JP2017073087A - 機能有効化サーバ、機能有効化プログラム、及び予定管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な手続きで携帯端末を予定管理システムに登録する。
【解決手段】携帯端末5、5、・・・は、それぞれ予定情報をローカルデータとして記憶しており、管理サーバ7と通信して、これを最新状態に同期している。予定管理プログラムを携帯端末5にインストールし、これを管理サーバ7との通信によってアクティベートすることにより、新規の携帯端末5を登録する。アクティべーションキーは、作業者に対面にて直接渡され、当該キーを用いたアクティべーションは、携帯端末5と管理サーバ7の間で自動的に行われる。これにより、正規の作業員を簡単に登録することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、機能有効化サーバ、機能有効化プログラム、及び予定管理プログラムに関し、例えば、建設現場での予定を管理するものに関する。
近年、都市部の大規模再開発や工場跡地の開発など、住宅や商業施設の密集地で大規模な建設が盛んに行われている。
これらの建設現場では、大量の資機材が必要であるが、車両の待機場所やストックヤード(資機材を一時保管する場所)を現場に確保することが困難なことが多く、これら資機材を搬送する大型車両を速やかに誘導し、積荷を迅速に現場に分配する必要がある。
このため、作業予定の管理が重要となるが、従来は、ホワイトボードや紙の上で立案し、これを印刷して現場の作業員に配布するなどしていた。
そのため、現場での情報の共有や現場の状況に応じた柔軟な予定の変更などが困難であるという問題があった。
そこで、本願発明者は、近年普及が著しい携帯端末(スマートフォンなど)を活用した予定管理システムを開発した。
このようなIT技術を用いた建設現場の予定管理システムとして特許文献1の「建設現場の管理システム」がある。
この技術は、メールサーバからテキストデータを現場担当者の携帯端末に配信することによりスケジュールを現場に知らせるものである。
ところで、大規模開発案件では、複数の元請けが連合した事業体が工事を請け負い、これらの元請けの配下に、下請け、孫請けなどの中小の事業者が配置された複雑な人員構成となっている。
これらの作業者は、個人所有あるいは事業所から貸与された携帯端末を所持しているのが一般的であり、予定管理システムでは、これら携帯端末をシステムに組み込むことを想定している。
これら作業者は、出入りの流動性が激しい上、携帯端末の操作能力や携帯端末の設定(電子メールの受信を制限しているなど)のばらつきも大きく、簡単な手続きで予定管理システムに登録することが重要である。
また、建設現場では、作業をしながら予定の確認や管理をしなければならず、携帯端末に対するユーザの入力操作を軽減することが重要である。
また、建設現場では、作業をしながら予定の確認や管理をしなければならず、携帯端末に対するユーザの入力操作を軽減することも重要である。
特開2001−357186号公報
本発明は、簡単な手続きで携帯端末を予定管理システムに登録することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、作業を行う作業者の携帯端末にインストールされ、所定のサーバと通信することにより前記作業の予定を更新しながら共有する機能を前記携帯端末に発揮させる予定管理プログラムの機能有効化を、前記予定管理プログラムが前記携帯端末にインストールされた後に行う機能有効化サーバであって、権限を有する者の権限端末から作業者の登録を受け付ける作業者登録手段と、前記登録した作業者に対応づけて機能有効化要求情報を発行する機能有効化要求情報発行手段と、前記予定管理プログラムをインストールし、前記登録を受け付けた作業者の携帯端末から、前記発行した機能有効化要求情報を受信する機能有効化要求情報受信手段と、前記受信した機能有効化要求情報を送信した携帯端末と前記登録した作業者を対応づけると共に、当該携帯端末に前記予定管理プログラムの機能有効化を行うための機能有効化情報を送信する機能有効化情報送信手段と、を具備したことを特徴とする機能有効化サーバを提供する。
請求項2に記載の発明では、前記機能有効化要求情報発行手段が、前記作業者の登録を行った権限端末に前記発行した機能有効化要求情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の機能有効化サーバを提供する。
請求項3に記載の発明では、前記作業者登録手段が、前記作業者の属性を登録し、前記機能有効化情報送信手段は、当該作業者の属性に応じた機能有効化を行う機能有効化情報を前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の機能有効化サーバを提供する。
請求項4に記載の発明では、前記機能有効化要求情報発行手段が、前記機能有効化要求情報を、前記登録した作業者の携帯端末で撮影可能な画像情報として前記権限を有する者の権限端末に送信することを特徴とする請求項2に記載の機能有効化サーバを提供する。
請求項5に記載の発明では、作業を行う作業者の携帯端末にインストールされ、所定のサーバと通信することにより前記作業の予定を更新しながら共有する機能を前記携帯端末に発揮させる予定管理プログラムの機能有効化を、前記予定管理プログラムが前記携帯端末にインストールされた後に行う機能をコンピュータで実現する機能有効化プログラムであって、権限を有する者の権限端末から作業者の登録を受け付ける作業者登録機能と、前記登録した作業者に対応づけて機能有効化要求情報を発行する機能有効化要求情報発行機能と、前記予定管理プログラムをインストールし、前記登録を受け付けた作業者の携帯端末から、前記発行した機能有効化要求情報を受信する機能有効化要求情報受信機能と、前記受信した機能有効化要求情報を送信した携帯端末と前記登録した作業者を対応づけると共に、当該携帯端末に前記予定管理プログラムの機能有効化を行うための機能有効化情報を送信する機能有効化情報送信機能と、をコンピュータで実現する機能有効化プログラムを提供する。
請求項6に記載の発明では、作業を行う作業者の携帯端末にインストールされ、所定のサーバと通信することにより前記作業の予定を更新しながら管理する予定管理機能を前記携帯端末に発揮させる予定管理プログラムであって、予定管理機能を有効化する前の状態で起動する起動機能と、前記起動した後に機能有効化要求情報を外部から取得する機能有効化要求情報取得機能と、前記取得した機能有効化要求情報を機能有効化サーバに送信する機能有効化要求情報送信機能と、前記送信した機能有効化要求情報に対して前記機能有効化サーバが送信してきた機能有効化情報を受信する機能有効化情報受信機能と、前記受信した機能有効化情報に基づいて前記予定管理機能を有効化する有効化機能と、を携帯端末のコンピュータで実現する予定管理プログラムを提供する。
請求項7に記載の発明では、カメラを動作させて画像を撮影する画像撮影機能を備え、前記機能有効化要求情報取得機能は、権限を有する者の権限端末に表示された画像を前記画像撮影機能で撮影した画像情報から前記機能有効化要求情報を取得することを特徴とする請求項6に記載の予定管理プログラムを提供する。
本発明によれば、予め発行した機能有効化要求情報を送信してきた携帯端末の機能を有効化することにより、簡単にシステム登録することができる。
予定管理システムの構成を示した図である。 管理サーバや携帯端末のハードウェア的な構成を説明するための図である。 アクティべーションの手順を説明するための図である。 アクティべーションの手順を説明するためのフローチャートである。 アクティべーション後の予定管理プログラムについて説明するためのフローチャートである。 携帯端末が表示する画面を説明するための図である。 事務所用の画面を説明するための図である。 入力支援機能を備えた予約追加画面を示した図である。 入力語DBなどを説明するための図である。 管理サーバが候補リストを送信する手順を説明するためのフローチャートである。 作業の関連づけなどを説明するための図である。 関連づけを利用した入力支援を説明するための図である。 関連づけられた作業予定を同時表示する例を示した図である。 作業予定を関連づけて入力する手順を説明するためのフローチャートである。 関連づけられた作業予定を連動して変更する手順を説明するためのフローチャートである。
(1)実施形態の概要
(a)第1実施形態
予定管理システム4(図1)は、現場の状況を一つのシステムに集約し、いつでもどこからでも予定を管理・確認したいとの要望から開発されたものである。
建設現場11の作業員が所持する携帯端末5、5、・・・は、それぞれ予定情報をローカルデータとして記憶しており、管理サーバ7と通信して、これを最新状態に同期している。
なお、作業員は、本システムに参加するすべてのユーザ(後述)が該当し、具体的には、職員、職長、ガードマン、作業員、オペレータ、運転手、事務員などが該当する。
作業員は、携帯端末5で予定情報を参照しながら、作業を行うことができる。また、作業者の権限に応じて、携帯端末5から予定を追加・変更することもできる。
本実施形態の携帯端末としては、本実施形態で使用するカレンダー画面、予約一覧画面、予約入力画面、予約追加画面等の各種画面を表示する表示装置とデータを入力する入力手段、及び、各種通信手段を備えた携帯端末が使用される。具体的には、携帯電話、スマートフォン、時計型やメガネ型等の各種ウェアラブル端末、タブレット端末、ノートパソコン等の各種携帯端末が使用される。
予定管理システム4では、予定管理プログラムを携帯端末5にインストールし、これを管理サーバ7との通信によってアクティベートすることにより、新規の携帯端末5を登録する。
アクティベートに必要なアクティべーションキーは、作業者に対面にて直接渡され、当該キーを用いたアクティべーションは、携帯端末5と管理サーバ7の間で自動的に行われる。これにより、正規の作業員であることを確認したうえで、容易に登録することができる。
また、アクティべーションによって作業員の属性に応じたアクセス権限が携帯端末5に設定される。
(b)第2実施形態
第2実施形態の携帯端末5では、資機材名(資材名、機材名)など、ユーザが繰り返し同じ語を入力する欄に関して、ユーザが過去に入力した入力語を候補リストとして表示し、ユーザがこれを選択して入力する。
候補リストの作成は、管理サーバ7が同一入力者が過去に入力した入力語を記憶しておいて、これを用いて行い、携帯端末5からの要求に応じて携帯端末5に送信する。このように管理サーバ7から携帯端末5への各種送信は、携帯端末5からの要求に基づいて行われるが、以下簡単のため要求に関する記載は省略するものとする。
なお、類似する作業のユーザを作業ごとにグループ分けして分類・登録をしておき、これらのユーザが入力した入力語から候補リストを作成するように構成することもできる。
(c)第3実施形態
第3実施形態の携帯端末5では、特定の作業予定と他の作業予定を関連づけて登録し、関連づけた作業予定の特定事項が変更された場合に、他の作業予定も連動して自動的に変更する。連動して自動的に変更する特定事項としては、例えば、予定時間、資機材名、時間、時間の幅、担当者、関係者などがある。
これにより、連動する複数の作業予定を個別に変更する手間を省くことができ、同じ作業を複数回行う必要がなくなる。
(2)実施形態の詳細
図1は、本実施の形態に係る予定管理システムの構成を示した図である。なお、図1、図2に示す構成は各実施形態共通である。
予定管理システム4は、建設現場11での作業予定(作業項目の予定)を管理する通信ネットワークシステムであって、通信ネットワーク8や基地局9を介して通信する、管理サーバ7、事務所端末10、及び携帯端末5、5、・・・などによって構成されている。
管理サーバ7と携帯端末5間の通信は、3G/4G通信や、Wi−Fi通信、Bluetooth通信等の各種無線通信による。
作業内容としては、資機材の搬出入と揚重を想定しており、以下では、資材の搬入と揚重を例に説明する。但し、予定管理システムとしては、これら資機材の搬出入等に限らず、各種スケジュールの管理に適用することが可能である。
