JP2017073217A - コネクタ - Google Patents

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康弘 工藤
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Abstract

【課題】電線が挿通されているコネクタが電線に対して電線の延伸方向に相対移動することを規制しつつコネクタの解体を容易にすること。
【解決手段】シールドコネクタ1は、電線Wの外周に固定されている固定部材10と、電線Wが挿通されているハウジング11と、ハウジング11に組み付けられているフロントリテーナであって、ハウジング11と当該フロントリテーナとによって固定部材10を電線Wの延伸方向の両側から挟んでいるフロントリテーナと、フロントリテーナがハウジング11に組み付けられている状態でハウジング11とフロントリテーナ13とをロック解除可能な形態でロックしているロック機構(ロックアーム、係合突起)と、を備える。
【選択図】図4

Description

本明細書で開示される技術は、コネクタに関する。
従来、電線が挿通されているコネクタにおいて、コネクタが電線に対して電線の延伸方向に相対移動することが規制されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、特許文献1に記載の電線保持構造(コネクタに相当)は、第1部材と第2部材とからなる電線ホルダと筒状のシールドケースとを備えており、第1部材と第2部材とによって電線が挟まれることによって電線ホルダに電線が挿通されている。そして、特許文献1に記載の電線保持構造ではその状態で電線ホルダがシールドケースの内側に圧入されることによって電線ホルダが電線に固定される。これにより電線ホルダが電線に対して電線の延伸方向に相対移動することが規制されている。
特開2014−3033号公報
ところで、コネクタはメンテナンスのために解体したい場合がある。しかしながら、上述した特許文献1に記載の電線保持構造によると、電線ホルダがシールドケースに圧入されているのでシールドケースを取り外すことが困難であり、容易に解体することができないという問題がある。
本明細書では、電線が挿通されているコネクタが電線に対して電線の延伸方向に相対移動することを規制しつつコネクタの解体を容易にする技術を開示する。
本明細書で開示するコネクタは、電線の外周に固定されている固定部材と、前記電線が挿通されているハウジングと、前記ハウジングに組み付けられている移動規制部材であって、前記ハウジングと当該移動規制部材とによって前記固定部材を前記電線の延伸方向の両側から挟んでいる移動規制部材と、前記移動規制部材が前記ハウジングに組み付けられている状態で前記ハウジングと前記移動規制部材とをロック解除可能な形態でロックしているロック機構と、を備える。
上記のコネクタによると、電線に固定されている固定部材がハウジングと移動規制部材とによって電線の延伸方向の両側から挟まれているので、コネクタが電線に対して電線の延伸方向に相対移動することを規制することができる。そして、上記のコネクタによると、ハウジングと移動規制部材とがロック解除可能な形態でロックされているので、メンテナンスの際にはロックを解除することによってハウジングと移動規制部材とを容易に解体することができる。
よって上記のコネクタによると、電線が挿通されているコネクタが電線に対して電線の延伸方向に相対移動することを規制しつつ、メンテナンスの際にはコネクタを容易に解体することができる。
また、前記電線に接続されており、平板状の接点部を有する端子金具と、前記固定部材から前記電線の径方向外側に張り出している張出部と、前記ハウジング又は前記移動規制部材に設けられている一対の回転規制部であって、前記張出部を挟んで前記電線の周方向の両側に設けられており、前記電線が前記ハウジングに対して前記電線の周方向に回転しようとすると前記張出部に当接して前記電線の回転を規制する一対の回転規制部と、を備えてもよい。
電線に平板状の接点部を有する端子金具が接続されている場合、コネクタに対して電線が周方向に回転してしまうと接点部の板面が向く方向が変わってしまい、端子金具を機器に固定する際に作業者が接点部の向きを直さなければならないなどの不都合が生じる。上記のコネクタによると、電線の回転が規制されるので、そのような不都合を抑制できる。
