JP2017072713A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017072713A
JP2017072713A JP2015199316A JP2015199316A JP2017072713A JP 2017072713 A JP2017072713 A JP 2017072713A JP 2015199316 A JP2015199316 A JP 2015199316A JP 2015199316 A JP2015199316 A JP 2015199316A JP 2017072713 A JP2017072713 A JP 2017072713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
heat insulating
fixing device
bearing member
rotating body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015199316A
Other languages
English (en)
Inventor
藤井智彦
Tomohiko Fujii
豊田稔
Minoru Toyoda
醒井雅裕
Masahiro Seii
足立知哉
Tomoya Adachi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2015199316A priority Critical patent/JP2017072713A/ja
Publication of JP2017072713A publication Critical patent/JP2017072713A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 ローラの回転時に、異音の発生を防止する簡易な構成の定着装置を提供する。【解決手段】 中空の定着回転体と、定着回転体に対向して設けられる対向回転体と、定着回転体と対向回転体で形成されるニップ部において、記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置であって、定着回転体の軸方向端部に外挿される略環状の断熱部材と、断熱部材に外挿される軸受部材と、断熱部材と定着回転体を締結する締結部材と、を有する定着装置において、締結部材は、軸受部材を該軸受部材の径方向に常に付勢する。【選択図】図8

Description

本発明は、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置、このような画像形成装置に搭載される定着装置に関する。
画像形成装置では、画像情報に基づいて像担持体上にトナー像を形成し、このトナー像を紙やOHPシート等の記録材上に転写し、トナー像を担持した記録材を定着装置に通し、互いに対向する定着ローラと加圧ローラとにより記録材上にトナー像を定着する。
このような定着装置は、軸受を介して回転する定着ローラや加圧ローラを備えるものが知られている。
しかしながら、軸受を介して回転するローラ機構は、ローラ外径と軸受内径の間には部品寸法バラツキによる隙間が生じ、スティックスリップ等による異音が発生する問題がある。
これに対し、ローラと軸受の間にグリスを塗布する方法が既に知られている。
しかしながら、グリスをローラと軸受の間に塗布する方法では、グリスの食み出しによるローラ表面の汚れが発生する問題や、経時でグリスが枯渇した際にローラと軸受の間で異音が発生する問題があった。
また、軸受に環状のスラスト止めを設けた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
これによれば、環状のスラスト止めによって、軸受との隙間をなくし、軸受部での異音の発生を防止できる。
しかしながら、特許文献1に記載の内容は、軸受と固定部材(フレーム)間で発生する異音対策にすぎず、軸受とローラ間で発生するスティックスリップによる異音が発生する問題がある。
また、スリット形状が設けられた断熱ブッシュと、断熱ブッシュとローラとの間の滑りを抑制するための抑止部材がローラに締結される構成やスリット形状が設けられた断熱ブッシュと、ローラに係止される係止部を有する断熱ブッシュの抜け止め用の止め輪部材を備える構成が知られている(例えば、特許文献2,3参照)。
これによれば、断熱ブッシュとローラとの間の隙間をなくし、断熱ブッシュとローラ間で発生する異音の発生を防止できる。
しかしながら、特許文献2,3に記載の内容は、断熱ブッシュと軸受間で異音が発生する問題がある。
本発明は、ローラの回転時に、異音の発生を防止する簡易な構成の定着装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の定着装置は、
中空の定着回転体と、
前記定着回転体に対向して設けられる対向回転体と、
前記定着回転体と前記対向回転体で形成されるニップ部において、記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置であって、
前記定着回転体の軸方向端部に外挿される略環状の断熱部材と、
前記断熱部材に外挿される軸受部材と、
前記断熱部材と前記定着回転体を締結する締結部材と、を有する定着装置において、
前記締結部材は、前記軸受部材を該軸受部材の径方向に常に付勢することを特徴とする。
