JP2016148220A - 面材保持部品及び建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】面材収容溝に浸入した水の排水機能を損なう事態や建具の組立作業を煩雑化する事態を招来することなく面材を確実に保持する。【解決手段】下框23のガラス収容溝23a及び縦框24のガラス収容溝24aに配置されてガラス21の端面とガラス収容溝23aとの間に隙間を設けるセッティングブロック40であって、下框23のガラス収容溝23aに配置される下方保持部分41と、縦框24のガラス収容溝24aに配置される側方保持部分42とを一体に成形し、下方保持部分41には下框23の長手方向に沿って貫通する下方溝状通路44を設けるとともに、上面から下方溝状通路44に貫通する排水孔45を形成し、側方保持部分42には縦框24の長手方向に沿って貫通するとともに、下方溝状通路44に連通する側方溝状通路47を設けた。【選択図】図6

Description

本発明は、枠や框等のフレームとガラス等の面材の端面との間に隙間を設ける面材保持部品及び建具に関するものである。
従来より、ガラス等、比較的重量のある面材の四周に框等のフレームを装着する場合には、フレームの面材収容溝にセッティングブロックと称される面材保持部品を配設するようにしている(例えば、特許文献1参照)。面材保持部品は、例えばポリプロピレンや合成ゴム等の樹脂によって直方体のブロック状に構成されており、面材とフレームとの間のクッション材として機能するものである。面材保持部品を備えた建具によれば、面材をガタ付くことなく保持することができるばかりでなく、外部からの衝撃が直接面材に伝達されるのを防止できるため、面材の耐衝撃性を向上することができるようになる。
この種の面材保持部品は、面材の下縁部に装着される下方フレームや面材の側縁部に装着される側方フレームに配置されるのが一般的である。下方フレームに配置された面材保持部品は、主に面材の重量を支持するように機能し、側方フレームに配置された面材保持部品は、主にフレームに対する面材の左右の移動を規制するように機能する。従って、フレームに対して面材をより確実に保持するには、下方フレーム及び側方フレームのそれぞれに面材保持部品を配置することが好ましい。
特開平6−193349号公報
ところで、下方フレーム及び側方フレームにそれぞれ面材保持部品を配置する場合には、取り扱い部品点数が増えるため、建具の組立作業が煩雑化するのは否めない。こうした部品点数の問題は、下方フレームに配置する面材保持部品と側方フレームに配置する面材保持部品とを一体に成形することで解決することが可能である。すなわち、下方フレームに配置する部分と側方フレームに配置する部分とを一体に成形した面材保持部品を用いれば、部品点数の増大に伴う問題を招来することなくフレームに対して面材をより確実に保持することが可能となる。
ここで、下方フレームの面材収容溝及び側方フレームの面材収容溝には、それぞれの内部見込み面に外部に連通した連通孔が設けられている場合が多い。この連通孔は、雨水や結露水がフレームの面材収容溝に浸入した場合に、効率よく外部に排水するためのものである。また、面材収容溝の内部見込み面に連通孔を設けた建具においては、面材収容溝に外部の空気を導入することにより、面材収容溝の内部を外部の空気とほぼ等圧の状態とすることができるため、面材収容溝への水の浸入を防止することができるようになる。
しかしながら、上述したように、下方フレームに配置する部分と側方フレームに配置する部分とを一体に成形した面材保持部品を配置した場合には、面材保持部材が面材収容溝に浸入した水の移動を妨げるおそれがある。また、面材保持部品は、下方フレームの面材収容溝と側方フレームの面材収容溝との間の通気を妨げる要因となるため、外部の空気に対してフレームの面材収容溝が低い圧力の状態となるおそれがある。
これらの結果、下方フレームに配置する部分と側方フレームに配置する部分とを一体に成形した面材保持部品を配置した建具にあっては、面材収容溝に水が浸入し易くなるばかりでなく、浸入した水を効率よく外部に排出することができない事態が生じ得る。