また、前記固定部材は前記電線にかしめ固定されている金属部材であってもよい。
上記のコネクタによると、固定部材を電線に効率よく固定することができる。
本明細書で開示するコネクタによれば、電線が挿通されているコネクタが電線に対して電線の延伸方向に相対移動することを規制しつつコネクタの解体を容易にすることができる。
実施形態に係るコネクタの斜視図 コネクタの分解斜視図 コネクタの図5に示すA−A線の断面図 嵌合部を前側から見た正面図 コネクタの図4に示すB−B線の断面図
<実施形態>
実施形態を図1ないし図5に基づいて説明する。以降の説明において上下方向および前後方向とは図4に示す上下方向および前後方向を基準とし、左右方向とは図5に示す左右方向を基準とする。
先ず、図1を参照して、本実施形態に係るシールドコネクタ1(コネクタの一例)の概略について説明する。シールドコネクタ1は電気自動車やハイブリッド自動車などの車両に搭載されているインバータと3相モータとを接続する3本の電線W(w1、w2及びw3)が挿通されているものであり、インバータあるいは3相モータを収容する金属製のケースに設けられている嵌合穴に嵌合部22が嵌合されることによって当該ケースに取り付けられる。そして、各電線Wに接続されている端子金具18がインバータあるいは3相モータに接続されることによってインバータと3相モータとが接続される。
(1)シールドコネクタの構成
図2に示すように、シールドコネクタ1は各電線Wに固定されている3つの固定部材10、電線Wが挿通される樹脂製のハウジング11、シールリング12、ハウジング11に前側から組み付けられるフロントリテーナ13(移動規制部材の一例)、ハウジング11の内周面と電線Wとの間を水密にシールする3つのゴム栓14、ゴム栓14を抜け止めするバックリテーナ15、金属製のシールドブラケット16、図示しない編組線をシールドブラケット16にかしめ固定するかしめリング17などを備えている。
図1に示すように、各電線Wの一端には端子金具18が接続されている。端子金具18は導電性の金属平板を母材として打ち抜き加工や曲げ加工などを施すことで形成されたものであり、機器(インバータあるいは3相モータ)に接続される接点部18Aと、電線Wの芯線を端子金具18に圧着するバレル部18Bとを備えている。接点部18Aは平板状に形成されており、端子金具18を機器に接続するためのボルトが挿通されるボルト挿通穴18Cが板厚方向に貫通している。
図2に示すように、固定部材10はある程度の厚み(例えば2mm)を有する長板状の金属部材を電線Wの外周にかしめ固定したものであり、端子金具18から電線Wの他端側に少し離間した位置に固定されている。
図3に示すように、各固定部材10には電線Wの径方向外側に張り出す2つの張出部19が電線Wを挟んで互いに逆側に設けられている。これらの張出部19は前述した長板状の金属部材を折り曲げることによって形成されたものである。なお、張出部19は前述した長板状の金属部材を電線Wにかしめる前に予め形成されてもよいし、張出部19が形成されていない金属部材を電線Wにかしめる際に金属部材を折り曲げながらかしめることによって形成されてもよい。
図2に示すように、ハウジング11は大まかには左右方向に横長な筒状に形成されており、外周にフランジ21が周設されている。また、図4に示すように、ハウジング11の内部は隔壁23によって前後に区画されている。
ハウジング11においてフランジ21より前方部分は嵌合部22を構成している。嵌合部22の外周面には全周に亘って凹む溝22A(図2参照)が形成されており、嵌合部22の外周面と機器のケースに設けられている嵌合穴の内周面との間を水密にシールする合成樹脂製のシールリング12が溝22Aに嵌着されている。
図3に示すように、嵌合部22は前側から見て2つの直線と2つの半円とからなる所謂レーストラック形状をなしており、2つの壁部24(24A、24B)によって内部が左右方向に3つの空間40(40A、40B、40C)に区画されている。そして、ハウジング11を前後に区画している隔壁23には電線Wが個別に挿通される電線挿通口25が3つの空間40毎に設けられている。
電線挿通口25の直径はその電線挿通口25に挿通されている電線Wに固定されている固定部材10の一方の張出部19の先端から他方の張出部19の先端までの間隔より狭くなっている。このため固定部材10は電線挿通口25を通り抜けることはできない。
