JP2017072005A - パネルユニット、障子及びパネルユニットの組立方法 - Google Patents

パネルユニット、障子及びパネルユニットの組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ガラスパネルに対するグレージングチャンネルの取り付け作業において、グレージングチャンネルを容易に位置合わせできる技術を提供する。
【解決手段】ガラスパネル12と、ガラスパネル12の側辺部20Aを覆うグレージングチャンネル14Aと、ガラスパネル12の側辺部20Aに対してグレージングチャンネル14Aを接続する接着テープ16と、を備え、グレージングチャンネル14Aは、グレージングチャンネル14Aの長手方向の一端32とガラスパネル12の端面34とが揃うように配置される。
【選択図】図8

Description

本発明は、障子等に用いられるパネルユニットに関する。
建具に使用される障子は、框内にガラスパネルを納めた状態で用いられる場合がある。このようなガラスパネルに対して框を取り付ける場合、一般には、ガラスパネルと框の間に緩衝材となるグレージングチャンネル(以下、単にグレチャンともいう)が配置される(特許文献1参照)。グレチャンはガラスパネルの側辺部を覆うように取り付けられ、框はガラスパネルの側辺部とともにグレチャンを覆うように配置される。
特許文献1には、ガラスパネルにグレチャンを取り付けるために、両面に接着面をもつ接着テープを用いたサッシが開示されている。このサッシでは、ガラスパネルのコーナー部に接着した接着テープを用いてグレチャンが取り付けられている。
特開2002−13354号公報
ここで、ガラスパネルのコーナー部に接着テープを接着した後、ガラスパネルに付いている接着テープにグレチャンを当てることで、グレチャンを接着テープに接着させる場合を考える。この場合、ガラスパネルの接着テープにグレチャンが当たった時点でグレチャンが接着テープに接着されてしまい、その時点より以降はガラスパネルに対するグレチャンの位置合わせが困難になる。よって、ガラスパネルに対するグレチャンの取り付けに接着テープを用いる場合、ガラスパネルに対してグレチャンを正確に位置合わせしつつ取り付ける作業をし難くいという問題点がある。特許文献1のサッシでは、このような問題点を解決するための特別な工夫がなされておらず、さらなる改善の余地があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされ、その目的は、ガラスパネルに対するグレージングチャンネルの取り付け作業において、グレージングチャンネルを容易に位置合わせできる技術を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明のある態様はパネルユニットである。
パネルユニットは、ガラスパネルと、前記ガラスパネルの側辺部を覆うグレージングチャンネルと、前記側辺部と前記グレージングチャンネルに接着されることで、該側辺部に対して該グレージングチャンネルを接続する接着テープと、を備え、前記グレージングチャンネルは、該グレージングチャンネルの長手方向の一端と前記ガラスパネルの端面とが揃うように配置される第1グレージングチャンネルを含むことを特徴とする。
本態様によれば、ガラスパネルの側辺部の長手方向の端面に対して、第1グレージングチャンネルの長手方向の一端の位置を揃えるだけで、第1グレージングチャンネルの取付予定位置に対して、第1グレージングチャンネルの長手方向に容易に位置合わせできる。
本発明の他の態様はパネルユニットの組立方法である。
パネルユニットの組立方法は、ガラスパネルと、前記ガラスパネルの側辺部を覆うグレージングチャンネルと、前記側辺部と前記グレージングチャンネルに接着されることで、該側辺部に対して該グレージングチャンネルを接着により接続する接着テープと、を備えるパネルユニットの組立方法であって、前記グレージングチャンネルは、前記ガラスパネルの対辺の関係にある二つの第1側辺部を覆う第1グレージングチャンネルと、前記二つの第1側辺部とは隣辺の関係にある前記ガラスパネルの第2側辺部を覆う第2グレージングチャンネルと、を含み、前記第1グレージングチャンネルの長手方向の一端と前記ガラスパネルの端面とを揃えた状態で、前記接着テープにより前記第1側辺部に該第1グレージングチャンネルを取り付ける第1工程と、前記二つの第1グレージングチャンネルに前記第2グレージングチャンネルを突き当てた状態で、前記接着テープにより前記第2側辺部に該第2グレージングチャンネルを取り付ける第2工程と、を含むことを特徴とする。
本態様によれば、ガラスパネルの側辺部の長手方向の端面に対して、第1グレージングチャンネルの長手方向の一端の位置を揃えるだけで、第1グレージングチャンネルの取付予定位置に対して、第1グレージングチャンネルの長手方向に容易に位置合わせできる。
本発明によれば、ガラスパネルに対するグレージングチャンネルの取り付け作業において、グレージングチャンネルを容易に位置合わせできる。