建設現場11は、例えば、都市部での大規模再開発現場や大規模建造物の建設現場など、作業環境の制約が大きい場所に設けられている。
これらの場所では、駐車スペース、騒音、排ガスの関係、更に交通渋滞の原因を回避する必要などから、トラックの誘導を滞りなく行い、積荷の搬入と揚重を予定に従って速やかに行うことが重要である。
予定管理システム4は、このような厳しい環境で特に効果を発揮するが、作業環境の制約が少ない建設現場や小規模な建設現場でも有用である。
建設現場11は、防護壁で周囲を囲まれており、道路に面して資材の搬入を行うゲート1、2が設けられている。
ゲート1、2には、それぞれガードマンが配置されており、扉の開閉やトラック6の出入りを管理している。
ゲート1、2の内側には、それぞれヤードA、Bが設けられており、トラック6で搬入された資材は、ここに降ろされる。ヤードA、Bには、資材を管理したり、揚重を補佐する作業員が配置されている。
トラック6は、資材を積載して建設現場11に搬入する車両であって、大型のものから小型のものまで各種の大きさのものが存在する。また、複数のトラック6、6、・・・が隊列を組んでやってくる場合もある。
トラック6の現場到着時間、進入ゲート、及び退出時間などは、予定管理システム4によって予定が組まれている。
揚重機12は、例えば、クレーンであって、ヤードA、Bに搬入された資材を建築物13の作業現場に引き上げる。建築物13の作業現場では、担当の作業員が揚重機12を誘導し、資材を降ろさせる。なお、足場などの機材や廃棄物を作業現場から引き下げる場合もある。
揚重機12が資材を引き上げる時間や降ろす場所も予定管理システム4によって予定が組まれている。
なお、建設現場11が狭くてヤードA、Bを設けることができない場合は、トラック6から直接揚重する。
以上のように構成された建設現場11において、ゲート1、2のガードマン、ヤードA、Bの作業員、揚重機12のオペレータ、建築物13の作業員、及びトラック6の運転手は、それぞれ携帯端末5を所持しており、携帯端末5で予定を確認したり、現場の状況に応じて予定を追加・変更しながら協調して職務を遂行する。
携帯端末5では、職制、立場、役割などの作業者の属性に応じて、予定管理システム4で使用できる機能を制限するアクセス権限が設定されている。
建設現場11における職制は、例えば、建設現場11を統括・監督する職員(以下、監督職員)を頂点とし、これに従属する職員(以下、従属職員)、更に、従属職員に従属し、各持ち場で作業員らをまとめる職長から構成されている。
図1に示した、ガードマン、ヤードや建築物13の作業員、揚重機12のオペレータ、トラック6の運転手は、一般に、職長かこれに従属する作業員に該当する。更に、事務員などのその他の従業者も存在する。
これら、監督職員、従属職員、職長、その他の従業者は、必要に応じて携帯端末5を所持しており、以下では、これらをユーザと総称することにする。
予定管理システム4では、例えば、携帯端末5によるアクセス権限(権限範囲)を権限の大きい順にレベル5〜レベル1の5段階に設定している。
レベル5は、例えば、監督職員に対して設定されるアクセス権限であり、全ての権限を有する管理者(アドミニストレータ)として予定管理システム4にアクセスできる。
レベル4は、例えば、従属職員に対して設定されるアクセス権限であり、全ての予定の閲覧や、全ての予定の入力・確定を行うことができる。また、職長が入力したデータの変更も可能であり、作業員の新規登録も行うことができる。
レベル3は、例えば、職長に対して設定されるアクセス権限であり、予定の閲覧と入力、及び実績の入力を行うことができるほか、自己が入力したデータのみ変更することができる。
レベル2は、例えば、オペレータ、運転手などに対して設定されるアクセス権限であり、予定の入力は行えず、予定の閲覧、実績の入力のみ行える。
レベル1は、例えば、事務員に対して設定されるアクセス権限であり、予定や実施状態の閲覧のみできる。
以上のレベル数やアクセス権限内容のレベル設定は1例であり、レベル数をより少なくすることも、より詳細にすることも可能である。
例えば、予定を追加・変更できる上位レベルと、参照のみ可能な下位レベルの2レベルとしてもよい。
また、予定の追加と全予定の変更が可能な上位レベルと、予定の追加と自己が追加した予定のみ変更できる中位レベルと、参照のみ可能な下位レベルの3レベルとしてもよい。
更に、レベルを8レベルとし、レベル8をシステム管理者、レベル7を職長(拠点管理者)、レベル6を職長、レベル5を閲覧者、レベル4を番頭、レベル3を職長、レベル2をオペレーター、レベル1を閲覧者としてもよい。この場合、協力会社関連の作業員は、レベル4〜1とする。
なお、各レベルに対する権限の設定については、本実施形態が使用されるシステムに応じて任意に設定可能である。
携帯端末5は、例えば、スマートフォンで構成されており、予定管理プログラムがインストールされている。
予定管理プログラムは、携帯端末5を予定管理システム4に参加させ、予定管理システム4を利用するためのアプリケーションソフトウェアであり、管理サーバ7からダウンロードして携帯端末5にインストールされる。
予定管理プログラムは、作業を行う作業者の携帯端末5にインストールされ、所定のサーバ(ここでは、管理サーバ7)と通信することにより作業の予定を更新しながら共有する機能を携帯端末5に発揮させている。
予定管理プログラムは、アクティべーションを要し、インストールした後は、予定管理プログラムをアクティベートする機能以外の機能は、制限されて使えなくなっている。
ここで、アクティべーションは、プログラムの機能の有効化を意味する名詞形であり、アクティベートは、その動詞形である。
このように、携帯端末5は、予定管理プログラムを使用可能とするために管理サーバ7にアクセスしてアクティべーションを行い、この際に、管理サーバ7は、ユーザの属性に応じて携帯端末5の機能を制限し、携帯端末5にアクセス権限を設定する。
この場合、管理サーバ7は、予定管理プログラムの機能有効化を、当該予定管理プログラムが携帯端末5にインストールされた後に行う機能有効化サーバとしての機能を有している。
ところで、建設現場では、遮蔽物が多く、都心であろうとも電波状況が悪くて携帯端末5が管理サーバ7に接続できない場合が発生する。
この問題を解決するために、予定管理システム4では、携帯端末5が予定情報(スケジュール)をローカルデータとして記憶し、管理サーバ7と通信しながら当該予定情報を最新状態に更新するように構成した。
これによって、通信ネットワーク8に接続可能な間は、最新の予定情報を利用することができ、通信ネットワーク8と接続できない間は、最後に更新した予定情報を利用することができる。
このように、携帯端末5は、電波状況に応じて、ネットワーク端末やスタンドアローン機として動作し、切れ目のないサービスをユーザに提供することができる。
管理サーバ7は、関連する作業を行う複数の作業者の携帯端末5と通信することにより携帯端末5で共有する予定を管理する予定管理サーバであって、ユーザ登録と、各携帯端末5での予定情報の管理などを行う。
なお、管理サーバ7は、通信ネットワーク8を介して携帯端末5、5、・・・や事務所端末10と通信する。
管理サーバ7は、ユーザ登録に関しては、携帯端末5(より厳密には、携帯端末5にインストールした予定管理プログラム)のアクティべーションによって、ユーザと当該ユーザの使用する携帯端末5を登録する。
予定情報の管理に関しては、各携帯端末5から送信されてくる作業予定の追加・変更を総合し、これを各携帯端末5からの要求に応じて通知することにより、各携帯端末5での予定情報を最新状態に更新させる。
事務所端末10は、例えば、事務所に設置したパーソナルコンピュータで構成され、通信ネットワーク8を介して管理サーバ7の提供するサービスをユーザに利用させる。
事務所端末10の場合は、管理サーバ7と常時接続できるため、事務所端末10の側にに定情報を記憶する必要はなく、通常のウェブ端末と同様に、管理サーバ7が作成した画面を表示する。
事務所端末10では、ユーザは、作業者IDとパスワードで管理サーバ7にログインするようになっている。
管理サーバ7は、ログイン処理によってユーザを識別し、当該ユーザの属性に従ったアクセス権限を設定する。
このように、予定管理システム4では、携帯端末5に関しては、管理サーバ7に接続できない場合を想定して携帯端末5に予定情報を持たせたため、携帯端末5自体にアクセス権限を設定し、事務所端末10の場合は、管理サーバ7が記憶した予定情報を用いるため、ユーザに対応して動的にアクセス権限を設定する。
なお、予定管理システム4では、主に携帯端末5による運用を想定しており、事務所端末10は、補助的に使用される。
通信ネットワーク8は、例えば、インターネットで構成され、携帯端末5、5、・・・や事務所端末10と管理サーバ7との通信を仲介する。
基地局9は、無線通信回線により携帯端末5と通信ネットワーク8を接続する。
図2(a)は、管理サーバ7のハードウェア的な構成を説明するための図である。
管理サーバ7は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、通信制御装置24、及び記憶装置25などがバスラインで接続されて構成されている。
CPU21は、記憶装置25などに記憶されたプログラムに従って、ユーザ登録や予定情報の管理や同期などの各種情報処理を行ったり、管理サーバ7の制御を行う中央処理装置である。
ROM22は、読み取り専用メモリであって、管理サーバ7が動作する際の基本的なプログラムやパラメータなどが記憶されている。
RAM23は、読み書きが可能なメモリであって、CPU21が動作する際のワーキングメモリを提供する。
通信制御装置24は、管理サーバ7を通信ネットワーク8に接続し、携帯端末5や事務所端末10と通信させるインターフェースである。
記憶装置25は、ハードディスクなどの大容量の記憶媒体を用いて構成されており、管理サーバ7を動作させるための基本的なソフトウェアであるOS(Operating System)のほか、CPU21に、ユーザ登録や予定情報の管理や同期を行う機能を発揮させる予定管理システムプログラムや、ユーザDB(Database)、予定情報DBなどを記憶している。
ユーザDBは、ユーザと、当該ユーザの使用する携帯端末5を対応させて登録したデータベースである。
ユーザDBには、予定管理システム4がユーザを識別・確認するための情報(作業者IDやパスワード)、ユーザの属性を規定する情報(氏名、所属会社、携帯端末5の電話番号、電子メールアドレスといった個人情報やユーザが働く建設現場や持ち場など)、ユーザが所持する携帯端末5を特定する情報などが記憶されている。
携帯端末5を特定する情報として、本実施形態では、管理サーバ7が後述するアクティベートをしてきた携帯端末5に対して発行する端末識別子が使用される。この端末識別子は、携帯端末5の記憶装置40に保存され、端末識別子で管理サーバ7との通信の認証が行われる。
なお、携帯端末5を特定する情報として、他に、携帯端末5にインストールされた予定管理プログラムのシリアルナンバや、携帯端末5のMACアドレスや製造番号を使用するようにしてもよい。この場合のシリアルナンバ等は携帯端末5から送信され、管理サーバ7が当該携帯端末5に対応付けて保存される。
予定情報DBは、複数の予定情報を記憶したデータベースであり、複数の作業の予定を記憶する予定記憶手段として機能している。
予定情報は、例えば、「新宿駅再開発現場」や「国立競技場建設現場」など建設現場ごとに作成されており、各建設現場での作業予定が登録されている。
建設現場11は、これら複数ある建設現場の1つであり、以下では、建設現場11に対する予定管理について説明する。建設現場11に対する予定管理方法は、他の建設現場に対しても適用できる。
予定情報は、連続して行われる一連の作業(資材の搬入→揚重→・・・)において単位となる作業(資材の搬入、揚重、・・・)の予定、即ち、作業予定を登録したものである。
作業予定は、作業が行われる日や時間帯、資機材名(鉄筋など)、作業が行われる施設(ゲート1、揚重機12など)、担当する会社、担当する作業者の氏名、所属、電話番号、及び実施状態などから構成されている。なお、これらの項目は、現場ごとにカスタマイズすることができる。