本発明は、上記実情に鑑みて、面材収容溝に浸入した水の排水機能を損なう事態や建具の組立作業を煩雑化する事態を招来することなく面材を確実に保持することのできる面材保持部品及び建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る面材保持部品は、面材の下縁部に装着される下方フレームの面材収容溝及び前記面材の側縁部に装着される側方フレームの面材収容溝に配置され、前記面材収容溝のそれぞれに収容した面材の端面と前記面材収容溝の内部見込み面との間に隙間を設ける面材保持部品であって、前記下方フレームの面材収容溝に配置される下方保持部分と、前記下方保持部分の一端部から屈曲する方向に延在し、前記側方フレームの面材収容溝に配置される側方保持部分とを一体に成形し、前記下方保持部分には、前記面材収容溝の内部見込み面に対向するフレーム対向面に開口し、かつ前記下方フレームの長手方向に沿って貫通する下方溝状通路を設けるとともに、前記面材の端面に対向する面材対向面から前記下方溝状通路に貫通する排水孔を形成し、前記側方保持部分には、前記面材収容溝の内部見込み面に対向するフレーム対向面に開口し、かつ前記側方フレームの長手方向に沿って貫通するとともに、前記下方溝状通路に連通する側方溝状通路を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、下方保持部分の下方溝状通路及び側方保持部分の側方溝状通路が互いに連通し、それぞれの面材収容溝の内部見込み面に対して開口するため、面材収容溝に浸入した水の移動が妨げられたり、下方フレームの面材収容溝と側方フレームの面材収容溝との間の通気が妨げられるおそれがない。従って、下方保持部分と側方保持部分とを一体に成形した面材保持部材を下方フレームと側方フレームとの入隅部に配置することにより、建具の組立作業を煩雑化する事態を招来することなく面材を確実に保持することが可能となる。
また本発明は、上述した面材保持部品において、前記側方保持部分において面材の端面に対向する面材対向面には、前記側方溝状通路に連通する窓孔を開口させたことを特徴とする。
この発明によれば、窓孔を通じても下方フレームと側方フレームとの間の通気が確保されるため、面材収容溝を確実に外部の空気とほぼ等圧の状態とすることができる。
また本発明は、上述した面材保持部品において、前記下方保持部分の排水孔において前記面材対向面に開口する端部には、上方に向けて漸次開口面積が増大する案内部を形成したことを特徴とする。
この発明によれば、下方保持部分の面材対向面に面材が配置された場合にも排水孔が塞がれる事態を防止することができる。
また本発明に係る建具は、上述したいずれか一つに記載した面材保持部品を前記下方フレームと前記側方フレームとの入隅部に配置したことを特徴とする。
この発明によれば、下方保持部分の下方溝状通路及び側方保持部分の側方溝状通路が互いに連通し、それぞれの面材収容溝の内部見込み面に対して開口するため、面材収容溝に浸入した水の移動が妨げられたり、下方フレームの面材収容溝と側方フレームの面材収容溝との間の通気が妨げられるおそれがない。従って、下方保持部分と側方保持部分とを一体に成形した面材保持部材を下方フレームと側方フレームとの入隅部に配置することにより、建具の組立作業を煩雑化する事態を招来することなく面材を確実に保持することが可能となる。
また、本発明は、上述した建具において、前記下方フレームの面材収容溝を構成する一対の収容ヒレ部の互いに対向する部位から前記下方フレームの長手方向に沿って延在するリブを突設する一方、前記面材保持部品の下方保持部分を前記リブと前記面材収容溝の内部見込み面との間に圧入可能となる寸法に形成し、さらに前記側方保持部分において前記下方保持部分との連結部には前記リブが圧入されるリブ圧入溝を形成したことを特徴とする。
この発明によれば、下方フレームについては面材収容溝の開口端部から下方保持部分を圧入することにより、上方への脱落が阻止された状態で面材保持部品を取り付けることができる。
また本発明は、上述した建具において、前記下方保持部分において前記下方フレームに対向する部位に前記下方保持部分のフレーム対向面から突出するように係合爪部を形成するとともに、前記下方フレームの面材収容溝において前記係合爪部に対応する部位に排水用切欠を形成し、前記排水用切欠の開口周縁部に前記係合爪部を係合させたことを特徴とする。
この発明によれば、下方フレームの面材収容溝に対して開口端部から下方保持部分を挿入した場合に下方保持部分の係合爪部が排水用切欠の開口周縁部に係合することにより、下方フレームから面材保持部品が脱落するのを防止することができる。
