JP2017071557A - ビス(β−ジケトナト)ジオキソモリブデン錯体を用いたカルボン酸プレニル類及びプレノール類の製造方法 - Google Patents

ビス(β−ジケトナト)ジオキソモリブデン錯体を用いたカルボン酸プレニル類及びプレノール類の製造方法 Download PDF

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Munenobu Inoue
宗宣 井上
宏史 荒木
Hiroshi Araki
宏史 荒木
角光 横田
Kadomitsu Yokota
角光 横田
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Abstract

【課題】医薬品、農薬、香料等の原料又は合成中間体として有用なカルボン酸プレニル類及びプレノール類の環境に優しく、簡便、安全かつ安価な製造方法の提供。
【解決手段】式(1)で表わされるアリルアルコール類をビス(β−ジケトナト)ジオキソモリブデン錯体の存在下、式(2)で表わされるカルボン酸無水物と反応させる式(3)で表わされるカルボン酸プレニル類の製造方法、及び更に式(3)で表わされるカルボン酸プレニル類を炭酸カリウム等の触媒存在下メタノール等で加溶媒分解する式(4)で表わされるプレノール類の製造方法。
Figure 2017071557

【選択図】なし

Description

本発明は、カルボン酸プレニル類及びプレノール類の製造方法に関する。
ゲラニオール、ファルネソール、ゲラニルゲラニオール、ゲラニルファルネソール及びその類縁化合物などのプレノール類は、テルペン類、カロチノイド類、ステロイド類等の生合成中間体として中心的な化合物であるだけでなく、医薬品、農薬、香料等の原料又は合成中間体として極めて有用である。例えば(2E,6E)−ファルネソールから誘導される(2E,6E)−ファルネサールは、抗癌剤などとして有用であるポリイソプレノイド誘導体の製造中間体となりうる。そのため、環境に優しく、簡便、安全かつ安価な合成法の開発が求められている。
上記のようなプレノール類及びそのO−アシル化体(すなわち、カルボン酸プレニル類)の製造方法としては、これまでに水酸基の1,3−転位反応を利用した反応が種々報告されている。例えば、リナロールやネロリドール等の第3級アリルアルコール類をバナジウム触媒の存在下150℃で反応させ、ゲラニオールやファルネソール等のプレノール類を得る方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながらこの方法は、150℃と高温条件下で反応させることを必要としているうえ、収率も5〜30%程度と低く、工業的な生産に適さない。
フッ素置換ボロン酸を用いてリナロールからゲラニオールを収率62%で得る方法が知られている(例えば、非特許文献1参照)。しかしながらこの方法は、触媒として、市販されていないボロン酸を20mol%と大量に使用することから、触媒の入手が困難であり、工業的な製造に適していない。
シリル化剤の存在下にレニウム触媒を用いて、リナロールからゲラニオールを合成する方法が報告されている(例えば、非特許文献2参照)。しかしながらこの方法は、希少金属であるレニウムを使用するなど、触媒の入手が困難であり、工業的な製造に不利である。
2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン(DDQ)を触媒として用いて、リナロールから酢酸ゲラニルを収率85%で得る方法が知られている(例えば、非特許文献3参照)。この方法では、水酸基の1,3−転位反応とアシル化反応が同時に進行するが、触媒として毒性の高いDDQを20mol%と大量に使用する、酢酸還流と高温条件下で反応させることを必要とすることから、工業的な製造に適さない。
また、パラジウム触媒を用いて、酢酸ゲラニルリナリルから酢酸ゲラニルゲラニルを得る方法が知られている(例えば、非特許文献4参照)。しかしながらこの方法は、反応に要する時間が86時間と長く、高価なパラジウム触媒を15mol%と大量に使用することから、工業的な製造に不利である。
一方、モリブデン、タングステン、レニウム等の触媒を用いて無水酢酸存在下、リナロールから酢酸ゲラニルを得る方法が知られている(例えば特許文献2及び3参照)。しかしながらこれらの方法は、それぞれ90〜120℃又は130〜140℃の高温条件で反応させることを必要としており、加圧蒸気や熱媒といった特殊な設備が必要となることから工業的な製造に適さない。
特開昭48−92314号公報 中国特許102993004号 米国特許5981792
Chemical Science, 2, 1305-1310;2011 Journal of Organic Chemistry, 71, 7813-7825;2006 Synthetic Communication, 25, 2253-2260;1995 Organic & Biomolecular Chemistry, 3, 1025-1033;2005
本発明の目的はカルボン酸プレニル類及びプレノール類を温和な条件下で、高収率で工業的及び経済的に有利な方法にて製造することにある。
本発明者らは、上記課題を鑑み鋭意検討を重ねた結果、一般式(1)で表わされるアリルアルコール類を一般式(5)で表されるビス(β−ジケトナト)ジオキソモリブデン錯体の存在下、一般式(2)で表わされるカルボン酸無水物と反応させることにより、より温和な条件で一般式(3)で表わされるカルボン酸プレニル類が得られることを見出した。さらに得られたカルボン酸プレニル類を加溶媒分解することにより収率よく一般式(4)で表わされるプレノール類が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、一般式(1):
Figure 2017071557