ここで、実施状態とは、作業予定の現在の状態であって、責任者に決済される前の提案状態である「予定」、決済され実施が確定した「確定」、完了した「終了」の3つのステータスがある。
管理サーバ7は、各携帯端末5からの通知により予定情報を最新の状態に更新しており、管理サーバ7が記憶している予定情報は、携帯端末5の側の予定情報を最新の状態に同期させるための基準として使用される。
以上のように、管理サーバ7は、ユーザ登録と予定情報の管理を行うが、これは一例であって、複数のサーバ装置を組み合わせてもよい。
図2(b)は、携帯端末5のハードウェア的な構成を説明するための図である。
携帯端末5は、CPU31、ROM32、RAM33、通信制御装置34、表示装置35、タッチパネル36、カメラ37、マイクロフォン38、スピーカ39、記憶装置40などがバスラインで接続されて構成されている。
CPU31は、記憶装置40などに記憶されたプログラムに従って、各種の情報処理や制御を行う中央処理装置である。
本実施の形態では、予定管理プログラムに従って、アクティべーション、予定の表示、記憶装置40に記憶した予定情報の追加・変更、管理サーバ7側の予定情報との同期などを行う。
ROM32は、読み取り専用メモリであって、携帯端末5が動作する際の基本的なプログラムやパラメータなどが記憶されている。
RAM33は、読み書きが可能なメモリであって、CPU31が動作する際のワーキングメモリを提供する。
通信制御装置34は、基地局9との無線回線を介して管理サーバ7などと通信するためのインターフェースである。
表示装置35は、液晶パネルなどを用いて構成されており、後述の各種の画面をカラー表示する。
タッチパネル36は、表示装置35の表面に配設された透明な電極群などを用いて構成されており、電極における電荷の変化によってユーザが指先でタッチした位置を検出する。
CPU31は、表示装置35に表示した内容とタッチパネル36で検出したタッチの位置から、ユーザが行った文字入力や選択項目の選択などを検出することができる。
カメラ37は、被写体を画像データに変換するデバイスであって、レンズを用いた光学系と、これによって投影された像を電気信号に変換する受光素子を用いて構成されており、後述のQR(Quick Response)コードを撮影するのに用いられる。QRコードは、二次元バーコードとも呼ばれる。
このQRコードは、アクティベーションキーを対面で渡す場合に使用されるが、他の方法でアクティベーションキーを渡す場合(変形例で後述する)にはカメラ37の存在は必須ではない。
マイクロフォン38は、音声を入力する装置であり、スピーカ39は、音声をユーザに対して出力する装置である。
マイクロフォン38とスピーカ39は、ユーザが携帯端末5の電話機能を用いて他者と音声通話するのに用いられるほか、予定の読み上げ音声をスピーカ39から出力することもできる。
記憶装置40は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)などの記憶媒体を用いて構成されており、携帯端末5を動作させるOSのほか、予定管理プログラムや予定情報を記憶している。
予定管理プログラムは、インストール後には、アクティべーション処理を行う機能をCPU31に発揮させ、アクティべーション後には、予定情報を利用・管理するスケジューラとしての機能をCPU31に発揮させる。予定情報の内容は、管理サーバ7側の予定情報と同様である。
事務所端末10の構成は、携帯端末5と同様である。
事務所端末10の場合は、入力装置としてキーボードやマウスが使用され、また、携帯端末5よりも大きい画面を使用できるため、携帯端末5よりも操作性が向上する。ただし、建設現場で携帯することはできないため、事務室などに据え置かれて使用される。
(第1実施形態)
図3は、アクティべーションの手順を説明するための図である。
建設現場で働く作業者の所属は多岐に渡り、また、作業者の出入りの流動性も激しい。
更に、作業者の携帯端末5に対する操作能力や、携帯端末5の設定(例えば、電子メールの着信設定)のばらつきも大きい。
このような状況で、如何に正当な作業者を簡単に登録するかは、予定管理システム4を運用するために極めて重要なポイントである。
これらの要請に応えるため、予定管理システム4では、権限を有する者が登録対象の作業者と直接対面してアクティべーションキーを携帯端末5に渡すことで正当な作業者、及び携帯端末5であることを担保する。
更に、アクティべーションキーを携帯端末5から管理サーバ7に送信するだけでアクティべーションが自動的に行われ、ユーザ登録が完結するようになっている。
以下の手続きは、例えば、新規の作業者に対して本システムの運用やルールなどを説明する機会に待機所などで行われる。
図3の例は、権限を有する者(以下、権限者)が携帯端末5aを用いて、作業者と携帯端末5bを登録する場合を示している。以下、図に括弧で示した数字の順に説明する。
なお、以下では、携帯端末5aの構成要素にはaを付し、携帯端末5bの構成要素にはbを付して区別する。
(1)まず、権限者が作業者の属性に関するユーザ情報(氏名、所属会社、建設現場、電話番号、メールアドレスなど)を当該作業者から取得し、権限者の携帯端末5aから入力して管理サーバ7に送信する。なお、送信するユーザ情報としては、上記全てを送信する必要はなく、少なくとも管理サーバ7で仮登録を行うために必要な基本要素が含まれていればよい。基本要素としては、各現場の状況に応じて規定することが可能であるが、例えば、氏名、社員番号などの携帯端末5bを使用する作業者を特定可能な情報であればよい。基本要素以外のユーザ情報のうち未送信部分については、アクティベーションが完了した後に、作業者の携帯端末5bや職長の携帯端末5b等から登録される。
(2)管理サーバ7は、ユーザ情報を受信すると、作業者IDとパスワードを発行し、これをユーザ情報に含めてユーザDBに記憶する。このようにして、管理サーバ7は、アクティべーション前の仮登録を行う。
このように、管理サーバ7は、権限を有する者の権限端末(携帯端末5a)から作業者の登録を受け付ける作業者登録手段を備えており、当該作業者登録手段は、作業者の属性を(仮)登録している。
(3)次に、管理サーバ7は、仮登録した作業者に対応づけてアクティべーションキーを生成し、これをQRコード化して携帯端末5aに送信する。
なお、アクティべーションキーに加えて、携帯端末5bでアクティベーションするためにアクセスするURLをQRコード化して携帯端末5aに送信するようにしてもよい。
一方、携帯端末5aは、QRコードを受信し、これを表示装置35aに表示する。
ここで、アクティべーションキーは、機能有効化の要求を行う機能有効化要求情報として機能しており、そのため、管理サーバ7は、登録した作業者に対応づけて機能有効化要求情報を発行する機能有効化要求情報発行手段を備えている。
そして、機能有効化要求情報発行手段は、作業者の登録を行った権限端末(携帯端末5a)に当該発行した機能有効化要求情報を送信している。
また、QRコードは、画像情報として送信されるため、機能有効化要求情報発行手段は、機能有効化要求情報を、登録した作業者の携帯端末5bで撮影可能な画像情報として権限を有する者の権限端末に送信している。
(4)作業者は、携帯端末5bに予定管理プログラムをダウンロードしておき、これを起動する。
ここで、予定管理プログラムは、作業を行う作業者の携帯端末5bにインストールされ、所定のサーバ(ここでは、管理サーバ7)と通信することにより作業項目の予定を更新しながら管理する予定管理機能を携帯端末5bに発揮させる予定管理プログラムとして機能している。
予定管理プログラムは、アクティべーション前に起動された場合、アクティべーション機能が使用できる一方、予定管理に関する機能に関しては無効化されている。
このように、予定管理プログラムは、予定管理機能を有効化(アクティベート)する前の状態で起動する起動機能を携帯端末5bのコンピュータで実現する。
以下の処理は、アクティべーション機能によって行われるものである。
起動後、作業者は、携帯端末5bのカメラ37bを携帯端末5aの表示装置35aに表示されたQRコードに向けて、これを撮影する。
このように、予定管理プログラムは、撮影によってアクティベートキーを外部から取得する機能を有しているため、起動した後に機能有効化要求情報を外部から取得する機能有効化要求情報取得機能と、カメラを動作させて画像を撮影する画像撮影機能を携帯端末5bのコンピュータで実現している。
(5)携帯端末5bは、QRコードを撮影するとこれからアクティべーションキーを抽出して管理サーバ7に送信する。
このように、予定管理プログラムは、取得した機能有効化要求情報を機能有効化サーバに送信する機能有効化要求情報送信機能を携帯端末5bのコンピュータで実現する。
そして、この機能有効化要求情報取得機能は、権限を有する者の権限端末(携帯端末5a)に表示された画像を画像撮影機能で撮影した画像情報から機能有効化要求情報を取得している。
(6)管理サーバ7は、アクティべーションキーを受信し、ユーザをユーザDBで特定すると共に、携帯端末5bを端末認証登録する。
このように、管理サーバ7は、予定管理プログラムをインストールし、登録を受け付けた作業者の携帯端末から機能有効化要求情報を受信する機能有効化要求情報受信手段を備えている。
端末認証登録は、携帯端末5bと作業者を対応づける処理である。すなわち、管理サーバ7は、端末識別子を作成して携帯端末5bに送信すると共に、当該端末識別子を受信したアクティベーションキーに対して仮登録されたユーザと対応させてユーザDBに記憶する。携帯端末5bは、管理サーバ7から送信される端末識別子を記憶装置40に保存する。
携帯端末5bは、端末認証登録を行った後は、端末識別子を使用して管理サーバ7にログインすることができる。
更に、管理サーバ7は、作業者の属性から、当該作業者のアクセス権限を設定し、当該アクセス権限に対応する機能を選択的に有効化する有効化コマンドを携帯端末5bに送信する。
ここで、有効化コマンドは、予定管理プログラムの機能を有効化させる機能有効化情報として機能している。
そのため、管理サーバ7は、機能有効化要求情報(アクティべーションキー)を送信した携帯端末と、登録した作業者を対応づけると共に、当該携帯端末に予定管理プログラムの機能有効化を行うための機能有効化情報を送信する機能有効化情報送信手段を備えている。
更に、有効化コマンドは、アクセス権限に応じた機能有効化を行うため、機能有効化情報送信手段は、当該作業者の属性に応じた機能有効化を行う機能有効化情報を携帯端末に送信している。
(7)携帯端末5bは、管理サーバ7から有効化コマンドを受信して実行し、予定管理プログラムをアクティベートする。
管理サーバ7は、アクティべーション成功の通知を携帯端末5bから受信して、当該作業者のユーザ登録を完了する。
予定管理プログラムのアクティべーションが行われると、新規ユーザとなった作業者は、自己のアクセス権限の範囲で予定管理プログラムを利用できるようになる。
なお、上記の例では、管理サーバ7が作業者の属性からアクセス権限を設定したが、権限者が個別に作業者のアクセス権限を設定してユーザDBに登録するように構成してもよい。
このように、予定管理プログラムは、送信した機能有効化要求情報に対して機能有効化サーバが送信してきた機能有効化情報を受信する機能有効化情報受信機能と、当該受信した機能有効化情報に基づいて予定管理機能を有効化する有効化機能と、を携帯端末5bのコンピュータで実現する。
図4は、アクティべーションの手順を説明するためのフローチャートである。
以下の処理は、携帯端末5a、5bのCPU31、及び管理サーバ7のCPU21が、それぞれ予定管理プログラムと予定管理システムプログラムに従って行うものである。
まず、携帯端末5aは、権限者からユーザ情報の入力を受け付けてRAM33aに記憶し、当該記憶したユーザ情報を管理サーバ7に送信する(ステップ5)。
管理サーバ7は、携帯端末5aからユーザ情報を受信すると、これをRAM23に記憶する。
そして、当該ユーザ情報に対応づけて作業者IDとパスワードを生成してRAM23に記憶する。
次に、管理サーバ7は、RAM23からユーザ情報、作業者ID、パスワードを読み出して、ユーザDBに記憶し、ユーザの仮登録を行う(ステップ10)。