第1実施形態の障子の正面図である。 第1実施形態の障子のパネルユニットから框を取り外した状態を示す正面図である。 第1実施形態のパネルユニットからグレチャンを取り外した状態を示す正面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1の障子の左下のコーナー部を拡大した部分断面図である。 図2の範囲Saを斜め上側から見た拡大図である。 第1実施形態のガラスパネルに対して横グレチャンを位置合わせする工程を説明するための図である。 第1実施形態のガラスパネルに対して上グレチャンを位置合わせする工程を説明するための図である。
以下、実施形態、変形例では、同一の構成要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、各図面では、説明の便宜のため、構成要素の一部を適宜省略したり、構成要素の寸法を適宜拡大、縮小して示す。
図1は本実施形態の障子10を示す正面図である。図2は障子10のパネルユニット11から框18A〜18C(後述する)を取り外した状態を示す正面図である。図3はパネルユニット11からグレチャン14A〜14Cを取り外した状態を示す正面図である。
障子10は、図1、図2に示すように、パネルユニット11と、パネルユニット11の側辺部を覆う複数の框18A〜18Cを備える。パネルユニット11は、図2、図3に示すように、ガラスパネル12と、ガラスパネル12の側辺部を覆う複数のグレチャン14A〜14Cと、ガラスパネル12の側辺部に対してグレチャン14A〜14Cを接続する接着テープ16とを備える。
障子10は、建物の開口部に設置される建具に使用される。障子10は、本実施形態において、引き違い窓の一部として用いられる。以下、建物の開口部に建具の一部として障子10が設置されたときに、ガラスパネル12を正面から見て左右となる方向を左右方向X、上下となる方向を上下方向Y、奥行方向を見込方向Zとして、各構成要素の位置関係を説明する。なお、障子10の左右方向X、上下方向Yは障子10の見付方向でもある。
ガラスパネル12は単板ガラスである。図3に示すように、ガラスパネル12は正面から見て矩形状を呈する。ガラスパネル12は左右方向Xの両側に設けられる二つの第1側辺部20A(以下、縦側辺部20Aともいう)と、上下方向Yの両側に設けられる二つの第2側辺部20B、20C(以下、横側辺部20B、20Cともいう)とを有する。二つの横側辺部20B、20Cには上側辺部20Bと下側辺部20Cが含まれる。二つの縦側辺部20Aは対辺の関係にある。上側辺部20Bと下側辺部20Cも対辺の関係にある。上側辺部20Bと下側辺部20Cは、二つの縦側辺部20Aと隣辺の関係にもある。以下、縦側辺部20A、上側辺部20B及び下側辺部20Cを総称するときは単に側辺部20A〜20Cという。
グレチャン14A〜14Cは、図2、図3に示すように、ガラスパネル12の二つの縦側辺部20Aのそれぞれを覆う二つの第1グレチャン14A(以下、縦グレチャン14Aともいう)を含む。縦グレチャン14Aは、ガラスパネル12の二つの縦側辺部20Aのそれぞれに個別に設けられる。グレチャン14A〜14Cは、更に、ガラスパネル12の上側辺部20B及び下側辺部20Cのそれぞれを覆う二つの第2グレチャン14B、14C(以下、横グレチャン14B、14Cともいう)を含む。横グレチャン14B、14Cは、ガラスパネル12の上側辺部20B及び下側辺部20Cのそれぞれに個別に設けられる。横グレチャン14B、14Cには、ガラスパネル12の上側辺部20Bを覆う上グレチャン14Bと、下側辺部20Cを覆う下グレチャン14Cとが含まれる。以下、縦グレチャン14A、上グレチャン14B及び下グレチャン14Cを総称するときは単にグレチャン14A〜14Cという。
図4は図1のA−A線断面図であり、図5は図1のB−B線断面図である。
框18A〜18Cは、図4に示すように、ガラスパネル12の左右それぞれの縦側辺部20Aとともに縦グレチャン14Aを覆う第1框18A(以下、縦框18Aという)を含む。框18A〜18Cは、図5に示すように、ガラスパネル12の上下それぞれの横側辺部20B、20Cとともに横グレチャン14B、14Cを覆う第2框18B、18C(以下、横框18B、18Cともいう)を含む。横框18B、18Cはガラスパネル12の上側辺部20Bを覆う上框18Bと、下側辺部20Cを覆う下框18Cとを含む。以下、縦框18A、上框18B及び下框18Cを総称するときは単に框18A〜18Cという。
各構成要素の詳細を更に説明する。
グレチャン14A〜14Cは、図4、図5に示すように、框18A〜18Cとガラスパネル12との間に緩衝材として配置される。グレチャン14A〜14Cは、全体として、一方向に延びる溝状の長尺体として構成される。グレチャン14A〜14Cは、本実施形態において、硬質な樹脂等を素材とする溝底側の硬質部分20aと、硬質部分20aより軟質な樹脂等を素材とする開口側の軟質部分20bとを組み合わせて構成される。
グレチャン14A〜14Cは、ガラスパネル12の側辺部20A〜20Cを見付方向X、Yの片側から覆う底面部22aと、その側辺部20A〜20Cを見込方向Zの両側から覆う一対の側面部22bとを有する。一対の側面部22bは底面部22aの幅方向両端部から立ち上がるように形成される。グレチャン14A〜14C内には開口側から溝底側に向けてガラスパネル12の側辺部20A〜20Cが入り込んでいる。
