JP2017073056A - 媒体整理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体の種別ごとに結束帯に記録する記録情報を設定することができる媒体整理装置を提供する。【解決手段】複数の媒体を結束帯で施封して媒体束を作成する施封部と、前記結束帯に対して記録情報の記録を行う記録部と、操作者が、前記媒体の種別ごとに前記記録情報を設定する設定操作を行う操作部と、前記設定操作に基づいて、前記記録部に対して前記記録情報を指定する制御部と、を備える、媒体整理装置を提供する。【選択図】図4

Description

本発明は、媒体整理装置に関する。
金融機関や店舗等において、紙状媒体としての紙幣を金種(例えば、一万円券、5千円券等)ごとに分類し、計数し、さらに、同じ金種の紙幣を所定数(施封枚数)ごとに施封して、紙幣束(媒体束)を作成する紙幣整理装置(媒体整理装置)が利用されている。例えば、紙幣整理装置は、紙幣を取り込む取込部と、取り込まれた紙幣の金種(媒体の種類)及び正損状態(紙幣が正券又は損券かを判別する)を鑑別する鑑別部と、紙幣を金種ごとに集積する複数の集積部と、集積された紙幣を施封枚数ごとに結束帯で施封して、紙幣束を作成する施封部と、紙幣を紙幣整理装置内の各所へ搬送する搬送部と、鑑別部での鑑別結果に基づいて、紙幣を各集積部へ搬送するように搬送部を制御する制御部と、を主に有する。さらに詳細には、施封部は押印部を有しており、押印部は、紙幣の整理処理を行った金融機関の名称や、複数の損券を施封した紙幣束であることを示す標識(損券標識)等を、結束帯に押印する。このような紙幣整理装置の一例としては、下記の特許文献1が挙げられる。
特開2014−2587号公報
従来の紙幣整理装置においては、紙幣束に損券が含まれている場合に、当該紙幣束の結束帯に当該紙幣束に損券が含まれている旨を示す損券標識を押印したいときには、操作者は紙幣整理処理を行う前に、損券を含む紙幣束の結束帯に損券標識を押印するように設定する設定操作を行う。しかしながら、上記設定は、紙幣の金種に関わらず、紙幣束に損券が含まれていれば結束帯に上記損券標識を押印するように設定するため、紙幣の金種ごとに、もしくは、金種及び正損状態の両方を加味して分類した種別ごとに(以下、紙幣の金種及び正損状態の両方を加味して紙幣を分類した種別を券種と呼ぶ)、上記損券標識を押印するか否かを選択することができない。したがって、紙幣の金種ごと、もしくは、紙幣の券種ごとに押印する標識を設定したい操作者にとっては、従来の紙幣整理装置は利便性の悪い装置であった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、媒体の種別ごと(例えば、媒体が紙幣である場合には、紙幣の金種ごと、もしくは、紙幣の券種ごと(少なくとも紙幣の金種ごとには分類される))に結束帯に記録する記録情報を設定することができる、新規かつ改良された媒体整理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数の媒体を結束帯で施封して媒体束を作成する施封部と、前記結束帯に対して記録情報の記録を行う記録部と、操作者が、前記媒体の種別ごとに前記記録情報を設定する設定操作を行う操作部と、前記設定操作に基づいて、前記記録部に対して前記記録情報を指定する制御部と、を備える、媒体整理装置が提供される。
前記媒体整理装置は、前記媒体の種類及び正損状態を鑑別する鑑別部をさらに備え、前記制御部は、前記設定操作と前記鑑別部の鑑別結果とに基づいて、前記記録部に対して前記記録情報を指定してもよい。
前記制御部は、前記鑑別結果に基づいて、前記媒体束に含まれている損券の数を計数し、計数結果と前記操作者によって前記操作部を用いて設定された設定値とを比較し、前記設定操作と比較結果とに基づいて、前記記録部に対して前記記録情報を指定してもよい。
前記記録部は、前記記録情報に対応する標識を前記結束帯に押印することにより、前記記録情報を前記結束帯に記録してもよい。
前記標識には、前記媒体束に損券が含まれている旨を示す損券標識が含まれてもよい。
以上説明したように本発明によれば、媒体の種別ごとに結束帯に記録する記録情報を設定することができる。
第1の実施形態に係る紙幣整理装置10の基本構成を示した説明図である。 第1の実施形態に係る施封部114の断面図である。 第1の実施形態に係る紙幣整理装置10における制御系のブロック図である。 第1の実施形態に係る処理方法のフローチャートである。 第1の実施形態に係る操作画面50の一例(その1)である。 第1の実施形態に係る操作画面60の一例(その2)である。 第2の実施形態に係る処理方法のフローチャート(その1)である。 第2の実施形態に係る処理方法のフローチャート(その2)である。 第2の実施形態に係る操作画面70の一例である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以下の説明においては、金融機関や店舗等のバックヤードにおいて、紙幣を金種ごとに分類し、計数し、さらに施封枚数ごとに施封する紙幣整理装置に本発明の実施形態を適用した場合について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、紙幣整理装置に適用することに限定されるものではなく、金融機関、店舗等で使用される取引装置や自動釣銭機等に適用してもよく、もしくは、店舗や公共施設等で、紙状媒体をその種類ごとに分類し、整理する機構を有する媒体整理装置に適用してもよい。そして、以下に説明する実施形態においては、媒体は紙幣に限定されるものではなく、紙状媒体であれば特に限定されない。
また、以下の説明においては、正券の紙幣束(媒体束)とは、正券(例えば、汚れが少ない紙幣)のみを施封して作成した紙幣束であり、損券の紙幣束とは、損券(例えば、汚れが多い紙幣)のみを施封して作成した紙幣束であり、さらに、指定券の紙幣束とは、上記正券及び損券の両方が混在する状態で複数の紙幣を施封して作成した紙幣束のことをいう。
<<第1の実施形態>>
<紙幣整理装置10>
まずは、第1の実施形態に係る紙幣整理装置10の構成について説明する。紙幣整理装置10は、操作者により投入された例えば紙幣のような紙状媒体を整理するための装置であり、詳細には、投入された紙幣を鑑別し、計数し、得られた鑑別結果に基づいて紙幣を金種ごとに集積し、集積された紙幣を施封枚数ごとに施封する紙幣整理処理を行う。
まずは、紙幣整理装置10の基本構成を示した説明図である図1、施封部114の基本構成を示した施封部114の断面図である図2、及び紙幣整理装置10における制御系のブロック図である図3を参照して、紙幣整理装置10の基本構成について説明する。なお、図1及び図2においては、紙幣整理装置10の操作者は、紙幣整理装置10の左側に位置するものとする。
本実施形態に係る紙幣整理装置10は、図1に示すように、取込部100、鑑別部102、リジェクトポケット104、オープンポケット106、表裏反転部108、集積部110、移送部112、施封部114、搬送部116、操作表示部118、操作部120、記憶部122、外部インターフェース部124、制御部126、及び扉128を主に有する。
(取込部100)
