JP2017073056A - 媒体整理装置 - Google Patents
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<紙幣整理装置10>
まずは、第1の実施形態に係る紙幣整理装置10の構成について説明する。紙幣整理装置10は、操作者により投入された例えば紙幣のような紙状媒体を整理するための装置であり、詳細には、投入された紙幣を鑑別し、計数し、得られた鑑別結果に基づいて紙幣を金種ごとに集積し、集積された紙幣を施封枚数ごとに施封する紙幣整理処理を行う。
取込部100は、操作者と向かい合うように設けられ、操作者によって投入された複数の紙幣を取り込む部位である。取込部100は、例えば、紙幣を収納する収納空間154と、ローラ150と、収納空間154からローラへ紙幣をガイドするガイド156と、紙幣をガイド156に押し当てるためのビルプレス158とを含む。収納空間154に投入された紙幣は、ビルプレス158によってガイド156に押し当てられ、ガイド156によってローラ150へ押し出され、ローラ150が回転することによって、搬送部116に一枚ずつ繰り出される。なお、取込部100は、ビルプレス158の移動量を検知するセンサ(図示省略)等を有することによって、紙幣整理装置10に投入された全ての紙幣の処理の完了(投入完了)を検知することができるように構成してもよい。
鑑別部102には、その内部にOCR(Optical Charcter Recognition)といったイメージセンサや磁気センサといった真偽センサ等の複数種類のセンサ(図示省略)が組み込まれている。そして、鑑別部102は、取込部100に投入され、鑑別部102に搬送された紙幣に対して、例えば紙幣の真偽、金種(紙幣の種類)、正券(例えば、汚れが少ない紙幣)であるか損券(例えば、汚れが多い紙幣)であるかといった紙幣の正損状態、鑑別時における紙幣の表裏の向きを鑑別することができ、その鑑別結果は、後述する記憶部122及び制御部126に出力される。さらに、鑑別部102は、紙幣に記載された記番号を読み取ることもでき、読み取った記番号と紐づけて、上記鑑別結果を記憶部122及び制御部126に出力してもよい。なお、鑑別部102により鑑別された紙幣は、鑑別部102から排出され、鑑別結果に基づいて搬送先(例えば各集積部110)に搬送される。
リジェクトポケット104は、本実施形態に係る紙幣排出部の一例である。リジェクトポケット104は、鑑別部102により金種不明もしくは受付不能と鑑別された紙幣を格納する部位である。図1に示した例においては、リジェクトポケット104は、紙幣整理装置10内の上方に設けられており、リジェクトポケット104に格納された紙幣を、操作者が容易に回収することが可能である。
オープンポケット106は、本実施形態における施封対象外紙幣格納部の一例である。鑑別部102による鑑別結果が、リジェクトポケット104への搬送対象外で、かつ、予め紙幣整理装置10における施封対象もしくは後述する集積部110に集積される集積対象と定められている券種に該当しない場合には、鑑別され、搬送された紙幣は、オープンポケット106に格納される。オープンポケット106に格納される紙幣としては、例えば、予め施封対象と定められている券種が国内紙幣と定められている場合には、海外紙幣がその一例として挙げられる。また、オープンポケット106は、図1に示した例においては、紙幣整理装置10内の上方に設けられており、格納された紙幣を操作者が容易に回収することが可能である。なお、図1においては、オープンポケット106が2つ設けられているが、本実施形態においては、オープンポケット106の数が2つに限定されるものではなく、1つ以上あればよい。
表裏反転部108は、例えば、搬送された紙幣のうち裏面が上になっている紙幣に関して、表裏を反転する部位である。このようにすることで、紙幣は、表面が上になる状態で各集積部110に集積されることができる。なお、本実施形態においては、表裏反転部108は、裏面が上になっている紙幣に対して反転する動作を行うことに限定されるものではなく、逆に、表面が上になっている紙幣に対して反転する動作を行ってもよい。そして、表裏反転部108は、基本的には、搬送先が各集積部110である紙幣だけが搬送される。