また、図3に示すように、左側の壁部24Aの右側を向く面には電線Wの回転を規制するための一対の回転規制部26が上下方向の概ね中央に設けられている。各回転規制部26はそれぞれ板状に形成されており、板面が上下方向を向く姿勢で互いに平行に右側に延びている。同様に、右側の壁部24Bにも左側に向かって延びる一対の回転規制部26が設けられている。そして、中央の電線W2に固定されている固定部材10の2つの張出部19がそれぞれ一対の回転規制部26の間に位置している。すなわち、一対の回転規制部26は張出部19を挟んで電線Wの周方向の両側に設けられている。
また、ハウジング11の左側の内周面にも右側に向かって延びる一対の回転規制部26が設けられており、左側の電線W1に固定されている固定部材10の張出部19が当該一対の回転規制部26の間に位置している。同様に、ハウジング11の右側の内周面にも左側に向かって延びる一対の回転規制部26が設けられており、右側の電線W3に固定されている固定部材10の張出部19が当該一対の回転規制部26の間に位置している。
図2に示すように、ハウジング11においてフランジ21より後方部分は前後方向に円筒状に延びる3つの円筒部27を左右方向に並列に並べて隣り合う円筒部27を互いに連結した構成とされている。図4に示すように、各円筒部27の内側には電線Wが通されたゴム栓14が収容されている。ゴム栓14は電線Wとハウジング11との間を止水するためのものである。各円筒部27は後端部における内部空間が互いに連通する形態とされており、これらの内部空間が一体に構成されることでバックリテーナ15が収容されるリテーナ装着凹部28が形成されている。
バックリテーナ15はゴム栓14を抜け止めするためのものである。バックリテーナ15において各円筒部27と対応する外周面にはそれぞれ抜止突起15Aが上下に設けられている。一方、リテーナ装着凹部28の内周面には抜止突起15Aが内側から嵌り込んで前後方向に係止する抜止孔27Aが上下に設けられている。これによりバックリテーナ15がリテーナ装着凹部28に装着された状態に保持され、ゴム栓14が抜け止めされる。
図2に示すように、フロントリテーナ13はリテーナ本体部13A、及び、3つの電線抑え部13Bを有している。リテーナ本体部13Aは前側から見て略レーストラック形状をなす板状の部材であり、下から上に向かってU字状に凹む3つの凹部13Cが左右方向に互いに離間して形成されている。これら3つの凹部13Cにはそれぞれハウジング11に挿通されている電線Wが嵌る。
電線抑え部13Bはリテーナ本体部13Aの後側の面に設けられており、U字状の凹部13Cの上側の縁部から後側に向かって断面円弧状に延びている。図4に示すように、電線抑え部13Bは後端部の下面が概ね固定部材10の厚み分だけ凹むことによって段差29が形成されており、その段差29に固定部材10が嵌っている。
また、図5に示すように、リテーナ本体部13Aの後側を向く面には隣り合う電線抑え部13Bの間から後方に棒状に延びる弾性変形可能な二つのロックアーム13D及び13Eが一体に形成されている。左側のロックアーム13Dは壁部24Aよりも左側となる位置に形成されており、右側のロックアーム13Eは壁部24Bよりも右側となる位置に形成されている。各ロックアームの先端側には係合穴13Fが形成されている。
一方、壁部24A及び壁部24Bには係合突起24Cが形成されており、フロントリテーナ13がハウジング11に組み付けられると係合突起24Cがそれぞれロックアーム13D、13Eの係合穴13Fに嵌る。これによりフロントリテーナ13がハウジング11に組み付けられた状態でハウジング11とフロントリテーナ13とがロックされる。ロックアーム13D、13E、及び、係合突起24Cはロック機構の一例である。
また、図3及び図5に示すように、ハウジング11の内部を前後に区画している隔壁23には各ロックアーム13D、13Eの後方となる位置にそれぞれ開口30が形成されている。作業者は後方から開口30に治具を挿入して係合穴13Fと係合突起24Cとの係合を外すことにより、ハウジング11とフロントリテーナ13とのロックを解除することができる。すなわち、ハウジング11とフロントリテーナ13とはロック解除可能な形態でロックされている。