本発明によれば、下方保持部分の下方溝状通路及び側方保持部分の側方溝状通路が互いに連通し、それぞれの面材収容溝の内部見込み面に対して開口するため、面材収容溝に浸入した水の移動が妨げられたり、下方フレームの面材収容溝と側方フレームの面材収容溝との間の通気が妨げられるおそれがない。従って、下方保持部分と側方保持部分とを一体に成形した面材保持部材を下方フレームと側方フレームとの入隅部に配置することにより、建具の組立作業を煩雑化する事態を招来することなく面材を確実に保持することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態である面材保持部品を適用した建具を室内側から見た正面図である。 図2は、図1に示した建具の要部を拡大した横断面図である。 図3は、図1に示した建具の要部を拡大した縦断面図である。 図4は、図1に示した建具の要部を拡大した一部破断正面図である。 図5は、図1に示した建具に適用する面材保持部品と下方フレームとを示す拡大縦断面図である。 図6は、図1に示した建具に適用する面材保持部品と下方フレーム及び側方フレームとを示す拡大一部破断正面図である。 図7は、図1に示した建具に適用する面材保持部品の斜視図である。 図8は、図7に示した面材保持部品の平面図である。 図9は、図7に示した面材保持部品の側面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る面材保持部品及び建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1〜図4は、本発明の実施の形態である面材保持部品を適用した建具を示したものである。ここで例示する建具は、開口枠10に対して2枚の障子20を左右方向に沿ってスライド可能に支持させた引き違い窓である。
開口枠10は、上枠11、下枠12及び左右の縦枠13を四周枠組みすることによって矩形状に構成してある。2枚の障子20は、いずれも矩形状を成すガラス(面材)21の四周に上框22、下框(下方フレーム)23及び左右の縦框(側方フレーム)24を装着することによって構成したものである。これらの障子20は、互いに戸尻側となる縦框24を重ね合わせた状態で左右に並設した場合に開口枠10を閉じることのできる大きさに形成してある。開口枠10を構成する枠11,12,13及び障子20を構成する框22,23,24は、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属の押し出し形材から成るもので、それぞれが全長にわたってほぼ一様な断面形状を有するように構成してある。
それぞれの框22,23,24には、ガラス21の端面に対向する見込み面にガラス収容溝22a,23a,24aが設けてある。ガラス収容溝22a,23a,24aは、矩形の筒状を成す框基部22b,23b,24bの両側縁部から収容ヒレ部22c,23c,24cを突出するように設けることによって収容ヒレ部22c,23c,24cの相互間に構成したものである。
ガラス21の側縁部に装着される縦框24には、図2及び図4に示すように、框基部24bにおいてガラス収容溝24aの内部見込み面24dを構成する支持壁部24eに連通孔24fが形成してある。連通孔24fは、支持壁部24eを貫通するように形成した開口であり、框基部24bの中空部とガラス収容溝24aの内部とを連通している。縦框24の両端部は、それぞれ端面が開口した構成である。従って、支持壁部24eの連通孔24f及び框基部24bの中空部を通じてガラス収容溝24aと縦框24の外部との間が互いに連通された状態となる。
ガラス21の下縁部に装着される下框23には、図3及び図4に示すように、長手方向の端部に戸車ユニット30が設けてあるとともに、框基部23bにおいてガラス収容溝23aの内部見込み面23dを構成する支持壁部23eに排水用切欠23fが形成してある。
戸車ユニット30は、ユニット本体31の内部に戸車32を回転可能に配設したものである。この戸車ユニット30は、戸車32が下框23の長手方向に直交する水平軸を中心として回転可能となる状態でユニット本体31を介して下框23の框基部23bに収容してある。すなわち、下框23の框基部23bには、下面を構成する底壁部23gの両端部に収容孔23hが開口しており、収容孔23hを介して内部に戸車ユニット30が収容してある。下框23に配設した戸車ユニット30は、戸車32の下部周面が框基部23bの収容孔23hを介して外部に露出した状態にあり、図示せぬ下枠12のレール上を転動することが可能である。排水用切欠23fは、連通孔24fと同様、支持壁部23eを貫通するように形成した開口であり、戸車ユニット30を収容した収容孔23hの内部に連通している。