以下では、煩雑化を避けるために、RAM23やRAM33をワーキングメモリとして使用する処理は、省略する。
次に、管理サーバ7は、アクティべーションキーを設定し(ステップ15)、更に、これに基づいてQRコードに作成して携帯端末5aに送信する(ステップ20)。
携帯端末5aは、管理サーバ7からQRコードを受信して表示装置35aに表示する(ステップ25)。権限者は、表示されたQRコードを作業者に提示する。
一方、作業者は、管理サーバ7から携帯端末5bに予定管理プログラムをダウンロードして起動する。
予定管理プログラムの起動により、カメラ37bが予定管理プログラムを用いて使用できるようになる。そこで、作業者は、表示装置35aに表示されたQRコードの撮影を試みる。
携帯端末5bは、作業者の撮影操作に従って、カメラ37bでQRコードを撮影する(ステップ30)。
次に、携帯端末5bは、QRコードの画像データを解析してアクティべーションキーを抽出しRAMに一時保存する。そして作業者の操作により管理サーバ7にアクセスした後、RAMに保存したアクティベーションキーを管理サーバ7に送信する(ステップ35)。
なお、上述したように、管理サーバ7がアクティベーションキーに加えてアクセス先のURLもQRコード化する場合、携帯端末5bは、QRコードからURLを抽出して自動的に管理サーバにアクセスしてアクティベーションキーを管理サーバに送信するようにしてもよい。
管理サーバ7は、アクティべーションキーを受信すると、これによって携帯端末5bを端末認証登録する(ステップ40)。
次に、管理サーバ7は、携帯端末5bに対して、端末識別子と機能有効化コマンドを生成して送信する。携帯端末5bは、端末識別子を記憶すると共に、機能有効化コマンドを実行する。
これにより、携帯端末5bは、予定管理プログラムのアクティべーション(機能の選択的な有効化)によるアクセス権限の設定を行い(ステップ45)、管理サーバ7では、ユーザ登録を完了させる。
以上のようにして、予定管理システム4では、正当なユーザと携帯端末5を簡単に(QRコードを撮影するだけで後は自動的に)登録することができる。
また、管理サーバ7は、予定管理プログラムを単にアクティベートするのではなく、作業者の属性に応じた機能制限を行うことにより木目の細かいアクティべーションを行うことができる。
このため、越権行為による予定の改竄や、操作ミスによる予定の入力・変更などを防止することができ、予定管理システム4の信頼性やセキュリティを高めることができる。
上記の例には各種の変形が可能である。
例えば、ユーザの仮登録は、権限者がパスワード等の入力により自己を特定した上で、事務所端末10で行うことも可能である。
また、アクティべーションキーは、文字列などで構成することも可能である。この場合は、提示したアクティべーションキーを携帯端末5bに手入力したり、電子メールで携帯端末5bに通知したりすることができる。
なお、アクティべーションキーを電子メールで通知する場合、携帯端末5bの設定で着信拒否されることがあるため、QRコードを撮影させる方法の方がより確実である。
また、説明した実施形態では権限者が携帯端末5aからユーザ情報を送信することで仮登録する場合について説明した(図3(1)参照)が、次のようにしてもよい。
例えば、権限者の携帯端末5aからは、管理サーバ7に対してアクティベーションキーの発行のみ要求する。この要求に対して管理サーバ7は、ユーザ未特定の仮登録を行い、この仮登録に対応するアクティベーションキーをQRコード化して端末装置5aに送信する(図3(3)に対応)。
この場合、管理サーバ7は、QRコードからアクティベーションキーを抽出(同(4)に対応)した携帯端末5bからアクティベーションキーが送信(同(5)に対応)されると、受信したアクティベーションキーに対応するユーザ未特定の仮登録を特定し、当該仮登録に対応した端末識別子と機能有効化コマンドを生成して携帯端末5bに送信する(同(6)に対応)。
第1実施形態では、アクティベーションを行う作業者とその携帯端末5bの正当性を確保するために、権限を有する者が登録対象の作業者と直接対面して本人を確認するようにしている。また、権限者の携帯端末5aにアクティべーションキーのQRコード表示し、作業者の携帯端末5bで読み取ることにより、権限者と登録対象作業者との対面状態を保証するとともに、当該作業者の携帯端末5aが正当であることを保証するようにしている。
是に対する他の変形例として、QRコード以外の方法により、正当な作業者の携帯端末5bを確保した上でアクティベーションキーを当該携帯端末5bに提供するようにしてもよい。
例えば、正当性を確認した登録対象の作業者と権限者とが対面していることを、つぎのようにして確保する。
すなわち、権限者の携帯端末5aは、管理サーバ7からアクティベーションキー(QRコード化されていない)を取得する際に、管理サーバ7に自端末の位置を特定する情報(権限者位置情報)を送信し、管理サーバ7は発行したアクティベーションキーに関連付けて権限者位置情報記憶しておく。
そして権限者の携帯端末5aは、取得したアクティベーションキー画面表示又は、音声出力し、これを確認した当該出力登録対象の作業者(又は、権限者)が携帯端末5bに入力する。これにより、アクティベーションキーが携帯端末5bに提供される。
そして、携帯端末5bは、入力されたアクティベーションキーを管理サーバ7に送信すると共に、携帯端末5bの位置を特定する情報(登録端末位置情報)も送信する。
そして、管理サーバ7は、送信された登録端末位置情報と、権限者位置情報とを比較して、両者の位置が所定距離L(m)以内であることを条件として、端末識別子と機能有効化コマンドを携帯端末5bに送信する。
所定距離Lとしては、対面状態を保証するとともに、誤差を考慮し、L=10mとするが、他の距離であってもよい。
なお、携帯端末5a、5bの位置情報を利用して対面状態を補処する方法については、第1実施形態で説明したQRコードを介してアクティベーションキーを携帯端末5aから携帯端末5bに提供する場合に適用することも可能である。この場合には、QRコードの撮影により対面状態が保証されると共に、位置情報の利用によりアクティベートを行う位置の面からも対面状態を保証することができる。
以上の方法による場合には携帯端末5a、5bは共に、自端末位置を特定する情報を取得するために、GPSを搭載する必要があるため、使用可能な携帯端末5が限定される。
そこで、位置情報を使用しない更に他の方法として、次の方法により対面状態を保証す
るようにしてもよい。
すなわち、管理サーバ7が期限(所定時間T)付きのアクティベーションキーを携帯端末5aに送信し、対面状態でアクティベーションキーを、携帯端末5bに提供する。
期限付きのアクティベーションキーは、QRコード化されていてもされていなくてもい。QRコード化されている場合に携帯端末5bは、実施形態1と同様に、携帯端末5aに表示されたQRコードを撮影することで期限付きのアクティベーションキーを抽出する。
アクティベーションキーの期限である所定時間Tについては、時間的な対面状態を保証するために、例えば、10分、30分等が設定可能である。
管理サーバ7は、携帯端末5bから期限付きのアクティベーションキーを受信すると、期限内の送信か否かを判断し、期限内であれば上述した第1実施形態と同様に処理し、期限内でなければ携帯端末5bに再処理をうながして処理を終了する。
以上の通り、期限付きのアクティベーションにより、携帯端末5aと携帯端末5bとの対面状態を時間面から保証することができる。
更に、次の方法により、アクティベーションキーを携帯端末5bに提供するようにしてもよい。この方法は、GPSとパスワードを使用することで、権限者の携帯端末5aを介さずに、管理サーバ7から作業者の携帯端末5bに直接提供するものである。
すなわち、権限者が設定した任意のパスワードを携帯端末5aに入力し、携帯端末5aは、入力されたパスワードと権限者位置情報を管理サーバ7に送信する。
管理サーバ7は、送信されたパスワードと権限者位置情報を保存しておく。
一方、作業者は、権限者が設定されたパスワードを権限者から確認して携帯端末5bに入力すると、携帯端末5bは、入力されたパスワードと共に登録端末位置情報を管理サーバ7に送信する。
管理サーバ7は、携帯端末5bからパスワード及び登録端末位置情報を受信すると、携帯端末5aから受信したパスワード及び、権限者位置情報とを比較する。両パスワードが一致していること、権限者位置情報と登録端末位置情報とが所定距離L(m)以内であることを条件として、アクティベーションキーを携帯端末5bに送信する。
携帯端末5bによる、管理サーバ7からアクティベーションキーを受信後の処理は、第1実施形態と同様である。
以上により、対面状態を保証したうえでアクティベーションキーを管理サーバ7から携帯端末5bに直接提供することができる。
これに対し、更に時間面での対面状態を確保するために、上記変形例に加えて、時間管理をするようにしてもよい。
すなわち、管理サーバ7は、携帯端末5aからパスワードと権限者位置情報を受信した時刻t1を合わせて保存しておく。そして、時刻t1から所定時間tz(例えば、tz=30分)以内に、携帯端末5bからパスワードと登録端末位置情報を受診した場合に限り、パスワードと位置情報の一致を判断する。所定時間tzを超えた場合には、携帯端末5場合にに再処理をうながして処理を終了する。
次に、アクティべーション後の予定管理プログラムについて説明する。
以下の説明では、予定管理プログラムは、既にアクティベートされているものとする。
図5(a)は、予定管理プログラムの起動時に携帯端末5が行う動作を説明するためのフローチャートである。
まず、携帯端末5は、表示装置35に表示されたアイコンへのタッチをタッチパネル36によって検出するなどして、ユーザからの起動命令を検知する(ステップ75)。
すると、携帯端末5は、記憶装置40から予定管理プログラムを読み出し、これを実行する。
以下、携帯端末5は、予定管理プログラムに従って動作し、予定管理携帯端末として機能する。
携帯端末5は、予定管理プログラムによって起動すると、通信制御装置34を駆動して通信ネットワーク8に接続可能か否かを判断する(ステップ80)。
接続可能な場合(ステップ80;Y)、携帯端末5は、管理サーバ7に接続して端末認証し、携帯端末側の予定情報と管理サーバ側の予定情報の同期を行う(ステップ85)。
予定情報の同期は、例えば、次のようにして行われる。
まず、携帯端末5が、最後に同期を行ってからオフラインの状態で(即ち、通信ネットワーク8に接続しないで)自己が記憶している予定情報に対して行った作業予定の追加・変更がある場合には、その追加変更履歴(追加・変更の内容)を管理サーバ7に送信する。
また、追加・変更がない場合には何もされないが、その旨を管理サーバ7に通知するようにしてもよい。
一方、管理サーバ7は、携帯端末5から追加変更履歴が送信されてきた場合は、これを用いて自己が記憶している予定情報に対して作業予定の追加・変更を行う。
これによって、オフラインの間に携帯端末5で行われた予定情報への追加・変更が管理サーバ7側の予定情報に反映された状態となる。
なお、オフライン状態での作業予定の追加、変更を行った場合について説明したが、オンライン状態で作業予定の追加・変更を行った場合、携帯端末5は、追加・変更内容が確定する毎に、その内容を管理サーバ7に送信する。
このように、管理サーバ7は、予定の入力が行われた携帯端末5から入力の内容を追加変更履歴によって受信する入力内容受信手段と、当該受信した入力の内容に従って予定情報DBに記憶した予定情報を更新する予定更新手段と、を備えている。
次に、管理サーバ7は、サーバ側の予定情報を携帯端末5に送信する。この予定情報は、他の携帯端末5での追加・変更も反映された最新の状態となっている。
携帯端末5は、管理サーバ7から予定情報を受信し、自己の記憶している予定情報を上書きする。これにより、携帯端末5の予定情報も管理サーバ7の予定情報に同期して最新状態となる。
このように、管理サーバ7は、更新した予定の少なくとも一部を携帯端末5に送信して予定を同期させる予定同期手段を備えている。
携帯端末5は、このようにして記憶装置40の予定情報を同期した後、当該予定情報を用いて予定を表示装置35に表示する(ステップ90)。
