JP2017073429A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のセグメントを連結して構成され、複数のセグメントに亘ってフレキシブル回路基板が配設された電子機器を提供する。【解決手段】電子機器は、互いに回動自在に連結された第1のセグメント及び第2のセグメントと、第1のセグメント及び第2のセグメントの内部を第1のセグメント及び第2のセグメントに亘って配設されたフレキシブル回路基板と、第2のセグメント内においてフレキシブル回路基板が撓みつつ押し出されて形成された弛み部と、弛み部の押出方向を一定方向に維持するための支持部と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、電子機器に関する。
従来、ユーザの装着を前提とした装着型の電子機器(以下、「ウェアラブル装置」ともいう。)が知られている。ウェアラブル装置を構成する際に、バッテリ、マイコン、メモリ及び通信装置等の電子部品を互いに電気的に接続する方法として、フレキシブル回路基板を利用する方法がある。フレキシブル回路基板は、例えば、可撓性を有する基板上に導電性の配線パターンが形成され、当該配線パターンのうち電子部品を電気的に接続する端子部以外の部分が絶縁層により被覆されて形成される。かかるフレキシブル回路基板は、携帯用小型電子機器においても用いられており、電子機器の小型化及び薄型化には有用である(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−172476号公報
ウェアラブル装置の一態様として、腕時計型の電子機器がある。腕時計のバンド部分が、ウェアラブル装置として、あるいは、ウェアラブル装置の一部として構成されれば、携帯性、装着性又はデザイン性において優れたウェアラブル装置として使用できると考えられる。ここで、腕時計のバンドには、例えば複数のコマ(セグメント)が連結されて構成されたものがある。
しかしながら、複数のコマを連結して構成されるバンド型のウェアラブル装置を実現するには、例えば、異なるコマにそれぞれ電子部品を設置しつつ、複数のコマに亘ってフレキシブル回路基板を配設して、これらの電子部品を電気的に接続しなければならない。このとき、複数のコマを連結して構成されるバンドは曲げ伸ばしされるため、この曲げ伸ばしの動作に対して、フレキシブル回路基板を損傷させることなく追従させる必要がある。
そこで、本開示では、複数のセグメントを連結して構成され、複数のセグメントに亘ってフレキシブル回路基板が配設された、新規かつ改良された電子機器を提供する。
本開示のある観点によれば、互いに回動自在に連結された第1のセグメント及び第2のセグメントと、第1のセグメント及び第2のセグメントの内部に第1のセグメント及び第2のセグメントに亘って配設されたフレキシブル回路基板と、第2のセグメント内においてフレキシブル回路基板が撓みつつ押し出されて形成された弛み部と、弛み部の押出方向を一定方向に維持するための支持部と、を備える、電子機器が提供される。
以上説明したように本開示によれば、複数のセグメントを連結して構成され、複数のセグメントに亘ってフレキシブル回路基板が配設された電子機器が実現される。かかる電子機器によれば、電子機器の曲げ伸ばしの動作に対して、フレキシブル基板を損傷させることなく追従させることができる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の実施の形態にかかる電子機器が、腕時計のバンド部分として接続された例を示す斜視図である。 同実施形態にかかる電子機器の構成を示す分解斜視図である。 同実施形態にかかる電子機器の構成を示す部分断面図である。 2つの第1のセグメントの間に第2のセグメントが連結された状態を示す説明図である。 フレキシブル回路基板を示す平面図である。 第2のセグメントに対する第1のセグメントの回動範囲を示す説明図である。 第1のセグメント及び第2のセグメントを伸ばした状態を示す断面図である。 第1のセグメント及び第2のセグメントを曲げ伸ばししている様子を示す説明図である。 反転した弛み部を示す断面図である。 支持部の第1の変形例を示す説明図である。 支持部の第2の変形例を示す説明図である。 接着部材の配置位置を示す説明図である。 同実施形態にかかる電子機器の防水機能を説明するための説明図である。 参考例にかかる接着部材の配置位置を示す説明図である。 参考例にかかる電子機器の防水性を説明するための説明図である。 同実施形態にかかる電子機器と時計本体部との接続部分を裏側から見た斜視図である。 接続用コマを示す斜視図である。 接続用コマの分解斜視図である。 接続用コマの概略断面図である。 レバーピンの断面図である。 接続用コマの変形例を示す斜視図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.電子機器の基本構成
2.セグメントの構成
2−1.第1のセグメント及び第2のセグメントの全体構成
2−2.第1のセグメント
2−3.第2のセグメント
2−4.FPCの弛み部
2−5.支持部の変形例
2−6.防水機能
3.電子機器の接続構造
<1.電子機器の全体構成>
まず、本開示の実施の形態にかかる電子機器の全体構成について説明する。図1は、本実施形態にかかる電子機器100が接続された腕時計10の斜視図を示す。
本実施形態にかかる電子機器100は、腕時計のバンド部分の一部あるいは全部として利用可能な装置である。以下、本実施形態にかかる電子機器100を、腕時計のバンド部分として使用する例について説明するが、電子機器100は、腕時計に限らず、装飾品等の他の製品に接続されて使用されてもよい。電子機器100は、所定の方向に配列させて連結された複数のコマ(セグメント)102と、接続用コマ200と、留め具106とを備える。かかる電子機器100は、接続用コマ200により、時計本体部20に接続されている。
複数のコマ102は、電子部品が収容され得る第1のセグメント130(130a,130b,130c)と、第1のセグメント130に連結される第2のセグメント110(110a,110b)とを含む。図1に示した電子機器100では、3つの第1のセグメント130a,130b,130cと、それぞれ第1のセグメント130の間に連結された2つの第2のセグメント110a,110bとが備えられている。第1のセグメント130と第2のセグメント110とは、回動可能に連結されている。電子機器100は、第1のセグメント130及び第2のセグメント110に亘って配設された、図示しないフレキシブル回路基板(以下、「FPC」ともいう。)を備える。第1のセグメント130は、電子部品を収容する収容コマとして機能し、第2のセグメント110は、第1のセグメント130及び第2のセグメント110の曲げ伸ばし動作に伴うFPCの余長を調整する調整コマとして機能する。
