属するもの(以下、第1ドット群)と第2領域に属するもの(以下、第2ドット群)とに分類し、各領域に属するドット群を別々の主走査パスで形成する。この手法によれば、バンディングが目立ち難くなる。
特開平6−22106号公報 特開2015−16671号公報
特許文献1,2のようなドット群を用いる手法の場合、色斑(いろむら)を抑制しやすくなる一方で、記録媒体のコックリングの影響によって画質が劣化しやすくなる。コックリングが大きい部位においては、特許文献2の第1ドット群と第2ドット群との相対的な位置関係がずれやすい。このずれが発生すると、ドットが重複したり、ドットが形成されるべき部位に形成されなかったりする。以下、これらの現象による画質の劣化を境界斑(きょうかいむら)と呼ぶ。本願発明は、上記先行技術を踏まえ、ドット群を用いる手法において、コックリングによる画質劣化を抑制することを解決課題とする。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、以下の形態として実現できる。
本発明の一形態によれば、ドット記録装置が提供される。このドット記録装置は;複数のノズルを有するヘッドと、媒体とを主走査方向に相対的に移動させながら、前記媒体にドットを記録する主走査パスを実行する主走査駆動機構と;前記主走査方向と交差する副走査方向に前記媒体と前記ヘッドとを相対的に移動させる副走査を実行する副走査駆動機構と、を有し;前記媒体の共通領域におけるドットの記録を複数回の前記主走査パスで実行し;前記複数回の主走査パスそれぞれにおいて;境界線の少なくとも一部が前記主走査方向と前記副走査方向との何れにも平行でない一塊のドット群であるスーパーセルを記録する第1記録と;前記第1記録が実行される前記主走査方向の位置とは異なる前記主走査方向の位置において、前記第1記録によって記録される前記スーパーセルよりも小さくなるようにドットを記録する第2記録と;を実行する。この形態によれば、コックリングによる画質劣化を抑制しやすくなる。コックリングが発生しやすい主走査方向の位置において第2記録を実行すれば、その位置では、スーパーセルが形成されないか、或いは第1記録によるスーパーセルよりも小さいスーパーセルが形成される。スーパーセルは、サイズが小さければ小さいほど、コックリングの影響を受け難くなり、境界斑が抑制される。よって、コックリングが発生しやすい主走査方向の位置において第2記録を実行すれば、境界斑が抑制され、ひいては画質の劣化が抑制される。
上記形態において、前記ヘッドが前記主走査方向の中央に位置する場合、前記第1記録よりも前記第2記録の方が多くなるように記録を実行してもよい。この形態によれば、中央部における画質の劣化が抑制される。媒体の中央部は、コックリングが発生しやすいので、境界斑をより抑制しやすい第2記録を多くすることで、画質の劣化が抑制される。
上記形態において、前記ヘッドが前記主走査方向の端部に位置する場合、前記第2記録よりも前記第1記録の方が多くなるように記録を実行してもよい。この形態によれば、端部における画質の劣化が抑制される。媒体の端部は、コックリングが発生しにくいので、色斑をより抑制しやすい第1記録の方が、画質の劣化を抑制しやすいからである。
上記形態において、前記主走査パス中に前記第1記録と前記第2記録との比率を変更してもよい。この形態によれば、1回の主走査パスにおいて、コックリングが発生しやすい部位に第1記録を用いて、そうでない部位に第2記録を用いることができる。
上記形態において、前記第2記録として、ドットを分散させた配置によって記録を実行してもよい。この形態によれば、第2記録による色斑を抑制できる。
上記形態において、前記第2記録として、前記第1記録において記録される前記スーパーセルよりも小さい前記スーパーセルを記録してもよい。この形態によれば、第2記録による境界斑を抑制できる。
上記形態において、前記第1記録として、前記スーパーセルを複数、記録し;前記複数のスーパーセルの境界線は、同一の多角形形状を有していてもよい。この形態によれば、スーパーセルの形状を容易に設定できる。