(式中、nは、0から4の整数を表わす。)で表わされるアリルアルコール類を、一般式(5):
Figure 2017071557

(式中、R及びRは、独立して、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基又はアリール基を表わす。)で表わされるビス(β−ジケトナト)ジオキソモリブデン錯体の存在下、一般式(2):
Figure 2017071557

(式中、Rは、炭素数1〜10のアルキル基又は炭素数1〜10のハロアルキル基を表わす。)で表わされるカルボン酸無水物と反応させることを特徴とする、一般式(3):
Figure 2017071557

(式中、R及びnは、前記と同じ意味を表わす。)で表わされるカルボン酸プレニル類の製造方法に関する。
さらに本発明は、(工程1)一般式(1):
Figure 2017071557

(式中、nは、0から4の整数を表わす)で表わされるアリルアルコール類を、一般式(5):
Figure 2017071557

(式中、R及びRは、独立して、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基又はアリール基を表わす。)で表わされるビス(β−ジケトナト)ジオキソモリブデン錯体の存在下、一般式(2):
Figure 2017071557

(式中、Rは、炭素数1〜10のアルキル基又は炭素数1〜10のハロアルキル基を表わす。)で表わされるカルボン酸無水物と反応させることを特徴とする、一般式(3):
Figure 2017071557

(式中、R及びnは、前記と同じ意味を表わす。)で表わされるカルボン酸プレニル類を得る工程;及び
(工程2)一般式(3):
Figure 2017071557

(式中、R及びnは、前記と同じ意味を表わす。)で表わされるカルボン酸プレニル類を、加溶媒分解することを特徴とする、下記一般式(4):
Figure 2017071557