取込部100は、操作者と向かい合うように設けられ、操作者によって投入された複数の紙幣を取り込む部位である。取込部100は、例えば、紙幣を収納する収納空間154と、ローラ150と、収納空間154からローラへ紙幣をガイドするガイド156と、紙幣をガイド156に押し当てるためのビルプレス158とを含む。収納空間154に投入された紙幣は、ビルプレス158によってガイド156に押し当てられ、ガイド156によってローラ150へ押し出され、ローラ150が回転することによって、搬送部116に一枚ずつ繰り出される。なお、取込部100は、ビルプレス158の移動量を検知するセンサ(図示省略)等を有することによって、紙幣整理装置10に投入された全ての紙幣の処理の完了(投入完了)を検知することができるように構成してもよい。
(鑑別部102)
鑑別部102には、その内部にOCR(Optical Charcter Recognition)といったイメージセンサや磁気センサといった真偽センサ等の複数種類のセンサ(図示省略)が組み込まれている。そして、鑑別部102は、取込部100に投入され、鑑別部102に搬送された紙幣に対して、例えば紙幣の真偽、金種(紙幣の種類)、正券(例えば、汚れが少ない紙幣)であるか損券(例えば、汚れが多い紙幣)であるかといった紙幣の正損状態、鑑別時における紙幣の表裏の向きを鑑別することができ、その鑑別結果は、後述する記憶部122及び制御部126に出力される。さらに、鑑別部102は、紙幣に記載された記番号を読み取ることもでき、読み取った記番号と紐づけて、上記鑑別結果を記憶部122及び制御部126に出力してもよい。なお、鑑別部102により鑑別された紙幣は、鑑別部102から排出され、鑑別結果に基づいて搬送先(例えば各集積部110)に搬送される。
(リジェクトポケット104)
リジェクトポケット104は、本実施形態に係る紙幣排出部の一例である。リジェクトポケット104は、鑑別部102により金種不明もしくは受付不能と鑑別された紙幣を格納する部位である。図1に示した例においては、リジェクトポケット104は、紙幣整理装置10内の上方に設けられており、リジェクトポケット104に格納された紙幣を、操作者が容易に回収することが可能である。
(オープンポケット106)
オープンポケット106は、本実施形態における施封対象外紙幣格納部の一例である。鑑別部102による鑑別結果が、リジェクトポケット104への搬送対象外で、かつ、予め紙幣整理装置10における施封対象もしくは後述する集積部110に集積される集積対象と定められている券種に該当しない場合には、鑑別され、搬送された紙幣は、オープンポケット106に格納される。オープンポケット106に格納される紙幣としては、例えば、予め施封対象と定められている券種が国内紙幣と定められている場合には、海外紙幣がその一例として挙げられる。また、オープンポケット106は、図1に示した例においては、紙幣整理装置10内の上方に設けられており、格納された紙幣を操作者が容易に回収することが可能である。なお、図1においては、オープンポケット106が2つ設けられているが、本実施形態においては、オープンポケット106の数が2つに限定されるものではなく、1つ以上あればよい。
(表裏反転部108)
表裏反転部108は、例えば、搬送された紙幣のうち裏面が上になっている紙幣に関して、表裏を反転する部位である。このようにすることで、紙幣は、表面が上になる状態で各集積部110に集積されることができる。なお、本実施形態においては、表裏反転部108は、裏面が上になっている紙幣に対して反転する動作を行うことに限定されるものではなく、逆に、表面が上になっている紙幣に対して反転する動作を行ってもよい。そして、表裏反転部108は、基本的には、搬送先が各集積部110である紙幣だけが搬送される。
(集積部110)
各集積部110は、基本的には、鑑別部102による鑑別結果が予め施封対象と定められている券種に該当する場合に、鑑別部102により鑑別された紙幣が搬送され、かつ、搬送された紙幣を金種ごと(もしくは、券種ごと)に、集積する部位である。各集積部110は、例えば操作者側に設けられた扉128を開けることによって、操作者によって引き出されることができる。扉128には、電磁ロック等の施錠機構(図示省略)及び扉128の開閉を検知する開閉センサ(図示省略)が設けられており、後述の制御部126が、施錠機構及び開閉センサを制御することにより、扉128の施錠を制御し、操作者による扉128の開閉を検知することができる。また、各集積部110は、予め定められた施封枚数(例えば100枚)まで紙幣を集積することが可能である。そして、各集積部110に集積されている紙幣の枚数が施封枚数に達した場合であって、集積された紙幣の券種が施封するように設定された券種である場合には、集積されている紙幣は全て移送部112に搬送される。なお、図1の例においては、紙幣整理装置10内の下方に、5個の集積部110が縦一列に設けられているが、本実施形態においては、5個の集積部110に限定されるものではなく、集積部110は、紙幣整理装置10内に少なくとも2個以上設けられていればよい。
また、各集積部110には、集積された紙幣の容量を検知するための集積部用検知部(図示省略)が設けられている。集積部用検知部は、例えば光学式センサであることができ、集積部110に集積された紙幣によって光が遮られることにより集積された紙幣の容量を検知することができる。そして、集積部用検知部は、取得した検知結果を制御部126に出力する。制御部126は、制御部126へと検知結果を出力した集積部用検知部の設置位置により、どの集積部110に集積された紙幣の容量の検知結果であるかを認識することができ、さらに、集積部110における集積部用検知部の設置高さにより、その高さにまで紙幣が集積されたこと、すなわち、集積された紙幣の容量を認識することができる。具体例としては、集積部用検知部が予め定められた施封枚数(例えば100枚)に対応する高さに設置されており、当該集積部用検知部が集積された紙幣によって光が遮られていることを検知した場合には、当該集積部用検知部の検知に基づいて、制御部126は、集積部110内に予め定められた施封枚数の紙幣が集積されていると認識することができる。
(移送部112)
移送部112は、各集積部110から搬送された施封枚数の紙幣を施封部114へ移送する部位である。図1においては簡略化して示しているが、移送部112は、紙幣整理装置10内に設けられ、紙幣整理装置10の内部を図1の上下方向に集積部110と施封部114との間を移動し、各集積部110から施封枚数(例えば、100枚)の紙幣を、クランプ部112aを用いてクランプして抜き取り、施封部114に受け渡す。
(施封部114)
施封部114は、紙幣整理装置10内に設けられ、移送部112から移送された施封枚数の紙幣に対して例えばテープT(結束帯)を巻き付けて施封することにより、紙幣束を作成する。詳細には、図2の施封部114の拡大断面図に示すように、施封部114は、紙幣束Bを施封部114から、操作者側(図1及び図2中左側)に位置する放出口(図示省略)へ搬送するための紙幣束搬送部130と、紙幣束Bを施封するテープTを供給するテープ供給部140と、テープTを切断する切断部142と、テープTで紙幣を施封する施封機構144と、テープTに制御部126の指示に従って記録情報を記録する記録部146とを有する。なお、図2においては、テープTは帯状に示されている。