グレチャン14A〜14Cの開口側端部となる側面部22bの先端部には、框18A〜18Cの溝部24の開口縁24d(後述する)に係合するための係合部22cが形成される。係合部22cは、ガラスパネル12から見込方向Zに離れる方向に突き出るとともに、グレチャン14A〜14Cの長手方向に沿って延びるように形成される。
グレチャン14A〜14Cの側面部22bの先端部には、ガラスパネル12との間をシールするためのリップ部22dが形成される。リップ部22dは、ガラスパネル12に近づく方向であってグレチャン14A〜14Cの溝底側に近づく方向に突き出るように形成される。
接着テープ16は、複数のグレチャン14A〜14Cに個別に接着される。接着テープ16は、厚さ方向の両面に接着可能な接着面を有し、各接着面にはガラスパネル12の側辺部20A〜20Cとグレチャン14A〜14Cのそれぞれが接着される。接着テープ16はガラスパネル12の側辺部20A〜20Cとグレチャン14A〜14Cのそれぞれに接着されることで、それら側辺部20A〜20Cに対してグレチャン14A〜14Cを接続する。接着テープ16の接着面は、たとえば、公知の接着剤や粘着剤等により構成される。
接着テープ16は、ガラスパネル12の側辺部20A〜20Cとグレチャン14A〜14Cとの間に配置される。接着テープ16は、ガラスパネル12の小口面12aと、グレチャン14A〜14Cの底面部22aとの間にのみ配置され、ガラスパネル12の主表面12bとグレチャン14A〜14Cの側面部22bとの間には配置されない。接着テープ16は、ガラスパネル12に対して小口面12aのみに接着され、主表面12bには接着されないことになる。ここでいう小口面12aとは、ガラスパネル12の側辺部20A〜20Cの長手方向に沿って延びる面をいい、主表面12bとはガラスパネル12の厚さ方向両側の面をいう。
框18A〜18Cは、ガラスパネル12の側辺部20A〜20Cやグレチャン14A〜14Cが内側に収められる溝部24を有する。溝部24は、框18A〜18Cの長手方向に沿って延びている。溝部24は、ガラスパネル12の側辺部20A〜20Cを見付方向X、Yの片側から覆う底壁部24aと、その側辺部20A〜20Cを見込方向Zの両側から覆う一対の側壁部24bとを有する。また、溝部24は、一対の側壁部24bそれぞれの開口側端部となる先端部から溝幅方向内側に突き出る一対の内壁部24cを有し、一対の内壁部24c間には開口が形成されている。横框18B、18Cの側壁部24bには溝底側から開口側に向かう途中位置に溝幅方向での外寸法を広げるように段部24hが形成されている。
框18A〜18Cの溝部24内には開口から溝底側に向けてガラスパネル12の側辺部20A〜20Cやグレチャン14A〜14Cが入り込んでいる。グレチャン14A〜14Cはガラスパネル12と框18A〜18Cとの間で圧入された状態(弾性変形した状態)で框18A〜18C内に入り込んでいる。框18A〜18Cの溝部24の開口縁24dにはグレチャン14A〜14Cの係合部22cが係止されている。
図6は図1の障子10の左下のコーナー部を拡大した部分断面図である。
図5、図6に示すように、横框18B、18Cの底壁部24aにはビス等の締結具26をねじ込むための穴部28が形成される。穴部28は横框18B、18Cの溝部24の内側に面する箇所に形成される。また、横框18B、18Cの底壁部24aと側壁部24bの一部とは、その側壁部24bの他の部位より長手方向(図6では左方向)に突出するように形成される。横框18B、18Cの底壁部24aの突出部分24eは縦框18Aの長手方向の一端側(図6では下端側)の開口30を塞ぐとともに、縦框18Aの一対の側壁部24b間に嵌め込まれるように配置される。横框18B、18Cの穴部28には縦框18Aの底壁部24aを貫通する締結具26がねじ込まれ、横框18B、18Cと縦框18Aは締結具26により接続される。
図7は図2の範囲Saを斜め上側から見た拡大図である。本図では縦グレチャン14Aの一部や上グレチャン14Bを省略している。
図2、図7に示すように、縦グレチャン14Aの長手方向の一方側(図2の上側)にある上端32は、ガラスパネル12の縦側辺部20Aの同じ側にある上端面34と揃うように配置される。本実施形態では縦グレチャン14Aの上端32にある上端面がガラスパネル12の上端面34と面一に揃うように配置される。この条件は、縦グレチャン14Aの底面部22aの上端32が満たしていればよい。縦グレチャン14Aの側面部22b等の他の部位の上端32は、ガラスパネル12の上端面34と面一に揃うか、ガラスパネル12の上端面34より縦グレチャン14の長手方向の上側にはみ出ないように配置されていればよい。また、この条件はガラスパネル12の左右両側にある二つの縦グレチャン14Aが満たしている。ここでいう「揃う」とは、縦グレチャン14Aの上端32とガラスパネル12の上端面34とが完全に段差なく縦グレチャン14Aの長手方向での位置が揃えられている場合のみをいうのではなく、両者の間に数mm(3mm)の段差がある場合も含む。
