JP2017097777A - 媒体取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶部に記憶された取引内容の検索、抽出を素早く行うことができる媒体取引装置を提供する。
【解決手段】所定の検索条件をあらかじめ記憶する検索条件記憶部と、取引の完了時に、当該取引が前記検索条件記憶部に記憶された前記所定の検索条件に該当する場合には、当該取引の取引内容を記憶する第1の取引記憶部と、前記第1の取引記憶部に記憶された前記取引内容以外の、前記媒体取引装置で行われた取引の取引内容を記憶する第2の取引記憶部と、操作者から入力された検索条件を受け付ける検索条件入力部と、前記検索条件入力部が受け付けた前記検索条件が、前記検索条件記憶部に記憶された前記所定の検索条件に一致すると判断した場合には、前記第1の取引記憶部に記憶された前記取引内容を検索することを選択する判定部と、を備える媒体取引装置を提供する。
【選択図】図8

Description

本発明は、媒体取引装置に関する。
金融機関や店舗等において、媒体としての紙幣の金種(例えば、一万円札、5千円札等)を鑑別し、計数し、さらに、同じ金種の紙幣を所定数(施封枚数)ごとに施封して、紙幣束(媒体束)を作成し、作成した紙幣束を排出する紙幣取引装置(媒体取引装置)が利用されている。このような紙幣取引装置は、当該紙幣取引装置で行われた全ての取引の取引内容を記憶している。そして、例えば、紙幣取引装置の保守のために、保守を行う保守員が、紙幣取引装置に所望の取引内容を検索するための検索条件を入力し、記憶された取引内容から所望の検索条件に該当する取引内容を検索して、所望の取引内容を抽出したい場合がある。例えば、紙幣取引装置に適用した例ではないが、取引装置に記憶された取引内容を検索して、所定の取引内容を抽出する装置の例として、下記の特許文献1のような装置を挙げることができる。
特開2014−6774号公報
従来の紙幣取引装置(媒体取引装置)においては、当該紙幣取引装置内に設けられた記憶部が、当該紙幣取引装置で行われた全ての取引の取引内容を記憶する。そのため、当該記憶部が記憶する取引内容の情報量は膨大である。その結果、保守員等が所望する取引内容を抽出するために記憶部に記憶された取引内容を検索する際、検索に時間がかかるという問題が生じていた。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、記憶部に記憶された取引内容の検索、抽出を素早く行うことができる、新規かつ改良された媒体取引装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、媒体を取引する媒体取引装置であって、所定の検索条件をあらかじめ記憶する検索条件記憶部と、取引の完了時に、当該取引が前記検索条件記憶部に記憶された前記所定の検索条件に該当する場合には、当該取引の取引内容を記憶する第1の取引記憶部と、前記第1の取引記憶部に記憶された前記取引内容以外の、前記媒体取引装置で行われた取引の取引内容を記憶する第2の取引記憶部と、操作者から入力された検索条件を受け付ける検索条件入力部と、前記検索条件入力部が受け付けた前記検索条件が、前記検索条件記憶部に記憶された前記所定の検索条件に一致すると判断した場合には、前記第1の取引記憶部に記憶された前記取引内容を検索することを選択する判定部と、を備える媒体取引装置が提供される。
前記第2の取引記憶部は、前記第1の取引記憶部に記憶された前記取引内容も記憶してもよい。
前記媒体取引装置は、前記操作者から前記所定の検索条件の設定入力を受け付ける設定入力部をさらに備えてもよい。
前記媒体取引装置は、前記媒体取引装置に投入された複数の媒体を鑑別する鑑別部と、前記鑑別部により得られた鑑別結果に基づき、前記複数の媒体を集積する集積部と、集積された前記複数の媒体を施封する施封部と、をさらに備えてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、媒体を取引する媒体取引装置であって、所定の検索条件をあらかじめ記憶する検索条件記憶部と、取引の完了時に、当該取引が前記検索条件記憶部に記憶された前記所定の検索条件に該当する場合には、当該取引の取引内容を記憶する取引記憶部と、前記取引記憶部に記憶された前記取引内容を含む、前記媒体取引装置で行われた全ての取引の取引内容を記憶する外部の記憶装置と通信する通信部と、操作者から入力された検索条件を受け付ける検索条件入力部と、前記検索条件入力部が受け付けた前記検索条件が、前記検索条件記憶部に記憶された前記所定の検索条件に一致すると判断した場合には、前記取引記憶部に記憶された前記取引内容を検索することを選択する判定部と、を備える媒体取引装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、記憶部に記憶された取引内容の検索、抽出を素早く行うことができる。
本発明の実施形態に係る紙幣取引装置10の構成例を示した説明図である。 同実施形態に係る施封部114の構成例を示した説明図である。 同実施形態に係る記憶部122のブロック図である。 同実施形態に係る紙幣取引装置10の制御系のブロック図である。 同実施形態に係る制御部124のブロック図である。 同実施形態に係る取引内容の記憶動作のフローチャートである。 同実施形態に係る第1の検索条件の事前設定画面80の一例を説明する説明図である。 同実施形態に係る取引内容の検索動作のフローチャートである。 同実施形態に係る第2の検索条件の入力画面90の一例を説明する説明図である。 本発明の実施形態の変形例に係る紙幣取引システム1の構成例を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以下の説明においては、金融機関や店舗等のバックヤードにおいて、紙幣を鑑別して、計数し、鑑別結果に基づいて紙幣を集積し、集積した紙幣を施封枚数ごとに施封する紙幣取引装置に本発明の実施形態を適用した場合について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、紙幣取引装置に適用することに限定されるものではなく、金融機関、店舗等で使用される硬貨を処理する硬貨取引装置や自動釣銭機等の取引装置に適用してもよく、もしくは、店舗や公共施設等で、チケット等の媒体をその種類ごとに分類し、整理し、施封する機構を有する媒体取引装置に適用してもよい。また、以下に説明する実施形態においては、媒体は紙幣に限定されるものではなく、例えば硬貨であってもよく、特に限定されない。
<<本発明の実施形態>>
<紙幣取引装置10の基本構成>
本実施形態に係る紙幣取引装置10の基本構成について説明する。紙幣取引装置10は、紙幣取引装置10に投入された紙幣を処理するための装置であり、詳細には、紙幣取引装置10に投入された紙幣を鑑別し、計数し、得られた鑑別結果に基づいて紙幣を金種ごとに集積し、集積された紙幣を施封枚数ごとに施封して、紙幣束の作成し、作成した紙幣束を排出する。紙幣取引装置10は、紙幣を整理して施封する機能だけでなく、紙幣を厳重に保管する金庫としての役割や、紙幣取引装置10内にある紙幣の量を常に把握、管理する役割を果たすこともできる。まずは、紙幣取引装置10の基本構成を示した説明図である図1、施封部114の基本構成を示した施封部114の断面図である図2、紙幣取引装置10の記憶部122のブロック図である図3、紙幣取引装置10における制御系のブロック図である図4、及び制御部124のブロック図である図5を参照して、紙幣取引装置10の基本構成について説明する。なお、図1及び図2においては、紙幣取引装置10の操作者は、紙幣取引装置10の左側に位置するものとする。