本発明によると、ローラの回転時に、異音の発生を防止する簡易な構成の定着装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を概略的に示す構成図である。 図1に示した画像形成装置の定着装置を概略的に示す構成図である。 図1に示した加熱ローラの第1実施形態に係る端部構成を説明する説明図である。 図1に示した加熱ローラの第1実施形態に係る端部構成を説明する説明図である。 図1に示した加熱ローラの第1実施形態に係る端部構成を説明する説明図である。 図1に示した加熱ローラの第1実施形態に係る端部構成を説明する説明図である。 図1に示した加熱ローラの第1実施形態に係る端部構成を説明する説明図である。 図1に示した加熱ローラの第1実施形態に係る端部構成を説明する説明図である。 図1に示した加熱ローラの第2実施形態に係る端部構成を説明する説明図である。 図1に示した加熱ローラの第2実施形態に係る端部構成を説明する説明図である。 従来の加熱ローラの接地経路を説明する説明図である。 図1に示した加熱ローラの接地経路を説明する説明図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。
ここに示した画像形成装置1は、カラーレーザープリンタであり、その装置本体の中央には、4つの作像部4Y、4M、4C、4Kが設けられている。各作像部4Y、4M、4C、4Kは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。
具体的に、各作像部4Y、4M、4C、4Kは、潜像担持体としてのドラム状の感光体5と、感光体5の表面を帯電させる帯電装置6と、感光体5の表面にトナーを供給する現像装置7と、感光体5の表面をクリーニングするクリーニング装置8等を備える。なお、図1では、ブラックの作像部4Kが備える感光体5、帯電装置6、現像装置7、クリーニング装置8のみに符号を付しており、その他の作像部4Y、4M、4Cにおいては符号を省略している。
各作像部4Y、4M、4C、4Kの下方には、感光体5の表面を露光する露光装置9が配設されている。露光装置9は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を有し、画像データに基づいて各感光体5の表面へレーザー光を照射するようになっている。
各作像部4Y、4M、4C、4Kの上方には、転写装置3が配設されている。転写装置3は、転写体としての中間転写ベルト30と、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ31と、二次転写手段としての二次転写ローラ36とを備える。さらに、転写装置3は二次転写バックアップローラ32と、クリーニングバックアップローラ33と、テンションローラ34、ベルトクリーニング装置35を備えている。
中間転写ベルト30は、無端状のベルトであり、二次転写バックアップローラ32、クリーニングバックアップローラ33及びテンションローラ34によって張架されている。ここでは、二次転写バックアップローラ32が回転駆動することによって、中間転写ベルト30は図の矢印で示す方向に周回走行(回転)するようになっている。
4つの一次転写ローラ31は、それぞれ、各感光体5との間で中間転写ベルト30を挟み込んで一次転写ニップを形成している。また、各一次転写ローラ31には、公知の電源が接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が各一次転写ローラ31に印加されるようになっている。
二次転写ローラ36は、二次転写バックアップローラ32との間で中間転写ベルト30を挟み込んで二次転写ニップを形成している。また、一次転写ローラ31と同様に、二次転写ローラ36にも公知の電源が接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が二次転写ローラ36に印加されるようになっている。
ベルトクリーニング装置35は、中間転写ベルト30に当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードを有する。このベルトクリーニング装置35から伸びた公知の廃トナー移送ホースは、公知の廃トナー収容器の入り口部に接続されている。
プリンタ本体の上部には、ボトル収容部2が設けられており、ボトル収容部2には補給用のトナーを収容した4つのトナーボトル2Y、2M、2C、2Kが着脱可能に装着されている。各トナーボトル2Y、2M、2C、2Kと各現像装置7との間には、公知の補給路が設けてあり、この補給路を介して各トナーボトル2Y、2M、2C、2Kから各現像装置7へトナーが補給されるようになっている。
一方、プリンタ本体の下部には、記録媒体としての用紙Pを収容した給紙トレイ10や、給紙トレイ10から用紙Pを搬出する給紙ローラ11等が設けてある。ここで、記録媒体には、普通紙以外に、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート等が含まれる。また、公知の手差し給紙機構が設けてあってもよい。
プリンタ本体内には、用紙Pを給紙トレイ10から二次転写ニップを通過させて装置外へ排出するための搬送路Rが配設されている。搬送路Rにおいて、二次転写ローラ36の位置よりも用紙搬送方向上流側には、二次転写ニップへ用紙Pを搬送する搬送手段としての一対のレジストローラ(位置合わせローラ)12が配設されている。
また、二次転写ローラ36の位置よりも用紙搬送方向下流側には、用紙Pに転写された未定着画像を定着するための定着装置50が配設されている。さらに、定着装置50よりも搬送路Rの用紙搬送方向下流側には、用紙を装置外へ排出するための一対の排紙ローラ13が設けられている。また、プリンタ本体の上面部には、装置外に排出された用紙をストックするための排紙トレイ14が設けてある。
続いて、図1を参照して、本実施形態に係るプリンタの基本的動作について説明する。
