JP2017072901A - 触覚呈示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクイーズ膜が操作指に与える浮揚力を制御してプッシュ操作の操作感を呈示する触覚呈示装置を提供する。
【解決手段】触覚呈示装置1は、プッシュ操作がなされる操作面100を有し、プッシュ操作によって実質的に変位しない操作板11と、操作板11に振動を加えて操作面100と操作者の操作指9との間にスクイーズ膜140を生成させて操作面100の法線方向の浮揚力Fを操作指9に付加する圧電アクチュエータ14と、操作面100と操作指9との距離Lを測定する測定部13と、測定部13により測定された距離Lが第1の距離Lに到達すると圧電アクチュエータ14の振動を停止させて浮揚力Fを制御してプッシュ操作の触覚を呈示する制御部15と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、触覚呈示装置に関する。
従来の技術として、タッチパネルに加わる荷重が所定値に達した時点でタッチパネルを振動させて操作者の指先を微少量滑らせることでプッシュ操作に伴う押圧感を生成する入力装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
操作者は、押しボタンスイッチを操作した場合と同様の押下感を得ながら入力装置を操作することができる。
特開2010−282665号公報
しかし、従来の入力装置は、タッチパネルの法線方向と直交する接線方向(平面方向)の押圧力成分を急激に減少させることで押下感を呈示するが、操作者のプッシュ操作において接線方向の押圧力成分が殆どない場合、つまりタッチパネルをほぼ垂直に押し下げる一般的なプッシュ操作を行うと、操作者が押下感を感じることができない問題がある。
従って、本発明の目的は、スクイーズ膜が操作指に与える浮揚力を制御してプッシュ操作の操作感を呈示することができる触覚呈示装置を提供することにある。
本発明の一態様は、プッシュ操作がなされる操作面を有し、プッシュ操作によって実質的に変位しない被操作部材と、被操作部材に振動を加えて操作面と操作者の操作指との間にスクイーズ膜を生成させて操作面の法線方向の浮揚力を操作指に付加する振動部と、操作面と操作指との距離を測定する測定部と、測定部により測定された距離が第1の距離に到達すると振動部の振動を停止させて浮揚力を制御してプッシュ操作の触覚を呈示する制御部と、を備えた触覚呈示装置を提供する。
本発明によれば、スクイーズ膜が操作指に与える浮揚力を制御してプッシュ操作の操作感を呈示することができる。
図1(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置が配置された車両内部の一例を示す概略図であり、図1(b)は、触覚呈示装置のブロック図の一例を示している。 図2(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の上面図の一例であり、図2(b)は、触覚呈示装置の側面図の一例である。 図3(a)は、表示装置に表示されるボタン群の一例であり、図3(b)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置が生成するスクイーズ膜の一例を示す概略図である。 図4(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置が生成する浮揚力Fの一例を示す概略図であり、図4(b)は、プッシュ操作時に必要とする操作者の操作力Fの一例を示す概略図であり、図4(c)は、振動のオン・オフのタイミングの一例を示す概略図である。 図5は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図6(a)は、第2の実施の形態に係る触覚呈示装置が生成する浮揚力Fの一例を示す概略図であり、図6(b)は、操作者の操作力Fの一例を示す概略図であり、図6(c)は、振動のオン・オフのタイミングの一例を示す概略図である。 図7は、第2の実施の形態に係る触覚呈示装置の動作の一例を示すフローチャートである。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る触覚呈示装置は、プッシュ操作がなされる操作面を有し、プッシュ操作によって実質的に変位しない被操作部材と、被操作部材に振動を加えて操作面と操作者の操作指との間にスクイーズ膜を生成させて操作面の法線方向の浮揚力を操作指に付加する振動部と、操作面と操作指との距離を測定する測定部と、測定部により測定された距離が第1の距離に到達すると振動部の振動を停止させて浮揚力を制御してプッシュ操作の触覚を呈示する制御部と、を備えて概略構成されている。
この触覚呈示装置は、操作指に作用する浮揚力の生成と消失を制御してプッシュ操作の操作感を生成するので、この構成を備えないものと比べて、被操作部材の振動の制御のみで操作者にプッシュ操作の操作感を呈示することができる。