電子機器100は、例えば、蓄電装置、演算装置、記憶装置及び通信装置のうちの少なくとも一つの電子部品を備える。これらの電子部品は、第1のセグメント130に収容される。蓄電装置は、例えば、キャパシタ、コンデンサ又は2次電池、あるいは、これらの組み合わせからなる蓄電装置のいずれかであってよい。ただし、上記の例以外の蓄電装置が用いられてもよい。蓄電装置は、外部充電装置により充電されるようになっていてもよい。本実施形態では、蓄電装置として2次電池を備えた例について説明する。
演算装置は、例えば、簡易な構成の比較器やマイクロコンピュータ等であってよい。記憶装置は、例えば、情報を一時記憶可能な、RAM(Random Access Memory)等の記憶素子であってよい。また、演算装置がマイクロコンピュータである場合、記憶装置は、マイクロコンピュータにより実行されるプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)等の記憶素子を含んでいてもよい。
通信装置は、例えば、赤外線、電磁波又は電界を利用した無線方式の装置であってよい。あるいは、通信装置は、NFC(Near Field Communication)に代表される近接通信可能な装置であってもよい。また、電子機器100が、周囲に設置される他の装置に接続される場合、通信装置は、有線方式の装置であってもよい。電子機器100は、その他、必要に応じて種々の電子部品を備えていてもよい。例えば、電子機器100は、LED等の照明装置又は音発生装置等を備えていてもよい。
かかる電子機器100は、例えば、電子マネー機能、スマートホン等への電子メールの着信やSNS(Social Networking Service)の更新等を通知する機能、又は歩数や消費カロリ等のログを取る機能を有する。ただし、上記した電子機器100が有する機能は一例であって、電子機器100が他の機能を有していてもよい。
<2.セグメントの構成>
次に、電子機器100を構成する複数のコマ(セグメント)102のうち、第1のセグメント130及び第2のセグメント110について詳細に説明する。図2及び図3は、それぞれ、電子機器100を構成する第1のセグメント130及び第2のセグメント110の分解斜視図及び部分断面図を示す。図2及び図3は、電子機器100を構成するコマ102のうち、互いに連結されたそれぞれ1つの第1のセグメント130及び第2のセグメント110を示したものであり、図1に示す第1のセグメント130a及び第2のセグメント110aを示している。
なお、図2及び図3においては、図示の下方側(筐体114,134が位置する側)が、電子機器100を装着したときに表側(外側)に位置する。図4,図6,図7,図8,図9,図10及び図11も同様に、図示の下方側が電子機器100の表側に相当する。以下、「表側」又は「裏側」というときは、電子機器100の装着時の表側(外側)あるいは裏側(内側)を意味するものとする。また、「幅方向」というときは、複数のコマ102の配列方向に対して交差する方向を意味し、「幅」というときは、当該幅方向の長さを意味するものとする。
(2−1.第1のセグメント及び第2のセグメントの全体構成)
第1のセグメント130は、第2のセグメント110側の端部に腕部140を有する。腕部140は、第2のセグメント110に設けられた挿入開口部116に挿入される。この状態で、腕部140に設けられたピン挿入孔140a及び第2のセグメント110に設けられたピン挿入孔115を貫通するように図示しない固定ピンが挿入されて、第1のセグメント130と第2のセグメント110とが回動可能に連結される。第1のセグメント130と第2のセグメント110とは、固定ピンを回転軸として回動可能になっている。第2のセグメント110に対して第1のセグメント130を回動させたときに、第1のセグメント130の腕部140が、第2のセグメント110のカバー112又は筐体114に当接することにより、第1のセグメント130の回動範囲が規制される。
第1のセグメント130及び第2のセグメント110に亘って配設されるFPC120には、図示しない配線パターンが形成されている。当該配線パターンは、コネクタ部124が電気的に接続される端子部以外の部分が絶縁層により被覆されている。FPC120の基材の材料としては、例えばポリカーボネート、アクリル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートその他の絶縁性樹脂を用いることができる。また、配線パターンの材料としては、酸化インジウムスズ、金、銀その他の導電性材料を用いることができる。また、絶縁層の材料としては、ポリカーボネート、アクリル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートその他の絶縁性樹脂を用いることができる。
また、本実施形態にかかる電子機器100においては、第1のセグメント130及び第2のセグメント110を曲げ伸ばしする際の反力が大きくならないように、極薄のFPC120が用いられている。
第1のセグメント130には、電子部品の一例としての2次電池174が収容される。後述するように、第1のセグメント130の内部のうち、少なくとも2次電池174及び2次電池174とFPC120との電気接続部分は防水空間内に配置されている。
一方、第2のセグメント110には、電子部品は収容されず、第2のセグメント110内では、FPC120が撓みつつ押し出されて弛み部128が形成されている。第2のセグメント110内には電子部品が収容されないことから、第2のセグメント110内では、FPC120の配線パターン等の導電部分が露出しておらず、ショートや漏電、腐食のおそれがない。したがって、第2のセグメント110内には防水空間は存在しない。
図4は、2つの第1のセグメント130の間に第2のセグメント110が連結された状態を示す模式図である。上述のとおり、第1のセグメント130の内部には防水空間が設けられる一方、第2のセグメント110は防水空間外とされる。互いに連結されている第1のセグメント130及び第2のセグメント110は、連結部分の回転軸190を中心にそれぞれ回動し得る。このとき、FPC120が、裏側(図示の上側)に寄って配設されていると、第1のセグメント130及び第2のセグメント110の曲げ伸ばし動作に伴って、FPC120の配設長さが変化する。
すなわち、図4に示すように、第1のセグメント130及び第2のセグメント110を伸ばした状態を基準にした場合、電子機器100の表側が突き出るように、矢印Aの方向に第1のセグメント130及び第2のセグメント110を曲げることにより、FPC120の配設長さが短くなる。一方、電子機器100の裏側が突き出るように、矢印Bの方向に第1のセグメント130及び第2のセグメント110を曲げることにより、FPC120の配設長さが長くなる。なお、図4においては、第1のセグメント130及び第2のセグメント110が矩形で示されており、回動範囲が制限されて見えるが、図2及び図3に示した第1のセグメント130及び第2のセグメント110は、適宜の範囲で回動可能になっている。
