JP2017072229A - 変速機の潤滑構造 - Google Patents

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直弘 金子
Naohiro Kaneko
直弘 金子
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Abstract

【課題】変速機ケース内のギヤにより掻き上げられた潤滑油をコントロールボックス内の潤滑対象部品に効果的に供給する。
【解決手段】ケース本体10と、シャフト12と、シャフト12に設けられたギヤ15と、ケース本体10の上部に設けられたコントロールボックス20と、ケース本体10とコントロールボックス20との間に設けられて、ギヤ15の回転に伴い掻き上げられる潤滑油をコントロールボックス20内に導入する潤滑油導入部材30とを備え、潤滑油導入部材30は、ケース本体10内に向けて開口する導入開口部31と、導入開口部31からコントロールボックス20内の所定位置に設けられた潤滑対象部品に向かって延びる案内流路部32とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、変速機の潤滑構造に関し、特に、変速機ケースの上部に設けられたコントロールボックスの潤滑構造に関する。
従来、変速機においては、変速機ケース内の変速ギヤ列や各ベアリング等の変速要素に発生する摩擦を低減するために、これら各変速要素に潤滑油を供給している。この種の潤滑構造として、例えば、変速機ケース内の底部に貯留された潤滑油をカウンタシャフトに設けられた従動ギヤの回転によって掻き上げることで、各変速要素に潤滑油を供給する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−55254号公報
ところで、変速機ケースの上部には、変速機ケース内のシフトロッドを軸方向に移動させるリンク機構やニュートラルスイッチ、ディテント機構等の各種部品類を収容するためのコントロールボックスが設けられている。これら各種部品類に潤滑油を供給するには、変速機ケースとコントロールボックスの連通面積を広く確保することが好ましいが、コントロールボックスに設けられたオイルブリーザからのオイル漏れを防止するには、その連通面積を狭くする必要がある。
しかしながら、変速機ケースとコントロールボックスとの連通面積を狭くすると、従動ギヤによって掻き上げられて変速機ケースの内壁に沿って流れる潤滑油がコントロールボックス内に十分に導入されず、コントロールボックス内の各種部品類を十分に潤滑できない課題がある。
開示の技術は、変速機ケース内のギヤにより掻き上げられた潤滑油をコントロールボックス内の潤滑対象部品に効果的に供給することを目的とする。
開示の技術は、潤滑油が封入されたケース本体と、前記ケース本体に回転可能に軸支されたシャフトと、前記シャフトに設けられたギヤと、前記ケース本体の上部に設けられたコントロールボックスと、前記ケース本体と前記コントロールボックスとの間に設けられて、前記ギヤの回転に伴い掻き上げられる潤滑油を前記コントロールボックス内に導入する潤滑油導入部材と、を備える変速機の潤滑構造であって、前記潤滑油導入部材は、前記ケース本体内に向けて開口する導入開口部と、前記導入開口部から前記コントロールボックス内の所定位置に設けられた潤滑対象部品に向かって延びる案内流路部とを含む。
前記導入開口部が、前記シャフトの軸方向に延びる長穴状に形成されることが好ましい。
前記案内流路部の供給端側が、前記導入開口部の開口幅よりも幅狭に形成されることが好ましい。
前記導入開口部の開口下縁が、前記ケース本体の上壁よりも下方に配置されることが好ましい。
前記潤滑対象部品が、前記コントロールボックス内に幅方向中心からオフセットして設けられ、前記案内流路部が前記潤滑対象部品に向かって斜め上方に延設されてもよい。
開示の技術によれば、変速機ケース内のギヤにより掻き上げられた潤滑油をコントロールボックス内の潤滑対象部品に効果的に供給することができる。
本発明の一実施形態に係る変速機をシャフト軸方向から視た模式的な断面図である。 本発明の一実施形態に係る潤滑油導入部材を示す模式的な斜視図である。 図2のA−A線断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係る変速機の潤滑構造について説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本実施形態の変速機1をシャフト軸方向(長手方向)から視た模式的な断面図である。変速機ケース本体10の内部には、変速機1の各変速要素を潤滑するための潤滑油が封入されている。また、変速機ケース本体10の内部には、変速機1の長手方向に延びるメインシャフト11及び、メインシャフト11の下方に平行に延びるカウンタシャフト12が、何れも図示しないベアリングを介して回転自在に軸支されている。また、メインシャフト11よりも上方の変速機ケース10内には、複数本のシフトロッド16が軸方向に移動可能に設けられている。これらシフトロッド16には、後述するシンクロスリーブと係合するシフトフォーク17が固定されている。