詳細には、紙幣束搬送部130は、紙幣束Bを挟み込んで、紙幣束Bを放出口(図示省略)へ、すなわち操作者の側へ搬送するような搬送路132と、回転することによって搬送路132を搬送方向(図2中では矢印で示されている)へ動かすローラ148と、ローラ148を回転させるモータ(図示省略)とを主に有する。また、紙幣束搬送部130は、移送部112から施封枚数(例えば、100枚)の紙幣を、搬送路132の放出口とは反対側(図2においては、搬送路132の右端部)で受けとり、搬送路132の中央部にある施封機構144が位置する箇所までこれらの紙幣を一括して搬送する。搬送路132の中央部においては、テープ供給部140は施封機構144にテープTを供給し、施封機構144はこれらの紙幣を一括してテープTで施封して、紙幣束Bを作成する。その際、記録部146はテープTに制御部126の指示に従って記録情報を記録する。そして、供給されたテープTは切断部142により所定の長さに切断される。
さらに詳細には、記録部146は、例えば、標識を押印する押印部であって、テープTに、制御部126から指示された記録情報に対応する標識を押印することにより、テープTに上記記録情報を記録する。なお、本実施形態においては、当該記録情報は、施封された紙幣に関する情報であることができ、特に限定されるものではない。より具体的には、当該記録情報には、紙幣の整理処理を行った金融機関の名称、紙幣束に損券が含まれている旨を示すような紙幣束の状態情報、紙幣の整理処理に係る整理番号等を含むことができる。したがって、当該記録情報に対応する標識とは、各金融機関名に対応する標識番号又は標識文字、紙幣束に損券が含まれている旨を示す損券標識(例えば、テープTに押印される「損券」又は「損」)、整理番号であることができる。なお、以下に説明する記録部146は、テープTに標識を押印することによって、テープTに上記記録情報を記録するものとして説明するが、本実施形態においては、記録情報の記録は、このような標識の押印に限定するものではない。例えば、記録部146は、テープTに上記記録情報又は当該記録情報に対応する文字等をプリントしてもよく、もしくは、テープTに磁気又は電気的記録が可能な記録媒体が搭載されている場合には、これらの記録媒体に上記記録情報を磁気的に又は電気的に記録してもよい。
(搬送部116)
搬送部116は、紙幣を各集積部110等の搬送先へ搬送する。詳細には、搬送部116は、図1中では帯状に示され、取込部100から、鑑別部102及び表裏反転部108を貫き、集積部110等まで連続して設けられ、紙幣が搬送される搬送路(図示省略)と、複数のローラ(図示省略)と、紙幣を案内する複数の切替部(図示省略)とを有する。各ローラは、搬送路を挟んで対向するように配置され、制御部126により制御され各ローラが回転することにより、搬送路が所定の方向に移動し、紙幣を搬送することができる。さらに、搬送路に接して設けられた楔形形状の切替部の傾斜方向を変化させることで、紙幣の搬送方向を切り替えることができる。
(操作表示部118)
操作表示部118は、本実施形態における表示部の一例である。操作表示部118は、図1においては、紙幣整理装置10の上に位置し、操作者と向かい合う。さらに、操作表示部118は、紙幣整理装置10の操作者に対して操作画面等を表示する表示部、及び操作者の操作を受け付ける操作部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、操作部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。操作表示部118は、後述する制御部126の制御に従って、各種の操作画面、計数結果やエラーメッセージなどを表示し、例えば、紙幣の券種ごとに上記記録情報を設定する操作者の設定操作のような、操作者による紙幣整理装置10に対する各種の入力操作を受け付け、受け付けた内容を制御部126に出力する。なお、操作表示部118の操作部と表示部とは、上述のように、操作機能と表示機能の両方の機能を包含する操作表示部として構成されることに限定されるものではなく、例えば、操作部であるキーボードと表示部であるCRTディスプレイ装置との組み合わせのように、別体のものとして構成されていてもよく、さらに、操作機能及び表示機能を有する各部位又は単一の部位が紙幣整理装置10の外部に位置していてもよい。
(操作部120)
操作部120は、本実施形態における操作部の一例である。操作部120は、図1においては、紙幣整理装置10の上に位置する。操作部120には、例えば、紙幣整理装置10を起動させる機械式ボタン(図示省略)、紙幣整理装置10に障害が生じた場合に紙幣整理装置10を再稼働させる機械式のリセットボタン(図示省略)等を含むことができる。また、操作部120には、紙幣整理装置10の処理状態を示すランプ(図示省略)が取り付けられており、例えば、当該ランプは、処理中には緑色に発光し、障害が発生した場合には赤色に発光することができる。なお、これらの操作部120の機能は、上述の操作表示部118によって実現してもよい。
(記憶部122)
記憶部122は、例えば紙幣整理装置10内に設けられ、例えば、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等により構成される。記憶部122は、例えば、制御部126が使用する制御プログラム、制御部126が用いる各種情報や鑑別部102による鑑別の際に用いられる情報が格納されるほか、操作者によって上述の操作表示部118を用いて設定された設定内容、鑑別部102による鑑別結果、計数結果および鑑別された紙幣に関する処理状況が紙幣に対応づけて記憶される。より具体的には、記憶部122に記憶される鑑別結果としては、紙幣の金種、紙幣の正損状態、紙幣の表裏、搬送先等が挙げられる。ここで、表裏とは、鑑別時における該当の紙幣の表裏の向きのことであり、搬送先とは、該当の紙幣が搬送される格納先のことである。なお、記憶部122は、紙幣整理装置10の外部に設けられ、紙幣整理装置10と通信ネットワークで接続されていてもよい。
(外部インターフェース部124)
外部インターフェース部124は、例えば紙幣整理装置10内に設けられ、例えば通信ネットワークを介して外部装置との間で通信を行う通信インターフェースである。具体的には、外部インターフェース部124は、外部装置からの指示を受け取ったり、外部装置へ情報を通信したりすることができる。なお、外部インターフェース部124は、紙幣整理装置10の外部に設けられ、紙幣整理装置10と通信ネットワークで接続されていてもよい。
(制御部126)