上記形態において、前記スーパーセルは、前記主走査方向と前記副走査方向との何れかに平行な境界線である平行境界線を含み;或る前記スーパーセルに含まれる前記平行境界線は、他の前記スーパーセルに含まれる前記平行境界線に対して離れた位置に形成されてもよい。この形態によれば、平行境界線を含んでいても、平行境界線が連続して形成されないので、境界斑が視認され難くなり、画質劣化が抑制される。
本発明は、上記以外の種々の形態で実現できる。例えば、記録物の生産方法や、この方法を実現するためのコンピュータープログラム、このコンピュータープログラムを記憶した一時的でない記憶媒体等の形態で実現できる。
ドット記録装置の構成図。 記録ヘッドのノズル列を示す図。 共通領域を示す図。 端部領域におけるドット形成を示す図。 中央領域におけるドット形成を示す図。 境界付近におけるドット形成を示す図。 ドット形成の境界線を示す図。 マスク処理を概念的に示す図。 中央領域におけるドット形成を示す図(実施形態2)。 境界付近におけるドット形成を示す図(実施形態2)。 端部領域におけるドット形成を示す図(実施形態3)。 端部領域におけるドット形成の境界線を示す図(実施形態3)。 境界付近におけるドット形成を示す図(実施形態4)。
実施形態1:
図1は、ドット記録装置10の構成を示す。ドット記録装置10は、具体的には印刷装置である。ドット記録装置10は、画像処理ユニット20と、ドット記録ユニット60とを備える。画像処理ユニット20は、画像データ(例えばRGBの画像データ)からドット記録ユニット60用の印刷データを生成する。
画像処理ユニット20は、CPU40と、ROM51と、RAM52と、EEPROM53と、出力インターフェース45とを備える。画像処理ユニット20は、色変換処理部42と、ハーフトーン処理部43と、ラスターライザー44との機能を実現する。画像処理ユニット20は、これらの機能を、コンピュータープログラムの実行によって実現する。コンピュータープログラムは、ROM51に記憶されている。
色変換処理部42は、画像の多階調RGBデータを、インク量データに変換する。インク量データは、複数色のインクそれぞれのインク量を示す。ハーフトーン処理部43は、インク量データに対してハーフトーン処理を実行することによって、画素毎のドット形成の有無を示すドットデータを作成する。
ラスターライザー44は、ハーフトーン処理で生成されたドットデータを、ドット記録ユニット60による主走査で使用されるドットデータに並べ替える。以下では、ラスターライザー44で生成された各主走査用のドットデータを「ラスターデータ」と呼ぶ。
ドット記録ユニット60は、シリアル式インクジェット記録装置である。ドット記録ユニット60は、制御ユニット61と、キャリッジモーター70と、駆動ベルト71と、プーリー72と、摺動軸73と、紙送りモーター74と、紙送りローラー75と、キャリッジ80と、インクカートリッジ82〜87と、記録ヘッド90とを備える。
駆動ベルト71は、キャリッジモーター70とプーリー72との間に張られている。駆動ベルト71には、キャリッジ80が取り付けられている。キャリッジ80には、例えば、シアンインク(C)、マゼンタインク(M)、イエローインク(Y)、ブラックインク(K)、ライトシアンインク(Lc)、ライトマゼンタインク(Lm)をそれぞれ収容したインクカートリッジ82〜87が搭載される。キャリッジ80の下部の記録ヘッド90には、先述の各色のインクに対応するノズル列が形成されている。キャリッジ80にこれらのインクカートリッジ82〜87を上方から装着すると、各カートリッジから記録ヘッド90へのインクの供給が可能となる。摺動軸73は、駆動ベルトと平行に配置されており、キャリッジ80を貫通している。