メインシャフト11には、複数の変速用主ギヤ13(図1中では1個のみを示す)が、図示しないニードルベアリングを介して回転自在に設けられている。カウンタシャフト12には、変速用主ギヤ13と噛合する複数の従動ギヤ15(図1中では1個のみを示す)が、カウンタシャフト12と一体回転可能に設けられている。
変速用主ギヤ13は、図示を省略するシンクロ機構によってメインシャフト11と選択的に結合又は解放される。このシンクロ機構は、メインシャフト11に嵌合されたシンクロハブ、シンクロハブと噛合するシンクロスリーブ、変速用主ギヤ13に設けられたドグギヤ及び、シンクロスリーブとドグギヤとの間に介設されたシンクロナイザリング等(何れも図示を省略)を備えている。シフトロッド16の軸方向移動に伴い、シフトフォーク17と係合するシンクロスリーブがニュートラル位置からシフト移動してドグギヤと噛合することで、変速用主ギヤ13がメインシャフト11と同期結合してギヤイン(ディテント)するように構成されている。
コントロールボックス20は、変速機ケース本体10の上部に図示しないボルトによって固定されている。コントロールボックス20の内部には、何れも図示を省略するニュートラルスイッチやディテント機構、シフトブロック(図2参照)と係合してシフトブロック18を軸方向に移動させるためのリンク機構等が収容されている。これらニュートラルスイッチやディテント機構(以下、これらの部品を単に潤滑対象部品と称する)は、コントロールボックス20の幅方向中心からオフセットした位置(図1中の領域A参照)に設けられている。
変速機ケース本体10とコントロールボックス20とを仕切る変速機ケース本体10の上壁部10Aには、従動ギヤ15の回転に伴って変速機ケース本体10内の底部側から掻き上げられる潤滑油をコントロールボックス20内の潤滑対象部品に供給するための潤滑油導入部材30が設けられている。この上壁部10Aには、潤滑油導入部材30が嵌め込まれる取付用連通開口部10Bが形成されている。
次に、図2,3に基づいて、本実施形態の潤滑油導入部材30の詳細構成について説明する。なお、図2中において、符号10Cは、変速機ケース本体10の上壁部10Aに形成されてシフトブロック18と係合するリンク機構のシフトレバー(不図示)を挿通させる挿通用連通開口部を示している。また、符号10Dは、上壁部10Aの上面に突設されてコントロールボックス20が取る付けられる環状ボス部を示している。環状ボス部10Dには、コントロールボックス20を固定するためのボルト(不図示)と螺合する複数の雌螺子穴10Eが形成されている。
潤滑油導入部材30は、従動ギヤ15に掻き上げられて変速機ケース本体10の内壁に沿って流れてくる潤滑油を捕捉する導入開口部31と、導入開口部31が捕捉した潤滑油を潤滑対象部品に向けて案内する案内流路部32とを備えて構成されている。
導入開口部31は、カウンタシャフト12(図1参照)の軸方向に延びる長穴であって、従動ギヤ15の回転方向が反時計回り(左回り)とすると、右方に向けて開口するように形成されている。また、導入開口部31は、その開口下縁31A(図3参照)が上壁部10Aよりも下方に位置するように形成されている。
このように、導入開口部31を開口幅がシャフト軸方向に広い長穴状に形成し、且つ、その開口下縁31Aを上壁部10Aよりも下方に配置したことで、従動ギヤ15によって掻き上げられて変速機ケース本体10の内壁に沿って流れてくる潤滑油が広範囲に亘って効果的に捕捉されるようになっている。
案内流路部32は、導入開口部31から潤滑対象部品(図1の領域A参照)に向かって斜め上方に延びる底板部32Aと、底板部32Aの周縁部を上方に向けて折り曲げて形成された横板部32Bとを備えている。
底板部32Aは、導入開口部31側から供給端(先端側)に向かうに従い幅が狭くなる略三角形状に形成されている。横板部32Bも同様に、先端側に向かうに従い流路が絞られるように、その横断面形状を略V字状に形成されている。
すなわち、案内流路部32の先端側を導入開口部31の開口幅よりも幅狭にして流路を絞ることで、潤滑対象部品に潤滑油が効果的に供給されるようになっている。潤滑油対象部品を潤滑した潤滑油は、コントロールボックス20内の他の部品類を潤滑した後に、挿通用連通開口部10Cから変速機ケース本体10内に戻されて循環される。
以上詳述したように、本実施形態に係る変速機の潤滑構造によれば、導入開口部31がシャフト軸方向に延びる長穴状に形成され、且つ、その開口下縁31Aを上壁部10Aよりも下方に配置したことで、従動ギヤ15によって掻き上げられた潤滑油を効果的に捕捉すること可能になる。また、案内流路部32を先端側に向かうに従い流路が絞られるように形成したことで、潤滑対象部品に潤滑油を効果的に供給することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、潤滑対象部品としてニュートラルスイッチやディテント機構等を例示したが、コントロールボックス20内に収容された他の部品であってもよい。
1 変速機
10 変速機ケース本体
10A 上壁部
10B 取付用連通開口部
10C 挿通用連通開口部
10D 環状ボス部
10E 雌螺子穴
11 メインシャフト
12 カウンタシャフト
13 変速用主ギヤ
15 従動ギヤ
16 シフトロッド
17 シフトフォーク
18 シフトブロック
20 コントロールボックス
30 潤滑油導入部材
31 導入開口部
32 案内流路部
32A 底板部
32B 横板部