このとき、第1のセグメント130内には電子部品が収容され、FPC120と電気的に接続されているため、第1のセグメント130内においてFPC120の位置がズレることは望ましくない。そのため、本実施形態にかかる電子機器100では、第2のセグメント110内に配設されるFPC120に弛み部128を設け、当該弛み部128を弛み変形させることによって、FPC120の配設長さの変化に追従できるようになっている。
図5は、本実施形態にかかる電子機器100に用いられるFPC120の平面形状の例を示す平面図である。かかるFPC120は、基材上に配線パターンを形成し、さらに絶縁層を形成した後、例えば打ち抜き加工等によって所望の平面形状にされる。FPC120のうち、第1のセグメント130内に配設される部分には、枠部121と電気接続部122とが設けられている。
また、FPC120のうち、第2のセグメント110内に配設される部分は、2つに分割され、それぞれ枠部121の幅よりも小さい幅を有する。かかる第2のセグメント110内に配設されるFPC120の一部が撓みつつ押し出されることにより、弛み部128が形成される。図示しない配線パターンは、例えば2つの第1のセグメント130内に配設される電気接続部122の端子部同士をつなぐように形成される。
(2−2.第1のセグメント)
図2及び図3の説明に戻り、第1のセグメント130は、筐体134及びカバー132を備える。筐体134及びカバー132の構成材料としては、例えばステンレス鋼、チタン又は樹脂材料を用いることができる。筐体134は収容部134aを有し、収容部134aには2次電池174が収容される。2次電池174が収容された筐体134上には、第1の接着部材164、FPC120、第2の接着部材162及び防水カバー176がこの順に重ねられる。この状態で、裏側からカバー132がかぶせられ、カバー132の両端が筐体134に係止されて、カバー132が筐体134に固定される。
FPC120は、2次電池174の端子174aに対して電気的に接続されるコネクタ部124を有する。コネクタ部124は、FPC120に形成された端子部に電気的に接続されており、2次電池174は、FPC120の配線パターンに対して電気的に接続される。FPC120は、第1の接着部材164により、筐体134の収容部134aの縁部分に固定される。第1のセグメント130内に配設されるFPC120は、筐体134に固定される枠部121と、枠部121の一部から枠部121の内側に向かって連設された電気接続部122とを有する。FPC120の枠部121は、枠部121に対応する形状を有する枠状の第1の接着部材164により、筐体134に固定されている。
また、FPC120の枠部121の裏面側には、第2の接着部材162が貼付され、当該第2の接着部材162を介して防水カバー176が固定されている。FPC120を筐体134又は防水カバー176に固定する第1の接着部材164及び第2の接着部材162としては、例えば両面に接着剤層を有する防水接着紙を用いることができる。ただし、第1の接着部材164及び第2の接着部材162は、防水性の接着シートであれば特に限定されない。防水カバー176としては、例えばポリエチレンテレフタレート等の樹脂からなるシートを用いることができる。
第1の接着部材164及び第2の接着部材162は、途切れることのない枠状に形成されており、一方の面がFPC120の枠部121に貼付され、他方の面が防水カバー176又は筐体134に貼付されている。筐体134の収容部134aは、型成形等によって形成され、2次電池174が投入される開口以外に、外部に連通する間隙等を有していない。したがって、防水カバー176、第2の接着部材162、FPC120の枠部121、第1の接着部材164及び収容部134aにより閉じられた空間が防水空間となる。
また、第1の接着部材164及び第2の接着部材162の配置位置よりも外側の位置で、第2のセグメント110側に延びるFPC120は、腕部140を介して第1のセグメント130の外部に導出される。腕部140には、筐体134及びカバー132により基板配設開口部144が形成されている(図3を参照)。FPC120は、かかる基板配設開口部144内を通って第2のセグメント110側に導出される。
基板配設開口部144内に配設されるFPC120は、接着シート184により、筐体134に固定されている。すなわち、FPC120は、第1の接着部材164だけでなく、接着シート184により、第1のセグメント130の筐体134に対して固定されている。したがって、第1のセグメント130及び第2のセグメント110の曲げ伸ばし動作に伴って、第2のセグメント110内でのFPC120の挙動又は応力が接着シート184により吸収される。その結果、防水機能を保障する第1の接着部材164及び第2の接着部材162に対して伝達される応力を低減することができる。
また、接着シート184は、基板配設開口部144の出口に位置する筐体134のエッジからFPC120を離間させる緩衝部材としての機能も有する。例えば、接着シート184は、筐体134のエッジに対向する領域にまで延在して配置されており、FPC120の撓み変形を生じた場合であっても、FPC120が直接筐体134のエッジに接触しないようになっている。したがって、FPC120が筐体134のエッジに接触することによる傷や打痕の付着を防止することができる。接着シート184としては、例えば両面に接着剤層を有する防水接着紙を用いることができる。
また、基板配設開口部144内に配設されるFPC120のカバー132側の面には緩衝部材182が貼付されている。緩衝部材182は、基板配設開口部144の出口に位置するカバー132のエッジからFPC120を離間させる機能を有する。例えば、緩衝部材182は、カバー132のエッジに対向する領域にまで配設されており、FPC120の撓み変形を生じた場合であっても、FPC120が直接カバー132のエッジに接触しないようになっている。したがって、FPC120がカバー132のエッジに接触することによる傷や打痕の付着を防止することができる。緩衝部材182としては、例えばFPC120側の面に接着剤層を有する防水接着紙を用いることができる。
なお、FPC120のカバー132側の面に貼付される緩衝部材182として両面に接着剤層を有する接着シートを用いて、FPC120をカバー132の内面に固定してもよい。また、腕部140において、FPC120の少なくとも一方の面に、複数の接着シート又は緩衝部材が重ねられて配置されていてもよい。