縦グレチャン14Aの長手方向の他方側(図2の下側)の下端36も同様に、ガラスパネル12の縦側辺部20Aの同じ側にある下端面38と揃うように配置されている。このように配置するため、図3に示すように、縦グレチャン14Aの長手寸法Lc1はガラスパネル12の縦側辺部20Aの長手寸法Lg1と同等となるように設定される。この条件は二つの縦グレチャン14Aの両方が満たしている。
図2に示すように、上グレチャン14B等の第2グレチャン14B、14Cの長手寸法Lc2は、二つの縦グレチャン14Aの対向する内端面40の間隔La(図2参照)と同等となるように設定される。この条件は上グレチャン14Bと下グレチャン14Cの両方が満たしている。なお、本明細書での「同等」とは比較対象となる両者が同一の場合とほぼ同一の場合との両方が含まれる。
以上の障子10の組立方法を作用効果とともに説明する。この組立方法には、主に、下記の工程が含まれる。(1)〜(3)の工程はパネルユニット11の組立方法でもある。
(1)テーブル等の作業台(不図示)の載置面上にガラスパネル12を一方の主表面12bを上向きにして載せる。
(2)ガラスパネル12の二つの縦側辺部20Aのそれぞれに縦グレチャン14Aを取り付ける。
(3)ガラスパネル12の上側辺部20Bと下側辺部20Cのそれぞれに上グレチャン14Bと下グレチャン14Cを接着テープ16により取り付ける。
(4)ガラスパネル12の四周の側辺部20A〜20Cを覆うように縦框18A、横框18B、18Bを配置する。
(5)縦框18Aと横框18B、18Cを締結具26により接続する。
(2)、(3)の工程では、先に接着テープ16を縦グレチャン14Aに接着させてから、接着テープ16によりガラスパネル12に縦グレチャン14Aを取り付ける。なお、先に接着テープ16をガラスパネル12に接着させてもよい。
(2)、(3)の工程には、ガラスパネル12にグレチャン14A〜14Cを接着テープ16により取り付ける前に、ガラスパネル12に対してグレチャン14A〜14Cを位置合わせする位置合わせ工程が含まれる。この位置合わせ工程は、グレチャン14A〜14C内にガラスパネル12の側辺部20A〜20Cを入れ込んだ状態で、ガラスパネル12に対してグレチャン14A〜14Cを相対移動させることで行う。
図8はガラスパネル12に対して縦グレチャン14Aを位置合わせする工程を説明するための図である。
前述のように、縦グレチャン14Aは、縦グレチャン14Aの上端32とガラスパネル12の縦側辺部20Aの上端面34とが揃うように配置されるものである。よって、(2)の位置合わせ工程では、ガラスパネル12の上端面34に対して縦グレチャン14Aの上端32の位置を揃えるだけで、縦グレチャン14Aが取り付けられるべき取付予定位置(図8の二点鎖線)に対して、縦グレチャン14Aの長手方向に容易に位置合わせできる。
(2)の工程では、このように縦グレチャン14Aの上端32とガラスパネル12の上端面34とを揃えた状態で、縦グレチャン14Aの長手方向と直交する見付方向(左右方向X)に縦グレチャン14Aを移動させる。これにより、ガラスパネル12に対して縦グレチャン14Aが取り付けられるべき取付予定位置(図8の二点鎖線)に縦グレチャン14Aを近づけ、接着テープ16にガラスパネル12と縦グレチャン14Aを接着させることで、ガラスパネル12の縦側辺部20Aに縦グレチャン14Aを取り付ける。
図9はガラスパネル12に対して上グレチャン14Bを位置合わせする工程を説明するための図である。
前述のように、上グレチャン14B等の横グレチャン14B、14Cの長手寸法Lc2は、二つの縦グレチャン14Aの端面の間隔Laと同等となるように設定される(図2参照)。よって、(3)の位置合わせ工程では、ガラスパネル12に取り付けられた二つの縦グレチャン14Aをガイドとして利用できる。詳しく説明する。
横グレチャン14B、14Cの開口をガラスパネル12の横側辺部20B、20Cに向けた状態で、横グレチャン14B、14Cをガラスパネル12に近づけ、横グレチャン14B、14C内にガラスパネル12の側辺部20A〜20Cを入れ込む作業を考える。このとき、ガラスパネル12に対して横グレチャン14B、14Cが取り付けられるべき取付予定位置(図9の二点鎖線)に対して横グレチャン14B、14Cの長手方向に位置ずれがあるとする。このときでも、横グレチャン14B、14Cを二つの縦グレチャン14Aの対向する内端面40に突き当てながらガラスパネル12に近づけることで、横グレチャン14B、14Cの取付予定位置に対して位置ずれを矯正しつつ近づけることができる。よって、横グレチャン14B、14Cの取付予定位置に対して、横グレチャン14B、14Cの長手方向に容易に位置合わせできる。
(3)の工程では、このように二つの縦グレチャン14Aに横グレチャン14B、14Cを突き当てた状態で、横グレチャン14B、14Cの長手方向と直交する見付方向(上下方向Y)に横グレチャン14B、14Cを移動させる。これにより、ガラスパネル12の取付予定位置に横グレチャン14B、14Cを近づけ、接着テープ16にガラスパネル12と横グレチャン14B、14Cを接着させることで、ガラスパネル12の横側辺部20B、20Cに横グレチャン14B、14Cを取り付ける。