制御部126は、例えば紙幣整理装置10内に設けられ、CPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、計数処理等の種々の処理のための制御を行うことができる。詳細には、図3に示す、紙幣整理装置10における制御系のブロック図のように、制御部126は、操作表示部118からの入力や外部インターフェース部124が受け入れた外部装置(例えば、制御端末)からの情報に基づいて、記憶部122から所定のプログラムを読み出して実行することにより、操作表示部118、鑑別部102等の紙幣整理装置10の各所を制御することができる。また、制御部126は、鑑別部102による紙幣の鑑別結果に基づいて、紙幣の金種ごと、あるいは券種ごとに紙幣を計数したり、紙幣の搬送先を決定したりすることができる。さらに、制御部126は、操作者によって上述の操作表示部118を用いて設定された設定内容と、鑑別部102による鑑別結果とに基づいて、上述の記録部146に対して紙幣束のテープTに記録する記録情報を指示することができる。
なお、第1の実施形態に係る紙幣整理装置10においては、図1に図示されていないが、検知部を紙幣整理装置10内の搬送部116の各所に複数設けてもよい。検知部は、搬送部116における紙幣の搬送状態を検知し、得られた検知結果を制御部126に出力する。例えば、検知部としては、紙幣により光が遮られることにより搬送状態を検知する受発光センサからなる光学式センサ等を用いることができる。
<処理フロー>
以上、本実施形態にかかる紙幣整理装置10の構成について説明した。次に、本実施形態にかかる処理のフローを説明する。この本実施形態の処理フローにおいては、例えば、紙幣の券種ごとに、紙幣束のテープTに記録する記録情報を設定することができる。本実施形態によれば、紙幣整理装置10において、券種ごとに紙幣束のテープTに記録する記録情報を設定することができることから、操作者に対して高い利便性を提供することができる。
以下に説明する第1の実施形態においては、その一例として、操作者が、正券の紙幣束(正券のみを施封して作成した紙幣束)のテープTには、損券標識の押印を行わないことを選択し、損券の紙幣束(損券のみを施封して作成した紙幣束)のテープTには損券標識の押印を行うことを選択し、指定券の紙幣束(正券及び損券の両方が混在する状態で複数の紙幣を施封して作成した紙幣束)のテープTについては、金種ごとに損券標識の押印を行うか否かを選択する(具体的には、操作者は、旧券の五千円券の指定券の紙幣束のテープTには損券標識の押印を行わないことを選択し、旧券の一万円券の指定券の紙幣束のテープTには損券標識の押印を行うことを選択する)例を説明する。さらに、以下の例では、操作者が、いずれの金種、正損状態(正券の紙幣束、損券の紙幣束、及び指定券の紙幣束)であっても、その紙幣束のテープTに、処理を行った金融機関名に対応する標識を押印することを選択した場合とする。なお、本実施形態においては、上述の例に限定されるものではなく、例えば、操作者は、正券の紙幣束に正券の紙幣束である旨を示す標識を押印することを選択してもよく、もしくは、金融機関名に対応する標識の押印を行うことを選択しなくてもよい。
この第1の実施形態にかかる処理方法について、図4から図6を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る処理方法のフローチャート図であり、この図4のフローチャート図には、ステップS101からステップS121までが含まれる。また、図5及び図6は、本実施形態に係る操作画面50及び60の一例を説明する説明図である。
(ステップS101)
操作者によって紙幣整理装置10に電源が入れられ、紙幣整理装置10による処理が開始されると、もしくは、操作者によって紙幣整理装置10において新たな処理を行おうとする操作が行われた場合(例えば、操作者によって操作部120の機械式ボタン(図示省略)に対して操作された場合)、制御部126は、操作表示部118に、モード選択画面50を表示するように指示する。そして、この指示に従い、操作表示部118はモード選択画面50を表示する。図5に、操作表示部118に示されるモード選択画面50の一例を示す。図5のモード選択画面50は、操作者に対して、紙幣整理装置10における所望の処理内容を選択するための入力操作を誘導する画面であり、例えば、図5に示されるように、モード選択画面50は、操作者に対して、処理モードを選択し、さらに確認ボタンを押すことを誘導する表示と、操作者が入金処理及び整理処理のいずれかを選択するのかを入力操作するための「入金」ボタン及び「整理」ボタンとを含む。また、モード選択画面50は、操作者が紙幣を取り込んで計数する処理を行うのか、紙幣を取り込んで計数し、さらに施封する処理を行うのかを選択する入力操作をするための「計数」ボタン及び「施封」ボタンと、操作者が券種ごとに施封するか否かを設定する操作を行うための「券種選択」ボタンとを含む。
さらに、例えば、モード選択画面50には、図5に示すように、「券種選択」ボタンの下に、操作者が施封することを既に設定した券種の一覧を表示する欄「施封券種」が設けられており、図5の例においては、「施封券種」の1番の上の行には「現行万(正券)」、上から2番目の行には「現行万(損券)」、上から3番目の行には「旧五千(指定)」、上から4番目の行には「旧万(指定(損))」と表示されている。「施封券種」のこれらの表示は、上から、現行券の一万円券の正券の紙幣束を施封することが設定された旨、現行券の一万円券の損券の紙幣束を施封することが設定された旨、旧券の五千円券の指定券の紙幣束を施封することが設定された旨、及び旧券の一万円券の指定券の紙幣束を施封することが設定された旨を示す。また、上から1番目の行の「(正券)」及び2番目の行の「(損券)」の表示は、正券の紙幣束のテープTに金融機関名に対応する標識のみを押印することが設定された旨、損券の紙幣束のテープTに金融機関名に対応する標識とともに紙幣束に損券が含まれていることを示す損券標識を押印することが設定された旨を示す。さらに、上から3番目の行の「(指定)」は、係る金種(旧券の五千円券)の指定券の紙幣束のテープTに損券標識を押印しないことが設定された旨を示し、上から4番目の行の「(指定(損))」は、係る金種(旧券の一万円券)の指定券の紙幣束のテープTに損券標識を押印することが設定された旨を示す。
なお、本実施形態においては、モード選択画面50は、操作表示部118に表示された設定内容を操作者が確認したことを紙幣整理装置10へ通知するための「確認」ボタンと、操作者が設定内容を取り消すための「取消」ボタンとを含んでもよく、さらに他のボタン等を含んでもよい。すなわち、本実施形態においては、モード選択画面50は、図5に示される画面に限定されない。そして、操作者は、モード選択画面50の誘導に従って、モード選択画面50に対して操作を行うこととなる。次いで、ステップS103へ進む。
(ステップS103)
制御部126は、操作表示部118の出力に基づいて、操作者により整理処理及び施封処理が選択され、且つ、施封する券種の選択を所望する操作を行ったか否かを判断する。具体的には、制御部126は、操作者により、モード選択画面50の「整理」ボタン及び「施封」ボタンに対して操作が行われ、且つ、モード選択画面50の「券種選択」ボタンに対して操作が行われたか否かを判断する。制御部126が、操作者により、整理処理及び施封処理が選択され、且つ、施封する券種の選択を所望する操作が行われたと判断した場合には、ステップS105へ進む。一方、制御部126により上述のような判断が行われない場合には、ステップS101へ戻る。なお、制御部126は、操作表示部118の出力に基づいて、操作者が他の処理を所望していることを検知した場合(例えば、操作者が入金処理及び計数処理を選択する操作を行った場合)には、操作者が所望する処理を行うための図4には図示しないステップに進んでもよい。また、制御部126が、操作表示部118の出力に基づいて、操作者により整理処理及び施封処理が選択されたと判断したにもかかわらず、施封する券種の選択を所望する操作が行われていないと判断した場合には、制御部126は、操作者に対して施封する券種の選択を所望する操作を誘導するような表示を行うように、操作表示部118に指示してもよい。