基板配設開口部144を構成するカバー132の内面には、導出されるFPC120を表側(図示の下側)にガイドする支持部150が形成されている。かかる支持部150は、第2のセグメント110内に形成されるFPC120の弛み部128の押出方向を一定方向に維持する機能を有する。本実施形態にかかる電子機器100の例では、支持部150は、第1のセグメント130及び第2のセグメント110を回動させた場合であっても、FPC120の弛み部128の押出方向を表側に維持する。
図2及び図3に示す支持部150は、第1のセグメント130のカバー132の端部を、FPC120の弛み部128の押出方向に迫り出して形成されている。具体的に、支持部150は、カバー132の端部を、FPC120の配設方向に沿って、FPC120側に向かって湾曲させることにより形成されている。したがって、FPC120は、支持部150の湾曲面に沿って基板配設開口部144から導出され、第2のセグメント110の筐体114の収容部114aの内面に向かって延びる。
かかる支持部150が形成されたカバー132の内面は、基板配設開口部144の内面のうち、弛み部128の押出方向、すなわち、表側に位置する筐体134の内面のエッジよりも外側に張り出した張出部133を有する。支持部150は、かかる張出部133に設けられており、支持部150によってFPC120が表側にガイドされやすくなっている。
(2−3.第2のセグメント)
第2のセグメント110は、筐体114及びカバー112を備える。筐体114は、挿入開口部116に連なる収容部114aを有し、収容部114a内にはFPC120が配設される。FPC120は、第2のセグメント110に対しては固定されておらず、自由に弛み変形する。筐体114の収容部114aにFPC120が配設された状態で、裏側からカバー112がかぶせられ、図示しないビスによりカバー112が筐体114に固定される。第2のセグメント110は、挿入開口部116を介して内部に水分が浸入可能になっているが、第2のセグメント110内には電子部品や導電部分が露出していないため、ショートや漏電、腐食等のおそれはない。
筐体114の収容部114aの内面のうち、FPC120が接触し得る位置には、低摩擦層192が設けられている。低摩擦層192は、例えば筐体114の表面の摩擦係数よりも小さい摩擦係数を有するシートを、収容部114aの内面に貼付することにより設けられる。低摩擦層192は、例えばフッ素樹脂を含有するシートを貼付したり、フッ素樹脂を含有する樹脂材料をコーティングしたりすることにより形成され得る。なお、本技術において、低摩擦層192は省略されていてもよい。
(2−4.FPCの弛み部)
第2のセグメント110内に形成されたFPC120の弛み部128について詳細に説明する。本実施形態にかかる電子機器100において、第2のセグメント110内に配置されるFPC120には、撓みつつ押し出されて形成された弛み部128が形成されている。かかる弛み部128の形状は、第1のセグメント130及び第2のセグメント110の曲げ伸ばし動作に伴って変化する。また、弛み部128は、第1のセグメント130及び第2のセグメント110の回動範囲の全領域において、弛んだ状態で維持される。ただし、第1のセグメント130及び第2のセグメント110の曲げ伸ばしに伴って、弛み部128の弛み度合いは変化する。
図6〜図8は、第1のセグメント130及び第2のセグメント110の曲げ伸ばし動作に伴う、FPC120の弛み部128の押出方向について説明するための図である。図6は、第2のセグメント110に対する第1のセグメント130の回動範囲を示す模式図であり、図7は、第1のセグメント130及び第2のセグメント110を伸ばした状態を示す断面図である。また、図8は、第1のセグメント130及び第2のセグメント110を曲げ伸ばししている様子を示す模式図である。なお、図6〜図8では、2つの第1のセグメント130の間に第2のセグメント110が連結された例が示されている。
本実施形態にかかる電子機器100では、図7に示すように、第1のセグメント130の基板配設開口部144に、第1のセグメント130から導出されるFPC120を筐体114側にガイドする支持部150が設けられている。そのため、第1のセグメント130及び第2のセグメント110を伸ばした状態では、第2のセグメント110内で形成されるFPC120の弛み部128の押出方向が表側に維持される。
また、本実施形態にかかる電子機器100は、図6に示すように、電子機器100の表側及び裏側のいずれの方向にも突き出るように第1のセグメント130及び第2のセグメント110が曲げ伸ばし可能になっている。本実施形態にかかる電子機器100は、腕時計のバンドとして利用されるものであり、第1のセグメント130及び第2のセグメント110が伸びた状態を基準としたときに、電子機器100の表側が突き出るように第1のセグメント130を回動させる場合の回動範囲(角度β)が、電子機器100の裏側が突き出るように第1のセグメント130を回動させる場合の回動範囲(角度α)よりも大きくなっている。なお、第1のセグメント130及び第2のセグメント110を伸ばした状態において、FPC120の弛み部128は線対称になっている。
第1のセグメント130及び第2のセグメント110の曲げ伸ばし動作に伴い、第1のセグメント130が回転軸190を中心に第2のセグメント110に対して回動するため、第1のセグメント130からのFPC120の導出位置が変化する。具体的には、第1のセグメント130及び第2のセグメント110の曲げ伸ばし動作に伴って、第1のセグメント130からのFPC120の導出位置と、第2のセグメント110の筐体114の内面との距離が変化する。したがって、第1のセグメント130及び第2のセグメント110を曲げたときに、弛み部128が第2のセグメント110の筐体114の内面に押し付けられ、弛み部128の弛み形状が変化する。特に、本実施形態にかかる電子機器100では、極薄のFPC120が用いられているために、第1のセグメント130及び第2のセグメント110の曲げ伸ばし動作に応じて、FPC120が柔軟に追従する。
このとき、FPC120の弛み部128の押出方向を一定方向に維持するための支持部が設けられていないと、図9に示すように、第1のセグメント130及び第2のセグメント110を伸ばしたときに、弛み部128の押出方向が反転するおそれがある。特に、極薄のFPC120が用いられている場合には、剛性が低いために、弛み部128の押出方向がより反転しやすい。