各集積部110は、基本的には、鑑別部102による鑑別結果が予め施封対象と定められている券種に該当する場合に、鑑別部102により鑑別された紙幣が搬送され、かつ、搬送された紙幣を金種ごと(もしくは、券種ごと)に、集積する部位である。各集積部110は、例えば操作者側に設けられた扉128を開けることによって、操作者によって引き出されることができる。扉128には、電磁ロック等の施錠機構(図示省略)及び扉128の開閉を検知する開閉センサ(図示省略)が設けられており、後述の制御部126が、施錠機構及び開閉センサを制御することにより、扉128の施錠を制御し、操作者による扉128の開閉を検知することができる。また、各集積部110は、予め定められた施封枚数(例えば100枚)まで紙幣を集積することが可能である。そして、各集積部110に集積されている紙幣の枚数が施封枚数に達した場合であって、集積された紙幣の券種が施封するように設定された券種である場合には、集積されている紙幣は全て移送部112に搬送される。なお、図1の例においては、紙幣整理装置10内の下方に、5個の集積部110が縦一列に設けられているが、本実施形態においては、5個の集積部110に限定されるものではなく、集積部110は、紙幣整理装置10内に少なくとも2個以上設けられていればよい。
移送部112は、各集積部110から搬送された施封枚数の紙幣を施封部114へ移送する部位である。図1においては簡略化して示しているが、移送部112は、紙幣整理装置10内に設けられ、紙幣整理装置10の内部を図1の上下方向に集積部110と施封部114との間を移動し、各集積部110から施封枚数(例えば、100枚)の紙幣を、クランプ部112aを用いてクランプして抜き取り、施封部114に受け渡す。
施封部114は、紙幣整理装置10内に設けられ、移送部112から移送された施封枚数の紙幣に対して例えばテープT(結束帯)を巻き付けて施封することにより、紙幣束を作成する。詳細には、図2の施封部114の拡大断面図に示すように、施封部114は、紙幣束Bを施封部114から、操作者側(図1及び図2中左側)に位置する放出口(図示省略)へ搬送するための紙幣束搬送部130と、紙幣束Bを施封するテープTを供給するテープ供給部140と、テープTを切断する切断部142と、テープTで紙幣を施封する施封機構144と、テープTに制御部126の指示に従って記録情報を記録する記録部146とを有する。なお、図2においては、テープTは帯状に示されている。
搬送部116は、紙幣を各集積部110等の搬送先へ搬送する。詳細には、搬送部116は、図1中では帯状に示され、取込部100から、鑑別部102及び表裏反転部108を貫き、集積部110等まで連続して設けられ、紙幣が搬送される搬送路(図示省略)と、複数のローラ(図示省略)と、紙幣を案内する複数の切替部(図示省略)とを有する。各ローラは、搬送路を挟んで対向するように配置され、制御部126により制御され各ローラが回転することにより、搬送路が所定の方向に移動し、紙幣を搬送することができる。さらに、搬送路に接して設けられた楔形形状の切替部の傾斜方向を変化させることで、紙幣の搬送方向を切り替えることができる。
操作表示部118は、本実施形態における表示部の一例である。操作表示部118は、図1においては、紙幣整理装置10の上に位置し、操作者と向かい合う。さらに、操作表示部118は、紙幣整理装置10の操作者に対して操作画面等を表示する表示部、及び操作者の操作を受け付ける操作部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、操作部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。操作表示部118は、後述する制御部126の制御に従って、各種の操作画面、計数結果やエラーメッセージなどを表示し、例えば、紙幣の券種ごとに上記記録情報を設定する操作者の設定操作のような、操作者による紙幣整理装置10に対する各種の入力操作を受け付け、受け付けた内容を制御部126に出力する。なお、操作表示部118の操作部と表示部とは、上述のように、操作機能と表示機能の両方の機能を包含する操作表示部として構成されることに限定されるものではなく、例えば、操作部であるキーボードと表示部であるCRTディスプレイ装置との組み合わせのように、別体のものとして構成されていてもよく、さらに、操作機能及び表示機能を有する各部位又は単一の部位が紙幣整理装置10の外部に位置していてもよい。
操作部120は、本実施形態における操作部の一例である。操作部120は、図1においては、紙幣整理装置10の上に位置する。操作部120には、例えば、紙幣整理装置10を起動させる機械式ボタン(図示省略)、紙幣整理装置10に障害が生じた場合に紙幣整理装置10を再稼働させる機械式のリセットボタン(図示省略)等を含むことができる。また、操作部120には、紙幣整理装置10の処理状態を示すランプ(図示省略)が取り付けられており、例えば、当該ランプは、処理中には緑色に発光し、障害が発生した場合には赤色に発光することができる。なお、これらの操作部120の機能は、上述の操作表示部118によって実現してもよい。