また、前述の通り、接着テープ16は、ガラスパネル12に対して小口面12aのみに接着され、主表面12bには接着されない(図4、図5参照)。(2)や(3)の工程では、接着テープ16は、グレチャン14A〜14Cに対して底面部22aのみに接着され、側面部22bには接着されないことになる。よって、(2)や(3)の位置合わせ工程において、ガラスパネル12の側辺部20A〜20Cをグレチャン14A〜14C内の溝底側に向けて深くまで入れないかぎり、ガラスパネル12に対して接着テープ16を当てずに済ませられる。このため、グレチャン14A〜14Cをガラスパネル12の主表面12bに載せた状態でグレチャン14A〜14Cを動かし易くなり、ガラスパネル12に対してグレチャン14A〜14Cを更に容易に位置合わせできる。
以上のパネルユニット11によれば、前述のように、ガラスパネル12の縦側辺部20Aの上端面34に対して縦グレチャン14Aの上端32の位置を揃えるだけで、縦グレチャン14Aの長手方向に正確かつ容易に位置合わせできるようになる。よって、ガラスパネル12に対するグレチャン14A〜14Cの取り付けに接着テープ16を用いる場合でも、ガラスパネル12に対するグレチャン14A〜14Cの取り付け作業においてグレチャン14A〜14Cを容易に位置合わせできる。
また、このような縦グレチャン14Aはガラスパネル12の二つの縦側辺部20Aに個別に設けられる。よって、ガラスパネル12の二つの縦側辺部20Aのそれぞれに対する縦グレチャン14Aの位置合わせを個別に行うことができる。このため、ガラスパネル12の二つの縦側辺部20Aのそれぞれに一つながりのグレージングチャンネルを取り付ける場合と比べて、ガラスパネル12に二つの縦グレチャン14Aを容易かつ正確に位置合わせできる。
次に、障子10やパネルユニット11の他の特徴を説明する。
図3に示すように、グレチャン14A〜14Cの長手方向の両端面42はグレチャン14A〜14Cの長手方向に直交するように形成される。この条件は、ガラスパネル12の四周の側辺部20A〜20Cに個別に設けられる全てのグレチャン14A〜14Cが満たす。この利点を説明する。
特許文献1のサッシでは、各グレチャンの端面を斜めに切断して、それらの端面を突き合わせて配置している。もともと、複数のグレチャンは素材となる長尺体を切断することで得られる。ここでグレチャンの端面を斜めに切断するとなると、複数のグレチャンの境界となる箇所において長尺体を斜めに二回切断する必要が生じるうえ、その境界箇所ごとに端材が生じてしまい、加工数や素材コストの増大を招いてしまう。この点、前述の構成によれば、複数のグレチャン14A〜14Cの境界箇所において長尺体を一回切断すれば足りるうえ、その境界箇所で端材が生じないので、加工数や素材コストの低減を図れる。
接着テープ16の長手寸法は、その接着テープ16が接着されるグレチャン14A〜14Cの長手寸法と同等となるように設定される。たとえば、縦グレチャン14Aに接着される接着テープ16の長手寸法は、縦グレチャン14Aの長手寸法Lc1と同等となるように設定される。この接着テープ16の長手寸法は、縦グレチャン14Aが覆うガラスパネル12の縦側辺部20Aの長手寸法Lg1とも同等となるように設定されることになる。また、上グレチャン14B等の横グレチャン14B、14Cに接着される接着テープ16の長手寸法は、横グレチャン14B、14Cの長手寸法Lc2と同等となるように設定される。これにより、グレチャン14A〜14Cの長手方向の両端部や中間部を含む広い範囲でグレチャン14A〜14Cが接着テープ16によりガラスパネル12に接着される。なお、接着テープの幅寸法はガラスパネル12の幅寸法と同等となるように設定される。
以上の構成により、各框18A〜18Cをガラスパネル12から見付方向に引き抜く荷重を引き抜き荷重としたとき、引き抜き荷重に対する強度を効果的に高められる。詳しく説明する。
たとえば、縦框18Aを使用者が掴んで障子10を開閉することによって、縦框18Aに引き抜き荷重が付与された場合を考える。建具の一部となる障子10では、各框18A〜18Cの長手方向両端部は互いに接続されるために引き抜き荷重に対する強度が比較的に大きい。しかしながら、各框18A〜18Cの長手方向中間部は、各框18A〜18C同士の接続箇所から離れているため、引き抜き荷重に対する強度が小さい傾向がある。この傾向は障子10が大型化するほど大きくなる。
ここで、前述の構成であれば、各框18A〜18Cの長手方向の端部や中間部の何れに引き抜き荷重が付与された場合でも、各框18A〜18Cからグレチャン14A〜14Cを介してガラスパネル12に引き抜き荷重を効果的に伝達できる。よって、引き抜き荷重を各框18A〜18Cからガラスパネル12に分散させることができ、引き抜き荷重の付与箇所によらず、引き抜き荷重に対する強度を効果的に高められる。
なお、このような効果を得るうえで、ガラスパネル12とグレチャン14A〜14Cの接続に経時硬化性等の硬化性がある接着剤ではなく接着テープ16を用いているため、以下の更なる効果がある。ガラスパネル12とグレチャン14A〜14Cの接続に硬化性がある接着剤を用いる場合、接着剤が硬化するまでの間に養生させるための時間を確保する必要がある。また、接着剤を塗布するうえでは作業者により塗布量にばらつきがある。よって、グレチャン14A〜14Cの長手方向全体に塗布するとなると、その長手方向での塗布量のばらつきが大きくなり、グレチャン14A〜14Cの長手方向での接続強度の面で一定品質を確保し難くなる。この点、接着テープ16を用いる場合、養生時間が不要であるため組立時間を短くできる。また、接着剤のような作業者による塗布量のばらつきもないため、グレチャン14A〜14Cの長手方向での接続強度の面で一定品質を確保し易くなる。