これに対して、第1のセグメント130のカバー132に支持部150が設けられていると、第1のセグメント130及び第2のセグメント110の曲げ伸ばし動作にかかわらず、第2のセグメント110内では、FPC120の弛み部128の押出方向が表側に維持される。したがって、第1のセグメント130及び第2のセグメント110の曲げ伸ばし動作によって、FPC120の弛み部128の押出方向の反転が防止される。これにより、第1のセグメント130及び第2のセグメント110の曲げ伸ばし動作による異音や、FPC120を繰り返し曲げ伸ばしすることによるFPC120の損傷を防ぐことができる。
このとき、図8に示すように、第1のセグメント130及び第2のセグメント110を伸ばした状態で、FPC120の弛み部128が筐体114の内面に押し付けられてもよい。すなわち、第1のセグメント130及び第2のセグメント110を伸ばした状態であっても、弛み部128の弛みの程度が十分に確保されていてもよい。これにより、弛み部128の頂点と第2のセグメント110の筐体114の内面とが擦れることによるFPC120の損傷を抑制することができる。
具体的に、第1のセグメント130及び第2のセグメント110の曲げ伸ばし動作に伴って、弛み部128の頂点の位置は変化し得る。そのため、曲げ伸ばし動作の途中からFPC120の弛み部128が筐体114の内面に接触する場合、弛み部128と筐体114との接点でFPC120が擦れ、FPC120が損傷するおそれがある。しかしながら、第1のセグメント130及び第2のセグメント110を伸ばした状態から、弛み部128が筐体114の内面に押し付けられていれば、電子機器100の表側が突き出るように第1のセグメント130及び第2のセグメント110を曲げたときに、FPC120の弛み部128は、筐体114の内面にさらに押し付けられるようになる。
したがって、弛み部128を、筐体114の収容部114aの内面の形状に這わせることができ、第1のセグメント130及び第2のセグメント110の曲げ伸ばし動作に伴って、弛み部128の頂点の位置が変化するのではなく、弛み部128と筐体114の内面との接触面積が増減するようになる。したがって、弛み部128の頂点と第2のセグメント110の筐体114の内面とが擦れることによるFPC120の損傷を抑制することができる。
また、本実施形態にかかる電子機器100では、第2のセグメント110の筐体114の内面のうち、FPC120と接触し得る位置に、低摩擦層192が設けられている。したがって、弛み部128と筐体114の内面とが接触した状態で位置ずれを生じた場合であっても、FPC120に擦れ傷が付着することを防ぐことができる。
また、本実施形態にかかる電子機器100においては、第1のセグメント130からFPC120が導出される基板配設開口部144内に配置された緩衝部材182及び接着シートにより、基板配設開口部144の出口のエッジからFPC120が離間させられている。したがって、第1のセグメント130及び第2のセグメント110の曲げ伸ばし動作に伴って、FPC120の弛み部128の弛み形状が変化した場合であっても、第1のセグメント130とFPC120との接触による損傷を防ぐことができる。
(2−5.支持部の変形例)
本実施形態にかかる電子機器100において、FPC120の弛み部128の押出方向を一定方向に維持するための支持部150は、種々の変形が可能である。以下、支持部の2つの変形例について説明する。なお、支持部は、以下に例示する変形例以外の構成を有していてもよい。
(2−5−1.第1の変形例)
図10は、第1の変形例にかかる支持部150Aを示す。第1の変形例において、支持部150Aは、カバー132の張出部133を、FPC120側に向かって湾曲させるのではなく、張出部133の端部をFPC120側に向けて立ち上げることにより形成されている。かかる支持部150Aによっても、第1のセグメント130から導出されるFPC120を所定方向にガイドすることができる。第1の変形例にかかる支持部150Aを採用する場合、例えば緩衝部材182の厚さを厚くしてもよい。これにより、FPC120と支持部150Aとの接触位置において、傷や打痕が生じるおそれを低減することができる。
なお、カバー132からFPC120側に立ち上げられて形成される支持部150Aの形成位置は、カバー132の端部に限られない。カバー132の端部から、第1のセグメント130の内部の方向に後退した位置から支持部150Aが立ち上げられていてもよい。また、FPC120側に立ち上げられて形成される支持部150Aは、カバー132の一部でなくてもよく、例えば、緩衝部材182あるいは接着シートの厚さを厚くしたり、緩衝部材182あるいは接着シートを部分的に複数層に積層したりして、FPC120側に迫り出して形成されてもよい、
(2−5−2.第2の変形例)
図11は、第2の変形例にかかる支持部150Bを示す。第2の変形例では、支持部150Bは、第2のセグメント110のカバー112に設けられている。本実施形態にかかる電子機器100では、第2のセグメント110のカバー112は裏側から取り付けられ、カバー112の内面に設けられた支持部150Bが、FPC120の裏面側に配置される。かかる支持部150Bは、カバー112からFPC120側に立ち上げられ、先端(図示の下端)が、FPC120の弛み部128の撓みの内側に位置する。支持部150Bの先端は、第1のセグメント130及び第2のセグメント110を伸ばした状態において、第1のセグメント130から導出されるFPC120の位置よりも表側(図示の下側)に位置する。したがって、第1のセグメント130及び第2のセグメント110の曲げ伸ばし動作に伴って、FPC120の弛み部128の押出方向が反転することを防止することができる。
第2のセグメント110のカバー112に支持部150Bを設ける場合、第1のセグメント130のカバー132の端部に張出部を設けることを要しない。ただし、FPC120の変形に伴って、FPC120が第1のセグメント130のカバー132又は筺体134のエッジに接触して傷や打痕が付着することを防ぐために、緩衝部材182又は接着シート184をカバー132又は筺体134のエッジまで延在させてもよい。また、FPC120の弛み部128が支持部150Bに接触して傷や打痕が付着することを防ぐために、支持部150Bの先端面を弛み形状に対応する湾曲面としたり、支持部150Bの先端面に緩衝部材を貼付したりしてもよい。
(2−6.防水機能)
以下、図12〜図15を参照して、第1のセグメント130の防水機能について、詳細に説明する。図12は、本実施形態にかかる電子機器100の第1のセグメント130内に配設されるFPC120上における第1の接着部材164及び第2の接着部材162の配置位置を示す。図13は、図12中のXX断面の矢視図である。
第1の接着部材164及び第2の接着部材162は、FPC120の枠部121の全周に亘って、継ぎ目が無いように配設されている。これにより、第1の接着部材164及び第2の接着部材162は、FPC120の枠部121に対して面接触の状態で隙間なく貼付される。また、図示しないが、第2の接着部材162と防水カバー176、及び、第1の接着部材164と筐体134に対しても、同様に、第1の接着部材164及び第2の接着部材162が面接触の状態で隙間なく貼付される(図2を参照)。したがって、枠状の第1の接着部材164及び第2の接着部材162の接着位置の内側の領域は隙間なく封止され、防水空間が形成される。