作像動作が開始されると、各作像部4Y、4M、4C、4Kにおける各感光体5が公知の駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、各感光体5の表面が帯電装置6によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体5の表面には、露光装置9からレーザー光がそれぞれ照射されて、各感光体5の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体5に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように各感光体5上に形成された静電潜像に、各現像装置7によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
また、作像動作が開始されると、二次転写バックアップローラ32が図の反時計回りに回転駆動し、中間転写ベルト30を図の矢印で示す方向に周回走行させる。そして、各一次転写ローラ31に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、各一次転写ローラ31と各感光体5との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。
その後、各感光体5の回転に伴い、感光体5上の各色のトナー画像が一次転写ニップに達したときに、一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、各感光体5上のトナー画像が中間転写ベルト30上に順次重ね合わせて転写される。かくして中間転写ベルト30の表面にフルカラーのトナー画像が担持される。また、中間転写ベルト30に転写しきれなかった各感光体5上のトナーは、クリーニング装置8によって除去される。その後、公知の除電装置によって各感光体5の表面が除電され、表面電位が初期化される。
画像形成装置の下部では、給紙ローラ11が回転駆動を開始し、給紙トレイ10から用紙Pが搬送路Rに送り出される。搬送路Rに送り出された用紙Pは、レジストローラ12によってタイミングを計られて、二次転写ローラ36と二次転写バックアップローラ32との間の二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ36には、中間転写ベルト30上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。
その後、中間転写ベルト30の周回走行に伴って、中間転写ベルト30上のトナー画像が二次転写ニップに達したときに、そのニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト30上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。また、このとき用紙Pに転写しきれなかった中間転写ベルト30上の残留トナーは、ベルトクリーニング装置35によって除去され、除去されたトナーは公知の廃トナー収容器へと搬送され回収される。
その後、用紙Pは定着装置50へと搬送され、定着装置50によって用紙P上のトナー画像が当該用紙Pに定着される。そして、用紙Pは、排紙ローラ13によって装置外へ排出され、排紙トレイ14上にストックされる。
以上の説明は、用紙上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つの作像部4Y、4M、4C、4Kの何れか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つの作像部を使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
次に、本実施形態に係る定着装置について説明する。
図2は、本実施形態に係る定着装置を示す断面図である。
定着装置50は、図2に示すように、定着ベルト51aを備えた定着回転体の一例である加熱ローラ51と、加熱ローラ51と接して定着ニップを形成する対向回転体としての加圧ローラ61等から構成される。
加熱ローラ51は、中空の芯金51bと、芯金51b上に形成された無端状の定着ベルト51aと、芯金51b内部に設けられた熱源としてのハロゲンヒータ51cから構成される。
芯金51bは、アルミ,鉄,ステンレス等のパイプ状金属を用いることができる。
定着ベルト51aは、ニッケルやステンレスなどの金属ベルトや、ポリイミド、ポリアミド、フッ素樹脂などの樹脂材料を用いることができる。また、定着ベルト51aの表層は、PFA樹脂層又はPTFE樹脂等の離型層を有し、記録媒体上のトナーが付着しないように離型性をもたせている。なお、定着ベルト51aの基材とPFA樹脂層(またはPTFE樹脂)との間には、シリコーンゴム層などの弾性層を形成するようにしてもよい。
加圧ローラ61は、中空の芯金61bにシリコーンゴム層61aが設けられ、外表面に離型性を得るために離型層(PFA樹脂層またはPTFE樹脂層)が設けられている。加圧ローラ61は、画像形成装置に設けられたモータなどの駆動源からギヤ列などを介して駆動力が伝達され回転駆動される。なお、加熱ローラ51に画像形成装置に設けられたモータなどの駆動源からギヤ列などを介して駆動力が伝達され回転駆動されるようにしても良い。
加熱ローラ51及び加圧ローラ61の軸方向端部には、装置筐体に固定された側板が配設され、加熱ローラ51及び加圧ローラ61は、この側板に支持されるようになっている。
なお、加圧ローラ61にハロゲンヒータなどの加熱源を設けるようにしてもよい。また、加熱ローラ51を昇温させる熱源としては、ハロゲンヒータでもよいが、IH(誘導加熱)方式にしてもよい。さらに、抵抗発熱体やカーボンヒータなども使用することができる。
定着ベルト51aは、加圧ローラ61の回転駆動に連れ回って駆動される。そして、ニップ部を記録媒体Pが通過することで定着ベルト51a及び加圧ローラ61から熱と圧力を受けて、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。
次に、本発明の第1実施形態に係る加熱ローラの端部を説明する。