図6を参照する。縦框18Aは、ガラスパネル12に見付方向(左右方向X)に面する側にある内面44を有する。縦框18Aの内面44は、本実施形態において、縦框18の底壁部24aや側壁部24bに設けられる。縦框18Aと、横框18B、18Cとは、縦框18Aの内面44と、横框18B、18Cの長手方向の端面42とが左右方向Xに突き合わせられている。これにより、縦框18Aと横框18B、18Cの間の継目46が上下方向に沿って延びるように設けられる。
かりに、縦框18Aの長手方向の端面と、ガラスパネル12に見付方向(上下方向Y)に面する側にある横框18B、18Cの内面とを上下方向Yに突き合わせる場合(以下、参考例という)を考える。この場合、縦框18Aと横框18B、18Cの間の継目46が左右方向Xに沿って延びるように設けられる。一方、本実施形態の場合、各框18A〜18Cの継目46が上下方向Yに沿って延びるように設けられるため、各框18A〜18Cの継目46に結露水等の水が付いた場合でも水が留まりにくくなり、その継目46において良好な排水性が得られる。
図4を参照する。縦框18Aの溝部24の開口縁24dには、縦グレチャン14Aの係合部22cを係止させるための段部24fが形成されている。段部24fは、縦框18Aの内壁部24cにおいてガラスパネル12から見付方向(左右方向Y)に離れる側に凹むように形成される。縦框18Aと上框18B等の横框18B、18Cとの突き合わせ箇所において、縦框18Aの内壁部24cの段部24fと隣接する面部分24gは、横框18B、18Cの長手方向の端面42に当接する。この突き合わせ箇所において、縦グレチャン14Aの係合部22cは、図示しないが、横框18B、18Cの長手方向の端面42と段部24fとの間に挟み込まれる。これにより、縦框1の段部24f内に縦グレチャン14Aの係合部22cを収めることができ、縦框18Aと横框18B、18Cとの間に隙間ができるのを防止できる。このような隙間が生じるのを防止するうえでは、この他にも縦グレチャン14Aの係合部22cを部分的に切断する途もあるが、そのような切断作業が不要となる点でも利点がある。
下グレチャン14Cは、図2、図3に示すように、ガラスパネル12の下側辺部20Cの長手方向両端部48を除く範囲を覆う。これにより、図3、図6に示すように、下グレチャン14Cの長手方向両側の開口50からガラスパネル12の下側辺部20Cの両端部48の下側に向けて、下グレチャン14C内の水を誘導するための排水経路Pwの一部が形成される。また、下框18Cの底壁部24aには、ガラスパネル12の下側辺部20Cの両端部48の下側に排水孔52が形成される。排水孔52は、下框18Cの内部から外部に水を排出するための排水経路Pwの一部となる。これにより、下グレチャン14C内に入り込んだ水を、下グレチャン14Cの開口50を通して下框18C内に排出し、更に下框18C内から排水孔52を通して外部に排出できるようになる。
なお、上グレチャン14Bも、図2、図3に示すように、ガラスパネル12の上側辺部20Bの長手方向両端部54を除く範囲を覆う。前述の障子10の組立方法の工程(4)において、ガラスパネル12に上グレチャン14Bと下グレチャン14Cを取り付けた後、ガラスパネル12の上下を逆にした状態で上框18Bや下框18Cを取り付けた場合を考える。前述の構成によれば、この場合でも、ガラスパネル12と上グレチャン14Bの間に入り込んだ水を、上グレチャン14Bの開口56を通して下框18C内に排出し、更に下框18C内から排水孔52を通して外部に排出できるようになる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示すにすぎない。また、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
障子10は引き違い窓として用いられる例を説明したが、その他にも上げ下げ窓等として用いられてもよい。
ガラスパネル12は単板ガラスの他に、複数の板ガラスを厚さ方向に重ねて接合した合わせガラスでもよいし、複数の板ガラスを厚さ方向に並べてスペーサを介して接合した複層ガラスでもよい。
グレチャン14A〜14Cはガラスパネル12の四周の側辺部20A〜20Cに個別に設けられ、個別のグレチャン14A〜14Cによりガラスパネル12の各側辺部20A〜20Cを覆う例を説明した。この他にも、一つの第1グレチャン14Aによりガラスパネル12の四周の側辺部20A〜20Cを覆ってもよい。
縦グレチャン14Aは、縦グレチャン14Aの上端32や下端36がガラスパネル12の縦側辺部20Aの上端面34や下端面38と揃うように配置される例を説明した。縦グレチャン14Aは、ガラスパネル12の縦側辺部20Aの上端面34と下端面38とのうち、いずれか一方と揃うように配置されていればよい。また、この条件は二つの縦グレチャン14Aの両方が満たす例を説明したが、二つの縦グレチャン14Aの一方のみが満たしていてもよい。