(ステップS105)
制御部126は、操作表示部118に、施封券種選択画面60を表示するように指示する。そして、この指示に従い、操作表示部118は施封券種選択画面60を表示する。図6に、操作表示部118に示される施封券種選択画面60の一例を示す。図6の施封券種選択画面60は、操作者に対して、施封を所望する券種を選択するための入力操作を誘導する画面であり、さらに、施封する券種(金種、正損状態)を選択するだけでなく、施封する際の紙幣束のテープTにどのような標識を押印するかを指定する入力操作を誘導する画面である。例えば、図6に示されるように、施封券種選択画面60は、操作者に対して施封する金種を選択するように誘導する表示と、施封する紙幣が旧券か現行券かを指定する「旧券」ボタン及び「現行券」ボタンとを含む。さらに、施封券種選択画面60は、施封する紙幣の金種を指定する「万」ボタン、「五千」ボタン、「二千」ボタン、及び「千」ボタンを含む。具体的には、操作者は、現行券の一万円券を施封したい場合には、「現行券」ボタン及び「万」ボタンに対して操作を行い、旧券の五千円券を施封したい場合には、「旧券」ボタン及び「五千」ボタンに対して操作を行う。
さらに、操作者が、金種だけでなく、紙幣の正損状態ごと(正券、損券、指定券)に施封をするか否かを選択し、さらに、施封する際に用いるテープTにどのような標識を押印するか否かを設定するために、施封券種選択画面60は、例えば、「正券」ボタン、「損券」ボタン、「指定」ボタン、及び「指定(損)」ボタンを含む。具体的には、「正券」ボタンは、当該ボタンが操作者によって操作されることにより、正券の紙幣束を施封するように紙幣整理装置10を設定し、さらに、正券の紙幣束のテープTには金融機関名に対応する標識のみを押印するように紙幣整理装置10を設定する。「損券」ボタンは、当該ボタンが操作者によって操作されることにより、損券の紙幣束を施封するように紙幣整理装置10を設定し、さらに、損券の紙幣束のテープTには、金融機関名に対応する標識とともに、当該紙幣束に損券が含まれている旨を示す損券標識を押印するように紙幣整理装置10を設定する。「指定」ボタンは、当該ボタンが操作者によって操作されることにより、指定券の紙幣束を施封するように紙幣整理装置10を設定し、さらに、指定券の紙幣束のテープTには金融機関名に対応する標識のみを押印するように紙幣整理装置10を設定する。また、「指定(損)」ボタンは、当該ボタンが操作者によって操作されることにより、指定券の紙幣束を施封するように紙幣整理装置10を設定し、さらに、当該指定券の紙幣束のテープTには、金融機関名に対応する標識とともに、損券標識を押印するように紙幣整理装置10を設定する。
また、例えば、施封券種選択画面60には、図6に示すように、施封券種選択画面60の下側に位置する「券種指定欄」には、操作者が施封することを選択設定した券種の一覧が表示され、図6の例においては、「券種指定欄」の1番の上の行には「現行万(正券)」、上から2番目の行には「現行万(損券)」、上から3番目の行には「旧五千(指定)」、上から4番目の行には「旧万(指定(損))」と表示されている。なお、「券種指定欄」のこれらの表示が意味する内容については、図5のモード選択画面50の「施封券種」の欄と同様であるため、ここでは説明を省略する。また、「券種指定欄」の各行には、「クリア」ボタンが設けられており、操作者により「クリア」ボタンが操作されることにより、「クリア」ボタンに対応する行の設定内容を取り消すことができる。
そして、施封券種選択画面60は、例えば、設定内容を操作者が確認したことを紙幣整理装置10へ通知するための「確認」ボタンと、操作者が設定した内容を全て取り消す「全クリア」ボタンとを含む。しかしながら、本実施形態においては、施封券種選択画面60は、図6に示される画面に限定されることはなく、さらなる他のボタンを含んでもよい。このような施封券種選択画面60の誘導に従って、操作者は、施封券種選択画面60に対して、施封券種の設定及び標識押印の設定のための操作を行う。そして、操作者は、設定した設定内容(施封券種の設定及び標識押印設定の内容)の確認を完了した場合には、施封券種選択画面60の「確認」ボタンに対して操作を行い、設定内容を操作者が確認したことを紙幣整理装置10へ通知する。次いで、当該通知に基づき、ステップS107へ進む。なお、制御部126は、操作者が施封券種選択画面60の「確認」ボタンに対して操作を行ったことに基づき、操作表示部118に対して、モード選択画面50を再度表示させるように指示してもよい。この場合、操作者は、モード選択画面50の表示を通じて設定内容の確認を行い、確認を完了した場合には、モード選択画面50の「確認」ボタンに対して操作を行い、設定内容を操作者が確認したことを紙幣整理装置10へ通知する。そして、当該通知に基づき、ステップS107へ進む。
(ステップS107)
制御部126は、ステップS105において操作者によって設定された設定内容を記憶するように、記憶部122に指示する。そして、この指示に従い、記憶部122は設定内容を記憶する。次いで、ステップS109に進む。
(ステップS109)
制御部126は、紙幣整理処理を開始する。すなわち、制御部126は、取込部100に対して紙幣を取り込むように指示を行う。そして、この指示に従い、取込部100は紙幣の取り込みを開始する。次いで、ステップS111へ進む。
(ステップS111)
制御部126は、取込部100によって取り込まれた紙幣を鑑別部102へ搬送するように搬送部116に指示する。この指示に従い、搬送部116は紙幣を鑑別部102へ搬送する。そして、鑑別部102は、搬送部116によって搬送された紙幣の金種、正損状態、搬送状態(紙幣の表側がどちらを向いているか)等を鑑別し、鑑別結果を制御部126に出力する。制御部126は、鑑別結果に基づいて、紙幣の搬送先(例えば集積部110)を決定する。そして、制御部126は、紙幣を決定した搬送先に搬送するように搬送部116に指示し、この指示に従い、搬送部116は紙幣を決定した搬送先に搬送する。この際、記憶部122は、各紙幣の鑑別結果及び決定された搬送先を、当該紙幣と紐づけて記憶する。さらに、決定された搬送先である集積部110等は、搬送された紙幣を集積する。次いで、ステップS113へ進む。
(ステップS113)
制御部126は、集積部110に設けられた集積部用検知部(図示省略)の出力に基づいて、集積部110に施封枚数(例えば100枚)の紙幣が集積したか否かを判断する。集積部110に施封枚数の紙幣が集積されていると判断した場合には、ステップS115へ進む。集積部110に施封枚数の紙幣が集積されていないと判断した場合には、ステップS111へ戻る。