キャリッジモーター70が駆動ベルト71を駆動すると、キャリッジ80は、摺動軸73に沿って、記録媒体Pに対して相対移動する。この移動の方向を「主走査方向」と呼ぶ。キャリッジモーター70、駆動ベルト71及び摺動軸73は、主走査駆動機構を構成する。キャリッジ80の主走査方向の移動に伴い、インクカートリッジ82〜87と、記録ヘッド90も主走査方向に移動する。この主走査方向の移動時に、記録ヘッド90に搭載されたノズル(後述)から記録媒体Pにインクが噴射されることによって、記録媒体Pへのドット記録が実行される。このように、記録ヘッド90の主走査方向への移動およびインクの噴射を主走査と呼び、1回の主走査を「主走査パス」と呼ぶ。
紙送りローラー75は、紙送りモーター74に接続されている。記録時には、紙送りローラー75の上に、記録媒体Pが挿入される。キャリッジ80が主走査方向の端部まで移動すると、制御ユニット61は、紙送りモーター74を回転させる。これにより、紙送りローラー75も回転し、記録媒体Pを記録ヘッド90に対して移動させる。記録媒体Pの移動方向を「副走査方向」と呼ぶ。紙送りモーター74と紙送りローラー75は、副走査駆動機構を構成する。副走査方向は、主走査方向と直交する方向である。
図2は、記録ヘッド90のノズル列の構成の一例を示す。本実施形態における記録ヘッド90は、2つである。2つの記録ヘッド90a,90bは、色毎にノズル列91を備える。各ノズル列91は、一定のノズルピッチdpで副走査方向に並んだ複数のノズル92を備える。第1の記録ヘッド90aのノズル列91の端部のノズル92x、及び第2の記録ヘッド90bのノズル列91の端部のノズル92yは、ノズル列91におけるノズルピッチdpと同じ大きさだけ副走査方向にずれている。この場合、2つの記録ヘッド90a,90bの一色分のノズル列は、1つの記録ヘッド90の一色分のノズル数の2倍のノズル数を有するノズル列95(図2の左側に図示)と同様である。以下の説明では、ノズル列95を用いて、一色分のドット記録を実行する方法を説明する。本実施形態では、ノズルピッチdpと印刷媒体P上の画素ピッチとが等しい。
図3は、共通領域を示す。以後の説明は、一色のインク(例えばシアンインク)を用いてドットを形成する場合を例にとったものである。本明細書では、各共通領域に含まれるドットの形成を、複数回(本実施形態では2回)の主走査パスで完了させる。ノズル列95の位置は、n(nは0以上の整数)+1パス目(1回目のパス)と、n+2パス目(2回目のパス)とで、ヘッド高さHhの半分に相当する距離だけ副走査方向にずれている。ヘッド高さHhとは、M×dp(Mはノズル列95のノズル数、dpはノズルピッチ)で表される距離を意味する。
n+1回目のパスでは、ノズル列95の上半分のノズルが通過する共通領域Q1の一部と、ノズル列95の下半分のノズルが通過する共通領域Q2の一部とに対して、ドット記録が実行される。上記の共通領域Q1の一部とは、共通領域Q1を構成する複数の画素のうちの一部の画素のことを意味する。共通領域Q2と、後述する共通領域Q3についても同様である。
n+2回目のパスでは、ノズル列95の上半分のノズルが通過する共通領域Q2を構成する画素のうちn+1回目のパスでドットが形成されなかった画素と、ノズル列95の下半分のノズルが通過する共通領域Q3の一部とにおいて、ドット記録が実行される。
上記の通り共通領域Q2に対しては、n+1回目のパスとn+2回目のパスとで100%の画素の記録が実行される。なお、ここでは、共通領域Q2の全画素にドットを形成する画像(ベタ画像)を形成する場合を想定しているが、通常、一部の画素に対してはドットが形成されない。何れの画素にドットが形成されるか、ハーフトーン処理によって生成されるドットデータによって決定される。
図4は、n+1パス目及びn+2パス目によって、図3に示した領域4においてドットが形成された様子を示す。領域4は、主走査方向の端付近の領域である。図4において、個々のマス目が1画素の領域を示す。黒丸で示されるドットは、n+1パス目で記録されるドット(以下、黒ドットという)である。白丸で示されるドットは、n+2パス目で記録されるドット(以下、白ドット)である。