一方、通信ネットワーク8に接続できない場合(ステップ80;N)、携帯端末5は、オフライン状態で予定情報を記憶装置40から読み出して、これに基づく予定を表示装置35に表示する(ステップ90)。
以上のようにして、携帯端末5は、通信ネットワーク8に接続できる場合には、予定情報を最新の状態に同期した後に予定を表示し、通信ネットワーク8に接続できない場合には、記憶装置40に記憶したローカルの予定情報を用いて予定を表示する。
図5(b)は、携帯端末5で作業予定の追加・変更を行う場合の手順を説明するためのフローチャートである。
まず、携帯端末5は、タッチパネル36からの作業予定の追加・変更の入力を受け付け(ステップ100)、これに従って記憶装置40に記憶している予定情報を更新する(ステップ105)。
次に、携帯端末5は、通信ネットワーク8に接続しているか否かを確認し(ステップ110)、接続している場合は(ステップ110;Y)、管理サーバ7と通信して、携帯端末側の予定情報と管理サーバ側の予定情報を同期させる(ステップ115)。
一方、通信ネットワーク8に接続していない場合(ステップ110;N)、携帯端末5は、当該入力に係る追加変更履歴を記憶装置40に記憶する。
携帯端末5は、通信ネットワーク8と接続状態を監視しており、携帯端末5が通信ネットワーク8に接続した際に、記憶しておいた追加変更履歴を管理サーバ7に送信し、予定情報の同期を行う。
また、携帯端末5は、入力がなされたタイミングのほかに、通信ネットワーク8と接続している間で、更新や画面遷移などのトリガがあった場合に、管理サーバ7にアクセスして予定情報を同期している。
次に、携帯端末5が表示する画面(ユーザインターフェース)について説明する。
なお、何れの画面も表示内容が表示装置35に収まらない場合は、タッチしながら指先を上下方向にドラッグして画面をロールアップやロールダウンすることができる。なお、左右方向にドラッグして左右方向にスライドできるようにしてもよい。
また、画面のスライドにより、別の日のスケジュールを表示することもできる。
図6(a)は、カレンダー画面101の一例を示した図である。
カレンダー画面101では、月単位のカレンダーが表示され、予定が設定されている日には、丸印が表示される。
図の例は、2015年7月のカレンダー画面101であり、7月1日、2日、3日、・・・などに丸印が表示され、これらの日に予定が設定されていることがわかる。
丸印がタッチされると、携帯端末5は、その日の作業予定を予約一覧画面102にて表示する。
図6(b)は、カレンダー画面101で7月8日の丸印をタッチした場合に表示される予約一覧画面102の一例を示した図である。
予約一覧画面102には、作業予定が一覧表示される。このため、携帯端末5は、記憶した予定を一覧表示する予定表示手段を備えている。
なお、予定管理システム4では、予定作業を「予約」と呼んでいる。
予約一覧画面102は、操作欄43、施設欄44、時間表欄45などを備えている。
操作欄43には、予定当日の日付のほか、「戻る」ボタンと「+」ボタンが表示されている。
携帯端末5は、「戻る」ボタンがタッチされると、画面をカレンダー画面101に戻す。
また、「+」ボタンがタッチされると、携帯端末5は、予約追加画面103を表示する。予約追加画面103から作業予定を入力し、予定表に追加することができる。
施設欄44は、予定した作業が行われる施設を指定する欄である。
「▼」印をタッチすると、例えば、「ゲート1、ゲート2、ヤードA、ヤードB、揚重機、・・・」など、作業が予定されている施設が一覧表示され、ユーザは所望の施設をタッチすることにより、予定を確認したい施設を選択することができる。図の例では、ゲート1が選択されている。
なお、施設は、建設現場に応じてカスタマイズすることができる。
また、揚重機には、ラフタークレーン、ロングスパンエレベーター、クローラークレーンなどの種類がある。
時間表欄45には、操作欄43で表示されている日の、施設欄44で指定された施設における作業予定が時間割表によって一覧表示される。
時間表欄45では、作業予定に関する情報(担当会社、搬入される資材、担当者名など)が予定時間帯において表示される。
図の例では、例えば、田中設備の田中氏が照明機材を搬入する作業が朝6時から7時までの時間帯において(この例の時間表示は、24時間制を採用しているが、これはカスタマイズが可能である)予定されていることが示されている。
ゲート2を担当するガードマンは、これを参照しながら当該照明機材の搬入を適切に誘導することができる。
時間表欄45で作業予定をタッチすると、作業予定の内容をより詳細に示す予約詳細画面104が表示される。
図6(c)は、操作欄43で「+」ボタンをタッチした場合に表示される予約追加画面103の一例を示した図である。
予約追加画面103は、予定情報に新たに作業予定を追加するための画面であって、操作欄51、資材欄52、開始欄53、終了欄54、・・・などを備えている。
図示しないが、予約追加画面103をロールダウンしていくと施設を選択する施設選択欄があり、ここで「ゲート2」など、作業の対象となる施設を選択することができる。
また、予約追加画面103の下方側には、文字入力を行うためのキーボード55が表示される。ここで文字をタッチすると、各入力欄に文字を入力することができる。
キーボード55は、予約追加画面103の上に重ねて置かれた状態を模して表示され、予約追加画面103をスクロールしても、キーボード55の表示位置は、画面の下方に固定されている。
操作欄51には、「キャンセル」ボタンと「完了」ボタンが表示される。
「キャンセル」ボタンは、予約追加画面103への入力をキャンセルするボタンであって、携帯端末5は、「キャンセル」ボタンがタッチされると、入力内容を消去して画面を予約一覧画面102に戻す。
「完了」ボタンは、予約追加画面103への入力内容を完了させるボタンであって、携帯端末5は、「完了」ボタンがタッチされると予約追加画面103への入力内容を確定し、記憶装置40に記憶した予定情報を更新する。
資材欄52は、搬出入する資材を入力する欄であり、図の例では、「電装材」が入力されている。
開始欄53と終了欄54は、それぞれ、作業予定の開始時刻と終了時刻を入力する欄である。
入力事項は、これらのほかに、例えば、担当者の名前、会社名、運送を行う運送会社名、トラックのドライバの電話番号、トラックの台数や車種、メモなどがあり、これらの情報は、例えば、ガードマンが車両を誘導する際など、業務を行う上で非常に有用である。
なお、これらの項目もカスタマイズ可能である。
図6(d)は、予約一覧画面102で作業予定をタッチした場合に表示される予約詳細画面104の一例を示した図である。
予約詳細画面104は、タッチされた予約の詳細情報を表示する画面であって、操作欄57の下に作業予定の詳細情報が表示される。
操作欄57は、日付ボタンと「編集」ボタンが表示される。
日付ボタンには、予約が予定されている日付が表示され、携帯端末5は、これがタッチされると当該日付の予約一覧画面102に画面を戻す。図の例では、日付ボタンは、2015年7月8日を表示している。
「編集」ボタンは、詳細情報を編集するためのボタンであって、携帯端末5は、「編集」ボタンがタッチされると、予約追加画面103と同様の画面を表示し(入力項目は詳細情報の内容が入力された状態となっている、図12(b)を参照)、ユーザからの編集を受け付ける。
表示される詳細情報は、予約追加画面103で入力された内容であり、資材、予定日時、施設、担当者、・・・などが表示される。
予定日時表示欄58には、作業が予定されている日時が表示されるほか、当該作業予定の実施状態(「予定」、「確定」、「終了」)も表示される。
これにより、ユーザは、作業予定の現在の状況を把握することができ、「予定」の場合は、このような作業がありそうだと念頭に置いておき、「確定」の場合は、これから行われる作業に対して意識を集中し、「終了」の場合は、忘れ去るなど、心理的な準備を整えることができる。
運転者電話番号欄59には、トラックの運転者の電話番号が表示されるほか、電話番号にタッチすることにより運転者に電話をかけることもできる。
これにより、例えば、ガードマンは、状況に応じた指示を迅速に出すことができる。
図7は、事務所端末10に表示される事務所用の画面の一例を示した図である。
予定管理システム4では、携帯端末5による操作を主とするため、事務所端末10は、携帯端末5ほどには使われないが、事務所端末10からも携帯端末5と同等の操作ができるようになっている。
事務所用の画面は、「予約一覧」、「管理」、「設定」、「ユーザ情報」のタブを有しており、これらのタブを選択すると、対応する画面を表示させることができる。
図7では、「予約一覧」タブが選択され、予約一覧画面105が表示されている。
なお、図示しないが、既に予定日は指定してあるものとする。
予約一覧画面105では、作業予定を複数の施設に渡って一覧する時間表62、62、・・・が表示される。
時間表62の表示内容は、携帯端末5の予約一覧画面102に表示されるものと同様である。
時間表62は、施設選択欄63を備えており、「▼」印をタッチすると、作業が予定されている施設が一覧表示され、ユーザが所望の施設を選択するようになっている。
このように予約一覧画面105では、複数の時間表62を同時に一覧することができる。
(第2実施形態)
ユーザは、建設現場で働く傍ら携帯端末5を操作する。そのため、ユーザの操作負担を如何に軽減するかは、作業効率を高め、また、予定管理システム4をユーザに受け入れ易くするために重要である。
そこで、本実施形態では、ユーザの操作負担を軽減するための入力支援機能を携帯端末5に備える。
図8(a)は、入力支援機能を備えた予約追加画面103aの一例を示した図である。
予約追加画面103aは、資材欄52に入力する入力語の候補を表示する入力語候補表示欄65を更に備えている。
携帯端末5は、入力語候補表示欄65に表示した候補がタッチされると、その入力語を資材欄52に入力する。
このため、ユーザは、キーボード55から文字入力を行う必要がなく、提示された候補を選択するだけで入力することができる。
ところで、資材欄52に入力する語は、当該ユーザにとっては数が限られているものの、業種によって千差万別であり、更に、「鉄骨」と入力するところ、「てっこつ」や「てつ」と入力するなどの個人的なばらつきもある。
一方、予約追加画面103aは、表示面積が限られているため、ユーザの欲する入力語を予め用意して入力語候補表示欄65に全て表示することは困難である。
そこで、予定管理システム4では、ユーザが入力した入力語を記憶し、これを入力語候補表示欄65に表示することとした。
図の例では、「外装材」、「照明」、「電装材」の3つの入力語の候補が表示され、「電装材」が選択されて資材欄52に入力されている。
この候補のリスト(以下、候補リスト)は、当該ユーザが過去に資材欄52に対して入力した入力語の履歴を基に作成されたものである。
候補リストの作成は、管理サーバ7が個々の携帯端末5に対して個別に行い、これをそれぞれの携帯端末5に送信して、各携帯端末5に表示させる。
入力語候補表示欄65では、左から右へ第1候補、第2候補、第3候補となっている。
入力語の候補順位の決め方は各種考えられるが、本実施の形態では、直近に入力したものほど順位が高くなるように設定した。この他に、例えば、入力頻度が高いものほど高順位となるように設定することもできる。
図8(b)は、候補リストをドロップダウンリストとして表示する例を示した図である。
この例では、資材欄52の右端に表示された▼印をタッチすると、資材欄52の下端に入力語候補表示欄65aがドロップダウンリストとして表示される。ユーザが候補をタッチすると、当該候補が資材欄52に入力される。
このように、必要とされるときだけ入力語候補表示欄65aを動的に表示することにより、画面の表示スペースを節約することができる。
図8(c)は、候補リストを拡張した予約追加画面103bの一例を示した図である。
入力語候補表示欄68は、上段の3つの候補から構成された第1候補66と、下段の3つの候補から構成された第2候補67から構成されている。
第1候補66は、入力語候補表示欄65と同じであり、当該ユーザの入力履歴に基づいて構成されている。