(ステップS115)
制御部126は、記憶部122に記録された設定内容及び鑑別結果を参照して、施封枚数の紙幣を集積した集積部110内の紙幣が、施封するように設定された券種の紙幣であるか否かを判断する。施封するように設定された券種の紙幣である場合には、ステップS117へ進む。一方、施封しないように設定された券種の紙幣である場合には、ステップS121へ進む。
(ステップS117)
制御部126は、集積された施封枚数の紙幣を施封部114へ移送するように移送部112に指示する。この際、制御部126は、記憶部122に記録された標識押印設定を参照して、テープTに押印する標識を記録部146に指示する。詳細には、集積された施封枚数の紙幣が正券の紙幣束であった場合には、制御部126は、記録部146に対して、金融機関名に対応する標識を押印するように指示する。また、集積された施封枚数の紙幣が損券の紙幣束であった場合には、制御部126は、記録部146に対して、金融機関名に対応する標識とともに損券標識を押印するように指示する。また、集積された施封枚数の紙幣が指定券の紙幣束であった場合には、制御部126は、記録部146に対して、記憶部122に記録された標識押印設定を参照し、集積された施封枚数の紙幣の金種に応じて、金融機関名に対応する標識を押印するように指示する、もしくは、金融機関名に対応する標識とともに損券標識を押印するように指示する。より具体的には、制御部126は、記録部146に対して、集積された施封枚数の紙幣が旧券の五千円券の指定券であった場合には、金融機関名に対応する標識を押印するように指示する。また、制御部126は、記録部146に対して、集積された施封枚数の紙幣が旧券の一万円券の指定券であった場合には、金融機関名に対応する標識とともに損券標識を押印するように指示する。次いで、ステップS119へ進む。
(ステップS119)
記録部146は、テープTに、制御部126からの指示内容に応じた標識を押印する。さらに、施封部114の施封機構144は、標識を押印したテープTを用いて、移送された施封枚数の紙幣を施封して、紙幣束を作成する。さらに、施封部114は、施封した紙幣束を紙幣整理装置10の外部へと排出する。なお、上記の説明においては、標識を押印したテープTを用いて施封枚数の紙幣を施封するように説明したが、本実施形態においては、これに限定されるものではなく、施封枚数の紙幣をテープTで施封した後に、当該テープTに標識を押印してもよい。次いで、ステップS121へ進む。
(ステップS121)
制御部126は、取込部100に設けられたセンサ(図示省略)の出力に基づいて、取込部100に投入された全ての紙幣の処理が完了したかを判断する。処理が完了した場合には、本実施形態の処理を終了する。一方、処理が終了していない場合には、ステップS111へ戻る。
ところで、紙幣整理装置での処理においては、操作者が、紙幣の金種ごとに正券と損券とを分けて集積部等に集積し、さらに、紙幣の金種に関わらず、正券の紙幣束のテープTには上記損券標識の押印を行わず、損券の紙幣束のテープTには上記損券標識の押印を行うことが所望する場合がある。すなわち、操作者が、紙幣の正損状態に応じて、損券標識の押印の有無を選択することを所望する場合がある。この場合には、操作者は、損券の紙幣束のテープTには、金種に関わらず損券標識を押印するように設定する操作を行う。そして、このような操作により損券標識が押印された紙幣束(損券の紙幣束)については、今後流通させる紙幣としては不適格であるとみなされ、操作者等により銀行に持ち込まれ、新しい紙幣、すなわち、完封券に洗い替えられる。
ここで、操作者が、一部の金種の紙幣については、紙幣の流通過程で汚れてしまったため、完封券に洗い替えることを所望する場合を考える。より具体的には、操作者は、ある金種について完封券に洗い替えることを所望し、さらに、操作者は、ある金種の紙幣を全て完封券に変えるのではなく、ある金種のうち、一部の紙幣束(正券の紙幣束)を操作者の手元に残し(例えば、新たに完封券を入手するまでの間の顧客へのお釣り等として)、残りの紙幣束(損券の紙幣束及び指定券の指定束)を完封券に変えることを所望する場合を考える。このような場合、操作者は、紙幣整理装置に対して、紙幣の正損状態に関係なく、金種ごとに集積部に紙幣を集積し、金種ごとに所定の数の紙幣を施封して紙幣束を形成する(すなわち、正券の紙幣束、損券の紙幣束、及び指定券の紙幣束の3種類の紙幣束を作成する)ことを望むこととなる。さらに、操作者は、紙幣整理装置に対して、完封券に洗い替えようとする金種については、正券の紙幣束のテープTには損券標識の押印を行わず、損券の紙幣束のテープTには損券標識の押印を行い、さらに、指定券の紙幣束のテープTには損券標識の押印を行うことを望むこととなる。従来の紙幣整理装置においては、紙幣の金種に関わらず、紙幣の正損状態に応じてのみ、すなわち、紙幣束に損券が含まれていればテープTに損券標識を押印するように設定されるため、操作者が1回の設定を行うだけでは、上述の操作者の望みに対処することができない。そこで、操作者は、従来の紙幣整理装置においては、処理中であっても、施封を行おうとする指定券の紙幣束の金種が切り替わるたびに、操作者は損券標識を押印するか否かを選択する設定操作を行うこととなる(すなわち、操作者は、完封券に変えようとする金種の指定券であれば、損券標識を押印するように設定操作を行い、その他の金種の指定券であれば、損券標識を押印しないように設定操作を行うことを繰り返す)。したがって、操作者が処理中に上記設定操作を何度も行うこととなるため、従来の紙幣整理装置は、上述の望みを持った操作者にとっては、すなわち、金種ごとに(券種ごとに)押印する標識を設定したい、もしくは、金種ごとに(券種ごとに)標識を押印するか否かを設定したい操作者にとっては、運用上の利便性が悪い。
それに対して、本実施形態においては、金種ごとに(券種ごとに)紙幣束のテープTに記録する記録情報を設定することができ、より具体的には、金種ごとに(券種ごとに)紙幣束のテープTに押印する標識を設定したい、もしくは、金種ごとに(券種ごとに)紙幣束のテープTに標識(損券標識)を押印するか否かを設定することができる(すなわち、本実施形態においては、操作者は、一度の設定操作で、完封券に変えようとする金種の指定券に対して損券標識を押印するように設定し、その他の金種の指定券に対しては損券標識を押印しないように設定することができる)。したがって、本実施形態によれば、処理中に操作者が何度も設定操作を行うことがないため、操作者に対して高い利便性を提供することができる。特に、上述の操作者の所望のように、正券及び損券の両方が混在する状態である指定券の紙幣束において、当該指定券の紙幣束の金種ごとに紙幣束のテープTに標識を押印するか否かを設定したい場合には、本実施形態に係る紙幣整理装置10により、高い利便性を提供することができる。