複数の黒ドットは、塊を形成している。具体的には、黒ドットが埋め尽くす領域の境界線が、長方形を形成している。この長方形は、互いに隣接する黒辺ドットの中心を線分で結ぶことによって形成される。黒辺ドットとは、主走査方向と副走査方向との少なくとも何れかについて、白ドットと隣接している黒ドットのことである。
領域4における黒ドットの塊を、以下、スーパーセルH1と呼ぶ。本実施形態におけるスーパーセルとは、境界線の少なくとも一部が主走査方向と副走査方向との何れにも平行でない一塊のドット群のことを意味する。スーパーセルH1場合、全ての辺が主走査方向および副走査方向の何れとも平行ではない。スーパーセルH1を構成するドットは、ノズル列91を構成するノズル92の一部によって形成される。
全てのスーパーセルH1は、同じ形状を有する。スーパーセルH1の1辺の長さは、(4√2)dpと、(5√2)dpとである。スーパーセルH1を構成する黒ドットの数は50である。領域4における全ての黒ドットは、何れかのスーパーセルH1に属している。但し、主走査方向の端に位置するスーパーセルH1については、長方形の一部しか形成されていないものがある。このようなスーパーセルH1を、特にスーパーセルH1aと呼ぶ。
複数の白ドットは、塊を形成している。領域4における白ドットの塊による長方形を、以下、スーパーセルH2と呼ぶ。全てのスーパーセルH2は、同じ形状を有する。スーパーセルH2の形状は、スーパーセルH1を90度、回転させた形状に等しい。従って、1辺の長さや白ドットの数は、スーパーセルH1と同じである。領域4における全ての白ドットは、何れかのスーパーセルH2に属している。
以上に説明したスーパーセルH1,H2を用いる記録方法を、本実施形態では第1記録と呼ぶ。
図5は、n+1パス目及びn+2パス目によって、図3に示した領域5においてドットが形成された様子を示す。領域5は、主走査方向の中央付近の領域である。
領域4と同様、複数の黒ドット及び複数の白ドットは、長方形の塊を形成している。領域5における複数の黒ドットの塊をスーパーセルC1と呼び、複数の白ドットの塊をスーパーセルC2と呼ぶ。
スーパーセルC1の各辺は、主走査方向および副走査方向の何れとも平行ではない。スーパーセルC1の1辺の長さは、(2√2)dpと、(3√2)dpとである。スーパーセルC1を構成する黒ドットの数は18である。領域5における全ての黒ドットは、何れかのスーパーセルC1に属している。
複数の白ドットは、塊を形成している。この塊の形状は、スーパーセルC1を90度、回転させた形状に等しい。領域4における白ドットの塊による長方形を、以下、スーパーセルC2と呼ぶ。領域5における全ての白ドットは、何れかのスーパーセルC2に属している。
以上に説明したスーパーセルC1,C2を用いる記録方法を、本実施形態では第2記録と呼ぶ。第2記録は、第1記録が実施される主走査方向の位置と異なる主走査方向の位置において、スーパーセルH1,H2よりも小さくなるように記録する記録方法であると捉えることができる。また、第2記録は、第1記録が実施される主走査方向の位置と異なる主走査方向の位置において、スーパーセルH1,H2よりも大きい又は同じ大きさのスーパーセルの記録を回避する記録方法であると捉えることができる。本実施形態の場合、第2記録は、第1記録が実施される主走査方向の位置と異なる主走査方向の位置において、スーパーセルH1,H2よりも小さいスーパーセルを用いる記録方法であると捉えることができる。
「スーパーセルが小さい」とは、本実施形態においては、スーパーセルを構成するドットの数(以下、構成ドット数)と、スーパーセルとしての多角形の辺の長さの総和(以下、長さの総和)との少なくとも何れかの値が小さいことを意味する。スーパーセルC1,C2は、スーパーセルH1,H2と比べて、構成ドット数および長さの総和ともに、値が小さい。よって、スーパーセルC1,C2は、スーパーセルH1,H2よりも小さい。