なお、図8(c)に表示した例では、表示画面サイズ上の制約から、上段に第1候補66を、下段に第2候補67を表示するようにしているが、第1候補66、第2候補67を同一列に表示するようにしてもよい。この場合、第1候補66の後側に第二候補67を表示するようにし、表示可能な最大数だけ画面表示し、他は次候補キーや前候補キーの選択により他の候補を表示する。
一方、第2候補67は、他の携帯端末5で資材欄52に入力された入力語の履歴に基づいて構成されている。
ここで、他の携帯端末5を任意に選ぶと入力語の精度(ユーザが欲する入力語を提示する精度)が低下するため、管理サーバ7は、当該携帯端末5と、当該携帯端末5のユーザと業務内容が近い他のユーザの携帯端末5をグループにし、当該グループに属する他のユーザの携帯端末5における履歴から第2候補67を作成する。
第1候補66と第2候補67で重複する候補がある場合、管理サーバ7は、当該候補を第1候補66に含め、第2候補67からは除外する。
他の携帯端末5は、近接した業務範囲で使用されるため、入力語の使用傾向も近いと考えられる。
このため、他の携帯端末5での入力語をも候補リストとしてユーザに提示することにより、ユーザの欲する入力語を提示できる可能性をより高めることができる。
図8(d)は、入力語候補表示欄68aをドロップダウンリストとして表示した例を示している。
資材欄52で▼印をタッチすると、入力語候補表示欄68aがドロップダウンリストとして表示される。ユーザが候補をタッチすると、タッチされた候補が資材欄52に入力される。
入力語候補表示欄68aでは、第1候補66aは、上位側に表示され、第2候補67bは、下位側に表示されている。
以上、入力語の候補リスト表示による入力支援について説明したが、各種の変形が可能である。
例えば、入力語候補表示欄68、68aでは、当該携帯端末5での入力語を上位に、他の携帯端末5での入力語を下位に表示したが、携帯端末5を区別せずに、グループ内で最も使用頻度の高いものから順に表示することも可能である。
また、当該携帯端末5での入力語を最優先順位とし、候補の表示欄に余りがある場合に同一グループの他の携帯端末5での入力語を候補として表示することも可能である。
更に、同一グループ内の他の携帯端末5のうち、当該携帯端末5と入力語の傾向が類似するものを選択し、当該選択した携帯端末5での入力語を使用するように構成することもできる。
この場合、管理サーバ7は、例えば、同一グループ内の他の携帯端末5のうち、当該携帯端末5と入力語が一致する数、または、比率の高い他の携帯端末5を選択し、当該携帯端末5と選択した携帯端末5での入力語から候補リストを作成する。
更に、資材欄52のほか、電話番号欄など、他の入力欄についても候補リストを表示するように作成することができる。
この場合、管理サーバ7は、携帯端末5ごとの入力語を、更に入力欄ごとに記録する。
そして、管理サーバ7は、入力欄ごとに候補リストを当該入力欄に対する入力語の履歴から作成して携帯端末5に送信する。
このように、管理サーバ7は、予定の入力の入力欄ごとに入力語を記憶し、入力欄ごとに候補リストを作成することができる。
また、入力語候補表示欄65に表示する候補をユーザの入力に従って動的に絞り込んでいくように構成することもできる。
この場合、例えば、ユーザが資材欄52に「て」と入力すると、携帯端末5は、入力語候補表示欄65に「て」で始まる「鉄骨」、「鉄パイプ」、「鉄柱」、「鉄管」などを表示し、続いてユーザが「っ」と入力すると、「てっ」に対応する「鉄骨」、「鉄柱」、「鉄管」に候補を絞り込んで表示する。
図9(a)は、入力語DBの構成を説明するための図である。
入力語DBは、管理サーバ7の記憶装置25に形成されており、各携帯端末5で入力された入力語のうち、候補リスト作成対象となるもの(資材欄52など、候補リストを表示する対象となっている入力欄に入力された入力語)を(入力欄が複数ある場合は、入力欄ごとに)記憶している。
図9の例では、ユーザA〜Eが、それぞれ所有する携帯端末5(携帯端末A〜Eとする)に対して、資材欄52に入力した入力語を記憶している。
入力語DBは、作業予定の入力に際して入力された入力語を、当該入力の内容を送信した携帯端末5に対応させて記憶する入力語記憶手段として機能している。
また、この例では、直近に入力された順に3件リスト表示する設定となっており、入力語DBには、直近から3番目までの入力語が記憶され、直近に入力されたものほど表示順位が上位に設定されている。
図の例では、携帯端末Aに対して、「外装材」、「照明」、「電装材」が記憶されている。
「外装材」が直近に入力された入力語で、これに「照明」、「電装材」と続く。このため、携帯端末Aでは、候補リストに「外装材」、「照明」、「電装材」の順で候補が表示される。
これは、一例であって、各種の設定が可能であり、例えば、過去10日間になされた入力語のうち、頻度の高い順にリスト表示する場合は、過去10日分の入力語を記憶し、頻度の高い入力語ほど表示順位が上位に設定される。
このように、管理サーバ7は、候補リストで表示される入力語の表示順を当該入力語が入力された順番又は使用頻度に基づいて設定することができる。
更に、入力語DBでは、業務内容の近いユーザごとに携帯端末5をグループに区分している。
図の例では、携帯端末A〜携帯端末Dがグループ72に区分されている。
グループ72のユーザは、業務内容が近いため、入力語の傾向が類似しており、これらの入力語を互いの候補リストで融通することにより、より柔軟な候補リストを提供することができる。
一方、ユーザEの業務内容は、ユーザA〜Dの業務内容と関係が薄いため、入力語の傾向が異なり、携帯端末A〜D用の候補リストでは、使用しないのが望ましい。
このように、管理サーバ7は、携帯端末5をグループに区分して記憶するグループ記憶手段を備えている。
図9(b)は、管理サーバ7が携帯端末Aでの入力語を用いて携帯端末A用の候補リストを作成する場合を示した図である。
この場合、管理サーバ7は、入力語DBから携帯端末Aでの入力語の記憶を読み出して候補リストを作成し、携帯端末Aに送信する。
このように、管理サーバ7は、携帯端末5で予定の入力をする際に入力語の候補を当該携帯端末5で選択可能に表示するための入力語の候補リストを、当該携帯端末5に対応させて記憶した入力語を用いて作成する候補リスト作成手段と、当該作成した候補リストを対応する携帯端末5に送信する候補リスト送信手段と、を備えている。
図9(c)は、管理サーバ7がグループ72に属する携帯端末A〜Dでの入力語を用いて携帯端末A用の候補リストを作成する場合を例示した図である。
この場合、管理サーバ7は、入力語DBから携帯端末A〜Dでの入力語の記憶を読み出して候補リストを作成し、携帯端末Aに送信する。図の例では、候補リスト中「外装材」、「照明」、「電装材」は、携帯端末Aでの入力語を用いたものであり、「内装材」、「燃料」、「鉄骨」は、それぞれ携帯端末B〜Dで入力された直近の入力語を用いたものである。
このように、管理サーバ7は、携帯端末5が区分されているグループに属する他の携帯端末5に対応づけられている入力語を含めて候補リストを作成することもできる。
また、この例では、管理サーバ7は、候補リストにおいて、当該候補リストの送信先の携帯端末5に対応づけられた入力語の表示順位を当該携帯端末5が属するグループの他の携帯端末5に対応づけられた入力語の表示順位よりも高く設定している。
更に、候補リストの作成に際して、グループに属する携帯端末5のうち、当該候補リストの送信先対象である携帯端末5での入力語と一致する入力語の数又は比率の高い他の携帯端末5を選択し、当該他の携帯端末5での入力語を用いるように構成することも可能である。
図10(a)は、管理サーバ7が携帯端末5に候補リストを送信する手順を説明するためのフローチャートである。
以下では、図5と同じステップには、同じステップ番号を付し、説明を簡略化、または省略する。
まず、ユーザの操作により携帯端末5が予定管理プログラムを起動する(ステップ75)。
次に、携帯端末5は、通信ネットワーク8に接続可能か否かを判断する(ステップ80)。
通信制御装置34に接続可能な場合(ステップ80;Y)、携帯端末5は、管理サーバ7にアクセスし、予定情報を同期する(ステップ85)。
そして、管理サーバ7は、入力語DBから当該携帯端末5の入力語を読み出して候補リストを作成し、携帯端末5に送信する(ステップ205)。
携帯端末5は、管理サーバ7から候補リストを受信して記憶装置40に記憶する(ステップ210)。なお、記憶装置40に前回の候補リストが残っている場合は、これを上書きする。
なお、候補リストの作成・送信(ステップ205)と記憶(ステップ210)の両処理については、レスポンスの悪化を避けるために、予定情報同期(ステップ85)毎に行うのではなく、例えば、同期n回(n≧2)毎に処理したり、所定期間(例えば、m(m≧2)日毎というように、より長い間隔で処理するようにしてもよい。
携帯端末5は、このようにして候補リストを最新のものに更新した後、予定情報を用いて予定を表示装置35に表示し、更新後の候補リストを利用する(ステップ90)。
一方、通信ネットワーク8に接続できない場合(ステップ80;N)、携帯端末5は、予定情報を記憶装置40から読み出して、これに基づく予定を表示装置35に表示し、候補リストは、記憶装置40に記憶してある前回使用したものを利用する(ステップ90)。
図10(b)は、管理サーバ7が入力語DBを更新する手順を説明するためのフローチャートである。
ステップ100〜115は、図5と同様である。
携帯端末5と管理サーバ7が予定情報を同期した後(ステップ115)、管理サーバ7は、同期した予定情報から、入力欄に入力された入力語を抽出し(ステップ215)、当該携帯端末5から新規入力されたものか入力語であれば、入力語DBを更新する(ステップ220)。
(第3実施形態)
建設現場での作業は、例えば、資材の搬入、搬入した資材の揚重、揚重した資材の組み立て、など関連する一連の作業が連続して行われる。
そこで本実施形態では、連続する作業を関連づけて予定の入力支援を行い、ユーザの入力負担を軽減する。
図11(a)は、作業の関連づけを説明するための図である。
左図は、施設欄44で「ゲート1」を選択した場合に表示される予約一覧画面102cを示しており、6時から7時まで作業75(元請けの福井次郎氏担当による鉄筋の搬入)が予定されている。
右図は、施設欄44で「クレーンA」を選択した場合に表示される予約一覧画面102dを示しており、6時10分から7時10分まで作業76(元請けの福井次郎氏担当による鉄筋の揚重)が予定されている。
これらは、福井氏が、6時にゲート1から鉄筋を搬入して(作業75)、6時10分から鉄筋をクレーンAで持ち上げる(作業76)、という連続する作業の予定を入力したものであり、その際の福井氏の設定により、作業75と作業76に関連づけが設定されたものである。
このように、作業75(1件目の作業予定)と作業76(2件目の作業予定)には、関連づけが設定されている。
作業の予定を関連づけることにより、以下のような各種の入力支援をユーザに提供することができる。
図11(b)は、作業の予定を関連づけて入力する方法を説明するための図である。
まず、図11(b)の左図に示した予約追加画面103cで、1件目の作業予定を入力する。予約追加画面103cをロールダウンしていくと、図6(c)で図示を省略した施設選択欄77があり、その下に、他施設同時入力欄78がある。
他施設同時入力欄78には、「+」印と施設選択欄79があり、当該作業予定に後続する2件目の作業予定を関連づけて入力する場合は、対象となる施設を施設選択欄79で選択した後、「+」印をタッチする。図では、施設として「クレーンA」が選択されている。
すると、図示しないが、携帯端末5は、1件目の作業予定の開始時間から2件目の作業予定の開始時間までの時間差を設定する時間差設定画面を小画面にてポップアップ表示する。
この小画面では、「ずらす時間」との表示の隣に時間差を分単位で入力するようになっている。この例では、10分と入力したものとする。
時間差設定画面で時間差が設定されると、携帯端末5は、図11(b)の右図に示したように、2件目の作業予定を入力するための予約追加画面103dを表示する。
携帯端末5は、2件目の予約追加画面103dを表示するに際して、1件目の予約追加画面103cと重複する内容、例えば、図の例では、資材欄52、担当者欄80については、1件目のものをコピーすることにより自動入力する。