(式中、nは、前記と同じ意味を表わす)で表わされるプレノール類を得る工程、
を含むことを特徴とする、一般式(4)で表わされるプレノール類の製造方法に関する。
本発明によれば、医薬品、農薬、香料等の原料又は合成中間体として有用なカルボン酸プレニル類について、より温和な条件下に高収率で製造することができる。さらに、これを加溶媒分解することによりプレノール類を得ることができる。本発明の製造方法は、容易に且つ極めて効率的に実施することができることから、工業的及び経済的に有利なものとなっている。
以下に本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[用語の意義]
先ず、本明細書及び特許請求の範囲において用いられる用語について説明する。各用語は、他に断りのない限り、以下の意義を有する。
用語「炭素数1〜10のアルキル基」は、炭素数1〜10の、直鎖状、分岐状又は環状の脂肪族飽和炭化水素の基を意味し、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等を例示することができる。
用語「炭素数1〜10のハロアルキル基」は、1個以上のハロゲン原子で置換された炭素数1〜10のアルキル基を意味し、フルオロメチル基、2−フルオロエチル基、3−フルオロプロピル基、4−フルオロブチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基ぺルフルオロエチル基、ぺルフルオロプロピル基、ぺルフルオロヘキシル基、ぺルフルオロオクチル基、ペルフルオロデシル基、クロロメチル基、2−クロロエチル基、3−クロロプロピル基、4−クロロブチル基、ジクロロメチル基、トリクロロメチル基、ブロモメチル基、2−ブロモエチル基、3−ブロモプロピル基、4−ブロモブチル基、ジブロモメチル基、トリブロモメチル基、ヨードメチル基、2−ヨードエチル基、3−ヨードプロピル基、4−ヨードブチル基、ジヨードメチル基、トリヨードメチル基等を例示することができる。
用語「ハロゲン原子」は、ヨウ素原子、臭素原子、塩素原子、フッ素原子を意味する。
用語「アリール基」は、炭素数4〜14の、芳香族化合物の一価の基を意味し、フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、1−アントリル基、2−アントリル基、9−アントリル基、4−ビフェニリル基、2−ピロリル基、3−ピロリル基、ピラジニル基、2−フリル基、3−フリル基、2−キノリル基、4−キノリル基、2−ベンゾフリル基、3−ベンゾフリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基等を例示することができる。
[カルボン酸プレニル類の製造方法]
本発明の一般式(3)で表わされるカルボン酸プレニル類の製造方法は、下記スキームに示すとおりである。
Figure 2017071557