本実施形態の記録方法は、記録ヘッド90が主走査方向の中央部に位置する場合、第1記録よりも第2記録の方が多くなるように記録を実行していると捉えることができる。或いは、本実施形態の記録方法は、記録ヘッド90が主走査方向の端部に位置する場合、第2記録よりも第1記録の方が多くなるように記録を実行していると捉えることができる。本実施形態においては、このような記録方法を実現するために、1回の主走査パス中に第1記録と第2記録との比率を変更していると捉えることもできる。
図6は、n+1パス目及びn+2パス目によって、図3に示した領域6においてドットが形成された様子を示す。図7は、図6に示されたスーパーセルの境界線のみを示した図である。領域6は、主走査方向における境界を含む領域である。ここでいう境界とは、スーパーセルH1,H2が用いられる領域と、スーパーセルC1,C2が用いられる領域との境目のことである。
図6,図7に示すように、境界においては、スーパーセルBが用いられる。スーパーセルBは、スーパーセルH1,H2とスーパーセルC1,C2とによっては埋め尽くすことができない領域を埋めるためのスーパーセルである。スーパーセルBは、幾つかの形状のものがある。
スーパーセルBの大きさは、スーパーセルH1,H2とスーパーセルC1,C2との中間的な大きさであることが好ましい。本実施形態におけるスーパーセルBの境界線は、主走査方向および副走査方向の何れとも平行ではないもの、並びに、主走査方向および副走査方向の何れかと平行なものから構成される。
図8は、図4〜図7と共に説明した黒ドットと白ドットとの配置を実現するラスターデータの作成方法を概念的に示す。ハーフトーン処理によって生成されたドットデータの端部領域にマスクHを適用し、中央領域にはマスクCを適用する。マスクHは、スーパーセルH1,H2によって、黒ドットと白ドットとに分配するためのマスクである。マスクCは、スーパーセルC1,C2によって、黒ドットと白ドットとに分配するためのマスクである。
2種類のマスクによって分配されたラスターデータを足し合わせることによって、全体のラスターデータが作成される。本実施形態では、スーパーセルBが用いられるので、マスクH又はマスクCに、スーパーセルBを作成するための機能を付随させている。
以上に説明した実施形態によれば、端部領域においては、スーパーセルH1,H2を用いることで色斑が抑制される。さらに、中央領域においては、スーパーセルC1,C2を用いることで、コックリングが発生しても境界斑が抑制される。スーパーセルH1,H2,C1,C2は何れも、境界線が主走査方向と副走査方向との何れとも平行ではない。これによって、境界斑が抑制される。
実施形態2:
実施形態2は、端部領域における第1記録については実施形態1と同じである。図9は、中央領域における第2記録の様子を示す。つまり、n+1パス目及びn+2パス目によって、図3に示した領域5においてドットが形成された様子を示す。図9に示すように、黒ドット及び白ドットは、それぞれ分散している。このように分散する配置は、マスクHを用いて決定される。
本実施形態におけるマスクHは、次の手法で作成される。まず、ハーフトーン処理において用いられるブルーノイズマスクを用意する。そして、階調値が50%の画像に対してハーフトーン処理を施した場合に、ドットが有りになる画素を黒ドット、ドットが無しになる画素を白ドットとなるようにマスクHを決定する。
実施形態2における第2記録においては、同一形状を有する多数のスーパーセルは形成されない。但し、上記の分散の結果として、黒ドット又は白ドットがスーパーセルを形成することがある。このようなスーパーセルは、図9においてスーパーセルCrとして例示されている。実施形態2のマスクCは、スーパーセルH1,H2よりも大きい又は同じ大きさのスーパーセルが出現しないように設計されている。
図10は、n+1パス目及びn+2パス目によって、図3に示した領域6においてドットが形成された様子を示す。領域6は、主走査方向における境界を含む領域である。ここでいう境界とは、スーパーセルH1,H2が用いられる領域と、黒ドット及び白ドットが分散している領域との境目のことである。図10に示すように、実施形態2においては、領域6においてスーパーセルBが用いられない。