なお、また、図示した例以外にもコピーにより自動入力する項目については任意に設定することが可能であるが、例えば、関係者や時間の情報についても自動入力の対象としてもよい。
また、携帯端末5は、開始欄53に関しては、1件目の作業予定の開始時間と時間差入力画面で入力された時間差から2件目の作業予定の開始時間を計算し、これを自動入力する。
更に、携帯端末5は、1件目の施設選択欄79で指定された施設を2件目の施設選択欄77に自動入力する。
このように、携帯端末5は、可能な限り1件目の入力内容を利用して2件目の入力を省力化することにより、ユーザの入力操作を支援し、第2の予定の入力を受け付ける際に、第1の予定と重複する入力項目を自動的に入力する入力支援手段を備えている。
図12(a)は、関連づけを用いて予定時間の変更操作を支援する例を説明するための図である。
予約一覧画面102cでユーザが作業75の予定時間を6時〜7時から8時〜9時にシフトしたとする。この操作は、作業75をタッチして作業75の予約詳細画面104を表示して、そこから編集する。
あるいは、作業75をタッチしたまま8時〜9時の時間帯にドラッグしてシフトするように構成してもよい。
すると、携帯端末5は、「この予約は同時入力データです。もう一つの対になる予約が存在しています。変更を別の予約にも反映させますか?」などと小画面をポップアップ表示して、1件目の作業予定のみ変更するか、あるいは、1件目の作業予定に関連づけられている2件目の作業予定もこれに連動して変更するかをユーザに問い合わせる。
問い合わせの下には「まとめて更新」ボタンと、「この予約のみ更新」ボタンが表示されており、携帯端末5は、前者のボタンが選択された場合は、2件目の作業予定も1件目の作業予定に連動して予定時間を変更し、後者のボタンが選択された場合は、1件目の作業予定の予定時間だけ変更する。
携帯端末5は、同様に2件目の作業予定の予定時間が変更された場合も、これに連動して1件目の作業予定の予定時間も変更するか否かをユーザに問い合わせ、連動させる場合は、1件目の作業予定の予定時間も変更し、連動させない場合は、2件目の作業予定の予定時間だけ変更する。
右図の予約一覧画面102dは、携帯端末5が、作業76(2件目)の予定時間を作業75(1件目)の作業時間に連動して変更したところを示している。
図に示したように、作業76も作業75に連動して同じ時間だけシフトし、6時10分から7時10分までの予定時間が8時10分から9時10分に変更されている。
このように、携帯端末5は、予定の変更を受け付けて予定情報を更新する予定変更手段を備えており、変更を受け付けた予定に関連づけられた予定がある場合に、当該予定も同期して変更し、予定情報を更新している。
この例では、当該予定変更手段は、予定時間を同期して変更している。
図12(b)は、関連づけを用いて予定内容の変更操作を支援する例を説明するための図である。
左図は、予約編集画面106cで1件目の作業予定を変更するところを示している。
図示しないが、資材欄52は、元は「鉄筋」であったのを「鉄骨」に変更したところを示している。
すると、携帯端末5は、図12(a)の場合と同様にして、2件目の作業予定の資材も、これに連動して変更するか否かをユーザに問い合わせる。
そして、ユーザが連動して変更する方を選択すると、携帯端末5は、2件目の作業予定の予約編集画面106dを表示し、1件目に連動して資材欄52に「鉄骨」を入力する。
このように、携帯端末5は、作業予定が変更される場合、当該作業予定に関連づけられた他の作業予定があるか否かを判断し、当該作業予定に関連づけられた他の作業予定がある場合、ユーザの指示によって、当該作業予定に連動して他の作業予定も変更する。
即ち、この例では、予定変更手段は、自動的に入力した入力項目を同期して変更している。
携帯端末5は、このような作業予定の関連づけを用いて、ユーザの入力操作を軽減する。
図13は、関連づけられた作業予定を同時表示する例を示した図である。
携帯端末5は、選択された1件目の作業予定と、これに関連づけられた2件目の作業予定がある場合、画面を上下に2分割し、2件分の作業予定を同時に表示することもできる。
この場合、ユーザは、予約一覧画面102(図6(b)参照)において作業予定を同時表示モードで選択する。すると、携帯端末5は、図13のように、関連づけられた作業予定の詳細を並べて表示する。
図の例では、携帯端末5は、2分割した上側の分割画面81に1件目の作業予定の詳細情報を表示し、下側の分割画面82に2件目の作業予定の詳細情報を表示している。
このように、携帯端末5は、関連づけられた複数の作業予定を同時に表示することにより、ユーザが画面を切り替える手間を省くことができる。
このように、携帯端末5は、一覧表示された予定から1の予定を選択する予定選択手段と、選択された予定の詳細情報を表示する詳細表示手段と、を備え、選択された予定に関連づけられた予定が存在する場合、選択された予定の詳細情報と当該関連づけられた予定の詳細情報とを関連づけて視聴可能にする。
なお、図13に示した画面表示の例では、選択された作業予定と、これに関連づけられた他の作業予定とを、画面分割により同時表示する場合について示したが、1の作業予定の詳細を画面全体に表示するようにしてもよい。
上述したように、予約一覧画面102に表示されている作業予定を選択(タップ)すると、当該選択された作業予定の予約詳細画面104が画面全体に表示される(図6(d)参照)。
当該選択された作業予定に関連付けられた作業予定が存在する場合には、この予約詳細画面104において、関連付けられた作業予定が存在することを明示する。例えば、予約詳細画面104の中に関連予定欄を設け、関連付けられた作業予定の施設の名称を表示する。
図13に示した例では、分割画面81の作業予定の詳細が予約詳細画面104として画面全体に表示されると共に、これに関連付けられた作業予定の存在を明示するために、関連予定欄に「クレーンA」を表示する。
これによりユーザは、選択した作業予定には、「クレーンA」の作業予定が関連付けられていることを認識することができる。
そして予約詳細画面104の関連予定欄の表示「クレーンA」には、当該関連付けられた作業予定がリンクされ、ユーザによって関連予定欄が選択(タップ)されると、予約詳細画面104には、当該選択された作業予定(関連付けられた作業予定)が表示される。
なお、この予約詳細画面104の関連予定欄には、最初に選択された作業予定の施設名である「ゲート1」が表示される。
図14は、作業予定を関連づけて入力する手順を説明するためのフローチャートである。
なお、図5(b)の手順に対応するステップには、同じステップ番号を付し、説明を簡略化する。
まず、携帯端末5は、予約追加画面103c(図11(b))で1件目の作業予定の追加の入力を受け付ける(ステップ100)。
このように、携帯端末5は、第1の予定の入力を受け付けて予定情報を更新する第1の予定受付手段を備えている。
次に、携帯端末5は、他施設同時入力欄78に対するタッチの有無により、1件目の作業予定に関連づける2件目の作業予定があるか否かを判断する(ステップ305)。
1件目の作業予定に関連づける2件目の作業予定がある場合(ステップ305;Y)、携帯端末5は、予約追加画面103dを表示して2件目の作業予定の追加の入力を受け付ける(ステップ310)。
このように、携帯端末5は、先に入力を受け付けた第1の予定と関連づけて第2の予定の入力を受け付けて予定情報を更新する第2の予定受付手段を備えている。
そして、携帯端末5は、1件目の作業予定と2件目の作業予定を関連づけて記憶装置40の予定情報に記憶することにより、予定情報を更新する(ステップ105)。
一方、当該作業予定に関連づける他の作業予定がない場合(ステップ305;N)、携帯端末5は、1件目の作業予定を記憶装置40の予定情報に記憶することにより、予定情報を更新する(ステップ105)。
次に、携帯端末5は、通信ネットワーク8に接続しているか否かを確認し(ステップ110)、接続している場合は(ステップ110;Y)、管理サーバ7と通信し、携帯端末側の予定情報と管理サーバ側の予定情報を同期させる(ステップ115)。
このように、携帯端末5は、更新した予定を所定のサーバに送信する予定送信手段を備えている。
そして、管理サーバ7は、携帯端末で複数の予定が関連づけられて入力された場合に、当該関連づけを含めて予定情報を更新する。
一方、通信ネットワーク8に接続していない場合は(ステップ110;N)、追加変更履歴を記憶しておき、次回に管理サーバ7に接続したときに予定情報を同期させる。
図15は、関連づけられた作業予定を連動して変更する手順を説明するためのフローチャートである。
まず、携帯端末5は、作業予定の変更を受け付ける(ステップ320)。
すると、携帯端末5は、当該作業予定に関連づけられた他の作業予定があるか否かを記憶装置40に記憶した予定情報で確認する(ステップ325)。
当該作業予定に関連づけられた他の作業予定があった場合(ステップ325;Y)、携帯端末5は、他の作業予定を連動して変更するかユーザに問い合わせる(ステップ330)。
ユーザの選択により、他の作業予定を連動して変更する場合(ステップ330;Y)、携帯端末5は、他の作業予定も当該作業予定に連動して変更する(ステップ335)。
そして、携帯端末5は、変更した当該作業予定と、これに連動して変更した他の作業予定を用いて記憶装置40の予定情報を更新する(ステップ340)。
一方、関連づけられた他の作業予定がない場合(ステップ325;N)、または、ユーザの選択により、他の作業予定を連動して変更せず、当該作業予定のみ変更する場合(ステップ330;N)、携帯端末5は、他の作業予定を連動させずに当該作業予定を変更する(ステップ345)。
そして、携帯端末5は、変更した当該作業予定を用いて予定情報を更新する(ステップ340)。
次に、携帯端末5は、通信ネットワーク8に接続しているか確認し(ステップ110)、接続している場合は(ステップ110;Y)、管理サーバ7と通信して、携帯端末側の予定情報と管理サーバ側の予定情報を同期させる(ステップ115)。
一方、通信ネットワーク8に接続していない場合は(ステップ110;N)、追加変更履歴を記憶しておき、次回に管理サーバ7に接続したときに予定情報を同期させる。
以上に説明した各実施形態によって、次のような効果を得ることができる。
(1)携帯端末5によって自分の持ち場の作業予定のみならず、他の施設での作業予定も共有するため、「現場の状況を把握したい」、「現場の中で担当外の情報も見たい」などのユーザのニーズに応えることができ、現場での作業効率アップを図ることができる。
(2)予定管理プログラムは、所謂「スマホのアプリ」なので、インターネット接続環境であればどこでも利用可能であり、誰でも簡単に直ぐに使うことができる。
(3)軽快な操作感と分かり易いユーザインターフェースを採用しているので、初めてのユーザでも迷うことなく利用することができる。
(4)権限者が作業者と対面してQRコードを渡すため、正当な作業者を登録することができ、また、作業者は、携帯端末5でQRコードを撮影するだけで、予定管理プログラムをアクティベートすることができる。
(5)候補リストを提示する入力アシスト機能や作業予定の変更を連動させる機能などで、携帯端末5に対する操作支援を行うことにより、作業者は、余分な注意力を携帯端末5に払う必要がなく、本来の業務に集中できる。
(6)管理サーバ7は、ユーザ登録とデータ量の小さい予定情報の同期を行うだけで複雑な処理はしないため、簡単な設備で済み、初期投資を節約することができる。例えば、クラウドサービスを提供している事業体のサービスを利用すれば、サーバ設置の必要が無くなる。
(7)現場が当面している諸問題(資材の搬入・揚重作業工程の調整に時間がかかる。時間帯の作業内容が見えない。当日の搬入調整に手間がかかる。資材は入ったが荷受けの業者が来ていない、担当者は誰なのか。搬入予定の車両が遅れると、その後の作業の調整が面倒である。次の空き時間がわからない。見学者など突然のスケジュール変更への調整に時間がかかる。調整やスケジュール表の書き直しの手間がかかる。)を解決することができる。