式中、n、R、R及びRは前記と同じ意味を表わす。
工程1は一般式(1)で表わされるアリルアルコール類から一般式(3)で表わされるカルボン酸プレニル類を製造する工程である。
出発原料である一般式(1)で表わされるアリルアルコール類としては、2−メチル−3−ブテン−2−オール(n=0)、リナロール(n=1)、ネロリドール(n=2)、ゲラニルリナロール(n=3)及びゲラニルネロリドール(n=4)等を例示することができる、これらは市販されており、Sigma-Aldrich社等の試薬供給業者から容易に入手することができる。また公知の方法(例えば、特開平2−4726号公報記載の方法)に準じて合成することも可能である。
一般式(5)で表されるビス(β−ジケトナト)ジオキソモリブデン錯体としては、R及びRが、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のハロアルキル基又はフェニル基が好ましく、メチル基、tert−ブチル基、トリフルオロメチル基又はフェニル基がより好ましく、メチル基が特に好ましい。ビス(β−ジケトナト)ジオキソモリブデン錯体のβ−ジケトナト配位子の好ましい例としては、(Z)−1−メチル−3−オキソブタ−1−エノキシ基(アセチルアセトナト基)、(Z)−1−メチル−3−オキソ−3−フェニルプロパ−1−エノキシ基(ベンゾイルアセトナト基)、(Z)−4,4,4−トリフルオロ−3−オキソ−1−(トリフルオロメチル)ブタ−1−エノキシ基、トリフルオロアセチルアセナト基、(Z)−1−tert−ブチル−4,4−ジメチル−3−オキソペンタ−1−エノキシ基等が挙げられる。収率が良い点で、アセチルアセトナト基を用いることが好ましい。したがって、一般式(5)で表されるビス(β−ジケトナト)ジオキソモリブデン錯体としては、ビス(アセチルアセトナト)ジオキソモリブデンを用いることが好ましい。これらの試薬はSigma-Aldrich社等の試薬供給業者から容易に入手することができる。また公知の方法に準じて合成することも可能である。
ビス(β−ジケトナト)ジオキソモリブデン錯体の使用量は、特に制限はないが、経済性の観点から、一般式(1)で表わされるアリルアルコール類1モルに対して、モリブデン原子換算で0.0001〜0.5モルが好ましく、0.001〜0.2モルがより好ましく、0.005〜0.1モルが更に好ましい。
工程1において使用される、一般式(2)で表わされるカルボン酸無水物としては、Rが、炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数1〜4のハロアルキル基であるものが好ましい。具体的には、無水酢酸、トリフルオロ酢酸無水物、プロピオン酸無水物、ピバル酸無水物等を挙げることができる。収率及び反応速度の観点から、無水酢酸を用いることが更に好ましい。
工程1において使用される、一般式(2)で表わされるカルボン酸無水物の使用量は、特に制限はないが、一般式(1)で表わされるアリルアルコール類1モルに対して、1〜50モルが好ましく、1〜10モルが更に好ましい。
工程1は、溶媒中で行ってもよく、用いることのできる溶媒としては、反応に不活性な溶媒であれば特に限定されず、所望する反応温度に応じて適宜選択される。例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒、酢酸、プロピオン酸等のカルボン酸系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン等の芳香族炭化水素系溶媒、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族ハロゲン系溶媒、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、エチレンジクロリド等の脂肪族ハロゲン系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル系溶媒などを使用することができるが、これに限定されるものではない。これらの溶媒は各々用いても2種類以上を混合して使用してもよい。収率の観点から、脂肪族ハロゲン系溶媒を用いることが好ましく、ジクロロメタンもしくはクロロホルムを用いることが更に好ましい。
工程1において使用される、溶媒の使用量は、特に制限はないが、一般式(1)で表わされるアリルアルコール類に対して、1〜50倍量(重量基準)が好ましく、2〜10倍量(重量基準)が更に好ましい。
本発明の製造方法は、0℃から150℃の範囲から適宜選ばれた温度で行うことができる。反応速度と収率の観点から、0〜90℃が好ましく、20〜60℃が更に好ましい。反応時間は、使用される基質、ビス(β−ジケトナト)ジオキソモリブデン錯体及び溶媒の量や種類、反応温度等の条件に応じて適宜設定され、特に制限はないが、反応速度と収率の観点から1〜72時間が好ましい。
反応後、必要に応じて溶液から一般式(3)で表わされるカルボン酸プレニル類を単離・精製することができる。単離・精製する方法に特に限定はなく、当業者に公知の方法、例えば、溶媒抽出、蒸留、シリカゲルカラムクロマトグラフィー、分取薄層クロマトグラフィー、分取液体クロマトグラフィー等の汎用的な方法で、一般式(3)で表わされるカルボン酸プレニル類を単離・精製することができる。また一般式(3)で表わされるカルボン酸プレニル類は、単離・精製せずに続く工程2に付してもよい。
工程1により、酢酸プレニル(n=0)、酢酸ゲラニル(n=1)、酢酸ファルネシル(n=2)、酢酸ゲラニルゲラニル(n=3)及び酢酸ゲラニルファルネシル(n=4)等を製造することができる。
[プレノール類の製造方法]
一般式(4)で表わされるプレノール類の製造方法は、下記スキームに示すとおりである。
Figure 2017071557