[第1の実施の形態]
(触覚呈示装置1の概要)
図1(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置が配置された車両内部の一例を示す概略図であり、図1(b)は、触覚呈示装置のブロック図の一例を示している。図2(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の上面図の一例であり、図2(b)は、触覚呈示装置の側面図の一例である。図3(a)は、表示装置に表示されるボタン群の一例であり、図3(b)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置が生成するスクイーズ膜の一例を示す概略図である。
なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図1(b)では、主な信号や情報の流れを矢印で示している。
この触覚呈示装置1は、図1(a)に示すように、車両8の運転席と助手席の間に伸びるフロアコンソール80に搭載されている。触覚呈示装置1は、操作対象の電子機器と電磁気的に接続されている。操作者は、フロアコンソール80に露出する操作面100に対して操作を行うことにより、電子機器の表示部に表示されるカーソルなどを操作する。インストルメントパネル81に配置された表示装置85は、例えば、電子機器の表示部として機能する。
触覚呈示装置1は、図2(a)、図2(b)、図3(a)及び図3(b)に示すように、プッシュ操作がなされる操作面100を有し、プッシュ操作によって実質的に変位しない被操作部材としての操作板11と、操作板11に振動を加えて操作面100と操作者の操作指9との間にスクイーズ膜140を生成させて操作面100の法線方向の浮揚力Fを操作指9に付加する振動部としての圧電アクチュエータ14と、操作面100と操作指9との距離Lを測定する測定部13と、測定部13により測定された距離Lが第1の距離Lに到達すると圧電アクチュエータ14の振動を停止させて浮揚力Fを制御してプッシュ操作の触覚を呈示する制御部15と、を備えて概略構成されている。
この操作板11には、操作指9の接近及び接触を検出する静電容量タッチセンサが配置されている。この静電容量タッチセンサは、図2(a)及び図2(b)に示す静電シート12である。測定部13は、静電シート12が検出した静電容量に基づいて距離Lを測定する。図1(a)及び図1(b)に示すタッチパッド10は、操作板11と静電シート12を備えて概略構成されている。
(タッチパッド10の構成)
タッチパッド10は、上述のように、操作板11と、この操作板11の裏面101に配置された静電シート12と、を備えている。
操作板11は、矩形状の板である。この操作板11は、一例として、ポリカーボネートなどの樹脂やガラスなどによって形成されている。操作板11は、プッシュ操作によって触覚呈示装置1の本体に対して実質的に変位しないように、かつ圧電アクチュエータ14によって振動するように支持されている。
静電シート12は、一例として、フィルム状のフレキシブル基板上に複数の電極が絶縁されて交差して配置されている。具体的には、静電シート12は、例えば、一方向に等間隔で並べられた駆動電極と、交差する他方向に等間隔で並べられた検出電極と、を備えている。
静電シート12は、全ての駆動電極及び検出電極を組み合わせて操作指9との間に生成される静電容量を読み出す。そして静電シート12は、検出した1周期分の静電容量を容量情報Sとして制御部15に出力する。
静電シート12は、操作面100に接近及び接触した操作指9を検出する。この操作面100は、静電シート12の直上の操作板11の表面である。
なおタッチパッド10は、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式などのタッチパッドとして構成されても良いし、カメラで操作指9の位置を撮像して操作を検出するものであっても良い。
(測定部13の構成)
測定部13は、一例として、タッチパッド10が出力した容量情報Sに基づいて操作面100から操作指9までの距離Lを測定する。静電容量は、操作面100と操作指9との距離Lに反比例して大きくなる。つまり静電容量は、距離が近づくほど大きくなる。
そこで測定部13は、例えば、実験やシミュレーションによって求められた静電容量と距離Lとが関連付けられた距離テーブル130を有している。そして測定部13は、例えば、取得した容量情報Sに基づいて静電容量の最大値や静電容量の平均値などと距離テーブル130から距離Lを求める。
測定部13は、求めた距離Lの情報である測定情報Sを生成して制御部15に出力する。
なお測定部13は、静電容量に基づいて距離Lを求める方法に限定されず、操作面100近傍を撮像して距離Lを計測する方法などであっても良い。
(圧電アクチュエータ14の構成)
圧電アクチュエータ14は、図2(a)及び図2(b)に示すように、操作板11の裏面101で、かつ静電シート12から離れて配置されている。