(8)搬入ゲート、搬入車両ナンバ、運転手の電話番号、玉がけ担当者など、詳細情報の内容を手軽にカスタマイズすることができる。
(9)職員から職長、ガードマンまでそれぞれの作業と権限に合わせた運用が可能である。
(10)例えば、「5:00〜29:00」など現場の運用に合わせた時間管理の設定が可能である。
(11)「会議室」などを管理対象の施設に加えることにより、建設現場での現場会議の予定も行え、このように管理対象を拡張することもできる。
以上説明した第2実施形態(入力アシスト)では、次のように構成することも可能である。
(1)構成21
関連する作業を行う複数の作業者の携帯端末と通信することにより前記携帯端末で共有する予定を管理する予定管理サーバであって、
作業の予定を記憶する予定記憶手段と、
予定の入力が行われた携帯端末から当該入力の内容を受信する入力内容受信手段と、
前記受信した入力の内容に従って前記記憶した予定を更新する予定更新手段と、
前記更新した予定の少なくとも一部を前記携帯端末に送信して予定を同期させる予定同期手段と、
前記予定の入力に際して入力された入力語を、当該入力の内容を送信した携帯端末に対応させて記憶する入力語記憶手段と、
前記携帯端末で予定の入力をする際に入力語の候補を当該携帯端末で選択可能に表示するための入力語の候補リストを、当該携帯端末に対応させて記憶した入力語を用いて作成する候補リスト作成手段と、
前記作成した候補リストを対応する前記携帯端末に送信する候補リスト送信手段と、
を具備したことを特徴とする予定管理サーバ。
(2)構成22
前記入力語記憶手段は、前記予定の入力の入力欄ごとに入力語を記憶し、前記候補リスト作成手段は、前記入力欄ごとに前記候補リストを作成することを特徴とする構成21に記載の予定管理サーバ。
(3)構成23
前記携帯端末をグループに区分して記憶するグループ記憶手段を具備し、
前記候補リスト作成手段は、更に、前記携帯端末が区分されているグループに属する他の携帯端末に対応づけられている入力語を含めて前記候補リストを作成することを特徴とする構成21、又は構成22に記載の予定管理サーバ。
(4)構成24
前記候補リスト作成手段は、前記作成に係る候補リストにおいて、当該候補リストの送信先の携帯端末に対応づけられた入力語の表示順位を当該携帯端末が属する前記グループの他の携帯端末に対応づけられた入力語の表示順位よりも高く設定することを特徴とする構成23に記載の予定管理サーバ。
(5)構成25
前記候補リスト作成手段は、前記候補リストで表示される前記入力語の表示順を当該入力語が入力された順番又は使用頻度に基づいて設定することを特徴とする構成21、構成22、又は構成23に記載の予定管理サーバ。
(6)構成26
前記候補リスト作成手段は、前記グループに属する携帯端末のうち、当該候補リストの送信先対象である携帯端末での入力語と一致する入力語の数又は比率の高い他の携帯端末での入力語を用いることを特徴とする構成23、又は構成24に記載の予定管理サーバ。
(7)構成27
関連する作業を行う複数の作業者の携帯端末と通信することにより前記携帯端末で共有する予定を管理する機能をコンピュータで実現する予定管理プログラムであって、
作業の予定を記憶する予定記憶機能と、
予定の入力が行われた携帯端末から当該入力の内容を受信する入力内容受信機能と、
前記受信した入力内容に従って前記記憶した予定を更新する予定更新機能と、
前記更新した予定の少なくとも一部を前記携帯端末に送信して予定を同期させる同期機能と、
前記予定の入力に際して入力された入力語を、当該入力の内容を送信した携帯端末に対応させて記憶する入力語記憶機能と、
前記携帯端末で予定の入力をする際に入力語の候補を当該携帯端末で選択可能に表示するための入力語の候補リストを、当該携帯端末に対応させて記憶した入力語を用いて作成する候補リスト作成機能と、
前記作成した候補リストを対応する前記携帯端末に送信する候補リスト送信機能と、
をコンピュータで実現する予定管理プログラム。
以上説明した第3実施形態(関連づけ)では、次のように構成することも可能である。
(1)構成31
複数の作業の予定を記憶する予定記憶手段と、
前記記憶した予定を一覧表示する予定表示手段と、
第1の予定の入力を受け付けて前記記憶した予定を更新する第1の予定受付手段と、
前記入力を受け付けた第1の予定と関連づけて第2の予定の入力を受け付けて前記記憶した予定を更新する第2の予定受付手段と、
前記第2の予定の入力を受け付ける際に、前記第1の予定と重複する入力項目を自動的に入力する入力支援手段と、
前記更新した予定を所定のサーバに送信する予定送信手段と、
を具備したことを特徴とする携帯端末。
(2)構成32
予定の変更を受け付けて前記記憶した予定を更新する予定変更手段を具備し、
前記予定変更手段は、前記変更を受け付けた予定に関連づけられた予定がある場合に、当該予定も同期して変更し、前記記憶した予定を更新することを特徴とする構成31に記載の携帯端末。
(3)構成33
前記予定変更手段は、予定時間を同期して変更することを特徴とする構成32に記載の携帯端末。
(4)構成34
前記予定変更手段は、前記自動的に入力した入力項目を同期して変更することを特徴とする構成32、又は構成33に記載の携帯端末。
(5)構成35
前記一覧表示された予定から1の予定を選択する予定選択手段と、
前記選択された予定の詳細情報を表示する詳細表示手段と、を更に備え、
前記詳細表示手段は、前記選択された予定に関連づけられた予定が存在する場合、選択された予定の詳細情報と当該関連づけられた予定の詳細情報とを関連づけて視聴可能にすることを特徴とする構成31から構成34までのうちの何れか1の構成に記載の携帯端末。
(6)構成36
複数の作業の予定を記憶する予定記憶機能と、
前記記憶した予定を一覧表示する予定表示機能と、
第1の予定の入力を受け付けて前記記憶した予定を更新する第1の予定受付機能と、
前記入力を受け付けた第1の予定と関連づけて第2の予定の入力を受け付けて前記記憶した予定を更新する第2の予定受付機能と、
前記第2の予定の入力を受け付ける際に、前記第1の予定と重複する入力項目を自動的に入力する入力支援機能と、
前記更新した予定を所定のサーバに送信する予定送信機能と、
を携帯端末のコンピュータで実現する予定管理プログラム。
(7)構成37
作業を行う複数の作業者の携帯端末と通信することにより前記携帯端末で共有する予定を管理する予定管理サーバであって、
予定を記憶する予定記憶手段と、
予定の入力が行われた携帯端末から当該予定を受信して前記記憶した予定を更新する予定更新手段と、
前記更新した予定を各前記携帯端末に送信して、当該携帯端末に記憶されている予定と同期させる予定同期手段と、
を具備し、
前記携帯端末で複数の予定が関連づけられて入力された場合に、前記予定更新手段は、当該関連づけを含めて前記予定を更新することを特徴とする予定管理サーバ。
4 予定管理システム
5 携帯端末
6 トラック
7 管理サーバ
8 通信ネットワーク
9 基地局
10 事務所端末
11 建設現場
12 揚重機
13 建築物
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 通信制御装置
25 記憶装置
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 通信制御装置
35 表示装置
36 タッチパネル
37 カメラ
38 マイクロフォン
39 スピーカ
40 記憶装置
43 操作欄
44 施設欄
45 時間表欄
51 操作欄
52 資材欄
53 開始欄
54 終了欄
55 キーボード
57 操作欄
58 予定日時表示欄
59 運転者電話番号欄
62 時間表
63 施設選択欄
65 入力語候補表示欄
66 第1候補
67 第2候補
68 入力語候補表示欄
72 グループ
75、76 作業
77 施設選択欄
78 他施設同時入力欄
79 施設選択欄
80 担当者欄
81、82 分割画面
101 カレンダー画面
102 予約一覧画面
103 予約追加画面
104 予約詳細画面
105 予約一覧画面
106 予約編集画面

Claims (7)

  1. 作業を行う作業者の携帯端末にインストールされ、所定のサーバと通信することにより前記作業の予定を更新しながら共有する機能を前記携帯端末に発揮させる予定管理プログラムの機能有効化を、前記予定管理プログラムが前記携帯端末にインストールされた後に行う機能有効化サーバであって、
    権限を有する者の権限端末から作業者の登録を受け付ける作業者登録手段と、
    前記登録した作業者に対応づけて機能有効化要求情報を発行する機能有効化要求情報発行手段と、
    前記予定管理プログラムをインストールし、前記登録を受け付けた作業者の携帯端末から、前記発行した機能有効化要求情報を受信する機能有効化要求情報受信手段と、
    前記受信した機能有効化要求情報を送信した携帯端末と前記登録した作業者を対応づけると共に、当該携帯端末に前記予定管理プログラムの機能有効化を行うための機能有効化情報を送信する機能有効化情報送信手段と、
    を具備したことを特徴とする機能有効化サーバ。
  2. 前記機能有効化要求情報発行手段は、前記作業者の登録を行った権限端末に前記発行した機能有効化要求情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の機能有効化サーバ。
  3. 前記作業者登録手段は、前記作業者の属性を登録し、
    前記機能有効化情報送信手段は、当該作業者の属性に応じた機能有効化を行う機能有効化情報を前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の機能有効化サーバ。
  4. 前記機能有効化要求情報発行手段は、前記機能有効化要求情報を、前記登録した作業者の携帯端末で撮影可能な画像情報として前記権限を有する者の権限端末に送信することを特徴とする請求項2に記載の機能有効化サーバ。
  5. 作業を行う作業者の携帯端末にインストールされ、所定のサーバと通信することにより前記作業の予定を更新しながら共有する機能を前記携帯端末に発揮させる予定管理プログラムの機能有効化を、前記予定管理プログラムが前記携帯端末にインストールされた後に行う機能をコンピュータで実現する機能有効化プログラムであって、
    権限を有する者の権限端末から作業者の登録を受け付ける作業者登録機能と、
    前記登録した作業者に対応づけて機能有効化要求情報を発行する機能有効化要求情報発行機能と、
    前記予定管理プログラムをインストールし、前記登録を受け付けた作業者の携帯端末から、前記発行した機能有効化要求情報を受信する機能有効化要求情報受信機能と、
    前記受信した機能有効化要求情報を送信した携帯端末と前記登録した作業者を対応づけると共に、当該携帯端末に前記予定管理プログラムの機能有効化を行うための機能有効化情報を送信する機能有効化情報送信機能と、
    をコンピュータで実現する機能有効化プログラム。
  6. 作業を行う作業者の携帯端末にインストールされ、所定のサーバと通信することにより前記作業の予定を更新しながら管理する予定管理機能を前記携帯端末に発揮させる予定管理プログラムであって、
    予定管理機能を有効化する前の状態で起動する起動機能と、
    前記起動した後に機能有効化要求情報を外部から取得する機能有効化要求情報取得機能と、
    前記取得した機能有効化要求情報を機能有効化サーバに送信する機能有効化要求情報送信機能と、
    前記送信した機能有効化要求情報に対して前記機能有効化サーバが送信してきた機能有効化情報を受信する機能有効化情報受信機能と、
    前記受信した機能有効化情報に基づいて前記予定管理機能を有効化する有効化機能と、
    を携帯端末のコンピュータで実現する予定管理プログラム。
  7. カメラを動作させて画像を撮影する画像撮影機能を備え、
    前記機能有効化要求情報取得機能は、権限を有する者の権限端末に表示された画像を前記画像撮影機能で撮影した画像情報から前記機能有効化要求情報を取得することを特徴とする請求項6に記載の予定管理プログラム。
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