式中、n及びRは前記と同じ意味を表わす。
工程2は一般式(3)で表わされるカルボン酸プレニル類から一般式(4)で表わされるプレノール類を製造する工程である。エステルを加溶媒分解する方法は、「Protective Groups in Organic Synthesis」(T.W.Greene et.al, John Wiley & Sons, inc.)等の有機合成化学における参考書により当業者には公知である。
工程2は、溶媒中で行う。用いることのできる溶媒としては、エステルをカルボン酸に加溶媒分解する溶媒であれば特に限定されず、所望する反応温度に応じて適宜選択される。本加溶媒分解反応において用いられる溶媒の具体例としては、水、アンモニア水、リン酸緩衝液等の緩衝液、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、n−ブタノール、2−エトキシエタノール、ベンジルアルコール等のアルコール系溶媒及びこれらの混合溶媒が挙げられる。さらに必要に応じて助溶媒が使用されてもよい。助溶媒としては、反応に不活性な溶媒であれば特に限定されず、所望する反応温度に応じて適宜選択される。助溶媒の具体例としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム等の脂肪族ハロゲン系溶媒、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族ハロゲン系溶媒、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、ジメトキシエタン、エチレングリコールジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,2−プロパンジオール、グリセリン等の多価アルコール系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド系溶媒、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル系溶媒等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
工程2における溶媒の使用量は特に制限はないが、一般式(3)で表わされるカルボン酸プレニル類1モルに対して0.9〜100モルが好ましく、1〜50モルがさらに好ましい。工程2における助溶媒の使用量は特に制限はないが、一般式(3)で表わされるカルボン酸プレニル類に対して0〜100倍量(重量基準)が好ましく、1〜30倍量(重量基準)がさらに好ましい。
工程2は、酸を使用してもよく、使用する酸としては、硫酸、塩酸などの鉱酸、酢酸、蟻酸などの有機カルボン酸、パラトルエンスルホン酸などの有機スルホン酸が挙げられる。これらの酸は、各々単独で用いても、2種以上適宜組み合わせて用いてもよい。酸の使用量は、特に制限はないが、一般式(3)で表わされるカルボン酸プレニル類1モルに対して、0.1〜10モルであることが好ましい
工程2は、塩基を使用してもよく、使用する塩基としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物や炭酸塩などが挙げられる。これらの塩基は、各々単独で用いても、2種以上適宜組み合わせて用いてもよい。塩基の使用量は、特に制限はないが、一般式(3)で表わされるカルボン酸プレニル類1モルに対して、1〜10モルであることが好ましい。
工程2の反応温度は、カルボン酸プレニル類の量、溶媒の種類によって異なり、溶媒の沸点近くまで加熱する場合があるが、0〜100℃の範囲から適宜選択される。また、反応時間は、反応温度や反応剤の特性や量により異なり、一概に定めることはできないが、通常1〜24時間である。
反応後、必要に応じて一般式(4)で表わされるプレノール類を単離・精製することができる。単離・精製する方法に特に限定はなく、当業者に公知の方法、例えば、溶媒抽出、蒸留、シリカゲルカラムクロマトグラフィー、分取薄層クロマトグラフィー、分取液体クロマトグラフィー等の汎用的な方法で、一般式(4)で表わされるプレノール類を単離・精製することができる。
本発明によれば、工程1と工程2を含む製造方法によって、一般式(4)で表わされるプレノール類、具体的には、プレノール(n=0)、ゲラニオール(n=1)、ファルネソール(n=2)、ゲラニルゲラニオール(n=3)及びゲラニルファルネソール(n=4)等を製造することができる。
以下に本発明の態様を明らかにするために実施例を示すが、本発明はここに示す実施例のみに限定されるわけではない。
実施例で得られた反応溶液は、ガスクロマトグラフィー分析を行い、目的物の収率を面積百分率にて算出した。測定条件は以下の通りである。
装置:GC−14B(島津製作所)
カラム:HP−ULTRA1(Agilent Technologies)
25m×I.D.0.32mm、0.52μmdf
カラム温度:80℃→[10℃/min]→280℃
インジェクション温度:280℃
キャリヤーガス:ヘリウムガス
検出器:水素炎イオン化検出器(FID)
また、実施例で調製した化合物のNMRスペクトルの測定条件は以下のとおりである。
化合物と重クロロホルム(和光純薬工業(株)製、0.05%TMS含有)を混合した溶液を調製し、NMR(ブルカー(株)製 AVANCE 400)にて、H−NMR測定を行った。
実施例1
(E)−ネロリドール(226.0mg,1.0mmol)とビス(アセチルアセトナト)ジオキソモリブデン(VI)(3.4mg,0.01mmol)をアセトニトリル1mLに混合し、無水酢酸(0.5mL,5.0mmol)を加えて、40℃で68時間反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−酢酸ファルネシル及び(2Z,6E)−酢酸ファルネシルの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率63.1%であった。
実施例2