記憶部122は、例えば紙幣整理装置10内に設けられ、例えば、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等により構成される。記憶部122は、例えば、制御部126が使用する制御プログラム、制御部126が用いる各種情報や鑑別部102による鑑別の際に用いられる情報が格納されるほか、操作者によって上述の操作表示部118を用いて設定された設定内容、鑑別部102による鑑別結果、計数結果および鑑別された紙幣に関する処理状況が紙幣に対応づけて記憶される。より具体的には、記憶部122に記憶される鑑別結果としては、紙幣の金種、紙幣の正損状態、紙幣の表裏、搬送先等が挙げられる。ここで、表裏とは、鑑別時における該当の紙幣の表裏の向きのことであり、搬送先とは、該当の紙幣が搬送される格納先のことである。なお、記憶部122は、紙幣整理装置10の外部に設けられ、紙幣整理装置10と通信ネットワークで接続されていてもよい。
外部インターフェース部124は、例えば紙幣整理装置10内に設けられ、例えば通信ネットワークを介して外部装置との間で通信を行う通信インターフェースである。具体的には、外部インターフェース部124は、外部装置からの指示を受け取ったり、外部装置へ情報を通信したりすることができる。なお、外部インターフェース部124は、紙幣整理装置10の外部に設けられ、紙幣整理装置10と通信ネットワークで接続されていてもよい。
制御部126は、例えば紙幣整理装置10内に設けられ、CPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、計数処理等の種々の処理のための制御を行うことができる。詳細には、図3に示す、紙幣整理装置10における制御系のブロック図のように、制御部126は、操作表示部118からの入力や外部インターフェース部124が受け入れた外部装置(例えば、制御端末)からの情報に基づいて、記憶部122から所定のプログラムを読み出して実行することにより、操作表示部118、鑑別部102等の紙幣整理装置10の各所を制御することができる。また、制御部126は、鑑別部102による紙幣の鑑別結果に基づいて、紙幣の金種ごと、あるいは券種ごとに紙幣を計数したり、紙幣の搬送先を決定したりすることができる。さらに、制御部126は、操作者によって上述の操作表示部118を用いて設定された設定内容と、鑑別部102による鑑別結果とに基づいて、上述の記録部146に対して紙幣束のテープTに記録する記録情報を指示することができる。
以上、本実施形態にかかる紙幣整理装置10の構成について説明した。次に、本実施形態にかかる処理のフローを説明する。この本実施形態の処理フローにおいては、例えば、紙幣の券種ごとに、紙幣束のテープTに記録する記録情報を設定することができる。本実施形態によれば、紙幣整理装置10において、券種ごとに紙幣束のテープTに記録する記録情報を設定することができることから、操作者に対して高い利便性を提供することができる。
操作者によって紙幣整理装置10に電源が入れられ、紙幣整理装置10による処理が開始されると、もしくは、操作者によって紙幣整理装置10において新たな処理を行おうとする操作が行われた場合(例えば、操作者によって操作部120の機械式ボタン(図示省略)に対して操作された場合)、制御部126は、操作表示部118に、モード選択画面50を表示するように指示する。そして、この指示に従い、操作表示部118はモード選択画面50を表示する。図5に、操作表示部118に示されるモード選択画面50の一例を示す。図5のモード選択画面50は、操作者に対して、紙幣整理装置10における所望の処理内容を選択するための入力操作を誘導する画面であり、例えば、図5に示されるように、モード選択画面50は、操作者に対して、処理モードを選択し、さらに確認ボタンを押すことを誘導する表示と、操作者が入金処理及び整理処理のいずれかを選択するのかを入力操作するための「入金」ボタン及び「整理」ボタンとを含む。また、モード選択画面50は、操作者が紙幣を取り込んで計数する処理を行うのか、紙幣を取り込んで計数し、さらに施封する処理を行うのかを選択する入力操作をするための「計数」ボタン及び「施封」ボタンと、操作者が券種ごとに施封するか否かを設定する操作を行うための「券種選択」ボタンとを含む。