図2に示すように、シールドブラケット16は筒状に形成されているブラケット筒状部16Aと、シールドブラケット16を機器に取り付けるためのブラケット取付部16Bとを備えている。シールドブラケット16はハウジング11の後方部分(すなわち3つの円筒部27)を一括して覆う金属製の部材であり、本実施形態ではアルミダイキャストによって製造されている。
ブラケット取付部16Bにはボルト挿通穴16Cが形成されており、そのボルト挿通穴16Cにボルトが挿通されて機器のケースに締結されることによってシールドブラケット16がケースに固定される。これによりシールドコネクタ1の脱落が防止されるとともに、シールドブラケット16とケースとが電気的に接続されてシールド経路が確保される。
かしめリング17はブラケット筒状部16Aの外周面に図示しない略筒状の編組線をかしめ固定するためのものである。図示しない編組線は3つの電線Wを一括して包囲するものであり、端部がブラケット筒状部16Aに被せられる。そして、編組線がブラケット筒状部16Aに被せられている状態で編組線の上からかしめリング17が圧入されることによって編組線がブラケット筒状部16Aに固定される。
(2)シールドコネクタの作用
先ず、図4を参照して、シールドコネクタ1が電線Wに対して電線Wの延伸方向に相対移動することを規制する作用について説明する。固定部材10はハウジング11の内側で電線抑え部13Bの段差29に嵌っているため、シールドコネクタ1が電線Wに対して後側に移動しようとすると、電線抑え部13Bが固定部材10に前側から当接して移動が規制される。一方、シールドコネクタ1が電線Wに対して前側に移動すると、ハウジング11の内部を前後に区画している隔壁23が固定部材10に後側から当接して移動が規制される。
すなわち、シールドコネクタ1は、電線Wに固定されている固定部材10をハウジング11とフロントリテーナ13とによって電線Wの延伸方向の両側から挟むことにより、電線Wに対して電線Wの延伸方向に相対移動することが規制されている。
次に、図3を参照して、電線Wがシールドコネクタ1に対して電線Wの周方向に回転することを規制する作用について説明する。前述したように中央の電線W2は固定部材10の2つの張出部19がそれぞれ一対の回転規制部26の間に位置している。このため電線W2が周方向に回転しようとすると固定部材10の張出部19が回転規制部26に当接し、電線Wの回転が規制される。電線W1及び電線W3についても同様であり、張出部19が回転規制部26に当接することによって回転が規制される。
(3)実施形態の効果
以上説明した実施形態1に係るシールドコネクタ1によると、電線Wに固定されている固定部材10がハウジング11とフロントリテーナ13とによって電線Wの延伸方向の両側から挟まれているので、シールドコネクタ1が電線Wに対して電線Wの延伸方向に相対移動することを規制することができる。そして、シールドコネクタ1によると、ハウジング11とフロントリテーナ13とがロック解除可能な形態でロックされているので、メンテナンスの際にはロックを解除することによってハウジング11とフロントリテーナ13とを容易に解体することができる。
よってシールドコネクタ1によると、電線Wが挿通されているシールドコネクタ1が電線Wに対して電線Wの延伸方向に相対移動することを規制しつつ、メンテナンスの際にはシールドコネクタ1を容易に解体することができる。
更に、シールドコネクタ1によると、電線Wがシールドコネクタ1に対して電線Wの周方向に回転しようとすると固定部材10の張出部19が回転規制部26に当接して回転が規制される。電線Wに平板状の接点部18Aを有する端子金具18が接続されている場合、電線Wがシールドコネクタ1に対して電線Wの周方向に回転してしまうと接点部18Aの板面が向く方向が変わってしまい、端子金具18を機器に固定する際に作業者が接点部18Aの向きを直さなければならないなどの不都合が生じる。シールドコネクタ1によると、電線Wの回転が規制されるので、そのような不都合を抑制できる。