(E)−ネロリドール(233.2mg,1.0mmol)とビス(アセチルアセトナト)ジオキソモリブデン(VI)(4.3mg,0.01mmol)を酢酸エチル1mLに混合し、無水酢酸(0.5mL,5.0mmol)を加えて、40℃で42時間反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−酢酸ファルネシル及び(2Z,6E)−酢酸ファルネシルの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率77.3%であった。
実施例3
(E)−ネロリドール(228.0mg,1.0mmol)とビス(アセチルアセトナト)ジオキソモリブデン(VI)(4.1mg,0.01mmol)をモノクロロベンゼン1mLに混合し、無水酢酸(0.5mL,5.0mmol)を加えて、40℃で19時間反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−酢酸ファルネシル及び(2Z,6E)−酢酸ファルネシルの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率66.5%であった。
実施例4
(E)−ネロリドール(224.2mg,1.0mmol)とビス(アセチルアセトナト)ジオキソモリブデン(VI)(3.8mg,0.01mmol)をメチルイソブチルケトン1mLに混合し、無水酢酸(0.5mL,5.0mmol)を加えて、40℃で19時間反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−酢酸ファルネシル及び(2Z,6E)−酢酸ファルネシルの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率60.4%であった。
実施例5
(E)−ネロリドール(228.0mg,1.0mmol)とビス(アセチルアセトナト)ジオキソモリブデン(VI)(4.2mg,0.01mmol)をクロロホルム1mLに混合し、無水酢酸(0.5mL,5.0mmol)を加えて、40℃で20時間反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−酢酸ファルネシル及び(2Z,6E)−酢酸ファルネシルの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率81.5%であった。得られた反応液をろ過し、減圧下溶媒を留去したのち得られた残渣に、炭酸カリウム(165.9mg,1.2mmol)とメタノール(2.0g)を加えて、0℃で2時間撹拌した。反応液を酸性化したのち、(2E,6E)−ファルネソール及び(2Z,6E)−ファルネソールの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率67.7%であった。
実施例6
(E)−ネロリドール(230.5mg,1.0mmol)とビス(アセチルアセトナト)ジオキソモリブデン(VI)(4.5mg,0.01mmol)をクロロホルム1mLに混合し、無水酢酸(0.5mL,5.0mmol)を加えて、20℃で72時間反応を行った。(2E,6E)−酢酸ファルネシル及び(2Z,6E)−酢酸ファルネシルの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率69.1%であった。
実施例7
(E)−ネロリドール(228.7mg,1.0mmol)とビス(アセチルアセトナト)ジオキソモリブデン(VI)(4.4mg,0.01mmol)をジクロロメタン1mLに混合し、無水酢酸(0.5mL,5.0mmol)を加えて、20℃で72時間反応を行った。(2E,6E)−酢酸ファルネシル及び(2Z,6E)−酢酸ファルネシルの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率78.0%であった。
実施例8
(E)−ネロリドール(224.4mg,1.0mmol)とビス(アセチルアセトナト)ジオキソモリブデン(VI)(3.7mg,0.01mmol)をクロロホルム1mLに混合し、無水酢酸(0.2mL,2.0mmol)を加えて、40℃で24時間反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−酢酸ファルネシル及び(2Z,6E)−酢酸ファルネシルの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率70.1%であった。
実施例9
(E)−ネロリドール(225.2mg,1.0mmol)とビス(アセチルアセトナト)ジオキソモリブデン(VI)(3.2mg,0.01mmol)をジクロロメタン1mLに混合し、無水酢酸(0.5mL,5.0mmol)を加えて、40℃で24時間反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−酢酸ファルネシル及び(2Z,6E)−酢酸ファルネシルの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率65.6%であった。
実施例10
(E)−ネロリドール(225.5mg,1.0mmol)とビス(アセチルアセトナト)ジオキソモリブデン(VI)(3.8mg,0.01mmol)をジクロロメタン1mLに混合し、無水酢酸(0.2mL,2.0mmol)を加えて、40℃で24時間反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−酢酸ファルネシル及び(2Z,6E)−酢酸ファルネシルの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率67.7%であった。
実施例11
(E)−ネロリドール(2.24g,10.0mmol)とビス(アセチルアセトナト)ジオキソモリブデン(VI)(16.0mg,0.05mmol)をクロロホルム10mLに混合し、無水酢酸(5.1mL,50.0mmol)を加えて、50℃で19時間反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−酢酸ファルネシル及び(2Z,6E)−酢酸ファルネシルの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率69.7%であった。
実施例12