本実施形態に係る紙幣取引装置10は、図1に示すように、取込部100、鑑別部102、リジェクトポケット104、オープンポケット106、表裏反転部108、集積部110、移送部112、施封部114、搬送部116、操作表示部118、操作部120、記憶部122、制御部124、外部インターフェース部(通信部)126、扉128及び排出口160を主に有する。
(取込部100)
取込部100は、操作者と向かい合うように設けられ、操作者によって投入された複数の紙幣を取り込む部位である。取込部100は、例えば、紙幣を収納する収納空間154と、ローラ150と、収納空間154からローラへ紙幣をガイドするガイド156と、紙幣をガイド156に押し当てるためのビルプレス158とを含む。収納空間154に投入された紙幣は、ビルプレス158によってガイド156に押し当てられ、ガイド156によってローラ150へ押し出され、ローラ150が回転することによって、搬送部116に一枚ずつ繰り出され、さらに後述する鑑別部102へ搬送される。なお、取込部100は、ビルプレス158の移動量を検知するセンサ(図示省略)等を有することによって、紙幣取引装置10に投入された全ての紙幣の処理の完了(投入完了)を検知することができるように構成してもよい。
(鑑別部102)
鑑別部102には、その内部にOCR(Optical Charcter Recognition)といったイメージセンサや磁気センサといった真偽センサ等の複数種類のセンサ(図示省略)が組み込まれている。そして、鑑別部102は、取込部100に投入され、鑑別部102に搬送された紙幣に対して、例えば紙幣の真偽、金種(紙幣の種類)、正券(例えば、汚れが少ない紙幣)であるか損券(例えば、汚れが多い紙幣)であるかといった紙幣の正損状態、鑑別時における紙幣の表裏の向きを鑑別することができ、その鑑別結果は、後述する記憶部122及び制御部124に出力される。さらに、鑑別部102は、紙幣に記載された記番号を読み取ることもでき、読み取った記番号と紐づけて、上記鑑別結果を記憶部122及び制御部124に出力してもよい。なお、鑑別部102により鑑別された紙幣は、鑑別部102から排出され、鑑別結果に基づいて搬送先(例えば各集積部110)に搬送される。
(リジェクトポケット104)
リジェクトポケット104は、本実施形態に係る紙幣排出部の一例である。リジェクトポケット104は、鑑別部102により金種不明もしくは受付不能と鑑別された紙幣を格納する部位である。図1に示した例においては、リジェクトポケット104は、紙幣取引装置10内の上方に設けられており、リジェクトポケット104に格納された紙幣を、操作者が容易に回収することが可能である。
(オープンポケット106)
オープンポケット106は、本実施形態における施封対象外紙幣格納部の一例である。鑑別部102による鑑別結果が、リジェクトポケット104への搬送対象外で、かつ、予め紙幣取引装置10における施封対象もしくは後述する集積部110に集積される集積対象と定められている券種に該当しない場合には、鑑別され、搬送された紙幣は、オープンポケット106に格納される。オープンポケット106に格納される紙幣としては、例えば、予め施封対象と定められている券種が国内紙幣と定められている場合には、海外紙幣がその一例として挙げられる。また、オープンポケット106は、図1に示した例においては、紙幣取引装置10内の上方に設けられており、格納された紙幣を操作者が容易に回収することが可能である。なお、図1においては、オープンポケット106が2つ設けられているが、本実施形態においては、オープンポケット106の数が2つに限定されるものではなく、1つ以上あればよい。
(表裏反転部108)
表裏反転部108は、例えば、搬送された紙幣のうち裏面が上になっている紙幣に関して、表裏を反転する部位である。このようにすることで、紙幣は、表面が上になる状態で各集積部110に集積されることができる。なお、本実施形態においては、表裏反転部108は、裏面が上になっている紙幣に対して反転する動作を行うことに限定されるものではなく、逆に、表面が上になっている紙幣に対して反転する動作を行ってもよい。そして、表裏反転部108は、基本的には、搬送先が各集積部110である紙幣だけが搬送される。
(集積部110)
各集積部110は、基本的には、鑑別部102による鑑別結果が予め施封対象と定められている券種に該当する場合に、鑑別部102により鑑別された紙幣が搬送され、かつ、搬送された紙幣を金種ごと及び/又は、正損状態ごとに、集積する部位である。各集積部110は、例えば操作者側に設けられた扉128を開けることによって、操作者によって引き出されることができる。扉128には、電磁ロック等の施錠機構(図示省略)及び扉128の開閉を検知する開閉センサ(図示省略)が設けられており、後述の制御部124が、施錠機構及び開閉センサを制御することにより、扉128の施錠を制御し、操作者による扉128の開閉を検知することができる。また、各集積部110は、予め定められた施封枚数(例えば100枚)まで紙幣を集積することが可能である。そして、各集積部110に集積されている紙幣の枚数が施封枚数に達した場合であって、集積された紙幣の券種が施封するように設定された券種である場合には、集積されている紙幣は全て移送部112に搬送される。なお、図1の例においては、紙幣取引装置10内の下方に、5個の集積部110が縦一列に設けられているが、本実施形態においては、5個の集積部110に限定されるものではなく、集積部110は、紙幣取引装置10内に少なくとも2個以上設けられていればよい。
また、各集積部110には、集積された紙幣の容量を検知するための集積部用検知部(図示省略)が設けられている。集積部用検知部は、例えば光学式センサであることができ、集積部110に集積された紙幣によって光が遮られることにより集積された紙幣の容量を検知することができる。そして、集積部用検知部は、取得した検知結果を制御部124に出力する。制御部124は、制御部124へと検知結果を出力した集積部用検知部の設置位置により、どの集積部110に集積された紙幣の容量の検知結果であるかを認識することができ、さらに、集積部110における集積部用検知部の設置高さにより、その高さにまで紙幣が集積されたこと、すなわち、集積された紙幣の容量を認識することができる。具体例としては、集積部用検知部が予め定められた施封枚数に対応する高さに設置されており、当該集積部用検知部が集積された紙幣によって光が遮られていることを検知した場合には、当該集積部用検知部の検知に基づいて、制御部124は、集積部110内に予め定められた施封枚数の紙幣が集積されていると認識することができる。
(移送部112)
移送部112は、各集積部110から搬送された施封枚数の紙幣を施封部114へ移送する部位である。図1においては簡略化して示しているが、移送部112は、紙幣取引装置10内に設けられ、紙幣取引装置10の内部を図2の上下方向に集積部110と施封部114との間を移動し、各集積部110から施封枚数の紙幣を、2枚の可動板からなるクランプ部112aの2枚の可動板によって挟み込んで、抜き取り、施封部114に受け渡す。
(施封部114)
施封部114は、紙幣取引装置10内に設けられ、移送部112から移送された施封枚数の紙幣に対して例えばテープT(紙帯)を巻き付けて施封することにより、紙幣束を作成する。詳細には、図2の施封部114の拡大断面図に示すように、施封部114は、紙幣束Bを施封部114から、操作者側(図1中では左側)に位置する排出口160へ搬送するための紙幣束搬送部130と、紙幣束Bを施封するテープTを供給するテープ供給部140と、テープTを切断する切断部142と、テープTで紙幣を施封する施封機構144と、テープTに制御部124の指示に従って標識等を印字する印字部146とを有する。なお、図2においては、テープTは帯状に示されている。