また、ガラスパネル12の縦側辺部20Aを覆うグレチャン14A〜14Cではなく、ガラスパネル12の上側辺部20Bや下側辺部20Cを覆うグレチャン14A〜14Cが、その側辺部20A〜20Cの長手方向のいずれか一方の端面と揃うように配置されてもよい。
接着テープ16はガラスパネル12に対して小口面12aのみに接着される例を説明した。この他にも、接着テープ16は、ガラスパネル12に対して小口面12aと主表面12bとに接着されてもよいし、主表面12bのみに接着されてもよい。
複数の接着テープ16の何れもが、接着テープ16が接着されるグレチャン14A〜14Cの長手寸法と同等の長手寸法となるように設定される例を説明した。この他にも、複数の接着テープ16のうちの一つ以上のみがこの条件を満たしていてもよい。
以上の実施形態、変形例により具体化される発明を一般化すると、以下の技術的思想が導かれる。
前述の課題を解決するための手段に記載の態様のパネルユニットは、前記第1グレージングチャンネルは、前記ガラスパネルの複数の側辺部に個別に設けられてもよい。
この態様によれば、ガラスパネルの複数の側辺部のそれぞれに対する第1グレージングチャンネルの位置合わせを個別に行うことができる。このため、ガラスパネルの複数の側辺部に一つながりのグレージングチャンネルを取り付ける場合と比べて、ガラスパネルに複数のグレージングチャンネルを容易かつ正確に位置合わせできる。
前述の態様のパネルユニットは、前記第1グレージングチャンネルは、対辺の関係にある前記ガラスパネルの二つの第1側辺部に個別に設けられ、前記グレージングチャンネルは、前記二つの第1側辺部とは隣辺の関係にある前記ガラスパネルの第2側辺部を覆う第2グレージングチャンネルを含み、前記第2グレージングチャンネルの長手寸法は、前記個別の第1グレージングチャンネルの対向する内端面の間隔と同等となるように設定されてもよい。
この態様によれば、ガラスパネルに対して第2グレージングチャンネルを位置合わせするとき、ガラスパネルに取り付けられた二つの第1グレージングチャンネルをガイドとして利用できる。よって、第2グレージングチャンネルが取り付けられるべき取付予定位置に対して、第2グレージングチャンネルの長手方向に容易に位置合わせできる。
前述の態様のパネルユニットは、前記グレージングチャンネルは、前記ガラスパネルの四周の側辺部に個別に設けられ、前記個別のグレージングチャンネルの長手方向の両端面は該長手方向に直交するように形成されてもよい。
複数のグレージングチャンネルは素材となる長尺体を切断することで得られる。この態様によれば、複数のグレージングチャンネルの境界箇所において素材となる長尺体を一回切断すれば足りるため、加工数の低減を図れる。
前述の態様のパネルユニットは、前記接着テープは、前記ガラスパネルに対して小口面のみに接着されてもよい。
この態様によれば、ガラスパネルに対してグレージングチャンネルを位置合わせするとき、ガラスパネルをグレージングチャンネル内の溝底側に向けて深くまで入れないかぎり、ガラスパネルに対して接着テープを当てずに済ませられる。よって、グレージングチャンネルをガラスパネルの主表面に載せた状態でグレージングチャンネルを動かし易くなり、ガラスパネルに対してグレージングチャンネルを更に容易に位置合わせできる。
前述の態様のパネルユニットは、前記接着テープの長手寸法は、該接着テープが接着される前記グレージングチャンネルの長手寸法と同等となるように設定されてもよい。
この態様によれば、框をガラスパネルから見付方向に引き抜く荷重に対する強度を効果的に高められる。
本発明の他の態様は障子であり、前述の態様のパネルユニットと、前記ガラスパネルの左右それぞれの側辺部を覆う縦框と、前記ガラスパネルの上下それぞれの側辺部を覆う横框と、を備え、前記縦框と前記横框は、前記縦框と前記横框の間の継目が上下方向に沿って延びるように設けられてもよい。
この態様によれば、各框の継目に結露水等の水が付いた場合でも水が留まりにくくなり、その継目において良好な排水性が得られる。
前述の態様の障子は、前記縦框は、前記第1グレージングチャンネルを内側に収める溝部を有し、前記溝部の開口縁には、前記第1グレージングチャンネルの一部を係止させるための段部が形成されていてもよい。
この態様によれば、縦框と横框との突き合わせ箇所において、縦框の段部内に第1グレージングチャンネルの一部を収めることができ、縦框と横框との間に隙間ができるのを防止できる。
前述の態様の障子は、前記グレージングチャンネルには、前記ガラスパネルの下側辺部を覆う下グレージングチャンネルが含まれ、前記横框には、前記ガラスパネルの下側辺部とともに前記下グレージングチャンネルを覆う下框が含まれ、前記下グレージングチャンネルは、前記下側辺部の長手方向の一端部を除く範囲を覆い、前記下框には、前記下側辺部の一端部の下側に排水孔が形成されていてもよい。
この態様によれば、下グレージングチャンネル内に入り込んだ水を、下グレージングチャンネルの長手方向の一方側の開口を通して下框内に排出し、更に下框内から排水孔を通して外部に排出できるようになる。