これに対して、例えば図14に示すように、第1のセグメント130におけるFPC120の導入口となる腕部140において、2つに分割されたFPC120を挟み込むように第1の接着部材302及び第2の接着部材304を貼付しつつ封止しようとしたとする。この場合、腕部140において、第1の接着部材302及び第2の接着部材304を筐体134及びカバー132に対して隙間なく貼付できると仮定しても、図15に示すように、FPC120の幅方向の両側に隙間が生じる。そのため、電子部品やFPC120の端子部が配置される領域に水分が入り込むおそれがあり、防水機能を確保することが困難になる。
このように、本実施形態にかかる電子機器100では、第1のセグメント130の内部における、電子部品やFPC120の端子部等が配置される領域の防水機能が保障されている。これにより、防水空間内に存在する2次電池174やFPC120の端子部、コネクタ部124等に水分が付着することによるショートや漏電、腐食等を防ぐことができる。
<3.電子機器の接続構造>
次に、本実施形態にかかる電子機器100と、時計本体部20との接続構造について説明する。図16〜図20は、電子機器100と時計本体部20との接続構造を示す説明図である。図16は、電子機器100と時計本体部20との接続部分を、腕時計10の裏側から見た斜視図である。図17は、電子機器100の接続用コマ200を示す斜視図であり、図18は、接続用コマ200の分解斜視図である。また、図19は、接続用コマ200の断面を模式的に示す図であり、図20は、レバーピン230を用いた接続部品220を示す断面図である。
すでに述べたとおり、本実施形態にかかる電子機器100は、腕時計10のバンド部分として利用可能であり、任意の時計本体部20に対して接続されて使用される。電子機器100は、端部に接続部品220が取り付けられた接続用コマ200を備え、ユーザによって時計本体部20への脱着が可能になっている。複数のコマ102が連結されたバンド型の電子機器100が任意の製品に対して脱着可能であれば、電子機器100の携帯性や装着性に対する違和感が低減され、かつ、装着位置あるいは取付位置の選択範囲も広げられると考えられる。
接続用コマ200は、例えばステンレス鋼、チタン又は樹脂材料からなる中実の部材であり、接続用コマ200の幅方向の両側の面には、接続部品220が圧入される孔部202が形成されている(図19を参照)。また、接続用コマ200の裏側面には、幅方向に沿って形成された幅方向溝204が形成されている。幅方向溝204の底部は、孔部202に連通している。接続部品220は、孔部202に軽圧入され、孔部202の終端部に突き当てられている。接続部品220は、一端側が開口する筒状のシリンダ228と、シリンダ228内に挿入されてシリンダ228内を軸方向移動可能に保持されたレバーピン230と、シリンダ228の閉端面とレバーピン230の後端面との間に配設された圧縮ばね234とを備える。
レバーピン230は、圧縮ばね234によって軸方向に付勢された状態で、先端がシリンダ228から突出する。時計本体部20には、レバーピン230の先端が挿入され得る、図示しない係合孔が設けられており、接続用コマ200の幅方向の両側に突出するレバーピン230が時計本体部20の係合孔に係合されることにより、時計本体部20と電子機器100とが接続される。レバーピン230は、径方向外側に突出するレバー部224を有する。レバー部224は、シリンダ228に、軸方向に沿って設けられたスリット228a内に挿通される。シリンダ228のスリット228aは、接続用コマ200に設けられた幅方向溝204の底部に位置し、レバー部224は、幅方向溝204及びスリット228a内をスライド可能になっている。
レバー部224の先端(突出端)は、接続用コマ200の裏面から突出する。したがって、ユーザは、例えば親指と人指し指とで、二つのレバー部224を、幅方向の内側に向けて挟み込むことにより、圧縮ばね234の付勢力に抗して、レバーピン230をシリンダ228の内部方向に後退させることができる。レバーピン230の先端が、接続用コマ200の幅方向の両端面の位置の近傍まで後退した状態で、電子機器100は、時計本体部20に対して脱着可能になる。
図21は、接続用コマ200Aの変形例を示す。かかる接続用コマ200Aにおいて、接続部品220Aのシリンダ228に設けられたスリットは、軸方向スリット部228Aaと周方向スリット部228Abとを有する。また、接続用コマ200Aに設けられた幅方向溝204は、周方向スリット部228Abに対応して、幅方向溝204に直交する方向に延設されたレバー収容部206を有する。
変形例にかかる接続用コマ200Aにおいて、電子機器100と時計本体部20とを脱着する際に、2つのレバー部224を軸方向スリット部228Aaに沿って内側に移動させた後、周方向スリット部228Abに沿って周方向にスライドさせる。そうすると、接続部品220Aに備えられた圧縮ばね234の軸方向への付勢力によって、レバー部224が周方向スリット部228Ab内に係止され、ユーザが指を離してもレバーピン230を後退させた状態で保持することができる。これにより、例えば、2つのレバーピン230を、1つずつ順次時計本体部20に脱着させることができ、電子機器100と時計本体部20との脱着作業を容易なものとすることができる。
本実施形態にかかる電子機器100は、かかる接続構造を有することにより、複数のコマ102が連結されて構成されるバンド型の電子機器100に対して、任意に選択される時計本体部20を接続することができる。したがって、使用環境や用途、ユーザの気分等に応じて適宜の腕時計10の態様をとりつつ、見た目や装着状態の違和感が少ない電子機器100とすることができる。さらに、時計本体部20の代わりに、装飾品等の適宜の機能を有する任意の部品が接続されてもよく、電子機器100の装着位置あるいは取付位置の選択範囲を広げることができる。
以上説明した本実施形態にかかる電子機器100は、第2のセグメント110内において形成されるFPC120の弛み部128の押出方向を一定方向に維持するための支持部150を備える。したがって、複数のコマ102に亘ってFPC120が配設されているにもかかわらず、電子機器100の曲げ伸ばし動作に対して、FPC120を損傷させることなく弛み変形させて、追従させることができる。