図3、図4は、本発明の第1実施形態に係る加熱ローラ51の端部構成を説明する説明図である。
本実施形態の加熱ローラ51の端部には、図3に示すように、断熱部材52と、締結部材53と、軸受(軸受部材)54を有し、軸受54を介して加熱ローラ51が側板に支持される。
加熱ローラ51の端部には、第1貫通孔の一例である2つのスリット51dが形成され、締結部材53が係合するようになっている。
断熱部材52は、耐熱性樹脂からなり、円筒部52bにフランジ52cが形成されている。
円筒部52bの内周面には、加熱ローラ51の端部の外周面が嵌り、断熱部材として機能する。
円筒部52bの外周面には、溝部52aが形成され、締結部材53が収まるようになっている。
加熱ローラ51の溝部52aには、スリット51dに対応する位置に、第2貫通孔の一例であるスリット52dが形成され、締結部材53が係合するようになっている。
軸受54は、円筒部52bの外周面に嵌り、加熱ローラ51の軸受として機能する。
締結部材53は、例えばステンレス等の線状部材を折り曲げ加工して形成され、弾性力を有するようになっている。そして、締結部材53は、断熱部材52の溝部52aに設置され、加熱ローラ51と断熱部材52とに係合し、加熱ローラ51と断熱部材52を締結する。
次に、従来の加熱ローラの端部構成と比較しつつ、本実施形態に係る加熱ローラ51の端部構成を説明する。
図5、図7は、本実施形態の加熱ローラ51の端部構成を、従来の加熱ローラの端部構成と比較して説明するための説明図である。
図6は、図5のAA断面にて、本実施形態の加熱ローラ51の端部構成を、従来の加熱ローラの端部構成と比較して説明するための説明図である。
図8は、図7のBB断面にて、本実施形態の加熱ローラ51の端部構成を、従来の加熱ローラの端部構成と比較して説明するための説明図である。
従来の加熱ローラの端部構成は、図6(a)及び図8(a)に示すように、断熱部材952と、締結部材953と、軸受954から構成され、本実施形態の加熱ローラの端部構成とは締結部材の構成が異なる。
従来の締結部材953は、加熱ローラ951の外周に沿って円形に引き回すように延長して形成されている。締結部材953は、溝部952aに収まり、円筒部952bの外周面から突出しないようになっている。そのため、締結部材953は、軸受954を組付けた状態で軸受954に接触しないようになっている。
一方、本実施形態の締結部材53は、図6(b)及び図8(b)に示すように、加熱ローラ51の外周より大きな弧を形成して弾性を有する基部53aと、基部53aの両端部の突出部53cと、突出部53cから基部53aの弧の内側に延在する延在部53bと、を有する。そして、締結部材53が溝部52aに取付られると、突出部53cが溝部52aから外側に突出し、延在部53bが溝部52aから内側に延在する。そのため、締結部材53の突出部53cは、軸受54を取付た状態で軸受54に接触する。すなわち、締結部材53は、軸受54の内周面を径方向に常に付勢する。なお、締結部材53は、軸受54に対して2点以上で付勢することが望ましい。
また、締結部材53が溝部52aに取付られると、延在部53bが、溝部52aのスリット52d及び加熱ローラ51のスリット51dと係合するようになっている。
締結部材53の突出部53cが軸受54を常に付勢することで、締結部材53は、軸受54と断熱部材52の間で、軸受54の径方向に、ダンパーとしての機能を果たす。そのため、軸受54と断熱部材52との間の異音の発生を防止できる。
また、締結部材53の延在部53bが、加熱ローラ51のスリット51d及び断熱部材52のスリット52dと係合することで、締結部材53は、断熱部材52と加熱ローラ51とを締結する役割を果たす。そのため、断熱部材52と加熱ローラ51との間の異音の発生を防止できる。
次に、本発明の第2実施形態に係る加熱ローラの端部を説明する。
図9、図10は、本発明の第2実施形態に係る加熱ローラの端部構成を説明する説明図である。
第2実施形態では、軸受の構成が異なる点で第1実施形態と相違する。
本実施形態の軸受154は、締結部材53の突出部53cが軸受154を付勢する位置に切欠部154aを有する。
切欠部154aは、図10に示すように、軸受154の略周方向に形成された面154bと、軸受154の略径方向に形成された面154cとから形成される。締結部材53の突出部53cが、軸受154の略周方向に形成された面154bを、軸受154の径方向に、常に付勢する。また、締結部材53の延在部53bが、軸受154の略径方向に形成された面154cと係合する。
締結部材53の突出部53cが軸受154の略周方向に形成された面154bを常に付勢することで、締結部材53は、軸受154と断熱部材52の間で、軸受154の径方向に、ダンパーとしての機能を果たす。そのため、軸受154と断熱部材52との間の異音の発生を防止できる。
また、締結部材53の延在部53bが軸受154の略径方向に形成された面154cと係合することで、軸受154と断熱部材52の間で、軸受154の周方向に対する相対的な動きが防止される。そのため、軸受154と断熱部材52との間の異音の発生を防止できる。
ところで、従来の加熱ローラ951は、図11に示すように、加熱ローラ951の除電をするために、加熱ローラ951の軸方向端部であって非通紙領域に、除電部材955を設けて接地経路を確保することが一般的である。
しかしながら、このような除電部材955は、非通紙領域に設置するため、装置の大型化を招く問題がある。また、除電部材955への異物付着によって接地が安定しない問題がある
そこで、本実施形態では、締結部材53及び軸受54,154を導電部材で構成する。
これにより、加熱ローラ51に帯電した電荷が、加熱ローラ51から締結部材53を介して軸受54,154へと導通され、接地経路を安定して確保できる。そのため、部品費の削減や装置の小型を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。また、本実施形態では、加熱ローラについて説明したが、これに限定されない。例えば、加圧ローラに適用可能である。