なお、上述の説明においては、施封券種の設定、及び、テープTに押印するための標識押印設定については、紙幣の処理を行う直前に、操作者がこれから行おうとする処理についてのモードの設定を行うモード設定操作(例えば、処理を行おうとするごとに、処理の前に操作者が行う設定操作)とともに行うものとして説明したが、本実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、紙幣整理装置10に電源を入れて、次に電源を落とすまでに行われる処理に共通する紙幣整理装置10の初期設定を設定するために行う初期設定操作(例えば、電源を入れた直後に操作者が行う設定操作であり、電源を落とさない限りは、処理を行おうとするたびに行う必要がない設定操作)の1つとして、施封券種設定及び標識押印設定が行われてもよい。しかしながら、操作者の便宜を考えると、施封券種設定及び標識押印設定は、上述のモード設定とともに行われることが好ましい。
<<第2の実施形態>>
これまで説明した第1の実施形態においては、指定券の紙幣束については、損券を1枚でも含んでいれば、当該紙幣束のテープTに損券標識を押印するように設定される。それに対して、以下に説明する第2の実施形態においては、所定の枚数以上の損券を含んでいる場合に指定券の紙幣束のテープTに損券標識を押印するように設定することができる。したがって、本実施形態によれば、指定券の含む損券の枚数に応じて、指定券のテープTに損券標識を押印することを選択することができ、操作者の利便性がより向上する。
なお、以下に説明する第2の実施形態においては、説明の便宜上、操作者が、いずれの金種、正損状態(正券の紙幣束、損券の紙幣束、及び指定券の紙幣束)であってもその紙幣束のテープTに、処理を行った金融機関の名前に対応する標識を押印しないことを選択した場合の例を説明する。すなわち、以下に説明する例においては、操作者は、正券の紙幣束のテープTには、損券標識の押印を行わないことを選択し、損券の紙幣束のテープTには損券標識の押印を行うことを選択し、指定券の紙幣束のテープTについては、金種ごとに損券標識の押印を行うか否かを選択し、さらに、指定券の紙幣束のテープTに損券標識を押印する場合であっても、当該指定券の紙幣束に含まれる損券の枚数に応じて、損券標識の押印を行うか否かを選択する。なお、本実施形態においては、上述の例に限定されるものではなく、例えば、操作者は、正券の紙幣束に正券の紙幣束である旨を示す標識を押印することを選択してもよく、もしくは、金融機関名に対応する標識の押印を行うことを選択してもよい。
なお、第2の実施形態において、紙幣整理装置10については、第1の実施形態と共通であり、第1の実施形態の紙幣整理装置10の説明及び説明図である図1から図3を参照し得る。したがって、ここでは、本実施形態に係る紙幣整理装置10についての説明を省略する。
次に、紙幣整理装置10を用いた第2の実施形態にかかる処理方法について、図7から図9を参照して説明する。図7から図8は、本実施形態に係る処理方法のフローチャート図である。具体的には、図7のフローチャート図には、ステップS201からステップS215までが含まれる。図8のフローチャート図には、図7のステップS215の後に行われるステップS217からステップS231までが含まれる。また、図9は、本実施形態に係る操作画面70の一例を説明する説明図である。
詳細には、本実施形態は、全体でステップS201からステップS231までを含み、詳細には、本実施形態の図7のステップS201からステップS203までは、第1の実施形態の図4のステップS101からステップS103までと共通し、本実施形態の図7のステップS207からステップS215までは、第1の実施形態の図4のステップS107からステップS115までと共通する。さらに、本実施形態の図8のステップS231は、第1の実施形態の図4のステップS121と共通する。そのため、ここでは、これらの共通するステップの説明については省略する。
(ステップS205)
制御部126は、操作表示部118に、第1の実施形態と同様に、図6に示すような施封券種選択画面60を表示するように指示する。そして、この指示に従い、操作表示部118は施封券種選択画面60を表示する。さらに、操作者は、第1の実施形態と同様に、施封券種選択画面60に対して操作を行うこととなる。ただし、本実施形態においては、第1の実施形態と異なり、操作者が施封券種選択画面60の「指定(損)」ボタンに対して操作した場合には、損券の設定枚数を入力するための入力画面80が、操作表示部118に表示される。この損券の設定枚数を入力するための入力画面80は、操作者が、指定券の紙幣束のテープTに損券標識を押印する場合に当該紙幣束に含まれる損券の最低枚数を設定するための画面であり、したがって、操作者が設定した損券設定枚数以上の損券を含む指定券の紙幣束に対しては、そのテープTに損券標識が押印されることとなり、一方、損券設定枚数未満の損券を含む指定券の紙幣束に対しては、そのテープTに損券標識が押印されないこととなる。
この損券設定枚数を入力するための入力画面80が表示された場合の施封券種選択画面70の一例を図9に示す。詳細には、損券設定枚数を入力するための入力画面80は、図6に示す施封券種選択画面60に重なるように表示され、損券設定枚数を入力するための入力画面80の上段には、操作者に対して損券設定枚数の設定を誘導する表示と、操作者によって入力された数値を表示する欄とが設けられている。さらに、損券設定枚数を入力するための入力画面80の下段には、枚数を入力するための各数字のキーボタン、操作者が入力した数値を確認したことを紙幣整理装置10に対して通知するための「確認」ボタン、及び、操作者が入力した数値を取り消すための「取消」ボタンが設けられている。なお、本実施形態においては、この損券設定枚数を入力するための入力画面80が表示された場合の施封券種選択画面70は、図9に示される画面に限定されることはなく、他の態様であってもよい。そして、操作者は、指定券の紙幣束のテープTに損券標識を押印する場合の当該紙幣束に含まれる損券の最低枚数の設定を行い、設定した設定内容の確認を完了した場合には、入力画面80の「確認」ボタンに対して操作を行い、設定内容を操作者が確認したことを紙幣整理装置10へ通知する。次いで、当該通知に基づき、ステップS207へ進む。なお、制御部126は、操作者が入力画面80の「確認」ボタンに対して操作を行ったことに基づき、操作表示部118に、入力画面80を消去して、図6の施封券種選択画面60を再度表示させるように指示してもよい。この場合、操作者は、施封券種選択画面60の表示を通じて設定内容の確認を行い、確認を完了した場合には、施封券種選択画面60の「確認」ボタンに対して操作を行い、設定内容を操作者が確認したことを紙幣整理装置10へ通知する。そして、当該通知に基づき、ステップS207へ進む。
(ステップS215)
制御部126は、記憶部122に記憶された施封券種設定及び鑑別結果を参照して、施封枚数の紙幣を集積した集積部110内の紙幣が、施封するように設定された金種の紙幣であるか否かを判断する。施封するように設定された金種の紙幣である場合には、図8のステップS217へ進む。一方、施封しないように設定された金種の紙幣である場合には、図8のステップS231へ進む。
(ステップS217)
制御部126は、記憶部122に記録された鑑定結果を参照して、施封枚数の紙幣を集積した集積部110内の紙幣が全て正券であるか否かを判断する。全て正券であれば、ステップS219へ進む。一方、正券以外の紙幣を含む場合には、ステップS223へ進む。