制御部126は、操作表示部118の出力に基づいて、操作者により整理処理及び施封処理が選択され、且つ、施封する券種の選択を所望する操作を行ったか否かを判断する。具体的には、制御部126は、操作者により、モード選択画面50の「整理」ボタン及び「施封」ボタンに対して操作が行われ、且つ、モード選択画面50の「券種選択」ボタンに対して操作が行われたか否かを判断する。制御部126が、操作者により、整理処理及び施封処理が選択され、且つ、施封する券種の選択を所望する操作が行われたと判断した場合には、ステップS105へ進む。一方、制御部126により上述のような判断が行われない場合には、ステップS101へ戻る。なお、制御部126は、操作表示部118の出力に基づいて、操作者が他の処理を所望していることを検知した場合(例えば、操作者が入金処理及び計数処理を選択する操作を行った場合)には、操作者が所望する処理を行うための図4には図示しないステップに進んでもよい。また、制御部126が、操作表示部118の出力に基づいて、操作者により整理処理及び施封処理が選択されたと判断したにもかかわらず、施封する券種の選択を所望する操作が行われていないと判断した場合には、制御部126は、操作者に対して施封する券種の選択を所望する操作を誘導するような表示を行うように、操作表示部118に指示してもよい。
制御部126は、操作表示部118に、施封券種選択画面60を表示するように指示する。そして、この指示に従い、操作表示部118は施封券種選択画面60を表示する。図6に、操作表示部118に示される施封券種選択画面60の一例を示す。図6の施封券種選択画面60は、操作者に対して、施封を所望する券種を選択するための入力操作を誘導する画面であり、さらに、施封する券種(金種、正損状態)を選択するだけでなく、施封する際の紙幣束のテープTにどのような標識を押印するかを指定する入力操作を誘導する画面である。例えば、図6に示されるように、施封券種選択画面60は、操作者に対して施封する金種を選択するように誘導する表示と、施封する紙幣が旧券か現行券かを指定する「旧券」ボタン及び「現行券」ボタンとを含む。さらに、施封券種選択画面60は、施封する紙幣の金種を指定する「万」ボタン、「五千」ボタン、「二千」ボタン、及び「千」ボタンを含む。具体的には、操作者は、現行券の一万円券を施封したい場合には、「現行券」ボタン及び「万」ボタンに対して操作を行い、旧券の五千円券を施封したい場合には、「旧券」ボタン及び「五千」ボタンに対して操作を行う。
制御部126は、ステップS105において操作者によって設定された設定内容を記憶するように、記憶部122に指示する。そして、この指示に従い、記憶部122は設定内容を記憶する。次いで、ステップS109に進む。
制御部126は、紙幣整理処理を開始する。すなわち、制御部126は、取込部100に対して紙幣を取り込むように指示を行う。そして、この指示に従い、取込部100は紙幣の取り込みを開始する。次いで、ステップS111へ進む。
制御部126は、取込部100によって取り込まれた紙幣を鑑別部102へ搬送するように搬送部116に指示する。この指示に従い、搬送部116は紙幣を鑑別部102へ搬送する。そして、鑑別部102は、搬送部116によって搬送された紙幣の金種、正損状態、搬送状態(紙幣の表側がどちらを向いているか)等を鑑別し、鑑別結果を制御部126に出力する。制御部126は、鑑別結果に基づいて、紙幣の搬送先(例えば集積部110)を決定する。そして、制御部126は、紙幣を決定した搬送先に搬送するように搬送部116に指示し、この指示に従い、搬送部116は紙幣を決定した搬送先に搬送する。この際、記憶部122は、各紙幣の鑑別結果及び決定された搬送先を、当該紙幣と紐づけて記憶する。さらに、決定された搬送先である集積部110等は、搬送された紙幣を集積する。次いで、ステップS113へ進む。
制御部126は、集積部110に設けられた集積部用検知部(図示省略)の出力に基づいて、集積部110に施封枚数(例えば100枚)の紙幣が集積したか否かを判断する。集積部110に施封枚数の紙幣が集積されていると判断した場合には、ステップS115へ進む。集積部110に施封枚数の紙幣が集積されていないと判断した場合には、ステップS111へ戻る。
制御部126は、記憶部122に記録された設定内容及び鑑別結果を参照して、施封枚数の紙幣を集積した集積部110内の紙幣が、施封するように設定された券種の紙幣であるか否かを判断する。施封するように設定された券種の紙幣である場合には、ステップS117へ進む。一方、施封しないように設定された券種の紙幣である場合には、ステップS121へ進む。