51 加熱ローラ(定着回転体の一例)
51d スリット(第1貫通孔の一例)
61 加圧ローラ(対向回転体の一例)
52 断熱部材
52a 溝部
52d スリット(第2貫通孔の一例)
53 締結部材
53a 基部
53b 延在部
53c 突出部
54 軸受(軸受部材の一例)
P 用紙(記録媒体の一例)
特開2012−173705号公報 特開2013−97080号公報 特開2009−204731号公報

Claims (9)

  1. 中空の定着回転体と、
    前記定着回転体に対向して設けられる対向回転体と、
    前記定着回転体と前記対向回転体で形成されるニップ部において、記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置であって、
    前記定着回転体の軸方向端部に外挿される略環状の断熱部材と、
    前記断熱部材に外挿される略環状の軸受部材と、
    前記断熱部材と前記定着回転体を締結する締結部材と、を有する定着装置において、
    前記締結部材は、前記軸受部材を該軸受部材の径方向に常に付勢することを特徴とする、定着装置。
  2. 中空の定着回転体と、
    前記定着回転体に対向して設けられる対向回転体と、
    前記定着回転体と前記対向回転体で形成されるニップ部において、記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置であって、
    前記定着回転体の軸方向端部に外挿される略環状の断熱部材と、
    前記断熱部材に外挿される略環状の軸受部材と、
    前記断熱部材と前記定着回転体を締結する締結部材と、を有する定着装置において、
    前記定着回転体は、軸方向端部に少なくとも2つの第1貫通孔を有し、
    前記断熱部材は、該断熱部材の外周面に、前記締結部材が収容される溝部を有し、
    前記溝部は、前記第1貫通孔に対応する第2貫通孔を有し、
    前記締結部材は、弾性を有する基部と、前記断熱部材の溝部から外側に突出する突出部と、該断熱部材の溝部から内側に延在する延在部とから構成され、
    前記延在部は、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔に係合し、
    前記突出部は、前記軸受部材を該軸受部材の径方向に常に付勢することを特徴とする、定着装置。
  3. 前記締結部材は、前記軸受部材の内周面側を付勢していることを特徴とする、請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記突出部は、少なくとも2つであることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の定着装置。
  5. 前記軸受部材は、少なくとも2つの切欠部を有し、
    前記切欠部に前記締結部材が係合することで、前記締結部材が、前記軸受部材を該軸受部材の径方向に常に付勢するとともに、前記軸受部材を該軸受部材の周方向に締結することを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の定着装置。
  6. 前記切欠部は、少なくとも前記軸受部材の周方向の面と径方向の面から構成され、
    前記突出部は、前記軸受部材の周方向の面と係合し、
    前記延在部は、前記軸受部材の径方向の面と係合することを特徴とする、請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記締結部材及び前記軸受部材は、導電部材であることを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の定着装置。
  8. 前記断熱部材は、ギヤ形状が設けられていることを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載の定着装置。
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載の定着装置を用いることを特徴とする、画像形成装置。
JP2015199316A 2015-10-07 2015-10-07 定着装置及び画像形成装置 Pending JP2017072713A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015199316A JP2017072713A (ja) 2015-10-07 2015-10-07 定着装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015199316A JP2017072713A (ja) 2015-10-07 2015-10-07 定着装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017072713A true JP2017072713A (ja) 2017-04-13

Family

ID=58537608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015199316A Pending JP2017072713A (ja) 2015-10-07 2015-10-07 定着装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017072713A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09325634A (ja) * 1996-06-05 1997-12-16 Ricoh Co Ltd 定着装置