この圧電アクチュエータ14は、例えば、金属板と、圧電素子と、を備えたモノモルフ型の圧電アクチュエータである。このモノモルフ型圧電アクチュエータとは、1枚の圧電素子だけで屈曲する構造のアクチュエータである。なお圧電アクチュエータ14の変形例としては、2枚の圧電素子を金属板の両面に設けたバイモルフ型圧電アクチュエータであっても良い。
この圧電素子の材料としては、例えば、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、メタニオブ酸鉛、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などが用いられる。圧電素子は、例えば、これらの材料を用いて形成された膜を積層して形成された積層型の圧電素子である。
圧電アクチュエータ14は、制御部15から出力される駆動信号Sに基づいて操作板11に振動を付加して操作面100上にスクイーズ膜140を形成する。圧電アクチュエータ14は、一例として、20kHz以上の周波数で超音波振動する。またスクイーズ膜140の膜厚は、一例として、数mm程度である。この駆動信号Sは、例えば、サイン波である。
(制御部15の構成)
図4(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置が生成する浮揚力Fの一例を示す概略図であり、図4(b)は、プッシュ操作時に必要とする操作者の操作力Fの一例を示す概略図であり、図4(c)は、振動のオン・オフのタイミングの一例を示す概略図である。
図4(a)は、縦軸が浮揚力Fである。図4(b)は、縦軸が操作力Fである。図4(a)〜図4(c)は、横軸がストロークSである。このストロークSは、一例として、図3(b)に示すように、操作者がスクイーズ膜140に起因する浮揚力Fを感じ始める、つまり浮揚力Fによって操作指9に抵抗を感じ始める基準位置から操作面100までの距離であり、実験やシミュレーションによって予め定められるものである。
そしてストロークSは、基準位置から操作面100までの距離を押しボタンのストロークに対応させている。従って図4(a)〜図4(c)の原点は、上述の基準位置としている。また図4(a)〜図4(c)に示す距離Lは、操作指9と操作面100とが接触している、つまり操作面100上を示している。
制御部15は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部15が動作するためのプログラムと、フローティングしきい値150と、タッチしきい値151と、距離情報152と、が格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。
フローティングしきい値150は、操作面100から離れた位置に存在する操作指9を検出するためのしきい値である。フローティングしきい値150は、一例として、スクイーズ膜140による浮揚力Fが作用する距離の操作指9を検出するように設定される。
従って制御部15は、フローティングしきい値150以上の静電容量が存在する場合、当該静電容量に基づいて算出された操作指9の検出点が後述する触覚呈示情報Sに基づく触覚呈示領域の上方であると、駆動信号Sを生成して圧電アクチュエータ14に出力し、スクイーズ膜140を生成させる。
タッチしきい値151は、操作面100に接触及び近接する操作指9を検出するためのしきい値である。制御部15は、取得した容量情報Sに基づいて得られた静電容量とタッチしきい値151とを比較し、タッチしきい値151以上の静電容量に基づいて操作が検出された検出点の座標を算出する。
上述の検出点の座標は、操作面100に設定された直交座標系における座標である。検出点の算出は、一例として、加重平均などを用いて行われる。
距離情報152は、第1の距離Lの情報である。この第1の距離Lは、一例として、10μmである。
また制御部15は、例えば、接続された電子機器から触覚呈示情報Sを取得する。この触覚呈示情報Sとは、一例として、触覚呈示するボタンの位置などの情報である。
制御部15は、一例として、図3(a)に示すように、押しボタンを模した画像が表示装置85の表示画面850に表示されている場合、取得した触覚呈示情報Sに基づいて、当該画像、つまりボタン群851の領域である触覚呈示領域を定める。
制御部15は、タッチパッド10から周期的に取得した容量情報Sによって算出した検出点と触覚呈示情報Sとに基づいてプッシュ操作がなされるのか否か、プッシュ操作がなされる場合、どのボタンになされるのかなどを判定する。なお制御部15は、一例として、プッシュ操作がなされるか否かを表示されている画像がボタンの画像であることから判定する。
制御部15は、プッシュ操作がなされるのであれば、図4(c)に示すように、振動をオン、つまり駆動信号Sを生成して圧電アクチュエータ14に出力してスクイーズ膜140を生成させる。なお変形例として、制御部15は、操作面100の指滑りを良くするため、常にスクイーズ膜140を生成するように構成されても良い。