(ステップS219)
制御部126は、集積された施封枚数の紙幣を施封部114へ移送するように移送部112に指示する。次いで、ステップS221へ進む。
(ステップS221)
施封部114は、制御部126からの指示に従い、移送された施封枚数の紙幣をテープTで施封して、紙幣束を作成する。さらに、施封部114は、施封した紙幣束を紙幣整理装置10の外部へと排出する。なお、この際、施封枚数の紙幣を施封するテープTには、損券標識が押印されていない。次いで、ステップS231へ進む。
(ステップS223)
制御部126は、記憶部122に記録された鑑定結果を参照して、施封枚数の紙幣を集積した集積部110内の紙幣が全て損券であるか否かを判断する。全て損券であれば、ステップS227へ進む。一方、損券以外の紙幣を含む場合、すなわち正券及び損券の両方を含む指定券である場合には、ステップS225へ進む。
(ステップS225)
制御部126は、記憶部122に記録された標識押印設定及び損券標識を押印する場合の当該紙幣束に含まれる損券の最低枚数の設定値(損券設定枚数)を参照して、施封枚数の紙幣を集積した集積部110内の指定券の紙幣束が、損券標識を押印するように設定された金種であるか否かを判断する。さらに、制御部126は、当該指定券の紙幣束が押印するように設定された金種である場合には、当該指定券の紙幣束に含まれる損券の計数枚数と、ステップS205で設定された損券設定枚数とを比較し、当該比較結果に基づいて、当該指定券の紙幣束のテープTに損券標識を押印するか否かを判断する。詳細には、当該指定券の紙幣束が、損券標識を押印するように設定された金種でない場合には、ステップS219へ進む。当該指定券の紙幣束が、損券標識を押印するように設定された金種であって、当該指定券の紙幣束に含まれる損券の計数枚数と上記損券設定枚数とを比較して、当該計数枚数が上記損券設定枚数未満であれば、ステップS219へ進み、当該指定券の紙幣束を、損券標識を押印されていないテープTで施封する。それに対して、当該指定券の紙幣束が、損券標識を押印するように設定された金種であって、当該指定券の紙幣束に含まれる損券の計数枚数と上記損券設定枚数とを比較して、当該計数枚数が上記損券設定枚数以上であれば、ステップS227へ進み、当該指定券の紙幣束を、損券標識を押印したテープTで施封する。
(ステップS227)
制御部126は、集積された施封枚数の紙幣を施封部114へ移送するように移送部112に指示する。この際、制御部126は、記憶部122に記憶された標識押印設定を参照して、記憶部に対して損券標識を押印するように指示する。次いで、ステップS229へ進む。
(ステップS229)
記録部146は、テープTに、制御部126からの指示内容に応じて損券標識を押印する。さらに、施封部114の施封機構144は、標識を押印したテープTを用いて、移送された施封枚数の紙幣を施封して、紙幣束を作成する。さらに、施封部114は、施封した紙幣束を紙幣整理装置10の外部へと排出する。次いで、ステップS231へ進む。
本実施形態においては、損券標識を押印するように設定された金種の指定券の紙幣束であって、当該指定券の紙幣束に所定の枚数(損券設定枚数)以上の損券を含んでいる場合に、当該指定券の紙幣束のテープTに損券標識を押印するように設定することができる。すなわち、本実施形態においては、制御部126は、指定券の紙幣束が損券標識を押印するように設定された金種である場合には、当該指定券の紙幣束に含まれる損券の計数枚数と、損券標識を押印する場合に紙幣束に含まれる損券の最低枚数の設定値(損券設定枚数)とを比較し、当該比較結果に基づいて、当該指定券の紙幣束のテープTに損券標識を押印するか否かを判断する。したがって、本実施形態によれば、指定券の紙幣束の含む損券の枚数に応じて、指定券の紙幣束のテープTに損券標識を押印することを選択することができ、操作者にとって、より利便性が向上する。
なお、本実施形態においては、操作者によって指定券の紙幣束のテープTに損券標識を押印する場合の当該紙幣束に含まれる損券の最低枚数を設定することに限定されるものではなく、例えば、操作者によって指定券の紙幣束のテープTに損券標識を押印しない場合の当該紙幣束に含まれる損券の最高枚数を設定してもよく、また、操作者によって指定券の紙幣束のテープTに損券標識を押印する場合の当該紙幣束に含まれる正券の最高枚数を設定してもよく、指定券の紙幣束のテープTに損券標識を押印する、又は、しない場合の当該指定券の紙幣束に含まれる損券又は正券の枚数を設定するものであれば、特に限定されるものではない。
本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、上述した各実施形態の処理における各ステップは、必ずしも記載された順序に沿って処理されなくてもよい。例えば、各ステップは、適宜順序が変更されて処理されてもよい。また、各ステップは、時系列的に処理される代わりに、一部並列的に又は個別的に処理されてもよい。
10 紙幣整理装置
50、60、70、80 画面
100 取込部
102 鑑別部
104 リジェクトポケット
106 オープンポケット
108 表裏反転部
110 集積部
112 移送部
112a クランプ部
114 施封部
116 搬送部
118 操作表示部
120 操作部
122 記憶部
124 外部インターフェース部
126 制御部
128 扉
130 紙幣束搬送部
132 搬送路
140 テープ供給部
142 切断部
144 施封機構
146 記録部
148、150 ローラ
154 収納空間
156 ガイド
158 ビルプレス
B 紙幣束
T テープ

Claims (5)

  1. 複数の媒体を結束帯で施封して媒体束を作成する施封部と、
    前記結束帯に対して記録情報の記録を行う記録部と、
    操作者が、前記媒体の種別ごとに前記記録情報を設定する設定操作を行う操作部と、
    前記設定操作に基づいて、前記記録部に対して前記記録情報を指定する制御部と、
    を備える、
    媒体整理装置。
  2. 前記媒体の種類及び正損状態を鑑別する鑑別部をさらに備え、
    前記制御部は、前記設定操作と前記鑑別部の鑑別結果とに基づいて、前記記録部に対して前記記録情報を指定する、
    請求項1に記載の媒体整理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記鑑別結果に基づいて、前記媒体束に含まれている損券の数を計数し、
    計数結果と前記操作者によって前記操作部を用いて設定された設定値とを比較し、
    前記設定操作と比較結果とに基づいて、前記記録部に対して前記記録情報を指定する、
    請求項2に記載の媒体整理装置。
  4. 前記記録部は、前記記録情報に対応する標識を前記結束帯に押印することにより、前記記録情報を前記結束帯に記録する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の媒体整理装置。
  5. 前記標識には、前記媒体束に損券が含まれている旨を示す損券標識が含まれる、請求項4に記載の媒体整理装置。
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