また、本実施形態にかかる電子機器100は、第1のセグメント130及び第2のセグメント110を伸ばした状態から曲げた状態にかけて、FPC120の弛み部128が第2のセグメント110の内面に押し付けられている。したがって、FPC120の弛み部128と第2のセグメント110の内面との接触位置でFPC120が擦れて、FPC120に傷が付着することを防ぐことができる。
また、本実施形態にかかる電子機器100は、第2のセグメント110の内面のうち、FPC120の弛み部128が接触する位置に低摩擦層192を備えている。したがって、電子機器100の曲げ伸ばし動作に伴って、FPC120と第2のセグメント110の内面との接触位置がずれた場合であっても、FPC120に擦れ傷が付着することを防ぐことができる。
また、本実施形態にかかる電子機器100は、第1のセグメント130からのFPC120の導出口となる基板配設開口部144のエッジからFPC120を離間させるための接着シート184及び緩衝部材182を備えている。したがって、FPC120の弛み部128の弛み形状が変化する場合に、FPC120が基板配設開口部144のエッジに接触することによる傷や打痕の付着を防ぐことができる。
また、本実施形態にかかる電子機器100は、FPC120に対して電気的に接続される電子部品が収容される第1のセグメント130内においては、FPC120が移動しないように固定されている。そして、電子機器100の曲げ伸ばし動作に伴うFPC120の配設長さの変化が、第2のセグメント110内の弛み部128により吸収される。したがって、第1のセグメント130内において、電子部品や導電部分が保持される防水空間の防水機能が保障される。
さらに、本実施形態にかかる電子機器100は、端部に連結された接続用コマ200を介して、任意に選択される時計本体部20や装飾品等に脱着可能になっている。したがって、使用環境や用途、ユーザの気分等に応じて適宜の態様をとりつつ、見た目や装着状態の違和感が少ない電子機器100とすることができる。さらに、電子機器100が任意の製品に対して脱着可能であれば、電子機器100の装着位置あるいは取付位置の選択範囲を広げることができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示にかかる技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)互いに回動自在に連結された第1のセグメント及び第2のセグメントと、前記第1のセグメント及び前記第2のセグメントの内部を前記第1のセグメント及び前記第2のセグメントに亘って配設されたフレキシブル回路基板と、前記第2のセグメント内において前記フレキシブル回路基板が撓みつつ押し出されて形成された弛み部と、前記弛み部の押出方向を一定方向に維持するための支持部と、を備える、電子機器。
(2)前記フレキシブル回路基板は、前記第1のセグメントに固定され、前記第2のセグメント内で前記弛み部の形状が、前記第1のセグメント及び前記第2のセグメントの曲げ伸ばし動作に伴って変化する、前記(1)に記載の電子機器。
(3)前記第1のセグメント及び前記第2のセグメントの回動範囲では、前記弛み部が弛んだ状態で維持される、前記(1)又は(2)に記載の電子機器。
(4)前記第1のセグメントは、前記第2のセグメント側の端部に腕部を有し、前記腕部の少なくとも一部が前記第2のセグメントに設けられた挿入開口部内に配置される、前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の電子機器。
(5)前記第1のセグメントは、前記第2のセグメント側の端部に、前記フレキシブル回路基板を通過させる基板配設開口部を備え、前記支持部は、前記基板配設開口部の内面のうち、前記弛み部の押出方向とは反対側に位置する内面の一部を前記押出方向に迫り出して形成される、前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の電子機器。
(6)前記第1のセグメントが、筐体及びカバーを備え、前記筐体に前記カバーが取り付けられることにより前記基板配設開口部が形成される、前記(5)に記載の電子機器。
(7)前記支持部が形成される前記基板配設開口部の内面が、前記基板配設開口部の内面のうち、前記弛み部の押出方向側に位置する内面のエッジよりも外側に張り出した張出部を有し、前記支持部が前記張出部に形成される、前記(5)又は(6)に記載の電子機器。
(8)前記フレキシブル回路基板の少なくとも一方の面が、接着層により前記基板配設開口部の内面に固定される、前記(5)〜(7)のいずれか1項に記載の電子機器。
(9)前記フレキシブル回路基板と前記基板配設開口部の内面との間に、前記フレキシブル回路基板を前記基板配設開口部のエッジから離間させる緩衝部材を備える、前記(5)〜(8)のいずれか1項に記載の電子機器。
(10)前記緩衝部材が、前記フレキシブル回路基板を前記基板配設開口部の内面に固定する接着シートである、請求項9に記載の電子機器。
(11)前記支持部は、前記フレキシブル回路基板における、前記弛み部の押出方向とは反対側に備えられた前記緩衝部材を、前記押出方向に迫り出して形成される、前記(9)又は(10)に記載の電子機器。
(12)前記第1のセグメント及び前記第2のセグメントの回動範囲の少なくとも一部において、前記弛み部が、前記第2のセグメントの内面に当接する、前記(1)〜(11)のいずれか1項に記載の電子機器。
(13)前記第1のセグメント及び前記第2のセグメントを伸ばした状態において、前記弛み部が、前記第2のセグメントの内面に当接する、前記(12)に記載の電子機器。
(14)前記第2のセグメントの内面のうち、前記弛み部の押出方向に位置する内面であって、少なくとも前記弛み部が接触する位置に、前記第2のセグメントの内面の摩擦係数よりも小さい摩擦係数を有する低摩擦層を備える、前記(1)〜(13)のいずれか1項に記載の電子機器。
(15)前記第1のセグメントは、電子部品が収容される収容部を備え、前記収容部は防水空間とされる、前記(1)〜(14)に記載の電子機器。
(16)前記第1のセグメントは、前記収容部を有する筐体とカバーとを備え、前記第1のセグメント内に位置する前記フレキシブル回路基板は、前記電子部品と電気的に接続される端子部を有し、前記端子部が設けられた領域の周囲を囲んで配置された接着部材により、前記フレキシブル回路基板の両面を、前記筐体、前記カバー又は防水シートに固定することにより、前記防水空間が形成される、前記(15)に記載の電子機器。
(17)前記第1のセグメント内に位置する前記フレキシブル回路基板は、枠部と、前記枠部の一部に接続され前記端子部が設けられた電気接続部とを含み、前記枠部に前記接着部材が配置される、前記(16)に記載の電子機器。
(18)前記フレキシブル回路基板の前記枠部の前記筐体側の面は、前記接着部材により前記筐体の前記収容部の縁部に固定され、前記枠部の前記カバー側の面は、前記接着部材により防水カバーに固定され、前記接着部材、前記防水カバー及び前記収容部により囲まれた領域が前記防水空間とされる、前記(16)又は(17)に記載の電子機器。