そして制御部15は、測定部13から取得した測定情報Sに基づく距離Lが距離情報152に基づく第1の距離Lとなるかを監視し、図4(c)に示すように、測定された距離Lが第1の距離Lとなると、振動をオフ、つまり駆動信号Sの出力を停止する。
スクイーズ膜140は、図4(a)及び図4(c)に示すように、駆動信号Sの停止により、第1の距離Lを過ぎて急激に減少して消失する。従って操作指9は、図4(a)に示すように、原点においてスクイーズ膜140から浮揚力Fを受け始め、振動が停止される第1の距離Lまで増加する浮揚力Fを受ける。
操作者は、この浮揚力Fを受けることから、図4(b)に示すように、浮揚力Fに抗するため、操作力Fが第1の距離Lまで増加する。
そして操作者は、図4(b)に示すように、第1の距離Lにおいてスクイーズ膜140からの影響がなくなってそれまでの操作力Fが必要なくなり、急激に操作力Fが小さくなる。この変化は、例えば、プッシュボタンのノブを押し下げてスイッチがオンする際の節度による操作感、弾性部材がドーム形状を有する場合、ドームが座屈する際の操作感を模したものとなる。
操作者がさらに操作指9を操作面100に近づけると、図4(b)に示すように、距離L、つまり距離がゼロとなって操作指9が操作面100に接触し、またさらに操作を続けると既に接触しているのでストロークが増えずに操作力Fが増加していく。
制御部15は、プッシュ操作が終了すると、なされたプッシュ操作に応じた操作情報Sを出力する。
以下に、本実施の形態の触覚呈示装置1の動作の一例について図5のフローチャートに従って説明する。
(動作)
触覚呈示装置1の制御部15は、タッチパッド10から容量情報Sを取得してフローティングしきい値150と比較することによってフローティング状態にある操作指9が存在するか監視する。制御部15は、ステップ1の「Yes」が成立する、つまりフローティング状態の操作指が検出された場合(Step1:Yes)、検出された位置が触覚呈示情報Sに基づく触覚呈示領域の上方であるか確認する。
制御部15は、取得した触覚呈示情報Sに基づいて検出された位置が触覚呈示領域の上方である場合(Step2:Yes)、駆動信号Sを生成して圧電アクチュエータ14に出力して操作板11を振動させてスクイーズ膜140を生成させる(Step3)。
制御部15は、測定部13から取得する測定情報Sと距離情報152に基づいて操作指9の距離Lを監視する。制御部15は、ステップ4の「Yes」が成立する、つまり当該距離Lが第1の距離Lに到達すると(Step4:Yes)、駆動信号Sの出力を停止して振動を停止させる。スクイーズ膜140は、操作板11の振動が停止するので急激に減少し消失する(Step5)。
制御部15は、容量情報Sとタッチしきい値151とに基づいて操作指9が接触した検出点の座標を算出して操作情報Sとして接続された電子機器に出力して動作を終了する(Step6)。
ここでステップ2において制御部15は、フローティング状態にある操作指9の位置が触覚呈示領域の上方でない場合(Step2:No)、ステップ1に戻って再度フローティング状態にあるか確認する。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る触覚呈示装置1は、スクイーズ膜が操作指に与える浮揚力を制御してプッシュ操作の操作感を呈示することができる。具体的には、触覚呈示装置1は、操作指に作用する浮揚力Fの生成と消失を制御してプッシュ操作の操作感を生成するので、この構成を備えないものと比べて、操作板11の振動の制御のみで操作者にプッシュ操作の操作感を呈示することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、第1の距離Lよりも操作面100に近い第2の距離Lで再度スクイーズ膜140を生成する点で第1の実施の形態と異なっている。
図6(a)は、第2の実施の形態に係る触覚呈示装置が生成する浮揚力Fの一例を示す概略図であり、図6(b)は、操作者の操作力Fの一例を示す概略図であり、図6(c)は、振動のオン・オフのタイミングの一例を示す概略図である。縦軸及び横軸は、図4(a)〜図4(c)と同じである。なお以下に記載する実施の形態において、第1の実施の形態と同じ機能及び構成を有する部分は、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略するものとする。
本実施の形態の制御部15は、操作面100から操作指9までの距離Lが第1の距離Lに到達すると圧電アクチュエータ14の振動を停止させ、距離Lが第1の距離Lより短い第2の距離Lに到達すると再び振動を加える。
第2の距離Lにおいて操作板11を振動させてスクイーズ膜140を生成させると、第1の距離Lで急激に操作力Fが減少した後、第2の距離Lにおいて再び操作力Fが増加する。これは、図6(a)〜図6(c)に示すように、第2の距離Lから操作面100に到達するまで振動がオンされて浮揚力Fが再び増加するからである。