(E)−ネロリドール(239.1mg,1.1mmol)とビス(アセチルアセトナト)ジオキソモリブデン(VI)(3.8mg,0.01mmol)をトルエン1mLに混合し、無水酢酸(0.5mL,5.0mmol)を加えて、40℃で65時間反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−酢酸ファルネシル及び(2Z,6E)−酢酸ファルネシルの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率57.6%であった。
実施例13
リナロール(154mg,1.0mmol)とビス(アセチルアセトナト)ジオキソモリブデン(VI)(3.3mg,0.01mmol)をクロロホルム1mLに混合し、無水酢酸(0.47mL,5.0mmol)を加えて、40℃で48時間反応を行った。室温まで冷却し、酢酸ゲラニル及び酢酸ネリルの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率68.4%であった。
実施例14
(E)−ネロリドール(1.00g,4.50mmol)とビス(アセチルアセトナト)ジオキソモリブデン(VI)(14.7mg,0.0450mmol)をクロロホルム4.5mLに混合し、無水酢酸(2.12mL,22.3mmol)を加えて、50℃で24時間反応を行った。反応液を室温まで冷却した後、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)を加えて反応を停止させ、ヘキサン(50mL×3)で抽出した。有機層を飽和食塩水(45mL)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン、次いで2%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して、(2E,6E)−酢酸ファルネシルと(2Z,6E)−酢酸ファルネシルの混合物(878mg,収率74%)を無色油状物質として得た。
(2E,6E)−酢酸ファルネシル
H−NMR(400MHz,CDCl):δ5.32−5.37(m,1H)5.06−5.14(m,2H),4.59(d,J=7.3Hz,2H),1.94−2.16(m,8H),2.05(s,3H),1.71(s,3H),1.67(s,3H),1.60(s,6H).
(2Z,6E)−酢酸ファルネシル
H−NMR(400MHz,CDCl):δ5.33−5.39(m,1H),5.06−5.14(m,2H),4.56(d,J=7.3Hz,2H),1.94−2.16(m,8H),2.05(s,3H),1.77(s,3H),1.68(s,3H),1.60(s,6H).
上記(実施例14)で合成した(2E,6E)−酢酸ファルネシルと(2Z,6E)−酢酸ファルネシルの混合物(500mg,1.89mmol)をメタノール(3g)に溶解し、炭酸カリウム(0.4g,2.9mmmol)を加えて、0℃で2時間攪拌した。反応液に50%塩化アンモニウム水溶液(7mL)を加えて、酢酸エチル(12mL×3)で抽出、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン、次いで10%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して、(2E,6E)−ファルネソール及び(2Z,6E)−ファルネソールの混合物(362.5mg,収率86%)を無色油状物質として得た。
(2E,6E)−ファルネソール
H−NMR(400MHz,CDCl):δ5.39−5.45(m,1H),5.05−5.15(m,2H),4.15(d,J=6.5Hz,2H),1.94−2.17(m,8H),1.68(s,6H),1.60(s,6H),1.25(s,1H).
(2Z,6E)−ファルネソール
H−NMR(400MHz,CDCl):δ5.42−5.47(m,1H),5.05−5.15(m,2H),4.11(d,J=6.5Hz,2H),1.94−2.17(m,8H),1.76(s,3H),1.68(s,3H),1.60(s,6H),1.27(s,1H).
実施例15
(E)−ネロリドール(1.00g,4.50mmol)とビス(アセチルアセトナト)ジオキソモリブデン(VI)(14.7mg,0.0450mmol)をクロロホルム4.5mLに混合し、ピバル酸無水物(4.55mL,22.3mmol)を加えて、50℃で48時間反応を行った。反応液を室温まで冷却した後、溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%酢酸エチル/ヘキサン)で精製して、(2E,6E)−ピバル酸ファルネシル及び(2Z,6E)−ピバル酸ファルネシルの混合物(740mg,収率54%)を無色油状物質として得た。
(2E,6E)−ピバル酸ファルネシル
H−NMR(400MHz,CDCl):δ5.29−5.37(m,1H),5.05−5.15(m,2H),4.57(d,J=7.1Hz,2H),1.92−2.17(m,8H),1.69−1.78(m,3H),1.67−1.69(m,3H),1.60(s,6H),1.27(s,9H).
(2Z,6E)−ピバル酸ファルネシル
H−NMR(400MHz,CDCl):δ5.29−5.37(m,1H),5.05−5.15(m,2H),4.53−4.56(m,2H),1.92−2.17(m,8H),1.69−1.78(m,3H),1.67−1.69(m,3H),1.60(s,6H),1.27(s,9H).
実施例16
(E)−ネロリドール(222mg,1.0mmol)、ビス(アセチルアセトナト)モリブデン(VI)=ジオキシド(3.3mg,0.01mmol)をトルエン1mLに混合し、無水酢酸(0.47mL,5.0mmol)を加えて、100℃で1時間反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率69.1%であった。
比較例
(E)−ネロリドール(222mg,1.0mmol)、酸化モリブデン(1.4mg,0.01mmol)をトルエン1mLに混合し、無水酢酸(0.47mL,5.0mmol)を加えて、20℃で72時間反応を行った。(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認したが、確認出来なかった。