また、下框23には、図5に示すように、ガラス収容溝23aを構成する一対の収容ヒレ部23cにそれぞれリブ23jが設けてある。リブ23jは、下框23の長手方向に沿って水平に延在する突出部であり、収容ヒレ部23cの互いに対向する部位の全長にわたって形成してある。
一方、この建具には、図1に示すように、下框23と縦框24との接合部にそれぞれセッティングブロック(面材保持部品)40が配設してある。セッティングブロック40は、図7〜図9に示すように、薄板状を成す下方保持部分41と、下方保持部分41の一端部から上方に向けて略直角に突出した側方保持部分42とを有し、側面視が略L字状となるように構成したもので、ポリプロピレン等の樹脂によって一体に成形してある。
下方保持部分41は、図6に示すように、下框23のガラス収容溝23aにおいてリブ23jと内部見込み面23dとの間に圧入することのできる高さを有し、かつ一対の収容ヒレ部23cの間に挿入することのできる幅を有するように形成してある。下方保持部分41において下框23の長手方向に沿った寸法は、一方の端面を下框23の端面に合致させた場合に支持壁部23eに形成した排水用切欠23fの全面を覆うことのできる長さに形成してある。
側方保持部分42は、下方保持部分41を下框23のガラス収容溝23aに配置し、下方保持部分41の下面(フレーム対向面)41aを内部見込み面23dに当接させた場合に、下框23の収容ヒレ部23cよりも上方に突出する一方、縦框24に形成した連通孔24fよりも高さの低い寸法を有している。側方保持部分42の幅は、下方保持部分41とほぼ同一の寸法を有するように構成してある。側方保持部分42において下方保持部分41との連結部には、圧入溝43が設けてある。圧入溝43は、下方保持部分41の長手方向に沿って延在したものである。この圧入溝43は、下方保持部分41を下框23のガラス収容溝23aに配置し、下方保持部分41の下面41aを内部見込み面23dに当接させた場合に、下框23のリブ23jに対向する高さに、リブ23jを圧入することのできる寸法を有して構成してある。
このセッティングブロック40には、下方保持部分41に下方溝状通路44、排水孔45及び弾性係合爪部(係合爪部)46が設けてあり、側方保持部分42に側方溝状通路47、ガイド面48及び窓孔49が設けてある。
下方溝状通路44は、図5〜図8に示すように、下方保持部分41の下面41aに設けた凹溝であり、下方保持部分41の長手方向に沿って延在し、下方保持部分41の下面41a及び両端面に開口している。排水孔45は、下方溝状通路44を下方保持部分41の上面(面材対向面)41bに連通させるための溝状の開口である。本実施の形態では、下方保持部分41の短手方向に沿った複数の排水孔45を下方保持部分41の長手方向に沿って複数並設するようにしている。それぞれの排水孔45には、案内部45aが設けてある。案内部45aは、下方溝状通路44から下方保持部分41の上面41bに向かうに従って漸次開口面積が増大するように構成した部分である。本実施の形態では、排水孔45の開口が下方保持部分41の短手方向全長にわたるように案内部45aが形成してある。この案内部45aを構成する面は、必ずしも平面である必要はなく、湾曲した面であっても良い。弾性係合爪部46は、図5〜図9に示すように、下方溝状通路44の内部から下方に向けて延在した細片状部分であり、弾性変形することによって延在端部が下方保持部分41の下面41aから出没可能となるように形成してある。本実施の形態では、下方保持部分41の他端部から下方に向けて漸次一端部側に近接するように傾斜した弾性係合爪部46を設けるようにしている。この弾性係合爪部46は、下方保持部分41において側方保持部分42を設けた一方の端面を下框23の端面に合致させた場合に、延在端部が排水用切欠23fの内部に配置されるように下方保持部分41に設けてある。