制御部126は、集積された施封枚数の紙幣を施封部114へ移送するように移送部112に指示する。この際、制御部126は、記憶部122に記録された標識押印設定を参照して、テープTに押印する標識を記録部146に指示する。詳細には、集積された施封枚数の紙幣が正券の紙幣束であった場合には、制御部126は、記録部146に対して、金融機関名に対応する標識を押印するように指示する。また、集積された施封枚数の紙幣が損券の紙幣束であった場合には、制御部126は、記録部146に対して、金融機関名に対応する標識とともに損券標識を押印するように指示する。また、集積された施封枚数の紙幣が指定券の紙幣束であった場合には、制御部126は、記録部146に対して、記憶部122に記録された標識押印設定を参照し、集積された施封枚数の紙幣の金種に応じて、金融機関名に対応する標識を押印するように指示する、もしくは、金融機関名に対応する標識とともに損券標識を押印するように指示する。より具体的には、制御部126は、記録部146に対して、集積された施封枚数の紙幣が旧券の五千円券の指定券であった場合には、金融機関名に対応する標識を押印するように指示する。また、制御部126は、記録部146に対して、集積された施封枚数の紙幣が旧券の一万円券の指定券であった場合には、金融機関名に対応する標識とともに損券標識を押印するように指示する。次いで、ステップS119へ進む。
記録部146は、テープTに、制御部126からの指示内容に応じた標識を押印する。さらに、施封部114の施封機構144は、標識を押印したテープTを用いて、移送された施封枚数の紙幣を施封して、紙幣束を作成する。さらに、施封部114は、施封した紙幣束を紙幣整理装置10の外部へと排出する。なお、上記の説明においては、標識を押印したテープTを用いて施封枚数の紙幣を施封するように説明したが、本実施形態においては、これに限定されるものではなく、施封枚数の紙幣をテープTで施封した後に、当該テープTに標識を押印してもよい。次いで、ステップS121へ進む。
制御部126は、取込部100に設けられたセンサ(図示省略)の出力に基づいて、取込部100に投入された全ての紙幣の処理が完了したかを判断する。処理が完了した場合には、本実施形態の処理を終了する。一方、処理が終了していない場合には、ステップS111へ戻る。
これまで説明した第1の実施形態においては、指定券の紙幣束については、損券を1枚でも含んでいれば、当該紙幣束のテープTに損券標識を押印するように設定される。それに対して、以下に説明する第2の実施形態においては、所定の枚数以上の損券を含んでいる場合に指定券の紙幣束のテープTに損券標識を押印するように設定することができる。したがって、本実施形態によれば、指定券の含む損券の枚数に応じて、指定券のテープTに損券標識を押印することを選択することができ、操作者の利便性がより向上する。
制御部126は、操作表示部118に、第1の実施形態と同様に、図6に示すような施封券種選択画面60を表示するように指示する。そして、この指示に従い、操作表示部118は施封券種選択画面60を表示する。さらに、操作者は、第1の実施形態と同様に、施封券種選択画面60に対して操作を行うこととなる。ただし、本実施形態においては、第1の実施形態と異なり、操作者が施封券種選択画面60の「指定(損)」ボタンに対して操作した場合には、損券の設定枚数を入力するための入力画面80が、操作表示部118に表示される。この損券の設定枚数を入力するための入力画面80は、操作者が、指定券の紙幣束のテープTに損券標識を押印する場合に当該紙幣束に含まれる損券の最低枚数を設定するための画面であり、したがって、操作者が設定した損券設定枚数以上の損券を含む指定券の紙幣束に対しては、そのテープTに損券標識が押印されることとなり、一方、損券設定枚数未満の損券を含む指定券の紙幣束に対しては、そのテープTに損券標識が押印されないこととなる。
制御部126は、記憶部122に記憶された施封券種設定及び鑑別結果を参照して、施封枚数の紙幣を集積した集積部110内の紙幣が、施封するように設定された金種の紙幣であるか否かを判断する。施封するように設定された金種の紙幣である場合には、図8のステップS217へ進む。一方、施封しないように設定された金種の紙幣である場合には、図8のステップS231へ進む。
制御部126は、記憶部122に記録された鑑定結果を参照して、施封枚数の紙幣を集積した集積部110内の紙幣が全て正券であるか否かを判断する。全て正券であれば、ステップS219へ進む。一方、正券以外の紙幣を含む場合には、ステップS223へ進む。
制御部126は、集積された施封枚数の紙幣を施封部114へ移送するように移送部112に指示する。次いで、ステップS221へ進む。