更に、シールドコネクタ1によると、固定部材10は電線Wにかしめ固定されている金属部材である。例えば固定部材10を樹脂で形成し、その固定部材10を接着剤によって電線Wに固定したとすると、接着剤を塗布する時間や接着剤が乾く時間などが必要であるので効率が悪い。また、例えば固定部材10が金属部材であったとしても、固定部材10を電線Wに取り付けた後に両端をボルトとナットとによって締結したとすると、締結に時間を要するので効率が悪い。これに対し、金属部材をかしめ固定する場合は取り付けと固定とを同時に行うことができるので固定部材10を電線Wに効率よく固定することができる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書によって開示される技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では電線抑え部13Bが固定部材10に当接している状態のとき隔壁23は固定部材10に当接していないのでシールドコネクタ1が電線Wに対して前側に僅かに移動することが許容されているが、隔壁23を固定部材10に密着させることにより、あるいは固定部材10に後側から密着する凸部を隔壁23より前側に設けることにより、シールドコネクタ1が電線Wに対して電線Wの延伸方向に全く移動できないようにしてもよい。
(2)上記実施形態ではハウジング11に一体に設けられている隔壁23が固定部材10に当接する場合を例に説明したが、ハウジング11とは別に形成された部材をハウジング11に固定し、その固定した部材が固定部材10に当接する構成であってもよい。すなわち、ハウジング11が固定部材10に当接するとは、ハウジング11が直接当接する構成であってもよいし、ハウジング11に固定されている別の部材が当接する構成であってもよい。フロントリテーナ13についても同様である。
(3)上記実施形態では回転規制部26がハウジング11に設けられている場合を例に説明したが、回転規制部26はフロントリテーナ13に設けられてもよい。
(4)上記実施形態では張出部19や回転規制部26によって電線Wの回転を規制する場合を例に説明したが、端子金具18が棒状に形成されているなどのように電線Wが周方向に回転しても端子金具18を機器に固定する作業に影響がない場合は、張出部19や回転規制部26を備えないようにしてもよい。
(5)上記実施形態では固定部材10が金属製の部材である場合を例に説明したが、固定部材10は樹脂によって形成されたものであってもよい。
(6)上記実施形態では固定部材10が電線Wにかしめ固定される場合を例に説明したが、固定部材10は電線Wに対して電線Wの延伸方向に移動しないように固定されていればよく、固定方法はこれに限られない。例えば固定部材10の両端をボルトとナットとによって締結することによって固定してもよいし、固定部材10を接着剤によって電線Wに固定してもよい。
(7)上記実施形態ではシールドコネクタ1に3本の電線Wが挿通されている場合を例に説明したが、シールドコネクタ1に挿通されている電線Wの数は3本に限られるものではなく、適宜に決定することができる。
1…シールドコネクタ(コネクタの一例)、10…固定部材、11…ハウジング、13…フロントリテーナ(移動規制部材の一例)、13D、13E…ロックアーム(ロック機構の一例)、19…張出部、24C…係合突起(ロック機構の一例)、26…回転規制部、W(W1、W2、W3)…電線

Claims (3)

  1. 電線の外周に固定されている固定部材と、
    前記電線が挿通されているハウジングと、
    前記ハウジングに組み付けられている移動規制部材であって、前記ハウジングと当該移動規制部材とによって前記固定部材を前記電線の延伸方向の両側から挟んでいる移動規制部材と、
    前記移動規制部材が前記ハウジングに組み付けられている状態で前記ハウジングと前記移動規制部材とをロック解除可能な形態でロックしているロック機構と、
    を備えるコネクタ。
  2. 前記電線に接続されており、平板状の接点部を有する端子金具と、
    前記固定部材から前記電線の径方向外側に張り出している張出部と、
    前記ハウジング又は前記移動規制部材に設けられている一対の回転規制部であって、前記張出部を挟んで前記電線の周方向の両側に設けられており、前記電線が前記ハウジングに対して前記電線の周方向に回転しようとすると前記張出部に当接して前記電線の回転を規制する一対の回転規制部と、
    を備える、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記固定部材は前記電線にかしめ固定されている金属部材である、請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
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