US5980245A (en) * 1997-08-29 1999-11-09 Eastman Kodak Company Durable gudgeons for fusing rollers
JP2005257838A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
JP2011197673A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Ricoh Co Ltd 定着ローラ機構、定着装置、及び画像形成装置
CN104252123A (zh) * 2013-06-25 2014-12-31 株式会社理光 定影装置以及图像形成装置
JP2015052687A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 キヤノン株式会社 加熱装置及び定着装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09325634A (ja) * 1996-06-05 1997-12-16 Ricoh Co Ltd 定着装置
US5980245A (en) * 1997-08-29 1999-11-09 Eastman Kodak Company Durable gudgeons for fusing rollers
JP2005257838A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
JP2011197673A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Ricoh Co Ltd 定着ローラ機構、定着装置、及び画像形成装置
CN104252123A (zh) * 2013-06-25 2014-12-31 株式会社理光 定影装置以及图像形成装置
JP2015052687A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 キヤノン株式会社 加熱装置及び定着装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6405779B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US7865120B2 (en) Image forming apparatus with power supply for charging nip forming member and rotary fixing member
JP2018092074A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2013178291A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5533180B2 (ja) 画像形成装置
JP5305008B2 (ja) 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置
JP2015232638A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP6676958B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
EP3163377A1 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP2018120196A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6016100B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2018087845A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2017072713A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2014048598A (ja) 画像形成装置
JP2014056007A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2018025684A (ja) 画像形成装置
JP2013186197A (ja) 定着装置、画像形成装置
JP6094712B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5861981B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2020013015A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6226230B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP7143664B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2018084656A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5769127B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6256204B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190625

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20191120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191217