詳細には、紙幣束搬送部130は、紙幣束Bを挟み込んで、紙幣束Bを排出口160(図1参照、図2では図示省略)へ、すなわち操作者の側へ搬送するような搬送路132と、回転することによって搬送路132を搬送方向(図2中では矢印で示されている)へ動かすローラ148と、ローラ148を回転させるモータ(図示省略)とを主に有する。また、紙幣束搬送部130は、移送部112から施封枚数(例えば、100枚)の紙幣を、搬送路132の排出口160とは反対側(図2においては、搬送路132の右端部)で受けとり、搬送路132の中央部にある施封機構144が位置する箇所までこれらの紙幣を一括して搬送する。搬送路132の中央部においては、テープ供給部140は施封機構144にテープTを供給し、施封機構144はこれらの紙幣を一括してテープTで施封して、紙幣束Bを作成する。その際、印字部146は、インクリボン等を用いて、テープTに制御部124の指示に従って所定の情報(紙幣の施封を行った金融機関の名称、紙幣束に損券が含まれている旨を示す標識、紙幣の施封処理に係る整理番号等)を印字する。そして、供給されたテープTは切断部142により所定の長さに切断される。さらに、テープTにより施封された複数の紙幣は、紙幣束として、紙幣束搬送部130により排出口160から排出される。なお、紙幣束搬送部130の搬送路132とローラ148とは、一括して搬送する紙幣の数が変更になった場合であっても紙幣を一括して搬送することができるように、例えば、図2中の上下方向に昇降可能である。
(搬送部116)
搬送部116は、紙幣を各集積部110等の紙幣取引装置10内の各所へ搬送する。詳細には、搬送部116は、図1中では帯状に示され、取込部100から、鑑別部102及び表裏反転部108を貫き、集積部110等まで連続して設けられ、紙幣が搬送される搬送路(図示省略)と、複数のローラ(図示省略)と、紙幣を案内する複数の切替部(図示省略)とを有する。各ローラは、搬送路を挟んで対向するように配置され、制御部124により制御され各ローラが回転することにより、搬送路が所定の方向に移動し、紙幣を搬送することができる。さらに、搬送路に接して設けられた楔形形状の切替部の傾斜方向を変化させることで、紙幣の搬送方向を切り替えることができる。
(操作表示部118)
操作表示部118は、本実施形態における表示部の一例である。操作表示部118は、図1においては、紙幣取引装置10の上に位置し、操作者と向かい合う。さらに、操作表示部118は、紙幣取引装置10の操作者に対して操作画面等を表示する表示部、及び操作者の操作を受け付ける操作部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、操作部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。操作表示部118は、後述する制御部124の制御に従って、各種の操作画面、計数結果、紙幣の正損状態やエラーメッセージなどを表示し、さらに、操作者による紙幣取引装置10に対する各種の入力操作(動作モードの設定入力、集積部110に集積する紙幣の種類等の設定入力等)を受け付け、受け付けた内容を記憶部122及び制御部122に出力する。なお、操作表示部118の操作部と表示部とは、上述のように、操作機能と表示機能の両方の機能を包含する操作表示部として構成されることに限定されるものではなく、例えば、操作部であるキーボードと表示部であるCRTディスプレイ装置との組み合わせのように、別体のものとして構成されていてもよく、さらに、操作機能及び表示機能を有する各部位又は単一の部位が紙幣取引装置10の外部に位置していてもよい。
(操作部120)
操作部120は、本実施形態における操作部の一例である。操作部120は、図1においては、紙幣取引装置10の上に位置する。操作部120には、例えば、紙幣取引装置10を起動させる機械式ボタン(図示省略)、紙幣取引装置10による紙幣の計数を開始し、停止させる機械式ボタン(図示省略)、紙幣取引装置10による紙幣の施封を開始し、停止させる機械式ボタン(図示省略)、紙幣取引装置10に障害が生じた場合に紙幣取引装置10を再稼働させる機械式のリセットボタン(図示省略)等を含むことができる。操作部120は、操作者による操作を受け付け、受け付けた内容を記憶部122及び制御部124に出力する。また、操作部120には、紙幣取引装置10の処理状態を示すランプ(図示省略)が取り付けられており、例えば、当該ランプは、後述する制御部124の指示に従い、処理中には緑色に発光し、障害が発生した場合には赤色に発光することができる。なお、これらの操作部120の機能は、上述の操作表示部118によって実現してもよい。
(記憶部122)
記憶部122は、例えば紙幣取引装置10内に設けられ、例えば、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等により構成される。さらに詳細には、記憶部122は、後述する制御部124により出力された取引内容を記憶したり、事前に設定された検索条件を記憶したり、制御部124等が使用する制御プログラムや各種情報を記憶したりする。ここで取引内容とは、操作者によって上述の操作表示部118を用いて設定された設定内容、鑑別部102による鑑別結果、計数結果および鑑別された紙幣に関する処理状況であり、紙幣取引装置10により取引された各紙幣に対応付けて記憶部122に記憶される。より具体的には、記憶部122に記憶される鑑別結果としては、紙幣の金種、紙幣の正損状態、紙幣の表裏、搬送先等が挙げられる。ここで、表裏とは、鑑別時における該当の紙幣の表裏の向きのことであり、搬送先とは、該当の紙幣が搬送される格納先のことであり、例えば集積部110である。また、記憶部122に記憶される処理状況としては、取引処理された紙幣の枚数、取引中に発生した障害の障害内容、障害の発生回数、紙幣取引装置10の開閉状態等が挙げられる。
記憶部122は、図3に示すように、第1の記憶領域(第1の取引記憶部)122a、第2の記憶領域(第2の取引記憶部)122b、第3の記憶領域122c、及び第4の記憶領域(検索条件記憶部)122dを有する。なお、本実施形態においては、記憶部122は、図3に示すように4つの第1から第4の記憶領域122a〜dを有することに限定されるものではなく、5つ以上の記憶領域を有していてもよい。また、これら第1から第4の記憶領域122a〜dは、それぞれ別体の記憶部として設けられていてもよく、もしくは、HDDのような1つの記憶装置の領域を区切ることで4つの記憶領域として設けられていてもよい。さらに、第1から第4の記憶領域122a〜dのいずれか、もしくはすべてが、紙幣取引装置10の外部にある記憶装置に設けられ、紙幣取引装置10と通信ネットワークで接続されていてもよい。
さらに詳細に、第1から第4の記憶領域122a〜dを説明する。説明する順番が名称と逆になるが、まず、第4の記憶領域122dは、操作者により事前に設定された所定の検索条件(以下、第1の検索条件と呼ぶ)を記憶する。第1の検索条件とは、例えば、紙幣取引装置10で行われた取引の取引内容を検索する際に用いられる事が想定される検索条件であって、検索の際に検索条件として使用される頻度が高いと想定されることから、操作者によりあらかじめ設定される検索条件である。より具体的には、操作者が、1回の取引において3回以上障害が発生した取引についての取引内容を検索、抽出する頻度が高いと想定している場合には、第1の検索条件として、「障害発生回数3回」を意味する検索条件をあらかじめ設定する。そして、第4の記憶領域122dは、設定された第1の検索条件を記憶する。また、第3の記憶領域122cは、例えば、制御部124が使用する制御プログラム、制御部124が用いる各種情報や鑑別部102による鑑別の際に用いられる情報が記憶される。