本実施形態によれば、第1記録による境界斑が抑制される。
実施形態3:
図11は、端部領域における第1記録の様子を示す。図12は、1つずつのスーパーセルH1,H2の境界線を示す図である。図12に示すように、スーパーセルH1,H2の境界線は、鈍角を含む10角形を形成する。
スーパーセルH1は、辺m1aと、辺m1bと、辺s1aと、辺s1bとを含む。辺m1a及び辺m1bは、主走査方向と平行な境界線を形成する。図11に示すように、辺m1a及び辺m1bは、まばらに配置されている。具体的には、或る1つのスーパーセルH1に含まれる辺m1a及び辺m1bは、他のスーパーセルH1に含まれる辺m1a及び辺m1bと離れた位置に配置されており、連続的に配置されることはない。
辺s1a及び辺s1bは、副走査方向と平行な境界線を形成する。辺s1a及び辺s1bについても、辺m1a及び辺m2aと同様に、まばらに配置されている。以下、主走査方向と副走査方向との何れかに平行な境界線を、平行境界線という。
図12に示すように、スーパーセルH2は、辺m2aと、辺m2bと、辺s2aと、辺s2bとを含む。辺m2a及び辺m2bは、主走査方向と平行である。辺s2a及び辺s2bは、副走査方向と平行である。辺m2aと、辺m2bと、辺s2aと、辺s2bとについても、上記と同様に、まばらに配置されている。なお、第2記録については、実施形態1と同じである。
本実施形態によれば、スーパーセルに平行境界線が含まれていても、平行境界線が連続的に配置されていないので境界斑が目立ち難くなる。
実施形態4:
図13は、第1記録および第2記録を説明するために、図3に示した領域6においてドットが形成された様子を示す。図13に示すように、端部領域における第1記録については、実施形態1のスーパーセルH1,H2と同じスーパーセルH1,H2を用いる。
一方、中央領域における第2記録については、主走査方向には同じドットが並び、副走査方向には異なるドットが交互に配置されている。本実施形態における第2記録も、先述した実施形態における第2記録と同様、第1記録が実施される主走査方向の位置と異なる主走査方向の位置において、スーパーセルH1,H2よりも小さくなるように記録する記録方法であると捉えることができる。また、第2記録は、第1記録が実施される主走査方向の位置と異なる主走査方向の位置において、スーパーセルH1,H2よりも大きい又は同じ大きさのスーパーセルの記録を回避する記録方法であると捉えることができる。
なお、本実施形態における第2記録においては、黒ドット及び白ドットそれぞれについて、主走査方向に延びる塊としてのドット群が形成される。但し、このドット群は、スーパーセルではない。本明細書におけるスーパーセルは、先述したように、境界線の少なくとも一部が主走査方向と副走査方向との何れにも平行でない一塊のドット群だからである。第2記録による黒ドット及び白ドットのドット群は、図13に示すように、この定義を満たさない。
本実施形態によれば、第2記録における黒ドットと白ドットとの配置を、容易に決定できる。
本発明は、本明細書の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、先述の課題の一部又は全部を解決するために、或いは、先述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを実行することができる。その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除できる。例えば、以下のものが例示される。
第1記録の実行として、1つ以上のスーパーセルを形成すればよい。つまり、第1記録を実行する場合に、スーパーセルに属さないドットを形成してもよい。
第1記録と第2記録とを主走査方向の何れの位置において用いるかは、変更してもよい。例えば、コックリングが発生しやすい部位と、そうでない位置とが実施形態とは異なれば、その部位に合わせて第1記録と第2記録とを配置すればよい。