側方溝状通路47は、図5〜図8に示すように、側方保持部分42の外側面(フレーム対向面)42aに設けた凹溝であり、側方保持部分42の長手方向に沿って延在し、側方保持部分42の外側面42a及び両端面に開口している。側方溝状通路47は、下方溝状通路44と同じ幅を有しており、図6からも明らかなように、側方保持部分42と下方保持部分41との出隅部において互いに連通している。ガイド面48は、図6、図7、図9に示すように、側方保持部分42の内側面(面材対向面)42bに形成した傾斜面であり、上方に向かうに従って側方保持部分42の板厚が漸次小さくなるように形成してある。窓孔49は、側方保持部分42の内側面42bから側方溝状通路47に開口するように形成した矩形状の貫通孔である。
上記のように構成したセッティングブロック40は、予め下框23の両端部に取り付けた状態でガラス21の下縁部に装着し、その後、縦框24をガラス21の側縁部に装着することにより、下方保持部分41が下框23とガラス21の端面との間に介在し、かつ側方保持部分42が縦框24とガラス21の端面との間に介在した状態となる。セッティングブロック40を下框23に取り付ける場合には、下框23の端面から下方保持部分41をガラス収容溝23aの内部見込み面23dとリブ23jとの間に圧入すれば良い。
すなわち、下方保持部分41を下框23の端面から圧入すると、ガラス収容溝23aの内部見込み面23dとリブ23jとの隙間がガイドとなって下方保持部分41が漸次内部に挿入されることになる。この間、弾性係合爪部46は、内部見込み面24dに押圧され、弾性的に変形することによって下方保持部分41の下面41aよりも上方に撓んだ状態となる。その後、リブ23jが圧入溝43に圧入され、下框23に対する下方保持部分41の上方への移動が阻止された状態となる。下方保持部分41の端面が下框23の端面と一致した時点で弾性係合爪部46が下框23の排水用切欠23fに合致し、弾性復元力によってその内部に突出した状態となる。この状態においては、弾性係合爪部46の延在端部が排水用切欠23fの開口周縁部に対向する結果、下框23に対する下方保持部分41の抜去方向への移動が阻止される。
従って、この状態から下框23のガラス収容溝23aにガラス21を収容させた場合にも下框23からセッティングブロック40が脱落するおそれはない。また、セッティングブロック40の側方保持部分42に形成したガイド面48がガイドとなるため、ガラス21をガラス収容溝23aへ収容する際の作業も容易となる。
上記のように下框23とガラス21との間及び縦框24とガラス21との間にセッティングブロック40を介在させた建具においては、ガラス21をガタ付くことなく保持することができるばかりでなく、外部からの衝撃が直接ガラス21に伝達されるのを防止できるため、ガラス21の耐衝撃性を向上することができるようになる。しかも、上述したように、下框23とガラス21との間に介在される下方保持部分41と縦框24とガラス21との間に介在される側方保持部分42とが一体であるため、建具を組み立てる際の作業が煩雑化することもない。
さらに、下方保持部分41の下方溝状通路44と側方保持部分42の側方溝状通路47とが互いに連通し、かつガラス収容溝23a,24aの内部見込み面23d,24dに対して開口するため、ガラス収容溝23a,24aに浸入した水の移動が妨げられたり、下框23のガラス収容溝23aと縦框24のガラス収容溝24aとの間の通気が妨げられるおそれがない。これにより、下框23のガラス収容溝23a及び縦框24のガラス収容溝24aは、縦框24の連通孔24fや下框23の排水用切欠23fを介して導入される空気により、外部の空気とほぼ等圧の状態を維持することができ、ガラス収容溝23a,24aへの水の浸入を防止することが可能となる。また、縦框24のガラス収容溝24aや下框23のガラス収容溝23aに浸入した水は、側方溝状通路47及び下方溝状通路44を通じて、あるいは下方保持部分41の排水孔45を通じて下框23の排水用切欠23fに確実に案内されることになり、排水用切欠23fから戸車ユニット30を収容した収容孔23hを介して外部に効率よく排出されることになる。
尚、上述した実施の形態では、引き違い窓を例示しているが、開き窓やすべり出し窓、はめ殺し窓等、その他の形式の建具にも同様に適用することが可能である。はめ殺し窓の場合には、必ずしも框とガラスとの間に面材保持部品を介在させる必要はなく、枠とガラスとの間に面材保持部品を介在させるようにしても良い。また、面材としてガラスを例示しているが、ガラス以外の面材にも適用可能である。尚、下框23にのみ排水用切欠23fを設けるようにしているが、縦框の下方部分にのみ排水用切欠を設けるようにしても良いし、両框に排水用切欠を設けても構わない。