次に、残りの第1及び第2の記憶領域122a、122bを説明する。第1の記憶領域122aは、第4の記憶領域122dによって記憶された上記第1の検索条件に該当する、紙幣取引装置10で行われた取引の取引内容を記憶する。具体的には、第1の検索条件として「障害発生回数3回」が第4の記憶領域122dによって記憶されていた場合には、第1の記憶領域122aは、3回、もしくは3回以上の障害が生じた取引の取引内容を記憶する。さらに、第2の記憶領域122bには、紙幣取引装置10で行われた全ての取引の取引内容、もしくは、第1の記憶領域122aに記憶されていない取引内容が記憶される。
なお、本実施形態においては、記憶部122が5つ以上の記憶領域を有する場合には、例えば、第4の記憶領域122dは、2つの第1の検索条件と記憶し、一方の第1の検索条件に該当する取引内容を記憶する記憶領域と、他方の第1の検索条件に該当する取引内容を記憶する記憶領域とを分けるようにしてもよい。
(制御部124)
制御部124は、例えば紙幣取引装置10内に設けられ、CPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、計数処理等の種々の処理のための制御を行うことができる。詳細には、図4に示す、紙幣取引装置10における制御系のブロック図のように、制御部124は、操作表示部118からの入力や外部インターフェース部126が受け入れた外部装置からの情報に基づいて、記憶部122から所定のプログラムを読み出して実行することにより、操作表示部118、鑑別部102等の紙幣取引装置10の各所を制御することができる。例えば、制御部124は、鑑別部102による紙幣の鑑別結果に基づいて、紙幣の金種ごとに紙幣を計数したり、紙幣の搬送先を決定したりすることができる。また、制御部124は、紙幣取引装置10で行われた取引の取引内容を取得して、第1の記憶領域122a及び/又は第2の記憶領域122bに出力したり、操作者により事前に設定された上記第1の検索条件を受け付け、第4の記憶領域122dに出力したりすることができる。さらに、制御部124は、操作者が取引内容を検索する際には、操作者が検索のために新たに入力した検索条件(以下、第2の検索条件と呼ぶ)を受け付け、受け付けた第2の検索条件に基づいて、第1の記憶領域122a又は第2の記憶領域122bに記憶された取引内容を検索する。
さらに、図5を参照して、制御部124内のブロックであって、紙幣取引装置10で行われた取引の取引内容を取得して記憶部122に出力したり、操作者により事前に設定された上記第1の検索条件を受け付け、受け付けた第1の検索条件と記憶部122に出力したり、操作者が取引内容を検索する際に操作者が検索のために入力した第2の検索条件を受け付け、受け付けた第2の検索条件に基づいて、記憶部122に記憶された取引内容を検索したりする機能と主に関連するブロックについて、より具体的に説明する。図5は、制御部124の上記機能と主に関連するブロックを示したブロック図である。制御部124は、図5に示すように、第1の入力部(設定入力部)240と、取引内容取得部242と、第1の判定部244と、第2の入力部(検索条件入力部)246と、第2の判定部248と、検索部250とを有する。
((第1の入力部240))
第1の入力部240は、紙幣取引装置10の操作表示部118に対して行われた、操作者による上記第1の検索条件を受け付け、受け付けた内容を記憶部122の第4の記憶領域122dに出力する。
((取引内容取得部242))
取引内容取得部242は、取引内容(例えば、取引の設定内容、鑑別結果、計数結果および鑑別された紙幣に関する処理状況等)を鑑別部102等から取得する。そして、取引内容取得部242は、取得した取引内容を後述する第1の判定部244に出力する。さらに、取引内容取得部242は、後述する第1の判定部244の指示に従い、取得した取引内容を第1の記憶領域122a及び/又は第2の記憶領域122bに出力する。
((第1の判定部244))
第1の判定部244は、第4の記憶領域122dに記憶された第1の検索条件と、取引内容取得部242から出力された取引内容とを比較し、その比較結果に基づいて、取引内容取得部242に対して、取得した取引内容を出力する記憶領域(詳細には、第1の記憶領域122a及び/又は第2の記憶領域122b)を指示する。
((第2の入力部246))
第2の入力部246は、紙幣取引装置10の操作表示部118に対して行われた、操作者が取引内容を検索するために入力した第2の検索条件を受け付け、受け付けた内容を後述する第2の判定部248及び検索部250に出力する。
((第2の判定部248))
第2の判定部248は、第4の記憶領域122dに記憶された第1の検索条件と、第2の入力部246で受け付けた第2の検索条件とを比較し、その比較結果に基づいて、後述する検索部250に対して、検索する検索先(詳細には、第1の記憶領域122a又は第2の記憶領域122b)を指示する。
((検索部250))
検索部250は、第2の入力部246で受け付けた第2の検索条件に該当する取引内容を抽出するために、第1の記憶領域122a又は第2の記憶領域122bに記憶された取引内容を検索する。この際、検索部250は、第2の判定部248の指示に従い、第1の記憶領域122a及び第2の記憶領域122bのうちのいずれかを検索先として検索する。そして、検索部250は、検索によって取引内容が抽出された場合には、抽出した取引内容を表示するように、操作表示部118に指示する。
(外部インターフェース部126)
外部インターフェース部126は、例えば紙幣取引装置10内に設けられ、例えば通信ネットワークを介して外部装置との間で通信を行う通信インターフェースである。具体的には、外部インターフェース部126は、例えば外部の装置からの指示を受け取ったり、外部の装置へ情報を通信したりすることができる。なお、外部インターフェース部126は、紙幣取引装置10の外部に設けられ、紙幣取引装置10と通信ネットワークで接続されていてもよい。
なお、本実施形態に係る紙幣取引装置10においては、図1に図示されていないが、紙幣検知部を紙幣取引装置10内の搬送部116の各所に複数設けてもよい。紙幣検知部は、搬送部116における紙幣の搬送状態を検知し、得られた検知結果を制御部124に出力する。具体的には、搬送部116において紙幣づまりが発生した場合には、紙幣検知部により紙幣づまりを検知し、制御部124に出力する。なお、紙幣検知部としては、例えば、紙幣により光が遮られることにより搬送状態を検知する受発光センサからなる光学式センサ等を用いることができる。
<紙幣取引装置10による取引>
以上、本発明の実施形態による紙幣取引装置10の基本構成を説明した。続いて、本実施形態による紙幣取引装置10が行う取引について説明する。紙幣取引装置10が行う取引には、主に、紙幣整理処理と戻し処理とがある。
(紙幣整理処理)
まず、操作者が取込部100に紙幣を投入し、操作者が操作表示部118に対して紙幣整理処理の開始を指示する操作を行うことにより、紙幣取引装置10における紙幣整理処理が開始される。この際、操作者は、投入した紙幣に対応する金額を操作表示部118に入力してもよい。