Claims (5)

  1. 潤滑油が封入されたケース本体と、
    前記ケース本体に回転可能に軸支されたシャフトと、
    前記シャフトに設けられたギヤと、
    前記ケース本体の上部に設けられたコントロールボックスと、
    前記ケース本体と前記コントロールボックスとの間に設けられて、前記ギヤの回転に伴い掻き上げられる潤滑油を前記コントロールボックス内に導入する潤滑油導入部材と、を備える変速機の潤滑構造であって、
    前記潤滑油導入部材は、前記ケース本体内に向けて開口する導入開口部と、前記導入開口部から前記コントロールボックス内の所定位置に設けられた潤滑対象部品に向かって延びる案内流路部と、を含む
    変速機の潤滑構造。
  2. 前記導入開口部が、前記シャフトの軸方向に延びる長穴状に形成された
    請求項1に記載の変速機の潤滑構造。
  3. 前記案内流路部の供給端側が、前記導入開口部の開口幅よりも幅狭に形成された
    請求項1又は2に記載の変速機の潤滑構造。
  4. 前記導入開口部の開口下縁が、前記ケース本体の上壁よりも下方に配置された
    請求項1から3の何れか一項に記載の変速機の潤滑構造。
  5. 前記潤滑対象部品が、前記コントロールボックス内に幅方向中心からオフセットして設けられ、前記案内流路部が前記潤滑対象部品に向かって斜め上方に延設された
    請求項1から4の何れか一項に記載の変速機の潤滑構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019007562A (ja) * 2017-06-26 2019-01-17 いすゞ自動車株式会社 潤滑装置

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