ここで本実施の形態の距離情報152は、第1の距離L及び第2の距離Lについての情報を含んだ情報である。
以下に、本実施の形態の触覚呈示装置1の動作の一例について図7のフローチャートに従って説明する。
触覚呈示装置1の制御部15は、タッチパッド10から容量情報Sを取得してフローティングしきい値150と比較することによってフローティング状態にある操作指9が存在するか監視する。制御部15は、ステップ10の「Yes」が成立する、つまりフローティング状態の操作指9が検出された場合(Step10:Yes)、検出された位置が触覚呈示情報Sに基づく触覚呈示領域の上方であるか確認する。
制御部15は、取得した触覚呈示情報Sに基づいて検出された位置が触覚呈示領域の上方である場合(Step11:Yes)、駆動信号Sを生成して圧電アクチュエータ14に出力して操作板11を振動させてスクイーズ膜140を生成させる(Step12)。
制御部15は、測定部13から取得する測定情報Sと距離情報152に基づいて操作指9の距離Lを監視する。制御部15は、ステップ13の「Yes」が成立する、つまり当該距離Lが第1の距離Lに到達すると(Step13:Yes)、駆動信号Sの出力を停止して振動を停止させる。スクイーズ膜140は、操作板11の振動が停止するので急激に減少し消失する(Step14)。
そして制御部15は、距離Lが第2の距離Lに到達するか監視する。制御部15は、ステップ15の「Yes」が成立する、つまり距離Lが第2の距離Lに到達すると(Step15:Yes)、駆動信号Sを生成して圧電アクチュエータ14を振動させ、再びスクイーズ膜140を生成させる(Step16)。
制御部15は、操作指9が操作面100に接触すると、駆動信号Sを停止させて、スクイーズ膜140を消失させる(Step17)。
制御部15は、容量情報Sとタッチしきい値151とに基づいて操作指9が接触した検出点の座標を算出して操作情報Sとして接続された電子機器に出力して動作を終了する(Step18)。
ここでステップ11において制御部15は、フローティング状態にある操作指9の位置が触覚呈示領域の上方でない場合(Step11:No)、ステップ10に戻って再度フローティング状態にあるか確認する。
(第2の実施の形態の効果)
本実施の形態の触覚呈示装置1は、操作指9が第1の距離Lに到達するとスクイーズ膜140を消失させ、第2の距離Lに到達すると再びスクイーズ膜140を生成して浮揚力Fを操作指9に付加するので、この構成を用いない場合と比べて、より押しボタンの操作感に近づく。
なお上述の実施の形態の圧電アクチュエータ14は、1つであったがこれに限定されず、第1の方向、及び第1の方向と交差する第2の方向に振動を付加するように複数配置されても良い。
上述の実施の形態及び変形例に係る触覚呈示装置1は、例えば、用途に応じて、その一部が、コンピュータが実行するプログラム、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)及びFPGA(Field Programmable Gate Array)などによって実現されても良い。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…触覚呈示装置、8…車両、9…操作指、10…タッチパッド、11…操作板、12…静電シート、13…測定部、14…圧電アクチュエータ、15…制御部、80…フロアコンソール、81…インストルメントパネル、85…表示装置、100…操作面、101…裏面、130…距離テーブル、140…スクイーズ膜、150…フローティングしきい値、151…タッチしきい値、152…距離情報、850…表示画面、851…ボタン群

Claims (3)

  1. プッシュ操作がなされる操作面を有し、前記プッシュ操作によって実質的に変位しない被操作部材と、
    前記被操作部材に振動を加えて前記操作面と操作者の操作指との間にスクイーズ膜を生成させて前記操作面の法線方向の浮揚力を前記操作指に付加する振動部と、
    前記操作面と前記操作指との距離を測定する測定部と、
    前記測定部により測定された前記距離が第1の距離に到達すると前記振動部の振動を停止させて前記浮揚力を制御して前記プッシュ操作の触覚を呈示する制御部と、
    を備えた触覚呈示装置。
  2. 前記制御部は、前記距離が第1の距離に到達すると前記振動部の振動を停止させ、前記距離が前記第1の距離より短い第2の距離に到達すると再び振動を加える、
    請求項1に記載の触覚呈示装置。
  3. 前記被操作部材には、前記操作指の接近及び接触を検出する静電容量タッチセンサが配置され、
    前記測定部は、前記静電容量タッチセンサが検出した静電容量に基づいて前記距離を測定する、
    請求項1又は2に記載の触覚呈示装置。
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