また、或る主走査方向の位置において、第1記録と第2記録との両方を用いてもよい。例えば、或る主走査方向の位置において、大きいスーパーセルと小さいスーパーセルとを副走査方向に配列させてもよい。
1回の主走査パス中に第1記録と第2記録との比率を変更しなくてもよい。例えば、n+1回目の主走査パスでは第1記録のみを実行し、n+2回目の主走査パスでは第2記録のみを実行してもよい。
1回の主走査パスにおける第1記録によるスーパーセルは、同じ形状をしていなくてもよい。1回の主走査パスにおける第2記録によるスーパーセルは、同じ形状をしていなくてもよい。複数回の主走査パスにおける第1記録によるスーパーセルは、同じ形状をしてもいてもよい。この実現手法として、例えば、スーパーセルの境界線として正方形を採用してもよい。
スーパーセルが平行境界線を含む場合、或るスーパーセルに含まれる平行境界線と、他のスーパーセルに含まれる平行境界線とが連続してもよい。
第2記録として、副走査方向には同じドットが並び、主走査方向には異なるドットが交互に配置されるようにしてもよい。
第2記録として、主走査方向と副走査方向とのそれぞれについて、異なるドットが交互に配置されるようにしてもよい。
第2記録として分散した配置を採用する場合、スーパーセルが形成されないように、分散させてもよい。
記録ヘッドは1つでもよしい、3つ以上でもよい。
インクの色は、例えば、CMYKの4色でもよい。
主走査方向および主走査方向は、直交している必要はなく、交差していればよい。
画像処理ユニット20は、ドット記録ユニット60と一体に構成されていてもよい。また、画像処理ユニット20は、コンピューターに格納されて、ドット記録ユニット60と別体に構成されていてもよい。この場合、画像処理ユニット20は、コンピューター上のプリンタードライバーソフトウエア(コンピュータープログラム)としてCPUによって実行されてもよい。
本発明は、種々のドット記録装置にも適用可能であり、例えば、液滴を基板上に噴射してドットを形成する装置にも適用可能である。さらに、インク以外の他の液体を噴射したりする液体噴射装置を採用してもよく、微小量の液滴を噴射させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。
液滴とは、上記液体噴射装置から噴射される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流動状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。
上記のインクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。
バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。
10…ドット記録装置、20…画像処理ユニット、40…CPU、42…色変換処理部、43…ハーフトーン処理部、44…ラスターライザー、45…出力インターフェース、51…ROM、52…RAM、53…EEPROM、60…ドット記録ユニット、61…制御ユニット、70…キャリッジモーター、71…駆動ベルト、72…プーリー、73…摺動軸、74…モーター、75…ローラー、80…キャリッジ、82…インクカートリッジ、90…記録ヘッド、90a…第1の記録ヘッド、90b…第2の記録ヘッド、91…ノズル列、92…ノズル、92x…ノズル、92y…ノズル、95…ノズル列、P…記録媒体

Claims (10)

  1. 複数のノズルを有するヘッドと、媒体とを主走査方向に相対的に移動させながら、前記媒体にドットを記録する主走査パスを実行する主走査駆動機構と、
    前記主走査方向と交差する副走査方向に前記媒体と前記ヘッドとを相対的に移動させる副走査を実行する副走査駆動機構と、を有し、
    前記媒体の共通領域におけるドットの記録を複数回の前記主走査パスで実行し、
    前記複数回の主走査パスそれぞれにおいて、
    境界線の少なくとも一部が前記主走査方向と前記副走査方向との何れにも平行でない一塊のドット群であるスーパーセルを記録する第1記録と、