10…障子、11…パネルユニット、12…ガラスパネル、12a…小口面、14A…縦グレージングチャンネル(第1グレージングチャンネル)、14B…上グレージングチャンネル(横グレージングチャンネル、第2グレージングチャンネル)、14C…下グレージングチャンネル(横グレージングチャンネル、第2グレージングチャンネル)、16…接着テープ、18A…縦框(第1框)、18B…上框(横框、第2框)、18C…下框(横框、第2框)、20A…縦側辺部(第1側辺部)、20B…上側辺部(横側辺部、第2側辺部)、20C…下側辺部(横側辺部、第2側辺部)、24…溝部、24d…開口縁、24f…段部、40…内端面、46…継目、52…排水孔。

Claims (10)

  1. ガラスパネルと、
    前記ガラスパネルの側辺部を覆うグレージングチャンネルと、
    前記側辺部と前記グレージングチャンネルに接着されることで、該側辺部に対して該グレージングチャンネルを接続する接着テープと、を備え、
    前記グレージングチャンネルは、該グレージングチャンネルの長手方向の一端と前記ガラスパネルの端面とが揃うように配置される第1グレージングチャンネルを含むことを特徴とするパネルユニット。
  2. 前記第1グレージングチャンネルは、前記ガラスパネルの複数の側辺部に個別に設けられることを特徴とする請求項1に記載のパネルユニット。
  3. 前記第1グレージングチャンネルは、対辺の関係にある前記ガラスパネルの二つの第1側辺部に個別に設けられ、
    前記グレージングチャンネルは、前記二つの第1側辺部とは隣辺の関係にある前記ガラスパネルの第2側辺部を覆う第2グレージングチャンネルを含み、
    前記第2グレージングチャンネルの長手寸法は、前記個別の第1グレージングチャンネルの対向する内端面の間隔と同等となるように設定されることを特徴とする請求項1または2に記載のパネルユニット。
  4. 前記グレージングチャンネルは、前記ガラスパネルの四周の側辺部に個別に設けられ、
    前記個別のグレージングチャンネルの長手方向の両端面は該長手方向に直交するように形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のパネルユニット。
  5. 前記接着テープは、前記ガラスパネルに対して小口面のみに接着されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のパネルユニット。
  6. 前記接着テープの長手寸法は、該接着テープが接着される前記グレージングチャンネルの長手寸法と同等となるように設定されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のパネルユニット。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のパネルユニットと、
    前記ガラスパネルの左右それぞれの側辺部を覆う縦框と、
    前記ガラスパネルの上下それぞれの側辺部を覆う横框と、を備え、
    前記縦框と前記横框は、前記縦框と前記横框の間の継目が上下方向に沿って延びるように設けられることを特徴とする障子。
  8. 前記縦框は、前記第1グレージングチャンネルを内側に収める溝部を有し、
    前記溝部の開口縁には、前記第1グレージングチャンネルの一部を係止させるための段部が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の障子。
  9. 前記グレージングチャンネルには、前記ガラスパネルの下側辺部を覆う下グレージングチャンネルが含まれ、
    前記横框には、前記ガラスパネルの下側辺部とともに前記下グレージングチャンネルを覆う下框が含まれ、
    前記下グレージングチャンネルは、前記下側辺部の長手方向の一端部を除く範囲を覆い、
    前記下框には、前記下側辺部の一端部の下側に排水孔が形成されていることを特徴とする請求項7または8に記載の障子。
  10. ガラスパネルと、前記ガラスパネルの側辺部を覆うグレージングチャンネルと、前記側辺部と前記グレージングチャンネルに接着されることで、該側辺部に対して該グレージングチャンネルを接着により接続する接着テープと、を備えるパネルユニットの組立方法であって、
    前記グレージングチャンネルは、前記ガラスパネルの対辺の関係にある二つの第1側辺部を覆う第1グレージングチャンネルと、前記二つの第1側辺部とは隣辺の関係にある前記ガラスパネルの第2側辺部を覆う第2グレージングチャンネルと、を含み、
    前記第1グレージングチャンネルの長手方向の一端と前記ガラスパネルの端面とを揃えた状態で、前記接着テープにより前記第1側辺部に該第1グレージングチャンネルを取り付ける第1工程と、
    前記二つの第1グレージングチャンネルに前記第2グレージングチャンネルを突き当てた状態で、前記接着テープにより前記第2側辺部に該第2グレージングチャンネルを取り付ける第2工程と、を含むことを特徴とするパネルユニットの組立方法。
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