施封部114は、制御部126からの指示に従い、移送された施封枚数の紙幣をテープTで施封して、紙幣束を作成する。さらに、施封部114は、施封した紙幣束を紙幣整理装置10の外部へと排出する。なお、この際、施封枚数の紙幣を施封するテープTには、損券標識が押印されていない。次いで、ステップS231へ進む。
制御部126は、記憶部122に記録された鑑定結果を参照して、施封枚数の紙幣を集積した集積部110内の紙幣が全て損券であるか否かを判断する。全て損券であれば、ステップS227へ進む。一方、損券以外の紙幣を含む場合、すなわち正券及び損券の両方を含む指定券である場合には、ステップS225へ進む。
制御部126は、記憶部122に記録された標識押印設定及び損券標識を押印する場合の当該紙幣束に含まれる損券の最低枚数の設定値(損券設定枚数)を参照して、施封枚数の紙幣を集積した集積部110内の指定券の紙幣束が、損券標識を押印するように設定された金種であるか否かを判断する。さらに、制御部126は、当該指定券の紙幣束が押印するように設定された金種である場合には、当該指定券の紙幣束に含まれる損券の計数枚数と、ステップS205で設定された損券設定枚数とを比較し、当該比較結果に基づいて、当該指定券の紙幣束のテープTに損券標識を押印するか否かを判断する。詳細には、当該指定券の紙幣束が、損券標識を押印するように設定された金種でない場合には、ステップS219へ進む。当該指定券の紙幣束が、損券標識を押印するように設定された金種であって、当該指定券の紙幣束に含まれる損券の計数枚数と上記損券設定枚数とを比較して、当該計数枚数が上記損券設定枚数未満であれば、ステップS219へ進み、当該指定券の紙幣束を、損券標識を押印されていないテープTで施封する。それに対して、当該指定券の紙幣束が、損券標識を押印するように設定された金種であって、当該指定券の紙幣束に含まれる損券の計数枚数と上記損券設定枚数とを比較して、当該計数枚数が上記損券設定枚数以上であれば、ステップS227へ進み、当該指定券の紙幣束を、損券標識を押印したテープTで施封する。
制御部126は、集積された施封枚数の紙幣を施封部114へ移送するように移送部112に指示する。この際、制御部126は、記憶部122に記憶された標識押印設定を参照して、記憶部に対して損券標識を押印するように指示する。次いで、ステップS229へ進む。
記録部146は、テープTに、制御部126からの指示内容に応じて損券標識を押印する。さらに、施封部114の施封機構144は、標識を押印したテープTを用いて、移送された施封枚数の紙幣を施封して、紙幣束を作成する。さらに、施封部114は、施封した紙幣束を紙幣整理装置10の外部へと排出する。次いで、ステップS231へ進む。
50、60、70、80 画面
100 取込部
102 鑑別部
104 リジェクトポケット
106 オープンポケット
108 表裏反転部
110 集積部
112 移送部
112a クランプ部
114 施封部
116 搬送部
118 操作表示部
120 操作部
122 記憶部
124 外部インターフェース部
126 制御部
128 扉
130 紙幣束搬送部
132 搬送路
140 テープ供給部
142 切断部
144 施封機構
146 記録部
148、150 ローラ
154 収納空間
156 ガイド
158 ビルプレス
B 紙幣束
T テープ
Claims (5)
- 複数の媒体を結束帯で施封して媒体束を作成する施封部と、
前記結束帯に対して記録情報の記録を行う記録部と、
操作者が、前記媒体の種別ごとに前記記録情報を設定する設定操作を行う操作部と、
前記設定操作に基づいて、前記記録部に対して前記記録情報を指定する制御部と、
を備える、
媒体整理装置。 - 前記媒体の種類及び正損状態を鑑別する鑑別部をさらに備え、
前記制御部は、前記設定操作と前記鑑別部の鑑別結果とに基づいて、前記記録部に対して前記記録情報を指定する、
請求項1に記載の媒体整理装置。 - 前記制御部は、
前記鑑別結果に基づいて、前記媒体束に含まれている損券の数を計数し、
計数結果と前記操作者によって前記操作部を用いて設定された設定値とを比較し、
前記設定操作と比較結果とに基づいて、前記記録部に対して前記記録情報を指定する、
請求項2に記載の媒体整理装置。 - 前記記録部は、前記記録情報に対応する標識を前記結束帯に押印することにより、前記記録情報を前記結束帯に記録する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の媒体整理装置。
- 前記標識には、前記媒体束に損券が含まれている旨を示す損券標識が含まれる、請求項4に記載の媒体整理装置。
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