    前記第1記録が実行される前記主走査方向の位置とは異なる前記主走査方向の位置において、前記第1記録によって記録される前記スーパーセルよりも小さくなるようにドットを記録する第2記録と、
    を実行する
    ドット記録装置。
  2. 前記ヘッドが前記主走査方向の中央に位置する場合、前記第1記録よりも前記第2記録の方が多くなるように記録を実行する
    請求項1に記載のドット記録装置。
  3. 前記ヘッドが前記主走査方向の端部に位置する場合、前記第2記録よりも前記第1記録の方が多くなるように記録を実行する
    請求項1又は請求項2に記載のドット記録装置。
  4. 前記主走査パス中に前記第1記録と前記第2記録との比率を変更する
    請求項1から請求項3までの何れか一項に記載のドット記録装置。
  5. 前記第2記録として、ドットを分散させた配置によって記録を実行する
    請求項1から請求項4までの何れか一項に記載のドット記録装置。
  6. 前記第2記録として、前記第1記録において記録される前記スーパーセルよりも小さい前記スーパーセルを記録する
    請求項1から請求項5までの何れか一項に記載のドット記録装置。
  7. 前記第1記録として、前記スーパーセルを複数、記録し、
    前記複数のスーパーセルの境界線は、同一の多角形形状を有している
    請求項1から請求項6までの何れか一項に記載のドット記録装置。
  8. 前記スーパーセルは、前記主走査方向と前記副走査方向との何れかに平行な境界線である平行境界線を含み、
    或る前記スーパーセルに含まれる前記平行境界線は、他の前記スーパーセルに含まれる前記平行境界線に対して離れた位置に形成される
    請求項1から請求項7までの何れか一項に記載のドット記録装置。
  9. 複数のノズルを有するヘッドと、媒体とを主走査方向に相対的に移動させながら、前記媒体にドットを記録する主走査パスを実行する主走査駆動機構と、
    前記主走査方向と交差する副走査方向に前記媒体と前記ヘッドとを相対的に移動させる副走査を実行する副走査駆動機構と、を用い、
    前記媒体の共通領域におけるドットの記録を複数回の前記主走査パスで実行し、
    前記複数回の主走査パスそれぞれにおいて、
    境界線の少なくとも一部が前記主走査方向と前記副走査方向との何れにも平行でない一塊のドット群であるスーパーセルを記録する第1記録と、
    前記第1記録が実行される前記主走査方向の位置とは異なる前記主走査方向の位置において、前記第1記録によって記録される前記スーパーセルよりも小さくなるようにドットを記録する第2記録と、
    を実行する
    ドット記録物の生産方法。
  10. 複数のノズルを有するヘッドと、媒体とを主走査方向に相対的に移動させながら、前記媒体にドットを記録する主走査パスを実行する主走査駆動機構と、
    前記主走査方向と交差する副走査方向に前記媒体と前記ヘッドとを相対的に移動させる副走査を実行する副走査駆動機構と、
    を制御する制御部が、前記媒体の共通領域におけるドットの記録を複数回の前記主走査パスで実行するために、
    前記複数のノズルそれぞれについて前記主走査方向の各位置におけるドット記録の有無を示すデータを作成するためのコンピュータープログラムであって、
    前記複数回の主走査パスそれぞれにおいて、
    境界線の少なくとも一部が前記主走査方向と前記副走査方向との何れにも平行でない一塊のドット群であるスーパーセルを記録する第1記録と、
    前記第1記録が実行される前記主走査方向の位置とは異なる前記主走査方向の位置において、前記第1記録によって記録される前記スーパーセルよりも小さくなるようにドットを記録する第2記録と、
    を実行するためのデータを作成する
    ためのコンピュータープログラム。
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