Claims (5)

  1. 一般式(1):
    Figure 2017071557

    (式中、nは、0から4の整数を表わす。)で表わされるアリルアルコール類を、一般式(5):
    Figure 2017071557

    (式中、R及びRは、独立して、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基又はアリール基を表わす。)で表わされるビス(β−ジケトナト)ジオキソモリブデン錯体の存在下、一般式(2):
    Figure 2017071557

    (式中、Rは、炭素数1〜10のアルキル基又は炭素数1〜10のハロアルキル基を表わす。)で表わされるカルボン酸無水物と反応させることを特徴とする、一般式(3):
    Figure 2017071557

    (式中、R及びnは、前記と同じ意味を表わす。)で表わされるカルボン酸プレニル類の製造方法。
  2. 反応温度が0〜90℃であることを特徴とする、請求項1に記載の製造方法。
  3. 下記の工程:
    (工程1)一般式(1):
    Figure 2017071557

    (式中、nは、0から4の整数を表わす。)で表わされるアリルアルコール類を、一般式(5)
    Figure 2017071557

    (式中、R及びRは、独立して、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基又はアリール基を表わす。)で表わされるビス(β−ジケトナト)ジオキソモリブデン錯体の存在下、一般式(2):
    Figure 2017071557

    (式中、Rは、炭素数1〜10のアルキル基又は炭素数1〜10のハロアルキル基を表わす。)で表わされるカルボン酸無水物と反応させることを特徴とする、一般式(3):
    Figure 2017071557

    (式中、R及びnは、前記と同じ意味を表わす。)で表わされるカルボン酸プレニル類を得る工程;及び
    (工程2)一般式(3):
    Figure 2017071557

    (式中、R及びnは、前記と同じ意味を表わす。)で表わされるカルボン酸プレニル類を、加溶媒分解することを特徴とする、下記一般式(4):
    Figure 2017071557

    (式中、nは、前記と同じ意味を表わす。)で表わされるプレノール類を得る工程、
    を含むことを特徴とする、一般式(4)で表わされるプレノール類の製造方法。
  4. 工程1における反応温度が0〜90℃であることを特徴とする、請求項3記載の製造方法。
  5. 及びRがメチル基である、請求項1〜4いずれかに記載の製造方法。
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