(19)前記第2のセグメントの両端に、それぞれ前記第1のセグメントが連結され、前記フレキシブル回路基板は、一方の前記第1のセグメントから、前記第2のセグメント及び他方の前記第1のセグメントに亘って配設される、前記(1)〜(18)のいずれか1項に記載の電子機器。
(20)前記電子機器が、腕又は足に巻き付けられて装着される機器であり、前記弛み部の押出方向が、前記電子機器の装着時に表側に位置する方向である、前記(1)〜(19)のいずれか1項に記載の電子機器。
10 腕時計
20 時計本体部
100 電子機器
102 コマ(セグメント)
110 第2のセグメント
112 カバー
114 筐体
120 フレキシブル回路基板(FPC)
121 枠部
128 弛み部
130 第1のセグメント
132 カバー
134 筐体
140 腕部
144 基板配設開口部
150 支持部
162 第2の接着部材
164 第1の接着部材
176 防水カバー
182 緩衝部材
184 接着シート
200 接続用コマ
220 接続部品
230 レバーピン

Claims (20)

  1. 互いに回動自在に連結された第1のセグメント及び第2のセグメントと、
    前記第1のセグメント及び前記第2のセグメントの内部に前記第1のセグメント及び前記第2のセグメントに亘って配設されたフレキシブル回路基板と、
    前記第2のセグメント内において前記フレキシブル回路基板が撓みつつ押し出されて形成された弛み部と、
    前記弛み部の押出方向を一定方向に維持するための支持部と、
    を備える、電子機器。
  2. 前記フレキシブル回路基板は、前記第1のセグメントに固定され、
    前記第2のセグメント内で前記弛み部の形状が、前記第1のセグメント及び前記第2のセグメントの曲げ伸ばし動作に伴って変化する、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1のセグメント及び前記第2のセグメントの回動範囲では、前記弛み部が弛んだ状態で維持される、請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記第1のセグメントは、前記第2のセグメント側の端部に腕部を有し、前記腕部の少なくとも一部が前記第2のセグメントに設けられた挿入開口部内に配置される、請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記第1のセグメントは、前記第2のセグメント側の端部に、前記フレキシブル回路基板を通過させる基板配設開口部を備え、
    前記支持部は、前記基板配設開口部の内面のうち、前記弛み部の押出方向とは反対側に位置する内面の一部を前記押出方向に迫り出して形成される、請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記第1のセグメントが、筐体及びカバーを備え、前記筐体に前記カバーが取り付けられることにより前記基板配設開口部が形成される、請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記支持部が形成される前記基板配設開口部の内面が、前記基板配設開口部の内面のうち、前記弛み部の押出方向側に位置する内面のエッジよりも外側に張り出した張出部を有し、前記支持部が前記張出部に形成される、請求項5に記載の電子機器。
  8. 前記フレキシブル回路基板の少なくとも一方の面が、接着層により前記基板配設開口部の内面に固定される、請求項5に記載の電子機器。
  9. 前記フレキシブル回路基板と前記基板配設開口部の内面との間に、前記フレキシブル回路基板を前記基板配設開口部のエッジから離間させる緩衝部材を備える、請求項5に記載の電子機器。
  10. 前記緩衝部材が、前記フレキシブル回路基板を前記基板配設開口部の内面に固定する接着シートである、請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記支持部は、前記フレキシブル回路基板における、前記弛み部の押出方向とは反対側に備えられた前記緩衝部材を、前記押出方向に迫り出して形成される、請求項9に記載の電子機器。
  12. 前記第1のセグメント及び前記第2のセグメントの回動範囲の少なくとも一部において、前記弛み部が、前記第2のセグメントの内面に当接する、請求項1に記載の電子機器。
  13. 前記第1のセグメント及び前記第2のセグメントを伸ばした状態において、前記弛み部が、前記第2のセグメントの内面に当接する、請求項12に記載の電子機器。
  14. 前記第2のセグメントの内面のうち、前記弛み部の押出方向に位置する内面であって、少なくとも前記弛み部が接触する位置に、前記第2のセグメントの内面の摩擦係数よりも小さい摩擦係数を有する低摩擦層を備える、請求項1に記載の電子機器。
  15. 前記第1のセグメントは、電子部品が収容される収容部を備え、前記収容部は防水空間とされる、請求項1に記載の電子機器。
  16. 前記第1のセグメントは、前記収容部を有する筐体とカバーとを備え、
    前記第1のセグメント内に位置する前記フレキシブル回路基板は、前記電子部品と電気的に接続される端子部を有し、
    前記端子部が設けられた領域の周囲を囲んで配置された接着部材により、前記フレキシブル回路基板の両面を、前記筐体、前記カバー又は防水シートに固定することにより、前記防水空間が形成される、請求項15に記載の電子機器。
  17. 前記第1のセグメント内に位置する前記フレキシブル回路基板は、枠部と、前記枠部の一部に接続され前記端子部が設けられた電気接続部とを含み、前記枠部に前記接着部材が配置される、請求項16に記載の電子機器。
  18. 前記フレキシブル回路基板の前記枠部の前記筐体側の面は、前記接着部材により前記筐体の前記収容部の縁部に固定され、前記枠部の前記カバー側の面は、前記接着部材により防水カバーに固定され、前記接着部材、前記防水カバー及び前記収容部により囲まれた領域が前記防水空間とされる、請求項17に記載の電子機器。
  19. 前記第2のセグメントの両端に、それぞれ前記第1のセグメントが連結され、前記フレキシブル回路基板は、一方の前記第1のセグメントから、前記第2のセグメント及び他方の前記第1のセグメントに亘って配設される、請求項1に記載の電子機器。
  20. 前記電子機器が、腕又は足に巻き付けられて装着される機器であり、前記弛み部の押出方向が、前記電子機器の装着時に表側に位置する方向である、請求項1に記載の電子機器。
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