また、上述した実施の形態では、側方保持部分42に窓孔49を設けるようにしているため、窓孔49を通じても下方フレーム23と側方フレーム24との間の通気を確保して面材収容溝23a,24aを確実に外部の空気とほぼ等圧の状態とすることができるが、窓孔49は必ずしも設ける必要はない。
さらに、上述した実施の形態では、下框23のガラス収容溝23aを構成する一対の収容ヒレ部23cの互いに対向する部位から下框23の長手方向に沿って延在するリブ23jを突設する一方、セッティングブロック40の下方保持部分41をリブ23jと内部底面23dとの間に圧入可能となる寸法に形成し、かつ側方保持部分42において下方保持部分41との連結部にリブ23jが圧入されるリブ圧入溝43を形成しているため、さらには、下方保持部分41において下框23に対向する部位に係合爪部46を形成するとともに、下框において係合爪部46に対応する部位に排水用切欠23fを形成し、排水用切欠23fの開口周縁部に係合爪部46を係合させるようにしているため、取り付けのための部品を要することなく、セッティングブロック40を下框23に保持させることが可能である。しかしながら、本発明は必ずしもこれに限定されず、セッティングブロック40をネジ止めしたり、両面テープや接着剤を用いて接着するようにしてもかまわない。
21 ガラス、23 下框、24 縦框、23a,24a ガラス収容溝、23c,24c 収容ヒレ部、23d,24d 内部見込み面、23f 排水用切欠、23j リブ、24f 連通孔、40 セッティングブロック、41 下方保持部分、41a 下面、41b 上面、42 側方保持部分、42a 外側面、42b 内側面、43 圧入溝、44 下方溝状通路、45 排水孔、45a 案内部、46 弾性係合爪部、47 側方溝状通路、49 窓孔

Claims (6)

  1. 面材の下縁部に装着される下方フレームの面材収容溝及び前記面材の側縁部に装着される側方フレームの面材収容溝に配置され、前記面材収容溝のそれぞれに収容した面材の端面と前記面材収容溝の内部見込み面との間に隙間を設ける面材保持部品であって、
    前記下方フレームの面材収容溝に配置される下方保持部分と、前記下方保持部分の一端部から屈曲する方向に延在し、前記側方フレームの面材収容溝に配置される側方保持部分とを一体に成形し、
    前記下方保持部分には、前記面材収容溝の内部見込み面に対向するフレーム対向面に開口し、かつ前記下方フレームの長手方向に沿って貫通する下方溝状通路を設けるとともに、前記面材の端面に対向する面材対向面から前記下方溝状通路に貫通する排水孔を形成し、
    前記側方保持部分には、前記面材収容溝の内部見込み面に対向するフレーム対向面に開口し、かつ前記側方フレームの長手方向に沿って貫通するとともに、前記下方溝状通路に連通する側方溝状通路を設けたことを特徴とする面材保持部品。
  2. 前記側方保持部分において面材の端面に対向する面材対向面には、前記側方溝状通路に連通する窓孔を開口させたことを特徴とする請求項1に記載の面材保持部品。
  3. 前記下方保持部分の排水孔において前記面材対向面に開口する端部には、上方に向けて漸次開口面積が増大する案内部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の面材保持部品。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載した面材保持部品を前記下方フレームと前記側方フレームとの入隅部に配置したことを特徴とする建具。
  5. 前記下方フレームの面材収容溝を構成する一対の収容ヒレ部の互いに対向する部位から前記下方フレームの長手方向に沿って延在するリブを突設する一方、前記面材保持部品の下方保持部分を前記リブと前記面材収容溝の内部見込み面との間に圧入可能となる寸法に形成し、さらに前記側方保持部分において前記下方保持部分との連結部には前記リブが圧入されるリブ圧入溝を形成したことを特徴とする請求項4に記載の建具。
  6. 前記下方保持部分において前記下方フレームに対向する部位に前記下方保持部分のフレーム対向面から突出するように係合爪部を形成するとともに、前記下方フレームにおいて前記係合爪部に対応する部位に排水用切欠を形成し、前記排水用切欠の開口周縁部に前記係合爪部を係合させたことを特徴とする請求項5に記載の建具。
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