紙幣取引装置10による紙幣整理処理においては、取込部100が紙幣の取り込みを連続的に行い、鑑別部102が、取込部100から取り込まれた紙幣の鑑別、計数を行い、鑑別結果及び計数結果を制御部124へ出力する。制御部124は、出力された鑑別結果に基づき、紙幣の搬送先となる集積部110を搬送部116に指示する。搬送部116は、制御部124からの制御に従って、集積部110へ紙幣を搬送する。
さらに、いずれかの集積部110に搬送されて集積された紙幣の枚数が施封枚数(例えば、100枚)に達した場合、移送部112が当該集積部110から施封枚数の紙幣を施封部114へ移送する。そして、施封部114が、移送部112から移送された施封枚数の紙幣に対して例えばテープTを巻き付けて結束することにより、紙幣束を作成する。その後、集積部110に紙幣が集積されている状態で操作者により取引の完了操作が行われると、記憶部122は、集積部110に集積されている紙幣枚数を端数として記憶する。
なお、紙幣整理処理の場合には、操作者の操作により紙幣整理処理が開始され、その後、操作者の操作により取引が完了し、集積部110に集積されている紙幣枚数を端数として記憶するまでが、紙幣取引装置10における1回の取引となり、記憶部122は、紙幣整理処理で行われた際に得られた取引内容(紙幣整理処理の設定内容、鑑別結果、計数結果および鑑別された紙幣に関する処理状況等)を記憶する。
また、記憶部122は、紙幣整理処理の開始の際にあらかじめ操作者によって入力された金額と、紙幣整理処理において鑑別部102により取得された計数結果とが一致しない場合には、紙幣整理処理において違算が生じている旨を記憶し、並びに、制御部124によって計算された、入力された金額と取得された計数結果との差額を違算金額として記憶する。より具体的には、記憶部122は、入力された金額より計数結果が大きい場合には差額は+(正)の違算、入力された金額より計数結果が小さい場合には差額は−(負)の違算として、記憶する。
(戻し処理)
上述の紙幣整理処理の過程で、紙幣取引装置10において紙幣づまりなどの障害が発生する場合がある。紙幣整理処理のような取引において障害が発生した場合には、記憶部122は、制御部124により確認された障害の内容を、障害が発生した取引を特定する情報と紐づけて記憶する。より具体的には、例えば、紙幣整理処理において紙幣づまりが生じた場合には、記憶部122は、紙幣づまりに対応する障害コード「50」を、当該紙幣整理処理の整理番号と共に記憶する。
さらに、取引において障害が発生した場合には、操作者は、集積部110に集積されている紙幣を全て抜き取り、紙幣取引装置10を復旧させた後に、当該紙幣を取込部100に再投入する。戻し処理とは、この再投入された紙幣の取り込み、鑑別、計数および集積を行う処理のことをいう。戻し処理においては、基本的に、上述の紙幣整理処理と実質的に同一な手順により紙幣の集積を行うことが可能である。
この際、操作者は、操作表示部118に表示される、戻し処理を行う前に記憶部122に記憶された端数の紙幣枚数と、戻し処理において再投入された紙幣の計数結果とを比較、確認する。そして、記憶された紙幣枚数と再投入された紙幣の計数結果が一致しない場合には、操作者は、操作表示部118に対して手入力を行うことにより、これらを一致させ、戻し処理を終了させる。具体的には、再投入された一万円札の計数結果が記憶された端数の一万円札の紙幣枚数よりも2枚不足している場合には、操作者は、操作表示部118を用いて、2枚の一万円札を手入力することにより、戻し処理が終了する。
また、紙幣取引装置10は、上述の紙幣整理処理のように紙幣を投入し、鑑別し、計数するような取引を行うだけではなく、操作者によって、紙幣取引装置10内の紙幣の枚数や金額について操作表示部118を介して手入力されることもできる。このような操作者による手入力のみが行われ、紙幣の投入や鑑別等の処理が行われない場合であっても、この手入力のみの取引は、紙幣取引装置10において1回の取引として認識され、記憶部122は、当該手入力のみの取引の取引内容を記憶してもよい。
<本実施形態に係る取引内容の記憶動作>
続いて、本実施形態に係る紙幣取引装置10の取引内容の記憶動作について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る取引内容の記憶動作のフローチャートである。また、図7は、本実施形態に係る第1の検索条件の事前設定画面80の一例を説明する説明図である。以下に説明する本実施形態に係る取引内容の記憶動作においては、紙幣取引装置10は、保守員のような操作者により事前に設定された第1の検索条件を受け付け、受け付けた第1の検索条件に該当する取引内容を第1の記憶領域122a及び第2の記憶部122bに記憶し、第1の検索条件に該当しない取引内容を第2の記憶領域122bに記憶する。
(ステップS101)
まず、操作者によって紙幣取引装置10に電源が入れられ、紙幣取引装置10による処理が開始されると、制御部124は、操作表示部118に、第1の検索条件の事前設定画面80を表示するように指示する。そして、この制御部124の指示に従い、操作表示部118は第1の検索条件の事前設定画面80を表示する。図7に、操作表示部118に示される第1の検索条件の事前設定画面80の一例を示す。図7の第1の検索条件の事前設定画面80は、操作者に対して、あらかじめ設定される第1の検索条件の入力操作を誘導する画面である。例えば、操作者は、第1の検索条件の事前設定画面80に対して、検索の際に検索条件として使用される頻度が高いと思われる検索条件を入力する。
詳細には、第1の検索条件の事前設定画面80は、図7に示すように、第1の検索条件として、取引中に発生した障害の障害内容を特定する障害コードを入力する欄、取引中に発生した障害の発生回数を指定する障害発生回数を入力する欄、取引中に操作者によって紙幣の戻し処理が行われたか否かを指定する欄、戻し処理において操作者による手入力が行われたか否かを指定する欄、取引において違算が生じたか否かを指定する欄、手入力のみの取引であったか否かを指定する欄、テープT(紙帯)に印字された番号に関する状態を指定する欄を含む。
より具体的には、取引中に発生した障害の障害内容を特定する障害コードを入力する欄は、第1の検索条件としてあらかじめ設定しておきたい障害に対応する障害コードを入力する欄と、入力された障害コードを第1の検索条件として設定するか否かを選択するための「有効」及び「無効」ボタンとを含む。例えば、操作者は、1回の取引において紙幣づまりが発生した取引の取引内容を検索する頻度が高いと想定している場合には、第1の検索条件として、紙幣づまりに対応する障害コードである「50」を、障害コードを入力する欄に入力し、「有効」ボタンに対して操作することにより、1回の取引において紙幣づまりが発生した取引の取引内容を検索する検索条件を第1の検索条件として設定することができる。
取引中に発生した障害の発生回数を指定する障害発生回数を入力する欄は、第1の検索条件としてあらかじめ設定しておきたい所望の障害の発生回数を入力する欄と、入力された発生回数を第1の検索条件として設定するか否かを選択するための「有効」及び「無効」ボタンとを含む。例えば、操作者は、1回の取引において3回の障害が発生した取引についての取引内容を検索する頻度が高いと想定している場合には、第1の検索条件として、「3回」を障害の発生回数を入力する欄に入力し、「有効」ボタンに対して操作することにより、1回の取引において3回の障害が発生した取引についての取引内容を検索する検索条件を第1の検索条件として設定することができる。
また、取引中に操作者によって紙幣の戻し処理が行われたか否かを指定する欄、戻し処理において操作者による手入力が行われたか否かを指定する欄、取引において違算が生じたか否かを指定する欄、手入力のみの取引であったか否かを指定する欄についても、操作者が、例えば「戻し処理」等の「あり」又は「なし」を該当欄に入力し、上述の障害コードを入力する欄と同様に、「有効」ボタンに対して操作することにより、第1の検索条件としてあらかじめ設定することができる。さらに、テープT(紙帯)に印字された番号に関する状態を指定する欄は、取引において、紙幣束を施封するテープTに印字された紙幣の施封処理に係る整理番号が通番でない状況が発生したか否かを指定する欄(例えば、テープTに印字された整理番号が通番でない場合には、施封においてなんらかの異常が生じたことが想定される)であり、その設定方法は、上述の方法と同様である。
なお、本実施形態においては、第1の検索条件の事前設定画面80は、図7に示すような態様であることに限定されるものではなく、例えば、操作者が第1の検索条件の事前設定画面80に表示された内容を確認して、最終的に表示内容を設定するように紙幣取引装置10へ通知するための「確認」ボタンを含んでいてもよく、図7に示されていない取引内容を指定する欄を含んでいてもよい。
そして、制御部124の第1の入力部240は、操作表示部118の第1の検索条件の事前設定画面80に対して行われた、操作者によって入力、設定された所定の検索条件を受け付け、受け付けた内容を記憶部122の第4の記憶領域122dに出力する。そして、第4の記憶領域122dは、出力された第1の検索条件を記憶し、ステップS103へ進む。
(ステップS103)
制御部124は、紙幣取引装置10において1回の取引が完了したか否かを判断する。取引が完了していれば、ステップS105へ進み、取引が完了していなければステップS103を繰り返す。
(ステップS105)
制御部124の取引内容取得部242は、取引内容を鑑別部102等から取得する。そして、取引内容取得部242は、取得した取引内容を第1の判定部244に出力する。さらに、制御部124の第1の判定部244は、第4の記憶領域122dに記憶された第1の検索条件と、取引内容取得部242から出力された取引内容とを比較し、取引内容取得部242から出力された取引内容が、第4の記憶領域122dに記憶された第1の検索条件に該当する場合には、ステップS107へ進む。一方、取引内容取得部242から出力された取引内容が、第4の記憶領域122dに記憶された第1の検索条件に該当しない場合には、ステップS109へ進む。
(ステップS107)
制御部124の第1の判定部244は、取引内容取得部242に対して、取得した取引内容を第1の記憶領域122a及び第2の記憶領域122bに出力するように指示する。すなわち、第1の判定部244は、取得した取引内容を第1の記憶領域122a及び第2の記憶領域122bで記憶することを選択する。この第1の判定部244の指示に従い、取引内容取得部242は取得した取引内容を第1の記憶領域122a及び第2の記憶領域122bに出力し、第1の記憶領域122a及び第2の記憶領域122bは出力された取引内容を記憶する。次いで、ステップS111へ進む。
(ステップS109)
制御部124の第1の判定部244は、取引内容取得部242に対して、取得した取引内容を第2の記憶領域122bに出力するように指示する。すなわち、第1の判定部244は、取得した取引内容を第2の記憶領域122bで記憶することを選択する。この第1の判定部244の指示に従い、取引内容取得部242は取得した取引内容を第2の記憶領域122bに出力し、第2の記憶領域122bは出力された取引内容を記憶する。次いで、ステップS111へ進む。
(ステップS111)
制御部124は、紙幣取引装置10において取引が開始したか否かを判断する。取引が開始されていなければ処理を終了し、取引が開始されていれば、ステップS103へ戻る。
なお、上述の説明においては、第1の検索条件に該当する取引内容を第1の記憶領域122a及び第2の記憶領域122bに記憶し、第1の検索条件に該当しない取引内容を第2の記憶領域122bに記憶するものとして説明したが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、第1の検索条件に該当する取引内容を第1の記憶領域122aのみに記憶し、第1の検索条件に該当しない取引内容を第2の記憶領域122bに記憶してもよい。また、上述の説明においては、第1の検索条件は、操作者によって第1の検索条件の事前設定画面80に対して操作が行われることにより設定されるものとして説明したが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、例えば、紙幣取引装置10にあらかじめ設定されていてもよい。もしくは、紙幣取引装置10に学習機能部を設け、操作者によって検索の際に入力された検索条件(すなわち、第2の検索条件)を学習し、当該学習機能部によって入力される頻度が高いと認識される第2の検索条件を、第1の検索条件として設定してもよい。
<本実施形態に係る取引内容の検索動作>
続いて、本実施形態に係る紙幣取引装置10の取引内容の検索動作について、図8及び図9を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る取引内容の検索動作のフローチャートである。また、図9は、第2の検索条件の入力画面90の一例を説明する説明図である。以下に説明する本実施形態に係る取引内容の検索動作においては、第1の検索条件に該当する取引内容は第1の記憶領域122a及び第2の記憶領域122bに記憶され、第1の検索条件に該当しない取引内容は第2の記憶領域122bに記憶されており、さらに、紙幣取引装置10は、操作者により第2の検索条件を受け付け、受け付けた第2の検索条件が、第4の記憶領域122dに記憶された第1の検索条件と一致する場合には、第1の記憶領域122aを検索し、第1の検索条件に一致しない場合には、第2の記憶領域122bを検索する。
(ステップS201)
まず、保守員のような操作者によって操作表示部118に対して検索モードに設定する操作が行われると、制御部124は、操作表示部118に、第2の検索条件の入力画面90を表示するように指示する。そして、この制御部124の指示に従い、操作表示部118は第2の検索条件の入力画面90を表示する。図9に、操作表示部118に示される、第2の検索条件の入力画面90の一例を示す。図9の第2の検索条件の入力画面90は、操作者に対して、所望の検索条件の入力操作を誘導する画面である。例えば、操作者は、第2の検索条件の入力画面90に対して、抽出したい取引内容に対応する検索条件(すなわち、第2の検索条件)を入力する。
詳細には、第2の検索条件の入力画面90は、図9に示すように、第2の検索条件として、取引中に発生した障害の障害内容を特定する障害コードを入力する欄、取引中に発生した障害の発生回数を指定する障害発生回数を入力する欄、取引中に操作者によって紙幣の戻し処理が行われたか否かを指定する欄、戻し処理において操作者による手入力が行われたか否かを指定する欄、取引において違算が生じたか否かを指定する欄、手入力のみの取引であったか否かを指定する欄、取引において施封された紙幣束のテープに印字された紙幣の施封処理に係る整理番号が通番でない状況が発生したか否かを指定する欄、及び、上述の欄では指定できない内容を入力して指定する欄(図9では、フリーキーワード)を含む。なお、各欄に入力される内容は、基本的には、図7の第1の検索条件の事前設定画面80と同様であるため、ここでは、その説明を省略する。さらに、第2の検索条件の入力画面90は、操作者が第2の検索条件の入力画面90に表示された内容を確認して、検索を開始するように紙幣取引装置10へ通知するための「検索」ボタンを含む。なお、本実施形態においては、第2の検索条件の入力画面90は、図9に示すような態様であることに限定されるものではなく、例えば、検索の際に、1回の取引でリジェクトポケット104に集積された枚数を指定する欄等を含んでいてもよい。
そして、制御部124の第2の入力部246は、操作表示部118の第2の検索条件の入力画面90に対して入力された第2の検索条件を受け付け、受け付けた第2の検索条件を第2の判定部248及び検索部250に出力する。次いで、ステップS203へ進む。一方、操作者によって操作表示部118の第2の検索条件の入力画面90に対して第2の検索条件が入力されない場合には、ステップS201を繰り返す。
(ステップS203)
制御部124の第2の判定部248は、第4の記憶領域122dに記憶された第1の検索条件と、第2の入力部246から出力された第2の検索条件とを比較し、第4の記憶領域122dに記憶された第1の検索条件と、第2の入力部246から出力された第2の検索条件とが一致する場合には、ステップS205へ進む。一方、第4の記憶領域122dに記憶された第1の検索条件と、第2の入力部246から出力された第2の検索条件とが一致しない場合には、ステップS207へ進む。
(ステップS205)
制御部124の第2の判定部248は、検索部250に対して、第1の記憶領域122aに記憶された取引内容を検索するように指示する。すなわち、第2の判定部248は、検索部250が第1の記憶領域122aを検索することを選択する。この第2の判定部248の指示に従い、検索部250は、第2の入力部246から出力された第2の検索条件に該当する取引内容を抽出するために、第1の記憶領域122aに記憶された取引内容を検索する。そして、検索部250は、第2の入力部246から出力された第2の検索条件に該当する取引内容が第1の記憶領域122aに記憶された取引内容から抽出できた場合には、ステップS209へ進む。
(ステップS207)
制御部124の第2の判定部248は、検索部250に対して、第2の記憶領域122bに記憶された取引内容を検索するように指示する。すなわち、第2の判定部248は、検索部250が第2の記憶領域122bを検索することを選択する。この第2の判定部248の指示に従い、検索部250は、第2の入力部246から出力された第2の検索条件に該当する取引内容を抽出するために、第2の記憶領域122bに記憶された取引内容を検索する。そして、検索部250は、第2の入力部246から出力された第2の検索条件に該当する取引内容が第2の記憶領域122bに記憶された取引内容から抽出できた場合には、ステップS209へ進む。
(ステップS209)
検索部250は、ステップS205及びステップS207で抽出した取引内容を表示するように、操作表示部118に指示する。この検索部250の指示に従い、操作表示部118は、抽出した取引内容を表示する。次いで、ステップS211へ進む。
(ステップS211)
制御部124は、操作者によって操作表示部118に対して検索モードに設定する操作が行われたか否かを判断する。新たに検索モードに設定されていなければ処理を終了し、新たに検索モードに設定されていれば、ステップS201へ戻る。
ところで、先に説明したように、従来の紙幣取引装置においては、当該紙幣取引装置内に設けられた記憶部が、当該紙幣取引装置で行われた全ての取引の取引内容を記憶する。そのため、当該記憶部が記憶する取引内容の情報量は膨大である。その結果、保守員等が所望する取引内容を抽出するために記憶部に記憶された取引内容を検索する際、検索に時間がかかるという問題が生じていた。
上述の問題に対する対応策としては、検索を行う制御部の処理能力を向上させることが考えられる。しかしながら、制御部の処理能力を向上させることは、紙幣取引装置のコストや容積、消費電力等を増加させることになり、あまり好ましいことではない。さらに、近年では、紙幣取引装置に対しては、紙幣取引装置を利用するユーザに配慮した機能(例えば、紙幣整理処理の設定操作を容易にするような表示や、紙幣整理処理の状況が容易に把握できるような表示を行う等)を強化することが求められている。このような状況においては、制御部の処理能力を向上させても、その処理能力は、紙幣取引装置を利用するユーザに配慮した機能に優先的に割り当てられ、保守作業に関する機能のために確保することは難しい。また、更なる他の対応策としては、検索や抽出を早くするために、記憶部としてキャッシュメモリのようなアクセス速度が速い記憶装置を用いることが考えられる。しかしながら、アクセス速度が速い記憶装置は、記憶できる情報量が限られており、紙幣取引装置の記憶部として、当該紙幣取引装置で行われた全ての取引の取引内容を記憶することは難しい。
そこで、本実施形態においては、第1の検索条件に該当する取引内容は第1の記憶領域122a及び第2の記憶領域122bに記憶され、第1の検索条件に該当しない取引内容は第2の記憶領域122bに記憶される。従って、第1の記憶領域122aは、特定の条件(詳細には、第1の検索条件)に該当する取引内容を記憶するため、第2の記憶領域122bに記憶された取引内容の情報量に比べて少ない情報量の取引内容を記憶することとなる。さらに、本実施形態においては、紙幣取引装置10は、操作者により第2の検索条件を受け付け、受け付けた第2の検索条件が、第4の記憶領域122dに記憶された第1の検索条件と一致する場合には、第1の記憶領域122aを検索し、第1の検索条件に一致しない場合には、第2の記憶領域122bを検索する。従って、本実施形態によれば、第1の検索条件と一致する第2の検索条件を用いて検索を行う際には、記憶する情報量が少ない第1の記憶領域122aを検索するため、所望の取引内容の検索、抽出を素早く行うことができる。特に、紙幣取引装置10の保守のために取引内容を抽出する際には、抽出を所望する取引の取引内容は、特定の障害が発生した取引というように、限定的であることが多く、従って、使用頻度が高い検索条件もそれほど多くはない。従って、使用頻度の高い検索条件をいくつか第1の検索条件として設定しておけば、検索の際に係る時間を短縮することができ、操作者にとっての利便性を向上させることができる。加えて、本実施形態によれば、高い処理能力を制御部124に持たせることもないことから、紙幣取引装置10のコストや容積、消費電力等の増加を避けることができる。さらに、第2の記憶領域122bに記憶される取引内容の情報量は少ないため、キャッシュメモリのようなアクセス速度が速いが、記憶できる情報量が限られる記憶装置を、第2の記憶領域122bとして使用することが可能となり、取引内容をより素早く検索、抽出することができる。
<<変形例>>
上述の実施形態においては、第1の記憶領域122a及び第2の記憶領域122bともに、紙幣取引装置10内の記憶部122に設けられているものとして説明した。以下の説明においては、本実施形態の変形例として、紙幣取引装置10で行われた全ての取引の取引内容を記憶する第2の記憶領域122bが、紙幣取引装置10の外部の記憶装置に設けられた場合を説明する。第2の記憶領域122bは、紙幣取引装置10で行われた全ての取引の取引内容を記憶するため、その記憶する情報量がより膨大に増加することがある。そこで、本変形例においては、第2の記憶領域122bを紙幣取引装置10の外部の記憶装置に設けることにより、外部の記憶装置は容易に増設することが可能であるため、第2の記憶領域122bに記憶すべき取引内容の情報量がさらに増加しても、第2の記憶領域122bは、柔軟、且つ、容易に増加する情報量に対応することができる。
<紙幣取引システム1の基本構成>
図10を参照して、本発明の実施形態の変形例に係る紙幣取引システム1の基本構成を説明する。図10は、本変形例に係る紙幣取引システム1の構成例を示した説明図である。
図10に示すように、本実施形態に係る紙幣取引システム1は、紙幣取引装置(媒体取引装置)10と、サーバ(外部の記憶装置)20と、専用網30とを含む。なお、図10においては、簡略化のため、紙幣取引システム1に含まれる紙幣取引装置10及びサーバ20は、それぞれ1台しか示されていないが、本変形例においては、紙幣取引システム1に含まれる紙幣取引装置10及びサーバ20の台数は図10に示される台数に限定されるものではなく、それぞれ2台以上含まれていてもよい。
(紙幣取引装置10)
本変形例に係る紙幣取引装置10は、上述の実施形態と同様に、紙幣取引装置10に投入された紙幣を処理するための装置であり、詳細には、紙幣取引装置10に投入された紙幣を鑑別し、計数し、得られた鑑別結果に基づいて紙幣を金種ごとに集積し、集積された紙幣を施封枚数ごとに施封して、紙幣束の作成し、作成した紙幣束を排出する。なお、本変形例に係る紙幣取引装置10の基本構成は、上述の実施形態と同様であるため、ここでは、説明を省略する。
(サーバ20)
サーバ20は、上述の実施形態における第2の記憶領域122bに対応する外部の記憶装置であり、上述の実施形態と同様に、紙幣取引装置10で行われた全ての取引の取引内容を記憶する。サーバ20は、外部インターフェース部(図示省略)と、記憶部(図示省略)と、制御部(図示省略)とを主に有する。サーバ20の外部インターフェース部は、例えば紙幣取引装置10と後述する専用網30を介して通信を行う通信インターフェースである。また、サーバ20の記憶部は、RAM、HDD等により構成され、上述の実施形態における第2の記憶領域122bに対応するように、紙幣取引装置10で行われた全ての取引の取引内容を記憶する。さらに、サーバ20の制御部(図示省略)は、例えばCPU等を用いてソフトウェア的に実現され、外部インターフェース部と記憶部とを制御する。
(専用網30)
専用網30は、所定の範囲内での情報の送受信に利用されるネットワークである。専用網30は、有線又は無線であることができ、例えば、インターネット、IP−VPN(Internet Protocol‐Virtual Private Network)、専用回線、LAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)などの任意の通信ネットワークから構成される。さらに、専用回線は、IP−VPN等から構成される。また、専用網30に対して、何らかのセキュリティ手段(例えば、Secure Sockets Layer(SSL)等)が施されていてもよい。
なお、本変形例に係る記憶動作及び検索動作については、上述の実施形態と同様であるため、ここでは、説明を省略する。
本変形例によれば、第2の記憶領域122bを紙幣取引装置10の外部のサーバ20に設けることにより、外部のサーバ20は容易に増設することが可能であるため、第2の記憶領域122bに記憶すべき取引内容の情報量がさらに増加しても、第2の記憶領域122bは、柔軟、且つ、容易に増加する情報量に対応することができる。
本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、上述した各実施形態の処理における各ステップは、必ずしも記載された順序に沿って処理されなくてもよい。例えば、各ステップは、適宜順序が変更されて処理されてもよい。また、各ステップは、時系列的に処理される代わりに、一部並列的に又は個別的に処理されてもよい。さらに、各ステップの処理の方法についても、必ずしも記載された方法に沿って処理されなくてもよく、例えば、他の機能部によって処理されていてもよい。
1 紙幣取引システム
10 紙幣取引装置
20 サーバ
30 専用網
80、90 画面
100 取込部
102 鑑別部
104 リジェクトポケット
106 オープンポケット
108 表裏反転部
110 集積部
112 移送部
112a クランプ部
114 施封部
116 搬送部
118 操作表示部
120 操作部
122 記憶部
122a 第1の記憶領域
122b 第2の記憶領域
122c 第3の記憶領域
122d 第4の記憶領域
124 制御部
126 外部インターフェース部
128 扉
130 紙幣束搬送部
132 搬送路
140 テープ供給部
142 切断部
144 施封機構
146 印字部
148、150 ローラ
154 収納空間
156 ガイド
158 ビルプレス
160 排出口
240 第1の入力部
242 取引内容取得部
244、248 判定部
246 第2の入力部
250 検索部
B 紙幣束
T テープ

Claims (5)

  1. 媒体を取引する媒体取引装置であって、
    所定の検索条件をあらかじめ記憶する検索条件記憶部と、
    取引の完了時に、当該取引が前記検索条件記憶部に記憶された前記所定の検索条件に該当する場合には、当該取引の取引内容を記憶する第1の取引記憶部と、
    前記第1の取引記憶部に記憶された前記取引内容以外の、前記媒体取引装置で行われた取引の取引内容を記憶する第2の取引記憶部と、
    操作者から入力された検索条件を受け付ける検索条件入力部と、
    前記検索条件入力部が受け付けた前記検索条件が、前記検索条件記憶部に記憶された前記所定の検索条件に一致すると判断した場合には、前記第1の取引記憶部に記憶された前記取引内容を検索することを選択する判定部と、
    を備える媒体取引装置。
  2. 前記第2の取引記憶部は、前記第1の取引記憶部に記憶された前記取引内容も記憶する、請求項1に記載の媒体取引装置。
  3. 前記操作者から前記所定の検索条件の設定入力を受け付ける設定入力部をさらに備える、
    請求項1又は2に記載の媒体取引装置。
  4. 前記媒体取引装置に投入された複数の媒体を鑑別する鑑別部と、
    前記鑑別部により得られた鑑別結果に基づき、前記複数の媒体を集積する集積部と、
    集積された前記複数の媒体を施封する施封部と、
    をさらに備える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の媒体取引装置。
  5. 媒体を取引する媒体取引装置であって、
    所定の検索条件をあらかじめ記憶する検索条件記憶部と、
    取引の完了時に、当該取引が前記検索条件記憶部に記憶された前記所定の検索条件に該当する場合には、当該取引の取引内容を記憶する取引記憶部と、
    前記取引記憶部に記憶された前記取引内容を含む、前記媒体取引装置で行われた全ての取引の取引内容を記憶する外部の記憶装置と通信する通信部と、
    操作者から入力された検索条件を受け付ける検索条件入力部と、
    前記検索条件入力部が受け付けた前記検索条件が、前記検索条件記憶部に記憶された前記所定の検索条件に一致すると判断した場合には、前記取引記憶部に記憶された前記取引内容を検索することを選択する判定部と、
    を備える媒体取引装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021105814A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 株式会社東芝 紙葉類処理システム

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